
総合評価
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powered by ブクログすごいおもしろかった 優しい夫と充実した仕事 人生順風満帆なバリキャリの女性が いきなり不幸のどん底に落とされ 社会の最底辺まで落ちるところからはじまります 第一部が終わり、これは一体どのように決着がつくのだろうか??と終わりが全く見えないまま 第二部で驚きの事実が発覚し衝撃を受けました そこからもう本を読むのが止められず 気がついたら徹夜です そして見事な終結 あんなに終わりが見えなかったのに とっても綺麗に終わりました!すごい 主人公ソフィーの生きる力が逞しく こんな状況になっても頭が良いので自分が今何をやるべきなのか きちんと把握して行動するパワーに尊敬しました
17投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログあー面白かった。「その女アレックス」に匹敵する超傑作。序盤は主人公の暗い話が長く、耐え忍ぶ時間が続くものの、2章以降から一気に趣きが変わり、かぶりつき読み。 ルメートルの描く女性の逆転劇と超悪役の転落具合は本当に素晴らしい。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どはまり中のピエールルメートル氏。 読んでいるうちに、ソフィーの混乱が伝染して自分まで頭がおかしくなってくるような感じ。 イヤミス!
7投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ自分の記憶が当てにならない…もしそうなってしまったら底知れぬ恐怖を味わうと思いませんか? 主人公のソフィーは記憶障害に苦しんでいます。自分のしたことを忘れ、精神が不安定になり、挙句殺人事件まで引き起こしてしまう。 眠りと覚醒を繰り返すソフィーの周りには死体がたくさん… この先どうなるのか知りたくて一気読み! 記憶障害により人生を失うソフィーはあまりにも悲惨ですが、それでも立ち向かっていく強さに圧倒されます。面白かった!
0投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログ第一章を読んでいて信頼できない&状況もあって倫理観すっ飛んでる系主人公なんですけども…第二章でうわあぁぁぁってなりましたね。 殺された子供のことを思うとそういうエンドでいいんかいって思わなくはないんだけど、今までの処遇を思うと一概に責めきれもしないという。 はぁ…一気読み系のお話でした。
0投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ最初は「ソフィー」。ソフィー・デュゲは夫を亡くし今はベビーシッターをしている。が、気が付くとシッターすべき6才のレオが死んでいる。無意識に自分がやったのか? というところから始まり、不審ともいえる夫や義母の死から、ひどい物忘れなどソフィーの混乱した状況が語られる。でもソフィーは逃げ出した。そして名を変え捕まらずにいる。 そこで「フランツ」に入る。と、ここで一転、最初のからくりがわかる。次に、「フランツとソフィー」、「ソフィーとフランツ」と続き、最後は終焉を見る。 ソフィーの混乱は「フランツ」で読者は分かる。でもソフィーは途中の逃亡まではからくりが分からず、無我夢中で逃げている。そのソフィーの強靭さが喝采ものだ。 「その女アレックス」とも通じる、一旦男によりどん底まで貶められた女が強靭な精神でしっぺがえしを行う、という主軸。アレックスのような性的な残虐さがないところがほっとする。最後は、ソフィー、それ、やれ、やった、と溜飲。 2009発表 2015.4.30第1刷 2015.4.20第3刷 図書館
5投稿日: 2024.06.25
powered by ブクログ記憶障害に苦しむソフィーという女性が、無自覚に殺人を犯してしまい逃亡生活を送りながら心を病んでいく…という話かと思いきや、第2〜3章でまさかの原因発覚、結末は意匠返し。 悪役の衰弱スピードが速すぎで、仕返しがやや物足りないかと思う。
0投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログ『そのおんなアレックス』の原点と言われるだけあって、全体的なイメージはよく似ている。 主人公のソフィーのイメージが、最初、ぼんやりとしていて掴めなかったと思っているうちにどんどん変容していく感じが。 構成も面白い。 『その女アレックス』を読み返したくなった。
12投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タダでは起きないヒロインと、よくよく過去を知ると可哀そうな気になってくる犯人とダークホースの父親。 その女アレックスを読んだ後だったので、なるほど、なるほど!という感じで楽しめた。 この作家さんはとてもお気に入りです。
1投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ読みにくすぎる。主人公ソフィーも気が強く、感情移入出来ないことがしばしば。フランツの独白から途中で読むのを諦めました。
0投稿日: 2023.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『その女アレックス』の著者ピエール・ルメートルの作品。 物語は『その女アレックス』と似たように1人の女性ソフィー物語から始まる。 ソフィーの記憶障害や過去の近親者の死から彼女に良い感情は抱かないのだが139ページから物語は雰囲気を変える。 ソフィーの忘れ癖や近親者の死はフランツに仕組まれたものだった。フランツは自殺した母親の原因がソフィーの母親であるとし恨み、そのソフィーの母が亡くなっていたことでソフィーに狙いを変更していた。 フランツによるソフィーへの嫌がらせが想像を超えていてざわざわする。 ソフィーがフランツの正体に気づき、父の手助けもあり、フランツを自殺させることに成功し、ソフィーはマリアンヌのまま生きる。 フランツが弱った理由はソフィーの父による臨床総括。フランツの母は本当にそうした理由で死んでいなかったとすれば、少し複雑。
1投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログヴェルーヴェン警部じゃないノンシリーズ物。章が変わるとともに様相がガラッと変わる面白さは、この作品でも顕在。 ヒロインが容赦ない試練に次々と追い込まれる展開は、『その女アレックス』を思い出す。が、こちらの方が先(2作目)ということで、この経験を踏んでアレックスが書かれたんだなと思うと興味深い。つまり、アレックスほどには驚愕度を上回らない。でも発想には恐ろしいものがあり、よくこんなこと思いつくよなぁと脱帽した。 ヒロインのソフィーは冒頭から追い込まれている。一年前に夫が亡くなったりと不幸が続いただけでなく、精神が不安定で、時折昏睡してしまい、記憶がない時間があったりする。物忘れ、しまい忘れも激しく、自分自身が信じられない日々。そんな中でもベビーシッターの仕事に就いたのだが、その子が気づけば部屋で殺されていたのだ。ソフィーの靴ひもで首を絞められた状態で。そこからソフィーの逃亡生活が始まるのだが、行く先々で人が殺される。自分が無意識のうちに殺しているのだろうか。追いつめられたソフィーは違法に他人の出生証明を手に入れ、結婚相手を探すことに……。 目次にはもう一人の名が書かれているのだが、彼の側からの回想に入るとその異様な内容に驚愕する。アレックスと一緒でこれ以上は何でもネタバレになりそうで書けない(笑)。 ただ、アレックスと同様にある種の逆転劇はあるよとだけは言っておく。ルメートルの書いた決着に、若干モヤっとしたのは私だけではないと思いたいかな(笑)。
0投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログ半分ほど読んだところで挫折。 前半部分も特に面白くもなく退屈なのを我慢しながら何とか読んでた感じ… どんでん返し系だとしてもそれまでの過程があまりにも長ったらしくて退屈だと読めないなぁ…
1投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
悪夢に苦しめされて眠れず、何でもすぐに忘れてしまう。思いもよらぬミスをする。幸せなキャリアウーマンだったソフィーは記憶にない奇行を繰りかえし、おぞましい汚名を着せられて逃亡する。 転落して行く女性の軌跡を追うサスペンス小説。 一章は最近気鬱や物忘れ、放心状態などの症状に悩まされているソフィーという女性の姿を描いており、ある日目が覚めると、ソフィーがベビーシッターをしている家庭の子どもが首を絞められて死んでいる。記憶がないうちに自分がやってしまったのかと逃亡するのですが、その先々でも次々と死体が転がる事に。ソフィーは狂気と不安に苛まれながらも身分を偽って生きるためある事を計画します。 そこから2章となるのですが、そこでまたがらりとストーリーを取り巻く風景が変わり、おぞましいたくらみが明らかになっていく……。 常人の理解の範疇を超えた動機と偏執的な行為に、気分の悪さを覚える事請け合いです。全編通してぞわぞわとした不快感がありました。 裏表紙のストーリー説明で『その女アレックス』の原点、と紹介されていましたが確かに似た所があるように感じます。 読み進めるにつれ、被害者と加害者が目まぐるしく入れ替わっていくような構成が最たる部分で、どうにもすっきりしないラストなども。 狂気と正気の境を考えさせられます。 イヤミスなど好きだったらおすすめです。
14投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログ「ピエール・ルメートル」の長篇ミステリ作品『死のドレスを花婿に(原題:Robe de marie)』を読みました。 「P・J・ランベール」の『カタコンベの復讐者』に続き、フランスのミステリ作品… 「ピエール・ルメートル」の作品は、2月に読んだ『その女アレックス』以来ですね。 -----story------------- 『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス その〈偽装〉が「ソフィー」の運命を変える。 フランス産、恐怖の婚活サスペンス。 悪夢に苦しめられるのが怖いから、眠らない。 何でも忘れてしまうから、行動を逐一メモにとる。 それでも眠ってしまうと、死者たちが訪れる。 「ソフィー」の人生は、死と血、涙ばかりだ。 でも、ほんの一年前まで、彼女は有能なキャリアウーマンだった。 破滅への道は、ちょっとしたことから始った。 そしていつしか、「ソフィー」のまわりに死体が転がりはじめたのだった。 でも彼女には、天性の知能と強い生命力が備わっていたのだ。 自ら仕掛けた偽装結婚によって、新たな道を切り開いていくや、ついには、自分を取り巻く恐るべき真実に突き当たっていくのであった……。 歪んだ行為への、正しい対応が生むカタルシス、「ヒッチコック」も驚くであろう斬新な四部構成で読む、脅威のサイコサスペンス。 2009年度フランス国鉄ミステリ文学賞惜しくも次点。 「信田さよ子さん」(『母が重くてたまらない』著者・臨床心理士)推薦! 完全に人を所有するための計画は果たして成功するのか? 男女二人の目を通した見事な構成が残酷で美しい結末を生む。 ----------------------- 『その女アレックス』と同様にテンポ良く愉しめる作品でしたね… 面白かったです、、、 結果的には『その女ソフィー』的な作品でした… 第一部は「ソフィー」の視点、第二部は「フランツ」の視点、そして、第三部と第四部は二人の視点が切り替わりながら、主導権が「フランツ」から「ソフィー」に移っていく様が愉しめました。 「ピエール・ルメートル」って、巧いなぁ… と思いますね。 ■ソフィー ■フランツ ■フランツとソフィー ■ソフィーとフランツ ■訳者あとがき 吉田恒雄 ■解説 千街晶之 第一部は「ソフィー・デュゲ」という女性の行動を追いながら進行… 順風満帆の人生を送っていた筈の彼女は、いつしか記憶障害に悩まされるようになり、日常の細々とした記憶が失われることが度重なり、苦しみに満ちた日々を送っていた彼女が、ようやくありついたのはベビーシッターの仕事、、、 6歳の「レオ」の面倒を見ていたが、ある日、疲れ果てて眠りに落ちた彼女が目を覚ますと、そこには「レオ」の他殺死体があった… 誰もアパートに出入りした形跡がなく、犯人は「ソフィー」しかあり得ない。 しかも凶器は彼女自身のスニーカーの靴紐… 無意識のうちに、自分は人を殺してしまったのだろうか、、、 窮地に陥った「ソフィー」の逃亡生活がその日から始まる… 夫と母は既に死んでおり、唯一の肉親の父にもそう簡単に連絡を取るわけにもいかない。 「ソフィー」は身元を偽りながら警察から逃げ続けるが… 彼女の行く先々に、次々と無残な死体が転がるのだった、、、 彼女の曖昧な記憶には、「ハンドルに覆いかぶさった血まみれの夫の身体」、「階段の踊り場から義母の背中を押し飛ばした」等々、不穏な過去の断片的イメージが付きまとう… 「ソフィー」は無意識のうちに凶行を重ねる殺人鬼で、自分が殺人を犯したことすら、そう都合良く忘れてしまうものだろうか。 読む側は、彼女の精神が狂気と正気のどちらに傾いているのか判断がつなかい状態で物語は第二部へ… 第二部では「フランツ・ベルグ」という男性の行動が判明することにより、「ソフィー」の行動は「フランツ」により巧みに仕組まれた謀略だったことが徐々に判明、、、 そして、第三部では「フランツ」が主導権を握っているものの、「ソフィー」が次第に真実に気付き、第四部では立場が逆転、、、 天国から地獄へ、地獄から天国へと互いの境遇が乱高下する展開が愉しめましたね… ホントに悪を描くのが巧い!『その女アレックス』の「アレックス」と同様に、本作では「ソフィー」の生き方、そして、その描き方が抜群に巧いですよねぇ。 眼には眼を、歯には歯を… やられたら、やり返す的な展開は、道徳的には受け入れられないと思いつつ、物語だと割り切ってしまえば面白いんだよなぁ、、、 『その女アレックス』との共通点もありつつ、本作の方が、過激な残虐な描写が抑えられているので、読みやすかったですね。 意外な展開と、倫理観を破壊されてしまいそうな行動… これが魅力ですね。 以下、主な登場人物です。 「ソフィー・デュゲ」 ベビーシッター。別名マリアンヌ・ルブラン 「ヴァンサン・デュゲ」 ソフィーの夫。研究者 「パトリック・オーヴェルネ」 ソフィーの父。建築家 「ヴァレリー・ジュルダン」 ソフィーの親友。リヨン在住 「レオ」 ソフィーが世話する男児 「クリスチーヌ・ジェルヴェ」 レオの母 「ヴェロニック・ファーブル」 翻訳家 「アンドレー」 オークション会社社員 「フランツ・ベルグ」 ?
0投稿日: 2022.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「その女アレックス」より面白かった! "想像力”の欠如で殺人シーンを書かないミステリはたくさんあるけど、ピエール・ルメートルなんだからそんなことはないのである! にしてもルメートル作品は綿密にして昭然たる心理描写が本当に面白い。ルメートルの作るノワールの渦に呑まれてしまわぬよう、就寝前より日の明るい内に読み切ることにしよう。 哲学抜きにタフネス溢れる美人の生き様が、読了後不思議な清涼感を与えてくれた。
0投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
執念の物語です。あの「悲しみのイレーヌ」のルメートルの作品。 犯人の執拗さ、丁寧さに脱帽です。 以下、ネタバレありで。 自身の記憶の曖昧さと、それに拍車をかける不可解な出来事の数々。 そして行く先々で、関わる人々が殺されて殺人の容疑をかけられてしまう。 責任能力のない殺人鬼なのか、自分は??という疑惑にますます精神をやられる ヒロインのソフィー。ところが、実は……… 第2章から怒涛の展開でした。え、ソフィー関係ないよね??ってな動機で どこまでもどこまでもソフィーを損なう「花婿」。 面白かったですけど、いや、コレ普通気づくだろって。 そもそもソフィーも、なんか高等教育を受けた才媛のわりにワキが甘々だし。 全くのとばっちりで植物状態になり、あげく殺されてしまったソフィーの 夫が気の毒でした。 最後はソフィーが反撃するんですが。 フランス人の底意地の悪さを堪能できるお話です。オススメです。
0投稿日: 2022.06.09
powered by ブクログ紹介文に『その女アレックス』の原点とあるがまさしくその通りでありました 話のシステムが『その女アレックス』の原形ですよね 章が変わるごとに衝撃の真実が明らかとなり見えてる世界をガラっと変えられる 大掛かりな仕掛け そして最後に明かされるタイトルの意味 そしてこの作品の肝は犯人が持つ徹底的に理不尽な動機ですよね もう終始一貫して気持ち悪くて赦せない だけど最後に罰せられても特に爽快な感じにもさせられない これで良かったんかな〜?って気にさせるあたりも『その女アレックス』に通じるところでした
33投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログ第一章を読むときは主人公の女性に降りかかる不幸がメインの話となるため、ページを捲る指が進まなかったが、第三章からはページを捲るのが止まらなくなった。なんとも形容し難い最後だったけど、そうなるしかない感じで終わった
0投稿日: 2022.05.11
powered by ブクログカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズを読んでいたので、この人の作品は面白いはずと読み始めた。中盤の「胸くそ悪いことこの上ない」空気に耐えると、そこから流れが変わった時の爽快感はすごい。でも、ラストはなんとも形容しがたい気持ちになる。実際の人間は、怒りや憎悪の方向へ気持ちを全振りできないのかも。私はこのラストでそんな事をぼんやり思った。
2投稿日: 2022.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ソフィーの落ちていくところ…これでもかと、災難が降りかかる。途中二重人格の話かとも思った。そこから、復活していく姿が力強い。作者は女性のみじめな様子を描写するのが上手い。やや説明が多い。もう少し、空白があっても想像が楽しめるようにも思った。
0投稿日: 2021.11.21
powered by ブクログ主人公の女性ソフィーは、あることがきっかけで精神的に異常な状態であった。そんなソフィーは、ベビーシッターの仕事の最中、子供が死んでいることに気づき、自分が殺してしまったのだと思い込み、逃亡した。 フランツという男性は、ソフィーの精神を壊した犯人である。フランツは、緻密かつ精巧な手口でソフィーの精神を壊していった。 そんなふたりの過去や、今後の運命を描いた狂気的なストーリー。 フランツの手口は、恐怖を感じるほど緻密かつ精巧で、現実に起きたら精神が崩壊するのも納得できます、、、。 ソフィーの心境の変化や様子がとても明確に伝わってくるような絶妙な表現で、作品の世界観に引き込まれてしまいました。 ピエール・ルメートルらしい狂気的な感じが存分に感じられるストーリーなので、好きな人はぜひ読んでみてください。
0投稿日: 2021.10.18
powered by ブクログ2002年5月ソフィーはジェルヴェ家で長男レオのシッターをしていたが、ある朝気がつくとレオはベッドで絞殺されソフィーは記憶が曖昧だったが、心の悪魔が逃げろと叫ぶ。 ソフィーは逃亡するが途中で知り合った女性ヴェロニックにもてなされ自宅に招かれるがここでも記憶障害で気がつくとヴェロニックは刺殺されていた。 更に夫の交通事故、転落死、バイト先の上司の殺害、ソフィーの身の回りには不幸しか存在して居ない様だ。 ソフィーは何者? 二重人格者? 悪魔の手先? ソフィーの悪魔的な行動と逃亡生活には原因が有った、、異常なフランツの行動には読み進めるのが辛くなる程に陰湿で執拗で変質的だ。また、ソフィーの過去は聡明で明るい未来が開かれていたが今のソフィーは殺人者で精神異常者だ。どうしたらそんな天から地獄の落差にも等しい転落人生になるのか、、
0投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。幸福だった彼女の破滅が始まったのは数年前。記憶にない奇行を繰り返し、彼女はおぞましい汚名を着て、底辺に転落したのだ…。ベストセラー『その女アレックス』の原点。あなたの心を凍らせる衝撃と恐怖の傑作サスペンス。
0投稿日: 2021.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4.6 翻訳が男性ということで、殺伐とした文体で、おもしろさを感じられなかった。 ラストのインパクトはいつも大きい。 同じ殺人者になってしまうのは勘弁と思ったけど 自分で死んでくれるんだね。 そして、お金もちになる? なんて気持ちがいいんだろう。 女々しいのかなこの作者。 後味を綺麗に収めてくる。 よく主人公泣かせるし、女脳なのかな。 ラストの報告書? 普通に納得し、そこで、やっぱり好き!ってなったのに それも偽物だって? あぁ素敵。(笑) 普通に騙してくれるの好きです。
0投稿日: 2020.12.25
powered by ブクログ現代フランス・ミステリの底力を見せつけるルメートル。2009年発表の本作でも繊細且つ大胆な仕掛けを施した超絶技巧が冴え渡り、暗い情念に満ちた濃密なノワールタッチの世界と相俟って読み手を魅了する。 ソフィー・デュゲは、悪夢から目覚め、現実の地獄へと戻る。膝の上には死んだ子ども、レオ。ベビーシッターとして世話をしていた6歳になる男の子だった。その首にはソフィーの靴紐が巻かれていた。レオの家に泊まり込んだ翌朝。まだ子どもが眠っていると信じたレオの母親が仕事に出掛けたのを見届け、自分のアパートへと戻る。身の回りの物を鞄に詰め込み、逃げ出す。行くあてなどない。銀行から有り金全部を引き出す。気を落ち着かせるためにカフェに立ち寄るが、目を離した隙に荷物を盗まれた。その場で知り合った女が好意をみせ、自宅へと招いてくれた。後刻。気付けば、その女が足元に横たわっている。刃物で滅多刺しにされた死体。またしても……。行動が思い出せない。重度の記憶障害。意識無き空白の時間。確かなことは、関わった人間が死に、ソフィーが殺人者であると告げていたことだった。連夜うなされる夢の中では、死んだ夫や義母も、その犠牲者だった。彼女は逃亡するための計画を練る。頬をひたすらに涙が零れ落ちた。 一行目から始まる重苦しいムードは、頁をめくるごとに息苦しさを増す。記憶を失った主人公が殺人を犯していたかもしれないという設定は、格別珍しいものではない。しかしルメートルが有り触れた着想で創作するはずがなく、予測不能の展開で読み手を翻弄する。四部構成の物語は、次のパートに移ると一気に様相を変えていく。導入部での最大の謎は、追い詰められた女は〝狂った殺人者なのか〟とうことだが、極めて異常な語り手(日記)が登場する第二部において事件の背景はあっさり明白となる。だが、本作はここから猛毒を放ち始めるのである。 絶え間なく悲劇に見舞われた一人の女の軌跡。徐々に明らかとなる真相への道程は、最大限の衝撃をもたらすよう緻密に構成されており、物語の核となるこの長いパートの中で、暗鬱な狂気に捕らわれた犯罪者の肖像が分厚く塗り固められていく。或る意味、読み手にとっては試練となるだろう。読み進めることが困難になるほど残酷非道を重ねる鬼畜に対し、フィクションであるにも関わらず心の底から憎悪を抱くであろうから。同時に、心身ともにズタボロとなりながらも、運命に抗い、常に次の一手を見極める女の屈強な精神に驚嘆するだろう。 第三部以降は鋭利なサスペンスを基調にして加速、急転する第四部へと雪崩れ込む。先手を打ち、出し抜く。より狡猾な者が勝つ。結末で鮮やかなツイストを決め、苦いカタルシスの生じる終幕へと導く。 本作の構成は、アイラ・レヴィンの〝あの傑作〟に通じると感じたのだが、殺人者が狂気に陥った要因を解き明かす終盤の流れは、その救いの無さにおいてはるかに凌ぐ。純粋無垢な善など幻想であり、程度の違う狂気を誰もが宿している。それが一旦解放されたならば、利己的な妄想は肥大化/暴走し、己のアイデンティティを満たすためだけに、暴力/破壊衝動を解き放つ。人間はどのように狂っていくのか。醒めた視点を崩さないルメートルの冷徹な筆致は徹底しており、撥ね返された汚辱の罪を背負い、殺人者が最終的には破滅するまでを生々しく描き切る。傑作だ。
0投稿日: 2020.11.06
powered by ブクログ狂気をここまで見事に書いた小説は初めて出会ったと思ったら、どんでん返し。 たまらん。 ただ、狂気を体験したことないひとには序盤は不快な展開かもしれない。個人的には大好きだけど。
2投稿日: 2020.10.07
powered by ブクログデビュー2作目の作品がこれらしいのだが、ビックリ。 4章からなっていて、第1章で主人公のソフィーが描かれ、 2章ではフランツという謎の人物が描かれ、3章4章では二人が接する場面が描かれるという構造になっている。 アレックス同様 最後にどんでん返しが待ち受けているのではなく、こちらは第2章で早くも「えっ!」となる。 最後の終わり方はもっと徹底的にやっつけてくれると思っていたのだが、意外と優しいやっつけ方で終わったのが物足りなく感じた。
1投稿日: 2020.08.21
powered by ブクログ2020年7月10日読了。 ・ ベビーシッターとして働くソフィー・デュゲ。 日々、淡々と仕事をこなす彼女だったが、最近自分がした覚えのない行動をしていたり、物忘れが激しい事を気にかけている。 例えば、図書館に本を返しに行かなければと思った時にはもう返してあったり、 買った物をどこに置いたか分からなくなったり、車を停めた場所が分からなくなったり。 それと同時に母親と夫を亡くした辛い過去を引きずり苦しんでいる事もあり、精神的にも肉体的にも疲弊していた。 ・ 疲れ切ったソフィーは、雇い主のジェルヴェ夫人の「泊まっていったら?」という言葉に甘えてその日は眠りについた。 ・ 目を覚ました時、目の前にはソフィーが世話をしている6歳の男の子・レオの無残な死体が転がっていた。 首にはソフィーの靴紐で絞められた痕が… 『眠っている間に私が夢遊病者のように殺してしまったのだろうか…』 ・ しかし、目が覚めた時に死体が転がっていた事はこれが初めてではなかった… ・ ・ カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズぶりの久々ルメートル作品。 物語は4部構成になっていて、 1部はソフィーの身に起きている事態や行動を追い、謎が多い。 2部からフランツという男が現れ、急展開。 3、4部の後半は語り手が目まぐるしく変わり、騙し騙されで先が気になり一気読み。 ・ ラストの後味の悪さ。 もはや誰が悪なのか分からなかった。 ・ カミーユシリーズとは訳者が違っていることもあり、最初少し読み辛さみたいなものを感じたけど、なんだかんだそこはルメートル。 やっぱり面白かった。
4投稿日: 2020.07.10
powered by ブクログほんと私この人の本好き。まじでおもろい。 始めは読んでるこっちもすごく気分が悪くなる。不安で、体調も悪い気がしてすごく引きずられる。 そんであとはいつもの感じ。わあ面白い続き気になる気付いたら朝!! 最高!
3投稿日: 2020.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「その女アレックス」と比較したが故の☆3つであり、本作も読み応え十分。 ソフィーとフランツの心理戦は読んでいてしんどくなる程に。 ストーカーってこんな風に相手(被害者)の肉体、精神、人間関係等を破壊出来るって事に恐怖を覚える。 説明 内容紹介 『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス 狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。 内容(「BOOK」データベースより) 『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス 狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。 ソフィーは怯えていた。かつては優秀なキャリアウーマンだった彼女には秘密があった。ときに奇行を起こし、そのことをまるで記憶していないのだ。そのせいでソフィーは職も地位も失ったのだった。自分は正気を失ったのか。恐怖を抱えながらも、高名な政治家の家でベビーシッターをつとめるソフィーだったが、ある日、決定的な悲劇が訪れ、彼女は恐慌にかられて逃亡を開始した。自分は人を殺したのか? 自分は狂気に捕らわれてしまったのではないのか? そんな彼女をずっと見つめるフランツ。彼の暗い歩みとソフィーの狂気の逃亡が交差するとき、おそるべき罠が全貌を明らかにする! 底知れぬ狂気と悪意が織りなす恐怖の犯罪計画。驚愕の四部構成の最後に浮かび上がるのは恐怖の肖像―― あなたの心を凍らせる衝撃と恐怖の傑作サスペンス。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ルメートル,ピエール 1951年、パリに生まれる。教職を経て、2006年、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第1作Travail soign´eで作家デビュー。同作でコニャック・ミステリ大賞ほか4つのミステリ賞を受賞。シリーズ第2作『その女アレックス』は、イギリス推理作家協会賞を受賞したほか、日本で「このミステリーがすごい!」など4つのミステリーランキングで1位となり、ベストセラーとなった 吉田/恒雄 1947(昭和22)年、千葉県生まれ。市川高校卒、フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
5投稿日: 2020.06.21
powered by ブクログあぁ、すごかったな…一章はこういうお話なのか、なるほど…と読んでいたけど二章で衝撃で、そこからは早く先が読みたくて読みたくてそわそわうずうずしながらページをめくった。 執念があれば(あとお金と時間と知恵も)ここまで人をコントロールできてしまうのか…(可能かどうかはさておき)怖すぎる…!とても満足で、いい意味の疲労感もある読書時間になったなぁ〜。
0投稿日: 2020.03.23
powered by ブクログいい意味で何度も裏切られた カミーユは出てこないが面白い シリーズものではなので、ルメートルの他のどの作品の前でも後でも、どのタイミングて読んでも大丈夫 サイコー
0投稿日: 2020.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後まで読むとタイトルの意味が分かる。 メイン2人による腹の探り合いは緊張感が走って読んでいてドキドキした。目には目を歯には歯をな感じの動機で犯罪が行われていくのに、折り重なる犯罪の尻尾も掴めないフランス警察どうなってるの?という疑問は残った。完全犯罪で終わるラストなので余計なものはいらないと言ってしまえばそうなのかもしれない。 ラストの結末は個人的にスッキリした。ソフィーお前もなかなか狂気だな笑
5投稿日: 2020.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ルメートルの単発作品。 ニューロティックなスリラー小説。 起承転結が綺麗に決まっている。 魅力的な謎を提示し、読者の興味を引き付ける。 ストーリー的には、土曜ワイドや火曜サスペンスにありそうかな笑 以下ネタバレ ソフィーの章…いわゆる謎の発端部分。ソフィーは記憶の無いままに殺人を犯しているのか?どんどん追い詰められ、ついには逃亡生活を経て打開策として別人として生活を始めるまで。 フランツの章…前の章で描写されていたソフィーの異常行動の種明かし。フランツのソフィーに対する悪意を日記体で、短いセンテンスで描写する。底の知れぬ悪意と、不明瞭な動機が緊迫感を生む。 フランツとソフィーの章…ソフィーの記憶障害の謎が明かされ、フランツの動機も明らかにされていく中で進行する復讐。同時に自分の身に起きた数々の悲劇の真相をしったソフィーも反撃の準備を進める。 ソフィーとフランツの章…ついにソフィーは反撃の機会を掴み、攻守逆転する。フランツは亡き母の診療記録を盗みだし母から自分が疎まれていた事を知り、一挙に精神を病む。更にソフィーによる薬物投与も重なり、母親同様にウェディングドレスを身にまとい自殺を遂げ、莫大な遺産はソフィーが相続する。 最後の一捻りが、フランツにショックを与え、気力を失わせた母親の診療記録は、ソフィーの父親が偽造したものである事が明かされる。なんとも言い難い読後感と余韻を残す。
5投稿日: 2019.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気読み。逃亡劇が2章からがらっと変わる。復習に対する復習。だましあいが結末はあの人の活躍でスカッと?
1投稿日: 2019.09.14
powered by ブクログアレックスほどのグロさはありません。1章で何が起きているのか真実は何なのかソフィーと一緒に悩み、それが2章に入ったところですぐに理解できてくるのですが…それ以降が生理上嫌過ぎます。でもその2章に入ってからの方がぐいぐい引っ張られ読み進めてしまったのだからリーダビリティはかなりのものです。このまま終わるわけがない、さてどこでどうなるか。この狂気がすごく怖いです。そしてなんて悲惨な…。でも矛盾しているようですが、私にはかなり好みです。最後の仕掛けは気づいてしまいましたがそれも含めてラストまで十分楽しみました。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
根気と根性の嫌がらせ復讐 vs 短期決戦嫌がらせ復讐というフランス人は極端やなーという話。タイトルがガチ結末なのでネタバレと言えないこともないがこの結末も予想できないと思う。 冷静に考えると殺された皆さんにとって容疑者はソフィーのままで終わり且つ彼女は捕まらないまま雲隠れすると思われるので、真犯人が証拠ごといなくなってしまった今、ご遺族の無念は計り知れんな…。
1投稿日: 2019.05.01
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その女アレックスの面白さにつられてこちらも購入。面白いのだが、期待した割にはという感じ。1章読むのに苦痛で、2章ではなるほどそうくるか、3、4章ではあまり共感できずに、終わってしまった。
1投稿日: 2019.03.23
powered by ブクログ読んでいて頭がクラクラしてくる。自分がどんどん壊れていく様を目の当たりにし、不安と恐怖を感じながらも足掻く女ソフィー。悪夢から目覚めた時、彼女の前に現実の悪夢が幕を開ける! 全4章からなるこの「死のドレスを花婿に/ピエール・ルメートル」 その女アレックス云々は度外視してオススメしたい! ページをめくって「うぉっ!」ってなる! これぞ 「完全超悪」 スカッとしますよ。(倫理観別として)
1投稿日: 2019.03.10
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カンフル剤の匂いのする看護師、何のことかわからずに調べたら、樟脳臭いってことなんですね。……それはさておき、今作もまた凄まじかったです。次々人を殺している?ソフィーが、実はあんなことになっていたなんて。盗難に遭った鍵は交換するべきですね、という教訓。
0投稿日: 2019.03.05
powered by ブクログルメートル節炸裂! 視点が変わることにより物語が一変。 後半の視点の切り替わりにによる緊張感。 女性主人公ソフィーの強さに感動。 もう一回、その女、アレックスが読みたくなる。
3投稿日: 2019.03.02
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最初むっちゃだるい。 最終的にはすごい話。 その女アレックスが相当面白かったので、当然読みましたが、どうしても少し落ちるかな。
1投稿日: 2019.01.11
powered by ブクログ2018.12.16読了。 読み始めは、んーーー、何とも読みにくい。カミーユシリーズは読みやすいのにやはり翻訳者によるものか?と不信感。 しかしながら、読み進めていくうちに翻訳のせいではなく、ストーリーが想像もつかないものだったことによるものだと理解しました。 おもしろい!気持ち悪い! オススメです。
1投稿日: 2018.12.18
powered by ブクログ"非常に手の込んだ陰謀。 「その女アレックス」同様、後味の良いものではない。 一気に読ませる娯楽小説。"
2投稿日: 2018.11.08
powered by ブクログ悪意の洪水に息が詰まります。 さすがルメートル、読後感が嫌な感じですが、先が気になって読み進めてしまいます。最後まで読んだらタイトルの意味がわかります。
1投稿日: 2018.08.04
powered by ブクログ『その女アレックス』にやられてルメートルの既刊を通販でポチポチってしまった。^^; サイコな女連続殺人鬼登場かと思いきや…(;゚Д゚) 見事に悍ましいどんでん返し…
0投稿日: 2018.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この結末しかないよね。 主人公を信じて泣いてくれる人がいて良かった。 主人公の学歴が丁寧に書かれていた所が良かった。 他の小説だと、頭の良い女性としか説明されない事が多い。 日本って、秀でた女性が主役の話、少なくない? 必ず欠点を入れられてしまう。 私がその層にいないから見えないだけで、おられるんだろうけど。 日本で学が秀でた女性の職業って医者、看護師、薬剤師のイメージ。ごめん、他にもあるとは思う。 海外は他にも職業があるんだろうな。 経済事情が違いすぎて新鮮だった。目に入ってこない感想書いてすまん。こうとしか書けん。 不幸やおかしいミスが、自分なのか他人が仕組んだことなのか見定める目が欲しいなって思った。名探偵コナンみたいな頭脳ほしい。。
0投稿日: 2018.05.07
powered by ブクログ『その女アレックス』は衝撃的でした。これは、話のテンポが悪くて後味が悪くて、エピソードにつっこみどころが多くて、なんともはまりきれませんでした。(2015年9月3日読了)
0投稿日: 2018.04.01
powered by ブクログアレックスの時には、 最後がちょっと悲しい復讐でしたが、 こちらは まさに目には目をで、 やり遂げます。 かなりのイヤミスなのですが、 最後にすかっと復讐してしまう、 それも 犯人の一番の痛手をつく、 というのが すごい話だと思いました。
0投稿日: 2017.11.14
powered by ブクログ初っ端から不安を煽るムードにぐいぐい読み進めた。 第2章に入って、そういう事だったのか。と、ある種の種明かしがされるのだけど、 2章の終わりで驚愕! そして3章4章は急展開! アレックスのような過激な描写がないので、恐れず読めます。
0投稿日: 2017.11.10
powered by ブクログソフィのみの頁は、こちらまで頭がおかしくなりそうでイライラした。しかし、読み進むにつれ、筋が見えてきて読む手が止まらなくなった。少し、デジャブ感があるのはなぜだろうか。
0投稿日: 2017.11.09
powered by ブクログ著者の本を読むのは、これで4冊目。 毎回、読み終えると、物凄い疲労感と虚無感に襲われる。だったら読むのを止めればいいのだが、怖いもの見たさというか、好奇心を抑えきれず、やっぱり手に取ってしまう。 この本は最後珍しく、少しだけ希望のスパイスが香り付けされてたかな。 それにしても、監禁ネタ多いような(笑)
1投稿日: 2017.11.04
powered by ブクログヒリヒリする展開に思わず、ページをめくる手が止まらない。 立場が逆転するところにゾクゾク。 日本語タイトルにも納得。 しかし、思い込みやストーカーは怖い。
0投稿日: 2017.07.27
powered by ブクログ読んでて最初は少しダレたけど・・・デビュー作だからこんなもんなのかと思ったけど、いやいや!肉体的攻撃も怖いけど、精神的攻撃の方が全然怖い。ここまでするか、というよりも、こんなことできるのか、って感じ。でも所詮、息子にとってママは特別な人なんだね、ってか。
0投稿日: 2017.06.24
powered by ブクログ二章の終わりで、ものすごくびっくりしました。怖! ほんと怖い!という感想しか。 その後の展開もラストも面白かったのですが、個人的には二章の衝撃がすごすぎて、他が薄れるほどでした。 カミーユ警部シリーズが、残虐描写と後味の悪さで、ものすごい面白かったけれど次を読むのをためらう感じだったのですが、これはそこまでひどくはなく。前シリーズが肉体的な危害なら、これは精神的な危害を描いているのかな、と思いながら読みました。 うまいことつけた感のある邦題ですが、もうちょっとなんとかならんかったのかな、と少し不満です。
0投稿日: 2017.05.25
powered by ブクログカミーユ・ヴェルーヴェン警部のシリーズで、その名を日本中に知らしめたピエール・ルメートルの原点というべき作品。 本作は二人の視点で物語が進む、4部からなる物語だ。 第一部の「ソフィー」の章では自らのあずかり知らぬところで、主人公のソフィーが殺人を犯していく様子が描かれる。 カミーユ警部シリーズのような凄惨極まりない描写はないが、人が死ぬことに変わりはない。 自らが自らの行動を感知できず、制御できないことに読者は恐れを抱く。 第2部では、勘のいい人ならば「彼」が誰であるか予測できることだろう。 しかし、予想が当たっても、それはさらなる恐怖の入り口であり、謎の解決は、その恐怖に至る前の一瞬の凪にすぎない。 物語はここから違った見え方をしてくるのだ。 さて、第3部、第4部と二人の視点は絡み合う。 どちらが最後に勝利をつかむのか。 解説、あとがきが好きな諸君。 はじめに読んでも彼らは何も語らない。 読み終わった後で、もう一度読み返せるように巧妙に隠され、物語への期待を高めるだけだ。 私が感じた一番の恐怖は、「母」という存在だ。 ここまで人は「母」を近くに見るものか。 ここまで人を動かすものか。 ひらりと最後にはためく白いドレスは、狂気を映す銀幕のようだ。
0投稿日: 2017.04.23
powered by ブクログ怖い。 そういう事!!ってなってからの復讐がすっきりする。 怖いけど気になって読んでしまう(笑) 傷だらけの〜とかその女〜とかと比べるとグロくはない。
0投稿日: 2017.02.17
powered by ブクログそんなことがあっていいの?!と途中から予想外の展開に驚愕のあまりページをめくる手が止まらなかった。 怖いし嫌な話なんだけれども面白かった。
1投稿日: 2017.01.05
powered by ブクログピエール・ルメートル、この人はすごい。 「その女アレックス」もよかったけど、「死のドレスを花婿に」は、エゲツないぐらいにすごい。 この小説は、大きく4つの章で構成されていて、初めの一章目では惹かれるところは少ないと思う。 でも、前段である一章目を読み終わり、二章目に差し掛かると、あとはストーリーの中に惹き込まれていく。 そんな小説です。
0投稿日: 2016.12.17
powered by ブクログ.ピエール・ルメートル3冊目の読了、この作品が氏の処女作とのこと。氏の作風の基本が凝縮されているように思えた。実際読んだのは3作品のみであるが… 一人の女性の壮絶な犯罪歴(?)逃亡の歴史が一部にて語られる。不安定な情緒、精神、にもかかわらず強靭な意志と、計画立案実行を臨機応変に遂行することによって彼女は成功したかに見える。しかしながら二部以降は… 視点を切り替えることによって出来事、物語が反転する。読者を煙に巻く作風、構成が処女作から高いレベルで完成されていた、お見事である。逆転のラストに繋がるメソッド、情景の切り替わりもしっかり伏線を回収しており、カタルシスを得ることができた。 海外作品に共通して思うことだが、翻訳者に感謝である。そして次はカミーユ・ヴェルーヴェン警部の新作に行こうと思う。
0投稿日: 2016.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地獄ですわ、これは。あえてホラーのカテゴリに入れました。この10年で一番怖い小説(私比)。 主役はソフィーとフランツの男女二人立て。4章に分かれていて、ソフィー、フランツ、フランツとソフィー、ソフィーとフランツ、となっていて、読んだまま非常に分りやすいことになっている。そして邦題もそのまんんまでフランツがマリエを出してきた時に、「お前が着ることになるんかいっ」とツッコンでしまいました。とにかく、ソフィーの章が圧巻、フランス語が読めたらなぁ、とつくづく残念におもいました。コレはめちゃくちゃ怖いですわ、フランツがソフィーに仕掛けた細工、ある意味1つ1つは小細工なんですが殺人を全く抜きにしても最悪の拷問やとおもいます、地獄ですねぇ。ただ、欲をいうと、最後がちょっとガックリ、竜頭蛇尾感はぬぐえませんでした。もっとネッチリと復讐してほしかった。 訳はやはりアレックス、イレーヌの橘さんのほうが良いですねぇ。ま、単の出版社が違うんで仕方ないんでしょうが、、。 現代的アーバンライフをおくる肝冷やしたい人に超おすすめ。やっぱり怖いのは人間やね。
1投稿日: 2016.11.02女性はコワい
『その女アレックス』の作者ピエール・ルメートルの第2弾刊行作品。と言っても、本来執筆されたのはこちらの方が先。 こちらの主人公もアレックス同様、かなりタフな女性であり、かつ可哀想な境遇を背負っている。 小説の構成もよく似ていて、章ごとに一人称が変わり、それに応じて主人公への印象も変化していくという手法も健在。 とにかく先の展開が予測不能のサスペンス。
0投稿日: 2016.10.11
powered by ブクログ読みながら、いろんな感情が入り混じった。気持ち悪さ、爽快感、ドキドキ、恐怖、おぞましさなど。最後はそうきたかという印象。
1投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログ読み終わってようやく、本の題が花嫁ではなく花婿だということに気づいた。ルメトールの描く女性は美しくて強く、ためらわず復讐する。
0投稿日: 2016.09.25
powered by ブクログ2章に入った瞬間に 筋立てが読めたけれど一気読み。結局アレックスからイレーヌ 本書と遡って読むことになったけれど 私的にはこの順番で良かった。他の2作と違って凄惨な場面は無く心理戦。正直最初のソフィーの章を読み切るのは 少しくどくて辛抱が必要だったけれど..この方のミステリーは 読み終わるまで緊張が続く それがとても刺激的で この後続けてすぐには 他のミステリーは読めないw 読んだ後爽快な気分になるとか説教臭い事を読者に示すとかそういう事が一切無い 純粋にミステリーとして楽しめる?作者だ。好み。
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログルメール色いっぱい。「あなたの予想は全て裏切られる!」その通り。 哀しみのイレーヌ、その女アレックスより好きなな、物語の顚末。これ以上はネタバレになるから、書けないが。 今回も、散々、驚かされたなあ。清々しい後味。
0投稿日: 2016.08.08
powered by ブクログピエール・ルメートルの作品には毎度驚かされる。 今回は、ソフィーの章でなんとなく展開は 読めたのだけれど、案の定やられてしまった。 とにかくフランツの異常さが半端ない! まじで、そこまでやるっ!? と、自分がソフィーになったかのように どんどん精神的に追い込まれつつ ソフィーはいったいどうなってしまうのかと 心配しきり。 ソフィー対フランツという段階になってくると もう、ドキドキハラハラ。 あー、たまらん、オモロかったです。 また、この人の作品読みたい。
0投稿日: 2016.07.23
powered by ブクログ『その女アレックス』で一躍有名になったピエール・ルメトールの作品で、 アレックスの原点と言われる、著者の作品うち最初に日本語に翻訳された作品である。 個人的にはアレックスよりも本作の方が好き。 公私共に順調であった主人公ソフィーの前に横たわる無残な死骸、 そして失われた記憶。 本作の幕開けは、それほど特異なものではなく、 きっと、ソフィーは誰かにハメられたんだなというところまでは想像がつく。 でもこの後の展開や二転三転してくスピード感は著者でなければ表現できないところ。 なぜフランツが執拗なまでにソフィーに執着し、攻撃をするのかという謎がとけたとき、その謎の根底にあったフランツの信念が崩壊する瞬間、 ソフィーとフランツの立場が大逆転したとき、娘を想う父の行動力を目の当たりにしたとき、これらの瞬間は物語の終盤に一気に押し寄せてくる。 そして、衝撃の連続を経験し、ソフィーのこれからの生き方の決断のついて やるせない思いになり物語は幕を閉じる。 この後どうなるの? ソフィー大丈夫? この2つだけでどんどん読み進められる作品。 面白かった。
0投稿日: 2016.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
章が変わるごとにぐるりと世界観が変わり、それに気づいた途端、早く次の展開が知りたくてたまらない。そんなルメートルマジックはアレックスと同じですが、本書の方が読後の爽快感は上でしょう。なにしろソフィーの強さときたら!感服です。ただ、個人的にはアレックスの割り切れない読後感の方が妙に心に残りましたが・・・。
0投稿日: 2016.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ベッビシッターとして預かっていた子供が目の前で絞殺死体として死んでいる。なぜ?自分が殺したのか? 義母や夫の事故死などで精神的に病んでいた主人公ソフィーは警察の追跡を逃れ、過去から決別し新たな人生を歩むしかないと計画するが、行く先々で自分と関係する人たちが目の前で死んでゆく。それでもようやく新たな結婚相手を見つけ新生活に入るが・・・。 謎を提起する第一部 ヒロイン編(ソフィー) 謎を解明する第二部 犯人編(フランツ) 犯人の謎と復讐劇の第三部 (フランツとソフィー) そして解決編の第四部(ソフィーとフランツ) という四部構成になっているが、第四部は(オーヴェルネ)ととした方が良かったかも。
1投稿日: 2016.04.29
powered by ブクログその女アレックスの著者ルメートルの第二弾 アレックスの時はいきなりグイグイ引き込まれましたが、今作は半分は読みにくいです しかし3分の2を過ぎる頃からグイグイときます そしてやはりそんなのあり?な展開と結末に導くあたりは筆力がありますぬ
0投稿日: 2016.04.21
powered by ブクログ相変わらずの疾走感、話の切り替わりの早さに圧倒。日本の作家とは一味違う作風がとても新鮮で読み応えのある一冊。ただアレックスを読んでしまったがためによく似た展開と思ってしまった。
0投稿日: 2016.04.15
powered by ブクログ◎各章ごとにページを捲る速度があがる面白さ。フランス産ミステリーらしく、文体は清らかでおしゃれである一方、悪、狂気の描写は冴えわたる。お父さんの愛が深い。 △設定的にちょっと無理があるところがあるが、気にならない程度。
0投稿日: 2016.04.12
powered by ブクログ3作目のPルメートルの作品ですが、私的にはこれが一番面白かったです。 第一章で主人公ソフィーの狂気ぶりに驚き。 第二章でその理由が分かる。 これ以上はネタバレになるため書けませんが、また次の作品を読んでみたいです。
0投稿日: 2016.04.08五度騙された
はじめは、精神的に追い詰められた女の人の話しかと思いました。しかし、読み進めていくと、こりゃあ。。。。すごい女の話だなと思い、ぞくぞくしながら読みました。どうやって逃げるんだろう。そう思いながら。そのうち、男が登場。えぇ?なんで。男が操っていたのか。またも、背筋が寒くなる思い。こりゃあ、どうなるんや。またまた、展開が変わり、操られていたと思っていた女のまさかの反撃。そして、男の死。花嫁姿で。これだけでも衝撃的なのに、医療記録がまたビックリ。こりゃあ、落ち込みますわな男。そして、最後、もうひとつ、ビックリが一番最後に。こりゃあ、ミステリーファンにはたまりまへんわ。
0投稿日: 2016.03.24
powered by ブクログ「その女アレックス」の次に読んだルメートル作品。「アレックス」よりもすっきりとした読後感は、復讐がすっかり遂げられたから、という理由の他に、ソフィーに手を差し伸べる人物が複数いたからだと思う。 残酷な描写こそ「アレックス」より少ないが、犯行の手法は明らかに前者より気持ち悪い。フランツの章からページを繰る手が止まらなくなる。 ストーリーの進行や練り方についてはピカイチだけれども、気になる点もいくつもある。 物語の起点となるレオは別としても、通りすがりに殺されたも同然のヴェロニックやアンドレーに対する扱いーーソフィーが彼女らに向ける注意というか、作品内での書き込みようーーがあまりにもぞんざいで気の毒になってしまう。それにヴァレリーの気持ちも、中途半端な書きぶりになってしまっていて、不誠実に感じられた。 臨床総括にしても、フランツほどの切れ者が、あれに疑問を抱かない方が不思議というくらい、バランスの悪いものだった気がする… 以上もろもろ腑に落ちない点があったけど、そんなあれこれをものともせず、ガンガンページをめくらせるストーリーテラーな作家さんという印象を受けた作品だった。
0投稿日: 2016.02.18
powered by ブクログまたこうきたか〜!ルメートルの本のはじまり方は本当にズルい。毎度読みだしたらラストが気になって結局徹夜で一気読み。終始ハラハラやらイライラやらヤキモキとした状態で読み進めなきゃならないんだが、あれ?いきなりまさかのラスト!?…とはいえ、あんなに読んでいる時は、どうしようもない嫌な気分満載だったのに読後感は清涼です!
0投稿日: 2016.02.15
powered by ブクログ最初の数ページは読めなくて「これは読了できない本かな?」と思いつつ、30ページくらい読んだら楽しくなってきた。 とりあえずヒロインのソフィーはおかしい人だから気にするなって思えば数々の事件もさらりと読める。 しかし、中盤フランツが出てくると、途端に「おいおいこれは大丈夫なのかい?」と聞きたくなる展開に。そして怒涛のエンディング。 解説で、この作者さんは嫌悪感を催す犯人像を作るのがうまいと書かれているが、確かに、である。「その女アレックス」も、ものすごい読後感が悪い。
0投稿日: 2016.01.22
powered by ブクログベビーシッターとして働いていた彼女の目の前には6歳の男の子の死体があった。そしてその後、連続殺人で指名手配の女、ソフィーの逃亡劇はそれだけで読者を揺さぶるのだけれど、章を重ねるごとに視点が変わりとてつもない背景にまた翻弄される。 予想をはるか斜め上行く着地点に驚愕させられる。 復讐につぐ復讐、悪意の連鎖、『アレックス』ほどの残虐シーンはないが人の運命の儚さに胸を塞がれる。 とはいえ、一種爽快感も…。
0投稿日: 2016.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
意識不明のうちに発生した殺人事件の真相に迫るサスペンスミステリー。 ルメートルも三冊目なので、テロップや叙述表現に注意してトラップにはまらないよう疑心暗鬼で読み進めました。 4章からなっていて、一章ごとに展開が変わるのはいつもの手法です。 連続殺人事件の真犯人は、さすがにどんでん返しはありませんでしたので、ちょっと肩透かしという感じです。 ただ、窮鼠猫を噛むのように、追い詰められたものが逆転していく様は、普通なら爽快に描かれるのでしょうが、ルメートルは悪意がむき出しですね。 最後にどんでん返しがあるかと思いましたが、それもなかったものの、かなり後味が悪いエンディングでした。 結果的にはどちらにも正義はないっという感じですね。
0投稿日: 2015.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今年は昨年の『その女アレックス』の大ヒットを受けて、フランス小説としては異例の翻訳化の嵐が吹き荒れている。年間3作品も翻訳出版されるスピードは、海外小説ということからしても奇異な現象である。何かの受賞作品一作だけで翻訳を見切られる作家も、海外小説という不況市場では珍しくない状況下、このような空前のヒットは歓迎すべきことである。これを機に北欧ミステリに続いてのフランスのミステリ、ひいては海外ミステリの翻訳に順風が吹いてくれることを期待したい。 そのためには一発屋的ヒットではなく、次々と翻訳紹介される作品の品質が同等またはそれ以上のものであることが期待されるのだが、<ピエール・ルメートル>ブランドは、本書を読む限り、安心かなと思われる。この作家に期待されるどんでん返し、さらにダブル・ツイスト、トリプル・ツイストというプロットの秀逸さ、さらには語り口などが、ポスト『その女アレックス』の期待感にしっかり答えてくれているからだ。 さて、翻訳出版としてはこの作品だけ異例のスピードだったが、実はこの書は既に『その女アレックス』以前に単行本として翻訳されていた柏書房(2009年)の文庫化である。いわゆる埋もれていた傑作、というわけだ。これを読んだ編集者が衝撃を受けて『その女アレックス』を出版にこぎつけさせたというから、その編集者の先見の明がしっかりと結果につながったというわけだ。素晴らしい! 本書は、確かに衝撃を受けるような小説である。今、読んでいるものが、次にここまで覆されるとは読者は絶対に思っていないはずだ。しかし、今目の前に展開している描写を、裏の視点でもう一度語られてみると、別の世界が広がってゆく。章が変わるだけで、ここまで変わる作品は珍しい(実は、これも今年文庫化されたセバスチャン・ジャプリゾが『新車のなかの女』で、奇しくも同じフランス・ミステリとして同レベルのアクロバットをやってのけているのだが)。 ハイレベルのツイストを見せてくれた作品だが、さらに屈折した悪の心に深みを添えてその原因理由をまでしっかりと裏付けてみせた本書の奥行、そこに潜む暗闇の黒さは作者ならではのものである。当分目が離せない作家が、こうしてまた増えてゆく。素晴らしい!
2投稿日: 2015.12.22
powered by ブクログルメートルの小説は美女が可哀想な目にあって、虐待されたり嘲笑うように殺人事件があって、反撃の機会の糸口が見えた途端に行動していくパワフルさと折れない心で突き進むので、読み終わって気持ち良かったり物悲しかったりしてページをめくるのを止められない。 ソフィーを追いかけるうちに情が移って愛しくてたまらないから苦しめて殺すフランツに少し同情しつつ、ソフィーから愛されたらフランツは殺す以外にどんな道も無いんじゃないかと思うと切ない。 フランツの不憫さは孤島の鬼の諸戸くんに通じる。
0投稿日: 2015.12.20
powered by ブクログ1章は読むのに難儀したが、2章以降は意外な展開に引き込まれて一気に読めた。読後感が悪くないのも救い。
0投稿日: 2015.12.16
powered by ブクログ不条理な仕打ちを受けてきたヒロインの復讐に溜飲を下げるところだが、サスペンスというには終盤が簡単すぎる。
0投稿日: 2015.12.02
powered by ブクログこれまた一気読みしてしまうくらいおもしろい話だった。「アレックス」と同じく、結末は「あれでよかったのか」といろいろ考えさせられた。
0投稿日: 2015.11.04
powered by ブクログ最初のほうで「ん??なんかおかしな」と感じていた違和感がページをめくる度にまさか!まさか!ってなっていくのがとても面白かった。 アレックスのときもだけど、逃亡する女性の描写がとても好き。 キャリーバッグにはあまり多くを詰めない。でも大切な本はちゃんと入れるんだよね。 2章のあたりで、もしかして!って気付いたときは刺激的だった。 女性はタバコをたくさん吸うし、 薬とか鬱とか、暗いとこもまた面白かった。 この作品は、自分と相性がいいみたい。 アレックスと比べると こっちの方が好きだなぁ 読んだらすぐに、著者ルメールの「悲しみのイレーヌ」買った!! 今からよむ!
0投稿日: 2015.11.01
powered by ブクログその女アレックスにはまってその作者の作品。 読めない展開もだんだんと慣れて結末は思っていたよりあっけなかった。 ソフィーには支えとなる人がいたことが救い。
0投稿日: 2015.10.24
powered by ブクログ途中までは読み始めた事を後悔するほどに気持ち悪い。 解決に向かいはじめてからは頁をめくる手が止まらなくなるほどに面白い。 この最後のどんでん返し(と言っていいのかわからないけど)がなければ読みたくないなぁ。
0投稿日: 2015.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本は『その女アレックス』よりも先に単行本で出ていたんですね。『アレックス』の大ヒットがなければ、文庫化もなかったんだろうな。それにしても本作が最初に出た時にどうして話題にならなかったんだろう。フランツのストーカーぶりがあまりにも完璧すぎる。ここまでバレずに、完璧に成し遂げられるものなのか。反面、いったんバレた後の崩れ方は早かったね。フランツの方がソフィーよりも弱かったんだろうな。弱き者よ、汝の名は男なり。
0投稿日: 2015.09.15
powered by ブクログ男と女の命を賭けた化かし合い.どんでん返しも楽しめるが,できれば最後の復讐は紙面をもう少し割いて,真綿を絞めるが如く描くとカタルシスをじっくり味わえた気がする.
0投稿日: 2015.09.08
powered by ブクログベストセラーになった「その女アレックス」を先に読んで、もう少し読みやすい和訳はなかったのかと思いましたが、これもそう。 でも、話としてはこっちの方が断然面白い。 記憶障害の女ソフィーが、自分も知らないうちに連続して殺人を犯してしまい、国中を逃げ回るという第一部は、ソフィーの視点。 第二部少し時間は戻り、フランツの日記という体裁で衝撃の事実が明らかになる…! 結末まではいささか趣味に走り過ぎてて、あまり好きではないが、結構オススメ。
0投稿日: 2015.08.25
powered by ブクログ前訳の『その女アレックス』もそうだが、この著者は発想と構成力が図抜けてるなぁ。処々気になるところもあるけど、一番最後まで気が抜けないのはやはり「どうなんだよ、おい」と思わせる腕があるから。「おおー!そう来るか!」の連続だもの。フランスにはすげぇ作家がいるなぁ。
0投稿日: 2015.08.09
powered by ブクログ「その女アレックス」を読んだあとに本書を読むと、若干インパクトは弱いものの、それでも強靭なソフィーの精神力に圧倒されます。どっちもすごい、としかいいようがありません。最後に極め付けを残しておくところが爽快で、これだからルメートル作品はやめられません。にしても、あんなに簡単に他人の私生活に入り込めるものなのでしょうか。それも怖いです。次々と真実が明らかになる、というところはアレックスと同じパターン。同じ手は何度も使えないかと思いますが、それもルメートル氏は楽々と乗り越えるのでしょうか。次作は企業幹部を扱った作品らしいですね。早く読みたいです。
0投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「その女アレックス」で、もやもやしたのに、またこの作家の作品に手を出してしまった! 後味すっきりしないのに、なぜか癖になる。そんな魅力のある作家。 読んでいる間、緊張感やハラハラが絶え間なく、早く続きを読みたくなる。 終盤、フランツの勢いがぷっつり途絶えて、急激に弱っていくので、少し物足りない。 もっとじわじわと、いじめてほしかったけれど、あの一撃で、彼を壊すには充分だったのかな。 証拠の品を全て捨ててしまったけど、この先ソフィーはどうなるの?ひっそり暮らしていけるのだろうか・・・謎。 前回よりもやもや感はなかったものの、相変わらずスッキリしない終わり方でなんともいえない。 でも、「その女アレックス」より、こちらの方が好きかも。
1投稿日: 2015.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤から不安感を煽る内容 事件の犯人が読者に明らかになってからも不快な内容が続く ここからネタバレ ソフィーの精神力が強靭すぎる 結局一連の事件の犯人はソフィーのままということになってるし犯人が死んでお金が手に入っても以前の生活には戻れないのにいいんだろうか… 建築家のパパが臨床総括を作ろうと思った理由がイマイチしっくりこない ソフィーから依頼されたとかにしたほうが良かったんじゃないだろうか
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログ第2章が不愉快極まりなく、読んでいてかなりしんどい。日付を見てはまだかまだかとやきもきさせられた。 終盤、あれ程完璧で執拗だったフランツの行動に甘さと雑さが目立ち、ソフィーの反撃もご都合主義的な面が否めない。苦痛の第2章に見合う攻防があれば、最後に少しだけでも爽快感が得られたのではないかと思う。 ゆっくりと、でも確実に精神と人生そのものを破壊されていく様は本当に恐ろしい。実際に資金と時間があるストーカーなら、こんなことまでできてしまうのかと思うと嫌悪感が募り、結局面白いというよりは何とも言い難い後味の悪さが残る話だった。
0投稿日: 2015.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で借りた本。 ベビーシッターのソフィーは、自分がノイローゼ気味であり、いつか人を殺してしまうのでは?と恐れていた。 ある日、あずかっていた子どもが死んでいるのを見つける。 記憶は無いが、状況的にどう考えても自分がやったことだとパニックになり、その場から立ち去り指名手配されることになる。その、逃亡記・・・と思っていたら、そんな単純な事では無くて・・・。 家のカギをもっときちんと管理しないと大変なことになるよと、子供と話し合うきっかけになりました。
0投稿日: 2015.07.22
powered by ブクログソフィー / フランツ / ソフィーとフランツ / フランツとソフィー それぞれの立場からの章と二人を見つめる章と‥‥ 自分のことが信じられなくて苦しくなる、狂った方が楽な気がしてくる。と思ったら‥‥ そこへひっくり返すんですね。強い親子です。
0投稿日: 2015.07.09もしも…
もしも、私が出版社の人間で、この本を持ち込まれたとしたら…。 (目の前には、期待と不安に満ちた貌で この本を読み始めた私の表情を食い入るように見つめている ピエール・ルメートルがいる、として) 前半を読む間、恐らく私は前夜の妻との小さな諍いを思い出しながらいたかもしれない。しかし、後半に入って 私はそんな事も忘れ(序に、二日酔いで寝不足なことも忘れ)一気に読了したであろう。「ピエールさん!この本は出版しましょう。そして、ぜひ 次回作を書いて下さい!」 入ってきたときに比べはるかに軽快な靴音で階段を駆け下りるピエールに向かって、私は力を込めたガッツポーズをしていた。 ん?待てよ。この作品は彼の処女作だっけ?
1投稿日: 2015.06.15
