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祝山(いわいやま)
祝山(いわいやま)
加門七海/光文社
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総合評価

136件)
3.2
14
35
51
18
7
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    このレビューはネタバレを含みます。

    実話怪談で一時ハマっていろいろ読んでいた加門七海さんだったのと、タイトルが気になり読みました。 過去のご本人のエッセイで語られていた神仏に対するリスペクトのない人々への困惑と怪異に対する畏怖の念が主成分でほとんどエッセイのよう。 そこにフィクションの出来事が絡むのだがエッセイのようなので「いや、これ本当にあったのでは…」と現実と虚構のあわいがゆらぐ。 派手な怪異は起こらず、いわゆるヒトコワ的なシーンも多いが、じっとりとした怖さを感じることができて良かったです。同じ著者の別の本もまた読みたい。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    説明不足や物語の強度が弱いことに実話風という言い訳を使った駄作。 実話怪談集というのは短編集が大体だが、その体のまま長くすると粗ばかりが追加されて時間の無駄であることを実感できる。 いちおう小説の体はなしてはいるが、これを読む時間で別のものを読んだ方が良い。

    0
    投稿日: 2025.10.30
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     ホラー小説作家が友人からの相談を受けたところから始まる、不気味な祟りのお話です。  主人公はホラー小説作家の女性。今回の作品のテーマは『肝試し』なのだが、なかなか筆が乗らずに唸っていたところ、しばらく連絡を取っていなかった友人から一通のメールが届く。とある廃墟で肝試しをしたという友人は、その後からちょっとおかしいのだと言う。乗り気でない気分が半分と取材ができそうだという期待が半分で彼女はその友人と会うことにするのだが、後から思えばそのメールが始まりだった。巻き込まれたくない、そう思うほど迫ってくる『障り』から、逃れる手立てはあるのか。手掛かりは、『山』――。  具体的な心霊現象や霊障が書かれるようなお話ではありません。ただ、和製ホラーらしいお話でした。  日本の神は祟る、とはよく言われることです。ただしく祀れば、もしくは禁忌を犯さなければ善き恵みをもたらしてくれる神も、祀りを怠ったり禁忌を犯せば、それがどのような意図でされたか如何に関わらず祟られる。今回の作品はその雰囲気が十二分に含まれていました。霊が見える、金縛りに遭う、ポルターガイストが起きるといった分かりやすい心霊現象が描かれなくても、『なんとなく怖い』という感覚があります。正常だったものが狂っていく怖さのようにも思います。  山の近くに住む者として、あまり他人事とも思えない話でした。  実体験を元にした話だそうなので、ホラー小説を書く作家さんは奇妙な『障り』には触れたくなくても触れてしまうものなのかもしれませんね。

    0
    投稿日: 2025.10.26
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    これってメタ小説?「『肝試し』のテーマに筆が進まない主人公」は作者のこと?だとしたら納得かもって内容でした。

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    ジワジワと、得体の知れない恐怖を感じる。 恐怖の元凶がハッキリとシルエットを見せないのがまた気味悪さに繋がっていく。 幽霊が怖いというより、「何か」に影響された人間や 運命をも操作されているかもしれないという雰囲気に恐怖を感じました。 バレない様に逃げ場を塞いで行くように、気付けば雑草が生い茂ってツタが絡みつくように話が進み、後半はテンポよく引き込んでくれます。

    7
    投稿日: 2025.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の性格が…ツンデレ?著者と名前が似てるし、実体験を元にしたとあるので著者がモデルなんだろうけど、電話を切った後に悪態をついたり心の中で罵ったりするのが気になった。 祝山が位牌山っていうのはゾクっときた。位牌が3つだったのは若尾が守られてて山が手を出せなかったってことなのかな。 同じ著者の実話ホラー?だけを淡々と語る本(タイトル失念)に自分にだけ見えてる山の神社の話があったような気がするので、それをベースにしたのかしら。 話題になっていたので読んでみたけどそこまで怖くはなかったかな?

    0
    投稿日: 2025.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の読んだ感想でしかないが、いいことを書いていないので注意。 ホラージャンルはあまり読んだことがない。面白い(怖い?)ものが読みたいなと思い、検索結果で出たもののひとつがこれだった。 主人公の内心の台詞が小説表現にしては現実の口語に近くてよいなと思ったのと、「舌を差し入れる」という表現はよかった。 ただ全般の感想としては、さして怖くないし、文章も平易といえばそうだが、起伏がないように感じた。ホラーを読み慣れている人ならそれなりの楽しみ方があるのかもしれないが、名作を期待していたので、肩透かし感はある。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    作品紹介・あらすじ ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。 著者の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー!

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    遊び半分で心霊スポットに行って帰ってきてから怪異に苛まれる。よくある話だけど、いわくつきや怪奇現象よりも、それによって狂わされている人間、向こう側にいきそうになる人間の怖さのほうが際立っていた。スラスラと進んでいくヒトコワ小説。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    続きが気になって、すぐ読み終えてしまった。展開が読めなくて最後はどうなるのかハラハラできる小説だった。

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーにリアリティを持たそうとすると曖昧なモヤっとしたものになってしまうのか? 私の好みではなかった。もっと直球がいい。B級的なやつも好み。 去年あたりからホラーを読み始めたが、読めば読むほど自分の好みや傾向が分かって面白い。新たな自分を発見できる感じ。 鹿角さんがなんで巻き込まれてるのかがよく分からないんだよな。怪異に理屈求めても無駄って言われたらそれはそうなんですけど。訳がわからない怪異より納得できる怪異の方が好きなのかも。

    9
    投稿日: 2025.08.05
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    This novel looked interesting, but it fell short of expectations. I didn't feel scared. But, there was something about it that felt real.

    0
    投稿日: 2025.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文章がお粗末で読むのが辛くて、最後は流し読み。 主人公の鹿角南の思考がとっちらかっていて読みにくい。時々挟まれる鹿角南の心の声が雰囲気をぶち壊す。 終始そこが気になって、内容が頭にはいってこない。

    1
    投稿日: 2025.07.26
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    映画化される、というので読んでみました。 山の怖い話は数多く残されていて、何かが棲んでいたり、護っていたり。 いいものも、悪いものも全て、山にはいる気がします。 山岳信仰も残っていますし、その土地に根づいた存在は、この現代においても軽んじてはいけないな。 と思わせてくれるような、見えない、得体のしれない恐怖を感じました。 近くに山があったら、もっと怖いかもしれません… 残念ながら、ビルの谷間で読みました。

    3
    投稿日: 2025.07.17
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    祝山(いわいやま) 著者:加門七海 ナレーター:早水リサ フィクションだと思いながら読み進めたら、まさかの著者の実体験を元にした話であった。 脚色を加えてるとのことだが、作者さんはこんな体験をしてたのかと思うとゾッとする。 旧友が「胆試し」に行き、話を聞いて欲しいとのことで作者はある意味巻き込まれてしまった。 4人のうち3人はトチ狂ってしまい、読んでいても救いようがなかった。1人は霊に対しての耐性が強く、無事でいられたのは安堵した。 面白半分、度胸試しで廃墟に行くのは本当によろしくない。 作者の旧友は無事だろうか。 どこかで無事に過ごせていたのなら良いのだが…。 ------------- サマリー(あらすじ)・コンテンツ: ホラー作家・鹿角南(かづのみなみ)のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「胆試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで胆試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。著者の実体験を元にした究極のリアルホラー! ------------- 読了日:2025/06/23

    9
    投稿日: 2025.07.03
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    どこまでが著者の実体験なんだろうと気になるお話でした。リアルホラーなので、創作よりは恐怖度は劣るけれど、人間の嫌な感じがじわりと出ているのが嫌いになれない感じでした。

    2
    投稿日: 2025.06.22
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    ★3.5 触れてはならぬ“地名”がある。 ただの肝試しのはずだった──あの日から、現実はどこか歪んでいる。 “瑞祥地名” たとえば「希望ヶ丘」や「さくら台」みたいな、縁起のいい言葉で飾られた地名のこと。 ときに、こうした地名は“歴史や土地の記憶”を上書きするために生まれる。縁起がいいからといって、アテにはならない。 さて、本書には不敬な行動が祟りを引き寄せるという日本的畏怖観が作品全体に流れている。 肝試しに参加したメンバーは徐々に異常をきたし、短気になる、精神が乱れる、太るなど、一種の“病的狂気”に包まれていく。 幽霊や化物が登場するわけでもない、曖昧で不気味な恐怖。 加門七海が描くのは、現代的な日常ににじむ「リアルな怪異」だ。ライトな怪談とは一線を画し、怖さがじんわり染み込んでくる。 いわゆる怪談でも、ホラーでもない。だが、ふと、日常の景色が“濃度を変えた”ような違和感が残る。 縁起が悪い地名は名前そもそもを変えてしまったり、読みは残して漢字だけ変える、といったことは往々にある。 地名が持つ、土地の記憶。 それそのものが、呪いに変わり、 『祝山』という語そのものが、禍々しいもののように思えてくる。 知覚に干渉してくる怪談の力が、ここにある。 しかし「説明されない恐怖」に慣れていない読者には、やや拍子抜けかもしれない。 だが、怪異が何かを明かされるのではなく、「それが在る」とだけ知らされるという不気味さを楽しめる人には、まさに刺さる一冊。 「最近食べ過ぎて太ってさー」 それ、祟りかもしれませんね。

    28
    投稿日: 2025.06.11
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    んー? なんだろう、読む側からするとこれは心霊現象じゃない、心霊現象だと別れるかな? 何とも甲乙つけにくい話でした。

    2
    投稿日: 2025.06.05
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    なにこれ?実話ベース?体験談?どっちともつかない感じで終わるので、ゾクっとします。田崎、矢口、小野寺にイラッとしましたが、世の中にはこんなような人達がごまんといるんだろうな。目に見えないものに対して冒涜したり雑に扱ったりと。注意喚起の本、という感じがする。 名前の改名や山を祀るための神社、境とは町という俗界と山という聖域を分ける境界というのがストンと心に落ち納得。昔の人々はそれつつも共存しつながら生活していたんだろうな。だから各地で祭りがあるのは自然な流れなんだなと思いました。

    3
    投稿日: 2025.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2011/10/29 ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。著者の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー!

    0
    投稿日: 2025.04.22
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    祝山の意味を知ったときが1番ゾゾっとなった 主人公の作家が怖がりには思えないのが気になったが、ホラーとしてはまぁまぁ楽しめたかな 肝試しなんかは行かないに越したことはない!

    7
    投稿日: 2025.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結構主人公の愚痴が多くちょっとうんざりするが、まあ祟られた人に振り回されているのでしょうがないかあ…とも思う。終わり方も拍子抜けするほどあっさりっていうか、いや自業自得かいって感じだった。祟られる方も祟られる性格だな〜って。 とりあえず心霊スポットに行くのはやめよう!祟られるぞ!そういう警告本です、これは。

    4
    投稿日: 2025.03.14
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    登場人物全員好きになれなかった。 ホラー展開としてはそこまで驚きもないし、パンチ力も無かったが、調べてたらジワジワ怖くなる系の作品でした。 矢口の様子がおかしくなる描写がそこまで怖くなくて少し冷めた。 実写化大丈夫かな…。

    1
    投稿日: 2025.03.01
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    とても恐ろしい展開がドッとくるという要素は全くなく、ジワジワと泥に引き摺り込まれるような不気味な展開がよりリアル感を出している。 ハッキリとした事は全然分からないまま終わるが、逆にそれがこの「祝山」という作品を良い意味で後味の悪い物として仕立て上げていて良かった。

    1
    投稿日: 2025.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかったです 鹿角さん、滅茶苦茶巻き込まれてるけどなんとか生き残った いやそういう仕事をしているなら、おそらくちゃんとした霊能者とか神社寺も知ってそうですが、そういう人に頼ることもなく自力でどうにかしようとして死にかけてる… 興味は猫をも殺す、その通りだし分かっていて入っていく 若尾さんは強いものを持っているのに、なんでそんな所にバイトに入ってしまったのだろうか そういう人ってなんとなく勘がいいからそもそも近寄らなそうだけど、最初はそんな店じゃなかったのかな などと思いつつ 終わりもモヤっとしたままでそれはそれで本当っぽくて良かったです

    2
    投稿日: 2025.01.06
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    実話風怪談で面白いんだけど、文体があまり洗練されていなくて読みづらい。長めの洒落怖を読んでるような感じ

    2
    投稿日: 2025.01.05
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    じわじわ来る嫌な怖さのある作品。 日常的なシーンが割と多めなので読みやすい。 グロさもなくきれいなホラーといった印象。

    0
    投稿日: 2024.12.25
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    退屈すぎるくらいの序章。なんでこれが売れてんだって思うくらいの日常回。 それが恋しくなる中盤。 まともじゃない。普通そうはならない。 急に満ち潮に見舞われたような感覚。冷たい恐怖の海がじわじわ這い寄ってくる。黒く、巨大な確定演出があった。 夏に読みたかったぁ。

    39
    投稿日: 2024.12.05
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    怖かったー! じわじわきいてくる陰湿な感じ。 ほどよい現実感が、本当にあった話を聞いているようでリアルだった。

    13
    投稿日: 2024.11.27
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    呪われた廃墟と祝山に掛けた位牌山 という名の山と神社。 興味本意で廃墟に行きその後、行った人間 達がまともではなく無くなって行く 様子をホラー作家が巻き込まれるのをさけ ながら、原因を突き止めるが… 3分の2が作家の忌避を避けたい思い の羅列ばかりで話しがあまり動かず ホラー感が薄れてしまって残念。

    0
    投稿日: 2024.11.22
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    全くの無知ではない巻き込まれた人の迷惑がありありとわかるのが面白いホラー。 決して善人ではないがおせっかいも焼くので、本当に投影せずに主人公の行動を終える分わかりやすいドキュメンタリーのように読めて面白い。 親しくもない友人の、普段から話にしている肝試しに、仕事に追われ仕方なく参加したことによる障り。違和感がふとしたことから裏打ちする情報が現れ、頭の中の想像が形を持って恐怖へとなっていく。 気づいたら逃れられないをこんなにもしっかり組んでいるので怖いをしっかり作れたし、あーあにとても共感する。 恐怖とは気づくことだとまさに思う。

    0
    投稿日: 2024.11.19
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    じわじわと背後に忍び寄ってくるような 得体の知れない怖さを感じる。派手なシーンを求めたホラーではないので好みは分かれるかもしれないが、こういうのが1番嫌な怖さが後を引く。 身近なあの人最近雰囲気変わったな、あんな性格だったっけ?と感じた時はもうすでに遅い。

    9
    投稿日: 2024.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて読んだのは5年以上前なんだけど、最近、映画化されると聞いて、もう一度読んでみた。 昼間に読んだけど、やっぱり怖い。私の好きな宮部みゆきや澤村伊智の怖さがフィクションならではの怖さだったら、加門七海の怖さは、派手さがない分、どこまでノンフィクションなのか?フィクションはどのくらいあるのか?だと思っている。美術系の大学を出て作家になった、この物語の主人公、鹿角南‥加門七海‥本人じゃん! 物語は、旧友からの1本のメールから始まる。職場の仲間たち4人で、廃墟に肝試しに行った後から妙な事が続いている、とあった。執筆中の作品の参考になるかもと、軽い気持ちで旧友とその職場仲間に会いに行った鹿角。予想に反して、鹿角自身も怪異に巻き込まれ、遂には死者がー。 初めて読んだ時に何が怖かったって、問題の廃墟の後ろにそびえる「祝山」、元々の名称が「位牌山」だとわかった場面。作中の鹿角は、背後から突然殴られたようなショックを受け、読んでいた私は「ひっ」と息を呑んだ。 そして、廃墟の近くでバイク事故で亡くなった仲間を悼む名目で、再び廃墟に向かった鹿角と3人。何故か、廃墟ではなく、最初の肝試しの後にお祓いをしたという神社に行く羽目になる。廃墟から持ち出した材木は元々山の物だから、返した方がいいという鹿角。旧友が怖がって拒否するのを見て、仲間の1人が境内に向かって材木をぶん投げた!作中の鹿角、読んでた私、私の次に読んだ娘、揃って、「(こいつ)終わったな」と思った。 廃墟からの帰りの電車のホームではぐれた旧友は、そのまま行方不明に。材木をぶん投げた仲間とも没交渉のため、無事かどうかは不明。唯一、和歌山の旧家出身で、鹿角から見て霊感もあり、無作法な事はやらかさなかった女性だけは、無事故郷に帰り、結婚もして幸せに暮らしている。 結局、怪異の正体とか、旧友のその後は曖昧なまま。様子がおかしくなっていた旧友が、しつこく、私たちの話を書いて、と言っていた。なので、鹿角は書くことにした。「祝山」を。いつか、旧友が戻ることを信じて。 加門七海のホラーは、なんというか‥日常の中にすっと入り込んでくる感じで、自分の身にも起こりそうに思えて、そこが怖い。山や神社で、変な事しないようにしよう‥と誓うのであった。

    6
    投稿日: 2024.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーが読みたくて購入した。タイトルがホラーっぽくなくて、そのギャップがすでにちょっと怖かったけど、読んでみるとなんだか説明っぽくて、ミステリー要素もあるのか…?と感じて、あんまり怖くないかもなぁと思いながら読んでいた。だけど最後のページを読んで、あれ?これほんとの話…?と気付いてぞっとした。最後のページを読んで、表紙の著者名を改めて見て、うわ…となって今までの話が一気にリアルに感じた。ほぼノンフィクションなので、全ての現象に説明がつく訳ではなく、後味の悪い恐怖が残って怖い本でした。

    0
    投稿日: 2024.11.07
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    筆者の実体験をベースにしたホラー小説。じっとり系であんまり恐怖表現とかびっくり要素はない。ちょっと物足りなかったかも。設定は面白かったです!

    0
    投稿日: 2024.11.06
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    得体の知れない不気味さ、恐怖があった。 恐怖に迫っていく過程が怖かった。 話しやオチに派手さはないかもだけどゾッとする怖さが…絶対肝試しにな行かないようにしよう。

    0
    投稿日: 2024.10.27
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    【2024年190冊目】 縁遠くなった知人からのメッセージを受け取ったライターの鹿角南。そこには肝試しを行ったあと、一緒に行った人たちも合わせて身の回りでおかしなことが起きており、相談したいというものだった。オカルト好きである鹿角は軽い気持ちで彼らに会いに行ったのだが――。 なんだったんだろうホラーでした!(なんだったんだろうホラーとは)よくわからないという不条理さが怖いタイプのホラー小説です。といっても、起こっている出来事を追いかけているだけで、ぞくぞくした怖さはあまり感じませんでした。ちょっと、ミステリー要素も強い感じでしたが、とはいえ、すっきりとした結末というわけでもありません。 今流行りのモキュメンタリーとでも言うのでしょうか。小説としては、ちょっと全体的に何かが足りていない気がして、ぐっと話の中には入ることができませんでした。あえてかもしれませんけどね、読んだ人までもが魅入られ、巻き込まれないように…

    0
    投稿日: 2024.10.20
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    さすが加門さん!と叫びたくなった ホラー作品の名作を産み出せる作家はそう多くない ホラーをエンターテイメントとして仕上げる場合の多くは、大げさな演出と突拍子もない筋立てで読んでるこちらを白けさせることが往々にしてある 加門さんは好きな作家の1人だが、興ざめして読むのを投げ出すことは今までなかった とにかくリアリティがあって、まるで実話怪談を読んでいるような気になり 純粋な怖さを感じる これは忌み山に肝試しに行った若者たちが 定石通り酷い目にあい 主人公はそれに巻き込まれるといった内容 内容的には特別珍しいものではないが 久しぶりに鳥肌立つほどの怖さを感じた 山に入ったら、山のものは何一つ持ち出してはならない これはほとんどの山でガイドが注意することではないだろうか?

    0
    投稿日: 2024.10.19
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    とても恐ろしい物語だった。ストーリーのテンポが速く、引き込まれた。話自体はよくある肝試しなのだが、妙にリアリティがあり、フィクションと現実を切り離すことができない。山の由来が明らかになった場面は、伏線回収のような納得感があったが、全ての謎が解明されるわけでもなく、ラストにも不気味さが残った。

    5
    投稿日: 2024.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    矢口クソだなと中盤から読んでて思ってたけど、自分が明らかにおかしくなってるのを自覚しつつ抑えきれなくて葛藤してたのかなと思うと悲しい。

    0
    投稿日: 2024.10.12
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     今で言うモキュメンタリーホラーに近いホラーで作者がある心霊スポットを訪れた四人に関わったことで怪異に見舞われるという本人からすればたまったものじゃない状況に立たされて「怪異が起こった原因は何か?」「『祝山』とは何なのか?」という謎を考察していくストーリーがいきなり襲ってくる恐怖ではなくヒタヒタと後ろから忍び寄ってくる恐怖があった。『残穢』が好きな人にお勧めしたい。

    3
    投稿日: 2024.10.01
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    加門七海さんの作品は筆者が霊感体質ということもあり、霊や祟りの描写が日常に溶け込むようにリアルでゾッとさせられます。 この本の中に出てくる祟りについても、主人公が「巻き込まないで」と懇願する場面がありますが、気が付かないうちに自分も「巻き込まないで」と思いながら読んでいました。 土地にまつわる伝承や昔の習慣などが物語に織り込まれていて、自分も気が付かないうちにナニカに取り込まれてしまうのではないかという恐怖をふとした時に感じてしまうようになる作品でした。 読後もあとを引く気味の悪さにしばらくは色々なものに怯えながら過ごすことになりそうです。

    1
    投稿日: 2024.10.01
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    ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。(e-honより)

    0
    投稿日: 2024.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさに夏にぴったりなお話でした。 お山の正体が分かった時、「うわ…」と声が出るくらいにはゾッとしました。 そんな所で唾まで吐いたんかよ…と…。 最後も少し有耶無耶な、しこりの残る終わり方なのがなおリアルさを出していて良い後味の悪さでした。 個人的には、知人の最後のシーンがとても悲しくて、1番印象深く残っています。 それまで散々ヘイトを稼ぐキャラだったから余計にそうなのかもしれません。

    0
    投稿日: 2024.09.16
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    先が気になって一気に読んでしまいました。スカッとする解決はありませんが、言い知れぬ不気味さが漂っています。怪異って伝染するって?読んでる私にも伝染する?怖い、、

    0
    投稿日: 2024.09.10
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    ホラー作家・鹿角南のもとに、疎遠になっていた旧友からメールが届いた。 ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙なことが続いているという。ちょうど肝試しをテーマにしたホラーを描いていた鹿角は、ネタが拾えればと肝試しメンバーに会う事にしたが、それが彼女自身をも巻きこむ戦慄の日々の始まりだった。 実話怪談風のホラー小説。説明によると、著者の加門さんの実体験を下敷きにしたリアルホラー小説、との事です。 文章は淡々としており、派手な演出などもない。起こる怪異も、急にテンションがおかしくなり身なりに構わなくなる旧友や怖い夢、原因の分からない体調不良など、他の要因から起こっても不思議ではない事ばかり。 確かに、実体験だとしてもあり得るかも……? というリアリティがあります。 普段実話怪談というジャンルはあまり怖いとは思わないのですが、これは何だか怖かった。派手さはないし劇的でもないし、実話から小説にするにあたりわざとらしく目につくような脚色めいたところもない。でも怖い。 日常に這い寄るような恐怖、現実と地続きにある異常がリアルでぞわぞわします。 創作物としてもっと派手な怪異が起き、起承転結のはっきりした話が好きという方には合わないだろうと思うし、好みの差も出やすい本だとは思いますが、私は結構好きでした。 やっぱり肝試しなんかするものではないですよね。心霊スポットって一概に霊が出るとか出ないとかだけではなく、不審者が多いだの地形的に事故が起こりやすいだの有毒ガスが発生しているだの、別の理由で人が寄り付かなかったり、心霊スポットに行ったことがきっかけで精神的な病を発症したりする場合もあるので、面白半分で近づかない方が良いですよ。本当に。

    25
    投稿日: 2024.08.29
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    ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友の矢口からメールが届く。そこには「肝試しをしてから変なことが立て続けに起こっている」と書かれていた。 著者・加門七海の実体験を基にしたモキュメンタリー・ホラー。 そんなに分厚いわけでもないのに、読み終わるのになかなか手こずった。実話を基にしているから仕方ないとはいえ、常に淡々としていて派手なことが何も起こらない。スピリチュアル的な話ではあるけれど、決して幽霊でも、怪異でもない。何か分からない不気味なことだけが続く。民俗学的な話題が出てきたりもするのが妙にリアルだったけど、他のモキュメンタリーホラー小説に比べると少し落ちる印象だった。

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    投稿日: 2024.08.21
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    57冊目  事実を元にだから仕方ないけど、盛り上がりがないというか、このまま終わるの?というか。 ホラー!って感じではなかったかな

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    投稿日: 2024.08.17
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    怪異の原因が祝山の成り立ちなどの、民俗学的視点から解き明かされていくのがすごく面白かったが、作者の体験談ベースになっているからか、ホラー小説としての怖さは少なめ。

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    投稿日: 2024.08.16
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    モキュメンタリーホラーの元祖存在か。 文章とテンポは読みやすいが、最近のホラー小説と比べると内容的にはパンチに欠けるように思う。

    0
    投稿日: 2024.08.15
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    とても読みやすくて、リアリティのある登場人物達で不気味さと面白さのある物語でした。あー怖かった。 読み終わった後の変な緊張感は、いつまで続くんだろうか。

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    投稿日: 2024.08.14
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    盛り上がってきた!と思ったと同時に残りページの少なさに驚いた。このままどうやって終わらせるの?と読み進めるとなんだかしりすぼみなラストを迎えてしまったが、この納得のいかない感じが「実話怪談」のリアリティがあっていいかも!

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    投稿日: 2024.08.11
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    高校生くらいの時に、短編小説をよく読んでいた加門七海さん。 彼女の長編を読むのは初めてだったけど、相変わらず読みやすくて個人的にはすきだった。 後半が少し失速した感じはあるけど、全体通しては楽しめた。

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    投稿日: 2024.08.10
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    日本の怖い話を読みたくなって、書店で巡り合う! 締め切りに追われる主人公のホラー作家【鹿角南】のもとに旧友からメールが届く!? 廃墟に肝試しに行ってから奇妙な事が起きている・・・ 作品のネタに使えればと思い、肝試しメンバーと食事会をする事になったが、彼女自身 食事会の後に奇妙な出来事に巻き込まれていく事になる・・・ 本書を読んでいて私が過去に体験した事を思い出しました。 私が20代の頃、杉沢村という都市伝説が流行りました。 杉沢村というのは大量殺人が起きて廃村になり、地図から消えた『村』その場所を特定するのが流行ってたような気がします。 暇な私達は、レンタルビデオや雑誌などで情報を集め『夏になったら杉沢村を探しに行こう』という計画をたて始めました。 誰の車で行くかとか、何処に泊まるとか、ついでにどこに寄って来るかとか話は盛り上がって行きました。 そんな中で誰からともなく、地元の心霊スポットの話になりました。 その場所は、その時点から10年ぐらい前に【近所のお爺さん】が首吊り自殺をした木がある場所で、SAから近い場所ではあるのですが、使われなくなった林道のよう細い砂利道があり、昼間でも薄気味悪いような場所です。 自殺したお爺さんの幽霊が出るという噂があり、当時の中学生にとって肝試しにはもってこいの場所でした・・・ 同級生の兄を含む中学生3人で、【お爺さんの木】の場所に肝試しに行ったらしいのですが、3人のうちの一人(以降『T君』とします)がその木の下から離れようとしなくなったのです!!! T君はは木を見上げ続けていたそうですが、その友人達は無理矢理引っ張って連れ帰って来たそうです・・・ しかし、次の日からT君は学校が終わると毎日その木の下に行くようになり、酷い日には学校をサボって木お見上げに行くようになってしまいました!! それを気味悪がったT君の親は無理矢理 木から引き離して連れ帰りました。 しかし、また次の日も学校に行くふりをして木の下に行っているという事が続き、学校に相談しても病院に連れて行ってもどうにもならず、最後はオガミヤサンに祓ってもらい木の下には行かなくなりました・・・ T君はその後、精神を病んで引き篭もりになってしまったそうです。 若かった私達は杉沢村を探しに行く前に、勢いを付けるために『取り敢えず今からお祖父さんの木の場所に行ってみようか!』と言った瞬間・・・ 部屋の電気が消えました 突然の事に、さっきまで盛り上がっていた誰も口を開けませんでした・・・ 電気は1分後ぐらいに再び着きましたが、私達の肝試し熱が再び灯ることはありませんでした・・・ 今思うと、電気が消えた事にビビってお【祖父さんの木】の場所に行かなくて良かったと思います。 行っていたらもっと嫌な事が起きていたかもしれません・・・

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    投稿日: 2024.07.28
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    ありがちな展開かもしれないけれど、なのにとても怖くて読んでいて引き込まれた 怖いから早く読み終わりたくて、一生懸命ページを捲った 祝山の意味を知った時はゾッとした 何か目に見えない、霊なのかもわからない、大きな力に興味本位に近づいてはいけないという話

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    投稿日: 2024.07.17
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    普段ホラー小説にそこまで馴染みがあるわけではない一読者からすると、そこまで怖い感じはありませんでした。実話をベースにしているというテイなので、体験談風に進みつつ語り手(筆者)の心情も細かく綴られますが、関係者へのネガティブな感情丸出しで重苦しい。自らを霊能者ではないと断じつつ巻き込まれたくないと願う主人公は元からの怪談好きかつ職業柄それこそ本職の霊能者にツテもありそうなもので、相談すればいいのでは?と野暮なツッコミを入れたくなってしまいました。あと一人の登場人物の豹変ぶりは精神科案件かなという気も。。。

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    投稿日: 2024.07.15
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    4.0点 少しずつ、少しずつ、怪異に近づき、ねっとりじっとりとした恐怖が絡みついてくる。 霊感がないと、こんな表現不可能じゃね? そんな独特な描写が私の私生活にまで襲ってきて、、、こっわ。。 私はドキュメンタリーだと思ってます。

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    投稿日: 2024.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    怪異の正体はなにか なぜ彼らは巻き込まれたか 怪異から逃れる方法はあるのか 推測は出るが明確な答えはないまま話は終わる。 怪異は姿を見せることもなければ、心霊現象らしいことも明確には起こらない。しかし確実に"何か"が日常を蝕んでいる。実際に心霊現象に巻き込まれたらこんな感じなのかなーこえー 真実が知りたい、怪異とは対峙してナンボ系な話が好きな人は物足りないかもしれない。

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    投稿日: 2024.06.06
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    これといった派手さは無く、リアリティを感じる展開と結末に好感が持てました。 文体はブログを読んでいるようで、ちょっと軽すぎる気もしたので、もう少し重い方がより怖かったんじゃないかと思いました。 小中学生でも読めるような読みやすさで、 王道のジャパニーズホラーといった感じ。

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    投稿日: 2023.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全体的に文章が苦手な感じでした。 無駄に読点が多くて、序盤は読むのがしんどかったです。 また話にしても、特に盛り上がりもないなぁ、と。。。 祝山の旧名が位牌山だったり、小野寺が死んだところは結構読み応えはありました。 ですが特に何も解決せずに終わるので、読んだ後に「これは結局なんの話だったの?」となりました。 ホラー小説でおすすめされていただけに残念です。 【追記】 感想を書いた後に、本作が実体験ベースであることを知りました。その前提で読んでたら星4はつきました。事前に情報を仕入れておくべきでした。。。

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    投稿日: 2023.09.26
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    怖いと聞いて読んだけど、特に大きな盛り上がりもなく読了。 読んだ後に「著者の実体験がベースとなって作られている」と知る。 そう考えると最後のオチ、めっちゃ怖い。

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    投稿日: 2023.09.13
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    通過儀礼的なニュアンスのある、若い男子のそれならともかく、いい年した男女の「肝試し」というのは何を考えているのか正直理解しがたい行動ではある。作家さんの分身である語り手はそうした手合いに対する嫌悪を隠さないが、怪異に対する敬意を欠くことについては、完全否定を下回るほどの愚行であることを考えれば当然かも知れない。実体験に基づくとされているが、あまりリアルな感じはない。とはいえ、フィクションとしてかなり盛られているんだろうなと思えるエピソードを丁寧に見ていくと、本来のエピソードが透けて見える感じがあって、それがまた怖いんですけどね。

    0
    投稿日: 2023.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    派手さがない それ故にノンフィクション感が強め 結局何だったんだよというのが正直な感想 ホラーは論理があった方が冷めるのでこの形が正解な気がする フィクションって言ってるがモデルになった事件とか土地とか気になってしまう 全体的に肝試しは愚かというメッセージが強かったので実際に行くとかはしない

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    投稿日: 2023.06.26
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    民俗学や山岳信仰の要素が散りばめられた話だけれど、小説としては、もう少しドラマチックだとよかった。怖さとしては消化不良。

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    投稿日: 2023.02.15
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    こ、、怖かった。得体の知れないものにぐにゃりと囲まれているような怖さ。実際に幽霊が出てくる訳ではないのに妙に怖い。文調は軽くて明るいのになんでだろう。 肝試しに行ったあとからその人達のまわりで不思議な事が起こるという王道ホラーだけど、作者の加門さんが実際に体験したことの書き下ろしホラーということで怖さが増すのかな。派手なことは起きません。だけどそこがまた怖いんだな。 ホラーあるあるだけど、田舎やその地特有の風土的、民族的な事も知れて面白かった。位牌山、祝山。山の名前にもいろんな意味があるのね。 3日で読み終えたけど、2日目の夜中にたまたま目が覚めた時この話のことを考えてしまって怖くて震えました。笑  全体的な雰囲気はどちらかというと明るい感じでテンポも良く、主人公の女性が「この女!」とか「てめえ!」とか言ってかなり口悪く毒付くのも面白かった。明るいのに怖い、不思議な感覚です。

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    投稿日: 2023.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ものすごく期待して読んだので、期待ほどではなかったのですが、楽しめました。一気に読みました。 読後は、本当の話なのではと感じて怖かった。 矢口さんがリアル…どうなっちゃったの? 私にとっての、初電子書籍です。

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    投稿日: 2022.12.14
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    テンポは良いのにじっとり怖いという、なんとも妙なバランスのホラー小説。山が身近な人はより怖く感じるんではなかろうか。

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    投稿日: 2022.11.07
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    ★★★ 今月4冊目 神社での祟りの話。 ほんとホラー系YouTuberとか大丈夫なのかな。見てるけど。

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    投稿日: 2022.09.05
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    今の自分とホラー系との相性が良いのか、本作も結構楽しめた。民俗学的な部分が感じられたり、土地に纏わる障りがあったり、みたいなのに惹かれ易いのかも。

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    投稿日: 2022.08.10
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    加門さんご自身の実体験による怪異話を興味深く読んで来ましたが(『たてもの怪談』等)、この本は内容がどうこう…という前に、私にはとても読みづらく感じました…。

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    投稿日: 2022.05.31
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    オバケが出てくるみたいな怖さはないが、夜1人の部屋で寝るのが心許なくなる小説。 最後は新しい流れで驚きがあり楽しかった。

    0
    投稿日: 2022.05.12
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    ホラー小説家、鹿角南は原稿に行き詰まっていた。そんな中、旧友から相談事のメールが届く。肝試しに行ったあと、変な事が起こるのだという。躊躇ったが、小説のネタになればと、会う約束を取り付ける。思えば、あの時から呼ばれていたのだろうと、思う。 *** 大変久しぶりの長編ホラー小説。長らく、ホラー短編集、児童書、怪談集を読みふけっていたが、ふとホラー小説に戻りたくなって手に取った一冊。 先月加門七海さんの怪談集「船玉さま」が、私の知識不足によって100%楽しむことができず、いつかもう一度100%楽しんでやる!と息巻いていたので、加門七海さんの小説をチョイスしてみた。正直言ってすごく怖かった。 新作の長編ホラー小説の原稿に行き詰っていた、小説家の鹿角は友人と気晴らしの通話、という名の逃避行動に熱心になっていた。 そんな時、不意に旧友から相談のメールが届く。とある廃墟に肝試しに行った後、身の回りで変なことが起こるのだという。長らく連絡を絶っていた相手からの唐突な相談に戸惑いながらも、今書いている原稿のネタにでもなればという欲と好奇心が頭をもたげる。悩んだ末相談に乗ることにしたのだが、その選択が自ら日常を蝕む事態になることを、まだ知る由もなかったのであった。というくだりから始まるこちらの小説。 「祝山」というタイトルの通り、山の怪異をめぐる小説なのであるが、山の怖い話が大好きな私にはとっても刺さる本作。面白いし、興味深いのだが、怖くて読み進めるのをためらう、というごちゃごちゃになりゆく心をなだめて読み進めたわけであるが、読んでいて胃のあたりがうーっとなることが多くて困った。 事の始まりになった、山間にある廃墟での肝試しのシーン、そしてその後、鹿角や肝試しに参加した若尾を中心に巻き起こる怪異(作中に出てくる『ガイア・バザール』のシーンは一気に怪異が迫ってきて特に怖い)が特に怖く、読んでいてゾッ、ゾッとした。 派手なわっと驚かせてくるような演出はないのだが、ただひたすらにひたすらに、恐怖が忍び寄ってくる。 怪異の正体はわかるようで、分からず存在は不明瞭だが、確かにそこにあって脅威を投げかけてくる。 分からないからこそ、知りえないからこそ怖いという雰囲気をまとっていて、不気味で怖かった。まるで人間なんて言う矮小な生き物は、どうにでもできるのだといわれているような気持ちになった。 今作には、主人公とその主人公と肝試しに赴き、その廃墟や山の持つ因果にからめとられた4人が出てくるのだが、最初の方は主人公の鹿角と同じく、肝試しをした参加者たちを冷たい目で見ていた。 しかし、読んでいくうちに、あまりに酷く変容していく彼らを見ていられなくなっていた。 徐々に感情移入していき、最後のシーンなどは胸が詰まる思いで読んだ。嫌悪感を覚えていた彼女が、最後主人公たちと不意に分かれる場面は本当に喪失感を覚えたほどであった。 多分、彼ら、彼女たちもどうしようもないことをしてしまったことを自覚し、もうどうにもできないことを知っていたのだろうと思う。 彼らが行った行動は鹿角を巻き込もうとする、不快な行為だと思っていたが、もしかしたら、誰かにどうにかして欲しくて発信し続けていた救済を求めるサインだったのかもしれない。 でも、廃墟の中で見た3つの禍々しいとも言えるそれらが、未来を暗示しているのであれば多分未来は明るくない……のだとおもう。 読了後も何が原因だったのだろう(原因になりそうなことがありすぎて特定できない)どうにかできなかったのだろうかともやもやする。 読了後も虚しさと物悲しさが胸にわだかまる一冊であった。 さて、こちらの小説は裏書に著者の実体験を落とし込んで小説にしたという事であるが、本当にこんな怖い事があったんだろうか?と思いながら読んでいた。疑っているわけでは無く、本当に今のこの世の中でこんな怖いことがあって、著者はそれに巻き込まれ、耐えきったのかという感心に似た気持ちだ。読み進めていて思ったが、私なら絶対耐えきれないし、初手で縁を切る。 絶対ビビりの私には無理。絶対無理。怖い、本当にすごく怖いのだ。 私は昔から山というものが苦手で怖かったのだが、この小説や小説から得た知識からもっと怖くなってしまった。 名も知らぬ山には登らぬ方がいいし、山で突然現れた神社を参らぬ方がいいというのはよく聞く話だが、私はこれからはより一層、山を避けて生きていくことになりそうだ。

    1
    投稿日: 2022.04.20
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    主人公は、少し性格が歪んでるかな。登場人物に難がある人が多かった印象です。嫌な気持ちになるシーンもあったけど、ストーリーは良かったと思います。不自然さは無いし、怖すぎる事もなくするする読めました。

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    投稿日: 2022.02.27
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    とんでも展開ではなく、しっかりとじんわりとした恐怖を描いたホラー小説。 土地や歴史に根付いた何か、が恐怖の対象として描かれることはよくありますが、こちらもそんな作品。 短めで、ダラダラとした展開ではなく話の展開も早いので読みやすかったです。

    0
    投稿日: 2022.02.13
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    めちゃくちゃ怖い。 ホラーなのだろうか?ホラーが始まる前で終わったような?オバケが出て何かしたわけじゃないのに怖い、というとこが凄いと思った。

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    投稿日: 2022.02.06
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     2007年刊。  読み始めてすぐにひっくり返りそうになった。ほぼ全改行。センテンスごとに改行するので、段落が無く、詩のように見た目が空白だらけになっている。  もちろん、こんなのは現在はごくありふれた文体なのだが、なにしろこのところ引き締まった文章技法の粋のような久生十蘭や、簡潔ななかに豊かな叙情を醸し出す匂い立つような文体を持つ永井荷風の作品を読んできたために、にわかに現れたこのペラッペラな全改行文体に目眩がした。一気にレベルダウン、このような改行だらけの文章でなければ読もうと思わないような程度の読者を当て込んだ出版産業が、さらに読者の知的水準を低下させ、どこまでもどこまでも墜落する。日本文化も地に落ちたなあ、などと思ってしまった。  改行だらけだと見た目に空白ばかりなので一見読みやすいように思われるのかもしれないが、意味のまとまり同士の構造を視覚的図像として明示する段落作法が欠落しているため、実際には情報量が不足し、私にはかえって分かりにくい。おまけに、2つか3つのセンテンスが改行せずに連なっている箇所もたまに出てくるのだが、そこで改行しない理由は何か? ではどうしてここでは改行するのか?と、判断基準のデタラメさが気になって仕方が無い。自分の脳内の言語機関が狂わされるような不安に襲われつつも、しかし、頑張って読み進めた。  物語自体は、まあ、現在の日本のホラー小説文化の中では、こんなものかなと思った。意外とグロいところも血しぶきも陰惨さもなく、単に友人がどんどん狂気じみていくのが際立っているが、これが不思議に切迫感を生んでいる。ホラーの世界としては至って地味なことしか起きていないのに、妙に物語を楽しめた面がある。  酷い文章ではあるが、まあ、内容はそこそこいいかなと判断した。

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    投稿日: 2021.12.02
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    実体験を基にした話らしいが、いまいち面白くない。事実は小説より奇なりと言えばそうだが、物語としては微妙な一作。 主人公が最初からあの人嫌、この人嫌ばかりで、そんなに嫌ならブロックすれば?と思った。出てくる人をパリピ系の厚顔無恥な恥ずかしい人ばかり。肝心なホラーはなんとも微妙。本当にあった怖い話が好きは人は好きだと思う。

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    投稿日: 2021.10.10
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    ホラー作家の鹿角南は知人から肝試しをしてからおかしな事が起こると相談され、騒動に巻き込まれていくー スリラー系ではなく、じわじわと気味の悪さが広がっていくようなホラー。 肝試しをして呪われたりするのは自業自得だと思うんだけど、祟りの方も巻き込まれた人間の都合とかは考慮されず容赦がない。 主人公も肝試しメンバーを見下してるような描写に底意地の悪さが垣間見える一方、肝試しメンバーの最後までふざけきった態度に主人公同様イライラ。 結局面倒を見てしまうのは性格なのかホラー作家の性なのか…

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    投稿日: 2021.09.08
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    著者の実体験を基にして書かれたホラー小説。 「遊び半分で肝試しに行ってはいけない。そこで怖い目に遭うのは自業自得で、悲惨な結果になったところで、同情する余地はない。」という著者の考えに、私も賛同する。下手に関わって、巻き込まれたくない。

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    投稿日: 2021.09.03
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    さほどホラー小説に怖さを感じないことが多いのだが、 祝山は違った。ねっとりとまとわりついてくる気持ち悪い怖さがあった。後半は、本当に恐怖を感じた。自分も巻き込まれるのではないか、という恐怖だ。 話の内容としては、好きか嫌いかで言うと申し訳ないけれど、嫌いなんです。主人公が好きになれないのと登場人物も好きになれない。人間の愚かな部分がぎゅうぎゅうに詰め込まれた話だから。 でも、伏線と伏線が重なり合った瞬間の鳥肌が立つあの感覚は読み終わってから数日が経つが繰り返し起こって来て恐怖の持続性があるようだ。

    0
    投稿日: 2021.04.01
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    純粋なホラー。 私はホラー作品は大好きなのだが、心霊スポットなど曰く付きの場所へ自ら行ってしまう人が嫌いなのだ。 そこは作者と同じ意見。 訪れたとして、万が一そこで何かが起きてしまった時 正気を保っていられる自信が無い。 作中で言っていた通り、解釈によって祟や呪いの有無は変化してくると思う。 しかしやはり行くべきでは無いのだ。

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    投稿日: 2021.02.26
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    怖い!といくつかのレビューサイトに書かれていて、評価も高かったので手に取りました。 何も刺さらず、何が怖いのかも分からぬまま読み終わり、ただ文字の欄列を読んでいたかのような感覚に。一体何を読んでいたのだろうという感想です。

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    投稿日: 2021.01.21
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    よいホラーでした。ほぼ一気読み。 夜の山って怖いですよね。 ぼんやり黒くてどこからが山でどこからが空なのか。 どこからが闇なのかがわからず、ぼんやりと大きい。 あの怖さが文章できちんと伝わってきます。 大抵のホラーって狭くて暗い事が多いと思いますが こちらは大きくて黒い。 作者は文章の書き方にも変化球を投げられていて、 細かく読み込めばより理解が(恐怖が)深まるのだと 思います。 主人公のオカルト的な事に対する生真面目ともいえる 姿勢も好感が持てます。 ただの真面目ではなく、ちゃんと距離感を わきまえていて「なんでそんな事しちゃうかなー」って いうストレスがないです。 加門七海さんのうわさの神仏という本が 好きなのですが、加門さんは本当に神様仏様のことが 好きなんだなーって思います 神社でなまじ知識を持っているため、格が高いと 勘違いし傍若無人にふるまう人が増えているという ところには大きく頷きました。

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    投稿日: 2020.08.06
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    じっとりとした不気味な話が淡々と語られていき、途中ところどころでゾワリとする。現実にあってもおかしくはないような、妙なリアリティーがある。逆に言えばもう少し意外性や派手さが欲しいと感じる人もいるはず。 位牌山はこれまでそうしたものの存在を知らなかったので面白いと感じたし、これによってある程度は物語に深みが出たような気がした。

    0
    投稿日: 2020.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほぅうっ、最高。 実話怪談好きにはドストライク。 派手なことは一切起こらない、それがまた怖い。 不穏な空気感だけでぐいぐい引き込み最後には最高に好みのオチが! 以前読んだ「203号室」もこれも実直な怖さを味わわせてくれました。 大満足です。

    0
    投稿日: 2019.09.18
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    著者の実体験を下敷きにしたホラー。有名な廃墟に肝試しに行った男女に次々におかしなことが起こる、というありがちなストーリーと、忌山信仰が合わさったような話。 三津田信三を読み慣れているせいかそれほど怖くはなかった。山の名前のくだりと、一体何にお詣りしたのか、というとこがピークだったのと、矢口のメールが何だかリアルだったのが怖かったかな。 「嫌な奴」を描くのがうまい人だな、と思った。

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    投稿日: 2019.02.23
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    祝山に行った登場人物が呪われるならまだしも、行ってない主人公まで呪われるのがしっくりこない。ストーリーもありがちな内容だし、オチも弱い。ネタバレになるから、詳細は省くけど、あの人が悲惨な結果になるのは分かるが、なんであんなことしたアイツは大丈夫だったのかは分からない。。。

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    投稿日: 2018.10.27
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    昔、パワースポット巡り好きな知り合いが、 その場所の石を持ち帰ったことがあり、 共通の友人からそういったものを持ち帰ると よくないものもついてくるから 返さないといけないと 言われていたのを思い出した。 実際のところ、スピリチュアルとかパワースポットとか あまり興味のない私でも、日本の風土的に、 なんとなくそこかしこに得体の知れないものが 潜んでいるのではと思ってしまうことはある。 普段の生活でも言うでしょう? 使ったら元あった場所に返しなさい。と。 まあ、この物語の場合は使ってはいけないんだけどね。

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    投稿日: 2018.09.18
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    加門さんの小説を読むのははじめて。エッセイで感じた加門さんらしい人柄の主人公だったので、違和感がなかった。でも、フィクションだとわかってるからか、怖さは感じなかった。

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    投稿日: 2018.08.08
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    ホラーと言ってもリングの貞子とか、呪怨の真っ白な子供みたいな具体的に、ぎゃー!お化け!みたいなものは出て来ない。でも、不気味。 その不気味さは影も形もない、でも確かにすぐ近くまで迫ってきている。という切迫した雰囲気で感じ取れる。だから、不気味だし怖い。人間、影も形もないものは怖い。 そう言う意味では、小野不由美さんの”残穢”に少し似たものがあるのかな?と読後に感じた。 余談で神社の境内に唾吐いたり、遊び半分で心霊スポットに行ってはいけない。

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    投稿日: 2018.05.29
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    文庫書き下ろしなのだそうです。東野圭吾のせいで、「いきなり文庫」にはあまり良い印象がありません。文庫書き下ろしでも、相場英雄の“みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎”なんかは結構楽しく読みましたが、それでもこれらの作家の力量からすれば、もっと面白いものが書けそうで、「そこそこ」な感じ。だから初読み作家の本作も、ほとんど期待せずに読み始めました。結果、やっぱりそこそこ。(^^; ホラー作家の主人公・鹿角(♀)は、「肝試し」というテーマで執筆中。思うようにはかどらずにいたところへ、疎遠になっていた旧友・矢口(♀)からメールが届く。矢口は職場の仲間たちと廃墟へ肝試しに出かけ、戻ってきてから奇妙なことが起こっているらしく、仲間ともども鹿角に会って話を聞いてほしいと言う。もともと肝試しをはじめとする心霊スポットでのお遊びに否定的な鹿角。馬鹿な奴らの相手などしていられないと断りかけるが、もしかすると執筆のネタにできるかもしれない。鹿角や矢口らと会うことにするのだが……。 ホラー苦手の私でも怖くありません。曰く付きの場所に出かけた若者たちが恐ろしい目に遭う話なら、三津田信三の『のぞきめ』のほうがずっと丁寧だし、重さも怖さも面白さもありました。軽い分、本作は読みやすく、娯楽作品として楽しめるからいいのかも。 何かに取り憑かれたような矢口が意味不明のメールを送ってくるところは、『シャイニング』(1980)で同じ文章をタイピングし続けるジャック・ニコルソンや、『真木栗ノ穴』(2007)で判読不能の文字を書き続ける西島秀俊を思い出して怖かった。でもいちばん怖かったのは、突然毒づく鹿角の心の内だったりして。 娯楽作品として楽しめるなんて言ったら罰が当たるでしょうか。だってこれは著者の実体験が基なのですから。と思うと途端に怖くなるのでした。 映画『真木栗ノ穴』の感想はこちら→http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/b4f9a50c681a618742dc300f27831def

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    投稿日: 2017.09.27
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    怖かったよ〜(号泣)。いや〜、ホラーや怪談はフィクションと思えば普段ならスンナリ読めてたのに、これはフィクションなはずなのに怖かった!しかも、主人公のホラー作家の語り方がどうしても加門先生とだぶるんです。なので余計にこれは実話なんでは!?と思ってしまうほど。ちょうどこれとは別に伝承の迷い家に興味があって調べてたので、山の不思議にはすごく魅了されるのですが、こんな怖い山は嫌だ〜!しかも、昔の警告地名を縁起が悪いと改名されてしまっては、もはや分からんではないか!久々に読書でゾゾっとさせられました。

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    投稿日: 2017.05.18
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    この話はどこまで実話でどこまで怪談か分かりにくい作品なのでかなり好き。知り合いからの狂ったメールが怖い。

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    投稿日: 2017.02.09
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    実体験調で進むホラー。山とか祟りとかツボだらけ。身の回りで起き始める怪奇の元を辿ると、とある山の信仰に結びつく。田舎ドライブが好きだけど、これを読んでから軽々と山に踏み込むのが怖くなった!

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    投稿日: 2016.12.28
  • あまりないノンフィクションっぽいホラー

    作者の体験談を語るノンフィクション系のホラーで、小野不由美さんの「残穢」に少し似た感じの話です。 はっきりお化けが登場するわけではありませんが、その被害の度合いがリアルで本当の話なのでは!?という気分になります。 場所や風景の描写も細かいので、実際に現場を探しに行ってみたくなりました。 全体を通して和風の怖さという感じがしました。 しかし、とても気になってしまうのは主人公の言葉遣いが悪く、性格もかなりきついので一人称でありながら主人公に共感しにくいです。

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    投稿日: 2016.12.12
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    廃墟に肝試しに行った知り合いから相談を受けた怪談作家が怪異に巻き込まれていくドキュメンタリー風ホラー。忌み地の祟り話というのはよくある話だが、忌み地であるとわかる瞬間はなかなかの衝撃。そして日本のどこにでもありそうな感じが怖い。怪異は派手さはないが、おかしくなっていく関係者の気持ち悪さがリアルでじっくりねっとりと怖い。体験はあくまで主観であり、超常の存在をはっきりさせない姿勢が実話の雰囲気を出していてよい。このあやふやな感じはけっこう好き。主人公の、遊び半分で肝試しに行く人々への嫌悪感とか鬱憤のようなものが強く出ていて説教くさいのは読んでて気になった。

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    投稿日: 2016.11.08
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    うぎゃー舞台を群馬の山にしないでおくれ(笑) 舞台も登場人物も現象も現実とはずらしてらっしゃるそうですが、これはリアルに怖い。 何年か前、那須岳で相方が小さな祠を倒してしまって、慌てて直したんだけれど、下りで2人共すっころんでケガしたからね!  山の神様は侮ったらいかんよ……ううう。

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    投稿日: 2016.09.11
  • 何も伝わるものがない…

    主人公・鹿角南の独り言みたいな内容で、 この物語全編が進んでいく。 ジャンルとしてはホラーみたいだが、 残念ながらミジンコも怖くない。 主人公の恐ろしくつまらない独り言を 延々と聞かせられている感じ。 結局、読み手に何を伝えたかったのか? ここまで伝えたいものを感じとることが できない物語は、久々に読んだ。 ある意味珍しい。 残念ながら再読は確実にないと思われます 少し期待して読んだので、非常に残念。

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    投稿日: 2016.07.23
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    ホラー小説で、じわりと怖いものが読みたくて手に取った作品。これは…実体験をアレンジして書かれたものなだけに、怖かった。意識せず偶然起こした行動が、怖い出来事へと巻き込まれて引っ張られていく。そんな現象にぞくりとします。危ない所には遊び半分で行ったらダメ!怖い!w2016.06.21読了。

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    投稿日: 2016.06.23
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    表紙の絵にそそられ購入。あるホラー作家が知り合いが行った肝試し後の不思議な現象に巻き込まれるという実話をベースにした話。一般的にホラーと言えばどうしても視覚的恐怖を期待するがこの作品にはそれは無い。淡々と話が進み、淡々とどこか嫌な気持ち悪さがジワジワと染み込む。小野不由美『残穢』に近い感覚だ。何か出る訳でも無く強烈な心霊現象が起こる訳でも無いが関係者は何かしら"おかしく"なって行くのである。『あんなコトしなければ、こんなコトならないのに』の恐怖は誰しも有り得る恐怖なのである。

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    投稿日: 2016.02.22