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玩具修理者
玩具修理者
小林泰三/KADOKAWA
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総合評価

311件)
3.8
74
116
75
19
6
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    表題作は改めて読むとずいぶん短く、一切の無駄なしで玩具修理者の存在感が極まる。映画化したけど、カラフルな布みたいな玩具修理者さんに、美輪明宏のナレーションで実は映画もなかなか好き。"酔歩する男"は何度読んでもクラクラするような酩酊感でホント素晴らしい。

    0
    投稿日: 2021.03.24
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    +++ その人は、何でも治してくれる。壊れた人形、死んだ猫、そしてあなただって。生と死を操る奇妙な修理者が誘う幻想の世界を描き、日本ホラー小説大賞選考委員会で絶賛を浴びた表題作ほか、書き下ろし1編を加えた作品集。 +++ 表題作のほか、「酔歩する男」 +++ 圧倒的に「酔歩する男」の分量が多いが、表題作のインパクトもとても強い。実際に目にしたら気を失いそうな事々が、淡々と平板なリズムで描かれているので、なおさら怖さが背筋を這い上がってくる心地がする。そして、次の物語は、施行を整理しようとすればするほど、混迷の螺旋階段を上へ下へと翻弄されるような、立っている場所が瞬時に消えてなくなるような気がして、眩暈がしそうである。考えるな、感じろ、ということだろう。まったく違うテイストが愉しめる(?)一冊である。

    0
    投稿日: 2021.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとバランスが悪い本だと思いました。(でも、読みごたえがあって良かったとも) 出来ればタイトルにもなっている「玩具修理者」みたいな感じの短編ホラーが続いて欲しかった……。「玩具修理者」がいい感じの短編だったので期待感が高まってしまったのもある。 玩具修理者 これぞホラーって感じ。どこかメルヘンチックな感じがしたのは自分だけ? 背中に腐った弟しょって歩いてるのに周りの人達の反応が鈍感と言いますか、ちょっとズレてる感じがまたじわじわと恐怖を煽った。話してる途中に「あら……〜よ?」みたいなセリフが挟まれててゾワゾワした。 最後にあっと驚かされたけど、結局玩具修理者の正体とか不気味な部分が残っているのも素晴らしいです。 追記:他の人の感想を見ていると、自分は怖さだけを求めてるんだと思いました。というのも、「酔歩する男」は個人的にページが進みにくかったけれど、こちらの方が好きな人もいたということに、申し訳ないけれども驚きました。と同時に、自分の読書理解力がまだまだだったんだなとも……。出来ればいつか再読して、今度こそは「酔歩する男」の怖さと魅力に近づけるようになりたい!

    0
    投稿日: 2021.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『玩具修理者』と『酔歩する男』の2作品が収録されている。 玩具修理者 壊れたものを分解して組み立てる、その工程がなんとも気味が悪い。生物と無生物の違いについてのやりとりは考えさせられるものがある、自分の待つ概念がボロボロと崩されていく。 最後の男女の会話は強烈に頭に残る。 「姉さんは一体何者なんだ?」  「道雄こそ何者なの?」 酔歩する男 始めはすらすらと読めるが、途中からぐっと重くなる。残りのページ数を確認して、まだこんなにあるのかと疲れる。それでも読み進めずにはいられない。 玩具修理者とはまた違う気味の悪さ。自分がこの世界の中にいたらと考えたらゾッとする。それでも私も、菟原手児奈(うないてこな)に心奪われる。 作中ではHPラヴクラフトのクトゥルフ神話関連のモノがオノマトペで表現されている。このことを頭に入れておくと、巻末の解説にて、小林泰三が一つの神話を作り上げているのではないかという提唱にはっとする。

    0
    投稿日: 2021.01.16
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    ヤバい本に出会ってしまった。 特に「酔歩する男」。 この本は私が信じてきたこの世界を、根こそぎひっくり返してきた。 これはもしかしたら死ぬまで忘れられない本になるかもしれない。 とにかくみんな読んで。 グロが苦手な人は「酔歩する男」だけでもいい。 (「玩具修理者」もそんなにグロじゃないから、少しなら大丈夫って人はぜひ)

    1
    投稿日: 2021.01.02
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    追悼再読。さすがにインパクトが強い作品なのでだいたいは覚えていましたが。初読時には「ようぐそうとほうとふ」の意味がまったくわからなかったんだよねえ、と思ってしんみり。今はわかります。他のあんな言葉やこんな言葉にもにやりとさせられました。内臓感覚あふれるグロテスクさと、しかしどこかしら整然とした美しさ、ラストのオチまで見事な作品です。 「酔歩する男」はかなりSF寄りの作品ということもあって、昔はあまり理解できていなかった記憶が。でも今ならある程度はわかった気がします。ぐるぐるする読み心地の中、次々と判明するとんでもない事実。死してもそこから逃れられないというこの状況はとんでもなく恐ろしいのだけれど。それでもその中に希望はあるのでしょうか。ちなみに、この作品の元ネタも今ならわかった……!

    0
    投稿日: 2020.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネットの書き込みで面白そうと思って購入。 表題作はまだ分かりやすくて、まあ読めた。 「酔歩する男」は全く理解不能。気持ちを高めて読まないとちんぷんかんぷんで終わる。 時間と自分はまったく別に存在するものなのか。今の自分がそのまま過去や未来に行って、自分の視点でその時間の世界を見ることはできるのか。幽霊のような他者となって見ることはできそうだが。・・と行った具合に理解不能でまったく面白くは感じないまま最後のページへと時間を進めた。

    0
    投稿日: 2020.11.02
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    「玩具修理者」と「酔歩する男」の短編2作品です。 「玩具修理者」 会話の中での子供の頃の奇妙な思い出話。 そこで出てくる「玩具修理屋さん」は、壊れた物を親に内緒で無料で直してくれる。 謎の修理屋の風貌も発言もとても奇妙で、死んでしまった猫も直してくれるというホラー要素満載の短編でした。 好みのグロで、オチも最高でした。 「酔歩する男」 この話がメインでいいんじゃないかと思った程面白かったです。 時間と波動関数の収束、過去と未来のつながりや、脳と記憶と精神の関係。 私の大好物な類のSF作品でした。 この類が、ある意味普通のホラーよりよっぽどホラーだと思っています。

    17
    投稿日: 2020.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私は、いつの時間を生きているのか?昨日と今日の私は、同じ意識を持った私か? 何の問題もなく生きてきた男が、親友を名乗る男の話によって狂気の世界へと連れ込まれる。連れ込まれた?本当はずっと前からその世界にいたのでは?酔歩する男は、読めば読むだけ不安になる。 とにもかくにも読んでいるだけで気分が悪くなる。自分と世界の境界が曖昧になってじわじわ侵食されていく。時間のなかをうつろうなどできるはずもないが、本当にそうなのだろうか?という気持ちにさせられる。無限ループって怖くね?とかよく聞くけどそんなものは生易しい。

    5
    投稿日: 2020.09.22
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     1995年度第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作「玩具修理者」他1編収録した著者の第一作品集。  「玩具修理者」は文字通り依頼通り何でも直してしまうというところが面白い。あくまで依頼通りなのだが、それは読んでみてのお楽しみである。  収録されているもう一作品「酔歩する男」は中編~長編といった感じ。最初は少し読みにくい感じもしたが、徐々に物語に引き込まれていく。「パラレルワールド」という言葉がしっくりきそうな作品である。

    0
    投稿日: 2020.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奇想天外でシュールな設定の短編を読みたいなーと思っていたところ、前に感想を書いた「ニセモノの妻」に“いいね”をくれた方がいて、その方の本棚にあった本。 しかし、ブクログ。不思議と読みたい本を不思議と見つけてくれる。 この本は、確か文庫になった時に読んだはず。 内容は全く憶えていないが、その頃ホラーで流行ってた、“どろどろ”“ぐちゃぐちゃ”が好きな人なんだなーという印象しかなくて。 自分の中で、著者はこういうのを書く人なんだなと、“波動関数が収束”してしまって、以後読んでない(爆) でも、今さら読んでみると、「玩具修理者」はショートショートとしてはわるくはないかなーと。 ただ、オチはちょっと唐突。キレもイマイチかなーw 意外だったのは、「散歩する男」の方。 内容を憶えていないといっても、「玩具修理者」の方は読みだすと、「ようぐそうとほうとふ! あー、あった、あった」くらいには思い出したのだが、「散歩する男」の方は、波動関数が発散しちゃったのかと思うくらいw、欠片も憶えていない。 というか、「玩具修理者」という本に、こんな話が入っていたということすら記憶にない。 実は、この話に出てくる手児奈を祀った「手児奈の霊堂」って、以前にそこそこ身近な場所だったりするのだが、なのにここまで記憶ないのはちょっと不思議なくらい。 つまり、やっぱりこれは波動関…、やめーた(爆) 「散歩する男」は混み入っていて、また、やけに説明くさい話でもあるのだが、だからこそ(玩具修理者より)集中して読めて楽しかった。 自分は算数すら苦手な文系だがw、著者の説明がわかりやすいのか。波動関数だの量子力学だのが具体的にそれが何なのかわからなくても、それがこの話にどう関係しているのかは充分わかる。 ていうか、この話って、「時をかける少女」(の本)に入ってる多元宇宙だよね? ま、そんなこと言うと、理系の方は「多元宇宙はちょっと(全然?w)違うんだよなぁ~と、ニヤっとしちゃうのかもしれないがw、自分はそういう風に解釈した方が理解しやすいので、それでいいw 変な話、東京辺りを歩いていると、毎日そこを歩いるはずなのに、昨日は気づかなかった店があったりして驚くことが多々ある。 そういう時、子供の頃読んだ、その多元宇宙の話がいまだに印象に残っているのか、「昨日は別の宇宙を歩いていたんだったりして?」なんて、いまだに考えたりすることがある(爆) ていうか、シュレーディンガーの猫とか、波動関数がどうのこうのとか詳しく知っている人は、「実はこの店は今の今までなかった。今、自分が気づいたことで初めてそこに存在したのだ」みたいなことを日々思いながら暮らしていたりするんだろか? そういう人が見ている世の中と、自分が見ている世の中って、なにがどんな風に違うんだろう? とはいえ、「昨日は気づかなかった店」が今日はそこにあるのは、誰もが見ているようで実は見ていない日常の風景を、(たぶん)たぶん個々の人がイメージする日常の風景が、脳の中で「日常の風景」として確定されて。そこを歩いてもそれを見ないで(見ても記憶せずに?)、脳の中で確定された「日常の風景」を“今日の日常の風景”として記憶するということなのだろうから。 そう考えると、「シュレーディンガーの猫」なんて言っちゃうと、妙に謎めいていてやけに高尚な話のようだが、実は、誰しも日常的に体験していることなのかも?と、なんだかちょっと面白くなってくる。 そういえば、近所に、一度間違って挨拶をしちゃったら向こうも挨拶したので、以後、ずっと挨拶し合うようになった人がいるのだが、人と人とのつながりやコミュニケーションなんてものも、シュレディンガーの猫で成り立っていたりするのかも!?w それこそ、「アイツの顔が気に食わない!」「しょうがないよー。シュレディンガーの猫でそう決まっちゃったんだもん」なんて(爆) ていうか、今日のシュレディンガーの猫と明日のシュレディンガーの猫が同じとは限らないわけで(だって、違っていたとしても誰もわからないよね?)、 そう考えると、「明日は明日の風が吹く」ならぬ、「明日は明日のシュレディンガーの猫になる」みたいなことわざが出来てもいいような?w ていうか。 不思議だったのは、時間って、この話のようにデジタルみたいに断片が連続しているモノなんだろうか!? じゃぁ、その断片の一つは何秒(何分?何時間?何日?何年?)なのだろう? 断片なんだとしたら、(この話で言う)時間を跳ぶってことは、一つの断片の時間分を過ごしたら、また違う断片に跳んじゃうってことじゃないんだろうか? つまり、断片が1秒の何万分の一だとしたら、時間を跳ぶ人はその1秒の何万分の一の断片をランダムに延々跳び続けることになるんじゃないの!? でも、そんな状況は人間の頭では処理しきれないだろうから。時間を跳ぶ人は、あっという間に発狂しちゃうんじゃない? ていうか、発狂しなかったとしても、1秒の何万分の一では水を飲むどころか呼吸することもできないだろうから、あっという間に死んじゃうんじゃないのかな?w (そういえば、以前、時間旅行っていうのは、死ぬこととイコールなんじゃないだろうか?と考えたことがあったっけw) …って、フィクションに文句つけてもしょうがないのか(爆) 手児奈が出てくる意味がよくわからないのは、自分としては、著者は二人の男に言い寄られ身投げする伝説になぞらえているだけで、時間の流れ云々とはつながっていない(つなげていない)気がするかなー。 だって、共感覚みたいな話も出てくるけど、特に話に関係ないみたいだしw たぶん、著者は「玩具修理者」だけでは短くて本にならないので、手児奈の伝説をヒントにホラーっぽい話を書こうとしたものの(だって、ホラー全盛の95年だ)。 書いている内にイメージが膨らみすぎちゃって(ホラーよりは、著者の本来の持ち味であるSF的な要素が出てきちゃって)、直接のつながりはなくなっちゃったみたいなことなんじゃないのかなぁー。 ていうか、これ。うんと噛み砕いて、落語にしたら面白いんじゃないかと思った。 柳家喬太郎辺り、やってくれないかな?w

    1
    投稿日: 2020.08.29
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    玩具修理者は何でも直してくれる、それがたとえ壊れた人間であっても...。 グロいけどこういうラストは好み。  酔歩の方は、終わりのない空間に怖さと絶望を感じた。

    1
    投稿日: 2020.08.11
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    「玩具修理者」はグロいショートショート(そこまでショートじゃないけど)みたいな感じ。 「酔歩する男」は読んでて思考が酔う感じ。理解したようなしてないような。 小林泰三さんの話はグロさも好きなんだけど、何より繋がってるようで繋がってない、噛み合いそうで噛み合わない、なんとも言えない会話の応酬が醍醐味。

    1
    投稿日: 2020.08.04
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    表題作の「玩具修理者」はグロテスクでちょっと目を背けたくなった。 「酔歩する男」はすごい気持ちが沈む(笑) 私が今いる世界は大丈夫?昨日と今日は繋がってる?色々考えてしまう。今まで当たり前のようにあった日常や風景がまるで知らないものにみえてしまう。 どうしても手児奈の存在がよくわからなかった。 Wikipediaに「手児奈」の項目がある。 奈良時代以前に暮らしていた女性で男性たちの間で自分をめぐって争いが起こったから入水自殺したらしい。名前は明らかにここからとってるみたい。 、、と思ったら、小林泰三の「酔歩する男」は手児奈伝説をもとにする、っていう記述もあった。 でもこの伝説をもとに現代を舞台にこんな突拍子もないホラーが書けるなんて。 すごい。

    2
    投稿日: 2020.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「玩具修理者」は印象としては、「文体がまともな矢部崇」という感じ。気持ち悪い描写とかはまさにそうだった。オチで「えっ?」となり、その意外性かエンタメとしても良作だと。 「酔歩する男」は読後、頭をフル回転させて解釈をするが最終的に理解できているのかできていないのか分からない、その不確かな感覚にモヤモヤ感や不安感を感じる作品だった。『ドグラ・マグラ』の読後感に似ている。 解釈メモ(合ってるか分からん) 一般人 ・→→→→・→→→→・ C B A それぞれのポイントごとの事象は、時間を逆行することがないので、波動関数が発散することがない。したがって確定した事象は変わることはない。 小竹田がA地点からB地点に逆行して事象aがなくなったとしても、B地点にいる一般人は事象aを知り得ない。この人たちにとったら、A地点に来たときに生じる事象a'が確定事項となり、波動関数が収束する。そしてこの人たちは時間を逆行することはないので、波動関数が発散することはない。 小竹田 ・→→→→・→→→→・ C B A A地点からB地点に逆行した際、A地点で確定していた事象aはなかったことになる(波動関数の発散)。小竹田が再びA地点に戻ってくる、あるいは別の意識の小竹田がA地点に来たときには、事象aではなく別の事象a'が起こる。 血沼 ・→→→→・→→→→・ C B A 時間を逆行することがないので、時間意識などには異常を感じていない。しかし、波動関数を再発散させない能力が欠落してしまっているため、小竹田がA地点からB地点に逆行すると、血沼にとって確定していた事象aがなくなり、時間意識が連続しているものの事象a'にすり替わってしまっている。そのため同僚との認識にズレが生じたり道が変わってしまう現象が生じる。 っていうこと????全然分からへん。書いてて頭バグりそうになった。

    3
    投稿日: 2020.04.20
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    玩具修理者の方がスッキリしてて読みやすかった。ミステリー風のホラーという感じ。 後半はSF+哲学という感じで、少々長くてくどいというか…あまりスッキリしなかった。

    0
    投稿日: 2019.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    酔歩する男が読んでいて怖かった… 死ぬ事も出来ず永遠に時間の中をさまようとか… 手児奈は一体何者だったんだろう? 同じタイムトラベラだったのか? 小竹田、血沼が脳を処置したから生まれた存在なのか…? 玩具修理者も面白かったが酔歩する男の方が色々と絶望的で印象に残った

    0
    投稿日: 2019.12.19
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    あらすじ 玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く…。現実なのか妄想なのか、生きているのか死んでいるのか-その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。

    0
    投稿日: 2019.11.05
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    小林泰三の作風を凝縮した二編。 現在はときにハートフルなものも書いていると思うのだが、しばらくはこの第一作品集『玩具修理者』収録の二編のタイプに分かれる気がする。 『玩具修理者』は壊れたおもちゃをなんでも直してしまう存在の話。喫茶店で会話する男女の会話が導入となるのだが、物語は女性が子供だった頃の話に展開する。子どもたちの中で有名だった玩具修理者、それは奇妙な姿で、意味のわからない言葉を発しながら、壊れたおもちゃやゲームを完全に修復してくれる存在。そしてそれは、たとえば死んでしまった猫や子供でも……。 40頁程の掌編だが切れ味は抜群、ホラーとして、あるいはミステリとしても良作だろう。実はクトゥルフ好きにもおすすめ。もちろんクトゥルフを知らなくても問題はない。 『酔歩する男』は、馴染みの店に行こうとしたら絶対に知っているはずなのに辿り着けなかったり、店がどうしてもなかったり、かと思えば不意にたどり着いたり、そんなことがある男が居酒屋で奇妙な男と出会うことから始まる。その男は自分を大学時代の親友と名乗る「見知らぬ男」だった。 タイムトラベルという王道のテーマでありながら、そのタイムトラベルの仕方とそこに至る経緯、そして行き着く結末、それをとっても特異で奇妙。「時間」への固定観念を破壊する衝撃的な物語を展開している。そもそも時間とはなにか、意識や観測することの意味や影響、そして因果と波動関数の収束や発散。SFや哲学のロジックで読者を酩酊させる様は、まさに作中の登場人物の追体験で、眩暈を禁じえない。恐ろしい狂気の短編だろう。 元になっている神話や、ラストの意味合いなどを考えていくとあまりに恐ろしい。SFの傑作でありながら、ホラーの傑作と言ってもいいだろう。これほどの短編にはそう出会えない。

    0
    投稿日: 2019.10.28
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    裏表紙のあらすじを読んで、なんとなく気になって購入。 読み進めているうちに、あ、ホラーか…と気付くくらい、著者への知識がなかったのですが、グロテスクではあるけれど、ホラーが読みたい方ならこれではないかと思います。 読みやすくてサクサク読めました。 一つ目の短編のラストはまぁまぁ気に入っています。 二つ目の話の方が小難しくはあるけど、それでも引き込まれてあっという間に読了。

    2
    投稿日: 2019.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本の本格的なホラーを読んでみました。 どちらも気分が下がっていくストーリーで、心にモヤモヤが残る…といった具合です。 『玩具修理者』は、単純に読むのが怖かったです。 修理者が何者なのか分からず、ただただグロテスクでした。 『酔歩する男』は、絶望感しかないです。 自分が彼らの立場だったら…? いや、絶対嫌です! 個人的に、世界観が怖くて物語に入りづらかったです。 逆にホラー描写が巧み…とも言えますね!

    0
    投稿日: 2019.08.15
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    玩具修理屋はゾッとする。 今生きている自分は何者か。解体される描写は緻密でグロテスク...。修理屋は結局何者だったのか。 酔歩する男は頭が大混乱。 最初はどっちが狂っているのかと思ったけれど、狂った狂っていないの話じゃなかった。 私には難しすぎる...

    0
    投稿日: 2019.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「酔歩する男」が怖いという評判を見て購入。 タイムトラベルものの怖い展開といえば同じ事象の無限ループとかバタフライ効果とかが思い浮かぶけど、これはその相乗効果ってことか。いくら同じ日付を繰り返してもそれ以前の行動によって世界線がどんどん増殖していくから経験値が蓄積されないという。 講演の準備ができないという状況を丹念に描いて「これはきついわ」となった後で、もっといろんな日にワープするからそれどころの怖さじゃないぞと思い知らせるのがうまい。確かにこれは怖いというか、リアルに想像しようとしたらマジでスケール感というか絶望感がすごくて本当に落ち込んでしまった。 同時収録の「玩具修理者」は既読。秀逸だがよくある雰囲気かな。じめっとしていて淡々とグロい感じ、日本の土着的な薄暗い雰囲気。「姉飼」とか「粘膜シリーズ」とかみたいな。

    0
    投稿日: 2019.06.26
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    人という存在の不安定さを徹底的に追及するあらゆる意味でのグロテスクさを描いた二つの短編を収録した作品です。 自分が自分として存在していることを根幹から揺さぶり崩壊させてゆくストーリーが嫌なんだけどカタルシスもあり、不思議な魅力のある作品だと思いました。

    0
    投稿日: 2019.06.23
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    短編である表題作はオチが想像できてしまいましたが綺麗にできていると思います。素直にラストに驚ければインパクトはかなりのものでしょう。「酔歩する男」は、核となる理論が楽しかったのですが読んでいるうちにすっかりわからなくなり、ぐるぐる考え続けることになりました。ふと、日常の風景に同じような思いをすることがあります。今の自分自身がなんとも心もとなく感じてきます。頭の中をかき回されたままの感じですが、ラストの余韻は好みです。小林泰三作品初読みでしたが別の作品も読んでみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    短篇一本と中編一本という奇抜な構成から成る現代怪奇譚。リーダビリティが非常に高く、五感に訴えかける描写が最高である。特に表題作の「玩具修理者」中盤にある人体修理の描写は生理的嫌悪感に満ちており、和製ホラーらしいどこか湿り気のあるじっとりとした味わいに仕上がっている。怪異への導入も素晴らしく、判断のつかない幼児の時の恐怖体験という足元の覚束なさに加えて、どこかで遭遇しそうな親近感も覚える。ホラーの大事な要素である親近感は、我が身に起こりそうというリアリティによって支えられることがあるが、この作品は逆に夢か現実か判別の出来ない曖昧模糊とした中に恐怖の真骨頂がある。ふとしたひょうしに紛れ込んでそのまま帰ってこれなさそうな、そんあ異世界感覚を小林泰三の小説には感じるのだ。「酔歩する男」はループSFの亜種であるが、飛躍した理屈と現実感の喪失はディック的な悪夢を感じさせ、目的を達成するための手段が呪いへと変容し、その目的がひどく禍々しい、理解しがたき者へとガラッと変わるため、信じていたものが足元から崩れ去る恐怖感がある。誰にでも共通の感覚である時間感覚の変容と、個人の目的である死んだ彼女、その両方が裏返って恐怖へと様変わりするというのは流石の手腕といったところか。この短編を読んですっかりこの作者のファンになってしまった。現代怪異譚としても文句のない出来ではあるが、それ以上に何よりもその読みやすさに目を見張る短編集である。

    0
    投稿日: 2019.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「玩具修理者」はエンタメ的なグロ小説だった。 「酔歩する男」は、今までに見たことがないタイプのタイムトラベルもので、絶望感がすごかった。

    0
    投稿日: 2019.05.17
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    玩具修理者★3  バラバラにして組み立ててくれる…人間ですら。クトゥルー関係者の玩具修理人。 酔歩する男★3  タイムリープの悲劇。長かった割には…風呂敷はたためなかったね。

    0
    投稿日: 2019.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    玩具修理者はクトゥルフ風味だった。たまに人間界にやってきて気まぐれに人間で遊んで帰って行きましたよ的な感じだったけど残念ながら探索者不在のため特に神話生物に触れられることなく物語が終わる。 これ読んでると『テセウスの船』を思い出してしまう。中身の部品を入れ替えられまくった道雄は果たしてそれまでと同じ道雄と言えるのだろうか? 酔歩する男は面白いというか疲れる話だった。永遠の時間の間に閉じ込められる(しかも死ねない)なんてぞっとする。

    0
    投稿日: 2018.11.29
  • 「酔歩する男」の方が面白い

    玩具修理者は、途中からオチが想像され普通でした。 それよりも2話目の酔歩する男の方が断然面白かったです。タイトルではわかりにくいですがタイムリープ(スリップ?)系の話です。量子力学からシュレディンガーの猫的な発想で半ば強引に時間移動の能力へと繋がるのですが、もし本当にそうなってしまったらきっと自分も同じように考えるだろうと登場人物に共感できる内容でした。物理学と、観測者がいないと存在も無い的な哲学を面白いと感じる人にはウケると思います。

    0
    投稿日: 2018.10.26
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    「酔歩する男」はホラーというより、SFだった。非常に難解。理解できない小説に久しぶりに出会った。「玩具修理者」は拍子抜けした内容だった。期待はずれでした。

    0
    投稿日: 2018.10.25
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    表題作はまあまあ。問題なのはもう一作の「酔歩する男」。物語自体はタイムリープにシュレディンガーの猫や波動関数収束等の物理的概念を交えながら進むSF的な物でありながら、読後感は最悪でありまごう事なくホラー。無限地獄という言葉すら生温い。複雑な理論でありながら非常に分かりやすく書かれており読みやすい。傑作。

    0
    投稿日: 2018.07.06
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    ホラー短編の表題作と、時間ものSFの中編が収録。前者はまあ、何てことはなくたいした驚きももたらさないもの。題名から予想が付く範囲を殆ど出ない。もう一方もモヤモヤ体験は出来るけど、内容的にはなんかいまひとつ。作者のデビュー作だし、発売から時間が経ってしまっているせいももちろんあるけど、逆にいうと、時間と共に色褪せる作品。

    0
    投稿日: 2018.06.04
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    SF+ホラーな中編小説が2篇。 正直なところ、文章の冗長さと、悪い意味での現実感のなさ(物語の世界観の説得力のなさ)が原因でいまいち好きになれなかった。

    0
    投稿日: 2018.05.31
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    大晦日に読むものではない、、、 玩具修理者、とっても面白かった。 謎に包まれた玩具修理者、一体何者なんだろう。 そしてこの二人も何者なのだろう。 わたしの頭が足りなくて全然わかんなかった、酔歩する男。 タイムトラベルについて、今日の次は明日、明日の次は明後日っていう当然の概念がなくなったしまうっていうの、とっても怖いね。 タイムトラベルっていいことだと思ってたけど、シュレディンガーの猫の話を聞いてすごく怖くなった。 あー自分の頭の悪さを痛感した! 話はとっても面白かったです。 2017.12.31

    0
    投稿日: 2017.12.31
  • 寒気がするような恐怖を味わえました

    短い作品でしたが、狂ってしまった方が楽になれるような恐怖を味わえました。 「玩具修理者」と「酔歩する男」。二作に共通するのは自己認識になるのかな? 「玩具修理者」では身体的に、「酔歩する男」では精神的に、自己の存在について疑問を呈してくる。 心と身体──。 どちらについて疑問が出たときに人はより恐怖を感じるのか? 読み終えた今は、そんな命題に考えを巡らせながら恐怖の余韻を味わっています。

    0
    投稿日: 2017.10.28
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    短い作品でしたが、狂ってしまった方が楽になれるような恐怖を味わえました。 「玩具修理者」と「酔歩する男」。二作に共通するのは自己認識になるのかな? 「玩具修理者」では身体的に、「酔歩する男」では精神的に、自己の存在について疑問を呈してくる。 心と身体──。 どちらについて疑問が出たときに人はより恐怖を感じるのか? 読み終えた今は、そんな命題に考えを巡らせながら恐怖の余韻を味わっています。

    0
    投稿日: 2017.10.28
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    「玩具修理者」「酔歩する男」どちらも面白かった! 二人の会話から進んでいく玩具修理者は、他の小説とは少し表現が違うグロさがあった。読んでいて、気持ち悪くなる感じ。最後はしっかり騙されました。 酔歩する男は、読んでいて見方が変わるのが楽しかった。でも、理解するのが少し難しかったです。

    0
    投稿日: 2017.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017/07/11 私とは何か、を揺らしてくるホラー。 造られた命 延々と(永遠と?)人生を繰り返すのは地獄 友達がタイムトラベラー、観測した私の前にはもう現れない? 妄想だったかもしれない。

    0
    投稿日: 2017.07.11
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    『映画ドラえもん のび太のカチコチ南極大冒険』が「クトゥルフ神話」なるものを元にしている…という話をネット上で耳に(目に)して、どもう小林泰三なる作家が「クトゥルフ神話」をモチーフにした作品を書いているなる情報も得た上で、この作品にたどり着いた。 結局、玩具修理者の名前以外のところは何がクトゥルフ的なのか、これだけを読んでもわからなかったけれど、『玩具修理者』は江戸川乱歩の小説みたいな雰囲気もありつつ、最後は「ハッ」とさせられた。グロいのが苦手な人にはオススメできないけれど。 『酔歩する男』は、「タイムリープもの」の名作。単純に過去と未来を行ったりきたりして、バタフライエフェクト的なものを織り込むだけでは済まない難儀な展開。読みながら脳みそを揺さぶられました。  

    0
    投稿日: 2017.05.27
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    玩具修理者はとても面白かった! 最後のオチが素晴らしく気持ちが悪くて(いい意味で?)わたしは大好き 酔歩する男はわたしがSFが苦手なので途中までしか読めなかった

    0
    投稿日: 2017.04.15
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    表題作は、第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。短いけれど切れ味が良く簡潔で好き。 「酔歩する男」こちらはかなりややこしい。何度も過去と未来を行ったり来たり、その都度未来が変わって行くなんて、気が狂いそう。過去に戻って人生やり直せるならまだしも、寝たらまたリセットとか嫌すぎる。時間の概念や常識を揺さぶられて、眩暈がした。

    0
    投稿日: 2017.01.28
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    小林泰三作品は初読み。完全なホラーのイメージだったけれど、こういう作風だったのか。 表題作の「玩具修理者」は、いかにもホラーな感じでグロさもあり。「酔步する男」のほうはタイムトラベルものでSFっぽくもある。 共通するのは、今まで当たり前に信じていたものが当たり前でなくなる恐さ。生物と無生物、過去・現在・未来という時間の連続、哲学的とも物理学的とも取れるやり取りに、常識が覆され、何を信じたらいいのか奇妙な感覚に引き込まれる。 とりあえず他の作品も読んでみようかな。

    1
    投稿日: 2017.01.10
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    二度と読みたくないと思った。 すごく面白く、好きだと思う一方で、同時に大嫌いだとも思うので、差し引きで3点。 僕がホラー好きだったら多分5点。

    0
    投稿日: 2016.10.31
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    ホラーは、超がつくほど苦手なんですが、案外、大丈夫でした。死体のつぎはぎも精神錯乱もドグラマグラその他で免疫つけた気がします。ホラーだと思うから怖いのです。← 量子学ネタも好きなので、酔歩する男も面白かったです。我々の感覚ではいやいや、そんなはずないでしょうよ。と思っちゃうけど、専門家の間では理論成り立ってるわけでしょう?量子力学の理論は色々読んでみても、正直何言ってるか意味わかんないです。が、私船が浮く理由ですら、知ってはいるけど理解はしてないですもん(苦笑)精神と時の部屋なのか科学なのかですね~面白。

    0
    投稿日: 2016.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作より、「酔歩する男」の方が面白かった。SF?ですかね? 過去に意識が飛ぶと、それ以降が非実在化してしまうなんて、考えただけでうんざりします。過去や未来が変えられたとしても、それがまた白紙になり何度も繰り返すなんて、怖い。 登場人物の名前が風変わりなのも何かの伏線かと思い込んでましたが、違ったようです。

    0
    投稿日: 2016.08.23
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    初小林泰三。なるほど、こういうホラーを書く人なのね。グロの中の不可解さが、洋画っぽくも邦画っぽくもある。もう少し他の作品も読んでみたい。個人的には酔歩する男の方が良かった。玩具修理者は、どんでん返しをメインとした大きな物語。インパクトは強いから、頭には残る。ただ、怖さで言えば、酔歩する男のほうが見事。時間軸を歪曲する作品。今までになかった発想に触れた。

    0
    投稿日: 2016.08.15
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    表題作は気持ち悪かった 良い意味の不気味さよりグロさが残る それより凄いのが2篇目、自分の視点が信じられなくなる読書体験が出来る 時間軸の不安定さ、自己の不安定さ、人間の観測の不安定さ…読み終わった後は、確かなものの無さに足元が崩れる感覚がする 世界が人間の観測時点で出来上がる、という考え方はありがちだけど怖すぎる。

    0
    投稿日: 2016.08.02
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    二編収録の作品集 小林泰三さんのデビュー作ですが、読んでみると、小林さんは昔から小林さんだったんだなあ、と思わされる一冊です。  表題作の「玩具修理者」はなんでも直してくれる玩具修理者をめぐる短編。小林さん特有のグロ描写と、ユーモアがいれ乱れ、思わぬ展開も待っている、という作品です。 「酔歩する男」は中編。ある日のバーで、自分と親友だと言い出す男と出会うサラリーマンが主人公。サラリーマンは要領を得ないその男の物言いに好奇心を覚え、彼の話を聞くのですが…… 「玩具修理者」が小林さんのホラーやグロさ、ブラックユーモアの原点なら、「酔歩する男」は小林さんのSF+理屈っぽさの原点となる作品だと思います。  作中のタイムパラドックスの不条理な論理に頭の中がグワン、グワンとかきまぜられたような感覚になりました。こういう読書体験ができるのも、ある意味この作品だけなのではないかと思います。 第2回日本ホラー小説大賞短編賞「玩具修理者」

    0
    投稿日: 2016.04.12
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    表題作「玩具修理者」と「酔歩する男」の二篇収録。 前者は40Pほどの短編です。 ホラーSFと呼ぶのでしょうか。 明確なジャンルはわかりませんが、基本は『気味が悪い』系のホラーです。 小林泰三氏の作品は初なのですが、 雰囲気を出すためなのか少々文章が古くさい。 良くも悪くも古き良き古典ホラー、という感じ。 好きな人は好きでしょう。 本当は違う作品が読みたかったのですが(古本屋でこれしかなかった)、次はちょっと迷うな。。。

    0
    投稿日: 2016.03.29
  • 酔歩

    表題作よりこっちのほうがすき。 なぜか「匣の中の失楽」を読み返したくなった。

    0
    投稿日: 2016.03.21
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    表題作も凄いんだけど、もう一遍がとてつもない。 こんなに複雑で気持ち悪くなるタイムパラドックス物初めて読んだ。

    1
    投稿日: 2016.02.16
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    2作品収録。玩具修理者はグロテスクだが、単調に話す感じがとても良い。もう一個の方は難しい哲学的な話がでてきたが、面白い。タイムトラベラーをはじめて嫌だとおもった。

    0
    投稿日: 2016.02.13
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    クトゥルフ神話に興味があって、この作品がモチーフとして扱っていると聞いて読んだ。 だが、それ以上の不気味さ、恐怖を味わうことができたと思う。 玩具修理者関しては、身体の描写がよくこんなにも気持ち悪く描けるなと感心した。そして最後のオチ。今思えば何となく読めそうな展開だったが、話に引き込まれて考える隙もなかった。 酔歩する男は、読み終わった後、自分がちゃんと今ここにいて、昨日と同じ自分なのか、不安にさせられた。ただただ絶望で、希望のきの字もない。もしかしたら、こういうことあるのかもしれない。 どちらの話も、ただグロテスクな表現をするだけではなくて、理論というか、議論をしているのが面白いなと思った。例えば、生物と非生物の違いは何か?とか。ホラーでもあり哲学でもあるのかもしれない(?) 個人的にはSAN値チェックが入るような本だと思います笑

    2
    投稿日: 2015.12.26
  • 不思議な感覚

    『玩具修理者』と『酔歩する男』の2篇からなる短編集です。 両篇とも不思議な空気感をもつお話ですが、とりわけ『酔歩する男』は頭の中がこんがらがってしまうのでご注意を! ちょっと変わった読み物をお探しの方は、試して損はないと思います。

    2
    投稿日: 2015.08.06
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    最近 また中二の心を取り戻し、グイグイこんな自我存在・精神意識を揺さぶる覆る捻じ曲げる取り除くようなSFを読み耽けた。。。

    0
    投稿日: 2015.08.06
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    「玩具修理者」 グロくて、エグくて、テンポよくて、オチも綺麗。 「酔歩する男」 あたまがこんがらがって、あたまおかしくなりそうになる。

    0
    投稿日: 2015.07.19
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    表題作の「玩具修理者」ももちろん秀逸だけど、じつは併録の「酔歩する男」が大好き。 SF的設定で”永遠にさまよう恐怖”を描く作品は、スティーヴン・キングの短編集でよく見かけるけど、日本人によるこのテーマの作品、ありそうでなかった。小林泰三さんの作品、いろいろ読んでみよう!

    0
    投稿日: 2015.04.29
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    玩具修理者、設定がいいね。 同じ設定で恒川光太郎が書いたのを読みたい。 譲歩する男、ぼちぼちおもしろかったよ。 最後は狙いすぎ感強し。

    0
    投稿日: 2015.04.10
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    小林泰三のデビューの第一作短編集。表題作「玩具修理者」は第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。ジャンルとしてホラーに分類されるようだが、その文体は、ひしひしと忍び寄るおぞましさは 小泉 八雲/パトリック・ラフカディオ・ハーンの綴りに似て日本に古来から語り継がれ来たおどろおどろしい語り口の怪談といえよう。ズンズンと迫る奇異な語りに振り回されて行きつくラストの一行、意外性のショッキングなオチが絶妙である。 「自分がここにいるのは、どういう理由なのだろうか?」という問いを足元から崩される不安、ここに存在し、思考し、呼吸し、確固たる存在と思っている自分という存在はどれだけ「確実」なモノなのか。精神的不安にさせる語りは実にすばらしい。 併録の『酔歩する男』は、あるきっかけで二人の男がタイム・トラベラとなり、時間を行き交い、やがて絶望的な彷徨いを経験し苦悶する姿を時間と空間の論理とタイムパラドックスで読ませ、主人公に感情移入させることで読者自身を不安にさせる語り口が非常に見事であり、小林泰三の短編では最高傑作の呼び声も高いSFホラー作品。

    0
    投稿日: 2015.03.12
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    「玩具修理者」はテンポも良くて、オチもじわじわくる薄気味悪さがあった。 反対に「酔歩する男」の方は、若干の冗長さとオチのインパクトが少し弱い気がしてしまった。

    0
    投稿日: 2015.02.02
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    『玩具修理者』は世にも奇妙な物語的な感じで良い。 エグイけど。 『酔歩する男』は論理的ホラーで難しい。 でもおもしろかった。

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    投稿日: 2015.01.18
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    「玩具修理者」小林泰三◆壊れたものは何でも直してくれる玩具修理者。姉は怪我をした弟を連れて行くー(表題作)他1編。SFホラーと言うのか、自然の摂理に反している気持ち悪さが何ともおぞましい。狂っている。全然好きではないのだけど、読んでいて発狂しそうだったのである意味凄い本なのかも。

    0
    投稿日: 2014.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    玩具修理者はなかなかグロい話だった。 酔歩する男は普段の何気ないことについても不安に感じさせられるような話だった。自分の意志とは関係なく、様々な時間軸に飛ばされて、死ぬこともできないというのは恐ろしい…。

    0
    投稿日: 2014.11.07
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    危険な本です。読むとあなたの『波動関数を再発散させない能力』が失われてしまうかもしれません。うならされるようなSFでした。

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    投稿日: 2014.11.06
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    玩具修理者は、とにかくグロテスクだった…。ストーリーは短く、ちょっと安っぽいホラーという印象にとどまる。 酔歩する男は、当たり前に持っている時間感覚が危ういものと思わせるホラー。 後半のほうが面白かったけど、あんまりうまくまとまっていない印象も。

    0
    投稿日: 2014.10.06
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    【本の内容】 玩具修理者は何でも直してくれる。 独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。 壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。 ある日、私は弟を過って死なせてしまう。 親に知られぬうちにどうにかしなければ。 私は弟を玩具修理者の所へ持って行く…。 現実なのか妄想なのか、生きているのか死んでいるのか―その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。 [ 目次 ] [ POP ] 構成、文章、ストーリー、全てが完璧なホラー。 ラスト3行が怖い! [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2014.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    がっつりネタバレ注意。 2023/10/23 1ミリも覚えてなかったので再読。(おれの人生こんなことばっかりや。本自体見つからないから再購入した。前のレビューが2014年なので、俺の記憶は9年以内に消え失せることがわかる) 「玩具修理者」と、「酔歩する男」の二篇を収録。 ◆玩具修理者 夕暮れ時、喫茶店で話をする男女。女はサングラスをしている。 男「なぜいつもサングラスなんだ?」女「いつもじゃない。夜はしてない時もある」男「だいたいいつもしてるじゃないか。なぜ夜もしなきゃいかない」女「子どもの頃の事故のせい」男「そんなこと今まで一度も言わなかったじゃないか」……。 女は、子どものころの事故の話を語り始める。 子どもの頃、近くに玩具修理者が住んでいた。石で作った小屋のような家に住んでいて、何歳なのか、男か女か、何人か、分からない。一応日本語は通じるが、時折り変な言葉を叫ぶ。近隣の子どもたちは、玩具が壊れた時、親に怒られないようこっそり玩具修理者のもとへ持って行く。玩具修理者にどこをどう直して欲しいか頼めば直してくれる。その時修理者は、複数の玩具を同時に分解しごちゃ混ぜにしてから組み立て直す。部品は混在してしまうだろうが、不思議なことにすべて元通りに直るのだ。 ある暑い夏の日。女は、10歳にいかないくらい。まだ赤ん坊である弟の道雄をおんぶしてお使いに行くところだった。両親は厳しく、弟の世話をしっかりできなければ厳しい折檻を受けるのだ。歩いていると、前から知り合いの女の子がやってくる。その子は死んだ猫を引きずっている。「どうしたの?」「子猫が動かなくなったから玩具修理者のとこへ持ってくの」 子猫が生き返るなんて思わないが、無視して女は歩き続けた。歩道橋を登るとき、あまりの暑さで朦朧とし、階段を踏み外す。気がつくと、全身から血が流れていた。おんぶしている弟は、息をしていない。女は、急ぐ。 玩具修理者の家へ着いた。ふすまから出てきた玩具修理者に、元の形に、動き、話し、食べ、飲み、汗をかき、泣き、考え、感じるよう治してくれと頼む。玩具修理者はやはり、複数のおもちゃたちを集めて分解を始める。弟も、毛の一本一本まで丁寧に分解されていく。そして再構築。弟は蘇った。 しかししばらくして、弟が成長しないことが発覚する。病院に行っても原因は分からない。姉は、あらためて玩具修理者に修理を依頼した……。 男「そんなもの、嘘だ妄想だ」 女「いいえ、すべて本当のことよ」 男「二度目の修理はどうなったんだ」 女「途中で帰ったから見てないわ」 男「そんなバカな。なぜそんなことをする。やっぱり嘘なんだろう」 女「道雄が泣き出したからよ。カッターナイフで皮膚を切った時に泣き叫んだの。さすがに見てられず帰ったの」 男「……サングラスの話は結局どうなったんだよ、なんの関係もないじゃないか」 女「私、歩道橋から落ちた時に顔の四分の一がなくなったの。だから、わたしも修理してもらっていたのよ。私が気を失っている間に。さあ、見て!私の瞳は強い光を受けると細くなるのよ、猫の目だから」 男「……姉さんはいったい何者なんだ?」 女「道雄こそ何者なの?」 これでおしまい。約40ページの掌編。とてもよくできている。 ◆酔歩する男 主人公は血沼壮士(チヌソウジ)というサラリーマン。おそらく40〜50歳。血沼の独白形式の短編。 血沼は、時々、馴染みの店にたどり着けないことがある。いつも行ってるのに、なぜか歩いてみても見つからない。次の日行くと見つかったりする。 ある時、酒場で帰りのタクシーを待っている時、同年代くらいの男が話しかけてくる。「私を覚えていますか?」「いいえ、人違いでは?」「そうですか。私はあなたを覚えていますが、あなたが覚えていないのであれば私たちは無関係でしょう」 血沼は、そんな記憶ひとつもない。しかし小竹田丈夫(シノダタケオ)というこの謎の男は、血沼のことをよく知っている。そして、血沼の知らない2人の過去を語りはじめる。 かつて2人は大学の同窓生で、同じ研究室に所属していたという。ある時シノダは、研究室に新しく来た女性、菟原手児奈(ウナイテコナ)と付き合うことになる。しかし勝手な嫉妬心からテコナに別れを告げる。数ヶ月後?テコナは血沼と付き合う。シノダは、今もテコナを忘れられず、テコナもきっと自分を愛していると信じている。ちょっとボタンの掛け違いをしてしまっただけだと。それを聞いた血沼にとってはたまったものではない。テコナに話したところ、3人で会おうとのこと。そこで誰を選ぶか発表すると。 変な提案だがそれを飲み、待ち合わせ場所に向かう2人。しかし、テコナは電車に轢かれて死んでしまう。ふらふらと吸いこれるように落ちていったという。絶望する2人。 葬儀から一月。廃人のようになったシノダが正気を取り戻し、血沼のもとを訪ねる。シノダ同様、血沼もショックから立ち直っていない。血沼は、テコナが死んだのはお前のせいだとシノダを責め、ひとつの提案をする。「医学部への編入試験を受けろ。俺も受ける」。提案の理由は分からないままに、シノダはつぐないのため、要求を受け入れる。しかし合格したのはシノダだけだった。 血沼は言う。「お前は医学でテコナを救う道を探せ。おれは今の学部で別の道を探す」「血沼、もうテコナは死んでしまった。命を呼び戻すことはできない」「お前が殺しておいて、簡単に諦めるのか。俺は、あの事故の日、テコナの一部を入手した。クローン技術が使えるはずだ」。 血沼の手には、ビニール袋に入った謎の個体/液体があった。シノダは絶句する。「いいかシノダ、俺は俺のやり方を試す。俺が失敗したときに備えてお前は医学を研究しろ」。 三十年後。シノダは医者で、大学教授になった。そこに血沼が現れる。 「研究は進んだか?まだならまぁいい、そんなに簡単ではないからな」。血沼は、30年間同じ思いで狂気の研究を続けていた。 「俺は30年間考え続けた。テコナを助ける道は大きく2つ。ひとつはクローニング技術、もうひとつは時間逆行だ。医学部へ行ったのはお前だから、おれはクローンでなく時間逆行を研究した」。 絶句するシノダ。血沼はまたも狂気の提案をする。「脳の障害で時間感覚が狂ってしまう患者がいる。三半規管が損傷すると平衡感覚が狂うように、特定の脳の部位を破壊すれば、時間感覚が狂う。これを意図的に行い、過去に戻る」。 大学の装置を使い、シノダは血沼の言う通り、血沼の脳をいじる。しかし処置後、血沼に変化はない。血沼は、プログラムのバグだ。バグを直しもう一度やる。次はお前だ、と。 シノダはそれを受け入れる。処置において、すべての色が知覚され、過去の記憶が津波のように押し寄せる。永遠のように長く感じられる処置が終わり、装置からシノダが出てくるが、やはり変化ぎない。時間は通常通りに感じられる。 失意のなか互いに帰宅し、眠る。翌朝起きると、シノダは1ヶ月先の未来で目覚めた。次の日は、また別の過去で目覚めた。どうやら、眠るたびに数ヶ月の間を過去や未来にジャンプし続けてしまっているようだ。ある日目覚めて研究室に赴くと、血沼が同じ状態になっていると言う。ただし、ジャンプするたびに別の世界に飛んでいるようなもので、もう一度どこかで会っても、それは今の俺とは別の意識の俺であり、もう二度と会うことはないかもしれないという。 シノダはその後も何度もジャンプを経験するが、数千回に一度、大跳躍が起きることがわかった。何十年も過去あるいは未来へと飛んでしまうのだ。あるときは小学生、ある時は老人、胎児……。 自殺をしても、また別の時間へ飛ぶだけ。 話を終えたシノダは言う。 「主観的にはもう、何万年も生き続けています。絶望さえも枯れ果てました。いいですか血沼さん。タイムトラベルは能力ではない。能力の欠如です。時間認識、時間制御、その他いろいろな能力を私は失ったのです。あなたはいかがですか?本当に街は昨日のままですか?行きつけの店の場所は変わっていませんか?友達の中に見知らぬ人はいませんか?……」「私とあなたは、あの日病院で脳に処置を行いました。あの処置が原因なのです。テコナは、あれが原因となって生じた存在であり、だからこそ彼女はすべてを知っていた、いまはそう思えるのです」 血沼は、もう普通には戻れなかった。自分に声をかける同僚の顔を見られなかった。相手は私を知っていて、私は相手を知らないかもしれない。 というお話。 タイムトラベルものの宿命だが、後半になるほどなかなかややこしい。原因と結果が入れ替わる。また、最後の最後に、血沼の家にいる妻が、テコナであることが明かされる。そうなるともうわけがわからんが、とにかく圧倒される物語である。 2014.08.04 すげぇ。 玩具修理者は、上質な怪談って感じ。 酔歩する男は、読者の理性とか当たり前に思ってる現実を揺さぶろうとする話。 どんどん読める。どうなるんだ?って強く思うから、ページを進めるのがまったく苦にならない。

    0
    投稿日: 2014.09.04
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    この短い作品に詰められた怪奇と陰鬱なイメージは確かに惹きつけられる。 これでもかと突きつけるグロ描写。 そして驚愕の結末・・・・。 なぜか日野日出志のマンガを思い出した・・・・・。 「酔歩する男」はSF?妄想?と思わざる展開で読む者を翻弄させるが、 結末が予想ついたのが惜しい。 でも短編(?)ながら濃厚な時間が堪能できる。

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    投稿日: 2014.08.23
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    小林泰三短編集二作目。連読み(他の短編集も平行して読んでますが…)。そして、ひさしぶりの一夜読了作。 表題作「玩具修理者」は約40pに昭和的な和のテイスト、適度なグロさ、スッキリとしたオチとがキッチリと詰まった良作。かなりの大好物です。 「酔歩する男」は矛盾と違和感満載のオープニングから、男の過去、そして理系理論の連打&連打。どちらかというと、バッドエンド系。 小林泰三、連読みするかは別としても、少し追いかけてみるつもりです。

    0
    投稿日: 2014.08.13
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    玩具修理者:短編小説。一部表現が生々しく恐ろしいが一気に読めた。 酔歩する男:パラレルワールド。理系の作者が書いた小説で波動関数がキーワードとなっている。ジャンルはSFホラーとなるだろうが、理系らしい説得力がある作品。

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    投稿日: 2014.08.03
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    グロコワ路線で最近の厨ニホラー的な感じ。 修理者の正体を暴いて、解体再生された自己は何者なのかを書いて欲しかった。 カップリングの酔歩する男はまた違う感じで面白い。

    0
    投稿日: 2014.07.27
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    評論家が小林泰三は「いちびりだ」って言っていたのが印象的です 意味は傷口を相手が嫌がれば嫌がるほで見せたがる性格のことだそうです

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    投稿日: 2014.06.20
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    怖くてグロくて内容も良くてテンポもいい。修理する描写も僕好みのグロさで非常に楽しませてもらいました。非常に短い作品なのでもうちょっと長くても良かったかな。 収録作の「酔歩する男」ですが、評価が高かったので期待して読んだけど文章の書き方が合わなかったのかな、いまいち感情移入出来なかった。斬新なアイデアのSFだっただけにちょっと残念。

    0
    投稿日: 2014.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々にホラーっぽい読み物がしたくなったので気まぐれに買ってきました。 玩具修理者。子どもの頃、大人にないしょでみんなが通っていた不思議な存在。独楽も、ラジコンも、ゲームカセットも、死んだ猫も、何でも直してくれる不思議な存在。幼い弟を死なせてしまった「私」は、弟の修理をお願いした………『玩具修理者』 今まで気が付かなかった場所にできた店。知らないうちになくなった学校。今挨拶をしてきたあの人は知り合いなんだろうか。明日は本当に明日なんだろうか。ある日出会った知らない親友に聞かされた話はあまりにも突飛で、しかし真実なのかもしれない……『酔歩する男』 日常に潜む異質な非日常を、もしかしたら自分の身近にあるかも、と思わせるじっとりとしたホラー小説でした。 グロ耐性のない方は読まないほうが懸命かと思います。 読み終わってあたまがくらくらする異様な雰囲気がよかったですね。 いわゆるクトゥルフ神話系統の不気味なお話です。 タイトルだけでは絶対にわからないですね。読むまで知りませんでした。 特に、『玩具修理者』の方は露骨にクトゥルフ、ヨグ=ソトース、ニャルラトホテプの名が登場します。 生きてくのが不安になるようなコズミックホラーがお好きな方、おすすめです。

    1
    投稿日: 2014.05.04
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    短編の表題作と長編「酔歩する男」が収録されている。表題作のほうは短編らしく、捻りの効いたオチで面白いと思った。だが、表現が少し悪趣味なので、その方面に弱い人はやめたほうがよいかもしれない。 長編は圧巻だった。量子力学や、不完全性理論などを少しかじっていると面白さがわかると思うが、その方面の知識がないと難解なのではないだろうか。 ホラーというような恐怖は余り感じなかった。

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    投稿日: 2014.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    玩具修理者と酔歩する男の2作品が収録されている。 玩具修理者は、とにかくグロ。 何でも修理できるという謎の人物に、主人公が修理してもらった二つの物とは。 だいたい想像はつきますが、修理者に辿り着くまでの描写から、修理中の描写、もうグロ満載。 もう二度と読まないと思う。 >じゃあ聞くけど地球は生きてるの?

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    投稿日: 2014.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2作ともきれいなオチに感服。 玩具修理者は直球なクトゥルー物でうれしい。 酔歩する男もややこしいが楽しめた。登場人物の名前はクトゥルーものからとられているのだろうか? 読みにくすぎて何度も読み返してしまった。

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    投稿日: 2014.02.05
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    昔読んだ時、特に『酔歩する男』には衝撃を覚えた。 今読むと軽い麻薬みたいに気持ちよくなれる。 『玩具修理者』……最初は女の話に度々口を挟んでいた「ぼく」が気づくと何も声を出せなくっている。読んでる自分もそのことに違和感を覚えないほど「ぼく」と同じ心情になっていることに気づいたときの悪寒。もうやめてくれと言いたくなるしつこさ。くせになる。 『酔歩する男』……快感に似た眩暈を覚える。今まで読んだ時間SFの中で一番もしかしたら起きうるかもしれないと思わせる論理を提供してくれた。それはフィクションにもかかわらず、自分のいる現実に非現実が割り込んできたかのような感覚を覚えさせてくれた。それが昔読んだときの衝撃の原因であり、今読んだときの快感なんだと思う。人は波動関数の収束によって安心し、波動関数の発散によって希望を捨てられない。

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    投稿日: 2014.02.02
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    人物と人物の会話は面白いのだが、長たらしくクドい。もう分かったから・・・と思ってしまう。 現実ではありえないことを淡々と話すサングラスをかけた女と、それを突っ込みながらも聞いている男(主人公)。タイトルの「玩具修理者」自体は短い小説だ。「顔の肉が〜」や「内蔵が〜」などの類いに触れまくるので(しかもそれらをカッターナイフで・・・)、耐性のない人は読まない方がいい。

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    投稿日: 2014.01.28
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    二つの短編が書かれている。 最初の玩具修理者はグロく、読みやすく、落とし所も面白かった。 二作目の話が、また面白い。 急に虚無そのものの宇宙空間に放り出されたような、突然地面が無くなってしまうような恐ろしさを感じた。 お化けばかりがホラーじゃないなと思った。

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    投稿日: 2014.01.10
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    「酔歩する男」、ホラーとSFの合いの子的な怪作。脳汁びしゃびしゃ飛ばしながらページをめくってしまった。 時間軸も空間軸も飛び越え、自己意識と因果律の問題に言及していく…というくだりが、なんとも舞城王太郎の「ディスコ探偵水曜日」「九十九十九」に通じるところがありますね! 面白かった。

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    投稿日: 2014.01.03
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    玩具修理者は、綺麗に纏まってるし世にも奇妙な物語に出てきそうな感じで悪くない。 酔歩する男は、もうちょっと頑張って欲しかったかなぁ。

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    投稿日: 2013.11.30
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    (( 図書館 )) 図書館をあてもなくさまよっていると、この本の題名が目についた。なにかのサイトでみたのか、引力に引っ張られたのか、わからないけどこのほんをかりた。すごく好きな一冊。グロテスク。文章も内容もすきだ。久しぶりに吸い込まれて行った。

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    投稿日: 2013.11.09
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    玩具修理者と酸い歩する男の2編が収録。 正直、酸い歩する男は内容がこんがらがってきてしまう。 なので私には少し難しかったです。 玩具修理者は、結局この人は何者でセリフには一体どういう意味があるのか、それを知りたかったです。

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    投稿日: 2013.11.06
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    読んだのはだいぶ前。 最初は映画から入ったこともあり、今一ホラーという感じが得られなかった。 ここ最近ネットでオススメホラー小説としてちょこちょこ名前が挙がっているようだが、多少グロテスクな描写はあるがそれほどでもなかったはず。 映画の方は映像が幻想的だったことと、美輪明宏が声で出演していたことが強く印象に残っている。 雰囲気映画になっている感も否めないが嫌いではない。

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    投稿日: 2013.08.29
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    人の常識を揺さぶる不安なホラー二編。表題作「玩具修理者」は短めですが、安定した怖さと面白さです。小さな弟を死なせてしまった姉が、何でも修理すると噂の玩具修理者を訪れる。生物と無生物に差なんてないでしょうと人の常識を崩してくるようなところに独特の不気味さがあります。クトゥルー好きの人はちょっとだけニヤリ。 「酔歩する男」はSFっぽいホラーで、なかなかの秀作。こちらの作品で揺らぐのは時間の流れと認識。足元が揺らぐ気持ち悪さと取り返しのつかなさ。絶望感が半端ないですね。突っ込みどころもありますが面白いです。

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    投稿日: 2013.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文庫で購入時以来か、映画版を観て再読してたかな? どちらにしろ久しぶりの再読。 未登録だったので、再読だけど登録。 表題作「玩具修理者」は安定の面白さ、怖さ、不気味さ。 途中の弟を背負い彷徨う場面や、 “修理者”が畳の上でいろんな生物と無生物を解体・分解する様は、 丁寧である故に映像が浮かんできて気持ち悪い。 ジメジメした今の季節にピッタリかも。 ラストの姉の左目を見ることが出来ない弟。 気になるけれど、知ってしまってはならないこと。 この姉弟。この後どうなるのだろうか? 併録の「酔歩する男」、ホラーだけどSF。 SFというジャンルに興味を持ちだしている今読むことで、 より怖さ、ホラーさが際立ってくる。 足場の安定しない怖さ、気持ち悪さとでも言えばいいのか。 時間とは? 認識とは? 存在とは? を問われる作品。 それに対する答えを、自分は持ち得るのだろうか?

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    投稿日: 2013.07.05
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    短編2本立ての内容。 短編その1玩具修理者:うーん?という内容。微妙すぎる。 短編その2酔歩する男:玩具修理者よりははるかに面白い。こちら単独であれば☆3つだが、玩具修理者とあわせると☆☆。

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    投稿日: 2013.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世にも奇妙な物語とか、ミステリーランドみたいなのを期待して購入しました。 物語性や深さはそれらをぬるっと超えているんでしょうけど、娯楽小説としてはどうかな。 巷の評価程自分は楽しめませんでした。解釈とか問題提起じゃなく、純粋に「面白い!」とまで思わなかった。 露悪的に言う訳じゃないけど、哲学とかに興味を抱きやすい十代とかはあれこれ夢想する事で楽しめるんじゃないかな。 世の常識について懐疑的になりたい時ってありますしね。   「玩具修理者」については特筆すべき点もなく。まぁ超短編ですし導入程度に捉えておけばいいんじゃない。 で、「酔歩する男」。もっとさ、論理的に説明したいんなら掘り下げるべき点があったんじゃないかな。 なんで10日前後でタイムトラベルするのが基本なの?なんで無数の可能性の中から結局数パターンに集約されるの? 後者は男が「そういう行動を時間軸で言う『過去』に行わなかったから」って事なのかもしれないけど、 普通もっともっと色々試してみるよね。それこそどうせ自分と言っても違う自分がケツ拭くんなら、破天荒にも なってしまいそうなもんだけど。    でも量子力学の解釈は面白かったけどね。何をやっても無駄になり得る絶望感は共感できるような。 結局血沼が論理的にどういう状態だったのか、手児奈が何者だったのかは・・・よく分からん

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    投稿日: 2013.06.23
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    玩具修理者と酔歩する男。 前者は奇妙なホラー、ミステリーなオチ、グロテスク。 後者はSF、タイムトラベル。死んだ女を生き返らせるために脳内の時間の流れを感知する器官を破壊してタイムトラベラーになる。シュレディンガーの猫。波動関数の収束と発散。プロットは科学的に説得力ある気がする。自分=常識人、相手=異常者だが相手が話しだすと逆転する。

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    投稿日: 2013.05.23
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    「玩具修理者」「酔歩する男」の二篇を収録。 すっごく怖い短編ホラーが読みたかったときに手にとったのでSF色の強い「酔歩する男」のほうは個人的にあまりでしたが「玩具修理者」はあまりの気色悪さ(オエッってなっちゃうくらい) に背筋が寒くなりオチも面白かったです。 グロテスクな描写が苦手な人にはオススメしません。

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    投稿日: 2013.03.25
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    題名のお話は全体の僅か。でも、中々のグロさがあり、最後はちゃんとオチて良かったと。残りの1話が全体の半分以上で、怖いといえば怖い。考えれば考えるほどゾッとする。それはよくわかるんだけど、こういう怖さはいまいちピンとこないというか。まぁ、好き嫌いの話かと。オチはやっぱり面白かった。

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    投稿日: 2013.03.10
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    短編の「玩具修理者」と小長編の「酔歩する男」の2本立てです。 どちらも秀逸な内容で満足度は非常に高かったです。 どちらかといえば「玩具修理者」の方が私好みでした。 グロテスクな表現があるので、苦手な方はご注意下さい。

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    投稿日: 2013.03.05
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    表題作の「玩具修理者」はグロく生々しかったのに対し、 二つ目に収録されていた「粋歩する男」はグロい描写はあまりなく、SF的なホラーで、読んでいてとても新鮮だった。 どちらかといえば、「粋歩する男」のほうが自分の好みだ。

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    投稿日: 2013.02.04
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    息抜きに、やすみんホラー。表題作の「玩具修理者」は、軽くグロく、ラストも気味悪い落ちがついているところが好み。もう一遍の「酔歩する男」は、もう頭こんがらがりそうでしたwお風呂で読んでたので、リラックスするはずの湯船で何でこんなややこしい話よんでるのかと(^^;)

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    投稿日: 2013.02.02
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    途中で放棄していたのを思いだし再読。表題作は多少グロ描写あって苦痛だったけど、 短く纏まってて叙述ホラーとしては可もなく不可もなく。 同時収録の「酔歩する男」が私にはさっぱり???理解不能…。 ループものを描いてるんだけど、好みではなく読む事すら苦痛だった。 ハマる人には秀逸なんでしょう。自分には合いませんでした。

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    投稿日: 2013.01.18
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    ―――どんなに壊れた玩具でも、その玩具修理者は直してくれた。 “私”は誤って死なせてしまった弟を彼のところに連れていった。弟は生き返った……が。 現実なのか妄想なのか、生きているのか死んでいるのか―その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。 借りもん この本…、いいわ いい意味で気持ち悪い これじゃ伝わらんか笑” 俺はあんまりホラー小説読んだことなかってんけど 『時間』とか、『生命』とか、俺らの生活の根幹をなしている 概念そのものが揺らぐ感覚がたまらない 二作品収録されてるけど 両方ともラストは ゾワッって鳥肌がたって終わる

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    投稿日: 2012.12.30
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    表題作"玩具修理者"と"酔歩する男"の短編二編構成。 表題作にも関わらず、"玩具修理者"が40P強、"酔歩する男"が170P程度の内容で計210Pほどなので遅読の自分にもあっさり読めた。 "酔歩する男"はいわゆるループものとして(一部では)有名な作品だと思う。自分もこちらの作品目当てで手に取った次第。 とまあ作品紹介はこんなところ。 "玩具修理者"はいわゆるホラー作品。最後にどんでん返し?と呼べるか微妙な程度のトリックが隠れているが、叙述トリックに慣れた読者には驚くに値しない。 少しばかりグロい表現あり。個別に点をつけるとしたらこちらは星1つか0.5くらい。 "酔歩する男"はSF作品。一時期ブームになった"5億年ボタン"や"懲役30日"などのいわゆる無限ループもの。 これでもかというくらい科学的な用語を連呼し、永遠に抜け出せない生き地獄の恐怖を描く。 自分はその手の話題でこの作品がよくあがっていたので、名前を知り読んでみたのだが、、、 正直微妙。自分はドップリ理系人間なので説明される物理用語に心得はあるつもりだが、たぶんよくわからない方がこの手の話は楽しめるのだろう。個別の点数は1.5か2ってところか。 というわけで総合的にはこんなもん。決して駄作ではない。敢えて言うなら合わなかった。それだけ。

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    投稿日: 2012.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ニコ生の生主の好きな本ということで、助平心な読書で御座る。 まぁ、どんな理由であれ自分の興味の範囲外のモノとの邂逅にはセレンビリティが付きものなので楽しみではあるよね。 とはいえ、ホラーってのはやはり私には刺激が強かったのかもねぇ。 いろんなことに挑戦する割にはストレスにめっぽう弱いという自分の特性に泣かされる。 んー。単純に肌が合わなかっただけかもなぁ。 数学が好きな割には、難しいなんたら関数とか出てくると、途端にうっ、ってなる。いや、物理は大の苦手なのです。カッコつけてもしょうがないよね。でも、数学大好きは本当ですよ。 ま、それより、物語のずっと沈んだ雰囲気。あー、でも沈んだ雰囲気でも新世界より、とかは大好きだったりするから、雰囲気だけの問題でもないはずだな。 んーどういったことだ。 ようするに俺は人間にあまり興味が無いってことだな。 人類の歴史とかそういった、メタな話は好きだけど、一個人にズームインすると途端に興味をなくす。いや、ハッキリ言って嫌悪感が出始める。 手児奈。この子は間違いなく世界を表しているわけだから、その面においては間違いなくメタな話なんだけどねぇ。 ぁー、でもね。面白いっていう意味ではすごく面白いのよ? なんだかんだで、昨日の夜読み始めて今日の午前中には読み終えたわけだから、面白くなければこんな読み方できるわけないしね。 なにはともあれ・・・ やっぱホラーは懲り懲りかな。 こういうセレンビリティ期待な感じで出会うことがなければ能動的には読まないかもぉ

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    投稿日: 2012.12.22