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ダークゾーン(上)
ダークゾーン(上)
貴志祐介/祥伝社
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総合評価

42件)
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17
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    現実の日本の軍艦島で繰り広げられる、壮絶な異能の戦い。いったいなぜこんなすごいストーリーが考えられるのか不思議ですが、エンタメ度抜群で面白いです。

    1
    投稿日: 2025.08.11
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    唐突に何も分からない状態で始まるバトル。 主人公は王将(キング)でその他の登場人物も歩兵、死の手、火蜥蜴、鬼土偶など異形の姿であるが、どうも精神?は人間であるっぽい。 登場人物も読者も、全く何も分からないまま始まる殺し合い… 一体何が起こっているのか? 序盤はめっちゃ惹きつけられた所で下巻へ。

    5
    投稿日: 2025.07.17
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    貴志さんはこんなジャンルでも書けるのかぁって思ったが、新世界よりみたいなSF書いたし、悪の教典みたいなデースゲームも書いたし、まぁそっかって感じ。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    忘れた頃にまた読みたくなる1冊。 緻密に計算された頭脳戦に只々驚かされる。 引き込まれる設定で多彩な能力を駆使して行われる手に汗握るデスゲーム7本勝負。頭に思い浮かべさせる描写で引き込まれる作品。

    1
    投稿日: 2024.11.16
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    うまい、すごいとしか言い表せないストーリーと説明の分かりやすさ! 私は軍艦島には行ったことないので、情景はイメージにしくかったのですがそれぞれのキャラクターの緊迫感が伝わるような文章。 高度な戦術の応酬には、胸が轟くように激しく動きました!!

    0
    投稿日: 2024.06.27
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    あまり将棋に詳しくもなく、始めは何が起きているのかよく分からないまま読み進めた。異空間で戦う各局面は映画のような描写でずんずんと引き込まれるも、上巻を読み終わる頃にも何がなんだか、という感じ。ただ各局の合間に書かれた現実世界の断章を辿ると、後半には段々と様子が見えてくる。最後には完全に謎が解けて、ぼろぼろ泣いてしまった。 各局の戦いも手に汗握るものだったし、徐々に謎が解けていく構成も、謎自体も凄く良かった! 戦いの描写が最初なかなか想像しづらかったので、ぜひ映像化してほしい…!

    1
    投稿日: 2024.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 将棋のようで違うのは、実際に命をかけた心理戦ということと、勝ち負けの先にあるのが何かは分からない恐怖。 しかし、自分の手駒の歩兵に自分より段位の高い棋士がいるのに助言を求めないのはなぜ? あらすじ 棋士の卵である塚田は、ある日突然、ダークゾーンと呼ばれる世界に掘り込まれる。そこでは赤軍と青軍が持ち駒を駆使して敵を倒す七番勝負。まるで将棋のような世界だ。 持ち駒はゴーレム、死に手、鳥、軍師に歩兵とDF。敵の大将は自分と同じく奨励会3段の奥本であると分かる。 三局目までで1勝2敗。塚田は逆転できるのか?

    9
    投稿日: 2024.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞台は軍艦島。だけどどこか違うそれは、周りが虚無で覆われた「ダークゾーン」に浮かぶ島だった。訳も分からず、怪物の姿となり、将棋やチェスの駒のように戦わせられる人間たち。一体ここはどこなのか!?下巻に期待が高まる!

    0
    投稿日: 2023.01.09
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    面白かった。ただ、ぼんやりと昔読んだ記憶があるような気がする。多分読んでると思う(笑)、が、まったく思い出せないので、中途半端に初読感。読了後調べてみると、2018年にも読んで同じように、以前読んだかもと書いていて、さらに調べると、2013年にも読んでいた。どないやねん 読み始めてすぐに、これ、永井豪の『真夜中の戦士』やん、と思ったら、本文中でも言及されていた(p146)。フレドリック・ブラウンやスタートレック、アウターリミッツも。  ダークゾーンと呼ばれる異空間で、将棋などを混ぜたようなウォーゲームの7番勝負を行う。主役は将棋の奨励会三段、ダークゾーンでの1局ごとに、断章があり、奨励会での出来事や将棋生活が語られる。ダークゾーンでの対戦は序盤、もたつきがちで、ラノベ無双になれすぎているせいか、あまり面白くは感じられなかったが、後半結構面白くなってくる。

    13
    投稿日: 2022.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

     将棋・ゼロサムゲーム・異次元設定に造詣の深い人はもっと楽しめるかな?  恋人も駒になるのに駒として扱わないところは、序盤は素敵だと思って読んだが、後半は腹が立ってきた。  下巻でどう決着がつくのか、決着がついたとき、どうなっていくのかを考えると、ワクワクする! あと、将棋がやりたくなる。チェスと囲碁もやりたい。

    0
    投稿日: 2021.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    将棋が全く分からず、キャラクターの数が多くて、頭に入りにくかったが、戦いはスリルがあって、読んでいて楽しかった。 塚田の視点で読み進めたためか、最後まで読み進めると、塚田がかなり身勝手なことをしていることが分かるが、不思議と嫌な人物だとは思わなかった。

    0
    投稿日: 2021.06.12
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    異世界に招かれたプロ棋士の卵の青年が、軍艦島を舞台に、異形と化した恋人や知人を駒にしたゲームを繰り広げることを余儀なくされる。 将棋の知識ありきでないと理解出来ない部分も多いが、充分面白い。

    1
    投稿日: 2021.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、人間将棋というゲームが話のベースになっていて、自分の趣味に合った。雰囲気は、暗さが目立ち、最終的に不思議な世界の謎はすっきりと現実的な解答ではなかったのが少し残念だったが、面白く読み進められた。【満足度75点】

    0
    投稿日: 2021.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    将棋に明るくなくて中々入り込みずらい。。。 転生ファンタジーバトルと言う様相だが、敵方も顔見知りと言うのは中々キツイ設定だなぁ。

    0
    投稿日: 2019.10.27
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    気が付いたら、知らない場所にいた。 そこは、暗黒の異世界。 同様に佇む男女数名もいたが、銘々に異形の姿をしていた。 なんの説明もなしに、ふたつのグループが命を掛けた七番勝負を強いられる。 奥浩哉先生の『GANTZ』でいうと、ガンツチームとガンツチームが殺し合いを始めさせられた。そんな印象だ。もちろん、酷似はしていない。ダークゾーンではファンタジーに登場するモンスターの姿にさせられていて、個々に異なる役割と能力を持つ。いわば、将棋やチェスやテーブルトークの様な戦闘なのだ。 誰も理由などは知らされていない。疑問を持つものも当然出てくるが、戦いは避けられない。自軍にも敵軍にも現実世界での顔見知りが多くいるなかで、この修羅界じみた暗黒空間での闘いは下巻へと続く。

    0
    投稿日: 2018.11.17
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    もちろん、色んな意味で全然別物なんだけど、どうしても”クリムゾンの迷宮”とチラホラだぶってしまう。作者のSF方面作品としては、”新世界”→”クリムゾン”→本作と来てるので、どうしても先細り感をおぼえてしまう。面白いには違いないけど。といってもまだ前半。後半の更なる盛り上がりに期待。

    0
    投稿日: 2018.07.23
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    将棋がわかればもっと面白く感じたかも… 並行で進む現実(?)の話も気になるところ。下巻でどうなるか。

    0
    投稿日: 2018.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ダークゾーンと呼ばれる異次元空間に浮かぶ島で目覚めた人々。 プロ棋士の卵である主人公は、赤軍の王将として、青軍の王将を倒すことを強いられる。 化け物のような外見に変わっているものの、仲間も敵も知った顔ばかり? それぞれ特殊な能力を持っていたり、敵を殺せば手駒になったり、リアル将棋のような七番勝負。 RPGゲームのような世界観と将棋の融合といった感じで、序盤は少し入り込みにくく感じました。 ゲームは好きですが、将棋は駒の動きがわかるくらいなので。 どちらも好きだとより楽しめるかもしれません。 なぜこんなことになったのかという当たり前の疑問を持つ余裕がない状況。 なんとも言えない恐怖感がありつつも、その戦い方は個性が表れていておもしろいですね。 まだまだ勝負も中盤戦にさしかかったところ。 下巻が楽しみです。

    0
    投稿日: 2016.10.09
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    久々に読んだ貴志さんの作品。 将棋はよくわからなかったけど、緊迫の駆け引きがよくわかり面白かった。3つの時間が進むはなしだったが、これがどういう結末になるのかがとても楽しみ

    0
    投稿日: 2014.12.26
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    将棋をモチーフにしたゲームが進行しながら話が展開していく。圧倒的な世界観で思わず引き込まれてしまいました。

    0
    投稿日: 2014.10.17
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    なぜか自分たち自身がコマになって戦わなくてはならない、将棋・チェスっぽいゲーム。 なんでこんなことしてるの??と言うのはこれから下巻で明らかになるはずなのでおいておいて、世界観というか設定がしっかりしていて引きこまれます。

    0
    投稿日: 2014.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    プロ棋士を目指す主人公の塚田裕史が体験した、不思議ワールド全開の戦い。 戦いのキャラも独特で、死の手と書いてリーサルタッチ、鬼土偶でゴーレムなど、よく思いつくものだ。 将棋は詳しくないのだが、戦いの様子にはなぜか引き込まれてしまう。 「クリムゾンの迷宮」や「悪の経典」の流れを汲む、暗く重い、しかしつい引き込まれる作風はやはり貴志祐介ならではか。(アンマンにて)

    0
    投稿日: 2014.03.12
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    貴志先生の中で(今のところ)一番評価の低い本ですね。 設定は面白いのですが、真実が最後まで明らかにされていないのももどかしいし、あれはいったい誰なのかということも分かりにくいです。残念です。

    0
    投稿日: 2014.01.17
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    かなり特殊な設定だが、違和感なく作品に入ることができた。 その中で、他のゲームやマンガとの類似性を上げることで、この作品はそれらと同様の設定ではないという前置きが与えられている。そのことにより、一体、どうしてこのような状況に置かれているのか不思議に感じ、そのミステリアスさと共に、線上におけるスリルが相まって、どうしても先に読み進めたくなるような作品になっている。 下にも、期待。

    0
    投稿日: 2014.01.15
  • また新しい世界に出会ってしまった・・

    この作家さんの頭の中って、どんなことになっているんだろ・・!? と、思わず呻かずにはいられない作品。また新しい発想の本に逢ったな、と思ったら、大概この人の作品のような気がします。 もちろん、設定だけなら奇抜なものは沢山あるでしょう。けどこの方の作品の驚くべきところは、きちんとミステリーという根底を抑えたままで、我々に未知の世界の冒険心とか不気味さとかをくすぐってくれているところなのではないでしょうか。 ・・と、この感想はちょっと早かったですね。後半、信頼はしてますけど、どんな結末が待っているかは分からないですから。 いざ下巻!

    1
    投稿日: 2013.12.28
  • 内容に入り込む迄に

    登場人物把握に時間がかかるので、タブレットで読むに適していないように感じました。

    1
    投稿日: 2013.11.28
  • クリムゾンを思い出させる!

    ゲームの世界だがそうではないようなリアルを感じさせるとても面白い内容です。長編ですが一気に最後まで読んでしまうと思います。

    1
    投稿日: 2013.11.19
  • 情報非公開のゼロサムゲーム

    冒頭、何の説明もなく異世界からスタートし戦いを強要される。 貴志祐介氏のクリムゾンの迷宮のようなスタート展開で繰り広げられるファンタジー。 まるで将棋のようなゲームで4勝をしなければ存在が消えてしまう(かもしれない)。 逆に4勝すれば無事に現実世界に帰れる(かもしれない) 全てが謎、ゲームが進む中で主人公も情報を得、同時に読者も情報を得ていく・・・。 深く考える作品ではなく、単純娯楽として面白い作品でした。

    1
    投稿日: 2013.11.16
  • ちょっと分かりづらい

    将棋に模したバーチャルな世界でx回戦の戦いが繰り広げられる。構想は良いのだが、個々の戦い(作戦)が分かりづらい。将棋を知っている人だったら面白いのかな?各回戦の合間に挟まっているリアルな世界の話も捻りが欲しかった。後、主人公に色目を使う女の役割がよく分からん。

    1
    投稿日: 2013.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たまには人気作家でも読んでみようか~と、軽い気持ちで読んで しまいました。 「新世界」でもあれだけのボリュームを読ませる筆力と、反比例して 何も心に残るものがなかった事が少し気になってもいたのですが…。 上巻の半ば辺りから、これはマズイ!と思いつつ、泣く泣く最後まで 読んでしまいました。 なるべく最後まで読んでから判断したいと思ったのがいけなかった のかもしれません。 結果として、とても贅沢に時間を浪費してしまいました。 現在の私の趣味と、貴志先生の今の作風が合わないことを確認 できたのが、一番の収穫でした。 しかし貴志先生の溢れるばかりのイマジネーションと、それを表現 できる圧倒的な筆力は、さすがとしか言いようがありません。 将棋・チェス、異世界モノ好きな方にオススメします。

    1
    投稿日: 2013.11.06
  • 貴志祐介、待望の新刊!!

    お前は、赤い軍団の王だ。味方の戦士を指揮して、戦いに勝利せよ。 唐突な始まりから、一気にこの特異な世界観に引き込まれる。 最近では、人気俳優が主演した悪の教典、の作者として有名な 貴志祐介氏であるが、こうした不思議な舞台装置での活劇は、 名作クリムゾンの迷宮(未読の方はこちらも必見)以来、おそらく 氏の最も得意とする分野であろうと推察する。 本作は将棋世界を具現化し、将棋のコマを異形の生命体に置換した、閉鎖空間での予断を許さないリアルタイムの戦闘に描き起こしたもので、 この辺りにゾクゾクできる向きには、非常に満足感の高い作品と言える。互いの軍に、それぞれ非常に攻撃力の高い駒・生命体が 配備されており、これらは将棋の飛車、角を連想させる。また雑兵 でありながら、一定時間の戦闘に耐えると昇格する(歩の成り) など、細かいルールもなかなかに面白い。 戦闘開始時は、戦力はまったく互角なのに、時に一方的な 展開になったり、劣勢であっても、一気に王を討ち取れば、 それで勝利になったり。将棋は、指す人の棋力で決まる、という 当たり前の世界が本作によってゲーム感覚で、すんなり理解できる。 上巻では、敵味方、手探りの緒戦における混乱が描かれる。 もっとも大切なのは、現在の状況、敵味方の戦力、その展開、について 限られた手段で、”情報収集”する事、というメッセージが感じられる。 これは、現実社会でもまったくその通り、と実感できる。 新社会人にとっては、まさに異空間な環境、組織で、なにを目標に、 どんな手段で、誰と連携して、働くのか(戦うのか)これを組み立てるには、 正確な”情報”こそ命。 現実世界も、またダーク・ゾーン。

    7
    投稿日: 2013.11.05
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     貴志祐介 著「ダークゾーン(上)」を読みました。  プロ将棋棋士の塚田は、異形の戦士として異世界で繰り広げられるバトルに突然戦う羽目に陥る。将棋の駒のように、味方のモンスターを操って戦うという奇妙なルールの下で続く七番勝負。塚田は戦いに勝利し、もとの世界に戻ることができるのか。  いきなり、異世界での戦いからスタートするという展開でしたが、さすが作者の得意とする所で、すぐにその世界観に入り込むことができました。  また、将棋に似た戦いの奇妙なルールも読んでいる中ですんなり理解し、その地獄のような戦いの勝負に夢中になっている自分がいました。  塚田の味方のモンスターはいずれも、塚田の知り合いで、敵方も徐々にその正体がわかってくるという展開で、この異世界で戦わざるをえなくなった理由が少しずつ読み取れ、下巻のクライマックスに向けて、盛り上がる感じでした。  そこに隠されている秘密な何なのか、この勝負の行方はどうなるのか、果たして塚田はどんな運命をたどるのか、上巻を読み終わった今、下巻の結末が楽しみです。

    2
    投稿日: 2013.11.04
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    「戦え。戦い続けろ」プロ将棋棋士の卵・塚田は、赤い異形の戦士と化して、闇の中で目覚めた。突如、謎の廃墟で開始される青い軍団との闘い。敵として生き返る「駒」、戦果に応じた強力化など、奇妙なルールの下で続く七番勝負。頭脳戦、心理戦、そして奇襲戦。“軍艦島”で繰り広げられる地獄のバトル。圧巻の世界観で鬼才が贈る最強エンターテインメント!

    0
    投稿日: 2013.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『天使の囀り』に続き、貴志祐介の『ダークゾーン』です。単行本のものならだいぶ前から所持していましたが、いかんせん持ち歩きに不便で全然手を付けていませんでした。そんな矢先に分冊文庫版で最近になって出版されたので思い切って購入して読みました。いやあ、もっと早くに読んでおけばよかった。 カバーからしてホラーかなと思っていましたが文庫版は角川ホラー文庫で出されていませんし、では一体なんなのだろうと思いながら読んでいました。読了した感想としては、物語の大枠としてはSF、深い内容としてはファンタジーという感じでしょうか。 また、将棋、チェスといったボードゲームを基盤にした物語の展開となっていますしゼロサムゲームに根ざした物語と言えますね。 ぼくはゼロサムゲームについてあまり深い理解がなかったため、最後までヘックスや「死者は生者の10倍の力」ということについての真意についていまひとつ理解が及ばなかったのですが、ヘックスにおける防御の脆弱性と、そこに出現させることが出来る死者、という点についてなるほど…?と思えばよかったのでしょうか…貴志祐介のこういう"凝った"内容が非常に面白くて好きなのですが、今までちゃんと理解できたものがあったかどうか。 にしても、結末に声を上げて驚くことになるとは… そこまで意表を突かれたかどうかと訊かれたらそうでもなかったのかもしれませんが、いや、ちょっとまってくれ…、という感じでしたね…

    0
    投稿日: 2013.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    将棋プロを目指す主人公が訳も分からずゲームの駒にされ、同じ境遇のライバルと命を賭けたゲームを行う。 主人公の設定上、将棋になぞらえた用語や戦術が出てくるが、ゲームそのものはウォー・シミュレーションゲームのようなもの。 物語の展開上しょうがないのかもしれないけど、対戦相手も主人公と同じ境遇、将棋の実力も同じぐらいのはずなのに、主人公に比べ随分強いような… 詳しい感想は下巻で。

    0
    投稿日: 2013.10.08
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    上巻読了。 構成が緻密に練られていて面白い。 ファンタジー物はあまり好きではないが、思った以上にはまった!

    0
    投稿日: 2013.09.29
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    貴志祐介のダークゾーンを読みました。 奨励会の三段、20歳の塚田裕史は異世界で目を覚まします。 そこは、将棋に似たルールで人間が駒となって闘う戦場だったのでした。 7番勝負で4勝した陣営が勝つ、負けた陣営は消滅させられてしまうというルールで血みどろの戦いが始まります。 1局が終わる毎に断章という形で塚田の記憶が戻ってきます。 なぜ、このような異世界で塚田が闘うことになったのかが解き明かされていきます。 ダークゾーンと呼ばれる異世界の軍艦島を舞台に、将棋をベースにして戦術級シミュレーションウォーゲームや中国将棋のテイストを加えたゲームが作られています。 ゲームの基本的なルールは序盤で説明されますが、そのルールをもとにした戦術や戦略がどのように組み立てられるのか、ということが1局1局の戦闘の様子として描かれていきます。 塚田と対戦相手の奥本が知力の限りを尽くして闘う描写が(グロテスクですが)圧巻でした。

    0
    投稿日: 2013.09.28
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    上・下巻。 軍艦島に酷似した世界『ダークゾーン』での将棋やチェスを彷彿させる殺戮ゲーム。 モンスター名と人間の名前が面倒だなと思いつつも、スピード感のある出だしに期待は膨らみまくってた上巻。 きっと謎が解明されると信じて読み続けた下巻… う~ん。そのオチでもいいから、もうちょっとだけ説明が欲しかった。 将棋の面白さがわかっていれば楽しいのか? なかなか読むのが大変だった。

    0
    投稿日: 2013.09.18
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    命を賭けた人間将棋?ミステリなのか,ファンタジなのか,はたまたホラーなのか,謎だらけ.評価も下巻に持越し.

    0
    投稿日: 2013.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーん、面白さが良く分からない。実写版の将棋?というかゲームの世界というかファンタジーというか。こういうの得意じゃないので読みづらいし頭に入らない。 下巻も読むけどー。。

    0
    投稿日: 2013.09.09
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    将棋の知識がなくても十分スリルを味わえたが、あったらあったでもっと入り込んでもっと楽しめた気がしてならない。そう欲をかいてしまうほどおもしろかった。 散りばめられた数々の謎が下巻でどう解消されるのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2013.09.06
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    割とゲームっぽいというか、ファンタジーというか、その辺の設定と現実的なのが入り混じってるの好きな方だから良い。 将棋とかの話の部分はわからないこともあるが。 クリムゾンの迷宮に近い感じか。

    0
    投稿日: 2013.09.06