
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネットで知り合った聴覚障害を持つ女の子との恋の話。 お互いに理解しきれなくてイライラしたりすれ違ったりするけど、そこを乗り越えていく2人が良かった。 伸の懐の広さがかっこよくて尊敬できる。 2人のクサイメールのやり取りとかリアルでの初々しい感じがムズムズするけど読んでて楽しい気持ちになれた。
1投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ有川浩って女性だったのか。同著者の本を読んだのは2冊目ですが、男性とは思えないほど温度のある文章を書くひとだなと思っていたので納得しました。すごく読みやすい。面白かったです。
8投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ母親から渡されてた本。 読むべき時期に読んだんだなといった感じ。 エレベーターのシーンからは展開がガラッと変わって少しうるっときた。そこまではやや我慢といった印象。 ほしい言葉がわりと散りばめられてると思う。待ち合わせ場所はユニークでセンスを感じた。苦しみに関しては、特に追い込まれてる状況であるほど視野が狭まりがちになるけどその点、色んな種類の苦しみをそれぞれが抱えていてそれを具体的に知れたのはよかった。苦しみの渦中にいたころの自分だとこの内容は受け取れなかったかもしれないけど乗り越えたいまの自分だから客観的に受け入れられたようにも思う。 この先の2人はきっと難しい状況の連続だと思うけどそれでも前向きな気持ちで本を閉じさせてくれた作家さんに優しさを感じた。
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ忘れられない本の感想がキッカケで ネットで知り合った2人 惹かれあってる2人だがお付き合いするには2人の分かり合えなけばいけない壁があった。 ひとみの意見になるほど‥と思った 優しさと厳しさのある伸は理想的な人だわ。 キュンキュンする\(//∇//)\と思い読んだ。 男性からするとこんな奴おるか、、、! と言われそうだな‥・ 幸せになって欲しい。
11投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ―恋愛小説―(図書館戦争シリーズに登場) ピュアラブストーリー。 小説・漫画・映画・アニメになってる 『図書館戦争』。 その中で出てくる「レインツリーの国」 そこから気になって読んでみた。 いやー。男性側、伸さん忍耐強っ! 女性に惚れて、気遣って、合わせて、 傷つけられても大切にする。 女性側、自身の大事な事を隠しながらも、伸さんにどんどん惹かれていく。 そんな2人が距離を縮めたり離れたり、近づいたりするお話。
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログかつてないほどに感想に困ったくらいには私は語彙力が低下しているのもあるが、言訳じゃなくて本当にいろんな意味で刺さったのだ、詳しくは書けないけれど。周りの否とても身近な人の反応が怖いというのも本音であったりした、でもこの本は今後の私の糧になる、かも? 話はとても面白いし、こういう風に喧嘩して仲良くなっていけたらなというのはこの本の良いところ!でも私には刺さってしまう事があることだけは察していただくとして、この本を読めばわかると思います。そういえば精神障害者をテーマにした小説を私はまだ読んだことが(?)ないかなと思ったので読みたい所存。いや自分の病気を理解使用みたいな参考物件なのは読んだことはありますが、小説のような物語を読んではいないかなー?と記憶を遡ったりしてみたり。まあとてもいいことを後書きや解説に書いてあるのでこれもとても素晴らしいと思ったりで。 でもこの話は精神障害者の話ではなくてですね...自分がそうだからというのといろいろわけあって刺さったのでありましたのでそこは読んで察してくださいというところです。薄いから一晩で読めます!今日夕方届いてすぐ読んでしまったので!喧嘩しながら仲良くなるっていいですね、と〆ておきます!
1投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ久しぶりにあったかくなる純愛を感じられてめちゃくちゃ好きな本でした。読書家ほどではないけど特に最近本の楽しさを知ってきたからこそ、主人公たちが本の内容をどう捉えてどう感じるのかが具体的に書かれていたのも面白くて、やはり同じ内容でも人によって感じ方や受け取り方は違う事を再認識できました。ヒロインの性格の面倒なところも可愛いと思えるし、彼の論理的すぎる思考に少しモヤモヤする気持ちもあったけど、それも人間味がある2人でとても素敵なラブストーリーを楽しめたなって嬉しい気持ちになりました。
0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ『レインツリーの国』読み終わった〜。登場人物の気持ちの描写がマジで刺さる。喜びや戸惑い、切なさとかが自然に伝わってきて、読んでる間ほんとに物語の中にいる気分になった。文章も読みやすくて、サラーっと読めるのに、あとからじんわり余韻が残る感じ。読んだあとも何回も思い返したくなるし、高校生活とか自分の周りのことに重ねて考えちゃう場面もあって、マジでオススメ。 特に印象に残ったのは、登場人物の感情の揺れや日常の描写。どんな小さな場面も丁寧に描かれてて、物語の世界に自然に引き込まれる。最後まで読み終わったあと、余韻を味わいながら「また読み返したいな」って思える、不思議で魅力的な一冊だった。
3投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログさらさら読めて、すごくよかった◎ 2人が紡ぐ文章が素敵だなと思ったし、 前向きになれる作品! 文章だけに惚れる、ってなんか素敵だなあ、、、
9投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ大大大好きな本になりました。 今まで読んだ中で満足感も、感動も沢山あるのにわかりやすい作品でした。有川浩さんの作品で1番初めに読んだ作品だけどレインツリーの国を読んで有川浩さんにどハマりしました!!もう一度読みたいし、もっともっと深堀したい。こんな作品を求めてました。
0投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ昔読んだ忘れられない本の感想文が書かれたブログサイト『レインツリーの国』。そこで繋がった2人。メールのやり取りで仲良くなった2人だがなかなか会うことができない。そこには理由があった。 理解したと思っていても、人のことは本当のところ誰も理解することはできない。その中で、限りなく寄り添いあって生きていけるといいなと思った。
1投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語の内容が生々しくて、途中読むのが苦しくなりましたが、それでも最後まで読んで良かったと思える一冊でした。 人は強くなれるんだと、そう思います。 その為には、「知る」ことが大事であると、僕は考えます。それが例え他人を傷つけたり、自分を傷つけるものだったとしても。その逆、ハッピーなことも含めて。 それを「知って」時間をかけても良いから、何度も同じ失敗をしてもいいから、受け入れていく。 あとがきのp.255より 「しかし、何度でも〜自分でいたい。」 僕も強くそう思います。 そういう人でありたい。
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全体的に話し言葉が多く、とても読みやすかった。 現代ならではの男女の関係性でしたね。 実は…個人的な事ですが、主人公達と似たような境遇で知り合った女性と仲良くさせてもらっております。やり取りして早3か月、まだお会いしてませんが、日々チャットを楽しんでます!そんな状況を踏まえて感想や意見を書きます。同じような境遇の方、他にもいらっしゃるのでは…? 「伸行と利香の初メール」 利香のブログに影響されたとはいえ、伸行は見知らぬ人に初メールでよくここまで本音をバシバシ書けるな〜。 自分なら、ほんの数行で様子を伺ったり、「失礼のないように、嫌われないように」とか「好かれたい」とかを意識した表現に終始してしまうかな。利香が「警戒するだろう」とは思いつつ、この長文のメールを実際に送ったのは、まずは本に対するリスペクト、そして同じ作品に影響を受けた相手に対する共有意識なのかな。 「何かが続くことは想像の外」と割り切れるのは、伸行にとって結果にこだわらず行動する事に意味があったのだろうと思う。しかし、繋がれるかどうかは別として、繋がりたいと0.1%くらいは思っていたはず。健康な男性だし! 私は…結果を恐れて、なんとなく繋がれる確率が高いっていう自信がないとここまで出来ない気がする。だってコメント返信じゃなくて1対1のメールに持ち込むって結構胆力いるよ〜
2投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログネットで誰かに匿名で感想を送りつけたことがある人は、絶対に共感できるシーンがあると思う。 そして、丁寧に関係を築いていく恋愛が理想な人には、間違いなくキュンキュンできるはず。
0投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ数時間で一気に読み終えた本は初めてかも。 「図書館戦争」シリーズの2巻目の 「図書館内乱」の中に出てくる キーとなる本を実際に描いたという事で 気になって購入した。 すごい! 安定の読みやすさと泣き笑いだが 触れてはいけないタブーな思いを ストレートに表現してくれて 何よりそれが押しつけがましくなかった。 「言葉」ってあらためて大事だと思った。 「旅猫リポート」同様 全人類に読んでもらいたい話だった。
4投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログページ数が少ないのもあり、大変読みやすかった。関西弁を使う主人公の軽快なテンポに同じ関西人としては「そうそう!」って思う部分もあり面白かった。また、読み進めるにつれて自分の中の障害に対する偏見を反省する部分もあった。ただ、全体を通してどこにでもいる普通のカップルの話だと思った。ただ乗り越える壁が障害というだけの。
1投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログ図書館戦争シリーズの2作目、図書館内乱でキーアイテムとして登場した本作。あとがきで有川浩本人が障害者の話ではなく、恋愛物語と述べているように障害者が抱える困難を交えるもあくまで2人の恋模様が本作の主軸だ。ベタ甘度低めの淡々としたストーリーが本作の魅力かもしれない。
0投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログ読みやすく、学びになった。最初の出会いが素敵。 ただ、伸とひとみの感情がリアルすぎて、読みながら「あぁもう!」と思ってしまう部分があり、少し苦しかった。
1投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ有川先生の作品によく見られる改行や表現方法、何度読んでも魅力的。スラスラ読める。 こういう若者の恋愛はいつ読んでもこっちまで恥ずかしくなるほど甘酸っぱい(笑)そして、有川先生はそういう恋愛を書くのがお上手です。こっちまで恋したくなります。「ああ、恋ってそれが醍醐味だよね、楽しいよね!」と、最後まで思える作品でした。
2投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての感想です。 思ったことをつらつら書くので読みにくかったらごめんなさい。 まず、有川さんは何冊か読んだことがあるのですが、とても読みやすい文章で相性がいいんだろうなと思いました。 好きな本がきっかけでネットの見ず知らずの相手に恋をしてしまう物語なのですが、もう発想が素敵すぎて。 そんなロマンチックな出会いできたらどんなに素敵だろう、と、出会い方から好みに刺さりました。 序盤から伸のまっすぐさに惹かれました。 今時、あんなにまっすぐ気持ちを伝えられます? 大人になって向き合うのが怖くなってきた自分がなさけなくなるくらい、伸は真っ直ぐで、心をつかまれました。 ただそれはいいところだけじゃなくて、言葉がきついなあて思う部分もあったり。 余計に人間ぽさがあって、有川さんすごいなあになりました。 そして、ひとみ。同じ女だからこそ痛いほどわかるささくれかげん。 めんどくさくて、裏切られるのが怖いから相手を突き放して。優しくしてほしいと思うほど、ツンツンしちゃう。もう、恋愛相談乗りたくなりました。 それでも私は伸みたくひとみのささくれを受け入れられなくて、失望させてしまうかもなあ、とも思いました。 p.104の 「ケンカしようや。ガッチリやろうや。お互い言いたいこともたまってると思うし、仲直りするためにきちんとケンカしようや。」 この本で一番好きなセリフです。 ケンカをするってマイナスなイメージを持つ人が私の周りには多かったです。でも、ケンカってすごく素敵なことだと思っていて、自分の感情を伝えたい、わかってほしいと思うからケンカするじゃないですか。 それだけどうでもよくない証拠で。 そう思う私ってちょっとずれてんのかな?て大人になって余計に思ってたので、伸の「仲直りするために」て前置きが素敵だなあて思いました。 こんな風に思ってくれる人、思いあえる人にいつか出会いたいなあとも思いました。 このセリフ通り、本当にすれ違う二人だけど、それがまたよくて。 いわないで知らないうちにすれ違うんじゃなくて、お互いぶつけ合ってるからこそ、みえてきてしまう違いで。 そこをなんとか埋め合わそうと、わかりあおうとお互いが言葉を交わしあってるのがもう、これこそ知り合うってことだなあて思いました。 あと、小見出し。章の題名っていうんですか? あれがお互いの嫌味なのも大好きです。 はじめ、それを読んだときはむしろプラスな言葉だと思っていたので、いい意味で裏切られました。 この二人がどうなったかはわからないけど、仮に結婚までいけなかったとしても二人の人生にとってかけがえのない存在になったんだろうなって思いました。 最初から泣かされっぱなしの本でした。
3投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ短いからスラスラ読めたけど、男の関西弁がキツすぎる。自分に自信がある感じがひしひしと伝わってくる。 俺何でもわかるから(笑)何でも相談して(笑)みたいな。頼れる俺みたいな感じがきつい。 別に関西弁が苦手とか嫌いとかではないけど、言い方が良くない。そんなん言ったら付き合ってられないって思うようなこと言い過ぎ。 でも、人によって悩みの大きさは違って、誰にも分かることのない悩みを持ってる人だって沢山いる。 誰にも言えない悩みがあったっていいし、それを分かってもらえないことも仕方のないこと。 間違った優しさでも、優しさをかけてくれることに目を向けて感謝できれば良い。 勉強になることもあった!のでよかった。
0投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログ障がい者との向き合い方について考えさせられるテーマ。普段からダークファンタジーやミステリーをよく読む自分にとっては少し物足りない感じがした。
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログページ数は少なめで、読みやすい文体なのだけど、テーマは軽くなく、しっかり考えながらじっくり読み進めるような本。 「あとがき」にあったメディアの話が物語の軸をさらに強めてるように思ったので、あとがきまで全部読んでもらいたい。 出てくる関西弁が河内弁だったのが全体の雰囲気とギャップを強めていて印象的。
0投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
# あらすじメモ ある小説をきっかけに、20代半ばの男女(伸とひとみ)がインターネット上で知り合う。 メールでやり取りをするうちに、互いの共通点や会話の切り口等に惹かれ合う。 メールでのやり取りで惹かれあった2人は、初めてデートをすることになる。 そこで、ひとみが後天的な聴覚障害者であることを知る。 伸はひとみに向き合おうと努力するが、すれ違いやトラブルが重なり、関係が揺らいでいく。 ひとみもまた、自分の殻に閉じこる性格で、素直になれず葛藤する。 # 良かった点、感想 - メールのやり取り 読んでいて少し恥ずかしくなるような、でも実際にありそうなリアルなやり取りが良かった。 - 2人の性格の違い 聴覚障害を扱っている作品であり、もちろんその点についても学びがあったが、あくまでも主テーマとしては素朴な恋愛を描いている点が良かった。 聴覚障害故のトラブルがいくつも発生するが、揉めたりすれ違ったりすることの根本的な原因は、2人の性格や考え方の差異だと思う。その辺りの食い違いを双方の視点から読めるので面白く、共感しやすかった。 伸は、正義感が強く、前向きで社交的。ひとみとの恋愛についても真剣に向き合うが、ひとみの繊細な感情を理解できない無頓着さや、合理的に自分の考えを押し付けてしまいがちなところもある。(この辺りがやはり男あるあるで、読んでいてギクリとする場面も多い) ひとみは、知的でインドア。人と積極的に関わるタイプではないが、伸との会話から楽しい性格だと分かる。繊細で臆病だがプライドも高く、我儘になってしまいがちなところもある。 個人的にはどちらにも共感できる部分があるなと思いながら読んだ。 - 聴覚障害について 本作を通して、聴覚障害について理解を深めることができた。取材を重ねた上で物語を作っていることが読み取れた。 聾者、聾唖者などは知っていたが、感音性や伝音性の違いなどは知らなかったので勉強になった。 また、聾唖者はコミュニティの結束感が強いという話や、難聴者と失調者の間には精神的な隔たりがあるといった話も勉強になった。 - 悩みの対比 自分の悩みやトラウマの大きさを盾にすることは危ういと感じたけれど、自分ではそこまで達観することは難しいと思った。 ただ、相手にどんな背景があるかわからないということは意識すべきだと感じたし、その想像力が優しさだと思った。
2投稿日: 2025.03.10
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ブログを書いているひとみと小説の感想を読んでメールを送った伸の恋。ひとみが聴覚障害を持っているためにうまくいかないことがあり、そのことで喧嘩しながら仲良くなっていきます。聴覚障害について学びました。
0投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログオレンジデイズを思い出した。 あの時の柴咲コウは聾者だったのかな。 これも本書を読んで調べるまで 聴覚障がい者と一括りにしていたと思う。 普段の生活でも思うことだが 気遣うことは本当に難しい。 良かれと思ってやったことが相手にとって 余計なお世話だったり、僻みを生むことがある。 目の前の相手の気持ちをいかに慮れるか。 分からんから言うても無駄で逃げないようにしたい。
0投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ男女が一冊の本をきっかけに、ネット上で出会い、メールを通じて親しくなるところから物語が始まる。 共通の趣味で接近したり、 男女故に、 健常者と障害者故に、 すれ違ったり離れたり。 有川作品のこの男女間のもどかしさみたいなものが実は好き。
0投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログちょっと不器用なふたりのやりとりは甘酸っぱい青春といった印象。 聴覚にハンデのあるひとみはやや難しい性格で、私だったら友人としても距離を置いてしまうだろうなぁ。 伸行の「人生何周目?」という位の心の広さによって、ひとみも変化していく。 お互いの心に寄り添っていく難しさはハンデあるなしに関わらずあるだろう。 ハンデをテーマにしているのか、人と人との心の寄り添いをテーマにしているのか、私の中で意識がバラけてしまい、なんとなく宙ぶらりんで終わってしまいました。
0投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
聴覚障害と健常者の恋の話。ネットから知り合ってお互いの距離を詰めていく様がドキドキもハラハラもして、甘酸っぱくて、応援したくなる恋だった!
0投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ図書館戦争を読み終えて、作品の中に登場したレインツリーの国を 小牧がどんな気持ちでこの本を毬江に勧めたんだろうって思いながら読んだためか、図書館戦争の余韻から抜け出せず、レインツリーの国は上の空で読んじゃったかも笑 耳に障害があっても伸行がこんなに想ってくれるならひとみはもっと自信を持って幸せに過ごしていることでしょう〜
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログひとみのようにハンデを持って生きている人間も、自分も健常者と同じように生きたい、生きてるように見せたい、と思うのに、でもどこかでそれを理由にして自分なんて…、自分にはできない、と言い訳をしたり逃げてしまう。私自身、他人の幸せを羨ましく思ったり、"わたしなんて…"という考えになってしまうことも多々ある。この本を読んで気付かされたのは、他人の見えてる部分は一部ということだ。この人ってなんでこんなにいい子なんだろうって人だって、強く見えてる人だって、完璧な人っていないんだろうなって。そのほうが人間らしくておもしろい。これからも、大丈夫だ〜って自分に言い聞かせて生きてく。 この2人の関係うずうずしながらドキドキしながらどんどん引き込まれていった。伸行は気を使うとかなしでどんなことも伝えてくれる。キツめに聞こえる関西弁を使いつつも、わたしにはどれもきれいに響いてくる言葉だった。こういう言葉の伝わり方ってひとみにとって初めてで、それがとても2人には合ったんだなぁって思う。2人がレインツリーの国で出会えてよかったです。 ハンデをもった人でも色んな考えを持っている。決まった向き合い方はない。その1人と真剣に向き合うことで生まれる繋がりを大切にしたい。 (ハンデという言葉を使い、気が悪くなる方がいたら申し訳ありません。作品中でもそういった言葉の表現があったので使わせていただきました。)
0投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログタイトルからてっきりファンタジーものかと思っていたら現実でもあり得る話。個人的には関西弁が苦手だけど、この本においては関西弁だからこそ…もある。
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ2021.11.07 小説を多く読んでいく中で、小説は"綺麗"であることが前提とどこか感じていたように思います。 それを良い意味で裏切ってきたのがこの作品でした。 レインツリーの国を読んだ後、現実ではないのに、どこか現実で起こっているような、そんな不思議な感覚に陥りました。 最初は星2だな〜〜とか思ってた自分を殴りたいし、そこでやめずに読み終えた自分を褒めたいです。 とても素晴らしい作品でした。
0投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ聴覚障害を持つひとみ、ブログから親密になった伸との付き合いを描いたラブストーリーだが、こんなに伸に愛されて大切にされて。羨ましすぎる。
0投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ再読。もう何度読んだことか、分からない! 数日前に読み返した『キャロリング(有川ひろ)』の「自分の不幸と他人の不幸を比べちゃいけない」というメッセージを思い返しながら、読んだ。 今読むと伸さんだいぶ強引というか、グイグイな人だな〜と思うけど、抗えず真綿に包まれてきたひとみを良い意味で乱してくれたんだなと思う。有川さんの作品、登場人物が言葉をきっかけに恋に落ちる場面が多くて、わかる〜☺️となる。でも使う言葉が違うということは置かれている世界も違うということで、難しいんだよね、でもそれがいいんだよな。
0投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ予備知識なしでなんとなく難しい話かと思っていたら現代的な入り込みやすい話だった。 心情描写が細かく描かれていて、 ひとみの気持ちも伸の気持ちも手に取るように理解ができたし、自分の経験を思い起こしながら読めたのでものすごく感情移入できた。 私も聴覚情報処理障害があるから、人には非常に理解されづらい病気でイライラされることがある。日常生活にそこまで支障はないから、自分から障害について話すほどでもないかと思って伝えないでいることも多いけど、聞き取れないことにめんどくさそうな顔をされて申し訳ない気持ちになったこともあるので、ほんの少しだけ、ひとみの気持ちに近しいものを感じてきた気がする。 あとは私が転勤族で育ったので、転校生特有の人格形成の難しさとか、絶妙に溝ができたままの家族仲とか、そういうのは経験したものにしかわからない(と思ってるところもひとみに通ずるところがある)とは思っていたけど、いや、そうではあるんやけど、そう思って心に蓋をして捻くれているのではなく、外からの刺激を歪んだ受け取り方をせずにまっすぐ受け取って生きていきたいと思った。
0投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ初めて障害をテーマにした物語を読んだ。(病気を患う物語とは別として考える) 彼女の身体をおもっての主人公の行動を、当事者である彼女はどう受け取るのか。実際に聴覚障害を持っていない私達には理解できていないことがいくつもあった。 耳の聞こえにくさに向き合って生きる彼女の姿にも、それを助けてあげたいともがく主人公の姿にも苦しいくらいに感情移入できた。 優しさも親切も、一方通行じゃ成立しないのだと感じる。 実際に障害を持つ人の考え方も感じ方も十人十色だとは思うが、分かった気になって一方的に押し付ける親切は必ずしも相手にとってプラスになるのではないのだと考えられただけでも、この小説が自分にくれたものは大きい。 ドキュメンタリーではなくフィクションだからこそ、私たちの見るべきものを強調して書いてくれていたからこそ、完読後にこんなにも伝わってくるメッセージが重く暖かいのだと思う。
0投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログ塩の街を読んだ時から有川さんのファンになり、空の中、阪急電車を読んだあとこれを読んだ。 有川さんの書く文章は何故か自分にすんなりと入ってきて一気に夢中で読めてしまう。 聴覚という目に見えるハンデがある人と、目に見えない過去のトラウマがある人。お互いのやるせない様なもどかしいぶつかり合いが、そうだよなと思わずにいられなかった。 大好きな本の1つになりました。
0投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログそれぞれの立場から正しいと思われることを主張する、そのことがその人にとってはどうしようもなく正しいということが伝わってきた。自分が思っている以上に人は自分のことを優先で考えると。その中でも互いに寄り添い、相手を理解しようとするということは尊いなと感じた。
0投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログファンタジーかなと予想していたら、恋愛ものだったためびっくり。 恋愛ものはあまり好みじゃないので、どうかなあと思っていたけど、珍しく私のなかで評価が高かった。 多分恋愛以外の要素も含まれた本じゃないと、私は恋愛小説を読む価値があったとは思わないんだろうなとわかった。少しイラッときてしまう部分もあったけれど、あることが私の実体験と重なって一気に感情移入できた。 恋愛小説特有の甘ったるい空気もそこまで感じず、すらすら読めたので、個人的におすすめな一冊。
2投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
分厚くない本ということもあるが、互いにすれ違いながら理解していく場面を多く描こうとして、仲良くしている描写が少なく、好きになった過程に感情移入がしづらい。正直喧嘩ばかりしている印象があった。 加えて、二人の主人公が相手に抱いている性格の印象ないしは三人称視点で描かれている性格が、登場人物のセリフや行動から受ける読み手の印象と乖離があるのではないかと気になった。 優しいと書かれてるけど、結構短気に見えるけどなぁ… といったような。 終盤のような展開がもう少し見たかったというのが正直な感想。
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりの有川作品でした。安定の恋愛スペシャリスト。歓喜の国はにんまりしてしまいました。 関西弁がそんなに得意じゃないことや、2人の言葉の選び方がこしょばゆすぎて、ちょっと離脱したくなる瞬間もある本でした。 だけど、耳が悪いかも?なんて思えずイライラしてしまうことや、ハンデがあるからこそお前より辛いしって比較してしまうことなど、感情を言語化するのがとても上手で面白かった。難聴者の生態に少しは詳しくなれたような気がします。
0投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログこの作品を読んで相手を大切に想うって自分を大切に想うことからなのかなと感じました。 2人の不器用に生きる姿は小説でみる綺麗事な感情というより自分が普段抱いてしまうようなリアルな思いで言葉の背景にある感情って自分の言葉でも掴むのが難しいなと改めて気付かされた気がします。
1投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログメールからはじまる恋! 見た目よりも、その人が使う言葉や表現が好きで、心に恋をしているということがとても共感できた。 存在が好きでもその中にも落胆する面や嫌いがあって、それが実に人間らしかった。お互いに嫌われたくないけど、確固としたプライドがあって、そのすれ違いが胸を締め付けた。知ろうとすることが愛だと思った知ることが愛だと思った。認め合うことが愛だと思った。
2投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ伸とひとみの不器用で不完全な関係性がとても良い。 すれ違って離れて、でもわかりたいと近づいて。 すごくリアルで人間味の溢れる2人。 異なる視点からぶつかり合って。 最近、失恋した自分には重なるところが何個もあって。でも、俺たちだって降りようと思って降りたけど、そこには意味が無くなったわけじゃなかった。 一緒にいれるとこまでいられた。無駄なんて無かったんだなって。そう思えた。 ありがとうレインツリーの国。
1投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログ図書館戦争シリーズを読んでて気になって読んでみた。 今まで何となくしか知らなかった聴覚障害に興味を持つきっかけになりました。
0投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログネット上で知り合った男女の恋愛模様が描かれています。舞台は都会なので田舎育ちの私には新鮮味がありました。女性側にハンデがあるという点ではネット上での出会いの仕方なのかなとも感じます。しかし、ハンデを乗り越えてお互い惹かれ合う部分がある為、純愛を楽しみたい方向けだと思います。
3投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ#30奈良県立図書情報館ビブリオバトル「本」で紹介された本です。 2部構成で1部は通常回でした。 2013.7.20 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1005.html?sp
0投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログ自分の辛いことって、障害に限らず、目に見えず、どこまでいっても他人には理解できないことだけど、誰もが持っている。常にそれを意識することは無理だけど、気づいた時にそうだったと反省する姿勢を持ち続けなければいけない。 二人のメールはどちらも言葉を尽くしてるから、どちらにも感情移入できて、相手の立場に立ったらそういう視点もあるよねって、感情が二人の間で行ったりきたりした。二人とも徹底的に間違ったところがないけど、完全に理解し合うのは無理だから、そうやって言葉を尽くしてすり合わせしていくしかない。
0投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ数年ぶりに1冊最後まで読めた。3ヶ月ほどかかった。 有川浩原作の恋愛ものは、読んでいて小っ恥ずかしい表現も多々あるけれど……書き手のテクニックなどを考察する間もなくスムーズに脳内でキャラ達が動いてくれるのでとても読みやすい。 こういう恋をしたくなる。障がいがメインのお涙頂戴でない所もとても推せる。つかえることなくスムーズに難聴者たちのリアルに思いを馳せることが出来た。 図書館戦争にも登場したレインツリーの国を読めて良かった!
0投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ障害を持っていることで悲観的になりがちだったひとみと、彼女の内面に惹かれ支えた伸の愛のカタチが素敵だった。とても良い作品。
0投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素敵な出会いを果たした2人。しかし障害をもつ女性のナイーブな悩みに、どう対処するかが描かれていた。こんなにややこしい、面倒臭い人、私ならこちらからサヨナラを考えるはず。この主人公は本当に惹かれたんだな。これから色んな問題もあるはずだけど、この2人が出来るだけ一緒にいられますように。幸せでありますように。と応援したくなる物語だった。お付き合いするのも、結婚も、障害があればハンディは必ずあるけれど、健常者同士でも育つ環境違えば考え方違うのだから、そう考えると、相手を大切にしたい気持ちさえあれば、頑張れるのかな?頑張ってほしい。と思った。
2投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
立派で正しい人になれないのなら、間違って打ちのめされる自分でいるしかない。少なくとも、何も感じなくなるよりは間違う度に打ちのめされる自分でいたい。 あとがき、いい言葉。 自分で居たい、痛い。クリープハイプね
1投稿日: 2024.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ライトノベルの中のふたりと現実のふたりが似たような状況に立つ構成がステキだった ひとみのめんどくささが可愛かった
0投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ私に障害はないけれど 障害のある人と関わっていた時間は少しだけあって 何となくわかるような気がする部分があった そして何より ひとみさんの言葉を大切にする感じとか ひねくれてる意固地な感じとか そういうのはすごく分かって 面白かったのに 少し苦しい本だった
0投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログだいすきな図書館戦争シリーズは中学生時代に何度も何度も読み込んでたけど、読んだことのなかった「レインツリーの国」。いつか読みたいと思いつつ、社会人になるまで一度も読んだことがなく、タイトルに出会ってから、10数年……。やっとゆっくり読みました。まっすぐな気持ちと恋情、主人公の気の利かない言動、読みながらイライラすることもあるけど、たぶんど直球だからこそ得られる感情だよな……と、イライラな感情にすら、納得。
0投稿日: 2024.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お初の有川浩さん。 あらすじだけ読んだときは、あぁ…あんまり好きじゃなさそ。 って思いました(笑) でもすごい良かった! 出会いはブログ。 健聴者と難聴者の恋愛物語。 この要素だけ見るとあまり惹かれませんが 二人のやりとりは健聴者と難聴者の間だけで起こるものじゃないなと。 いい意味で「特別」がないストーリーがとても良かったです。 わたしだけ不幸。わたしだけ可哀想。 あなたはわたしと違って「普通」 「普通」だから「幸せ」 わたしの気持ちなんてわかるわけない わかった気にならないで 障害がなくてもこういう人いますよね?笑。 自分が一番不幸だから他人に気を使わなくていいし ワガママ言っていいし、蔑ろにしていい。 でもそれは違うんじゃない? ひとみにそう言ってくれる伸がいて良かったなって思うし ひとみがそれをちゃんと受け止めて変わろうと 行動してくれる子で良かったなって思う。 障害あるなし関係なく 人としての在り方を考えさせられる作品でした。
0投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログ健聴者と難聴者の恋の話。引き込まれて一気に読めた。伸さんの揺らがない一途な所がとても素敵だった。最後の終わり方が少し不安でしたがずっとうまくいっていたらいいな、と思った。
0投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログ比較的読みやすく一日で読了。 一冊の本から始まる、聴覚障害者の女の子と関西弁の男の子の恋愛物語。SNSでの紹介で知りました。 劣等感、嫌悪感を抱きつつも好きな人のためならば、髪だって、服だって変えていく女の子の気持ちが変わっていく。 ハンデあってもなくても、誰にだって恋をすれば必ずあることだし、病んでるようなシーンは「いいかげん自分と向き合えよ」と(笑) とはいえ、自分もそういうことあったとしみじみ。 しいていうならメールの文章はむず痒かった(笑)
5投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログ本編の恋物語も良かったけど、あとがきの、このお話への有川さんの思いにすごく感銘をうけました。一つの作品にこんなにも思いを馳せられる人だから、読者の心に響く作品が書けるんだろうなぁ。
0投稿日: 2024.05.12
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完全にこの本と僕との相性の問題 タイトルいいなと思って読んでみたら恋愛モノだった。聴覚障害のこととか、自分の体験できないことは理解し合えないみたいなところは興味あって楽しめたから初めてこういう恋愛系読んでみた。 けどやっぱ恋愛分からん 恋愛特有のヒステリックだったり、理性を超える部分が理解できないな
0投稿日: 2024.04.24
powered by ブクログ読んでいて心が弾むような小説でした。純粋な恋の予感から展開まで、会話を中心に描かれた文章がすごく綺麗でキュンキュンしました。 ただ本書は、恋愛小説というより1人の少女が変わっていく物語だと感じました。「様々な心情、社会の現実と向き合いながら変わっていく、1人の少女の物語」です。 人の心理には「妬み、嫉み、僻み」がありますが、これらの心情はどこから来るのでしょうか。そして、どうやって乗り越えれば良いのでしょうか。私自身考えさせられました。 この本を、自分に自信がもてなくて悩んでいる友達に送りたいです。
0投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログ「フェアリーゲーム」の感想を探して、『レインツリーの国』というブログに出会うとこから始まる。伸とひとみがネットのやり取りを通して、お互いの考え方や思考・言葉に触れていく。何度もやり取りを繰り返すうちに、お互いに会うことになるが、伸はネットと現実での彼女に違和感を覚える。彼女が隠そうとしていたものは…。 聴覚障害者について、どの参考書や資料よりも分かりやすいと思う。障害者と健常者の両方の立場で、それぞれが気持ちを隠さないところが真に迫っている。どちらかを擁護することも無い。 ネットを通してのやり取りがを主としている2人だからこそ、言葉を噛み砕いて、文字からも温かみが感じられる。( )を使って気持ちの細く説明をしているのかなと思う。関西弁も文字にするとまた感じ方が変わってくるって発見できた。
0投稿日: 2024.04.12
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普段はメモに書くけど感想を投稿してみようと思える作品。 えぇ結構面白い!するする読める! 本についての感想を語り合うところから。 読んだことない?(そもそも存在するのかも分からない)本だけどそれぞれ違う視点から読んで感想言い合ってるの面白い。 自分も人の感想みてそういう考え方もあるのかぁとかなるからすごい面白い。 実際会ってみてのひとみは今のとこあんまり好きじゃないけど。 まだ聴覚障害を知らないところでメモ止まってる。 びっくりしたけど確かに伏線はられてた。 私伸行大好きだなぁ。こんな人と付き合いたい。 確かにデリカシーとかはないけど思ってること全部言ってくれるし、感想とか語りたいし、回りくどい話も理屈っぽいのも好き。 すごい。 伸行が忘れてたことをしっかり読者も忘れてるって言うか…。なんか同じ時を感じた…。読まれてるみたいな。 えぇこの本良いな。 2人がフェアリーゲームの主人公たちだったのか。 最後メールの文章また出てくるの鳥肌だし、普通にキュンキュンするしめっちゃおもろい。 とりあえず伸行好き。 窺える(うかがえる) 心血(しんけつ) 穿つ(うがつ) いいように捉えるみたいな? 2024.4.4
1投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログ聴覚障害のあるひとみと、健聴者の伸さんとの物語。 2人の手に取るようにわかる心情だったり、2人が恋人になるまでの経過だったり、もどかしくも真剣な2人のやり取りがいい! とても良かった。あっという間に読み終え、この続きが気になる。
25投稿日: 2024.04.02
powered by ブクログはっと気付かされることがあったり、いやぁ分かるなぁって共感したり、心があったかくなるお話。 恋愛小説だけどきゅんきゅんな恋愛じゃなくて、1人の男の子と女の子の人間関係が丁寧に描かれてる感じが良い。 性格が正反対だと一緒にいる上で難しいことって多いよね。共通の趣味があったりするとなおさら相手も自分と同じ考えを持ってるんじゃないかと思いがちだけど、物事の捉え方は人それぞれ。相手を気遣って取った行動が逆に相手を傷つけてしまうこともあるなって、その心の入れ違いをもどかしく思いながら読んだ。 「救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。」 帯の"ワタシの一行"にも選ばれてた文章だけど私も好き。塩の街で描かれてたテーマとも重なるんじゃないかな。世間とか世界とか大きい主語じゃなくて2人の人間のリアルな世界を描いていているところが良い。 初めてのデートの後「会わなきゃ良かったけど、会えて良かった」みたいなやり取りがあって、すごいその感情分かるなぁと思った。状況は違えど、この感情を味わったことがある人って多いんじゃないかなぁと思った。 やっぱり有川浩さんの作品好きだなぁと思った。 塩の街を読んだのも10年以上前だけど未だに登場人物が行った言葉の意味合い覚えてたりするなぁ。
1投稿日: 2024.04.02
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素敵な恋愛小説です。 お互いに同じシリーズの小説のファンで興味を持ち出す。 彼女が持つハンディに気付かずに彼は彼女を傷つけてしまう。彼女のアンサーもまた彼を傷つけてしまう。 しかし、惹かれあった彼らはお互いを逃がさない。 不満をぶつけ合う普通の恋愛をする。 健常者からすると1つ気になるエッセンスがあるけれど、彼らには関係ない。 惹かれた人に惹かれて好きになる。 読んでいて当たり前に気付かされ幸せな気持ちになりました。
2投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログ恋の話です。ひとみの感音性難聴っていうのは、伸が関西弁を使うのと同じくらい自然なただの1つの要素。障害を持つ方に対する健常者の優しくない本音は結構耳が痛かった。 綺麗な物語だったし心温まったけど、少しずつ心を通わせて恋人になっていくのを1冊かけて描いていたのが今の私には退屈に感じた。多分、私が少しでもすれ違ったら分かり合おうとせずにすぐに距離を置いてしまうからなんだろうな
0投稿日: 2024.03.21
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ここでは聴覚障害だけれど、自分にはないものを理解するってどういうことなんだろうね。自分以外の人間は、みんな自分にはないものを持っているのだけれど。
0投稿日: 2024.03.21
powered by ブクログさすが有川浩さん、最後までドキドキさせられました。ひとみの気持ちの変化やそのきっかけを与えた伸にどんどんストーリーに入り込んで一気に読んでしまいました。 相手を思いやる気持ち、ひとみや伸にとって何が1番大切なのか。自分にも当てはめて妻や子供へ感謝したい思いになりました。障害に対しても知る事ができ少し視野が広がり学びのある小説でもありました。これも有川さんの狙いだったのでしょう。 まだ、図書館戦争読んでいないので早速読みます。
1投稿日: 2024.03.14
powered by ブクログとても好きな本。 わたしは健聴者なので、聴覚障害の方の苦労を完璧にはわからないけど障害があるないに関わらず、ひとみの気持ちには共感できる部分が多かった。 途中までは、ネガティブ全開でめんどくさかったひとみが、伸のひたむきさと自分にちゃんと向き合ってくれる姿勢に感化され、少しずつ前向きな考えに変わっていく所がとても好き☺︎ 映画も見てみたいな〜と思いました。
1投稿日: 2024.02.15
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ひとみさんと伸くん。 サイレントにも似た印象。 一筋縄ではいかないが、一つ一つ前を向いていく。 衝突を恐れずぶつかれるのは素晴らしい。 感情の表現がうまく、読んでいて気持ち良い
0投稿日: 2024.02.13
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あとがきにて、“私が書きたかったのは『障害者の話』ではなく、『恋の話』です。ただヒロインが聴覚のハンデを持っているだけの。”と書かれていて、本当にその通り恋のお話だったなと思いました。色々考えさせられることや勉強になることもありましたが、20代の男女が不器用ながら距離を深めていく優しい恋のお話でした。今後の2人も読んでみたくなるような終わり方でよかったです。
1投稿日: 2024.01.27
powered by ブクログ1~2時間程度であっという間に読めました。 伸行のまっすぐな所、ひとみの捻くれてしまう所、いろいろと共感のような納得のような気持ちでした。 たまたまわたしが手にしたものに映画の宣伝の帯がついていたので、脳内で「伸行→玉森裕太さん」「ひとみ→西内まりやさん」と変換されてしまいながら読み進めた感じです。それはそれで悪くなかったです。笑 でも、映画は観ないかな。予告動画を見つけたけど、途中で閉じちゃいました。 やっぱり本には本の世界観がある気がしてしまいす。
0投稿日: 2024.01.24
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初有川作品です。「すっごい泣ける!」と知り合いにすすめられて読み始めたので、無意識に構えてしまったのかも。いいなぁ…と思える場面はあったけど、泣く所までは至りませんでした。伸さんみたいなデリカシーのない男性は個人的に好みじゃないけど、彼だからこその展開で色々と勉強にもなりました。自分がよかれと思ってしている言動で、傷付くかもしれない人が居ること。それだけは常に心に留めて置きたいと思った。
0投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ何年か前に映画化されていたので手にとってみました。 聴覚障がいを持つ人が登場するけど、後書きに載っていたように少し前は障がいを持つ人を主人公にすることはNGだったと知って驚いた。知らないから悪気なく傷つけてしまうシーンがこの作品にも沢山描かれていた。そういうことを少しずつ減らしていくために、小説、マンガ、映画等で題材として扱うことは重要だと思う。
0投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログ時に自分も相手も傷つけてしまう無意識な言葉。理解したいのにすれ違う想い。 恋愛小説といえば簡単だが、それ以上にいろいろ考えさせられる作品。 中盤の苦しい展開を乗り越えてからのハッピーエンド。いや、これからって感じのラストが良かった。
0投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログ伸さんのキャラクターが素敵。 ひとみのような障害がなくても、人と人が分かり合うのは難しく、時には自分の嫌な部分が全開になることもある。 感覚が合わない部分が気になり、苛立ち、それでも一緒にいたいからこそもがく。 人間関係にめでたしめでたしはない。 ぶつかりながら思いあって、日々を繋いでいくのが幸せなんだろうと思う。
0投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログボリュームが少なくすぐに読了できた。 伸行の素直でまっすぐな性格。あの子なら好きにならない理由がないよね〜。 めんどくさいのが恋だよね。
0投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ障害があるないに関わらず、生きてきた世界や判断基準が違う他人と腹を割って向き合って共有して生きるのは難しい。面倒臭いから、1人が楽だけど、それでも一緒にいたいから寄り添う努力をしてわからないことをわからないと伝えて理解できないことを素直にぶつける伸はすごいと思った。下手にわかったふりをする平和主義の優しい人より、よっぽど信頼できる。 障害がある人と付き合う難しさ、というより、他人と付き合う難しさを描いた本かもしれない。
0投稿日: 2024.01.01
powered by ブクログ初有川浩。母が以前はまってたけど中学生の男の子向けではないかもって言ってたから放置してた作品。 たまたま目に入ったから取ったが非常に良かった。意外と恋愛小説好きかもしれない。 障害に限らず、人は様々なハンデやどこか欠けている思いや悩みを持っており、それは外から気づくこともあれば隠してる人もいる、相手に伝える人もそうしたくない人もいる ということが実感できたのがこの本を読んで価値あったと思う。
7投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ4よりの3。 10-20代と若い頃に読んでたら、もっと感情移入できたかな。それでも、読んでて恥ずかしくならない、丁度良い具合の恋愛小説でした。 原作と関係ないけど、玉森さんが関西弁…伸さんのキャラに似合わないな。
0投稿日: 2023.12.14
powered by ブクログ凄い読みやすくて一瞬で読み終わった 面白かったなあ 伸がとても良かった◎ 言いたい事をはっきり言ってくれる感じとか、自分の思いを遠回しじゃなく伝えてくれるところとか男らしくて最高。完全にモテ男。
0投稿日: 2023.12.05
powered by ブクログ健常者と障害のある女の子の恋愛ストーリー。お互い難癖ある性格で、これまた困った感満載でした。 油と水のような関係性で、ソワソワした。 最後で、何か不安要素ありの結末はうーんと思う分ありますが。 コミニュケーションがメールでのやり取りがいい!表紙も紙飛行機なのも、なるほど〜と理解出来た。
11投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログ読みやすいし、メッセージ性も強かった。フェアリーテイルというライトノベルから繋がった伸とひとみの恋愛物語。ひとみは中途失聴者で難聴者の苦悩や、彼女と付き合う伸の苦悩が描かれている。二人の関係がフェアリーテイルのヒロインとヒーローと被っていているのもよかった。個人的にはひとみの性格めんどくさいなぁと思ったけど障害を持っていることに対する僻みとかが伸と衝突することで解消されていくにつれて可愛らしくなっていった。お互いちゃんと思ってることをぶつけるのも大事だな
1投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログ障害者の気持ちをすべて理解することは難しいだろう。その逆も然り、障害を持つ人だって、健常者の気持ちをすべて理解することは難しい。 というか、誰だってすべての問題を等しく抱えているわけではないから、誰しも誰かを完全に理解するだなんてことは不可能だ。 けれど、少しでも解りたい。解ろうとすることを辞めないでほしい。 それが大切な人ならばなおさら。
0投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログ少しずつ読み進めようと思ったのに一気に読んでしまった。まだまだ読み続けていたいくらいだった。こうだったら...などと読後にモヤモヤするところが全く無い。
0投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログありきたりな話かと思いきや良かった! 読みやすくて続きが気になりするする読んでしまった。 もうちょっと読みたいなと思うくらい!
0投稿日: 2023.10.19
powered by ブクログ中学生か高校生ぶりに読んだ。 ときめきすぎて胸が苦しくなる、、この感覚最高。 ひとみと伸がこの後どうなったのか気になる、、 恋愛要素だけじゃなくって2人のものの考え方、障害のこと、障害の有無に関わらずみんなそれぞれ苦しいことがあってそれを表に出したり隠したり、、、読みながら考えた。
0投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログ•2000年代初頭にして、ネット恋愛を描いていてやり取りがメールなのもブログが出てくるのも時代を感じる。当時はネットの出会いへの不信感は大きかっただろうから、今の感覚ともまた違うだろう。 •自分にしか分からない苦悩やコンプレックスを、どうせ分からないからと自分の殻にこもってしまうのはもったいないと思える、希望が持てる話だった。 •登場人物を等身大に描いていて、ちょっとイライラしている人の言葉の棘とかすごくリアルで感情移入できた。個人的に主人公の淡白だけどストレートに言う性格がタイプ。
0投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ昔読んだ時はひとみさんが少しわがままじゃないかと思ってしまっていたけど、大人になって読むと理解することができたし、2人の成長も心地よかった。普段は触れることのない聴覚障害の方の世界の受け取り方も新鮮だった。
8投稿日: 2023.10.02
powered by ブクログ障がい持ってる人特有?の拗れ方してる彼女と健常者?の彼との軋轢がなんかリアルでよかった ただ配慮の仕方は難しいな、結局はいい塩梅を探そうねの話なんだろうけど
0投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログ2023.02.09-2023.02.11 ・痛みにも悩みにも貴賎はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。 この本は全体的にドキリとしてしまう事が多かった。 それは嫌な意味で。 出てくる登場人物たちの「反省対象」が、自分を構成している「偽善的」「自己的」な部分の抽出だったからである。 「相手への甘えが試すような態度になる」ということを、私は多分「家族」に向ける事が多い。 それは「わかってくれるだろう」という気持ちの前提にある。 そしてまた、「傷ついているのは自分だけだろうという思い込み、相手が傷ついていることには見向きもしない」という部分、ここがグサリときた。 私は、多分自分以外の人を軽んじている傾向にある。 精神病というマイノリティや、性的指向を棚に上げて、マイノリティという立場とラベルで人を見ている。 だから、伸のような人に憧れつつも嫉妬し、同時に伸のように相手を分析したつもりや達観したつもりになって、それができない相手を傷つけてしまう事がある。ひとみと、伸のそれぞれが反省しているところを煮詰めた性格が私だと思うと苦笑しか出なかった。 ただ、上記で挙げた言葉はスッと私に染み込んできて、自分と誰か自分以外の相手を慮るための一文だと思った。 この言葉もいつかは忘れてしまうかもしれないけれど、人の痛みにも悩みにも貴賤はないのだということを忘れたくないと思った。
0投稿日: 2023.09.27
powered by ブクログ【男女問わずオススメしたい恋愛小説】 短いながらも、ストーリーが非常に良いなと。 恋人だろうと友人だろうと"相手をおもうこと"について共感を持ちつつも、深く考えさせられるところがありました。 自分以外の誰かをおもったことのある人ならば、どこか刺さるところがあるかなと思います。(語弊があるかもしれませんが)道徳心というかなんというか… 相手を思う気持ちがあれば、この作品は新しい視点・ものの見方を与えてくれる作品だと思います。
0投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログ気付きにくいことに気づかせてくれる1冊 お互いの意見に「そうだよなぁ」と何度も頷かされる。 また作者はきちんと調べて本を出していることにも気付かされる。
5投稿日: 2023.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中学生の頃にこの小説に出会って 返却期限が来て最後まで読めないでいたので この小説への執着が強かった。 あの頃途中まで読んだ感想としては ひとみさんの、不幸を盾にした発言の数々に もやもやした心の憤りを感じていた。 大人になって最後まで読んでみて ひとみさんの思いに共感できる部分もあり、 二人の言葉のキャッチボールを見て 会話をする事、繋がろうと行動する事の大切さが わかったような気がする。 言葉というのはとても複雑で難しいけれど 拙くても伝えることが何より大事だなと。 人と人は真の意味では分かり合えないのだと思う。 自分の気持ちしか本当に知ることは出来ないし 自分の気持ちでさえ解らない時があるから。 でもひとみさんや伸さんが 分かり合おうと、分かり合いたいとお互いが 尊重し合える関係になれた事をとても嬉しく思う。 これからの2人がぶつかり合いながらも 幸せな生活を繰り返しているといいなと思う。 これから私は自分の不幸に不貞腐れずに、分かろうとしてくれてる人達を信じていきたい。 お気に入りの小説になりました。
1投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログ同情も蔑みもなく、ただフツーの女の子として扱われたい、愛されたい。 でも、上手くいかなかった喪失感。 そして、自分とは異なる重荷を負った彼を傷つけてしまう、自分の幼稚さ。 会いたくてたまらないけど、会う度に傷つき、傷つけてしまう空回り感。 ひとみさんはどんな気持ちで家に帰っていたのだろうと感情移入して読みました。 未来の事はともかく、今この出会いを精一杯過ごそうという彼らの心の持ち様が応援したくなりました。 彼らは今どんな人生を送っているのでしょうか。
1投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログ気持ちを汲むことはできるけど、当事者にはなれない。 当事者になって本当に理解できる部分の方が多い。 かといってそれを盾にして向き合わない・隔絶するのも問題。 お互いにとことん向き合うことができれば、最善のところに落ち着けるかもしれない。 こういう人も世の中にはいるんだな、と人生のあらゆる場面において学びとなる一冊です。
2投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初はお話しの内容も知らないのに2人が語るのがあまり面白くないと思っていたけど、途中からすごく引き込まれた。ひとみが自分の辛さを相手にぶつけている部分がすごく理解できた。伸さん本音をズバッというけどすごくいい人。深ーく考えさせられる。でもよみやすい。
2投稿日: 2023.08.24
powered by ブクログ主人公と相手がまっすぐにぶつかり合いながら距離が縮まっていく様子が丁寧に描かれていて、爽やかな読後感があった。 2人のメールやり取りが、なんともリアル。 “痛みにも悩みにも貴賎はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。” 自分もつい、ひとみのように自分の悩みだけがクローズアップされてしまうけれど、もっと周りの気持ちを思いやれる懐の広さを持ちたいと思った。 また、聴覚障害の方の世界について、思い至らなかった部分に少し触れられたのも良かった。
0投稿日: 2023.08.16
