
総合評価
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powered by ブクログまさしく"上質な薬膳スープ" さまざまなデートの短編集ですが、性別・年齢・環境の違う二人組。 切なくなったりほっこりしたり、いろいろな感情を引き出された気がします。 どれも面白かったですが、ランクアップ丼が特に好きでした。 ワンちゃんの話は、まともな食べ物あげてくれ、、と気が気じゃなくて集中できませんでした(笑)
19投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全5編の、別れを控える「おしまいのデート」を描いた物語。 どれも、もう会えない二人を見て悲しくなるような、それでもこれからの出会いが明るいものであることを信じられるような温かい物語だった。
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ瀬尾さんの本はケアの本と思って読む。 自分をメンテナンスしたい時とか、穏やかでいたい時にはやっぱり瀬尾まいこ。
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ優しい優しい物語。 短編集でどれもこれもおしまいのはなしだけど、未来があって素敵な余韻を残してくれる 何にでも、はじまりと終わりがあり、また始まる 私たちはそれを繰り返してるんだな
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログランクアップ丼が特に好きです。卵丼食べたくなる。 短編なのにきちんと展開があって薄っぺらい話になってないのがすごいなと思いました。
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログてっきり恋人同士の別れの日を描いているのかと思っていたが、さまざまな組み合わせのデートが描かれた短編小説。“おしまい“なのに切ないだけじゃなく、希望や温かさをそっと残すのが瀬尾まいこならでは。どんな関係も、未来がきっとより良いものになると思わせてくれる。中高生に読ませたい作品。
0投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ瀬尾さんらしい温かい短編集。色んな関係性の人のデートが描かれる。「おしまい」は本当の終わりという意味では無く、何か次の「始まり」に向かうための区切りのような意味で使われる。不器用な人も多いが、デート相手への好意が読み手にはまっすぐ伝わってきた。また解説では瀬尾さんの魅力を的確に捉えられており、素敵だと思った。
0投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ愛を深めていく1対1の人間関係は、なにも男女や恋愛に限らない。性別、年齢、肩書き、血縁を越えて築かれるものなのだと思う。 「デート」という言葉には、やはり恋愛を前提としたイメージが強いけれど、以前友人がこう言っていたのを思い出した。 「誰かと1対1で会うときは、たとえ仕事でも“デート”だと思って出かける。そうすればいつもハッピー♪」 その言葉の意味が、この本を読んで少しわかった気がする。誰かとの関係を深めることって、すごくハッピーなことなんだ。 昔から私は、“仲良し◯人組”のようなグループよりも、マンツーマンの関係が好きだった。 たとえ複数人の集まりでも、それぞれの人と丁寧に関係を深めたいと思うタイプ。 本に登場する、恋愛ではないけれど「デート」と呼びたくなるようなやりとりを読んで、こういう関係っていいな、こんな関係性があるのも素敵だなと思った。 読み終えたあと、心がじんわり温かくなった。
29投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドッグシェアが好きだ。 犬の飼育としては最悪だし、地域のルールも守ってないだろうし、おいおいって思ってた。でも本質はそこじゃなくて、足りない2人見えない2人が、ドッグシェアを通してお互いにないものを補い合い、1人では見えなかったものを見せてもらう話だ。学生側の視点は描かれていなかったが、OL同様、いろんな内省があっただろう。そういうところが読めて良かった。 それはそれとして、あらためて言うが犬の飼育としては最悪だし地域のルールも守ってないので、犬好きな人はモヤモヤの方が強く残るかも。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ『おしまいのデート』 じいちゃんは、大事なことを教えてくれる。自分の目で見て、信じよう。 『ランクカップ丼』 三好にうえじいが、うえじいに三好がいてよかった。たまご丼の店主も。学生時代、奢ってもらう機会も多々あったけど、こんな風に返せていない。三好はえらいなぁ 『ファーストラブ』 宝田くん、いいことしてもらったからってきちんと感謝してお礼を伝えてえらいよなぁ 『ドッグシェア』 『デートまでの道のり』 本当に子どもは大人のことをみて、自分で考えて、行動している。自分の欲望のためだけでなく、人のことを考えて行動していることもある。
11投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログ5つの短編集。どんなデートの内容なのかなと思っていたら、みんなが想像している男女のデートではなくて面白かった。 どの章もえ?もう終わり?続きは??となる終わり方だけどそれぞれ読み終わりのの後味が違くて飽きない。 最後の物語すごくほっこりした☺️
1投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ再読。5編の短編集。以前読んだ時は「ランクアップ丼」が印象に残っていたけど、今回は親しいわけでもない同性のクラスメイトからの突然のデートに誘われ楽しく一日を過ごした「ファーストラブ」が印象に残った。
0投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログうう…泣かされました。号泣です。嗚咽です。 心を震わせる、涙腺を刺激するストーリー。それもわざと「泣け泣け」という感じではないんだよね。淡々と感情表現を抑えた筆致なのに泣かされる。不思議だ…。 でも、もちろん不快ではなくて。押し付けがましくないからこそ、とっても爽やかで、好みドンピシャでした。 瀬尾作品は小説はこちらが初読みなんだけど、なぜ今まで避けてきたんだろうと少し後悔するくらい。 嗚咽が我慢できないくらい号泣したのは「ランクアップ丼」です。少しネタバレすると、ちょっとネグレクトされたっぽく育った主人公の話なんだけど、母親への恨み言のようなものがほとんどない。もちろんらネグレクトは良くないことだけども、母子とは、母子家庭とは、という押し付けのない描き方で、「そういう家庭もあるんだろうな」と自然と思わされるところがすごいよね。そこにはもう善悪を超越した、ただ状況だけがある、という書き方なんだよなあ。 でね、瀬尾さんってきっと、淡々と、でも心の温かい、サラッと人に優しくできる人なんだろうなーと思う。そういう人に憧れちゃうな。自分も押し付けがましくない優しさを身につけていきたいと強く思う。
13投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログデートをテーマにした、ほっこりと心温まる5つの短編集。恋愛もののデートだけでなく様々な形のデートが描かれている。 ページ数が少なく、さらっと読めるので中高生にもオススメ!
13投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ相変わらずの読みやすさ!素晴らしいね! ランクアップ丼のお話がちょっと悲しかったけど、それも含めて優しいお話しか載ってない、瀬尾さんらしいおしまいのデートが書かれた1冊だった!
0投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【おしまいのデート】 複雑な家庭の事情でじいちゃんと会っていた彗子だがそれぞれの家庭ができつつあるために会うことを辞める決断をした。 本当はお互い会いたいと思っているだろうけど、いつもの軽口で流して正直には言わない様子が余計に寂しい気がする。 じいちゃんの新しい家族もいい人だと分かっているし、じいちゃんから見ても彗子に新しい家族ができるのは喜ばしいことだろう。 読んでいてもこの2人が会わなくなるのは切ない気がしたけれど、じいちゃんがまたなって言っていたのも、彗子の新しい家族の弟が思いやりのある優しい子だと分かってホッとした。 【ランクアップ丼】 母子家庭の三好が荒んでいた頃、何も聞かず玉子丼を一緒に食べてくれる上じいに心を開くようになる。 病気を隠して三好との約束を糧に生きようとする上じいと、それを亡くなった後に聞き、娘さんと食べた天丼。 切なくてあったかくて感動した。 これからの三好は自分の過ごした寂しい幼少期とは違う、暖かい家庭を彼女と築けると思う。 【ファーストラブ】 きっとずっと仲良くなりたかったであろう宝田が転校を隠して広田とデートする。 広田も仲良くなれて楽しくて幸せな一日を過ごせたのにあっさりと転校していく事実に納得いかない中、ちゃんと自分の気持ちを伝えられる、とても素直ないい子だと思った。 学生時代の小さな出来事だし、今後会うことももしかしたらないかもしれないけれど、お互いのいい思い出として今後の人生にずっと残ると思う。 ☆瀬尾まいこさんの作品は暖かくて好きだー
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ各主人公たちが織りなす"おしまいのデート"の短編集。 作品のテーマと瀬尾まいこさんの優しい世界観とがものすごくマッチしています。 "おしまい"ってネガティブなイメージがありますが、本作では、どの話においても"おしまい"は区切りではあるけど、決して断ち切れているわけじゃないと思いました。 疲れちゃった時や、優しくされたい時に、この作品は刺さります。 以下、好きな短編。 ▪︎おしまいのデート 学生の女の子と、父方のおじいちゃんとのデート。 おじいちゃんは離婚したお父さんの代わりに、女の子と毎月会いにデートします。 ほんの数ページ読んだだけで、主人公のこれまでの道程を感じます。 いい意味で無駄な文章が無くて、しかもその文章一つ一つが主人公のひととなりを表現させて、文章で表さないこれまでを想像させるのだから、瀬尾まいこさんは天才だと思います。 ▪︎ファーストラブ 普段全くつるまない男子から、主人公(男子)がデートに誘われるお話。 これはめちゃくちゃキャッチーで最初から引き込まれました。 1日でその人への想いとか関係性とか、ガラッと変わることって中々ないですが、でもたまーにあるんですよね。 世界観や登場人物のキャラクター、物語の先の読めなさ、すべてが大好きなストーリーでした。
28投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログ人と人との「デート」が描かれた5編の短編集。 「デート」といっても、恋人同士だけではなく、 おじいちゃんと孫、先生と生徒、クラスメイト、捨て犬を介して偶然出会った相手、保育士さんと園児。 「おしまいのデート」 「ランクアップ丼」 「デートまでの道のり」が良かった。 最後、別れはあっても未来へつながる光の見える結末で、 心がほっこりする温かい作品でした。
1投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログ短編集で読みやすかった。 しかし、瀬尾まいこさんの作風が好きだからこそ物足りなさを感じてしまった。 1つ1つの作品が素敵だからこそ、もっと深くその作品の世界に入り込みたいと思ってしまった。
0投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログおしまい=step upする為の中休み。 自分で自分を労わり新しい自分になる為の「おしまい」なのだ。生きて居ればどんな事にも次はあると「おしまいのデート」でおじいちゃんが言っていた。心に刺さったのは「ランクアップ丼」の上じい。より添ってくれる誰かが居る事がどんなに大事なのか、どんなに幸せなのか三好に伝えたかったのでしょう。でも上じいは最後の晩餐には来れなかった。生きて居なければ次は無いけど三好に上じいの気持ちは伝わったはずだ。きっと三好はもっと先に進む為のおしまいなのでしょう。
1投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログおしまいのデートがテーマの短編が5つ入っている小説 デートとは言っても、恋愛だけでなく、祖父と娘といった多様な関係性におけるデート。 短編だから読みやすい。 いろんな人の人生の一幕を切り取って詰めた感じ。 いいシーンを覗けたような気持ちにもなるけれど、一つ一つのお話が一幕だからどこか淡白な終わり方にも感じてしまう。 私はファーストラブが1番好き。
0投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ読了。それぞれの関係とその一区切りの短編。一区切り=別れではあり、切なさがあるけど次に進む力になる別れが多くて、じんわりしました。
4投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログデートと言っても男女の恋愛のそういうデートじゃなくて、優しくて友愛、家族愛、色んな愛で溢れた温かいデート
0投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログ祖父と孫、教師と元教え子、男子高校生同士などの「最後のデート」短編5作。世の中は色々なデートで溢れている。 おすすめされた本。それぞれの関係性と会い方にデートという言葉を使うのは詩的でいいな。 「ドックシェア」だけ元犬飼いとしてNGでした…
0投稿日: 2024.11.03温かな心で
温かな心で読み進めることができる短編集であった。なかでも「ランクアップ丼」が良かったかな。人の死を扱って感動作に仕上げるという手法は嫌いなのだが、この作品はそれでもしっかりと心に響いた。それ以外の作品もまずまずであった。
0投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログどの物語も暖かくてやさしい素敵なデートでした。解説の吉田伸子さんがおっしゃるように、薬膳スープみたいな物語でした
0投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログ全五編、その中でもファーストラブがよかったです。広田、好き。同じクラスの同級生(男)からデートに誘われ、デートまでもデート中もどぎまぎしている姿は容易に想像でき、かわいいなってクスッとしちゃいました。 ドッグシェア、主人公が知らないところで内村くんがポチのフンを片付けてくれてたように、普段から気が付かないところで誰かに支えてもらうというか、してもらっていることは沢山あるんだろうな。元旦那の行動に対して振り返るシーンからも、行動への感謝は忘れないようにしたいなと(その行動が私にとってプラスにはならなくとも、行動に至った思いに配慮をしたい)思いました。 デートまでの道のり、これはなんとも。うーーん。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おしまいのデート 離婚して別のところで住んでいる父と定期的に会っていたが、再婚を機に祖父と定期的に会うようになり、それももう終わるという話 新しいスタートを感じさせる最後の描写が上手いなと思った。 ランクアップ丼 高校の時に悪さをしてはご飯をご馳走してくれていた先生に就職してから毎月ご飯をご馳走し返していたら、最後を返し終わる前にガンでなくなってしまっていた、という話。 読んでいて最後には胸が詰まった。 人に奢られる時は一番安いものを頼むもの、いただきますで作った人に感謝を述べるなど、親のようにたくさんのことを教えてくれる先生。先生のその心遣いにじーんとしました。 奢ってもらっている間、先生も入院中で、玉子丼の日にはオシャレして病院を抜け出していたことや、宣告されていた余命より生きられたことなど、先生にとっても生きる意味になっていたんだろうなと思いました。 ファーストラブ 同級生の男の子とのデートの話 主人公の素敵なところと、それをわかっている相手のところがよかった。 好きな食べ物を聞いてお米だったからおにぎりをたくさん握ってきてくれるところもキュンとしました。 この後も友情が続いてほしいです。 ドッグシェア 新しい2人のこれからの先の話がとっても読みたくなりました。 デートまでの道のり 保育士さんとバツイチのお父さん、大丈夫なのかな?とハラハラして読みました。 カンちゃんが実は2人を近づけようとしていたのかな?と思いました。
0投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログ卵丼とビスコが食べたくなった。 なんだか、おいしいご飯が食べたくなる。 ふとした時に読みたくなって、そのたびに好きが大きくなる。 瀬尾まいこさんの書く世界が大好きです。 この世界の住人になれるように生きていきたい。
2投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ解説に、瀬尾さんの本は薬膳とありました。正に私にとって瀬尾さんの本は心の癒しを与えてくれる薬膳そのものです。 恋愛のデートでばかりではなく、同じ目的や感謝を伝える為のデートはちょっと切なくて、でもほっこりする物ばかりでした。人との関わりを持つことで、感謝の気持ちになったり、希望が持てたりするなと思わせてくれました。
0投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログなんて優しい物語たちなんだろう。 どの話も心が温かくなって日常の一コマを大切に過ごそう、と思わせてくれた。 何も形がないところからこんなに優しい物語を紡ぎ出せる瀬尾まいこさんの筆力に心から惚れぼれしました。
5投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログ5つのデートの話、男女のデートの話ではなく、人との良い繋がりの話。日常の中にこんな人との繋がりがあるといいなぁと思える話でした。特に『ランクアップ丼』が好きなストーリーだった。
2投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログデートをテーマにした短編5編。 デートと言っても、恋人同士のデートとは少し違う。 祖父と孫、元教え子と教師、同級生の男友達、捨て犬が縁で知り合った2人、園児と保育士。 それぞれのおしまいが描かれている。 個人的には元教え子と教師の話にグッときた。 どの話も優しい人達で温かい気持ちになる。 「生きていればどんなことにも次はある」 いい言葉だな。 2023年のナツイチで買っていたのに読むのを忘れていた。
0投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「デート」を題材に、それぞれの登場人物の想いが交差する短編集。 暖かさと切なさと儚さがゆっくりと綴られる。 食べること、美味しいことは幸せ 玉子丼や中華やビスコ、おにぎりにお弁当、食べたくなるよねえ。
0投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログタイトルから想像するのは恋人の別れ際。でも、おしまいのデートは恋人だけのものじゃない。おじいちゃんと孫、元不良と教師、働くバツイチ女性と大学生。。。 切ないけど少しほっこりする短編集でした。 永遠じゃなくても、どんなに短い間でも、自分の価値観の一部になるような関係ってあるよね。
1投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログNHK FMの朗読の時間で「デートまでの道のり」を放送していたので、原作も読みたいと思っていがやっと読むことが出来た。五篇の短篇であれよあれよと言う間に読み終えてしまった、「デートまでの道のり」以外は何ともうら寂しい物語で、今流行りの源氏物語のようないとあわれな物語であった。この著者の物語の読み心地はすごく良いのだが、登場する60代の男性をすごい老人に描いており、確かに体力は落ちているが老人呼ばわりするほど老いぼれてはいない。
0投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログ2024/07/26 この本を読んで思ってたこととか考えてたことが最後の解説に書いてあったので、本当にその通りだと思いました。 というのも、それぞれの話がデートに関する短編で、人と人との巡り合わせとか、お互いを思う気持ちのあり方とか(恋愛も友情的な気持ちも含む)にはいろいろな形があるんだなというのをさまざまな物語を通して感じさせてくれる話がこの本には詰まっているように思います。 どれもほっこりする話ばかりだし、とても読みやすいので一読推奨だと思います。
1投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログデートまでの道のり ラジオにて 保育士の主人公と担任してる子ども(かんちゃん)の父親(母親は死亡)とのラブピュア物語。 保育士してたから、情景がいろいろ見え過ぎて、てかどうやったら父兄とこんな付き合う間柄になるんかいっ かんちゃん年長にしては(クラスの子も)発言行動幼くない?熱出たから滑り台ゆっくりすべるって、、年長で滑り台ひとりでやるって結構心配(深い意味はないが、 保護者と付き合うってやば…っていうツッコミ所が多くて、内容よりもその手前ばかり気になった笑
0投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログ「デート」をテーマにした5つの話。どの話も面白くて全部心に残りました。短いのですぐに読めるので朝の通学中などにおすすめです!
48投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログ「おしまいのデート」「ランクアップ丼」が特に良かった。 相手を思いやる気持ちや人の優しさが伝わるどの話も心温まる話でした。
5投稿日: 2024.07.08
powered by ブクログ心が温まる短編集。全ての物語で人との優しい繋がりが沁みます。私が好きな話はタイトルにもある「おしまいのデート」と「ランクアップ丼」です。 "イライラするのは腹が減ってるから" "誤魔化せる程度のことなら良いじゃないか、たいして問題じゃないだけ"
0投稿日: 2024.06.23
powered by ブクログ「おわり」じゃなくて「おしまい」のデートたちの話。 主人公たちが次のステップに進む手前の葛藤がいいなと思った。
0投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログ表題作「おしまいのデート」を含んだデートにまつわる5つの短編が入っている 「おしまいのデート」「ランクアップ丼」「デートまでの道のり」が好きだった ランクアップ丼はうっかり涙ぐみました なんとほっとする読み心地だろう! 会話のやりとりや物語の運び方になんとも優しい気持ちになれる”デート”のお話たち、おススメです 瀬尾先生の言葉はいつも穏やかな気持ちになれるな~
6投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ少しひねりのきいた、それでも素晴らしいデート5編。といっても最後の「デートまでの道のり」はデート未完だが。どの短編も最後には潮目を迎えるのだがほっこりとしてくる。台詞が多くて読みやすく、気分転換にとてもいい。「ランクアップ丼」は二人の関係性がとてもよく思われただけに悲しい結末に落涙。作者の本はハズレがないですね。
5投稿日: 2024.06.02
powered by ブクログ色んなふたりの短編集。心があたたかくなる話。どの話も素敵だけど、今の私にはなんだか合わなかった。けど玉子丼だけすごく印象に残ってる。食べたい。
0投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログどれも読みやすかった。 特に印象的だったのは「ランクアップ丼」だ。彼女とのクリスマスイブに一緒に過ごすことを断ってまで上じいと玉子丼を食べるとはびっくりした。まさかそれが上じいとの最後の食事になるとは思わなかった。だが、21回目には上じいの娘さんに天丼を奢り借りを返せて良かったと思った。
1投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログ瀬尾まいこさんのデートをテーマにした5編の短編集でした。各話の登場人物には繋がりはなく、登場人物やデートの相手の年代もそれぞれ違っています。 ・おしまいのデート 中学3年生の彗子とじいちゃんとの最後のデート ・ランクアップ丼 元教師(上じい)と教え子の月に1回の玉子丼デート ・ファーストラブ 男子高校生同士のデート ・ドッグシェア 捨て犬を介して知り合ったOLと男子大学生のデート ・デートまでの道のり 保育園児とその父、女性保育士の家族デート この中でいいなぁ〜って思ったのは、最初の2編!彗子のじいちゃんは、ユーモアがあってホント面白いしリアル側にいたら元気をもらえそうな感じです。そして、元教師の上じいもいいな…こんな風に元教え子のために変わらずに関わってくれるなんて、感動しました!!この2編はいつまでも心に残ります。
77投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「おしまいのデート」 おじいちゃんと私のデート。 私が新しい家族と暮らすまで、父の代わりに月1デートをしてくれたおじいちゃんとの話。 「ランクアップ丼」 手のかかる生徒に、社会科教師のおじいさんがたまご丼をもてなす話。就職後、恩返しのため月1回たまご丼をご馳走して、最後天丼をご馳走する日に恩師の死を知った。 「ファーストラブ」 自分の肩を持ってくれた同級生男子と男同士のデートをする話。デートの翌日、男の子は転校してしまう。 「ドッグシェア」 公園の捨て犬を、バイトの学生とOLが共同で世話する話。犬の死で2人の交流も終わりかと思いきや、続いていきそうな余韻を残した。 「デートまでの道のり」 若くして妻を亡くした男性と、その一人息子の保育園の担任が、息子と3人でデートするまでの話。 どの話もおしまいではなく、これからの始まりをにおわせる短編集であった。 2時間ほどで読了。読みやすい
5投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログ瀬尾さんの作品は読みやすくて好き。 短編のお話がいくつかあるんだけど その中でも「ランクアップ丼」が好き。 温かくなる。 最初の「おしまいのデート」も良い。 多くは語りません。 おすすめです。
1投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログ「デート」がテーマの5つのほっこりした短編集。 ランクアップ丼が一番好きだった。 ドキドキするような恋愛的なデートはなくて、先生と生徒、祖父と孫など色んな形のデートを扱っていて、大きな展開があるわけではないけどどれも素敵だった。 瀬尾さんの世界観やっぱり好きだなと感じられた一冊。
2投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログ好きな本は何?と聞かれたら絶対一番に答える。 心が折れそうな時、落ち込む時は、おしまいのデートを読んで回復させています。
0投稿日: 2024.04.03
powered by ブクログ「おしまいのデート」でしみじみし ランクアップ丼」で泣き 「ファーストラブ」でニタニタし 「ドッグシェア」でほのぼのし 「デートまでの道のり」でほっこりした 一冊
14投稿日: 2024.03.30
powered by ブクログ穏やかに各物語が進んでいく。 大きなストーリー展開がないので、気持ちを落ち着けたい時やのんびり、ほのぼのしたい時に合っている。
0投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログ短編でも独自の良さを出してくる瀬尾さんはさすが。どのお話もじんわりと温かくなった。 特にドッグシェアは掴みどころがないんだけどなんだか素敵で。どのお話もこの後のそれぞれの人生が気になる、だけど知るのはここまでで良いかなという不思議な気持ちにさせられた。
0投稿日: 2024.03.04
powered by ブクログ瀬尾さん、やはり好き 瀬尾さんの書く世界を生きるように わたしも自分の世界を捉えて生きていたい そうすれば もしいつかとんでもなく悲しいことが起きても きっと大丈夫な気がするのです
1投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログ【デート】【おしまい】に関する短編集 そこまで起伏が無いホッコリした話 でも、普通の生活には気づかないけどちゃんと起伏がある事を描いている。 どの話しも楽しく読めたが ランクアップ丼は1番好きかな 読んでて中学2~3年の時の担任に会いたくなった… 子供の時、ケンカばかりしてて まったく勉強しない けど俺は年一度の夏休みの【自由研究】だけ 本気を出す子供で…小学校の6年間、中学の3年全て市から賞を貰っていた子供だった(夏だけって…TUBEじゃあるまいし…ぁ…失礼か…) その担任は、理科の先生で 夏しか本気にならない俺を可愛がってくれて… 点数悪くてもニコニコ、先生が生徒を怒ってる最中に後頭部にボールを投げても怒られるのは回りの他の生徒だし(それはどうかと…) 先生が俺を気に入っている特権だけで 高校も推薦してくれて 【大丈夫だぞ】しか言わない先生 元気だろうか… 高校の同級生が、妻なので この先生がいなければ結婚相手も変わってるかも…子供も違う子になってる… 感謝伝えたいなぁ… 二十歳で結婚して地元を出てしまった為 成人式出ていなく 知人から【先生がベルゴ探してたぞ】と聞いた… いやぁ…会いたいな…
100投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログ「デート」にまつわる短編集。★3.5で! どれもサクッと読めて読みやすいけど、ドキドキの展開という感じではなく、落ち着いて読めてほっこりする。 一般的な男女の「デート」の話はないから、恋愛モノが読みたい人はこれじゃないかな笑 どれもおもしろいし心温まるけど、刺激とかもないから印象には残りにくい作品かも。 最近ひねくれた登場人物の作品とか、刺激が強い作品ばっかり読んでたから小休憩になりました。
17投稿日: 2024.01.25
powered by ブクログ話が綺麗にまとまっている。するする読めるし、良い話だとは思うが、短編のせいかどれも引っ掛かりなく読み終えてしまい、やや物足りない感じがした。
1投稿日: 2023.12.22
powered by ブクログ瀬尾さんの話は、スッと入ってくるし、その人の感情がわかりやすい。最近色んな本を読んでるけど自分に1番馴染んでる感じがする、ランクアップ丼の話がとても印象的。
1投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログほっこりする話ってこういう話のことなんだろうと思った 1話めの『おしまいのデート』の彗子とおじいちゃんのやりとり、とても面白くて可愛くて素敵。 2話めの、『ランクアップ丼』が一番好き。 人間に凹凸があるなら、上じいと俺がまさにそれだと思った。 吉田伸子さんの解説も良かった。 『「おしまい」という言葉は、中やすみね、という感じの、「おしまい」 次に続いて行く予感を感じさせる』 どの話も温かい未来を予感させる終わり方になっていて、読後もほんわかした気持ちが残る。 瀬尾まいこさん、いいね
1投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログおじいちゃんと孫 元教師と高校生 男子高校生同士 バツイチと大学生 保育士と園児 いろいろな形の「デート」が詰まった短編集。 心あったまる話ではあったかもしれないけれど、普段ミステリーばかり読む私にはどれもインパクトに欠けました。 それでも、教師と高校生の「ランクアップ丼」は泣けた…
0投稿日: 2023.11.11
powered by ブクログランクアップ丼 この話、すごくよかった。号泣 ドッグシェア 元旦那がご飯を作ってくれたことに初めは感謝していたが、後始末が大変になり怒るように 喜ぶと思ったんだけど と悲しそうな顔をした 何かを買ってくれた時もイマイチなものばかりで返品に行く事もあった こんな風に寄り添うことができたら、うまくやれたかもしれない 、、沁みる話
0投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログ5つのデートを描いた短編集。 寂しくなる内容なのかな?と読み始めた。 どのお話も、読後感が良かった。人の温かさがあり、前向きになれた。 「おしまい」は寂しいことだけではない。必ず続くものがあると教えてもらえた。 自分の中にある寂しさが少し、和らいだ。 4つめ「ドッグシェア」の物語が1番好き。
9投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おじいちゃんと孫、先生と教え子、高校の同級生、OLと大学生、ちょっと複雑なカップル+子どもの関係が描かれている。 おしまいのデートだからちょっと切なさはあるけど、おしまいがあるからこそ、その時間の大切さ・儚さが際立っている。 私はおじいちゃんのほっこり話に弱いので、最初の2つの話はちょっと涙腺きそうだった。 高校生の話はさわやかだし、OLと大学生は恋愛とはまた違ういいコンビ感がある。最後のカップルと子供の話は、このガキかわいくないなぁと最初は思ったけど、不器用なだけだとわかってほほえましく感じた。 この世界にはいろいろな関係性がある。ささいな繋がりだったり、複雑でめんどくさいと感じることもあるけど、その人にとっては大切なものになりうるなぁと、自分の人間関係をふと思い返してしまった。
0投稿日: 2023.10.28
powered by ブクログ21歳の娘からのお下がりで読み始めた本。 「バトン」で瀬尾さんの感じは好きだなと思っていたけど、この本もやっぱりよかった。また瀬尾さんの本が続けて読みたくなりました。
0投稿日: 2023.10.25
powered by ブクログ題名が気になり、本屋で見る度に買おうか何度も迷っていた本。久しぶりに短編が読みたくなりついに購入。 ジンワリと心に染みる読後感が得られた。 どんな人にも、その人ならではの出会いと別れが存在していることを思い返せる本。今は会うことがなくなった人でも、あの人との出会いは素敵な経験だったなと登場人物のやり取りを読みながら感じ入ることが出来た。 今はSNSが発達している時代。おしまいのデートで終わる出会いも素敵ではあるが、再びデートをはじめるきっかけを自分で作り出してみるのもまた素敵かもしれない。
9投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログちょっと悲しくて、寂しくて、でも新しい明日にちゃんと繋がっているお話が詰まっていました。 元気がでるとかわくわくする明日ではなく 気を張らずに明日からを過ごせるようなそんな続きをたくさん想像できる本でした。
0投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログどの話も好きだった。 特に好きだったのはランクアップ丼とファーストラブ。 デートをキーワードに人と人との心が繋がってる感じが素敵だった。読み終わって心がぽっとあたたかくなった気がする。
0投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログ面白かったです(*'▽'*) どのお話も素敵だったけれど、上じいのお話はちょっと泣けた(ノ_<)こういうの弱いんだって〜。学校で読まなくて良かった。 なんか、瀬尾まいこさんの本に慣れてしまったような…どんなにいい本でも前より感動しない…。前までは「きてくださいお願いします」っていう態度だったのが、「来れるもんなら来てみろや」ってなったみたいな? 自分で書いてて意味不明です 最近は勉強づめで本をあまり読めません…つらい(;_;)気晴らしに買い物に行くだけで呆れた顔されちゃうし……はやく中学生になりたい…( ; _ ; )/~~~
23投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログほっこり。読みやすい。 出会いと別れにまつわる5つの短編集。 人と人との出会いは一つの線が交わり合うように気まぐれで、でもそこに確かな繋がりが生まれることもあるってことを感じたな〜 5つの作品どれもが、本来なら交わらなかったような出会いを描いていて、だからこそ物語として面白かった。 わたしが1番好きなのは「ランクアップ丼」かな。主人公と先生は毎月給料日に一緒にご飯を食べる。けれどそのデート(?)も今日で最後だと告げられて────? 主人公と先生の関係も素敵だし、結末には驚かされた。自分が割と手のかからないタイプの生徒だからこそこういう関係はすこし羨ましいかな?笑
17投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログ瀬尾まいこさん、2003,2005年の短編作品5篇。共通テーマが、誰かと誰かの「デート」。それも、これで最後という「おしまい」が関係します。 かと言って、男女間の恋愛、それも悲恋を扱ったものではありません。更に、一編が30〜40p程度なので読みやすいです。(その分、自ずと登場人物の心理描写は薄いですが‥) 各編のレビューは割愛しますが、共通テーマでもある「おしまい」は、新たな生活(変化)への「はじまり」で、心の持ちようで身近な所に幸せがあることを、さりげなく教えてくれているようです。 5編の中で私的には、表題作「おしまいのデート」のじいちゃん、「ランクアップ丼」の上じい(教師のあだ名)の話がいいなと感じました。さりげない愛情・人への想いがたまりません。 カッコいいぜ、じいちゃん! がんばれ、じいちゃん! 最高だよ、上じい! 解説で吉田伸子さんが、本作を「上質な薬膳スープのよう」と喩えていらっしゃいました。個人的には、シンプルだけど豊かで深い味わい、じわぁ〜と身体に沁みてくるのは同感ですが、喩えるならその時々の旬の食べ物(魚・野菜)かなぁと思います。忘れた頃、季節が巡って来た頃にふと食べたくなる味です。そんな癒し効果がある短編集でした。
61投稿日: 2023.08.28
powered by ブクログ相変わらず瀬尾さんの書くお話は読後感が良くていい気持ちになります。人生悪いことばかりじゃない、良いこともたくさんあるし良い人に出会うこともあると思わせてくれる作品です。 あの先生幸せだったろうな〜
1投稿日: 2023.08.27
powered by ブクログ何気ない、でもちょっと特別な、日常の交流を描いた短編集。 二人の男子高校生の話と、幼稚園の先生と男の子の話が好き。 男の子の心情描写は共感できないものもあった。
1投稿日: 2023.08.15
powered by ブクログ解説にもありましたが、本当に「薬膳スープ」のような味わいの短編集です。一風変わったデートの中に、それぞれの寂しさと温もりが感じられました。私が一番好きだったのは、元不良少年と教師のお話。人との繋がりや、限りある時間を大切にしたくなる、そんな作品です。
1投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ最悪〜勘弁してくれ〜の気持ちが強かった。 古典作品じゃないんだし、数年前の作品を今売り出すなら加筆修正してくれマジで。 2022年に売り出してる本の中でまさかホ○なんて言葉が出てくるなんて思わなかったからひっくり返ってしまった。 いい話なのに全部台無し。 瀬尾まいこの本って最近のしか読んでなかったから「瀬尾まいこでもこんなホモフォビア剥き出しの小説を書いてる時があったんだ……しかも修正とかもしないんだ……へえ……」と失望してしまって爆速で読み切った。
1投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログどれもほっこりする短編。 様々なデートが書かれていて、どれも温かいデートが書かれていて一気に読み終わりました!
7投稿日: 2023.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どれもほっこりするお話だった。 短編だから寝る前とかにもよさそう。 カンちゃんは先生のこと 受け入れてくれるのかな。 まあ年長だから卒業すれば結婚はありか? それにしても園長先生はひどかった。 上じぃの話は切なかった。 たぶん悲しませたくなかったから 告知しなかったと思うんだけど 残される方が辛いんだから ガンの告知して欲しかった。
1投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログランクアップ丼は涙したし、感動的で良かったけど、ファーストラブとドッグシェアが良かった。久永さんと内村君の関係ってきっと他の人からしたらどういった関係?と勘繰るし白黒つけたがるだろうけど、ただ、いっとき一つのものを共有したというだけ。その細い糸で繋がっているってのも悪くないし、むしろ気楽な自分でいられていいなと。広田君と宝田君の、loveでもないしlikeでもbest friendでもない。自分を救ってくれた人への想いとお返しの行動なのかな。こんな不器用なやり方がなんだか好ましい。
3投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログ2003(平成15)年、2005(平成17)年初出の短編を収録。 ふつうの男女のそれではない風変わりな「デート」を主題とした短編集。 やはり、瀬尾まいこさんのいつもの「温かい」作品集である。それは人を信じ、常に前を向き、家族など人間関係の温もりに身体を緩めるような幸福感に満ちている。ここでは、男が女を背後から襲ったりしないし、憎しみをつのらせて犯行に及んだりもしない。 このような温かさのうちに人生を過ごせればどんなに幸せだろう。私はこのような「前向きさ」とは逆の、負の世界観を持ってきたが、ときにはこういった小説を読むのもいいものである。 本書の中では「ランクアップ丼」と「デートまでの道のり」が特に好きだ。
0投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログ瀬尾まいこさんならではの優しいお話ばかりでした。 表題作の1話め『おしまいのデート』と、2話めの『ランクアップ丼』がよかった。 両親が離婚して母親に引き取られた慧子は、父親の父親である祖父と毎月1回デートしている。『おしまいのデート』は、そんな2人の「最後のデート」の話。とてもチャーミングなおじいちゃんの「だけど、ごまかせる程度のことだったらいいじゃないか。たいして問題はないってこと」「生きてればどんなことにも次はある」という言葉が沁みます。 『ランクアップ丼』は、高校時代の恩師「上じい」に毎月玉子丼をごちそうする三好くんの話。母子家庭で育ち、なにかと問題を起こしがちな三好くんにいつも玉子丼をごちそうしてくれた上じいに、就職してからは三好くんが玉子丼をごちそうしてきた。自分がごちそうした回数とごちそうされた回数を数えていて、「あと1回で貸しがなくなる」と話していた上じいは、その「最後のデート」に来なかった。三好くんは、代わりにやってきた上じいの娘から上じいが亡くなったことを知らされ、その娘さんと一緒に、玉子丼からランクアップした天丼を食べる。「今日で完済するつもりやったのに」と話す三好くんに娘さんが言ったセリフ、「ええやない。父さんに花もたせてやってよ」がよかった。 慧子のおじいちゃんや上じいの娘さんみたいに、明るくてさりげなくて優しい言葉が言える人間になりたいなあ。と憧れつつ読み終えました。
1投稿日: 2023.04.25
powered by ブクログ全体的に優しい物語だった。男子高校生のデートは、高校生らしい自意識過剰なところも可愛かった。普通の男女のデートではなく、友達・家族・通りすがりの人など、共通の知人との時間をデートと表現して、そのデートを大切にしている話がとても心地良かった。減点要素があって星三つになったわけではなく、ただ平凡で特に心が揺さぶられたとかではないので、私の中では星三つ!
1投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログ別れは寂しいけれど、やさしさと絆の深さが感じられ心が温かくなった。短編集なのでとても読みやすく、次はどんな感動が待っているのだろうとワクワクしながら読み進めていった。
1投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
優しい気持ちになれる短編集。デートって、誰か相手がいないとできないわけで、そんな誰かがいるって素敵なことだ。基本ひとりが好きだけど、好きな人と一緒に過ごす時間を大切にしたいなと思った。 ランクアップ丼やファーストラブみたいに、突然会えなくなってしまうことだってあるから。生きてる今この瞬間の愛しさをそっと気づかせてくれた気がする。 どの話に出てくる人達も魅力的だったな。おしまいのデートのおじいちゃんやランクアップ丼の上じいがとくに好き。かわいくて愉快であったかい。
1投稿日: 2023.03.14
powered by ブクログ人と人との温かい繋がりを感じる優しいお話ばかりでした。瀬尾まいこさんの作品は読みやすくて一気に読んでしまいました。
7投稿日: 2023.03.14
powered by ブクログ久しぶりのTぬオススメ本。 たしかに彼女が好きそうな本かも。 人と人との関わりで、じいちゃんと孫とか、担任ではない先生とか、同級生の男の子同士とか、どれもあとからじわじわくる感じのお話。 短編集なので、ちょっとした時間に読めるのが良かった。 あと解説がとても良い。 ランクアップ丼は泣いちゃうかな。
0投稿日: 2023.03.08
powered by ブクログあたりまえだと思っていることが永遠に続くとは限らない。 失う前に後悔しないように、今あることを大切にしていきたいと思う。
0投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログいやー、良かった!! デートって言っても、いろいろな人同士のデートだった。 おしまいのデート 祖父と孫との月1回のデート。きっとこれでおしまい。 ランクアップ丼 高校社会科教員の上じぃと生徒とのデート。 ファーストラブ 高校生男子別に仲良くない者同士のデート。 ドッグシェア 公園にいた犬を通したバツイチOLと大学生とのデート。 デートまでの道のり 保育士とその恋人の息子である園児とのデートまで。 どの話もほっこりして、よかったけど、中でも 「ランクアップ丼」が良かった!! 最後泣けてしまった…( ノД`)… 小説の中での話だと分かっていても、 こういう先生がどこかにいてくれて、 子供たちを救ってくれているんじゃないかと なんか期待しちゃう話だった。 きっと昔は、こういう先生たくさんいた気がする。 憧れるなー笑
3投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログじわじわ来るあったかいお話だった。 恩師とのデート泣けた〜 一つ一つ読みやすくて一日かからないで読めた
0投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログ何気ない、でもちょっと特別な、日常の交流を描いた短編集。 二人の男子高校生の話と、幼稚園の先生と男の子の話が好き。 心理描写が共感できないものもあった。
0投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ身構えずに気軽に読めた短編集。 共通のテーマがあり、どの話も一旦区切りがあるのだけど、その先の未来に期待が持てるように感じました。 この人達はきっと幸せになるのかなあ、と ファーストラブ、は題名と意外性、終わり方が思っていたのと全然違って印象に残りました。 どちらの方が好きだったのか?この世代に湧き上がる感情なのか?ただの勘違いなのか? 先が、あるようでないような。普通ではない甘酸っぱい感情を受けました。 自分には遠い過去過ぎてもうわかりません。
1投稿日: 2022.12.25
powered by ブクログ最後は必ず心がほかほかになるthe瀬尾ワールド。最高でした。短編集なのでサクサク読めたしお話も本当に素敵でした。特にランクアップ丼とファーストラブがお気に入り!ドッグシェアの二人のこれからの物語を勝手に作りたくもなってしまいました。
0投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ心温まるような切ないような短編集だった。 玉子丼のお話と同級生男子のお話が好きかな。 読みやすかったので他の作品も読んでみようと思う。
0投稿日: 2022.11.11
powered by ブクログサクサク読めてよかった。パンチのあるものを求めてる時に読んだ自分が100%悪いけど物足り感じちゃった
0投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログおしまいだけど、おわりじゃない。 温かくて切なくてでも希望もあるようなそんな短編集。 ランクアップ丼がとにかくよかった。 何度も読み返したい作品。
0投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログあれ?読んだことなかった(^◇^;) 2話目のランクアップ丼が一番よかった。 デートとは言っても男女のデートではなく、二人で食べたり、話したり、時間を過ごすこと。 おしまいのデートもある意味始まりだったり。
0投稿日: 2022.10.24
powered by ブクログ大好きな一冊。何事にも「おしまい」があって切ないけれど、「はじまり」も楽しみに思えるそんな本。特にランクアップ丼は定期的に読み返したくなる。
0投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログデートと言いつつも、恋愛に限らずいろんなシチュエーションがあって、でも一つ一つ心が温かくなるお話で、とても面白かった☺️
0投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログデートは、好きな人とするものだけの言葉ではない。 お父さんの代わりにおじいちゃんに会う女子高生、わんぱくな男の子と仲良くなれていないと思っている保育士などなど、なんかいいな、と思えるデートがたくさんあった。 学生時代のつけとして、還暦後の先生と玉子丼を食べる話が好きだった。
3投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・おしまいのデート 両親の離婚後、月に1度祖父とデートをする主人公。ソフトクリームを食べたり海の見える岬までドライブしたり、楽しんでいた2人だが母の再婚を機にデートをやめることに... ・ランクアップ丼 主人公が隣のクラスの山根とケンカをする。 担任からしこたま怒られた直後、山根のクラスの担任である上じいが「飯を食おう」と唐突に声をかけてくる。 今まで接点がなかった上じいに声をかけられたことを不思議に思いつつ、上じいとうどん屋に行き、玉子丼を食べる。 それから毎月上じいと玉子丼を食べることになり、そこから関係も深まっていく。 ・ファーストラブ 主人公の広田と、同じクラスの宝田の話。 今まで接点のなかった宝田からデートに誘われた広田は、男同士のデートに気後れしつつも、デートに向かう。 ・ドッグシェア 離婚をして1人を満喫している主人公が公園で捨てられた犬と出会う。 捨て犬を通じて出会った大学生と公園でドッグシェアをすることに。 ・デートまでの道のり 幼稚園の先生とそこに通う生徒の話。 「おしまいのデート」といいながらもどれも再会や続きがイメージできるものばかりでほっこりして読み終えることができた。 デートと言ってもさまざな形があるんだなと思った。
1投稿日: 2022.08.02
powered by ブクログ家族、友達、好きな人・・・様々な「最後」のデートが詰まった一冊。 「おしまいのデート」だとわかっているからこそ、その前の楽しげなやり取りから全てが切なくて鼻がツーンとしてきちゃいます。 でもどれもすごく前向きなお別れ。きっと最後にちゃんと相手と向き合って、短くても大切な時間を過ごしているからなんだですよね。 いつが最後になるかわからないからこそ、常に相手に向き合っていけたら素敵ですね。「ランクアップ丼」が特にお気に入りです。
1投稿日: 2022.07.25
