Reader Store
レインツリーの国
レインツリーの国
有川浩/KADOKAWA
作品詳細ページへ戻る

総合評価

333件)
3.9
76
139
81
18
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ラブコメ強目ながら、相変わらず、それだけに終始させないウマさ有り。 聴覚障害をテーマにしつつ、人と人のコミュニケーションで誰にでも当てはまる行き違いを見事に表現。

    3
    投稿日: 2021.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    聴覚障害についてほんの少しだけ理解を深められた気がする。 もし私が幸せになっていいのなら、どうかあの人と少しでも長く一緒にいられますように。 どうかあの人が私を幸せにしてくれたように私もあの人を幸せにできますように。

    2
    投稿日: 2021.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もし私が幸せになっていいのなら、どうかあの人と少しでも長く一緒にいられますように。 どうか、あの人が私を幸せにしてくれたように私もあの人を幸せにできますように。

    1
    投稿日: 2021.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    分かりたいけれど、分からない。 分かって欲しいけれど、分かったふりしてほしくない。 結局自分で経験している現実しか、見えないんだ。 あー難しいな、人って。 いい話だった。また読みたい。

    1
    投稿日: 2021.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    言葉のやりとりが心に響く。 聴覚障害があるから、第一言語である言葉を大切にし、繊細かつ心に震える言葉を使う。 全ての聴覚障害者がそうではないだろうが、あるものを大切に使うと言う考えは、当たり前の事なのに、気がつけないものだと思う。 私自身、実際言葉を大切に使えていない。本当、反省した。 一気に読み終えた後、恋がしたくなった。笑 勝手に決めずに、降りたくなったら二人で降りればいい。 なんか、そんな、勢いに見えるけど、繊細で、大切な人だからできるそんな考え。 本当、なんどか、ひとみの心の悲鳴や、伸の感情を綴る言葉に泣きそうになった。 やっぱり、いいな。

    6
    投稿日: 2021.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    有川さんは、本当に人の心の動きを精巧に描く作家さんだなと実感させられる作品の一つでした。 一冊の忘れられないライトノベルが、健聴者の伸行と聴覚障害者のひとみの縁を繋ぎ、そのライトノベルの内容にリンクしたように、二人がそれぞれに絞り出した考え方をする部分が巧妙でした。 健聴者と聴覚障害者の考え方の差や、性別による考え方の差、全てを理解したと思っていても意図せずにずれた行動をしてしまっていた時の困惑、理解されたかったことを、されなかった時の苛立ちなどの様々な感情が繊細に描かれていました。 地域や人によって違う部分もあるので、なんとも言えませんが、途中の関西弁は違和を感じる部分も正直ありました。しかし、その関西弁が物語のエッセンスになっていて、最終的には物語に調和していたと個人的には思います。 「図書館戦争」シリーズの第二作、「図書館内乱」のエピソードに「レインツリーの国」が関連しているので、併せて読んでも楽しいです。

    3
    投稿日: 2021.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり有川浩さんすき☺️ ほっこりするし、にまにましちゃう 機知に富んだ人がよくでてくる気がするけど わたしもそういう人が好きだから共感できるのかも ナナコよりひとみを選ぶのかなりわかる 読んでて心地いい本でした

    3
    投稿日: 2021.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思っている事は言葉にする人とか、隠し通す人とかどちらかを描くのではなく、人間なら誰でもある『弱い部分』を中心に持ちながら自分を強く見せたり、時には罵声を浴びせるように弱い所を見せたり。 人間は弱い生き物で、どうしても自分を中心に考えてしまう。でも、目の前にいる人も弱い所はあって毎日考えて悩んで行動したり物事話したりしてるんだって事を再確認できる物語

    4
    投稿日: 2021.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    キュンキュンする本を探していて目に入った本だったような…。ケガで入院中に外界と遮断されている中で読んだ。 隠したいコンプレックスを意識の中心にして、隠そう隠そう、それのせいで未来はないと頑なに強く思ってしまっているひとみと、一見外交的ではつらつとした関西人男子伸行の細かな気持ちのやり取りの物語。 自分が好きな本をきっかけにオンライン上で知り合うというのは、私にはない経験だけれど、感性の共通点が見つかった時のキラキラと、もっと知りたいという気持ち、よくわかる。今後は視点の違いを面白がっていきたいな。文章だけのやり取りでこそ出てきてしまう「青春菌」というのが笑える。 ひとみの秘密はテーマではあると思う。でも、それより浮き出てたのは、やらないため・守りに入るための言い訳づくりをしている人 vs 物事を打開しようと試す人だった。同じ本を読んでいても結末の見解に相違があるように、どこに注目して生きているかで動き方や見せ方が変わるという、当たり前のことなんだけど、渦中にいるとなかなか抜け出せないのもわかる。知らないうちに伸行をイラつかせていたんだなと。自分よがりにならないようにと反省しつつ、相手のささくれの取り扱いにも気持ちを向けられる余裕を持ちたいと思う。

    4
    投稿日: 2021.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「健聴者」 私にとって普段意識して使うことのない言葉で、この本を読むまでは、聞いたことあるようなないような・・・というレベルだった。 耳だけじゃなくて、視力やその他自分が普段当たり前のように触れている感覚は、決して当たり前ではないんだと改めて気付かされた。 傍目には絶対に分からないけれど私にも持病はある。 例え同じ病気であったとしても、境遇やその症状の程度も十人十色で、本当の辛さや苦悩は本人にしか分からない部分は確かにあるなあと思った。 だからこそ、見ず知らずの人に対して「ん?」と思うことがあっても、イライラしたりするのではなく、まずは「この人にも何か事情があるのかな?」と考えられるような自分でありたい。

    2
    投稿日: 2021.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心ない人たちに、世間にたくさん傷付けられて疑心暗鬼になった聴覚障害を持つ彼女と健聴者である彼の恋愛物語。 読み初めは知らぬ女性に送るメールに話し言葉で、しかもゴテゴテの関西弁を用いるところに少し引っかかりました。馴れ馴れしいなぁと。 けれど、その読みやすさとお話の展開に引き込まれページをめくる手は止まるところを知りません。 障害を盾にして食ってかかる彼女と、そんな彼女を理解しようと努力して決して見切りをつけない彼。(もちろん彼にも人間的な部分があります) 自分の悩みは(自分の)世界で最大で、結局のところ本質は誰にも理解されない、たしかにそうだけれどそのように諦めてしまうと、人と人とのつながりである世界はとてもつまらないものになってしまうのです。 彼女と彼の人間味溢れるやりとりには、とても引き込まれました。 図書館で借りてきたのですが手元に持っておきたい1冊だと感じたので、購入したいと思います。

    2
    投稿日: 2021.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    21/09/02 恐らく大学生の時に初めて読んで以来の2回目。 書き出しからストーリーにグッと引き込まれる。 序盤の伸行のパートが一通りすぎてからは、ほとんどひとみと伸の会話で話が進むため読みやすい。 前読んだ時も思った気がするが、やっぱりなんでひとみは初めてのデートで直ぐに耳が悪いことを伝えなかったのだろうと、わたしは思ってしまう。 わたしが健聴者だからだろうか。普通の女の子でいたいっていう気持ち、考えとしては分からなくはないが、ひとみも普通の女の子じゃんと思ってしまう。 確かに障がいはハンデだと思うし、障がいを持つ人は、持たない人に助けて貰ったり、甘えたりする権利はあっていいと思う。 でも、わたしは、最初のひとみのように、障がいを盾にして近寄らせない人は嫌いだ。 もし身近にいたとしても、優しくできる自信はない。 作中でもあったが、誰でも人には理解しきれない辛さを持ち合わせていると思う。それは周りを寄せ付けない盾にもなりうるし、周りを蹴散らす槍にもなると思う。分かり合おうとしなくていい、理解しなくていい、ただ存在だけを把握していればそれでいいと思ってしまう。 このわたしの考えに対して、この本はすごく合っていた。伸とわたしの考えが近いところがあるように感じた。伸が主人公だからこそいい話だと思えた。

    2
    投稿日: 2021.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     ブログをきっかけに出会った二人の不器用で真っ直ぐな心温まる恋愛小説。  彼女にはある秘密があり、その秘密を巡るミステリー的な要素がスパイスとなって、二人の恋がどのようになるのか、気になってしょうがありませんでした。  お互い恋愛に不器用なところも、自分にとっては共感が湧き、二人を応援せずにはいられませんでした。  こんな本音を素直に交し合える恋愛があってもいいなあと思わずにはいられません。  「図書館戦争」とのつながりもやられたという感じでした。  妻もこの作品が気に入っているようです。

    12
    投稿日: 2021.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    基本的に2人の男女で進むストーリー。短め。非常に読みやすかったです。口語が多く、やり取りを見つめていくストーリー。2人のなり染めのきっかけが面白かったです。

    2
    投稿日: 2021.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本を読むのは3、4回目ですが、とても良かったです。何回も読んでいたのに、今回やっと作中作「フェアリーゲーム」って本当にあるのかという疑問を抱き調べました。いつか読んでみたいです。

    2
    投稿日: 2021.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    難聴者と健聴者の 分かり合えない部分をどうにか庇おうとすることによって生じるすれ違いがどうにも歯痒かった。 健聴者であるからこそ抱く意見。 難聴者であるからこそ抱く意見。 読みながら思いもしない意見があった。 今度障がいを持った人との関わり方を考えさせられる本。 最後に、印象的であり、最も大切なところを引用して締める。 痛みにも悩みにも貴賤はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。

    3
    投稿日: 2021.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごく読みやすくて、メッセージ性も強かった。 聴覚障害者と健常者の恋愛の話。 みんないろんなコンプレックスを抱えてて、そのストレスを他人に伝えて、あなたには私の気持ちなんてわからないって言いがちだけど、それは相手を傷つけてるだけだと思った。 自分もストレスが溜まっているとき、私の気持ちなんてわからない、、、と思いがちで、八つ当たりしてしまいたくなる時があるので、気をつけよう。

    2
    投稿日: 2021.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    聴覚障害者と健聴者の恋愛物語。 私にとっては有川浩デビュー作品。 主人公の関西弁が、関西人の私にしっくりはまって、脳内で自然と音声化されながら読めたので、2時間ほどで読了。 まず、おじさんの私でも恋愛小説を読んでまだホッコリなれるのだなと。 そこには酸いも甘いもだけの恋物語ではなく、私には到底計り知れない身的障害を持つ方が抱く感情という条件があったこと、そして何よりも障害に悲哀的な同情を感じさせない内容だったことが、主人公と彼女にエールをもって読み進められた理由であろう。 また、聴覚障害者の視点や苦悩を教わったこと、理解したいと思えたきっかけをくれたこの作品に、読書の素晴らしさに感謝。 別段、感謝と言えば、今日は嫁の誕生日。 先んじて昨日、コストコのティラミスをプレゼント。 日頃滅多と言わないが、妻として、母として、毎日頑張ってくれてありがとう。とでも伝えてみるか。 気持ち悪いと言われそうだが…

    102
    投稿日: 2021.08.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    無意味に見えるのは自分の立場で見るからで、それが必要な人がいる 最初から分かるはずのないものを、分からんから言っても無駄で逃げられたら話をしたい俺は置いてきぼり 理想の人なんかおらへんよ。単に条件が違う人間がいっぱいおるだけや。その中には人間で似てる人もできてない人もおんなじようにいっぱいおるよ。ていうか、それぞれ持ってるんちゃうかな、みんな。 でも、それ許さんでもええんやで、きっと。 投げやりな思考停止は、盾にして投げ渡していた細やかなささくれだった。 返されて初めて、自分が今まで何をしていたのかを知る 痛みにも悩みにも貴賎はない 人間というのは悲しいもので、余裕がないと結局自分の都合を優先してしまう。 分かったつもりで分かっていない、分かったふりしかできない。後からそんな自分を振り返るときの自己嫌悪といったらありません。 しかし、何度でも自己嫌悪するしかないのだと思うようになりました。常に適切な振る舞いができないとしても、その度にそんな自分を思い知ることは無意味じゃないをそう信じるしかない。次から気をつけよう。何度でもそう思うしかない。 立派で正しい人になれないのなら、間違って打ちのめされる自分でいるしかない。少なくとも、何も感じなくなるよりは間違う度に打ちのめされる自分でいたい。

    3
    投稿日: 2021.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    * 有川浩さんの小説 初読はレインツリーの国 です。 伸行が中高生の頃に夢中になって読んだ小説  フェアリーゲーム  当時この小説の読後感想を話し合える友達は いなかったが、その感想を書いてるブログを 偶然見つける。 そこに書かれていた感想に惹かれ、思い切って メールを送ると無理だと思っていた返信が届く。 何度ものやり取りの後、ブログの発信元 ひとみとやっと会える事になり 伸行は夢に心地だが、実際に会ってみると、、 恋焦がれたイメージと違い喧嘩別れになるが、 別れ際彼女の状態を知った伸行は、 再度ひとみにメールをおくる。 誰もが色んな悩みをかかえていて、悩みは 人それぞれで、同じことなんてない。 だから、痛みにも悩みにも貴賎はない、 人から見てどうでも良い事でも、 本人には苦しく辛い。 人の本当の悩みや痛みなんて、他人には わからない。 でも分からないからといって、それに鈍感で、 どうでも良いわけじゃない。 苦しみ、悩み、それでも前を向いて歩きだす とても優しい物語。

    4
    投稿日: 2021.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ばーっとすぐ読めた。 有川浩さん好き。 だけどこれは良くも悪くも少女漫画みたい。笑 ざっくりとした感想は、 デリカシーのない男とメンヘラな女の話。笑 読んでて恥ずかしくなってしまう// 私が年をとったからなのか。。 ひとみさん、よかったねぇ。笑 さすが有川さん、心情の表現が繊細。 そして聴覚障害を持った方に よく取材されたのだなーと分かった。 障害を持った方に特別な配慮が必要な場面は もちろんあると思うけれど、 普通に他者に対して気遣いを忘れないように 日常を過ごしていれば、 あの後ろから歩いてくるカップルのように ハンデのある人を傷つけるようなことは 一般的にないと思います。。

    3
    投稿日: 2021.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薄くてサラリと読める本。恋愛メインの小説はあまり普段読まないので、なんとも言えずこの評価。 個人的には主人公とヒロイン、どちらにも感情移入できなかった。 関東圏でしか生活したことがないので主人公の関西弁にちょっと抵抗があったり、ヒロインの思考も自分とは全く違うので、かなり客観的に読んだ。 どちらかというと、始まりまでの物語なのでその後の苦難を乗り越えて行く姿、もしくは乗り越えられず…なんていうストーリーに興味がある。

    1
    投稿日: 2021.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    さらっと読めました。意外と薄い本で、ほとんど全てが話し言葉で書かれていて、無理に頭を使うこともなくするすると内容が入ってきました。 それでも中身がしっかり濃いのが、有川浩先生。 聴覚障害という、少し難しい題材でしたが、どちらのキャラにも寄り添ってそれぞれの立場から共感して考えることのできる書き方で、優しい気持ちが伝わってきました。 正直図書館戦争を先に読み切っていたので、「障害を持ってる子の話」という先入観が既にあり、主人公の傷付ける物言いに対して何も言わない少女に、「あ、聞こえてないんだな」と思いながら読んでしまって、少し勿体ない部分もありましたが汗 あとがきにもある通り、先生はこの作品を書くにあたり、色んな方にインタビューし、自身も持ち合わせない障害という壁に対して真摯に向き合い寄り添ったのだろう気持ちがひしひしと伝わってくる作品でした。

    3
    投稿日: 2021.07.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が無知である事を思い知らされる。 知ることで救える人がいる事そしてその人達の気持ちまで助けられることを改めて知った。 人の痛みって誰とも比べる事が出来ないし完全に理解してあげる事は出来ない。想像することしか出来ないから沢山色んな人や色んな事について考えて相手の事を想像していきたいなって思った。 改めてこの世界は生きにくいかもしれないとも思った。だけどそれを変えることは自分でしか出来ないし他人はきっかけを与えることは出来ても私の事を変える事は出来ない。 だから最高の自分になれるように毎日頑張ろうって思えた!! ちなみにドキドキするというよりかはニタニタしてしまいます笑

    1
    投稿日: 2021.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても久しぶりに読みたい気分になって読んでみた。 そこらの恋愛漫画よりきゅん通り越してぎゅんってした。 女性は綺麗になろうとしないのは罪だそうなので、もう少し頑張りたいなぁと久しぶりに思った。 初めて本気で好きになったあの人のためにかわりたい、そう思ったあの頃の自分は今より綺麗でいれた気がする。 恋をして女の人は綺麗になれるんやなぁ。

    2
    投稿日: 2021.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     ネットから始まる恋愛物語。ヒロインは聴覚障害者。  どうしてこの作者が書く本はどれもこんなに胸に刺さるのか。ヒロインや主人公の葛藤が重すぎず軽すぎず伝わってくる。とても幸せな読後感をいただけた。先生ありがとうございます。  また、この本で聴覚障害についても興味が湧きました。今度自分なりに勉強してみようと思います。  

    4
    投稿日: 2021.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    * 願わくば、もう一回君との糸が繋がりますように。 * 「阪急電車」を読んで有川浩さんの他の作品も読んでみたくなって購入。 本についての感想をサイトに載せていたことをきっかけに恋がはじまる展開、更にそこには秘密があって… . 難しいテーマのなか深く考える話だった。自分がハンデある方に出会っても思い込みや、善意の押し付けをせずに向き合いたい。あくまでもその人はその人と捉えたい。自分だって障害のハンデは無いけど、周りにとったら合う合わないあるやろし、人との関係って難しいよな。 .

    4
    投稿日: 2021.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすかった。自分に障害があるからか、ひとみに共感できる部分が多い反面、そこに少し苛立ちもした。それを真っ直ぐに受け止める伸は理想とも思えた。ストーリーとしてはなかなか面白い。特に出会い方や待ち合わせのシーンなどは読書好きの自分には「おっ?やるなぁ」と思った。ただ読みやすい分、途中で結末が分かってしまうのがなんとも残念だった。

    4
    投稿日: 2021.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    その日の行き帰りの電車の中で読み終えた。軽そうで、軽いのに、素直で、面白かった。読みやすいというのも、本当にそうだと思う。読んで良かったし、自分と重なったり、違ったり、考えながらも、食べ切るように、読み切った。

    3
    投稿日: 2021.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いろいろと考え、これからは考えなきゃ、と思いながら読み進むことになりました。 まず、聴覚障害のことを正しく理解していなかった。当然、日常の苦労のことも。 それと、ハンデの捉え方。あるなしで相手を想う方向性が同じでも、基本中身が逆。 鳴っているブザーが聞こえてないのかもしれない。 聞こえてないのが伝わっていないのかもしれない。 初めて会う時にヘッドホンで偽装しなきゃなんて、そんなこと考えなくてもいいよ。 読めてよかった。 レインツリーって、〝この木なんの木気になる木〟なんですね。…知らなかった笑。

    4
    投稿日: 2021.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    どうしても伸がすきになれなかった。 デリカシーがないというか、なんというか。。 少しソリが合わない

    0
    投稿日: 2021.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    伸とひとみのネット上のメールのやりとりが本当に楽しそうで、どんどん話に引き込まれた。 途中で何度か喧嘩する場面があり、ひとみが自分の障害のことでひねくれたり、意固地になるが、それを怒らないで、何度も説得して、仲直りしようとする伸がかっこよかったし、こんなできた人が実際にいたら素敵だなと思った。 また、聴覚障害の人について興味をもったし、以前よりどんな障害か分かるようになった。

    12
    投稿日: 2021.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    その本を読んでどう思うか、という感想は、実はその人がどんな人なのかが、よくわかる指標のような気がします。 伸さんの感想を読んだら私も惹かれちゃうなーと思いました。 この人はどんな人なんだろうなって興味か湧くと思います。 ネット上の赤の他人の恋愛を覗き見たようなそんな感じで一気に読んでしまいました!

    4
    投稿日: 2021.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブクログ初心者で、自分で自分にコメントしちゃってました…(苦笑) 伸の関西弁で綴られる文章が、読みやすくさくさく読めました。中途難聴者の方の、複雑な心境って、難聴者さんだけでなく、病気や事故で、手足やらにハンデを持つことになってしまった方達にも共通する思いなんだろうなて、想像しました。 でも、ハンデの有る方、無い方関係なく誰しも自分の何処かにコンプレックスは、持ってますよね… ストーリーではひとみが伸と出会って ハンデがあるため閉ざしてきた心、意固地になっていた心が、ゆっくり解けていく流れ、伸はひとみの内面に一目惚れし、たくさんの表現で気持ちを伝える流れが、女性としても、嬉しかった。ただこの2人の会話は、出会いから、実際にデートするまで"メール" を通して繋がってく… (←)今の時代?の出会い方なのかな…と ハンデ有る無し関係なく、伸みたいな男の子とも、恋愛してみたかったな。(付き合ってるとだんだん彼女に注文が増えてくるかも?だけど…笑) きれい事だけでなく、現実は難しいことも多いかも知れないが、うん!前向きになれるストーリーだったな!て、思います。 映画も観てみます。

    5
    投稿日: 2021.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     伸行の「いろんな物事にフラットになるには、ハンデやコンプレックスがあるときついねん」という言葉にたいへん共感した。そしてハンデやコンプレックスを伸行とのやり取りや、髪を切ることで乗り越えようとしているひとみさんの様子に感動した。  あとがきで著者も述べていたが、自分の日々の行動なんて間違ってることだらけだし、そのたびに反省していくしかないなというのはつくづく思う。

    5
    投稿日: 2021.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    聴覚障害を抜きにしてもひとみはかなり面倒臭い女の子。それに振り回されても恋する弱みで伸は頑張る。 もうずっと昔(笑)恋愛でこんな駆け引きみたいな事して、凄く悩んで…。こんなことあったな〜と思う。 恋愛も夫婦もそれぞれ二人のやり方で、正解はないのだから二人が1番いいと思うやり方で幸せになればいい。 冒頭、好きな本の感想を話すことでテンションが上がる感じ…激しく同意!

    5
    投稿日: 2021.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱり有川さんは読みやすい。そして関西弁が自然。これくらい言いたいこと言い合える相手と恋愛できたら良いですね。

    2
    投稿日: 2021.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館戦争の中に出てきて、気になったので読んでみました。中途失聴の女性と、健聴者の男性の恋のお話。 障害の中でも、人に気が付かれにくいだけに、良いところも悪いところもあるんですよね… 2人のメールの中で、すれ違ったり、わかり合ったりするやりとりが、ふと自分の過去のことと重なったりして、読んでいて楽しかったです。 有川さんの小説は、テンポも良くてあっと言う間に読んでしまいます!!

    2
    投稿日: 2021.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    障害は恥ずかしがったり隠したりするようなものじゃないと思うようになった。大事なのは自分とどう向き合うかだということも。 堂々と、ありのままの自分で生きる勇気を貰った。

    4
    投稿日: 2021.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ひとみと伸は、お互い正直に自分の感情を伝え、傷つき、そして前に歩き出し歩み寄る姿がとても綺麗だった。自分の本心が疎くなっていた自分に最近気づいたので、こうでありたいな、と思った。 女性心、男性心をしっかり掴んでいて、女の私としては、ひとみのきもち、分かるなぁと思ったりもした…

    2
    投稿日: 2021.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった 聴覚障害を持つ女の子との恋愛物語 しかし、これだけ衝突しても関係って壊れないのね。 それが恋愛小説?のお決まりか(笑) ストーリとしては、 過去に読んだ小説の感想を検索した伸行は「レインツリーの国」というブログにたどり着き、その管理人ひとみを知り合います。 ひとみとメールでの交流を繰り返すうち、ついには、実際に会うことに。 そこで、初めて知る彼女の聴覚障害 我々読者もそこで彼女の聴覚障害を知ることになります。 お互い傷つきあう二人。 お互いを思うがゆえに気持ちがすれ違う二人 そして、成長していく二人 といった展開です。 しかし、この主人公の伸行はすごい。 こんな気を使いながらもまじめに率直に自分の気持ちを伝えれる、そして、彼女を思いやれる人はいないと思うぞ。 恋愛小説は苦手だけど、この物語はスッキリ入った

    6
    投稿日: 2021.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    3年ぶりに有川先生の本を読みましたが、やっぱり面白いなと感じました。図書館戦争シリーズの中で度々登場していたレインツリーの国という本、どんな物語なのか気になっていたのですが、ベタベタの恋愛でした。障がいという現実的な題を織り交ぜ、男女の複雑な関係を丁寧に言葉にしていて、読みやすかったです。

    4
    投稿日: 2021.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても読みやすかった。 自分が伸だったらどうしてたのか、なんとなく考えてしまう。どうすればいいのか、読み終わった今でも分からない。 最後がなんかう~んハッピーエンドなのかね~って感じで微妙にしっくりこない。だけどなんか伸に会いたい気持ちになった

    1
    投稿日: 2021.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすかった 少し伸がガンガンいくなとは思ったけど、どちらの気持ちも描かれててそれにどちらも共感してしまう自分もなんとなく不甲斐ない気持ちにもなった。 これからの2人がどんな2人になっていくのか興味がでてきた。

    0
    投稿日: 2021.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    良い意味でも悪い意味でも、とにかく読みやすかった。お互いの「忘れられない本」に対する思いが、まさか2人の関係性をも表していたとは。なにより「伸」が素敵すぎて。「ひとみ」の卑屈さも、人間らしくてたまらない。この2人が結ばれることが、必然である世の中ならなんて素晴らしいだろうと思ったり。障害のことは差し置いても、この2人を通じて人間の心理に触れた表現が多くて、「伸」にも「ひとみ」にも自分自身を重ねて読んだりした。所々涙しそうにもなったり。映画、ちょっと気になる。

    1
    投稿日: 2021.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    [墨田区図書館] あるツイッターニュースを読んで興味を持った本。 ヤフーニュースである高校生が物語の小説は読まないという教師に貸したという二冊の本を、その教師は小説への抵抗がなくなったという手紙とともに返してきたらしい。 https://news.yahoo.co.jp/articles/8051081f1f8fccc054063a9a12fa2c3bc43a2869 「有川浩」の名前は知っていたし、「図書館戦争」も題名は知っていたけれど、いかんせん本好きと銘打っていても私が実際に本を読んでいたのはほぼ中学生まで。話題作などを多少は耳にしても、購入を意識せず、本屋にも行かない自分が本自体に接する機会はほぼなく、次に本と接するようになったのは息子が生まれてから、図書館での児童書メイン。実はどちらも知らない(読んでいない)んだよな、と改めて思いつきながらページをめくった。 主人公の男の関西弁が私にはどうしても"引く"ネタで。更に自分が好きと思えるかわからない"邦モノ"を読んでる感から読み足が鈍ったが、図書館の本なので期限を目前にしてやっと読み切った。 途中までは近年アニメ化にも多いネット社会が題材かと思った。現実から離れるほどではなくとも、虚構の入り混じるネットを介して共通の趣味で知り合った男女の、でもこれはラブストーリーとなるのか?そうでないネットならではの仕掛け的な裏読み話になるのか?とにかく概要を捉えたいだけの私が先読みしようとしても、途中までは事態は動かず、二人が初めて会った時にも女側にも男側へも現実のようで現実と思えない、もどかしさから邦画に感じる嘘くささに似た感じを覚えた。 でもとりあえず最後までは読もうと、いわば我慢を覚悟して読みペースを速めようとしたところで、やっと事態が動いた。 これが"ネタ"だったのか?とも思った。その一方で、表題をブログ題名にしていることへの、作品の外と中での入り交じりの仕掛けはホントにないのかな、とも。 その後の流れは多少関西弁でも男性側に好意的に読むことが出来たし、純粋にどう落ち着くんだろうとだけ思って読み進めることが出来たけれど、この手の話に関わらず、私は恐らく伸側なので、最後まで苛立ち多く感じてしまった本だった。 本のテーマよりも、内容よりも、私にとっては後書きで知った今更の情報の方が衝撃的だった。それまで勝手に「ありかわひろし」と読んでいたのに、途中にあった「夫」の文字。そして慌てて見返した代表作内の「図書館戦争」の文字(思い起こせば表紙絵にあった筆者名もうっすら思い出すものの、自分は結局読んでいなかったし意識していなかった)。そして紹介された"図書館戦争"とのコラボ。 私の中では、勝手に「僕らの七日間戦争」(それすらもストーリーは忘れてしまっているけど、これは確かに読んだ、観た!)と同じような話?ジャンル?とだけ認識されていたが、今回鮮明に読んでいないということを意識出来て、その繋がりを意識したくて読みたくなった(笑) きっと従来の筆者や作品のファンには腹立たしいだろうし申し訳ないけれど、まだ好きな作家とまでは分からないまでも、やっと今回私の中で彼女が一作家として存在するようになったかな。とりあえずは、、、、図書館戦争を読んでみよう!

    0
    投稿日: 2021.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かなり前に読んだけど、今でも心に残ってる。 他人であることの難しさ、尊さ。 それでも歩み寄ろうとする、 歩み寄って欲しい気持ちを捨てきれない不器用な愛しさ。 そんなものを感じる一冊。

    1
    投稿日: 2021.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「普通」への壁、「普通」からの壁。自分の中に、本書を手にして、次のことを考えていました。1)”普通”でないものを見つけた時、その苦しみは、その悲しみは、誰かと共有できるのでしょうか?2)そして、その”普通”でないものは、カミングアウトしない限り、乗り越えることはできないのでしょうか?3)”普通”でないことは、”普通”であることから理解されなければいけないことなのでしょうか? ここで、「普通」を「障害」に、「ハンデ」に、「ADHD」に、「心の傷」に、「コンプレックス」に、「心の闇」に変えた時、私たちはどこに救いを、安らぎを、歩み寄りを始めればいいのでしょうか。難しい問題だと感じました。 ただ、お互いを理解すること、信じること、信頼すること。そして、分からないからと言って、何もしないのではなく、何かを変えてゆくこと。何をすべきか明確に分からなくても、できることから始めること。を、二人を通じて、伝わってくるようでした。 印象的なフレーズは: ★その国に伸がやって来たことで、ひとみの人生はもしかしたら少し変わった。神様、と今まで信じてもいなかった何かに少しだけ祈る。 ★もし私が幸せになっていいのなら、どうかあの人と少しでも長く一緒にいられますように。どうか、あの人が私を幸せにしてくれたように私もあの人を幸せにできますように。意固地な私があの人をあまり傷つけずに済みますように。 ★耳が不自由な分、言葉を大切にしてるんです。その大切な言葉を使って真摯に理屈を組み立てる ★ああいう人が私の障害知らされたからって、後からでも『知らないからひどいことしちゃったね』なんて思うと思いますか?あいつらキレイごと押しつけてウザイ、むかつく、恥かかされたくらいにしか思いませんよ。そんで『障害者はウザイ』しか記憶に残らないんですよ、どうせ ★俺ら、今初めてケンカしているよな。…。ケンカできるくらい俺らお互いライン割ったんやなってドキドキしてる ★でもやっぱり俺も人間やから、むかつくところもあんねん。だからケンカしょうや。仲直りするためにケンカしょうや。

    1
    投稿日: 2021.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     いわゆる健常者と体にハンデを抱えて生きておられる方(あまりこういう言葉を使うのは気が進まないけど)って、隔たりが多いんだろうなあやっぱり あんまりわかりきったように述べたくないけれど、感想として書くとして、これからもこの日々が続いていくとしたら、それが最高の幸せでありハッピーエンドなのだろうけど、わかりづらかった わたしが大盛り上がり恋愛物語!超幸せ!みたいなのを見過ぎなせいかもだけれど、 すごくすごく盛り上がってハッピー!とかがわかりやすいからなのか?でも彼らにとっての最上の幸せなのだとしたら、最高のハッピーエンド きっとわたしは幸せの形に対して固定観念があるかもしれない、当たり前で、普通でいられることが幸せであり心地が良いんだろう それを感じられるのなら良いなあこれから すごいぐだぐだしちゃった   読んだのすごい前なので読み直して書き直したい

    1
    投稿日: 2021.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    難聴者と健聴者の恋愛を描いた小説。難聴者である「ひとみ」が丁寧に紡ぐ「フォントの文章」の表現がすごく素敵だなと感じたのと、それに惹かれた「伸」とが一つのライトノベルを通じて、幾度も近づいたり遠ざかったりする展開が面白かった。それぞれの負い目がリアルに描かれているのも物語にのめりこんでいく理由かもしれない。「難聴者」というとてもヘビーに感じてしまう題材ではあるが、日頃目をなかなか向けられないことに目を吹ける良い機会でもあった。

    0
    投稿日: 2021.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    きっかけは1冊の本。かつて読んだ、忘れられない小説の感想を検索した伸行は、「レインツリーの国」というブログにたどり着く。管理人は「ひとみ」。思わず送ったメールに返事があり、ふたりの交流が始まった。心の通ったやりとりを重ねるうち、伸行はどうしてもひとみに会いたいと思うようになっていく。しかし、彼女にはどうしても会えない理由があった―。不器用で真っ直ぐなふたりの、心あたたまる珠玉の恋愛小説。

    0
    投稿日: 2021.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    有川浩さんの本を買い漁ってた時に買った積読だった一冊。読み始めから後半までひとみさんの口調や態度にイライラしてしまった私はきっと恋愛偏差値が低いのでしょう。伸さんのやさしさや気遣いを見習いたい。

    1
    投稿日: 2021.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    有川浩結構好きで色々読んでるけど、その中でも比較的短くてサクッと読めちゃう印象。 ハンディキャップに限らず自分のコンプレックスを受け入れて、前に進むって本当に難しい。

    1
    投稿日: 2021.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    優しく、台詞がズバズバ突き刺さる。自分が持っているものを当たり前に感じる習性がある人間にとって、衝撃的で優しい作品。事情を知ってたら優しくしたのに…と思うことがたまにあるけど、それじゃ意味なくて、想像力は教養なんだと思い知る話し。

    1
    投稿日: 2021.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とあるブログをきっかけに、身体的に分かり合いきれない2人が惹かれあっていくストーリー。 お互いを思いやるばかりにすれ違ってしまう場面には度々心を痛めたが、読了後には何とも穏やかな気持ちに包まれた。 個人的には凄く好きな作品。

    1
    投稿日: 2021.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あとがきの最後で笑った やっぱり好きだわ、この文章 も~~土砂降りの中に立っていたいくらい 「図書館戦争」も読まなくちゃ

    1
    投稿日: 2020.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の伸と聴覚に障害を持つひとみ。その2人が障害というものに苦しみ、翻弄されながらも、お互いを大切にし合う気持ち、時にはぶつかりながら乗り越えようと奮闘するところに、読み終わったあとすごく心が温まりました。 個人的には伸が大阪弁で喋るところが好きです。あまり大阪弁で喋る主人公は居ないと思うし、テンポが良くて心地いい(表現変かな…?)です。 本を通じて2人が出会う、というのもすごく素敵だと思います。少し憧れます笑

    1
    投稿日: 2020.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    素直におもしろかったです。 有川浩さんの作品を初めて読ませて頂いたのですが、好感が持てました。 違うタイトルの本も読んでみようかと思いました。

    1
    投稿日: 2020.11.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ハッピーエンディングで良かった♪ そして、これからこの2人、どうなってくのかな〜?と思わせるところ、上手いよね。

    1
    投稿日: 2020.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館戦争シリーズでこの本のことは知っていたのですが、時間があったので図書館で借りて読みました。 がんばっている恋のお話という印象。 伸さんがとてもひとみさんを好きになったから、成り立った恋愛って感じ? 甘々な恋愛小説が好きな人は物足りないかもしれません。大人な感じで私はいい話だと思いましたが。 聴覚障害者についても少し知ることができてよかったです。 私はフィクションを読まないので、ノンフィクションで障害が取り上げられることは、良いことだと思うのですが、メディアではハンデを持つ人の話は避けられがちだそうです。 (解説より、図書館戦争のアニメ化で聴覚障害者が出る話は地上波ではできなかったとありました) 平成27年の本ですが今もそうなんでしょうか。。。なんだか、解説の部分で1番考えさせられてしまいました。

    2
    投稿日: 2020.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今さら感がありつつ読了。勝手なイメージで甘々お話を想像していましたが、主人公達がなかなか戦っていて良い意味で予想と違っていました。他人に理解できない辛さは誰でも持っている、知識として知っている事と実感として感じることは違う等々共感できるところもたくさんありました。

    1
    投稿日: 2020.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『図書館戦争』作中にも出てくる小説 しっかりとした恋愛小説 難聴という障害を抱えているヒロインと健常者である主人公のそれぞれの葛藤が伝わってきた

    0
    投稿日: 2020.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相手の事を考えて行動する── 今まで何度も教えられてきたはずなのに、自分の考えが及ばない場合は相手を傷つける事があることをこの本を読むまですっかり忘れていました。 主観が違えば嬉しいのか嫌なのかは人それぞれ。

    4
    投稿日: 2020.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    私が一番好きな本は図書館戦争です!! その作品中に出てくる『レインツリーの国』という話が実際にある!!ということで読んでみました〜 サブテーマは本好きのふたりが純粋に恋に落ちるという話なのですが、メインのテーマはハンデを持っている人についてだと思いました。 体の一部又は全身が上手く使えないけど、生きている訳だから、私たちと変わらないわけで。 というと批判が来るかもしれません。 でも同じ人間なのに、ってよく差別する人を見て思ってたんです。 出来ないことは互いに助け合うでしょ?? そんな感じなのかなって思いましたし、このお話を読んで、更にその気持ちが強くなりました。 ひとみさんが最後に、障害があってもなくても、種類は違えど、辛い時は誰にでもあるんだと気づいたというような文がとても印象的でした。 ひとみさんは強いなと思いましたし、ひとみさんの考え方を変えた伸さんは更にかっこいいなと思いました。 最後の『だった』議論、私も参加させてください!! 私は、ひとみさんが伸さんに、そのことを過去なら確実に言ってたけど、今は言わないで心の中にしまっておくよって感じなのかなと思いました。 ハッピーエンドだといいですね。 以上です〜

    1
    投稿日: 2020.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本書を読んで、同時に2つの感想が浮かびました。 明るい方をA面とし、先に書きます。 B面を読むかどうかはおまかせします

    5
    投稿日: 2020.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本の読み方は人それぞれでいい。 ビジネス書とか自己啓発本は学ぶため、気づきを得るために読むけど、小説は、純粋にストーリーを楽しみたくて開くことが多い。 でも、自分が生きることのできない世界や歩むことのない人生を”読んでいく”中で、思いがけない気づきや、知識の広がりをもたらしてくれる。 そんな風に感じられる小説。 当事者にしか理解できない苦しみがあっても、こうやって”読む”ことで他者が想像できる範囲が広がったらいい。 伸とひとみのように、数ある本の中から同じものを選んで読んで、その中でも思い入れのある本を熱く語り合えることができるのは、心が躍ることだと思う。 そしてそんな風に感じさせてくれるこの小説のことを、同じく読んだ人と熱く語れるならもっと素敵!

    2
    投稿日: 2020.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ひとみさんの、他人を自分の世界から排除したい気持ちって、多分誰にでも持ってると思う。 だって、他人って面倒くさいもん。そしてそれ以上に、自分って面倒くさいもん! でも、面倒くさいからこそ辛いし悔しいし楽しいし面白いんだよね、って私は思う。 だから伸さんがひとみさんを内から外に引っ張り出した時、よくやった!って思ったし、ひとみさんにもよく頑張った!って思った。

    0
    投稿日: 2020.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【コンプレックスのある人にオススメしたい】 2人の不安定な関係は、突如ぷつっと糸が切れてしまいそうでハラハラしたけれど最終的にハッピーエンドで安心しました。会話中のささくれが細かくリアルに書かれていて、読んでいるこちらの方までイライラしてしまうほど。でも伸さんがそれを呑み込まずに切り込んでくれるのでスッキリ読み進められました。全体を通して、糸を切らずにいてくれた伸さんの器の大きさに脱帽。 そして細かく対立する男女/健常者健聴者の意識をここまで具体的に書き分ける有川さんも流石です。 障害をテーマにしたフィクションというのは、後書きや解説にもあったように、社会的にかなり書きにくいのではないかと思います。それをここまで人の心情に踏み込んで、綺麗事だけでなくドロドロした部分まで書き込まれる姿勢に好感を持ちました。障害のある人に気遣った文章ではなく、1人の人間としてフラットに描かれていて素敵でした。 障害に限らず、容姿や才能など、「どうにもならないこと」は自分を傷つけないための盾になる一方で、成長を拒む言い訳になってしまうと気付かされました。私もどうせ顔が可愛くないからとかいう理由で途中放棄していたダイエットを今日から再開しようと思います。

    2
    投稿日: 2020.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    聴覚に障害がある人が何を感じ、どんな思いを抱えてるのか。もちろんこれが全てではないけれど、想像するときに一つの参考になりそうだと感じました。又、聴覚に障害がある人に対し、自分がどのような考えを持っているのか知るきっかけにもなったと思います。

    1
    投稿日: 2020.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画を見てからだったから、どうしても出演者の顔が浮かんでしまった。映画を見ないで見た方がよかったかなと思った。 難聴がテーマ。見た目ではわからないんだけど、人はそれぞれ抱えている物があるんだと思う。 自分だったらどうするかな。 初めて読んだ有川さんの作品でした。

    3
    投稿日: 2020.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きな図書館戦争に出てくるこの本は、どんな人でも恋はできる…ちょっとした勇気を貰える一冊だと思った。

    0
    投稿日: 2020.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    好きな本がきっかけで知り合うのが理想になりました。 誰でも他人には理解し得ないような事情を抱えてるもので、そこをどう歩みよっていくかが大事なんだな。 ひとみと伸さんのやりとりがとってもリアルで、有川浩の作品のこういうところが好きです。 伸さんみたいな男性とても素敵。

    4
    投稿日: 2020.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    20.6.20 共通の好きな本からスタート。 ガンガンいける性格が羨ましい。 お互いの問題をぶつけ合う。 2人の結末の先に幸せを期待。

    1
    投稿日: 2020.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白くて、一日で一気に読みました。 一冊の本の感想がきっかけとなってネットで知り合った、伸行とひとみ。 二人はメールでやり取りをするうちに、会おうという話になるのですが、ひとみは伸行に隠していたことがありました。 ひとみは耳に障害を抱えていたのです。 「私のことを本当に理解することなんてできない」と突っぱねてしまうようなひとみの態度に、二人のやり取りは複雑なものとなっていってしまいます。 私なら途中で諦めて切っていたかもしれない……とも思うほどの面倒なやり取りは、二人にとって、自分自身、そして互いと向き合う大事な時間となっていたのだと思いました。 『他人に理解できない辛さを抱えていることは健聴者も変わらないのだ。その辛さの種類がそれぞれ違うだけで。』 (『レインツリーの国』より) この小説は元々、『図書館戦争』シリーズに登場する架空の本でした。 図書隊員の小牧と難聴者の毬江のエピソードの中に出てきます。 毬江とひとみに共通しているのは、彼女たちは普通の女の子で、私たちと同じように恋をしているということ。 障害は「恋人たちが歩み寄る意識の違い」の一つであって、ヒロインたちは等身大の女の子。 しかし、アニメ『図書館戦争』では、この毬江のエピソードは放送されませんでした。 DVDに収録はされたものの、このエピソードは放送できないというのがアニメ化の大前提だったそうです。 この現実世界で、障害を扱ったものが隠されてしまうようなことがある中で、この本のように障害のある女の子がありのままで恋をしている小説があるというのは、貴重なように感じました。 「貴重」であると感じないような世の中になれたら、と願います。

    2
    投稿日: 2020.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ネットから始まるって言うのが、今っぽいなと思った。 メールから始まって、実際に会って…まぁ色々あった訳だけど、最後は上手くいきそうな未来が感じられて、ほっこりした。 男性の懐の深さみたいなものが、とても素敵だった。辛い経験をしたからこそのものではあるけれど、それは相手の女性と出会うためにあったんだろうなぁ。 所々「うわ!わかるー!」みたいなところもあったし、仲直りするためにケンカするってのがいいなと思った。

    2
    投稿日: 2020.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館戦争シリーズから繋がって読んだ一冊です。というわけで、ひとみが会いたがらなかった理由については知りながら読みました。知らずに読んだら、伸と同じような気持ちになりながら読めたのかな?と思います。 本がきっかけで繋がるなんていいなあ!語り合いたい気持ちが本当によく分かります。打ち出した言葉であれば、青春菌を撒き散らかすことができることも。 さて、障碍者に関わらず、相手が本当に必要としているサポートをするのはとても難しいことだと思います。配慮は絶対に必要。でも、かわいそうに思うのは違う。 以前、ある小学校の運動会で、車椅子の子が他の子と徒競走をしているところを見ました。途中までは車椅子を押してもらい、ラストの直線で自分の力で車椅子を漕いでゴールをしました。当然、結果は最下位です。私はそれを見て泣いてしまったのですが、泣くのは違うんじゃないかな?と自分に疑問も感じました。だって、どの子も同じように頑張ってる。車椅子の子の姿を見て泣くのは、かわいそうに思っていることのあらわれなんじゃないかな、と思ったのです。まだまだ私の中には、サポートを「してあげる」という傲慢な考えがある気がします。 では、サポートを受ける側は?「サポートを受けて当然」と思ってはいないか?ハンデがあるから、何を言ってもいいとは思っていないか?(こんな言い方をしてすみません) 私の理想のサポートは、「目が悪い人にとってのメガネ」です。自然に配慮できたらな、と思っています。 作中にもありましたが、100%相手の気持ちを理解することは決してできないと思います。そこを何とか分かりたいと思ってぶつかっていくことで理解できる部分が増えていくのだと思います。 私はまだまだそれが苦手です。ミサコの言葉を借りれば、「甘えるのが下手」「恋愛偏差値が低い」。 これは、経験を積むしかなさそうです。 伸とひとみに背中を押されて久しぶりに長文になりました。

    1
    投稿日: 2020.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    とても引き込まれる内容の作品でした。 一口にいえば、聴覚障害を持つ女の子とごく普通の青年の恋愛ものです。 作者自身もあとがきで語っておられるように、これは障がいを持つ方のお話ではなく、どこにでもいるような男の子と女の子の恋愛物語であると私も感じました。 有名人の会見ではありませんが、「たまたま好きになった人が○○であっただけ」、まさに、彼氏が出逢い好きになった子がたまたま難聴であったということです。 ネットで出逢い、ネットでやりとりをしている中に互いに興味を持ち、やがてリアルに移行して交際に発展、まさに今時の若者の恋愛を「リアル」に描いています。 私はこの作品を読み解くには三つのキーワードがあると感じました。 一つは「リアル」。先述したように、本当にどこにでもあるような、現代社会では実際に起こり得るような極めて現実的なお話であるということ。まるで、小説を読んでいる私が登場人物たちの私生活を垣間見ているような、実在している人たちのプライベートをのぞき見しているようなー笑 錯覚に陥りそうにさえなりました。 二つ目は「重い」というワードです。これは言葉どおり、やはり彼女の方が難聴ということで、つきあい始めてまもなく破局寸前かとドキドキするようなトラブルに見舞われていますし、どうしても避けては通れない試練として描かれています。 私自身、普段、あまり考えたことのない問題なので、色々と考えさせられる部分でした。 三つ目のワードは「微笑ましい」ですね。彼女が障がいを持っているということで、二人は色々と当初はぶつかり合うのですが、この二人は根底に「好き」という強い想いがあるので、ぶつかり合いながらもお互いを理解し合おうと努力し乗り越えてゆきます。 また、ごく普通の若い男性と女性が出逢って知り合って、親密な交際に発展してゆくプロセスにありがちな様々なエピソードが実に爽やかで、微笑ましく、こういうところも「実際にあるだろうな」と思えるところが実に「リアル」です。 全体を通して重めのテーマや部分も含まれてはいるものの、印象としては本当に爽やかな読後感を与えてくれる作品です。 また、「泣ける」部分もあります。 最後に二人が様々な試練を乗り越えて、とりあえず「カップル成立」となったときのシーン。 女の子が 聴覚障がいで人とスムースに意思疎通ができない、自分の言いたいことが思うように言えない。そのために、せめてブログでは自在に自分の思うがままを綴りたいーそんな想いで作ったブログ、そのブログタイトルが「レインツリーの国」でレインツリーとは「ねむの木」であり、「歓喜」を意味するがゆえに「歓喜の国」とタイトルをつけたという経緯が語られた後、 ーその国に伸がやって来たことで、ひとみの人生はもしかしたら少し変わった。神様、と今まで信じてもいなかった何かに少しだけ祈る。 もし私が幸せになっていいのなら、どうかあの人と少しでも長く一緒にいられますように。どうか、あの人が私を幸せにしてくれたように私もあの人を幸せにできますように。意固地な私があの人をあまり傷つけずに済みますように。 と、彼女が呟く部分があるのです。 ここは正直、ほろりとするのを通り越して泣けました。 問題を抱えている恋愛ゆえに、両想いになったとしても将来的に成就する見込みが100パーセントではないと彼女自身が考えています。 ここで物語は終わります。 頑張ってと、心の底から彼女と彼を応援したい。 物語は終わっても、何故か、見えないページの向こうに彼と彼女がタキシードとドレスに身を包んでいる光景が浮かんできてしまいました。 この極めてリアルな架空の物語の主人公たちの末永い幸せを祈りながら、感想を締めくくります。

    4
    投稿日: 2020.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    サクッとサラッと読み進められた。 恋愛小説なんだけど、いろいろと考えさせられる部分もあり良かった。 サクッと読める分、何となく物足りない気がしたのは、もう私が恋愛適齢期じゃないからなのかも。

    1
    投稿日: 2019.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ひとみの行動言動に障害がある云々の前に人として女性としてそれはないだろうとイライラしてしまった。伸が言い方はちょいちょいキツイけど本当に優しくて、こんな人いるか?!と思うほど。 読み始めて、うわ〜関西弁読みにくいかなぁ〜と思ったけど意外にもすらすら読めた。 言葉にするのは難しいから直接言おうと思う事の方が多いけど、言葉で伝える事の大事さがよく分かった。

    36
    投稿日: 2019.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本が悪いわけではない。自分としてはしんどかった。 心が疲れた人にというランキングで上位に入っていたけれど、自分としては心が疲れてしまった。 読みやすさはとてもある。

    1
    投稿日: 2019.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館戦争からの流れで読んでみようと思いました。 大半がヒロインとヒーローの会話で話が進みます。 関西弁のヒーローは馴染みがあまりなく、口が悪く聞こえがち。でも言ってることは的を射ていて、よく刺さります。 今回はヒロインの立場が特殊だったので、どちらかといえばヒーローの方に感情移入してよんでいました。 途中失聴、難聴、聾、聾唖‥私も未だにぼんやりとしか区別はついていませんが、障害がある人ない人に関わらず、諦めずに他人を理解したいと思う気持ちを忘れないでいきたいです。

    1
    投稿日: 2019.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    初の有川作品。 きっかけは一冊の本から始まり、忘れられない小説の感想...結論から言えば本作が私には忘れられない珠玉の一冊になりました。 障害を持つ女性と健常者の男性のステキな恋愛小説。 ケンカをしながら、涙を流しながら、それでもお互いを少しずつ理解しようとする純愛物。 その中にも世の中に蔓延る障害者と健常者の壁を描き、いかにしてその壁を壊していくのか。 主人公と同じ関西人として、伸の生き方はカッコイイと思えた。 あっ、図書館戦争シリーズも必ず読んでみたいと思います。 説明 内容紹介 きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった――。 内容(「BOOK」データベースより) きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった―。

    8
    投稿日: 2019.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん。 有川さんの本の中では、個人的に一番ドラマがなかったというか、あまりテンションが上がらなかったなぁ、と思ってちょっと残念でした。 切り口はまぁ良かったのかな、とも思うし、あぁそうかぁと思うところがなかった訳ではないけど。 もしも、これが有川さんの本で初めて読む本だったとしたら、この作家さんはリピートないな、という判断になっていた可能性もあるかも。的な(^^;)。

    2
    投稿日: 2019.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすかった。 言葉にしなきゃ伝わらないこともあるよね。 自分中心的に考えてしまうことは器が小さいんだなと感じた。

    0
    投稿日: 2019.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    クジラの彼に続き有川浩作品を読む。 学生時代に読んだ1冊の本をキッカケに伸とひとみがネット上で知り合う。 ネット上のやりとりから、お互い惹かれあって、実際会うことになった。そして、その初めてデートの最後に、ひとみは耳に障害があることを知った。 印象に残ったこととして、耳が聞こえないということによって、自分の気持ちは健常者には理解できっこないとシャッターを下ろしてばかりだったひとみが、伸との関係から気付いたこと。 「他人に理解できない辛さを抱えているのは健常者も同じ。ただ痛みの種類が違うだけ」 まず、何かしらのハンディギャップがあるひとは、すごく辛いことを経験している。 例えば耳が聞こえないという不便だけではなく、耳が聞こえないことによって生まれる課題(コミュニケーションがうまくいかない、無視してると思われてしまう、優しさが辛いなど)もある。 そういったことを理解しようとすることは必要で、それはハンディキャップを持つ人だけではない。 みんな、人それぞれ悩みや辛いことがある。 そう思えれば、自分としてもプラスに働くなと思った。 例えば、誰かがぶつかってきたりしたら、イラッとする。 でも、もしかしたらその人は、家族に重大な出来事があって急いでいるとかもしれないし、どうしようもなく辛いことがあって、真っ直ぐ歩くのもままならないかもしれない。 ただ周りを気にしていないだけかもしれないけど、その人にどういう事情があるかを想像すれば、その人の状況が少しわかるかもしれない。少なくともイラッとせずに穏やかな気持ちでいられるかもしれない。 そんなことを思った。

    3
    投稿日: 2019.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伸のストレートな言い方、愛情がこもってて良いな。ひとみのことを本当に大切に思っているのがよくわかった。出会いは私的には「うわっ」って感じだし、絶対にあり得ないけど。ひとみの様々な思い、考えは彼女たちには普通なのかも。でも、違和感を覚えてしまう。

    2
    投稿日: 2018.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    有川浩さんの本で題名が聞いたことがあったので買ってみました 恋愛なんだけど色々と問題もあって。 なんかちょっともやっとしました

    1
    投稿日: 2018.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物たちの会話が脳内で再生されて、物語が展開して行くイメージ。 人の痛みなど、分かるはずないのだと改めて思う。 多分ハッピーエンドなのだろうけど、何処かモヤモヤとした気持ちを読者に残すような、そんなお話だと思った。

    1
    投稿日: 2018.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館戦争を読んで、気になっていた本。(^_^) 彼と彼女 の出会い。そして、気持ちのぶつかり合いに引き込まれた一冊でした。

    0
    投稿日: 2018.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    伸君がとっても素敵。 女性の内面に惹かれ,好きになったら 面倒くさい女の子でも,とことん尽くして 一途なところ。 こんな男の人に好きになってもらえたら 幸せだろうなと羨ましくなるような男性でした。 なので,その分,ひとみちゃんがわがままに 見えてしまって。 自分にもそんな部分があるからでしょうか。 そんな欠点を自覚してるところが救いでしたが 二人幸せになって欲しいなと思える話でした。

    1
    投稿日: 2018.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本は私の大切にしている本の1つです。 〝救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。〟 上手く言葉に出来ないのですが、 この言葉を目にした時に、持てるだけの綺麗事を並べてどれだけ「違う」と抗っても、それは全く何の抵抗にもならずに心にストンと落ちてしまうような感覚を持ちました。 人それぞれに辛いことがあり、思うところがある。それを盾にして全てを遮断してしまうのは簡単ですし、その事で自分を悲観するのも自由です。でも、だからって人を傷つけて良い理由にはなりません。 誰かを思うあまりに空回りをしてすれ違い喧嘩になってしまうことなんてざらにあります。頭では「努力なんてものは他人には分かってもらうようなもんじゃない。影でするから、見えないからこそカッコいいんだ。」なんて事を思いながらもその相手からそれを〝当たり前〟と思われたり気が付いてもらえなかったりすると腹が立つ。物凄い矛盾していますが、きっとそれが私達なんです。 あなたが私では無いように、私もあなたではないからお互いに全てを分かり合えるなんてことは無理。それでいいじゃん!! 前に「友達になる中で一番大切なこと」というのを聞いたことがあります。私は色々な事を考えました。でもどれも大切に思えて一番と言われると何か分かりませんでした。 その答えは「相手が大切にしている事を決して馬鹿にしない事」というようなものでした。それぞれ自分が大切にしている物事は違うはずです、そして分かり合えないと違うと分かっていてもそれを馬鹿にされるのは本当に嫌なことです。 違うからこそ面白いことだって沢山あります。違う事によってすれ違う事だってあります。それはある一定の部分では仕方のないことなのかもしれません。ですが、私たちには相手を思い、その思いに寄り添う心を持っています。 だから、違いによって拒絶をしたり、心を閉ざすような事はしなくていいんです。 だから〝ボクはボクらしく。〟 そして〝キミはキミらしく。〟 って初めから探すようなものではないんだと思うんだ。 ボクはキミじゃないし、 キミもボクじゃないから、 すれ違い…、手を繋ぐ…、 そこには〝愛〟だって生まれるそういうもんだろ

    12
    投稿日: 2018.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読了:2017.8.19 ネットで知り合ってメールで仲良くなって会いたくなって…って流れは直前に読んだ「REVERSE/石田衣良」とだいぶかぶってしまった(笑) けど、本質のテーマは違うから。心許せる人だから本心を言いたいっていうワガママな気持ちの葛藤に共感。ネタバレしちゃうからここまで。 ------ ◆内容(BOOK データベースより) きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった――。

    1
    投稿日: 2018.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伸の関西弁の熱すぎるメールと、青春菌大繁殖の恋愛ものに、歳のせいか少し胸焼けしたが、まずまず面白かった。

    0
    投稿日: 2018.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ○さくっと読める恋愛小説で ○感情描写が丁寧で ○男の性格が女子のツボを押しまくり読み手を悶えさせつつもこんな男いねえよと突っ込ませ、 ○想像通りの安心の展開で ○読後感スッキリ。 植物図鑑に続いて一気読みしましたが、(一時間もしないでしゃしゃっと読める)植物図鑑と同じく、上記の理由により、私の心の中で絶妙癒やしカテゴリに分類されました。描写も丁寧で、きちんと障害について調べた上で、作者が主人公の女の心の機微を実に丁寧にすくうよう取り組んだことがありありとわかり、たまに月九に出てくる、障害のある彼女との純愛、ってテーマを月九でやるときみたいにびっくりするほど薄っぺらいやつとは一線を画します。 疲れたときに読みたい人だなーほんと。

    0
    投稿日: 2018.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気がついたらガーッと読んでしまった。コンプレックスを抱える側しか知らない自分にとって、どう思われてるか少し知れた気がする。まだ仲良くしている人たちにがっかりさせちゃいけないなっていうのと、向き合う必要があるのかなって思った。(感想じゃないなこれ) 作品自体はシンプルなラブストーリーだが、ひとつ要素が増えるとここまで読まされるものになるんだなって思った。

    1
    投稿日: 2017.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ここまで突き放して、わがまま放題やって、 はたして現実の男性(人間)は付いてきてくれるだろうか。 しかも、会って間も無い段階で。 いくら何度かメールのやり取りをしていても。 ありえない、と、 おとぎ話のように感じた反面、 本当にこんな人がいたら、救われるのになと思いながら読みました。

    5
    投稿日: 2017.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館戦争を読んでいないので、単体として読了。 この作品は現実と非現実が入り混じっていて、ただの恋愛小説としてでなく、障害のある人の気持ち、健常者の気持ちを考えさせてくれた作品。 ひとみのような性格の人間にイラっともするし、伸の長いメール文章にもイラっとするし、要は障害があろうとなかろうと、合う人とは合うし、合わない人とは合わない。それを改めて感じた作品。 最後の「笑ってくれるはずだった」の一文。この過去形は何を表すのか。図書館戦争を読むとわかるの??それともこの後のことは、読者の思い次第?? そこに少しモヤっとしてます。

    1
    投稿日: 2017.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ハンデがあり、どうしても自分を正直に出せない彼女と、正直で真っ直ぐにしか伝えられない彼。2人は同じ本が好きという所から繋がった。 不器用だが、お互い成長しながら自分と相手を見つめ直し理解し合う。 気遣われる事は当たり前だったのに、相手を気遣う事をろくに知らない自分という人間を思い知った。

    0
    投稿日: 2017.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    最近の恋愛小説は?と軽く読み始めたのだが、かなり考えさせられてしまった。 相手をどこまで思いやることができるのか? あまりにも普段から、他人も自分とさほど変わらない者と思い込んでいることの多いことに気がつきました。 自分の気持ちをしっかりと伝えて前向きに相手と関わりながら今よりも良くなろうと奮闘する二人が微笑ましい。 こんなふうにコミュニケーションを取り続ければ、きっと二人は上手くゆくのでしょうね。

    0
    投稿日: 2016.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思い出の一冊です。 こちらをきっかけに図書館戦争シリーズを読むのも良いかもしれませんね。 映画も観ましたがネタ要素が強く、あれはあれで面白かったけれど、やっぱり本で読んだほうが好きです。 二人の会話やメールのぎこちなさが、甘酸っぱい気持ちになります。

    1
    投稿日: 2016.10.09