
総合評価
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powered by ブクログオーディブルにて。 1の方が面白かったかな。南サトミちゃんがあまりに不憫…!せっかく持ち前の賢さを活かして前途洋々だったのに。結末にはほっとした。
6投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ無痛の続編なのであるが、こちらの方が面白い。無痛はこれを書くために書いたのかもしれない。特にコロナ禍を経験したばかりなので、新しいウイルスの発生によるパンデミックという話にはリアリティを感じることができる。医学は患者のためと言いながらも金儲けのために、さまざまな病気を作り出しているという現実が薄寒い。少なくないお医者様は、病気を治すことよりも儲けることを優先して、自分では飲まない薬の投薬をしたり、自分では受けない治療行為をしてるのだろうなと思いました。
76投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ前回すごくおもしろかったので期待! 今回は為頼先生やイバラ君よりカポジ肉腫という病気が怖すぎてトラウマレベル 新しい病気が出てきたときって恐怖なんだと思ってたけど、こういうお医者さんはちがった見方をするんだなと価値観のちがいを感じた
8投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ再読! 本当にありそうな医療ミステリーで、毎回どきどきはらはらさせられます カウンセラーの菜見子がちょっとずれてて、でもそのおかげで終盤がうまくまとまる1面もあり、登場人物のキャラが立ってておもしろいです
0投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ全二作おわり。 なんか全体的に為頼センセ運に頼り過ぎじゃね?と思いながらも飽きずには読めました。 昔Superfly主題歌でドラマ化してたかな?みたいな記憶で読む。先入観なくすために、読み終わってからキャストを見ましたが為頼センセと白神センセはまあイメージとあんま相違ないけど、他はだいぶん脚本脚色してたんかな?サトミ役が浜辺美波やったんやへぇ〜
1投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログ新型カポジ肉腫… 恐ろしい… 新しい病気が見つかり、その脅威がまだ未知数の時の恐怖感は、コロナの時を思い出させた。
8投稿日: 2024.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
無痛の続篇長編小説。 無痛が最後 犯人イバラの逃亡で終わったので、その直後から始まると思いきや数年経ったところからだったので ちょっとビックリ。 逃亡した直後の様子はなしで 刑を終えて出所していたので それもビックリ。 今回は新型ウイルスがメインテーマだが、登場人物は無痛のままで、新たに数名が加わる感じ。 医療の意味を深堀することがテーマにもなっており、犯罪小説しての部分は二の次の様に感じた。
0投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作で不穏な終わり方をしていたからドキドキしながら読み始めたら、思ったほど重大な事になってなくてちょっと拍子抜けしてしまった 肉腫の状態や博物館の標本の様子、三岸の作品が、凄くグロテスクに想像できた 新しい人生を歩み始めたイバラとサトミを利用した白神に物凄く腹が立った
1投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ為朝先生、そんな年とってたなんて認識してなかった。固有名詞とその情報は認識がとても苦手なのを再確認 確かに守銭奴ならぬ守健奴かもしれない。ただそれが当たり前の環境で生きてきて、ワクチンとまではいかないが予防や早めの発見が何よりと思ってきたから比較しないとわからない。各国がどんなんなのか知らねば でもまあ、インフルのワクチンは打たないけど子宮頸がんワクチンは打つかな
0投稿日: 2022.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これだけの厚さを、一回も飽きることなく読ませさせる力がすごい。 今回はすごい規模の恐ろしさが描かれていたけど、リアリティある文章に引き込まれて、そういう意味での“おかしさ”は感じず、最後まで読みきれた。けど、最後の終わり方がよくわからなかった…。 コロナが流行っている今読むから、また身近に感じられる部分も多々あって、おもしろく読めた。 イバラが想像以上に成長していて、なのに亡くなってしまったのは悲しかったな…。
0投稿日: 2022.04.17
powered by ブクログ「オンラインブックトーク紹介図書2021」 ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00540253
0投稿日: 2022.01.27
powered by ブクログ医療小説っぽくて、医師会とかその内情が描かれていたし、病気に対しての医師の接し方の描画が細かくて面白かった。 タイトルの「第五番」は、疫病の5番目を意味し、ベートーヴェン第五番「運命」を掛けている。 前作「無痛」と多くのキャラが引き継がれるのでそちらを先に。 ただ前作は、立ち位置があまりはっきりしておらず、無痛症の少年を中心とする人間模様が主だった。
0投稿日: 2021.09.28
powered by ブクログ内容も結末もわかっていて、心の半分以上が次はほのぼのした作品を読みたいといってるのに、コロナの報道ばかりに疲弊した雨の夜、再読してしまった。実際、善人顔した悪魔が私たちの身近な生活を、日本を、世界を操っているのだろう。善かれと思う対策が悪しき結果を生むことも多々ある。今回は、守健奴(健康を守る奴隷)って造語が余韻に残る。
0投稿日: 2021.06.19
powered by ブクログ第五番 読了。 無痛続編。無痛症で凶暴性をコントロールできずに一家惨殺事件を引き起こしたイバラ。強烈なグロ表現があるため、弱い方もいるかな。 新型コロナウィルスが蔓延している現在、とある国の陰謀論などが聴かれますが、それを彷彿とさせる団体も出てくる。医療の倫理を考えさせる作品。 第三作もありそうな終わり方。
0投稿日: 2021.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんな時代だからこそ感染症に惹かれて読了。 いや〜菜見子にイライラする。 バカ女過ぎません? 犯因症の事をイバラに言うとかありえない。 無痛症が面白かっただけにイマイチだったな。 目の付け所は面白かったんだけどな〜。 肉腫を治療すると致死率が上がって、自然治癒なら死なないとか。
0投稿日: 2021.01.24
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無痛の続編。 無痛のラストがヒー!って感じだったからドキドキしながら読み始めたけど、続編は不穏な要素が至るところに散りばめられてて前作よりも目が離せなかった。 なんといっても新型カポジが怖すぎた~! フィクションだということを忘れ、新型カポジに罹ったらどうしようってビクビクしてた笑 ウィルスって本当に怖い。。 そしてラストのイバラーーー!!!泣きました。。 悲しい結末ではあったけど、これ以上ない結末だと思う。 そして最後の最後の為頼先生に起こったことはどうゆうこと?? 久坂部作品の読後感はいつもザワザワ笑
0投稿日: 2020.12.03
powered by ブクログ無痛の続編。 新型カポジ肉腫…治療法もなく、国も無策で広がって来た… ほんまに、今今のコロナ禍とオーバーラップする。唯一の救いは、コロナの方が症状は軽い(日本を含めアジア諸国に限る?) このウィルスは、実は、中国寄りの機関の… 作家の久坂部さんが医者という事もあり、カポジ肉腫の病状などがリアルで怖いΣ(-᷅_-᷄๑) 前作の登場人物たちは、それぞれの結末があり、少し寂しさが…
6投稿日: 2020.09.19
powered by ブクログさすが医療業界の事情をよく知る作者の作るストーリーで、怖い話だけどとてもリアリティがある。特にコロナ禍の今、WHOのこととかいろいろ考えさせられる。治療をするほど悪くなる病気があるとは知らなかった。たしかに医者は患者がいなくなれば困るわけで。。。 それから、途中からそんな気がしてくるとはいえ、『無痛』との思いがけないつながりもありおもしろい。そして『無痛』と同じく最後が気を持たせる。さらに続編がある?
0投稿日: 2020.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*創陵大学准教授の菅井は患者の黒い肉腫に唖然とした。エイズに酷似するウイルスが骨を溶かし数日で全身に転移、意識障害で死に至らしめる。あらゆる薬が効かず数カ月で日本中にこの「新型カポジ肉腫」が多発したが国は無策で人々は恐慌した。一方ウィーンで天才医師・為頼がWHOの関連組織から陰謀の勧誘を受ける。ベストセラー『無痛』の続編* 前作「無痛」も素晴らしい作品でしたが、今作も同様に読み応えたっぷりの作品に仕上がっています。と言うのも、平面的なストーリー展開ではなく、二面からなる奥の深い物語だからです。新型の病気の蔓延も終息も全てが企みだとしたら?と言う専門家ならではの切り口と、実際にその病に侵された時の人間の醜悪さや絶望や滑稽さを巧みに描く筆力と。すっかり引き込まれてしまい、あっという間に一気読みです。が、前作を知らないと魅力も半減なので、続けて読むのがお勧めです。 とは言え、続けて読むと、為頼医師のキャラクターが少々変わった感じがするのは否めないのですが・・・。イバラは強かった。無痛なことに苦しんだだろうけど、最後はその無痛に救われたんだろうな。含みを残すラストも良かった。時間を置いて再読したい秀作。
0投稿日: 2019.12.02
powered by ブクログ再読。昔読んだときもレビューを書いたのに、丸っきり内容を忘れていました。 だから、初めてのように楽しみました。良かった。
2投稿日: 2019.02.05
powered by ブクログ皮膚に黒いカリフラワーのような肉腫が出来、全身に転移し意識障害で死に至る新型の病気と、ウィーンで別人のように生まれ変わったサトミと再会する為頼医師、心神喪失と判定され刑務所を出所するも再び利用されようとしている、画家の弟子となったイバラ。厚くて登場人物も多いけれど読み易く濃密でとても引き込まれた。
1投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【ネタバレあり】 無痛の続編。 謎の新型感染症とパンデミックの恐怖が描かれる。新型カポジ肉腫に感染した人がじわじわと肉腫に蝕まれていく様子には戦慄した。以来ほくろが大きくなってないか気になってしかたない。現在では滅多に命を落とすことはないような病気でも、その治療法が確立するまでにはたくさんの人の命が犠牲になってきたんだな、と改めて思った。医者の地位向上のためにWHOが自作自演のバイオテロみたいなことをしているというのは、本当にあったとしたら恐ろしすぎる話だ。 イバラは前作に引き続き、洗脳されて利用されて殺人の道具にされかかって…真面目に更生しようとしていたのに、どうしてそんな目に遭わなければいけなかったのだろうと、不憫で仕方なかった。
1投稿日: 2018.07.13
powered by ブクログ創陵大学准教授の菅井は患者の黒い肉腫に唖然とした。エイズに酷似するウイルスが骨を溶かし数日で全身に転移、意識障害で死に至らしめる。あらゆる薬が効かず数カ月で日本中にこの「新型カポジ肉腫」が多発したが国は無策で人々は恐慌した。一方ウィーンで天才医師・為頼がWHOの関連組織から陰謀の勧誘を受ける。
1投稿日: 2018.05.27
powered by ブクログ結局、何が伝えたいかと結論から書くと 執拗に医療を信用するな ということかなと思いました。 コンビニ受診なんて言葉を初めて聞きましたが、カネのある健康オタクはどうしてもそうなりがちかもしれません。 そんなに信頼されても困りますよ。医者は神様じゃないんだから そう訴えたいのが伝わってきました。
1投稿日: 2018.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公が空気だったなあ。 医学界に潜む陰謀と疫病の発生と、それを巡る人々の話は良かったが、わざわざ『無痛』の2巻にする必然性は無かった感じです。
0投稿日: 2017.05.28
powered by ブクログ死に至る新型ウィルスが日本で発生する。 同時期、遠く離れた外国で医師たちが連続して殺害されるという事件が発生。 為頼はかつて日本で起きた一家四人惨殺事件で知り合った少女と再会を果たし、彼女の治療に手を貸すことになる。 医学界の暗部とも思える謀略と、それらの事柄がひとつに繋がったときに見えてくるものは為頼にとっては到底受け入れられるものではなかった。 前作を上回る壮大なスケール・・・と言ってしまえればいいのだろうが。 大風呂敷を広げすぎて、結果的にきちんと終われていない物語のように感じてしまった。 為頼のキャラクターも変わってしまっている。 確かに登場人物の一部は前作と繋がっているけれど、主人公である為頼への違和感は最後まで拭いきれなかった。 とは言っても、終盤まではどんなふうに物語を終わらせてくれるのだろうという期待で楽しみながら読むことができた。 だからこそ余計に、登場人物たちが迎えた結末がとても残念に思えた。
0投稿日: 2017.03.29
powered by ブクログ治療ニヒリズム,と著者本人は表現しているが,本来運用されずに済めば御の字の医療とそれを生業にする医師という職業の相反性を軸に,医療の立ち位置を問いかける.
0投稿日: 2016.12.30医学の闇は、ここまで深いのかと思うようなストーリー。それでも、第五番(無痛Ⅱ)は前作より面白いと思う。
無痛Ⅱ『第五番』の方が、無痛よりも面白いかもしれない。“疫病の蔓延による医師のステータス向上”と“悪徳医師への見せしめ”の両輪が常に医療の信頼と向上に繋がるという単純明快なロジックは、何ともいえず説得力がある。それでも、白神=メディカーサのこんなロジックよりも、為頼の人間的な悩みの方が共感が持てる。前作に続いて一貫して主人公だったイバラの最後が気の毒だったが、彼の遺書には涙をそそられる。製薬会社と(大学)病院との癒着は誰でも想像できるような構図だが、まさかWHOまでと考えると、何を信じてよいのやら。
0投稿日: 2016.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
無痛に引き続いて読了。話が繋がって面白くなっているので間をあけずに読んだ方がいい。 今回は未知の新型カポジ肉腫と、前作に引き続いて登場するイバラ、サトミの犯因症が絡み合っていく。イバラとサトミの最期はあまりに悲劇的で彼らも利用された被害者だと感じた。今回は殺人よりも新型カポジ肉腫が解明されていく過程のほうがスリルと速さがあって面白かった。
0投稿日: 2016.07.31テレビドラマは上っ面だけだった
『無痛』の犯人イバラが精神科病院を脱走してからのお話。 すぐに六甲山中で衰弱しているところを発見・保護され、仮釈放され社会復帰した。 同じ時期に、日本では新型カポジ肉腫での死亡例が報告され、大流行が懸念され始めた。 WHO(世界保健機関)にも強い影響力を持つ秘密結社も登場し、イバラも絡み、再び殺人事件が起きる。 この『第五番』では、 新種のウイルスに対する、患者の命よりも研究を優先する医師の姿勢。 悪徳医師が横行する日本の医療と、医師の地位の失墜。 刑法39条で減刑された者の、再犯の懸念。 またまた、テーマがてんこ盛り。 テレビドラマにもなった『無痛』だけれど、ドラマはなんと上っ面だけだったか!と愕然とした。 日本の医療の問題が主テーマだった。 『無痛』と『無痛第五番』は必ずセットで読むべし。
1投稿日: 2016.05.16やはり本作を読まないと完結しません!
謎の奇病というのは、怖いですね。 『新型カポジ肉腫』の描写が恐ろしく、ひぇぇぇと震えながら読みました。 まさか発症原因がアレだとは…。読み返してみたらちゃんと伏線が張られていました。私は読み落としてましたが。 もし気づいた方がいたらすごいと思います。 前作を読まずとも十分楽しめる内容だと思いますが、やはりイバラ君を知ってから本作を読んでいただきたいと思います。イバラ君から高島先生への手紙は切ないです…。 前作、本作ともにイッチャッてる人が数名登場しますが、狂気を孕んだキャラ設定はすごいの一言です。 でもひとこと言わせてもらえるならば、『為頼先生しっかりして!』いつもピンチになっちゃうので、また~?と少し笑ってしまいました。
3投稿日: 2016.03.24自然に身を任せるのもいいのかもしれない
医療の発達とともにいろいろな病が後を絶たない現在ですが、 もしや、この小説のようなことが実際にあるんじゃないか?と少々恐ろしく感じてしまいます。 医療は絶対ではない。かえって悪化させてしまうこともあるんだとフィクションではありますが 教えられました。 前作「無痛」の続編ではありますが、前作を読んだ時のような嫌な気持ちになる作品ではありませんでした。 病状の経過等にかなりグロテスクな感じはありますが、不快な気持ちにはなりませんでしたね。 医療は絶対的な存在ではない。医療に頼りすぎるのも考えものだ・・・。
1投稿日: 2016.03.04「第五番 無痛」
「無痛」はドラマを全部みてから入った。話の展開はドラマの役者さんの顔を重ねて。 でもこの本ではレビューを書けなかった。 ドラマと原作の違いにちょっと戸惑いが・・・ 「第五番 無痛」はイバラ・白神医師・南サトミの動きに注目しながら読んだ。 とくにイバラの息づかいや鼓動が伝わってきた。 医療現場の内容に触れるお話に心惹かれる自分は楽しんで読みすすめることができた。 人間の心の「怒り・憎しみ」。 それに対応する発動のエネルギー。 誰でも近くにスイッチはある!
2投稿日: 2016.02.29
powered by ブクログ無痛II 前作にもましてのスピード感がたまらない。 時間を忘れたい時、集中することによってドーパミンを出したい時にオススメ( ̄▽ ̄)
0投稿日: 2016.02.24
powered by ブクログこれ何で最初から無痛1,2として出さなかったんだろ???というくらいに2冊併せて読むと面白いです!!時間軸もあったのだろうが、小さく無痛Ⅱとするくらいなら、第5番の上下巻として出しましょう。というわけで、上巻は控えめな展開なんですよ、下巻になると、その伏線、登場人物含め魅力が花開いてきます。ネタばれなので、内容が書きませんが、是非、上下連続で読んでください。2015/12読了。
1投稿日: 2016.02.21続編ではあるが、前作を読まずに読めるぞ!
前作の無痛を読んでこの本を手に取りましたが、舞台は海外で組織はWHOなどinternationalな組織や世界を影で動かす有名な組織などもちらつかせてグローバルにダイナミックに話が展開されており前作の暗い空気は薄まっているので、この本から読み始めてみるのも有りと思います。前作を知らずに読んだ人がいれば感想を聞かせてください。
3投稿日: 2016.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「無痛」の続編。この作者の作品好きかも。 「新型カポジ肉腫」に不気味さを感じながらも読む手が止まらない。ヨーグルト食べるの躊躇するなあ。。。それにしてもアイツがあんな形で戻ってきたのもびっくりだけど、こんなラスト。。なんだか物悲しかった。 医療従事者じゃないのに医療系の話が好きなんだけど、日本と海外の「医療」の考え方の違いが面白い。そっか。。人が健康になると病院はいらいないか。でもそれを逆手に取っているのか、健康でも検診を勧める今日の日本。病院が閑散としてるなんて日は来ないのでは。。
0投稿日: 2016.02.16
powered by ブクログ『無痛』の続編。 医師と患者の思いの違い。 医療の現実と裏側。 とにかく病気とか様々な医療に関して、複雑に感じるところがある。 私も何かで聞いたことがある。 「すごい薬が開発されると医師とか製薬会社が儲からなくなる」とか… そんなことをふと思い出したなぁ。 2016.2.14
0投稿日: 2016.02.14猟奇的な事件から一転。舞台は世界へ
前作を見て、本作品を読んでいる方が多いかと思います。 前回は無痛ワールドを存分に体験し、 様々な驚き、衝撃があったかと思います。 それを踏まえた上で今回の作品を読まれるので、 内容としては全く違ったものになっています。 つまり、イバラの猟奇的な殺人は目立ちません。 目立つのは大いなる陰謀的なものです。 バラバラだったものが全て繋がって行く部分は存分に楽しめます。 え?これノンフィクション的な部分も?みたいな部分も楽しめます。 ただ自分的には、何故あの人が発症したのか謎なので、 星は満点つけられませんでした。 病気の発症はあくまでも確率ですが、病院嫌いで抗生物質とは無縁のあの人がね。。
3投稿日: 2015.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
無痛Ⅱということで手に取ってみた。 無痛を読んだのは数年も前だったが、思い出してきた。 イバラをとめられなかったんだ。 もどかしいけど、サラームによって操られたイバラは白神に従うしかなかったんだ。 今回も、白神の策略どおりにことが進んでいくのがもどかしくて。 三岸がイバラを洗脳していくのが見ていられなかった。 せっかく更生しようと頑張ってたのに。イバラ本人は悪くないのに。 だけど。 最後のイバラは自分の信念を貫いていた。大切なものを守りきった。 為頼と高島は絶体絶命と思ったけど、イバラは操られてなかったんだ。誰が本当の正義か分かってたんだ。 白神や三岸が死んで為頼や高島が助かったのは良かったが、イバラが死んだのが悲しすぎる。 彼は素直で良い子なのにね。 為頼は自分の寿命があと数年ということが分かってるから高島の気持ちを受け取らないのか。 でも、それでもついていくと言った高島を最終的には受け入れることになって、良かった。 専門用語もあるが、医療ものとしては易しく読めると思う。大学教養程度の生物の知識があると尚楽しめる。 後半はまさに夢中に。面白い作品だった。
2投稿日: 2015.11.23
powered by ブクログ前作とはまた違う恐ろしさがありましたねぇ。今回は医師のモラルと人間性を問われる作品です。まったくのフィクションじゃないかも?と思ってしまうのは私だけでしょうか…(笑)前回のあの人があんな形で出てくるのと、最後の最後に読書を驚かせるしかけがしてある。前作同様、分厚いけどほどんど一気読み。読んでいる間は「イボができたらどうしよう」なんて思ってしまいましたね(笑)
0投稿日: 2015.11.21
powered by ブクログ前作の無痛より、こちらの作品の方が読みやすい。 ストーリーの面白さに欠けたが、日本の医療や日本人の医療に対する考え方について、作者の思いが強く感じる。恥ずかしながら、人間ドックが日本人独特の考えから成り立っており、欧米には存在しないこと、そのような考え方がないことを知らなかった。 病気はどうしようもない事が多く、医者は万能ではない事は、心に刻みたい。
0投稿日: 2015.11.10
powered by ブクログドラマ無痛も見てますが、第五番、医療者の地位?を存続させるために、感染症を定期的に流行らせ、パンデミックにする、という発想。なんか、昨今の流れを見ていると、実際にありそうで怖すぎます。
0投稿日: 2015.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刑法39条の理不尽さを問うた「無痛」 の続編。 さらに一段と凄みを増した。 言っちゃっていいの的な問題が提起される。 病気の発生に作為が潜んでいて、蔓延から終息まですべてシナリオがあるとしたら……。 小説だからこそ、ノンフィクションよりも真実味がある。 ここで創作された疫病は本当に恐ろしいものだが、あながちフィクションだと言い切れない。 病気でもないのに検査を受ける人間ドックやメタボ健診に、疑問を感じないのは日本人の特異性だとか。 病気だけでなく、新しく登場した人物たちもグロい。 ただひとつ、心の痛みを徐々に感じられるようになった無痛症の青年が 「人のためにいいことをしたい」 と望んで選択した道には、グロいばかりでなく浄化されるような悲しみがあった。 久坂部祭り、続行予定。
1投稿日: 2015.11.04最後の最後の最後まで(しつこい?)おもしろかった。
新型カポジ肉腫!怖過ぎです。医者である作者から見た医療の皮肉?いろいろな意味で考えさせられた1冊でした。
2投稿日: 2015.10.12
powered by ブクログ「無痛」の続編にあたる作品。 ある日、原因不明の新型カポジ肉腫の恐怖が日本を襲う。 小さな斑点のようなものにはじまり、劇的に悪化して死に至る肉腫。 その病にかかるひとびとと治療法を探る医療人。 同じ頃、ウイーンで在日本人のための診療所で医師として働く為頼のもとに、白神と共に日本を離れた南サトミが現れる。 エボラ出血熱、エイズ、狂牛病、SARSといった日本でも話題になった疾患と、WHOを絡め、物語は進む。 医学の世界の光と闇。それも、利権争いや汚職といったものではない、もっと恐ろしく深い闇。 こんなことあるわけない。馬鹿らしい。 こう言って一笑に付すことの出来ない真実味がこの作者の文章にはあると思う。 本作でも疾患の進行の様や、殺人事件の描写において残酷とも言える程鮮明に描かれているため、苦手なひとはいることと思う。 その描写が余りに凄まじいため、読み手を引き込んでしまうとも思える。 前作に登場した為頼にはじまりサトミ、菜見子、イバラのその後も描かれている。 最後がやや残念だとも思えた。 残念というのはつまらない終わり方ということではなく、イバラにはそうではない形でのやり直しをさせて欲しかったということ。 前作と同じく長編ではあるが、大変読みやすい。 ページを繰る手が止まらないため、一気に読み進められる。興味深く面白い一冊だった。 今回は、菜見子の夫ほどの強烈なキャラクターはいないが、精神的に歪んだ人物は登場する。 久坂部さんの描く歪んだ人物は、嫌いじゃない。嫌いじゃないって、友達になりたいということではなく、歪みっぷりが気持ちいい。 この「無痛」、どうやらテレビドラマ化されるらしい。 確かにテレビ向きかもしれない。 社会問題を上手く絡めているため、ドラマでなら普段本を読まないかたへも問題提起にもなるかもしれない。そういった作り方をしてくれたらではあるが。 ちなみに今回のテーマは、健康に拘りすぎる日本人。 風邪であっても抗生物質を飲み、体にいいこと、健康、長寿といった言葉が大好き、病院大好き、薬が少ないと文句を言う、こんな日本人への警鐘を鳴らしている。 ドラマも興味がある。 好きな役者さん、出てるといいなあ。
0投稿日: 2015.09.29前作からパワーアップしていますね…
「無痛」の続編です。 世界規模の組織的医療パンデミック。 前作のイバラも登場するが、今作から 登場の個性の強いキャラのせいで イバラの存在は若干薄いかな。 でも、個人的にはラスト…イバラが、 あ~ゆ~展開になって良かったな。 早く読みたくて、比較的高額(当時) な代金で本作を購入して良かったです。 とっても、楽しめました。 手に汗握りました。 エピローグも一癖も二癖もありますので、 飛ばさぬよう読みましょうね。 ※レビュー済みだったのですが ReaderStoreによる単行本・文庫本の 差し替え?で消されるみたい。 書き直しで、スミマセン。
24投稿日: 2015.09.18
powered by ブクログすべての人が健康なら医者は要らなくなる。伝染性のひどい病気が発生すれば医療従事者の必要性は高まる。高い必要性を維持するにはどうするか‥‥う~ん 病気と医療 存在感はセットで発生するのか‥‥‥ なるべく医者にかからずにすませたいなぁ
0投稿日: 2015.08.30
powered by ブクログ創陵大学准教授の菅井は患者の黒い肉腫に唖然とした。エイズに酷似するウイルスが骨を溶かし数日で全身に転移、意識障害で死に至らしめる。あらゆる薬が効かず数ヶ月で日本中にこの「新型カポジ肉腫」が多発したが国は無策で人々は恐慌した。一方ウィーンで天才医師・為頼がWHOの関連組織から陰謀の勧誘を受ける。ベストセラー「無痛」の続編。
0投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログあの『無痛』の続編。事実と創作とが見事に融合した医療ミステリー小説。 前作よりもスケール感があり、ストーリーも非常に面白い。勿論、続編ということで、前作同様、天才医師の為頼英介と先天性無痛症のイバラの二人が物語の中心人物となる。 エボラ出血熱、エイズ、変種型クロイツフェルト・ヤコブ病、SARSに次ぐ、日本を恐怖に落とし入れる『第五番』の奇病の発生…新型カポジ肉腫。そして、ベートーヴェンの『第五番』…この意味は… 物語の見所は、ウイーンの日本人会医療所で医師を務める為頼英介、刑務所から出所した先天性無痛症の青年イバラ、新型カポジ肉腫の治療にあたる菅井憲弘の三人を中心に展開し、次第に意外な形で三人が交錯していくところだ。 また、完全に創作だと思うのだが、WHOの裏の顔と日本医師会の愚行など、スキャンダラスな内容も描かれ、物語を前作よりも面白くしている。 文庫化にあたり大幅改稿。
1投稿日: 2015.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2015.8.5リクエスト 10ヶ月間待って仮受したけど、単行本『第五番』の改稿だった。『無痛』『第五番』と続いてる。読んだことあったけど、再読。
0投稿日: 2015.08.06
