
総合評価
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powered by ブクログ1話がちょうど通勤読書によいページ数で、それでいてミステリーが読めてよかった。冴えない探偵役の公務員の推理で、謎がぱーっと回収されていくのはおもしろかったです。中には、読後感のよくない話もあって、人も死にますが、重すぎることはなく気軽に読めます。まだ続きがたくさんあるようなので、また買い足します。
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ2005年単行本、2007年文庫本。ヨコワン推薦図書。著者の本は初めて読む。導入部から期待が上がる。短編ながら、ミステリー小説としての体裁がきっちり取れていて、どれも飽きることなく読めた。とはいえ、扱っている内容が後味が悪いものが多く、もやもや感は残る。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ中学生の頃好きだったシリーズの1弾を再読。 全く覚えていなかったのが幸いし、2度楽しめた。 この重すぎないミステリーの短編と、絶妙に交差する人間関係の描き方が良いな〜。
0投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ1つ1つが短くて読みやすい。 腕貫探偵が神出鬼没過ぎて最後辺りまで人に害がないタイプの怪異だと思って読んでたそんなことは無かった
1投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ市民サーヴィス課臨時出張所櫃洗市一般苦情係、腕貫をしたその男に寄せられるのは些細な悩みから殺人事件まで様々。 パイプ椅子に座った探偵が概要だけで事件解決!? 役所勤めの腕貫男が冷静井に事件を解決してゆく短編集、シリーズ第一作。 短編集としてはかなり良かったです。
0投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログ市民サーヴィス課臨時出張所 櫃洗市のみなさまへ 日頃のご意見、ご要望、なんでもお聞かせください 個人的なお悩みもご気軽にどうぞ 櫃洗市一般苦情係 との不思議な貼り紙と共に、 ひょろりと鉛筆みたいに細身で、ひと昔前の肺病病みの文学青年みたいに尖った風貌に、丸いフレームの銀縁メガネ。若いのか年寄りなのかよくわからない。無造作に切り揃えたとおぼしき髪には白いものもちらほら混じっているようだが、基本的には年齢不詳。むっつりとした表情や黒っぽいネクタイが如何にもお役所的に堅い感じだが、両腕の肘まで黒い腕貫を嵌めた男が 大学に、病院に、警察署に・・・ 突如現れ、悩める市民たちの相談に乗り、見事解決のヒントを与える。 箸休めにちょうど良い。
37投稿日: 2023.04.21
powered by ブクログ連作短編ミステリ 姿かたちは公務員だけど、神様型の名探偵 腕貫さんに推理のヒントをもらって登場人物が謎を解いたり、腕貫さんが真相を推理して物語が終わったり、色々 読後感も色々 モヤッとしたり、ゾクッとしたり、ニヤッとしたり 腕貫さんは基本的に人間味のないキャラクターなんだけど、最終話で登場人物と会話をするシーンがあって、そこが意外ポイントで好きです 本当に他愛のない世間話のような会話なんだけど、なんか良かったなぁ 収録作では『恋よりほかに死するものなし』が一番好き 西澤作品といえば珍名さん……は慣れたんだけど、地名まで難読地名にするのはやめてー!(笑 またはフリガナをずっとつけておいて……お願い……
1投稿日: 2022.06.05
powered by ブクログ話自体は面白いのだけど、とにかく名前が読みにくくて困った。 一つの話に一人ならまだしも、主要人物全員がややこしい名前の時など何度も最初のページに戻って読みを確認しなければならず閉口した。 こういうのって、編集の人は口を出したりしないのだろうか。 次巻も読みたいが、また読みにくい難読の名前の人物ばかり出てくるんだろうなあ。
0投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログそれぞれの話が軽くて読みやすかった 腕貫さんの解釈力が異様に高く本当に与えられた情報だけで結論を導き出せるのか疑いながら読んだ
0投稿日: 2021.07.01
powered by ブクログ困った人たちの前に現れる、櫃洗市市民サーヴィス課臨時出張所。ライトなミステリで面白い。殺人起こらなくても、ちょっとした疑問が実は…っていう驚きが面白い。あと登場人物のおかしな名前も好き。
2投稿日: 2021.04.01
powered by ブクログ短編集。 探偵の謎解きが面白かった。 難しいところもあったので読み返したい。 謎を解いたその後の話がなかったのが残念。
0投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログ何とも不思議な読み心地(^ ^; まず、探偵は主役ではない。 櫃洗市という地方都市を舞台とした、連作短編集。 舞台設定や時間軸は連続していて、 各章の出演者同士も微妙に絡みがあったりする。 その「狭い世界」の中で起きる様々な不思議を、 市役所の「よろず相談窓口の臨時出張所」みたいな 神出鬼没な場所に陣取る男が解決していく。 その男の風貌が、特に特徴もとらえどころもない 「公務員顔」で、今どき腕貫(腕カバー)をはめている。 ...ということで「腕貫探偵」となる(^ ^; 探偵は(全作品通して男の名前すら出てこない)、 相談者から話を聞いただけで、本質をズバズバ言い当てていく。 正に快刀乱麻の活躍...ではあるのだが、 当人は無表情&無感情(^ ^; 徹底して「我関せず」(^ ^; 相談者から持ち込まれる内容は、 殺人事件から「ちょっと不思議」まで、様々。 また登場人物も事件もバラエティに富んでいて、 アハハと笑い飛ばせるものからホラーテイストまで、 一冊で何作品も読んだような充実した読後感(^ ^ 基本的には明るく楽しい文体で、 微笑ましい恋愛事情なども絡んでたりして、 ほっこり幸せな気分で読める(^ ^ エンタメとしては、とても上質かと(^ ^ 文庫版の巻末解説が秀逸(^o^ 本文より後書きで吹いた(^ ^;
3投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログ街のいろいろな所に、今まで見なかった簡易机と折りたたみいすに無愛想そうな腕抜男が出現する。「市民サーヴィス課臨時出張所うんぬん」とあるので、興味を惹かれた人がいろいろ悩みや不思議なことを相談してみると、最後に何かひとことくれて、はいお終いとなって仕舞う。ところが、その言葉をもとに相談者が思いを巡らせてみると、するすると問題が解けてしまうのだ。この腕抜男よりも、相談する人々の物語がなかなか面白いのだ。どうしようもないやつも出てくるが、最初2編の大学生の男女のお互いへの思いが成就してよかったね。最後の画伯の話はなかなかいい。
24投稿日: 2020.07.01
powered by ブクログ市民サーヴィス課臨時出張所、そこに座る腕貫をした男に相談をもちかけると、なぜかさらりと解明する。短編7編、あっという間によんでしまいました。
0投稿日: 2020.05.06
powered by ブクログ探偵といっても現場に現れて謎を解き明かす訳ではなく、相談という形で解決に導いてくれるという、珍しいタイプのお話。 一言で言えば面白かった。 架空の市内のお話なので、相談者(=語り部)がすれ違っていたりするのも楽しい。 そして腕貫さんの存在が薄い事で、それぞれの相談者のキャラクターがたっているのかな?と思った。 短編集ながらも繋がりがあるのも、架空の市の存在が本当にありそうな感じがして、お話の世界に入りやすいです。 続編も楽しみ。
0投稿日: 2020.03.03
powered by ブクログ読書録「腕貫探偵」3 著者 西澤保彦 出版 実業之日本社文庫 p129より引用 “寿憲が〈かや〉へ通いつめてきたのは、そ こが他者の心情を慮ることなくお互い思う存 分馴れ合って生きてもいいんだという刹那的 な錯覚を提供してくれる場所だからである。 ” 目次より抜粋引用 “腕貫探偵登場 恋よりほかに死するものなし 化かし合い、愛し合い 喪失の扉 すべてひとりで死ぬ女” 神出鬼没の役所の相談窓口とそこにいる事 務員の記号のような男に持ち掛けらえる出来 事を描く、短編連作ミステリ小説。 同社刊行作文庫版。 昨夜の出来事の対応で、疲れ切っていた大 学生・蘇甲純也。事務手続きのため大学の事 務室を訪れた彼の目に、一枚の張り紙が映り 込んだ…。 上記の引用は、なじみの飲み屋で失敗した 男についての一文。 外にありながら、少しでも気を許せる場所と いうのは、あるとありがたいものなのでしょ うね。こういう場所が、歩いて行ける距離に ある生活に、少し憧れを持ちます。 名前もない、役所の相談窓口の男が、一応 の主人公なのでしょう。すべての話を通して 出てくるのは、舞台となる架空の都市とこの 男だけです。しかし、本文中でこの男が出る 場面の方が少なく、事件の相談を持ち込んだ 人たちがそれぞれの話の中で、男のアドバイ スに従って対応していきます。解説では狂言 回しと表現されています。 登場人物の苗字など、名前の付け方が特徴 的。解説によると、この著者の持ち味のよう ですが、希少な苗字の人ばかりで、最初に振 られた読み仮名を忘れると読めなくて、途中 から頭の中でアイツ・コイツと変換している 自分がいました。 ーーーーー
1投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログ思わぬ伏兵。よみやすくて、読後スッキリで、謎解きも鮮やか。定型文通りの切り口で描かれる腕貫探偵の描写がテンポよく物語の導入を果たしてくれる。
0投稿日: 2019.12.21
powered by ブクログどんなに眼と鼻の先に置かれていても、 心身ともに健やかな者の視界には 絶対に入ってこないというものがこの世にはある。
1投稿日: 2019.12.04
powered by ブクログ所謂「安楽椅子探偵」か。 しかし、正直なところオチが強引な印象。 「真相の1つとして、そういう可能性もある」というべきではないかと思う。 7本の短編の中で「スクランブル・カンパニィ」は白眉。 著者のファンなら、登場人物に既視感を抱くのではなかろうか。 この登場人物の後日談も見てみたいなと思う一方で、 それだと他のシリーズ作品と似たようなカンジになっちゃうな、と。
0投稿日: 2019.10.14
powered by ブクログ事務員を彷彿とさせる腕貫をした相談係の男が、 相談に来る人々のちょっとした疑問や悩みを解決していく。 それぞれのエピソードごとに、 彼の現れる場所は異なるものの、 相談を受けてそれにアンサーを出すというスタイルは同じ。 軽く読めてしまう本。 ただ、みんな名字が読みづらくてしんどい…
0投稿日: 2019.08.19
powered by ブクログ連作ミステリ。 突如現れる市役所の職員と思わしき苦情係に、人々は不思議と引き寄せられ悩みを話し始める。 その悩みの真相を話だけで突き止めてしまう謎の腕貫男。 役所の職員らしい融通の聞かないやりとりに思わずむっとしてしまいますが、謎を解いてしまう頭脳?分析力?がすごくて憎めない。 探偵とタイトルにありますが華やかに謎解きを披露することはなく、それどころか丁寧な説明すらせず、ヒントだけ与えて突き放す。 連作なのでテンポよく読めましたが、登場人物の名字が難読なものだらけで、そこでひっかかって入り込みにくい。
0投稿日: 2019.07.21
powered by ブクログ安楽椅子探偵ならぬパイプ椅子探偵ですね。お役所仕事に徹する名前すらない探偵という設定が面白いです。探偵に名前がない代わりに登場人物が難読な名前ばかり。最初は何度か戻っていましたが読みを確認するために流れを中断されるのが惜しくなり、途中からは我流の読みで一気に行ってしまいました。ですが、登場人物が微妙にリンクしているのも楽しいですし、探偵ではなく相談者が自分で解答を見つけだし、それが必ずしも爽やかではないところもこの作者らしくていい感じです。続編も楽しみです。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ初作家さんでしたがとにかく人物の名前、地名、お店の名前に至るまで全部難しい‼何回も戻って読み返しました。 腕抜きをした市役所職員⁇があらゆるところに現れ、あらゆる悩みをズバリ解決…なんですが、犯人がどうなったか、などは書かれていません。 短編ですが微妙に繋がりもあり、なかなかやるなという印象。続編は…いつか機会があったら…って感じですね。きっとハマる人はハマるかも。
0投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
腕貫を嵌めた謎の公務員が探偵役となり、お悩み相談を解決する連作ミステリ。特異なキャラクターが探偵役となって解決するという当初抱いたイメージとは違い、腕貫探偵という記号は強烈ではあるものの、キャラクター性には非常に乏しい。その人間性の無さや記号的な探偵を行き詰めた結果、逆に特異な存在となっているのは面白く、腕貫探偵の登場シーンは異世界に迷い込んだような趣がある。解決に乗り出すというアクティブさもなく、常時受け身の安楽椅子探偵ではあるのだが、本作はそれをさらに行き詰めた、謂わば「装置」としての探偵である。完全に答えを出すわけではなく、あえて謎に対する解法、道筋をつけるだけで、推理や真相にたどり着くのは相談者というのが斬新で面白かった。他の探偵小説と比べると特異に映るが、あくまでお客様の私生活に必要以上には立ち入らないという、公務員という領分を越えない振る舞いが徹底しているため、違和感はまったくなかった。 7つの短篇から成る本作ではあるが、事件として一番面白かったのは最初の「腕貫探偵登場」であろう。あとがきにも書いてある通り、死体発見、死体消失、死体移動という3つのアイデアがねじ込まれた異様な作品ながら、解決は鮮やかで示された手がかりを一つも残らず回収する様は脱帽である。導入としては完璧で惚れ惚れしてしまった。 一番インパクトがあったのは「喪失の扉」で、プライドの高い面倒なおじさんの家から発掘された履修届という忘れ物、それを持ってきた理由の喪失という、一見するとつまらない悩み事が、殺人事件へと飛躍する様は予想外でゾッとしてしまった。ささやかな日常の話が、一気に殺人者の隠蔽という暗い記憶を封印した話になる手腕は素晴らしい。冒頭の面倒なウザいおじさんの振る舞いも真相に直結しており、平凡な人間が殺人者になるという話に説得力を持たせている。 「スクランブル・カンパニィ」は部屋の入れ替えという古典的なトリックが最初からあけっぴろげになっており、それが事件を変容させたというのがミソ。余談だが、美人上司に風邪の介抱をされるというのはくっそ羨ましくて、別の意味で美人上司が犯人じゃないことを願ってしまった。オチとしては、美人上司も一枚噛んではいたのだが、倫理的には問題を起こす直前で踏みとどまったのでホッとしている。風邪を引いて無理やり駆り出された主人公という例外がいたおかげで、犯罪を犯さずに済んだというのがいい。美人上司の、惚れた男に尽くす、弱っている男を見ると放っておけない、というのは方便ではなく真実であったというのもスパイスが効いており、あえて小説内でくどくど説明してないのが良かった。なるようにしてなる、というのがこの作者の作品の持ち味なのだろう。「喪失の扉」を読んだ時に思ったことだが、作者は善人に対しては優しく、報われる話を描くので、そこは読んでて安心する部分である。 ただ、難点もちょっとあって『七回死んだ男』を途中で挫折した身であるのだが、その理由が本作を読んではっきりとした。どうにも、この三人称の中に浮ついた一人称が入り交じる文体が読みにくく感じる。他にも似たような文体の作品はたくさんあるのだが、この作者の文体はとりわけそこが鼻についてしまい、描写が頭に入らず何度もページを繰る羽目になってしまった。これはもう好みの問題で、合わないものは仕方がない。ただ、腕貫探偵の正体は気になるため、気が向けば続刊も手に取ってみようと思う。非常に論理的なミステリ短編集で、出来としては文句のつけようがないぐらい面白かったです。
0投稿日: 2019.05.29
powered by ブクログ登場人物の名前が難しすぎて話に集中できない。 なんか意図があるのかと思ったけど解説によるとそういう癖なだけみたいね。
0投稿日: 2019.03.20
powered by ブクログそんなに癖があるわけでもないと思うんだけど何でか 文体?に慣れるのに少し時間がかかった。 一話限りと思った人がちょくちょく出てくるのが面白い。 クロハさんが好きかな。
0投稿日: 2018.11.28
powered by ブクログ手抜きでなく腕抜き 話には聞くけれど実物を見たことのない腕利き探偵 ミステリ舞台展開装置探偵で キャラクタの面白みは周囲がつくるが 名探偵登場時に説明優秀すぎるのが構成の難 キャラクタ魅力が肌合い合うかが面白みという点で 好み分かれる
0投稿日: 2018.11.13
powered by ブクログ◆ お風呂でミステリ ◆ 第十回 ・・・ 第十回 「腕抜き探偵」 ・・・ 高知出身ミステリー作家、西澤さんのアームチェアデティクティヴものです。 高知出身のクリエイター、というのは変わった人が多いです。 なんというか、そのジャンルのまんなかではなく、離れたところにいる孤高の巨星みたいな感じで、他の誰にもないテイスト、を持っているかたが多いのです。 はらたいら、しかり、西原理恵子、しかり、やなせたかし、しかり……。 西澤さんも一風変わったミステリー作家でSFとミステリーを融合させたり、普通のミステリーだと思っているとええええっ? という展開だったり……。 そのなかではこの“腕抜き探偵”シリーズは王道です。 事務の人が昔使ってた、古くさい黒い腕抜き(手首からひじまでの腕カバーですね)をはめ、市内のあちこちに机と椅子を並べて出没する “市民のためのご相談係”……。 名前もわからないので通称“腕抜きさん”……。 でも市民が日常生活のなかの不可思議なことを相談すると、とんでもない正解を即答……してくれる役に立つ人なのです。 最近は美女の大学生になつかれてるよ (ワライマーク) 早く新しい本が出ないかな。 2017年08月08日
0投稿日: 2017.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
西澤さんの作品は、こういう自然体でライトに書いてる感じのタイプがとても好き。 読後感がいい。なんだろう、西澤さんのセンスなのかな。 本作品も、かなりライトだけど好き。 腕貫さんにまた会いたい気持ちが募るので続編も読みたいな。 腕貫さんのアドバイス?は、さわりだけ鋭い指摘をしておいて、時間切れで「では次の方~」ってなるパターンの方が好き。
0投稿日: 2017.03.21
powered by ブクログベタな安楽椅子探偵ものと思いきや、市の職員が市民の声を聞きながら問題を解決していくという設定が斬新だった。
0投稿日: 2016.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〇 概要 櫃洗市という架空の都市を舞台としたシリーズの1作目。大学や病院などに,突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」の担当者,「腕抜探偵」が活躍する安楽椅子探偵シリーズ。市民達が持ち込む謎は,隣人の死体が移動した理由や,幸せ絶頂だったはずの母親がなぜ,急に鬱になってしまったのかなど。ある作品の登場人物が,ほかの作品にカメオ出演するなど,全体を通じた趣向はないが,短編どうしのつながりを楽しむことができる。 〇 総合評価 個々の作品はいずれも雰囲気は悪くないのだが,伏線らしい伏線もなく,腕抜探偵がとうとつに真相を語るというもので,説得力がまるでない。ミステリとしては,おせじにもいいデキとはいいがたい作品。櫃洗市という架空の都市を舞台として,描かれる群像劇として楽しむべきか。世にも奇妙な物語テイストの作品もあるが,ユーモアはあまりない。それほど面白いと感じなかった。 〇 腕抜探偵登場 記念すべき腕抜探偵のデビュー作。主人公の蘇川純也は,飲み会の帰り道のバス停で,隣人の死体を発見する。警察を連れてバス停に戻ると死体は消失しており,警察と家に帰ると隣人の家に消失したはずの死体が・・・。ふと,市民サーヴィス臨時出張所に目をとめ,腕抜探偵に相談をしたところ,歯医者の診察券が隣人の家にあるかどうかがポイントだという。真相は,隣人と交際していた女子高生が,健康保険がない隣人のために兄の立場を利用して歯医者の治療を受けさせていたことから,急死(病死)した隣人をいったん遺棄したバス停から隣人宅に移し,診察券を持って行ったというものだった。真相にほとんど説得力はないが,設定が面白く,それなりに楽しめる。 〇 恋よりほかに死するものなし 主人公は筑摩地葉子。葉子の母は,既に夫と死別しているが,かつての恋人と再会したので,再婚をするという。幸せ絶頂だったはずの母が,ある日を境に鬱状態になってしまった。病院で市民サーヴィス臨時出張所を見つけ,相談したところ,腕抜探偵は,葉子の母の鬱の原因は娘たちの大学の同窓会名簿を見たからであり,その同窓会名簿に,再婚相手の亡くなった妻の名前が載っていたからではないかという。年度の違う名簿で,住所の移動を見て,再婚相手のついていたウソに気付き,鬱になってしまったというオチ。日常の謎系なので仕方がないとはいえ,やはり,事件がしょぼすぎてそれほど魅力的な謎ではなかった。 〇 化かし合い,愛し合い 主人公は門叶雄馬。宝石会社の販売員をしていた雄馬は,客の一人である完利穂乃加に出会い,交際を始める。雄馬は,穂乃加に結婚を申し込むが,穂乃加は,結婚するなら浮気は絶対許さないと宣言する。雄馬は,浮気をしていたが,その相手が穂乃加のルームメイトだと知り,穂乃加の前から逃げ出す。しばらくたって,よりを戻そうとしたところで,腕抜探偵に会い,ことの成り行きを打ち明ける。腕抜探偵は,あなたは彼女達に利用されている。関わり合いになるのはやめた方がよいと伝える。穂乃加はひょんなことからバイト先のエージェントを殺害し,そのアリバイ工作に雄馬が利用されていたというもの。話の構成が複雑な割に,面白みに欠ける作品。全体の仲ではデキが悪い方か。 〇 喪失の扉 櫃洗大学の事務局長を退職したばかりの武傘寿憲が主人公。家から見つかった櫃洗大学の学生証の束と履修届のリスト。どうしてこんなものがあったのか,という謎を腕抜探偵に相談する。学生証の束と履修届を比べると,「練生川晋作」という学生証がなかった。その男は,寿憲の娘が学生のときに結婚すると言った相手方。腕抜探偵は,かつて,娘と結婚すると言っていた相手を不慮の事故で失踪させてしまったが,そのことを否定するために,学生証と履修リストをそろえたのではないかと推理する。その相手の顔しか知らず,名前を知らなかったために,そうするしかなかったのだと。最後は意味深なラスト。世にも奇妙な物語系の話だが,それほど面白くない。 〇 すべて一人で死ぬ女 洋風レストラン,カットレット・ハウスで名物のハヤシライスを食べずに帰っていった兎毛成伸江という女性。その女性がハードカバーの本の角で殴られ,抵抗力を失った段階で絞殺されていた。同人は,シナリオライター兼作家。殴られた本は自分の著書だった。警察に出張していた市民サーヴィス臨時出張所の腕抜探偵に相談すると,「被害者はとても気に入っていたはずのハヤシライスを食べずに店を出たーそのことが犯人の名前を物語っているのです。」と言う。犯人は,伸江がカットレット・ハウスに行く前に訪れた貴金属店ポメリッジョの店員。伸江のファンであった店員は,伸江とつながりを持ちたいと思って財布を隠し,連絡をとれるようにしたが,二人きりになったときにアンビバレントな感情が起こって殺害してしまったのだという。いや,これはひどい作品。説得力も全くなく,つまらない。 〇 スクランブル・カンパニィ アビル商事の螺良光一郎と目鯉部怜太はナンパ仲間で女性であれば社内・外を問わず手を出し,ひんしゅくをかっている。この二人を秋賀エミリと玄葉敦子という二人のOLがこらしめるという話。檀田臨夢という男を誘って目鯉部は,2対2のコンパを行う。螺良と目鯉部は古美術品の窃盗で捕まる。檀田は訳が分からず,腕抜探偵に相談し、腕抜探偵から真相が語られる。目鯉部は螺良の部屋から古美術品を盗もうとし逮捕されたが,螺良の部屋にあった古美術品はそもそも盗品だった。秋賀エミリと玄葉敦子とアビル商事のOLが協力して螺良と目鯉部をこらしめようとしたことがきっかけて起こった逮捕劇。最後は,玄葉と秋賀も腕抜探偵のところを訪れているというオチ。複雑な構成のわりに,説得力がなく,面白くない。腕抜探偵の語る真相は,とても推理というようなものでもない。 〇 明日を覗く窓 ふたたび,蘇川純也が主人公。筑摩地葉子も登場。新櫃洗会館で開催された音成比呂史洋画展覧会の絵画の搬出作業で二人が出会う。眞鍋カスミという女性も登場し,絵画の搬出作業をするが,箱が一つ余ってしまう。去年,出展した絵画の箱が一つ残っていたのだ。その謎を,蘇川と筑摩地は二人で腕抜探偵に相談する。腕抜探偵の推理は音成師本人が,急に現れた娘にその絵を見せ,そのまま箱に入れずに帰っていったというもの。そして蘇川はその姿を偶然見ていたのだった。伏線らしい伏線もないし唐突な推理。腕抜探偵らしいといえばらしいのだがミステリとしては二流か。
0投稿日: 2016.11.02
powered by ブクログ構成は手を変え品を変え、飽きがこないように工夫されている。「サービス」でなく「サーヴィス」ってのもそれっぽくてよい。 しかし、ミステリとしては…うーん。安楽椅子系なのだろうか、ほぼわかるはずのない謎を腕貫さんが解いてしまい、おいてけぼり感がある。腕貫さんでなくてもいいような…
0投稿日: 2016.10.18腕貫男が一番の謎
どうにもしっくり来ない体験をしたゲスト主人公が、何でそこにいる?という櫃洗市市民サーヴィス課の出張相談に事件を話し、解決、または解決のヒントをもらう、というフォーマットの短編集。 トリック自体よりも、読者の盲点をつく、犯人の意外な心理の方が印象に残った。 それにしても、腕貫男って何なんだ?なぜそこにいる(笑)これは続編を読まねばなるまい。
0投稿日: 2016.04.21
powered by ブクログ櫃洗市の事件。 お役所的に地味な探偵だけど神出鬼没で怪しい。さりげなく檀田と玄葉とか純也と葉子のその後が気になる。 探偵さんのこと知りたいから続き読みます。
0投稿日: 2016.03.16
powered by ブクログどこにでも現れる市民サーヴィス課臨時出張所。 大学の構内、病院の待合室、警察署の中。 トレードマークは黒い腕貫。どんな小さな悩み事も聞きます。ささやかに解決に導く、腕貫探偵。
0投稿日: 2016.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
市内のあちこちに出現する「櫃洗市市民サーヴィス課臨時出張所」。相談員が殺人事件の謎から市民個人のお悩みまで的確にアドバイス。でもその先の解決は本人次第。各話の登場人物や地名が少しずつリンクしているのも楽しい。軽く楽しめる作品。ただ苗字が難読ばかりで覚えられない。
0投稿日: 2016.02.21探偵物と言って良いのかなぁ~ (^_^;)
極いっ時の登場だけの主人公。 探偵らしき行動は一切無し。 依頼者(物好きな暇人?)からの相談に必要最低限な解決法(アドバイス? カウンセリング?)を伝えるだけで、依頼者の悩みを解決 (?_?) 各々のエピソードはストーリー展開も良く、読ませてくれます。 喜び・哀しみ・怒りを取り混ぜた構成も良いのですが、タイトルに書いた様に、「これって探偵物?」って疑問が無きにしも有らずでした。 腕貫公務員(と思われるが?)の解決法には「おい!オイ!」と云う突っ込み入れたい処も多いですが、エピソード中のストーリーの一部(舞台裏ト書き)と考えれば納得の部分も。 探偵物としてより人情物として読めば、繋がるエピソードも有りますが、短編の面白さが感じられるかと。
3投稿日: 2016.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『腕貫探偵登場』 『恋よりほかに死しるものなし』 『化かし合い、愛し合い』 『喪失の扉』 『すべてひとりで死ぬ女』 『スクランブル・カンパニィ』 『明日を覗く窓』
0投稿日: 2016.02.14安楽(パイプ)椅子探偵
パイプ椅子という名の安楽椅子探偵。連作短篇集。大学、病院、警察署、神出鬼没にも程がある「市民サーヴィス課臨時出張所」腕貫姿の男性は、無表情のままお役所仕事的対応で相談者へ一定の回答を示す。殆ど一言だけの場合もあって、手抜きにも程があるだろと思わなくもない。個人的には『スクランブル・カンパニィ』が好み。玄葉と壇田のその後が読みたい。二股がバレた恋人と復縁出来そうな『化かし合い、愛し合い』門叶よ…オマエの脳ミソは下半身にあるのか。恋人の復讐劇を読みたかったw『喪失の扉』ラストのサイコホラーっぽさ良かったです。
7投稿日: 2015.10.29
powered by ブクログミステリーなんだけどちょっと異色。探偵が登場するのだがやたら影が薄い。最後の最後まで名前すらわからないし、謎を解く役割は果たしているもののストーリー的には完全におまけな存在。まあ、その変り種っぽさががまあまあ面白かった。続編もあるけど、さてどうしようかな。
0投稿日: 2015.07.23
powered by ブクログ表紙の絵柄に惹かれて購入。 「喪失の扉」自分に耐性が無さ過ぎるだけかもしれませんが、怖いです。 「スクランブル・カンパニィ」こちらは一転、安心する終わり方。 色々な意味で毎回毎回ドキドキします。
0投稿日: 2015.04.04
powered by ブクログ短編の集まりなのだけれど、同じ市内の話だからかちょっぴりつながっていたりいなかったり。それが面白くもある。 本題に関しては何故それでわかるんだととても不思議。私に推理力は皆無ゆえか、手のひらの上で転がされる。 ただハッピーエンドで終わるのかなと思ったら、そうじゃない話もあったりして、うわあああとなったりした。恐ろしかった。けど大学生二人の話はちょっとほっこりしたよ。
0投稿日: 2015.02.23
powered by ブクログ話を聞いただけで謎を解き明かすのが安楽椅子探偵ですが、この腕貫探偵は一言二言ヒントらしきことを発するだけで完全には事件の全貌を明らかにしてくれません。それを相談者がヒントをもとに自分で解決・・・って相談者も只者じゃないやん。一話一話面白いけど腕貫さんの存在感が薄くて、その分他のキャラが濃くないと話が印象に残らないまま読み終えてしまいます。5話ぐらいから周りのキャラの味が出てきた感じかな。ユリエさんぐらい強烈でないと、腕貫さんの良さが出ませんね。
0投稿日: 2015.01.07
powered by ブクログ探偵なのに公務員的な対応が新鮮な感じでした。 相談者とは違う見方で事件のヒントをくれて、 事件の全貌はあかしてくれないところが面白かったです。
0投稿日: 2014.12.12
powered by ブクログ合コンの帰り、道に迷った大学生の『純也』は、バス停で隣の部屋の男がパンツ一丁で死んでいるのを見つけるも、通報している間に消えてしまう。が、警察と共にアパートに帰ってみると、その男の死体は自室へと移動していた。釈然としない彼が目にしたのは・・・ 安楽椅子探偵が謎を推理する連続短編ミステリー 殺人事件から家族の悩みまで、そんな事件を解決する探偵役は、「個人的なお悩みもお気軽にどうぞ」と貼り紙を掲げた市民サービス課の職員。しかも出現する場所が奇抜すぎる。大学構内や病院はまだ良いとして、占い師宜しく街角に佇んでいたりはたまた警察署内にまで。どうにも怪しすぎるのだが、この男正にお役人を絵に描いたような風貌で、腕には黒い腕貫まではめている。いわゆるアームカバーってやつですね。今の人に通じるのかな?そう言う私も映画なんかでしか見たことないですが・・・。で、言動も、ザ・お役人!手順厳守、融通が利かない。話を聞くだけで的確な推理を展開してくれるんだけど、時間がくればさっさと切り上げてしまう。「え!ここで終わり」と、思っちゃうけど、確かに正解かどうかはそこじゃ確かめられないし、悩みというものはやっぱり自分で解決しなくちゃね、ってことなのかな。 殺人もあるけれど、全体的に重くはない。ただ、過去の罪を暴く話は後味が悪かった。関係品が出てきても思い出せない程度のことだったの?ん~逆に背負いきれなくて無意識に忘却したのか・・・とかね。 ひとつ難点は、登場人物の名前が素直に読めない漢字であること。と、思ったら、これがこの著者のスタイルらしい。音読しているわけではないので問題はないのだけれど、どうしてもつっかえてしまい前に戻り確認しないと気が済まない自分が煩わしい。
0投稿日: 2014.12.06
powered by ブクログ【腕貫探偵シリーズ】」市民サーヴィス課臨時出張所、櫃洗市一般苦情係。 「どんなに眼と鼻の先に置かれていても、心身ともに健やかな者の視界には絶対に入ってこないというものが世の中にはある。」
0投稿日: 2014.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
西澤保彦による安楽椅子探偵ものシリーズ第一弾。 場違いな場所に突然現れる市民サーヴィス課の腕貫職員。本当に市の担当者なのか、そもそもその正体は一体何者なのか、一切わからない。相談者の話を聞いてある程度の情報を得たら、つっけんどんなまでに中途半端なアドバイスをして突き放す。最終的には相談者がそのアドバイスを元に謎の解決に至るが、腕貫男の中途半端さ加減が小気味いい。 本作は短編の連作形式をとっており、基本的にそれぞれの作品は独立している。登場する人物の名前がいちいちあまり聞かないような名前で、字面から読みが思い浮かばなかったりするので、結果的にあまり名前を覚えられず、字面だけで人物を判別することになる。が、ある物語の主役級の人物が別の作品に登場するなど、作品ごとの関連性もあり、物語世界に深みを与えている。
0投稿日: 2014.10.28西澤保彦による安楽椅子探偵ものシリーズ第一弾!
場違いな場所に突然現れる市民サーヴィス課の腕貫職員。本当に市の担当者なのか、そもそもその正体は一体何者なのか、一切わからない。相談者の話を聞いてある程度の情報を得たら、つっけんどんなまでに中途半端なアドバイスをして突き放す。最終的には相談者がそのアドバイスを元に謎の解決に至るが、腕貫男の中途半端さ加減が小気味いい。 本作は短編の連作形式をとっており、基本的にそれぞれの作品は独立している。登場する人物の名前がいちいちあまり聞かないような名前で、字面から読みが思い浮かばなかったりするので、結果的にあまり名前を覚えられず、字面だけで人物を判別することになる。が、ある物語の主役級の人物が別の作品に登場するなど、作品ごとの関連性もあり、物語世界に深みを与えている。
3投稿日: 2014.10.28腕貫探偵登場!
「市民サーヴィス臨時出張所」 大学、病院など場違いな場所に掲げられたこんな張り紙 役所のような机とパイプイスで待っているのは腕貫をした無表情な男 何だかミステリアスですよね 吸い寄せられるように相談にきた市民の相談をズバリと解き明かす腕貫探偵 あなたの正体が一番の謎なんですけどー! 正直、謎解き自体は難解で少々無理もあるので、謎解きに挑むよりも 人の心理を解き明かす妙を楽しむのが良いのではと思います 1編自体が短くサクッと読めるのでReader向き 謎のままで終わった腕貫探偵のプライベートに触れられているらしい 続編も気になります
4投稿日: 2014.10.28
powered by ブクログ前々から書店で推されてるのを見ていたので、読む機会をうかがっていた一冊。架空の街櫃洗市で起こる事件を、都市伝説的に登場する公務員探偵がお役所仕事のように解決する短編集であります。 全体を通して見ると、推理は少し捻りが足りないように思えます。表題作の「腕貫探偵登場」はなかなか作り込まれた感じもありましたが、それ以外はそれなりな出来。読みながらトリックが見えてしまうのはどうにかならんものでしょうか。 しかし、探偵のキャラクターは良い。公務員としての立ち位置は、バリエーションの一つとしての意味合いを越えて可能性を感じる設定であります。 すぐさま続編に行かず、また何かの折りに進められればと思います。
0投稿日: 2014.07.08
powered by ブクログ西澤さんの本はだいぶ前に1作読んだきりだったんですが、他のも気になってので読んでみました。 『腕貫探偵』というタイトルを見て、最初、腕貫は苗字だと思ってしまいました(笑)アームカバーのことなんですね。 連作短編集で、当然全部の話に腕貫探偵が出てくるんですが、とにかく存在感が薄いです。 まぁ、安楽椅子探偵ということで、ただ話を聞いてるだけでちょっとしか喋らないからしょうがないのですが。 そのキャラの薄さが、逆に何者なのか気になってしまいます。 出てくる名前が難しくて、結局ほとんど覚えられませんでした。 内容は、おもしろかったです。 ミステリーだけど、ユーモアたっぷりでライトな感じなので読みやすかったです。 蘇甲くんと筑摩地さんの2人が微笑ましくて良いですね。
0投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログ市民サービス課を名乗る相談所職員が探偵役。 謎に頭を悩ませる利用者に、わずかな時間相談乗るだけで助言をあたえ、解決に導く。 その助言は一見分かりにくく、何だかんだ相談者自身が解決してく様は話としてちぐはぐなものを感じる。
0投稿日: 2014.06.04
powered by ブクログ図書館が長期休館。本屋の店先で購入した古本から。 市民サーヴィス課臨時出張所 櫃洗市のみなさまへ 日頃のご意見、ご要望、なんでもお聞かせください 個人的なお悩みもお気軽にどうぞ 櫃洗市一般苦情係 丸いフレームの銀縁メガネ。年齢不詳。無表情。白いシャツに黒っぽいネクタイ。両腕の肘まで嵌めた黒い腕貫。 「そこ(ご利用者氏名一覧表)へ名前を記入して、そちらに座ってお待ちください」 なんて役所的なんだ! でも気になるアノ事を相談するとスルスルと答えが見つかるようになる。 相談なのがポイント。解決するのはあなたです。 初、西澤保彦。 表紙の絵のイメージで軽く読める推理小説と手に取った。 確かにアッサリ読めるけど、思ったよりずっと本格派で驚く。(失礼…) ただ、登場人物の名前がどれも読めなくて、読み終えて一人の名前も覚えてない。なんだこれ。 夜中のバス停で発見した半裸死体が移動した謎。 再婚前の幸せな時期に突然ストレスが原因らしい体調不良になったお母さんの謎。 浮気男が本気になった相手の秘密。 押入れの奥から出てきた20年前の学生証の束の謎。 殺害された有名作家は何故レストランで食事をせずに出ていったのか。 会社のナンパ野郎どもの秘密を暴いた彼女たちの罠? 個展の片付けで1つ残った絵の箱の謎。 腕貫氏の出現の仕方が大好きなクリスティのクィン氏を思わせて嬉しい。 謎解きとチラチラ現れる彼らの動向とダブルで楽しめた。 男子はヘタレでどうしようもない、女子はバリっと強くて怖い。 そんな登場人物たちも魅力的だった。 続編があるらしいので探してみたい。
1投稿日: 2014.04.17
powered by ブクログ+++ 本格ファンなら見逃せない名探偵が登場!市民サーヴィス課職員の腕貫男が出張所の窓口で、事件の謎を次々と解明する痛快ミステリー。 +++ 「腕貫探偵登場」 「恋よりほかに死するものなし」 「化かし合い、愛し合い」 「喪失の扉」 「すべてひとりで死ぬ女」 「スクランブル・カンパニィ」 「明日を覗く窓」 +++ 白いシャツに黒っぽいネクタイ、黒い腕貫をはめた市民サーヴィス課職員の男が探偵役となる連作である。市民サーヴィス課の臨時出張所は、大学や病院、繁華街など様々な場所に出没し、しかも心身ともに健やかな者の視界には絶対に入ってこないが、胸に何か心配事やわだかまりがある者の目の前に、なぜかふっと現れるのである。相談事をなんでも受け付けるのがこの腕貫男の仕事であり、相談者の話を聞いて、問題解決のヒントを与えるのである。いわゆる安楽椅子探偵である。しかし、主役とも言うべきこの男の影が薄いので、かえって気になってしまうのである。いずれ彼のことが判る日が来るのだろうか。続編もぜひ読んでみたいシリーズである。
0投稿日: 2014.04.04
powered by ブクログ不思議な設定の小説である。 なんだろう。 ありそうだけど絶対にない、絶妙な設定と言おうか……。うん。 市民の相談窓口の男性が、投げかけられる謎にすべてこたえる。簡単に言えばそんな話なんだが、いやいや、短編で無理だろっていう美味しい設定の話がごろごろしている。しかも不自然じゃない。不思議だ。
0投稿日: 2014.03.30
powered by ブクログ軽めのミステリー。連作短編集。 すこし砕けた文体と適度な分量で、とても読みやすい。 探偵さんの存在感のなさ! 物語が繋がっているのも楽しめました。 登場する女性が魅力的。玄葉さん、眞鍋さんの他作品での再登場に期待。 続編もあるようなので、このシリーズも集めます。
0投稿日: 2014.03.28
powered by ブクログ大学、病院、警察署内…ところ構わぬ辻占いの如く、いつのまにか出現し消えている「市民サーヴィス課臨時出張所」。 受付や対応時間はお役所仕事ながら、地味な職員「腕貫さん」は圧倒的スムーズさで事件を解明!(スムーズ過ぎてどういうことやらわからないことも多々…) やっぱり後味の悪い話もありましたが、7話の連作短編だったので、全体的にはハッピーエンドで良かったです。 個人的には古武士の如き口調のアンタッチャブル美人・玄葉淳子さんがお気に入り。
0投稿日: 2014.03.27
powered by ブクログ西澤さんの推理は秀逸。 殺人から日常のことまで話を聞くだけで謎が解けてしまう腕貫探偵。 一番始めの主人公が憧れの女性とくっつくとは思わなかった。
0投稿日: 2014.03.25
powered by ブクログいちいち出てくる人物の名前が難しい。笑 腕貫探偵自体はサブキャラのような扱い。笑 まぁ続きも気が向いたら読んでもいいかも。
0投稿日: 2014.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんなに目と鼻の先に置かれていても心身ともに健やかな者の視界には 絶対に入ってこないというものがある。 それが櫃洗市一般苦情係の”市民サーヴィス課臨時出張所”である。 それはどこにでも現れる。 不思議な張り紙と折り畳み式とおぼしき簡易机、 それに座るひょろりと鉛筆みたいに細身の男性。 むっつりとした表情に黒っぽいネクタイが如何にもお役所的に堅い感じ。 机の上に置かれた両腕の肘まで黒い腕貫を嵌めている。 後から顔を思い出そうとしても思い出せそうにない、そんな男が謎を解く。 行動型の探偵とはちょっと違う。 探偵よりも、アドバイザーに近い気もする。 一般苦情係で個人的なお悩みに対応し 相談者に推理した事柄を話したり鍵となるものを示したりするが 最終的に謎を解くのは相談者本人である。 いや・・・行動型探偵を思い浮かべながら読むとアドバイザーかもしれないが、 安楽椅子探偵としてみれば、やはり探偵か。 気になるのは、その推理はどこから来るのか? 腕貫男の中の何から生まれてくるのだろうか? 人生経験が豊富なのか、それとも相談を受けてきた経験からなのか? それと、この本の登場人物の名前が一風変わっている。 耳慣れない名前に”えっと、何て読むんだっけ?”となってしまう。 聞きなれないせいか、メモが必要でした。 腕貫男の名前も解らない。 持ちかけられる謎は、腕貫男と相談者が解いてくれるため、 目下一番の謎はこの腕貫男に他ならない。
0投稿日: 2014.02.19
powered by ブクログあんまり読んだこと無いタイプの探偵ものだった。 探偵…探偵なのか?? 話数ごとに難題を抱えた主人公たちが、ふとした時に出会う、謎の市民センターからの出張サービス。どんな些細な相談でも乗りますとのことに、自らの身の上話を伝えると、そこから紐解かれる解決策。 その出張サービス席に座る人こそ、腕貫探偵。 しかし名前は誰も知らない。腕貫(袖が汚れないように事務員さんなどが着けている輪っか状の布)をつけているから、誰が読んだか腕貫探偵。 お話自体は、結末綺麗な話ばかりでもなく、読みやすい感じ。個人的に、登場人物の名前が難しい漢字や読みばかりで、覚えられないのがほとんどだったなー。
0投稿日: 2014.02.07
powered by ブクログ短編集でさくっと読める。 さくっと読める割りにミステリー色がしっかりしていて、なおかつ綺麗にまとめられているように思う。 それぞれの話が微妙にリンクしているのも面白い。 毎回登場する腕貫をした公務員のミステリアスさに惹かれる。 結論が曖昧にされていることで続きを自由に想像する楽しみもあり、 久しぶりに読んでいてワクワクする本と出会った気がする。 シリーズ化されているので、他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2014.01.13
powered by ブクログこの作者のものは、デビュー作の「解体諸因」以来、独特の世界観が好きで折に触れて読んでいるつもりでしたが、気がついたら結構久しぶりでした。 思いがけないところに現れる市役所の臨時出張所の相談員が、相談者の話を聞くだけで問題を解決していくというお話。当初はアドバイスするだけで謎自体は相談した方が解決する、という仕立てかと思ったら、謎解きも全部相談員がしてしまうものもあり、ちょっと仕立てが不ぞろい。謎解きの内容もちょっとあっさり、というか、「なるほど」というより「フーン」という反応しか出ないものもありますが、全体として楽しく読ませてもらいました
0投稿日: 2013.11.22
powered by ブクログさりげなくいる探偵。はじめの二つが面白かった。不倫を隠す話と、結婚前で幸せのはずの母が、突然躁鬱に。相手に嘘をつかれていた話。 他のも読んでみたいなぁと思いました。
0投稿日: 2013.11.18
powered by ブクログ気が付くとそこにいる…腕貫さん。ほんとに神出鬼没。とっても面白くて、一気に読んじゃいました。登場人物の名前が個性的なのも印象的。
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ市の出張相談所窓口、神出鬼没な腕貫さん。無個性なのに助言が事件の真相に導く流れが好き。ぞくりとする。
0投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログ短編7つ。 どれも、市役所の、「一般苦情係」っていう変な係の人が、市民の相談(?)を聞いて、そのトラブルの謎を解決する、という話。 でも、最初の3編は、市役所職員が解決する…というよりは、市役所職員の与えたヒントをもとに、相談した本人が解決する、っていう感じです。 なんか、『完全無欠の名探偵』を思い出します。 懐かしいvvv ストーリー的には、最初の「腕貫探偵登場」と、6編目「スクランブル・カンパニィ」が面白かったかな。 正統派・本格推理小説、って感じ。(正統派が何かはよくわかんないけど、あたしのイメージとして) 他のも、推理小説としては面白いんだけど、ストーリーが、あんまり好きくない…かも。 なんか、いろんな人の心理描写が、単純すぎる感じで。 というか、今回の本は、全体的に、他の西澤保彦作品に比べると、ドロドロした感じが少なめで、なんだかすごい物足りない気がします。 ん〜…というわけで、今回のは「まぁまぁ」な感じで。 でも、この市役所職員はイイ味出してたから、シリーズ化してほしいかも。(あ、でも、これ以上シリーズ増えたら大変だ。あたし的には、タック&タカチ・シリーズの続編も書いてほしいし)
0投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログ机上探偵ものの短編集。 短編ではあるが、謎の提示と探偵による解決(正確には解決のための端緒の提示がほとんどだが)という基本形が抑えられており、相談内容の多様性もあって読みごたえがある。
0投稿日: 2013.09.20
powered by ブクログ至る所に突如現れる市の出張相談窓口。 受付するのは無愛想で四面四角な公務員。 相談者の視点から語られるオムニバス。 探偵役が腕貫をしている以外、驚く程無個性。それが逆に強烈です。 面白いと思ったのが、腕貫男は一言ヒントを口にするだけで、解決まではしない所。 一言を元に相談者が自ら謎を明かします。 続編もあるようなので、ぼちぼち読みたいです。
0投稿日: 2013.09.04
powered by ブクログ市役所の一般苦情係の出張相談所、神出鬼没なその相談所に居るのが、腕貫さん。 淡々と市民の相談にのって、一言二言のアドバイスで事件の本質をズバリと見抜いてしまう。 そんな腕貫さんも良いですけど、他の登場人物たちも、魅力的ですね。 登場人物たちが互いに関わりがある事が、少しずつわかっていくのも楽しめました。
0投稿日: 2013.08.11
powered by ブクログ安楽椅子探偵役が市役所の職員だという点が新しいが、事件があまりにあっさり解決されることろがライト過ぎるかな。 各篇の登場人物がゆるやかに繋がっているので、取り敢えず次作以降がどう発展するか読んでみよう。
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ一言で言えば、爽快。一刀両断。その分、余韻は少ない。自分で補うしかない。それが気にいるか、どうかで評価が分かれそう。自分は、ウーム、であった。
0投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログ久しぶりに西澤保彦さんの小説を読んだ。やはり、推理役の想像力が半端なくよく考えるなぁと思う。腕貫探偵は櫃洗市一般苦情係らしいが神出鬼没で謎が多い。今作は腕貫探偵が主人公というよりは相談者側がメインであり、あくまで謎を解決する補助役のような立場。探偵役としてはちょっと魅力にかけるか・・・。次回作も読んでみたい。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ『叫びたくなるほど面白い!』という宣伝文句につられて購入。 7つの短い話で構成されている。 よくある殺人事件が起きて探偵が解決!のような話はほとんど無く、各主人公の日常で起こった謎を探偵に相談して解決に導かれていくという感じ。 あっさりと問題解決してしまうので、ちょっと淡泊な感じもしたけど、意外なところもあって面白かった。
1投稿日: 2013.06.01
powered by ブクログ最初の2話くらいは平凡というか…うちの好みじゃないなと思ったけど、読んでいくうちに腕貫氏が提示する可能性に興味津々。 読み進むにつれて次の相談が気になってくる。 次も買おうと思わせられた。
0投稿日: 2013.05.28
powered by ブクログ腕貫をしている、市民サービス課の職員が、事件の概要を聞いて殆ど解明してしまうという、今までに無い探偵モノの本に新鮮さをみた。しかも対応がお役所的な所がまた、面白い。
0投稿日: 2013.05.23
powered by ブクログ安楽椅子探偵ものは好き! オムニバス形式で読みやすいし、ライトな感じですぐにページが進んで、読了感も、なるほど、という感じ。 ただ、人物の漢字がよめない!! はじめの一回しかフリガナがつかないから困る。 別に読み方わからなくても読み進めればいいんだけど、なんか無視できなくてフリガナのところに戻って…っていうのがめんどくさかったです。
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログゆるっと名推理の小さな物語が7本。 繋がっていないようで繋がってる物語は、日々の人間関係を連想させました。全然関係ないと思ってた人に意外な共通の知り合いがいたときのというのは、驚きと同時に知らない日常が垣間見えたりするものです。…さすがに腕貫を着けた探偵の知り合いはいませんが(笑)。 印象に残ったのは「化かし合い、愛し合い」。…いるよね、こういうアホな人って。
0投稿日: 2013.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
腕貫探偵が活躍する推理もの。 市民サービス課の腕貫を着けた公務員が市民相談として謎を解決していく。
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログ神出鬼没、正体不明の腕貫男が小さな事件などを解決しまくる物語。 主人公?であるはずの腕貫男、最後まで何もわからず仕舞いであるだけでなく、この1冊を通して一挙手一投足も行なっていない。 それなのに、この存在感…。 キャラクターが全体的に立っているし、世界観が牧歌的なので、個人的にはアニメになったら面白そうだなあと思った。1話完結の物語。
0投稿日: 2013.03.23
powered by ブクログできることなら この路線を続けて欲しかった…… 西澤氏は短編だけ書いてて欲しい。長くなればなるほど猟奇的な殺人ものになっていく傾向がある。 姉はこの1冊まででダウンした。
0投稿日: 2013.03.20
powered by ブクログ面白い! アームカバーディテクティブ(笑) 久々にどっぷりとロジカルな謎解きの世界に浸ることができた。 後味悪い話もあるけど、そこも含めて面白い。 素直に生きてる人には、ちゃんと良い結末が用意されているし。 うーん、面白い。
0投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
推理ものはあまり読んだことはないのですが、これは新しいと思いました。探偵が市の苦情係で、事務的に相手の悩み?相談に対して的確なヒントを与え、解決に導くというものでした。相談者達の悩みは短編でわかれており、読みやすかった。
0投稿日: 2013.02.18
powered by ブクログ様々な事件を様々な場所に現れる市役所職員が話を聞く 面白かった スクランブルカンパニィの後日談が気になる…
0投稿日: 2013.02.01
powered by ブクログ神出鬼没な市民サービス臨時出張所の職員さんが(年齢不詳で黒い腕貫がトレードマーク)、市民の様々なお悩みを解決する一風変わった安楽椅子探偵モノ。 主人公が腕貫さん発見→事件の概要を説明→腕貫さんのヒント→主人公自力で解決。 というしっかりした『起承転結』な構成をした前半2話の物語が好きです。それにしてもすごい想像力。
0投稿日: 2013.02.01
powered by ブクログ短編集。身の回りでおきた不可解な事件について、『市民サービス臨時出張所』の張り紙のそばに座っていた腕貫をした謎の男に相談すると……。 いわゆる、隅の老人系ではありますが、探偵役が種明かしをするのではなく、腕貫男は一言アドバイスをするだけ。しかも、そのアドバイスは一見、ちんぷんかんぷんな内容。が、そこからひらめきを得た各話の主人公が、自ら謎の解明まで持っていく、という展開はちょっとひねりが効いてて面白かった。 短編集だし、どの話もさらりとしてて読みやすかったですね。
0投稿日: 2013.01.31
powered by ブクログ探偵役が探偵役?というよりもヒント役という感じで結局のところ語り手が考えないといけないという謎はなかなか珍しい(と思う) 短編集なので比較的軽い謎が多いと思う。 名前が読みづらい人達ばかりなので、登場人物一覧でもあればよかったなーと思う作品。
0投稿日: 2013.01.17
powered by ブクログ腕貫という言葉に惹かれて思わず手に取った本。 個性的なのか没個性的なのかよくわからない、名前もわからない探偵がなんだかとっても魅力的。 収録されている事件もバラエティに富んでいておもしろい。 アクの強いキャラクターがたくさん出てきて、思わせぶりな話を展開させるので、ラストどうまとまるのかとワクワクしながら読んだが、別にどうもまとまらなかったという… 気楽に読める短編連作ミステリーです。 続編もどこかで見つけたら読みたいな。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ意味もなく全登場人物の名前が難解で読むテンポを阻害される。さしてうまくもない描写を全く同じ文章で何話も繰り返し読まされる、連載でもないのに。腕貫探偵に言われることは意味不明な内容だけなのに、それだけで急激に脳が冴えて全てを推理解決する主人公たち。探偵に教えてもらった事実を「見抜いた」と表現するなど、ちょっとした言葉選びに対する疑問。合わなかった。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ悲しい事も喜ばしい事も(あまりでてこない)、淡々と事務的に整理立てて道筋を示してくれる、新しい探偵さん。というより、事務員さん。整理小説。 同じ名前が出てくるからついつい関連付けて読んでしまうが、たぶん関係ない気もする。
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログ主人公の神出鬼没ぶりが印象的でした。登場人物の名前が読みづらく、何回も読み方を確認しないといけなかったのが残念。
0投稿日: 2012.12.25
powered by ブクログ■謎の“腕貫”着用職員が市民の悩みを次々に解明! 「市民サーヴィス課臨時出張所」という貼り紙した簡易机で受付をしているのは、マネキン人形のように無表情な男。銀縁メガネに、白いシャツ、両腕に黒い腕貫をはめた職員。あるときは大学の構内、病院、またあるときはアーケード街に設けられたこの臨時出張所に、引き寄せられるようにやってくる相談者はさまざまなトラブルを抱えている。殺人?詐欺?行方不明?ミステリアスで厄介な相談事を、受付で話を聞くだけで見事に解決する、明晰な推理力をもつユニークな安楽椅子探偵が登場した!ユーモア溢れる痛快ミステリー連作短編集。
0投稿日: 2012.12.11
powered by ブクログ図書館にて借りる。相変わらず難読名字を多様していて読み方覚えるのに一苦労だよ。目鯉部とか絶対読めないって!こうなってくると腕貫さんの名字が気になる。普通の名字だったらどうしよう(笑) あと腕貫さんが恋のキューピッド役をしてるのにはちょっと笑った(笑)
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ安楽椅子探偵ものは幾つか読んだことあるけど、ヒントで終わって後は考えなさいよ。ってのは個人的に初めてで面白いなぁ、と思った矢先に全部解決まで行く話も出てきたり。あとは登場人物の名前がなにせ読みにくいw作者の特徴らしいけど、なかなかすらっと読めないこともしばしば。まぁでも面白かったので続編買いますはい。
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ西澤保彦『腕貫探偵』 (2005年7月・実業之日本社 / 2011年12月・実業之日本社文庫) 大学に、病院に、警察署に…突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を持ちかけてしまう。隣人の遺体が移動した? 幸せ絶頂の母がなぜ突然鬱に? 二股がバレた恋人との復縁はあり? 小さな謎も大きな謎も、冷静かつ鋭い洞察力で腕貫男がさらりと解明! ユーモアたっぷりに描く連作ミステリ7編。 ケレンのないロジカルなミステリ。犯罪の動機や背景が重苦しく、ユーモアたっぷりとはとても思えないが、ブラックでもない。 何より腕貫探偵のキャラが秀逸。西澤保彦もやればできるじゃないか、と見直した一作。 70点(100点満点)。
0投稿日: 2012.11.06
powered by ブクログ安楽椅子探偵ものって事なんだけど、ちょっと探偵役が変わった設定だね。 でもまぁこの設定なら次々謎と事件が舞い込んできても不思議はないって、ちょっと便利な設定でもあるか。 短編集なので手軽に読めて、面白かった。
0投稿日: 2012.10.28
powered by ブクログ安楽椅子探偵という事だけれど、まぁこれ程極端なものも無いのではないかというシリーズ。 短編集なので淡々と話は進むけれど、最後には西澤作品特有の満足感を味わえたのは、さすがと言う所なのではないかと。 一人称が相談者なので、短編集として一冊の本になった時、話の切り替わりに頭が追いつかないのが少し気になったかも…… 腕貫さんの影が薄すぎる……
0投稿日: 2012.10.22
powered by ブクログ市民サーヴィス課臨時出張所という相談コーナーから一歩も動かず問題を解決する探偵。黒い腕貫をはめている謎の探偵だ。 相談に至る前の情報からは想像を超える発想で事件の核心を突いて行く。 読み込み方が足りないのかも知れないが、少しフラストレーションが溜まる展開でもある。 穿った見方をするのであれば、本当に一歩も動いていないのだろうか?市民サーヴィス課臨時出張所が登場する場所があまりにもタイムリー過ぎる。もしかしたら、裏でドタバタ汗をかきまくりで事件を事細かに調べて、納得がいく推測が出来上がった時にしれっとした顔をして出張所を設置しているのではないか? そんな事を想像してしまった。残念ながら続編には手を出さないだろうな。
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログタイトルだけ見たときは腕貫という探偵が推理していく物語だと思った 神出鬼没?で名前も正体も曖昧な彼がたまたま寄ってきた相談者たちの悩み・相談事を解決に導く!? 今までとは違った視点の探偵もので読み進むたび捲るページが進んだ
0投稿日: 2012.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
櫃洗市一般苦情係、市民サーヴィス課臨時出張所の腕貫男による安楽椅子探偵物語。 「腕貫探偵登場」 蘇甲純也が遭遇した知人の死体。何故か通報している間にバス停から部屋まで移動していた。 その謎について相談した蘇甲純也は腕貫男の慧眼によるアドバイスにより真実を見抜く。 「恋よりほかに死するものなし」 筑摩地葉子は再婚により幸せなはずの母親が抱える悩みが何なのか相談し、腕貫男のアドバイスにより閃きを得る。 「化かし合い、愛し合い」 門叶雄馬が完利穂乃加とよりを戻せた話をしたところ、腕貫男に利用されているとアドバイスを受ける。何故か。 「喪失の扉」 元櫃洗大学事務局長である武笠寿憲は自宅で見つけた二十年前の学生証の束と履修届のコピーについて、知人の話として腕貫男に相談する。 そして、寿憲は真実を思い出す。 結末は黒い。 「すべてひとりで死ぬ女」 刑事の氷見と水谷川は作家・兎毛成伸江殺害事件について頭を抱えていた。何故彼女は<カットレット・ハウス>で食事をしなかったのか、腕貫男に相談し、事件の全貌を知る。 「スクランブル・カンパニィ」 体調が悪いにも関わらず、檀田臨夢は目鯉部怜太の尻拭いをさせられたあげく螺良光一郎に無理やり合コンに連れ出される。 そして後日、螺良&目鯉部の二人が逮捕された事実を知る。合コン相手の秋賀エミリ&玄葉淳子という美女二人が絡んでいるのではないかと腕貫男に相談した檀田は事件の裏で何が起きていたのか理解する。 「明日を覗く窓」 蘇甲純也は友人の頼みで個展の片付けを手伝うことになる。その際何故か去年出展していたはずの作品を回収する箱が残されていた。 同じく手伝いとして参加していた筑摩地葉子とともに腕貫男に相談する。
0投稿日: 2012.09.23
