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静おばあちゃんにおまかせ
静おばあちゃんにおまかせ
中山七里/文藝春秋
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総合評価

123件)
3.7
15
51
43
1
1
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    新米刑事が女子大生と協力して、難事件を見事に解決していく。でも実際に解決するのは、女子大生の祖母、元裁判官。見事な洞察力と推理。女子大生の状況説明だけで、すべてを見通す。次々に手際よく解決していく過程が痛快です。

    2
    投稿日: 2015.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人が買った本。 はじめての作家さん。 最近多いな、主人or妹が買った本。 刑事さんが事件解決に行き詰ると、法律家を志す女子大生に相談 女子大生は、同居している元裁判官のおばあちゃんに話すと おばあちゃんが、解決。 事件解決は、おばあちゃんの語りではないので どのような、思考回路で解決し、語るのか、知りたかったな… 部外者に、こんなにしゃべっていいものか、とか思いましたし ラストがちょっと気にいらないのですが…(これでは続編の道は絶たれた?) 面白かったです。

    4
    投稿日: 2015.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    装丁の可愛らしさで買った本だったのだけど、見事に裏切られました(いい意味で)。中山さんの本ではずれた本が覚えている限り今までないので、これからも少しずつ読んでいきたいと思います。

    4
    投稿日: 2015.06.21
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    horry shit! granma is the ghost? what's up, what's up. so, so. 椅子上侦探。 喷饭,恶骂。

    1
    投稿日: 2015.06.11
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    ある意味で究極の安楽椅子探偵。ただ、静おばあちゃんが安楽椅子すぎて、ちょっと話のテンポがつかみにくい感じはあったかな。

    2
    投稿日: 2015.05.26
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    #読了。警視庁捜査一課の葛城公彦は、女子大生の高遠寺円のアドバイスをもとに、難事件を解決する。しかし、実は円ではなく元裁判官の祖母静の推理であったのだが・・・犯人が分かったのはいいとは思うが、あのラストは少し。。。

    5
    投稿日: 2015.05.07
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    いくら法律家を志す女子大生といっても、ここまで事件の捜査に関われるわけなかろーに・・・と思いつつも面白く読み、どんでん返しに「まさか・・・」としらけそうになったのに、ついウルっとしてしまった。本読みは、単純な思考の方が楽しめるのだな、うんw

    4
    投稿日: 2015.04.12
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    面白かったし、退官した裁判官としてのおばあちゃんの語りは、考えさせるものだった。 でも、最後のどんでん返しが、個人的にはあまり爽快ではない。 恋愛のはさみ方や、警察内部の描写などと合わせて、ちょっといろいろバランスが悪い気がする。

    5
    投稿日: 2015.04.04
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    安楽椅子探偵もの、連作短編集、途中まですごくのめり込んで読んだのだけど、オチが納得いかなーい!!!!!!

    4
    投稿日: 2015.03.25
  • 安楽椅子探偵はおばあ様

     題名だけでラノベ風の流れかなと思って油断していたら中々の本格派。扱う題材も、警察内派閥、家庭問題に相続、新興宗教、外国人労働者と冤罪、独裁国家と暗殺などハードなラインナップ。安楽椅子探偵、静おばあ様の法曹界の立場からの硬質な意見も一貫していてよかった。 少々唐突感のある終わりが個人的には残念。  個人的イメージついでに、静おばあ様に状況を伝える円さんは、文科系/西之園萌絵??(森博嗣様S&Mシリーズ他に登場のお嬢様)のよう思えました。 うーん、考えすぎかなぁ・・・

    5
    投稿日: 2015.03.16
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    表紙やタイトルを見た感じでは、何となくほのぼのとしたユーモアミステリをイメージする。少し頼りない若い刑事と、純情な女子大生という組み合わせもそうだし、その捜査の話を聞いて謎をとく安楽椅子探偵が女子大生のおばあちゃんというのも、実になんというか、狙いすましたようなパターンと感じる。 読んでみると少し驚く。確かに、ある種のほのぼのした感じはある。刑事と大学生の恋模様も、なかなかくすぐったくてよい(案外急展開でそれには驚いた)。しかし、この連作短編の眼目は、実は硬骨なおばあちゃんの口から語られるさまざまな言葉ほかならないと思う。そしてそれは、突き詰めて言えば、「正義とはかくあるべきだ」という、きわめて実直な提言だと思う。 本格ミステリとしてもまずまずのレベルと思う。ありがちなトリックながらうまく使いまわしている、という感じだろうか。

    4
    投稿日: 2015.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中山七里は、以前読んだアンソロジー、「しあわせなミステリー」で 見事に引っかかり、一度ちゃんと読んでおきたいと思った作家だった。 何故にコレだったのか?と言うと、タイトルがほんとにどうしようも無かった(^^;)から。 この作家の場合、それすらが狙いのような気がしてのチョイス。 ・・・当たりました。珍しく(^^;)。 形態は連作短編。 捜査一課の平凡な刑事は、何故だかいくつもの難事件を解決してしまう。 これには秘密があり、大事な時には彼のそばにいつも大学生のガールフレンド居て、 全て彼女の助言が事件解決の糸口となる。しかし、実は謎を解いていたのは彼女の おばあちゃんで・・・。という構成。軽いテイストながら、キッチリ練り上げられた 骨太なミステリーが5篇。いわゆる安楽椅子探偵モノのお手本のような作品である。 物語はある種淡々としているが、ラストにとんでもない事実が。 しかし独語は"もの凄く気持ちの良いやられた感"で胸がいっぱいになる。 どうやらこういうのが得意な作家らしい。これは引き続き読んじゃうな、他を(^^;)。

    4
    投稿日: 2015.01.17
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    うーん、期待が大きすぎたのかなぁ。 軽いミステリーとしてはこの程度で充分だけれど、中途半端な感じがしないでもない。いや、する。 社会問題を取り上げようとして駆け足になった、みたいな… 読みやすいだけのミステリーでいいなら、勧められるかな。

    2
    投稿日: 2015.01.01
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    ただのミステリーでもなく、ただの恋愛小説でもなく… 一見のほほーんとした作品だけど、その内容はギッシリと詰まった濃い作品だった。 社会問題を取り上げているとにそれほど重い内容にならないのは、登場人物の性格だろうか。 それにしても、最後に明らかになる静おばあちゃんの秘密にはビックリした。

    2
    投稿日: 2014.12.31
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    +++ 神奈川県内で発生した警官射殺事件。被害者も、容疑者も同じ神奈川県警捜査四課所属。警視庁捜査一課の葛城公彦は、容疑者となったかつての上司の潔白を証明するため、公休を使って事件を探り出したが、調査は思うに任せない。そんな葛城が頼りにしたのは、女子大生の高遠寺円。――円はかつてある事件の関係者で、葛城は彼女の的確な洞察力から事件を解決に導いたことがあった。円は中学生時代に両親を交通事故で亡くし、元裁判官だった祖母の静とふたり暮らしをしている。静はいつも円相手に法律談義や社会の正義と矛盾を説いており、円の葛城へのアドバイスも実は静の推理だったのだが、葛城はそのことを知らない。そしてこの事件も無事に解決に至り、葛城と円は互いの存在を強く意識するようになっていった――(「静おばあちゃんの知恵」)。以下、「静おばあちゃんの童心」「不信」「醜聞」「秘密」と続く連作で、ふたりの恋が進展する中、葛城は円の両親が亡くなった交通事故を洗い直して真相を解明していく。女子大生&おばあちゃんという探偵コンビが新鮮で、著者お約束のどんでん返しも鮮やかなライトミステリー。 +++ 刑事には見えない葛城は、どういうわけか難事件を最後の最後で解決してしまうのである。実はその陰には、法曹界を目指す女子大生・高遠寺円の名推理があるのだった。そして実はそれは円の推理でさえなく、さらにその陰には、元裁判官である彼女の祖母・静の存在があったのである。葛城の円に対する思いが、事件解決のためと理由をつけて円に会おうとすることになり、静おばあちゃんの推理に頼ることになるという仕組みである。静おばあちゃん、格好いい。だが、最後に明らかにされる静おばあちゃんの真実には驚かずにはいられない。シリーズ化されると嬉しいのに、と思いながらも、このラストではそれも無理だと諦めざるを得ない一冊である。

    2
    投稿日: 2014.12.30
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    面白かったのだけど、最後がちょっと…あれはあれでアリなのかなぁ。 深く考えないで、楽しくよめました。

    2
    投稿日: 2014.12.29
  • そうきたか!!

    5つのお話があります。 一つ一つ、事件を解決していきますが、 それと同時進行で、大きな過去の事件を解決させていくことになります。 その解決の内容は、ふむふむ…と読み進めていくのですが、 最後の最後に、え??そういう終わり方??? という結末になります。 そのせいで、それまでのふむふむ…が吹っ飛んでしまいました。 読み始めたら止まらない、というタイプのお話ではなくて、 休み休みよんだのですが、読み終わってそれなりの満足感はありました。

    9
    投稿日: 2014.12.23
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    「どんでん返しの中山千里」との異名もあり、本作の文庫本の帯も『驚愕のどんでん返し』で、まさに異名通りの連作短編。 登場人物の設定も、最近流行りのライトノベル風で、中山氏にしては、あっさり系。こういった作品もいいかも。 続編もあるとのこと、楽しみに待とう。

    2
    投稿日: 2014.12.17
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    軽い感じの物語かと思いきや、 わりと血なまぐさいお話で、 予想以上に良かったです。 でも最後が… いきなりのファンシーな感じにびっくり。 最後まで現実的だとよかったなあ。

    2
    投稿日: 2014.12.14
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    静おばあちゃんって凄い。円さんが見て聞いてきたことを聴くだけで事件の真相を見ぬいてしまう!! その裏に隠れている事も含めてという所が深いです。最後のどんでん返しには参りました( ゚Д゚)!!!

    2
    投稿日: 2014.11.29
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    正直、あまり期待せずに時間潰しのつもりで読み始めたが、とても面白い。あっという間に読めた。できれば、シリーズ物にして欲しかった。

    2
    投稿日: 2014.11.22
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    クラシカル音楽シリーズとはまた違う世界観で,読ませるライトミステリィ.正義とはなんぞや,という難題に挑む.自身の他作品キャラが登場するなど,ファン心もくすぐる.

    2
    投稿日: 2014.11.13
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    【元裁判官の祖母と孫娘が難事件を次々解決!】警視庁の新米刑事・葛城は女子大生・円に難事件解決のヒントをもらう。円のブレーンは元裁判官の静おばあちゃん。イッキ読み必至。

    1
    投稿日: 2014.11.07