Reader Store

総合評価

348件)
3.2
34
76
127
48
19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと読んでみたかった本。 初めの方は、ちょっと時間がかかりすぎましたが途中からは進みが早まったと思います。 少し?性的描写が多くて、モヤッとしましたが松尾さんの暖かさが良かったです。

    1
    投稿日: 2017.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『女性も人間で体内には内臓があるし鼻水とかウンコとか出すんだから愛欲も捨てろとあります。まじっすかブッダさん、という感じです。そもそも人間はウンコとかしてるんだから偉ぶるな、ともあります。』 『まるで「私」達が、「自分」という座席に座ったこの人生の観客であるかのように』 「いえ、色々です。難解な話も多いですけど、その…『最後のコレステロール』っていう自作の小説を読み上げていたり」 「…最後のコレステロール?」 「はい。…医者からもうコレステロールは取っちゃ駄目と言われた老人達が、最後に思い思いの卵かけご飯を食べる短編です」 「…シュールですね」 「世界に不満があるなら、世界を変えるか、自分の認識を変えるしかない。そのことをアダルトビデオに絡めて話そうとしたんだけど、見事に失敗してね」 『人間は、この地球上で唯一、物語を求める生物なのです。自身の人生も物語であり、その物語を歩む過程でさらに物語を求める。』 『あなた達が自分にとっての心地いい25℃の場所を見つけることができますように。今日の話を終わります』 『死体は厄介だ、と思う。生きている人間も面倒だが、死体も同じように面倒だった。人間の死体ほど、厄介なものが他にあるだろうか。』 「自分が生まれる前のことを考えるといいよ ー そこには何もないだろう? 何となく安らかな感覚すらある。さらに眠っている時のことも考えるといい。眠ったまま死ぬことがあれば、それはもう自分が死んだ自覚すらない。…死とは自然なことなんだ。生きているというのは、その安らかさから疎外された状態であって、生きていることの方が特殊なんだよ」 「犯罪件数とは、社会の不満がある意味で数値化したものだ」 『あの時、私は顔に出されるのは絶対に嫌だと思った。顔に出された方が中に出されるより遥かに安全なのに。でもダメだった。顔は私に近いから。顔は私そのものに近いから。』 「あなたは、私がつかむことのできなかった、もう一つの運命だったの」 『神とは、恐らくこの世界、宇宙の仕組み全体のことです。だからこの世界の成り立ちそのものを神と呼んでいい。世界の偉大な古き宗教は、それぞれの文化によってその神の見え方が異なっているだけです。』 『神に祈る。それはだから、全てに対して祈るということです。自分以外の全てに。いや、自分、というものも本来は存在しない。我々の身体は常に原子レベルで入れ替わっていて、常に交換し合っているのだから。だからこう言い換えることもできる。神に祈るとは、自分も含めた全てに対して祈るのだと。』 『私達の物語を消すことなど誰にもできないと私は言い続ける。世界は目を覚ませと私は死んでからも言い続ける。利益によって人が死ぬことなど許すことができないと言い続ける。我々は一人でも小さくても生きていると言い続ける。この世界は楽しむためにあるのだと言い続ける』 「滅茶苦茶にしてください。殺してください。殺して、生き返らせて、また殺してください。どのようにでもしてください。私はあなたを愛しています」

    1
    投稿日: 2017.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中盤、後半がちょっとダレるかなとは思ったが、宗教と量子論を一緒に考えたことがなかったのでそこは面白かった。 ストーリー自体は冷静に追うとカルト教団のテロ、という一言でまとまるくらいシンプル。

    1
    投稿日: 2017.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読者大好き芸人で若林くんが紹介してて興味が湧いた本。まず、本の分厚さにびっくり!重い、、、多分ハマる人にはすごくハマる内容なんだけど、どうもブッタだの宗教だのに全く興味が湧かず途中から飽きてきてしまった。 セックスで洗脳する宗教っていうのはこりゃまたすごいけど、人間の欲求を上手く利用してる気がする。麻薬と同じような快楽があるし、堕ちていく、ってのもねぇ、、、目の前に美女が裸でいてなびかない男の人ってゲイか不感症くらいしかいない気もするしね。

    1
    投稿日: 2017.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2017.2 アメトーークで高評価だったので読んでみたが、率直な感想は、性欲で人の脳をコントロールする教団の話という印象。それほどスリリングでもなく、ミステリアスでもなく、官能小説に近い。ので、好みではなかった。この作家は以前も読んでエロくて意味わからなくて序盤で挫折したが、性描写が特徴の作家なのか。エロさ満載の話は嫌いなので、もうこの作家は読まないかな。 宗教家の松浦の肉体と精神と宇宙の理論はけっこう勉強になった。 「自分がこう動こうという意思をもって行う動作は、すでに脳内で意思の前に指令が下っており、つまりは脳の指令によって人体は操られているだけのようなもの。”意思”などないのでは?ただの肉と骨の集合体」

    1
    投稿日: 2017.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読書というより、自傷。 読み進めるうちにそんな気分にさせられたが、途中でやめられなかった。 松尾さん夫婦には救われた。 帯は芸人さんより 村上龍氏とかが良かったのでは。

    3
    投稿日: 2017.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    言ってしまえばマンガのノベライズ本を読んでる感じ。極端な長セリフ、大層な設定、それにしてはリアリティに欠ける細部…。この著者だけじゃなく、近年の話題作を幾つか読んでみて共通の感想。

    1
    投稿日: 2017.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アメトークの読書芸人で紹介されてからずっと読みたかった作品。 ひょんなことから安く仕入れることが出来やっと読むことが出来ました。 とにかく壮大なストーリーに惹き込まれ一気に読んでしまいました。 印象としては村上春樹の「1Q84」に近い感じを受けました。 とにかく松尾さんの話が本当に興味深いです。 古い宗教も形式的になってしまっているし、新興宗教も胡散臭いし という中でこの松尾さんの話は宗教的でない点も多々ありますが あるべき新興宗教の姿というかそんなものが描かれているように思います。 哲学的でありながら現代科学も織り交ぜながら宗教的でもある 表現するならばそんな感じでしょうか。 特に私という存在を考えた時、「私」を司る脳の部位は無く、 脳の大局的な動きによって「私」という意識が生み出されており 意識である「私」が考えたと思っていることは実はその前に脳が 既に反応しているという事実(この本に書いてあるだけで確かめてないですが) は非常に興味深いと思いました。 第一部で松尾さんが死んでから第二部では本来の教団Xの話になって行き 教祖の沢渡よりもむしろテロを実行しようとする高原が主人公のように なって行きますがアフリカの某国の話が出てきたあたりから 何か話が大きくなり過ぎて発散気味となってしまったなと思います。 面白いんですけどね。ちょっと広げ過ぎでしょうと思いました。

    3
    投稿日: 2017.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    個人、団体、社会、国、世界。それぞれのレベルで、一方は何かを信じて依存し、一方は洗脳してコントロールしようとする。どこからどこまでが「宗教」なのか、その境界線が曖昧になった。

    1
    投稿日: 2017.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    分厚い…そして深い。 いろんな考えや真理?をみた気がするが、芳子の最後の講演が一番しっくりきた。 そうだ、難しく考える必要はない。 人はいろんな意味で単純でいいと思う。

    1
    投稿日: 2017.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    エロ教団のくだりも面白く読んだけど、確かに最後のよっちゃんの言葉が響いた。そして子育て侍の哀しさよ。素粒子の話は良く分からないけど理解出来るくらいの頭脳を育みたいや。本当のカリズマ性を持つのは沢渡。松尾は優しすぎる。人間は悲しくて温かくて、少しこの生き物を好きになれるような気がした。

    1
    投稿日: 2017.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本の持ち歩きが重かった。 内容は。。。理解しがたいかな。 最後の方の人の道は皆それぞれ的なフレーズは共感でしたけど。 性描写がすごくて電車で読むのが恥ずかしかった。

    1
    投稿日: 2017.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思ってたよりサクサク読めた もっと難解なイメージだったし、実際に理解が追いつかない小難しい部分もあったけど、読み流しでも内容に影響がなかった 沢渡はサイコパスでサイコパスと言う存在を知らない人には神に近い存在に見えるんだろうな 教祖と呼ばれた人たちの中には実際にサイコパスが多かったのかもしれない 靖国問題について考えたことなかったけど、確かにと思う部分が多かった 今の日本は仏教が主流で死んだら燃やして念仏を唱えてお墓にいれる 死後に極楽浄土に行くために 僕が思うに仏教は死後のための宗教だと思う 神道は今の自分のための宗教 神道では死んだら神様になる カミカゼで特攻した人は神様になったと思って納得したその家族は極楽浄土に行く 高いお金を払っていい戒名をもらって神様とは違う世界に行く この間、仏教では必ず極楽浄土に行けるが、極楽浄土にたどり着くのに15億年かかると聞いた 場合によっては短くも長くもなるだろうけど15億年って馬鹿にしてるだろうと思った それが本当なら人類のほとんどはまだ極楽浄土にたどり着いてないじゃないか 宗教も戦争も変わらない金稼ぎの道具じゃないか もし本当に神様や仏様がいたとしても『いや…そんなにすがられても重いって。引くわー、ガチ過ぎて引くわー。っていうかほぼ冗談だし、マジに受けられても困るわー』とドン引きだろうな もっと後味の悪いラストを期待したのにそうじゃなかったのが残念だった

    1
    投稿日: 2017.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第一部のラスト、松尾さんと奥さんのシーンが良かった。 全体的にいうと、とても壮大なテーマだったり、宗教とは、国家とは、戦争とは、テロとは…とか色々考えてしまうけど、結局のところ自分の人生は自分だけのものだから自分の信じるものを胸に進んで行かなくちゃ。 …ということかなと思いました。 よっちゃんの最後の言葉に尽きるのかなと。

    1
    投稿日: 2017.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人生史上最高に興味深かった作品の一つ。宇宙、意識、正義、戦争と各テーマの解釈にとても共感できた。カウンセリングと銘打ったセックスの使い方、人はこうして洗脳、狂う、妙に納得がいった。この物語と触れてる期間は5日。たった5日で読み終えてしまったが、とても有意義な期間だった。これを機に読書、ことノワールにゾッコンした。

    1
    投稿日: 2017.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読書芸人でおすすめされてて気になって読んだけど何が言いたいのか理解できないまま終わってしまってモヤモヤだけが残る…

    1
    投稿日: 2017.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    教団Xという一つの宗教団体を題材にしたものかと思ったが、複数の思想が絡み合って、過去の出来事も多く関係している。 物々しそうな人物の、根底にあるものが実は凄いシンプルだったり、逆に胡散臭く、軽いと思われていた人物が宇宙の深層にまで思いをはせていたり。。 主体となる宗教が性に奔放?なので、親御さんはお子さんに読ませたくないのではないかなぁ、と。 面白い部分と、読み進めるのがしんどい部分と 知り合いに簡単に薦められるジャンルではないかな、と 自分は思った。

    1
    投稿日: 2017.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まだ気持ちと内容が整理できていない。 しっかりもう一度再読し、感想を書きたい。 <印象に残った言葉> ・ この戦争を支えてきたのは、気持ちよさ、だった。お国のために死地へ向かう。軍人の敬礼。死して敵を討つ。犠牲の美。これらのナショナリズムには、気持ちよさがある。なぜ気持ちよくなるのか。社会的動物としての性質、群れて盛り上がることで熱くなる生物的な性質だけではないでしょう。軽薄な自己が、大義に飲み込まれることで、役割を与えられる。自身の不満の矛先を「敵」を与えられることでそちらに向けることができる。自分達は相手より民族として優れていると錯覚できる。人間は、自らの優位性を信じたくなる生物です。さらに人間は善意を前提とする時、もっとも凶暴になれる。善意・正義を隠れ蓑に、自らの凶暴性を解放するのです。(P180) ・人生っていうのは、比べるものじゃないって。一本の道、人の、一本の道を、誰かと比べることなく生き切ることだって。ねえ、いい?よく聞いて。他の人と比べることなんて、どうだっていいの。大事なのは、目の前に出現したその自分の人生を歩くってことなの。他人と比べるなんて無意味。どんな人生も価値の上では等しい。それがどんな人生であっても、問題は、それをどう生きるかなの。人生っていうのはそれぞれ独立してる。生きるってことは、それぞれの上に立った独自のあなたの時間を最後まで生き切ることなの。どんな人生だって、それがもし満足いくものでなかったとしても、それを最後まで生き切ったあなたは格好いいじゃない。 (P541)

    1
    投稿日: 2017.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん、残念。文則sanの世界観はとっても好きなのですが、これは無理でした。発売された時から、意味深なタイトルも、白黒の装丁も、ボリューム感も自分にピッタリ!と思っていたのですが、期待し過ぎてしまった様です。性の儀式、松尾代表のギャグ、細胞学から戦争まで・・・軸が掴めず、ストーリーも頭に入ってきませんでした。しばらく時間をおいてから、『私の消滅』へ!☆

    0
    投稿日: 2017.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思ってたのとだいぶ違った。ギャグの部分も、性行為の部分も、海外の貧困のこととか教祖の素粒子の話も。わからなくないけど、あまり共感できない…。

    1
    投稿日: 2017.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百科事典みたいにぶ厚いので読み終わるのに結構時間がかかりました。 面白い内容は含まれているんだけど全体的にとっちらかってしまった感じ。 これだけのボリュームなのにキャラクターの掘り下げ方もなんだか中途半端。 最後まで読ませる筆力はありますが、期待したほどの大作でもなかったです。

    1
    投稿日: 2017.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    500ページ以上に渡る分厚い本書は実に様々な側面を持った作品で、哲学、文学、科学、人間の欲望などありとあらゆる場所に光を当てた存分に贅沢な1冊に仕上がっている。人間の本質とはいかなるものか。この実体はでは、果たして何により構成されているか。目の前に自分を満たしてくれる欲望をぶら下げられたら自己は果たしてそれでも存在するのか。カルト教団という題材を軸に広がる生物の根源。引き込まれたら最後、戻ってこれない恐怖さえ感じるリアルさが本書の味かもしれない。でも、正直入り込めないのも確か。

    0
    投稿日: 2017.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話題作。今更ながら読みました。 話としては、カルト教団があって、テロリズムも含めたいわゆる「カルト」と、教団と呼ばれつつも「懇話会」みたいなどちらかと言えば「宗教論のお勉強会」、それぞれにかかわる人間同士がまた絡み合って、という。 ストーリーそのものはありがちというか、荻原浩の「砂の王国」や村上春樹の「1Q84」に通じる世界観でした。 好きな人は好きなんだろうなあ、という感想。

    1
    投稿日: 2017.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    松尾のおじいちゃんがとてもよい味で、往生のシーンは泣けたなぁ。 「教祖の奇妙な話」も興味深くて、意義あり。 素粒子の集まりである人間の、定期的に交換される体細胞と消滅しない粒子のやりとりとか、脳と「意識」の不可逆的指令関係性から次元の境界を考えたりとか…世界をとらえる見方は勉強になった。 物語全体としては、掲題された「教団X」を媒体に投げかけられる現代社会とその謀略の歴史への皮肉。命とは、世界とは、神とは、宗教とは?をそれぞれが見出そうとする工程は興味深いけど、登場人物が多いわりにの思考・行動が腑に落ちなかったりで展開上は誰に感情移入するでもなく群像劇として通り過ぎたかんじ。全体をとおして性的概念の比重が高く、堕落や罪悪、異端の象徴として直結しすぎているような印象はあった。『掏模』が大好きな作家さんだけど、各人の思考を表現する場面が多いためなのかすこし文章がくどいというか、冗長で読みづらくなった印象。

    1
    投稿日: 2017.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前半退屈な理論説明も多くて退屈だったが、ギアが入ってからの展開は面白かった。キャラクターが魅力的。正太郎はリリーフランキー。

    1
    投稿日: 2017.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    楢崎が立花という女性を探すため、探偵に依頼して見つけたのが、ある新興宗教とおぼしき団体だった。 実際には寄り合いじみた、ただの暇人の集まりでしかないそれは、何の変哲もない一般住宅にある。そこで出会った教祖にあたる松尾という人物が、これまたただのセクハラじいさんだった。世間話みたいに講釈たれているだけなのだが、どうやらそれが人を呼び、新興宗教と呼ばれるまでの規模になるという経緯があった。 量子や宗教のことを噛み砕いて噛み砕いて話してくれている。それが大変興味深かった。少し難しいかもしれないけれど、親戚連中の集まりで酒飲んだときに聞いているような気軽さがあり、「新興宗教」というワードのもつ仄暗さとはかけ離れている。こんなじいさんと知り合いだったら面白いのになあとか思ってしまう。 元々その松尾も沢渡という人物と共に昔、新興宗教に属していた。 沢渡という人物こそその教団Xと呼ばれる謎の団体の教祖であるのだが、教団Xが舞台のシーンになるととりあえずセックスしたがる。何がなんでもセックスセックス。後半になれば慣れてしまうけれど、偏見に塗れた異教徒の存在理由を性的なものに繋げやすいのはキリスト教の影響だろうか、と邪推する。 その沢渡が教祖と呼ばれるまでに至るきっかけというのが、内戦をしている地域で医者として少女の生死を握っている有能感と征服欲によるものなのだが、どうにも釈然としなかった。沢渡の〝特異体質〟によってそういった傾向になってしまったのは頷けるものの、医療に携わっている人からすれば、有能感や征服感は当たり前じゃないのかとも感じた。 類稀なるカリスマ性と特異体質を持ち合わせた沢渡だったからこそ、そういった事態に変化していってしまったんこうだろう。 沢渡の壮大なおままごとと、高崎が海外で出会った宗教、そして色恋沙汰に懊悩する女性たち、それらが絡まりながら、サスペンスのような疾走感を持って大筋が動いて行く。まあもちろん、合間合間に松尾の講釈が入るので、あの分量になったんだろう。 あとがきか何かで書いてあった作者の言葉がこの作品の原動力になっているのは納得した。教団Xというゴシップ的なこの物語の核の周りで、登場する人物たちのそれぞれ悩み、苦しみながらももがいている。その様を。

    1
    投稿日: 2017.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私には純文学は早かった。。。と反省した一冊。 本の世界観が全然入ってこず、特に後半が薄っぺらく感じました。もしかしたら私が気付かなかった伏線の回収があったのかもしれませんが。。。

    0
    投稿日: 2016.12.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    教祖の話はよかった。 物語はあまり 性描写は中学生のとき読んだシドニーシェルダン思い出した 疲れた。 再読してもいいかもとはおもった よかったからとかではなく、また違った思いがでるかもと

    1
    投稿日: 2016.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    非常に読みやすかったし、松尾さんのDVDは面白かった。 読んでて「ガダラの豚」を思い出した。 「ガダラの豚」の方が物語としては面白かったが、やっぱり松尾さんのDVDは面白かった。

    0
    投稿日: 2016.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    根気のいる作品だった。宗教に関するところは共感ができる部分があった。 これだけの作品なので参考文献も大量だったけど、その中に佐藤勝彦の「眠れなくなる宇宙のはなし」があって、ちょっと親近感が湧いた。

    1
    投稿日: 2016.11.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    途中で投げ出そうかと思ったけど、頑張って読んだ。 引用したくなるような箇所もところどころあったけれど、全般的に共感できなくて、低評価。 12年の作家生活の集大成で書きたいものを書いた、とあとがきにあった。作者の書きたいことがてんこ盛りで、やや消化不良だったのかもしれない。 それにしても。 なんかねー、「ジェノサイド」と似た読後感なんですよ。醜い世界の現状を踏まえた青年の無垢な理想っていうか。 それができるなら苦労しないよ、ってかんじ。 これだけがテーマではないと思うのだけど。 教団と公安ともうひとつの団体が複雑に絡み合って、 それぞれ出し抜きあったり、ミステリっぽい要素も あったんだけど、「なんでそうなる?」って登場人物が つかめないんですよ。つかめないことでハラハラして面白くなるわけではなく、ひたすら不可解かつ不愉快。 無駄にセックスシーンでてきます。全然楽しめないかんじで。 読者を楽しませることより、自分が書きたいことを優先したのかなーーって思いました。

    1
    投稿日: 2016.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    567pもある大作ですが、実質2日で読み終わりました。 カルト宗教教団の描写を通じて仏教から物理学、海外援助等の社会問題まで幅広く言及されていて、人はどう生きるのかという主題だと思いますが、やや背伸びしてる印象はありますね。性描写もここまで多くはいらないですね。 そういう印象を受けるという事は、テーマが重すぎるのか、描写されている人物が薄いのか、という事になりますが、 自分は人物が薄いという感想を持ちました。 松尾については共感を覚えますが、沢渡、高原、峰野、立花、楢岡、小牧の人物、行動の必然性があまり見えてこないです。 もう少し立体的な人物を描ければ傑作だったと思います。

    1
    投稿日: 2016.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんとか読破。読了するのが修行か?? 仏教の教義やら新興宗教とセックスの親和性やら新興宗教に走る社会的要因やら色んなものがテンコ盛り。 ちょっと食傷気味。

    0
    投稿日: 2016.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子育て侍です。 読書芸人の若林、又吉らが絶賛したことで火がついた中村文則の最高傑作!? 簡単に言うと、亀仙人とフリーザが出て来て悟空が出て来ない話というか、フランシス・コッポラの大作「地獄の黙示録」を思い出した。ベトナム戦争の時にジャングルの奥地に奇妙な王国を築いたカーツ大佐を主人公が暗殺しに行く話だが、やたら迫力のある映像が続いて記憶に残るのに、最後まで意味が分からない。 この作品も迫力のある描写が続いて、分厚いのにすいすい読ませるのだが、刺激の強いバラバラのエピソードがてんこ盛りで整理されておらず、深く考えさせられる小説にはなり得ていない。すごい話を読んだような気にはなるけど、結局何が言いたかったのだろうかと困惑してしまう。 あと個別の感想。 松尾教祖の脳科学や量子論と哲学を絡めたような講演話は、いかにも最新科学を取り入れた現代宗教の説法としてありそうな話で、とてもよくできていて面白かった。 主要人物の昔語りは皆迫力があったが、特に沢渡教祖が歪んだ性と殺人の快楽に目覚める話、中でも自分を神と崇めるナイラを殺すシーンは凄まじかった。 登場人物に突然語らせる戦争論と現政権批判や陰謀論の話は、ネット掲示板レベルの取って付けたような議論で違和感があった。 最後に、指摘されている露骨な性描写は、一人で読むにはよいが、電車の中で立ち読みするのは人目が気になって、ちょっとつらい。

    1
    投稿日: 2016.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2つの宗教団体の教祖が軸のお話 主人公とその彼女とか出てくるけど物語の進行役程度の存在だった 松尾という老人が教祖の宗教団体は主に自分の意識とはなんぞや?って話を宗教だったり脳科学だったりそういうものを絡めた話がメイン 沢渡という謎の男が教祖の宗教団体Xは基本的にセックスが絡んでくる 最初はなんだこれって思って辟易してしまったけど話を追っていく毎に徐々に沢渡という男の存在が明らかになっていく 松尾も沢渡もあらゆる事象は事前に決まっていて自意識というのはその事象を観測するための観客に過ぎないという考えに至るわけだけど沢渡はその考えにより自我が保つことが出来なくなってしまう それとは対照的に松尾はあらゆる事象が決まっていて自我は観客にしか過ぎないという考えを肯定していく それは逆に考えれば世界という大きなシステムは個々の自我の為に作られているという事 世界は物語を求めていてあなたたち一人一人の人生にはそれだけで意味があるものなのだという肯定のメッセージを発信するのだった 沢渡の教団Xがやたらとセックスにこだわるのは沢渡が唯一刺激を受ける=人間でいられるための行為だったからじゃないだろうか 色んなメッセージがあって読む人によってどういう主張をしてる本なのかは変わると思うけど自分の中では松尾の言葉が一番印象に残りました 以上

    1
    投稿日: 2016.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本文3.8cm500P以上あるわりには痞えず読めた。 日頃宗教アレルギーな自覚はあるけど こういうの読むとやっぱり宗教怖いと思ってしまう。 それ以上に公安やら警察やら海外やら 世の中は陰謀でいっぱいだ・・

    1
    投稿日: 2016.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生まれは愛知県になります とか、 なので。 はやめていただきたい。 プロだろ… 話自体も、うーん。 長さの割に得るものが少ない。 本の知識を切り貼りした感ばかりが強い いろいろなエピソードや、 きちんと基礎を学んでくれてない脳科学や、 同じようなことを同じ口調で喋る 複数の登場人物への違和感、 なんか一人語りが強すぎて、 物語としての魅力が伝わらない…というか、ない。 性描写もいるか、って思うし 男の夢かもしれないが射精の温度は 通常何も感じないよ。エロマンガ読みすぎよ。 これを全て319ページの、 内面を揺さぶられても駄作として切り捨て、 深く考えることを避け自己を守る人間 ということにされてしまうのだろうか。 しかし、アフリカやアジアのことは 中途な小説よりノンフィクションで 少し少し読んでるから、 やっぱり揺さぶられてないだけなんだけどな… 期待しすぎでした。 あと、沢渡と松尾に魅力無さすぎ。 うちのかーちゃまの方がよっぽど説得力あること 言ってたぜ!

    1
    投稿日: 2016.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    国とは幸福とは何か、ミクロ、マクロ様々な視点での考察が面白い。すべてが理解できたかと言われれば自信がないが。原子の話を読みながら、自分の存在が流されていくような感覚を覚えた。

    1
    投稿日: 2016.11.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重たかった 実際の本の厚みも中味も カルト教団の暗部 苦手の素粒子云々の物理学 なんでここまでという性描写 食傷気味 でもなにか惹きつけられたんだよね 生きることって何かなア ≪ はじかれて たどり着く先 闇の中 ≫

    1
    投稿日: 2016.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    宗教とか宇宙とか人間の存在とか、そういう壮大な事を書いているのに、すごくエロいのがなんかいいなぁと。生々しい感じが好みでした。 なんかもう10年くらいあとに加筆修正とかしたらもっとよくなるような感じもするんですけど、この衝動的な感じも嫌いじゃないです。 暗くてエロくて、でも最後は単純に救いがある感じがちょっと拍子抜けな感じはしないでもないんですけど。 インド仏教とヒンドゥー教と物理学への愛を感じました。

    1
    投稿日: 2016.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    セックスと宗教という手段を通して筆者の主張が所狭しと並べられたような小説。1つ1つの主張はとても深く、考えさせられる内容があって圧倒された。 しかしながら、最終的なメッセージと呼べそうなものは、かなり強引と言うか無理やり最後に付け加えました感があったように思います。 特定の人物の思想や経験から、何故一人一人が素晴らしいという主張になるのか腹落ちしなかった。 ビジネスに置き換えると、顧客に関する沢山の情報を調べてプレゼン資料を100枚くらい作成して提案したけど、結果的に何が言いたいの?って突き返されるような感じです。 自分が言いたいことを伝える為に、色んなことを考えてたら、色んなことを伝えたくなっちゃったけど、最後はそれっぽく論理付けようというような新入社員の頃を思い出す良い小説だなと思いました。

    1
    投稿日: 2016.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【あらすじ】 男の元から女が失踪した。探偵業の友人に行方を探らせると、彼女はある宗教施設にいたという。男がその施設に向かうと、教祖の松尾は入院中で不在だったが、信者から失踪した女は名前のない教団”X”の関係者だと知らされる。教団Xは、松尾と袂を分けた沢渡が作った集団という。 再来する約束をして施設を出ると、見知らぬ女から教団Xへ案内すると誘われる。目隠しをされてたどり着いたそこは、性的快楽を第一義とするカルト教団だった。 【感想】 人間の所在と底辺を感じる作品。所々エロ過ぎて人に薦めにくいが。 人間と素粒子の関係とか、仏陀の言葉と仏教の教えの違いとか、右左翼夫々の立場で語られる戦争論とか、アフリカの貧困と紛争との関係とか、物語を通して語られるサブトピックも興味深かった。 我々は松尾の語る世界に到達できるのであろうか。

    1
    投稿日: 2016.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アマゾンとかのレビューでは評判がよくなかったけど、作者の世界観が読み取れてなかなか楽しめました。分厚くて寝転がりながら読むのはきつかったです。

    1
    投稿日: 2016.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いや、お腹いっぱい。 未来亭のカツカレー大盛りを食べたくらいの満腹感で、お腹がはち切れそうです。 って言っても分かりませんね。 最近ハマっている中村文則さんの大長編小説。 ハードカバーの単行本で567ページの大部ですから、勤勉な会社員の私には、1日2日ではとても読めません。 中身も重厚そのもの。 タイトル通り、公安から「教団X」と呼ばれるカルト教集団を描いた物語ですが、宇宙や生命、宗教、善と悪といった、壮大で普遍的なテーマを扱っています。 こういうテーマに臆することなく真正面から向かっていく作家が日本にいることを、私は言葉の正確な意味で誇らしく思います。 物語はスリルと緊迫感があって面白く、しかも純文学の濃密さを備えています。 中村さんが近年、求めてきた方向性の、ひとつの達成と言えましょう。 それにしても、よく、ここまでいろいろと調べたものです。 特に宇宙や生命、宗教といった分野では、先端的な知見を貪欲に吸収し、惜しげもなく本書の中で披露しています。 読む人によっては少し飽きるかもしれませんが、私は括目して読みました。 描写もさすがに中村さんだけあって冴えています。 教団Xはフリーセックスを信奉していますが、めまいを覚えるほどのセックスの描写は読みどころのひとつでしょう。 それから沢渡が過去を述懐するシーン。 悪がこれほど鮮烈に描かれている小説は、ちょっとほかに思い当たりません。 難を言うと、終盤に「さすがにこれは…」と思うようなリアリティ-に欠けるシーンがあって、それが気になりました。 特に、自衛隊機を巡るあのシーンで、政府の対策本部であんなやり取りが交わされるとは、とても思えません。 思想というか観念を優先した結果なのだと想像します。 もっとも、それだけ思想・観念とリアリティーを両立させるのは困難だということも言えます。 ないものねだりは止めましょう。 世界に誇れる文学作品の誕生を言祝ぎたいと思います。 次はどの中村作品にしよう。

    3
    投稿日: 2016.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    教祖の奇妙な話、これを面白い、と読めるかどうかで評価が別れる気がする。著者の興味の方向が垣間見れるからだ。そしてODAや靖国の話で主義主張の方向も表されている。 一方で、沢渡の存在が人間の悪い意味での本質を表している。嫌だと思う感情は、興味があることの裏返し。関心が無ければ、感想自体生まれないから。 両者のバランスが絶妙と感じた。物事を考えることが好きな人には、お勧めできる作品だと思う。つまり合う合わないがはっきり別れる作品かな。 また読み返したい。

    1
    投稿日: 2016.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    す主人公の楢崎は死をほのめかして姿を消した立花涼子を探していた。 彼女は謎の多い過去を持ち、色々な宗教団体を出入りしていたらしく最後に姿が確認された団体を訪ねると、彼女は名前を持たない宗教団体、通称「X」の信者だと言われて… とにかくちょー長い。 というのが読み終わった感想。 立花涼子が教団Xにいると教えてくれた団体(宗教ではなくコミュニティサークル)の松尾老人の話が興味深く、そこが一番読みごたえがあった。 そこだけ拾い読みするだけでも価値はあると思う。 それ以外の教団Xは正直どうでもいいです。 まったく魅力がない。 魅力を感じないということは自分はまだ正常であるということ。 どうゆう教義で、どうやって信者を獲得したかのネタバレはしませんが、混み合った電車で高校生カップルに挟まれながら読む内容ではなかったです。性的な意味で。 宗教の歴史、宇宙の歴史、意識とは何か。 その辺の書籍をさらってみようと思えるきっかけになりました。

    1
    投稿日: 2016.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    謎の教団Xとその内側と外側から関係する者達の物語。 登場人物それぞれに大なり小なり過去があり、それぞれに思いや目的があるわけですが・・理屈っぽいなぁ、というのが正直なところ。宗教とは?みたいな話もあるんだけど、途中から何言ってるのかわからない難解さ。テロに走る幹部の心理もまったく理解できなかったし、教祖の行動に至ってはなんじゃそりゃ~って感じ。途中までどうなるのかな?的な興味は惹かれました。

    1
    投稿日: 2016.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私の知らないところで実際にこういう事が起きてるのかもしれないなーと思いながら読みました。 世界をこういう風にみたら味気ないけど、そういうことなんだなぁ。面白かった

    1
    投稿日: 2016.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長い小説だった。 宗教がらみの荒唐無稽な話と感じられれば良かったが、なんだか実際起きそうな感じもして恐ろしい。 社会的なメッセージも込められていた。というか、むき出しの主張になっていた。それは小説としてどうなのだろう。そこまでむき出しにするのなら、作者が前面に出て、自分の主張を違う媒体ですればいいように思うのだ。 ただ、主張をたくさんの人に知らせるためには、面白い小説にして、その中に入れた方が効果的という考えか。 時々、こういう作者の持つ知識、情報、考えが直接書いてあったりする小説を読むことがあるが、小説としてどうなのかといつも疑問に思ってしまう。 小説家だから小説でってことかもしれないが、それならもっと直接的な言葉ではなく、物語全体で大きく広く深く語ってほしい。 主張の内容自体は、異議はないし、これらを読者に広く伝えようという気持ちは大賛成だ。 小説が道具にされてしまっている気がして、抵抗があるのか。 あるいは読者を啓蒙しようする上から目線のようなものが感じられてイヤなのか。 小説がただの器のように使われているのがイヤなのかもしれない。

    1
    投稿日: 2016.08.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の元から去った女性は、公安から身を隠すカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める…。 調べたことをダラダラ書いたり、陳腐な描写が続いたりするだけで、読んでいて苦痛。作者の実力はわかっているつもりだけど、久しぶりに投げ出した。 (E)

    0
    投稿日: 2016.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筆者が語る通り、あらゆる分野の思想と物語を綿密に織り交ぜた作品であるのかもしれないが、物語自体がつまらないことと、「弾かれる」などの稚拙なセリフの多用が、筆者のいる世界がそれほど開けた世界でないことを印象づけている。

    0
    投稿日: 2016.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったけれど、レビューで多くの人が「面白かった」と仰ってる松尾の話が読み辛かった……。松尾のキャラクターは凄く好きなんですけどね……。 沢渡の描写や、教団内の様子はなんだか漫画みたい。 作者の言いたい事、伝えようとしてる事がいっぱい詰まってると思うけれど、 ストーリーとしてはそんなに引き込まれるものでもなかったかな。 でも、テロが頻発している今、読んだ方がいい作品だと思う。 他の作品も読んでみようかな。

    1
    投稿日: 2016.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    http://tacbook.hatenablog.com/entry/2016/06/30/201300

    0
    投稿日: 2016.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    愚かな指導者に率いられた人々は不幸である。 思想の誤りこそ全ての元凶。 そんな読後感。 著者の歴史観、文明観、宗教感が縦横無尽に語られる。

    1
    投稿日: 2016.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    教祖様の教え、改めてゆっくり読み直したいなーと思う 思うのだけれど、たぶんその機会はなかなか訪れない・・・

    1
    投稿日: 2016.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恥ずかしくて嘘っぽくなるから、決して言葉にはできないけど、そう思っていて、皆もそうであると信じていたことが書かれていた。 それを言うために様々なことを前置きしなくてはならない。喜怒哀楽だけじゃなく、悦、笑、怖、今は到底言い切れないものが詰め込まれて、すべてがあると言いたくなるほどだ。色々詰め込み過ぎて、不器用に、いびつな形になっているが、それが現実らしくて、愛したくなる。 読み終えた後は、何かを信仰したようにエネルギーがじわじわと湧いてきて、いつもの日常の景色が、人が輝いて見えた。 そういう力を持った物語が私の中に組み込まれたことも神の・・・なんてね。 20160721

    1
    投稿日: 2016.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あとがきより 「世界と人間を全体から捉えようとしながら、 個々の人間の心理の奥の奥まで書こうとする小説」 と作者はあとがきにて言っている。 世界を考えるとき 決して平等ではない 個々を考えるとき 矛盾に溢れている オセロの白と黒のように ある時には白になり少しのきっかけで一気に黒くなる ー常識を正しく疑うこと 意識とは何か 何が人を突き動かすのか 人間が存在するということ 2014年 集英社 装幀:鈴木成一デザイン室 カバー:桑島秀樹「vertical007」

    4
    投稿日: 2016.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重い。宗教と人間の本質を問いかける。これが海外で評価されていることにビックリ。確かに面白いけど、英語で伝わるのか?

    1
    投稿日: 2016.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あとがきで作者が僕の全てと言い切るだけあって濃厚。 でも決して読みにくいわけではない。むしろ読みやすい。 特に苦もなく読み終えることができた。 色々思うところがあってまとまらないが覚書をしておく。 「世界と人間を全体から捉えようとしながら、 個々の人間の心理の奥の奥まで書こうとする小説」 と作者が言っているが、本当にいろんな人が出てくる。 確かに惹き込まれるオーラを持つ人と言うのは存在する。 戦争を経験し、色々思索してきた松尾の話はとても興味深い。 誰かを参考にしてもいいし影響を受けても構わないが、 自分を生き切るというのに共感した。 芳子との関係もいい。 自分のことしか考えてないし、正直何も導いてないのに 信者が続々と現れる沢渡、ひたすら気持ち悪いけど 実際に対面したらそれが見えなくなるくらい 何か圧倒的存在感で不思議な魅力を持っているんだろう。 求心力ある人でもこんなに差がある。 人として考えることや苦しみを手放してはならないと思う。 私は自分を善人とは思っていない。 特に悪人だとも思ってないが、 とにかく自分のことでいっぱいいっぱいだ。 目の前にいる人に手を差し伸べられるかどうかのレベルだ。 何かに思いを寄せても何もしなかったら意味はない。 東日本大震災の時に知人に支援をしたいと思いながら 結局何もできなかった自分を思い出す。 知らない所で支援をしていた人がいたことを知って とても自分を恥じた。思ってるだけじゃ駄目と知った。 だからこそ、SNS上などの言葉に違和感を感じるのかな。 それを経験していない人、行動をしていない人に 何かを思うことはいいとしても、言う資格はないと思っている。 先日、ケントギルバートの著書を読んだばかりなので 戦争云々についてもとても興味深く読めた。 私は世界の真理も真相も知らないけれど この世界で似た事実が起こっていても不思議ではない話。 というか起こっているんだろうな。 子育て侍はどうなってしまったんだろうな…

    1
    投稿日: 2016.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人の本性、影の部分を濃密に、息苦しいほどまざまざと見せつけた作品。 物語の本筋よりも、開放的な人物たちの発言の過激さと真理に、 ガツンと頭を叩かれるような衝撃を受ける。 ただ、好みは大きく分けると思う。 本に、感動もしくは前向きな気持ちになることを求める人には全く向かない。 「教団X」から得られるのは、明日への活力でなく、人間への畏怖だ。 興味ある人は、引用を見てから購入の判断推奨。

    1
    投稿日: 2016.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    二つの新興宗教団体を舞台にした思想的小説。 ページ数は膨大だが、文章が詰まってないので読み易く、物語も構成が上手なのでスラスラ読めました。 セックス描写のグロテスクさとテロの雑さはいただけないが、二つの宗教団体の教祖の観念が大きく異なることによる性質の違いや、最後には希望的なエンディングとなっていてホッとしました。 松尾の思想は理想だけど好きです。

    1
    投稿日: 2016.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アメトーークの読書芸人でオードリーの若林が推してたのを見て読んでみたくなり図書館で2ヶ月待ちの末に借りて読んだ。 教祖である松尾の奇妙な話にぐいぐい引き込まれた。空気もなにもない真空という空間にビッグバンによって宇宙の始まりからヒトの誕生、素粒子の集まりであるはずの脳になぜ意識が生まれたのか、私という意識は脳に対して何らかの因果作用を働きかけることができない。人生とは偶然なのか運命なのか。  そもそも存在しなかったこの世界が何のためにできたのか、自分が何のために生まれたのか、生きているとはどういうことか、死ぬとはどういうことか、死んだら自分の意識はどうなるのか、自分がなくなるってどういうことか、何のために生きるのか、子を育むのか、この世界は人類は宇宙は最終的にどうなるのか。  自分が小学生の頃にふと気付いて以来、心のどこかでずっと不思議で不安に思っていること、考え始めるとこわくてたまらなくて悲しくてたまらなくなって絶望してしまいそうになる事実を、科学的な見方で淡々と語って考察していく松尾が妙に頼もしかった。結局のところ、救いになるような事実は得られなかったけど、きっと人は皆同じように思って、考え続けているのだろうとなぐさめられた。 教団Xの信者の男性が過去の記憶をとめどなく語る場面や、テロリストに誘拐されて無造作に殺されそうになる高原の心情など、興味深く読めたが、教団Xの教祖の沢渡には共感できるところがなくてこわい人のこわい様をただただ見せ付けられているようで若干不快だった。 教団をめぐるいざこざがだんだんきな臭くなっていくにつれて、私の中ではおもしろさはピークダウンしてしまった。十分におもしろかったし、考えさせられたけど、結局松尾の話以上にガツンと来るものはなかった。

    1
    投稿日: 2016.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の自己陶酔小説。 各自の主張が長すぎ。セックスに狂いすぎ。誰にも感情移入出来ず、時間のムダだった…

    1
    投稿日: 2016.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これまでの作品よりは、読者の現実世界から離れたところにあるストーリー展開であるため、読後の読者の生活まで揺さぶられる感覚が小さくて、ほっとする。 ひとつひとつのテーマは深くて、そしてそれぞれ関連があり、緻密な組み立てを感じた。その感覚は巻末の参考文献を見て納得した。

    1
    投稿日: 2016.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かなりの量で、読むかどうか少し考えたが、 それほど難解な話ではないのでテンポはよい。 奇妙な話が面白いかどうかは、読み手により 印象があるだろう。 物語の骨格であるどう生きるべきかといった話が、 登場人物達の生き方にどう反映されているのか よく理解できなかった。 ラストは少々強引な納め方と感じた。

    1
    投稿日: 2016.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テレビで話題になっていたので読んでみた。正直、よくわからないというか、ちょっとグロテスクだし、思っていたのと違った。

    1
    投稿日: 2016.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    宗教がテロリズムへと向かう過程は、オウムの前例があるからかリアルティがあった。新興宗教といわれる宗教の発生過程や、存在意義、それぞれの主張がさもそれっぽく聞こえるように書かれているのはすごいと思った。 ただ、もっとシンプルにできたのではないか、というのも正直な感想。それぞれの教祖が己の考えを語るシーンが非常に多かったが、ここは本当にそんなボリュームが必要なのかと思った。この本のだいご味はおそらくこの教祖の思想なんだと思うけれど、いまいち乗り切れなかった身としては、なかなか苦しいところもあった。

    1
    投稿日: 2016.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    期待値が高かった分、なぜそんなに面白いといわれてたのかがよく分からなかった。 登場人物に名前がある人と、ない人がいて、誰が誰なんだかがわかりにくかった。 教祖様の回想的なものも最後にあったけれど、なんだか納得できない内容、これだけの長さの話を読んで、これだけっといった腑に落ちない感じ よかったなと思った表現は「3ヶ月で私たちの体の組織は生まれ変わっていく」「人と重ねるのも、うらやむのいいけど、過度にしてはいけない。自分の人生を生きなければならない」といった言葉が印象に残った。

    1
    投稿日: 2016.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昨年秋アメトークの読書芸人さん推薦で購入。 あくまで主観ですが純文学に免疫がない方はもれなくアレルギー出ちゃうかも…。 そして私が1番辟易したのが無駄に長い性描写。 純文学や人間を形成する上で生と性は切り離せないものではあるけれど、こんなにしつこく尺とる必要が在るんだろうかと。 好き嫌いが大きく分かれる作品と思われます。 話題性で購読したけど私には合いませんでした。

    1
    投稿日: 2016.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    この物語の根底に流れる思想てきな部分が好きですね。私たちを構成する素粒子。私たちが死ねば分解され、構成する素粒子はまた別のものを構成していく。今私たちの身体を構成している素粒子も、もとは大昔何かを構成していたものである。不思議なのは、素粒子は入れ替わっているにも関わらず、一人の人間に記憶として残り続けることだ。入れ替わりながら一つのものを形成しているということだ。

    1
    投稿日: 2016.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昨年話題になった小説。 宗教の話はもちろん、量子力学の話も出てくる。 教祖の話がおもしろい。 ボリュームある小説ながら、一気に読めるおもしろさ。 村上龍の諸説っぽい感じがする。 ただ、話題になるほど新鮮な内容でもなかったかも。 今後の小説も期待してます。

    1
    投稿日: 2016.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わった感想としては、実際にありそうな話。 性描写がスゴイって聞いてたけど、想像してたのよりは大丈夫で、まぁ、そうじゃないとカルトとか宗教とかには説得力に欠ける。 教祖の話は哲学的で難解で、読んでると何度も睡魔に襲われた。 理解できたのは5割にも満たないけど、興味深い部分はいくつかあった。 中盤以降ストーリーが動き出し、結末を迎えるわけだけど、、結局何が言いたかったのかよく分からないまま終わった。 いろいろ調べてみると、この作者は純文学の作家なんだそう。 だからかー!っと納得。

    1
    投稿日: 2016.05.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    松尾正太郎の講話「教祖の奇妙な話」だけで十分に読みごたえあり。仏教入門は、あの中村元さんの原始仏教論まで交えて分かりやすく説く。宇宙科学では素粒子物理学、さらに今話題の暗黒物質についても触れる。余剰次元、ここで言う異次元との往来パターンの解説も、人間の脳がつくり出す意識という未知の領域の考察に巧みに結びつける。最後には反戦論、第二次世界大戦において世界でも特殊な経験をした日本が歩むべき、特殊な道を探る。他の国と同化せず、ひたすら平和追求国家でありたいという願いに帰結する。エログロあって、国際的テロも陳腐に感じるけれど、著者が懸命に学び伝え、正当に主張する上での照れ隠しってことで…

    4
    投稿日: 2016.05.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。久々にこんなに分厚い本を読んだ。でも字は比較的大きかったからな。後半半分を一気読み。しかしカルト宗教とセックスはどうして近しいのだ。最初の頃の松尾の説法はよく分からなかったけど、松尾自身はいい人だと思う。こういう宗教までいかないような団体というか、集まりは全国にあるんだろうか。それがみな公安に目を付けられているんだろうか。傷ついた子ども達は大人になっても痛みを抱えている。だから助けを必要としている。福祉に携わってる身として、こういう子ども達を救いたいと思う。傲慢な考えかもしれないが。世界の貧困がなくならないシステムというのは切ない。悪はなくならない。

    1
    投稿日: 2016.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筆者の思想が色濃い。時に論理的に、時に直感的に神、宗教、戦争、経済、利権について語らせている。登場人物には理解不能な人が多く、展開は突拍子もない。 でもこれが実在するというリアリティがある。

    1
    投稿日: 2016.04.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    楢崎の彼女の立花涼子が突然いなくなり、ある教団に出入りしていた事実を友人の探偵から聞き、立花涼子を探す為に潜入する楢崎だったが…楢崎は咬ませ犬的な存在でストーリー的には重要度は無い。話は性的大解放の教団の設定のせいか本の半分くらいはエロ話になっている。近年の世界状況など絡めたり、強烈な洗脳や恐怖体験やサディスト傾向などの人物を絡めて、教団の教祖の真実など最後付近で明らかになる。だが本当は…という話。

    1
    投稿日: 2016.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わった後も、この盛りだくさんな要素が詰まった話を整理しきれていない状態です。 どれだけ世界が残酷でも(某漫画の台詞のようですが・・)、たとえ自分が素粒子の集合体にすぎなくても、自分の物語を紡ぎ、生ききること。そしてそれを奪う権利は誰にもないということ・・・。 たしかに、眉を顰めたくなるような描写は多々ありましたが、考えさせられる一冊ではあったかな、と。

    1
    投稿日: 2016.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     信仰の快楽と性的な快楽が一致した宗教があれば、きっと誰もが理性を放棄する。そんな人間によってとても都合の良い教団の核にあるのは気だるさだったりする。  そんな教団が目の前に現れた時、人間であることを保てるのだろうか、それがどれだけ退廃的であったとしても快楽に沁んすることを拒否できるのだろうか。  未だに新興宗教が存在しているのにはちゃんと理由があって、とうてい受け入れられないような不条理を被った人を生きながらえさせられるのは宗教しかないと思う。  とても苦しい経験をした人はすべからく何かに寄りすがったのであり、それが宗教だったか友人だったという違いのみであり、伸ばした手に触れたのが何だったのかを批判することなんてとうていできない。手を伸ばさざるを得なかったということを見過ごすことはできない。

    3
    投稿日: 2016.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かなり期待してた分、肩すかしをくらった印象。 一つ一つの世界観や宗教観などは面白いのかもしれない (これが著者の狙い)なのかもしれないがつながりが薄っぺらい。 誰が主人公かわからず、一般人の目を持った登場人物もいないので僕には感情移入できる登場人物が存在しなかった。 オウム真理教やISなどを盛り込んでいるので 連載当時は時事的でエキセントリックに感じられたかもしれないが、今となってはサプライズがないと感じてしまう。 かなりの参考文献を読んでエッセンスを抜き出してくれたのは尊敬しますが・・・。

    1
    投稿日: 2016.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みごたえあり。 まあ、ありえへんと思うとこたくさんありますが哲学的で好きです。 生死観ですかねテーマは。

    1
    投稿日: 2016.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    教祖の話が難しかったり、性描写が多かったり、そういう点が批判されているけれども、作者の言いたいことは1つだけ。 「どんな困難な人生でも生き続けなさい。」 それが自分にとっては物凄く勇気づけられた。 人間は不安定で不完全だけど、強い。 借りて読んだけれども、文庫が出たら買って読みなおそう。

    2
    投稿日: 2016.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知人より読んでみてと渡されたので読んでみました。 宗教、量子力学、政治など詰め込みすぎてそれぞれの話は分かりやすかったですが、概念的な話を継ぎ合わせているだけでひたすら長くて読むのがだんだん疲れてくる上にストーリー自体は語っている思想に対して単純というか雑というか、上滑りしている印象でした。また性的描写が単調で何度も繰り返さるのがくどかったです。 知人と分厚いわりにいまいち微妙だったよね~と意見が一致したのがなにより?

    1
    投稿日: 2016.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    名を持たない新興宗教団体を巡り,徐々に緊迫していくストーリーと複雑に絡み合う登場人物達の姿を,500ページ超のボリュームで描いた大作です。そこに宗教があった時,世界はどう見えるのか。人の生き方はどう変わるのか。詳細な心理描写をお楽しみください。

    1
    投稿日: 2016.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いやー途中まではすごい良かったんだけどなー。教祖の奇妙な話とか最高だったな。誰にでも分かる、アインシュタインの相対性理論!という本より分かりやすい自然科学の話であり、ソフィーの世界よりも分かりやすい哲学講話で、柳田國男より分かりやすい文化人類学の導入で、西田幾多郎より分かりやすい宗教学の説諭。この話もっと生かせなかったかなー。すごい興奮したのになー。そこに必要のない官能小説が入ってきた時点で違和感。教団Xのあからさまな暴徒化で興醒め。いやー残念!!教祖の話の部分だけ、別冊にして欲しい。

    2
    投稿日: 2016.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    期待してたほどでは。。話がうまい人雰囲気がある人に人が集まっていつのまにか宗教化するというのは、あぁそうなんだろうなぁと腑に落ちる。

    1
    投稿日: 2016.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    それぞれの部分は面白いんだけど全体として予定調和的というか、そんな感じ。 存在の儚さと美しさということを私は感じてそこには共感を覚えた。

    1
    投稿日: 2016.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気持ちが悪かった。何度も吐き気がした。 自分が目を背けてきたことに無理矢理対峙させられた。 この世界がどれほど非情で、残酷で、醜いものであるか。 人間が生きることに意味などない。神など存在しない。 私という取るに足らない存在は、この恐ろしく意味のない世界を前にただ絶望することしかできない。 しかしそれでも私たちは生きる。惰性でも希望でも諦めでもなく、ただひたすらに生きる。 この小説を読み終えた今、私は自分がどうしたらいいのかわからない。全くわからない。 それでも私は生きるしかない。 生きていたい。 きっと私はこれからも、くだらないことで喜んだり落ち込んだりするのだろう。世界の残酷さとは無関係に。 世界はこれからも、理不尽を続けるだろう。私の愛とは無関係に。 だからといって、諦めるべきではない。 私のような取るに足らない存在も、諦めてしまったら世界はそこで終わる。 世界は変えられなくても、全くの無力なわけじゃない。 私はだれかを幸せにすることができる。幸せを分かち合うことができる。 私はそのことに、善悪の意義とは関係なく、全力を尽くしていきたい。 私は、私という人生を、全力で生きたい。 この絶望の淵で、最後までもがき足掻いていたい。 この不器用な世界で、みんなが少しの幸せと笑顔とともに生きていけますように。

    1
    投稿日: 2016.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。 けっこう序盤から引き込まれて、夢中で読んだ。 アフリカの光景とかNGOや寄付金の行方とか、垣間見たり聞いたりしたことそのままだったり。 靖国のくだりや東京裁判からの現在の政府への批判ともとれる篠原の一連のセリフ。 松尾、高原、篠原、そして立花涼子と沢渡。 公安以外みんなどこかしら共感できた。 性描写はあまり気にならなかったな。 この人の書く他の本も読みたくなった。

    1
    投稿日: 2016.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    宗教論、宇宙論、陰謀論、公安などキャッチーな要素はふんだんに取り入れられているが、それ以上のものは感じなかった。

    1
    投稿日: 2016.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作者の熱を感じる小説。 もともとこの作家さんを読破できたことがなく 話の内容も得意ではないのですが、 これだけは何となく最後まで読み切ろうと思っていました。 説明が多く、小説というより 論文のようなシーンが多かったです。 そしてクライマックスが 私とは異なる落としどころでした。 読み進めて不快になるし 空しくもなるし、 読み手の負の部分をえぐる小説です。

    1
    投稿日: 2016.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    全体的な共感が中々できなくて、私の中では一つ一つが繋がらず、バラバラとしていてひきこまれなかった。言いたいことがうまくつながっていない感覚がした。

    1
    投稿日: 2016.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    圧倒的な世界観で、心の揺れや歪みを哲学、最新生物学、量子力学で紐解く唯一無二の最高傑作5スタ~。公安に目を付けられた名前のない謎の宗教団体”教団X”。絶対的な悪の教祖が導く世界は、社会から疎外され、様々な悪意を受け社会を敵視している信者を暴徒化させる事。そして最後に明かされる、テロに導く教祖の目的はなんと。。この作品の凄さは、人の意識はどこからきて、死んだらどこにいくのか?というシンプルな問いかけを、謎の宗教団体になぞらえて紐解く事。瞑想する事で意識の正体に気づいたブッダの世界観とエントロピー増大の法則より導き出される最新量子力学に基づく意識、記憶の実態にブッダと悟りと同じであるという結論は驚愕の内容。一方では、苛烈な性描写によりネット上で賛否両論ある問題作でもある。好きか嫌いかは読み手であるあなた次第ですよ~。

    1
    投稿日: 2016.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今日本に蔓延する、様々な負の思想に警鐘を鳴らすような作品。 一見宗教とその弾圧をテーマにしているようですが、本筋は違いました。 一部の力ある者(団体)が大衆を洗脳し扇動し、大いなる力の如く情勢を動かす…それは所謂カルト信仰のような時流を生み出しているという恐怖。そのような誘導から逃れ、いかに自分の人生に責任を持ち自由を謳歌するか。 宗教とは何ぞや?ではなく、人生とは何ぞや?ということを深く考えさせられました。 情報化社会である現代において、普通に暮らしていれば誰の影響も受けずに生きるのは不可能です。でもより多くの情報を偏りなく受け入れ、吟味し、自分の糧にしていくことが、今の時代の自由な生き方なのかもしれません。 重く苦しい1冊でしたが、興味深く読みました。面白かったです。 ちなみに一番怖かったのは峰野。彼女の思考パターンと行動は後先において気味が悪い。

    1
    投稿日: 2016.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アメトーーク経由。確か去年の夏頃図書館に予約して、順番が回ってきたのは年明けの1月末。初めて挑んだ中村さんの作品だ。 タイトルはとんだ「かませ犬」だったのか…。残念ながら、私にはそうとしか思えなかった。 読後思うのは、やはり全体的な規模の小ささではないだろうか。教団と名のつくからには、どうしてもあの教団の一連の事件を想像させられる。結局、事実は小説より奇なりで、作り話は現実を超えられないのかと。 総じて、題材をいろいろ集めたけどいまいち消化しきれない、不完全燃焼の感が残った。おそらく全ての題材を存分に活かし切るには、ボリュームも倍以上になるだろう。 以下、☆マイナス3つ分の理由。 やはりどうしても目につく性描写は、何かの受け売りのようで厚みのない表現が随所で繰り返され、分量かさ増しの感がした。 松尾や教祖付近の、教団幹部を始めとするそれぞれにつく若者たちが、没個性的で分かりづらい。仮に映像化されるとしたら、俳優さんで彼らの違いを認識するかも知れない。 教祖の話も、著者の持論をお披露目しただけかなと、軽く読み流してしまった。正直そこには読ませるだけの魅力が感じられなかった。 松尾の奥さんが女郎あがりの設定だが、当時の女郎さんが簡単に結婚できたのかという疑問。結婚に至る過程の描写がもっとあれば、奥さんのラストの言動に対して、もっと深みや凄みを感じられたかもしれず、残念。 冒頭のみ登場する、教団側も一目置くキレもの探偵の存在が活かされず、もったいない。 松尾と教祖という大戦を生き抜いた2人の、互いに意識して対となる描写がもっと欲しかった。 教団信者の年齢層と過去に幅がなく、限定的。 限定するならそれだけ説得力のある設定が欲しかった。仮に「性行為を崇めるこの教団の信者は皆、性の重い過去を持つ若者」というひとつの型にあてはめたいとして、それを教祖の存在だけで説得させるのは、ちょっと無理があるのでは。「性の重い過去を持つ若者は、皆この教団の信者」とは言いきれないだろう。 以下☆2つ分の評価。 圧倒的な負の魅力を放っていたのは、教団メンバーの中にいた、常に自分以外のせいにして見下すことで自分を高みに置く男性だ。置かれた立場はいち信者である。所詮モブキャラな彼の言動思惑全てが、いちいち癪に触って腹立たしい。きっと、他の信者に対しては、彼らではどうしようもない重い過去を背負っていると読者側が認識しているから、同じ行動でも慈悲の情が沸いてきてしまう。しかし、彼には同情するに値するほどの過去が与えられていない。腹立たしい感情が噴出し、読み進めるスピードが一気に加速した。

    3
    投稿日: 2016.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    現象ではなく、本質を見る。 我々は偶然に生きるのか、それとも必然なのか。 前半と後半の話が動き出すところまではよかったけれど、市顎うまくまとまってしまった感じ。 共に生きてゆこうというのは嫌いではないけれど。

    1
    投稿日: 2016.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中村文則著『教団X』読了。 SEXで洗脳するカルト集団の話!? 背景に戦争体験や海外での誘拐、拉致監禁、革命運動、 テロ行為…等々、社会に蔓延る悪の心理が根底にある。 前半はなかなか進まなかったが後半はスピーディに読み進んだ。 スリリングな展開なのだが何故か心理描写が不自然に感じた。 もう一度読むと理解が増すかな。 頁数が多く数日に分けて読んだ為、登場人物に混乱した。 苗字表記では無く名で表記か或いは、フルネームにして もらったらだ男女区別でき混乱せずに読めたと思う。 読後の達成感はあるので、少しだけ映像化に期待する ところもある。R指定になるとは思うが…

    1
    投稿日: 2016.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    んー…。後半になるにつれ面白く感じたし、厚みの割にはさらさら読めました、が、性的描写が多すぎて途中でウンザリ。宗教、信仰、危うさ、すがる人達の各々、恋愛、貧困、家族。スケールとしては圧倒的、教祖の話は面白くもあり、若干冗長にも感じ。ぐっと入り込める所と、そうではないところの差が私には激しかったです。思う所はたくさんありますが、なかなか言葉にするには難しい…。

    1
    投稿日: 2016.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「人間」ではなく、「入れ替わりながら固まりが維持されている原子のゆるやかな結合体」「身体は全部常に入れ替わっているのに『自分』というものがあるのだと思い込んでいる結合体」 私はなぜ死ぬのかわからなくなりました。反対のことを、負けた時のことを考えました。日本に不利な平和条約が締結され、日本は国際社会の中で低位に追いやられる。それだけでした。低位に追いやられたのなら働けばいい。そこから盛り返せばいい。日本人は働くのだから。どちらが有利に、平和条約を結べるか。その平和条約の内容と、戦死者の数が釣り合った例は、これまでにあるのでしょうか。 徹底されない善が私には心地良かった。 彼女は私の告白を聞き、意味があると言ってくれた。あなたはその経験を、何かに役立てなければならない。どのような醜い過去も悲しい過去も、全て何かの役に立つことがあると。惨めさも後悔も価値があるのだと。種類はどうあれそれは「経験」であるのだから、役に立たないわけがないのだと。 あなたが私に勝っているのは、私より先に彼と出会ったことだけ。 我々がしなければならないのは、あの戦死者達を英雄としてではなく犠牲者として心から追悼すること。この酷い話を通過しなければ私達は前に進めない。 利益によって人が死ぬことなど許すことができないと言い続ける。我々は一人でも小さくても生きていると言い続ける。この世界は楽しむためにあるのだと言い続ける。 誰に何と言われようとも、私は全ての多様性を愛する 人生っていうのは、比べるものじゃない。誰かの人生を参考にするのは別にいい。影響を受けることだって。でも比べ過ぎては駄目なの。他の人と比べることなんて、どうだっていいの。どんな人生も価値の上では等しい。問題は、それをどう生きるかなの。

    1
    投稿日: 2016.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「読売新聞」日曜日の「書評」にあった本で気になったので借り読んだ本。 分量の多い官能小説だった・・・(苦笑)

    1
    投稿日: 2016.02.21
  • 希望?絶望?

    帯のイチオシ、マジオシとあったのと、どこかで作者のインタビューを読んだのがきっかけです。 世界に居場所を見つけようとしても、どこまでも暗闇。裏側でみた世界から見える、本当の世界を光にさらけ出すことで自らも光の元に行けたなら…。 共感しやすい現実と限定された人しか体験できない非日常が、下手をすると物語の中で解離してしまいがちですが、そこはうまく繋がっていてあまり違和感はありませんでした。 救われない日々をどう生きていけばいいのか、作者は行き先を示してくれたように思いますが、暗闇に足をすくわれることなく希望を持つことも難しいですね。 読んでいて場面や話題が様々に飛びすぎ、何が言いたいんだか良くわからなくなりましたが、膨大な参考資料を見ると、伝えたいことが凝縮しきれてないんだなという印象を持ちました。 最後まで読んで正直ほっとしますが、唐突な感じもします。希望をいだくのはなかなか大変なことなのです。 この小説はフィクションというより、となりにある現実です。それは十分に感じました。

    4
    投稿日: 2016.02.20