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大人の流儀
大人の流儀
伊集院静/講談社
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総合評価

257件)
3.4
21
83
99
20
6
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    むちゃやってきた頑固親父が、いろいろ書いてるって感じ。 でも、こういう人って、なんだか人に好かれて、立派になるんだね。 この人の本、読んだことない。読んでみようかしら。 私は、ギャンブルは嫌いだけれども。 夏目雅子のこともよく知らない。

    0
    投稿日: 2013.01.24
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    伊集院さんて、結構、「不良」だったのね~。 モテるおじさん、なんだな、って。。。 夏目雅子さんのことは、心痛みます。

    2
    投稿日: 2013.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時事放談…と言っていいのかも。まぁ言いたい放題なんだけれども、珠玉の金言というモンが其処此処に散りばめられていてとても面白かったです。小生はもういい大人だから作者の言い分もよく分かりますし、「そうかぁ…」と教えてもらえた事も多々ありでした。何だか読みながら父親や爺ちゃんを思い出して妙な気分になりました。息子に読ませます。いい本ですよ。

    1
    投稿日: 2013.01.21
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    日頃感じていた、「『大人』ってどういう人?」というのを考えることができた1冊。社会に出たときに自分が思う『大人』になれるように、今後も手元に置いておきたい。

    1
    投稿日: 2012.12.13
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    本の帯の著者がじっと睨みつけているようでいて、なんか魅かれて買った本。 伊集院静氏の本を初めて買った。 ちょっと難しめな大人の男なるエッセイかな。。。 どこかのレビューにもあったが、「大人の流儀」というよりは、「伊集院の流儀」という方が正解かもしれない。 意見が分かれているが、こういう大人っていいなと思う。

    1
    投稿日: 2012.11.17
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    伊集院さんについてほとんど何も知らなかったし、著作も読んだことがなかった。 この一冊で著者の性格や生き方がかなり分かった気がする。 エッセイとはこういうものをいうのですね…

    0
    投稿日: 2012.11.11
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    annex~作家・伊集院静 "命"を語る~:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2011/06/post115127.html

    0
    投稿日: 2012.11.09
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    大人の流儀とは? →理不尽がまかり通るのが世の中だということを知る必要がある 人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている

    0
    投稿日: 2012.11.03
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    前に情熱大陸で作者のドキュメントを観てから、注目している。 本作は、酒や食、旅、身嗜みなど多岐にわたる一家言が綴られたエッセイ集。 旅については「アフリカの高地で、のちに“人類”と称される生きものが誕生し、やがて歩行をはじめ、ユーラシア大陸を越え、ベーリング海峡を渡り、北、南アメリカまで旅をしたことを考えると、人が旅をすることは本能的なものであり、敬愛されるべきものだろう」と綴る。 経済についても、「町内、同じ地域、知り合いの店で買物することは損得だけで選択してはいけないのではないか。共生ということは大切なものだと私は考える。」という箇所に納得した。不景気がつづくなかで安物買いがすべてという風潮があるが、ものには適正な価格があって、生産者の暮らしを守るという観点も大切だと思う。

    1
    投稿日: 2012.10.08
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    大学生の娘から借りて読んだ。今まであまり好きではなかった伊集院静氏だったが、このエッセイは驚異でした。 30歳以上の男は皆な読んだほうがイイと感じた。 巻末の夏目雅子さんとの辛い想い出、この数頁だけでも感動しました。

    1
    投稿日: 2012.10.03
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    ハードボイルドな生き方 今20代でこの本を読んで感じたこと。 今の同世代で こんな風に生きていける人はいないんじゃないかなと感じた。 時代なのか世代なのか、 たばこを吸う人すらめっきり減っているように思うし、 よくも悪くも伊集院さんのような「大人の男」は 今後激減していくことと思う。 そういった意味でも、伊集院さんの考えにふれ、 自分を変えることができないまでも 今の世代では到底感じ得ない視点を与えてもらえたことに 自分の幅が広がったように思いました。 最近読書の傾向がエッセイや個人の思想の本に 移りつつあるけど、その人がどんなことを考えているのか、 どのように生きてきたのか、生きていくのかを知ることは 自分の成長にもつながるんだ、 と実感しています。 一度お会いしてお話してみたいな。

    1
    投稿日: 2012.09.20
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    "理不尽がまかりとおるのが世の中だ" 鮨屋の職人が好きである。 いい顔をした男が多い。それはたぶん修行時代に辛苦を味わったからだと私は思っている。叩かれた顔は味が出る。

    1
    投稿日: 2012.09.03
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     私自身、まだまだ大人じゃないから、この本から学ぶことが多かった。  感じたことは「執着しないこと」かな。以前、ラジオで「人生とはもわっとしたものだよ。」と語っていましたが、こだわらず、楽に生きていく方法を書かれていたように感じました。  思ったことを感じたままに書く。評価など気にしない。自由に生きていると感じました。もちろん、仕事などでは縛られていると思いますが。  私ももっと楽に生きれるようになったら「大人」になれるようになれるのかなと思いました。  最後の夏目雅子さんとの思い出がとても痛々しく感じました。最後の言葉がとても印象的でした。私も最愛の人と別れたときはこう思うようにしたいと思います。  

    0
    投稿日: 2012.08.29
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    最初はなんだこの本と思ったけど、最後まで読んでよかったと心から思える本だった。全体的に古き良き人間をよしとする本で、共感ポイントがたくさん。「大人の流儀」だけあってカッコいい人間像を見る事が出来る。まぁ価値観は人それぞれなのであれですが。ところどころそれどうなん?ってとこもあったけど、逆にそれが考えるきっかけをくれました。何度も読んで素敵な部分は自分のものにしていきたい。

    1
    投稿日: 2012.08.27
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    最近、仕事とかそういうのではなく、生き方としてかっこ良い大人になるってのが自分の中にあって、きっと世の中的にも求められているんだろうなーと思う訳で。 大ヒットした「20代でやっておきたいこと」とかもそうだと思うんです。 そんな中での「大人の流儀」という本。 著者の伊集院静さんは「麻雀放浪記」でおなじみの阿佐田哲也さんの弟子。 だからこその面白さと勉強になる事がありました。 真面目に仕事一筋!とか夢に向かって一直線! っていうだけではなくて 飲みに行く時の作法とか女遊びとか何かその辺の人間らしい部分が書かれているんですよね。 そこが凄く親近感が湧く訳で、その上かっこいいんだから、マネしたくなるなーと思う本でした。 生き方として見習いたい人の一人ですね。

    1
    投稿日: 2012.08.24
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    この人の本って読んだことなかったんだけどこれって「週刊現代」に連載されていたエッセイなんだね。まぁよくもこれだけ思い切りがよく書けるなぁと思うわけだけど、軽薄な文化人でなく、やっぱり書くことを生業にしている人が書いているだけあってそこはすごいですな、と。最後の夏目雅子とのエピソードはちょっとほろりと来る感じ。本人が書いているだけなので実際はこんなに美しい話かどうかわからないですが…

    1
    投稿日: 2012.08.21
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    夏目雅子の元夫で、小説家の伊集院静氏の週刊現代に連載されたエッセイ集。 ギャンブル、お酒を愛す享楽家でありながら 人間味が感じられる文章が潔かった。 【ココメモポイント】 ・世界は君や、あなたが思っているほど退屈な所ではない ・若い人たちは給与で企業を判断するが、己の半生を預け、  そこで懸命に働くことが人間形成につながるかということこそが肝心なのだ ・自分のことを棚に上げて、正義を振りかざす輩を嘘つきと呼ぶ ・盆は恩師、先輩の墓に行け。それを欠かしたらあかん ・清潔、身綺麗は、丁寧につながる。丁寧は仕事の基本である。丁寧は、人間の誠実がこれをさせている。誠実は生きる姿勢である。

    1
    投稿日: 2012.07.30
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    お世話になっている夫婦の旦那様から、譲っていただいた本。 ワタシに足りないのは、ずばりこれ!と。 大人って、そういうことなのですよね。 料理屋でうんちくをたれる、とか、 よくよく考えたら、お店の方に失礼だわよね。 とか。 また、繰り返し読もうと思います。

    1
    投稿日: 2012.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    社会とは理不尽がまかり通るところ。 知人の墓参りに行く。 周囲に助けられている事を忘れない。 なんだか、自分の頭で考えるのが、大切なよう。。。

    0
    投稿日: 2012.07.13
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    かなり毒舌というか辛口というか偏りのあるエッセイではあるが、 芯のしっかりした大人の方のお話を伺えるのはとても有りがたいことだと思う。 特に「旅に出ろ」という言葉と 「自慢話は二流、三流の人間のオハコ」という言葉が効きました。 しかし頑固な方ほど決まって昔は良かったと言いますねえ(笑) あ。今が悪すぎるのか。

    1
    投稿日: 2012.07.09
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    うーん・・・ これが大人の流儀とは思わない。 こういう生き方はかっこいいとは思うけど、まねしたいとは思わない。 まだまだ子どもなんでしょうか。

    1
    投稿日: 2012.06.27
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    【図書館】 このエッセイは独特の文章とテーマで綴られていて、面白い方だなと思いながら最後まで楽しく読むことが出来た。 伊集院さんの小説は読んだことがないが、このようなエッセイを書く人がどんな小説を書いているのかと興味を持った。

    1
    投稿日: 2012.06.19
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    著者の作品は未読、ただ、著者がギャンブル狂であることは『近代麻雀』か何かで知っていたので、かなり軽蔑の眼差しでこの本を本屋で眺めていて、ふと手に取り、ふと流し読みして、少し気になって、最後まで読んでみたら、人生の機微と誠実の散りばめられた一冊でした。

    1
    投稿日: 2012.06.06
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    企業への考え方はとても参考になった。 “企業の価値は資産、資本金、株価などではない。 企業の真の価値は社員である。 人間である。” 英語を学び、身に着けることを推進しても、 真に国際的な人間を育てるということは、 語ることを持っていることだと思う。 “企業は人である。底力は人間力である。 それを鍛えるのに必要なもののひとつに言葉がある。 「さぞ苦しいだろうが、君の苦しみはやがて必ず君の力になる」 これをニュアンスを含めて的確に英語で言えるのかね? 会社で使う大切な言葉とはこういうものだと私は思う。” 失敗や

    0
    投稿日: 2012.05.26
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    「大人の流儀」ということだけれども、「大人の男の流儀」と表現した方が正しいだろう。 女の立場から感想言わせて貰うと、この人の奥さんを務めるのは大変だぁ~とばかり思う。笑 でも、「男」という性を、ちょっと羨ましいと思わされた。 ところで、伊集院さん。一言言わせて貰いますよ。 キー局のTVに出演しても、本の宣伝にはならないというようなことを書かれてましたが、私はキー局の深夜番組に伊集院さんが出てるのを見て買いましたよ。 これからもどんどん出て欲しい。 そしてあの緊張感を漂わせて欲しいです。

    0
    投稿日: 2012.05.26
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    やられた。 夏目雅子の話は反則だー。 やっぱり、かっこいいと思わずにいられない、伊集院静。 かなり酔っぱらいで、ギャンブラーなんですけどね… まあ、愛すべき作家。

    1
    投稿日: 2012.05.21
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    昔からまともな大人というもののはごくわずかしかいないのが世の中なのだ 愛する人との別れ あなたはまだ若いから知らないでしょうが哀しみにも終わりがあるのよ

    0
    投稿日: 2012.05.20
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    ★2012年5月17日読了『大人の流儀』伊集院静著 評価B ちょっとした彼の見解を集めたある意味エッセイ。 ブックオフ105円か、図書館貸し出しなら読む価値はあるかな?1時間半程度で簡単に読めてしまう程度。 北方謙三氏に似たあの年代の矜持みたいなものを感じました。

    0
    投稿日: 2012.05.19
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    押し付けがましいことと共感、再確認できることが共存している。こういった生き方指南の様な本について最近思うのは、「読まずにわからんことは読んでもわからん」 receptorの準備次第で刺激の内容は180°変わり得るってのは当たり前とさえ思う。 「結局、自分が求めている答えしか受け付けない」は一般論にするには過言か。

    0
    投稿日: 2012.05.18
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    伊集院静の個人的な価値観が軽妙な語り口で読みやすく書かれている。 作者と価値観を共有するものではないので、書かれている内容について共感はあまりできなかった。 しかし、大人の男として自らの価値観に従って堂々と生きることが大人の男の流儀なのだという点は共感できる。 他人の目を気にして、空気を読んで、周りに合わせて、嫌われないように、自分を隠して…。 確かにいい年した男がみっともないね。

    0
    投稿日: 2012.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「大人の仕事とは、なんぞや」 伊集院静さんの著書「大人の流儀」に収録されているエッセイに、こんなタイトルのものがありました。 作家は個人の仕事ですが、伊集院さんのお父様は事業をされていたとのこと。 お父様から言われた事も交えて、仕事について、次のように書かれています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 企業は十年、二十年の単位で計るものではない。 五十年でようやくといっても過言ではなかろう。 それほど大きな集合体だ。 ただ金を儲ける目的なら企業とは呼べない。 企業の素晴らしい点はそこで働く人々の人生をも背負っていることだ。 当然、人々には家族があり、そこには未来が(子供たちのことと考えてもらっていい)かがやいている。 それらのものをすべて抱え、なおかつ企業は社会を豊かにし、人々に何らかの貢献をしていかなくてはならない。 若い人たちは給与で企業を判断するが、己の判断を預け、そこで懸命に働くことが人間形成につながるかということこそが肝心なのだ。 私の父は、私が後半生を作家として生きたいと話すと、 ―― つまらぬことを、独り仕事が…。 と嘆いた。 父は事業をやり遂げ、社員とともに働き、成長することが大人の男の仕事であると信じていた。 この頃、つくづく父の考えが正しいと思える。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最近の若い人は、「やりがい」を求めて就職を探しているとも聞きますので、 「給与で企業を判断する」というのは、当てはまらないかもしれません。 大きな組織でなくても、同僚や仲間と「ともに働き」、「成長していく」ことって、とてもいいなぁ。と思います。 少しずつでも実現できたら、素敵ですね。 「ともに働き」「成長していく」ことに、先頭に立って取り組めるのが、 「リーダー」とか「経営者」とか呼ばれる人になるのかな?。 伊集院センセイは、「男の仕事」といわれていますが、 女性も頑張っていますよね。 私も、ほそぼそとですが、頑張っています(^_-)-☆。

    0
    投稿日: 2012.05.16
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    この本を読み終わった直後、Twitterに、  『大人の流儀』読了。もし、魔法使いが現れて「誰かの人生と交換してあげる」っていわれたら、オバマ大統領でも、ハリウッドスターでも、アラブの大富豪でもなく、伊集院静がいいなと思いました。  posted at 2011年06月08日(水) 07:37:45 ってつぶやきました。 本書は、週刊現代に連載されたエッセイに加筆修正されたものです。 たとえば、こんな文章があります。 旅先でしか見えないものがある  若い人から、こう問われることがある。 「何もしたいことがないんです。でもこのままではいけないと思うんです。僕は、私は何をしたらいいのでしょうか?」  その時、私はこう答える。 「旅をしなさい。どこへむかってもいいから旅に出なさい。世界は君や、あなたが思っているほど退屈な所ではない」  すると何人かの若者が反駁するかのように言う。 「旅をしてなにがあるのですか?」  私は相手の目を見て言う。 「何があるかは、旅をしてみればわかるでしょう」 「…………」  若者は黙ってしまう。  例えば今、テレビ番組はクイズや知識(実はまるっきり知識とは違うが)の答えを求め、それが正解、不正解と断定する。  納戸の奥にしまってあった家族の品物でさえ骨董品と称して、その値踏みまでもする。金の価値に換算してしまった瞬間に、親や祖先への夢も何もなくなってしまうのではないか。  世の中は今、すぐに答えを求める。  正しい答えなどどこにもないと、やがてわかるのに、皆が答えを知りたがる。  幕末から明治期にかけて、日本人を初めて目にした欧米の外国人が、総じて語っている日本人の印象は、 〃好奇心が強く、人に対して好意的で、よく笑う人々である〃  というものだ。  この印象は多分に先進国の人々が途上国の人間を見るときに言われるものであるが、私は日本人の印象としては、そう間違っていないと思う。  日本人は受動的で、自ら何事かをしようとすることが歴史的にもなかなかできなかった。だからと言って日本人が劣っていたわけでは決してない。むしろ逆で目的意識をいったん持つと、驚くほどの推進力を持つ人々である。ところが今の日本人には目標、進むべき標べが見えない。衆もそうであるが、治めるべき役割の政治家もしかりである。 ──何がそうさせたか?  戦後、大人たちが隣人、他人、国家のことは真剣に考えようとしなかったからだ。 ──自分と、自分の家族が良ければそれでよかったのである。  そんなことはいつまでも続くわけがない。  若い人の特権に、 ──未だどこにも所属せず。  ということがある。  青春時代の君たちの目は、すでに私たちが失いつつある視点である。  昔、旅をしていて足を踏み入れた土地を気に入り、 ──ここで残る人生を送れないものか……。  と思ったことが何度もあった。  その土地は海外であることが多かったが、そう思った理由が単なる感傷や、甘えではなかった。  今も、多くの若者、大人たちが世界のどこかを旅している。その数は私たちが想像しているより遥かに多い。  私はその人たちを敬愛する。  人間は本来、旅する生き物ではないのか、と言う人もある。私も己自身のことを考えると、そうではないかと思う。  アフリカの高地で、のちに〃人類〃と称される生き物が誕生し、やがて歩行をはじめ、ユーラシア大陸を超え、ベーリング海峡を渡り、北、南アメリカまで旅をしたことを考えると、人が旅することは本能的なものである、敬愛されるべきものだろう。 ──旅は旅することでしか見えないものが大半である。  これは決して若い人だけへの提案ではなく、大人にも言える。何か機会を見つけて一人で旅発つのもいいのでは。 ★★★ この本の最後に、前妻の夏目雅子との出会いから別れが書かれた小編があります。 そこに、映画の言葉が引用されているのですが、それは、  「あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終わりがあるのよ」 というものでした。 愛する人を喪うことがどれほどの哀しみだったかということは、私にはわからないのですが、生きていくことにっよって得られる何かは少しずつ人に降り積もり、耐えがたいと思われた哀しみさえも終わりにする力があるんだなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2012.04.30
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    最初はよかったけど途中からつまらなくなった 何で大人が女子どもの吸ってる空気を読まなくちゃいけないんだ。 不安というのが大切。不安は新しい出口を見つけてくれる。

    0
    投稿日: 2012.04.22
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    本当に”当たり前のことを当たり前に”書かれているという感じ。 スパッと言い切っているところがとても気持ちよい。 ・・・・・・最近、なかなかここまでスパッと言える人が少ないからなぁ・・・。 この人、石原知事、橋下市長くらいか、ハハハ。。。

    0
    投稿日: 2012.04.21
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    楽しみにして読んだけど、思ったほどオトナの生きざまを指南する本でなくて残念。伊集院はモテるんだね。酒飲みで博打うちだけど。 池波正太郎とかのほうがモテ本として参考になるかな。

    0
    投稿日: 2012.04.18
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    面白いけど、ふーんという感じ。もう少し大人になればもう少し理解できるかな?それとも、生き方が違いすぎて無理だろうか。巻末の夏目雅子さんの文書は良かった。死について。

    0
    投稿日: 2012.04.14
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    図書館の新着展示コーナーで,この本が書見台に乗っていた。伊集院静が黒いタートルのセーター着て,腕組みした写真が帯にある。前を通る学生を睨みつけているみたいだ。「こんなとき,大人ならどう考え,どう振る舞うのだろう。「本物の大人」になりたいあなたに奉げる,この一冊」と帯にある。思わず手にとってしまう。帯の写真がどうにもカッコいい。すぐに借りた。 4月6日,広島で歯医者に行く間ために乗った新幹線の中で広げて読んだ。いざじっくり読んでみると,今の私にはあまり響いてこなかった。途中で挫折。読み終えることができなかった。

    0
    投稿日: 2012.04.10
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    つまらなくて最後まで読めなかった。 思ったよりも本人のエピソードが多く、 こういう本は作者のことが好きで憧れているなどでないと面白くない。

    0
    投稿日: 2012.03.30
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    正直言って微妙な本。 あまり遊んだ経験がない人には ワクワクする部分もあるのかもしれないけど、 私個人の感想としては、 この人はきっと、 根本的にボンボンで、 おじさんデビュー(遊びの部分で)した人だろうなー と言う感じ。 この年にしては それこそ「大人」になりきれていない気がする(笑) 所々面白い所もあるけど 作家ならこの位当然…

    1
    投稿日: 2012.03.23
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    寿司屋やバーテンダーには 腕時計に凝っている人が多いという 寿司屋が飲みに繰り出すときに 腕時計をするすがたがいいらしい

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    投稿日: 2012.03.22
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    途中で終了。。。 雑誌掲載のエッセイをまとめた本のようだが 時間が経っていて何の事を書いているか不明だからなのか 彼の感性と不一致からなのか どうにもページが進みませんでした。

    0
    投稿日: 2012.03.18
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    伊集院静氏の代表的な小説が何かって言われても思いつかないのだが、夏目雅子さん、篠ひろ子さんの夫という超モテ夫だ。自分とは対局にあるだけに、なんともうらやましい限り。阿佐田哲也氏と夏目雅子さんのくだりは面白かった。あと、自分がいうのもおこがましいが文章はさすが、ちゃんとエッセイらしいオチが嫌みなくついてた。

    0
    投稿日: 2012.03.08
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    大人の男とは何ぞや。人それぞれなので、出来る事できないことあると思う。著者の理想像が絶対では無いだろうし。 いずれにせよ良い人間とは人を労わる気持ちと優しさが必要なのだろう。 最後の夏目雅子さんに関するエッセイを読んでしみじみ思った。

    0
    投稿日: 2012.03.06
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    広告制作から小説家へ転身、故夏目雅子の闘病に付き添う献身な夫、すごくモテる、という本人以外の著書や取材内容から抱いていたイメージとは裏腹にでたらめで無頼漢で頑固そう。でも、本書の最後に記された夏目雅子さんへのあふれる思いにモテる理由が分かった気がした。

    0
    投稿日: 2012.03.04
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    お酒やギャンブルが好きな著者のいままでのやんちゃ振りや若かりし頃の時代ならではの思い出話などのエッセイ集。 直前に「老いの才覚」を読んでおり、つつましく生きる美学を心得たと思ったばかりなのに”なぜ女子供に気を遣わねばならんのだ”にはひいてしまった。 この人に連れ添うのは大変だな、などと想像してしまう反面、こういう男性を笑ってあたたかく見守れる懐が大きい女性が素敵な女性なのだろうな、と思う。 そんな著者が重んじている人情、惹かれる同性像、元妻の死についてのくだりを読むと不思議とこの著者に惹かれてしまうのである。

    0
    投稿日: 2012.02.28
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    大人の男性の一家言みたいなものが書かれていて(伊集院静氏の視点ではあるが)、なかなか面白かった。 さらっと読めたが、夏目雅子さんについての部分は、深く心に届くものがあり、読後はしみじみ。

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    週刊現代でのエッセイをまとめたもの。夏目雅子との出会い、生活、別れの部分が興味深い。哀しみにも終わりがある、という言葉に救われる。

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「大人」の流儀というよりも、「大人の男」の流儀。女性にはえ~っと思われる部分もあるが、伊集院静さんがもてる(勝手にそう思っているだけ??)理由が分かったような気がした。 かっこいい男の大人に近づいて欲しくて、高校生の息子にすすめた。少し読んだようだが、時間切れ。かっこいい大人になるには時間がかかりそうだ。

    0
    投稿日: 2012.02.22
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    「大人はなぜ酒を飲むのか」「大人にも妄想が必要だ」など、大人の振る舞いについて書かれています。軽く読めるエッセイなので、ちょっとした不安や疑問を抱いた時に、暇つぶし感覚でサラリと読むのがおすすめです。

    0
    投稿日: 2012.02.22
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    未熟な俺には大人の流儀はまだ理解できません。 こういう無骨な大人との設定んがないと、 自分の周りだけではなかなか、こういう思考回路には到達しませんね。 大人って難しい。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    おそらく私はこの人の価値観は好きではない。 それは、大人の「男」の人生がどういうものか到底理解できないと言うのもあるとは思う。私の好きな大人像はここには無いけれど、それだけ働く男の人生は大変だということなのかな。 加えて、還暦過ぎたオヤジが書く文章としては品がないと思った。エッセイだからそれが良いのかもしれないけど。 嫌な人の意見にも耳を傾けなくてはと常々思っていたので、経験としては意味があったと思う。 ただ一つ言えることは、想いのある文章はとても素敵だと言うことです。

    0
    投稿日: 2012.02.13
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    何となく読んでみた本。 偏屈な感じがして、綺麗事ばかり書いてる人よりはずっと親しみがわいた。でも多分身近にいても仲良くはならない気がする(笑)。「昔はこうだった」とか、「男は〜」みたいなくだりが所々あってうーんて思ったりしたけど、まぁそれはそれ。「大人の仲間入りをする君たちへ」の内容は、心に留めておこうと思った。

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    投稿日: 2012.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・人間は強くて弱い生きものだ。そんな時、酒は友となる。 ・こちらに9分の非があってもいったんはじめたらビクッともせんことですわ。押しまくってたら必ず突破口は見つかりますわ。 ・大人の男は近所の煙草屋まで、煙草を買いに出かける行動がすでに旅なのだ。 ・美食家?食べ物のコウシャク言うんなら五十年、一財産喰ってから言え。 ・彼等が出がけに腕に時計を嵌める仕草が好きだ。鮨職人の手に時計がされた時、その瞬間に仕事場ではない場所に足を踏み入れる感じがして、大人の男が遊び場に出向く折の何とも言えない、いい雰囲気がする。 ・金で手に入るものなどたかがしている。金を力と考える輩は、さらに大きな金の力で、あっという間に粉々にされる。 ・手紙は丁寧と誠実、つまり姿勢だ。墨を使うなら朝一番の水がいい。 ・通夜は早く行って、早く引き揚げる。それでなくとも家族は疲れているのだから。残されたものを労る。相手はもう死んでしまってるのだから。

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    投稿日: 2012.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続編もすでに出ているようですがぁ。 きちんとした大人 男の大人目線で。 の、エッセイ。 何より。 夏目雅子さんにふれてあって。 25年の月日が流れて、ようやく・・・。  ~暮らした日々 出会いから。 闘病生活。 その後も・・・。 お世話になった方々。 触れあい。 ここ、何よりよかったです。 『だから生き続ける。そうすれば亡くなった人の笑顔を見る時が必ずきます。』

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    投稿日: 2012.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ここ最近の売れ筋の作品。 確かにカッコイイ大人な振る舞いについて色々な観点、 経験を元に書かれています。 しかし芸能会に近いポジションにいた筆者であるからこそ 経験できた世界も多々あるのでは?と思います。 別の観点では、少し古い考え方ともとらえられますが、 この考え方こそ、元来日本人がカッコイイと感じていた 人の姿なのかもしれません。 (少々色んな事にケチつけすぎ感も否めないですが。) 本作はそんな姿を実経験含めて紹介している作品なんだと思いました。 また終わりに前妻である夏目雅子さんについて綴られていますが、 この部分だけ全く肌色の異なる手記のような内容でした。 カッコ良く書けないので素直に書いたという印象です。 まあ要は、人生色々なんだと思います。

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    投稿日: 2012.02.08
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    気楽に読める内容だった。大人の男にはこだわりがあるべき。納得いくこともあれば、そんなもんかと思えることもあり楽しめた。大人の男には説教臭くないポリシーがあればいいんじゃないか。結局、それがどうした。ってことだな。

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    投稿日: 2012.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ■丁寧は仕事の基本である 書籍「大人の流儀」(伊集院静著・講談社刊・189頁)から。 書店で見つけ、図書館にリクエストしようかな、と思いながらも、 なぜか、すぐに購入し、一気に読み切ってしまった。 この「大人の流儀」というタイトルや表紙に惹かれて読んだ人は、 ちょっと物足りないかもしれないが、あの夏目雅子さんを惚れさせた 彼の男っぽさは、充分に堪能できる内容ではないか、と思う。 相変わらず、私のメモは増えたが、一度、書き写し、 さらにパソコンに入力した読後メモを眺めていたら、 何度か登場する「丁寧」と「誠実」いう単語が、目についた。 「清潔、身綺麗は、丁寧につながる」「丁寧は仕事の基本である」 「丁寧は人間の誠実が、これをさせている」「誠実は生きる姿勢である」 「人に文章で何かを伝えたいなら『誠実と丁寧』が基本だ」・・ いつものように、気になって調べてみたら 「丁寧」とは、細かいところまで気を配ること。注意深く入念にすること。 言動が礼儀正しく、配慮が行き届いていること。また、そのさま。 彼が言いたかったことは、これか・・と頷いた。 「流儀」もいろいろ意味があるが「心構え」なのだろう。 「大人(特に男)の流儀(心構え)」とは、単なる器が大きいだけでなく、 「誠実・丁寧」を常に根底に置き、 行動ができる男こそ、その人間の魅力を倍加させる、 そんな意味に理解したがいかがなものか。

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    投稿日: 2012.01.29
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    ウ~~ン 私 こういう人好きになるかな・・・ 大人の男性なのかな・・・ もちろん私の器が小さいことは承知していますよ。 夏目雅子さんが好きになった人ですものね!

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    投稿日: 2012.01.17
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    大人、伊集院静氏が若者に捧げる書。 大人になりきれない人にも効き目あり。 とても優しく魅力的な殿方であった。

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    投稿日: 2012.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    福本 本の帯に、「ちゃんとした大人になりたければこの本を読みなさい。」と作者の伊集院静さんのコメントがあり、渋い伊集院さんの写真が表紙で、なんとなくひかれて購入してみました。 伊集院静さんのコラム集です。 この方は、亡くなった女優夏目雅子さんと結婚されていた方だそうで(私はあまり知らなかったのですが、有名な話なのでしょうね。)、これまで25年ほどの間彼女に関する文章も書かず、取材も受けずにきていたけれども、このコラムではじめて彼女の事を文章に書いたそうです。 最終章で彼女との出会いから結婚、病気になってからの2人の様子が結構詳しくかかれていて、思わぬところで特別な話を読むことができたのでその面でも購入してよかったなあと思いました。 その他コラムも、伊集院さんの大人の流儀がかかれていてすごくかっこいいなと思うところもあり、他の著書も読んでみたくなりました。

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    投稿日: 2012.01.16
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    自叙伝。故夏目雅子との出会い、最期が巻末に書かれている。作詞家として「ギンギラギンにさりげなく」や「愚か者」を手がけている。 すんなり読めたが、大人の流儀と言うより伊集院静の流儀を春夏秋冬、感じるままに書いた内容。

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    投稿日: 2012.01.14
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    作家・伊集院静が自身の体験に基づいて「大人とはどういうものか」を綴った一冊。 家の近くの本屋をぶらぶらしていた時に見つけて購入。全体が200ページ弱で5ページくらいのショートストーリーを積み重ねていく形だったので、読みやすかった。 この本は作家の思想を書いたものだから納得できるものも納得できないものもあったが、「体験を基に自分の価値観を記すことができる」のは一流の”大人”だと思った。若輩者ながらに、ね。星3つ。

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    投稿日: 2012.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    酒も煙草もギャンブルも知り尽くした筆者が説く大人の在り方を纏めたもの。伊集院イズムのオンパレード。たまに「ん!?」と思ってしまうのは私がまだお子ちゃまだからかな。 ・大人が人を叱る時の心得 ・生きることに意味を求めるな ・大人の仲間入りをする君たちへ ・正月、父と母と話す大切さ

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    投稿日: 2012.01.08
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    いい本だと思う。てんとう虫と一緒に暮らすのも風情があっていい。 余談だが、自分は本書を読むまで、筆者が夏目雅子の夫だとは知らなくて、そこが一番印象的だった(笑)

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    投稿日: 2012.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「馬鹿言ってるな。なぜいい年して、女、子供の吸ってる空気を読まにゃならんのだ」 誰のお蔭で生きてるんだ。人が人を叱るのに、空気を読む必要などさらさらない。 ↑これは不愉快な表現。男だけに読ませたいのか。 面白くない物言いが殆どだが、成る程と思う言葉も幾つかあった。

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    投稿日: 2011.12.31
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    飲み屋さんで得体のしれない酔っ払いに絡まれて「最近の若者は…」という話を聞かされる。そういう気分になります。 自分はそういう酔っ払いの言う事は参考になると思っているので、この本もとても参考になりました。 多分。

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    投稿日: 2011.12.28
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    一番最後の章で、故夏目雅子さんとの出会いと別れについて触れています。伊集院さんの心の中には、まだ活き活きと夏目さんが生きているんだなあって思いました。

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    投稿日: 2011.12.25
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    作家様のことばで世の習いを説く。悪しき見本でもあるかな、でもそれ以上に善き見本でもあるはず。故・夏目雅子さんへの思いに涙。

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    投稿日: 2011.12.20
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    実は著者の本は初体験。最初は講釈ばかりで威圧的だと思ったけど読むうちに、たまには良い事も言うなぁとなり、終いにはすごく自然体の人だなぁと好感を持つようになった。テクニックじゃなくて心意気でどうこうっていう、たまには息抜きがてらに読んでリフレッシュしたい、そんな本かなぁ。

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    投稿日: 2011.12.19
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    テレビで伊集院さんを見て、話してることを聞いて、読んでみたくなって。 何でもなくお酒を飲むな、というようなことを仰ってた気がします。 本は、伊集院さんの口調が楽しくて、ふふ、って思いながら読みました。 言っちゃっていいんだ、と感じたり、 そうか、あの違和感はかっこ悪いからなんだったんだ、という気付きがありました。 大人の流儀。 大人の男の流儀、かな? 女でも同じだろうと思うけども。

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    投稿日: 2011.12.11
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    伊集院氏はモノゴトの本質、あるいはそれに近いところでの発言が多いので気持ちイイ。大人の流儀が身に付くヒントが満載です。最後に「愛する人との別れ」の題で、故・夏目雅子さんのことにも触れています。

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    投稿日: 2011.12.08
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    久しぶりに自分にとっての、ものすごく良い本に出会った気がした。 感想を書くのは得意ではなく、イイって思ったことをうまく伝える術を知らないが、そうだよなあと思ったことや、視点がすごく好きだなあと感じた。 ・・・・・・稚拙な言葉でしか表わせない自分がうらめしい。

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    投稿日: 2011.12.07
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    <書きとめた言葉> ・自分のことを棚にあげて、正義をふりかざす輩を嘘つきと呼ぶ。 ・私が酒を覚えたことで一番救われたことは、どうしようもない辛苦を味わなくてはならなかった時に酒で救われたことだ。人間は強くて弱い生きものだ。そんな時に酒は友となる。 ・魅力的な経営者、それ以上に魅力的な社員がいる会社を選びなさい。 ・すぐに役立つものはすぐに役立たなくなる。 ・金を全ての価値基準にするな。 ・自分だけが良ければいいと考えるな、卑しい。 ・酒は乱れるな、愚痴るな、品の良い酒を覚えろ。 ・周囲の人を大切にしろ。

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    投稿日: 2011.12.07
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    書店でも評判になっているということで手にとってみました。「週刊現代」に連載されたエッセイを再録したものです。一冊の本という形で伊集院氏の著作を読むのは、たぶん初めてですね。  帯には、「苦難に立ち向かわなければならないとき。どうしようもない力に押し潰されたとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。」とありましたが、正直なところ、そういったシーンと正対したとき思い起こすような「心に響くフレーズ」はあまりありませんでした。かなり物足りないという印象です。

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    投稿日: 2011.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全体的な感想としては少し退屈な内容。 自慢話に近い書き方。 と言っても自慢しているわけではなく作者自身の歩んできた人生について書かれている。 人生における人の心理を書き表している。 人それぞれ考え方はあると思うけど伊集院静という人は後悔しない生き方をしてきた人ではないのか?? と思わせられた。 この本んで印象に残ったのは葬式での作法?? 葬式のときには何を考えるか?? ということ。 そんなの当たり前だろ!!と言われそうですが、自分はいままで考えたことがなかった。 当然ながら死んだ人のことだけを考える。 当たり前だ。。。 でも皆が本当に葬式の時にこのことを考えているのか?? 少なくとも自分はそう考えたことはなかった。 会社についても書かれている。 会社の宝は資本でもなければ業績でもない。 会社の宝は社員だ!! 社員を大事にすることが一番大事!! これも間違いではないと思う。 ただ、自分はこのことには少し疑問がある。 会社にとって社員は大事。 でもそれ以上に大事なのは会社が社会にどれだけ貢献しているかということではないのか?? と自分は思った。 社会に貢献するということは、その会社で働く人を守りその家族を守り地域を守りそれが日本を守ることにつながる。 まぁこれを言い出したらきりがないので・・・。。。 この本は好き嫌いがはっきり分かれると思う。 自分には少し退屈な内容だった。 ただ、伊集院静という人は面白い人だということは間違いない!!

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    投稿日: 2011.11.26
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    ・ひとつひとつの流儀は共感するものもしないものもあるが、色々なことに気付き、都度考えながら、長い間かけて一つの軸ができたのだろうな、と感じさせられた。 ・人生良いことも悪いことも色々あるんだな~と思わせる、味のあるエッセイだと思う。

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    投稿日: 2011.11.22
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    男尊女卑的思想も垣間見える。オモシロけりゃそれでいいんだけど。 山口県出身なんですね、この方。 ちなみに私は山口修習でした。

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    投稿日: 2011.11.18
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    筆者らしくない題名だし、帯には顔写真まで載せてしまうし...と私の感覚では「作風変わっちゃったのかしら?」と疑ってしまうところがあり、なかなか手に取ることができなかった本でした。 しかし、読んでみればいつもの、優しくもあり、厳しくもあり、哀しくもあり、情けなくもある筆者の言葉に夢中になりました。 心に残った言葉は、『人はれぞれ事情をかかえ、平然と生きている』涙しました。

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    投稿日: 2011.11.18
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    Kさんお勧め図書です。 共感というより​は、「えぇ、そぉなんですかぁ(;´Д`)と年上のおじ​さまにたしなめられてるような感じでしたねwそれが逆に​新しい価値観を見つけられた感じで読み終わって清々しか​ったです。 現在仙台在住の伊集院さん、奇しくもこの本、大震災直後​に出た本みたいですね。・・・それにしても、ついつい伊​集院光って言っちゃう。

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    投稿日: 2011.11.15
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    作家の伊集院静先生が週刊現代で連載されているエッセイを再構成してまとめたものです。伊集院先生のまた違った姿を垣間見ることができて、ファンとしてはうれしい限りです。 この本は伊集院静先生が週刊現代に連載しているエッセイを春夏秋冬別に再編集して収録したものです。僕は週刊大衆のギャンブルまみれの日常を書き綴ったエッセイも大好きですが、なかなかどうしてこういうからクチのエッセイも棄て難く思います。この人はやっぱり普通の人の何倍も濃い人生を送っているだけあって、書いてある言葉の一つ一つに深い意味があって、本自体は新書くらいの厚さなんですけれど、内容は普通の本と同等かそれ以上であると確信しております。 例えば、大好きな人に手紙を書きたくなったとき。上司に意見をしなければならないとき。人を叱らなければならないとき。大切な人を失ってしまったとき。嫌でもケンカをしなければならないとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。そんなときにそっと伊集院先生が傍に寄り添ってくれているみたいで、読後は少し暖かい気持ちになりました。 そして最も注目すべきところは先妻である夏目雅子さんのことを二十五年の歳月を経て文章にしたということです。別なエッセイで、彼女の事は書かないし、彼女と縁があった人間とも、疎遠にさせてもらった、と書いていたのを読んだことがあるので、最初に件の文章を読んだときにはすごくショックでした。一人の人間の、愛する人間の『死』に向かい合うのはそれだけの時間がかかるものなんだと、そんなことをふと思ってしまいました。 彼のテイストをどうにかこうにか自分の中に取り込もうと考えている昨今ですが、それにはまだまだ時間がかかりそうです。

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    投稿日: 2011.11.14
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    【他人への指導方法】 ・言い方に気を配る必要はない。あなたの言葉でダメなものはダメだと言いなさい。 ・社会というものは、まるで違う場所であることを教えなさい。 ・理不尽がまかり通るのが世の中だ。 ・KY?馬鹿言うな。なぜいい年して、女、子供の吸ってる空気を読む必要がある。 【なすべきこと】 ・人が窮地にある時、その人に手を差し伸べること。 ・何か機会を見つけて一人で旅をしなさい。いい土地に出会いなさい。旅は本能的なものであり敬愛されるべきもの。スペインの巡礼の道。ポーランドのアウシュビッツ。 ・金の価値に換算できない、親や祖先への夢を持つこと。 ・今の日本人として、進むべき標べが見い出す為に、隣人、他人、国家のことを真剣に考えなさい。 ・新聞の見出しに気を配ること。時代の趨勢がわかる。 ・ゴルフの心得は、1:ベストを尽くす(諦めていい加減にならない)、2:迷惑をかけない(アマチュアなんだからさっさとプレーする)、3:遊びを忘れない(所詮遊びなのだから楽しむこと) ・打算はするな。大人が笑うことでも命懸けで進んでいく方が人生は案外と充実する。 ・書けそうで、書けない漢字などどうてもいい。五風十雨など、基本の言葉を大人の男は学んでおかないといけない。 ・漸く上位で戦える技術と精神力が備わると勝利の女神は予想外に早くやってくる。 ・差はほんのわずかであり、勝ち味という勝つ要領のようなものが存在する。プロはそういうものである。 ・盆は恩師、先輩の墓にいけ。それをかかしたらあかん。 ・プロの教えというものは、簡潔で無駄がない。(簡潔で無駄がないように心がける) ・叱られたこと、躾けられたことばかり人は覚えているもの。 ・墓のたたずまいと、墓所の風景、寺のありようを記憶に残し、命日の朝、そちらに向かって手を合わせれば、それで十分墓参を果たせる。昔の人はそうした。 ・仕事を忘れて、普段の時間と全く違う時間を過ごす。それがすべて。何をするかは二の次。無所属の時間は大切である。 ・ホテルの一室でじっと過ごす。街を理由もなく歩いてみる。何かがあるものだ。 ・大人の男は、近所のタバコ屋までたばこを買いにいく行動がすでに旅である。人は何かに巡り逢うもの。 ・自分をひけらかす人間は最低である。嫌みそのもの。馬鹿の気持ちになってやるのも大人である。読めそうで読めない漢字。そんなもの放っておけ。別に生きるのに支障はない。そんな暇があったら働け。 ・人間も獣であるから、静かに神経を尖らせて、流れ、風、気配を読むこと。大局の流れ に自分一人が逆らっても、どうしようもない。 ・冷静な意見は、最初、皆を驚かせるし、愚かにさせ聞こえる。 ・軍人の厳しい訓練に耐えされているのは、愛国心であり、これに匹敵する強靭な精神は古代から存在しない。愛国心の基盤は、家族であり、故郷である。 ・清潔、身綺麗は、丁寧に繋がる。丁寧は仕事の基本である。丁寧は人間の誠実さである。誠実はいきる姿勢である。プロは寡黙であれ。多弁では仕事が疎かになる。 ・自慢話は、二流、三流の人間の十八番であり、自惚れである。蘊蓄なんてものは、知識を深く貯えてあるというそれ自体が厭らしい。 ・店というものは、人だから縁がないものはそのままでいい。たかが飯屋である。 ・身嗜みとは、体調、髪、髭、爪、清く・潔い形であればそれでよし。出かける前に鏡を見て大丈夫と判断したらでかければいい。 ・吸い込んだ冷気、枯葉や乾いた土の独特のにおい。冬の匂い。 ・喧嘩に加害者も被害者もない。ましてや酒の席で酔っていれば道理も失せる。同情の入り込む余地などない。喧嘩は両成敗である。 【生きる姿勢】 ・不安であることに感謝する。不安こそ新しい出口を見つけてくれる唯一の感情の在り方。 ・正しい答えなどこにもないのだから、すぐに答えを求めるな。 ・普段は受動的でよい。ただ、何かをするときは、目的意識を持つこと。 日本人は一旦持つと驚くほどの推進力を持つ。 ・世襲すべてを否定はしないこと、しかし、地盤と金を引き継ぐための税の免除や特権は激しく非難すること。 ・今の会社で懸命に働くことで人間形成に繋がることを常に意識しなさい。 ・窮地に追い込まれている人は叱るな。大丈夫か、そうか、その一言で十分。 ・人間は愚かで、またとても素晴らしいことを知る。 ・一国の首相の格を恥じる。日本は民主主義ゆえ、自分が笑われている。その国の力の鏡である。 ・大人の男が約束したり、発言することの大きさを理解し、掲げる目標は実現可能なレベルにすること。(日本は、CO2を25%削減します。あの約束どうするのか。) ・人間は強くて、弱い生き物だ。そんなとき、酒は友となる。 ・仲人、または立会人を依頼されたら、よほどの借りがない限り断りなさい。 ・皆が騒ぐから自分も声を上げる。それがいまの日本人である。絶対にしない。 ・生きる意味なんぞ、誰か暇なやつが考えればいい。哲学者とか。 ・修業時代に辛苦を味わう。叩かれた顔は味がでる。 ・大人はいいか?辛いに決まっている。人生とは総じて割には合わないものということを平然と受け入れて生きるのが大人。 【知恵】 ・風俗で働くことは悪いわけがない。彼女たちも人の子であり、夢があり、何か目的、事情があって働いている。健気である。性の捌け口、孤独の依る所は社会にとって必要だから存在している。 ・嘘つきとは、「自分のことを棚に上げて、正義を振りかざす輩」 ・ゆとりが大人をダメにする。教科書一冊を満足に修業できなくて何が教育だ。 ・週休2日制になってから、日本の経済や日本人の労働に対する考えに歪みが出始めた。体得するのに何年もかかるものが、7日の間に2日も途切れていては何も覚えられない。 ・不況、不況と騒いでいるのなら、私共、休み返上して働きますと世間なり、国に向かって宣言する会社や地域があってもいい。 ・車代は出す方も、受け取る方も野暮である。 ・命日は朝であることが肝心。午後になれば時間の吉凶が悪くなり、時刻の柄がよくない。 墓前には故人の好みで酒、饅頭を添えるのも安いので結構だ。それを頼りにしている人、鳥、虫もいる。 ・どの位墓前にいるか?線香が2,3本燃え尽きる時間でいい。後は、墓所の風情をよく眺め、覚えておくこと。 ・冠婚葬祭に必要以上の金を出すのは、みっともない。 ・賢人と呼ばれて平気で出ていく大人の男がいるか。 ・人間一人がこの世の中を生き抜いていこうとすると他人には話せぬ、とても人には言えない事情がある。他人の抱える事情は、当人以外の人には想像もつかない。それが世間のすれ違いである。人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。 ・仙台は、伊達政宗、仙台藩62万石の城下町のせいか商いも殿様商売ならぬおっとりした雰囲気がある。 ・中国人は日本人と同じ間違いはしない。国家が行き過ぎた投機に歯止めをかけるだろうし、中国にはそれができるだけの国家権力が存在している。 ・経済力が国力のすべてではないし、民主主義を日本のように最良のイデオロギーとは思うべきではない。 ・金にまつわるよからぬことや常識を逸脱したことが起きると、その背後には銀行がいる。 ・遊興は仕事のあとでやれ。今、地球上で昼の日中から働き盛りの男女が遊興にうつつをぬかし、30兆円ともいわれる金を注ぎ込んでいる国は日本しかない。無駄である。 ・神頼みなぞ一切するな。今更神がこっちの言うこと聞く道理がない。 ・時間というものは、絶対的な力を持っている。時間とは残酷で容赦ない。空間も、社会も、生態系も、宝くじの当たり札も、賽の目のピンゾロも、絶世の美人も、政権交代も、時間に比べれば皆屁みたいなもの。年の瀬は普段と違って余計な煩わしさが向こうからやってくる。

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    投稿日: 2011.11.09
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    バンコクの洪水を逃れてパタヤに宿泊している。工場が比較的近くにあるので、工場のオフィスで仕事をしている。 少し忙しいのだけれども、パタヤのホテルに1人で宿泊していると、仕事から帰ってきた後、あまりやることもなく、本をよく読んでいる。 伊集院静の本は読んだことがなく、この本が初めて読む本。週刊誌に連載されているものを集めて新書にした本だけれども、惹かれたのは、最後に夏目雅子のことが「愛する人との別れ」という題名で書いてあったから。 本体のエッセイ部分はどうということのない本だったけれども、この最後の「愛する人との別れ」という文章には心打たれるものがあった。亡くなってから25年が経っているので、伊集院静も振り返る心の余裕が出来たのだろうと思うが、淡々と綴っている中に、やはり悲しみが感じられる。 僕も同じ経験(妻を亡くすということ)をしている。そのことは、心の中から出て行くことはないし、悲しみがなくなることもないのだけれども、思い起こすことが出来る程度にまでは、悲しみが薄れていくということはよく分かる。

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    投稿日: 2011.11.07
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    作家、作詞家の伊集院静氏が週刊現代に掲出したコラムを加筆修正し、まとめたもの。叱らなければならないときは叱れ、危険を察知したらただちに対処せよ、空気よりも流れを読め。自分の信念や生き方を貫くことで周りにも認められる。大人の男としての矜持を持ち、カッコよく生きられるか、ヒントを与えてくれる一冊。

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    投稿日: 2011.11.07
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    初めてこの人のエッセイを読んだ。題名の通り大人の男のエッセイだ。一言でいえば、彼は「やさぐれ」だろうか。今時こういう男性、作家は希少価値かもしれない。もう1世代前の作家はこういう生活、考え方は「なるほどやはり」と思ったものだが、現代ではなかなか出会えないだろう。ましてや全うな社会人、普通の人のなかにこういう考えの男性はなかなかいないだろう。きっと普通の男性はこういう考え行動をすることがあこがれなのかもしれない。しかし実際にはこのような行動をすれば組織人としては生きにくいだろう。逸脱した行動をとりながらもどこか全うな考えを持っており、エッセイの内容は「なるほど」と思わせる。それが彼の魅力であり、だから一流の小説家なのだろう。

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    投稿日: 2011.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の毎日の仕事ぶりを思い返すきっかけとなった一文を紹介します。 「丁寧は仕事の基本である。丁寧は、人間の誠実が、これをさせている。誠 実は生きる姿勢である。」 誠実であろうと考えることこそあれ、何が誠実さに結びつくかということは、意外と普段考えていないと気付かされました。

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    投稿日: 2011.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もっと遊ぶことが必要と感じました。 全肯定して、100%言うことを聴く気にはならないけれど、日本にもかっこいい大人はいるんだ。 そういう大人になりたい!

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    投稿日: 2011.10.22
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    人生を断定的に語る頑固おやじタイプのエッセイというのが最近少なくなった。 開高健さんとか山口瞳さんとか池波正太郎さんとか。伊集院静さんは久しぶりにそんな頑固おやじ風で嬉しくなる。 「KYとか言うが、なぜ女子どもの空気を読まねばならぬ」と差別意識丸出しである。 グルメブームに批判的でミシュランを敵視している。ミシュランについて調べて批判しているというより決めつけて蔑視てしてるようだ。 自分は博打に酒に溺れていても人は平気で叱る。 借金を背負ってタイヘンと言いながら、食事するなら銀座の一流でと行動に均衡がとれていない。 「喧嘩に加害者も被害者もあるものか。その上、酒の席だ。酔っていれば道理は失せる。」なんて酒飲観も古い。 でもそのくらいがいい。「ちょっと違うんじゃないの」と思いながらも、激しく納得もする。良くも悪くも反応が大きい。 五木寛之さんは例えば「人生のヒント」は語り口が優しい。反発はないのだが、そのうち忘れてしまう。 椎名誠さんだと、人生訓にまでもっていくのに躊躇があるみたいだし。 新入社員に対してなんて、山口瞳さんのようなことを書いているが、あまり深くない。最後さらっと舌を出してるような軽さが作者の持ち味のようだ。 夏目雅子の少しまとまった文章が読めるのもこの本ならでは。 なるほどと思ったとこをメモ。 私は、人が社会を知る、学ぶ上でいくつかの条件のひとつは、”理不尽がまかりとおるのが世の中だ”ということを早いうちに身体に炊き込むことだと思っている。 旅先でしか見えないものがある 所詮遊びなのだから楽しむことだ。同時に遊びだからいい加減にしないことだ。 どんな生き方をしても 人間には必ず苦節が一、二度むこうからやってくる。それがないのは人生ではない。人間は強くて弱い生きものだ。そんな時、酒は友となる。 ”鉄は熱いうちに打て”と先達は行った。私は真実だと思う。人間の能力は磨く以前に打つことが大切だ。 スポーツは敗れることで学ぶことが勝者の何倍もある。でも勝った方が嬉しい。 物の値段とは正当な労働と同じ価値のものなのだ。 親しい方を亡くされて戸惑っている方は多いでしょう。私の経験では、時間が解決してくれます。だから行き続ける。そうすれば無くなった人の笑顔を見る時が必ずきます。最後に、数年前に観た映画でのチェチェンの老婆のせりふを紹介します。 あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終りがあるのよ いつの時代も、金にまつわるよからぬことや常識を逸脱したことが起きると、その背後に銀行がいる。 無所属の時間を大切に。 人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。 ギャンブルの最大の弱味は、己でしかない点である(他の人をよろこばしたりしない)。

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    投稿日: 2011.10.21
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    非常に難しい。 自分にはまだ早かったか。 大人は何ぞや?というヒントを探すために読んだが、見つけることができず。 各題の結論がストーリーの中に書かれているものとおもい読み進めたが、そうでもなかった。 皆様のレビューを拝見すると、私には感じることができなかった様々なコメントが書いてあった。 大人って?…

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    投稿日: 2011.10.17
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    ふと、読み終わってから、カバーを見ると、a genuine way of life by Ijuin Shizukaと小さい文字で、書かれている。直訳すれば、見せかけでない誠実な人生、とでも、訳されようか、それとも、日本語の訳を、英訳したものなのか?一体どちらだろうかと、思わず、考えてしまった。昔の武士は、元服という儀式で、死に方の作法を、体現させて、武士になる、一人前の武士になるという自覚を持たせたが、今日、成長障害を伴った多くの大人達が、存在するが故に、私も含めて、こうした読者達が、改めて、「大人」とは、なんぞやを、再考するきっかけにしたものなのか?成人するということは、最近では、前倒しで、18歳ではどうかという議論もあるが、むろん、法的には、20歳で、成人扱いだろうが、どう見ても、誰も、大人だとは、思われない大人が、多い。もっとも、我々世代も、その昔は、新人類だの、ビートルズ世代等と、揶揄され続けてきたが、、、、、。一体、「大人」とは、「見せかけでない誠実な人生」とは、何であろうか?結婚し、子供を持ち、親になり、育てて、成人させ、、、、そういうことなのか、自己責任を負えることなのか、品格とは何かが、体現できるようになることなのか、「五風十雨」の生活の意味が納得できることなのか、生きると言うことが、何の特別な意味がないことを分かっても、それでも、生き続けることなのか、哀しみにも終わりがあることを、分かるようになることか、人生は、理不尽で、不条理だなと納得できることか、打算に、陥ってしまったことを自覚することか、冠婚葬祭、墓参りの作法が、分かることか、身だしなみが何たることかを分かることか、人には、色々事情があることを初めて理解出来るようになることか、愛する人の死を前にして、本当に、途方に暮れると言うことを実感できることか、人生には、運・不運があると言うことが、自然に、実感出来ることか、大人の酒を酌み交わせるようになることか、読めば読み進むほどに、自戒と自問自答が、頭の中で、渦を巻いてくる。

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    投稿日: 2011.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・初めて伊集院静の本を読んだ.春夏秋冬でその季節に関することを思うがままに?書いているように思えた.その構成は面白かったが,たまに??なんでそうなる?って思うことも多かった. 読む前は,いわゆる昔堅気な大人を肯定するような内容なのかと思っていたが,読んでみると予想以上に,愛とか情の大切さについて述べられていた.

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    投稿日: 2011.10.12
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    今の日本にはなくなってしまったような(元々ない?)価値観や物差しを持つ作家が書いたエッセイ。自分の美学を貫くのはつくづく難しいことを教えてくれる。亡くなられた奥様に関する最後のエッセイは必読か?

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    投稿日: 2011.10.11
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    人生の酸いも甘いも乗り越えた筆者の味わい深い足が地についた人生観に共感。心を静めたいときに読み返す本。

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    投稿日: 2011.10.09
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    最近、大人と思える人が減ってきた様に思う。子供達に大きな影響を与える教師、我々の社会環境に大きな影響を与える政治家でも、大人と思える人が減ってきているのも嘆かわしい。自分が歳を重ねてきた面もあると思いたいところだが、社会がロジカルに進化しすぎているからだろう。我々は社会の一員としてルールや指標を守らなければならない。しかし、それを超えて、一人の人間として美学や流儀を持って生きていきたい。 2009年7月から2011年1月の「週刊現代」の連載コラムをまとめて本にされたもので、その時々の社会での出来事を思い出せるのも面白い。また、私が好きな女優の一人であった著者の妻・夏目雅子についての付章も心に響いた。

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    投稿日: 2011.10.08
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    20歳を超えたら成人とされる日本だが 今年で27歳になる私も大人になった感覚があまりない。 時間がこどもを大人にするのかというとそうでもないと思う。 この本の中で印象に残っている言葉。 『人はそれぞれ事情を抱え、平然と生きている』 これが分ければ、大人になったと言えるのではないか。 他にも、 『すぐに役立つものはすぐに役に立たなくなる』 など、知っていて損はない内容が時には皮肉めいた言葉で 実体験をもとに描写されている。

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    投稿日: 2011.10.06
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    感覚が随分違うので共感はできなかったけれど、破天荒で不器用な生き方のほうが人生面白いのかもしれないと少し思う。

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    投稿日: 2011.10.05
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    淡々と読み終えた。対象は若干上(40代後半から50くらい)に感じた。自分の精神年齢が本の内容にまだまだ追いついていないのか・・・。

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    投稿日: 2011.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊集院静節が炸裂したエッセイ集。笑いあり、涙あり、素敵な話しが満載であっという間に読めました。自分の意見を言い、それを他者が聞いてくれる存在でありたいなと思いました。

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    投稿日: 2011.10.01
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    2011.09.24-2011.09.25 伊集院さんのことを全然知らなかったのですが、意外に荒っぽい(悪い意味ではなく)方なんだなぁと。所々笑えるエピソードもあり、肩肘はらずに読むべき。 でも、最後の夏目さんの話は、簡潔なんだけれども、グッとくる。

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    投稿日: 2011.09.25
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    伊集院静のエッセイ集。 もちろん、個人個人の考えなので賛否両論あるのは間違いないが、私としては好きな感覚。 空気のことは、私もまったくの同意見なので仲間がいてよかったーという思いもある。 また、結末は貴重な内容といえるだろう。

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    投稿日: 2011.09.25
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    会社の先輩から勧められて手に取った。 著者の言葉ではないが、本の中ででてくる「悲しみはいつかは終わりが来るもの」という言葉が素敵だ。いつか訪れるであろう悲しみに対しての向き合い方が学べた気がする。

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    投稿日: 2011.09.24