
総合評価
(318件)| 70 | ||
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powered by ブクログすごかったー。 世界観に惹かれ、幼いレイアと一緒に不安や緊張を感じながら、一体どうなるのだろう、とドキドキしながら読み進めていった。 一方で、予想外の方向に進んでいった後半の展開には戸惑った。 前半での違和感が斜め上の方向に裏切られていった感じ。 全体を通して、文章から品のよさや知性を感じる作品だったけれど、前半の世界観があまりにも魅力的だっただけに、もう少しその世界に留まっていたかったな、とも感じた。
20投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ序盤はゴシック風な世界観と主人公の我儘さが自分に合わなくて、最後まで読めるか心配だったけど、 第一章の終わりがまさかの!衝撃フレーズ! 帯にも「世界が一変する」って書いてあったけど、まさしくその通り。 たしかに読んでて違和感はところどころあったけど、自分の想像上回ってた。当てれなくて悔しい。
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ盲目の王女レイアの視点で物語は進んでいきます。 この「盲目の視点」というのが、読者を不安にさせます。 足音、香り、話し声、レイアから語られる様々な情報も全て疑心暗鬼に考えてしまいます。 物語の後半で答え合わせがありますが、まさかそんな事だったとは、、と唖然としてしまいます。 唖然とした後も、葛藤するレイアの心情や周りの人間関係なども描かれており、ページ数は多く無いながらも読み応えがある本です。 是非、この不思議を体験してほしいと思います。
8投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログここからどう展開していくんだろうってわくわくしながら読み進めてたらまあ想像もしなかった色々が分かってきて衝撃がすごかった。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ森の奥深くに囚われた盲目の王女・レイアの物語―そう思って読み進めていたが、途中からの展開に驚かされた。何が光で、何が闇なのか。主人公にとってその境界が揺らいでいく様子が印象的。
38投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いやぁすごい作品に出会った どんでん返しとだけ聞いていたが、まんまとひっくり返されたな すごすぎて怖くも寒くもないのに鳥肌が まだ読んでいない人は是非何も調べずに以下を読まずに、本作品を読んで頂きたい!! レイアⅠ〜Ⅱは作中作なのか、実際に誘拐されているのか 全てを語らず曖昧にすることで、2つの世界がどちらも成立し得る。 作中作で誘拐はなく怜が狂気なのか、誘拐は現実で原口が狂気なのか 「盲目」というギミックで主人公だけでなく読者も闇に放り込んでいる。 ・レイア(怜)は原口の、理想的な美的センスを備えた「作品」である。 ・怜は原口の狂気的なファンであり、原口の美を踏襲した「作品」を執筆する。 どちらも考えられるように作るの本当にすごい
4投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログネタバレ無しに読んで欲しい一作です。 音楽、文学、芸術、様々な「美」に関する知識があればあるほど、より面白い。 「求めるものは、地位とも、虚名とも、金銭とも結びつかない。真に己の魂を震わせる「美」であり、魂によって選び抜かれた「極上のもの」だった」
3投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ何だこれは。が読後に浮かんだ感想。 それは良い意味でも悪い意味でもあって、世界観の美しさやそういう展開かという驚きは良かったのだが、世界観の拘りが強く読者を置いてけぼりにしてる感想も抱いてしまった。
6投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
半分くらいまで読むのが辛く感じたけれどそこからは一気に面白くなりあっという間に読了。 ファンタジーじゃないの?日本語っぽくない?カナダ?下着履き替えるだけじゃだめじゃない?等々の疑問点が一気に解決されスッキリ。 最後の方は犯人にははっきりと主人公に何か言ってほしいと思い読んでたけど、終わり方がとても綺麗で結果的に大満足。ジャケ買いだったけどこの本に出会えてよかった。 レイアは美しい世界を取り戻していけるんだな
3投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログそう来たか。裏切られる結末。 不思議な世界観のお話。起きてるのにまだ夢を見てるみたいな、朧というのが相応しいか、現実と夢との境界が分からなくなる。 昨今流行るミステリー小説にありがちな、ハラハラドキドキ展開は少ないが、それゆえに一定に時が流れる世界観があり、他の小説にはあまりない上品さを感じさせられる。
2投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ風景、人物設定、時代設定 全てが180度変わったので え!ってなったけど 初めての経験で面白かった。
10投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ閉ざされた世界で暮らす盲目姫レイア。意地悪で怖い召使いに怯えながらも、愛情深い父王から沢山の事を教わり美しく賢く成長していく。 中盤には衝撃の真実が顕になり、世界が180度変わってしまう様なとんでもないどんでん返しが…! 真実は醜く幻想は美しいけれど、聡明なレイアはどこまでも真実を求め、醜さの中にこそ美しさを見出せるのでは無いかな。なかなか理解し難い登場人物もいるので人を選ぶ小説ではあるかも…。華麗に騙されたい方にはおすすめ。
1投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ光を失った王女の物語から始まる。王であった父と、世話をしてくれるダフネ。登場する人物は少なく王女の部屋の中で時間が進んでいく。音を知り、臭いと香りを知り、文字を知り、物語を知り、色を想像して形を学ぶ王女は闇の中で父から与えられた本と物語から世界を創り上げていく。 ある日、全てが奪われます。 闇と光を目の当たりにして王女は真相を知ります。 主人公の王女が求める美とは。贅沢とは。 驚きの連続です。 真相と、幻想を行き来する物語に後半はイッキ読みしました。 至上の美を誇るゴシックミステリーと紹介されています。解説を読みましたが美術や、絵画といった芸術に詳しい著者の服部まゆみさんはどのような方だったのか、人物像に興味を惹かれます。
10投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ盲目の姫君の物語。 ファンタジーかつミステリー。非常に読みやすく、先の見えない展開にページを捲る手が止まらなかった。 まさに闇と光の話だった。
6投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ装丁が美しくて惹かれた1冊。 事前情報を何も入れずに読む方がいいとの事で、感想やあらすじなど見ずに読んだ。 何を話してもネタバレになりそうで感想を書くのが難しい。 一言で言うなら「美」だった 想像力を掻き立てる文章に、知らず知らずのうちに酔いしれ、この世界の中へ入り込んでしまうだろう。
1投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ記憶を消してもう一回読みたい!! とある国の盲目の王女が、小さな箱庭の中で生活する耽美幻想小説として始まったのに、突然世界観が180度ひっくり返る。結末は好みと評価が分かれそうだと思ったけど、個人的には好きな終わり方だった。 確かにガラッと話が変わった時はビックリしたけど、よく読み返すと丁寧にその種は少しずつ撒かれているのがわかる。完全な異世界のファンタジーかと思っている読者に、現実との橋渡しを徐々にしてくれている。ただその後読者が元の世界に戻れないように突然その橋を爆破してしまうから、衝撃で色々忘れてしまう感じ。 「記憶を消して」って書いたけど、別に消さなくても何度も読み返したい。
6投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログゴシックミステリー?ゴシックホラー? 結構楽しかった 異国の美しい盲目のお姫様の話かと思って読み進めてたけど後半で知らされる真実、美しい文体と題材にページをめくる手が止まらなかった。とても素敵な作品でした
1投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログうーん なんだかなぁって感じ 特にラストはもっと何かを期待してただけに 物語も突然ガラッと変化してしまう所や女?男のくだりも必要なのかなど考えながら読み進めるのは良かったが
1投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今まで読んだことのない、へんな雰囲気で進むところが「百年の孤独」と似てるなあ、と思いながら読んでいたら、あらら、そうなりますか。 初めは、どこかに囚われた盲目のお姫様。ファンタジー、メルヘンの世界かと思いきや、実際の言語や芸術作品が現れ、世界観が混乱する。 父王の優しさや、芸術や自然の美しさと、意地悪なダフネと怖い兵士の暗さによる対比が、まさに光と闇で、題名はそういうこと?じゃあこの先の展開は脱出?それとも父王に何か起こるのか?と思った矢先に、ひっくり返る。ほえ?忙しい話w さて、ガラッと変わった世界で、元お姫様は、それでも持ち前の頭の良さを発揮する。煩わしいことばかりで辟易しながらも、遂に事件の黒幕に辿り着く。 ところが、最後の最後で、また世界が崩壊。 なんだよ。お前は何がしたかったんだよ、とツッコミたくなる。 「ムーンレイカー」 「神は気まぐれ」 うーん、なんか釈然としないw
3投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログこの作品のジャンルは何になるんだろう。 ミステリーかな? 盲目のお姫様の日常編からスタート。 とにかく優しくて娘LOVEのお父様と、なぜかキツく当たってくる使用人風のオバさん? ぐらいしか登場人物がいなくて、 どっかの国を舞台にした、よくある少女の成長譚なのかなとか思ってダラーっと適当に読んでたら、途中から雰囲気が一変。 雰囲気というか、世界が文字通り一変する。 ネタバレを避けてこれ以上はあまり書かないが、解説を読んでも、 「この闇と光 ネタバレ」でググってみても、 正直よく分からんかったので星は控えめ。 ラストは読者にお任せ系かな?それとも私の理解力が欠如してるだけかな? この一冊の中に、いろんな要素が含まれていた。 個人的には物語の設定や結末(結果)はすべてハッキリと示されている作品の方が好みという理由で星が低めなだけで、ちゃんと面白かった。斬新。
12投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログミステリーから一瞬純文学にもなって、理解力が足りず全てを明らかにして欲しい自分からすると後半のページ数が足りなかった。 それでもぜーんぶ予想できなかった展開で、伏線回収には驚かされた! こちらの著者は聞いたこともなかったが、高貴な主人公を描けるのは、著者自身高貴なる方であり経験や知識を蓄えられてきたからだと思う。 学のない自分にはとって最美なる物語と時間を提供してくれた一冊
1投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ叙述トリックやゴシックミステリにハマるきっかけになった作品。物語の最後にどんでん返しのある真相ビックリものです。自分で犯人を推理すると言うよりジェットコースターのように明かされる真相と被害者の心の動きを必死に追う感じです。
2投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ贅沢品を香気を浴びせられた美しすぎる作品。 多くは語りたくないような、帯や口コミの予想を大きく超える作品だった。 とにかく気品に溢れた文体がストーリーをより引き立たせていて、最後まで高貴で濃厚な小説だった。 何度も読み返したい。
2投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半の世界観が好き 最後少しもやもやする 「父」とダフネが同一人物だということは予想できていたので嬉しかった。 急に主人公が僕と言い出したところが衝撃だった。え?!男の子だったの!って 解説の最後のページの表現すごいと思う
3投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ世界観が美しく、儚い。 だんだんと現実味を帯びてくるような表現と序盤から張られている伏線に感無量。 この本に出会えて本当に良かったです。
1投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読です。記憶を消してもう一度読みたい。 どんでん返しの中ではかなり好きな作品。 書かれた当時はこの耽美なストーリーが受け入れられていたんだろうな。 価値観ががらりと変わるどんでん返し。 でも伏線はフェアにはられている。 ラストはハッピーエンド??だけど、 今だったら注意書きが必要な感じ。 盲目の子供の成長を淡々とつづる文体が飽きさせない。 文章がきれい。
2投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
でぇぇぇぇ…って感じのトリックではあった。いや、自分で気づくのでは…?という感じもあったからちょっとむちゃくちゃな気もするけど… それでも、なかなか面白いお話ではあったな!
2投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログすごいなと思いました。ネタバレ禁止作品のひとつですね。この盲目という設定がかなりの鍵になるのは読み進めながらも感じていました。予備知識無しで読んでホント良かったと思います。なるほどー、そういう展開か?!と。気を緩めると少し分かりづらくなる部分はありましたが、基本的には読みやすく先が気になってさくさくページを捲っておりました。内容については話すとほぼネタバレ直結になるので話せないのが残念ではありますが、世界観含め独特な不思議な読者体験をさせていただきました。結末など含め賛否両論あるかもしれませんが、私は結構好きな作品でした。
56投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ前半で中世ヨーロッパかな?と思わせる描写のなかに、少しの違和感 中盤以降で「そうだったのか!」と気持ちよく物語がひっくり返りました ひっくり返ったあとも抽象的な表現が多いけど、これはこれで前半の物語の世界観を壊さずに叙述されていて、レイアの幼少期の影響が読者にも伝わってよいと思いました
1投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ儚くとも美しい物語だった。 作者の表現が独特で、世界観の想像が容易にできる。 言い回し、比喩、感情表現、全てが童話の物語のよう。 何が闇で何が光だったのか。 森の奥に囚われた幼きレイア姫は盲目である。 戦争により、彼女の国は負け、敵国に支配された。 ただ、レイア姫と元国王である「父」だけは、身の安全とある程度の自由を許されていた。 そんなレイア姫の幸せは、ただ一つ。「父」と愛犬「ダーク」、熊のぬいぐるみの「プゥ」と居ることだった。 それが世界で、それが全てで、それが幸せだった。 盲目ながらも、様々な童話を知り、文字を知り、本を読んだ。それだけでよかった。あとは何も望まない。 そんな日々が、ある日全て終わってしまう。変わってしまう。 自分が視てきた世界とは何だったのか。虚構か幻か。 彼女にとって何が「闇」で何が「光」なのか。 彼女は「ムーンレイカー」だったのだろうか。 湖に映る月を掴もうとする"愚かな人"、なのだろうか。
2投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログああ〜なるほど、という感じ 何となく予想してた事が当たってるかも…と思ったら予想を超えた展開にびっくりしました 意外性はあります
0投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ前半の世界観にだんだん飽きてくるのですが、中盤以降に世界観が一気に変わりめっちゃ面白くなります。ネタバレしたくないので説明ができませんが、これはどんでん返し系の中ではかなり上位にくる面白さでした。
14投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怖〜〜〜〜い!!!衝撃の結末、という言葉が使われたあらすじは山ほど読んできましたから正直最初はあまり期待していませんでした。 しかしまさか、そんなに基盤がひっくり返るとは思わなくてですね……素直に感心してしまいました。天晴れ。 私自身、学生時代に「自分の暮らしている生活圏内全てが箱庭だったら」ということを考えたことがあります。今思えば思春期特有の感覚なのかもしれませんが、視覚から情報を得ることができない状況ではいとも簡単に箱庭を作ることができるのでしょう。 うん、やっぱり怖いですね。知らないこと、知ることができないことはとても恐ろしいです。
5投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログ最初は「ん?」と思う所はありつつ、なかなか読み進められなかったが、後半一気に面白くなった! その展開は想像つかなかった! 挫折せず最後まで読んで良かった!
1投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ盲目の姫レイアは、父である王様にとても可愛がられていた。 手探りで文字の読み書きを覚えたり、テープで物語を聞いたり、匂いや触感で物を判別したりなど、盲目の闇の世界の中でゆっくり感性が研ぎ澄まされていく過程が描かれている。 主要な登場人物としてもう1人、ダフネと呼ばれる侍女が存在している。王様とは違い彼女はレイアの粗相を過剰に叱咤する。 「この子がいなければ王様の負担もないのに」 心無い言葉でレイアは傷つき、ダフネを恐れて彼女を避ける生活をしている。 そんな序章ではじまる物語は、中盤から思いもよらない展開を迎える…。 個人的には、盲目の世界の中で繰り返される生活の描写があまりにも多量であると思いました。 同じような毎日をこれでもかという程書き連ねるので、次の展開に行くまでが遠く感じられました。 こういうことだったのね、と興味をそそられる展開にはなりましたがその後もダラダラと話が続いている印象で、登場人物の心情や展開にメリハリがなく、盛り上がりきれずに読み終わってしまった印象です。
7投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ふーん、なるほど、、、 こういうのはほとんど読んだことがなかった! まるっきり、中世ヨーロッパみたいな雰囲気の世界の話と信じきって読んでたから、 えええーーー!!!???? って驚けた。やったね! 架空の国、異世界系の話かとすら思ってた。 テレヴィとか、ピーターラビットとか、CDとか出てきたあたりでやっと少し違和感を感じだけど、それでも、ん?結構最近の実在する場所が舞台なのかぁ、とか思ってたー!笑 なかなか、世界だった。 いつもロクに題名を読まずに読み始めるし、読み終わった後も気にしないけど、この本は読み終わった後、題名のことを少し考えた。 とっても素敵な題名だと思う。 この闇と光 リアリティ(ないと成立しないけど)あるかと言われると、ない。だけど作中作と言われると納得もできるかも。けど、やっぱりない。 でも、これは物語だし、虚構だし、レイアの世界も虚構だし、だからといって現実が全て現実かというとそう思っているだけかもしれないし、、、 と、感じるような世界だった! あ、あと闇が光で光が闇なのね、と思った。 どちらが闇でどちらが光か分からないし、神が光なのか神が闇なのかも分からないってことね。
0投稿日: 2025.01.28
powered by ブクログ正直、読み始めは世界観と少女の語り口が合わずに読み終える事ができるかな…と思っていた。 が、中盤から後半、特に最終盤は読む手が止まらず鳥肌を立てながら読み終わりましたw 後半の「えっ!」と思わず声を上げてしまった展開も凄かったけど、何より美しい作品に出会えたことに感謝。 作者の服部まゆみさんは早くにお亡くなりになられた様ですが、ぜひ他の作品も読ませていただきたいと感じました。 本当に美しいと感じる作品です。
20投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログこの闇と光 服部 まゆみ すべての世界が崩壊する衝撃と快感。驚愕必至の傑作ゴシックミステリ!森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き! 物語は前半部分囚われの姫君レイアと父親、意地悪メイドのダフネの共同生活と後半世界が一転してからの後日談とに分かれています 全体的には確かに面白かったのだけれども、前半部分はレイアが盲目の為、あらゆる情景が見えないので、手触り、足触り、人の声や臭いで話が進む為凄く退屈・・・・ 登場人物はほぼ前述の3人のみで後は、階下の兵士の足音とペットの犬(ダーク)とぬいぐるみ(ぷぅ)のみで主要3人以外は有って無いような物、父優しい、メイド意地悪、語学・芸術・音楽の勉強、食事シーンの繰り返し・・ 後半は世界が反転し、あっと驚く内容ですが、そこからもうひと返し欲しい所ですが、それは無く、惰性的にその後を描いてフェイドアウト的な感じ、後半のどんでん返しから最後犯人がまさかの・・・的な返しがあるかと期待して読みましたが、少し残念な印象 主人公レイアが囚われの盲目の姫君なので父に甘やかされ過ぎてワガママに育ってしまい、それが後半になっても抜け切れておらず、他社との接触を避け、他人を蔑んでいるので(幼少期の環境上仕方ないのだけれど)共感が持てず、最後までずーーんとどんよりとした物語展開です と!ここまで批判的に記載しましたが、実は・・・・この書評が反転するかどうかはご自身でお確かめください・・・・劇中のグノーシスの神アプラクサスがガンダムのアプサラスをどうしてもイメージしてしまうのは私だけなのか?それとも私だけ世界が反転しているのか・・・闇で真相が見えない・・いやまさかミノフスキー粒子のせいか・・・
27投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログ1.登場人物 レイア……盲目の王女。 父王……レイアの父。一国の王。 ダフネ……王の使用人。レイアに辛く当たる。 2.物語の始まり レイアのことを父王は「光の娘」と呼んだ。一方、ダフネは違った。ダフネから最初に言われたのは、怒りと憎悪に染まった「死にたいの」という言葉だった。 3.世界観や価値観 森の奥に囚われた幼い盲目の王女だが、美しい音楽や物語に囲まれて過ごす。 緻密な伏線が張り巡らされたゴシックミステリ。 4.物語のキーワードとテーマ 言葉で表現される「美」。 盲目のレイアは父王から多くの美しいものを教えてもらう。 また、盲目の世界にあって頼れるものは視覚以外の感覚であり、ゆえに多くの言葉を費やして様々なものを表現している。
7投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログいやー、やられました! 前半の退屈な展開は その後の壮大な「仕掛け」のための装置だったのかと。 楽しく読了しました。
0投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログまずタイトル。 オシャレすぎる。 闇の中の光と光の中の闇。 ここまでひっくり返る本は初めて読んだので満足。 結局誰がヤバいヤツなのかもよくわからん結末も好み。 ただ前半ブロックが退屈すぎた、 何回止めようと思ったか。
0投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログ最初から最後まで何それ? のオンパレードでした。 光と闇じゃなくて、闇と光って所から何それ?が始まって最後までノンストップ……不思議な世界観でした 耽美な世界にちょっと触れましたw
2投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても綺麗で甘美な物語。 前半は外国のおとぎ話を思わせる、国王と王女の話…かと思いきや!! まさか普通の日本の男の子の話だったなんて…!! でもそんなに聴覚敏感なら、おとうさまとダフネの声が同じなのわかるんじゃ…笑 原口孝夫目線でもう一度レイア1を読んでみたい。 誘拐した子だけど、一心に愛を注ぐ様子もあれば、ダフネになって死んでしまえばいいなどと言ったりする様子もあり… お父さまの中でもいろいろ葛藤していたのかな? 盲目のレイアの、頭の中に描く世界が美しすぎてとろけそうだった。 素敵なお話。
3投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログ綺麗なモノ。目が見えないからこそ感じられる美しさ。 そういった世界が広げられている中で、所々感じる不安な事や、違和感。 盲目の王女・レイアが成長して、そこで目にしたものは一体何だったのか。 耽美で甘美な物語。 自然で現実な物語。 【この闇と光】
0投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中断できなくて一気読みしてしまった。父である国王と国の行く末に翻弄される王女のお話だと思い込んで読んでいたので、こんな展開になっていくとは思わなかった! ここは日本だと気づいた瞬間のショックといったら。色んなことが国王の嘘だったのかと察して、夢から醒めたように現実が重くのしかかってきた。所々にあった小さな違和感は、真実が漏れ出たものだったのだな。 幼い主人公が美しいものに囲まれて教育され、成長していく様子が文体で分かるのが面白かった。言葉を覚えて饒舌になっていく。レイアのように読者も文章から想像するしかない。 別荘で暮らしているときは自然な言葉遣いや振る舞いに思えたのに、現代日本が舞台になった途端、芝居じみたものに見えてしまう。王女として育てられた怜の気持ちを思うと悲しいけれど、この落差が読んでいて非常に面白かった。 すっかり綺麗に騙された。 この上ない英才教育を受けているのだから、きっと怜は原口の提案を受け入れるだろうと思う。残酷だが抗えない魅力ある申し出だ。
1投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログ読み終えてため息がこぼれた。なんと贅沢な読書時間だろうか。 森の奥、囚われた盲目の王女。 この不吉で不穏で、甘美的な世界だけで心惹かれるというのに物語はさらに加速する。 物語は単純な構成だ。だが、例えばシンプルな料理ほど実は難しいようにこうしたシンプルな作品ほど実はとんでもない技術を要するのだ。面白い。読み終えてゾクゾクしている。この物語が気になる方、ネタバレを踏まないようにそっと、すぐに本を手に取るべきだ。
2投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログ主人公である盲目な王女レイア姫目線で話が進み、盲目なことといじわるなダフネの存在がありながらも献身的に娘を愛する王である父のお話かと思いきや...後半で自分の頭に描いていた世界が音を立てて変わってしまいました。 今まで読んでいたのはなんだったのかと思ってしまいました。 面白かった。 歌野晶午さんの「葉桜の季節に君を想ういうこと」が自分は大好きなのですが、読んだ方はきっとこの作品も面白いと思います。 服部さんの巧みな文章表現で、レイア姫に感情移入しやすく、世界が変わった時は主人公と一緒にすぐには受け入れられない現実と戸惑いを感じることができました。
1投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ母を失い視力も失ったうえに幽閉されてしまった可哀想なお姫様と思いきや…途中で世界が変わってしまった!あのとても優しかったお父さまは…全く考えてなかった展開でした。
0投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログゴシックミステリ(らしい)所謂どんでん返し的なお話。囚われの盲目のレイア姫。外に出る事は許されない。意地悪なダフネと優しいおとうさま。読んでると妙な違和感が出て来る。最初の『レイア 一』があまり物語に変化がなく淡々としているのですがそこを乗り越えた後に「えっ?」となります。が、伏線がわかり易いのである程度は予想つくかもですが更に予想外な事も…。余韻の残る終わり方、好きです。
0投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ海外のお話かと思っていたら…あら? 確かに帯にあるように『すべての世界が反転する衝撃』です。 自分の想像力の乏しさを痛感したお話しでした。
7投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だいぶ前にテレビを見ていたら、芸能人の女性が 「中世ヨーロッパのおとぎ話のような世界で暮らす盲目のお姫様が、途中で実は現代の日本人であることが分かる話」という感じでこの本を紹介していて、テレビでこんな盛大なネタバレを言って良いのかと驚いた記憶がある。 それがきっかけですごく読みたかった本なんだけど、もうネタバレしてるしなぁと思いつつ読んだ。けどそのネタバレを見てなかったら手に取ることもなかったかもしれないと考えると、本との出会いはやはり運命的。 でも、どんでん返しはこれだけじゃなかった。 お姫様は男の子だったし、「王様」が一人三役をやっていた。なぜ三役も演じる必要があったのだろう。ダフネの声がバレないのも謎。お父様の話し方から40歳前後を想像していたのに、予想外に若かった。生い立ちも気になるし。 前半はとにかく子ども目線の文章が読んでいて辛かった。文体は終始不穏で世界観はすごく好みなのに、とても狭い世界で生きている子どもの不安や、同じような日常の繰り返しが拙い文章で書かれていて、永遠に終わらないような気がした。 盲目の人目線の小説って読んだことなかったけど、目が見えないと不都合なことが想像以上にあるのだなと分かった。物事を判断する材料を一つ失うということだし、言葉で洗脳されやすくなる。 ストーリー的にはもう少し分かりやすい結末になると思っていたけど、最後の最後に複雑になった。 怜は元の家族に戻されて目が見えるようになったけど、目が見えない間に味わっていた豊かな芸術の世界はどこにもない。現実は彼にとって、美しくも魅力的でもなかった。 だから誘拐犯の元へ戻るのかな、ストックホルム症候群かな・・・と予想したけど違っていた。怜は実体験を元に小説を書き、それが作中作となっていた。これで誘拐犯を責めて自白させるのかと思いきや、そうでもない。犯人はどう考えても分が悪いのに余裕の表情で、その後二人がどうなったのかが分からない。 ラストがずっと気になって読んでいたのに、モヤっとして終わってしまった。 自分がもしレイアの立場だったら、何が闇で、何が光なのだろう・・・全てを知った後、どの世界で住むのだろう。 20240816
11投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ表紙と紹介文だけでは、まったくもって騙されること請け合いの一冊。 序盤の助走が長く、その分中盤が大変面白く、でも終盤のオチはイマイチ。 そんな印象。 特にオチの部分は弱く、綺麗に終わらせようとしているが、消化不良感が強い。 なぜ?が大量に残ったままなのは、どうにもスッキリしなかった。 中盤の盛り上がりが良かっただけに、残念。
0投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語は途中からこれは誘拐されたんだなと気付きましたが、まさかレイアが男の子であったことは驚き。 盲目であったレイアが誘拐犯である「おとうさま」に依存していくこと、「おとうさま」がレイアに愛情とも言える接し方、教養を身に付けさせていたことは、歪んだ愛の形にも思えた。 しかし、それすらも作中作だったの?と思わせるようなラストの書き方で良い意味で混乱した。 それはこの作品から感じる美しさが、この混乱を余計に作品に酔いしれる要因になっているのが、稀有な作品だと思えた
1投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ半分くらいまではどうなるのだろうとワクワクしながら読めましたが、後半はあまり答え合わせになっていないような感じがした。 海外の作家、画家の作品などが出てきて少し興味を持てる内容だった。 Kindleで読了
0投稿日: 2024.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中から誘拐されたんだなとわかったけれど、どうなるのか最後まで読む。 ダフネ、おとうさま、兵士。 「おとうさま」が全部やっているのでは…と。 レイアの成長(p138)で、本当の性別を知る。 レイア自身も、自分のからだの変化があまりないこと本の中の表現と違うことに多少疑問に思う。 物語の中で二人は生きていたが、現実が二人を引き裂く。 「レイア」は成長し、自分は衰える。 ムーンレイカー、神の意志はランダム。
1投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ惹き込まれて1日で読了。 レイア姫の心細さにひたすら感情移入しておとうさまが現れると心底ホッとした前半、ええ〜!世界が何度もひっくり返った後半。 これさぁ、この美しいもの至上主義の耽美な世界よ、ティーンの頃に読んでたらとんでもなく影響されてたかも。 服部まゆみさんの本は初めて読んだが、もっと読みたくなった。
1投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
レイア姫とお父様の二人の世界が甘美で美しく、幻想のヴェールが剥ぎ取られた後の真相はどこか残酷なような。 序盤から意図的に違和感が散りばめられてたのもあってトリック自体は意表を突かれるものではなかったけれど、それを受け止めるレイアの視点が独特で斬新に思えた。
2投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログなぜだろう、公式のあらすじ読んだだけで設定が予想できてしまった。読んでるうちに感じる不協和音もやっぱりと思えてしまったので前半パートが長くかんじてしまった。今となっては斬新なプロットではないので、事前に脳内インプットされてしまっていたのかな…
1投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく素敵な文章だったのですが、外国文学が苦手なので前半のタッチが自分の好みでなく、そこがかなり長く続いたのがきつかったです あと一人二役は途中疑ったけどさすがに声のトーンに無理があると思い打ち消していたのでその点は納得できませんでした
1投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログ目の見えない少女の話というどんでん返しもの。 確かにどんでん返しされたが、その内容が奇妙で気持ち悪くて良い。 目の見えないという設定でしかできない面白い話だと思う。 ただ心が暖かくなるとか元気になるとかそういう類ではないため、星2。
2投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ自分はこの小説に恋をしたのだろうか? そう錯覚するほどに好きです。本当に好きです。 ただだだ世界観に心酔した、陶酔しきっている。 惹かれるあまり、読後は暫く現実感が戻らず ずっと浮遊したような気分でした 今までの小説で1番衝撃を受けた。 ここまでタイトルが似合う本は中々ないでしょう メルヘンチックなおとぎ話のような雰囲気に、 きらめく宝石箱のように美しい文章。 読み進める程に見えてくるこの世界の闇。 ラストの一文が本当に素敵でした。 この衝撃を表せる言葉が見当たらない… 本当に唖然としている、素晴らしすぎる。 闇の中に咲く光は、何よりも美しい。
1投稿日: 2024.06.06
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友人からの勧めで出会った一冊。 前半の王女レイアと国王の屋敷での物語は、ゴシックで耽美な雰囲気から中世のお話と思い読み進めていた。所々に違和感はありつつ読み進めていくと、その違和感は次第に現実味を帯びていき、後半のどんでん返しが始まった途端に魔法が解けていくように中世の物語はみるみる消えていってしまった。その感覚がなんとも不思議で、今までの違和感の真相を探すようにページを捲る手は止まらなくなった。 前半部分が長いという意見も確かに分かるが、あの物語が長く続いたからこそ、幻想的で美しい日々が終わりを告げた後のお話により一層面白みを感じられたのだと思う。 闇と光、日常と非日常、美と醜。果たして主人公の日常は、光は、美は、どちらだったのだろうか。 『この闇と光』 2024.5.31 読了
1投稿日: 2024.06.01
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後半から、がらりと世界が変わった。 そこからは一気に読めた。 前半は外国のお屋敷に閉じ込められた王女と国王だったのが、そこは、、、 自分を盲目の王女と思っていたのに、本当は、、、 またびっくりの余韻が冷めない。
9投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログ盲目の幼い王女レイアと敵国から隠れ住む父王とのお話。敵から逃げる際、目を怪我し盲目となるレイア。幼いレイアには優しい父がいた。レイアと共に私たち読み手も父(王)から世界を知っていくが、この物語は後半に光と闇が反転する。ラストも美しく、幻想的でした。
0投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログどんでん返しものとだけの知識で読み始めたものの、序盤がちょっと長く物語に入り込めず。 盲目のお姫様が父王から教育を受けていくのは面白く、物語や音楽や絵画を実際に自分でも調べたくなったし、後半からのどんでん返しのテンポは良かった。 が、やはりちょっと序盤が長かったかな。 だからこそ後半でも、前半の世界に囚われているのが共感出来るのかもしれないけれど。
12投稿日: 2024.05.25
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読者に対して仕掛けられたトリックには、そこまで目新しさや価値はないと思う。 盲目という設定自体が既に強力なので。 ただ、真に注目すべきは主人公レイアに対して仕掛けられたトリック。 これは一生解かれることがない。 交わらない闇と光の世界。 闇と光は連続じゃないからこそ、証明する術を持たないのだ。 闇の世界は確かに存在したものの、その正体を暴くことは不可能。 確かにその人は神だ。 全知全能の神の前の無力さを嘆くことしかできない。 他人事だからこそ、レイアの無力さ・哀れさの果てしなさを美味しく味わうことができる。 そういった難しいことを抜きにしても、全体が美しい文章で彩られており、良い読書だった。 読書って良いなぁ、と久しぶりに思わせてもらいました。
0投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログ盲目の王女・レイアと彼女を育てる心優しき父親(王様)がそれぞれの苦難を乗り越えながらも幸せに暮らす物語、と思いきや…。 ミステリとしての完成度はもちろん、文章がとても美しく「ゴシックミステリ」というジャンルに相応しい雰囲気の作品だった。 なお内容に関しては、本書裏に記載されているあらすじ以上の知識は入れずに読むことを強くおすすめしたい。
0投稿日: 2024.05.16
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お城に幽閉された盲目のお姫様。 目が見えなくても、情緒や言葉を教える国王。 それがガラッと世界が変わる。 真相が気になって、すらすら読めた。 (ここからは重大なネタバレ) ある意味、幼い頃からの洗脳ではあるんだろうけど、 怜にとって、本当の両親が良い両親には見えないのが なかなか興味深い。 母親はマスコミに「悲劇の母親」を演じているし、 父親も子供が誘拐されたことで、より名が売れたろうし、 読んでる途中で、狂言誘拐かと妄想してしまったほど。 (知り合いの別荘にでも隠して、目の手術のために帰らせたのかと思っちゃった) 真相が明らかになると、 一人三役できるのか?など 気になる部分もあるけど、世界観を楽しめたから良しということで。
0投稿日: 2024.05.16
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なぜこんなに評価が高いのかわかない。まだまだどんでん返しがあるのだろう、と読み進めるも捻りなく終わった感。 文体は読みやすい。 前半の根底にずっとある違和感は回収されるけど、それだけの話。好き嫌いが大きく分かれる作品のようだ。しかしこれは虚構と現実、どちらの物語なのか。 そこを考えるのは面白い。
0投稿日: 2024.05.12
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視覚が戻り、真実の世界を知り辟易とするシーン時点では深すぎる闇も眩しすぎる光も視えるものが視えなくなってしまうから、本質的には同じ物だと感じた。 闇も光も解釈次第だなーと。 同世代の他人や両親に対する愚かさとそれによる生きやすさみたいなものを冷笑と同時に羨ましく思っていたり、闇を知ったものは2度と光の中でだけに居る事が出来ないのも知っていたから、分かるしそれがどんなに苦しいか、自分が苦しいと思っているかを外から再認識できた。 レイア2から、エピローグにかけて読みながらずっと気になっていた誘拐の経緯(真偽不明)を読めて、孝夫もまた光と闇の中に居た事を知れてよかった。 作中では色々な光と闇があったし、この本を読む前に光の中に居た人が闇を知ってどう思ったのかがとても気になる。 他作品から引用するが、「地獄は頭の中にあります」という文章が個人的にこの本を読んでより強く印象に残った。
2投稿日: 2024.03.09
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YouTubeの紹介がきっかけで読みました。 どんでん返しとは知っていたので読みながら結末を予測していましたが全然分からなかったです。 前半の盲目のお姫様の描写が緻密で、盲目の感覚が詳細にイメージできました。 途中、男の子?と違和感を感じる部分もありましたが違うなあと考え直し見事に騙されました。 初めて読んだ作家さんでしたが、読んで良かったです。
0投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログ序盤で想像していた話からあまりにかけ離れた展開にびっくりしましたが、そこから描かれるストーリーと耽美に彩られた世界観があまりに好みで、一気に引き込まれました。闇の中で恋焦がれた極上の美を、光の世界でも追い求める主人公。そこに至るまでの境遇とやるせなさに心打たれ、読了後、しばらく放心していました。極上の作品です。おすすめ! ※以下ネタバレ 真相はぼかしていたので想像するしかないと思いますが、『レイア 一』『レイア 二』が作中作だとすると、別荘でのエピソードも真相も全て主人公の「こうであって欲しかった」という妄想なんでしょうか?闇の中で恋焦がれた美に出会えず、現実世界に幻滅する中で生み出された空想だとしたら、とんでもない悲劇だなと感じました。いや、でもレイアとしてお父様と再会できたのだからハッピーエンドなのか?
12投稿日: 2024.02.22
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後からじわじわと効いてくる面白さでした。 たまに、この本面白かったよなと、思い返してます。 異世界パートではかなりの違和感を感じながらも真相には気付けず楽しく読めましたし、現実世界パートでの怒涛の種明かしも面白かったです! 歪で美しい2人の関係性が他の小説にはない独特な世界観を作り上げていました。
2投稿日: 2024.02.17
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「闇の中にあって、世界はなんと美しく輝いていたことだろう」 闇の中で与えられる光だからこそ最高に美しいと感じるのだろう。 レイアは自分の思う美を詰め込んだDの作品。歪んでいる。だが、少し羨ましいと感じてしまう体験でもある。(ダメ誘拐絶対)洗脳ではあるが、こんな洗脳ならされてみたい。(だからダメ絶対)なんて感じてしまった私もこの闇に光を感じた読者の一人である。 最後は私的にはD側をもっと掘り下げて欲しかったのでモヤモヤが残るが、これも作者の「美」なのであろう。 でも一人三役って難しそう。兵士はいけたとしても、ダフネいけるかな?読み返したら上手いことやってるなってなるのかも。
20投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログ前半と後半で世界がガラっと変わりますね… ボリュームも少な目で読みやすい。 オチも上品で良書でございました。
4投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冒頭は独特の世界観に、盲目の主人公と同じく状況把握に手探り状態で、ワクワクしながら読み進める。 中世ヨーロッパの世界観なのに所々に違和感を感じながら、後半の真相解明に期待感が高まる。 ガラッと世界観が変わり、無事に本当の両親の元に帰れた筈なのに、主人公にとっては複雑。魂のレベルで揺れ動く心情がとても印象的だった。 ラストの落とし所も素敵だった。
10投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログ前半後半で別の物語を読んでいる気分になる 前半部分は童話や海外文学.絵画などに触れながら成長していく盲目の少女レイアの日常がゆったりとした流れの中で耽美に表現されていて素敵だった。 後半から全く別の小説に変わり、レイアや読者が見ていたあの世界は…? もう一度読み直したくなる小説です。 そしてタイトルはそういう意味だったんだと納得。 でもレイアにとってどちらが闇でどちらが光なのかな?と疑問にも感じた 終わり方も私は好きでした。
5投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ2024.1.22 読了 耽美な世界と俗物的な世界とを目が見えない少女という一点だけが繋ぐ。 激変する世界に一瞬驚くけど納得とワクワクで一気に読み進められた。 前半で何となくモヤッと気になってたところが変化への大きなヒントだった!(ちゃんと回収されてた) ラストの曖昧さもその先をいろいろ想像できて嫌いじゃない。 服部まゆみさんの他の作品も読んでみたいと思った。
2投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ書店で見かけ、その書影の美しさに惹かれ購入。 森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。 父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎えてしまう。その先でレイアが知ることになる、この世界の真実とは…。 ネタバレを避けるため詳しい内容は避けるが、章を跨ぐたびに息を飲む展開が続き、呆然とすることも…。 物語の結末は儚くも美しく、その先の話を見たい気持ちと見たくない気持ちで心を揺さぶられた。 切なく、生々しく残酷で、そして美しさを感じられるゴシックミステリーだった。
30投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ目次は見ずに読むことをおすすめします。 物語の真相に辿りついたときは、少し予想していたことだったけどゾッとしました。 ミステリ要素強めですが、美術や文学を材料に美・醜や闇・光をテーマにしているところが印象的でした。 心理描写が自分には理解ができないところであったり、読後感は、あまりスッキリできず、モヤモヤしました。 イヤミス?の分類に入るのかなと思います。
9投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ前半はおとぎ話、後半は……… 作り込まれたゴシックな世界観に浸って読み進めるうち、あれ?これって…?と小さな違和感が生まれていく。前後編で180°世界がひっくり返る感覚が不気味で気持ちいい。終わり方は渋め。結構好き〜
11投稿日: 2024.01.20
powered by ブクログ「すべての世界が反転する衝撃」と帯にあり、読み始めたらもう止まりませんでした。 半分以上、一体何を読まされているんだろう?という気持ちで読み進め、ある時にグラグラと崩れ落ちる感覚。それも一度ではなく、何度も! 怖くて美しくて面白かった作品でした。
66投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログ今までに読んだことのない類のミステリ小説で面白かったです。自分が見ている世界がいかに普遍と誤解しているかに気付かされる内容でした。 ただ、トリックが面白い以上の何かをうまく感受できなかったことに自分の未熟さを感じました。またいつか再読してみたいです。
6投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログ本が嫌いだった小・中学生の頃に読んで、当時はなんで?って思うこと沢山あったけど面白かった記憶がある。 20歳を超えた今、もう一度読み直したい。
3投稿日: 2024.01.19
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ミステリな感じだったけど、なんか美しい小説でした。音楽、花、絵など芸術の造詣が深い作者が描いたことがよく分かった。 以下ネタバレ。 別荘に暮らす娘は父王に可愛がられて暮らしていたが、実は3歳のころに誘拐されて9年間をそこで過ごしていた。しかも性別は男だった。 犯人は多分出来心で誘拐し、出来心で女の子として育てた。有名な作家だったということだった。 罪と罰とか、神話とかがたくさん出てきていてその辺の話もわかると面白いのかなーという感じがしました。
1投稿日: 2024.01.14
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序盤から中盤まで、ひんやりじっとりとした不穏さが常に満ちており、想像通りの展開ではあるものの、土台からひっくり返るネタバラシには膝を打った。 王からの愛情は、血縁者としての愛し方では確実にないとわかるさり気ない描写が散らばってるの上手いなぁ… あの1人3役は、そもそも外界の実際の女の声を主人公が知らないからこそ通用したのかしら? 別作品で申し訳ないが、ライチ光クラブで見られた少年から大人への変貌に対する拒絶感に似た感覚を二人の間に感じた。 理想と現実のギャップ、絶対に制御することの出来ない生物的事実。主人公が女であったら違かったろう。
0投稿日: 2024.01.12
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性別だけびっくりした。あとダフネか。だからダークは役立たずだったのね。 終わりが分かんなくて微妙だなって。 あと他の方も書いてたけど、一人三役無理じゃない?同時に2人いる時とか声のする方向とかで分かるよね。
1投稿日: 2023.12.20
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やられた系ミステリ 前半部の冗長さは、それと知っていたからなんとか凌げた 解決パートとして細かいところが詰められてないのは、結末に含みを持たせるためかな 闇光闇は光闇光
0投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ正統派ゴシックとして読み進むと、後半から突如として現実世界のミステリとなる 皆川博子さんのエッセイで知った服部まゆみさんの見事な作品 もっと他の作品も読みたい!と強く思った 再読必至
5投稿日: 2023.11.06
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山奥の館の一室に幽閉されている盲目の王女レイア。従者のダフネに虐げられながらも、一緒に軟禁されている亡国の国王から「光の娘」と呼ばれ、一身に愛情を注がれていた。 国王からは、学問、芸術、音楽、文学など幅広い知識を与えられ、目が見えないことなど感じさせない高い教養を持つ少女へと育っていった。 美しいドレスや花、愛犬などに囲まれ耽美であった10数年の幽閉生活も、国内での暴動勃発により、終焉を迎える。レイアの身にも危険が迫ることを危惧した国王は、ダフネと共に城下へ逃すことを決断した。 城下に逃れたレイアは、「おかあさん」と自称する女性に保護され、病院へと運ばれる。 中世の雰囲気漂うゴシック調の世界感をイメージしながらの読書。 苦手なんだよなぁ、、、外国とか中世とか。自分の経験の中から、文章を脳内でイメージ変換していく読書スタイルがわたしのルーティーン。 外国で生活したことも無ければ、中世に生きたこともない(笑) 何とも困難な本を選んじゃったなぁ、、、と思っていたのも束の間、中世ではないと気付き、少しは読みやすくなったものの、外国が舞台ってのは、やはり難儀だ。 が、徐々にあれ!?これって現代のヨーロッパでの話じゃなくね!?と疑い、読み進めるにつれて確信に近い自信が湧いてきました。 いくつかの「騙し」がありますが、そのうちの一つは、十数ページで疑いにかかり、結果「ご明察」でありました。 幽閉の身、正体がばれると危害が加えられることを見越して、「お世継ぎ」ではないと周囲に認知させるためにやっているんだろうと、勝手に思いながら進行。どのタイミングで正体ばらしが、、、を期待して読み続けると、もしや。。。と思った瞬間、真実の扉が開きました。薄々感づいていたので、衝撃とまではいきませんでしたが、そう来たかと十分に堪能出来るカラクリでした。 ちと無理くりな部分も散見されますし、特に動機に関しては、もっと掘り下げた形にして欲しかった。 また、結末を読者に委ねるような終わり方も、賛否があるかもしれません。 終盤は、後日譚と言いますか、レイアの正体がわかってからの生活と真相が描かれています。わたしが一番に感じたのは、「生みの親よりも育ての親」であると。本作で描かれている生みの親は、ちょいクズ。悲しみに暮れる事件の被害者が、良識ある人間とは限らないってことを、あらためて感じました。 特に、事件をネタに虚栄心丸出しにして振る舞う人って、、、 だったら、犯人であっても愛情深い人の方が、よっぽど本人(レイア)にとってはプラスなんだろうなと思いました。 ミステリと言うよりは、生き方、考え方を問題提起する作品なのかな、、、と。
1投稿日: 2023.10.17
powered by ブクログ装丁が気に入り、中古ではありますが、BOOK・OFFで購入しました。 これはあらすじを読まずに事前情報全くなしで読むことを強くおすすめします! 主人公が盲目だからこそ、主人公が耳で感じとった情報が美しく言葉で描写されていて魅了されました。自分も目を閉じればその風景を思い浮かべ、色付けできそうな気がしました。 最終章にきてあやふやになった部分があり、それがあまりにも衝撃的で、物語の後どうなったのかの想像がしばらく止まらなそうです。
16投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ暗闇の世界で安らげる人はたった一人だったら、ある意味依存するだろうし、もはや崇拝と言ってもいいんだろうな。 幼少期の出来事、環境、記憶ってほんとに大切なんだと改めて気付かされた、深い作品。 予想通りと意外な部分が交互に押し寄せて、後半は百面相だったw
9投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほんとに初見驚きました。これはほんとに何も情報得ずに読んだ方がいいかと思いました。耽美な世界で生きてきていきなり綺麗とは言い難い世界に急に放り出されるのは厳しい。やっぱり耽美はいいな。
1投稿日: 2023.09.15
powered by ブクログ目が覚めるようなどんでん返しがとても面白かった!表現次第、言葉次第でこんなにも見え方が変わるのだな、と刺激を与えてもらった。
2投稿日: 2023.07.24
powered by ブクログこの本を読んだ当時、私は中学生だった。 まんまと騙されたし、5年ほど経った今でもその体験を鮮明に思い出せる。 ゾッとするほど美しい文章だった。
2投稿日: 2023.07.19
powered by ブクログ何か不自由があるとそれを補うようにその部分の感受性がものすごく研ぎ澄まされるんだな 最後の展開は自分には難解でもやっと終わってしまった
1投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログブクログの本棚紹介で見つけて読了 素敵な出会いでした 収穫 ネット検索やコメント見ないで読むことをお勧めします 視覚を失った環境下での英才教育 恐ろしさのなかに咲く「美」感性を描いた文書が 知的でオシャレ 神は光でもあり闇でもある
40投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ目の手術をする前の3歳の男の子をさらい お姫様として9年間育てる。 息子を育てた経験から 3歳の男の子はすでに自分が男の子だという認識があるんじゃないかな? 特殊なユメの中のような教育を受けて育つ ある日 現実の世界に戻される 自分が男だと知る 本物の両親を醜いと感じる。 最後に 育ての父に会うシーンも 夢の中のよう 犬の登場が 夢と現実を繋ぐ まあ よくこんなこと考えました。 でも 面白かったです。
2投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結構…いやかなり、騙されてた。 ダフネは約ネバのクローネを想像してたし、 違う世界線のどこかにある国の、囚われの姫だと思ってた。 英語が出て来るまでは(笑) 蓋を開けてみればかなり斜め上の展開だったなぁ。 前半と後半の差がすごい。 前半の圧倒的な異国感というか。 前半と後半の境目も、良いと思った。 ん?車?シートベルト??ってちょっと違和感を覚えさせてからスルスルッと後半へ。 最終的に、決着はつかずに終わるんだけれど、 きっとこの子はここへ帰ってしまうんだろうな。 両親はとにかく “お父様” とは対照的に俗物に描かれていて彼の感情も冷めきっていたし、何より小さい頃に刷り込まれてしまったものは、もう消し去れないだろう。 しかも恐怖じゃなく、圧倒的な安心感なんだもの。 ここから蛇足。 しかし…同時に二役ムリでしょバレるでしょ。 兵士、剣か鎧だかガシャガシャしてた描写あったと思うんだけど、騙すためにどっかから借りてわざわざ着たのかな。
3投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログハードカバー版で読みました。装丁はカバー2枚でまとって、表部分の大きさをずらした作り。カバーに様々な惹句が載っている。 凝った装丁ではあるけれど、このデザインと目次でやりたいことが結構見えてしまうというのは何とも。 耽美と付いた作品は苦手。 2023/5/6読了。
0投稿日: 2023.05.06
