
総合評価
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powered by ブクログ若い人が抱く漠然とした希死念慮、そこまでいかなくても、なんとなく生きている意味がわからなかった自分にとても刺さる作品だった。たとえいつか死ぬとしても、その人に関する記憶が、人と人を繋いだり、その人の生きる意味になるというメッセージを感じ取った。
0投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ言いたいことは山ほどあるがとりあえず読了。クラシック音楽が関係した小説が読みたくて手に取った。一昨年フランス物に凝ったことがあり半年以上練習したが、亡き王女のためのパバーヌも良いのだけれど私の好みから言えばドビュッシーもありだったのではないかとも思った。ベートーベンの15番は好きな曲。
8投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ初めて、三田さんの作品を読んだ。 感情と描写をこんなにも滑らかに言葉にできるのか、タッチが柔らかくて控えめなこにこんなに引き込まれるのに感激した。 特にピアノを弾くシーン、何度か読み返してしまった。他も読んでみたい!
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ中学生の時に実家の本棚にあったので読んだ。読みやすかった。最後の方、ビニールカーテンの向こうとの最後の会話に泣いた。こんな恋愛がしたいと思う気持ちと、こんな悲しすぎる思いはしたくないという気持ちが入り混じった。 心通わせることが出来る恋愛に憧れた。
0投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログ息子の中学の推薦図書。中高生の心の本だな。野球もピアノも分かるけど、雨の日に物思いに耽る中学生の気持ちのような本。大人の私にはちょっとヒリヒリして、あまり戻りたく無い10代の頃の気持ちかも。ベートーヴェンの15番、そうだよね、弾く人の解釈とか経験とかにより、見えるものが変わる。読書も同じ。個人的に再読はしたく無いけど、良書。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ2019/8/19読了 ビブリアから移行 様々な経験から成長していく良一をみて、自分も色んな経験からどんどん中身を持った人間になりたいと思いました。 当たり前のようで当たり前ではない自分の命に感謝しながら行きたい。
0投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログうーーーーん、何と言ってよいのか。 本棚にずっと前からあり読んだ記憶がなく読んだ本。 自分の過去の経験から、こういう風に最期を迎える話は少し引く。羽根木徹也、北沢良一、生きろ。
0投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
徹也が将来直美のことを忘れるかもしれない。と 言ったところに違和感を覚えてしまい、あまり登場人物たちが好きになれなかった。
3投稿日: 2024.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルから勝手に爽やかな恋愛小説かと思いきや、「心中」なんていう穏やかでないワードが出てきたり。何となく受験時代を思い出した。当時の空気を感じさせてくれる読みやすい作品。
0投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログ透明感のある文体で「生」と「死」について考えさせられる作品。 間に挟まれる野球やピアノの描写さえも緻密で美しく繊細に描写される。儚いガラス細工みたいな作品でした。 主人公の北沢が思春期の自分を見ているようで親近感が湧きました
0投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログ四月は君の嘘。に出てきた、かをりちゃんが読んでいた小説。 むりをして生きていても どうせみんな 死んでしまうんだ ばかやろう どうせいつか死ぬことが分かっていても、未来のことは不安になるし、悔やまれる過去もたくさんある。今に集中して生きることで不必要な不安に押し潰されないように生きたい。 自分の将来を知りたい気持ちもあるけれど、結末が分かって、それを辿るだけの人生はなんだかつまらない気もする。それにたとえ不安だとしても想像できる未来があるだけ幸せなのかなと思ってみたり。
0投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログ中学三年生、受験や将来の夢、恋愛、漠然とした不安、何も悩んでなさそうで実は一番多感なのは15歳なのかもしれない。 病気を患った少女の運命が引き逢わせた3人の恋愛と友情、生と死の物語 これ読んだことある人は是非 #四月は君の嘘 も読んでほしいなぁ
0投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログ公文推薦図書シリーズ。 若い時に読むと込み上げてくるものがありそう。 どちらかというと親目線で見てしまったので、最後の直美のお父さんの長いセリフにグッとくるものがあった。いろんな登場人物が出て来るが、直美にとっては何故か一番縁の薄い主人公の存在が一番大きくなっていく。そのプロセスはとても繊細で読み応えがあるが、せっかくなら心情だけではなく実際に場面が変わるなどもう少し2人に動きがあってもいいような気がした。 家族や友人の病気や死に直面するという辛いが誰もが経験する状況を客観的かつリアルに命の重みを描いているという意味では若い人に是非読んでもらいたいと大人が思うのも頷ける。
1投稿日: 2024.03.19
powered by ブクログ中学三年生の良一は、自殺とピアノについて考える受験生。ある日野球部エース徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の美少女・直美を知る。三人は徐々に親しくなっていくが、直美が突然良一に言った「あたしと心中しない?」繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死を情緒的に描いた作品。 野球のシーンとピアノのシーンが作品の中で長くてそこは退屈に感じたけど、特に後半の薄氷の上を歩くような緊迫感の中の三人の関係の揺れ動きが目を離せなかった。のでこの評価。この年齢って綺麗で危うい脆さを孕んでる気がする、そしてそれが綺麗に描かれてる。
0投稿日: 2024.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
胸が無くなるくだり、「あなたが好き 死ぬほど好き」のくだりで、昔に読んでいたことを思い出した。自分が大人になってしまったから、こんなにも共感できないのかと嘆きながら読んでいたが、共感できないのは昔からだったらしい。 理由のない(本人にとってはあるのかもしれないが)希死念慮、不治の病がもたらす急激な親密度up、高校受験という小さくてしょうもない悩み、全てが思春期という感じ。内容はありきたりで薄いが、それを大したことのように増幅させているあたりが、まさに小さなことを大きく受け取る感受性豊かな中学生時代を表しているとも言えるのかもしれない。あまり好きな話ではなかった。 生死を題材にしている割に、私にとっては薄く感じた。
0投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ生きるとは何かを中学生の視点から描いているが、自分にも重なる部分が多く、あらためて生きることについて考える機会を与えてくれた。 ストーリーの秀逸さに加えて、メッセージ性や思考を働かせる意図が込められていて好みの作品だった。
0投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログ三田誠広の代表作。 この小説の一部分は、中学の国語の時間に読んだ事があります。 初めて、初めから読みました。 中学生が主人公の作品ですが、主人公の心情や、不安等は大人になった僕でもリアルな感じがしました。 高校受験、母親との距離感、友達との付き合い方、初めての恋等、子供から大人になる為の通過儀礼等が良く描かれていたと思います。
6投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
北沢良一 徹也に試合のビデオを撮るように依頼される。日々、ピアノのレッスンをしている。自殺について考えている。 羽根木徹也 野球部のエース。良一の同学年で人気者。 北沢孝輔 良一の弟。遠くの私立中学に通っている。 成績優秀。マーラーが好き。 船橋 良一と同じクラス。野球部でキャッチャー。通称は「番長」。 東山 ショート。陸上部にも入っている。 俊足好守好打、さらに勉強でも秀才と非の打ち所が無い。 上原直美 徹也の幼なじみ。小学校から私立の女子校に通っている。足に腫瘍があり切断し入院中。徹也に連れられて来た良一に恋心を抱く。 和泉 直美が入院している病院の看護婦。 良一の母 自宅でピアノの講師をしている。良一とはピアノに対する考え方が違う。 宮坂先生 良一が通う中学校の音楽教師。良一が中学二年時の担任。 直美の母 直美にそっくりの、目のきれいな女性。 ピアノの先生 良一が習っているピアノの先生。良一の母親と大学で同窓だった。 良一の父 良一がピアノを習っていることに何も言わない。孝輔のことなら真剣になるが、良一との間には共通の話題がない。新書判の本を編集するプロダクションの社長。 直美の父 額の上部が見事に禿げあがった、けれども童顔で、若々しい感じがする。電機メーカーの研究員。 下馬 船橋の子分。
0投稿日: 2023.11.07
powered by ブクログ中学三年生の北沢良一は同年代の自殺した少年について考えるなど人生に厭世観を持っていた。そんな時、同学年の野球部のエースである羽根木徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の上原直美を知る。直美は自分のおかれた境遇にもめげずに懸命に生きようとする。直美や徹也に会うことによって良一の人生観が変わっていく。 ↑↑↑Wikipediaより 【むりして生きていても どうせみんな 死んでしまうんだ ばかやろう】 十一歳で命を絶った少年が 飛び降りたアパートの壁に残したメッセージ。 良一はたびたび そのアパートを訪れ 少年が飛び降りた13階から下を覗き込む。 中学3年生の夏。受験、友情、恋。 良一は悩んでいる。 頑張って勉強しても上がらない成績。偏差値という数字で“入りたい”高校ではなく、”入れる”高校は決まってしまう。 自由に演奏するピアノは好きだけれど 音楽学校に入るには演奏に点数が付けられふるいにかけられる。 ピアノ教師の母からは「音楽学校に行きたいの?プロになれると思ってるの?」と。 夢に敗れ 望まない仕事をしている父からは「将来のことは二十歳になったら考えろ。今はとにかく勉強しろ」と言われる。 良一の頭の中にふとよぎる言葉 「ばかやろう」 死んだら 努力も夢も 何もなくなるんだ。 人はなんの為に頑張るのか。自分はどこに向かって頑張っているのか。 「おれたちはみんな十五歳だ。いちご(1 5)同盟だ。」 良一と 徹也は 病気の直美の姿を通して 「生きる」ことを考え始めます。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ いちごって、甘酸っぱいほうのじゃなくて 15歳ってことだったのか。 こんなことで自殺を考えるのかと大人は思うだろう。でも中学生は見えている世界がすべてで、小さな箱の中でもがき苦しんでいる。 先日、息子の高校から呼び出しがありまして。 欠席日数が多いとのこと。 「就職でも 進学の推薦でも それで選んでもらえなくなるよ。なんとなく休みたいで休んでるなら会社では通用しないよ」と。はい、わかります。先生が親身になって心配してくださっていることは。それはそれは息子が言葉を話し始めた頃から「こんな繊細すぎるこの子は社会に出てちゃんとやっていけるのだろうか??」とこちとら絶賛不安継続中ですわ!中学で結局卒業まで教室入れなくて 高校では楽しそうに学校通ってて「欠席日数より出席日数の方が遥かに多いじゃん!やったね!」という考えが甘いってことは! 学校を欠席してしまう理由を聞かれて「自分は何も出来ない」と泣いている息子に ただ背中さすって「大丈夫だよ」しか言えなかったわたしも母親としてどうなんだってことは! でも言いたいんです。泣くくらい悩んでることがもう偉いよって。悩むのも落ち込むのも泣くのも笑うのも 全部生きてなきゃ出来ないからね。なんだったら呼吸してるだけで偉い!もう存在が尊い!! すみません。後半はモヤモヤ吐き出しただけです。スッキリしました。 今は高校PTAの役員会来てます。バッタリ息子を見かけたら大きく手を振ろうと思います。(子どもが嫌がるタイプの親) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 三田誠広さんの作品は 高校生が主役の『 春のソナタ 』 大学生が主役の『永遠の放課後』があり 青春三部作となっているようです(急に)
36投稿日: 2023.10.20
powered by ブクログ進路や恋愛の悩みで一杯一杯になる学生時代の辛さを軽やかに書いている本。中学生から高校生に読むことを強く勧める一冊
0投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログ中学3年生の北沢良一は、幼い頃からピアノを習っていたが、自分の進路を決めかね、もやもやとした毎日を過ごしていた。そして、自殺した小学校5年生の少年のニュースについて、彼は度々考えるようになり、少年の自殺した現場を訪れる。 そんなある日、良一は、同級生の野球少年、徹也の頼みで、重い病気を患った同い年の女の子、上原直美に出会う。死を目前とした少女との交流を通して、良一は、生きていく決意を固める。 直美の言葉を前に、言葉を失う良一の姿が、印象的だった。 「可能性がある人がうらやましい。自殺のことを考えるなんて、贅沢だわ」 「まだ、自殺のこと、考えてる?」 「あたしと、心中しない?」 音楽の道に進んでもプロになれるほどの実力はない。かといって、何かやりたいことがあるわけでもない。良一を自殺への興味に駆り立てる悩みは、思春期の少年であれば、誰でも持ちうる悩みだった。そんな彼に直美が投げかける言葉は、本当に死と隣り合わせであるが故に重い。 それまで好きなれなかったベートヴェン十五番のソナタを演奏し、その魅力に気づくシーンもよかった。楽譜通りに弾くことに対する気づきを得て、「わざと抑揚をつけ、テンポを崩して、感情をこめようとしていたいままでの自分の演奏が恥ずかしかった」と思うシーン、自分にも心当たりがあり、読んでいて自分も恥ずかしくなった。
0投稿日: 2023.08.10
powered by ブクログ恵まれた環境にいるくせに、自殺に魅かれる良一のへなちょこ具合が腹立たしい。 それに対して直美のお父さんは素敵!辛いときでも穏やかな笑顔が見せられる人。強い!!こんな人になりたいなぁ。 全体的に口調が文語体一直線な感じがあってぎこちない印象。 中3とは思えない発言だよー。
3投稿日: 2023.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一回読んだことあったけど忘れて買っちゃった 病気になる前は勝気で活発な女の子だったであろう直美が病気にどんどん体を蝕まれ、精気を失っていくのが読んでて辛かった。生きようと思っても死のうと思っても何の選択もできず結局機械に生かされ、最後は人の手によって殺される直美、平凡な人生を生きながら死ぬこともしない良一、やけになりあっけなく事故死する下馬、社会に絶望しばかやろうと残して自殺した15歳の少年…様々な登場人物の絡みの中で死ぬとはなにか生きるとはなにかについて考えさせられる。 直美は両親にとっては永遠の思い出であり、彼らを繋ぎ止めるものである。それが残る限り生きてた証みたいなものはあるのかな、 「し・ぬ・ほ・ど・す・き」という普通の中学生がいえば軽い言葉が、声も出せず死を間近にした直美が言うことで重い言葉になっていてとても辛かった
0投稿日: 2023.07.06
powered by ブクログ四月は君の嘘を読んでから気になったので読んでみた。 物語自体は読みやすくさらっと読めた。 タイトルの意味を理解した時は思わず感心した。 リアルな中学校後半の時期の人間模様と、身の回りの雰囲気を見事に描き、まさに生きることとはどういうことなのかを考えさせてくれる、いい題材だった。
0投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログちょうど鳥肌が立ったタイミングで終わり、終わり方いかついと思った。 タイトルはあまり気に入らないけど、内容はほとんど主人公の胸の内の言葉で進むのに飽きなくて良かった。
0投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログ再読。さすがに死には直面はしていないが、中学時代の心の揺らぎを思い出させる。何度も読み返す本のひとつ。
0投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログ主人公のデリケートでおとなしい性格が自分とダブった。あと、酔っぱらった父親が愚痴をこぼしたところが印象深かった。
0投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログすごく良かったです。18歳の私ですが、今このとき、大人になることや生きることを悩んでいたときに出会えたからこそ、凄く刺さったのだと思います。 思春期特有の、あるいは全世代にも通づる生きづらさについて、語っているのだと思います。 そして、その生きづらさを鼓舞するのが、登場人物達の魂の刹那の輝きです。 登場人物にはそれぞれ生命力が衰えるシーン、逆に強く輝くシーンがあります。 それらの推移にドキドキ、ハッとさせられて、読了後には切なさと、自らの中に沸き立つ生命力でいっぱいになります。 ただ… 野球の試合、相撲の描写があり、それらについての専門用語がふんだんに使われています。それらの知識がなければ読むのに苦戦します。 読み飛ばしても深刻な支障はないのですが、やはり予備知識があった方が臨場感が出ますし、登場人物達の心情への理解も深まると思います。 事前にサラッとルールや用語を調べておくだけでも、大分良い読書ができると思います。 クラシック音楽のタイトルも多く出てきますが、これに関しては知らなくても、直接展開に差し障るということはないです。 もちろん、知っていた方が良いとは思います。しかしそれにしても、文中でタイトルが出る度に逐一聴いてみる感じで良いと思います。 私もあの演奏(ネタバレ)に関しては、実際にYouTubeで演奏動画を見て、こんな感じで弾いてたのかな…と想像を膨らませて楽しみました。
3投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログ「いちご同盟」は、ベストセラーになり、教科書に採用され、映画化もされました。病床の少女との純愛小説は、何度読んでも、感動します。 https://www.honzuki.jp/book/21859/review/278761/
0投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログ思春期の心が、丁寧に優しく描かれている。まるで自分がそこにいるかの様に思えた。 うまく言葉で言い表すことができないが、友情といえ単語一つにおさまる話ではなく、それぞれの気持ちがバランスをとって話が展開していく。 主人公の北沢が、ベートーヴェンの田園を弾くシーンは、本当に音楽を理解し、殻を破ったんだなと感じた。 直美が、病気になったから、あなたと出会った。この運命に感謝すべきなのか、というシーンは、本当につらい。病気にならなければ出会わなかった、病気になったから出会った。 時代を、超えて読み継がれて欲しい。
1投稿日: 2023.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
直美の死を受けて、前向きな2人の考え方がすごく大人びてて立派だなと思った、いちご同盟が素敵な言葉。15歳はこんなに大人びているんだろうかと少し疑問も残る 重たい話だけど、最後はどこか希望が持てたような前向きに感動を与えてくれた本でした。
1投稿日: 2023.01.11
powered by ブクログ中学生の息子に勧められて読んだ一冊。 主人公の環境は、こんなにお互いに無関心すぎる家族があるんだろうかとさびしくなってしまった。自殺にどうしても目が向いてしまう感覚、いちご同盟の意味、直美との出会いでその後も生きていこうと強く思えたこと、良い読後感だった。
1投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
直美の病気が悪化し、死んでしまうと分かったのにその死を悲しむのではなく、直美のおかげで互いに繋がれたという考え方が美しいと思った。
0投稿日: 2022.12.26
powered by ブクログ何回か違うところで名前を聞いて、ずっと読みたかった本。 四月は君の嘘ってこの小説をモチーフに描かれたんだったかな? それくらいお話が似てた。 自分が中学生高校生だったらもっと刺さったのかもしれない。 風のようにさらっと吹き抜けていく小説だった。
0投稿日: 2022.12.14
powered by ブクログ何故イチゴ同盟なのか。最後にその真実が語られます。生きるとは何かと答えの無い問いをこの本で少しでも考える人が出ます様に。
0投稿日: 2022.12.13
powered by ブクログ15歳の時に結んだ同盟なので「いちご同盟」。 中学生の頃の苦悩とみずみずしい感性が描かれている。死を考えていた主人公が、身近に死を体験することで「生きる」ことに舵を切っていくストーリー。
0投稿日: 2022.10.24
powered by ブクログ中学生くらいの頃に一度読み、確かその時は涙が出たように思うのですが、大人になった今再読してみるとあまり感動は起きませんでした。悲しい。主人公に子供っぽさが全くと言っていいほど感じられないのが少し違和感だったかな。死ぬという事を直接的な表現ではなく抽象的に表現している部分がとても印象的でした。短いのでとても読みやすかったです。
0投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログいちごとは、主人公の良一と友人の徹也が15歳の時に結んだ約束。夏美のことをずっと覚えていよう… 中学3年の良一は、どうせ人間は死ぬのに何で生きていなくてはいけないんだという考えをもっている。夏美の存在にすごく影響されたんだと思う。 自分が中学生の時は何で生きるかなんて考えたことは全くなかった。それだけ、周りの環境に恵まれていたということだ。楽しかった思い出しかない。 良一は大人すぎる。 文中に良一が大切にしている本が紹介されていた。 原口統三の『二十歳のエチュード』 長沢延子の『友よ私が死んだからとて』 奥浩平『青春の墓標』 これらの本も読んでみたい。
2投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ昔の小説のような 生と死と友情と恋愛を描いた内容 登場人物と同年代の子たちが読むといいのかも あっという間に読み終えた
1投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勧められて読みました。15歳の頃に読むべきだと思いました。 野球やピアノや相撲などの描写が私の頭では単語を収集することだけで精一杯であまりイメージがわかなかった。 直美の死に方はあまりにも残酷で、ただただ可哀想、と思った。こういう病気の作品で、自分は真っ先に"生き物の死は必ず起こることだから仕方ない"と思うだけなんだと改めて感じた。選択肢がたくさんあると全部やめたくなり、放棄したくなるから自殺を考える良一に、『私の選択肢は病気病気病気、自殺したとしても病気のせいになってしまうわ』と直美は言っていて、病気は可哀想だと思った。死に近づいたので、達観した視点でいるんだろうなと思った。死に近いから互いは惹かれたのか、なんとなく雰囲気が合うのかどっちなんだろうなと思った。
1投稿日: 2022.05.30
powered by ブクログねえわたしと心中しない? 病気で先がなくても誰かと一緒にいられたらきっと幸せなんだね。 三田誠広先生さすがです!好き!何回読んでも好き!
0投稿日: 2022.03.20
powered by ブクログ3/13 私と年齢が近い登場人物達だったが、かなり大人な作品だったように思う。恋愛や生死について、派手な言葉を使わない表現が印象的。おそらく、もっと大人になって読むとより気持ちがわかるのかもしれない。
2投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ良一、徹也、直美 大切な人を決して忘れないために生きていく。 生きていたい。と強く願っていた人のために生きていく。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ中学生の時読んでいたら、もっと自分ごとのように感じたに違いない。今高校生になって読んだが、中学生の時感じていた、言葉に表し難い焦燥感、不安、どこか自分だけが取り残されているような、逆に自分はきっと誰とも違うものになるんだ、でももがいてももがけない、そんな危うい感じがヒリヒリするほど伝わってきて、読んで良かったと思った。 歳をとっても、この本を読めばまたこの気持ちを思い出せるだろう。 文体が単調で最初は動きがないけれど、入院少女の直美が出てきて、良一がピアノのことで逡巡しているところあたりから、かえって単調だけど無駄のない美しい描写が読んでいて心地良かった。 徹也との同盟、直美の儚い、けど強い姿と熱い想いは胸が熱くなった。 進路、親、友情、淡い恋、生と死、全て詰まっているのに、読後感が清々しい音楽を聴いた後のようだった。
4投稿日: 2021.11.19
powered by ブクログ特別に親しくしていない同級生からの頼みを引き受けたことで、入院している少女とであった中学3年生の主人公。 高校受験を控えているなかで、普通科の公立校に進学するか、音楽学校を受験するかで悩んだり、そもそもピアノを練習している意味を改めて考えさせられたり、「自殺」について考えたりと「ザ・思春期」の真っただ中にいます。 少女は悪性のリンパ腫で余命いくばくもなく、彼女との触れ合いの中で、主人公の「演奏」への理解が深まる様子から「生きること」の意義を見出したことを描き出す著者の想像力に感心させられました。 1990年の本ということで、今から30年も前に書かれた作品でありながら、中学生の不安定な日常(なにか他者とは異なる自分ならではの存在になりたいと思いつつも、結局は何物でもない、という自己嫌悪に陥ったりする様子)は、時代が変わっても共通の悩みなのだな、と再認識させられる物語でもあります。 他者を理解することは、その付き合いの長さだけによるものではなく、また同年代でなくとも(たとえば親と子ほど年が離れていても)可能だということも描かれていますし、何より主人公の内面の描写が緻密で繊細なところがこの本の魅力だと思います。 ケータイやスマホなどの道具がなくとも、その「古さ」を感じさせない作品でした。 「恋愛小説」と紹介されていましたが、いわゆる「甘さ」のある小説ではありません。主人公は自分が傷つきたくないという思いから、少女とは距離をとることもしばしばです。ただ、相手のことを意識すること、ありのままの姿を受け入れること、そしてそのことを通して成長する様子は清々しい読後感でした。
2投稿日: 2021.10.29
powered by ブクログ高校受験と自分の将来に悩み、死さえ考えた良一。野球部のエース徹也を通じて、不治の病の少女・直美と出会い、生きる勇気を知った。15歳の少年が見つめる愛と友情と死…。 悩み多き中学生の葛藤を描いた青春ストーリー。主人公の良一は女の子の前では黙り込む陰キャ、だけどピアノが上手。野球部のエース徹也は、自他認める女たらし。親から受け継いだ女好きのDNAは凄まじく、病院で女の子の病室で情事に及んでしまう天性の才を発揮。結構攻めている設定なのにちゃんと青春ストーリーしていた。
0投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログ【読み終わって感じたこと】 生と死について、考えさせられた。生きている人には、必ず明日がやってくる。死について考えたうえで、選択肢のある自分の人生をどう生きるか。心に深く染み込んでくる作品だった。 【印象に残ったシーン】 良一が初めて自然に感情移入してピアノを弾き、それを母が聴いていたシーン。直美と出会ったことによる彼の心の変化と演奏の大きな変わりようを想像することができた。 【好きなセリフ】 「可能性がある人がうらやましい。自殺のことを考えるなんて、贅沢だわ」 直美が良一に涙目で言うセリフ。死が目の前に迫る彼女は、足掻くか諦めるかの選択肢しかない。それを改めて考えさせられるセリフだった。 【こういう人におすすめ】 ・生死について考えたい人 ・青春小説が好きな人
0投稿日: 2021.08.26
powered by ブクログこの本に、15の夏に出会いたかった そして、何年か先、たとえば30になった時に読み返したらまた違う感想を持つ、と断言できる本 21のわたしが今読んだ感想はまだ言葉にするには足らないけれど、15歳のわたしと「人生」について話してみたくなったなあ
0投稿日: 2021.08.19
powered by ブクログ命が繋ぐ絆。 共通点のない徹也と北沢、直美の両親を、直美が繋ぐ。恋とも愛とも、友情とも違う、生と死が育む愛情。これ以上のものはないと感じさせる。 小説なのに、最後の15番「田園」なんかは耳に聴こえてきそうだった。
2投稿日: 2021.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公になかなか感情移入することができなかった。 最後に音楽学校を受験する許可を母から貰えたのは良かった。 ただ、徹也の事もあまり好きになれない。 俺は将来直美のことを忘れるかもしれない。なんてそんなことをよく言えるもんだ。 全体を通して微妙だった。
3投稿日: 2021.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中学生の時に読んで心揺さぶられた記憶、、! なんのために勉強してるんかなとか、ピアノ好きやけど譜面通りのリズムで正しく弾いてなんの意味があるんかなとか 15歳の青年良一は日々悶々とし、 "どうせみんな 死んでしまうんだ ばかやろう" というメッセージを残して自ら命を絶った見知らぬ少年に想いを馳せ、自分も同じようにすることまで考えて そんな良一が出会ったのが悪性リンパ腫で入院中の直美 「可能性がある人がうらやましい。自殺のことを考えるなんて、贅沢だわ」 って直美のセリフはずしーんときた 生きたくても長くは生きられない人からしたら、人生を自ら終わらせるなんてそら贅沢よね 最後直美は亡くなってしまうけど、直美と良一と、直美の幼馴染かつ良一の同級生でもある徹也との交流は、間違いなく彼らの今後の人生において何か大きなものをもたらしたと思うな〜 ほんで徹也がまたいいやつなんや… 野球部のエースで女子からもモテモテやけど、ずっと俺の心にいるのは直美や、とか、そんなこと言える15歳いるかー?!幸せになってくれほんまに
1投稿日: 2021.01.11
powered by ブクログ2021/01/03 10年くらい前に一回読んだことあったような気がするけど、ストーリーとかほとんど忘れてしまっていて、ふと入手する機会があったので読み直し。 ピアノを弾くことが得意な良一、野球が得意でプロにも行ける実力を持つ徹也、病院に入院している直子の3人の話。 主人公は良一。もともと自分の住んでいる家の近くで小学生が自殺たことをきっかけに日頃から死というものは何かについて考えながら日々を過ごしていた。そこに、俺の試合をビデオに撮ってくれ、という謎の依頼を徹也から受けることになり、撮った映像は病院に入院している直子に見せるためのものだった。 徹也と直子は幼なじみだが、病院に通ううちに直子と良一はお互いのことを知るようになる。直子が不治の病になっていて老い先短いということもなんとなく分かりつつある時に直子から持ちかけられた言葉。 「私と一緒に心中しない?」 中学3年生でこの言葉は結構インパクト強かったんじゃないかなーと思いました。 良一自身も音楽系の高校に行きたいということで、母親とは反りがあっていない状況の中、以前関わりがあった級友の事故だったりで色々と考えることが多かったのではと思います。 いちご同盟っていうのも、別に果物から来ているわけでもなく…生きられない直子のためというタイトルです。
0投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログ国語科の先生から紹介された本。 感情移入をする本だった。 クラスメートに読んでいない人がいるのなら オススメしたい本。
0投稿日: 2020.11.01
powered by ブクログ中3の時の国語の教科書の題材になっていた小説。教科書には一部分だけだったので、あの当時も一度全編読んでいました。あれから20年近く経ってふとまた読んでみたいなーと手に取りました。徹也と北沢の「直美のことが好きか」「好きだ」のやりとりがお気に入りです
0投稿日: 2020.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いい歳になってしまったが、こうした小説に心が動かされるだけの感性がまだ残っていたのかと驚いた。 主人公の良一は15歳。勉強すること、ピアノの練習をすることに疑問を持ち、将来に希望を持てず、自殺した少年にまで共感してしまう。そんなとき、野球部のエースからのお願いをきいてあげたことをきっかけとして、入院中の少女に出会う。 人は死ぬ。死んでしまうから生きていくことは意味はないのか。生きていくことはどういうことなのか。そんな簡単には答えをだせない問い。これまで逃げてきた良一が、友達とのふれあいを通じて、生きていくことを決意した物語です。 良一にとって、これからもつらいことはたくさんあると思います。良一のお父さんの言葉が印象的です。 「良一。お前にもいつか、わかるだろうがな。長く生きていると、大切な人間が、次々に死んでいく。それは、仕方のないことなんだ。そしてな、良一。大人になり、中年になるにつれて、夢が一つ一つ、消えていく。人間は、そのことにも耐えなければならないんだ。」 それでも、みんな、必死に生きているのです。 がんばれ良一。がんばれ自分。
1投稿日: 2020.10.17
powered by ブクログたしか、初めて読んだのは小学生の頃だったと思う。 その頃の私には何の話だかまったく分からず、なけなしの小遣いを取り返すために、すぐに古本屋に持って行った本だった。 それもそのはずで、三角関係とか、生と死とか、小学生にわかるはずもなかった。 時がたって、今私は『四月は君の嘘』というマンガ作品を読んでいる。 ピアニストの少年と、病を抱えるバイオリニストの少女の物語である。 病室のシーンで、タイトル部分がぼかされた本の表紙がちらちらと描かれていた。 内容がほとんどわからなかったのに、なぜか表紙だけはとても鮮明に覚えていた私は、すぐにそれが『いちご同盟』だとわかった。 そして、少女が『いちご同盟』のセリフを引用したのだ。 「あたしと、心中しない?」 これがきっかけで、読み直すことを決めた。 ところが、やはり難しい。 いつも本を読むと、どこがよかったとか、あの言葉がよかったとか生意気な感想を友人に話したりレビューしたりするのだが、うまく言葉にできない。 三角関係になんてなったことはないし、中学生にしては哲学しすぎな死生観も、すべてを理解することはできなかった。 それでも、小学生の時よりは確実に胸にくるものはあって、気が付いたら涙を流していた。 読み終わった後、「いちご同盟」というタイトルの意味を考えて、「生きる」ということは、自分以外の誰かが生きていたことの積み重ねとしての意味があるのではないかと考えた。 もう少し年をとってから読むと、また違う何かが得られるのかもしれない。 だから、今度は売らないで本棚にしまっておくことにした。
0投稿日: 2020.10.07
powered by ブクログ突然野球部エースに試合を撮影しろと声をかけられた良一。 撮影した媒体を持ってついていった病院で、直美と出会う。 高校進学のこと、人を好きになること、生きること、生きていくことについて。 今の10代にも胸に落ちるんでないかな、出会って欲しいなと思う作品の1つ。 番長とかファミコンとか少し、時代を感じるアイテムもあるけど。あまり、気にならない。
0投稿日: 2020.09.21
powered by ブクログいちご同盟ってワードがどこで出てくるのかなとおもってたら 15歳でいちご同盟。笑 題名だけは聞いたことがあるような気がしてた 30年近く前の話だと思うと色褪せないな〜 ピアノが弾きたくなった
0投稿日: 2020.08.31
powered by ブクログ物語を通して、良一だけが直美のことを本当に真っ直ぐ見ることができていた気がした。徹也も、直美の両親も直美を大切に思っている。しかしどうしても心のどこかで直美の現実に目を背けてしまう。直美には関わっていないが、良一の家族も学校もみな現実を生きながら何か大切なものを見落としている。おそらく皆気付いてはいるのだ。その中で良一だけがしっかりと現実に向き合っていた。徹也や弟のように分かりやすい強さでは無いが、そういう内に秘めている強さというものをすごく丁寧に表現していると思う。
2投稿日: 2020.08.28
powered by ブクログ高校生の主人公とヒロインとの悲恋。 主人公の心理描写が素晴らしく、よくあるテーマの小説でありながら、引き込まれていく物語でした。 今までに読んできた恋愛小説の中で5本の指に入る傑作。
0投稿日: 2020.08.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・つらくてもいいから、生きていたい…。でも、どうしようもないのよ。私には選ぶ権利がない。ドラマが始まったのに、山場も来ないうちに、チャンネルを変えられてしまう。残酷な仕打ちだと思わない? でも、私は運命を恨むわけにはいかない。運命が、あなたを私の前につれてきたのよ。だからあたしは、この運命を、喜んで受け入れようと思うのp190
2投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログ普通の高校受験を勧める母親。家族を養うために嫌な仕事をする父親。小学生にして夢を捨てた弟。お金や受験のことばかりのクラスメイトたち。良一を取り巻く大人や社会が持つ価値観が生きる意味を問う。徹也や直美との出会いが良一の心を再生していく。 自分の思いと大人の期待、就職活動をしていた自分にとって良一は共感の対象だった。
0投稿日: 2020.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
"いちご"というと甘酸っぱさや、または一期一会のように一度きりなどをイメージしていましたが、15歳だから"いちご同盟"と中学生らしい命名の仕方でした笑 可愛らしい題名とは違いお話は割と重い話ですが、表現の仕方に透明感があって重苦しさを感じさせませんでした。 主人公と友人?である徹也くんが最初から最後まで対比されており、お話の後半から女の子の病状が悪化していく中でのやり取りが、お互いがお互いを羨んでいるように感じました。 主人公はピアノを習っていますが、真剣に取り組んでいる印象はなく、勉強は得意ではないし、ピアノであれば楽しい時は楽しいので…といった理由でしょうか。音楽科のある高校へ進もうと考えています。その過程の中に下馬くんという登校拒否していた同級生が目の前でバイク事故で亡くなり、女の子が肺炎を起こし難しい手術を控えた夜、主人公は未だかつてない想いを胸にソナタを泣きながらピアノを弾きます。その時の描写があまりにも切なく胸をつきました。きっと、主人公は悲しみを糧にピアノが上手くなるんでしょう。悲しみが彼を演奏家にしていくように感じました。 いちご同盟の中に100歳まで生きるというものがあるのですが、主人公は案外短命に亡くなりそうな気がします。ただの予感です。そういう描写がある訳ではないですが、芸術家はもって生まれた才能の代わりに命を差し出すものです。彼は死ぬまで彼女のことを忘れないでしょうし、死んでも忘れないんじゃないでしょうか。 生と死が混じり合い、恋愛と友情が混じり合い面白い小説でした。 読み終えると、実は徹也くんも主人公だったのかなと思いました。
0投稿日: 2020.06.01
powered by ブクログ15歳の男子2人と女子1人の甘酸っぱい青春を描いた作品読んだのは20代中盤だった。物語は単純だが心に刺さり、胸に詰まる感覚が忘れられない。小説ほどドラマチックではないが自身の経験を重ね合わせるところがあるのだと思う。社会に出、家庭を持った大人に読んでほしい!
3投稿日: 2020.05.24
powered by ブクログ陰キャは陰キャらしく、陽キャは陽キャらしく生きるべきなのかも知れない。 でも、陰キャも陽キャと仲良くなれるし陽キャのように振る舞うこともできる。 そんなことを考えながら読むことができる本。 陰キャなあなたにおすすめ。
0投稿日: 2019.09.05
powered by ブクログテーマは生と死。 病気で入院中の少女、直美と出会い、生きることについて向き合う良一。 切なく儚くて、ぶつけようのない苦しさと繊細さに溢れている感情の描写が襲いかかる 「生きろよ」 この言葉が大きく響く 大切な人を忘れない... いちごではないけど、同盟を結びたいな。
0投稿日: 2019.08.01
powered by ブクログ四月は君の嘘のオマージュ元の作品ということで、読んでみた。 四月は君の嘘の「私と一緒に心中しない?」というセリフ、それはここから取ってきたものなのかと思うと、胸が熱くなった。
0投稿日: 2019.06.24
powered by ブクログ中学三年生の良一は、同級生の野球部のエース・徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の少女・直美を知る。徹也は対抗試合に全力を尽くして直美を力づけ、良一もよい話し相手になって彼女を慰める。ある日、直美が突然良一に言った。「あたしと、心中しない?」ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに描いた長篇。
0投稿日: 2019.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「百まで生きて、その間、直美のことを、ずぅっと憶えていよう」 ***** 中学三年生の良一は、同級生の野球部のエース・徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の少女・直美を知る。 徹也は対抗試合に全力を尽くして直美を力づけ、良一もよい話し相手になって彼女を慰める。 ある日、直美が突然良一に言った。 「あたしと、心中しない?」 ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに描いた長篇。 (裏表紙・あらすじより) ***** 文庫コーナーをぐるっと見て、”読んだことのない作家さんの本”を探り、表紙の写真にひかれて選んだ一冊。 教室の、凛とした風景。 私の衝動買いでは珍しい、ヒット! 1日あれば、読めるページ数。 けして、小難しくも、固くも、暗くもない。 後半を電車の中で読んでいる内に、涙で目が潤んできていた。 何て、瑞々しくて、澄んでいるんだろう。 主人公である良一はピアノの講師をしている母に反感を抱きながらも、ピアノを弾くことも諦められず、成績も伸び悩み、進路に悩んでいるところ。 そして、自殺した小学生の誰にぶつけたのか知れない遺書に関心を持ったことから、生きるということ、死ぬということについて考え始める。 そんな中、出会う徹也と直美。 良一の学校の野球部でスター的存在、明るくて、女子にも人気がある徹也。 推薦をもらい、高校への進学も決まった。 しかし、良一から見た徹也は”悲しい時に、わざと明るくふるまう””そんなやつ”。 徹也は非常にかっこいい。 兄妹のように育った、幼なじみの直美が病魔に侵されていく中、彼は沈んだ顔を見せることなく、常に直美に正面から接し、「いじけている」とストレートに言葉をぶつける。 人前では冗談を飛ばし、直美の病気が進行する中でも同級生の前ではおちゃらけているけれど、その心の中はいつも直美のことを考えている。 病のせいか、少し大人びたところを含む直美も真っ直ぐな心の持ち主。 病気のことで涙をこぼしつつも、「うふっ」と時折、笑顔を見せる。 徹也が大事に思い、良一がひかれていくという設定に無理がなく、自然だった。 物語を通して、良一自身も様々なことを考え、成長していく。 重い病にかかった少女が出てくる、というのはありふれた題材かもしれないけれど、それに主軸を置き、直美にクローズドアップされたストーリーではない。 この作品は少年少女の心の成長を描いている。 愛と勇気、そして、希望の物語。
0投稿日: 2019.05.30
powered by ブクログこの作品をなぜ読もうと思ったのかといいますと、君嘘の作中にでてくる本なのです。マンガを読んだあとにしったのですがこの作品は、新川先生が君嘘を描くにあたってオマージュしたであろうということが伺えた作品でした。主人公はピアノを弾く男の子。死に魅了された男の子の話でした。そこに普段あまりかかわりが無い野球部のエースの同級生が主人公に自分の試合風景をビデオで撮影してくれと、これは人と命に関わることだと。わからないまま、約束をする主人公。ビデオは入院してる少女に見せる為のものだった。憧れるように死を見つけていた少年が、死から逃れられない少女とであって・・・揺れ動く繊細な心がその少女によって傷つけられたり、嬉しくなったり、心の成長物語だと思いました。もし君嘘を読んでいてこちらを読んだことがなかったらぜひ読んでみてください。あの場面この場面でのセリフが、このいちご同盟に繋がってることがわかって、更に涙を誘うことでしょう。これはネタバレかもですが 題のいちごは、苺だと思ってましたがちがってました。ある約束をするのですが、そのときの同盟名なのです。切なくなりました。この約束を守ることは心の枷になってしまうのではないかと・・・ふとしたことで罪悪感にさいなまれることになるのではないかと・・・純粋な頃の約束・・・守って欲しいよな、守ってほしくないような。
2投稿日: 2019.02.05
powered by ブクログ今を精一杯生きなくてはと感じられる一冊だった。 生きる理由を見つけることは自分も高校の時から考えていて、今もそれは見いだせていないことだが、大切な誰かのために生きようとすることはとても美しく、素敵な心持ちだなと感じた。 少年の葛藤や、自殺について考えたりといろいろ共感できる箇所が度々あり、積読になっていたこの本を今読むことに何か意味があったのではないかと思う。
0投稿日: 2019.01.11
powered by ブクログ冒頭からひきこまれてしまった。 ・・・音楽室でラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』を弾いていると, ドアが乱暴に開いて,背の高い男子生徒が入ってきた。・・・ もう頭の中ではパヴァーヌがなっていた。ちょっと乾いた哀しみが鳴っていた。十五 (いちご)才は多感な時代だった。好きな女の子の一挙手一投足で落ち込んでみた り,天に昇るような気持ちになったりしたものだった。この小説を読んでいると,い つの間にか青春時代にひき戻されるだけじゃない。入院中の女の子に何もできない自 分をもどかしく思ったりしてしまう。十五才。二十年以上経っているのに,今もみずみずしい。
2投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログ最初に三田誠広さんの本を読んだのは40年ほど前。みずみずしい文書に引き込まれた記憶が残っています。そして久方ぶりに二冊目を読了。思春期の純粋さを主題としつつ、取り巻く人々の純な気持ちも織り込んだ美しい小説に仕上げられています。バブル期に書かれた本が版を重ねて読み継がれているのも当然のことと思わせる一冊でした。
0投稿日: 2018.10.22
powered by ブクログピアノを習っていて音楽高校に進学したい中三の良一の自殺した男児や若者の遺稿集に惹かれ思いを馳せながらの友情と恋。野球部のエースの徹也、入院中の直美との交流。仄暗いのに瑞々しい。少年達に僅かの陶酔も感じたけれど筆致は中立で、ともすれば説教臭くなりそうな生きる意思も読んでいる間は自然だった。静謐な結末。
0投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログ1990年の三田誠広作品。 男二人女一人の三角関係というのは、三田誠広氏お得意のパターン。 三人が14才から15才になる中三の短い時間を描いているのて、ラノベ以前の昭和のジュニア小説的な雰囲気もありますが、女の子が難病を患っていたり、主人公の少年が死に惹かれていたりと、少々暗い雰囲気も漂います。 少年二人はピアニストと野球少年。このピアニスト少年の視点で物語が進みますが、物語全体の目線は父親から息子へ、何のために生きるのか、という三田誠広氏の父親としての立場から描かれているような感じもあります。ピアニスト少年が幼い頃、狭いアパートに暮らしながらも、まだパパと呼んでいた父親に遊んでもらった思い出を美しい思い出として覚えているシーンは、15才の息子がいる自分にとっては完璧に美しいシーンでしたが、父親にとってはファンタジーとも言える設定で、目線が大人目線な気がします。 ひねくれた少年時代の自分がこの作品を読んで感動するかどうか、今となってはわかりませんが、中三の少年達が進路について何を悩み、何に苦しんでいるのかを描いた作品として、父親目線としては秀逸な作品だと思いました。 中三の少年達が、何かを妥協し、自分をランク付けしていく姿は、むしろ親世代が読むべき作品だと思いましたよ。少なくとも自分は、無事に高校生になったうちの息子も結構偉い、と思えました。
0投稿日: 2018.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
15歳の子どもたちの目を通した「生きるということ」 音高受験しようか悩んでいるピアノ少年と 野球部スターで人気者の少年と 病院でガンの転移が発覚して死にゆく少女 三人の、まだ幼いのに生死を必死で理解しようとする心模様に オバサンになった今の私と 同じ15歳だった頃の私が 共感したりお説教の心境になったり涙したり。 今の歳だから、死に対しておさまる気持ちもある。 15歳じゃ難しいよね。 その理不尽さに歯ぎしりする日々があるからこそ 生きていけるんだよ。 がんばれ、キミたちよ!
0投稿日: 2018.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
病気の少女と出会った少年が、彼女との交流を通して生きる目的、意味を見出す物語。 全体を通して淡々と世界が描かれていて、それがそのまま少年の、思春期や上手く行かない現実を表しているのかな。 少女の最期がおもっていたよりもあっけなく、だからこそ少年の「いちご同盟」=生きていく約束が心に残りました。
0投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログ20代後半の今になって読むと、「読書感想文向きの本だなぁ」と思う。音楽と受験に悩む中学生の主人公。不治の病の女の子。野球にひたむきな女の子の幼なじみ。考えさせられます。高校生くらいまでに読みたい本です。 考えさせることに主眼を置いているのか、涙とか感動をわざとらしく誘う感じではなくて良かった。 死にたい人に、死ぬ人に、人生の強さを教えるのは難しい。今なら死ねる、という瞬間がある、主人公。自殺する選択肢さえなくした病気。一つ一つ夢を無くしてく、でも生きなければいけない、というお父さんの言葉。
0投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログ思春期特有の心情などを織り交ぜながらも、人の生に真剣に向き合い、成長していく姿に心打たれた。ピュアでみずみずしさ感じる、青春さ溢れるものであった。子供から大人への階段を上り始める時期、嬉しさや葛藤、辛いことなど様々な感情を経験し、人は強くなっていくだろうと感じる。男女の関係というか恋愛要素も入っているかと感じるが、命の大切さ、真摯に向き合う姿勢に重きを置き、固い友情で結ばれていると感じである。治らないと知りながらもメスを入れられるのは、もっと生きたい、一緒にいたい気持ちや治る望みもあり、悲しさも感じた。
0投稿日: 2017.09.09
powered by ブクログよく分からない。 斜め読みしかする気にならなかった。 ストーリーの主題が何かは最後までわからず。 何故これを読んでみたかったのか、今となっては全く理解できない。
0投稿日: 2017.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人の生死について深く考えさせられる作品。いちご同盟の意味は「あ、そんなものか」という感じ。年齢を重ねすぎた今となっては、この物語から感じ取れるものは少なく、読む時機を逸したという感じも否めなかった。そんな理由で話の良し悪しについての感想は述べません。感想はこんなところです。
0投稿日: 2017.03.07
powered by ブクログ少年少女たちの恋愛と友情、生と死。 ピアノが好きだけど、音楽学校に進学したいと母親に言う勇気のない主人公。 どこに行っても女子にモテて、一人を愛する自信の持てない野球部のスター。 そんな彼の幼馴染で、夢も未来も諦めている入院中の女の子。 小学5年生で自殺した少年。 自分がこの子たちだったらどうするだろうと、学生に戻ったような気分になりました。 なんだか不安定で、ちょっとしたことで自分が流されやすくて。 危うい感覚が、昔の自分と少し重なって見えたり。 理解できない発言があるのは、大人になってしまったからなのかなぁ。
0投稿日: 2017.02.12
powered by ブクログ人殺しがなくても、物語は蛇がとぐろを巻くように物々しい。戦争が起こらなくても、破滅的だ。生き別れになった知己との、感動の再会などなくても、心は揺さぶられる。ツーアウト満塁からの逆転ホームランなんかなくたって、弾むような興奮を覚えることができる。直美が死ぬという事は、ひとつの大きな出来事であり、カテゴライズすれば大きな物語に分類されるのであろうが、この作品は静かな静かなリズムで、ゆっくりと暖かく丁寧に、まるで小さな物語を描くように書かれている。ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに書いた長編らしいが、確かに詩的で軽やかな文体がものすごく好印象。名作とは、得てしてこう淡白というかあっさりというか。それでいて心に深く残るのだから不思議です。
0投稿日: 2017.01.31
powered by ブクログ中学2年の時に読書感想文を書くために読みました。 当時は感動しぱなっしで、結局何書けばいいんだろう…と悩んではいたのですが。 印象的だったのは、普通の子ができることが私にはできないし、学校行って泣いたり笑ったり悩んだり、恋をしたりすることが私には羨ましいな…的なことをヒロインが言ってた点。 私も入院中は周りの人が食べられるごはんとか、それこそラーメンとか食べれるのがすごーく羨ましかったです。 病気になると、何もできないし、周りの人たちにとって普通のことが、自分にとっては幸せなこと。そういうふうに思うのは切ないですよね。 だからこそ、今を精一杯生きなければいけないんだと考えさせられるお話でした(´・ω・`)
1投稿日: 2017.01.28
powered by ブクログすばらしいいいいい!!十数年ぶりに読み返してみたのですが、いつよんでも心がじんわりあったかくなるようなストーリー。最後に考えさせてくれるエンディングも、そんなにヘビーではなかったのも後味よしでよかった。
0投稿日: 2017.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
年を取らなければ、あるいは大病しなければ、本当の「死」の実感は湧かないのだろう。しかしながら「自死」という人生の結末を迎える人々が相当数に及ぶのも現実。本作は、一本気とも評しうる青春時代において「死」に直面した男女3人の心の揺れを描いていく。私も「四月は君の嘘」から本作に入った口だが(もっとも、入手時期はかなり前)、近しい人物の死によって生まれる心の痛みの超克を描く彼の作とは違い、本作は「死」という現実に直面することで、自らの生と生き様の確認をしていく物語。優劣をつけるべきものではなかろう。 淡々とした文体、劇的な場面が展開されるわけでもない。という意味で、派手さや起伏大な物語が好きな読み手は敬遠するかもしれないが、個人的には本作も「四月は君の嘘」と同様、心に沁みる逸品である。
0投稿日: 2017.01.23
powered by ブクログ小学生のときに、中学生の兄と二人してこの本で読書感想文を書いた。私のほうがよくできていた。という思い出。話の内容は忘れてしまったけどよかったことだけは覚えている。
0投稿日: 2017.01.13
powered by ブクログ再読。 もうすぐ16になるので、読んどくべきかなと思って読んだ。テスト終わりということもあって頭のなかだるだるで、どうしようもなく泣けた。進路にたいして悩む、というか迷走?どっちつかずな主人公に共感するような、しないような。やっぱりシリアスな話だった。
0投稿日: 2017.01.12
powered by ブクログ恋って人を作りも壊しもするんだなって 当時思った小説。 中学生の私にはまだ早すぎた気がする。 まだ全て理解できてない気がして。 あの時出会えてよかったけれど 今もう一度読んでみたいかな。
2投稿日: 2016.11.12
powered by ブクログ野球進行の解説の二、三ページは飛ばしたが、クライマックスには心を揺さぶられていた。 子供と大人の間でさまよいながら、命について正面から向き合い考えて悩む15歳。なぜ勉強するのか、なぜ人は生きるのか、なぜ人は死を選ぶのか、、。 若い世代に一度は読んでほしい小説。
0投稿日: 2016.10.10無力さにさいなむ、青春物語
ピアニストを目指す男の子、野球部で強打者の男の子、入院している女の子。三人の青春物語です。 物語は次第に、進んで欲しくない方向へ進んでいき、嫌なのですが、先を読まずにはいられない、そういう感じです。 「隣の家の少女」と通じるものがあるのかな、と思いました。
0投稿日: 2016.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
四月は君の嘘のモデルとなった作品、らしい。アニメを見返していると何度か登場する本のカバーや直美のセリフ。タイトルとは裏腹に内容は生死のことにフォーカスしている。中学生の機微を爽やかに掬う三田さんはすごいなぁと。小学生のころは与えられなかった人生の選択肢に迷う時期を思い出しながら、作品にのめり込んでいった。印象的だったのは直美が良一に胸を晒すシーン。エロチックとも思える場面を切なく描写できていて、直美の本心が垣間見えるのが好きだ。
0投稿日: 2016.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一五同盟。「四月は君の嘘」より、気になった。 ピアノ弾き。憧れの、薄幸の少女。持つ者である友人。構図は似ているが、雰囲気は冷めている。中学生らしい話。 時間は恙無く進んでいく。彼女をのこして。救いのない話だ。
0投稿日: 2016.08.16
powered by ブクログ中学の時に手にとって読んだ時、きっと共感していたはずなのに大人になった今、自分自身の中学時代を思い出し狭い世界でしか生きてなかった自分に嫌悪感を感じた。 ただ、この本を読もうとしたのは結局、直美がどうなったか知るためだったのだが、それとは別に何の前情報なしにこの本のオマージュとなる『四月は君の嘘を』も同じ日に全巻買って読んでいた。同じ日にどちらも読むのは何かの縁かもしれないと不思議な気持ちになっている。 心中しようか、といった直美とかをり、それを断った北沢と公生、去る者と見送る者の間にしか分からない感情がそれ以外のものを排除していて美しかった。
0投稿日: 2016.07.25
powered by ブクログ甘い苺かと思っていたら、大人びた十五歳の子どもたちの話だった。笑 段落や区切りが多い書き方のせいか、すっきりとしていて読みやすい。病院の無機質さが感情の高ぶりや揺れをより際立たせていて、より伝わってきた。 「生きる」とは、「死」とは、考えさせられる。 透明感があって、そのまま消えてしまいそう。 ただ、展開が思ってた通りで、ちょっと名前勝ちかな‥とも感じた。みんな十五歳なのに、めちゃくちゃ大人で、どこか達観していて、いまいち感情移入出来なかった。
0投稿日: 2016.06.27
powered by ブクログ「四月は君の嘘」のモデル?となったと聞き手に取りました。確かに設定や作中の空気はよく似ていると思います。 また、作品タイトルの意味が後半で判明するのも「四月は君の嘘」を思い出させます。 いろいろとコンプレックスを持ったピアノ好きの主人公と学校のヒーローの友人、そして病に冒された少女。 ありがちな設定と言ってしまえばそれまでですが、、、 ただ、普通の青春モノとは違って主人公の独特の厭世観などもあり、全体的にはそれほど好きな作品というわけではありませんがどこか心に引っかかる作品でした。
0投稿日: 2016.04.24
powered by ブクログ4月は君の嘘 というコミック、アニメ内でこの作品を知り、読みました。 凄く純粋に15歳の目に映る世界を思い出しました。自殺、病気、入院、友情、恋愛、進学、野球、音楽、どれも、25年経っている今読んでもリアルで、古さや作り物感を感じずスーッと入ってきますね。凄い。
0投稿日: 2016.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中学二年の娘が「読みたい」と言うので購入。「いいお話しだったよ」とそれとなく勧めてくれるので読んでみた。 途中で、娘と一緒に夢中で見ていたアニメ「四月は君の嘘」とキャラクター設定やなりゆきが似ている。 母親から厳しいピアノの特訓を受けている主人公良一、野球部のエースの徹夜、不治の病の直美。 そうか!「四月は君の嘘」は「いちご同盟」のオマージュ的作品だったのかと遅まきに気づいた。 「四月は君の嘘」で、渡がかをちゃんのために図書館から持ってきて、かをちゃんが入院中に読んでいた本が「いちご同盟」で、その本は有馬公正も以前に図書館で借りてすでに読んだことのある本だったんだね。 そして、かをちゃんが公正に言った「あたしと心中しない?」「もう来ないかと思ったわ」というセリフは、「いちど同盟」の中で直美が良一に言った言葉の暗唱だったんだね。 生きることの意味を問いかけてくる物語に心の琴線を刺激されて、娘は急にピアノを熱心に練習するようになった。「いちご=一五=15」歳の娘が最良のタイミングでこの作品と出会えたことに感謝。 「死ぬなよ。お前は、百まで生きろ。おれも、百まで生きる。百まで生きて、その間、直美のことを、ずうっと憶えていよう。わかったな。同盟を結ぼう。おれたちは十五歳だから、一五同盟だ。男と男の約束だぞ」
0投稿日: 2016.03.05
powered by ブクログ透き通ってる。すーっと入ってきて、心をひっかいていく。最後にぐっと引きつけられ、ぎゅっと苦しくなった。青春の爽やかさだけど、青春という言葉では軽すぎるような体験。いちご同盟は、永遠。この本が読み継がれることで、直美はずっと誰かの記憶の中で生き続ける。
0投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログ中学三年生の良一は、同級生の野球部のエース・徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の少女・直美を知る。徹也は対抗試合に全力を尽くして直美を力づけ、良一もよい話し相手になって彼女を慰める。ある日、直美が突然良一に言った。「あたしと、心中しない?」ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに描いた長篇。
0投稿日: 2016.02.29
