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総合評価

903件)
3.6
157
319
256
86
22
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    風景描写や人物描写がとても良くて、話の流れもテンポが良く読みやすかったが、終わり方が少し自分には合わなかった。

    0
    投稿日: 2025.02.01
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    中国の空港に置き忘れた。 大体は御縁がなかったなあと忘れてしまうけど、上海空港のきもちのいい朝日のなかで(案外空が澄んでいてた)惜しい事をした、と思ったのでまた手に取る。 又吉さんのYouTubeをよく拝見してておもろい兄さんの小説が読みたかった。 主人公の男の子やっぱり又吉さんそっくりで、うっざい自意識を作品に昇華させてうっざい情熱を言葉でぶつけて美しかった〜

    0
    投稿日: 2025.01.31
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    芸人があの又吉が書ける作品だとは、恐らく作者を知らずに読んだ人はビックリするだろう。 神谷という最後まで自分を貫く芸人と、徳永という彼を崇拝する芸人。芸人の師弟関係の良さを垣間見ることが出来た。あと芸人は普段からこんな掛け合いばかりしてるのだろうかと、リアリティもあり素晴らしい作品でした。 星4なのはあと1つ大きな山か谷か、せめて神谷が救われる物語であってほしかった。

    0
    投稿日: 2025.01.24
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    芥川賞を受賞した後だったと思うが、単行本がぽつんと実家にあった。読んだような記憶がある。でも、この作品タイトルを想起すると、脳内には桐谷健太と菅田将暉の映像がかすかに浮かぶから、原作は読んでおらず、映画を見たのかもしれない。いずれにせよ心が動いたからそういう記憶が残っているのだろう。だが、原作を読んだのか、映画を見たのか。これは非常に重要で、覚えていないとは由々しき事態である。 だから、数年ぶりに手に取った。 その前に、東京百景を読んだ。すごく面白かった。著者の「肥大した自意識」という表現はすごく刺さった。おこがましいが、自分は著者に似ているのだと感じた。 そして、この作品を読んだ。面白かった。泣いた。東京百景を読んでから読むと、なおさらよかった。著者の人生観が大いに壮大に厳かに描かれた作品だと思った。 「ぶっ飛んだ」先輩芸人・神谷を恐れながら愛する主人公・徳永は、神谷の行動や言葉に感化されながらも、自分は神谷にはなれないと思う。常識が、自意識が、邪魔をする。それでも、徳永は次第に売れ始める。自分が好きだと思えるものを少し変えてでも、世間を読んで、商品として喜んでもらえる漫才を提供する術を得たからだ。でも、そのネタを見て神谷は笑わなかった。 しばらく神谷とは会わなくなり、相方からは解散を切り出された。ラストライブ。泣きながら「死ね!」と連呼する徳永は、やっと、漫才師になれたのだと思う。 このラストライブの場面は、それまでの落ち着いた、暗い世界観から一転し、颯爽と駆け抜けるようなスピード感で読まされる。この瞬間瞬間に、命を感じた。だから、涙が溢れたのだと思う。 文学のことはよくわからない。本が好きで、読んでいるだけだから、歴史や巨匠と呼ばれる人のことはよく知らない。 でも、あらためて、それでも本が好きだ!と言いたくなるような、作品だった。

    0
    投稿日: 2025.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分は芸人ではないし、登場人物との性格もかけ離れているから共感できるような部分は少なかったが、登場人物が大きな成功をする訳でもないから恐らく芸人のリアルに近いんだろうなと思った。ラストの神谷とのやり取りからも、突飛で奇抜な個性に憧れ、しびれる一方で、世間からズレては不快な人間になり得るのだという生々しさをひしひしと感じた。

    0
    投稿日: 2025.01.22
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    芥川賞受賞作品がどのような物なのか そして自分がテレビで見ていたあの人が書く文章はどのような物なのか、そんな好奇心で読み始めた 芥川賞がどういった賞なのか それを深く知る訳でも、調べるまでもなく 最後まで読み進めて感じたことは 「芥川賞も誰かが評価した作品にすぎない」 ということだった。 つまるところ芥川賞だからといって 「この本、最高だ!」とは直結しないということだ。 勝手な期待値を持っていたからではあるが 火花という作品は面白い本であることは間違いない 今回、芥川賞受賞後の本であったため 芥川龍之介に向けての文も書き加えられていた。 そこが最早「火花」という伏線回収だったように思う と、するとなるとこの作品は未完 まだ道の途中であるようにも解釈できる まるで作中の神谷伝記と同様だ そう思うと、やはり人が書く文章は面白い 良い作品と出会えた

    0
    投稿日: 2025.01.21
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    師弟関係と友情。 笑わせる側と笑う側の本質。 尊敬と嫉妬は同時に生まれる。 漫才師とは何をしていても漫才師。 人間は皆漫才師で気づいていないだけ。 芸人も格闘技も人生変えに来た。リスク 全員がいたからチャンピオンがいるし、極まる。 花火、世間、大企業の強さ、歓声と人間。

    0
    投稿日: 2025.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔読んだとき、あまり面白く感じられなくて本を閉じた。それから数年後、いままた読むと脳の中の喚起されるされる感情や思いが違うのか、「結構好きかも」って思った。 先輩の神谷に自分の理想を重ね、憧れの眼差しと、ときにイライラしながら挑むように見つめるその目が苦しくなる。 最後のコントではテンポよく交わされる言葉に涙腺が刺激され、神谷さんとの再会ではこっちまで混乱して、なんというか芸人としての道や芸人からいわゆる一般人としての道を歩くことを決めたそれぞれの未来を思った。

    0
    投稿日: 2025.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表現がすごくよかった。 最後の舞台に出ていくシーンの書き方が情景が浮かんで胸が熱くなった 最後の漫才も泣いた 私は何故か神谷さんをバッテリィズのエースさんを思い浮かべて読みました あとがき?スピーチの原稿も面白かった。 自分が思うことを表現し続けるか、社会に迎合するか これはどの芸術の世界にもあると思った

    0
    投稿日: 2025.01.08
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    芸人と思えないような文学的な表現にとても感銘した。芸人ならではの言葉の掛け合いも楽しかった。最後の漫才はとても感動的だった。ただ、なぜ最後神谷があのようなことをしたのか理解できなかった。

    3
    投稿日: 2025.01.08
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    登場人物みんな関わりたくない人種、やりとりがいちいち面白くなくて入り込めなかった。ワクワクする部分がなかった。 短くて助かった。

    0
    投稿日: 2025.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    M-1にあてられて読みました。 現代を切実に生きる芸人の生き様が美しくもあり、面白いということの恐ろしさの一端を感じられました。 文章が読みやすくて、徳永と神谷の日常的な掛け合いが面白くていいコンビになるのではの思ったけど徳永には心に決めた相方がいて、最後のネタ見せのシーンはとても素敵でした。あとはメールの最後に残すわかりそうでわからない単語も好きです。 この本を読み終わった今日この夜は東京で生きる芸人の方々に思いを馳せ、眠ることにします。 来年のM-1も今から楽しみです。

    0
    投稿日: 2025.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美しく格好良くて苦しい世界の話。 神谷は本当に天才なんだと思う。 世間に認知されない振り切った異端、不良。世間に迎合することもできるのにそれをしない度量、正当な漫才でウケた後それを破壊する信念、狂気に徳永は憧れていた。 後半になると自分のお笑いを追求する神谷と、神谷を尊敬しながらも世間への迎合を始める徳永の間で若干の対比構造が生まれる。テレビで流れたスパークスの漫才を神谷が笑わなかったことで、2人は衝突する。 終盤、神谷も徳永に笑ってもらうことで自分のお笑いを諦めずに済んでいたことを明かす。徳永に笑ってもらうためにとった手段は、世間に評価される芸人としての神谷の死に直結していて、咽び泣く2人のシーンがとても印象的だった。 そもそも、漫才師は他者からの評価を間近で受け止め続ける運命にある。自分で演じた漫才が客に受け入れなければ、その低評価は沈黙という拒絶によってリアルタイムに帰ってくる。これが絵描きや小説家との1番の違いだ。 つまり、漫才師が他者の評価を蔑ろにすることは、ほかのいわゆるアーティストよりも圧倒的に難しい。 神谷は赤ちゃんにシュールなお笑いを押し付けるほど、相手の反応を度外視にして「自分の面白いもの」を表現することを第一の信条にしていたけど、そもそも芸人を目指す人はもともと目立ちがり屋で、目の前の人を笑わせたい、面白いと思われたいとあう動機からお笑いを始める。だから、神谷のその信条も芸人を始めてから後天的に身についたもので、きっとまた徳永の知らないルーツが存在するんだろうな、と思う。 徳永との衝突や、また漫才をしていない1年間で、神谷の神性に揺らぎ、弱みのようなものが生じた結果、終盤の印象的なパートにつながるんだろうなと思った。 ただ、やっぱりこの物語はハッピーエンドで、最終パートでは神谷が未だ真っ直ぐな芸人であることを示して終わる。徳永が就職しようが、神谷がテレビに出れなくなろうが、ふたりは芸人であり、そこに終わりはないことがはっきり示されていたのが個人的にはすごくよかった。

    1
    投稿日: 2024.12.26
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    物語の中には 火花が咲き、散り、再び燃えて… 火花を散らすような人生を日々生きること その難しさと素晴らしさと生きづらさを詰めた作品に お笑いという要素が絡む事で息を抜きながら読むことができた。 実写はまだ観ていないが、どう映像化されているのか気になる描写がいくつかあるので、観てみようとおもう。

    0
    投稿日: 2024.12.16
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    師匠の神谷さんは「感覚に正直に面白いかどうかだけで判断したらええねん。」と言う。 それが意外と難しい。 面白さの物差しは、非凡さか?新しさか?技量か?それともバランスか? 創作に関わる人間は、1つの基準をもって測ろうとしてはいけない。他のものが一切見えなくなるから。 そして、依存しやすい共感という感覚からも卒業しなくてはならない。 つまり、面白いかどうかは完全に感覚である。 自分の感覚に人生を賭ける職業。 この世界で夢を追い続ける人々は本当にすごいと思った。

    5
    投稿日: 2024.12.12
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    芸人の世界ってこんなに厳しいのか…と思ったけれど、そういうことは抜きにして、ただ頭を空っぽにして感じるのが礼儀なのかも。 スパークスはスパークル(火花)とかけている?みんなに歓声をあげられる花火の陰で、小さくてもここで確かに光を放ってるという対比なのかなと思って読んでました。 最後の方、嫌な予感って何々〜?!とドキドキしながら読む手が止まりませんでした。そこからは、あぁ…あぁ…という感じで… 実は、神谷さんが徳永に依存していたのかもしれませんね。徳永は作中ですごく成長、自立したように感じました。 これから2人はどうなるのかな?と想像も働く終わりでした。面白かったです。

    3
    投稿日: 2024.12.07
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    audible3冊目。 又吉さん好きなのに、ずっと後回しにしていました。 芸人さんにしか書けない世界。 でも、誰しも感じたり、経験したりした感情があちこちにちりばめられています。 最後まで読んで初めて、魅力が確かなものになる作品である気がしました。 夢を終わらせるためのいろいろな恐怖、のくだりが印象に残っています。 具体的で切実で。 みんなが小さな恐怖をどこかで感じながら、向き合ったり、実現したり、逃げたりしつつ、なんだかんだ、どこかに根を下ろしていくんだろう。 主人公の最後のステージの場面が、とても素敵でした。 わたし自身も、周りのあらゆる方々に支えられて、わたしが形作られ、生かされてきたのだと感じました。 でもそれ以上に、最後の熱海の花火大会の描写がいちばん好きでした。

    0
    投稿日: 2024.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生きるために世間と折り合いをつけた徳永と、どんな時でも面白さを体現した存在であろうとした神谷。徳永にとって神谷は文字通り神のような存在で、しかし神谷の面白さは世間に受け入れられることはない。 この2人がやがで行き着くのがどこにあるのか途中からハラハラしながら読んだけど、神谷に待ってたのが人生の破滅でなくて、よかった。芸人としての再起が叶うかは分からなくても、「生きてる限り、バッドエンドはない」のだ。これからいつでも続きはやれる。

    0
    投稿日: 2024.12.02
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    漫才師はどんな時でも漫才師なんや 神谷さんの言葉。 人を笑わせるという素敵な職業の苦悩や表現。天才の苦悩などを細かな心情や描写で見れた。 面白かったかどうかはさておき、この本を読むことができて、素直に嬉しい。

    0
    投稿日: 2024.11.25
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    この短さでこの完成度 芸人さんなだけあって一々面白い 「自分らしく生きる」ことの大切さと自立する難しさを知れた気がする やりたいことをやるだけでは、世間では生きていけない

    1
    投稿日: 2024.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    笑い飯を軸にМ-1グランプリを描いていく、ノンフィクション「笑い神」と合わせて読むとおもしろいかも。

    1
    投稿日: 2024.11.20
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    みんな感想に書いてるけど、芸人だと思って舐めてた。芥川賞とって話題になってたのは知っていたけどなんとなく避けてた。 古本屋で安く手に入ったので読んでみたら面白い。1日で読んじゃった。まず文章表現がキレイ。情景描写も上手く情景が頭に浮かぶ。そして登場人物が魅力的。又吉作品、これから全部読みます

    1
    投稿日: 2024.11.18
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    又吉さんの作品ということで、芸人のお話ということで、どうしても具体的な誰かが頭をチラついてしまって登場人物を愛せなかったな

    0
    投稿日: 2024.11.17
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    文学的な言葉、表現が多く勉強になった。シーンを想像する際、どうしても徳永が又吉になってしまった。 大きいオチがない小説もよくあるんですね。逆にそういうの流行ってたりするんかな。 神谷さんのただただ自分の面白いと思うことを追求する生き方は好きやけど、結果売れないまま人生が終わる芸人も実際沢山居そう。

    1
    投稿日: 2024.11.11
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    人を笑わせることと、自分のやりたいことをやることが自然と両立しない時の葛藤。とにかく登場人物が不器用すぎてヤキモキしながらも、読み応えはあった。

    0
    投稿日: 2024.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公はやたら神谷さんを尊敬しているが、そんな神谷さんの良さがよくわからなかった。真樹さんも神谷さんの何が良くてお金をあげていたのか分からないが、最終的に神谷さんと別れて家庭を築いたのか?少年と歩いていることしか綴られていないので詳細は分からないが、借金地獄の神谷さんといるより良さそうだし、少しほっとした。 細かな描写が本好きの著者らしく上手く、読みやすかった。文章は悪くないのだが、内容が微妙。 主人公も日常のやることはこなしているようだが、どこかぼんやりしている。 話の落ちに、神谷さんのFカップ豊胸。 レビューでは気持ち悪いとの意見をよく見たが、実際読んでみたらこれまでの下ネタに比べたらまだ面白かった。真樹さんの家から荷物を持ち出す時に勃起しておいてくれたら笑えるから頼む、という下りと、勃起してるか下半身に目をやる神谷さんの描写など、自分が真樹さん的立場だったらそれこそしょうもない男だなと呆れるところだ。 豊胸の理由がテレビに出れば売れると思って、と本当に短絡的なところがある意味では神谷さんらしい良さだなと最後ながら感じられた。 女性の乳房がお笑いとして放送できた一昔前なら案外売れたかもしれない。 豊胸のくだりを含め、実写化されてどんな風になったのか映画が気になった。

    27
    投稿日: 2024.11.06
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    漫才師の物語 笑いとは何か。 自分の夢を 本気で追っかけた人には ぶっささる作品と思う 同じ関西弁やからか めちゃくちゃ読みやすかった 漫才師の人らって日常からこんなに 面白い会話してんの??笑 ラストシーンマジで感動。

    2
    投稿日: 2024.10.27
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    3.5点と言うイメージ。 書き出しの情景描写が、個人的にはあまりにも美しく、驚いた。 また著者の表現力、多彩な語彙、思わぬ心理描写など、純粋にレベルの高さに驚いた。 純文学というジャンルの中で、お笑いというジャンルの話を書くとどうしてもいびつというか、笑いにくい部分もあり、面白さを強く感じた訳ではなかったが、作品としての美しさは感じた。

    1
    投稿日: 2024.10.20
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    「自分は知っているからと言う理由だけで、その考え方を平凡なものとして否定するのってどうなんやろな」「平凡かどうかだけで判断すると、非凡アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで、反対に新しいものを端から否定すると、技術アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで両方をうまく混ぜてるものだけをよしとするとバランス大会になり下がってしまわへんか?」「一つだけの基準を持って何かを測ろうとすると眼がくらんでまうねん。」 まじで共感できる考え方を又吉の言葉で言い換えてくれるのがすごく腑に落ちるし、この人にしかできない書き方、伝え方をするのがとてもいい。 主人公の先輩が人間味あふれるし、主人公には精一杯先輩であろうとする姿が良い。なんかわからんけど自分は頭の中では完全にSKRYUがハマり役だと思ってた。

    0
    投稿日: 2024.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    漫才師になりたいと思った。細かく言うと漫才師みたいに一生懸命生きてる人になりたいと思った。最後の解散ライブと漫才に対して考え続ける主人公の徳永を見てそう思った。 ただの感想を羅列すると 天才ってすごいな 天才でも成功しないこともあるんやな ある人にとっての天才とか見本とか師匠とかってのはほんまそれぞれなんやな って感じかな。

    0
    投稿日: 2024.10.12
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    漫才に泣かされるとは。あと、神谷さんが強烈すぎる。 ずっと気になってたけど流行りものにはその場で手を出せない捻くれ者なので今さら又吉さんデビューしました。又吉さんは底抜けに優しくて繊細な人なんだろうなと思いました。読みやすいし面白いし一気に読めちゃった!又吉直樹ファンデビューしようと思います。他の作品もゆっくり追いかけていきます!

    1
    投稿日: 2024.10.07
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    ピースの又吉さんの作品で芸人の話。個人的には公園?で偶然主人公が真樹さんを見かけるところがグッときた。他にもいろいろとあるけど割愛。 あと最後神谷さんがとんでもないことになってよく分からない感じで終わるのがくだらないんだけど好き。又吉さんの手紙も読めて良かった。映画でもう一度観たい作品です。

    6
    投稿日: 2024.10.07
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    漫才師の話 又吉先生の実体験がかなり ベースになっているような気がした 神谷という破天荒な人に憧れを抱くような気持ちはわかる気がする 最後の 芥川先生への手紙という部分がかなり良かった

    1
    投稿日: 2024.10.06
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    ピース又吉さん芥川賞受賞作品。 細かい心理状況を繊細に書いてるとおもいきや、日常会話での神谷に対する徳永のツッコミがいかにも芸人さんという感じです。 でもストレートに純粋に頑張ってるのってカッコいいなと自分は思います。 個人的に1番面白かったのが、本編では無いけど、文庫版のみの巻末にある芥川賞受賞記念エッセイ『芥川龍之介への手紙』です。 担任の先生が又吉さんのいい所を言うシーンはめっちゃ笑いました。

    4
    投稿日: 2024.10.05
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    当時芥川賞を受賞して話題になったとき(大体、小6くらい)に友達に借りて読んだけど、ハマらなかった思い出がある。芸人ならではの作品だな〜くらいにしか思わなかった。 この前『劇場』を読んでみて、それがめちゃくちゃ面白かったから、久々に読み返そうと思って本棚の奥から取り出した。印象はあの頃と変わらなかった。微妙に感情移入しづらい。でもあのときよりは確実に二人を応援できていた気がする。

    9
    投稿日: 2024.09.19
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    売れない芸人の気持ちとか行動がとても深いところまで書かれてる感じがして、ひきこまれた ご本人が芸人だからこそのリアルさなのよねきっと、現場で働く人のエッセイって感じもあり興味深くて一気に読んでしまった にもかかわらず言葉選びががちがちの小説って感じでギャップがよかった、女の人とはどうなったのかなとか、最終的にどうなるのかなとわくわくしてただけに、ラストがなんとも「ん???」って感じだったの

    1
    投稿日: 2024.09.15
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    2024.9.12 読了 全く芸人ではないがなぜか共感を生み、応援すらしたくなる。そんな凸凹だらけの2人の物語。芸人である又吉直樹だからこそ書ける2人の会話だなあとつくづく思った。神谷と徳永の会話がずっと漫才のよう。漫才を愛して、漫才と共に生きている。おもしろくあることに取り憑かれたようにとことん追求する奇想天外な発想に、もはやバカバカしくなるほどのものもあるのだが、それ以上にカッコよさを感じる。どんなに実現の可能性の低い夢や希望でさえも追いかけ続ける。それが実現するかどうかはともかく、その追い続ける姿が、生き様が焼き付いたようだ。自分はこの徳永と神谷の存在を忘れないだろう。 巻末の著者のエッセイも見事でした。

    1
    投稿日: 2024.09.13
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    積読をようやく。 小劇場で演劇やっているのとお笑いやってるのすごい似てるからわかる!という中盤。 終盤の漫才私も泣きそうになった。 ただラストが……。なんだかすごいモヤっとしたんだけど、こういうモヤっとした作品が芥川賞取るよね、っていう感想を見て、何となく自分を納得させた。いや納得はしてないけども……。 別に二回目は小説じゃなくてもいいかなぁ、 『漫才は(中略)本物の阿呆と自分は真っ当であると信じている阿呆によってのみ実現出来るもんやねん』(p21)

    0
    投稿日: 2024.09.09
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    いつまでも同じところには居られない、同じものを同じ熱量で続けることは難しい、人との感激も移り変わる。たったそれだけのことに目を背けたくなる。 最後の漫才の掛け合いは泣いちゃったな、芥川賞も納得。芥川に向けたあとがきが個人的ハイライト

    0
    投稿日: 2024.09.09
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    自分にとって記憶に残るものと出逢えた感じがした 胸が苦しくなったり辛くなることがありましたが 読み続けて大人になれたか気がした 文を書くのは苦手だけど感想書きたくなりました

    1
    投稿日: 2024.09.05
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    主人公の徳永が、又吉さんの自身のことと少しかぶるところがあるのではないかと読みながら思いました。 登場人物の芸人同士の掛け合いは漫才のようで、クスッと笑えます。 出会いがあり、別れもあり、人生にもお笑いにも正解はないと思わされました。 また再読したいと思います。

    0
    投稿日: 2024.09.03
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    話を先に知ってたので、感動はあまりなかったけど 最後のシーンや、彼女との別れのシーンはリアルで映像が浮かぶようだった。 借金をしながら奢ってくれる先輩の話は又吉のエッセイにも書いてあったな〜と思いつつ。

    0
    投稿日: 2024.09.02
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    図書館をぶらぶらしていて、何となく目についたので、いよいよ読んでみるかーと手に取った。 読み始めは文章になじめなくてちょっと戸惑ったけれど、読み進めていくうちに、これも味かなと思えるようになって、 たまに「はっ」と笑いながら ところどころ、心がえぐられながら、 最後のほうの漫才のシーンでは目頭が熱くなりながら、 気づけば一気に読んでしまった。 冷静に見たら「いやいや、おいおい」となるんだけれど、言葉では表現しきれない、説明しきれない、それが「人間」なのかな。

    0
    投稿日: 2024.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気に読んでしまった。 一つのことに一生懸命に、側から見たら馬鹿に見られるかもというほど、愚直に向き合う2人。 その不器用で真っ直ぐな生き方に目が離せなかった。 神谷さんの哲学的とも言える一つ一つのセリフは噛み砕いて、理解しようとするのが楽しかった。 作者が芸人生活で感じたことなんだろうなと、作品のリアルさもあった。

    1
    投稿日: 2024.08.24
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    突然思い立って、読んでみました。 想像より短い作品だったけど、臨場感があって、主人公の徳永に憑依したような感覚で読み進めました。 憑依気分で読んでいるせいか、神谷の発言にはらはらしたり、感心したりしてしまっていた。 文学作品なのに、お笑いがテーマだからか、要所要所で笑ってしまった。 神谷みたいな先輩って欲しいような感じがするけど、自分が神谷みたいな先輩にはなりたくないなって(そもそもなれないけども)。 最後の芥川龍之介に宛てた手紙も個人的には好きでした。

    0
    投稿日: 2024.08.06
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    芸人ではありませんが、神谷と徳永の関係性にとても共感しました。心から信頼している人こそ完全無欠ではなく、むしろ人としてダメなところがあるからこそ、自分がその人といることでの存在価値を発揮できる関係性。 自分の笑いを常に客観視して人とも距離をとりつつも意外とタフなメンタルを持つ主人公。直感的に自分の笑いを正しいと信じて突き進むが、そんな自分を咎めつつ失敗を繰り返すどこかナイーブな師匠。二人の関係性を美しい文章で軽快に描いた流石の受賞作でした。

    0
    投稿日: 2024.08.05
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     夢を諦めるとはどういうことか、人間と人間の悲哀と希望の物語だった。熱海に咲いた花火は二人の人物の交友に着火させ、お笑いを通して人生の真実と野望を燃やしたが、それがフッと消える様を描いていたように思う。  なぜここでその先の心情を掘り下げることを止めるのか、と思うこともしばしばあった。しかしその文句は単に私の好みの世界の解き明かし方ではないことに端を発し、それ自体悪いことではなく、むしろその方法の方が本当なのかもしれない、とこの作品を読んでいて気付かされた。  ただの馬鹿騒ぎではなかった永遠とも思われた救いようのない過去。過去とは決して捨て去るべき類のものではないことを強調し、当時の未来への恐怖を掬いあげて締め括られるこの作品は、過去を忘れ抑制し美化しがちな私の性向に疑問を投げかけたという点で忘れられない(141頁)。  悲しいことがあっても、迷惑かけかけじゃれつきじゃれつき、それなりの顔をして生活を営んでいく今までに惰性的な自分というキャラをモノマネする必要があるのか(84頁)。傷つけられたならちゃんと傷つくのも良いかもしれない(113頁)。それが自分の性分だから。でもそれじゃモテないだろうな笑 以下、断章取義 何となく笑いたい気分になりたかったら蝿川柳(90頁) 「想像力というのは自分に対する圧倒的な暴力となる。」 なぜ真樹さんの人生は美しいのか。

    0
    投稿日: 2024.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『必要がないことを長い時間かけてやり続けることは怖いだろう?一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。臆病でも、勘違いでも、、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。それがわかっただけでもよかった。この長い月日をかけた無謀な挑戦によって、僕は人生を得たのだと思う。』 どの世界にも困難はあるが、楽しそうに見える芸人の世界もまた厳しいものだと、改めて思った。

    1
    投稿日: 2024.07.25
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    美しい小説だったと読み終えて感じました。 漫才師というひとたちのリアルな生き方が深く刺さりました。 難しい表現が多かったけど、読み進めるにつれ主人公と神谷さんの行く先が気になって一気に読みました。特に神谷さんは終始どこか危なっかしく気になっていました。 どんな環境でも自分らしく生きていたいと思いました。

    1
    投稿日: 2024.07.19
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    ずっと気になってたけどまだ又吉さんの作品を読めてなかったので、これで初読み。想像よりも芸人さんらしいセンスが感じられて細かいところも面白かったです。また芸人としての生き方と向き合う内容でとてもリアルに感じ、共感できました。又吉さんらしさが感じられて良かったです。

    9
    投稿日: 2024.07.16
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    感情の例えが、秀逸で素晴らしかったです。 夢を追うこと、世間の評価ではなく自分自身であること芸人とはなにかを知ることが出来ました。

    1
    投稿日: 2024.07.14
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    再読。お笑い芸人の生き方を覗き見る新鮮さがある。日常生活にも溢れる冗談、世の中からのキツい評価、師弟関係やライバル、芸人として芽を出す難しさなど、リアルに感じられる。直接相手に伝えるのが苦手で不器用な徳永の、コンビ解散時の最後の漫才がこれまた泣ける。

    0
    投稿日: 2024.07.06
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    映画を見る前に。こんな人間関係が素敵だと思った。必死にのめり込むうちに道を踏み外しちゃう人もいるけど、のめり込める事に出会えた人、それを実行できる人は中々いないんじゃないかな。芥川龍之介への手紙もとても好きだった。

    0
    投稿日: 2024.07.04
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    面白さにはいくつか種類があると思う。 日常に起こる面白さ。 狙いに行った面白さ。 何か笑いを誘おうと行った行動に予期せぬ事が起こった時の面白さ。 爆発的な面白さ。 僕はそんな事を日々考えながら生きている芸人でもなく、ただの一般人です。簡単に売れない。それだけで飯を食っていけない。厳しい世界である事に間違いはないですが、それ以外の仕事も厳しい世界であると思います。僕は芸人さんが大好きです。 芸人さんのようになれなくても、周りにいる人を笑顔にさせれるような人間でいれるように努力したいと思いました。 神谷さんは本当のあほんだらです。風呂から上がって乳房を揺らしてる情景を想像すると、1人で笑いが止まらなくなりました。 本当にこの人は天才で誰にも受け入れられない笑いを持っている人です。 本当に面白かったです。

    1
    投稿日: 2024.07.02
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    純文学とは思考の連続であると、途中までは思っていた。 物語を描くことと、日常を描くことはちがく、意味のないことを淡々と読ませ、言葉を吐き出すかの如く綴られた思考はとても純粋で、一人の人間に思えた。 最後まで僕のとても好きな作品の一つだ

    2
    投稿日: 2024.06.26
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    【要約】 自分の「面白い」を表現できない主人公・徳永と自分の「面白い」曲げない師匠・神谷の売れない芸人の日常を綴った本だった。 【感想】 又吉さんが芸人さんだからなのか表現がリアルで、まるで自分が当事者として存在しているような気分になった。面白いってなんだろう。自分なりの「面白い」に向き合う2人の芸人の姿に感動した。自分は本を読み慣れていないし、知識も乏しいのでまだこの「火花」という作品を本当の意味で理解できていないかもしれないが、心が揺さぶられる物語だった。

    0
    投稿日: 2024.06.22
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    ずっと気になっていたけど読めていなかった火花。 なんとなく、流行のものに近づきたくない節があって、芥川賞から年数経ってから読んだけど、そんなの関係なくさっさと読めば良かったよね。 太宰好きな又吉さんらしく、私小説ぽさのあるお話でした。経験してないと書けないやろっていうのがたくさん。 又吉さんのほかの作品も読んでみたいななんて おもち

    3
    投稿日: 2024.06.22
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    徳永と同じ視点で神谷を楽しめたから、ジェットコースター気分で一気に読み終えた。 グッとくる細かな描写が多くて最高。ラストの2人の感じやストーリー展開もわたし好みで、又吉さんって素敵な人なんだな〜とつくづく。

    0
    投稿日: 2024.06.20
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    一小説家の作品として読めば素晴らしい。 ただ、お笑い芸人のバックグラウンドを持つ彼であれば、もっとこの作品は研鑽されていたのではないかと惜しく思う瞬間も多かった。決して天才と呼び難い彼であるが、素晴らしい作家の資質は所々に垣間見える。

    0
    投稿日: 2024.06.19
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    なかなか売れない芸人の日常を鮮明に描いた作品。主人公の徳永と師匠である神谷の掛け合いに引き込まれた。   最後のスパークスの漫才が印象に残っているシーン。 神谷が自分の面白さを追求していく中で、葛藤や人間臭さが感じられた。

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    自分の土俵『お笑い芸人の人生』で物語 小説を読むのが苦手な自分ですが、 又吉ワールドに引き込まれました。こんなに小説って面白いんだと衝撃が走りました。 お笑いに人生を賭ける男たちの 何事もない日常生活の些細な感情、 出会いや別れでの心情 全てが頭のなかで情景が繊細に思い描けるほどの言葉の説得力を感じました。

    1
    投稿日: 2024.06.08
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    又吉さんのに対して好印象を持ってるのも相まって、おもろかった。解像度(笑)が高いし、こだわりの文句が伝わってきて、微笑ましく、嬉しかった

    1
    投稿日: 2024.06.07
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    正直やはり純文学の書き方に読みにくさも感じ、あまり芸人に興味が惹かれないのもあって入り込めなかった。

    4
    投稿日: 2024.06.06
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    芥川賞を取る気で執筆した訳ではない、ということが 文章の端々から伝わりとても気分が良い。 読みながらフフっと笑かされてしまった、文字の重さと軽快さのバランスが絶妙だ。 人生は本当にどうしようも無い、私もそれを可愛いと面白いと受け入れられる日が来るのだろうか。

    2
    投稿日: 2024.06.02
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    そう言えば読んだことなかったなと思って今更ながら読了。タイトルが秀逸! 芸人の作者だからこそ描ける、圧倒的な解像度の売れない芸人の姿にはゾクゾクさせられました。

    2
    投稿日: 2024.06.01
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    やっと読んだ。 芥川賞受賞時に読もうと思い、 文庫発売時に買おうと思い… 結局図書館で借りて今頃読んだ。 一生懸命な若手の話。火花の様に勢いがあって、でも呆気ない。思い通りにはいかないけれど人生いろいろあるけれど…そんな話。 きっと人生に正解も不正解もない。一生懸命何かに没頭することは結果はどうであれ大事。 そんなことを感じた。 ラスト ほんとバカ…と思わされたけどそれも人生なんだろうな。

    0
    投稿日: 2024.05.31
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    例えばエジソンが「文字が読めないデジタル時計」を発明していたら、偉人としてひとつの伝記も残らなかったように。どんな天才も世間を無視して自分の道を突き進むことは、人を喜ばせて対価を得る社会に暮らす以上、無謀だと感じた。

    0
    投稿日: 2024.05.27
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    短くて読みやすい 恐怖と希望のバランスが絶妙だった エジソンが発明したのは闇などのちょくちょく出てくる言葉が面白い 経済力のない男と付き合ってる女性について、「いつか真っ当に働き稼いでくれると将来性を買っているのだ」の表現がものすごく嫌いだった笑

    0
    投稿日: 2024.05.23
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    又吉さんの本が急に読みなくなって再読 独特の暗さがクセになる 読みながら又吉さんで読み進めてしまうんだけどそれがいいのか悪いのか考えちゃう でも、楽しく読むにはやっぱり又吉さんで読むのが面白い

    0
    投稿日: 2024.05.21
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    ぐぐっと引き込まれる時 とただ文字を淡々と追い掛ける時がある 不思議な作品‼️ 芥川賞受賞‼️ ほふーん、、、という感じ

    0
    投稿日: 2024.05.15
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    芸人が好きで興味を持って読んでみた。とてもリアルだなと感じた。文章がとても良く本当に自分が体験しているような気持ちで読み進められた。芸人の苦労や、夢を追い求めて得るもの、尊敬する人との関係、陽の目を浴びない人達の現実。自分の中でまだ咀嚼出来ていないが、学ぶことが多かった。

    1
    投稿日: 2024.05.13
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    むちゃくちゃかっこよくてアツいです。 芸人という職業を通しての核心をついたようなメッセージに釘付けでした。

    0
    投稿日: 2024.05.08
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    又吉さんの小説は好き。 作家さんとしての一文一文の表現と、 芸人さんとしての面白いワードチョイスがクセになる。非常にずるい。 又吉さんの本を読んだら、なんか心に染みるものがある。 この小説では、スパークスの解散する最後のライブと、神谷の最後に行き着くところが心に残ってます。 神谷の思想と現実がどんどん離れていってしまう危うさにヒヤヒヤした。主人公がそれでも神谷を崇拝してる。それが神谷を生かしてたのかな。 他のお笑いに関する小説もだけど、 笑わせることがどれほど難しく命懸けであることかがわかるし、そういう芸人さんの生き様にグッと来る。

    3
    投稿日: 2024.05.08
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    映画版を見た時は桐谷健太の神谷を面白いと思えず話に乗れなかった。映画だと短時間で直感的な面白さを追求してしまうので厳しかったが、小説の中の神谷は良かった。支離滅裂に思えた神谷の言動・行動はどんどん説得力を増していき、徳永に影響を与え変化させていく。 又吉なので当然ながら芸人の寂寥感や情熱、葛藤の解像度が高く、中でも貧困で破滅していく様を描くのがめちゃくちゃ上手いと思った。 全ての芸人と人間を讃えるメッセージ性も好感が持てた。

    1
    投稿日: 2024.04.30
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    芥川賞っぽいなんとも言えない内面の表現とかは好きなんだけど、関西弁に馴染みがないからなのか、漫才調の会話に不慣れだからか読むテンポが乱れてしまった。

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    累計発行部数326万部。第28回三島由紀夫賞候補作。2016年「朝の読書運動 高校生部門」1位。第153回芥川龍之介賞受賞作。 2016年NETFLIXにてドラマ化され、翌年NHKにて放送。2017年映画化された作品。 また海外でもアジア圏や欧米圏と幅広い国々で翻訳版が出版。 本作は、『中学生の頃から人が笑ってくれるのが楽しい』という純粋な思いから、芸人を目指して夢の中を生き、様々な葛藤の中、夢の舞台に幕を下ろしていく1人の芸人にスポットを当てた作品。フィクションとはあるが、又吉氏自身の実体験をモチーフにした内容も含まれていたように思うし、尊敬する芸人『神谷』にも、モデルになった先輩芸人がいることも打ち明けている。 途中途中の描写や展開も読んでいて面白く感じた他、「本当の地獄というのは、孤独の中ではなく、世間の中にこそある」のような、又吉氏の生の言葉なんじゃないかと思うような、そんなセリフも含まれてたりするのが印象的な作品でした。 ・ ・ ・ ・ ・ 売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。 神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。 笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。 芥川賞受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を収録。

    6
    投稿日: 2024.04.24
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    お笑い芸人さんが好きなので読んでみた。私には芥川賞の理由がわからなかった。人の日記をずっと読んでいるような感覚だった。

    1
    投稿日: 2024.04.20
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    個性とは、芸人とは、面白さ、人生とは…… いろんな哲学が見えた一冊。 芸人をやってきた著者にしか書けない生々しさを伴っていた。 ブームとなっていた受賞当時からだいぶ経ち、タイミングを逃した気持ちだったが、色褪せないいい作品だったと思う。

    1
    投稿日: 2024.04.17
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    神谷という人間を、彼の言動から捉えようとしたら難しい。正直1回読んだだけでは、理解が追いつかない。 物語の中で、徳永や真樹といった神谷を認めてくれる存在が、彼の弱さを際立たせる。自分らしく生きるの究極形ともいえるが、誰にも認められず生きることは、耐え難い。 また読み返すと思うし、おもしろいと思う。 ただ、神谷の持論がわんこそばのように次から次へと盛られていき、消化しきれずお腹だけがいっぱいになる。 逆に言うと、そのひとつひとつの言葉によって、自由を取り上げられ苦しんでいるのは、神谷自身なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2024.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    売れない漫才師・徳永からみた、芸人であるということと、その生き様。 『人と違うことをせなあかん』 そう繰り返す、4つ年上の先輩芸人・神谷さんを師として慕うようになってからの、芸人人生の苦悩や葛藤を描いた物語。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 印象に残った箇所をいくつか。 ○「喫茶店のマスターの厚意を無下にしたくないという気持ちは理解できる。だが、その想いを雨が降っていないのに傘を差すという行為に託すことが最善であると信じて疑わない純真さを、僕は憧憬と嫉妬と僅かな侮蔑が入り混じった感情で恐れながら愛するのである。」 ⇒見事な表現と描写。”僕”に映る神谷さんという人物は、これ以上でもこれ以下でもなく、純粋な人物なのだ。一度ついた汚れや皺は完全には取り除けないように、純真さは不可逆性を孕む。自分に対してある意味穢れの無い生き方を選択できる神谷さんに対して、もう戻れない道の先で、”僕”はこのような複雑な感情を抱くことになる。 ○「一見すると独特に見えても、それがどこかで流行っているのなら、それがいかに少数派で奇抜であったとしても、それは個性だと言えないのだ」 ○「たとえば一年を通してピエロの格好を全うするという人がいた場合、これは個性と言っていい」 ⇒神谷さんの、個性哲学。個性とは、目に見える能力だけではない。習慣も、個性となり得る、と。確かに。面白い。個性的であるには、盲目的でなければならないのかもしれない。いや、それだけではないか。 独自の習慣と思っていたことが、実は他の誰かが先に発明していたとしよう。それを知った時、模倣だと揶揄された時、その習慣を辞めてしまうことは、実に個性的ではない行動だと思う。”相対的な個”に成り下がってしまっている。 真の個性とは、”盲目であることを選択できる”ことではないだろうか。周囲の声を知っても、敢えて聞こえないふりをする、一貫した自己を持つ者が”絶対的な個”にふさわしい、などと。――――『人と違うことをせなあかん』 ○「神谷さんから僕が学んだことは、『自分らしく生きる』という、居酒屋の便所に貼ってあるような単純な言葉の、血の通った激情の実践編だった。」 ⇒上述した個性について考えると、神谷さんから学ぶ「自分らしく生きる」とは、実に含蓄に富んだ深い言葉であるように思う。実際、最後に”僕”が芸人を終える際、敢えて神谷さんには相談していない。模倣をやめ、周りの声を遮断している。 総括。数年後、また読みにくるだろうなぁ、と思わされる本だった。

    1
    投稿日: 2024.04.15
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    この本を読むと本当に面白い人ってもはや面白くないんじゃないかと思ってしまうような、面白いってなんぞやというような芸人の世界の厳しさや美しさ、時間の流れの速さが少し知れたような気がしました。 本当に人生って一瞬でその中でさらに一瞬しかない火花を芸人はもちろん僕たちも求めているような気がします。その火花は自分が求めているタイミングで咲かせることができる人もいるしそうじゃない人もいる。でも生きてる限りどこかで咲かせられると最後の文で伝えたかったのじゃないかと僕は読み取りました。

    2
    投稿日: 2024.04.08
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    お笑いをやったことのない人間が到底書けるフィクションではない。読み始めた時は、この作品が「文学」の賞を取っていることに疑問だったが、読んでいくとその理由がわかる。自分の文学に対する視野がまた広がったと感心させられる。 語り手の思考回路を見れる我々読者からすれば、語り手がなぜ漫才をやっているのか、お笑い、お笑い芸人が好きなのかが不思議なくらい、徳永は考え事が多い。 先輩の神谷さんは、そうそう見かけない異常な人間だ。けれど理解できる。むしろ人間らしい。我々が偶然身につけられた「常識」を偶然身につけられなかっただけ。そんな純粋な神谷さんが歳と共に狂ってしまっただけ。 真城さんの存在は、言葉にするのが難しいが、非常に良い隠し味のようなものだった。遠回しな例えをすると、「もしこの人が自分と同年代で未婚なら真っ先にナンパしていただろうな」と思えるくらい好みの40、50代の女性に対して感じる哀しさに近い。届かない場所にいるはずなのに、もしかしたら自分にも勝機があったかも、と言う世界線を妄想して哀しくなるのだ。

    3
    投稿日: 2024.04.05
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    泣けたシーン p141「おめでとう。ほんなら、急いで3人と双子とで住む家探さなあかんな」 p143「誰かには届いていたのだ。少なくとも誰かにとって僕たちは漫才師だったのだ」 p143ラストライブ 10年経つと二人の関係性がこんなにも変わってしまうなんて。お笑いを取り巻く多くの人生に笑いと感動があった。

    0
    投稿日: 2024.04.05
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    ああすごい泣いちゃったなあ、 私がまだ青いからかもしれないけど、常に自分の中で創造と破壊を繰り返して刹那的に笑いを求める神谷がすごい眩しくかっこ良く見えてしまった。 けどもしかしたら全然かっこよくなんかなかったのかもしれないと読後の今になって思う。 彼はあまりにも自分に純真すぎるが故に屈折しまくっていた。 その屈折光が伝播した先にいたのが徳永。 徳永は独自の想像力で静かながらもどこか常に怯えて竦んでいるように感じられた。 だから恐れを知らない神谷との組み合わせは正直しっくり来ないというか、正解ではなかったように感じる。 互いに抱いていた思いは尊敬や畏怖だけではなくてきっと羨望、憎しみ、嫉妬、愛情と一口に言えるものではなかったんだろう。 けど不器用な2人の絶妙なそのアンバランスさはとても居心地が良かった。 数多の出会いや別れによって付いた傷だらけの、 その荒削りな人生が愛おしい。 お金や仕事、家族や恋人、社会的地位、それらによって形成される生活その全てを投げ打ってでも自分の信じた道を突き進むことは幸せなのか。 自分の手で夢を終わらすのは諦めなのか妥協なのか。 そもそも諦めるってなんだ、夢ってなんだ、なんのために生きてるんだと彼らがこちらに問いを投げかけてくるようで、終盤何度もページを捲るのをためらってしまった。 歪に生き続ける彼らを見て、結局そんな問いを思い浮かべたところで一生正解になんて出会えないんだろうなと思うとどこか寂しくもあり安心もした。 あほんだら、こんなん見せられたら生きるしかないじゃん。 「エジソンが発明したのは闇」 「エジソンを発明したのはくらい地下室」 という彼らのメールのやり取りがなんだかすごいお気に入り。 走り続けた先に光があるのかは分からないけど、走ったことで生じる風を心地良いと感じた人は少なからずいるし、私はこの本を読んで心にぼうっと希望みたいな、光みたいな何かが生まれた。 光があれば影があるけど今ならそのどちらも愛せる気がする。 筆者が漫才師だからか文章に血が通っているように感じられて良かった。 滲み出る又吉さんなりの漫才や人生に対する哲学に少し触れられた気がして嬉しい。 2010のM-1でのピースのネタ、ほんとに好きなんだよな。

    20
    投稿日: 2024.04.02
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    2024.03.29 読了。 有隣堂のYouTubeで又吉さんを拝見して興味を持ったので読むことにした。わたしは、テレビでお笑いを見ても笑いがわからないことが多いのでほとんど見たことがないし、実生活でもボケつぶしと言われたことが何度もあるくらい笑いのセンスがないつまらない人間なので、なんとなく接点を持っては申し訳ない気がしていたけど、この作品から感じたお笑い業界というのは悲哀に満ちたものだった。終盤に差し掛かった頃から微妙におかしみと物寂しさがミックスされた空気が醸され、なるほど芥川賞。

    1
    投稿日: 2024.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんなにもストイックに向き合わなければ、自分の思い描く芸は評価されないものなのか。 日の当たる場所に行けるのは、器用で可愛げのある者だけなのか。 最後の漫才シーンは残酷で、圧倒的。 はなからハッピーエンドになるとは思っていなかったが、神谷さんの変容は哀しい。それでも、生きている限りバッドエンドは無いと言い切るラストは嬉しかった。 「僕達の永遠とも思えるほどの救い様のない日々は決して、ただの馬鹿騒ぎなんかではなかったと断言できる。僕達はきちんと恐怖を感じていた。親が年を重ねることを、恋人が年を重ねることを、全てがまにあわなくなることを、心底恐れていた。自らの意思で夢を終わらせることを、本気で恐れていた。…‥略…… いつか自分の本当の出番が来ると誰もが信じてきた。」 「神谷さんの頭上には泰然と三日月がある。その美しさは平凡な奇跡だ。ただ神谷さんはここにいる。存在している。心臓は動いていて、呼吸をしていて、ここにいる。神谷さんはやかましいほどに全身全霊で生きている。生きている限り、バッドエンドはない。僕達はまだ途中だ。これから続きをやるのだ。」

    5
    投稿日: 2024.03.29
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    又吉先生やっと読めたけど 申し訳ない…いまいちハマれなかった… だけど徳永のキャラクターが凄く私の中の又吉のイメージと被って漠然と、 あ〜これが又吉の気持ちなのかな〜って重ね合わせて読むのが楽しかったです

    1
    投稿日: 2024.03.28
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    今私たちが知らない芸人さんの中でもこうして苦しみながらも誰かと頑張っているんだろうなあってなった 大阪の500円で見ませんか?!って必死に売り込んでる芸人さんのライブ行ってみようかな

    1
    投稿日: 2024.03.24
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    2024/03/22読破  一言 芸人の苦悩、嫉妬、生き様 感想 最後のエッセイの中の引用された2つの言葉がとても印象的でしたので、下記に記します。  本編は又吉さんの知り合いか、空想か分かりませんが芸人の生き様を見ました。他人の才能に嫉妬する自分と、どうでもいいことに気をかける自分。やりたい理想はあるけど、理想を現実にできない自分を才能ある芸人との会話の中でいろんな感情が渦巻いているのを読み取りました。 下記は印象に残った点 p174 侏儒の言葉 道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである。 →道徳は多くの人が事故をおこなさいために必要なルール。あらゆる価値基準は疑ってよい p175 侏儒の言葉 芸術の鑑賞は芸術家自身と鑑賞家との協力である。云わば鑑賞化は、1つの作品を課題に彼自身の創作を試みるのに過ぎない。 →作品に向き合って理解する。理解して解釈をする。想像力を駆使して作品に向きあう。正解はない。

    11
    投稿日: 2024.03.22
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    あっという間に読み終わった。 2人の掛け合いが面白く、電車で思わず笑ってしまった。 長すぎず、作者の職業柄もあるのか退屈のない文章運びで読みやすかった。

    2
    投稿日: 2024.03.17
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    「気づいているかいないかだけで人間はみんな漫才師である」たしかに相手が笑ってくれて嫌な気する人おらんかも...!

    0
    投稿日: 2024.03.15
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    おもしろかった、、、のかな? 文体はやや説明がちで個人的には読みにくい寄り。キャラに又吉さんが喋らせてる感は否めなかったなー。 なにがおもしろかったのかと考えると、いまいちパッと出てこない。が、神谷さんを通じて変わっていく徳永、を通じて、なんだか少し楽に生きていけるようなそんな印象を受けた。ので、やはり自分はどこか現実を見てしまう人間で、馬鹿な夢を追う人にどこか憧れを感じているのだなとも。

    0
    投稿日: 2024.03.13
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    とても苦しくなりました。 厳しい世界。 自分の思いとこだわり、でもどんなに頑張ってもそれが世間に受け入れられるかどうかはわからなくて‥。 自分でこういう選択をしたり悩むことはもうないだろうけど、自分の息子がいわゆる普通の道とは違う選択をした時に、親としてどう受け止めればいいんだろうと苦しくなりました。

    0
    投稿日: 2024.03.10
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    情景や感情の表現が独特で興味深かった。結構現実を突きつけるようなシーンが多いが、独特の文才によって美しさを感じた。 芸人としての苦悩、やりたいことをやった後に残る虚しさもあり、だからといって信念を持って生きねば人生は楽しくないだろうということが強く残った。

    0
    投稿日: 2024.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神谷さんが人間的に好きになれない。 それを師匠と呼ぶ主人公にも好感が持てなかった。 私には合わなかった。

    1
    投稿日: 2024.02.29
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    誰かの心を動かすこと、笑わせることはとても難しい。もがく苦しみや辛さを体感した事がある人なら、この作品に大きく感動させられるかもしれません。 ・ 特にこの作品は、クリエイティブな仕事をしている人ほど評価が高いとよくテレビで放送されていました。 ・ 自分は読んでいて、面白いのにどんどん怖い気持ちも湧いてきました。 ・ ゴールの夢までのマップがなく、闇の中をもがいて進む事は、よほどの精神が無いと貫ききれないのだろうと実感しました。 人はその闇の中でどこまでもがき苦しみゴールを目指す事ができるのか、そういう人間の限界を測っているような感覚も感じました。 ・ 芥川賞受賞作なので、暗めな雰囲気が強く苦手な方は苦手かもしれませんが、ぜひ一度読んでほしいと思う作品です!

    1
    投稿日: 2024.02.29
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    好きだけを追っていて、いつの間にかそれだけでは生きていけなくなっていく。周りの目や環境を気にしながら、時代を気にしながら生きていく。少しずつ窮屈になって。いつか先を追い求めていた時が恋しくなって。それを全て分かった上でする好きはもう、あの頃とは全く別物。神谷が歳をとってから振り返ると急に馬鹿げて見えて。ダサくてしょうもなくて、見ていられなくて。だけどそんながむしゃらが何故かむさ苦しくて、キラキラと輝いてる、そんな、そんな、ノスタルジックで儚くて、かっこいい話。苦しくて。ずっと、今が続かない。その現実を見せてくる。ただ、今を全力ですることの尊さを教えてくれる。 又吉大先生って、文才やな

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    投稿日: 2024.02.27
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    生き方には、理想と現実、金と労働、人との愛情について繊細で身近な表現にまとまっていた。 神谷と徳永の人生は、誰しも当てはまる事が多いと感じた。

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    投稿日: 2024.02.24
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    こちらもaudibleにて。 聞き放題なので、むさぼり聞いておる。 全く初見にて、あっ関西弁の漫才の話なのか。 非常に描写が細かい。情景が目に浮かぶ。 変人、私の人生で絶対に関わらないであろう人が出てくる。業界の人など全く関わる事がない。 面白さの追求、自由、直感のままに進む、人生全力、こんな言葉が出てくる。 なんだろう、わからないのに、徳永さんの潔さというか、人生こんなにも人と関われるものなのか、利害とか損得なし、忖度もなし、漫才の追求。 すごい。圧倒される。堤真一のナレーションもうますぎるが、でも文章もすごい。 最後のシーン。うるっときて、どんなふうに終わるのかと期待して、どないやねん、と終わる。 徳永さんの人生は続く。 内容というより描写の細かさ。声で聞いているからかもしれないが、非常に情景が浮かぶ作品。書き込まれている作品という評価として。

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    投稿日: 2024.02.17
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    神谷さんの観察日記。神谷さんは徳永に対してはすごく優しく、いろいろ残念なところもあるけど、憎めないキャラクターで嫌いにはなれない。ドラマチックな展開がないせいで、神谷さんの将来のことを思うと本当にすごくつらい。本当に心にくる。 この本を読むと、芸人にしか分からない相方との微妙な遠そうだけど遠すぎない距離感を感じられる。

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    投稿日: 2024.02.15