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玩具修理者
玩具修理者
小林泰三/KADOKAWA
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総合評価

312件)
3.8
74
116
75
20
6
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ニコ生の生主の好きな本ということで、助平心な読書で御座る。 まぁ、どんな理由であれ自分の興味の範囲外のモノとの邂逅にはセレンビリティが付きものなので楽しみではあるよね。 とはいえ、ホラーってのはやはり私には刺激が強かったのかもねぇ。 いろんなことに挑戦する割にはストレスにめっぽう弱いという自分の特性に泣かされる。 んー。単純に肌が合わなかっただけかもなぁ。 数学が好きな割には、難しいなんたら関数とか出てくると、途端にうっ、ってなる。いや、物理は大の苦手なのです。カッコつけてもしょうがないよね。でも、数学大好きは本当ですよ。 ま、それより、物語のずっと沈んだ雰囲気。あー、でも沈んだ雰囲気でも新世界より、とかは大好きだったりするから、雰囲気だけの問題でもないはずだな。 んーどういったことだ。 ようするに俺は人間にあまり興味が無いってことだな。 人類の歴史とかそういった、メタな話は好きだけど、一個人にズームインすると途端に興味をなくす。いや、ハッキリ言って嫌悪感が出始める。 手児奈。この子は間違いなく世界を表しているわけだから、その面においては間違いなくメタな話なんだけどねぇ。 ぁー、でもね。面白いっていう意味ではすごく面白いのよ? なんだかんだで、昨日の夜読み始めて今日の午前中には読み終えたわけだから、面白くなければこんな読み方できるわけないしね。 なにはともあれ・・・ やっぱホラーは懲り懲りかな。 こういうセレンビリティ期待な感じで出会うことがなければ能動的には読まないかもぉ

    0
    投稿日: 2012.12.22
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    高評価な割によくある話だなーと思ったら10年前の作品でした。 酔歩する男は途中からおいていかれた感じ。 どちらにしても「語り手でオチ」はもういいや。

    0
    投稿日: 2012.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題になっている「玩具修理者」は、意外にあっさり終わって、どこがホラーなのかと思っていたら、修理者の存在ではなく、姉の行動、言動と、冒頭に出てくる男女の関係、そして生きている物とは何なのか、石は生きていないとだれが言えるのかなど当たり前のようで、当たり前ではないのかと思わせるところなのだと思った。しかし、グロテスク。 「酔歩する男」は、タイムトラベルの話だけど、量子力学とか物理の話になったところでついていけなかった( ; ロ)゚ ゚(笑) なんとなく理解したけど、理系脳ではないので・・・ 脳の一部の機能を消滅させることによって、タイムトラベル(能力の欠如)とする点が発想としてはすごいなぁと感心しました。 ただなんとなく、気持ち悪くなった。

    0
    投稿日: 2012.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グロは苦手じゃないから大丈夫だろうと高をくくっていたけど、負傷箇所の描写が生々しくて読むのが嫌になりました。 一緒に収録されている酔歩する男するはよくあるタイムスリップ物ですが後味が非常に悪くて不気味。

    0
    投稿日: 2012.11.06
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    面白かったのだけれど、オチありきの賞狙いのような印象が… 違ってたら申し訳ない。 併録「酔歩~」が高評価のようだが、会話だけで進むスタイルは嫌いなので、自分にとってはジュブナイル。

    0
    投稿日: 2012.10.28
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    【酔歩する男】、一昨日に読み終わった!いやぁ面白かった。途中で物語の理論や推測を頭の中で検証しようとすると酔歩しちゃうけどな!www 【下記、俺のツイートから抜粋】 てぃら嬢が教えてくれた小説【酔歩する男】(小林泰三)。やばい、コレ。面白い。まだ3分の2くらいまでしか読んでないが。さすが理系の大学院卒というところか?物理学やシュレディンガーの猫まで出てきて超好み(笑)サイコは読むべき。ちなみに【酔歩する男】と一緒に掲載されていて文庫本のタイトルになっている【玩具修理者】。これも悪くないわ。描写がグロいけど、これくらいならまだまだご飯食べられる(笑)シュレディンガーの猫、面白いよw 科学というより哲学なわけだが。これ見るとわかりやすい^^ http://www.youtube.com/watch?v=Q8savTZOzY0 しかし、ここ最近は実話怪談が好きだったわけだが・・・創作ホラーも面白いねぇ。というか、全くの別ジャンルなわけだがw 積読状態の乙一も読まないとなぁ。この手のペーパーバックも読みたいが、一気に難易度が上がりそう(笑)

    0
    投稿日: 2012.10.21
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    表題作は短編なので、すぐに終わってしまうのが惜しい。 もう少し、あともう少し、あの奇妙な世界に浸かっていたかった。 個人的には長編で読みたい作品。 *** 子ども達の間で有名な玩具修理者。 その修理者は玩具だけでなく、壊れたものなら生物でも直せるという。 この作品では、手違いで死なせてしまった弟を、修理者に預けに行くまでの道のりのシーンが強く印象に残りました。腐敗描写が、まるで臭いが漂ってきそうなほどに凄まじいです。 (いくら真夏だからって、そこまで急速に腐るか?という疑問は置いといて。。。) ところで中盤に、喫茶店でとある男女が生物と無生物の定義を議論するシーンがあります。そのやり取りを読んでいると、『自分の考える生物とは一体何だったのか、本当のところはどうなんだろう。。。』と、自分の常識と感覚を疑ってしまう気持ち悪さを味わいました。 それは中編の『酔歩する男』でも同じ事が言えます。 こちらの作品は、痛々しいグロテスクさから一転、タイムトラベルの無限ループという、終わりが見えない恐怖が描かれています。 夢なのか、現実なのか。いつも通りの風景は、果たして本当に昨日と同じなのか。。。 SFで面白いけど、物理の話を延々と議論する件は、難しくて正直ついていけませんでした。。。物理学に詳しい人なら楽しめるのかも。 表題作の議論のシーンは面白く読めただけに、こちらはもう少し短くても良かったのではと思ってしまった。

    0
    投稿日: 2012.09.28
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    玩具修理者 / 初出 野性時代 1995年4月号 (第2回日本ホラー小説大賞短編賞) 酔歩する男 / 書き下ろし 解説 「神話のキザシ」 (井上雅彦) 『玩具修理者』 1996.4 角川書店刊 文庫化 カバー 田島照久 (thesedays) 口絵 村上光延 装幀 田島照久 カバー印刷 暁印刷 印刷 横山印刷 製本 千曲堂

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    いあいあ。 「後味の悪い話」というまとめ記事で表題作のネタバレを読んで興味を持ち購入。 ネタを知ってしまってから読んだのが正直おしい。 よいクトゥルフでした。映画化されてたのは知らなかった。 表題作は非常に短い話で、一冊の容量のほとんどは同時収録の「酔歩する男」。 人間の認識が及ぶ範囲の薄皮一枚はさんだ向こうで大口を開けてる恐怖って恐いよね…っていう、「ああラブ御大もこういう気持ちで深海とか宇宙とか恐ええって話書いてたのかな」と思わせてくれるお話。 人間の探索が進んで「深海も宇宙も別にそんな恐くないよ」となってしまった今、きっと本当に恐いものはこんな遠い世界で、だけどすごく身近で、人間に見つけてもらうのを待ってるんだ…アイデアロールに成功したらSANチェックです。

    0
    投稿日: 2012.07.21
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    オチが鮮やかなサスペンスホラー。 「玩具修理者」は雰囲気で、「酔歩する男」は不思議などうどうめぐりで読ませます。 ネタバレは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120720/1342784214

    0
    投稿日: 2012.07.20
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    『玩具修理者』、『酔歩する男』の2作収録。 ちょうど量子論の解説本を読み返したばかりだったので『酔歩~』の多世界解釈を上手く生かした、グルグルループするようなタイムトラベルなお話にニヤニヤしっぱなし。 『玩具修理者』はひらがなでオマノトペっぽく表現している例のモチーフが良いですね。2作とも大変気に入りました。 全体にホラーよりSF色が強い雰囲気で面白かった!

    0
    投稿日: 2012.06.14
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    表題作の「玩具修理者」を読み終えた時点で、これは当たりかも!と思ったけど、次の話「酔歩する男」が更に凄かった。 大抵のタイムトラベルものでは、時間を行き来する力を得た登場人物は酷い目に合うが、その経験を糧に成長したり、事件を解決したりするので、悲劇的な展開でもある意味安心感がある。 「酔歩する男」は自分が目にしてきたタイムトラベルものとは違って、微塵もワクワクしないし、先が読めない不安感があった。読み終わっても全くスッキリせず、不気味さが残るのが逆に心地良い。 この作者の他の作品も読みたいと思える良い作品でした

    0
    投稿日: 2012.06.10
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    メルヘンホラーな掌編とSFホラー(またはSF版『こころ』?)な中編、毛色の違う2作品だけどどちらもスピード感がと後に残る独特の味がある。

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    投稿日: 2012.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!! 単純に、面白かったです。 2つの短編が入っているのですが、前半の、ホラー文庫大賞とったとかいう、まさに「玩具修理者」がおもしろかったです。 「ΑΩ」を、読む前に読みたかったけど。…順番ミスった。 2つめの話は、面白かったですがあまり残りませんでした。 相変わらず、描写はひとことひとことがなんだか生々しくてグロいです。 ステキ。 あ、そうそう。クトゥルフスキーは特にどうぞ。

    0
    投稿日: 2012.05.16
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    玩具修理者の叙述トリックは最初から読めてしまう 話は怖いというより、不気味。奇妙な味 酔歩する男はSF 宇宙消失、ここがウィネトカなら君はジュディを思い出した 予想以上にSFだった

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    投稿日: 2012.05.02
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    一緒に収録されている「酔歩する男」が非常に面白かった。 飲み会の帰り、見知らぬ男に声を掛けられる。 その男は自分との関係は親友だという。やはり、自分には見覚えがないので人違いだと否定するが、男は本当に自分のことを知っているようであった。その男のことが気になった主人公は、詳しく話を聞いてみることした。その話はとても奇妙な内容で・・・ この本をちょっと読む前に、科学の本でちょっと量子力学をかじってたので、あの理論も「それならできるかも??」とすごく面白かったです! 表題作の玩具修理者はちょいグロの約50P程の短編ホラー。 2人の男女の会話形式で進み、ちょいちょい中断したり、討論したりしているところが、楽しい。

    0
    投稿日: 2012.04.16
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     表題作『酔歩する男』の2篇。個人的には後者の方が面白かった。ひたすら理詰めなだけに、狂人が、あるいは狂気が日常生活のすぐそこまで迫ってくるような感覚に襲われた。気が付いたころには自分自身が狂気に憑かれてしまっているのでは・・・というのはあまりにも陳腐な表現かもしれないけど、そんな感じで読めて楽しかった。  有名なホラー小説作家さんらしいので、機会があれば他の小説も読んでみたいと思う。

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    投稿日: 2012.04.10
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    高校の時に読みましたが再読。「玩具修理者」は情景が想像できるような描写が秀逸で、改めて読んでもやっぱり怖かったです。怖い話読んでみたい方はオススメ。

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    投稿日: 2012.03.31
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    表題作の「玩具修理者」より「酔歩する男」の方が面白かった。玩具修理者はホラーと言うか、グロイ描写が多く、想像したくはないけど、どうしても想像してしまう感じ。最後はスッキリ。酔歩する男は、世にも奇妙な物語を読んでる感じ。わけが分からないのが、更に分からなくなって、自分の頭までもが大丈夫!?と、思ってしまう感覚。

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    投稿日: 2012.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2012/03/24  105円 古本 これなんかで有名なのかな?おもしろいって評価が高くて 購入した気がする。 アメリカ旅行中、飛行機で読んだ。 「玩具修理者」 面白かった!! 約40ページですごくおもしろかった。 乙一的な感じがする(きっとこっちが先だけど・・) 乙一好きにはオススメしたい作家 短編ならまた読みたい。 「酔歩する男」 途中まで読んでたけど 読みにくくリタイア。 今後も読まないと思う。

    0
    投稿日: 2012.03.24
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    『酔歩する男』を読みたくて購入。 タオだとかシュレディンガーの猫だとかの概念を広げたようなSFホラー小説。 本書のタイトルの『玩具修理者』は短編ホラーで、第二回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作だとか。何でも依頼通りに直してしまう不気味な玩具修理屋「ようぐそうとほうとふ」に死んでしまった弟を持っていくが・・・って内容。短編賞というだけあって、本書の大部分は『酔歩する男』 どちらもすっと読めるしダレることもなかったのでそのうち別の作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2012.02.16
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    短編集。 凄腕の謎の玩具修理人。こっちは比較的わかりやすいホラー。ちょいグロだったかな。 次に入っているのが、時間に束縛されないようにするために脳の時間を認識?制御?する部分を取り除くことで時間移動ができるようになる云々という話で理解しきれないところもあったかな。

    0
    投稿日: 2012.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幼少の頃、玩具修理者がどんなおもちゃも直してくれた、 おもちゃ以外のものも…という表題作の方が有名だが、 個人的には本書の大半に収められている『酔歩する男』激怖。 学生時代に親友同士が愛した女性が死んだことから始まる 取り返しの付かない実験。 例えるなら鏡に向かって自問自答を繰り返すような 不安定な感覚を読後に得られる作品です。

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    投稿日: 2011.12.25
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    きっも!!描写がひたすらグロテスク。 この人も乙一も読んでて下腹部がキュッてなるくらい痛々しいことをしゃらっと平気で書くあたり、痛覚異常者じゃないのかと疑ってしまう。 ってかポケーって読んでて見逃したけど、このオチ、実は超衝撃的なんじゃね?しかもたった36ページ。例の叙述トリックってやつね。私好みの。 欲をいえばもう少し男の心情が書いてあればもっとラストに驚いたと思う。 それでいて長編が超しょぼい。なにこれ、SFなの?脳なの?わけ不明。 短編のみすごい作家も珍しい。

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    投稿日: 2011.12.02
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    酔歩する男、実に面白かったです。 そして、怖すぎる! 頭がおかしくなりそう! ラストが気になって気になって、最初から最後までいっきに読みました。 ラスト一行でゾッとする話、大好きです。 小林泰三の作品は初めてですが、他の作品も読みたくなりました。

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    投稿日: 2011.11.16
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    表題作「玩具修理者」は世にも不思議な系のホラー。二人の人物の会話だけで進行します。 「酔歩する男」は時間移動系SF。スローターハウス5みたいな感じだが独特の不気味さがたまらない!今年読んだ中で一番のヒットかも。

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    投稿日: 2011.11.12
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    「現実世界を現実世界と認識する」とは観測者によって異なるもので、ある絶対的な基準となるものはない。同じ世界を見ているはずなのに、同じ世界にいると思い込んでいるだけかもしれない。 著書は、ホラーという位置づけだが、日常の域から決して乖離させず、ホラーというよりはむしろ日常を綴るエッセイであったり、理解し難い言葉を連ねた哲学書に近い作品だと私は思う。 読み切った直後、自分の当たり前な日常の奥に潜む今の私の頭では到底理解できない恐怖に触れてしまったような禁忌的な感情に襲われた。 <追記;2012年7月14日> 多世界解釈の話を思い出すたびにこの本を思い出す。 この日常が如何に不安定であるのか。 そんなことばかり考えてしまう。

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    投稿日: 2011.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    玩具修理者と酔歩する男の短編集。酔歩する男の話はタイムトラベル系の話。過去・今・未来、時間、記憶、因果律、波動関数の収束・発散、考えれば考えるほどわからなくなる話。オチは理解できる、でも理解できない、どうなっているかわからない恐怖。

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    「玩具修理者」と「酔歩する男」。 確かこの本に興味持ったきっかけは本谷さんが影響受けた本って言ってたからな気がする。 全く期待してなかったけど、うまいわ。引き込まれてしまった。 私はこういうグロイ系意外と平気なのですらすら読めてしまった。 特に引き込まれたのは「酔歩する男」。 難しい。私たちが記録だと思っているものは、意識の延長にすぎない? 時間というのは、毎日の繰り返しとは、昨日と今日を連続の記憶として紐付けているだけ? わからないわからない。 難しい話が苦手でも、このタイムトラベルにはまると思う。 この宇宙で方式に当てはまらない事象を人間は無理矢理因果付けてるだけなの? 小林さん、引き続き読みたい。

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    投稿日: 2011.09.29
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    第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。 理論とグロの使い手、小林先生のデビュー作品。 表題作はかなりの短編で読みやすい。 僕は小林先生のファンになったけど 先に読んだのは 「臓物大展覧会」 からでした。 玩具修理者は何でも直してくれる。 壊れたものをいったんバラバラにして。 ……それが人間でも。 生きることとは何か。 理論と哲学は等しいのか。 結局、人間を素因数分解 したところで、それは、 「生」という素数はなく、 それはあくまで複素数。 モスコミュールを一杯飲みながら、 メガマソ「めのう」をたのしむべきである。 溺れよう。1と0のロジックセオリー。

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    投稿日: 2011.09.16
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    玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く…。現実なのか妄想なのか、生きているのか死んでいるのか―その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。 表題の玩具修理者、面白かったが本当にショート話だったね。そしてオチは読めた。意外とこのくらいでも賞を取れるのか?と思った。 ただ、この本のもう一話『酔歩する男』の話はとても面白い解釈で好きだ。以前ならタイムトラベルに憧れてたが、この話を読んでからはそのシステム次第だな?っと思った。笑 最近読んだ日本ホラー小説大賞にしては軽めだったか?

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    投稿日: 2011.09.15
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    どちらの短編もひじょうに楽しめた。 ホラー小説大賞を受賞した表題作は、単純なストーリーの中に論理的な疑問を絡め、不穏な雰囲気を巧く作り上げていたと思う。 しかし、衝撃的だったのはもうひとつの『酔歩する男』のほうで、SF的な論理的かつ幻想的な題材をもとに、いかにもホラーという感じのラストまで、あきることなく引っ張っていってくれた。 僕の好きなタイプのホラー小説。 この著者の他の作品も読んでみたいと思う。

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    投稿日: 2011.09.01
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    日本ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作と超絶時間SFの「酔歩する男」の二作を収めた小林泰三の第一作品集。表題作もだけど「酔歩する男」凄いな。二編合わせても二百ページちょっとしかないのに、その倍くらいの長編読んだ気分。

    0
    投稿日: 2011.08.19
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    基本的に二人の会話なんだけれど、話の内容が不気味であり、切なくもありで不思議な感覚です。その光景は独特の薄暗く、綺麗な鈍色の世界をイメージしてやまない。そんな(クトゥルフ神話のような)話が好きな人にお勧めです。

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    投稿日: 2011.07.12
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    怖いんだかユーモラスなんだか、よくワカラン。でも、内容は日野日出志っぽくて、おどろおどろしてる感じが好き。

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    投稿日: 2011.07.12
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    町の片隅に、なんでも修理してしまう玩具修理者がいる。彼は壊れたおもちゃ、死んだ猫、死んだ人だって生き返らせる。生物と無生物の違いとは。

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    投稿日: 2011.05.19
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    「日本のホラーが読みたい」と言って薦められた一冊。 タイトルの「玩具修理者」は目を背けたくなるようなグロ描写にもかかわらず、思わずもう一度読み返してしまった。クトゥルー神話を知っていればもっと楽しめたのだろうか。

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    投稿日: 2011.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは怖かったです! 映像が鮮明に浮かんでくるような描写が素晴らしく、内容もモンスターや幽霊が怖いって単純なものでなく新しい恐怖でした

    0
    投稿日: 2011.02.27
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    第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。2つの物語が収録されている。両方とも不気味で気持ち悪い雰囲気がよく出ている。読んでいる途中で、変な世界に迷い込んでしまったような錯覚に一瞬襲われた。内容は特に面白いとは思わなかった。

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    投稿日: 2011.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「玩具修理者」暑さとか湿度とか臭いと仄暗さが、嫌になるくらい漂ってくる。 作中にちらっと出て来る"生物と無生物の違い"論。 討論めいたシーンにありがちな作家からの押し付けがましさが感じられず、スマートで良かった。著者と作品との距離が一定に保たれてるから最後まで同じ雰囲気で読める。 「酔歩する男」時間軸を扱うのに混乱せずにサラッと読めたのは、著者の中できれいに整理されてるからだと思った。そっけないくらいの文章だけど、そこが読みやすかった。

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    投稿日: 2011.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人獣細工、脳随工場は読んだことがあったけどこれが一番よかった。表題作はエグイ表現とオチが冴えてる。酔歩する男は理屈っぽいが必然性もあったしタイムトラベルについての解釈が面白かった。この作者の作品クトゥルフとかの話がよくあるけどわからないのが残念。 クトゥルフわからんのよね。あと人獣細工とかでも思ったけど台詞回しが若干くどいのと哲学的な議論が無理矢理気味に入るのがちょい苦手。ただそれはこの作者の個性と取るべきか。なんにせよ面白かった。

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    投稿日: 2011.01.19
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    「玩具修理者」小林泰三 SFホラー。…ねじれたグレー? 表題作はホラー大賞短編賞受賞の、泰三さんの第一作品集。 第一に、グロい描写をがつんと使う手法に面食らわされるので、 読む人によって好みがあるのは確実だと思います。 「玩具修理者」の方はそのグロさが彩り。でも骨は叙述トリック。 人間が持っている”感情移入”という思考回路をうまくいじって、 「本当に怖いのは読み終わったあと」を狙っている、のかな。なんて。 やっぱりこの人の文章は画になるなぁ、と思える作品でした。 そして、自分が自信を持ってお勧めしたいのが「酔歩する男」。 表題短編と抱き合わせの中篇ですが、この世界観と読ませ方から受ける印象は長編の読了感に匹敵するかと。重い重い…。 この本は大学に入る前に出会っていて、作品中の物理に関する記述に夢を膨らませながら(?)読んでいたものです。 今から読むと、何だかおかしいところ、巧妙な論述トリックが見えてきますが、それもまた一興。 世界観を構築するためにはとてもいいスパイスですね。 自分はこの一冊で泰三さんに入りました。 場景のオゾマシサだけではないホラー、大好きです。(5)

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    投稿日: 2010.12.12
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    初期の世にも奇妙な物語に似た感覚。 日常の中の不条理、または非日常の中の日常を描いた作品って何か気味が悪くて…だけど面白い。 「玩具修理者」はまさにその感覚を味わいながら読むことが出来た。 だけれども、それ以上に「酔歩する男」のインパクトが強すぎた。 なんだこの作品は! 終盤前までは、さほど難しくないSFって感じで話が進んでいくが… その後からなんか理解できず、狂ったまま読み続けて、最後のオチ。 ゾッとした。怖いというか、気味が悪い。 読み返しても完璧に理解できていない。 もともと狂った物語だから条理を求めるのもおかしいのかもしれないな…

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    投稿日: 2010.12.11
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     短編『玩具修理者』と中編『酔歩する男』の二本。  子どものころ同じ町に住んでいたその人物には、頼めばどんなオモチャでもかならず修理してくれるといううわさがあった。ある日、不注意で弟を死なせてしまった姉は、弟をオモチャに見せかければ、玩具修理者が修理してくれるのではないかと期待をかけて、その人物の家を訪ねていった……。(『玩具修理者』)  仕事帰りに飲んでいて、見知らぬ男に話しかけられた主人公。はじめはただの人違いかと思ったが、その男は、気味の悪いほど自分のことを知っている。もしや、自分が知り合いの顔を忘れてしまったのだろうかと考えた主人公だったが、男は奇妙なことをいう。「いえ、人違いではないんです。わたしはあなたをよく存じあげております。でも、あなたがわたしのことを知らないのなら、知り合いではないのでしょう」……男の不自然ないいかたがひどく気になって、問いただす主人公は、脳と時間認識にまつわる、信じられないような物語を聞かされることになる。(『酔歩する男』)  なかなか面白かったです。  同じ方の『海を見る人』が面白かったってツイッターで呟いたら、お知り合いに薦めていただきました。買おうとして、ホラーであることに気づき(怖いの苦手)、一瞬どうしようか迷ったんですけども、腹を括って読んでみたら、SF>ホラーな感じで、それほど怖がらずに読めました。  ぜんぜん怖くないわけじゃないんですけども、一本目の「玩具修理者」はグロテスクでシュールな怖さだったので、これにはわたしは耐性があります。(それもどうかと思うけど……)  二本目の「酔歩する男」は、ホラーというよりも、タイムリープ系のSFで、怖いというか悲劇的なお話でした。パラドックスや平行世界といったSF要素や、シュレーディンガーの猫のりくつなんかがお好きな方には、興味深いかもです。

    0
    投稿日: 2010.11.04
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    表題作は微妙でしたが、一個人の世界が崩壊する様が巧く描かれてると思う。酔歩する男は自分にとっては最恐。SFとホラーの絶妙な融合。タイムトラベルの結果、永遠に時空間をさまようことになる男。。

    0
    投稿日: 2010.10.07
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    その描写は、ある意味気分を害するほどのリアリティである。読んでいて生々しく脳裏に浮かぶ映像に気持ち悪くなるが、読み続けてしまう。 オチは比較的わかりやすいので、変に頭を悩ませずにすむ。

    0
    投稿日: 2010.10.03
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    表題作はただグロいだけな印象だったけど、酔歩する男の方がすごく面白かった。タイムトラベル物だと思うんですが、読んでるうちに脳内と現実の境目がよく分からなくなってきてこっちまでグラグラしてくる。ホラー=怪談、みたいなイメージだったんですが、こういう話もあるんですね。ほんとに面白かったです。評価は二作を総合して。 私が持ってるのは装丁が違って、女の子や臓器がぐにゃぐにゃ加工してある様なもので、こっちの方が好きです。

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    投稿日: 2010.09.25
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    最初の「玩具修理者」は描写がエグかった。 でも、最後に姉弟で話してるなんて思わなかった。 「私」の彼氏かな~と思ってたから。 でも、あんな玩具修理者がいたら修理を依頼するかもね、私の今の身体の。 次の「酔歩する男」は何と言うか、すごかった。 時間の概念が覆されるよ。 今、現実に生きている世界は本物だろうか? 本物の世界ってなんだろう? 脳梗塞になってからしばらくは脳梗塞になる前の瞬間に時間が戻らないかなって、本気で考えてた。 脳梗塞になってない世界に行きたいなとも考えてた。 多分、未来は無限にあってその中で無意識に選んだのがこれだったんだろうけど、あんまりだとも思った。 そんな事がリンクする内容だった。 タイムトラベル出来るんだったらしたいよ。 現実には出来ないけどね。 だからこそ、こういう物語を読むとどんな状況であれタイムトラベル出来る人がうらやましいなと思う。

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    投稿日: 2010.08.20
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    2010.8/13読了。 クトゥルフ関連の作品を探していて、偶然見つけたのですが、なかなか面白かったです。 玩具修理者は短編というのもあり、すぐに読み終えました。 酔歩する男は、専門用語が多かったので何度か読み返し理解出来ました。 独特の文体が印象的でしたが、二つともとても興味深い話だったので、他の作品も見つけ次第読んでみようと思います。

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    投稿日: 2010.08.13
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    おばけとかそういうのじゃなくて、精神的に追い詰めてくる感じ。狂気。 最後のオチに鳥肌。 あと、これは2本立てなのだけれど 2つめの「酔歩する男」はホラーではなくSF。不思議で面白いお話です。こちらの方がすき、紫色の味のパフェ食べたい。

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    投稿日: 2010.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作「玩具修理者」と中篇「酔歩する男」の2編。 「玩具修理者」 誤って弟を死なせてしまった姉が、おもちゃを何でも修理してくれるという玩具修理者の元へ弟を連れて行くが・・・ 「酔歩する男」 とある店で血沼壮士は自分の大学時代の親友だと名乗る男―小竹田丈夫―に話しかけられる。しかし、血沼はその男に見覚えはなく、奇妙な話をする男に興味を持ち、話を聞きだすことに・・・ 両作品とも現実なのか妄想なのか判別のつかない怖さがあり、ホラーではあるが、SFのような感じもある。「玩具修理者」の方はそこそこグロい。

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    投稿日: 2010.07.23
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    夏なのでホラーでも一つ。 どんなものでも直してくれる玩具修理者。 独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも..、死んだ猫だって。壊れたものをバラバラにして、もう一度組み立てて。 主人公の少女は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければならない。そこで彼女は…… 最後にドキッとするのが短編の良さ。 表題作は本当にドキッとして、何回も何回も最後のページを読みなおしました。世にも奇妙なのような不気味怖さがあります。お気に入りです。そんじょそこらのホラー小説じゃ怖くないという貴方は是非読んでみましょう。是非、是非。

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    投稿日: 2010.07.22
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    ファンになったきっかけの一冊。 個人的に「玩具修理者」より「酔歩する男」の方が好き。読んでるうちに酔ってくるかんじがたまらない。

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    投稿日: 2010.07.02
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    ぞくぞくするほど好きな作家。おもしろくてもおもしろくなくても許せるような。いや、おもしろいけど。猫の目がはいった姉さんて良いわぁ。しかし酔歩する男の方が実はおもしろかったり

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    投稿日: 2010.06.14
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    私が小林泰三を好きになったきっかけの本。 妖しくて気持ち悪くて、なるほど、と思う結末。 短編なので読みやすい。

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    投稿日: 2010.06.11
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    ■概略 その町には、玩具修理者がいた。 彼はどんなものでも修理することができた。 竹トンボでも、ロボットでも、パソコンでも、どんなおもちゃも直してくれる。 そして、踏み潰された猫でも、グシャグシャになった弟でも・・・ あの「パラサイト・イヴ」と並んで表彰された、第二回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。 「時間」の概念に囚われた二人の男を描いた作品「酔歩する男」を同時収録。 ■感想 まずは、「玩具修理者」のほうから。 30ページ強の短編でありながら、読む者に爽快な恐怖(変な日本語だが、本当にそんな感じだった)を与える。 物語は喫茶店で男女が会話をするところからはじまり、だんだんと恐ろしい真実が暴かれる。 これを読んでいて、自分は「学校の怪談」に出てくる「メリーさんの羊」を思い出した。 ある日の夜中、学校にいた当直の先生に電話がかかってくる。 「わたし、メリーさん。今、正門の前にいるの」 すぐに電話は切れ、先生はいたずらかと首をかしげるが、また次の電話がかかってくる。 「わたし、メリーさん。今、花壇の前にいるの」 タチの悪いイタズラだと叱咤するが、さらに次の電話が鳴る。 「わたし、メリーさん。今、昇降口の前にいるの」 だんだん場所が近づいている。なんだこれは? そして最後の電話。 「わたし、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの」 ここで話は終わる。 はじめは読者にはうまく事情が読み込めないが、段々と異様な事実が語られ、加速していく。 そして最後は絶望的な形でザッと幕を閉じる、テンポの良い展開。 非常に読みやすく、いかにも都市伝説的な内容が面白かった。 次に「酔歩する男」のほうだが、こちらは正直微妙だった。 主人公は「時間」という概念を超えようとするが、失敗したのか成功したのか確信が持てない。 考え始めると、すべてを疑わなくてはいけない。 すべてを疑い始めると、ほら、壊れた生活のはじまりはじまり・・・ といった感じだろうか。そのドロドロ感や恐怖の描き方は秀逸だったが、気持ち悪すぎて、 読み終わった時に不快感を覚えてしまう。 それはそれで、作者の意図通りなのかもしれないが・・・ ■一般的見解 「玩具修理者」のほうは短編ということもあってか、単に「面白かった」というだけの感想が多いのに対し、 「酔歩する男」はその物理的観念、迷宮を彷徨うかのような酩酊にも似た視点、そして「死ねない」恐怖といった部分が非常に高く評価されています。 ■総括 「玩具修理者」はサラッ読めてドキッとさせてくれる、誰にでもお勧めできるいい作品です。 ただ「酔歩する男」のほうは難解な論理を持って構成されているので、雰囲気だけでも楽しめなくはないですが、 それでもやっぱり読んでいて「?」がつきそうな部分が多いです。 感想に書いたように、ドロドロな不快感を逆に楽しめるなら、この作品も面白いと感じるかもしれません。

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    投稿日: 2010.04.28
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    表題作の「玩具修理者」は、何気ない男女の会話から始まります。が、この女性。昼間は必ずサングラスをかけています。そこで男がその理由を問いかけ、話は女性の回想録へ。 子供たちだけが知っている玩具修理者は、どんな物でも必ず直してくれる。そう、どんなものでも・・・ 最初この話を読んだときは最後の一文で寒気がしました。今読み返せば、いかにも!な結末で見抜けそうなものですが当時はそれだけ、この世界に引き込まれていたようです。 更に「酔歩する男」。 こちらはタイムトラベルもの。科学的なSFが好きな人は必読です。 解説で井上雅彦さんが、この小長編を読んで目眩を感じたと書いていますが、正しくその通り。 現実なのか妄想なのか、自分の生きている世界は、本当に昨日からの続きなのか。今日の次は必ず明日なのか。 不気味すぎる世界観ですが、何故か魅力的なのです。

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    投稿日: 2010.03.20
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    「玩具修理者」と「酔歩する男」の短編集です。 「玩具修理者」は、気味が悪いです。 えぇ~!って驚かせられます。 短いのであっさりと読めちゃいました。 「酔歩する男」は、不思議なお話ですね・・・。 ちょと内容的には難しいような感じになっています。 ホラー文庫って言うより、不思議な世界って感じかな?

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    投稿日: 2010.03.16
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    良い作者を見つけた。 αΩとの関連性を期待して読んでみたが、良い拾い物だった。(αΩとの関連はない) 短編「玩具修理者」の伏線と落ちはなるほど。短くてすぐ読めるので多くの人に読んでもらいたい。 中編「酔歩する男」が傑作。シュレディンガーの猫とタイムトラベルの話だが、理系に弱い私でも楽しめた。こういう話は好きです。「私とあなたは大学時代の親友であるが、面識はない」「明日また会うには徹夜しなくてはならない」と最初はわけがわからないが、わけのわからなさに興味をもってしまったら最後、はまります。

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    投稿日: 2010.03.09
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    表題作の「玩具修理者」。奇妙で気味が悪く、かつ魅力的。ただわたしは、 「玩具修理者」より「酔歩する男」に魅かれた。 はじめは、このありえない話がどう展開していくのか、と疑問に思っていたが、ページを進めるごとに増す説得力。なにが現実で、なにが現実じゃないのか、考えさせられました。気味が悪い話です。非常に興味深かった。 井上雅彦さんの解説、情熱的すぎでちょっと笑っちゃいました。小林泰三さんのことをとても好きなのが伝わってきました。

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    投稿日: 2010.02.27
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    いつもホラーと言ってもどこかミステリ然として、 作中における「奇怪」や「恐怖」の対象について その正体や発生源を主人公たちが暴いていくような 長編ホラーを読むことが多かった。 だからこの作品はおっかない。 免疫の無い私にはおっかない。 玩具修理者は玩具を直すだけ、 子供を助けはしても害を与えることはない。 なのに、恐ろしい。 恐ろしい、というより正しくは気味が悪い。 だって玩具修理者は存在、玩具の修理方法、言語に至るまで 全てが確かでないし、結局明らかにならないからだ。 もちろん、修理過程で登場するグロテスクな描写に 恐怖を感じてしまうというのもある。 だけど、根っこの部分の恐ろしさは「分からない」ということ。 正体も発生源も暴けない、 得たいの知れないものに対する薄気味悪さ。 展開としても「どうして?」を残したまま、 読み手にとって好奇心をフイッと裏切られてしまった不安。 果ては「自分の存在」にすら疑問を抱かせてしまう恐怖。 ただ、よりインパクトが残ったのはオチにしても 玩具修理者にしても100%の恐怖じゃなくて 一分の"滑稽さ"を与えているからだろう。 機械仕掛けの玩具と生き物の死骸を一気に解体して直す時に、 螺子や髪の一筋が余っちゃうなんて とんだドジっこじゃないですか。

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    投稿日: 2010.02.17
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    私はスプラッタなどグロテスクなものも平気な為、気持ち悪いというようなかんじもなく、 ただ純粋に話の面白さを楽しむことができた。 クトゥルフ神話については「人間には発音不可能な名前の神々の神話」程度の認識しかなかったが、 特別詳しくなくても十分 修理者と状況の奇妙さや異質な雰囲気は感じることができると思う。 修理の際、足りない部品や材料は直したい物と同質同成分の物でなくてもいいというのも私的に面白い。 「玩具修理者」という作品については話し自体よりも、 注文された通りにしか修理してもらえない為、不都合が見つかる度に「何度も弟の再修理」にやってくるという 姉の麻痺した感覚が一番怖いと思った。 「酔歩する男」についても実によくできた話だと思う。 表題作よりもこちらが好きという方が多いので割愛するが、読み終わった次の日 目が覚めた時に 「今日はちゃんと昨日からつながった次の日だろうか?」と、自分の脳裏にちらついたくらい印象に残った。 それにしても、クトゥルフ神話といい手児奈伝説といい 著者はなかなか興味深い所からネタを持ってくるなぁ。

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    投稿日: 2010.01.23
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    この本は短編集でとても読みやすかったです。小林泰三のデビュー作品で、第二回日本ホラー小説大賞短編集賞を受賞しています。映画化や舞台化もされていて、とても注目された作品です。この中でも、「酔歩する男」は特に面白かったです。あまりホラーを読むほうではなかったが、この本からホラーも面白いなと思い好きになりました。映画や舞台もぜひ見てみたいです。

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    投稿日: 2010.01.07
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    表題作の短編「玩具修理者」と中篇「酔歩する男」の2編収録。 「玩具修理者」目当てに読んだものの、「酔歩する男」の方が面白かった。 「玩具修理者」は弟を誤って死なせた姉の告白から始まり どろどろとした感情を交えつつ、事実のみ告げられていく。 肉体の嗜虐的描写があるので、想像しながら読むと中々えぐい。 「酔歩する男」は行き着けの店で出会った、自分の親友と名乗る 時間跳躍の能力を手に入れた男の結末が、丹念に描かれている。 苦しみが終わらない分、こちらの方がずっとホラー染みていて 目を背けたくなるほどだ。時間跳躍のパラドックスの解説が判り易い。 どちらも別種の狂気を吐き出していて、一読の価値があった。

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    投稿日: 2009.12.28
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    表題の玩具修理者の短編もよかったけども 酔歩する男の方が個人的には面白かった感じがする 俺は異端ですか・・・ そうですか(*ノωノ) 表題なのにものすごく短いけども まとまってた面白かったのは認める(*ノωノ)

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    投稿日: 2009.12.26
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    面白い。 表題作の『玩具修理者』ももろグロホラーで構成も凝っているが、 それ以上に傑作であるのは、収録作『酔歩する男』。 SF慣れしていないせいもあり、必要以上に感動した。 一人の女性を巡っての三角関係。そして、悲劇。 二人の男は女性を蘇らせるべく、時間逆行(時間跳躍)を試みるが… 果ての末路はなんとも、怖い。やっぱりホラーだった。

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    投稿日: 2009.12.15
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    表題の「玩具修理者」は個人的にはあまり感じるものはなかった。 問題は「酔歩する男」。 これには、ただただ震えた。何度も何度も読み返した。 それから約9年、この時味わった眩暈が欲しくて 似たような題材の本を読み漁ったが、残念ながらまだ酔歩するに至っていない。 個人的にはこちらにホラー小説大賞をあげたい傑作。

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    投稿日: 2009.12.07
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    表題作と「酔歩する男」の2編。 「玩具修理者」は、まあ、予想の範囲。 「酔歩する男」の方が断然面白かった。 時間の軸に翻弄されてあれれ?だけど気付いたら終わってて。 うーん、、最後に唸ってしまった。

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    投稿日: 2009.11.02
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    1996年度日本ホラー小説大賞・短篇賞に輝いた小林泰三のデビュー作『玩具修理者』を含む短編集である。 まさしく新感覚ホラー、科学的な考察から現実を歪めてしまう様な物語は、日々を安閑と生きている我々の背筋を凍らせる。 表題作『玩具修理者』は、どんなおもちゃでも無償で、たちどころに直してくれる玩具修理者「ようぐほうそうとふ」を巡る物語である。 事故で弟を殺してしまった主人公。幼く、玩具と生き物の区別の付かぬ彼女は玩具修理者に弟の「修理」を頼んでしまう。 『修理』の緻密な描写がまた強烈。久しぶりのグロである(笑) 生とは。死とは。 そんな概念の揺らぎの果てに見える恐ろしい結末には舌を巻く。良く纏まった秀作といえよう。 そして『酔歩する男』である。 個人的にはこちらの方が怖い。幽霊や妖怪や、奇人変人狂人を登場させる事なくホラーを成立させた驚嘆の一作である。 時間が過去から未来へと進んでいく(と感じる)のは、脳の時間の進みを感知している分野の働きに過ぎない。 では、其処を破壊してしまったら・・・。 因果律。『原因は結果に先んじる』という絶対の法則から解放された人間は、どの様な人生を辿るのだろう? 非常に難解な物語では在るが、現実がぐにゃりと歪むような眩暈にもにた読後感を提供してくれる。 「時間旅行は、能力の欠如なんだ」 そんな言葉が頭に残る。 噛めば噛むほど怖い。そんな作品である。

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    投稿日: 2009.08.29
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    子供の玩具を何でも修理してくれる、玩具修理者。 ある程度おもちゃが堪ると、一度分解してもう一度組み立てる。 するとどんな玩具でももう一度動き出す。 誤って弟を殺してしまった少女は、 そこに弟を連れて行って直してもらうが・・・ 表題作『玩具修理者』・『酔歩する男』の二編。 『酔歩する男』には 何度も同じ未来を繰り返す恐ろしさがありました。

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    投稿日: 2009.08.19
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    「玩具修理者」、「酔歩する男」の二編。 玩具修理者は何でも直してくれる。 全てをバラバラして一瞬の掛け声とともに綺麗に直してくれる。 ある日私は謝って弟を死なせてしまった。 直された人間は人間なのだろうか? 生きている弟は生きているのだろうか? ****** 酔歩する男 これはタイムトラベラーのようで時間の感覚だが 今回はロマンなどない。 全ては酔いと恐怖と困惑と絶望。 未来と過去にパラドックスを織り交ぜた説はあるが 果たして障害を持つ時間の変動とは 一体何を持って原因を創ったのだろうか? そもそも、「現在」とは何をもって現在としているのか。

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    投稿日: 2009.08.01
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    ■内容(「BOOK」データベースより) 玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く…。現実なのか妄想なのか、生きているのか死んでいるのか―その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。 ■感想 クトゥルフ神話の引用があるそうですが、ワタクシ、クトゥルフ神話はメガテン・ペルソナシリーズの域を出ないので、まったく知識はございません。 知っていればさらに面白いのかもしれないけど、知らなくても面白かったです。 たぶん面白い理由はレトリックにあるんだろう。 クトゥルフじゃなくて、どこの神話に当てはめても面白いんじゃないかな。 もちろんイメージに合致する神話があれば、だけれど。 酔歩する男はこれまた面白かった。時間の概念(?)がよかったなー。 まぁ、なんというか…ストーカー男の心理描写んとこはすっごくキモチワルイんですがね。 これもホラー小説たるゆえんだろうか。 スリルやぞわぞわ感より、どちらかというとグロやサイコ系。な感じがする。

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    投稿日: 2009.04.21
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    これも小学生の時に読んだ本で印象に残ってたもの。 内容はあんまり覚えてないんだけど、あのとき面白かったって思ったことは覚えてる。 タイトルとこの装丁が印象的でした。

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    投稿日: 2009.02.09
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    言い回しやら何やらが,難しくてイメージしにくい.でも,読んで いて次が読みたくなるような書き方がしてあり,うまいなぁ,と思 ふ.2つの短編からなっているが,酔歩する男,にいたっては最後ま で読んで,わけわからんorz,って感じになった.多分読み直しても 理解できなげ. 2009.01.30(Fri)読了

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    投稿日: 2009.02.02
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    大賞を受賞した短編と中篇を一つづつを載せた本です。 「玩具修理者」 喫茶店で二人の男女が会話をしていた。彼女は、常にサングラスを掛けてた。その女性は、子供の頃の出来事を話し始めた・・・。 子供の頃住んでた街には、子供だけが知る玩具を修理する男がいた。独楽・凧・ラジコンカー・ゲームでも死んだ猫でも何でも無料で治してくれた。壊れたものを一旦すべてバラバラにして一瞬の掛け声とともに・・・。ある日彼女は、弟を過って死なせてしまう。親に知られる前にどうにかしなくては・・・・。弟を玩具修理者の元へ持って行く・・・。 「酔歩する男」 彼は、あるパブに同僚たちと訪れていた。よく二次会で使うパブなのだが、昼間や素面のときに探すとなかなか見つからないそんな店だった。宴をお開きにしようとタクシーを呼んだのだが、彼だけ行き先が違うので最後のタクシーを一人で待っていた。一人の男が彼に声を掛けてきた。その男が言うには、自分の同期で大学時代の親友だったという・・。彼には、その男の記憶が無い。しかし男は、自分の名前や自分しか知らない過去を知っていた。その事が気になり、タクシーを返してその男の話を聞く。男が語った話とは? ん〜これは、あまりお勧めでは、ありません。ちょっと難しい所もあり情景を想像するところが難しい所もあるからかな?もっと、周りを書くといい感じがするような気がするのだけど・・・。

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    投稿日: 2009.01.11
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    表題作の、グロテスクである意味わかりやすいホラーより、別に収録されている”酔歩する男”のが断然怖い。 グロくもないし化け物が出るわけでも(出てるのか?)ないのにひたすら怖い。 そして怖いのにページを捲る手が止まらない。こんな感覚初めてです。

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    投稿日: 2008.12.03
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    玩具修理者は何でもバラして直してくれる、おもちゃでも猫でも弟でも。ホラーなのかは微妙ですがグロ表現が美しいです。二編収録。

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    投稿日: 2008.09.28
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    汁気の多い表現は苦手な方も多いかと思いますが 濃密な空気と世界観は秀逸。 目眩がするような酔い心地が味わえます。 人とは何か。生きるというのはどういうことなのか を考えさせられる作品。 映画もコミックも少し内容は違いますが世界観を綺麗に表現していて面白いです。

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    投稿日: 2008.06.26
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    中に表題「玩具修理者」と、「酔歩する男」と2編入っています。 始めて小林泰三さんの本を手にしたのですが、まず哲学的だな〜という感想。生物とは何か?時間とは?当たり前の感覚が、揺るがされていく感覚です。奇妙な世界にどんどん入り込んでいく感じがしました。 玩具修理者の落ちは、想像造範囲ですが、しっかり読むと途中の修理の描写はきついものがありますね。さっと読んじゃいますが(^^;)そういうところしっかりホラーなのかな。 他の本も読んでいきたい思います。

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    投稿日: 2008.04.29
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    読んだ後すごい不思議な気持ちになる本です。 非現実的な内容なのに、描写が変にリアルなところがあって現実で起こりうる事なんじゃないかって思えてきてしまいます。 怖かったけど、面白かったです☆

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    投稿日: 2008.04.03
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    表題作、「玩具修理者」。分解の表現がすごく丁寧ですね(笑)グロイのが苦手な人にはオススメできませんね^^;逆にグロイのが好きな人にはオススメです。でも個人的にはもう1つの「酔歩する男」のほうが不気味に感じました。

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    投稿日: 2008.03.13
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    おもしろい!!とにかくおもしろい!!シュールでとてもグロいのに、その世界にひきずりこまれ、目の前にその世界観が広がります。 ただ単にグロいだけではなく、しっかりとしたテーマがあるので、読んだ後にうーんと唸ってしまいました。 映画化されていますが、小説の方が、よりオチの衝撃が大きかったです。(まぁ映画もそれなりによくできていて、よく映像化した!とは思います。)

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    投稿日: 2007.12.01
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    これにハマッたら、小林泰三さんの全作品を読まないと気が済まなくなるかもしれません。。。非理系な人間の為か「生き物とそれ以外のものの違い」についてしばらく考え込んで、結局答えが出ませんでした…

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    投稿日: 2007.10.05
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    強烈な眩暈、くらくら感を覚えるようなSFです。『常識に染まった現実』に疲れたら手にとってみましょう。却って頭をリフレッシュできるかも(笑)。物理や哲学が好きな方には、特にオススメです!

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    投稿日: 2007.08.09
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    「玩具修理者」という短編と、「酔歩する男」という、やや長い短編の2部からなる。 「玩具修理者」は、何でも修理出来るがこちらの言った通りにしか修理しない。男と女の会話が中心で、女が回想する。 最後の意外な結末が面白いが、小説にリアリティを求める私としては、些か無理があるような気がする。 「酔歩する男」はSFチックな小説で、時間を行ったり来たりする。それと、人の意識とは?記憶とは?自分って何?など、真剣に読んでると頭がどうかしそうな気がする。 やや無理があるが、理論は面白い。

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    投稿日: 2007.07.21
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    玩具修理者は何でも直してくれる 壊れた物を一旦すべてバラバラにすれば独楽だって、ラジコンだって…死んだ猫だって ある日、私は誤って弟を死なせてしまった 親に知られぬうちにどうにかしなければ… 私は弟を玩具修理者の所へ持って行った [酔歩する男]収録

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    投稿日: 2007.06.09
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    玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く…。現実なのか妄想なのか、生きているのか死んでいるのか―その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。

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    投稿日: 2007.05.07
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    表題作は一言で言うと「鮮やか」。 ここまで映像を見せつける作家さんはなかなかいないと思います。 「酔歩する男」はSFになるのかな。 小説を読んで酔ったのはこの作品が初めてです。

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    投稿日: 2007.05.01
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    壊れたものを何でも修理する、玩具修理者。修理といっても、その直し方は、なんだかとても奇妙なもので、そして…という表題作。ラストまで一気に読める作品です。それに輪をかけて同時収録の「酔歩する男」は秀逸。読んでいてくらくらするようなお話でした。

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    投稿日: 2007.03.24
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    <きっかけ>第2回日本ホラー小説大賞 短編賞受賞作品なので、買いました。 <コメント>受賞作品であったものの短編作品ってこともあってもの足りなさを感じてしまいましたねぇ。。 ボチボチ楽しめました。

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    投稿日: 2007.02.10
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    もう、水が合うとしか。 ラヴクラフト好きなので手に取ったのですが、これがデビュー作とはとても思えませんでした。確立されすぎです。 酔歩する男はほんとにすごいなあ。

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    投稿日: 2007.02.03
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    絶賛すべきは玩具修理者ではなく、同じ本に収録されている『酔歩する男』。 量子力学を散りばめたこの話には、物理屋さんなら大絶賛するハズ

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    投稿日: 2007.01.29
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    最初は表題作の「玩具修理者」。常に昼間だけサングラスをかけている女性に理由を尋ねると、「昔事故にあった」と言って、子供たちの間で噂になっていた「ようぐそうとほうとふ」という名の玩具修理者の話を始めるのだが、、 その話と言うのが妖しくも恐ろしい、表現も結構気持ち悪いグロ系です。 読んでいるときはその気持ち悪い雰囲気に引き込まれると言うか、逃げられなくなって行って、最後まで読み終わると怖くなってくるという話です。 2編目は「酔歩する男」。ある日酒場で見知らぬ男に「俺を覚えているか?昔は親友だったのに」と呼び止められ、昔の秘密を知っていると言う男の話を聞かされる。 という始まりの話で、その男は過去を取り戻す為に2人である実験的手術を行った結果、意識だけが過去と未来を行き来する、タイムトラベラーになってしまったと言う。 「バタフライエファクト」的内容ですが、その方法と言うのが肝になっていて、因果律やカオス理論、量子学を総動員して、人間の実在をも問う異色のホラーです。 読んでいるうちに自分は誰で何をしているのか混乱してしまいます。 不思議な感覚のホラー2編でした。

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    投稿日: 2007.01.15
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    見ての通りのホラーなんです、が、『生き物とそれ以外のものの差を証明できる?』とか『時間という概念を取り払った世界』(もう1本の短編です)とかの描写が激しくて、思わず正座してしゃっきり読んでしまう本でした。 そして思わず叫びました。あとやっぱり普通に怖いのでお気をつけて。

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    投稿日: 2006.11.26
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    小林さんの本で唯一買った本。 グロいです(´・ω・`) 描写がリアルで尊敬します。 酔歩する男も面白かったです!

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    投稿日: 2006.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『玩具修理者』は『ΑΩ』の作者である小林泰三の第二回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。『ΑΩ』にでてくるガの封印されてしまった名前となにか関連性がありそうだったので読んでみた。が、とくに直接的な関係は見出せず。はっきりいってグロい系のホラーなのでSFじゃない。ラヴクラフトを直接連想させる不思議な叫び声もあふれているし。「ようぐそうとほうとふ(ヨグ=ソトーフ)」「くとひゅーるひゅー(クトゥルフ)」「ぬわいえいるれいとほうてぃーぷ(ナイアルラトホテップ)」などなど。私もこういうネタがわかってくるようになってしまったのか。 ただのホラーだったらこのブログで紹介しなかったのだが、同じ文庫に収録されていた『酔歩する男』のほうはれっきとしたSFだった。 これはタイムトラベルもの、と分類してしまってよいのだろうか。時間の流れと、意識のあり方に関するアイディアがとても面白かった。 もし酔歩する男を読みたいと思ったならば、これ以上先は読まないでおくことをすすめる。作品から直接このアイディアに触れてみて欲しい。 脳の時間の方向性を感知する部位を故意に破壊した小竹田は、眠るたびに未来か過去かの別の日に意識がタイムスリップする。しかし彼が訪れる未来は、毎回変化していた。未来から再びそれ以前の日に戻ることによって、一度は収束した波動関数が発散し、確定していたはずの出来事が再び確率の状態に戻ってしまうのだ。未来を変えようとどんなに努力しても、その日以前に戻されるとその努力はまったくの無駄となる。自殺することすら出来ずに過去へ未来へ幾度となく飛ばされるのみ・・・。 タイムトラベルというのは能力ではなく、能力の欠如によるものだという逆転の発想に唸らされた。

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    投稿日: 2006.11.14
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    もう駄目です。この作品集を読んだ瞬間から、私は彼の虜です。 時々禁断症状が出るほどです。 玩具修理者も酔歩する男も、どちらも…すごく好きです。

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    投稿日: 2006.10.22
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    短編が2本入ってます。 表題作と「酔歩する男」です。 表題作は途中で真相に気づく人もいるかもしれませんが、最期にガツンときます。 「酔歩する男」は時間軸をぐるぐるする男二人の話。こっちの方が面白いかな? ホラー神話大系が好きな人はぜひ。

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    投稿日: 2006.08.27
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    標題作も面白いが、なんといっても酔歩する男。読んでる時の頭の中がグルグル回る感じが好き。最後の一行の背筋にぞくっと来る感じもたまらない。

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    投稿日: 2006.07.14
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    「玩具修理者」よりも一緒に収録されている「酔歩する男」の方がおもしろいです。電車で読み終えて、あまりにショッキングな話だったため、夏の暑い中ふらふらになりながら家に帰りました。

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    投稿日: 2006.07.01