Reader Store
貴族探偵
貴族探偵
麻耶雄嵩/集英社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

140件)
3.3
5
52
49
19
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メルカトル鮎と比べるとだいぶまともな探偵(比べる対象が悪い)で、全体的にだいぶまともにミステリをしている。 そしてなんと言っても「こうもり」。 この作品は素晴らしい。 非常に精緻に作り込まれており、舐めていると一瞬で手のひらの上で転がされる。 読者と作者の真剣勝負。 ここまでやられると、もはや小説の枠を超えたナニカであるような気さえしてくる。

    2
    投稿日: 2025.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    大学時代の友人らと会い、久しぶりにミステリを読まねばという気になり、BOOKOFF 110円コーナーから勘で手に取った短編集。久しくミステリを読んでいなかったので、短編集はリハビリに最適。(とはいえ、ミステリを読むのが久しぶり過ぎたのか「こうもり」の叙述トリックが一読で理解できなかった。読解力が落ちている……)

    0
    投稿日: 2025.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うわー何だか不思議な読書体験だった……。 読み終わった今も何だかふわふわしてる感じがします。 前回は一気に知念先生の作品を読み切ってしまおう!と思っていたのですがとある作品を読んでいる最中に「いや何か今この気分じゃないな」と思ってしまい、積読用の本棚をぼーっと眺めていたときにたまたま目に止まったのがこの本だったのですが。 何かこれあれだよね、月9であってたよね! ドラマ自体はやたらアバンチュールって言うことと「ジャッキアップが上手すぎる!」ってセリフしか覚えてなかったんだけど原作のどこにもそのセリフなくて笑いました。オリジナルだったんかい。  やたら育ちのいい雰囲気の本名すら告げない「貴族探偵」。 まぁ作中の所作といい言動といい恐らく育ちはいいんでしょう。いいんでしょうけど、何か最後まで「本当に育ちがいいのか?やんごとなき身分なのか?詐欺師の雰囲気もない?」と思ってしまったのは私だけなのでしょうか。 多分出自も何もかも分からないままだからこそちょっとだけ疑っちゃうんだろうけど。 本人は特に何もせず(することと言えば出会った女性を口説くくらい)身の回りの全てを、推理すら使用人に任せてしまうっていうのは斬新な設定だと思いました。 美味しいところだけ持っていくとかするのかと思っていたらそれすらしないんだもの。 まさに「暇を持て余した貴族の遊び」って感じ。 しかし一流の使用人と言うのは大変なんだな……推理まで出来ないと務まらないとは。 短編なのでちょこちょこ読むのにちょうどいいやーとか思ってたんですけどはまっちゃってすぐに読み終わっちゃいました。 でも「なるほどそうだったのか!そうやったのか!」と読みながら納得しいるのに何故か読み終わったあと「……いや何かもっと他の方法もある気がするぞ?ん?間違ってないんだけど何か……ん?」って首を傾げちゃう感じが初めての読書体験すぎました。 そういえばあとがきで読んだのですが短編のタイトルは全て同じ作曲家のクラシックの曲名で統一されているそうです。 私はその情報をもらって初めて「そう言えば何か見たことあるなこのタイトル」と気付きました。 まぁ育ちが良くない人間なんで仕方ないです。

    13
    投稿日: 2025.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     職業=貴族、趣味=探偵と自らを『貴族探偵』と名乗る男が執事やメイドたちを駆使して次々に難事件を解決するミステリーで、これまでに無かった探偵像を表すキャラクターと外連味たっぷりでありながら精緻なトリックの数々など斬新でありつつ麻耶雄嵩先生の魅力が詰まった作品だった。

    0
    投稿日: 2025.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    期待していただけに思ったよりは面白くなかったかな 麻耶さんはコンセプトが気に入れば好きだけど合わないのは合わないなぁという感じ。 使用人に推理丸投げナルシスト貴族探偵は面白い設定だと思った

    0
    投稿日: 2025.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「神様ゲーム」が面白かったので、こちらも期待して読んでみた。ん〜、設定もトリックも現実離れし過ぎていてしっくりこなかった。

    0
    投稿日: 2025.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集なのでわりとあっさり気味 「こうもり」は読み返しちゃったね! ただ麻耶雄嵩はやっぱりあんまり合わないかもなぁ

    0
    投稿日: 2024.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「こうもり」にやられました。読み終わった後呆気にとられて読み返したらあぁそうか!と。確かに嘘は言ってないなと。ヨハンシュトラウスのオペレッタ「こうもり」と趣が似てるかも。 貴族と使用人という設定も面白く、各エピソードも趣向が様々でそれぞれ楽しめました。 最後のエピソードだけは成り立つかな?とちょっと腹落ちできなかったので星一つ減らしてます。

    0
    投稿日: 2024.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ふざけた設定以外は、至極真っ当な作品だと思う。 文章も読みやすいし、内容もおもしろいので、さっさと読める。 捜査も推理も何もしない、使用人に丸投げの探偵が、ただただおもしろい。 貴族探偵=織田裕二がピッタリだと思う、ずっとイメージしながら読んだ。 当たり前のように威張っている姿は、本当におもしろい。 ただひとつ気になったのは、「こうもり」のランチのシーン。 なんか自分の中で辻褄が合わなくて、違和感のある名前が出てて、何度か読み直して、引っ掛けられていたことに気づいた。 ちょっと納得できない部分ではあった。 2024/04/28 12:37

    3
    投稿日: 2024.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺人現場に偶然居合わせた貴族探偵(正確に言うと貴族探偵の使用人)が推理するというお決まりのパターンで話が進んでいくため、名探偵コナンを彷彿とさせる展開だった。 髭ズラの優男って想像しにくいのは私だけですかね…。

    0
    投稿日: 2024.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    金の力でありえない解決方を導く、富豪刑事(筒井康隆)に似た作品かと思っていた ナンパしかしない探偵の連作集 詳細はぼかされつつも設定が面白いのと、主に彼の使用人達のキャラクターが良い 各編ともにトリックは特筆する点は無し 個人的には及第点 最後の「春の声」がマイベストかな 被害者3人の事件を使用人3人が担当する意趣

    0
    投稿日: 2024.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    姓名不詳、貴族探偵と書かれた名刺だけを持つ謎の御曹司を主役にした短編集。 ミステリーに出てくる探偵で金持ちだったり貴族だったりはいただろうが捜査や推理も使用人がするものとして丸投げし自身は女性を口説く(刑事には横柄だが女性には丁寧な言葉遣い)のみの探偵というのは斬新すぎる。作者の凄いのはコイツがボンクラなのか賢才なのか不明にしているところ。 話の方も本格ミステリになっており個人的には楽しめた。

    0
    投稿日: 2024.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集です。 というか、貴族探偵は推理しないんかい。 とツッコミを入れたくなる面白い作品です。 探偵の正体はわかりませんが、使用人たちの活躍には驚かされました。 信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。自殺か、他殺か? 捜査に乗り出した警察の前に、突如あらわれた男がいた。その名も「貴族探偵」。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して、数々の難事件を解決してゆく。斬新かつ精緻なトリックと強烈なキャラクターが融合した、かつてないディテクティブ・ミステリ、ここに誕生! 傑作5編を収録。

    13
    投稿日: 2024.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。 奇抜な設定なのでお気楽な読みものかと思いきや、けっこうガチな推理小説。 もちろん探偵周辺の人物はキャラが立っていて設定もしっかりしているので、キャラものとしての面白さはちゃんとあるのだけど、推理ものとしてけっこう頭を使わないと話についていけないので、疲れてるときに読むには適さないかな。 とくに短編「こうもり」は推理小説好きには良作かもしれないけど、人物像や名前を覚えるのが苦手な人にはかなり厳しい一編。私は人物が覚えきれなかったのでメモを取りながら読んだけど、それでも最後のオチは一読では理解できなかった。 ライトな読者向けなのかヘビーな読者向けなのかわからない一冊。

    0
    投稿日: 2023.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    貴族探偵が、執事やメイドや運転手を駆使して、事件を解決する。そんなお話でした。 思ってたのと少し違う所が面白かったです。 でもしっかりと本格ミステリィでしたよ。

    6
    投稿日: 2023.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    貴族探偵と名乗りながらも、自分は貴族なのだから、自分の"所有物"である使用人達に捜査も推理も全て任せるという、ホームズとワトソンの関係性に重点を置く著者にとって突き詰め過ぎてなんか行くとこまで行ったなーと感じさせられた短編集。 五話からなる短編のうち、やはり「こうもり」が白眉。 読み終わった時は最初何が起こったか分からなかったけど、読み返してみて、作者の捻くれた企みに唖然とさせられた... 今まで読んだ短編ミステリで一番面白かったと言っても過言ではないくらいの完成度だと思った。 他4編もどれも作者らしい捻くれた真相が面白いけど、やはり「こうもり」のインパクトが強過ぎて霞んでしまいがちかな?

    7
    投稿日: 2023.09.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    なるほど、貴族探偵とは、紅茶を嗜むばかり。どの執事やメイドをどの探索/推理に当てるか采配するくらいはするが、後はさあ、推理してくれ、と丸投げ。安楽椅子探偵すぎる。謎の強い圧力で、よくある、電話越しに上司に口利きをし、現場の刑事を従える様は笑った。女性にはキザな台詞を吐いたり、執事の経緯から語る推理披露に、そんなことはいいから早く犯人の名前を言ってしまえ、とあっさり名前から披露されたり、おかしな人間で面白い。 ドラマ化では相葉くんが演じたらしいが、イメージが違うんじゃ??

    0
    投稿日: 2023.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。推理をしない貴族探偵と、推理をする従者。 「こうもり」と「春の声」の2篇が好きだった。特に「こうもり」の叙述トリック(?)は騙された。

    0
    投稿日: 2023.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった! 探偵と名乗るのに捜査も推理もその披露までも使用人にやらせる貴族探偵。こんなんアリかよと思うんだけど、アリだなあとなっちゃうのが麻耶雄嵩。短編のタイトルがシュトラウスで統一されてるのがなんとも言えないおかしみ。 『春の声』とかもうほんと麻耶雄嵩全開では? 『こうもり』はすごかった!すぐ読み返しちゃった。

    0
    投稿日: 2023.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    楽しかった! 難事件の只中に颯爽と現れ、執事やメイドを駆使して解決していく。人呼んで、貴族探偵。 彼の仕事は、使用人が捜査をしている間、ソファーに座って紅茶を飲むこと。 労働は家人が行い、彼自身は決して自ら動くことはない。 なぜなら彼は、貴族だから。

    1
    投稿日: 2023.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2017年に相葉雅紀さん主演のドラマ原作。 突如あらわれた思は「貴族探偵」と名のる。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して難事件を解決してゆく。貴族?探偵?この男、一体何者?(きうい)

    1
    投稿日: 2022.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    麻耶雄嵩さんの作品を読んだのは、この本が初めてでした。麗々しく「貴族探偵」と名乗るのに、推理しない! 「あなたが推理するのではないのですか」「あなたは本当に探偵なのですか?」と私も叫びました(嘘です)。その後月9ドラマになってからというもの、再読すると、相葉雅紀くんの声で「雑事は使用人に任せておけばいいんだよ」が聞こえます。 できる使用人、執事の山本さん、メイドの田中さん、運転手の佐藤さん、三人とも名探偵ですね!

    0
    投稿日: 2022.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    有能かどうか不明な貴族探偵。優秀なのは使用人たちではと思ってしまうが、何かただならないものを持っているのだろう。事件の真相やトリックも使い古されてはいるが新しいといった感じだった。

    0
    投稿日: 2022.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    皆さんはミステリー小説をどのように読んでいるんでしょう? 私は「謎解きや面倒な辻褄合わせは作者にでもやらせとけば良い」とばかりに、ただただ読み進めて行くスタイルですので、設定の巧みさや緻密さよりも、語り口のスムースさや登場人物の魅力の方が重要な要素となります。 貴族探偵は、流れるようなストーリーとキャラ立ちした主人公で、サクサクと読むことが出来ますが、フォーマットが強固過ぎて、水戸黄門や大岡越前でも観ている気になってしまいます。 読み易いし退屈はしないんだけど、特別面白いかと言われればそうでもない。少し残念。 収録作の中では「こうもり」が面白かったんだけれども、理由を考えてハッとしました。この作品は終盤まで探偵が出てこない。 早くもこのフォーマットに飽きてきたようです。

    1
    投稿日: 2022.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすく面白かった。麻耶雄嵩はメルカトルものばかり読んでいて、他シリーズなどはあまり読んでなかったが相変わらずの癖と面白さがあった。 謎解きをしようと思って読んではいなかったが、こうもり を読んだ後は最初意味がわからず、再度読み返してやられたとわかった。 貴族探偵対女探偵も読みたい。

    0
    投稿日: 2022.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気軽に読めるミステリーでした。 実は使用人たちが事件を解決できるよう仕向けているのは御前さまでした!的な展開かと思ったら 本当に全く何もしない育ちの良い方でした。

    0
    投稿日: 2022.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    娘の学校の「朝の読書時間」用に購入。 全く読まれずに放置されていたものを娘の部屋から救出して読み始めました。 他の方の感想などで、全く何もしないとは知っていましたが、ここまで何もしないとは。 女性を口説いてばっかりで、ともすればただのアホぼんに思いますが、不思議とそうとは感じない。 何故かこの男にはなにかすごい力や能力があるのでは?と感じてしまうのは、召使いたちの彼への忠実な態度からでしょうか。 続編の対女探偵をこれから読み始めますが、そちらにはもう少し探偵の素性とか分かるのかな? もう少し探偵の過去とかを知りたいって思ってしまいました。 余談ですが… 実写化されてるものは登場人物のイメージが固定されちゃうからちょっと苦手だなぁ。 ドラマは見てないんですけど、相葉氏のかおがチラついて(^_^;)

    0
    投稿日: 2021.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    安楽椅子探偵というものは、推理小説のジャンルに歴として存在していますが、事件の調査は言うに及ばず、推理までも使用人にさせてしまう探偵の事は、何といえばよいのでしょうね?貴族探偵というのでしょうか? そのシチュエーションを楽しむ作品で、事件そのものは、多少捻りや、練り方が足りない印象を受けます。ある意味、出オチと言っても過言ではないかもしれません。 嵐の相葉雅紀主演でフジテレビ系にてドラマ化もされましたが、そちらは見ておりません。設定を見る限り、だいぶ原作とは異なっているっぽいですね。

    0
    投稿日: 2021.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『こうもり』が圧倒的。 "フェアすぎてもはやアンフェア" こんな叙述トリック初めて見た...!! それ以外はまぁ悪くはなく、そこそこといった感じ。同シリーズの『貴族探偵対女探偵』も楽しみ。

    1
    投稿日: 2021.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「こうもり」白眉。短編の中だと一番好きかもしれない。叙述トリックは読者と 登場人物の認識のずらすわけだが、普通は読者側に誤認させる。逆に読者は正しい情報を得ていて...というのは普通の叙述トリックを読んだ後に読むとやはり面白い。「蛍」と構造は同じ。蛍の方が純粋な逆転になっている(こうもりでは読者に貴生川を絵美の彼氏だと誤認させる構造になっているので)から綺麗な気もするが、こういうのは短編の方が映えると思っている。

    0
    投稿日: 2020.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    貴族探偵と名乗る探偵が様々な事件を解決していく話…。 しかし、貴族探偵自身が自分で調査したり、推理したりするといったことはなく、従者やメイドが推理していくというちょっと変わった探偵だった。 短編がいくつかあるというものだったので、読んでいくうちに探偵推理したり、探偵の正体が分かるのかと思ったが最後まで分からずじまいだったのは個人的に残念だった。 ただ、謎のままにしておくことで想像するという楽しみはあるのかなと思う。 すらすら読むことができ、どのように推理していくのか楽しみながら読むことが出来た。

    0
    投稿日: 2020.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この摩耶雄嵩さんと埴谷雄高という「死霊」を書いた作者がどうもこんがらがって、本屋さんで、あの植谷さんはこんなふざけた(ゴメン )話も書いていたのか、まさかまさか、と思っていた。 何しろ探偵もの。 だけど詩人ポーだってホラー小説を書いた。 装丁もクラシックだし、帯の「5年ぶりの最新刊」というのも、5年ぶりに復刊されたのかとこれも瞬時に思ってしまった。 その上「人形芝居を思わせる抽象性の魅力」ときたので納得の上で勘違いをした。 要は植谷雄高という作家を良く知らない、名前を読んではいたが記憶に残っていない、難解な幻想的な作家と思い込んでいたということだった。 その上、ハニヤと読まずにウエタニと読んでから、あっ、あのハニヤ、すでに亡くなった植谷さんだと気が付いた(笑) そんなわけで図書館に予約したが、読み始めて一頁目でやっと人違いだと気が付いた。 思い込みとは恐ろしい。 とは言うものの、面白かった。 5つに分かれた短編で、それぞれが発端は本格ミステリ風に始まる。 事件が起きた状況はさまざまだが、そこに偶然だったり招待されていたり、呼び寄せられたりして、犯人を割り出すことになる。 それが自己申告の「貴族探偵」というわけで、彼の名刺には金の箔で一行「貴族探偵」と書いてある。 20代の痩身の美青年で、いつもメイドや運転手、ボディガードまで引き連れている。 美人と見ると歯の浮くような美辞麗句でいい気にさせてデートに誘う、トンでもないお坊ちゃんに見えるが、使用人の作法のしつけや陰日向のない仕え方を見ても只者ではないらしい。 そんなプロフィールを織り交ぜて事件は解決するのだが、働くのは、使用人で、彼らが事件の糸をほぐして推理し、犯人をあげて謎解きをする。 そしてその間、ソファに座って美女を口説いていた探偵は、解決後は優雅に去っていくということになっている。 こういうのは珍しい、車椅子探偵でも頭は使う。 「ボーン・コレクター」でも一本の指と頭は使っていた。 しかし、このありえない探偵は面白かった。 作者のプロフィールがはっきりしたので近刊の「隻眼の少女」を予約したが、人気らしく何時回ってくるかわからない、しかたない、楽しみに待っている。

    0
    投稿日: 2020.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面倒な調査は使用人任せ。 なんなら推理もメイド任せ。 異色の安楽椅子・貴族探偵の活躍ぶり(?)がわかる連作。 キザすぎて逆にコミカルな貴族探偵の姿が目に浮かび、サクサク読める。 …本書の描写とはかけ離れているが、なぜか脳内では北村一輝さんに変換された

    0
    投稿日: 2019.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。ドラマの方はちらちらとは見ていたけれど小説の方は読んだ事がなかったのだが思ったよりコメディ色は薄かった。短編集だけあって謎はあっさりと解決されていくが収録されている中にある「こうもり」という作品はちょっと異色。確かに地の文に嘘は書いたらいけないもんなぁ…。貴族探偵というキャラクター性もあって騙されたな。

    0
    投稿日: 2019.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テレビドラマの印象があってなんだか手がでなかったけど、麻耶作品に興味を抱いて購入。奇天烈な貴族探偵のキャラクターが浮世離れではあるけど、(そこが魅力的なんだけど)それぞれの作品は本格派。物語とかテーマで読み込ませるのでなく、謎で勝負って感じ。 それぞれのキャラの個性は表立ってこないけど、それによって趣向がはっきりしていてありな世界観だった。うむ。

    0
    投稿日: 2019.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さるやんごとなき身分の若主人が使用人と共に事件にあたるオムニバス。 全て使用人に任せきりで、一切推理をしない探偵という目新しい探偵もの。 トリックは些か強引でこじつけ感があるが、トリックよりも、ある意味お約束な話の流れを楽しむ小説か。 個人的に貴族探偵本人よりも使用人の三人に興味が湧いた。探偵は個人的にいけ好かないというか…使用人は頭脳、というのはわかるが、どうしても何もしていない風に映ってしまう。 好みの問題だろうか?

    0
    投稿日: 2019.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さるやんごとなき身分の貴族の青年が、地位と権力に物言わせて数々の難事件を解く連作短編ミステリ。貴族探偵という字面だけでキャラが立っているが、本作の真骨頂はそこではない。当初は使用人を足として使い捜査を任せ、推理のみ貴族探偵がするのだと思っていたが、なんと貴族探偵自身は一切推理をせず、推理、解決すらも全て使用人に任せているのである。「雑事など使用人に任せておけばいい」とは貴族探偵の弁ではあるが、ここまで徹底しているのも珍しい。装置としての探偵役は数あれど、推理をしない探偵という、探偵の特権階級すら剥奪された探偵は他に例がなく、真相さえ明らかになれば推理など誰がしても同じという、作者の高笑いが聞こえてくる。貴族探偵自身の存在意義がどこにあるかといえば、謂わば探偵が謎を解くための舞台装置としての役割だろう。その強権で推理劇のための土台を作り、あとは全て使用人に任せる。田中、山本、佐藤という真の探偵役たちの没個性的な名前というのも、使用人は道具と言って憚らない貴族探偵の言葉と符合していて面白い。後期クイーン問題という文脈ありきの作品ではあるのだが、おういうアクロバティックな方法でのアプローチが光る本格推理の一本である。

    0
    投稿日: 2019.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマを見てから読んだ為か、麻耶さんにしては普通、といった感じ。 そもそも探偵が探偵作業(笑)をしないという設定が、普通じゃないんですけどね。

    0
    投稿日: 2019.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    貴族が探偵をするというのは、こういう事なのか。 このユニークな着眼点だけで作品になりますね。 シリーズ化されているので、この先も愛すべきワンパターンを楽しみに読みたいです。

    0
    投稿日: 2019.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相葉雅紀くんが主役のドラマ原作。 読んでみたらイメージと全然違った。 自身は推理せず、貴族探偵と名乗り、優秀な使用人に謎を解かせる新しい謎解きスタイル。 毎回毎回登場人物に「あなたが推理をするのではないのか?」と突っ込みが入るのがお約束。 こんなにキャラが濃いのに、山場では突然空気になるギャップに戸惑う。 ミステリ自体は、犯人の動機や心情描写が浅く、密室やアリバイトリックに重点を置いている。 笹沢左保の「7つの殺人」に雰囲気が似てるなぁと思ったら2001~2009年発表の作品だった。

    0
    投稿日: 2019.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマがおもしろので、ネットを見たら、原作ファンにも評判が良かったので、読んでみた。ドラマオリジナルな部分がとてもいい。続きも探さなきゃ。

    0
    投稿日: 2018.10.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    "自分は貴族だから推理などの雑用は使用人達に任せる"という一貫した貴族探偵のスタンスはここまでくると潔くていいです。「春の声」の豊郷皐月も感心したように、彼は自分の分を弁えた人でしっかり雇用主として使用人に仕事を与えていることから、もしかして貴族としては優秀な人なのかもしれない。 …ただお茶を飲みゆく先々で女性を口説いているだけではないかもしれない……と思いたいです(笑) 個人的に好きな話は「こうもり」です。叙述トリックにまんまと引っかかりましたが、謎がわかった後で読み返しても面白いところが好きです。

    0
    投稿日: 2018.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    果たして彼は、探偵だったのか? 推理にどこまで関与していたのだろうか。 最後まで、煙に包まれたままだったような…

    0
    投稿日: 2018.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本格ミステリの定義ってなんだろか ミステリーテクニックがつまってて、あっと驚くのが本格ミステリならば、なるほどそうか、と思う 謎解きはディナーの後でっぽいと感じる わたしの好きなミステリはこういうことじゃないのかも。

    0
    投稿日: 2018.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「こうもり」がとにかく名作。 その他は割とオーソドックスなミステリが多いが、「春の声」は麻耶らしくて私は爆笑した。

    0
    投稿日: 2017.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「御前」がなかなかユニークなキャラで悪くない。 正体も名前も不明かー。シリーズを追っていけば分かってくるのかな。 謎解きまで使用人にやらせたら、それはもう探偵ではない気もするけど(苦笑) しかし、毎度毎度、関係者の女性を口説くとは(笑) ドラマの主演を相葉クンがやったけど、別ドラマの織田さんのほうがあってたかも。 (貴族で探偵が主人公ってドラマとしても、あっちが先だしね。)

    0
    投稿日: 2017.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマを先に観てしまい、なおかつ続編の『対女探偵』を先に読んでしまいました。 愛香が出てこないのでは寂しいかな?と読み始めましたが、そんな事はなく楽しめました。 何と言っても、貴族探偵登場の巻ですから、各キャラの位置づけや、個性や、お約束のセリフなど、舞台づくりがここで確立されていたのだなと思いました。 ドラマは、本編を崩すことなく上手くアレンジが行われていたことに改めて感心しました。 犯人が違っていたり、トリックが異なったものもありました。 タイトルは、ヨハンシュトラウスの楽曲から。 1.ウィーンの森の物語。 どうして、愛人と妻に同じバッグを買い与えたんでしょうねえ… 2.トリッチ・トラッチ・ポルカ 死体の頭部と腕が切り落とされていた理由とは? 3.こうもり 北陸の老舗旅館に二人の女子大生が少し早い卒業旅行にやってきた。 そこに有名作家が宿泊していて… 4.加速度円舞曲(ワルツ) 彼氏の浮気にむしゃくしゃしながら別荘地を車で走行する、編集者の美咲。 目の前に突然大きな岩が転がり落ちてきた! 5.春の声 名家の令嬢・弥生の婿候補に選ばれた3人の青年。 早く決断しろと、当主である祖父は言うが、どの青年も、家を継がせられるような器ではない。 見守る従姉の皐月は弥生を気の毒に思い、「いっそのこと、みんないなくなってくれないかしら」などと物騒な発言をするが…

    2
    投稿日: 2017.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自称「貴族」で趣味は「探偵」という謎の男が、 コネと召使いを駆使して事件を解決! 斬新かつ精緻なトリックと過去に例のない強烈なキャラクターが融合した、 奇跡の本格ミステリ集。 (amazon内容紹介) 単刀直入に言うなら、麻耶雄嵩の他の小説を読んだほうが良い。 メルカトルシリーズとか。 月9のドラマになったらしいけれども、 正直なぜこの小説をドラマ化したのかも良くわからない。 設定は奇抜だけれども筆者のしっかりとした文体と、 内容に合ってなさすぎて、 貴族探偵の「推理しない」という設定が全く必要ないものに感じて仕方ない。 これが「謎解きはディナーの後で」位の軽快さだったら面白かったかもしれないと感じた。 ただ内容に関しては麻耶雄嵩!という色が短編ながらしっかり。 「こうもり」が、おお、と嬉しい出来だったので☆2 しかしドラマを見ていないので何とも言えないけれども、 これを機にミステリへ!というにはちょっと読みにくい気もします。 個人的に、位置づけのわからない一冊。

    0
    投稿日: 2017.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集 謎解き部分は短くてサクサク読める。 深い動機や謎解きを読みたいならオススメはしない。 ささっと、楽しくミステリーが 楽しめました。 私の頭脳は使用人って 信頼してないと言えないよね。 かっこええわー!

    0
    投稿日: 2017.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマの評判が良さげだったので読んでみる。 あまりミステリーを読み込む方ではないので、その面白さの理解が中途半端かもしれないが、娯楽作品として十分に楽しめた。気分転換にはなる。

    0
    投稿日: 2017.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自らは推理をしない貴族の探偵。 推理などという〈雑事〉はすべて使用人任せという、かつてない斬新な探偵ミステリ短編集。 探偵が趣味という貴族が主人公なので、最初は安楽椅子探偵ものなのかな?と思いきや、この貴族探偵、全く推理をしません。 執事やメイドなどの使用人に捜査や推理をすべてまかせ、彼のやることはその場で女の子を口説くことくらい。 本名も謎という存在自体がトリッキーな名?探偵のおかげで、物語の雰囲気もどこか空虚で絵空事のようです。 そのためロジカルな謎解きもゲームのようで、ドロドロした動機から起こった殺人模様もなんだか乾いた味わいです。 一番面白かったというか、騙されたのは「こうもり」。 作者はフェアな手を使って読み手を真相に導くための手がかりを提示するという、本格ミステリの条件をきちんと守っているのですが…。 フェアかどうかはギリギリの線だと思う…、でも面白かったです。

    0
    投稿日: 2017.06.28
  • 本当に貴族っぽいところがいい

    テレビドラマが入り口です。 ドラマでは脚本もテンポも良いのですが、どうしても「貴族」のコスプレ感とミスキャスト感がぬぐえず、原作を読んでみたくなりました。 原作ではやはり貴族が貴族らしい装いや振舞いなので、「貴族」かどうかはともかく「高貴な人物」であること自体に疑問が湧かないぶん、それ以外の設定が活きている気がします。 ただトリックや推理がそれほど奥深いものでもないのに、テレビドラマのようなテンポ感もないため、「途中で止められないような面白さ」は私には感じられませんでした。ちょっと残念。

    0
    投稿日: 2017.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「こうもりはドラマ見る前に予習すべき!」という先人の助言に従い購入。 麻耶先生の作品は数年前かく語りきで壁に本を投げた経験から(いい意味で)警戒していたのだが、「こうもり」に関しては素直に納得できた。これは騙された。そしてドラマ見る前に読んだのも正解だった気がする。 感じの悪い探偵と感じの悪い依頼人のオンパレード感がいっそ小気味良い短編集だった。貴族探偵のロジックさえ飲み込んでしまえばサクサク読める。「ファンタジーだと思って、適度に突っ込みながら読むべし」とは言い得て妙。

    1
    投稿日: 2017.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「こうもり」がおもしろいから、と貸してもらったので、読んでみた。 安楽椅子探偵?、推理をしない貴族探偵。 メイド、運転手、執事と殺人事件を解決する短編集。 一つも解けなかった。 「こうもり」気づけそうなのに気づけない……くやしい。 私がミステリ慣れしていないせいもあるだろうけれど、それぞれ「こうもり」くらいの長さがあるといいなぁ。 貴族探偵が登場してからは、キャラクターですいすい読めた。 メイドの田中がかわいい。 月9ドラマ「こうもり」の回を録画したので、今度みてみよう。

    0
    投稿日: 2017.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    麻耶さんの原作がドラマになっていて驚きました。 この方の作品は何冊か読みまして、どれも癖のあるものでしたので、何かあるぞ、と思いながら読んでいました。 読後、あれ普通、きちんとしてる、というのが正直な感想。気になるところもあるので続篇も読んでみよう、となりました。

    1
    投稿日: 2017.06.17
  • 貴族?

    テレビで始まったので読んでみました。 今一つ、文章が分かりにくいかなーと思いました。やっぱりテレビは、設定をかなり変更してあるようですが、嫌な感じはしていません。好きな俳優さん達のおかげもありますが…。 次は対女探偵に向かいます。期待しています。

    0
    投稿日: 2017.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマが面白かったので原作をと読んでみた。 ドラマとは少しストーリーが違うが、かえってそれが良かった。 ドラマも小説も両方楽しめる。

    0
    投稿日: 2017.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマを見て購入。 原作はドラマと比べて淡々と物語が進む印象。幾ばくか無茶のある推理もあるにはあるが、そもそも設定がトンチキなので、無茶も大して浮くことはない。「こうもり」の叙述トリックには誰しもが驚くことだろう。

    1
    投稿日: 2017.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマが割と好きなんだけど、ミステリマニアとしては正直不満。でもそんななか「このドラマ化は原作ファンの評判が良い」と聞き、ドラマ終結前に読むことにした。原作はしっかりとミステリしてるし、これをコメディミステリに仕上げた演出はなかなかだなという感想。VS女探偵が本屋になかったので、そちらも期待。来週までに読み上げないと…。

    0
    投稿日: 2017.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマ原作であり、麻耶作品なので購入しました。概ねドラマと同じ話も有りますが、本書では女探偵「高徳愛香」は出て来てません。なので女探偵抜きで事件は進み、解決していきます。 貴族は探偵行動をせずに、全て使用人たちに任せております。ドラマでは何となく調査している風の描写も有りますが、本書では特にありません。推理は全て使用人にお任せスタイルです。 面白いタイプの探偵なので、麻耶作品の探偵「木更津悠也」や「メルカトル鮎」と繋がりなり共演があると楽しいなと思ったり。

    0
    投稿日: 2017.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ●購入目的 ・ドラマ原作話題本のため ●内容要約 ・やんごとなき御身分の「貴族探偵」の事件簿 ・5編の短編集 ・尚、謎解きをするのは探偵ではなく使用人たち ●感想  月9現作本として話題のため購入。所謂「安楽椅子探偵」の更に奇形。自分で推理しない名探偵とはこれ如何に。トリックは趣向がを凝らされてあり、感動や驚嘆はないものの筆者の技巧を楽しむことができる。  短編の中では「こうもり」の技巧が面白い。叙述トリックの亜種だが、思わず読み返してしまった。見事。探偵も自分で仕事を抱えるのではなく部下に任せる時代なんだな、と勝手に得心。「私の頭脳はそこにいる三人(使用人たち)ですよ」は、貴族の高飛車でもなんでもなく、いい上司のそれではないか。

    1
    投稿日: 2017.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマ化するので原作を購入しました。 もともと推理モノが好きなので楽しく読了(*´꒳`*)登場人物も頭の中でドラマキャストに変換(笑)自分で推理をいっさいしないで使用人任せっていうのも斬新! 御前の使用人は本当に優秀な人達ばかりで、どんな基準で採用されたのか気になります(笑)

    2
    投稿日: 2017.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    お勧め度:☆5個(満点10個)。ドラマが始まってしまったけど、読みやすさはまあまあだったかな。この作品のいい所は、登場人物のキャラの濃さだと思う。主役の貴族にしても、執事、メイド、運転手にしてもそれなりの個性を持っているし、個々人が探偵として役立っている。まあ、設定として貴族が労働しないというのだから当然かもしれないけど ・・・。 ミステリとしては、そう大したトリックもなく、私でもわかりそうな事件だけど、「加速度円舞曲」だけが、やたらと、現場地図や室内地図が出てきて、なんか本格的な推理小説風を装っていたけど、あれは必要だったのかと疑問もでてきた。まあ、作者なりの意味があったとは思うけど・・・解説では伏線との見方も書いてあり面白いと思う。 続編も出ているみたいだから、それも読んでみたいとは思う。

    0
    投稿日: 2017.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱ設定は面白い。ドラマ観てから読んでるんだけど、原作でも御前は出番少な目なんだなと思った。 しかし三作目?がなかなかわからなかった。 絵美ちゃんの彼って…ん?みたいな。 さて。 ドラマどうなるんだろうな。

    0
    投稿日: 2017.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    休日出勤のうえ、その後諸事情からもう何にも考えたくないくらい疲れて帰宅したら夕立に遭遇して、やむなく途中のサイゼで時間を潰すことになったときに、これなら読めると思って買った本。 月9ドラマの相葉さんの演技が酷評されていますが、原作に忠実にやっているだけでは?と思う。浮世離れしてふわふわした感じ、よく出てるじゃん。

    1
    投稿日: 2017.04.29
  • 相葉くん主演、月9のドラマ化決定

    「謎解きはディナーのあとで」になんとなく設定が似てる。 主人公の貴族が事件解決のあとにディナーに誘うのがパターンのようだから「謎解きはディナーのまえに」というタイトルでもいいような…。 「こうもり」は読み終わってもさっぱり意味が分からなかったが、巻末の解説を読んでからもう一度読み直してみると「なるほどー!」とかなり遅れてから納得。 主人公のキャラは面白いのだが、ワンパターンなのでいつか飽きてしまいそう。 「ウィーンの森の物語」で事情聴取中に指紋鑑定の結果が出てしまうが、そんなに早くわかるものなのだろうか?

    1
    投稿日: 2017.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集なので読みやすく面白かった。 貴族探偵本人は終始一貫しているのに最後まで人物を掴みきれず(明かされることがなく)、 そのミステリアスな感じがとても面白い。

    0
    投稿日: 2017.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とにかく設定が変わっている。 自ら「貴族探偵」と名乗る主人公は、自分で捜査をしたり事件関係者から話を聞いたりはしない。 彼の代わりに手足となって実際に動くのは、彼の使用人である執事や運転手、メイドたちである。 使用人たちが事件のために動いている間、「貴族探偵」は優雅にお茶を楽しんでいる。 だが、本当に彼は事件を使用人たちに丸投げしているのか? 各話ともに必ずヒロインが登場するのだが、彼女たちと交わす会話から「貴族探偵」の人となりが浮かびあがってくる。 鋭い観察力と洞察力、毒舌家でもあるが本質を見抜く力を持っているなかなか侮れない人物なのだ。 言動はたとえ軽口をたたいても、貴族らしくけっして下品さを感じさせない。 そして、無事に事件を解決してしまうのだ。 事件に登場するトリックもよく考えられている。 もう少しライトノベル的な薄いミステリーなのかと思っていたら、予想を良い意味で裏切ってくれた。 王道のミステリーを歩いていると思えば、まったく違う路地に迷い込んでしまったような不思議さを持っている物語でもあった。 それでいて目的地にはきちんとたどり着いている。 読み終わったあとにすっきりとできるのもいい。

    2
    投稿日: 2017.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「使用人に捜査・推理させ自らは何もしない探偵」というキャラは面白いが、その設定が例えば筒井康隆の『富豪刑事』のように、ストーリーと有機的に結合していなかったのが残念。 とはいえ5短編、どれもよく練られてて、バラエティにも富み、目的が明確でハズレなし。 変なタイトルばかりだなあと思ったが、すべてヨハン・シュトラウス2世の曲名らしい。 一番、キレイにまとまっていたのが『加速度円舞曲』、衝撃はなんといっても『こうもり』。これは一読ではわからない複雑さだった。

    1
    投稿日: 2017.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    彼は果たして探偵といえるのだろうか。 しかし、貴族であることは間違いなく、主人の手足たる使用人たちが解決するのであらば手柄はすべて貴族探偵のものである、ともいえる。 探偵とは何か、という問に対してかなり冷酷に冷静に応えてみせた作品のように思う。 また、個人的には推理の説明の仕方がとてもわかりやすく、推理じたいは本格ミステリーとしてわかりやすくおもしろいと感じた。

    0
    投稿日: 2017.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思ったよりもライトな雰囲気だなぁと思っていたら、3話目で射抜かれた。してやられた! 小説であり、三人称だからこその仕掛け。思わずもう一度読み直してしまった。 4話目5話目になるといままでさらっと出てきた貴族探偵が(なにもしないけど)大活躍。 とても楽しめた。 この作家さん、とても好きだなぁ、私。最初から最後まで、そしてその後もすごく楽しませてくれる作家さん。

    0
    投稿日: 2017.03.08
  • 安楽椅子探偵、一読の価値あり。

    謎の貴族探偵。 キャラ立ちしている主人公。と、言っても「貴族探偵」を本気で名乗り、 かつ、推理は執事、メイド、運転手にまかせ、最後はしっかり「貴族探偵」がしめる、という。 安楽椅子探偵の極みともいえるかもしれない。 キャラ立ちしているし、設定(特に登場人物や場所)が面白いので映像化したときに映えそうです。 小説としても、面白いです。一読の価値あり。 追記 『貴族探偵』を読んだら、第二弾『貴族探偵対女探偵』も。 女探偵の登場でますます盛り上がります!

    3
    投稿日: 2017.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の貴族は全く推理はせず、使用人とメイドが次々解決していく話。貴族は紅茶飲んでるか、女性を口説く事に執心で、事件なんてほぼどうでもいい様子。使用人は黙々と仕事をこなし、貴族は普段何しているのかとても気になるところですが、全く描かれず終わります。続きもあるようですが、正直うーん淡々としているのであまり起伏はなく読むか悩みます。

    0
    投稿日: 2017.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    次の期にドラマ化されるというので先取りで読んでみた。道楽のように探偵をしている、謎の存在”貴族探偵”。短編事件が5つ収録されていた。捜査のみならず謎解き部分も使用人に任せてしまって自分は優雅にお茶を飲んでいるというのが、ここまで!と思わせる。謎解きくらいは自分で語っても・・・と思わされてしまうのは作者のツボなのか?

    0
    投稿日: 2017.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    麻耶雄嵩さんを読んでみたくて、そこそこ評判良さそうだったので手に取ってみた。 エンタメ性の高い作品。 このノリ、嫌いじゃないです。 貴族探偵を名乗る人物、実際は調査も推理も全部使用人にやらせて自分は優雅にお茶飲んでる。しかし警察上層部を従わせてしまう身分って一体なんだ? 身分制が一応廃止されてる日本において「貴族」とか「やんごとない身分」とか言われても「はぁっ?」ってなるわな。この、現実とファンタジーが出会った時の登場人物の戸惑いぶりや、貴族探偵への「あなたは何もしないのか」との突っ込みが、毎度お決まりの展開として出てきて、解説にあるように水戸黄門みたいで面白かった。 ストーリーも、(短編集だけど)プロットしっかり立ててあって長編になりそうな勢いなのに、探偵役の使用人が惜しげもなく犯人を名指しして急展開で謎解きされてさっさと終わっちゃうあたり、ジェットコースターみたいで楽しめた。 確かにトリックは「そんな馬鹿な」って感じのもあったけど、そもそも貴族探偵の存在がファンタジーなので、なんか許せちゃった。

    0
    投稿日: 2017.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    殺人事件の短編集。 殺人事件のトリックを解いていくオーソドックスなミステリーはあまり読んでこなかったので新鮮だった。 トリックが少し強引に感じる部分もあったが伏線がしっかりと推理で回収されてそういうことだったのか、というミステリの面白さがしっかりとある。

    0
    投稿日: 2016.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中途半端感がぬぐえない。 お金持ちで警察上層部とのコネも有りの 凄い設定。 ならばもっと徹底的にお金とコネを使って やりたい放題して欲しかった。 ミステリーも中途半端で 羨ましがらせる話なのか ミステリーで唸らせる話なのか 判断が付かず・・・

    0
    投稿日: 2016.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりのまやゆーさん。短編集。 大変読みやすく大変面白かった。クールだなぁ。 貴族探偵というシチュエーション、富豪刑事と並びもうそれだけですばらしい。 この作品の中では、「こうもり」がすばらしいと思う。 とまれ、大変読みやすくて万人受けする作品ではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2016.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     捜査どころか、推理まで使用人にさせる貴族探偵が主人公のシリーズ。5つの短編からなるが,「こうもり」が秀逸。ただし,総合すると,複雑すぎる嫌いがある。もっとシンプルに騙してほしいところ。設定は面白いが,その設定を生かしきっているとも言い難い。★3で。 〇 ウィーンの森の物語 デキ:★★☆☆☆  密室モノ。トリックも平凡だし,そもそもバックルに正津の指紋があったことが真相に繋がる証拠とは思い難い。貴族探偵による真相解明という雰囲気だけはよいが,ミステリとしては及第点以下 ※ あらすじ  都倉計器の社長,都倉政一が密室で殺害される。密室は,密室にするために糸をつかった偽装がされていることがあきらからであり,自殺ではなく,他殺であると断定され捜査がされる。容疑者は以下の人物 都倉政一の妻  光恵 都倉政一の愛人 旗手真佐子 都倉計器の営業部長 正津幸彦 都倉政一の姪 都倉江梨子 都倉政一の子 都倉忠仁  その後,旗手真佐子が自宅で殺害されていることが分かる。貴族探偵は,都倉江梨子とドライブをするために,事件を早期に解決すると宣言し,執事である山本を利用して推理をする。犯人は光恵。密室の偽装工作に失敗し,糸という物的証拠を残してしまう。光恵は,自分のバックと真佐子のバックを交換し,鍵をもっていないという状態を作ることで容疑の外に出ようとしたが,物的証拠が残ってしまったので,真佐子を殺害し,鍵を手に入れ,糸を回収する。その後,改めて偽装を行う。正津は光恵のバックに一度も触れていなかったが,光恵のバックのバックルから正津の指紋が出てきたことが証拠となった。 〇 トリッチ・トラッチ・ポルカ デキ:★★★☆☆  死体の首が切られた原因として,死体にパーマを描ける姿を見せることでアリバイを作っていたという部分は斬新。話のテンポもよく,なかなか面白い。 ※ あらすじ  首を切られた死体が発見される。その死体は複数の人間に恐喝をしていた主婦であり「K」というイニシャルの愛人がいた。教え子との関係を恐喝されていた高校教師の浜村康介が容疑者となるがアリバイが成立する。警察はアリバイ崩しの捜査をするが,捜査をする先々で謎のカップルが警察関係者として捜査をしていた。犯行現場と思われる倉庫で警察が捜査をしていると貴族探偵が現れる。貴族探偵がメイドの田中を使い真相を推理する。真犯人は美容師の小関。犯行時間は午後3時頃であり,犯行後,遺体の首を切り,その首から上にパーマをかけ,その姿を目撃させることでアリバイを作っていたというもの。警察は被害者の愛人の「K」が貴族探偵ではないかと指摘するが…真相は闇の中。 〇 こうもり デキ:★★★★☆  大杉のそっくりさんである貴生川を絵美の恋人だと思わせる叙述トリックを駆使した作品。字の文では貴生川と書き,会話文では大杉と書く事で,あたかも貴生川と大杉が別の人物として同席していたように読者に誤認させるという技工の限りを尽くした作品。面白い。こういう技巧的な作品は好みである。欠点は技巧的すぎて一読して分かりにくいこと。もう少しすっきり書いて,分かりやすくした上で騙してほしかった。 ※ あらすじ  ストーカーに悩まされ,傷心旅行に来た寺崎紀子と安永絵美。二人は老舗旅館,風媒荘を訪れた。風媒荘には,作家,大杉道雄,その友人の作家堂島尚樹,大杉の妻の真知子,真知子の妹の佐和子,佐和子の夫の水橋,そして松野という男がいた。佐和子はかつて松野,堂島と付き合っていたが,現在は大杉と不倫をしていた。佐和子が殺害される。一見,アリバイがあると見えた大杉が犯人であり,妻の真知子も共犯だった。アリバイには貴生川という大杉に似た男を使っていた。 〇 加速度円舞曲 デキ:★★★☆☆  俗説や迷信を盲信する厄神という人物が被害者。殺害現場が異なることを誤魔化すが,北枕にならないように部屋全体を模様替えしたという作品。バカミスなのだが,貴族探偵の設定そのものがバカミスなので,これはこれでアリだろう。 〇 春の声 デキ:★★☆☆☆  弥生という女性の三人の婿候補が,お互いに他人を犯人に見せかけて他者を殺害し,死んでしまうという作品。入り組んでいるうえに,読みにくい。正直ピンとこなかった。

    0
    投稿日: 2016.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    貴族探偵を名乗る金持ちそうな青年が事件に首を突っ込んで使用人に解決させる、という・・・・ただそれだけ。 事件そのもののトリックはまあごく普通の短編ミステリって感じだし、いろいろ偉そうなこと言った挙句に全部使用人に推理までさせて「お前がやるんじゃないのかよ?!」というツッコミも一話だけならいいけど毎回毎回だと飽きる。出オチをひたすら引っ張ってる感じというか。 この作品の面白さはどこあたりにあるのだろうか?正直よくわからない。

    0
    投稿日: 2016.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    捜査も推理も使用人にお任せの貴族探偵。彼がするのは女性を口説くこと?う~ん、この設定いりますか?ストーリーの魅力になっていますか?「こうもり」は謎解き部分で「は?」となってもう一回読んだけど、なんだかな~。

    0
    投稿日: 2016.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    事件の調査だけでなく、推理までも使用人にさせてしまう貴族探偵。この人を食った、馬鹿馬鹿しいとも言える設定がいかにも作者らしい。 5作品、いずれも良くできているが、個人的一推しは、「ウィーンの森の物語」。 「ウィーンの森の物語」 犯人の心理を「裏の裏の裏」まで深読みする複雑な論理構成。「バッグに残された指紋」と「現場に残された糸」から導かれる推理がすばらしい。 「トリッチ・トラッチ・ポルカ」 大胆なアリバイトリックに意表を突かれた。 「こうもり」 メイド田中の説明で出てくる人物名に「あれ?」と思い、最後の一文に驚く。 「加速度円舞曲」 運転手佐藤が、犯人の思考から積み重ねられた行動の連鎖を鮮やかに解明する。クイーンの「チャイナ橙の謎」を連想した。 「春の声」 三すくみの殺人の謎の真相は確かにこれしかなさそうだ。納得。

    0
    投稿日: 2015.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    貴族だから部下に謎を解かせるのさっていう変わり種。 連作短編集の形だが、共通するのは主人公だけでラストにオチはない。貴族の名前があまり出てこないので主人公が全部同じ人物かどうかも判断つかない。 謎解きを読んでもトリックが理解できない叙述トリックがあったので星2つ。

    0
    投稿日: 2015.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんで、この本手に取ったんだっけ…? でも、でかした、自分!! 麻耶雄嵩氏、初読。 この本、何がすごいって、 探偵が、自分では何もせず執事やメイドに事件を解決させるという、めっちゃ強烈なキャラクターにも関わらず、ただの「キャラ物」にとどまらないところです。 キャラクターはさておき、短編一つ一つに仕掛け(というか、やりたいこと)があるこの作品。 おーもーしーろーいー これ以降、麻耶雄嵩氏の作品一気読みしましたが、色んな探偵がいますね… きっと、彼は、すっごくミステリーが好きで、それゆえに、既存の形に捕らわれない新しいものに挑戦し続けるのでしょう。(えらそうですいません…) これからも、新しい型の探偵が現れることを期待します!☆4つ!

    0
    投稿日: 2015.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    富豪刑事や謎解きはディナーの後でのお金持ちが主人公の探偵ぶりを想像していました。しかし、この探偵は全く謎解きをしないで、有能な使用人に推理から謎解きまでさせる。結局、スゴいのかすごくないのか分からないところがポイントでした。 謎解きは、密室殺人から簡単な事件まで様々ですが、最終話の三匹のこぶたに引っかけた話は個人的には好きだな。そして、誰もいなくなった的な。

    0
    投稿日: 2015.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公であるはずの探偵は結局何もしない。 というひねくれた設定の短編小説。 「こうもり」は最高。 解説を読み、改めて読みなおして、何が起きたか分かった。 すんまそん。

    0
    投稿日: 2015.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分では謎を解かない貴族探偵。 最終話くらいは本人が…と思っていたら、最後まで貴族で、逆に好感を抱いた。 トリックが優れているわけではないが、なんとなく読んでしまう、ライトな一冊。

    0
    投稿日: 2015.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    メルカトル鮎とは違ってこちらはちゃんと謎を解いてくれる。 貴族探偵と使用人たちのキャラは特異だけど、話の筋自体はどちらかといえば王道ものに近い。 犯人の動機重視ではなくて、トリック重視な感じ。 『こうもり』は最後にえっ?!と驚く話で見事に騙された。

    0
    投稿日: 2015.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これはツボにはまった 謎設定の探偵、現実離れな真相、だが面白い。全5話を収録した短編集だが、どれも「えっ」と思わず声をあげたくなる真相が、ラスト数頁でさらっと明かされる。しかも当の探偵は、椅子にふんぞり返ってワイン片手に女性を口説いているのだから、なお滑稽である。著者のことはよく知らなかったが、他の作品も要チェックだ。

    0
    投稿日: 2015.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    15/05/15 推理に納得がいかん。 麻耶さんの本は『さよなら神様』を読んだことがあるから最後にとてつもないぞくぞく感があるのかとそれを期待して読み進めたけど、そんなものなかった。ざんねん。

    0
    投稿日: 2015.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    5編の短編集 その名の通り、貴族探偵、、名乗らない素性も明かさない。 何故か各県警上層部からは無条件で捜査に参入できるように取り計らわれる。 でも捜査も推理も本人はやらず使用人が解決していく。 メイド、執事、屈強なドライバーと。。

    1
    投稿日: 2015.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人から勧められて読んでみたが、「謎解き」ブームに乗っかった作品かと思えば、amazonのレビューを見るとどうもそうではないらしい。一定の評価は得られているようなので、星2なのはあくまでも好みの問題なのだと思う。 「謎解きはディナーのあとで」の系統が好きな人にはオススメの作品。登場人物や事件が起きるその動機を知ることよりも、トリックの穴や犯人捜しが読む楽しみの人には勧めたい。 私には合わなかった。

    0
    投稿日: 2015.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    こうもりは騙されたことがわからないほど綺麗に騙された。 他の短編はつまらなくはないが麻耶雄嵩に期待するような話ではなかった。 貴族探偵というのもアイデアは面白いけど設定をあんまり活かせてないのでは? 続編に期待。

    0
    投稿日: 2014.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    優秀な召使いたちが謎をといていくという今までにない探偵もの?だが やはり主人公が貴族っぽく?謎ときをしてくれた方がわたし的にはいいかな? ストーリー的には正直良くも悪くもなく 残念ながらあまり印象には残らなかった

    0
    投稿日: 2014.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    貴族探偵…えっ、まさかの推理しない!? 使用人がただただ有能で貴族探偵は口説いているだけ!? おもしろい設定だとは思ったが、そのせいで楽しめなかったので残念でした。

    0
    投稿日: 2014.09.28
  • うん、まぁこんなものかな

    と、いう他にあまり感想がない。 テンポは良いです。言い回しも上手で良いです。 That's allて言えばいい感じかな? うん、そうね。いちいちごもっともね。そうでしょうとも。 そう思いながら「へー、ふーん」とサラリと読み切った時点で作者の思う壺だったんだと思いますが。 事件解決時のお決まりパターンの様式美もイマイチ貫き切っていないような、ワンパターンでかまわないんだ!と思いきれていないような感じが読後に残ったのが少し残念なので☆一つマイナス。

    0
    投稿日: 2014.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    麻耶雄嵩作品ではカタルシスが好きなので、これはあまりはまらなかった。なので貴族探偵対女探偵を読もうと思う。

    0
    投稿日: 2014.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    20140727 シュトラウスの曲名が題名で、優雅な雰囲気。 ほんとに推理しないんだー、と。 よくある、貴族の推理がボンクラで執事が推理力発揮とか、貴族が優秀な探偵で執事がその片腕とかでもなく、そもそも貴族は召使に推理させるものである、的な。 旅館の話は何度か読み返してしまったよ。

    0
    投稿日: 2014.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりに麻耶雄嵩さんのミステリーを。 短編集なのですが、なかなか唸らされたのは「こうもり」。読み終わって、一瞬理解が出来ないところがありましたが、なるほど…そういうことですか。さすがは麻耶雄嵩さんらしく、そこはメタミステリ的な要素を確信犯として。やりますね。 いつもの麻耶雄嵩作品にありがちな「読後感の悪さ」はかなり抑え目ですが、まあ、やはりやや好事家向けではあります。

    0
    投稿日: 2014.08.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    運転手やメイド、執事に謎を解かせる貴族探偵。 使用人たちを上手に使いこなしてこそ、本物の、貴族か。 フェア、アンフェアはさておき「こうもり」のトリックは確かに唸った。うーむ、好きか嫌いかというと好きではないな。 意味のないトリックも仕掛けるぜ!油断するなよ! 貴族探偵のキャラクターがかっこよくないんだけど、そこが魅力なのか? 佐藤がお気に入り。

    0
    投稿日: 2014.08.10