
総合評価
(333件)| 76 | ||
| 139 | ||
| 81 | ||
| 18 | ||
| 2 |
powered by ブクログ中学時代に読んだ本の結末に納得行かなかった青年が、結末を誰かと話し合いたいと初めて買ったPCで検索して辿り着いた「レインツリーの国」というブログ。取り敢えず、思いをメールにして出してから二人の関係が始まる。男性の視点、女性の視点など、新たな視点に気付かされ、何度もメールのやり取りが続く。 ブクログ利用者の本好きなら分かる感覚と思う。 何度も続くと、次は会って話したくなる。紆余曲折があって、実際会ってみると、文章の印象とは異なる違和感が増幅される。女性は中途聴覚障害者だった。普通なら(?)諦めてしまいそうなやり取りがあるが、彼の場合は一途な想いで突き進む。 熱い熱い恋愛小説。重くなりがちな内容ながら、有川さんは軽快に筆を進めてくれる。とても心温まる小説だった。
52投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログ私の中にある差別心を認められたとき、本当の優しさをもってたくさんの人と接することができるのかもしれません。メールでのやりとり、なんだかくすぐられました。チャット、という響きも懐かしかったです。世界が本当に、誰にとってもレインツリーの国になるように、私にもできることがあったら幸せです。
0投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログ本作を読んで、難聴の人の立場になって物事を考えられて良かった。難聴といっても、外耳や中耳に問題が生じる伝音性、内耳より奥の障害による感音性がある。補聴器は伝音性であれば使用効果が高い。 随分前から、「耳マーク」というものがある。妊婦さんがつけているバッチと同じようなもの。周囲の人間に聴覚障がいがあることを知らせることができるマーク。世の中に、耳マークがあることをもっと浸透していったらいいと思った。 信行の、ひとみに対するわかろうという気持ちの描写が良かった。
1投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログ一気に読みました。 根っこにある好きな人とつながりたい、という素直な感情と、現実で理解し合うことや尊重しあうこと。簡単ではないけど、個人的に取り組みたい課題でもあるので、たくさんふせんを貼りながら読みました。真摯に思いを言葉にして関わろうとする主人公の彼が素敵!
0投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログパッと見、普通に見えても実は人それぞれ何かしらあるんですよね。そのこと再度気づかせてくれました。 言葉遣いも今一度気をつけようと思いました。 作品は200ちょいのページ数なのでサクッと読めて続きも気になり一気読みでした。
3投稿日: 2023.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よくある「どうせあなたには分からない」について考えさせられる内容だった。 確かに自分の境遇、特に辛い事などは相手は分かってくれない。そんな事はなくても、分かったふりをしたような、優しい言葉をかけてくれる。それに対しどうせ自分の本当の気持ちは分かってないと反発したくなる。でもそれは自分だけじゃなく相手も同じで、人それぞれ自分だけの悩みを抱えてる。自分だけが特別な悩みを抱えてるから分かってくれない相手が悪いと言いたくなる、それが1番楽だ。でも大事なのはそうやって投げやりに、相手を悪者にするのではなく、人それぞれの悩みを受け止め、完全には理解できなくても寄り添い、考え続ける事ではないのか。考えるのではなく、考え続ける事。それが大切だと教えてくれた本だった。
0投稿日: 2023.07.23
powered by ブクログ「普通」とは何なのか。そんなものは存在しないのでは無いか。ということを改めて感じた。 普段自分の価値観を押し付けて考えてしまってる部分があるので、反省。 そんなことに気づかせてくれるラブストーリーでした。
1投稿日: 2023.07.20
powered by ブクログ気遣いをされるのが当たり前で、自分はろくに気遣いもできないことに気がついた。 刺さるなぁ。「あなたには私の気持ちなんかわからない」「当事者じゃないからわからない」しかし、それはそっくりブーメランなわけで。 自分を世界一不幸だと思うのはやっぱり世の中の蛙だな。自分だけがしんどいと思うのは視野がせまくなってるときだ。 世の中はこわい。いつ自分が攻撃されるかわからない。でも、そばに誰かがついてくれるだけでどうしてこうも世界の見え方が変わるのだろう。 ステキな小説に出会えた。
1投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログ図書館内乱の作中作。 「フェアリーゲーム」というラノベの感想がきっかけでネット上で繋がった伸とひとみ。 社会人になって4年目位の大人になりたての男女の純愛。 もどかしかったり、ハラハラしたりと心が忙しなく動かされたけど読めて良かった。
4投稿日: 2023.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミサコ言うほど薄っぺらくなくない? 軽口叩けるノリの良さがあって、自分のこと客観視できてて、それでいて可愛くて、結構いい女じゃないの?! 章ごとの題名がその章のセリフから来ているのもいい。最初?となる言葉が、読み終えた後にその章のキーになっていたりするのがいい。おしゃれ
1投稿日: 2023.07.02
powered by ブクログページ数も少なく、自分のペースでゆっくり読めました こちらはとにかくままならない気持ちにさせてくれる作品。 健常者側、障がい者双方の視点から考えられる良作でした! 個人的には、無意識の壁を作ってしまっているのかなと少し反省。自分の軸を固めたいと思いました‥
0投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログ付き合うってこーゆーことなんだよなぁって 参考になる部分がいくつかあった。 1人と真剣に信頼関係を築くってとても難しいし、喧嘩にもなるけれど、結局何度もぶつかり合って、何度も求め合っていけばいいんだなって思った。
3投稿日: 2023.06.20
powered by ブクログふたりの会話や展開が気になって、 どんどん読み進めました。 彼女は殻を破り捨てるというよりかは、 恐る恐る叩いてヒビを増やしていくような ゆっくりとしたペースでしたが、 彼なしでは永遠に出てくることは 出来なかったでしょう。
2投稿日: 2023.06.08
powered by ブクログ聴覚に障がいを持った女の子の恋愛の物語。 『図書館戦争』シリーズで物語の中に登場して、実際に文庫本になっていることを知り、読んでみました! この本を読んで、高校の友だちを思い出しました。その子は、ひとみと同じように補聴器をつけていて、みんなと同じように生活しているけど、少し聞きづらそうにしていることがありました。健聴者である私には理解しきれない生きづらさみたいなのが今の社会にはたくさんあるんじゃないかな改めて思った。
2投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログ実写は玉森くんより菅田くんのイメージしか湧かなかった! なんかものすごくワガママカップルって感じ お幸せに…
2投稿日: 2023.06.02
powered by ブクログ予備知識なしで読んでみました。 タイトルから勝手にSFチックなストーリーを想像していましたが、なかなかに現実的な問題提起。 図書館戦争も読んだ事がないので、もしかしたら読む順番間違えたかも!?
2投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ最初の方は2人のやり取りがくすぐったかったけど、次第に応援したいと思えました。 前にも書いたことあるような気がしますが、相手のことを100%理解することは出来ないけど、相手と自分としっかり向き合うことで、理解の手助けになるヒントが得られるんじゃないかなと思いました。
2投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログ読了日:2015/07/14 「どうせ分かってもらえない」と決めつける事。「あの人はこういう人なんだ」と決めつける事。どちらも無意識に誰もがしている事じゃないかと思います。人と人が分かり合うのは簡単じゃない。お互い傷つくのを覚悟でぶつからないと、理解なんてできやしない。分かり合う為にぶつかる努力を諦める人が多い今だからこそ、主人公たちの勇気に心動かされました。
3投稿日: 2023.04.14
powered by ブクログ聴覚障害にも、聾者、難聴者、中途失聴者の3パターンがあることに驚いたし、今まで聴覚障害について真剣に考えたことがないと自覚した てか、前に読んだから2回目だ
2投稿日: 2023.04.02
powered by ブクログ自分の立場でみると無意味にみえることもそれを必要とする人がいる…と突き詰めて考えたことはあるのか? 聴覚障害者には聴覚障害者にしかわかならない辛さがある。でも辛いのは聴覚障害者だけでなく、辛さの種類は違うけどみんなそれぞれ他人にはわからない辛さを抱えている。ということを考えた本。
1投稿日: 2023.03.23
powered by ブクログタイトルだけ見たらファンタジーものかと思うが、さにあらず。 なかなか重いストーリーではあるが、そこは有川浩さん。軽快に進んで見事にハッピーエンド。 読後、奈良の茶粥が食べたくなりました(笑)
11投稿日: 2023.03.15
powered by ブクログ何となくほっこりするラブストーリー! メールから始まる伸とひとみの気持ちのラリーが少しずつ変わって、会うことになるのだが…。 読み進める毎に2人の関係が巧く行くといいのだがと見守る様に先を急いで読んでしまいます。 読後感も良く、非常にリアリティがある。 流石が有川浩さんのラブストーリーは読みごたえのある内容が多いと思う。
1投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログ2023.03.04 ★3.5 同じ作者の「図書館戦争」シリーズに作中作として出てきたので気になっていた話。 初っ端からの2人のすれ違いに心が痛くなった。 好きなのに、こんなこと言うつもりじゃないのに、、、そんな気持ちが突き刺さってくる。 ↓↓↓内容↓↓↓ きっかけは1冊の本。かつて読んだ、忘れられない小説の感想を検索した伸行は、「レインツリーの国」というブログにたどり着く。管理人は「ひとみ」。思わず送ったメールに返事があり、ふたりの交流が始まった。心の通ったやりとりを重ねるうち、伸行はどうしてもひとみに会いたいと思うようになっていく。しかし、彼女にはどうしても会えない理由があった―。不器用で真っ直ぐなふたりの、心あたたまる珠玉の恋愛小説。
1投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログ読書メーターより。2020.6.27読了。 登場人物も、言葉も、ぜんぶ綺麗で真っ直ぐでサクサクあっという間に読めちゃう。 いまのところ健聴者として25年間生きてきた私だけど、明日、急に聴覚を失ったらどうなるだろう。生活が一変するのはもちろんだけど、きっと慣れない毎日や受け入れ難い現実に押し潰されて、性格まで変わってしまいそう。 いつまでも芯が強くてブレないひとみは、本当に強い人間だと思った。
1投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
みんな自分の悩みが世界で1番重要 この言葉にドキッとしたし、この言葉を覚えておきたいと思った。 他の人のことを自分のことのように理解することはできないけど、共感能力が高い人は人に優しくできる。 想像を働かせて、人に優しくありたい。
1投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログある読書家さんが小説を読むようになったきっかけの本として挙げていたのが本書。 冒頭の出会いからテンポの良いラリー、障害に気付く流れなど展開がとてもスムーズで一気読み。 聴覚障害者に関わらず障害を持った人の本当の苦悩を知ることができた点も良かった。問題はそれとどう向き合っていくか。 もっと沢山の人の目に触れるべき本だと思う。 そしたら今よりやさしい世界になるかもしれない。
12投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログ聴覚障害の女性と健聴者の男性の恋の話。中学時代、難聴の女友達がいたし、難聴の男友達と交換日記したりした事あったなぁ。健聴者の友達と特に区別することなく付き合ってたけど、引越・転校でそれきりになってしまった。彼らは、今どうしてるだろう。障がいを持ってることで、嫌な思いなどすることなど無ければいいんだけど。有川さんが、「障害者の話ではなく、恋の話。」というように、内容は濃いけど、読んでてこそばくなるような、ふたりの会話やメールが、物語をやわらかくしていて、とてもよかったです。
2投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログ読んでから時間が経っているのにも関わらず、エレベーターで降りる降りないのシーンが頭から離れません。(そこかよ) 図書館戦争で有川先生が好きになり、他も読み漁りました。やっぱり有川先生が描く恋愛は、尊い。清い。第三者として眺めていたい。
2投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
純粋にラブストーリーとして読み始めたので、展開にびっくりしたけれど、こういうことを正面から取り上げて、しかも美しい、リアルで自分のこととして考えることができる物語に仕上げてくれる作者に敬意を表するし、多くの人に読んでほしい物語だと思う。 意地悪くいえば「こうするのがあるべき姿です」というものを小説に落とし込み、説明のためにさまざまなエピソードがあり、説明くさくならないために細やかな工夫がされていると言えなくもない。だけど、その手つきの細やかさに逆にテーマに対する真摯な向き合い方が感じられて、やっぱり小説って素晴らしいなと感じた。 実会話も、ネット上の会話も、1人の心の中で展開される会話も、それぞれにステキだと思う。こういうふうに葛藤したり、誤解したりされたり、怯えたり嬉しかったり、感情的になったりそれを恥じたり、そういうのって自分だけではないんだなと改めて感じたりする。 上手にまとまりすぎていて性格の悪い僕のような人間には少し収まりが悪いような気がしてしまうけど、その分安心して読めるのは確か。とてもたくさんの人に勧めたい、考えされてくれる恋愛小説だと思う。
0投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログなぜだろう、胸に響かなかった。トンデモ設定のハチャメチャ恋愛小説を期待してたからかな…図書館戦争とリンクしてるのはおもしろいと思う。
0投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログ一冊の思い出の本をきっかけに「レインツリーの国」というサイトで知り合うところから始まります 健聴者の伸と聴覚障害をもったひとみが、互いを知らないからことぶつかり、尊敬したり、そして知ることで互いに変わったり、より好きになっていく、そんな恋愛物語です
1投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
レインツリーの国 / 有川浩さん インターネット上のやりとりで恋をした二人が、 お互いを知り、歩み寄っていくほっこりラブストーリー。 聡明で複雑な「ひとみ」とまっすぐで努力する「伸」。 自分に通じるところも多く、かなり感情移入して読んだ。 以下、恋愛や、価値観の相違で悩んだら読み返したいなって心が動いた文章(特にあとがき!!!) 本文 「伸とひとみの恋はまだ始まったばかりで、その恋が未練に終わるかどうかは誰にも分からない。伸ならきっと言う。『行けるところまで行こうや。だって二人のことやん。二人とも降りたくなったら降りたらええやん。』たとえ二人が途中で降りたくなったとしても、伸ならそれまでの時間を無駄だったとは絶対言わない。ひとみもその時間を無駄だったとは決して思わない。」 「どうかあの人と少しでも長く一緒にいられますように。」 あとがき 「分かったつもりで分かっていない、分かった振りしかできていない。後から自己嫌悪。しかし何度も自己嫌悪するしかない。常に適切な振舞が出来なくても、その度にそんな自分を思い知ることは無意味じゃない。そう信じるしかない。立派で正しい人になれないのなら、間違って打ちのめされる自分でいるしかない。何も感じなくなるよりは間違うたびに打ちのめされる自分でいたい」
0投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログ図書館内乱を読んで、関連していた本作をどうしても読みたくなって購入&読了。 なんて暖かい小説なんだ。 健聴者の男の子、伸と中途失聴者のひとみの恋愛物語。 ひとみちゃんの耳が聞こえないからこその葛藤や、理想と現実の狭間での苦しみ、そういうのが読み進めていくにつれてじわじわと広がっていく。 それに対する伸の姿勢っていうのがすごく素敵で、良くぞここまで優しくあれるなと心から感心してしまった。 個人的に「仲直りするために喧嘩しよう」的なワードを伸が言った頃、すごく刺さりました。 自分にとっての喧嘩の価値観がガラリと変わった。有川浩すげえなぁと思ったシーンでした。 2人の成長と恋路の果てを見るのがとても楽しく、感動的でした。また読み返したいななんて思ったり。
8投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログ恋愛小説を普段読まないが有川さんのは最後まで読み通すことができた 障害者について考える機会になる 人は皆苦労してて、比べることはできない
1投稿日: 2023.01.13
powered by ブクログ大好きな本。 もう何年も前に読んだけど、ずっと心に残ってる本。 自分の辛い気持ちなんて本当に分かるのは自分だけ。 何度もぶつかって、相手を傷つけて、反省して、 自分を見つめ直して人が変わっていく瞬間が見れた。 最初に読んだ時はときめき、 更に大人になって読むとそれに加えてまた少し 考えることも感じることも違うから物語は楽しい。
2投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数年ぶりに読んだけどいいストーリーやなって思う ネットでやりとりだけやった伸とひとみが現実で出会って動くわけやけどさ。きっかけは忘れられない1冊の本。そこから意気投合して会うわけやけど、デート中に映画館でいざこざあってひとみが聴覚障害者って発覚する。伸は聴覚に障害があるって隠されてたんのに怒るわけやけどさ、ハンデがある人って障害持ってますよって公にする人殆どいないと思うで。中度重度やったらあっ、って察することはあるけれど。軽度や中途でなった人なんて(どの程度の障害によるけど)見た目、フツーの人と変わらへんねんで。 自分かて軽度の知的障害者やけどフツーの人となんら変わらん生活送ってるし。自分の職場やと軽度の知的障害ですって言ってあるから配慮は割とされてるし出来る事はやろうっていうとこやねんな。 よっぽど心開いてて、信用できる人じゃないと自分ハンデあるなんて言わへんねんで。 伸は聴覚障害あるって知ってから勉強してひとみにどう関わっていって、互い違いになるとこもあるけど今い青年やと思う。2人がどう思ってるかわかったときにはスッキリするっていうか。 結末知ってて読んで序盤から泣くのは重症やと思うw
1投稿日: 2022.12.21
powered by ブクログ学生時代に読んで、社会人になった今もう一度。 話の構成は一般的だし、登場人物や設定も割とありきたり。でも、それなのに最後まで読ませてしまうのが有川浩先生の強み。 行動や心情の描写がとってもリアルで、入り込んでしまう。 正直に言えば、登場人物2人ともあまり好きでは無い。欲しい言葉をくれないから、というのもあるけれど。だけど、それがリアルでとても良い。 昔読んだ時は“なんでそこまで深く関わろうと思うのかな”とか“なんでそんなに冷たくするの?”とか思っていたけれど、結婚や離婚を経験して社会人になった今ならわかる。 人見さんほどではないにしても言葉を大事にしている方だという自負はあるのに、ありきたりな感想しか出てこないのが悔しいけれど。 もう一度読みたいかと問われれば、この本は2回読むのでお腹いっぱいだというのが正直なところ。 学生時代と、大人になって少し経った時。 主人公達の出会いのきっかけとなった本のように。
1投稿日: 2022.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何となく気にはなっていたけど、なかなか手を出せずにいた本。 あらすじを読んでもあまりピンと来ず…… でも読み出すと止まらない。さすが有川さん。 これ、あらすじの感じと全然違ったな。 聴覚障害がきっかけでこの女の子は僻みや恨みが表に出ているけど、 結局の所誰にでもこういう感情は確かにある。 自分が可哀想だからって人を傷つけて良いとは言えない。 どんな人でも人を思いやる気持ちは大切だと改めて感じた。 2人の出会うきっかけとなったフェアリーゲームの結末が、本人たちの行く末がまんま反映されてて驚いた。 なんだかほんわかするラストで安心した。 優しい気持ちになれる1冊でした。
0投稿日: 2022.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネットで好きなラノベの感想をブログで書いている女性とメールで親しくなって実際にあったら聴覚障碍者だった話。耳が聞こえない女性と関西人の恋愛。「図書館戦争」で出てきた書籍を実際に書いてみた的な。
0投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ健聴者と聴覚障害者の恋の話だがお互いが辛いことや悩みを隠しながら生きていくことは、障がいがあるかどうかなど関係なく人間である限りあるのではと感じた。 本というものの美しさ、言葉の美しさ、そして一人ひとりに人生があるということを深く考えるいい機会になったと思う
4投稿日: 2022.11.30
powered by ブクログ健常者と聴覚障害者の恋愛模様を描いているが、 健常者だろうと、障害者だろうと、 その人個人の背景や考えを、お互い納得するまでぶつけ合って寄り添って、深く繋がれたら 恋愛だけではなく人個人としても大きく成長できるな、と思えた本です。 会話のテンポがリズム良いので、「障害」とタブー視されるジャンルでも重苦しくなくスラスラ読めます。 この本を読んで単純に聴覚障害者への日々の生活での生きづらさや葛藤など理解が深まりました。 あと、普段障害者の方に、んん?っと疑問に思うことを言語化して説明してくれる本だなとも思いました。 (変に神経質で心広くない、とか) 言葉を丁寧に選ぶひとみと 言語化能力に長け、臆せず物を言える伸だからこそ、縁という糸が切れずハッピーエンドを迎えられたと思いますが、 毎回誰しもこんな熱量のある討論は面倒!笑 無作為に、してあげられることじゃないから、 自分が気になってどうしようもない人、 運命の人にだけまずは腹を割って私も話してみたいと思いました。 外見やハンデではなく、 その人の内側、人間性を見ることができる人になりたいです。 あと伸の、 「俺は俺の常識でしか物を喋られへんかった。 本当に悪かったと思ってる。 でもな、それは君も一緒や。」 という言葉が本当、それに尽きる!と思いました。 誰とでも、どんな関係性でも人間関係を構築する上でぶつかるトラブルはほぼこれに当てはまると思います。 後書きの 「分かったつもりで分かっていない、分かった振りしかできていない。 後からそんな自分を振り返るときの自己嫌悪といったらありません。 しかし、何度でも自己嫌悪するしかないのだと思うようになりました。 常に適切な振る舞いができないとしても、その度にそんな自分を思い知ることは無意味じゃない。 そう信じるしかない。次から気をつけよう、何度でもそう思うしかない。 立派で正しい人になれないのなら、間違って打ちのめされる自分でいるしかない。 少なくとも、何も感じなくなるよりは間違う度に打ちのめされる自分でいたい。」 という言葉も響きました! この本は、人と向き合う大切さや障害者への理解を手助けしてくれる本なので 国語の教科書に載せてほしい!と思えました! 友達にも勧めます(^^)
3投稿日: 2022.11.22
powered by ブクログ健聴者と難聴者と言う括りではなく、他人には見えない世界や考え、価値観をどうすり合わせるかが重要だと考えさせられる。良いテンポと早い展開で読みやすい。
3投稿日: 2022.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画化された恋愛小説。映画より先に小説を読みたい派です。「海の底」に続いて、有川浩さんの作品を手に取りました。 有川さんの作品の登場人物はとても人間身があると思った。「海の底」では極限状態での人間の素、大人になりきれない子どもが容赦なく浴びせる言葉などが印象的だった。本作品では聴覚障害をもつ女性がヒロイン。互いに分かりあえないもどかしさが浮かぶが、テーマは恋愛。障害に対して何かを呼びかける作品ではない。 聴覚障害者のひとみは自分にも重なるところがあるような、会話の中に出てくる彼の女友達に嫉妬してしまう、ふつーの女の子。 お互いの違いがありながら、懸命に言葉をぶつけ、理解しようと、前に進みたいと頑張る二人の主人公がとても魅力的だった。 解説で、有川さんのすごいところは会話の上手さとか書かれていて納得した。言葉の選び方、読みとれる間合いみたいなものにぐっと惹きつけられる。強い言葉を使っているシーンでは苦しくなる。優しい言葉に涙しそうになる。 好きだなぁ…。笑 関西弁は強い印象で苦手だったけど、伸のような人には出会いたい。ヒステリックな自分を受け止めてほしい。笑 この作品の映画をみたいと思った。聴覚障害と知らないときのメールのラリー、デートの様子、どんなふうに映像化されるのだろうと想像する。
0投稿日: 2022.11.05
powered by ブクログ色々な障害はあっても、相手への気持ち、愛情が二人の結びつきを強くしていく。 難聴者を特別な人として終わらせないところが好感を持てて、気持ちよく読了出来ました。
2投稿日: 2022.11.01
powered by ブクログ障碍のあるなしに関わらず、人は誰しも傷を抱えているもので、それを他人が完全に理解できるとは限らない。 ぶつかり合って伝え合いながら、お互いをわかりあっていくんだろうと思う。 そんな当たり前の事に気付かせてくれる一冊。 色々な気づきを与えてくれると同時に、普通に恋愛小説としてキュンキュンしながら読ませてくれるのが、さすが有川さんと思った。
4投稿日: 2022.10.09
powered by ブクログ面白かった!何度も泣いた。 冒頭昔読んだライトノベルを思い出してインターネットで検索するシーンに触発されて、私もそうだそうだと思い出し、青春時代に胸を熱くして読んだ藤本ひとみの銀バラシリーズのことを調べてみた。未完のままになっていたシリーズが、なんと20年ぶりに全巻復刻、完結していたではないか。 しかも最近できたママ友にその話をしてみたら、実は彼女も昔読んでいたと言われ驚愕した。そのまま昔読んでいた本の話で大盛り上がりだった。 そういうこともあって、懐かしのライトノベルが主人公たちを結びつけたという展開にも大いに納得。 有川さん本当に文章が自然だから、会話の応酬にはまるで自分がやりとりをしているかのような錯覚に陥り、それぞれの立場でなんども笑ったり、泣いたりしてしまった。 自分が傷ついていることを発信するとき、相手が同じ立場に立てないのは当たり前のこと。 しかも一見同じにカテゴライズされる人達でさえ、程度の差、バックグラウンドの違いでフラットになんかなれない。 だけど相手のことを大事に思うからこそ理解しようとする。 障害はその相互理解を必要とする大きな例のひとつであるけれど、健常者同士であってもそのへんのバランスをとる事が大事だなと思う。
2投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
耳に障害を持つひとみ。度重なる過去の辛い経験から自分の人生を諦めてしまっていて、その心情が読んでいてとても辛い
1投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログこれまたキュンキュンしながらの一気読みです。さすが有川さん‼︎ 会話の妙に悶絶です。 自衛隊シリーズや児童施設の作品にしても、一般的な通りいっぺんな知識しか知らない私は勉強になる事ばかりで、狭い視野の私に色々な世界を見せてくれて本当に感謝です。 今後の伸とひとみのお付き合いを応援してます♪
3投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ短い小説で、会話の応酬が殆どだった。 でも、男女それぞれが抱える恋愛の形、理想と現実の間で葛藤する様子がとても真っ直ぐに描かれていて、くすぐったい感じ。 最初は意固地で野暮ったかったヒロインの女の子も、恋愛を通じて徐々に他人の意見を取り入れたり、見た目も垢抜けていく様子が読んでいて気持ち良い。 一生ずっと一緒にいられるかなんて分からないけど、その時惹かれた人と真正面から向き合うこと。 面倒臭いことが多いんだろうな。でも向き合う事で知らなかった自分が見つかるのかもしれない。
1投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログ恋愛って痛いし、怖いし、苦しいし。 見たくないものも見なければならないし、でもなんとか相手に自分のことを見てもらいたくもある。 都合の良いところばかりは見せられないし、都合の悪いところも知って欲しいけど、それで何もかも失うのは怖い。 よくもまあここまでお互いのことをさらけ出してぶつけ合って、そしてそれでも切れずに繋がっていられたなと思う。 切れるときは本当に一瞬で、全てが過去のものとなってしまう。本当に怖い。彼らがどんなに怖かっただろうかと想像してしまう。 恋愛というものは本当に…。 でも、彼の最初のメールは私が見たらものすごく馴れ馴れしくて、もし私が彼女の立場なら結構怖いと思ってしまうかもしれない。 人との距離感、コミュニケーション、本当に難しいよ。
1投稿日: 2022.09.13
powered by ブクログとある男の子と、秘密を抱えた女の子との淡い恋模様を描いた作品。 有川さんの作品に登場する男子は、みんな愛情深くて優しくて素敵で、 「私も惚れてまうやろ~」状態になるが、 中でも本書の主人公はもう本当に言うことなし! しかしいないよなぁ、現実には、なかなか・・・ それを言うならこんなに素直で可愛い女子もなかなかいないのですけどね・・・
2投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
健常者には分からない障害者の本当の気持ち、そしてその反対。 それを2人は本気でお互いにぶつけ合える関係になったのは素敵なことだなと思った
1投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ高校生か中学生くらいの時に一回読んだことあるんだけど、関西弁がかっこよく感じて主人公にフィルターが掛かってた笑 大人になって読み返すと、確かに優しくて寄り添う心は素敵だけど割と気が強くて言い返したりする人で印象が変わった。変わったからこそリアルを感じたし、聴覚に問題がある人の事を付随的に知れたのも良かったです。
2投稿日: 2022.08.27
powered by ブクログ久しぶりにフィクションをスピードに乗って最後まで読めました。湊かなえさんの『山猫珈琲』で紹介されていた本で、おっしゃるとおりとてもすてきな物語でした。言葉好きの主人公たちと同じように私も言葉好きなので、一つ一つの表現がぴったりしっくりきました。
2投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ本当に理解が及んでいない自分を恥じる、大変勉強になる物語でした。 ドキドキワクワクと現実、不安、焦り、コントロールしたいのにできない感情が疑似体験できて、思わず声をあげながら読んでしまいました。 個人的にひとみさんの方向性は想像では私の好みになったので、私まで気分が良くなりました。
2投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログ最初レインツリーの国の話が見えない読者は置いてけぼりをくらいますが、だんだん二人の話しになってついていくことが出来ました。 男の目線と女目線がかみあわない。それは当然です。私は、ここにでてくる伸を好きになれませんでした。あそこまで強引じゃないとひとみの壁は崩れないけど。 ひとみは自然なこころの動きが丁寧に描かれていたと思います。
2投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログ2人のメールのやり取りが面白かった。 次第に恋に堕ちていくお互いのココロの様子も、キュンとした。 伸の人柄も好き。 関西弁だから余計にコトバが心に入ってきたのかもしれないけど。 生き方が正直だから、彼女に対してもあんなに真っ直ぐなのかなぁ、、 彼の一生懸命なところが愛おしく感じられた。 この本で聴覚障害について、少しは理解できたことも良かった。 本は自分の知識や感性を広げてくれると改めて思った。
7投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログブログに投稿されたライトノベルの感想を通じて、聴覚障害を持つ女性と健聴者の男性が知り合い、恋に落ちる物語。 障害云々は抜きにして、素敵な出会い方だなぁと思った。この本を読んでいると小学生の頃、同級生に耳の不自由な子がいて、クラス中の机と椅子の脚にテニスボールを付けていたことを思い出す。その頃の私はテニスボールに埃が付いて、掃除が面倒だなぁぐらいにしか思っていなかった。けれどこの本を読んで、聴覚障害を持つ方が日常生活を送る上での危険や大変さを、改めて理解することができた。彼らの恋が上手くいくことを願う。
5投稿日: 2022.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公(伸)が厚かましすぎるのと、 ヒロイン(ひとみ)がネガティブで僻みすぎてる、、。 現実だったらメールのやりとりだけでここまで伸がひとみのこと好きにならないはず、と思ってしまい、最後は気合で読み切った。 阪急電車も空飛ぶ広報室も大好きだが、この本とは合わなかった。
2投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログ「救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。」という文でハッとさせられました。人それぞれに辛いと思う部分があり、その部分において他の人が困っていないように見えれば、その人の人生は全て上手くいっているように見えてしまうというのはよくあると気付きました。 障がいのみに関わらず、経済的、身体的、社会的なことなど人それぞれ悩みがあり、辛い部分があることを互いに理解し合い助け合えるといいなと思いました。 是非解説まで読んでみてください。図書館戦争シリーズも全て読みましたが、解説に書かれている通り、今のメディアは見えない所で言論統制のような事をしているように感じます。今はSNSで生の声が聞けるようになっています。テレビや新聞を鵜呑みにせず、当の本人の声を聞いてみるのも一つではないでしょうか。
1投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログ見方が変わったかも 相手の考えていることは意外と想像と違ったりする 無理なら2人で降りればいいって、いいかも 関西弁がすごい
1投稿日: 2022.07.26
powered by ブクログ阪急電車の次に読んだ。軽い気持ちで読み始めたら、意外なシチュエーションでドキッと。色々考えさせられた。
1投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログ有川作品はキュンとくるときいたので、文庫裏のあらすじをいくつも見ながらこの作品を読むことに決めました。読書感想のブログから始まる恋愛とかいいじゃん!って思ったんですが、そこがきっかけなだけで方向性は思ってたものとはちょっと違ったかも。あとがきで障害者の話ではなく恋の話だと著者は言ってるけど、個人的には障害の話の方が印象的でした。 要するに恋愛小説を求めていたけど胸キュンはしませんでした。まず、伸にときめかないというか、普通に好きなタイプじゃないんだなと思います。伸みたいに、はっきりしてて芯があって頭の回転もよく、ぐいぐい引っ張ってくれる人は頼りがいがあって良いなとは思いますが、正しい人間過ぎてちょっと疲れてしまうかも。正直友達ですら嫌かもしれない。逆にひとみはそこが良かったんだと思いますが、十人十色なので個人的にはときめかなかったなという感じです。 あと、今まで関西弁についてなんとも思ったことなかったけど、確かに伸の関西弁はちょっとキツくて怖いと言われても仕方ないところがあるかな。感情や思ったことがそのままストレートに出るからだと思うのですが、そんなところもあまり好きになれなかったですね。
0投稿日: 2022.05.29
powered by ブクログ文章は読みやすいが、内容はいまいち。 男性が何故そこまで女性に惹かれているかがイマイチ分からないし、二人の言動が終始気持ち悪い。
1投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログ難聴者の物語かもしれないけれど、これは聞こえる聞こえないだけの話じゃない。 見お互いの痛みに気づく。誠実な恋物語でした。
3投稿日: 2022.04.24
powered by ブクログ2022.04.10 先が気になり、とても読みやすくて5時間で読了。 自分にも突き刺さることや、考え直しさせられる事が多かった。
2投稿日: 2022.04.11
powered by ブクログ初、有川浩さんでした。 こんな出会い方憧れる、 という一心で読み進めました。 難聴者、健聴者、それぞれの立場からの苦悩、 それを混じえながらの二人の恋のお話。 その中でも、主人公の伸行がひとみに対して使う「君」というフレーズがとても好きでした。 そして「君」に続くひとみに対する感情を表す文章も卓越していて、特に序盤に出てくる、 「待ち合わせ場所にリックドムみたいなのが来ても友達からお願いしますって言えるくらいすきやったから」というこの1文。ひとみに対する想いの度合いがギュッと凝縮されているようで、とても素敵です。 余談ですが、リックドム分かんない〜、と思い直ぐに調べると、こんな女の子どこにも居ないよなって思わず突っ込みました。
1投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ予備知識であらすじを知ってしまい、読み始めたので、物語冒頭、ネタバレ前から涙ぐみながら読んでました。 ところが先に進むにつれ ひとみも伸もあまり好きになれず、二人とも良い奴なんだろうけど、なんか、リアルなとこではズレてんなって思え、感情は凪で読了。
2投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作を読んで、映画「ユー・ガット・メール」とドラマ「オレンジデイズ」を思い出しました。どちらも古いですが、とても好きな作品です。 さて本作は、世の中にカップルの数だけラブストリーがあるように、普通に生活していれば交わることない「伸」と「ひとみ」の2人が、1冊の本を通して出逢い1組へと繋がっていくストーリーでした。 気持ちを伝えるまでのやり取りでも十分に好意があふれ微笑ましかったです。 気持ちを伝えた後のすれ違いでは、相手を理解したい・相手に理解されたいというやり取り通しながら 想いを共有していく二人が素敵でした。
1投稿日: 2022.04.02
powered by ブクログハッピーエンド☺︎ 最後には2人ともお互いに思いやるようになって、今までは伸の方がひとみを考えることが多い描写だったけど、最後はひとみも伸のことをよく考えていてなんか付き合いたてのカップルいいなって思った❤︎ ハンデがあっても諦めなければ、良い!
2投稿日: 2022.03.31
powered by ブクログ主人公の女性に対して「どうしてそんなに頑固なんだ!」と途中イラついてしまったのだけれど、それは聞こえないつらさや大変さを知らないからなんですよね。反省。その問題を乗り越えた主人公、すごくかっこいい。
3投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログネットで出会った男女が少しずつ心を通わせるお話。 体にハンデを持ってて卑屈になる気持ちはわからなくないけど、それを広い心でこじ開けていく男性が素敵でした。 2人には幸せになってほしいです。 「レインツリーの国」に込められた意味も素敵です。
2投稿日: 2022.03.17
powered by ブクログどうせ他人に私の辛さなんてわからないって思うこともある。それはそう。けどあんたに何がわかるのとつっぱねるのではなく、少しずつ知ってもらう努力をしたい。 ひとみのプライドが高いとことか何でもコンプレックスのせいにしていじけてる所が自分と重なって読んでて反省
2投稿日: 2022.03.17
powered by ブクログ#レインツリーの国 #有川浩 #角川文庫 久しぶりの恋愛小説。地元の中学生が書いたという帯を見て知る。良かった。卑屈になったり素直になれなかったりするんですよね、自信がないのです。誰だって。ネットで知り合う二人ですが、実際に会ってからの色々の方がたくさん描かれていて◎。一気に読んだ!
4投稿日: 2022.03.16
powered by ブクログ聴覚障害の人の考えていることを拾い上げて、健聴者とのラブコメに仕上げている。同情哀れみでなく、ともに生きるためには、としてよくできた作品である。
4投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログなるほど、そういう展開か。伸の良くも悪くも真っ直ぐな性格が、ひとみの心を動かしていく珠玉のラブストーリー。
6投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ中学のときの初恋の人が好きだった本 今まで興味がなかったけど、ふと読んで見る気になって手に取りましたが、とても良かったです
2投稿日: 2022.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だいぶ前に映画を見てからの小説。聴覚障害に種類があるのは知らなかった。伝音性難聴、感音性難聴、中途失聴、難聴、聾唖と聾。今まで自分は一緒のものと一括にしていた。勉強になった。ひとみと伸の関西弁の掛け合いが気持ちよく、関西人の自分としては伸の気持ちになって感情移入した。これだけオブラートに包まず、思っていることをズバズバと言い合えるのはええな~と思った。正直嫌われないように好かれるために本心は話しにくい。自分は本心は話せない。グッと堪えてしまう。ラストはハッピーにキスできて良かったです。有川浩は初めてだったが、別の小説「阪急電車」も読みたくなった。
4投稿日: 2022.02.25
powered by ブクログお互いの間にある高く分厚い壁 何度も挫折しながらも登ろうと上を向く 傷つけ合いながらお互いを知ろうと、理解しようと、 先のことは誰にも分からないけど、今あなたを好きで大切にしたい、そんな私を大切にしたい
3投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログ図書館戦争を読んでいて、その作中に出てきてから気をなり読みました。今回はコロナが流行ってるんで再度読んでみたくなってからの感想です。 聴覚に障害のあるひとみさんと関西人の伸さんの物語。 2人はひとみさんのサイト「レインツリーの国」で昔読んだある小説の感想で繋がります。 ネットでの文字だけのやりとりで盛り上がり、ついに実際に会うことに。そこでひとみさんの聴覚に障害がある事が分かり、、、 自分に当てはめると、絶対に伸さんのような相手を思ってのメールでのやり取りとか、聴覚障害についての勉強とか出来ないなあ、伸さんは若いのにスゴい人だなあと感心しました。この作品で少しだけ聴覚障害について知ることが出来たことは今後の人生でプラスになったと思います。 いつか身近に何かの障害を持った人と関わることがあるかも知れません(既にあって気づいて無いこともかるかも)。できるだけこの作品を記憶の片隅に常に置いておき、その時が来たら伸さんのような対応が出来る人でいたいと思います。 そして、2人がその後も幸せでいて欲しいと願います。
6投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログ不器用だからこそ乗り越えられる壁もあるのかもしれないと、読み終わった直後思ったのを覚えています。 隠したい普通じゃないことを真っ直ぐ受け止めてくれることは何よりもの救いなのかもしれませんね。
2投稿日: 2022.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同じ本を読んで、同じように衝撃を受けて、気づくものは人それぞれ違うんですね。 顔を知らん会ったことない人相手やと、けっこう恥ずかしいことも言えてしまうもんですね。 「世の中、無意味なもんなんか何もないねんなぁ」 気にするしかない人に、そんなこと気にするなよというのはむごいです。 ケンカしようや。ガッチリやろうや。お互い言いたいことも溜まってると思うし、仲直りするためにきちんとケンカしようや。 痛みにも悩みにも貴賤はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。
2投稿日: 2022.01.30
powered by ブクログうーん。。 そういう考え方もあるのか、とは思うところもあったけど、あまり共感はできない考え方が多かった。 基本ネガティブな女の子にイラッとしてしまうのが理由かもしれないが。
0投稿日: 2022.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館戦争で名前が出てきて手に取りました。 理解しようとお互い歩みよる姿に心温まりました。 私達夫婦もネット上で知り合い出会いが似てたので、共感できるところもありました。2人が仲睦まじくいてくれたらと思います。
2投稿日: 2022.01.27
powered by ブクログきっかけは1冊の本。 裏にあるあらすじに書いてあった、この1行で購入を決めた。 ほぼほぼメールのやり取りで進んでいくストーリー。言葉によって惹かれあった2人の、彼側の視点、彼女側の視点でストーリーが進む。 言葉を大事にする人、同じ本について語り合える人と出会えるのはすごいことだ。 また、メールであっても、ケンカ出来る人に出会えるのも貴重だと思う。 そんな2人のこれからは、きっと甘くない。でも、2人なら……と期待してしまう。 タブーだと認識されていることに踏み込む本気度。 自分の甘えと、僻みに気づき、受け入れたいと思いながらも、現実との狭間で揺れる葛藤。 短いストーリーだけど、知ってよかった、と思える作品でした。
3投稿日: 2022.01.19
powered by ブクログ自分の人生では経験できないことを知ることができるのも、読書をする大きな意味だなぁと改めて思いました。 常々、ひとそれぞれ抱えている事情はあると思ってはいますが、 やっぱり最大限の想像力を使っても、 それはどうしても自分のこれまでの経験に基づいて組み立てられてしまう 読書を続けることで、自分の知ってる世界を広げられたらいいな 自分と違う境遇の人、というのもそうですが 単純に男女の考え方の違いも読むことができておもしろかったです☺︎ 初めての有川浩さんの本でしたが、ページを捲る手が止まりませんでした!
5投稿日: 2022.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昔読もうと買ったけど数ページで離脱した本に10年ぶりくらいに本屋で出会いリベンジ。 10年前に比べて自分の経験値も上がったからか1.2日ほどであっという間に読了。 テーマは聴覚障害者の女性と健常者の男性の恋愛。 2人の関係が2人が知り合うきっかけになったライトノベルの内容にリンクしているのかもと途中で思い、この小説自体がこのライトノベルのようにバッドエンドで終わらないか内心ハラハラしたが、無事ハッピーエンドで終わって良かった。 「気にするしかない人たちに気にするなという言葉はあまりにも酷」というひとみの言葉に健常者の私は改めて障害者の気持ちの理解の難しさを感じた。 結局は、健常者は障害者を真に理解することは出来ないが、障害者もまた健常者を真に理解することはできない。他人対他人も同じ。 お互いの痛みに気づき、お互いに向き合うことが大切なのは健常者対障害者の関わりだけでなく、他人対他人の関わりの中でとても大事なことだなと思う。 しかし、作者もあとがきで書いていたが、「余裕がないと結局自分の都合を優先してしまう」のが人間。分かったつもりが分かってないのが人間。 「常に適切な振る舞いができないとしても、その度にそんな自分を思い知るのは無意味じゃない。、、少なくとも何も感じなくなるよりは間違う度に打ちのめされる自分でいたい」私もせめてそういう自分でいたいと思う。
3投稿日: 2022.01.08
powered by ブクログ描写よりも会話を中心とした感じ 人によっては読みやすいのかもしれないけど、私は好きになれなかった。 この作品の伝えたいことはすごく素敵だと思ったし、自分自身の今までの行動を振り返るきっかけにもなった。 ただ、関西の方と会話経験の少ない私の問題かもしれないけれど、信の言葉がきつくてイライラしてしまった。本当は優しい人だと分かっていても、どうも気になってしまって、向いてないなと思った。
0投稿日: 2022.01.06
powered by ブクログ健常者の男の子と聴覚障害の女の子の恋愛のお話 自分は父親が障害者でよく喧嘩になることも多く、ひとみのそんな言い方するか?とか何でそういう行動になるの?と感じた時の感情と同じような感情を持つことが良くあります。 「障害のある子はどこまでわがままを言っても大丈夫なのか」試しているみたいな部分があってなるほどなと思った。 良いことしてるつもりでも、障害者にとっては自分の過ごす世界を少しでも平和にできるよう耐えてきたことを無駄にされたと感じたり、本当の意味で分かり合うことは自分が健常者である限りは難しいと思った。 「気持ち分かるよ」なんて言葉は便利だけど簡単には言ってはいけない言葉なのかもと感じた。
0投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログ小牧2等図書正が毬絵ちゃんに薦めてそれが要因となり事件に巻き込まれる。6部作全部読んで期待して読んだら期待が大きすぎたのか…聴覚障害の学びにはなったが、伸のストレートな言い回しを関西弁にしてソフトにしようとするのがちょっと無理があると感じました。
1投稿日: 2021.12.29
powered by ブクログテーマは聾唖と恋愛について。言葉が大事、という事柄に関し、恋愛というスコープを通じて丁寧に描かれる。読んでいる側が応援したくなる、まさに、まさに、女性作家の描く恋愛小説という印象。
2投稿日: 2021.12.28
powered by ブクログ正直チャット、メール形式の文が私は読みにくいので大変だったが、内容がとても考えさせられた。障害を持つ人はそれが全て、前提ではなくて、それぞれ人間である、という文章にするとおかしくなるが捉え方が変わるきっかけとなった。障害を持つと「私はこうだから」という方に意識が向いてしまうが、それも文字通り「障害」人生の困難と同一のものであり、それでその人が決まるわけではなく、前提として人間であり、他の人となんら変わらないという意識を改めてすることができた。苦しむ私の思考を助ける本だった。
4投稿日: 2021.12.21
powered by ブクログずっと読もう読もうと思って、ようやく読めました。 とっても好きです。 本が好きで、想いを綴ることも、冗談を言って笑いあったり、弱い部分を見せたり、表面上で慰めあったりしないところ、 とても理想的なラブストーリーで、 読んでて笑みがこぼれちゃいました。 とっても、素敵で、好きです。 映画も見ようと思います。
1投稿日: 2021.12.16
powered by ブクログ中途難聴者でちょっとめんどくさいひとみと健聴者でめちゃくちゃ気の利く伸の恋愛小説。 二人のやり取りが面白く、色々考えさせられることもあり、一気に読んでしまった。
1投稿日: 2021.12.12
powered by ブクログおとぎ話だなあと思うけど、考えさせられることも多い。ハンデやコンプレックスがあると物事をフラットに見られない。その通りだと思う。
1投稿日: 2021.12.08
powered by ブクログ甘酸っぱくて読みやすかったけど、あまりにも綺麗さっぱりでした。浅かったのかな…?二人の世界だとこんなものなのかな???
1投稿日: 2021.12.07
powered by ブクログ気分が悪くなることなく、読める。 ただあまりきゅんとしたりはしなかった。 内容的に結構切り込んであるなぁという印象。 こんな風に書くのは勇気がいるのではというところもあった。
1投稿日: 2021.12.04
powered by ブクログ大学で日本手話を学んでいる学生です。 前々から作品タイトルは聞いたことがあったのですが、難聴者のお話ということで、この機会にと思って読みました。 恋愛が主軸の物語だとのことでしたが、至る所に今までろう文化を学んだ上で感じたことや、ろう者の経験としてお聞きしたことが散りばめられていて、私には、恋愛物には感じられませんでした… 聴覚障害者について、さらに理解を深めるためのものとしては、面白かったですし、特に、第一言語の話について触れられているのが嬉しかったです。
3投稿日: 2021.11.19
powered by ブクログうーん、ダメだっ!私に有川さんはくすぐったすぎる! 考えさせられる言葉、生きていく上で大事にしていきい言葉が多く散らばっている。いい意味で「日常の傑作」を描くのが有川さんで、純粋にすごいと圧倒される。 だが、しかし、登場人物たちが根っこから甘く優しく、真っ直ぐで、捻くれた私にはどうしても少し眩しいのだ。
1投稿日: 2021.11.11
powered by ブクログ私も序盤の伸の様に聴覚障害について全く知らなかったので、知識として初めて知ることも多かったのですが、あくまで恋愛ものなので読みやすかったです。ただメールで垢抜けてないって言われるのは結構傷付くと思いました‥笑
1投稿日: 2021.11.08
