
総合評価
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powered by ブクログタイトルがすき。 「残り全部バケーション』 大人になると、「夏休み」という言葉が遠くなり、バケーションなんていう言葉とも遠い国で生きている。 そんな馴染みのない言葉だけど、どこか魅惑的でわくわくする言葉。 残りがぜーんぶバケーションなんて、なんて楽しい響きだろう! 『「問題児」がいるのであれば、「答え児」もいるのではないか』
1投稿日: 2020.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに読み返して、やっぱり(短編では)一番好きかもしれないと思いました。伊坂作品の中ではかなり明るい印象です。 最後の展開は驚きでした。「現実を見ろよ」というセリフの通り、溝口は本質を見ていたんですね。 ラストは焼き肉屋からのメールだった、というオチがしっくりきます。でも岡田は生きている、溝口もたぶん殺されない。殺されたとしても、恐らく岡田がバケーション中であることは確かそうで、それを知れたらもうバケーションなのかな、と。と、言ったら溝口に怒られそうですね。笑
12投稿日: 2020.11.26
powered by ブクログ面白すぎる 短編集のような感じでゆっくり読めると思っていたら面白すぎてあっという間に読み終わった。 謎のまま終わってしまうのも自分の想像が掻き立てられる。岡田は生きててほしいな
0投稿日: 2020.11.15
powered by ブクログ伏線回収が見事。時系列がバラバラな5つの短編が、細かい点でリンクし合っているため、後から読み返したくなる作品です。 本作に一貫しているのは、続きの展開が気になるということ。表題作の「残り全部バケーション」や最後の「飛べても8分」は特にそうで、ストーリーの終着点が描かれていません。とはいえ、読後感が悪いということは全くありません。 登場人物はみなユーモアに溢れ、落ち着く暇なく非日常な物語は進んでいきます。そういう意味で、本作は私にとって全部バケーションな作品でした。
10投稿日: 2020.11.12
powered by ブクログまず1回目に読み終わったときに、あー面白かったってなった。ただ、時系列も視点もバラバラになるから、相関図書きながら読んだw あー、ここがここにつながっていくんだ〜ってどんどん気になって読んでしまった。 それでいて、なんかハッとさせられる言葉もあるから、素敵だなあって思う。 例えば、「来た道なんて、時々確認するくらいがちょうどいい」って言葉、過去との向き合い方にぴったりだよな。前に集中することが大事なんだな。 そして、解説を読んでから「え!そうなの!?」と思ってもう一度読んだ。ああ、こんなところにも伏線が…とか、あ、この発言全然意識してなかったけどあそこに繋がるのか!ってなって、2度目は1度目と全く違う楽しみ方ができた。 まだまだ自分が解読できてない伏線たくさんありそう。
0投稿日: 2020.11.08
powered by ブクログハッピーエンドの伊坂さん作品。短編がだんだん繋がって、ひとつのストーリーになるのが爽快。伊坂さん作品で1番好き。残り全部バケーションっていう考え方、私も大切にしたい。
0投稿日: 2020.11.07
powered by ブクログ私の思う、伊坂作品の王道。 犯罪と家族関係が絡み、時系列の錯綜する伏線回収系群像劇。 あまり大掛かりな題材(国家とか)の絡まない、このくらいの規模の作品が好きだな。 残り全部バケーション、という考えも大いに気に入った。いよいよ煮詰まったら、そう考えることにする。
0投稿日: 2020.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルが良い このタイトルだけでもう満足 久々に伊坂さんの著書だったが相変わらず無駄がないというか、あれがこれに繋がるのかとなる展開が多く楽しめた 岡田の人生が残り全部バケーションであることを願う
0投稿日: 2020.10.21取り留めない話だなあ
と思ったら一気に取り留まった! 面白い。 ちゃんとラストまで読もう。
0投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ1話の最後でえっ…ってなって、最終話で拾っていく。 直接的な描写はしない、読者の想像力を掻き立てる表現の仕方が、日本の小説だなあと思いました。
0投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても良い塩梅のリドルストーリー! 大好きでした。 岡田も溝口もいいキャラ! 私の中で溝口はなんとなくチルドレンの陣内さんを色々な意味で弱くした感じ。 色々な考察読んだけど 結末は自分次第でOKだから、受け手次第でハッピーにもバットエンドにも成り得る! 岡田はバケーションで生きていて 沙希と食べ歩きしてるパターン (ブログ更新者サキは、岡田では無く沙希派) 裏家業ならではの厳しい会見だと 毒島の嘘で岡田は既に死亡説 (それだった毒島の怖さに圧倒される) 私はどっちのパターンでも面白いと思うかな。 でもやっぱりどうせならハッピーエンドであって欲しい…
0投稿日: 2020.09.17
powered by ブクログこの、無愛想な感じだけど愛らしい、ある意味どんでん返しのような爽快感は、あぁ、これぞ伊坂幸太郎って感じ。 最後に物語がバーっと繋がったのが分かると、もう一回読みたくなるお話だね。
0投稿日: 2020.09.10伊坂ワールドにまたやられた
関係ないような話が繋がっていって、岡田が主人公なんだと思っていたら・・・。 岡田と裏家業の相棒の溝口の友情にサイドストーリーも絡んで。 そして、意外な展開へと。 ユーモアたっぷりでいて、伏線回収しまくりの伊坂ワールドにまたやられたね。
0投稿日: 2020.09.08
powered by ブクログ* 『友達になろうよ。ドライブとか食事とか』 * 伊坂幸太郎さんの真骨頂ともいえる群像劇の数々。ストーリーが変わった時一瞬何の話だろうとなるが、全部どこかしらが繋がっていてスッキリする。 . 検問はそういう事か!とゾッとした。 . 不意に見せる溝口さんの頭のキレのよさ。責任を押し付けてしまった自分を責めてたんだろうな。 . 最後の場面、あそこで終わるのが想像に委ねてるなぁ。素敵!ってなった。 .
0投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログこれぞ伊坂幸太郎!!と言う感じの内容だった。主人公の意味のわからない言動、そして章が進むごとにつながっていくフラグの回収がとても気持ち良く、一気に読んでしまった。この話は珍しく、詳細をわざとぼかすような文章が多かったが、それはそれで楽しんで読むことができた。岡田と溝口さんのキャラが最高で、特に溝口さんのマイペースかつ自由な感じが伝わってきた。そして小説の中で出てきた小さな兵隊を見ようと思った 大満足!!
0投稿日: 2020.08.24
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんの小説を読むのは本当に久しぶりで、「オーデュボンの祈り 」「グラスホッパー」を十数年前に読んで以来です(ブクログを利用するずっと前ですね)。 さて、本書は、いわゆる“裏稼業”で生計を立てている、岡田と溝口の二人をメインに、5つの章で構成される群像劇です。 台詞のテンポが良く(まあ、皆よくしゃべる)、あちこちに張られている伏線の繋がりを発見するのも楽しく、サクサク読めます。 第1章のラスト以降、岡田青年の生死が気になる状態のまま引っ張ってくるのですが、ジリジリさせてのラストの一文が何とも秀逸で、上手いですよね~。 回収し忘れた伏線がないか、もう一回読んでみようかな。と思わせる一冊です。
13投稿日: 2020.08.17
powered by ブクログテンポよく読み進められ、そして先が気になってしまうでの、どうしても読み急いでしまいます。そのため細かい所を読み飛ばしているようで、巻末の解説を見て「なるほど」と思うことが幾つか。もう一度ゆっくり読みたいと思います。
1投稿日: 2020.08.16
powered by ブクログえ、ちょっと待って、ここで終わるの?続きが気になり過ぎる!あれは嘘なのか本当なのか。本当だったら、その後どうなるのか。読者が自由に想像していいのかな。
1投稿日: 2020.07.27
powered by ブクログ「過去のことばっかり見てると、意味ないですよ。車だってずっとバックミラー見てたら危ないじゃないですか。来た道なんて、時々確認するぐらいがちょうどいいですよ。」 . . . 連作短編集の形になっていますが、相変わらずの伏線回収が気持ち良いです。結末は読者が想像できるようになっています。良い読後感でした。
0投稿日: 2020.07.22
powered by ブクログ「いいねしただけじゃ読んだ日にち分からないの?昨日読み終わったんだけど」 彼が昨日どんな本を読んだかなんて、梅雨時に聞くバカンスの話くらい、どうでもいいことだった。
0投稿日: 2020.07.06
powered by ブクログ全5章からなる短編、尚且つ作品全体を見ると繋がりのある、まさに伊坂印の作品。 第一章の解散前夜の家族の話と、第二章の父親から虐待を受けている子供の話が特に好きです!(ちゃんと救われるので安心して読んで下さい) キーパーソンとなるのが、あくどい仕事で生計を立てている岡田と溝口。 岡田がまた可愛くて良い奴
2投稿日: 2020.06.13
powered by ブクログ裏家業を生業としている溝口。 怖いはずなのに、なんだか愛しい。 伊坂幸太郎さんの作品に出てくる登場人物は魅力的だ。 飛んでも8分 歩いて10分。それならば飛ぶ。 こういうの好きだ。
1投稿日: 2020.06.09
powered by ブクログ初めて伊坂幸太郎を読んだ。最初、なんだという感じで読んでいたが、最後、あっと言わされた感じ。よく練られている。
0投稿日: 2020.05.30
powered by ブクログ読み終わった気がしたけど、手元の本の山から無意識に手が伸びて1日で読了。 やはり読んでいたww ストーリー、先が分かってはいたけど、スピード感とか伏線回収は鮮やか。
0投稿日: 2020.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
また伊坂さんのよくある裏家業モノかあ〜と最初はダレ気味に読んでいたけど、各章登場人物の繋がりに気づき始めてから読むスピードが加速した。虐待される子どもを助けるため、突飛な作戦を実行する話が良かった。岡田は間違いなく無事。「あるキング」の主人公を彷彿とさせるキャラクターだな。虐待されてた少年のその後を描いてほしかった。単に私の見落としか?
0投稿日: 2020.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まずもって、題名が素晴らしい。なんて素敵な題名なんだ!って感動しましたね。「残り全部バケーション」。いやあ、お見事な題名だなあ。この題名だけで、もう、100点満点差し上げちゃいます。いやあ、素晴らしいなあ。 もし、自分の人生、寿命尽きるまでの残りが、「全部バケーションで」って思うことできましたらね、そらもう、人生、楽しく過ごせるだろうなあ、って思いますよね。ある意味悟り。病は気から、みたいなもんか。気の持ちよう、大事ですよねえ。 甲本ヒロトは、ブルーハーツ時代に「ナビゲーター」という曲で「この旅(人生の事?)は気楽な帰り道」と喝破しましたが、あの感じが、真っ先に思い浮かびましたね。そう思って生きて行くことできたら、ホンマに最高だろうなあ。って。それにしてもヒロトのナビゲーターは最高の一曲だよなあ。 あと、イメージとしては、エアロスミスの「パーマネント・ヴァケイション」も、被るなあ。あの曲の、お気楽極楽なロケンローな雰囲気。うーん、被るなあ、この作品のイメージと。 ちなみにこの作品、体裁としては、一作の長編ではあるけれども、全五章に分かれていて、それぞれが短編としても楽しめる、みたいな体裁。いわゆる伊坂さん節全開、みたいな内容でしょうか。 第一章 残り全部バケーション これは抜群に面白かったですね。すっとぼけてて、妙で、それでいてなんだか優しくて、フワッとしてて。母親の、なんだか、達観してる感じ、印象に残ったなあ~。 第二章 タキオン作戦 息子である雄大少年を痛めつける(虐待する)、そして自分の妻(雄大君の母親)をも痛めつける、悪魔のような父親が出てきます。伊坂さんは、こうした悪を、淡々と書く。それは「ないもの」とすることは、できない、と。「みないふり」は、できないと。辛い。この世は、やっぱり辛い。それを、サラッと、淡々と、書く。哀しみ、というものを、知っているんだなあ、って思いますね。 第三章 検 問 いま、ふと思ったんですが、なんで題名の「検」と「問」の間が、二文字分、空白なんだ?単に体裁を良くするため。間を詰めたら、キュッとしすぎるから?なんとなく気になりました。意味、あるのか?ないのか?ちなみに、あの車、なんであんな大金、入ってたの?あの女性は、何処へ行ったの?そしてどうなったの?うーむ。謎多き話だった、、、 第四章 小さな兵隊 子どもって、いいなあ。夢があって。みたいなことを思いましたね。パパがスパイなんだ!という事で、夢膨らませられる感じ。いいなあ。 第五章 飛べても8分 ん?「とんでもはっぷん」じゃないのか?「飛んでも8分」だよなあ?なら、なんで題名が「飛べても」になるんだ?うーむ、、、わからん。「飛んでも」と「飛べても」の違い、なんじゃろか?ふーむ。最後の対決シーンは、なんだか、タランティーノの映画みたいな雰囲気でしたね。伊坂さん、タランティーノ監督、好きなんだろうなあ、って勝手に思ったのです。違ったらごめんなさい。 という訳で、第一章は抜群に面白かったのですが、あとの第二~五章は、そこまで面白くはなかったかなあ?あんまピンと、来ませんでした。ごめんなさい、、、って感じでしたね。 しかしまあ、第一章のタイトル作は、ホンマに面白かった。これぞ僕の好きな伊坂さん、って感じで、大満足でしたね。結局は好みかよ、って感じなんですが、、、まあ、うん。 そして、「題名だけで100点満点」とか言ったのに、ブクログの評価は3点で、ごめんなさい、という感じでもあります。いやしかし、ホンマに素晴らしい題名付けセンスだなあ、伊坂さん、お見事だなあ。この題名はホンマに素晴らしいよ。
2投稿日: 2020.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
相手を脅して金を取ることに何の躊躇いもない溝口が何となく良い人というか、1人の人間として魅力的な人に感じる不思議。そして岡田。スイーツ食べ歩きしてて欲しいな。
0投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログそれぞれ違う雑誌に掲載された短編集4篇+書き下ろし1篇のはずなのに、この本を出版するために全て書き下ろされたのかと思うほど、話として綺麗にまとまっている作品です。これぞ伊坂イズム。雑誌に掲載されたこの本に収録されている短編1つしか読んだことのない人がいるのであれば、この単行本を読まないのは勿体ない!お勧めです。 作品内に書かれている通り、人は商品のようにラベルで分別できないものですね。 登場人物全員、悪人ですら少し愛おしくなってしまう作品でした。
0投稿日: 2020.03.21
powered by ブクログ・ 「明日から、もう俺の人生、残り全部、バケーションみたいなものだし」 という意味のタイトルなんですけど、 登場人物のいつもなチャラチャラ& キレっキレな頭脳と 程よい正義感、読後の爽快感で読んで満足♡な伊坂小説。 ・ センム※札幌の出版社 HS(株) 斉藤和則専務 にお会いすると、伊坂が読みたくなるパブロフの犬状態なわたしです。爆 ・ ごめんなさい、内容紹介になってないです。爆爆 ・ 【本文より】 ”距離感なんだよ、人生は。“ ・ “過去のことばっかり見てると、意味ないですよ。 車だって、ずっとバックミラー見てたら、危ないじゃないですか。 来た道なんて、時々確認するくらいがちょうどいいですよ。” ・ “気の合う友達を作るのと、 信頼できる医者を見つけるのは、 人間にとってライフワークみたいなもんだ。” ・
1投稿日: 2020.03.19
powered by ブクログ1行目から既に面白い。 「問題児」「答え児」なんていう発想も面白い。 それぞれのお話のスタンプ?が可愛い。 典型的な、と言っていいのかは分からないけど、章ごとに語り手も、時系列も、テーマも視点もバラバラなストーリーがきっちり繋がっていて、読み手に委ねるラスト、伊坂さんでしかない作品でした。 それぞれのキャラクターも立っていて面白いし、緊迫していそうなシーンでもほのぼのするし、何より読んでいて楽しかった。 ラストに向かうにつれて読むスピードが増して、それなのにあぁ!と何度もページを戻って確認したくなる。 読み終わっても、全て拾いきれたのか気になってもう一度読みたくなる。 読了直後の感想としては、面白かったんだけど少しパンチにかける印象。 この後じわじわ来るのか読み終わってからも楽しみ。
10投稿日: 2020.03.17
powered by ブクログ世間的には絶対に悪い人なんだけど、悪い人ではなさそうな主人公。いちご味とかレモン味とかラベルが貼ってあるわけじゃないから、ってたしかにみんなそうだよなって思う。タキオン作戦が一番好き。あえて描かれていない続きが気になる。伊坂作品は別の作品でその続きの話が出てきたりすることがあるから嬉しくなる。
0投稿日: 2020.03.01とにかく面白い
伊坂作品、面白い。電子書籍でこの作品、文庫本で別作品を同時に読むくらい。
0投稿日: 2020.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後スッキリさせてくれよ!岡田か⁉︎ やっぱりキャラが濃くて例え話が上手くて頭の回転が早いやつが出てくるな。嫌いじゃない。むしろ好き。芸人というか漫才というか、話がほんと上手い。こういう人になりたいなー。と思う点でやっぱり伊坂さんは天才だな。 この話は、岡田なんだよ。岡田中心に回るよ。岡田、めっちゃいい奴だから。
0投稿日: 2020.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そこまで起伏のない話だったけど、最後でちょっとほっこりする話で、よかった。 溝口は最初から出てきて、ずっと語り側にはならずにサブ的なポジションなんだけど、どの話にも噛んでて、結局は重要な位置にいるという。多分語り側になってないからこそ、溝口が何を考えてるのかわからなくて、最後で、あれ、こんなヤツだったのか。ってなるんやろうな。 そして解説がいい。 やっぱり文庫の良いところは、解説がついてくるところだろうな、といつも思う。そしてその人の小説も読んでみたい、と。
0投稿日: 2020.01.26
powered by ブクログ主となる登場人物は当たり屋など小粒の裏稼業を組織の上からの指示で行う二人組、溝口と岡田。 時系列的には岡田がこの仕事を辞めたいと言い始めたところから始まる。 辞める条件として、適当な携帯番号にメールしてその人と友達になることと言われるが、なんだかんだで友達になることに成功する。 その後、岡田が虐待されている少年を奇天烈な方法で救ったり、岡田の後任との仕事のことだったり、岡田の少年時代のことなどのエピソードが続く。 そして最後は溝口の組織トップへの反乱。 一本通ったあらすじというのはない。 テーマがあるのかもしれないが、ちょっとわからなかった。さくさくと読めるけど、気が抜けた作品のような気がする。
0投稿日: 2020.01.09
powered by ブクログあの最後のシーンから このタイトルに繋がったんだろうか。 何が嘘で何が真実かは、 自分で考えるしかない。 しかし、伊坂さんの書く犯罪集団は、 なんでこんなに魅力的な人が多いんだろうな。
0投稿日: 2019.12.28
powered by ブクログ離婚する家族の話から物語がスタート。その家族が話の主人公達(ヤクザ)と出会い話は彼らの物語へ。 途中のストーリーから、主人公が本当にアホなのか演技なのかよく分からなくなる笑。でもきっといい人なんだろうなって思いました。最後は病院で、地味だけどハラハラさせてくれる展開に!
0投稿日: 2019.10.26
powered by ブクログ久々に伊坂作品読んだけど、伊坂作品読んだ!って満足できる一冊でした。 岡田は伊坂さんらしい自分の世界を持ったアウトローでとても好き。でも、しょうもないチンピラなのに憎めない溝口さんに、いつの間にやら心奪われてしまった気もします。
0投稿日: 2019.08.31
powered by ブクログそれぞれのパートに絶妙な仕込みと クスッとくる笑い。 ラストで仕込みが全て繋がりホンワカした爆発力を発言。 結構ハードな話なのに、何故か笑っちゃう。 各パートの前の絵文字?も可愛くて、この人小説という表現方法での見せ方上手いなと思った。 実は、映画とかでも上手く伝えられると思う。 映画になると、キャスティングとか見せ方縛られるから難しいのかもしれない。 とか、想像してしまう見せ方の上手い作家さん。
0投稿日: 2019.08.12
powered by ブクログ知人の方に教えられて読了。 最初から最後まで一直線に読むことができました。 大作として入ると物足りない部分はあります。 どこか例えば電車のお供にと考えれば すごくすらすら読めて最適です。 時間が余っている人に勧めたい作品です。
2投稿日: 2019.07.28
powered by ブクログ好きなセリフ。 ・仕事の価値と報酬はあんまり一致しねえから。 ・世の中のことは何でも、理論上はうまく行くんですよ。 ー理論を邪魔するのは何だろうね。 感情じゃないかな。 ・未来のことはその時にならないと分からないんだし、人生は一度きりですからね。できれば、幸せになりたいじゃないですか。 バイバイブラックバード同様、話の続きは読者が想像出来るようにして終わる。自分はこういう終わり方は嫌いじゃない。中にはモヤモヤするな、て読者もいるだろうけど。伏線の回収も適度にゆっくりとされてたので読み易かったです。
1投稿日: 2019.07.25
powered by ブクログ「残り全部バケーション」という、犯罪モノに家族ストーリーを合わせたような短編から始まって、「タキオン作戦」、「検問」、「小さな兵隊」、「飛べても8分」の5編が収まっている作品集。登場人物の一部や、エピソードの伏線が続いたりという部分での連続している部分もあるが、基本的には独立した作品。 これも読んだのがもう1か月前くらいになってしまったので、あまり登場人物の誰がどうでみたいな話が書けなくなってしまった。とりあえず最も覚えているストーリーは「タキオン作戦」で、その次に「小さな兵隊」、「残り全部バケーション」。なんか伊坂幸太郎の本は時々、処世術みたいなものを教えてくれる気がする。「明日から全部バケーション」なんて生き方やってみたい。あと「レバーをドライブにいれておけば勝手に前に進む」(p.57)っていう言葉も確かにいい。なんか今朝のNHKで樹木希林が生前に残した言葉が紹介されていたが、「ドライブにいれておけば勝手に進む」なんて「どうぞ、物事を面白く受け取って、愉快に生きてください。頑張らないで、でもへこたれないで」に似た精神を感じるのだけれど、違うだろうか。樹木希林の本でも読もうか、という気になった。(19/05)
0投稿日: 2019.06.02
powered by ブクログ短編集だが、読み進めていくと繋がっている、 伊坂さん得意の手法です 読み終わったらすぐもう一回読みたくなります。 途中まではまあまあかなと思ってましたが 終盤には面白くなってました 1回ではきっと理解しきれてない!! すぐ2回目読もうとおもいます。
9投稿日: 2019.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂作品を読むのは4作目だが、ようやく伊坂作品独特の特徴や特色が分かってきたように思う。わたしは伊坂フリークではなく、その独特さも強すぎるとわたしの理解の範疇を超えてしまうので、作品によりけりなのだが、今回の作品は、その独特さがスパイスになりハートフルにも活き、良かった。前に読んだ「猿のSOS」は、その独特さが奇抜すぎて、凄いことは分かるのにその世界観に入り込めずついていけなかったのだが。 ラスト、この先は読み手が想像して下さい、といった終わり方で、せめて岡田が生きている可能性が70:30くらいに感じられる終わり方であってほしかったなぁ、と思ってふぅと一息つき、解説を読んで、まさに70:30じゃないか!と思った。というか、むしろ自分で気付きたかった、思い出したかった! その部分を読み返すと、そういや確かに少しひっかかるモノローグだった、と思い出した。こういう伏線は大好き。作者さん、良いモノローグをありがとう。
0投稿日: 2019.05.20
powered by ブクログ過去のことばっかり見てると意味ないですよ。車だって、ずっとバックミラー見てたら危ないじゃないですか。事故りますよ。進行方向をしっかり見て、運転しないと。来た道なんて、時々確認するくらいがちょうどいい。 というセリフがとても好き。 全体的には登場人物が時間と場面が複雑に違う場面で展開していくが最終的に絡み合う。 この絡ませ方がとても上手く、そして結末は明確にしないところが色々と想像させ考えさせられる。
0投稿日: 2019.04.29
powered by ブクログ悪人なのに憎めない、ちょっと変わった登場人物と、彼らがかかわるちょっと変わった出来事という伊坂幸太郎らしい連作短篇集。 ラストの結末がどうやったのか、もやもや。
0投稿日: 2019.03.16
powered by ブクログガソリン生活以来ぶりの伊坂。 短編集は実はあんまり好きじゃないけれど、伊坂幸太郎は短編もの多いらしいね。 身近にいる人が関わりすぎかよ。どんだけ狭い世界かよ。って読んでたらすべて仕組まれてたものだったり、そうでなかったり。 伊坂幸太郎作品に出てくる登場人物はみんな子どもっぽさがあって好き。んで、暑さがあって好き。 今回もそこがぶれずに楽しめる作品だった。引用した文、ここの会話のやりとりが好き。
0投稿日: 2019.03.12
powered by ブクログ短編と思わせての最後には全部繋がる。 ゾワッとする感動がある。 そう言えばかなり前に読んだ伊坂作品もそんな感じだったなと思い出した。ほかの作品もまた読みたい。
0投稿日: 2019.02.18
powered by ブクログ複数の人の物語の短編集っぽいけど、うっすら繋がりが見えてきて 終盤に伏線がきれいに回収されて爽快!! という伊坂さんらしい作品。 岡田がかっこいいし、溝口さんも嫌いじゃない。
1投稿日: 2019.02.09
powered by ブクログ1901 伊坂作品らしい。人物と時間と伏線と全て絡み合って初めて全体像が解る作品。主役二人のキャラも魅力的でラストの一頁はなんとも勇気ある終わりかた!面白かった。
0投稿日: 2019.01.21
powered by ブクログあぁ、してやられた。 また伊坂幸太郎マジックにハマって酔ってしまった。 伏線のマジシャンだとわかって読んでいる。 あえて時系列を乱した並びにそのヒントがある。 わかってるのに。 わかっているのに、ただハマって酔っているうちに読みきってしまった。 しかも今回は解説を読んで初めて気付いた伏線があって、さらにショックだった。 あぁ、伊坂幸太郎。 もう虜。
0投稿日: 2019.01.21
powered by ブクログこれぞ伊坂幸太郎!という作品でした。 非合法な振る舞いをするくせに悪人とは思えない愛嬌を見せる人たち、視点や時間をコロコロ入れ替えた短編集のようで最後まで読んで初めて全てが収まる構成、弱そうに見えて強い意志を持った普通の人たちの格好よさ、全体に漂うのびのびした雰囲気など、読んでいてとても楽しかったです。
0投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログ毎回登場人物が異なる短編小説のようで、実は話が繋がっている。解説にもあったが一旦宙吊りがあって不安、疑問を経て納得が来る展開で非常に面白かった。 「レバーとドライブに入れておけば勝手に前に進む。気負わなくたって自然と前には進んでいくんだよ」というセリフや仕事が無くなった後、残り全部バケーションという発想が好き。
0投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログもうタイトルから魅力的です。 読んでいて、ここでこう繋がるのか! 最後に思わず驚いて声がでました。父親の浮気が原因で、両親が離婚となり家族ばらばらになる。解散間際の時に、父親から、携帯宛に、友達になりませんか?という見ず知らずの相手からメールが届く。 岡田という裏稼業をしている男は、稼業を辞められる条件として、適当な携帯番号の相手と友達になること。 岡田は解散間際の一家とドライブすることに。 裏稼業コンビによるはちゃめちゃな群像劇。 裏稼業のお話なのに、なんだか心温まるお話。 好きなセリフは飛べて8分、歩いて10分、メールは一瞬。 あなたは歩いて10分。飛べて8分ならどちらを選びますか? 私は石橋を叩く方かもなので歩くかな笑
0投稿日: 2019.01.18
powered by ブクログ自己啓発本を一旦休憩して、軽く読めそうな本を借りたつもりだったんだけど、短編集でテンポが良く、しかも面白いという、この本を手に取った自分最高! 柄の悪いおにーさん達の話だけど憎めない可愛らしさ、伏線回収の鮮やかさ、ラストの一文まで最高です!
0投稿日: 2018.12.03
powered by ブクログチンピラをとりまく諸々のお話。伊坂幸太郎ぽい。いたるところに伏線だらけで、ストーリーよりもこれはどこに繋がるのかばかり気になってしまった。
0投稿日: 2018.11.04
powered by ブクログ相変わらず登場人物が魅力的すぎる。 初めは、えって思う人物も徐々にその魅力にはまってしまう。 第1章は、お母さんが面白すぎ! 第2章は、痛快! 第3章は、太田がわらける。 第4章は、まあまあ 第5章は、溝口さんがいいキャラでわらける! 伊坂さんの本は発売日ごとに読んでるので岡田がどうなったかどこかに出てきたらいいな!
0投稿日: 2018.10.30
powered by ブクログ【読み終えて感じたこと】 ・これぞ伊坂幸太郎という作品だと思います。全5編の短編集の登場人物は世間的には「悪」だが、どこか憎めない人達ばかり。最後の一文における伏線回収には、鳥肌が立ちました。 【好きなセリフ】 ・P57「レバーをドライブに入れておけば勝手に前に進む」@岡田さん・早坂母 ・P276「人ってのは、それらしい情報を与えられると、勝手に想像して、納得しちまうってことだ。」@溝口さん 【読んで欲しい人】 ・何か悩みがある人。一度その悩みがどうでもよくなってから、活力が湧いてくるはずです。
0投稿日: 2018.10.30
powered by ブクログどこか掴み所のないけど憎めない人たち。 たくさんの伏線をいっきに回収していく爽快感。 伊坂さんらしい作品で、すきだと思った。 続きが気になってどんどん読み進めたい作品だったからこそ、最後の結末まで読みたかったかも。 岡田かっこいいなぁ。 みんながバケーションを満喫してることを願ってしまう。
1投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
岡田は当たり屋を仕事にしていて、難癖を付けて人から金を巻き上げる、いわゆる悪人です。しかし、見知らぬ家族に高級フルコースをご馳走したり、虐待されている少年を助けるなど、悪人らしからぬ行動を多々見せるのが不思議です。 だからといって彼が善人かと思えばそうでもありません。 そこに「助けなければいけない」という偽善的な感情はなく、なんとなくそうしたいから、というようなあっさりした感情を持っているように見えました。 岡田は、自分がやりたいことを素直に実行しているだけなのでしょう。掴み所がないようで、どこか筋が通っているように感じるのが岡田の魅力です。 当たり屋も「自分には向いていないので」という理由であっさり辞めてしまいます。 悪人でありながら善人の心を持ち、善人でありながら悪人として生きていく、こうでなければいけないという固定概念に囚われていない人物だと感じました。
1投稿日: 2018.09.11
powered by ブクログ当たり屋や犯罪の代行などを生業にしている岡田と溝口の二人組。全部で5話の短編に分けられているが、1話目から2人はコンビを解消し、岡田は行方を眩ませてしまう。 決して仲が良いとは言えない二人組だったけれど、読み進めていくうちに意外な岡田の過去や2人が出会ったきっかけのエピソードを知れて、不仲に見えて思えて実は信頼しあっていた2人の関係性に、気付けばどんどんハマっていってしまう。 短編の中で所々に隠された伏線が、最後に一気に回収されていくので読んだ後の後味が凄く良い! * 2話目の『タキオン作戦』が特にお気に入り。自分の家族に暴力を振るっている父親に対して、無関係なはずの第三者が、あんなにも破天荒で、思わず笑ってしまうような作戦を企てて制裁を与えているのが面白可笑しくて大好きです。 最終章では、メールの送り主を想像してみると幸せな気分になれます。
2投稿日: 2018.09.11
powered by ブクログ伊坂作品を読んでいつも思うのがどこまでの悪を許せるか、という感覚が自分とは微妙に合わないな、ということ。
0投稿日: 2018.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
溝口さんがなかなかイイキャラです。あと毒島さんも。 岡田を死なせてしまったとずっと思ってて、岡田の話題が出ると泣きそうな顔になるところが可愛いおじさん。 自分が罪をおっかぶせたせいなのに復讐を試みるところとか、岡田が言っていたことを覚えてて実行にうつすとか溝口さんは馬鹿だけどやり遂げるところはすごいです。
0投稿日: 2018.07.28
powered by ブクログまあ、いかにもいささか先生らしいパズル小説( ´ ▽ ` )ノ 期待以上でも以下でもない、標準作( ´ ▽ ` )ノ ご都合主義がかなり目につくけど(特に最終話)、それもご愛嬌( ´ ▽ ` )ノ 意外と言えば意外なのは、「岡田」が全体のコアになってるとこかな?( ´ ▽ ` )ノ 岡田といえば、いささか映画つながりで、どうしても岡田将生を連想しちゃうね( ´ ▽ ` )ノ 読みながらどうしても、あの顔が脳内にチラついて仕方なかった( ´ ▽ ` )ノ 2018/05/29
0投稿日: 2018.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
章ごとに主人公が変わって、お話全体で繋がっている。伊坂さんの作品の特徴なのかな? 離婚で解散の日を迎えた一家。 当て逃げなどで脅してお金を巻き上げる輩達。 彼らの過去や周囲の人たちの物語。 勢いがあって、コミカルで、一気に読んでしまいました(^_^)良くも悪くも人との縁が妙に繋がっている事にニヤリとしてしまう展開。 「気負わなくたって自然と前には進んでいくんだよ」「どうせいつかは死ぬけどな、生き方は大事なんだよ」「人に物を頼むには、脅しよりも親切だよ」面白いお話の中で、この言葉が印象的でした。
0投稿日: 2018.05.10
powered by ブクログチルドレンや死神の精度のように特定の人物を中心に物語は語られます。 物語の中心には溝口と岡田の非合法の下請を生業とするコンビが置かれ、特に岡田を中心とした構成になっております。 銃やヤクザのような人達が登場しますが重暗い話にはなりません。 岡田君が『今の仕事を辞めたい』と言って溝口さんが変な条件を出すところから物語が始まります。 溝口さんとは一緒に仕事をしたくないけど酒は飲みに行ってもいいかなぁと岡田君には困った時に相談に乗って欲しいと思った。
0投稿日: 2018.03.12
powered by ブクログとても面白かった。 最近の伊坂作品では一番でしたね。 昔のシュールで温かな余韻のある読後感。 しっかり感じることができました。 まさか溝口さんが‼ とてもよかったです。
0投稿日: 2017.11.22
powered by ブクログ主人公がコロコロ変わる連作短編みたいな形式で、主軸が日向に日陰に語られるスタイル。 伊坂幸太郎らしいシャレた軽い雰囲気が「(人生の)残り全部、バケーションだな」ってヤクザが両手広げて言っちゃう感じの本作にすごく似合ってて、楽しく読めた。(個人的に、伊坂幸太郎の重厚めな話は、このオシャレさが、なんかスカしてんなーって思っちゃう時もあるんだけど、、。)
0投稿日: 2017.11.14悪役なのに憎めない!
めちゃくちゃなこと言ってても、やけの心に残る!とても面白かった。岡田がたまらなくいい。途中からずっと岡田のことが気になってた。だから、最後の最後でこの心憎い終わり方で、あ〜!もーちょっと先までお願いします!って頼みたくなった。
1投稿日: 2017.11.07
powered by ブクログ軽快でコミカルなタッチ。 スイスイすらすら読めます。 伊坂幸太郎の本の設定はなんだかちょっと変わってて、 どうにも憎めない愛着のわく人物が多いイメージですが、 この本もまた然り。 御多分に洩れずいい感じでした。 それぞれに独立したストーリーがつながる感じは好きな展開。 ところどころ気になるフレーズなんかもあって、 示唆に富んでるのも印象的。 好きだったフレーズは、 「レバーをアクセルに入れておけば勝手に進む」 いや、なんか病んでるのかしら。
0投稿日: 2017.10.31
powered by ブクログ軽妙な会話が小説を引き立てる伊坂ワールド炸裂の作品。当たり屋などの怪しい仕事をする溝口と相棒の岡田だが、人の困る姿に嫌気をさした岡田が仕事から抜ける条件として友達をつくるために任意に電話して家族とドライブすることになる第一章。岡田が父親の虐待から子供を救うためにその父親に行うタキオン作戦の第二章。岡田の後釜のぬけた相棒太田と溝口の仕事を描いた第三章。岡田の子供の頃の弓子先生を助ける話しの第四章。毒島に復讐する溝口と新しい相棒高田の第五章。とても楽しめるノリのいい娯楽作品。
0投稿日: 2017.10.16
powered by ブクログ章立てで主人公が変わっていく連作物。 伊坂作品によく登場するどこか憎めないギャングが中心となる。 犯罪の描写には胸くそ悪いものがあるのだが、後半は続きが気になりすいすい読める。 あえて結末をはっきりさせない終わらせ方だが納得はできなかった。
0投稿日: 2017.10.13何この消化不良な本。。。
いつも本格ミステリーばかり読んでるせいなのか。 現実離れしてる設定に、ふつうはそうならないだろうという展開。 いや、現実離れした設定はミステリーの基本だから許せるとして、人の感情の動きや発言など不自然さにあふれてる。 ただ、こういう作者なんだ、これはファンタジーでバラエティ本なんだと思えば納得はする。 ただし、 読み終わっても で? っとなるだけで驚きもどんでん返しもない。 ただただ、物事が連鎖してるだけ。
0投稿日: 2017.10.13
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やっぱしわたしは伊坂の短編がすきや〜〜! 出てくる登場人物みんなが憎めなくて愛おしいんですよね 特に溝口さん! 岡田のこと売ったくせに最後にはああやって復讐しようとするところが、偽善者と言われればそうだけどあそこまで悪いことしてた人が偽善でやるかな?と思うのでやっぱし岡田のおかげだと思う 人は親切にしていれば見返りが来るというのは身にしみる言葉! 最初と最後の、焼肉屋のメールじゃないだろうなっていうのがリンクしていて笑えてちょっぴし、泣けた。 2017.09.30
0投稿日: 2017.10.01
powered by ブクログ初の伊坂幸太郎作品 飄々としていてどうしようもない悪党の話なのに愛がある 解説まで読んで読み返しました
0投稿日: 2017.09.30
powered by ブクログ「八分も十分も大差ねえ、なんて言ってるのはな、『どうせ人間は、死んじゃうんだから何したって関係ねえよ』って言ってるのと同じだろ」 「どうせいつかは死ぬけどな、生き方は大事なんだよ」(263ページ) --------------------------------------------------- 2021.1.9 再読 「人を騙すには、真実とか事実じゃなくて、真実っぽさなんですよ」(95ページ) 「電話なんて持ち歩いてどうすんだって話だ。(中略)おかしいだろうが。そんなに急用なんてねえよ。外で電話で喋るくらいなら、直接会いに行くっつうの。」(178ページ) 「飛んでも八分、歩いて十分、二分しか違わないってなったら、飛ばねえのか?」 「俺なら飛ぶぜ。だっておまえ、飛びたいじゃねえか」(237ページ)
0投稿日: 2017.09.21
powered by ブクログ気障男きざおとこ ゴルゴ13 いぶか訝しげ ほが朗らか 元号が未知なるものだった はなじろ鼻白み まゆね眉根を寄せ 蛮勇自慢 躾 日常茶飯事 胸の芯を掴まれた 荒唐無稽 自分の話には耳を貸すかも 検問の警察官 清廉潔白 聖人君子 けいけい烱々と光っていた 税金で渋滞作ってるだけ 問題児がいるのであれば、答え児もいるはずだ。 口汚い言葉 罪を憎んで人を憎まず アドバルーン 『小さな兵隊』 ゴダール 拷問シーン 宥め ブラウザを起動させる 囮の役割 群像劇 レバーをドライブに入れたオートマ車 伏線 単なる辻褄合わせ 当たり屋 強請り 岡田 溝口 高田 毒島 花言葉 太田 裏稼業コンビ パセリのシール クワの実のケーキ
0投稿日: 2017.09.14
powered by ブクログ家族3人が解散する場面から始まり、死んだであろう人物からのメール着信音で終わる。単純に考えただけでは繋がりが全く無いようにに思えるけれど、第1章から5章までが全て繋がっている、伊坂幸太郎さんの作品の面白さを改めて確認できた作品。 ・周到な作戦で虐待する父親を改心させる岡田 ・甘党で、ブログ食べ歩き日記を見ることを日課としちゃっている溝口 ・風船がポテトチップスを食べているようなと例えられてしまう太田 基本的に当たり屋を生業としているのに面白い部分が多々ある登場人物には笑いがこみ上げます笑。 好きな言葉は、 「とんでも8分、歩いて10分」
0投稿日: 2017.09.07
powered by ブクログ「終末のフール」とはまた違った味の本。 裏家業からの足抜け、愛人関係、離婚問題、ストーカー…などなどに対して淡々と話が進んでいく。 主人公は裏家業の人だが、足抜けの際に「ちょっと大変なことになったなァ」と達観しているのが良い。 好きなのは主人公が小学生の時の話。 ピタゴラ的な話だし、実は20年来の付き合いが始まる瞬間だったり。 いい伏線だ。
0投稿日: 2017.07.25
powered by ブクログあくどい仕事で生計を立てる(それも下請け)岡田と溝口。真面目に不真面目な二人が巻き起こす騒動が世界を変える。伊坂ワールド全開の連作小説。 久しぶりに伊坂ワールドを満喫した気分になる。愛すべき悪党である岡田と溝口の深い友情に憧れさえ感じる。脈絡のなさそうな各編が、最後に繋がるという気持ちよさは、読んでる側もバケーション。
0投稿日: 2017.07.15
powered by ブクログ久々の伊坂作品。そうそう、こんな感じ、と。 まず上手いなぁ、と。時系列も、章ごとの語り部も違うのに、これだけ引き込み、流れをつくるとは。 最後はちょっと、ん?と思ったけど、解説を読んで、おぉ、私が読み落としていた、と。それで腑に落ちた感じ。やっぱり伊坂作品は好きだなぁ。
0投稿日: 2017.06.30伊坂幸太郎構成の妙技!
読み始めは弱気でちょっとズレたお父さんと少しクールでミステリアスなお母さんとそこに交わっていくちょっとバカな悪いヤツという余り好みではない展開と会話劇が繰り広げられ、「今回はちょっとイマイチかなぁ」と思ったが、そこからの各連作短編のストーリーや構成がとても面白く気付いたらあっという間に読了。溝口さんという新たな愛すべきキャラクターが出来てホクホクな気持ちです。 時系列に並べ替えて読んだら、何てことのない話なんだろうけど、この構成の旨さと小ネタや伏線回収も含めて流石伊坂さんだなぁと改めて思いました。
0投稿日: 2017.06.16
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買っていたけど、読まずに放置パターンでした。 最近、本屋で見かけて買おうか迷って、やめて、家帰ったら、あった。 やっぱり、前に買ってたことを忘れてた。 それでなんとなく居たたまれなくなって、そのまま読んだ。 章ごとに展開がガラリと変わる作品はどちらかというと苦手だが、 一章で岡田を好きになり、再登場を願う気持ちもあり一気に読んだ。 途中はそれぞれの登場人物の関係・連環に思いをはせつつ、 気がつけば終盤。 溝口さんが贖罪として毒島さんに立ち向かってくれただけで良しとするか、と思っていたところで、ひっくり返された。 くー! おもしろい。 あ、あと。 何気なく表紙を見たら、そのミニチュアがすげーいい感じの雰囲気。 クリームソーダのグラスで遊びたい。 調べてみると、田中達也さんという方のデザイン。 くー! おもしろい。
0投稿日: 2017.06.05
powered by ブクログ父親の浮気による家族の解散がメインの話かと思いきや、一人の男の人を巻き込んだ色んな登場人物から見た話でした。 各章ごとに時代も登場人物も微妙に違っているようで、中心人物は変わらないとゆう伊坂さんの作品ならではの構成でした。 1日で読んでしまえるほどスピード感のある話でしたが、最後が中途半端に終わってしまったので❓が頭の中にたくさん出てきました。 が、解説を読んでやっと伏線の回収ができました。 解説も含めてのストーリーであるような気がします。
1投稿日: 2017.05.28
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それぞれ別の雑誌に掲載された短編を、 最終章を書き下ろすことでよりまとまった結末を定時した 連作短編です。 伊坂さんらしい章ごとの登場人物のかさなりや 小さな伏線の積み重ねが相も変わらず小気味良いです。 主人公は全編登場している溝口になるのでしょうが、 けして正しい人間ではない。善悪で言うなら悪人です。 しかも自分で岡田をスケープゴートにしておいて、 復讐をするというのも理論的ではありません。 なのに、憎めずどこかつい味方してしまうような コミカルな魅力に溢れています。 確かに、 『苺味とレモン味みたいにラベルが貼ってあるわけじゃない』 わけで、100%良い人、100%悪い人、というのはいない というところがリアルです。 そんな小さなリアルが散りばめられている中だからこそ、 迷惑メールのようなナンパに返信して家族でドライブ などという突拍子もない非現実的なこともすんなり受け入れてしまうのです。 理論を邪魔するのは感情、だけではないのでしょうが すっとこれが言えるところが小気味よいです。 人を騙すには真実や事実じゃなく真実っぽさというのも 確かになと思いました。 その場の雰囲気に流されるのが人でしょう。 それで言えば。毒島の赤坂スイートルーム事件も 真実っぽさで相手を飲んだからこそ成立したわけです。 自分は岡田が一番好きで、この人も現実にいたら けして仲良くなれるような”いい人”ではないのですが、 つい気になってしまうキャラクターです。 残り全部バケーション タキオン作戦 検問 小さな兵隊 飛べても8分 の5章構成ですが、 中でも好きなのはタキオン作戦と小さな兵隊です。 タキオン作戦では 虐待を受けている少年を岡田が助けようとするのですが、 実際に介入して助けるわけではなく 怪しげで、でもつい父親本人としては、信じないにしても 心に引っかかって虐待をしづらくなるような茶番を 複数の人間を巻き込んで仕掛けるという助け方が面白いです。 少年自体の岡田が描かれる小さな兵隊は、 岡田が友達と言い切れないもののそれなりに深い仲になった と思っている一人、映画監督になったクラスメート視点。 問題児 答え児、という発想も面白ければ、それに呼応するような 「いつだって先生の出す問題を解くのは俺たち」 という台詞は面白くもあり、感動的でもあります。 児童を守ろうとしている先生に、こんなことを言って 一歩もひかず先生を助けようとする児童なんて ヒーローだなと思うのです。 飛べても8分のラストはリドル・ストーリーとなっており 賛否両論のようですが、自分はこのラストで良かったと思います。 メールが届いてそれを開いて読むところまで描いてしまったら 一気に小説のテンポの良さが失われてしまうと思うのです。 残り全部バケーションに書かれていたとおり、 (これは文庫本にて追加された箇所らしいですが) 友達を作ろうとして出会った家族と、一緒に食べた美味しいご飯、 その中でスイーツが美味しかったのが印象的だったわけで、 やはりブログ主は娘の名前をHNに貰った岡田だと思いたいですね。 犯罪や離婚、復讐など暗い話題ばかりのはずが、 どこか前向きな感じがする話にしあがっており、 読後感は良いです。 なるほど、過去はバックミラーを見る程度に 時々確認するにとどめて、ドライブにさえ入れておけば 前に進んでいけるのが人生だと思えるストーリーでした。
0投稿日: 2017.05.14
powered by ブクログ5章から成る連作短編集に見せかけながら、5章あってこその1冊。 離婚した夫婦とその娘は、別々に暮らすためにこれからお引っ越し。その前に最後の一家団欒の時間を持ち、これは家族の誰にもバレていなかっただろうという秘密を告白しあうことにします。ところがそこへ届いた1通の怪しいメール。まったく知らない若い男から夫宛に「友だちになろうよ」。実は闇稼業から足を洗いたい若い男が先輩にその旨を打ち明けたところ、適当にかけた携帯番号の相手と友だちになることができたら抜けさせてやると言われたゆえのことでした。そんなん無理やろと思いつつかけてみたら、離散まぎわで破れかぶれの家族にかかったというわけで。 人生残り全部バケーション。そんなタイトルからして私の心を鷲掴み。伊坂幸太郎の頭の中はどうなっているんだと思わせられる小気味よさ。 相手がつらそうにしているのを見たくない。どうせなら相手が楽しそうな顔をする仕事をしたい。みんながそんなふうに思って仕事できたらいいのだけれど。
0投稿日: 2017.04.25
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読み終わっての感想は、『スカッとした』に尽きる。 仕事を辞めたいと言い出した岡田と、岡田を取り巻く人物のあれこれ。 残り全部バケーション、は岡田の弁。 適当な番号にメールを送って友達になれたら、仕事を辞めさせてやる。と上司?の溝口に言われて送られた先は、浮気が発覚後に妻に離婚され、引っ越し直前のマンションで最後の団欒?していた早坂家の夫。 いいじゃん家族全員でのってみようという豪胆な母の意見で不思議なドライブが始まる。 そこから、 虐待される小学生、雄大のために大がかりなことを行う岡田の話。(それっぽくみせること) 問題児な小学生、岡田くんのエピソード(岡田と溝口の出会い)、 岡田がいなくなったあとの溝口&太田の仕事(最後への伏線)、 太田がいなくなったあとの溝口&毒島の息のかかった部下の話。 溝口の行き当たりばったりすぎる生き方とかにドン引きしたり、 岡田のDV男へのユニークなお金の使い方とか、 小学生岡田くんの友人の発想(問題児がいたら答え児もいるの?)とか、いろんな意味でハッと驚く。 バラバラな感じだけど、各話の片鱗がそれぞれ最後に繋がってて、最後の読了感が爽やか。
1投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログ「実はお父さん、浮気をしていました」 冒頭から伊坂節炸裂でホッとする。あぁ今回も楽しませてくれそうだなぁと期待が膨らむ。 なかなか面白かった。相変わらずシュールでふわふわしたストーリーは読んでいて心地よくて好き。 「お父さんと暴力は別物だ。暴力は最悪だけどな、その人間が最悪ってわけじゃない」 当たり屋の岡田が、父親に虐待を受けている子供に贈った言葉。とても心に響いた。この子はこの言葉にどれだけ救われたことだろう。お父さんは好きだし頼りにしているけれど、暴力は怖い。子供は葛藤し自分を責め逃げ場を失う。でももし、「お父さんは好きなままで大丈夫。でも暴力はよくないことだから、それは非難してもいいんだよ。お父さん自体が悪いわけじゃないからね」って教えてくれる人がいたら、少なくとも自分を責め続ける辛い状況からは脱せるんじゃないかな。 この言葉を噛みしめると、世の中には勘違いしている人がたくさんいるなぁと感じる。仕事ができなかったり、勉強ができなかったりすると、人間性を否定する人。会社の上司とか教師とか。こういうおかしな勘違いしている人に苦しめられた人って多いんじゃないかな。でも、それとこれとは別でしょ?ってことに気づくことができれば、もっと人生が豊かになるのかもしれないなと思う。
0投稿日: 2017.03.28
powered by ブクログちょっぴりミステリーの要素もあって、随所に伊坂節が効いていて、バランスのとれた作品だなぁっていう印象。 勝手にだけど、溝口・岡田のそれぞれのエピローグを妄想しちゃう。
0投稿日: 2017.03.24
powered by ブクログ私が大好きな、伊坂ワールドでした。どこかおかしな登場人物と交錯する物語。最後の数頁のドキドキ感と、残り数行の爽快感。 私も、嫌なことがあったらバカンスのことを考えよう、と思う。
0投稿日: 2017.03.09
powered by ブクログハネムーンで行ったモルディブで読んだ1冊。 伊坂作品の群像劇は、作品よって個人的な好みに合ったり合わなかったりするけどこの作品はがっつり合致。 一見関係なさそうな事件や人間関係が絡み合って起こる奇跡。 ハチャメチャだけど自分の筋を通す先輩が良い。
0投稿日: 2017.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
裏家業から抜け出すための条件は、 「知らない電話番号に掛けてその人と友達になること」。 それぞれの話がリンクする連作短編集。 伊坂ワールド好きにはたまらないかも。
0投稿日: 2017.02.25淡々とした悪党たちの物語
相変わらずヘンな話です。 連作短編集です。 突然食卓で浮気を告白する父とか、当たり屋とかやっちゃう悪党とか 今回は全編に絡んでくる悪党のひとり、岡田がなんだか面白ろかわいくて読めた
2投稿日: 2017.02.15
powered by ブクログ久々に読んだけど相変わらずなジェットコースター小説。全体のストーリーは他愛の無いものだが、各所に散りばめられた伏線が最後に一気に収束する様は流石の伊坂幸太郎。面白い本が読みたくて読む本というより、もう読む本が無くなってきた伊坂ファンが読む本…かな。
0投稿日: 2017.02.07
powered by ブクログチンピラ?の話。連作短編集?と云える。 短編ごとに設定が変わるけれども、すべて読み通せば、 結末に収斂されてゆくことがよくわかる。
0投稿日: 2016.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第一章の「残り全部バケーション」は「Re-bornはじまりの一歩」で読んでいたので再読だったけれどおもしろかった。最初読んだときからもっと読みたいと思っていたので続きを楽しみにしていました。虐待されている子供を変わった方法で助けようとしたり、岡田の子供時代もよかったけれど、やっぱり表題作が一番好き。岡田のその後が知りたかったのでラストはそうか岡田はそんな事をしていたのかとニヤっとしてしまう。
0投稿日: 2016.12.15
powered by ブクログ8さんからいただいた本。伊坂幸太郎はちょっと苦手って話ししてたら、これ読んでみな〜って。軽妙で作り込まれたストーリー。ありそうなのに独特の雰囲気。ふむ。
0投稿日: 2016.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母がふと、「さっき、岡田さんが言っていた言葉、よかったよね」と洩らした。 「どの言葉?」 「レバーをドライブに入れておけば勝手に前に進む、って」 わたしは、彼女の横顔に目をやる。 「なんか、気が楽にならない?気負わなくたって。自然と前には進んでいくんだよ」 そうかなあ、とわたしは答えながらも、自分の身体についているはずの、見えないレバーをドライブに入れてみる。(p.57)
0投稿日: 2016.12.08
powered by ブクログ当たり屋、ユスリなど、違法な仕事の下請けをしている二人組、岡田と溝口。 ある日、岡田が足を洗いたいと言い出した。条件として溝口が提案したのは、「適当な番号にメールを打って、相手と友達になること」。 繋がった相手は離婚のため、解散寸前の家族(夫婦と1人娘)。 かくして岡田はその一家とドライブと食事をすることに…。 時系列も語り手もバラバラの各章が、最後にはまとまって一つの筋になっていくのは、伊坂マジック見事!としか言いようがない。 そして、どの登場人物も憎めないキャラクター設定。 緊迫した状況のはずなのに、思わずクスリとしてしまう、どこか抜けたやりとり。 やっぱり好きだなあ、伊坂さんのお話!
1投稿日: 2016.11.26伊坂幸太郎っぽい
当たり前ですが、伊坂幸太郎っぽい作品だなぁ、という感じ。個人的には今ひとつ好きになれないのですが、それでも何となく読ませますね。
1投稿日: 2016.10.16
