
総合評価
(1130件)| 223 | ||
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powered by ブクログ春樹のデビュー作。 著者の故郷である神戸が舞台と思われる。 鼠とのやりとりはウィットに飛んでるし学生という設定のわりに大人びている。 でも当時の若者と現代の若者では精神的な成熟度には差があるのかもしれない。 はじめ鼠は【もうひとりの自分】的なものかと思ったけどそうでもないらしい。 指が4本しかない女の子はとても気持ちを切なくさせる存在。 【羊をめぐる冒険】の序章的役割もある作品。
1投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログ今のものと比べると文章がとがっている。個人的にはここから羊をめぐる冒険までが村上さんの作品の中でも特に好きです。 僕と鼠が出会った時のエピソードを読むと、何でも出来そうな気がしてきてすごく愉快になる。
1投稿日: 2012.08.20
powered by ブクログこの本を買うのはこれで3冊目。 時々ものすごく読みたくなるけれど、決まってその時には手元にないから。 読んだのは2年ぶりですが、今までみたいに夏の風に心を奪われるような高揚というべきか、感情の高まりはありませんでした。 カーテンを開け放した窓の向こうに言葉がぱらぱらと流れているような感じ。 多分この本は、様々なものを失いかけている人たちが読むべき本なのでしょう。 次の機会にはしっかりと読めると良いなと思います。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 の冒頭から始まる、21歳の「僕」を主人公にした、日常の一片を描いた作品。 ストーリーが刺激的というよりも、文中の至る所に、ハッとするような良い言葉がある作品。 小説は、ストーリーだけで、良し悪しが決まるわけじゃないと感じた。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村上春樹の処女作。感想はよくわからんかったな。この人の小説は、登場人物に身体障害者が必ず出てきますね。これも何かのメタファーなのかな。。。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログなんとなくひさしぶりに『村上春樹』を"処方"したくなったので......デビュー作に手を出してみました。 処女作からこの作風なんですね。 変わらないなァ、この人は。良くも悪くも。。 20代最後の年を迎えた「僕」と自分の年齢が重なったことに若干運命めいたものを感じたんだけど、作品自体はそれこそ"風"みたいにあっという間に駆け抜けていって、正直読後残るモノはあまりなかった。 ただ、無性にビールとフライドポテトが食べたくなる。 この人の食べ物の描写がいつも好きです。なんてことなくさらっと書くんだけど、こうツボを押さえているというか、ウマいです。 村上作品の中でもかなり分かりやすい部類に入るストーリーだと思います。まだ素直だった頃の春樹青年って感じ。作者自身の等身と憧れの部分が「僕」と「鼠」に投影されている。右手にヒトラーの肖像画、左手に差した傘。"デレク・ハートフィールド"。ググっちゃったじゃないかー(笑)。 『1973年のピンボール』も近いうちに読みたいと思う。 "春樹熱"、再燃の予感......。
0投稿日: 2012.08.10
powered by ブクログ「でもね、俺は俺なりに頑張ったよ。自分でも信じられないくらいにさ。自分と同じくらいに他人のことも考えたし、おかげでお巡りにも殴られた。」
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログ古本市で入手。 どうもどこかで読んだ気がすると思ったら、以前図書館から借りた全集に収録されていた模様。 再読しての印象は、日本らしからぬ舞台設定で、片岡義男に若干似た印象。 ただ片岡ほどの「乾いた感」もなく、中途半端に思えてしまう。 やっぱり村上春樹はエッセイが面白いな。
0投稿日: 2012.07.29
powered by ブクログ何らかの方向性や意思が介在してるかどうかってことは別にしても宇宙は進化してるし、結局のところ僕たちはその一部なんだ。
0投稿日: 2012.07.29
powered by ブクログ157ページの短いものがたり。 どこが良い、とははっきり言えないのだけれど、心のどこかでくすぐったいような何ともいえないような気持ちを覚えた。
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログテイストが熱かろうが冷めていようが、喜劇であろうが悲劇であろうが、現実的だろうが夢想だろうが、理解できようができまいが、私は生命力を感じる文学作品が好き。この作品は、ほとんど私には響かなかった。すぐに引っこ抜ける貧弱な植物や、音楽でいうと口笛独奏なんかが似合う作品じゃないかなと思う。
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログこの本はデビュー作なんですね☆ 小説というより、日記ぽい感じがしたのは 私だけでしょうか?^^ ドライな感じの印象が強い1冊でした。
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログ三時間くらいで読めてしまったが、いろいろと村上春樹らしさが詰まってたと思う。日本小説じゃなくてアメリカ小説を読んでいる気分。
1投稿日: 2012.06.22
powered by ブクログ今更ながらの、初・村上春樹。やはりデビュー作から、ということでこれを含む三部作を読んだのですが。「羊男ってなに!どゆこと?」って言ってちゃ駄目なんでしょうね・・・多分。
1投稿日: 2012.06.18
powered by ブクログ第1章の部分が、なんとも好き。 文章を書くということ、についての文章。 淡々とした日々が、もつ意味。 ものさし。
0投稿日: 2012.06.17
powered by ブクログやっぱり村上春樹は村上春樹だった。 今読むからこそ、ここが原点なのだということがかえってよく呑み込めるような気がする。 後年の著者の文章から、老成された円熟味を削ぎ落としていって、迸る若さだけを抽出して残したらこの作品になる、というような。 その名跡は古川日出男氏が継いでいくのかしら? 村上春樹氏の文章は、それを読む際のタイミングや心理状態によって、大きく様相を変える類のものだと思う。 たとえ読者が同じでも、いつ読んでも面白い、すんなり浸透してくる、といった文章ではなくて、そんなギャンブル性が魅力的な爆発物なのかもしれない。
0投稿日: 2012.06.15
powered by ブクログ作中のアフォリズムで最も印象に残ったところを引用する。 「でもね、よく考えてみろよ。条件はみんな同じなんだ。故障した飛行機に乗り合わせたみたいにさ。もちろん運の強いのもいりゃ運の悪いものもいる。タフなのもいりゃ弱いのもいる、金持ちもいりゃ貧乏人もいる、だけどね、人並み外れた強さを持った奴なんて誰もいないんだ。みんな同じさ。何かを持っている奴はいつか失くすんじゃないかとビクついているし、何も持っていない奴は永遠に何も持てないんじゃないかと心配している、みんな同じさ。だから早くそれに気づいた人間がほんの少しでも強くなろうって努力するべきなんだ。振りをするだけでいい。そうだろ?強い人間なんてどこにいも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ」
0投稿日: 2012.06.15
powered by ブクログ村上春樹の処女作。内容的には物語があるわけではなく、その後の小説のテーマになる「喪失と絶望」だけが提示されている。 冒頭の文章についての文章が一番印象に残っている。 ”文章をかくという作業は、とりもなおさず自分と自分をとりまく事物との距離を確認することである。必要なのは感性ではなく、ものさしだ” 村上春樹という作家のものを書くことのスタンスを示すある種のマニフェストのように感じた。主人公が受動的で様々な出来事に巻き込まれていく、という春樹の小説の特徴をあらわす一文だといえると思う。
1投稿日: 2012.06.12
powered by ブクログいつ読んだかは忘れちゃった。たぶん高校生。 けれど文章は思い出せなくても、文章から想像した情景が 何年経っても脳みその内側にこびりついて拭いきれなくて悔しい。 また暑い季節になったら読もうかなあ。
0投稿日: 2012.06.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての村上春樹作品。 時間軸や主体になっている人物が、章ごとに変わっている。 ときどきすっ飛んでいるようで、不思議とつながっている感覚がした。 結末としては、良くわからない。
0投稿日: 2012.06.06
powered by ブクログやりたいこと詰め込みしたって感じで、それが伝わってきてすごく爽やか。いくつの時かわからないけど、初めての作品でこんなのが書ける、それだけで単純に感心してしまう。 青春とビール。
0投稿日: 2012.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村上春樹、やっぱりこの人は翻訳業に向いていると思う。 この人の本は苦手だが、毎回文章で、文章に読まされてしまう。 この人の本は嫌いだが、文章は好き。
0投稿日: 2012.06.02
powered by ブクログ批評家めいた説明は不要だろう。何度読んだかわからないが、前回読んだのは5年以上前だったと思う。大滝詠一の名盤『A LONG VACATION』(NIAGARA RECORDS/CBSソニーレコード)とともに、「僕」と同じ年齢の頃の僕の夏には、良くも悪くも欠くことができないイメージ・アイコンだったので、それが理由で、ときどき読みたくなる。そして、何度読んでも、どういう小説か説明できず、プロットも忘れてしまうのが、この小説のいいところ。今回は、フィッツジェラルドの『崩壊』からの引用があることを発見した。「その知性が第一級かどうかを判定する基準は、相反するふたつのことを同時に思考して、なおかつまともに働くかどうかということである」(鈴木圭介訳)を、「優れた知性とは二つの対立する概念を同時に抱きながら、その機能を充分に発揮していくことができる、そういったものである」と訳している。建築家、レム・コールハースの『錯乱のニューヨーク』(筑摩書房)でこの引用箇所を読んで以来、僕のお気に入りのセンテンスになっているのだけれど、訳が違うので、何度も通り過ぎていたことに気がつかなかった。
1投稿日: 2012.05.11
powered by ブクログ村上春樹の処女作ということで、 その後の著作につながる世界観、描き方を感じることができて、面白かったです。
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログ四年ぶりに再読。文学史の中で捉えるのか、単純に村上春樹のデビュー作、として捉えるのかによって、考えることが違うかも、とか思った。
0投稿日: 2012.05.01
powered by ブクログ二十歳の頃は大変面白かったけど、今は背中がこそばゆくなって読めない。ボーッとした頭でなんか深いことを考えてる気分になれるのは村上春樹ならでわ。
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログああ、村上春樹はここから始まったのか。これは、凄いな。「新しかった」し、「鮮やか」だったし、「おしゃれ」だっただろうなぁ。 そして、今でもその「新しさ」と「鮮やかさ」と「おしゃれさ」は、時が止まったみたいに当時のままのような気がする。 だるくて軽くて憂鬱でさらっとしてて、夏でビールでレコードで若くて。 行き止まり。 永遠に止まった時計のような。 世界と自分が他人で、でも一緒だった頃のような。 風の歌を聴け。
10投稿日: 2012.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結局、僕が読んだのは「風の歌を聴け」、だった。 僕はその本を読みながら、僕のレゾンデートルについて考えてみたが、うまく言葉にすることが出来なかった。結局のところ、村上春樹とは、村上春樹の書く本とは、そういうものなのだ。強い者には浅いが、弱い者には、深い。そして、それが僕だ。 「鼠の小説には優れた点が二つある。まずセックス・シーンの無いことと、それから一人も人が死なないことだ。放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ。」 結局、村上春樹の小説には「死」と「セックス」しか描かれていないような気もする。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ神宮球場で思い立ったとき、“僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたのレーゾン・デートゥル」と呼んだ”というフレーズもそこに含まれていて、それを笑われる覚悟もあったのだろうかと考えなくもないし、それを奥さんに見せているからたまげる。
0投稿日: 2012.04.11
powered by ブクログ何年か前に初めて読んだ。 その時はまだ20代半ばだったと思うけど、心にとても深い何かを残していった。その何かを書く事がレビューなんだろうけど、それを上手く表現出来ない。 こういうときにものを書く人に関心させられる。その人達でさえ、文章を書く事に身をすり減らしながら書いているんだから、僕なんかがちょっとやそっとで書いてしまえるなら、誰も悩んだり、落ち込んだりなんかしないと思う。 この本はページ数が少ないし、文章もほとんどスカスカだから、軽く読んでしまえる。僕は物語として頭から最後まで読まず、たまにパラパラとめくって、途中だけ読むのが好きです。
0投稿日: 2012.04.10
powered by ブクログとても、会話の波長が好きだった。まわりくどいけど心地よい。 物事の本質がクッキーだとしたら、型抜きした後の生地みたいな小説だった。 主人公が自分と同い年だが、とても大人びていて、もし、ほんとうにいたなら、ぜひ、会ってお話してみたいと思った。
0投稿日: 2012.04.09
powered by ブクログ短いしすごく読みやすいんだけど、何かの合間に読むことはできない。 まとまった時間に連続して読むべき本ですね。 読んでるのが気持ちいい。 ふわふわしてるんだけど、それほどいっちゃってもいない、ちょうど好きな感じでした。 なにもかも過ぎていく。 取り残される人も、時間の流れのなかに消えてしまう人もいる。 なんか諸行無常的な気持ちになりました。
0投稿日: 2012.04.01
powered by ブクログ村上春樹の自叙のような感じのする話。 切れ切れに色んなストーリーが入ってくるので、途中までは誰が「僕」なのか分からなくなったり、言いたいことが掴めなかったり… 最後の方でようやく言いたかったことが何となく分かってくる。 デビュー作から春樹ワールド健在ですね。 村上春樹にとって文章を書くことってこういうことなんだな、この人は日常的に諦観しているのかな、とか、凄く考えながら読んでしまいました。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の印象は、「なんだこりゃ?」。ストーリーが一見バラバラに思えるし、キャラクター一人ひとりを気を抜くと特定できなくなりそうな構成。まぁ途中から慣れましたが。 全体としては一時期の青春を描いたような作品。帯に「爽やかなデビュー!」とあるけど、全然爽やかじゃない(笑)むしろその前に書いてある「乾いた都会的な感覚」が先に来ると思う。他レビューでもあるように他愛もない「自分の哲学」チックでもない非生産的な会話の数数。人間関係のドライさ。現実でこんな会話ができたらステキとちょっと思ったりもするけど、なーんか不思議。逆にリアルかもしれないけど。 若さをあんまし感じない展開にしても「青春」だと思うのは、作品中に何回出てきたか知れないビールとタバコ。そして、当時流行ってたんであろうレコードの名前。邦楽が一度も出てこないとこが個人的にグッド。これもまたリアルっぽい。ビーチ・ボーイズとかね。
0投稿日: 2012.03.23
powered by ブクログ私の年代で読むと、遠い青春時代の記憶…に心動かされる部分もあるのだけど、元々私は過去をあまり振り返らない人なので…(笑)それと、たくさん出てくる文学作品や音楽に造詣が深ければ、もっともっと楽しめるのだろうと思う。ここから広げる、という方向もありだとは思いますが。
0投稿日: 2012.03.22
powered by ブクログ面白いというか、全体のタッチが良かった、以前「アフターダーク」を読んだが村上春樹の描く世界観や描写を表現する文章が魅力的で、すごく好きなことに気付いた。 ストーリーも何を言いたいのか理解するのは難しいけど、内容はスッと入ってきて1本の静かな邦画を観ているような感覚だった。 文学として魅力的で映画のような世界観を絶妙なバランスで表現されている気がした。 改めて小説の素晴らしさを感じた。
0投稿日: 2012.03.20
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作ということもあって期待して読んだ分、私にはハズレたショックが大きかった。 10年後とか5年後に読み返してみたらまた違った印象を受けるんじゃないかな、とも思う。 とりあえず、今読んだのは失敗だったな、と。
0投稿日: 2012.03.20
powered by ブクログうーんよくわからなかった。 文体がフィッツジェラルドの「華麗なるギャツビー」に似ている。 いつか私にも内容がよくわかるようになるんだろうか?
0投稿日: 2012.03.12
powered by ブクログ春樹のデビュー作。この軽さのせいで何度も読み返したくなり再読に再読を重ねる。しかし、内容はその軽さとは一転し、様々なものを含んでいる。ロマンを感じる一作
0投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログ虚無感のような喪失感のような簡潔さ。諦めのような超越のような現実との距離感。村上春樹らしさの原点に違いない。
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ村上春樹の独特で含蓄のある文体はときたま読みたくなる中毒性がある。 主人公を始め登場人物たちはみな、どこか感情が欠如しているところがあってそこが読んでてちょっと話に入り込めない要因かな。でもそこがまたくせになったり。これからも徐々に村上春樹作品に挑戦していきたい。
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ村上春樹の作品でさいしょに読んだのがこの本だったとしたら、おそらく村上春樹をもう一度読む気にはならないと思う。でも「羊をめぐる冒険」を読んだときに、村上春樹の良さが分かった。物語に入り込める。自分が持ってる闇の部分を物語の主人公や登場人物な持っている。だから、何か救われる部分が少しある気がする。 この物語もそう。 羊をめぐる冒険と順番が逆になってしまったけれど、それでよかった。
0投稿日: 2012.02.27
powered by ブクログ村上春樹は、いつも読みやすい。だから、何も考えずに読むのに適しているかと思う。けれど話が展開するにつれてやっぱりどうなるかとか、作家の意図はなんだろうかと、つい考えてしまう。 結局、そのまま話は終わり、いつも作者の意図をはかりかねたまま本を閉じる。 それでもまた手に取ってしまうのは、魅力があるからだろうけど、その魅力が何かさえ、私にははっきり分からない。 大きな謎だ。分かるまで読みつづけるのかなぁ。
0投稿日: 2012.02.24
powered by ブクログ大学の空き時間に1~2時間程度で読みました。普段小説を読まない自分にとっては、難しい内容でした。 ふんわりした感じで物語が終わったので、明確なコタエというものは、無いのだと思います。それぞれの解釈で、この物語を語り合って楽しむものでしょうか。
0投稿日: 2012.02.22
powered by ブクログ断片的な印象で、ところところで、主人公のエピソードもつながったりつながらなかったりしながら、全体にけだるく、ストーリーが進む。登場人物は生気がないような、それでいて、感触とかの感覚だけは、はっきりしているように感じられる。各エピソードも、全体を通しての印象も好きだった。村上春樹では、私のなかで上位に入りそうな作品。
0投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログ「風の歌を聴け」を読みました。 村上春樹の処女作になるようで、「僕と鼠もの」シリーズの第一作。 70年代初頭のおそらくは神戸近郊の高台の街が目に浮かぶ作品設定のよう。 僕は時折嘘をつく。 最後に嘘をついたのは去年のことだ。 嘘をつくのはひどく嫌なことだ。嘘と沈黙は現代の人間社会にはびこる二つの巨大な罪だと言ってもよい。実際僕たちはよく嘘をつき、しょっちゅう黙りこんでしまう。 しかし、もし、僕たちが年中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値など失くなってしまうのかもしれない。 僕は・君たちが・好きだ。 あらゆるものが通りすぎる。誰にもそれを捉えることはできない。 僕たちはそんな風にして生きている あの当時を大学生として過ごした世代の記念碑的な心象風景だけれど、いま改めて辿るとなんだか薄っぺらいものに感じる。
0投稿日: 2012.02.19
powered by ブクログ「僕」は帰省中、レコードを聴き、ビールを飲み、父親の介護に疲れた女の子と知り合い、スパゲティを茹でている間に本を読み、出かける前には丁寧に髭を剃って暮していた。 ※勿論、過去に関係を持った女性は失踪、或いはこの世にいない。 作者のデビュー作にして以降のエッセンスが凝縮された一冊。 富裕層の若い男性らが、気だるそうにバカンスを過ごすって、まんま「グレート・ギャツビー」村上版を書きたかったのだなと思う。
0投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログ大好きな世界の始まり。小説は冒頭の一文が何より肝心と言う事を何時も感じさせてくれる作家の一人です。いまだに引き込まれます。モチロン結びの一文も、本を閉じた後の余韻も最高です!
0投稿日: 2012.02.12
powered by ブクログラジオとバーとレコードと。要所要所にその時代の風が吹いている。鼠の女のことや、カリフォルニアガールのレコードを貸してくれた女の子のこと、嘘つきのこと、無口のこと。他愛のない、関係もない、大事かなんてわからない、でも、わたしたちの人生ってそういうどうでもいいものでできているんじゃないか。無駄なことにこそ意味かあるんじゃないか。無駄じゃない無駄なパーツが集まった18日間の僕のはなし。じりじりと暑く、ねっとりとした空気のなか、エアコンでキンキンに冷えた主人公がお送りしております。
0投稿日: 2012.02.11
powered by ブクログ鼠シリーズの第一部ということで。 三部読んでからシリーズものという事を知ったんですが。 一時間くらいで読み終わったのかな どうでもええわ!と力強くつっこみいれたくなるこれ なんだろいちいち鼻につく 次は何年かのピンボールってやつ あーがんばろ
0投稿日: 2012.02.10
powered by ブクログ1970年代の青春ってこんな感じだったのかな。 いたるところにアメリカとかの文化が入って溶け込んでる雰囲気が好きです。 正直よくわからないところも多かったんですけど、読後感はさわやかでした。
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログ私にとっては「ノルウェイの森」がイマイチで、初期の方が面白かったという声があったので読んでみました。 で、感想ですが…まだ2作しか読んでないけど、村上春樹ってずっとこんな感じなの???な~んか虚無的というか、だからナニ?というか。 それと、この乾いた感じ。これはアジアじゃないですね。 文体とかは、よくこんな言い回し思いつくなぁと思うけど、やっぱり私は小説には起承転結を求めちゃうなぁ。 ただ、好きになるかどうかは自信ないけど、もうちょっと村上作品に挑戦してみるつもりではある。
0投稿日: 2012.02.01
powered by ブクログ何故か久しぶりに読みたくなった。青春の懐かしさや喪失感が溢れてる。「海ばかり見てると人に会いたくなるし、人ばかり見てると海を見たくなる」 いつか海の見えるとこで暮らしたい!夏に読むべき作品でしたね。
0投稿日: 2012.02.01
powered by ブクログ2008年05月09日 01:35 グレートギャツビーの訳でこの人を憎んでたけど笑、これ読んでそんなに嫌いじゃなくなった。 ただ、「本当のこと知りたい?」 「いや、いいよ」とか 、 「実はね、」 「言わなくていい」 みたいなシーンが多くて、いや私が知りたいから教えてやって何回か思った。 個人的に、主役が良識を持ってる感じが好ましいのと、そこからくる訳知り顔っぽいとこが苛々するのとが半々だった。 読んでるときはばらばらだけど、読み終わったら別にばらばらじゃない(かといってまとまってるわけでもないけど)本でした。 「僕が二番目に寝た家出少女」はいいね。「嫌な奴」ってだけ書置きして消えるセンスが素晴らしい。
0投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログ村上春樹の文体の特徴は「開いてる」こと すごくさわやかだった さわやかというか・・・ フレッシュ!!!って感じ 二回読んでやっと意味が分かった気がする デビュー作としてはすごく丁寧な作品だと思う 村上春樹は丁寧で整いすぎてる! だから時々イラッとして本投げたくなる笑
0投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログ村上春樹は二作目ですが、一昨目でこれを読むべきだった。こういった作品はあまり手を出さなかったけど(手を出せなかった)表現や言い回しが好きで、これからも村上春樹の作品は読んでいきたいと思います。
0投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログ本自体薄いし、区切りも多くてすぐ読めた。が、、、奥が深すぎるのか、私にはよく分からなかった。「ノルウェイの森」も昔買って読んだけど、あまり記憶に残ってないし…相性良くないだけかも。 村上春樹氏のデビュー作。らしい。
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログこれは結局誰のことなのかなー 村上春樹本人のことなのかなー 人生に魅力を持たせたい あたしみたいな平凡な女は すぐに誰かの記憶から消えちゃうな― 誰の頭にも残るような 女になれたらいいなーと思った 野暮な女です。はい。
0投稿日: 2012.01.24
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。 すごい読みやすい! 1973年のピンボール読んで また羊読もうかな★
0投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログ村上春樹デビュー作で、彼独特の暗喩を最後まで楽しんだ。この題名の意味は登場作家ハートフィールドの著書「火星の井戸」にあると思う。「我々には生もなければ死もない。風だ。」広大な宇宙を前に完璧な文章は存在しない。我々はただ風の声を聴くことしかできない。
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログなぜ村上春樹が人気なのか不思議に思い、まずデビュー作をと思い読んでみた。が、よくわからなかった。やはり、時代なのだろうか。70年代を生きていたら共感できた?自伝的小説?
0投稿日: 2012.01.04
powered by ブクログとてもクールな村上春樹ワールド 言葉のキレのするどさはマジで一級品。 ピンボールを先に読んでからこの作品を読んだが、連動してる部分を感じて嬉しい。一応独立してるんだけどこっちを先に読めば良かった。 ピンボールに比べるとストーリーに入りやすくて、少しだけナチュラル。村上春樹入門にはもってこい
0投稿日: 2012.01.04
powered by ブクログ主人公は上手い生き方を知っている。ただ知っているだけ。 女はわかっている。実行できる。だけどそれが反吐が出るほど嫌なんだろう。 正直に生きようとしたら損をする。 だけどそう生きたいと思ってしまうのはなぜなのだろう。 村上春樹の描く登場人物は生気がないのに、痛々しい。生気がない分、一層痛々しさが際立つのかな。 この話はハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもなかった。物語は続いてゆく。たとえ死んでも。 なんてすかした言い方をしたくなる村上春樹の文章。好きだなあ。
0投稿日: 2011.12.20
powered by ブクログ再読。前読んだ時もよくわからなかったけど、やっぱりわけわかんない。 でもねずみの小説を「セックスシーンと人が死ぬシーンがなくてイイ」と評価していたのはすごく印象に残ってたのでおぼえていた。
0投稿日: 2011.12.19
powered by ブクログ言わずと知れた、村上春樹デビュー作。なるほど、風のように読了してしまった。これといったストーリーがあるわけではない、それでもその場にいるような妙な臨場感がある。そして、少しおしゃれな気分になっている自分もいる。確かに、いまでこそ多少まがいものの文章を書く人もいるだろうが、この当時としてはとんでもないオリジナリティだ。物語という根本を変えうる。ストーリーは何も残らないし面白いも何もないが、なんかひっかかる。村上春樹は何作かよんでさほどの印象もなかったが、なぜか、この第一作を読んで改めて読んでみたくなった。
0投稿日: 2011.12.13
powered by ブクログFくんから引っ越し時に譲ってもらった。 読み終わってから続編らしい作品群(「僕と鼠もの」シリーズ)の存在を知ったが、それらを読むかは今のところ分からない。
0投稿日: 2011.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はっきり言ってよくわからない作品だった。 主人公はとらえどころのない少し変わった青年で、友人である変人“鼠”、よく行くバーの中国人の店員“ジェイ”、そのバーで出会った?女の子とのやり取りが中心に描かれている。 全体的に短い会話が多くて文字数が少なく、リズムがよいため非常に読みやすかった。 伝えようとしていることがわかりにくい作品ではあったが、ところどころにちりばめられているユーモアに「プッ」と吹き出してみたり、名言や迷言に感心してみたりして、気軽に楽しめる作品であった。 私のお気に入りは、 『彼女は彼女にふさわしいだけの美人ではなかった』 という表現だが、この褒めているのかけなしているのかわからないような曖昧だけど、なんとなくわかった気にさせられるところに惹かれたみたいだ。
0投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログしばらくすると内容は忘れてしまうのだけれど、何度も読み返してしまうという感覚に訴えかけてくる不思議な本。ジンジャーエールというイメージ。
0投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログ村上春樹は殆ど読んでいて、文体が影響されるほど (むしろエッセイの影響が大きいのだが)だったのに、 小説の主人公の印象が薄くていつも曖昧にかすんでしまう。 どこか透明で実体がないような。登場する女性もそうで、 理不尽に現れて面倒臭く絡んで勝手に消えてゆく。 そんな村上ワールドの原点がこのデビュー作なのだろう。 久しぶりに読み返して、面白かった。
0投稿日: 2011.12.04
powered by ブクログ不思議な本。 好きかどうかもわからない。 ストーリーを読むとゆうより 情景や登場人物一人一人を読むとゆう感じがする。
0投稿日: 2011.11.27
powered by ブクログ大学の授業で扱われるということで、 村上作品を初めてじっくりと読んだ。 いまいち、関係性を掴むことができなかったが、 他の作品も読んでみようと思った。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ抜群におもしろい。 世界の終わりの次に好き。 21歳学生♂とその周りの友人と女性とかの夏の話。 いくつかの短い章で区切られていて、厄介なことに時系列で並んでいない。その割にさらっと読めて、読後6時間経った今となっては細かい内容はまったく思い出せない。笑 それでも読後の感触だけは思い出せたり。納得できたような全然わからないような。 でも21歳学生が夏の数十日間で感じたことなんてそんなもんで。 時間がたったとき、その頃の感触をなんとなく思い出せたりすればいいのかと。
0投稿日: 2011.11.18
powered by ブクログ「時が来ればみんな自分の持ち場に結局は戻っていく。俺だけは戻る場所がなかったんだ。」 章が細かく分かれていて読みやすい。 まさに青春って感じの若々しい小説です。 若い人が抱える虚しさが、友人の鼠を通して伝わってきました。 主人公はノルウェイの森に通じるような、ちょっとドライで常に客観的に物事を捉えている印象。 一番気になるのは34章の、主人公のついた嘘がどれかってこと!
0投稿日: 2011.11.11
powered by ブクログデビュー作から村上春樹はやっぱり村上春樹でした。うれしい。 20代に読んだものの再読だけど、全く違う印象を受けました。
0投稿日: 2011.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一九七〇年の夏、海辺の街に帰省した“僕”は、友人の“鼠”とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。二人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、“僕”の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。
0投稿日: 2011.11.10
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。 最初の賞が秀逸。何回も読み直した。 「僕がここにかきしめすことができるのは、ただのリストだ。」小説でも文学でもなければ、芸術でもない。まん中に線が一本だけ引かれた一冊のただのノートだ。教訓なら少しはあるかもしれない。 ハートフィールドが効いてきます。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログノルウェイの森より遥かにいい。 言葉にするのが難しいものを上手く消化しきれているようでしきれていないけど、それが却ってこの話では効果的に作用している。 それにしても、やっぱり女は都合よく出てくるのね。 セックスシーンがないのが幸い。 短くて読みやすくてよかった。
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログ今でもこの三部作が村上春樹の中で一番好きである。 何度読み返したかわからないが、不思議なことに内容をほとんど覚えてない。 どんな人物が居たかは覚えている。 ただそれ以外の細かい部分はきれいに消えていく。 この物語はいろいろなことが起こる。 日常が淡々と流れていく、そんな小説(あるいは作風)だ。
0投稿日: 2011.10.24
powered by ブクログこの本に初めて出会ったのは、20代のはじめ。 説明のつかない魅力にとりつかれ、何度か読み返した記憶があります。 今また読んでみて、すごくよかった。 この小説に出てくる言葉すべてに、心動かされる。 主人公の僕と、作者が重なる。 これが村上春樹の原点…? 断片的な文章にみえるけど、ストーリーもちゃんとある。 ラジオのDJとかレコード盤とか、”良い時代”だった頃が懐かしい。
6投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ読んだのは何度目かわからないけど、テンポ良く読めて、最後のほうの夏の終わりのものがなしさが好き また一年後くらいに読みたい
0投稿日: 2011.10.14
powered by ブクログ1979年、村上春樹のデビュー作であり、群像新人賞受賞作。 40年後にノーベル文学賞を受賞候補になる大作家になろうとは、誰が想像したでしょう。でも彼の作品には何かがいつも秘められている。 言葉にできない言葉を言葉にしている感じ? 40年の時を経て、今読み返しても妙に哲学的で、馴染めない人には馴染めないかもしれない。含蓄ありすぎて私も最初は受け入れられなかった。村上春樹が気になりだしたのは「1973年のピンボール」以降。1976年に「限りなく透明に近いブルー」で、同じく群像新人賞受賞を受賞した村上龍や、「スローなヴギにしてくれ」の片岡義男らと共に、大人になったばかりの私たちにとっては、《読んでいるとおしゃれ》な作家のひとりだった。
0投稿日: 2011.10.09
powered by ブクログ今思えばその後の村上春樹ほどの中身があったかどうか、ということはあるにしても、当時はこんな不思議な雰囲気をもった本には出会ったことがなかったし、なにより当時の自分の精神的な状況にとても響いた青春の一冊。とても不安定で自信もないし、自己嫌悪の塊だったけど、なにか未知の世界への渇望や自分を変えたい願望や将来や自分へのぼんやりした期待やどこか冷静な自分や、この小説世界にはとても惹かれるものがあり思い入れがある作品だ。ずっと手元に置いておきたい。
0投稿日: 2011.10.09
powered by ブクログ海辺の街に帰省した主人公は友達の「鼠」とビールを飲み、介抱した女性と親しくなって、退屈な時を送る。二人それぞれの愛の屈託をさりげなく受け止められるうち夏がほろ苦く過ぎて行く。という青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた作品です。
0投稿日: 2011.10.06
powered by ブクログ先日放送されたキングオブコント。 若手のラブレターズは言いました。 「2008年のキングオブコントでバナナマンさんが出てきたら、会場がバナナマンさん一色になった」 と。 村上春樹さんの小説はまさにそんな感じで、彼の文章はどこか読者を身構えさせて、 「お、これまでの気楽な気持ちでは読めないな」 と、思わせる威厳があり美しさがあり落ち着きがある。 最高のデビュー作。 と、理解したようなことを言っているがそこのところは自分でも分からない。
0投稿日: 2011.09.30
powered by ブクログ理解できない外国語の名作映画を見ているような。 遠すぎて姿が見えない極上演劇を見ているような。 わたしにとって村上春樹氏「風の歌を聴け」は、そんな感覚に近かった。 もう少し噛み砕いてみると。 わたしが今いる部屋からちょうど、とある会社の寮が見える。 無論、外観しか見えない。中にどんな人間が住んでいるのかもほとんど知らない。 でも万が一、わが家の窓ガラス越しに、この寮の中の様子が見えたら、 そこでの出来事は、この小説のように感じるのかもしれない。 わたしには、「風の歌を聴け」にはそんな距離感があって、 最初は物語に入りこめないことに戸惑ったが、次第に、 この小説は読みこむのではなく、眺めているような感覚で読むと、 (わたしは)その香りを味わえるらしい、と気づいた。 必要があって身にまとう洋服とは違って、外出時にふわりと用いるだけのスカーフとか。 エネルギー源として摂取する食事や、乾きを癒す飲み物でもなくって、 口内の爽快感を求めて噛むガムだとか、わたしは吸ったことがないけどタバコだとか、 そういった存在と似ている小説なのだろう、と。 あいにくわたしは、スカーフもガムもあまり好まないけど、 でもこの小説を感じることは、どこか心地いい。 装飾ゼロの感性。 青春の儚さをなんの媚びもなく、同情を欲することもなく、 あるがままに描ける感性に、憧憬を感じたからかもしれない。 あるいは、 この小説を感じている自分の心に、色がついた気分になって、 なかば自己陶酔におちいったのかもしれない。
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログ旅行中に八日目の蝉と交換して読んだ。 んー正直よくわからなかった。 ただ、当たり前だけど最近の村上作品とは全然違う空気を持ってた。
0投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログここに来て村上春樹のデビュー作にあたる。 うーん、よくわからん。 同じところをグダグダと旋回してるような感じ。 最初と最後で何かが変わったのだろうか。変わっていたのなら読解力が足りないんだろう。それは悔しい。 村上春樹全般的に言えることだと思うが、会話や仕草が一々胡散臭い。或いは気障。それが好きなんだけど、なんかこの作品は駄目だった。 でも続編は読む。
0投稿日: 2011.09.15
powered by ブクログ文章の読みやすさにかまけて、物語の裏を読めないと、この小説を読んだことにはなりません。思いのほかつらい「僕」がそこにいます。
0投稿日: 2011.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本当に私は読んだ事があったのだろうか・・・ 内容は全然覚えていなかったけど、懐かしい あっという間に村上ワールドへ 久しぶりの僕と鼠とシュールに再会 春樹さんの考え方が心地よい 若かった私と会って、感想を聞きたいな 改めて思うけど、春樹さんの小説はジャズが似合う
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。 最初から最後まで通して読んだのは、おそらく2回目。 やっぱり良いです。 何が良いかと聞かれても困るけど。 長すぎず短すぎず、村上春樹を初めて読む人におすすめかと思います。
0投稿日: 2011.09.03
powered by ブクログ『風の歌を聴け』を読み終えました。 村上春樹のデビュー作。 この作品をまともに書評出来る人っているのかな~? 作者が小説を使って自己紹介交えて、「僕って君達と違って、博学でモテるし、なんかカッコいいでしょ(=^ェ^=)」 って言ってるだけの気もするくらい、18日間に起こる何でもない話... 小説家として尊敬してやまないハートフィールドって言う作家が何度も出て来て、自らの原点であるかの様に語られ、引用される訳ですが、 そんな作家は実際には存在しないんです。。作品を探しても無駄です~ なので、ここに登場する「彼女達」や、モテモテの「僕」もきっと妄想で、村上春樹の妄想ワールドの原点という意味では読んでおく価値はあるかな?! ただ、「僕」は洋書と洋楽が大好きで、数多くの通り過ぎた作品から引用される自らの欲求と観念、世界観は何事にも変え難い知識と真理だし、さあ‼これからいっぱい書くよー って言う意気込みはとても良く伝わりました.... iPhoneからの投稿
1投稿日: 2011.09.02
powered by ブクログオトナになったらビールをプール程飲もうと思った、 中学生のときに出会った作品。 この世界に憧れて、この世界について友達と語り合った。 中学卒業記念に書いた色紙いっぱいに、この文章を書いた。 とにかく私の中で中学校の帰り道を思い出す、懐かしい匂いのする作品。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これが出たころには私小説として画期的だったのかもしれないが、 今になってみれば退屈な、"とある私小説"にしか過ぎない気がする。 それ以前に、実は、再読。 大学のゼミで、「妊娠小説」のひとつとして読んだ。 時間をおいて読んでみても、やはり自分の中に 斎藤美奈子さん(『妊娠小説』の著者)の解釈がのこっていて、 妊娠小説としか読めなかった。 なんか残念だ。
0投稿日: 2011.08.26
powered by ブクログ母の本棚で発見して、多分去年の夏かな?に読んだ。 すごくリアルすぎるほどリアルな印象だった。 ラノベ慣れとかしてる自分からするとすごく物足りない感じだったなぁというのを鮮明に覚えてる。 村上さんらしいな、とは思った。 なかなか他の作品に手を出すつもりにはなれないなぁ…(´・ω・`)
0投稿日: 2011.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまり好きではない方の作品。ストーリーの起伏に納得がいかなかった。ただし文章が優れているのは間違いない。
0投稿日: 2011.08.17
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。1979年。 関係ないけれど、図書館から借りたハードカバーは690円になっていた・・・時代の流れを感じる。 村上春樹の昔のからのファンの方はすごく好きかもしれなけれど、何せ「1Q84」から入って昔へ遡っているわたしは、かなり物足りなさを感じた。 いちおう、3部作のようなのでこの作品のみの感想だけれど…。 でも、人物とか、作風は今と変わらない印象があり、村上春樹だなーと思います。 何にせよ、次を読みますw
0投稿日: 2011.08.02
powered by ブクログ幾重にも折り重なっていく軽やかなイメージ。 すっと読み通せるけれども、どこか引っかかる。 全く変わっていないのだな…と感心しました。
0投稿日: 2011.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新潟かどこかのBOOK OFFの百円コーナーに置いてあって、辺見庸の「もの食う人びと」と散々迷った末に選んだ春樹のデビュー作。この人最初からこういう書き方してたのか。でっかい暗喩のようで、その実なんでもないことのような、こういう書き方は割と好きかも(村上春樹の作品自体はさほど好きというわけではない)。 文明とは伝達である、と彼は言った 『優れた知性とは二つの対立する概念を同時に抱きながら、その機能を十分に充分に発揮していくことができる、そういったものである』 強い振りのできる人間がいるだけさ。 しかし、もし僕たちが年中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値など失くなってしまうのかもしれない。
0投稿日: 2011.07.20
powered by ブクログ村上春樹デビュー作。 偶然手に入れた村上作品が、鼠三部作というものだった。ノルウェイの森に続き2作目だけど調子よく読めた。
0投稿日: 2011.07.13
powered by ブクログ結局いつもの村上春樹作品の読了感でした。 「だから、何??」 もういっつもこんな感じです。 けど、村上春樹はほんまたくさんの人に支持されているんで、なんとかわかりたいとは思うんですけど、やっぱり厳しいみたいです。 もうちょっと他の作品も読んでみようと思います!
0投稿日: 2011.07.09
