
総合評価
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powered by ブクログ著者を存じ上げてなかったが、著者の妻夏目雅子さんの名前は聞いたことがあった。検索してみると、大層美人な方でびっくりした。失礼だが、著者は決して顔が良いとは言えないと思うので、夏目さんは著者の外見ではなく中身を愛したんだろう(勝手な憶測)。 そんな著者のエッセイ。 言っていることは古き時代のオヤジが言いそうなことだった。「KYは空気が読めない…なぜ女子どもと同じ空気を吸わなければいかんのだ」とかあまり読んでいて面白くないことも書かれているが、まあそういう人だからしょうがないよね。 夏目さんについて書かれた文章は良かった。淡々と出会いから別れまでを書かれていたが、何か自分にもっとできることはなかったのかと静かに悔やんでいる様子が伝わってきた。 若いうちに弟さんとも死別しているようで、うまく言い表せないが、独自の死生観を持っているように思う。
2投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ伊集院静は、「大人」の流儀を教えてくれる。 いまどき、こんな親切に大人の流儀を教えてくれる人はいない。 それも押し付けがましくない。 自慢話もしない。 佇まいに男の色気がある。 飲み屋のママさんが放っておくはずがない。 こんな人と飲みに行きたいと思う。 だが、ママやチーママは、伊集院さんにゾッコンであることは覚悟しなくてはならない。 それでも良い。 この人の立ち居振る舞いを見てみたいと思った。 本書を読んで、今度は一人で伊集院流「大人の流儀」を実践して見るのだ。 プチ「伊集院」でも良いではないか。 プチ「伊集院」が一人でも増えれば、飲み屋は居心地の良い空間になることだろう。
5投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログ名前を聞いたことがあったから手にとってみたけど、正直なところ、昔ながらの頑固なおっさんのエッセイだなーくらいの感想しかなかった
4投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログタイトルにひかれて手に取りましたが、著者が「昭和のワルイおやじ」ですから、内容は推して知るべしというところでしょうか。 個人的には昭和感漂うオジサマのお小言は嫌いではありませんが、令和の昨今のご時世には合わない部分も多々ありそうです。 といっても、「不適切だ」と批判されたとしても著者は歯牙にもかけないでしょうが… そういった事情も含めて眺めている分には、エッセイとして面白い部分もありますし、こういった考え方の人もいるのだ、とその存在を認めることも今流行りの「多様性」ではないかと思います。
9投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ書名と筆者については時折見聞きすることがあって、今回Kindleの半額ポイントバックセールに託けて一冊買ってみた。かっこいい大人として有名な人のエッセイ集とのことだが、数編読んだ限り、自己中の昭和おやじという感じ。自慢話に少々辟易したが、夏目雅子さんとの思い出話だけはしんみりした。元々その話を読みたくて買った意味もあり。
1投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ苦難に立ち向かわなければならないとき。人に優しくありたいと思ったとき。どうしようもない力に押し潰されたとき。自分のふがいなさが嫌になったとき。大切な人を失ってしまったとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。 ... …… 伊集院静さん。昔から読んでみたいと思っていた作家さんです。この本はエッセイなのですが、なんとも破天荒で正直で素朴な人柄なんだなと。 自分の考えをしっかり持っていて、へつらうことなく、忖度されない。 こんなふうにハッキリと意思を伝えるエッセイって、私は初めて読んだ。なんとも、小気味いいではないか。笑 最後の章で、奥様だった夏目雅子さんの亡くなるまでのお話があったけど、やはり辛いですね。 あのキラキラした方が、最期そんな風に闘病されていたんだなと思うと、切なくなりました。 素敵な女優さんで、好きでしたね。
22投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の夏目さんとの別れの話がぐっときた 長く生きてきた方だからこそのエッセイってかんじ、そして価値観に時代を感じる こんなに長く生きてるのに女子供の空気を読んでたまるかってところもそうだよなあって 銀座の鮨屋も小料理屋も行きたくなった 食べログの評価になんて縛られないで、良いお店を見つけたい
1投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ以前から読みたいと思っていて、 ようやく読みはじめた「大人の流儀」シリーズ。共感するかしないかは別として、 伊集院さんが吐き捨てるようにおっしゃってる(書いてる)台詞が、いちいち面白くて、そしていちいち格好いい! 若い女の子に"KY"という言い方があることに対して- 「馬鹿言ってるな。なぜいい年して、女子供の吸ってる空気を読まにゃならんのだ」 後輩の墓参りに行きたかったのだが、かなわず、いつも胸の隅でくすぶっていたことに対して- 後輩の墓参りのひとつができなくて何が大人の男だ。たいした仕事をしているわけでもないのに・・・ 出かける前に自分の服装を鏡で見て、大丈夫じゃないかもと不安なら?- 出かけなきゃいい。家でやんなきゃなんないことが一杯あるでしょう。 などなど。 ホントに面白い! これからシリーズ制覇したいと思います。
5投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログ受験生時代から大好きな伊集院先生の言葉全部沁みる、、 今は言葉をそのまま受け取ることしかできない箇所も少なくないのが現状だけど、その場その場で該当部に出会った時、思い出して、成長していく糧になりそう やっぱり今の大人は結構無茶してたし根性論みたいなのがオーソドックスではあったんだろうし、私含め今の若者は弱いとかすぐやめるとか、言われてもしゃーないなって思った。選択肢が増えた分いろんなことできるようになって、取捨選択していく力は必然的に必要だしないと生きていけないのは目に見えてて。でも深めるって観点からみたら今の若者は苦手なのかもしれない。 広く、深く、社会経験って入り組んでて、今いる世界が全てじゃないって思うと今の理不尽さも周りへの不信感もまーいっかって思えるから楽になりますよね〜^ ^
2投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ2011年作品。著者は私より9歳上です。ギャンブル・酒・喧嘩・多分女性関係。まさしく思うがままに生きた方と言う印象です。全く真逆な生き方をして来た私にとっては羨ましく思ってしまいます。著者は自分の尺度でダメなことはダメだと妥協をしません。今の時勢には逆行している感じです。でも、混沌とした今、そんな大人がいても良いのかなあと思ってしまいます。この著作の中で、やはり気になったのは前妻の夏目雅子さんの存在です。儚くて悲しい。
21投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログ本作の初出は、『週刊現代』(2009~2011年)。 著者、伊集院静さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 伊集院 静(いじゅういん しずか、1950年〈昭和25年〉2月9日 - 2023年(令和5年)11月24日)は、日本の作家、作詞家。 伊集院静は作家としてのペンネームである。作詞家としての筆名は伊達 歩(だて あゆみ)。 本名(戸籍名・日本名)は、西山 忠来(にしやま ただき)。男性。 ---引用終了 先頃、73歳にて、亡くなられました。 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 苦難に立ち向かわなければならないとき。人に優しくありたいと思ったとき。どうしようもない力に押し潰されたとき。自分のふがいなさが嫌になったとき。大切な人を失ってしまったとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。二十歳で弟、三十五歳で妻・夏目雅子との死別を体験してきた作家が語る、強くやさしく生きる方法――。シリーズ累計140万部の大ベストセラー第一弾! ---引用終了 本作に登場する人物で気になった方は、 ・伊集院静(1950~2023)---著者。 ・色川武大(1929~1989)---一緒に競輪場に行った。 ・帚木蓬生(1947~)---ギャンブル依存の著作あり。 ・岡潤一郎(1968~1993)---元騎手。落馬事故で亡くなる。 ・武豊(1969~)---騎手。 ・夏目雅子(1957~1985)---元妻。
31投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログ古くより日本を支えてきた男の持論、という感じ。反論しても、「だから、どうした。」って言われそう。 令和の時代にはそぐわないけど、こんな親父がいっぱいいたのかな〜と妄想する。
0投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ考え方に違いはあるものの、亡くなった父親を思い出しました。 その考え方じゃ、今の時代生きていけないよ、と心の中で思いながら聞いたり。何言うてんねん、と反論したり。 そんな昭和親父のお小言を貰った経験のない今時の人には、ぜひ読んでもらいたい。
0投稿日: 2023.08.28
powered by ブクログ前時代的で共感できないところもあったけど、本質的なことは時代は関係なくて変わらないから今も支持されているんだろうな
0投稿日: 2023.06.13
powered by ブクログ久しぶりにストレスのかかる読書をした。もちろんいい意味で。自分の価値観から大きく逸脱していない本を読むときはとても気持ちが良いし、スラスラ読めるものだが、得られるものがゼロということも少なくない。 その点、本書は自分との価値観の違いを「何故だろう?」と考えながら読み、新たな見識を与えてくれました。時々これはと思うフレーズもあり、魅力的な文章です。岡本太郎氏の『自分の中に毒を持て』を読んだ時の気持ちと似ている気がします。
8投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログまず思ったのが、伊集院さんは寿司屋が大好きって事。もうそれしか入って来ない。 とりあえずオキニの寿司屋を見つける事。タイヤ会社の星の数で味を語る糞にはなるなと。 誰がどう言おうが自分が好きだと思う寿司屋を見つけろと。伊集院さんは決して味覚に自信が有るとは言わない、寧ろ寿司の味は分からんと、寿司屋の味は人だと。 それについては同意する。私も味より人。寿司屋、居酒屋、焼肉屋、どんな店でも人で決めてしまう。 あ、と言うは私には既に大人の流儀が備わっているって事?またもや大勝利。皆さん応援ありがとうございます。 って、これ何の話やねん。 と言いつつ、最後の亡き前妻の夏目雅子さんの件にはジーンと来た。 50前にして読むからいいんだろうと。 歳を取るっていいよなあ。
1投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログ題名は「大人の流儀」より「俺の流儀」の方がぴったりくる感じ。途中、もう読むのをやめようかな…と思ったが、最後まで読んでよかった。亡くなった夏目雅子さんとの最期に過ごした時のことが、儚くて慈愛に満ちていて切なく、胸をうった。夏目雅子さんの純粋無垢で天真爛漫な人柄が伝わってきた。外見も内面も掛け値なしに美しい。
1投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ◇人間の能力は磨く以前に打つことが大切だ。 ◇家から煙草屋までのひとときでさえ、人は何かに巡り逢うものである。それが私達の生、社会なのだ。 ◇あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終りがあるのよ。
0投稿日: 2022.07.23
powered by ブクログ10年以上前に書かれたということで、現在若者と呼ばれる年代を生きる者からすると、時代にそぐわないと感じるところもありました。 ですが、その中にも普遍的な共感できる言葉があり、興味深かったです。 話し言葉のようでありながら、誤解を生まないよう丁寧に書かれている印象を受けました。 何年後かにまた読みたいです。
0投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログ気難しい親戚のおっちゃんの小話を聞いている感じやけど自分がおっさんになったからなのか親近感も湧くしなんか絶妙な空気感が面白くて飽きずに読めるエッセイ集 心に響く話や名言もあって読後感も良好で本を読んだなぁ〜って気分になれる。 心の響く金言 ★★★★★ 近所のおっちゃんに叱られてる感 ★★★★★ 本物の大人感 ★★★★★
15投稿日: 2022.04.23
powered by ブクログ大人の流儀として、語られる言説のそれぞれには、昭和の男の価値観が伺えて、時代と社会の変遷を感じる。全てを大人の流儀として、頷き讃美することはできないが、中には人生を重ねたからこそ発せられる言葉がある。 KYという言葉、最近は聞かないが、若者の狭量な範囲の中での言葉として切り捨てていたり、 『それが世間のすれ違いであり、他人の事情だということを私は後になって学んだ。人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている』などの言葉に、人生の深みを、人間の共通性を感じる。 愛するひとの別れについては、大きな喪失とその哀しみを受け入れていく姿が静謐に語られる。 人生は続いて行くということか。
11投稿日: 2022.04.17
powered by ブクログ大人の流儀というタイトルをどこかで聞いたことがあり、興味が湧いて読むことにした。 当たり前だが、大人=伊集院静であり、伊集院静の流儀の話が四季で語られている。 一人の大人としての考え方が知れるし、大人という言葉に負けそうな人には読んでみて欲しいなと思う内容である。 私のまわりにはおじ様年代の上司がおり、その方々の武勇伝等々を聞く機会が結構あるため、おお同じこと言ってるわ、と思いながら、言い方は悪いがひねくれた大人ってのは、大体同じような考え方をするんだなと面白かった。
1投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログ伊集院氏の考えが如実に読み取れる本。 共感できたりできなかったりするが、 何度か読み返して理解を深めたいと感じた。 特に最後の「愛する人との別れ〜妻・夏目雅子と暮らした日々」というエッセイは響くものがあった。
3投稿日: 2021.11.14
powered by ブクログ1.著者;伊集院氏は、小説家兼、作詞家です。電通のCMディレクターになり、松任谷由実や松田聖子のツアー演出を手掛けました。その後作家デビューし、「乳房」で吉川英治文学新人賞、「受け月」で直木賞、「機関車先生」で柴田錬三郎賞、「ごろごろ」で吉川英治文学賞を受賞。また、伊達歩の名で作詞家として活躍。「愚か者」で日本レコード大賞を受賞。マルチな才能を発揮しています。 2.本書;「大人の流儀(全11巻)」の第一弾です。「春(10項目)」「夏(10項目)」「秋(9項目)」「冬(9項目)」そして、補項(愛する人との別れ)の5つの章で構成されています。シリーズ合計で、170万部超のヒット作になったそうです。 3.個別感想(気に留めた記述を3点に絞り込み、私の感想と共に記述); (1)『春』の章より、「大人が人を叱る時の心得;この頃は、様々な理由で職場の中で怒る人が少なくなっている。それは断じて違う。怒りなさい、叱りなさい、どやしつけなさい。・・・どやしつけてくれた経営者が、親方が、先輩が、いかに正しい事をしてくれたかは後年になってわかるものだ。・・・叱られた時は誰も辛いからである。辛いものは心身にこたえるし、よく効くのだ」 ●感想⇒私は、会社に入った頃、上司に度々反論しました。その際、ひどく叱られたものです。私は、経験よりも理論や理屈を優先し、素直に従わなかったのです。しかし、中堅社員になった頃に、叱ってくれた上司の言わんとした真意(経験が知識を凌駕することがある)を理解できるようになり、経験を積む事の大切さを痛感しました。今でも褒められた事よりも叱られた事をよく覚えています。仕事以外にも、“人に対する感謝の気持ち” や “読書の意義”など、貴重な言葉の贈物を頂き、忘れる事はありません。また、人を叱るには一定のルールがあるとも言われました。「人前では叱らない(プライドへの配慮)、人格を傷つけない叱り方、等」です。この事も大変有益な教えでした。某書に「愛情があれば相手の為を思って厳しく叱る」と書いてありました。叱り方への気配りは言わずもがな。 (2)『秋』の章より、「企業の真の財産は社員である;(企業に)人間を作り上げるものがなければ、ただの利益集団でしかない。・・・企業の真の価値は社員である。人間である。誰だって仕事の覚えたては失敗の繰り返しだ。中堅になってもなお失敗はある。苦節、苦悩も日々生じる。しかし、失敗、苦節が人間の力をつけていく。そうして力をつけた企業は底力を持っている」 ●感想⇒企業は、“Going Concern”として、永続的に存続し、社会的責任(社員・株主・地域社会への貢献等)を果たさなければなりません。「企業は人なり」と言います。私は、利益追求を優先し、人への思いは二の次に考える企業を評価しません。そういう企業は、経営者を見れば分かります。他人に持論を言う際に、自分の言葉でなくて原稿に頼る幹部は、自社のあるべき姿を考えていない証左です。私は、こんな幹部のいる会社に就職したいと思いません。 (3)『冬』の章より、「大人の仲間入りをする君たちへ;新成人の諸君に少し言っておく。八つの言葉の、③自分だけが良ければいいと考えるな。ガキの時はそれも許されるが、大人の男にとってそれは卑しいことだ」 ●感想⇒世の中を見ると、社会生活のルールを守れない人がいます。ゴミの収集場所で思うのですが、キチンとゴミ袋綴じしない人、周辺にゴミが落ちていても拾わない人など・・・。私は、そんな時、自ら袋綴じしたり、こぼれたゴミを私のゴミ袋に入れます(しばしばある事なので、ゴミ袋に多少の余裕を残してゴミ捨てに行きます)。著者が言う、「自分だけよければいいと考えるな」納得です。 4.まとめ;最終章の「愛する人との別れ」は、“妻;夏目雅子さんと暮らした日々”について書いています。「人間には己でどうしようもできないことが一生で起こり得るし、そうなった人を見守ることは使命というか人間は当り前に手を差し伸べるのだと思う」とあります。個人的な事で恐縮です。今年3月に愛犬を亡くしました。享年14歳でした。最後の数ヶ月は体力も衰え、見るのが辛い日々でした。家族の一員の死を見て、さすがに涙しました。伊集院さんは、「時間が解決してくれます」と言っています。しかし、私は、朝夕の散歩でペット犬を見ると、今でも当時が偲ばれます。これも人生なので止むを得ないのでしょう。愛犬が亡くなって、5月からブクログを始めした。気晴らしになり、それなりに良かったと思っています。最後に、一言、『本書は若者へのメッセージが豊富です。一読すれば、心に残る言葉との出合いがきっとある』でしょう。 ( 以 上 )
90投稿日: 2021.09.27
powered by ブクログ「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。」 10年前くらいにこの一文に感銘し、いつか読みたいと思っていたエッセイ集。 時代云々はおいといて、味わい深い一冊でした。 「妻と死別した日のこと」と「愛する人との別れ」は、沁みました。 それがどうした。
15投稿日: 2021.08.13
powered by ブクログ大人としての身だしなみはきちんとするだったり、人を信じるだったり、すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなるなど、いろんな教えがあった。 何度か読み返すとまた深まりそう。
4投稿日: 2021.06.09
powered by ブクログ父の書籍。父と同年代であり、偏屈というか思考が近いので読んでて面白かった。にしても大人になるとある程度俯瞰した考え方で、且つ折れないものが必要なのだとと思う。どこか社会を憂いつつも見守る。そんな文章。死別をご経験されていることもあるかも知れないし、それは解らない。
4投稿日: 2021.05.10
powered by ブクログいろんな経験をしてきた大人だからこそわかる感性で書かれてて、素敵でかっこよかった。巻末の夏目雅子さんとの思い出も短いながらも読み応えあり。
3投稿日: 2021.03.04
powered by ブクログ書いてあることは至極最もな事。 読めば読むほど、「なんでこんな日本になってしまったのか?」と思ってしまう。 大人が大人の流儀で物事を進めれば間違うはずがないのに。 カッコ内の(日本)を、「社会」「学校」「会社」とも置き換えられる。 今は大人がいない。年齢はいっていても、中身は子供なのである。 大人なのだから、自分の判断で正しい事をすればいい。 難しいことは何も無いはずである。 (2015/9/15)
3投稿日: 2020.11.16
powered by ブクログ無駄な群れや馴れ合い、人前で知識をひけらかす人(伊集院さんはこの本ではグルメぶる人にとても厳しい)などを批判する内容から始まり、一方的に責められている気分になりちょっと読むのがしんどかった。ただ読み進めると、ご本人はギャンブル好きで酒癖が悪かったり、友人と表面的ではない交流を長く大事にされていることがわかり、次第に人生経験豊富な人のありがたい身の上話を聞かせてもらっているような気になってくる。 全体を通じて、伊集院さんは色々なことを批判しているが、それはつまり「自己研鑽をし、人との縁を大切にし、他人と比べたりすることなく好きに生きよ」といっているように感じた。少し励まされた気分になれる不思議なエッセイでした。
4投稿日: 2020.11.01
powered by ブクログ題名に名前負けした雑記。 でもこれ、シリーズでずっと出ているので それぐらい売れているわけですがそんなに良いかなあ。。 伊集院静の様になりたいけど一生なれないオッサン向けに ジャンジャン出して売っているだけの様に感じます。 最後の夏目雅子の内容は価値があったので辛うじて★2つ。
6投稿日: 2020.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大変失礼ながら本の内容以上に、このおっさん何者なんだ?ってのが、率直な感想です。 飲んだくれて、博打に明け暮れる。 そんな著者が日本を代表する美人女優、夏目雅子を射止め、その著書は数々の賞を受賞する。 本シリーズも累計140万部超えの大ベストセラー。 読み進め、自分の中の?を紐解いていきたい。 説明 内容紹介 苦難に立ち向かわなければならないとき。人に優しくありたいと思ったとき。どうしようもない力に押し潰されたとき。自分のふがいなさが嫌になったとき。大切な人を失ってしまったとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。二十歳で弟、三十五歳で妻・夏目雅子との死別を体験してきた作家が語る、強くやさしく生きる方法――。シリーズ累計140万部の大ベストセラー第一弾! 苦難に立ち向かわなければならないとき。 人に優しくありたいと思ったとき。 どうしようもない力に押し潰されたとき。 自分のふがいなさが嫌になったとき。 大切な人を失ってしまったとき。 とてつもない悲しみに包まれたとき。 こんなとき、大人ならどう考え、 どう振る舞うのだろう。 内容(「BOOK」データベースより) 大好きな人に手紙を書きたくなったとき。上司に意見をしなければならないとき。人を叱らなければならないとき。大切な人を失ってしまったとき。嫌でもケンカをしなければならないとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 伊集院/静 1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。作詞家として『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』などを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
3投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログ家から煙草屋までのひとときでさえ、人は何かにめぐり逢うものである。 それが私たちの生、社会なのだ。 街を理由もなく歩いてみる。 企業の真の価値は資産や資本金、株価ではなく社員。 時代に決して流されることなく、1人の大人として振る舞う、そのための心構えをほんの少ししれた気がする。でも結局、何事も経験してみないと分からない。自分が何かを経験する時にこの本の内容がやっと腑に落ちるのかもしれない。それまで大切に読み続けたい本だ。
4投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログ大人って、大人に自然になるものではない。 歳をとれば、大人になるというわけでもない。 確かに、愚痴を言わないで、きちんと流儀を語ることは難しい。 若いものを批判することが、大人の流儀でもない。 世の中、幼稚すぎたり、軽薄すぎたり、いつの間にか 薄っぺらくなってきている。 人間は、ほとんど水分でできているが、 水よりも軽い存在になっているような 大人。 大人とは、いろんなものを味わい、噛み締めて、 そして、やっと 「ぼそり」と言えるものかもしれない。 伊集院静の この大人の流儀を読みながら、 不思議に、自分が 大人になりたいと思えるのがいい。 歳をとって、老人になっても、 大人になれてない自分に驚く。
4投稿日: 2019.12.13
powered by ブクログ読んでて小気味が良いし、ちょっと寂しさとか孤独も感じ、「大人」を感じます。こんな大人な生き方はなかなかできませんが、「あっ、こういうことか!」と一つでも気づくことがあればいいなぁと思います。 巻末のエピソードは、また深く心に残りました。
1投稿日: 2019.11.08
powered by ブクログ著者の大人としてのこだわり、考え方がよくわかる。 いろんな経験をしたからこそ、わかる部分の記載もある気がします。 そのこだわりは嫌いじゃないです。
1投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊集院さんの書籍は実はあまり読んだことがなかった。 最近、読みたいものが凪の状態だったので、普段は寄らないエッセイ系の棚で偶然手にとった。 基本的にはエッセイなので、徒然な感じで書いているのだが、まあよくも悪くも昔気質な方だなーって思ってた。 しかし、最後の夏目雅子さんとの話のくだりでそれまでとのギャップで強烈に揺さぶられてしまった。 急に色々興味が湧いたので、他の作品も読んでみたいと思った。 ■目次 春 夏 秋 冬 愛する人との別れ~妻・夏目雅子と暮らした日々
1投稿日: 2019.06.06
powered by ブクログ青森、弘前市内の本屋さんへ行くといつも2011年のベストセラーの棚にいるので、この本を読んでみた。エッセイ集としては嫌味がなくて面白かった。恐らく、物言えない大人はこれを読むとスッキリするのでしょう。最後に夏目雅子 との出会いから闘病までの章があって、ここだけは星4つ半。
3投稿日: 2019.05.05
powered by ブクログ大人とは、今、もの申す。 全体的に、昭和というか、古い価値観と感じた。けれど、確かに、こういう考えだったり、行動だったり、価値観だったりが、これまでの時代の大人には求められていて、それを理解できなかったり実行できなかったりした人は、大人として認められなかった。平成が終わろうとする今、では今の時代の「大人の流儀」は何なのかを、語れる人はいるのだろうか。そもそも、日本社会で共通認識として持てる、しかも昔の価値観のお仕着せではなく、今の価値観として共有できる「大人の流儀」は存在するのだろうか。 最後の、亡くなった奥様である夏目雅子に関する文章を読むと、なんとなく、前半部分は世間様に向ける外側部分の著者で、この部分はより内側の著者なのでは、という感じがした。
3投稿日: 2019.04.07
powered by ブクログ伊集院静さんの書籍は初めてだった。自分なりの「日常的こだわり」をしっかり持っている人は強い人だと思う。こだわるための哲学を持っている。表面的に日常を見つめるのではなく、掘り下げながら見つめる視点が必要だと感じた。それが流儀というものなのだろう。
1投稿日: 2018.10.20
powered by ブクログギャンブルに対する姿勢やお酒の飲み方は、スタンスが違うのであまりスッと入ってこないが、家族や友人に対する姿勢などはとても素敵。そうありたいと感じる。夏目雅子との思い出、それを書く上での現在の妻(篠ひろ子)への配慮。「悲しみにも終わりがある」「時間が解決してくれる」というのは経験から本心なのだろうな。亡くなった友人の墓参りに行かなくてはと強く感じた。
1投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ著者の価値観での「本物の大人」とは云々を語る。例えば人前で蘊蓄を語るな、とか流れを読んで生きるとか。 それよりも個人的には巻末の『愛する人との別れ〜妻・夏目雅子と暮らした日々』が秀逸。若くして亡くなった彼女の闘病生活を具に描く。願いが叶わず、亡くなったあと著者に訪れたのは「途方に暮れる」状態だった。今まで、どんなこともきちんと対処すれば解決すると思っていたことが、全てが訳がわからなくなり生きること死ぬことがどうでもよくなってしまった。 しかし周囲が彼を救ってくれ、この状況を切り抜ける。「人間は己でどうしようもできないことが一生で起こり得るし、そうなった人を見守ることは使命というか人間は当たり前に手を差し伸べるのだ」 いい話じゃないか。
1投稿日: 2018.08.26
powered by ブクログいい男だと思う。酒を飲みながらこんな話を聞かせてもらえたら最高だ。「男のくせにだらしがない」って叱られているかもしれない。大人の男という言葉が何度も出てくるが、大人になるのも難しいのにそこに男ってことにこだわるものだから難易度はぐんと上がってしまう。 でもそういうこだわりが男っていう生き物を支えているような気がする。だいたい仕事でもしていなかったら男って役に立たないことのほうが多いんじゃなかろうか。 諍い事はするし助平だし、大酒は飲むオイラはとりあえず品のよい酒を覚えたほうがよさそうだ。
3投稿日: 2018.04.29
powered by ブクログ普段あまり読まない本を読んで見ようと手にとってみた。(名前は何処かで聞いたことがあった。wikiで、著名な作家活動夏目さんの夫であることを知った。) 高名な方なのかもしれないが、俺は古き良き大人だという主張が強すぎて中々受け入れられなかった。 なんだか高飛車に感じ、逆に大人の品格を書いてしまっているように感じた。 もしかすると自身の成熟度の問題かもしれない。
0投稿日: 2018.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホリエモンさん、ちきりんさんと続いてこの本を読んだ。世代によって、周りの環境によって、まっっったく考え方が違うことがよりよく分かる。自分がした苦労を若者もしないと自分が納得できなかったり、昔は良かったと思い込んだり、なんだか愚痴や文句めいた本で押し付けが強い印象。大人の流儀と言いながら、品がないなと感じた一冊だった。 仕事の仕方などは社会が変わるにつれ変化するから、そういう印象になってしまうけど、普遍的なことについては学びを得られるかもしれない。わたしはそんなに受け取れたものは多くはなかったけれど。
3投稿日: 2018.02.21
powered by ブクログ本編は 古い考えだと感じ 共感できない部分もあったが 最後の部分だけは、これからも読み返す気がする。
1投稿日: 2018.01.29「こんなカッコいい大人」になりたいと思える本
本の良いところは、 「自分と違う考え方に触れること」 にあると思います。 そんな行為が、読書の楽しみだと思っています。 この本は、かなり 「伊集院さんのアクの強さ全開。 自分の知らない世界・価値観全開の本」 になっていました。 そういった意味でも、とても楽しめる本でした。 特に、お酒・ギャンブルの件は、 「そこまで言うかな〜」とか 「それはちょっと違うかな〜」 と思う部分もありました。 ただ、読めば読むほどに はっきりとした物言いに引き込まれ、 「こんな大人になりたい」と 感じさせてくれました。 本中、終始強めの意見が多かったのですが、 最後の「妻と死別した日のこと」では、 伊集院さんの陰の部分を感じられました。 それまでの文章とのギャップに驚きつつ、 人は色々な経験を通して成長するのかと感じさせてくれました。 また、そのギャップに惚れてしまいました。 是非、伊集院静さんを知らない方にも、 読んでいただきたい本です。 オススメです。
1投稿日: 2017.11.04
powered by ブクログ割に合わないって? 人生というものは総じて割には合わないものだ。 そういうことを平然と受け入れて生きるのが大人の男というものだ。
4投稿日: 2017.10.01
powered by ブクログ大人とは言えない私には、大人とはそうなのかと思わされたが、アルコールに関しては自分は飲まないのでわかりませんでした。ためになったとも言い難いですね。
3投稿日: 2017.05.04
powered by ブクログこの方の小説は読んだことがありません。 人から勧められて、本書を読みました。 淡々と綴られたエッセイです。 夏目雅子さんの夫だったのですね。それすら知りませんでした。 夏目雅子さんのことにも少し触れられていました。
3投稿日: 2017.03.07
powered by ブクログ愚痴、文句など言いたいことだらけのエッセイである。共感できることも少しあるが、ほとんどが違っていた。 亡き奥様のことを最後に語っている。
1投稿日: 2017.03.05
powered by ブクログ自分はこの作家の作品は読んだことがない。まぁ、小説はあまり読まんからね。 でも、この作家は知っていた。大御所だからね。でも帯の写真を見て、「あっ、高山だ」と思ってしまった(プロレス好きじゃないとわからんか)。本物の大人はこう思っても書評には書かないだろなぁ! この本には厳密な「大人の流儀」の定義はない。ただら格好いい大人像がたんたんと語られている。誰もが一度はあこがれる大人が 個人的には今更、大人にはこの本は進めない。今、目の前の大人たちに嫌気がさしている若者に贈りたい。まぁ、上の世代と闘う大人でも良い。 本の中だけでも「大人」に出会うのはこれからの人生にプラスになってもマイナスにはならないと思う。 自分も頭の片隅に置き、大人らしく振る舞おうと思う。
1投稿日: 2017.02.12
powered by ブクログエッセイ集。 伊集院静氏の作品は初読。 もちろん伊集院氏の考えすべてに賛同するわけではないけれども自分で考え、自分で体験し得た思考に基づいて生きる大人は格好良いね。著者はギャンブルもするようでお金遣いは荒いようだけど、一本筋を通して生きてる格好良い「大人」なのだと思った。だから人が慕ってくる。 安いものに飛び付いて本当のものの価値を顧みないこと。安いからと遠くのスーパーへ出向いて地元の商店が潰れること。博打師は自分のためだけにお金を稼ぐこと。ここはすごく共感。 物事も、人も繋がっている。それを分かっている人が人情家と呼ばれ人を集めるのかもしれない。 巻末の夏目雅子さんのことを書いた文は「何かを、誰かを大切にすること」を知っている人の文だと思った。 「時が解決する」、それは人間にとっての哀しみでもあるけど救いである。 (2016.4.4)
4投稿日: 2016.04.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書記録です。 著者の考え(流儀)を、いろんな場面でつらつらと短く書いてあります。 小見出し見て「あ、これ読んだらムカつくかも」と思ったのは飛ばしてざっと読みました。 失礼を承知で言うと、どうして著者が美女の奥方をゲットし今でももてはやされるのか疑問でした。どんだけえらそーなんだ、と思ってたから。 でも、この本の前に林真理子の「中島ハルコの恋愛相談室」を読んで納得。 男性版だったってことですね~ バブルのころから言いたい放題のお二人ですが、今でもぶれてないってことでしょうか。加齢による変化は多少あるけど。 図書室の返却棚に並べて置いてあって、何気なく同時に手に取った2冊だけど、不思議な出会いでした。
3投稿日: 2016.02.07
powered by ブクログ著者の伊集院さんは、良い意味で「適当な人」「自由な人」だと思った。歳を重ねたらもう一度読んでみたい。最後の夏目雅子さんの話は心に来た。近しい人の死は辛いが、時間が解決する。だから生き続けねば。そうすればいつかその人の笑顔にまた会える。心に留めておこう。
2投稿日: 2015.11.29
powered by ブクログ自らの人生観を、淡々とそして短いフレーズで伝えるスタイルに好感をもった。真剣に向き合って読むタイプの本ではなく、合間に軽く読むとよい気がする。
1投稿日: 2015.04.21
powered by ブクログ個人的にギャンブルの話や、伊集院さんのユーモアあふれる表現が大好きです。 考え方が昔っぽいなんて、言われてしまうみたいですが、共感できるものが沢山あります。 なんて言っても、電車や公共の場面でよく見かける携帯の使用。それを『風情がない』と伊集院さんは言います。 携帯だけじゃあないとは思うのですが、本当に最近多いですよね。 まさに 大人の流儀 を語ってくれています。
1投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログなんとなく気になっていた人だが、読む機会がなかった。私の勝手なイメージだが、すごく堅苦しいことを書いているのかと思ったが、けっこう面白かった。肩の力がぬけるというか。。最後の夏目雅子さんの話は、是非読んでほしい。
1投稿日: 2015.01.24
powered by ブクログエッセイなのでその作者の考えが直接伝わってくる。そしていろいろと考えさせられるものである。手をつけにくいなぁとは思うのだが読んでしまう。1編が短いがその分考えてしまうので、今の感想と次に読んだ時はどんな感想を持つのか楽しみでもある。そうそうと読むのか、いやそうじゃないとなるのか。楽しみだ。
0投稿日: 2015.01.18
powered by ブクログ極端なビジュアル体質のせいか、ビジネス書以外は書籍からインスピレーションを得ることは少ない。もっぱら、映画とかドキュメントな類い頼りがち。エッセイというのがこんなにも心地よいと感じたことはなく、ちょっとした時間に暇つぶし程度にいいお供で、説教くさくもなく、すごく大切なものを教わっているような気がして、感動すら覚える。
1投稿日: 2015.01.09
powered by ブクログ図書館で3巻まとめ借り。こんな人が小説家なんだから、と、言葉もない。巻末に夏目雅子についての文。著者が彼女の死後25年を経て初めて書いたもの。締め括りは外国映画の中の言葉。あなたはまだら若いから知らないでしょうが、哀しみにも終わりがあるのよ。
1投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログ伊集院氏のエッセー集。文体もサラッとしていて、短い中にあーなるほどと思うことも多々ありました。 ひとつ突っ込みを入れるならば、筆者は食通を気取る人々をすごく嫌っておりますが、そういうことを書いている割に松井秀樹とよく食事を共にするなどと書いてあり、一般人から見たらある種の自慢やひけらかしと言う意味では「どっちもどっち」だと思いました。 ラストの夏目雅子さんとの出会いと別れのくだりがいちばんグッときました。
1投稿日: 2014.10.28
powered by ブクログなぜか2(続・大人の流儀)から先に読んでしまったのだけど、やっぱりかっこいい。悪く言うと、「昭和おやじ」みたいなちょっと古臭い感じがするのだけど、私はそういうかっこよさをどちらかといえば好ましいと思うし、最近そういうかっこよさを備えた大人の男性に出会わないから残念だと思ってる。もちろん、真似てはいけないことも多々ある。 特に「冬」のエッセイは心にくるものがいくつもあります。 最後の夏目雅子さんとの出会いから闘病、逝去についてのお話が掲載されてます。夏目さんが長くファンの方に愛されているのか、分かるような気がしました。 -- 大好きな人に手紙を書きたくなったとき。上司に意見をしなければならないとき。人を叱らなければならないとき。大切な人を失ってしまったとき。嫌でもケンカをしなければならないとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。
1投稿日: 2014.10.20
powered by ブクログ・料理人などの職人も休むから味が落ちる。日本人は休みすぎだ。 ・理不尽がまかり通るのが世の中。まず社会人になったらそれをしれ。 ・KYというが、なぜ女子供の空気を読まにゃならんのだ。 ・鳩山が辞任するとき、隣の管と笑いあってた。こんな時になぜ笑えるのか。いつからこんな上っ面の大人が政治をする国になったのか。中国の温家宝は首相はインタビュー1つとっても、言葉をしっかりと選ぶ。中国共産党の果てしない階段を、時には命を賭す場面もあっただろうその末に首相になっただろう。格が違う。 上記に挙げたのが特に印象に残った言葉。 一歩間違えれば、THE昔の人と一蹴されて終わりそうですが、波瀾万丈な末に作家の今の位置に辿りついただけあって、説得力もあるし心に響くものもある。ただし、ただの偏屈じじいに思える章も多いね。もう柔軟な思考からはほど遠そう。 世間のおじさん、じいさんでこれがスタンダードな人も多いとあらかじめ認識していれば、少しは被害が防げそうな気がしますw 【追記】 読み終わった後に、この人の略歴みると、不倫して四角関係だったり、すぐ叱り飛ばしたり、ずいぶんとハチャメチャなご様子。ダブルスタンダードの典型ってやつなのかな。聖人君子がいいってわけじゃないけど、この人の言葉すべてを鵜呑みにすると危険な思想になりそう。良いと思うところだけは聞いておく程度にとどめたほうが無難ね。世間でいう「大人」ではないね。
1投稿日: 2014.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊集院さんの言葉や本がすごく好きなのだが、この人は何者なんだといつも思う。 かっこいい!と思う反面、え?って思うようなこともしている。 いろんなことを、本当にいろんなことを経験し、人知れず悩んで?こういった言葉を書けるのだろう。 冷たいような、あったかいような不思議な人である。 「あなたはまだ若いから知らないでしょうが、悲しみにも終わりがあるのよ」 確か最愛の夫を亡くした老婆の言葉だった。
0投稿日: 2014.07.20
powered by ブクログ「流儀」とは、ずいぶんと高慢なタイトルだなぁと思いつつ読んでみたところ、やっぱり偉そうなおじさんが偉そうにあれやこれやを語っているだけの本でした。 おじさんが悦に浸って呟くように、自分の気に入ってる物事や人を褒めそやし、気に食わないものを否定する。こんな内容でよく「流儀」と表題を掲げる気になったもんだ。自分が正しい、自分が偉いと勘違いしている大御所に現実を叩きつけるのも出版社のお仕事なのでは?こんな本に「『本物の大人』になりたいあなたへ 100万部突破」などと帯を付け、年寄りたちの満足で金儲けしていてはいけないと思います。 「流儀」っていうのは、一人ひとりが心の中に持つべきものであって、わざわざ他人に語ったり強要したりするものじゃないと思います。 ただ、墓参りの話だけは自分も共感するところがあったので、星2つで。
0投稿日: 2014.06.12
powered by ブクログもっと世界を知らなければいけないとおもった。 伊集院さんの書く文章は読みやすく、わかりやすい。 旅行にいこうとおもった。 自分が思う大人に一歩でもちかづきたいとおもった。 家族と話をしなきゃいけないと思った。 人はそれぞれ事情をかかえながら平然と生きている。 人を優しさをけっして忘れてはいけない。 いろんなことをおもった。 この思いを忘れずに胸に止めておかなければいけない。
1投稿日: 2014.06.06
powered by ブクログ人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。 この一文に、心を打ち抜かれてしまった。 夏目さんとの出会い、闘病、そして永遠の別れ。 淡々と綴られているだけに、余計に重く、考えさせられる。
1投稿日: 2014.06.02
powered by ブクログ最後に書かれていた”妻・夏目雅子と暮らした日々”に心を打たれた。「あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終わりがあるのよ」 無所属の時間を大切に/正月、父と母と話す時間を大切さ
2投稿日: 2014.05.28
powered by ブクログうなずける部分もたくさんありますが、いかんせん男性目線。 わたしは好きですが読む人によっては、というところでしょうか。 雑記的な感じで読みやすいです。
1投稿日: 2014.03.26
powered by ブクログ氏の生き様がストレートに伝わる。作家の表現力というより物事の受け止め方や考え方がかっこいい。それが顔に出ている。憧れの人だ。こんな方と知り合ってみたくなる。「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」
1投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログもう自分も50を過ぎて、自分自身のことや周りのことをおちついて考えてみてもいい頃。 日々の仕事や悩みに追われてその日暮らしのような生活をしているけれど、ちょっと心を落ち着かせてくれる著作。 賢い著者であるけれど、ふつうのオヤジであることも垣間見させてくれて、ホッとする側面もあった。 みんな、酸いも甘いも受け入れて日々淡々と生きているのだな。 こういう落ち着いた大人はいいものです。
1投稿日: 2013.12.08
powered by ブクログ作家 伊集院静氏によるエッセイ集、内容の多くは粋な男の洗練された愚痴、と行った感じ。 著名人との交流の様子も描かれており、あの松井秀喜氏も何度か登場する。下手すると親子ほども齢が離れている二人だが、二人きりで食事に行くほど仲の良い友人関係らしい。食事しながらどんなお話をしているんでしょうかね。 あとがきには元妻である、夏目雅子さんとの思い出が掲載されている、今回で初めて執筆したそうだ。 自分は伊集院氏の「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」という言葉が好きだが、この言葉が彼女の死に由来していたと知り、少し切ない気持になった。
1投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログ読みやすく、おもしろかった。 道徳の時間という感じ やはり、夏目雅子さんとの日々は読んでしまった。 また、逗子の渚ホテルの話しは興味がある。
0投稿日: 2013.11.06
powered by ブクログ大人の流儀というタイトルに惹かれよんだのですが、ただのエッセイだと感じました。 夏目雅子さんへの思いや闘病時の回想など興味をそそる部分はありました。 大人のオトコとして、どう生きるべきか、死をどう考えるかを考えさせられる一冊でした。
1投稿日: 2013.10.05
powered by ブクログ実家の父親から届いた本。 鮨屋のカウンターでちびちびと酒を飲みながら、 父親が隣に座る息子に語り掛けるような文章で書かれたエッセイ。 人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。(p.98) 旅をしなさい。どこへ向かってもいいから旅に出なさい。世界は君や、あなたが思っているほど退屈なところではない。(p.15) 春夏秋冬の4つの章に分かれており、人生で誰もが味わうであろう家族の死や友の結婚、 酒の飲み方や冠婚葬祭、正月の過ごし方まで、滋味豊かに書かれている。 特に印象に残ったのは、「春」と「冬」の章、それぞれこの最初と最後の章には、 “こういう大人になりなさい”、“生きてりゃ辛いこともあるが負けるな”という、 父親から息子へのエールが込められているように感じた。 また悩んだときには役立ちそうな箇所を見つけて、親父の話にじっくり耳を傾けてみようと思える本。
1投稿日: 2013.09.26
powered by ブクログ週刊誌に掲載されていたという伊集院静さんのエッセイ集。グルメへの批判、政治家への批判には思わずニヤリ。 付録のように最後に付いている、夏目雅子さんについてのエッセイは特によかった。
1投稿日: 2013.09.17
powered by ブクログ「大人の流儀」というタイトルに惹かれて買ったものの・・・読んで行くうち、何度「大人の男」という文字を目にしたことか。 著者は男性です。なので仕方ないかもしれないけど、「大人の流儀」という名前を関している以上、ちょっと男性目線に偏りすぎではないでしょうか。 そんなことを悶々としつつ読みましたが、最後の「愛する人との別れ」は、とても心に残りました。おそらく、これから何度か繰り返し読むことになると思います。
1投稿日: 2013.09.07
powered by ブクログどんな生き方をしても人間には必ず苦節が一、二度向こうからやってくる、それがないのは人生ではない。 人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。
1投稿日: 2013.07.25
powered by ブクログなんか所々でもやっとするなーと思ってたら、「大人の男」になるために書かれてるからかな。 なるほど、すっきりした。
1投稿日: 2013.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後に追加された夏目雅子さんとの日々を綴った「愛する人との別れ」が胸にぐっときた。死後25年が経ちようやく書くことにしたという。
1投稿日: 2013.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こころのままに文章を紡ぐ。実はこれは困難の極みだ。衒ったり、気取ったり、建前を語ったり、媚びたり、阿ったり。およそ文章を書くという事はかなりの部分、こうしたものが大半になってしまうのではないか。 このエッセイで語られている内容、訓示、お説教、自虐、そのすべてに共感できるわけでは決してないが、「ありのまま、思うまま、考えるまま」であると、読む側に確信させる何かがある。その力、おそらくは人間力につよく引かれてしまう。モノを書く人として、これはある頂点だとも思うし、表現者としてはもちろんもっとも幸せな事であるに違いない。 ただただ羨ましい。
1投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログ『あなたはまだ若いなら知らないでしょうが、哀しみにも終わりがあるのよ』P189. 自分がまだまだ若輩者やからか、共感するというよりも説教を受けているような印象を持つ1冊。ただ、その説教臭さはどこが心地良くて、自分自身の未熟さを考えさせられる。『大人』って何やろうか?法的には20歳以上が大人やけど『ホンマこの人、人格者ですげぇーな』という『大人』は少ないと思う(著者も言及しているが)。 冬のP152.『大人の仲間入りをする君たちへ』が1番響いた。 いっぱしの『大人』になれるように、経験値上げへんとな。
1投稿日: 2013.06.05
powered by ブクログ残業終わった後に飲み屋で一杯やりながら語る人生論として、平易な文章で読みやすく痛快で面白かった。普通の生活してたらあまり考えないような姿勢への訓辞が多かったけど、いつかそんな姿勢を問われる時が来た時には参考にできるよう、心の隅へ留めておきたい。
1投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログ個人的に「大人」にはちゃんとした定義はないと思っています。 みんな成長したらある一定の年齢で「大人」として扱われるので。 最初はおじさんのお説教かと思って読んでましたが、これもひとつの「大人」の定義。 「いろいろ偉そうに言って、自分もいろいろしょうもないことしてるじゃないか」と感じるかたもいるみたいでしたが、私はこの位人間くさい感じの方が好きです。 尊敬する先輩が、よくよく関わってみると欠点もあることが分かる時みたいな。 伊集院さんを絶対完璧な存在としてみていたい方にはオススメしませんが、そんな人間味あるところもいいねーと思える方には楽しく、ふんふん、と読めるのではと思いました!
2投稿日: 2013.05.11
powered by ブクログ「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」 有名なこのフレーズを読みたくて手を出しました。 それ以外で心に残った文章がコレ。 「会議は問題点を発見できるが解決法はまず示せない。解決するのは1人ないし、数人だが、やはり一人だろう」 長くで無駄な会議が多いので、心に刺さるお言葉でした。 それ以外はふーんって感じ。
1投稿日: 2013.04.18
powered by ブクログ人間が正しい大人になるには、どのように生きて行けばいいかが書かれていました。面白いと思ったのは、筆者が完璧な人間ではないってことが頻繁に描かれていることです。大切なことだけは守らなくちゃいけないと教えてくれる一冊。
1投稿日: 2013.04.14
powered by ブクログ一昔前ならこういうものが「大人の流儀」なんて形でベストセラーになることもなかったでしょうね。 今の世の中には「大人」がいなくなってしまいました。 今の男も「かっこよく」ありたいと思ってはいるんですね。 現代の価値観でそれはあまり表現できないでしょうが。 本当に、飲んだり、打ったりを粋にこなせる人を見かけなくなりました。 経済が悪いから人がこうなのではなく、人がこうだから経済が…と思えます。 自分にもマネできる部分はマネたいくらいはまあ良いか。 しかし、中途半端にやるのは無粋というものでしょう。
1投稿日: 2013.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
チェック項目10箇所。私は、人が社会を知る、学ぶ上でのいくつかの条件のひとつは、”理不尽がまかりとおるのが世の中だ”ということを早いうちに身体に叩き込むことだと思っている。なぜ、叱ることが必要なのか、それは今の新しい人の大半が、本気で叱られた経験を持たないからである、なぜ叱ると身に付くのか、叱られた時は誰も辛いからである、辛いものは心身にこたえるし、よく効くのだ。旅は旅することでしか見えないものが大半である、これは決して若い人だけへの提案ではなく、大人にも言える、何か機会を見つけて一人で旅発つのもいいのでは。よく旅慣れているのでと言う年輩者がいるが、それは団体旅行で慣れているのが大半で、危険が近づいていたことにすら気付かないで来た人がほとんどだ。スポーツの指導者だけでなく、大人の男が掲げる目標というのは、やはり実現可能なレベルのものを口にするのが当たり前なのではないか。ゴルフに対する姿勢……1.ベストをつくす、2.迷惑をかけない、3.遊びを忘れない、3が何より一番大切なことだ、所詮遊びなのだから楽しむことだ、同時に遊びだからいい加減にしないことだ。私は週休二日制になったあたりから日本の経済や日本人の労働に対する考えに歪みが出はじめたと思っている、”ゆとり”なんて言うが大人の男にとって休み時間を長く与えただけで余裕が身につくとはとても思えない。ゆとりで言うなら、”ゆとり教育”がそうである、子供が学校に行って教科書一冊を満足に修行できなくて何が教育だ。流行はどうするか……基本としては不必要だが、時代遅れのものを平然と身につけて立つのは当人の神経を疑われる、かと言って流行に敏感過ぎるのは軽薄に見える。
1投稿日: 2013.03.29
powered by ブクログ続・大人の流儀を先に読んでいて、こちらが後になってしまった。週刊誌に連載されていたものらしい折々の雑文といった感じ。 しかし最後の夏目雅子さんとの日々を書いたものは違う。 心の奥にあったつらい思いをこうして書くことができたのは、時の流れが一番なのだろうが、氏の現在の状況が落ち着いたものだからかと思う。 人生の中で様々な出会いや別れがあり、それをなんとか受け入れていくしかないのだなぁ。
2投稿日: 2013.03.07
powered by ブクログこんなふうに説教してくれる存在が稀有な時代だからこそ、響いてくる言葉の数々。人生の辛苦を味わった人だからこそ言えることもあるだろう。読み手が納得できる部分も、納得できない部分もあれど、いずれも後々にこういうことだったのかなと、心にすとんと落ちるような日が来そうな気がします。
1投稿日: 2013.03.06
powered by ブクログ先に「別れる力」を読んだのだけど、そちらよりもこの「大人の流儀1」の方がおもしろかった。 別れる力では、伊集院さんはなんて古風?な考え方をするのだろう…と思ったが、こちらを読んでいると、だんだん伊集院さんの言わんとすることが感じられるようになってきた気がした。 夏目雅子さんのことが書かれた最後の章を読めただけでも、買って良かった、読んで良かったと思える本だった。
1投稿日: 2013.03.03
powered by ブクログ伊集院静の本を読んだの、はじめて。大酒飲みでギャンブル恋愛、お金無いのに銀座で焼き鳥とワイン買ってタクシー。昭和な人ね!私は30~40代の作家さんやブロガーさんの書いたものを読んでるほうがおもしろい。本に書かれている様々な事柄へ、私は賛成しない。
0投稿日: 2013.03.01
powered by ブクログ伊集院静は20代の頃に「二日酔い主義」をよく読んでいて、これも若者向けのある種の説教本かな?とは思うのだが、中高年向けの週刊現代の連載をまとめたという事は、それこそいい大人の中にもこの文章読んで流儀に共感している人もいるという事かな?と思うと、ちょっとどうかな?って感じはするが。最後の夏目雅子との秘話は必読。
0投稿日: 2013.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
豪傑感がある。 まだまとまっていないが、一番印象に残ったのは喧嘩をするなら、9割の非があっても徹底的にということ。。。喧嘩はどこも同じだとすると、非常に参考になる
1投稿日: 2013.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もう少しためになることが書いてあるかと思ったが、どちらかというとあまり柔軟性のない一昔前の大人の説教という感じであまり共感は持てなかった。こういう頑固で昔気質の人に憧れる人ならきっと満足して読めるのだと思うが、私の憧れは伊集院さんとはだいぶポイントがずれているようでして。まぁ初めてこの人の著書を読んだが、損をしたとは思わない。とくに最後の夏目雅子さんとの思い出を語る部分、あそこは興味深く読ませていただきました。
1投稿日: 2013.02.12
powered by ブクログいつ大人になったのか、そこに答えはないだろうが、大人でいなくてはいけない年頃ではある。気軽に読めるエッセイではあるが、人間の嗜み、幅と深みは染みこませないといけないと再認識。そのためにも、孤独の時間、どこにも所属しない時間を過ごさないといけない。ついつい時間があると細々したことをしてしまうが、そういうときこそ、一人でゆっくりとグラスを傾けるべきか。
1投稿日: 2013.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素敵なおじさんの普通の説教。普通に説教してくれる大人が少なくなったからベストセラーなんでしょう。それとも夏目雅子のことが書いてあるから?? 好きな話は『妻と死別した日のこと』の「いろいろ事情があるんだろうよ・・・」という言葉。黒田硫黄の『茄子』でも同じような話題があったが、この類の言葉を使えるのはやはり大人だけだと思う。これは決して無関心というわけでなく、世の中には当人以外には想像もつかない事情がある、ということを知っていなければ出てこない言葉だからである。 まぁ一冊一気に読むと疲れちゃうので、雑誌で毎週読むくらいがちょうどいいかもと思ったりもした。
1投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」と 「あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終わりがあるのよ」 で、これから先も生きていけるような気がします。
1投稿日: 2013.01.30
powered by ブクログビジネス書関連かと思ったらエッセイでした。 書かれてある事には概ね同意。同意すぎてちょっと物足りなさを感じてしまったけども。 あと、夏目雅子さんは本当に素敵な女性だったんだなあと感じた。
1投稿日: 2013.01.25
