
総合評価
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powered by ブクログ著者の姿がモロ見えてる感じがして、あまり小説として純粋に楽しめなかった。もちろん面白いけど。前回の内閣の方が好きかな。 言わんとしていることは分かった。教育こそ改革すべきだし、教育者の在り方も考えさせられた。また、学力、学歴ありきの偏った世の中の様に自分も疑問を抱いていたから、それを上手く言語化してくれてスッキリした。Fランやらなんやら意味のない大学やらを作るよりも、義務教育のうちに1人の人間として自立できる教育をすることに経費をかけ、そこから自分が本当にやりたい事を目指せる環境づくりなんて、出来そうにはないけど、出来たらいいのにな。 掘りごたつのような人間、よくみる気がするな。揚げ足取り得意な、何のプリンシプルもない人間。自分は利口であると信じてやまない感じ。でも結局今の世の中そういう奴の声がデカくて得するんだよな。 何だっけ。1ヶ月4日制度。めっちゃいいわー。私も頭の中で理想の制度とか国家作ってみようかな。
1投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログ一軍内閣の第二弾。 今回は教育がテーマでした。 最近の日本人が忘れてしまった (ふりをしてる)テーマでした。 個人的にはしっくりくる内容でした。 前作と変わり、お涙ものになってます。 請う第三弾!
2投稿日: 2022.11.25
powered by ブクログそらやり難いわな。京都の一軍内閣が、ちゃっちゃっとトラブル片付けた後は。 それも今まで野党やったとこが、政権交代してやし。もう過去の話なんで、コイツらには、二度とやらせんと思ってる人多いかもしれん。 橋下さんもどきも出てる(本名は使えんから町本で)。 二条内閣のええとこは、自分で決めて、自分で責任持つこと。一つ間違えると独裁政権って感じやけど、そこは二条内閣は、わきまえてるから… 「我々の存在は民主主義の脅威になる危険を秘めております。」(二条総理) で、今回は、大阪で教育改革!そんなすぐに効果は出ないけど、徐々に効果出る事を祈ります。 「何かと思えば、ペーパーテストの点の心配でっか。人間の生きる力はペーパーテストで量れるもんやない。そんなアホらしいテストの結果は無視すればすむ話や。それでおしまいや」(浪花大臣) ペーパーレスですね! でも、ペーパーテストで点取るのと訳が違って、難しい。そもそも、答えないし。答えは常に変わるし… 難しい…だからこそ、キチンと教育改革を〜!!
27投稿日: 2022.04.04
powered by ブクログ自分には理屈ぽく感じました。 もっと単純に出来なかったのかな。 単純爽快がいいです。 内容は面白いのにね。 史上最強の内閣をもう一度読みたいです。
0投稿日: 2020.05.03
powered by ブクログ霞ヶ関の内閣とは別に京都にも隠れた内閣がいた。その内閣は霞ヶ関が危機に陥った時のみ現れる集団。そんな彼らをあるテレビ局のディレクターが密着取材する。 大阪府知事から教育改革の相談を受け、本来なら表に出ない影の内閣の文部科学大臣が府知事のブレーンとして立つ。人間としての教育の大切さを某社会主義国の要人の恩師のエピソードや、何でもかんでも噛みつくキャスターとのやり取りによって、読者に考えさせるような内容になっている。 最初の方はノリが軽くてちょっと引いたが、中盤以降は教育というものに切り込み、教育の本質を問うている。主人公としてテレビ局のディレクターという中立な第三者を立てることで、作者の意見の押し付けにはならないことを回避している。 改革には批判はつきものだが、これくらい強い気持ちを持った強いリーダーが出てくれば、日本の現状も少しは変わるのではないかと思った。
1投稿日: 2020.04.09
powered by ブクログ前作『史上最強の内閣』の続編。 前作は安倍政権、麻生政権のパロディだったが、本作は菅、鳩山、野田と。 もちろん、政治エンタメの一作ではあるが、小説の形式を借りた教育論的が展開される。 作中の「子供を通して未来を託す」「次の誰かのために」という一節には胸を打たれる。 ゆとり教育だとか、戦後教育、受験戦争、道徳教育、食育、その他諸々。 世代によって実に価値観は様々だ。ご存命の戦中派もいれば団塊世代、団塊ジュニア、ゆとり世代、さとり世代。 資本主義と社会主義となると、すぐに右だ左だ、排斥だ、周辺国への配慮、軍国主義、靖國参拝、慰安婦問題とまるでオモチャ箱をひっくり返したように、本筋とは異なる論議が持ち上がる。しかし、本書では非常に分かりやすく、元来、村社会としてきた日本の、他人を思いやる心、自分の利益よりも他者へ気配りを優先する、和をもって尊しとなす、これが言わば出来た社会主義である、と語る。 断片的で一方通行な見方は、建設的な議論は出来ない。 教育というものが、如何に大切か、また、成果が見えにくく、それらに携わる方々が大変か、そして尊いかを改めて認識する。 きっと、青臭いと一笑にふす人もいるかもしれない。しかし、個人的には「先生」だけでなく、万人におすすめしたい一冊でした。
0投稿日: 2018.05.27
powered by ブクログ面白かった。書店員の方が書いてる解説がよく出来てる。この本の面白い読み方を、きっちり示してくれてる。本当にすごい、魂の教育論。
0投稿日: 2018.03.29
powered by ブクログ世間的には前作の方が評価は高めのようだけど、教育に携わったこともある身として、常々考えていた部分でもあり、こちらの方が好き。パロディとしても面白さもあるが、人間味溢れる人物の語る言葉が印象的だった。
0投稿日: 2017.10.27
powered by ブクログはわわ、言ってしまうのかそこまで。と笑っちゃう場面ばっかり。ちょっとあり得ない納得できないやりすぎかもと思うところもあるっちゃあるけど、それくらい言ってやれ、とかそれくらい堂々としてたらいい、とか共感しちゃうこと多々あり。読後はやってやった感を感じられる本です。
0投稿日: 2017.06.09
powered by ブクログ登場人物の名前だけを見ると、チープで軽いパロディ小説かと思うが、内容は感心することが多かった。愛国主義とか団塊の世代の特徴とか、曖昧にしか知らなかったことがたくさんあって、それをわかりやすく登場させてくれていて、随分勉強になった。登場人物の関西弁や広島弁、土佐弁なんかも軽快で読みやすかった。
0投稿日: 2017.01.27
powered by ブクログ前作に引き続き、影の内閣が京都御所にいるという設定の今作。 個人的にも思い入れの強い教育がテーマになっていて、大変興味深く読みました。出てくる政治家やジャーナリストたちが軒並み、現実世界の誰かのパロディなので、そこも面白かったです。誰かの言葉を歪曲して解釈し、それを鵜呑みにするリスナーや国民、という図はブラックユーモアが効いていて、コメディ(喜劇)は人生を表すのに適したミディアムだなと思いました。 この本の中で行われる教育を受けたいと思うひとは多いと思いますし、これを実際に実行するとなったら、この本で登場人物たちが直面した以上の批判や非難、いわれなき中傷を覚悟しないといけないんだろうなと思うと、難しいテーマを選ばれたなと作者のことを思います。 教育の本願は、「ホモサピエンス」という動物である生き物を「人間」という存在にすることだ、というくだりに大いに賛同しました。知識を頭に入れることに価値があった社会はだんだんと終わりを告げ(ググれば済むことなので)、それ以上に、知識を「どう」使うのかに価値があるようになっていっているように思います。意見ならなんでもいいわけではなくて、何を根拠に、どう解釈した意見なのか。 ゆとり世代や団塊世代についての作者の意見も、面白かったです。すべてに賛同できるわけではないですが、分かりやすく説明してくれているので、その手腕は素晴らしいなと思いました。 難しいテーマだからこそ、エンディングの終止符感が薄れてしまいますが、でも、このまま続いていくというのが一番良い終わり方だったようにも感じます。 1作目も2作目も、ほとんど話していない閣僚たちがいるので、彼らにスポットライトがあたる3作目が出るといいなと思います。
0投稿日: 2016.11.26
powered by ブクログ史上最強の内閣の続編 でも今度は大阪の教育改革がテーマ 相変わらずネーミングセンスが最高 新しい総理大臣が管良内人(くだらないと)とかね 前作に引き続き、明らかにあの人とわかるもじり方なので、ほぼ実名状態 もう、団塊世代の鳥越なんてもう実名でも一緒じゃね?なレベルの現実に沿った描写 この本で語られている政策には概ね賛成 定期的にひっくり返すというのは大事だよね 特に親の世代の方法が通じないようにするのはいいと思う その時代時代によって価値観って変わるものだし、そこに沿った形で制度を変えてけばいいんじゃないかな で、日本人として共有すべきは文化であるという事 文化を共有出来るならどこの国の出身とか関係なく受け入れられる
1投稿日: 2016.09.08実現すればいいのに・・・
読んでいて痛快!! 実は日本には影の内閣があった、知っているのは一部の議員と他国首脳のみ というifの世界ですが、 現実の誰かと誰かを連想させ本当にそうなったらいいのにと思わせる作品です。
3投稿日: 2016.07.02
powered by ブクログ「内閣」の続編です。 前作の驚愕的インパクトに比べると今ひとつかな、、、?! いえいえ!超一級のパロディ・エンターテイメント作品です。
0投稿日: 2016.04.29有終の美を飾る、新門辰郎からの最期のメッセージ
前作がとても面白かったので、今回も期待に胸を膨らませ読み始めました。期待を裏切りませんよねぇ。 今回は、ミサイルが飛んでくる様な直近の危機が課題ではなく、でもある意味もっと深遠な、教育問題を話題にした物語でした。そして、活躍するのが、影の内閣で文部科学大臣を担当する新門辰郎であります。 前作同様、作者のメッセージ性の高い小説でありますが、調べてみると室積光氏は、1955年生まれ。私が1959年生まれですから、ほとんど同世代です。団塊の世代の次の世代というわけですが、彼の思う事は、私が日頃思っていることと、とても同意点が多く、一つ一つ納得しながら読み進めることができました。 勿論、この問題に結論などあろうはずもありませんが、新門大臣の考えに同意するにしても反論するにしても、じっくり考えてみるよい機会とはなると思います。一方、小説としては、高原が堀越を「ボケ、カス、掘りゴタツ」と罵倒することで溜飲を下げることは出来るし、ラストに出てくる北の〇〇からのメッセージも泣かせます。「誰かのために涙するのは、友情がある証拠だと思う。」いい台詞ですね。 それにしても新門さんの次の大臣が児玉源次郎とはね。こうなれば、乃木さんの登場も期待したいところ。え、もう続編はないの?そんなぁ、残念です。
5投稿日: 2016.04.23今度は教育!・・・そしてキケン
北朝鮮のミサイル発射という有事に立ち向かった内閣が帰ってきた! 今度は教育です。最初の方に出てくるカレンダーに対する案は、「すごい!」の一言! ここから物語に一気に引き込まれるのは、前作と変わらずです。 けれども、少しやり過ぎと感じました。団塊の世代批判・・・というよりも蔑みが凄まじいです。 また、左派と呼ばれる人に対するある種の偏見とその偏見が正しいことのように読者を引き込むのは、まずいように感じました。 前作のように、北朝鮮を批判するのは、おもしろおかしく違和感も感じないのですが、こと自国における問題を論じてしまうと、その優劣や是非は、どちらが正しいとも言えなくなります。 また、団塊の世代を徹底的に批判するのは良いけれど、著者の世代(私も同じ世代ですが)はそんなに素晴らしい何かを残してるの?と逆に言いたくなります。 おもしろいけれども、やり過ぎた感は否めません。 活字を批判なく鵜呑みにしてしまうタイプの方(私もそうなのですが)は、要注意です。 逆に、自分の意見をしっかり持てるよう勉強するきっかけとなれば、良い本なのだと思います。
0投稿日: 2016.02.24
powered by ブクログこんな大臣、いてほしい。議論の場面は、小気味よかった。もやもやしていた心の中を、スパって言ってくれてるような気がした。命をかけてすべきことをする。かっこいいよね。
0投稿日: 2016.02.04
powered by ブクログ『内閣』のつもりで、続編を先に読んでしまった。けれども、これはこれで楽しめた。 登場人物のネーミングが何とも愉快で、そのセンスに「座布団」!をあげたい。 管良内人内閣、鷹山内閣、町本大阪府知事、堀越新太郎、藤堂月子、等々。おまけにシン・ジャンナムも登場とか! その名前に実在の誰を想像するかは、読者の勝手だろう。 パロディ小説でありながら、特に本作での主人公たる新門大臣のメッセージには、著者の真なる思いが込められているか。
3投稿日: 2015.12.31痛快!分かりやすい!戦略的な教育とはこうだ
普段さほど教育に知見や興味がある訳ではないが、すごく面白く読める。また、よんでいてこれほど痛快で腑に落ちる教育小説は経験がない。政治小説なのだが、まったく小難しさやドロドロ感のない、それでいて骨太で戦略的なメッセージの出し方が非常に納得感がある。政策が具体的で魅力があり、こんな自由で発展的な国に住んでみたい、と思わせる力がある作品。書店員推薦100%というのも納得感がある。
6投稿日: 2015.09.25
powered by ブクログずっと作者が何を伝えたかったのかが、最後に分かったような気がした。教育は大事だか、時の為政者に利用され易い側面も持つ。最終的には普遍的な真実・正義だろうね。
0投稿日: 2015.09.12
powered by ブクログ内閣を読んでからずいぶん経っていたので、細かい設定を忘れてた部分もあったけど、、、ジャンナムは勝手にだけど大人になったなぁ。と笑。 教育とか、医療とか色んな側面からの見方考え方ができて、確かに解決策としてこれ!と決めるのは難しい。今日明日で出る答えでもない。だけど、関わる人たち(大きな指針を決める執政側だけでなく享受する側も)は常にベストは何なのかを本気で考え続けなければいけないんだと思う。そうして初めて、他者の批判をする資格が生まれると思うし、同じ土俵で議論できるようになる、たぶん。
0投稿日: 2015.09.12史上最強の大臣は?
史上最強の内閣の続編。 史上最強の大臣は、二条総理大臣に決まっているだろう・・・とツッコミながら読み始める。 ほとんど会話で流れていくストーリー。わかりやすくて、おもしろい。 矜持とは何かと考えさせられた。 前作に引き続き北の〇〇も登場。ひょっとして、史上最強の大臣は〇〇?などと夢想した。
1投稿日: 2015.09.10
powered by ブクログ今回も、楽しみながら考えさせられた。 『史上最強の内閣』でのインパクトが強すぎて、物足りなさを感じてしまったけれど。 これ、映画化とかされないかなー。
0投稿日: 2015.08.07
powered by ブクログとにかくおもしろい小説が読みたければこれ。 パロディであり、エンタメであり、教育論でもある。 最初から最後まで一気に楽しめます。
0投稿日: 2015.07.19
powered by ブクログ今回は教育問題っすか。 なんやら現実っぽい国際問題なんかもありつつ。 現実でも、このぐらい気骨のある大臣がいてほしいものです。 某北の国の長男! おまえマジメでいいヤツだったのだな。 現実でもこんなだったらいいのに。
0投稿日: 2015.06.25映画化期待
今回は教育問題をテーマに二条内閣の文科大臣が大活躍。 こんな考え方の政治家ばかりなら日本の将来も安心!
1投稿日: 2015.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
史上最強の内閣の続編。今回は教育問題がテーマです。 絶対的に正しい教育なんか存在しない。立場が変わったら、正解にも不正解にもなる。本書で取り上げられる道徳の話なんかは最たるものかもしれません。強い兵隊を作るためなんてありましたが、強いと言うのは喧嘩が強いのか、頭が良いのか。結局どちらも使われ方次第のような気もします。 二条首相や新門大臣のように、本気で日本のことを考える政治家に出てきてもらいたいと思うひともいるけど、まずは選挙に行かないと何も生まれない気がします。
0投稿日: 2015.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『史上最強の内閣』に続く第2弾 痛快でした 今回は、教育のこと、戦争のこと 近隣国(中国、韓国、北朝鮮)のこと モヤモヤとしていた気持ちがスカッと割り切れる そうかそうかと納得できたりもする 色々な世代、時代、立場の人たちを否定するのではなく 理解して、前に進んでいけたらどんなにいいでしょう 自分で思いがけず、上から目線で語っていたようなこと そんなことにもきがついて、反省したりして とっても有意義でいて、それでいてユーモラスで 楽しい読書の時間を過ごすことができました
0投稿日: 2015.06.08相変わらず面白いシリーズ
タイトルどおり「史上最強の内閣」の続編。 パロディをベースとしつつ、政治や社会問題についての話があり、今回も楽しめました。相変わらずいい味出しているキャラがいます。「内閣2」というタイトルではない理由については、読んでのお楽しみ、ということで。
5投稿日: 2015.05.24
