
総合評価
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powered by ブクログ着々と進んでますよー! 妖琦庵4巻です! あら、表紙の先生が洋服!! しかもちょっと幼い感じですね( ´ ▽ ` )キャワ そんな今回は 母と娘の話でした こういう話がテーマのものを読むといつも感じますが、本当に母と娘って難しいです。 私は自分の母親とあまり折り合いがよくないんですが、 作中でのセリフにあった 母親の言ったことに反発しながらも徐々に影響されていく話にとても共感しました 私も母親の言うことを全部受け入れて言うことを聞くような娘ではなく、反抗、反発しまくってましたが 言われた言葉は結構些細なことでも覚えていて その後じわじわと影響を受けるんですよね それをちゃんと言語化してくれた感じがして うんうんと頷きながら読んでました その後色々あって、私は結局地元を離れて暮らすことにしたんですが 距離が出来たことでだいぶストレス軽減になりました。 自分だけ親と折り合い悪いのかなと思ってましたが、母と娘の関係がそもそも難しいものなんだと思うとちょっとホッとする自分もいます。 そして今度は娘との関係も気になってきます、、いい関係でずっと過ごせたらいいのだけど(*_*) 作中の母と娘はまた違った関係の親子で これまた読んでいて苦しくなります。 母と息子ならば やっぱ息子はよくわからないわと いい距離感で付き合えるけど それが娘になると 娘のことはすべてわかるし 私の言うこともすべてわかるわよね? と当然のように支配してしまう、、、 ここまで極端ではないにしろ こういうのあるよなと思ってしまうところも怖かったです、、、 また息子は母の愛をいい意味で忘れられる そして忘れて自分の妻を愛する でも娘はあっさり忘れられない それは自分も母親になるから、なるかもしれないから、、 母と娘は同姓であるがゆえの、独特な繋がり方をしてる というところもすごく納得してしまったなぁ さて毎回おなじみの構成で ところどころに誰の話なのかわからないものが混ざってますが 最近、何の話かわからないところが だんだん輪郭を帯びてくる感じがすきになってます そして全部読み終わってから 読み返して反芻したりしてます(´∀`) 全体的に暗い今回ですが半人前ですらない 0.03人前の脇坂さんが、空気を和ませてくれますね(´∀`) しかし終盤の展開は、、、:(;゙゚'ω゚'): 思わず叫びましたよ、、、 そして怖くてちょっと泣きました、、、 伊織の心情を思うと辛い、、 どこかで壊れてしまいそうです 風邪引いたり怪我したこともあって 脆い印象をうけました、、 平和な妖琦庵の様子は もう読めないのかな( ; ; )
77投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログシリーズ第4弾です! audibleにて。再読。 なぜかこの話が1番覚えていました。 あるタワーマンションで同日に2人の中年女性が自殺を図った。 2人は妖人で、その属性は「オバリオン」「どうもこうも」という聴き慣れないものだった。 この自殺を不審に思い、Y対が動く。 今回は母と娘の問題。それを扱った小説も多数ありますよね。 自分も女で、娘もいてって立場ですが、わかるとは思うもののあんまり共感はしないんですよね〜。 母娘でも一対一じゃないとなりにくいのかなあ? うちは子としても母としても娘が複数人いましたからね。 今回の脇坂くんの察しの悪さは酷かったですね〜。 ワザとかよ!ってツッコミ入れたいくらい。 まぁ、最後名誉の負傷をしながらもカオリさんを救ったのでまぁ、良しとします。
16投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ母と娘の関係について、考えさせられる内容だった。娘は自分だったものであるというのは理解できたが、だから娘は私自身であるという論理は確かに息子ではできないなと感じた。 途中で脇坂が言っていた娘が成長するにつれて競争相手として見るようになるというのにハッとした。 年を取って全盛期から落ちていく時期に、若く瑞々しく成長していく娘を育てるというのは嫉妬のような感情を抱いてもおかしくないなと思った。
0投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログシリーズ4作目♪ とあるタワーマンションで、2人の女性が同じ日に自殺を図った。 2人は共に自称妖人で、その属性はそれぞれ「オバリオン」と「どうもこうも」という聞き慣れない物だった。←このネーミングセンス好き〜笑♡ この自殺の件に違和感を覚えたY隊と伊織たちがその裏に潜む真相を探る。 ✎︎____________ 今回は親子関係の愛憎がテーマ。 母親から支配される娘と、母親に依存される娘。 ほんと母と娘の関係って、絶妙に難しかったりするよな〜。 母親と息子だとこうはならないのに、娘となるとついつい求めすぎたり、口出す事が多くなったりしがち。 これ不思議だけど、あるあるだな〜、度が過ぎると怖いな〜と思いながら読んだ。 もう4巻目ともなるとすっかりメンバーにも愛着湧きまくり◎ 読み始めからスーッとこの世界に馴染んでしまう。 お馴染みのメンバーと、そして事件の影にはやはり青目! 青目の行動もだいぶエスカレートしているではないか〣( ºΔº )〣 そして今作では、謎だった伊織と青目の過去にも触れられ、2人の関係性も少しずつ見え始めてきたところで、これからどんどん面白くなりそうな感じ! ところで3巻から登場してきたウザウザキャラの甲藤は、今後も妖琦庵に集うメンバーとして定着しちゃうのかな? マメくんの恩人! う〜ん、だけどなんか嫌かも〜ー笑笑
72投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログなぜか3巻だけ図書館になく、4巻にいったのですが、3巻重要だったな。。。 でも3巻読み飛ばしても面白かったのと、面白さが増してました。 事件のあらましは途中から読めるものの、母親と娘の関係性の考察がとても興味深かったです。 血のつながりって業だな、私は思ってしまうのです。 どんな人とも適切な距離を取ることが人間関係大事なのだけど、血縁ってそれを容易く悪意なく踏み躙る、しかも殆どが当人たちの知らぬ間に長期にわたって。 そんなことを考えさせられる巻でした。 あとは、主人を理由に他人を傷つけることを良しとする人間を仕置きする洗足伊織のやり方はヒリつきましたねぇ。 続きも楽しみ 2024.9.7 139
5投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログお盆の休暇を利用して、仕入れてきた。 時間があれば本屋さんに出向くのがいい(^^) 最近のAmazonさんは、配送状況が悪すぎる(~_~;) シリーズ第四弾! 今回は母と娘の話。 あーーーー、このしんどさ、凄くわかる。 母の息子へではない娘への期待。 私は実家が嫌いで、出来るだけ寄りつかないのだが、実家が嫌いなのは、厳格な父親の所為だと思っていた。 父親が亡くなった後も私は殆ど実家に寄りつかない。何故だろうとあまり考えたことがなかったが、この本に答えが書いてあった。 そうか。だから私は父親が亡くなっても実家にあまり行きたくないのか。。。 まぁ、この本に出てくる人たちほどではないけれど、母親のめんどくささはちょっと再認識させられた(⌒-⌒; ) yukimisakeさんがレビューで、『母と言う呪縛 娘と言う牢獄』に触れていたが、私も真っ先にその本が頭に浮かんできた(−_−;) 最後、前回登場した甲藤の出番が来るのだが、この展開から次回からもレギュラー出演だろうか? マメちゃん、、、 もう甲藤でも誰でもいいから、マメちゃんは全力で守ってくれーーっ!!!
109投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ青目…青目よ…。なんてこったい…。その後、何があったんだい…。 4作目突入の今回は、今までで1番辛かった巻でした。色々辛い、色々泣ける、人間が怖い。 今回は駅近のタワーマンションで自殺が発生。 しかも同日に2人の女性が。1人は飛び降り、1人はリストカット。 しかし鱗田はどうも腑に落ちない。2人は『オバリヨン』と『どうもこうも』と言う珍しい妖人申請をしている。リストカットはまだしも、飛び降りの方に不信感を抱く鱗田。今回もY対の出番です。 本作を読んでいて、あまりにもきつくて感想を書けなかった『母と言う呪縛 娘と言う牢獄』がずっと頭を過ぎっておりました。 特に専業主婦のカオリのエピソードを読んでいると、実際にあったんだよな、こういうの…と背筋が凍るようでした。榎田さんがもし『母と言う呪縛~』を読んでいらっしゃったら、驚かれたかも。 母と娘、行き過ぎた愛情が依存と過度な期待と嫉妬に変わる。母と息子という関係性とは大いに違う。 今回の一人称視点はどれも胸に刺さる内容でした。 衝撃の事実が明らかになった前回ですが、今回はその辺りがいよいよ深掘りされて行きます。 洗足先生はずっと体調を壊して、ふらふらの状態でY対に協力。 しかし脇坂も言っていましたが美男子が風邪で伏せっていると何でこうも色気があるのか。 私なんか風邪を引いたら目も当てられない汚物になるのに。 そんな先生を心配して生姜の蜂蜜漬けを自作しちゃう犬神の妖人の甲藤。まだ登場して2回目ですがやっぱり憎めないし、なんならキャラの中で1番成長が期待出来る。暴力的な性格が治らない彼ですが、洗足のお陰でこれからどんどん成長していきそうで期待大です。 この辺りもキャラクターの動かし方が相変わらずうまい!! そしてマメくんにまた感動。まだ甲藤は苦手だけれど、洗足に懲りずに弟子にしてくれと頼んでは追い返され、いつの間にか姿を消す甲藤に 「少し可哀想に思える。彼にはちゃんと帰る家があるだろうか。そこに彼を待っていてくれる人がいて、今の自分たちのように笑いあったりできるといいのだけれど・・・・・・。」 と、心配してしまう。なんて、なんて良い子なんだ!この世の善意を全て集めたような子!!(中身は大人だけど) そんなマメくんの過去も今回は明らかに。よしよし、と撫でてあげたくなる…。そのうち甲藤にもスポットが当たりそうかな? しかしですね、そんなマメくんの過去も吹っ飛ばす壮絶な過去をお持ちの方がいましてですね…。 しかもこれでもまだ全容が明らかになっていないんですよね。 これが本作の事件とかなり符号していて、じわじわと悲しみが押し寄せて来ます。 最後の愉快そうな姿ですら、色々想像して切なくなってしまう。 さて肝心の事件ですが、冒頭の方で割と確信に迫る事を書いてしまっているのでこれ以上は何も言えないのですが、洗足、夷、マメくん3人の血の繋がらない家族との対比が凄かったように思います。 1巻からここまでずっと、丁寧に洗足たちの家族としての絆を描いてきた理由が分かりました。 なるほど、これがひまわりめろん師匠の仰る溶かす作業か。(詳しくはひまわりめろんさんのレビューをご覧下さい) 今回の洗足家族の平和なシーンに、話の構成のせいなんでしょうけど何故か泣けてきて、一旦天を仰ぎました。 全体的に悲しい事件でしたが、唯一の救いはカオリと娘の美湖ちゃんとの絆でした。 美湖ちゃん…かわいい!!特殊な趣味のお兄さんが見たら堪らんかわいさ!! どうか2人はいつまでも幸せに…。 今回は紙の本ならではの仕掛けが1箇所ありました。ひまめろ師匠が次の巻に紙の本の弱点を逆手にとった仕掛けがあると仰っていましたが、本作のは分かりやすく、且つ非常に効果的でした。 深い深い闇に落ちて行きそうな感覚になり、少し寒気がした程。(クーラーが異常な程に効いていた、という事実は置いておいて) 遂に一線を超えてしまった青目。 いよいよ覚悟を決める洗足。 私は1巻から面白く読んで来ましたが、確かにどんどん中毒性が増して来ます。 おっと、脇坂の話をするのを忘れてました。 最後の方で前回に劣らぬ大活躍を見せてくれたので次巻も楽しみなのですが、白雪姫はネクロフィリアの話だ、とのたまう彼がやっぱり大好きです。 そんな視点で考えた事無かった…笑 そして青目のエロさの理由が分かってきた…(きっとみんみんさんなら同意して下さるはず)
39投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ第4弾! 同じマンション同じ日、自殺! しかし、その裏には… 娘と母親の関係って、微妙な関係なんやな。 知らんけど、娘ちゃうから。 そう言えば、従兄弟の姉ちゃんも言ってたな。娘の話。 同性だからこそある色んな事。 相槌しか打てんかったけど。 自殺とは考えてなかったけど、更にどんでん返しあり。 裏で糸を引くのは… う〜ん… 怒り心頭やな。 青目の旦那に! でも、それすらも想定してるやろうし… その為に、起こしてるんやろうし… 伊織さんを怒らせる! 気を引く為に… とうとう、一線を超えてしまった! 伊織さんの身内に! マメちゃん!!!!! 自分が、やられてる訳やないけど( *`ω´) (犬神のヤツ、そのうち仲間になるの?) しかし、後半に盛り上げてくるな〜! 次読まんと仕方ない展開や〜!(^_^)v *************** 金曜日に、 『デッドプール&ウルヴァリン』 観に行って来た〜 おい!ウルヴァリン死んだんとちゃうんか! TVA (時間変異取締局)とか出て来て、時間軸監視とか、マルチバースとかなると… 最近、これ多い… 何でもあり感タップリで、ちょっと引く… 悪童2人が暴れるという意味ではスキッとする。グロいけど。 あとは、X-MAN、ファンタスティック・フォーとか、マーベルのヒーローもんの知識要! で、みんな見返して、マーベルが儲かるという図式(−_−;)
88投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログこわっ!こ〜わっ! あるのよね〜 こういう読書体験 あるのよ不思議と これの前に読んだ三宅香帆さんの『娘が母を殺すには?』と主題が全く一緒 まじ、ひびりました もう『娘が母を殺すには?』に書かれてたことを小説にするとこれになります!ってくらいの丸かぶり 母親の束縛から逃れようとする娘が…の物語なのよ そして、それもそのはず参考文献が全く一緒w 方や評論、方や小説 いやー連続で読むかねしかし ちなみにその参考文献とは『母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか』斎藤環(NHKブックス)です 物語のほうはいよいよ面白くなってきましたよ! そしてシリーズ第四巻で溶かす作業に入ってきましたね〜 ん?溶かす作業ってなんやねん!て? えっとね 第三巻までは固める作業をしてたと思うんよね キャラクターね キャラを固めて、読者にこの人はこういう人なんだよって思ってもらう作業ね で、一旦固めといて、今度は少しづつ過去を語らせたり、意外な人間関係を明らかにしたりして溶かし始めるわけ で一旦確定したと思わせたキャラの真実の姿を少しづつ見せて行くってやつよ そしてそれが凄い上手い!上手いっていうか繊細なのよ 溶かす量や場所がものすごくいい感じなんよね で溶けてることに気付いてる自分にまた( ̄ー ̄)ニヤリなのよ うーん、たぶん榎田ユウリさんにうまく乗せられてるw
64投稿日: 2024.07.08
powered by ブクログ妖奇庵夜話シリーズの感想は10巻目の「妖奇庵夜話 千の波 万の波 (角川ホラー文庫)」のレビュー欄に記載
4投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ『妖奇庵夜話』シリーズ4作目。 母と娘の歪んだ関係性にスポットがあたった今作。相変わらず暗躍する青目存在が不気味である。 そして今回から初登場の甲藤。なかなか鬱陶しいキャラだけどこれからの伊織との関係が気になるところ。 伊織がますます、心やさしいキャラになっている。毒舌とのギャップが好き。
14投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログ今回は母と娘の関係。 確かに父と娘、母と息子とは異なる同性ならではの何かがあるのかもしれない。父と息子はないのに、やはり実際に子供を産むという過程が大きいのだろうか。 メインとなる話の挟み込まれるように、洗足と青目との出会いが描かれている。 異母弟というが、二人の父親の存在が見えないが、今後描かれていくのだうか。
3投稿日: 2023.09.11
powered by ブクログいわゆる毒親の話。正直読んでいて辛い内容だった。 青目がとうとう伊識の家族・マメを攫おうとしたり、徐々に行動が過激になってきてしまった。 青目の幼少期も毒親に虐げられ、そこに 対しては罪はないし、同情と呼べる感情も 沸くが、逆手に取って同じ?境遇にいる人を貶めるのはいただけない。 出てくる毒親が本当に醜く感じるし、物語として咀嚼するのに業を煮やした。 今作はシリーズの中でも苦手な作品だろうなと思う。 その点、とても際立っていたのが伊織の肝の座りっぷり。 甲藤を嗜めるために、甲藤の悪業が伊織の為を思ったものだとしても、回り回って、伊織を害なす物として返ってくる…そんな事を言おうとし、焼けた火針を自分の手に押しつけるあたり、強い。 伊織の家族想いな面がまた強く感じる話。
3投稿日: 2022.06.10
powered by ブクログシリーズ四作目。今回は母娘の話。 足が不自由なことを言い訳に、娘に依存しまくる母親。娘を支配しようとする母親。そして、子供と自分を同一視する母親。心を殺されてきた娘たちが、行き着く先は……。 母娘の関係って、本当に難しい。 青目の行動もとうとう一線を越えてしまい、これからどうなってしまうのか、先を知るのが怖い。
0投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログオバリヨン どうもこうも…妖人2人の自殺 青目の仕掛ける犯行があからさまになって来ました。 表紙はちびっ子洗足で可愛い(〃ω〃)
9投稿日: 2021.09.14
powered by ブクログ同じ日にに起きた自殺の被害者。 筋書きをしっかりとしていなければ簡単にバレてしまう様な事ですら、これだけ困難な事件にしてしまう才能だけは凄いな。 遂に超えてはならない一線を超えた者だが、自身で行動に起こすほど余裕がないのかもしれないな。
0投稿日: 2021.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母から娘への呪縛の話。 スミレちゃんのセリフがすごく印象的だった。 青目は虐待された子どもで、確かに歪む理由はあるけれど…(タリと伊織でも更生できなかったほどだし) だからといって反社会的な行動をしていいわけでも、伊織を苦しめていいわけでもないよなぁ。 洗脳系のサイコパスな悪役は気持ち悪くて胸糞悪い。 事件としてはミステリーによくあるトリックでわかりやすかった。
1投稿日: 2021.05.30
powered by ブクログ今回の作品というかテーマが、目の付け所が違うというのか、個人的にはカルチャーショックもあり、素晴らしい作品だと思います ミステリーとしては直ぐにトリックは想像できてしまいましたが、読み応えはあると思います
1投稿日: 2021.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2019/8/26 面白くなって参りました~ 妖人設定にも慣れてきたし、脇坂クンかわいいしウロさん大人の魅力やし洗足も夷もマメもみんな好きになってきたぞ。 そこへ全面戦争開始みたいになってきてワクワクすっぞ。 交換殺人に気づかない脇坂クンには少々イラっとしたけど。 そこまで説明しなくても読者の私、わかります。大丈夫っす。 続き読もう。 あ、今回のテーマである母と娘の関係性はむっちゃ重くて身につまされる。 そこまで酷くないけどもうちょっと離れて~って思うもんね。やっぱり。
1投稿日: 2019.08.26
powered by ブクログ話が、凄い展開に!! 先が気になってしょうがない。 マメちゃんみたいに純粋になりたい。大人になると自分のなかの純粋を見つけるのがむずかしい。
1投稿日: 2019.05.08
powered by ブクログ母娘の濃密な呪いに絡め取られた二人の女性と自殺を図った母親二人の事件。風邪をひいた伊織の色気、伊織と青目の初対面からの素直だった幼少期、強い意思表示の為に手に取った火箸がマメに同調してつらく行方は激しく、青目の一線越え等要所要所で苦しくなるくらい魅力あるキレ。おまけ漫画のお見舞いを喜ぶ伊織も可愛い。
1投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ4冊目。そろそろ展開が読めるようになってきたので、次の段階へ進んでほしい。脇坂くんが成長しているような、していないような。いいキャラだ。 2017/9/29
1投稿日: 2017.09.29
powered by ブクログまぁ、一番恐ろしいのは、人間なのだ。 というか、人間の恐ろしさは、底がない。 でもって、妖という異質を通してなお、底が見えない。 というのを、描こうとしているのかと思う。 <見えない底>に手をのばそうとしているように、感じる。 だからこそ、妖という、それこそチートに手を伸ばすことができそうな存在を必要とした? 母娘の共依存の窒息しそうな感じは、鬼気迫っていた。 多かれ少なかれ、母娘というのは、こういう窒息感をもっているよなと思う。 それによって、くるっていくのも人間だからこそ、であり、それから逃げられないのはある種のやさしさなのだ。 だからこそ、青目につけこまれるんだけどね。 青目の絶対悪な存在感がいいんだけど、彼の所以がなんかうかがいしれてちょっと、なぁ。 キレキレのサイコパスでぶっとばしてくれた方が素敵だと思う私は、ちょっとどうかしているww
1投稿日: 2017.09.24
powered by ブクログ母親との関係に悩んでいる私には心抉る内容 母親の愛情も心配も分かってるでもそれが重い 妖人女性の自殺事件・・・この2人の女性の属性を考えた青目は自分の母親を考えていたのだろうか。 彼もまた暗くて重い過去を持っていたという事実。 母親がまともだったら鬼にならなかったのか、どのみち鬼になったのか・・。益々2人の父親が気になる所。 マメが襲われ伊織さんもそろそろ本格的に青目対策をしなくてはならなくなってしまった模様
1投稿日: 2017.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
特にするつもりはなかったのに一気読み。 先がきになるので止めどころがわからない。 この作者のすごいところは、いろんなキャラクターの視点での語りを細かく挟む(しかも最初のうちは語り手が誰か明記されていない)中で話が進んでいくのだが、混乱しないし、飽きない。 よくこういう構成で私が陥るのは、『まだ意味がわからないから飛ばそう』と主役キャラが動く本編のみ読んでしまうパターンなのだが(安心してください、あとで読み返しています)結構イライラしてしまう。あとで伏線で驚かせよう!というのも分かるのだが、行き過ぎると作者の自己満感がある。 でもこの作者はうまい。『誰視点か』それすらも解読するのが楽しいし、誰視点であってもすんなり感情移入できてしまう。『次は誰視点のパートだろうか』とワクワクしてしまう そして探偵役(この場合伊織やウロさん)があとからクドクド加害者や被害者の心情を解説しない。読者は読んできてわかっているから二重の説明は不要なのだ。スパッと事件後がおわり気持ちいい(メインがそこじゃないからだとも思うが) いろいろ明るみに出た今巻。犬が裏切るか!?とも思っていたけどあの感じだと大丈夫そうね……つくづく犬だ…… 次の巻で伊織と青目がガチで対峙するのだろうか。 青目にも平和なエンドを……と思ってしまうけど無理かな……でも生い立ちがね…… どうでもいい話ですが、表紙、読み始めるまでマメだと思ってました。片目隠れてるのにね ちなみに空蝉~も読み終わるまでマメだと(ry あとほんとどうでもいいし他作品出すのはどうかと思うけど脳内の伊織さんが完全に鬼灯の○徹の閻魔大王補佐になっている……助けて……
3投稿日: 2017.01.09
powered by ブクログ母と娘と兄と弟の話。 直接の登場が少なかったのに青目の存在感が薄ら寒く重い。 物語も大きく動いて続きがますます楽しみになった。早く次を読む!
1投稿日: 2016.10.19
powered by ブクログ介護問題は母娘の方が統計的には多いだろうけど、男でも同じ問題抱えている人はいますよって事はひとまず置いといて、今回は簡単に言うと介護問題から来る事件ですね。 親が子に、特に母親が娘に当たり前のように期待している事と娘との認識のギャップで凄惨な事件が。 親のしつけ、家族の在り方、子供の親への信頼と束縛感などが複雑に絡み合っていて、それを狡猾に利用して暗躍する奴が・・・ 脇坂がまた少し刑事として成長した姿を見せています。 マメくんの成長も感じられて何より。 一体夷さんの実年齢はいくつなのか。 とりあえず、甲藤については今回の件が仲間の端っこに加えてもらう通過儀礼のようになったような。 そんなこんなで介護はしてる側が大変だと思いました。
1投稿日: 2016.07.02
powered by ブクログやっと読めた! 事件も、話も、過去の事もわかり 盛りだくさんでした。 個人的に 脇坂くんが犬神に かみつくのが不思議。 テレビに出た先生、素敵。 青目、コワイ。
1投稿日: 2016.04.01
powered by ブクログ母と娘の依存関係を元に青目は事件を起こす。洗足伊織に挑むかのように。今回は洗足先生体調悪く、最後には妖琦庵に侵入される事態になる。守るべきもの、愛する物、洗足先生の戦いが始まるのかな?
0投稿日: 2016.02.04
powered by ブクログ最初は単行本だったけど、途中から文庫書き下ろしで新刊が出るようになるシリーズっていくつもあると思うんですが、たまに単行本自体が懐かしくなったりもするなぁなんてふと。 初回限定あすみこせんせーペーパーに翻弄されながらも、すっかりあすみこイメージになったけど、やまね先生時代も好きだったなと思い出したもので。 本当に怖いのは人か妖怪か…と毎回突きつけられるような妖奇庵シリーズ(奇は王偏)。特にこれ個人的にも一部ものすごくリアリティがあって凄い…怖い…。いよいよもって妖人ネタよりも人の恐ろしさを描く話になっている気もするが、そんなことはどうでもよくなる。 伊織と青目の関係性も徐々に明らかになり、遂に一線を越えた。伊織は家族を守ることは出来るのか。そして伊織自身は。 さすが榎田先生は複雑な関係性や心情に緩急をつけながらうまく表現する。これをコンスタントに発表出来てるのが凄いなぁ。
0投稿日: 2015.11.14まるっと信じています伊織さん!
心にのしかかる母親の存在を描く、非常にデリケートなしんどいテーマ。 波が押しよせて来るような文章構成はこれでもかってホラーです。 そして、回を追うごとにどんどん追い込まれて行くような恐怖は、とりもなおさず青目甲斐児の画策。 伊織さんの心の内にまで入り込まれているようで、ゾワゾワと不安が押し寄せてきます。 そこ行くと脇坂くんに女性心理を語らせればお姉さまたちの中でもまれているせいか、理解力のすごさ、さすが! 脇坂くんの立ち位置少しづつ認められてきたようで、たのもしくなってきました。 どうか伊織さん、そのままの伊織さんでいて下さい! 甲斐児の存在を認められるまで戦って下さい! みんなを守って下さい、マメちゃんや夷さんたちを!
6投稿日: 2015.10.12
powered by ブクログ妖奇庵シリーズ、4巻。 今回もとても面白く読んだ中、ぼんやりとパターン化されてきたかなと感じてきたところに新たな展開が次巻は起りそうと期待を持たせるあたり上手いなーと。飽きさせないな。母と娘の関係は難しい。うちは幸いこんなドロっとしたものはないけど関係は密だと思う。逃げたいのに逃げられなく、憎めればどんなに楽なのだろう。それでも親子の絆は深く刻まれ負の鎖を断ち切ることは難しい。恐ろしいのは母に悪意はないということだ。そして青目の伊織への執着にぞっとする。
1投稿日: 2015.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私自身子供はいませんが、親が(毒親じゃないけど)こんなかんじなので・・・・でも、イラッとすることはあっても憎いと思ったことはないな??よく解らぬ。 妖人がらみの事件が起こる→女性が犯人→青目暗躍 のパターン化しつつありますが・・・。 最後面白かったな。駄犬くんよくやった! あ、桃缶たべたい。
0投稿日: 2015.07.31母と娘の愛情が軸になる話し
シリーズ最初から読んでいますが、今回は一番辛く感じました。 母は長年に渡る愛情を心血と共に娘に注ぎますが、娘から見れば逃れられない支配と感じることもあります。 辛いテーマが基本だけれど、榎田ユウリ先生はとても文章構成が上手い作家さんなのでじわじわくる恐怖と声を出して笑ってしまう楽しい場面とを上手く切り替えてくれます。 和の世界観に浸りつつ忍びよってくる怖さを体験する読書の楽しさを満喫しつつ最後までイッキヨミしました。 ホラーに属しているけれども、怨念とかではなく人の歪んだ愛情から起きる犯罪のお話しです。 そして今回は、シリーズ中気になっていた洗足伊織の幼少の頃の様子を実母との会話から垣間見る事が出来て嬉しく感じました。 そして、今の゛血が繋がっていないが大事な家族゛である家令の夷さんと同居人のマメ君との絆の深さを深く知るお話しでもありました。 脇坂刑事と、前巻から登場した妖人「犬神」のあの男も相変わらず伊織さんから毒舌攻撃浴びていますが、そこが面白くて読んでいるようなものなので(笑) 凄く大事な事を最後に。 前巻を読んでいないとネタバレになることが基本に流れているので、是非前巻を読後に本書を読んで頂きたいです。
3投稿日: 2015.07.14親心も場合によっては毒になるという話。
伊織さんが体調不良で静養中・・・それでも関係なく事件は発生し、 警視庁妖人対策本部(通称”Y対”)のコンビが伊織の手足となり活躍 そして、前の巻から登場した新しい仲間・甲藤が今回は身体を張っております。 親が子供のためにと思ってした事が、実は子供にとって大事な自立の妨げになり 性質の悪いことに、それに親が気付かず子供を追い詰めてしまう悲劇・・・ そしてそれは、伊織が異母弟・青目甲斐児と初めて出会った時を思い出させることでもありました。 今回、伊織のお母様が登場しますが・・・粋なお方でした(*^ - ^*) また青目が事件の裏で糸を引いていますが、やり方がどんどん巧妙化しており 今回は未遂に終わったものの、洗足家のアイドル・マメ君に手を出してきたことによって、 伊織の逆鱗に触れてしまったようです・・・ なぜ二人が敵対するようになってしまったのか・・・? それはまた続編で描かれるのを待つことにします・・・榎田先生、続編書いてくれますよね?
3投稿日: 2015.06.18
powered by ブクログシリーズ4作目。今回は母と娘のお話。娘に依存、支配する母親と、逃れたいと思いながらも母親を捨てきれない娘。血が繋がってるからこそ難しいものかも知れない。 事件としては、伊織さんの気をひくために事件を起こす青目という相変わらずの構図。でも、今回伊織さんと青目の過去についても語られ、いよいよ2人の直接対決が近そうな雰囲気。大切な家族に手を出された伊織さんがどう出るのか、続きが楽しみ。
0投稿日: 2015.06.07
powered by ブクログ表紙の美少年に惹かれて買ってしまった。ホラー小説ははじめて読む。買ってからシリーズ4作目と気づき、そのまま読み始めた。とくにもんだいなく話を読むことができた。ホラーということで、妖人とよばれる妖怪の特性をもつひとと似たちがうものが物語の中心となっている。だがほんとうにこわいものは生きているひとであるということをこの小説では強く感じさせられた。母親とか女とかしがらみが多い。きたないものをきたなく書いて せつなく悲しい美しいものとして読ませてくれる。榎田せんせいの文章はひんやりしていて好きだ。
0投稿日: 2015.05.31
powered by ブクログ(15-45) DNA検査が出来るようになってから発見された妖人。検査しなければ分からないし、実は検査してもヒトとはちょっと違う遺伝子を持った(でもヒトとの間に子供は出来る)妖人だということしか分からない。という設定が私はとても気に入っているシリーズ。今回は母と娘のこじれた関係がテーマで、ものすごく暗くて重かった。ミステリとしては謎ともいえないほどありふれているので、作者も謎解きには重きを置いてないのだろう。母と娘に気を取られてたら、もっと粘っこい執着が待ってた。この先どうなるんだろう。
0投稿日: 2015.05.27
powered by ブクログ他人事とは思えない母親と娘の関係が今回の主題でした。 共感させられたというか、我が身に置き換えて考えてしまった… 母親の支配と、娘の依存。まさに呪縛です。確かに娘とは一心同体と思ったりライバルと思ったりするかもしれないけれど、息子にはそういう感情は起きないでしょうね。 今回の事件は、同日に同マンションで聞き慣れない妖人属性の二人の女性が自殺を図ったというもの。しかし不審な点が多く、いつものように伊織の元に持ち込まれることに。 あの男がやはり絡んでいます。 …ていうか、わりと前半でミステリーのトリックは容易にわかってしまったので、そちらの楽しみはそこそこでした。 それよりも、あの男より怖いかもしれないオンナの心の奥底でしたね…好きなのに愛してるのに、すごくウザくてすごく憎いと思ってしまうどうしようもない気持ち。 震撼とさせるものがありました。 ホラーだけじゃなく、妖奇庵の人々の交流?風景も毎回とても楽しみです。伊織の生い立ちなどもどんどん明らかになっていています。テレビ出演の場面最高でした!お飾りの専門家じゃなくて、堂々と正論を貫く伊織にスッキリ! 芳彦のオカンな心遣いもますます冴えてるし、かわいいマメに癒されます。血は繋がらなくとも深い絆で結ばれた家族です。 カオリやユキとは対照的で、それが彼女たちをいっそう切なく思わせます。 甲籐の活躍ぶりにだんだん好感度が上がってきましたwww そして青目の目的も次回辺りにはさらに明かされてくるんでしょうね。 描き下ろしペーパーコミック、すごく良かったです!脇坂と甲籐のキャラがすごく出ていて笑っちゃいました。密林vsノスタルジー…!! 最後も上手くまとまって絶妙な味。
2投稿日: 2015.05.08
powered by ブクログ中村明日美子さんの表紙に惹かれて読み始めた『妖琦庵夜話』も第4弾ともなれば発売日に即ゲット。 今回が今までで一番面白かった‼︎ 娘にしかわからない母親の呪縛。。 ここまでではないにしろ、ありますよねー(´・∀・`)。 でも本当、『家族愛』って難しい。 初回特典のペーパーも可愛くて大満足。 甲藤と脇坂なら断然脇坂派です。 頑張れスイーツ刑事‼︎
0投稿日: 2015.04.30
powered by ブクログ“母と娘の愛憎”がテーマ。実にリアルに描かれていると思う。程度の差こそあれ“娘”ならこんな感情があるのは『わかる、わかるぅ~』なんじゃなかろうか。私自身は息子しかいないのですが、娘がいたらきっと息子とはまた違う期待を抱いたり扱いになったりするのではないかと思います。伊織と青目の関係性が段々明らかになってきたので、また話の展開がグッと進みそうですね。
0投稿日: 2015.04.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分が母と娘の話題があまり好きでない、その理由がなんとなくわかった気がした。生々しいんだ。自分が女ということもあるだろう。自分が母親に感じているものを思い出させる。母親の影が脳裏にちらつく。あまり自覚したくなかった部分だ。 だから、読み進めるのがとても苦しかった。嫌悪感もあった。けれど榎田先生のこのシリーズはとても好きだから読み進めた。 洗足と青目の関係、洗足と夷の関係、マメを含めた擬似家族。それらが好きで、読み進めた。 結果として、読んでよかったと思う。今回のは青目との関係を考える分岐点になったのだろうし、ここから先も楽しみにしている。
0投稿日: 2015.04.29
