
総合評価
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powered by ブクログ日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作品。 モンゴル湖畔の部族の青年は妻を娶るが、他の部族に襲われる。妻は子を連れ、北の回廊を渡りアメリカ大陸にやってくる。夫は南から舟でアメリカを目指す。 時代は移り南太平洋。座礁し漂流の末に島に流れ着き、若者は恋に落ちる。また巡り来る災難によって筏でアメリカを目指す。 終章はアメリカでのインディアンの血をひくカップルの物語。2人は巡り合いたどり着く。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログはるか昔のゴビ砂漠で離れ離れになってしまった恋人達(チープな言葉でしか表現できなくて悔しい)から世代を重ねて現代で巡り会えてハッピーエンドな話。(まとめ方もチープ) とにかく一目惚れで、こいつが俺の運命の人!!そういうことで決まり!!理屈じゃない!!って感じの恋人関係なので、相思相愛になるまでの過程が好きな私にとっては物足りないです。世界観が大きくて壮大ではあるけど、好みでない恋愛というだけで感情移入もできず、傍観者の立場で読み切りました。
1投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログ高校生くらいの時、映画リングをきっかけに鈴木光司作品を読みましたが、ホラー作家のイメージでしたが、全然。 ストーリーテラーです。光射す海や楽園、ループなど、めっちゃ良かったです。
3投稿日: 2021.09.25
powered by ブクログ太古の時代から現代まで、数世代に引き継がれて結ばれて行く、壮大なラブファンタジー。 どっちかてと、もう少しコンパクトな恋愛ものが好きなので、そこまでのめり込めなかった。 鈴木光司さんの恋愛世界観なら、ループが好きです。ループの恋愛もそこそこ壮大ではありますが。
3投稿日: 2021.09.19
powered by ブクログ壮大な物語。 文章の歯切れがよく、読みやすい。 運命の赤い糸ならぬ、赤い鹿で繋がる3組の男女のお話。
1投稿日: 2019.09.26
powered by ブクログ鈴木光司のデビュー作、ホラーじゃなくってファンタジー、愛を語る。男女の赤い糸が3世代にわたりつながっている。そのスケールのデカさに圧倒されるのだが、どの話も尻つぼみ感は否めないかも
1投稿日: 2018.02.11人と遺伝子
人が主で,DNAは構成物質,という見方もあるけれど,DNAが主で人はその乗り物,という見方もある. これは,DNAが愛したDNAのために旅をする物語で,個々の時代における人の感情を描いている. 今の自分も,旅の途中なのかもなぁ,とつい夢想するようになってしまう.
0投稿日: 2016.03.30
powered by ブクログリング・らせんでお馴染みの鈴木光司氏のデビュー作。 1話目は、グイグイ惹き付けられて、映画の世界。でも、結果どーなったの!?って所で2話目。ここにくるー!?って、ヤラレた感。 そして、完結の第3話。 スケールが大きく、読みごたえあるお話でした。 個人的には2話のタイラーが好きですね(〃艸〃)
1投稿日: 2016.01.27
powered by ブクログ一章 「神話」はモリー・ハンターの「砦」やジーン・アウルの「大地の子エイラ」のような読みごたえある古代ファンタジーです。 私は序盤で出てきた登場人物に思い入れが出来てしまうので、後半につれてちょっとサラっと読んでしまいました。 鈴木光司さんは「リング」「らせん」以来遠ざかっていたのでブクログでオススメされなければ読んでいなかったはず。 他の作品も読んでみたいと思いました。
1投稿日: 2016.01.21
powered by ブクログホラー作家のイメージしか無かったけど、認識を改めねば。ストーリとしてはひねりのない王道ではあったが、とても好きな展開なので不満なし。ロマン溢れる素敵な作品でした。 あらすじ(背表紙より) 太古のゴビ砂漠。部族の若者ボグドは、美しき少女ファヤウを自らの力で迎え入れ、夫婦となるが、他部族の襲撃により引き裂かれてしまう。ボグドは、遙か彼方に連れ去られた妻の姿を求め、一人旅立つが…!?そして、舞台は18世紀南太平洋、現代アメリカの地底湖へ。時空を超えた愛の邂逅と、戦うがゆえに手にできる“楽園”の意味を壮大に描く、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作にしてデビュー作。
2投稿日: 2016.01.13
powered by ブクログ一冊の中で、この壮大なストーリー展開を一気読みできてしまう贅沢、砂漠から始まり、三世代に渡る愛に満ちた話
1投稿日: 2015.10.24これがデビュー作かぁ
まずは「リング」などのホラーが思い浮かぶであろう作者。バリバリのホラーでない作品も書いています。 幾世紀も受け継がれた『記憶』が収束していく壮大な物語です。 デビュー作でここまでのスケールの物語を書くとは驚きです。科学的な裏付けの薄さはともかくとして。 結構お薦めです。 この作者の作品で読んだ中では「エッジ」も面白かったですよ。
1投稿日: 2015.06.18愛がDNAで受け継がれる物語
本当に愛したら、その思いはDNAで1万年もの世代を超えて受け継がれていく。そんな鈴木光司らしい物語。スケールが時間軸では万年単位、距離も環太平洋単位とものすごく壮大。歴史の黎明期の人類が大移動して活動範囲を広げていったのはよく人類史で聞きます。でも、その動機っていったい何だったのか?どんな気持ちで未知の海や地を目指したのか?どのくらい時間をかけてたどり着いたのか?そんな人類史の不思議に答えてくれる作品でした。北東アジアの遊牧民が世界に活動を広げていく膨大なエネルギー。その源泉を「愛」とした時、読み手にすごくピュアな勘定と勇気を与えてくれるよい作品でした。
2投稿日: 2015.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三つの時代に渡る男女の別離と邂逅の物語。 いい話だったけど、再読したいほどではない。 「神話」では先史時代の中央アジア砂漠の民の夫婦が、侵略によって離ればなれに。男は数百年に一度繋がる海を越えるために船出する。 「楽園」は十八世紀の大航海時代か。ポリネシアのある未開の島の原住民の娘と、漂流したアメリカ人青年が結ばれる。 「砂漠」は、二十世紀末のニューヨークからはじまる。遊び好きな天才作曲家と、愛の破綻で傷ついた女性編集者が巡り逢い、約束の地へ。 転生ものと聞いて読んだのだが、あまりはっきりと運命に導かれてという描写はない。赤い鹿のイメージが鍵になっていることを覗いては。 個人的には「神話」が一番好み。表題作は、漂流者のごたごたが長すぎて退屈だった。「砂漠」は鍾乳洞で音楽の発露に触れるあたりがいいが、すれ違ったあとに、再会に至るまでがあっさりしすぎかも。 情景描写が緻密なのはいいが、ラブストーリーにしては心の機微がおざなりにされている気がする。ファンタジーノベル賞だから、設定が命だったのか。
1投稿日: 2014.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友人に勧められた一冊。 リング、らせんで有名な鈴木光司の著作ということなのでホラーを想像していた。 作者の名前以外何の情報も無しで読んだので意外性もあり、物語をどう収束させていくのか気になり、無心にページを捲ってしまった。 あらすじなど何も見ないで読んで欲しい。 ★4 ってことで以下ネタバレってほどのことは書いてませんが、読む予定がある人は今すぐブラウザ閉じて本屋に向かうか、電子書籍を買いましょう。 3つの作品が収録。遥か太古のゴビ砂漠から始まり時空を越えてリンクするんですが、その加減が絶妙です。 自分の人生も…。 と思いを馳せてしまいます。 ラブストーリー的な部分もあるし、もっと大きなテーマ性も感じる。 絶妙なさじ加減が素晴らしい(二度目)。 あ、最終章で出てくる作曲家がいるんですが、アントニオ・バンデラスのような人を思い描きながら読んでたんですが、何故か某佐村河内さんが頭をよぎってしまった。
2投稿日: 2014.05.111万年のロマン
古代アジアの砂漠地帯で結ばれた運命の2人。しかし、妻は他部族にうばわれ、ベーリング海峡を越えて、はるかかなたに連れ去られてしまった。取り戻したい強い意志と執念が、1万年の時を経て、現代のアメリカへ。。 これは輪廻なのか、いや遺伝子に深く刻まれた記憶なのか。時を隔てても消えない強い強い愛と意志。 ファンタジーでロマンチックな冒険談。 3部構成の2番目の南の島の楽園と難波船の話が、3部の中では繋ぎの話なんだけど、なんやかんや面白かった。
2投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ「作家」の枠には収まりきれない鈴木光司さんの処女作。 処女作!? 読了後、1万年分の邂逅に、自分自身がふわっとした。 読み終えたの、もう4回目くらいかな。
2投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログすすめられて読んでみました。物語はゴビ砂漠から始まってアメリカに渡る。しかも恐ろしく長い月日をかけて。(現代では飛行機でわずかな時間だけれども・・)人類の歴史と共にそこに宿った人の強い思いを成就させるべく物語は進んで行く。ま~「最後はここか。赤い鹿はここまで旅してきたのか。」と納得で読み終えました。
2投稿日: 2012.04.28
powered by ブクログ太古のゴビ砂漠。部族の若者ボグドは、美しき少女ファヤウを自らの力で迎え入れ、夫婦となるが、他部族の襲撃により引き裂かれてしまう。ボグドは、遙か彼方に連れ去られた妻の姿を求め、一人旅立つが…!?そして、舞台は18世紀南太平洋、現代アメリカの地底湖へ。時空を超えた愛の邂逅と、戦うがゆえに手にできる“楽園”の意味を壮大に描く、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作にしてデビュー作。 ・レビュー 古代→中世→現代という時代を舞台にした三部構成だが、物語は一貫する意志で繋がる。 特に面白いのは18世紀南太平洋を舞台にした第二部。鈴木光司の作品には個性的で特異なキャラクターが登場するが、第二部のタイラーというキャラクターは 鈴木光司作品特有の「強い男」そのもの。主人公でない所がまた面白い。 鈴木光司の作品の原点で、いろんな鈴木光司作品の要素が含まれている。 この作品で描かれる遺伝子で繋がる愛情は感動できる。
1投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログ前半はちょっと映画『アポカリプス』を思い出した。 太古の昔に分かたれた呼び合う魂が 時代を超えて再会する物語
1投稿日: 2011.08.02
powered by ブクログ20年以上前にアニメ版を見た。 古代の1部、中世の2部はぐいぐいと引き込まれましたが、 現代の3部がちょっとイマイチ。 1万年を超えるボグドとファヤウの愛、ですが、 中世と現代では、転生した肉体が純潔を保っていないのがなんとなく引っかかる。1万年分のヘヴィー級の愛なのに、待てなかったのかと。
1投稿日: 2011.02.27
powered by ブクログこれにものすごく似たお話を読んだことがあるような気がする・・・と思いつつ、最後まで楽しく読めました。読み終わって本棚にしまおうと思ったら、そこには新潮文庫版の同じ本が・・・。 いえね、買うときから「あれ?」と思ってはいたんですよ。でも奥付を確認したら初版だし、気のせいかと思って。ショックなのは最後まで読んでも再読だということに気がつかなかったことですよね。何よりも信じられないのは悲しいことに自分自身の記憶です。 けど、出版社さんも何か一言あってもいいと思うんですよね。出版社をまたいでいるので難しいのでしょうか。まあ、自分でしっかり覚えていられれば何の問題もないんですけどね(泣)
2投稿日: 2010.08.08
