ファイエル元帥さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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○○○○○○○○殺人事件
早坂吝 / 講談社文庫
面白い
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面白いと思います。タイトル当ての事は読んでいるうちにすっかり忘れており、後で当てる事はできましたが、感動はなかったです。もし始めからそのタイトルがついていたら、つまらなそうで買ってなかったと思います。…
途中にヒントの章かある、思わぬ人物が謎を解くなど、これまでにない構成でした。事件数少なめで登場人物も複雑でなくテンポよく読めました。旅行記っぽい部分よりは事件が起こるドキドキ感がもっと欲しかったです。 続きを読む投稿日:2019.01.07
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天駆せよ法勝寺-Sogen SF Short Story Prize Edition-
八島游舷 / 東京創元社
理系は思わず笑うはず
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仏教➕物理学➕SFって感じです。
全体のストーリーでいうと最後のオチがもうひと押し欲しかったですが、面白いです。
何が面白いってまず、「物理」じゃなくて「仏理」ですから。物理の法則はことごとく仏理…用語にされていて、しかも説明が割としっくりくるから二度笑えます。仏様には詳しくないですが、金剛力士像の役柄はイメージぴったり。
五重の塔の宇宙船の描写も興味深いです。 続きを読む投稿日:2018.10.26
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掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南
輪渡颯介 / 講談社文庫
内容紹介で期待しすぎたかも
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前半に幾つも出てくる幽霊のエピソードが退屈でした。別段怖いわけでもなく、町の噂として紹介されていて、これらが後の謎解きの布石でもあるので必要だったのでしょうけど。また暗殺が起こる時代にする必要があった…せいで、江戸時代だったようですが弊害で言葉遣いや単語など読みにくい印象も受けました。最後の謎解きは良かったです。
続きを読む投稿日:2019.01.14
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行動経済学まんが ヘンテコノミクス
菅俊一, 高橋秀明, 佐藤雅彦 / マガジンハウス
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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
道尾秀介 / 講談社文庫
途中の小噺がなかなか良いです
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詐欺師とか闇金という世界の設定ですが、親子愛というか、胸を熱くさせるような話でもあります。
思わず笑って声が出たのは、張り込み中の便意の話でした。信じるとこでした。
ちょっと設定に無理があるかなぁ…というのと、感情を煽るためだと思うのですが、これは必要だったのかなぁと感じるところがあり、それが気になって結論に共感できなかったので星3にしました。 続きを読む投稿日:2019.01.13
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ハサミ男
殊能将之 / 講談社文庫
主人公のその後も知りたくなる
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叙述トリックものが好きで読みました。なんとなくこうかなぁと想像しながら楽しめます。少ない登場人物でうまく展開されていて、各所の布石もきちんと回収されていきます。
後半は期待通りの展開でしたが、"わた…し"の自分への描写に騙されました!
ないと思いますが、仮にそれから数年後を描く続編があればどう展開するんだろうと想像するのも楽しいです。 続きを読む投稿日:2019.01.07