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櫻子さんの足下には死体が埋まっている
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
太田紫織、鉄雄/KADOKAWA
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総合評価

132件)
3.2
6
36
54
15
5
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    多くの物が散乱したアパートにあった死体や、入水自殺をした二人の男女の遺体、降霊会で告げられる階段から転落して亡くなった方の事故など、様々な事件を櫻子さんが解決していく話でした。現実を直視して物事を判断する櫻子さんと、理想や願望を語ってしまう正太郎君の対比が良かったです。 二人がどういう経緯でつるむようになったのか? 櫻子さんが骨を愛するようになった理由とはなんなのか? そういった部分は2巻以降という感じのようですね。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    地元が舞台だったので読んでみたら、以前住んだことのある地域や祖父の知り合いの名前などなど、他にもなんだか私との共通点が多い作品で嬉しかった。 本格ミステリーではないのかな、と思ったけど、メインは櫻子さんだと思うので、骨に関連した櫻子さんらしい物語でした。

    7
    投稿日: 2025.06.23
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    アニメしか見たことがなかったので、小説も読んでみることにした。アニメで見た覚えのないものも多く、なかなか楽しめた。

    1
    投稿日: 2025.05.09
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    タイトルからずっと気になっていた作品。読み始めから櫻子さんの言い方が気に入らなかったが僕の(櫻子さんは、やっぱり櫻子さんだ)というのでやっと九条櫻子という人物が入ってきた。解決する櫻子さんは凄い。

    1
    投稿日: 2025.04.07
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    同級生の話なのかなぁと思ってたがまさかの年上のお嬢様だったのね まぁ確かに中には異常に主着する人は居るけど 全骨に執着があるのね どうしてであったかのなんかは後からわかると思うけど今巻は二股や海での骨発掘、死んだ人の降霊術を使って犯人を追い詰める、出来なかったから証拠の提出など色々あった このシリーズはちょっと長いので読み応えは相当あると思う

    8
    投稿日: 2024.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    、、、やらかした(/ _ ; ) このシリーズ昔順番分からずに適当に買った2冊しかないと思って、Amazonで1巻をポチったのに、、、 読んでみるとなんか知ってる話だなってなってよく本棚探したら、、、 あるんかい!Σ('◉⌓◉’) それでもちゃっかりもう一回読んでも面白いよ\(//∇//)\ ドラマを見たのが最初だったけど、小説は小説の良さがあるからやっぱり好きd( ̄  ̄) そこまで酷い死とか殺され方とかの描写ごあるわけじゃないから、殺人ミステリーが苦手な人でも読みやすいのでは(°▽°)? とりあえず順番通りに読んでみようと思い立ったので次は2巻に突入じゃい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

    3
    投稿日: 2024.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    標本士であり、何よりも骨を愛する櫻子さんと、そんな彼女に振り回される高校生の正太郎。 2人が様々な事件に巻き込まれていく。 櫻子さんがかなり個性的。骨にしか興味がないからこその冷静な観察力、判断力がすごいし知識量もすごい。 正太郎との出会いや櫻子さんの過去やその後が気になる。

    0
    投稿日: 2024.02.27
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    昔からお気に入りのシリーズ。 内容の読み応えに加え、登場人物も魅力的であり、更には舞台となっている旭川についても知る事ができる。 私自身、この本を読んで北海道に行きたくなった。 この本の大きな特徴は、ご遺体の状態がかなり詳しく描かれている事である。 他のミステリーでも、「腕時計の位置」や「倒れていた場所」といったことは出てくるが、櫻子さんはそれらに加え、法医学の観点からも謎を解くヒントを探っていく。 法医学で分かることとして、例えばご遺体の何を見て死亡推定時刻を決めているのかなどがある。 ミステリーを読む中で、あまり気にした事のなかった事に注目している面白い本である。

    4
    投稿日: 2023.11.03
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    ちょこちょこ初耳学みたいな感じで知識が書かれてるから読んでておぉ〜ってなる部分多めだった。 最後のお話は善悪では図れないお話でした。 櫻子さんみたいに白シャツ×黒スキニーが似合う人になりたかった(笑)

    0
    投稿日: 2023.08.27
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    3つの物語が収録された短編集的な本でした。 どんでん返しや、ワクワクするトリック等はあまり無かったですが、キャラクターと物語の雰囲気は良かったです。 小説が全18巻ということで、かなり長いですが少しづつ読んでいこうと思います。

    0
    投稿日: 2023.06.29
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    登場人物、トリックは今までどこにでも出てきた感がある。同人誌感ともいえるか。未来のことが少し書いているが、巻数がないのにそれはやめてほしい。続きをどんどん買ってね、アピールなのか。この手法は好きではない。

    0
    投稿日: 2023.06.23
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    死体は出るけど、グロいけど、どこかマイルド。これぞラノベマジック。 櫻子さんはまあいいけれど、正太郎が凡庸すぎて面白みがない。さらに幼すぎで違和感がある。 ネタはまあまあ。

    1
    投稿日: 2023.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    北海道旭川のBONES!? 古めかしい館に住む、お嬢様の九条櫻子。 骨への情熱がすぎて、動物の死骸を拾ってきては庭に埋めたり、鍋で煮たり。 そんな櫻子に振り回される高校生の正太郎は、今日も櫻子さんに引っ張りだされ、また事件に遭遇。 姉と数日前から連絡がとれないと連絡があり、マンションのオーナーの母に駆り出された正太郎たちが発見した遺体。 海辺の街で起きた心中事件の真相。 櫻子が訪れた薔薇園のオーナーの家で行われた降霊会で暴かれたものとは。 櫻子さんと僕が遭遇する事件たちは陰湿で後味が悪い、のだけど、櫻子さんのブレナンばりの空気の読めない、率直さが空気を変える。 悶々としている気持ちの整理を強引につけるような。 北海道旭川の周辺観光も兼ねたような描写も楽しい。

    6
    投稿日: 2022.10.24
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    三度の飯より骨が好きという変わったお嬢様とお嬢様に連れ回される僕の距離感がよい。お嬢様が変な趣味を持っていなければとても美人で付き合っていただろうに、変人であるとあのような距離感になるのか。お嬢様は検視のまねごともでき『謎解きはディナーのあとで』のような作風だった。

    0
    投稿日: 2022.08.22
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    #読了 骨を愛する櫻子さんのお話(雑な説明) 1巻読了したけど、読みやすかったのでとりあえず続刊購入予定。

    0
    投稿日: 2022.06.20
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    ホームズ美人令嬢&ワトソン高校生コンビミステリー謎解き短編集 令嬢櫻子さんの「骨標本」趣味と孤高の人格が、物語を圧倒的な力で牽引しています 櫻子さんは自分のツボです 伏線いっぱいで、続きも是非拝読いたします

    1
    投稿日: 2022.01.30
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    文体は非常に読みやすく、テンポもよかった。 短編が3つ収録されている。 櫻子は科学的なものしか信じず、 人の心の機微には鈍い感じの人。 3つ目の話では、登場人物各々が選択を悩む問題が。 ラストは若干櫻子も目立たずで話が進む。 3つ目が一番良かった。 次いで2つ目。

    0
    投稿日: 2021.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の設定が見えてこない不親切設計。キャラが濃いんだか薄いんだかよくわからなかった…。ちょいちょいひっかかる文法があるけれどすごく気になるというほどでもない。内容はたしかに薄い。何も考えずに読むには良いかな?

    0
    投稿日: 2021.06.30
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    前から気になっていたシリーズ。1話目を読んだときには、櫻子さんの性格や主人公の母親の雰囲気が好きになれなかったが、2話目以降は慣れもあり、楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2021.05.28
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    ライトミステリにしてはしっかりと人が死ぬミステリ。探偵役の櫻子さんは中々癖が強いし、まだ高校生と言うこともあるのか、聞き手役の正太郎くんは言動や行動が今ひとつ足りないのが、読んでいて気になるところ。今のところ標本士という職業が生きる事件ではないけれど、続巻ではそういう事件もあるのかな

    0
    投稿日: 2021.05.26
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    大泉洋をモデルにした人物が出てくるシリーズと聞いて読み始めた。1巻はまだ登場せず。「骨」というキーワード色は思ったより薄い。せっかくなのでシリーズ読み進める。

    0
    投稿日: 2021.04.27
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    作品自体はアタマの片隅にあったのですが、たまたま書店でみかけて読んでみよう、と。すでにアニメ化、ドラマ化ともされているのですね。文庫としても15巻まで続いているようですから、世間からはだいぶ遅れてようやく初巻を読了。 櫻子はこんなキャラ(=男性的)なんですね、知念実希人の天久鷹央と似てる気がします。個人的には表紙イラストのイメージそのままに女性性が前面に出ているほうが、より骨好きという変人ぶりが際立つのでは、などと思ってしまいますが。 櫻子と正太郎が関わる事件はいずれも”事後”である点は物語として”動き”(現在進行形で事態が刻一刻と変化していくこと)が少なくなり、少々退屈な面もあるかと感じます。この点は続編以降で様々なパターンが登場することを期待。 また設定の舞台は旭川市で、なぜかと思えば著者ゆかりの地なのですね。ライトノベルではあまりみかけない設定ではありますが、地元視点ならではといった場所や名産が随所に盛り込まれている点は作品に彩りを添える効果につながっていると思います。 ということで標準的な評価として星3つを付けました。次巻以降にも期待、ということで続編へ進みたいと思います。

    0
    投稿日: 2020.03.10
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    旭川の北鎮記念館で紹介されていた本。実に面白かった。ところどころ出てくる北海道の風景を、自分の記憶から呼び出して、当てはめながら読みすすめるのが心地よかったな。

    0
    投稿日: 2020.01.18
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    初めての北海道ご出身太田紫織さん。数年前、観た記憶がない観月ありさ主演大コケドラマ原作。見た目クール美人の櫻子さんはツンデレでお骨に異常に執着する変わり者。ワトソン役の少年と北の街旭川を舞台に、あんな事件こんな事件を解決するライトミステリー。

    0
    投稿日: 2019.10.05
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    「美しい人」 裏切られた先に求めたのは。 ただ話し合いや自らが引き下がるなんて真似をするよりも、彼に精神的ダメージを負わせ自分の犯した誤ちを認めさせるには有効的だったろうな。 自分の妹と婚約者が不倫関係にあるだなんて知った時の心情は計り知れないが、悔しいや苦しいよりも何でという疑問しかでてこないかもしれないな。 「頭」 砂浜に行ってまでする事は。 彼女らしいといえば彼女らいしいが、態々海に来てまで骨を探し歩く人など早々居ないだろうし彼も彼でそれに付き合う人も珍しいだろうな。 偶然見つけた頭蓋骨から始まった事件への関与だったが、彼女の助言がいくら正当だったとしても彼がそれを聞き声を上げたからこそ事件は解決したのだろうな。 「薔薇の木の下」 彼の死に隠された秘密を。 真相を知っているのに何故あんな茶番をする必要があるのかと思えば、彼が傷つかない為と言う割に自己保身をしたいからという方が強そうだな。 正義というのは自分勝手に振りかざすものでは無く誰もが賛同せねば、それはただの独りよがりなエゴである事に彼は気付けなかったのだろうな。

    0
    投稿日: 2019.09.26
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    地主の娘のお嬢様、櫻子はとにかく「骨」が好きな変わり者。その知識を活かして「僕」と事件の謎を解く…という筋書きのミステリ。 メインヒロインは頭が切れる変なやつで妙なグイグイさで事件に首を突っ込んでくる、みたいな部分はまあ既定路線感だよな、というところアリアリなので「骨」というキーワードなり、何かオリジナリティのあるところが今後にどう繋がるんだろう。な1巻目 雰囲気、で流さず描写や説明が必要なところはきちんと活字で描写されているのは言葉足らずのラノベが増えた中で好感触。知識に裏打ちされてる感も個人的に好み。櫻子さんのエキセントリックさのキャラ立ち度合いもいい感じ。 ミステリ部分が、「〜という条件を満たす相手が犯人だろう」(それまで、「犯人候補」キャラが居たりするわけではなく条件が提示されるだけ)→「後日、犯人が逮捕されそれは櫻子さんの推理通りだった」的に話が進んだりするので「犯人はお前だ!」な空気のミステリ慣れしているとそこらへんの若干のまだるっこさはある。

    0
    投稿日: 2019.05.14
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    北海道の旭川を舞台に高校生の僕、正太郎と骨を愛でる男前の変人美女、櫻子さんが死体と事件の謎を追う異色ミステリ短編集の1冊目です。本作には骨や死体が普通に出て来るのでダークには違いないのですが、ヒロインのあっけらかんとした性格のお陰で全く暗さを感じさせませんね。正太郎は勘の鈍いワトスン役ですが北海道グルメの食レポに力を発揮しますね。また櫻子と恋人の在原(業平?)「問うた」の文章に古風さを感じますね。甘くまだ若造の正太郎には正義に拘らず我が道を行く櫻子さんの型破りな生き方から人生の厳しさを学んで欲しいですね。

    0
    投稿日: 2019.05.12
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    ドラマを機に読んでみた(ドラマは見てない。。) 主人公が高校生!?そしてその相棒(っていってもこちらが主人公か?)は櫻子さんっていう麗しい名前からは違和感しか感じない骨好きで、少年みたいで、人の気持ちがわからない(?)、でも美しい人。 3篇からなる本作は、そんな登場人物とはもっとも縁がなさそうななさそうな、男と女(に限らない!?)の愛憎うずまく殺人事件に遭遇した二人の物語。。。 動物の骨を鍋で煮込んだり海岸で骨探しをしてみたり、とにかく現実離れしてるけど、なんか、気になる・・・

    0
    投稿日: 2019.03.08
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    ライトミステリーとでもなるのか、骨が大好きなお嬢さまとワトソン役の男子高校生が、事件に巻き込まれ解決していく物語。 確かに「骨好き」というキャラ設定は珍しいが、むしろそれを超えた知識が事件解決に役立っており、個人的にはホームズ役の特色がボヤけて感じてしまった。 北海道・旭川という土地を上手く活かしているのと、安易にハッピーエンドに持っていかない構成は好感。

    0
    投稿日: 2019.01.23
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    美しい骨を愛でるのがすきなお嬢様で、骨を組み立てる標本士である、二十代半ばから後半の九条櫻子と、彼女に振り回される平凡な高校生の舘脇正太郎のコンビがくっきりしていて楽しい。素人ながら検死の真似事も出来る、骨に対しては子供のような櫻子が、笑顔だけでなく「少年」「〜たまえ」口調の男っぽさも含め魅力的。

    0
    投稿日: 2018.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旭川の街を舞台としたライトミステリー。 でも、骨や死体を好む櫻子さんが今まで見たことのないキャラクター性を持っていて、面白かった。 そんな櫻子さんの助手のような正太郎が櫻子さんのフォローもしているのが微笑ましかった。 きっと櫻子さんのことが好きなんだろうな。 だからこそ、「第壱骨 美しい人」では、正太郎の憧れの人が死んでしまって、その無念さが可哀想だった。 櫻子さんは変人で空気が読めないかもしれないけど、2人の関係性が良かった。

    0
    投稿日: 2017.11.29
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    桜と死体は、よく一つのイメージの中で語られることが多い。 それだけ、桜は、妖しい雰囲気をまとっているということなのだろうが。 ホームズ役の櫻子さんと、ワトソン役の「少年」こと、正太郎のコンビシリーズ。 櫻子さんは、モデル張りのルックスと、口からポンポン飛び出す男言葉のミスマッチがかなり魅力的な女性なのだが、歯に衣着せぬ物言いと、 空気をまったく読まない言動で、正太郎クンをいつも振り回す。 生物の骨を組み立てる標本士という、なかなかユニークな設定だ。 一方の正太郎クンは、草食系の代表のような男子。甘くて、チキンで、女子力のほうが高そうである。 櫻子さんが動くところ、そこでなぜか、人の骨に出会ってしまう。つまり殺人事件に巻き込まれていくのだ。

    1
    投稿日: 2017.11.07
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    キャラクターがイマイチ好きになれなかった。もっと司法解剖とかががっつり絡んで来るものと期待していたので、ちょっと期待ハズレ感もあった。その他のキャラクター文芸とはっきり区別するような特徴も見受けられなかった。

    0
    投稿日: 2017.09.15
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    個性的なキャラで面白い。ミステリとしては並みといった感じ。 あらすじ(背表紙より) 北海道、旭川。平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。けれど彼女には、理解出来ない嗜好がある。なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。骨を組み立てる標本士である一方、彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役をもこなす。そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。そして僕は、今日も彼女に振り回されて…。エンタメ界期待の新人が放つ、最強キャラ×ライトミステリ。

    0
    投稿日: 2017.07.23
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    アニメから入っているが、本も面白い。 舞台が旭川と言うのも個人的に好ましいし、櫻子さんのキャラが良い。

    0
    投稿日: 2017.06.17
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    半身浴中の暇つぶしに。日常の謎をあれこれ読んできたけれど、やっぱり人が死ぬミステリは適度に話が引き締まっていいね。あと櫻子さんがちゃんと?嫌われる描写があって良かった。ヒロインを無条件で持ち上げるのは苦手なので、きちんと欠点を描写した上でのチャームポイントがあって嬉しい。少年が高校生の割には子供っぽいけれどまあ可愛いから良し。三話の構成が綺麗に決まっていて気持ち良く読めた。続きも読みたい。

    0
    投稿日: 2017.05.07
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    既視感のあるキャラ、最近こういうの多いですね 高校生が助手というのも違和感あり その割に、推理のほうは奇をてらうことなくまともです しかし、標本士という設定はいまいち生きていません 校閲しているのか?というミスも目につきます 死を感情的に捉える高校生に対し、生き物には避けられない事象の一つとしか見ていない櫻子さんという対比とも読めますが、ん~・・・ 以後の展開に期待させる記述も見られますが、続編を読みたいかと言われると微妙なところ 暇があれば手に取るかも?

    1
    投稿日: 2017.05.01
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    ドラマになるので読んでみました。 もう少し桜子さんのキャラにスキがあるといいのになあ 続けて読めばそうなるのかも知れませんが・・・

    0
    投稿日: 2017.05.01
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    タイトルにインパクトがあるし、シリーズ化されているので本屋さんで見かけることもしばしば。 気にはなっていたけど、「そのうち読もうかなぁ」と保留本でした。 で、TVドラマ化されるというので、読んでみました。 さくっと読了。 うん。軽い(笑) 「エンタメ界期待の新人が放つ、最強キャラ×ライトミステリ!」 とのことですが、確かに。 骨が大好きなお嬢様の櫻子さんは、なかなか個性的で魅力のあるキャラです。 そしてストーリーはミステリーというには浅いというか薄いというか物足りません。が、なるほど、だからライトミステリなんですね?と納得(笑) 突っ込みどころは色々ありますが、なかなか面白かったです。

    2
    投稿日: 2017.04.29
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    17年春に観月ありさ主演でドラマ化。タイトルは聞いたことがあったが、たくさんシリーズで出てるんだ。インパクトのあるタイトルだが、実際に死体の上に立ってる訳じゃないんだって初めて知った。旭川が舞台とは変わってる。旭川と云えば、わたしの中では小路さんだったが、新たにインプットされた。もう少し、このシリーズは読んでみよう。

    0
    投稿日: 2017.04.23
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    骨が何よりも好きなお嬢様(でもガサツだよね)が事件に出くわすライトミステリ。ミステリ部分の事件はたしかにライトといったらライトなんだけれど。読み心地は案外と思ったほどライトじゃないかも。なんせ骨だしねえ(苦笑)。 キャラ立ちがあるのでさくさく読めるけれど。櫻子さんのキャラがいい意味で予想と違ったなあ(笑)。なんなんだこのド変人キャラはっ。無神経だし辛辣だし、でもなんだか憎めません。振り回されるのは大変だけれど。

    0
    投稿日: 2017.04.20
  • まあ、面白いかな

    予備知識なしに、タイトル買いです 櫻子さんと、僕が不思議な事件??にアプローチしていくストーリーです。ラノベに入るでしょうか。 櫻子さんは骨フェチです。僕はいたって普通の少年として描かれていますが、二人の関係は何? 本書には3つのストーリーが入っています。 櫻子さんがあまりにスーパーウーマンすぎて、そこが面白いうような、逆に興をそいでいるような あっさりと、読みやすいです あ、今週テレビになるのね

    1
    投稿日: 2017.04.16
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    骨の精緻なたたずまいの魅力は共感しますがまさかグツグツ煮込んで組み立てるお嬢様とは…なかなかインパクトあります。 婚約者の在原さんも気になるし現実と掛け離れた世界の楽しさがあります。

    0
    投稿日: 2017.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

     アニメーション版から。  これはなかなか一筋縄ではいかない主人公櫻子さんですな、そういう印象を残す第1巻である。  もちろん一本気なリケ女を想起させる櫻子さんの人物造形は嫌いではない。というより本巻の「霊」絡みの話しなんぞは、霊の存在に右往左往する周りにイライラする櫻子さんの方がよほどマトモ。  ただし、本物の研究者は判らないことを真摯に認めることができるので、物腰柔らかなんだけどね…。若さかな?。  一方の物語。「死」をもって「生」「生前の生き様」を問いかけるアニメ版よりも、死に至った人間の業・悪徳・汚濁を暴く傾向を感じる。そういう意味ではビターな読後感である。勿論、甘々で終始するような作品よりは遥かにまし。

    0
    投稿日: 2017.01.24
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    漫画的なミステリーとでも言いましょうか、コナン的というか?なんというか? サクサク読めるけど、飽きる、、、かも。 犯人との関係とかその裏にある心理描写は火サスばり。笑 だね。そんなもんだよね。 と、実際にはなさそうな設定の中の、よくありそうな人間ドラマです。笑! 舞台が旭川で、作者も旭川出身の人なので、旭川人はまた違う楽しみ方ができるかも!?です!!! 暇つぶしには最適だし、小説苦手でも読めそうな一冊!

    1
    投稿日: 2017.01.10
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    雰囲気は好みなんだけど、ちょっとどんなジャンルの話なのか説明が難しいですね。 そりゃ、ミステリではあるのですが、犯人捜しにそう興味のあるでなし、法医学ものとしてはちょっとライトな感じだし。 もちろん、死体がでてくるので日常の謎とも言えないしね。(^^; 主人公キャラクターの性格付けは、ちょっと破綻している感じが好み。 ちょっとしたグルメ要素も楽しいですね。

    0
    投稿日: 2016.11.27
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    櫻子さんのキャラに かなり癖があります 変人というか KYというか 歯に衣着せぬ 物言いですので 人嫌いで無神経に思えるときもあります でも残された死体や骨が 語ることを 丁寧に解き明かす感じが面白かったです

    0
    投稿日: 2016.11.10
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    2012年に小説投稿サイトE★エブリスタに掲載された3話の文庫本化で、シリーズ第1作。 旭川の旧家の美しいお嬢様で、異常に骨に執着する骨格標本士九条櫻子が、解剖学の知識で鮮やかに事件を解く物語で、櫻子に振り回される高校生館脇正太郎のモノローグ形式。アニメ化された。 社会性が欠如した櫻子の感性と鮮やかすぎる隠された真実の解明の技のギャップ、それをフォローする正太郎の櫻子への気持ちが、読んでいて楽しい。 第1話「美しい人」はアパートの密室で死んでいた婚約者のいる美人の死因。 第2話「頭(こうべ)」は漂着動物を見つけに行った増毛海岸で、他殺と思われる人骨を見つけ、心中死体にも出くわしたが偽装した殺人と見破る話。 第3話「薔薇の木の下」は薔薇園経営者の家で巻き込まれた降霊会のカラクリを暴く話。 第2話はアニメ化。アニメの櫻子さんが美しい

    0
    投稿日: 2016.10.22
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    太田紫織による骨に魅了されたお嬢様とその知り合いの高校生が繰り広げるライトミステリ第一弾。 なぜか骨が大好きなお嬢様・櫻子の性格はとてもお嬢様とは言い難いが、骨好きに伴う知識の幅広さは、叔父が監察医という設定とも相まってマニアックなまでにすごい。さらに、動物でも人間でも、骨に関わりそうなら腐敗臭もなんのそので、ある意味お近づきになりたくない人物だ。 そんなお嬢様となぜか親しく、何かあればご飯まで食べさせてもらう奇特な高校生・正太郎も頼まれたことは断れない、流されやすく巻き込まれやすい人物だ。 ぱっと見はよくあるような設定ではあるが、骨にまつわる物語の軸としてこの設定がうまく効いていて、物語ひとつひとつも程よい長さでまとめられているため、さらりと読める。 体裁はライトノベル然としており、実際そうなのかもしれないが、法医学や骨にまつわるウンチクについては非常に高度かつ端的にまとめられていて読み飛ばすこともなくヘェ〜と思う場面も少なくない。 本書一冊でまとまるなんてことははなから考慮されていない感じで、当然のように続巻が刊行されている。

    2
    投稿日: 2016.09.22
  • 太田紫織による骨に魅了されたお嬢様とその知り合いの高校生が繰り広げるライトミステリ第一弾

    なぜか骨が大好きなお嬢様・櫻子の性格はとてもお嬢様とは言い難いが、骨好きに伴う知識の幅広さは、叔父が監察医という設定とも相まってマニアックなまでにすごい。さらに、動物でも人間でも、骨に関わりそうなら腐敗臭もなんのそので、ある意味お近づきになりたくない人物だ。 そんなお嬢様となぜか親しく、何かあればご飯まで食べさせてもらう奇特な高校生・正太郎も頼まれたことは断れない、流されやすく巻き込まれやすい人物だ。 ぱっと見はよくあるような設定ではあるが、骨にまつわる物語の軸としてこの設定がうまく効いていて、物語ひとつひとつも程よい長さでまとめられているため、さらりと読める。 体裁はライトノベル然としており、実際そうなのかもしれないが、法医学や骨にまつわるウンチクについては非常に高度かつ端的にまとめられていて読み飛ばすこともなくヘェ〜と思う場面も少なくない。 本書一冊でまとまるなんてことははなから考慮されていない感じで、当然のように続巻が刊行されている。

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    投稿日: 2016.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋で見かけて機会があれば読みたいなと思っていた作品。今回図書館で見つけたので読んでみた。「骨」が大好きなお嬢様とそれに振り回される男子高校生のコンビが様々な事件に遭遇するというミステリー。文章に少々グロい表現はあるものの、不快感を覚えるほどではない。(その点が「ドS刑事」とは違う点)ミステリーとしては普通かな。印象に残ったのは3話目。真実を明らかにすることが必ずしもいい結果につながるとは限らない結末が何とも切ない。この後の続きが図書館にあるか分らないが何とか手に入れて読んでいきたいと思う。

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    投稿日: 2016.08.10
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    これは...ミステリなのかな(^ ^; 確かに謎解き要素は毎回出てくるし、 ミステリと言っても良いとは思うが... 読後に印象に残るのは、謎解きとは別のこと(^ ^; 主人公...は「少年」の方か(^ ^; 探偵役の「櫻子さん」は、とにかく「骨が好き」(^ ^; と言っても、焼き鳥の軟骨が好き、とかではない(^ ^; 道ばたで、海辺で、動物の死体を拾って来ては、 端から煮て、埋めて、溶かして、骨格標本にする。 下手すると「偶然見つけた人骨」すら、 自分の物にしようとする程の、真の「骨好き」(^ ^; またこの人の行く先々で、様々な事件が起こり、 また様々な骨(というか生物の死骸)と出会う。 櫻子さんのキャラが強烈...だが、小説の中では 割といなくもないタイプ(^ ^; 「実は旧家のお情さま」「黙ってれば美人」 「でも毒舌で変人キャラ」「ばあやと二人暮らし」 なんてのは、探せば結構いそうな設定では(^ ^; そこまでは「よくあるキャラ」で良しとしよう。 でも気になるのは、それにプラス「許嫁の存在」 「母親との確執」「主人公との関係性」等々。 思わせぶりな「匂わせ方」は散見するが、 一冊読んだだけでは何も説明がない(^ ^; 長期シリーズ化を目論んでいるのか(^ ^; いや、目論んでるどころか、 すでに長期シリーズ物なのか(^ ^; 何の予備知識もなくブックオフで手にした私には、 まだ知る由もないというところだが。 ...という訳で、もの凄く続編が読みたいぞ(^ ^;

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    投稿日: 2016.05.09
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    2016/04読了。骨好きの美人お嬢さまと高校生男子の繰り広げる骨を軸に展開するミステリ。櫻子さんのキャラがちょっと現実味に薄いけど、意外な着眼点から謎を解くスタイルがおもしろかった。話に余韻がある(それはずっと先のことだ、というような)があるのも好きなポイント。

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    投稿日: 2016.04.25
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    完全に表紙買いです(笑) 携帯小説からなので、さらーっと読むつもりでしたが、内容もその中の知恵もしっかりしてると思いました。 こんなでこぼこコンビもいいですね。

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    投稿日: 2016.04.13
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    図書館で。 この間アニメになっていたので原作はどうなんだろうなあと思い借りてみました。少年の偽善的正義感はなんとなく鼻につきますがまあ高校生だもんな。というか櫻子さんも大概だとは思うし。 面白い!ってほど面白いなあとは思いませんがまあそれなりにへ~とかほ~と思う所があって良いかな、と思いました。何となく未来がどうなったのか、というのは気になるところなので気が向いたらまた借りて読んでみたいなと思います。

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    投稿日: 2016.03.15
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    表紙のイラストを見て,女の子が見たい男を主人公にしているのが分かった~旭川でアパートを幾つか持っている母に命じられて雑用をこなす高校生の僕は,洋館に住む櫻子さんに呼ばれるとほいほい出掛けてしまう。母から死体が出てくると嫌だからと呼ばれてたアパートの住人は,草刈りに行って優しくされた独身の女性だったが,案の定,遺体だった。でも,チェーンが掛けられて密室。櫻子は植物園に行って,これだとベラドンナを示す。甘エビに誘われて出掛けた増毛で,アザラシの全体骨格と人の頭骸骨を発見して警察に通報するが,近くで揚がった心中遺体は結ばれた舫結びから漁師の犯行と判明した。資産家の薔薇屋敷に行くと,降霊会に参加するように求められ,神父が示したのは,半年前に死んだ女の夫が同性愛相手のスーパーチェーン店のオーナーを告発するための奇跡だった~どう考えても不自然な女主人公と男主人公。旭川ラブだけはよく分かった

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    投稿日: 2016.01.23
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    櫻子さんのキャラクターは私の好きな感じです。こういうあり得ない洞察力と観察眼でサクサク事件を解決していく作品はストレスなく読めるので楽♪ただ、一つ一つの解決があまりにあっさりし過ぎていて、読み終わったときに「あれ、1本目の事件はあれで解決でいいの?」と思ったのも事実です。骨を余りに愛しすぎる櫻子さんの、周りをかき乱す言動と、それに振り回される少年。こういう構図は他の作品でも見かけますがやっぱり面白く読めます。続きは全て予約待ち。人気シリーズなんですね。

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    投稿日: 2016.01.11
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    表現が寒いしつまらない。骨についての知識は少し勉強になったけど、キャラもありきたりだし、口調も寒気がする。話の展開も伏線上手く回収してないし、無理矢理のこじつけを感じる。

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    投稿日: 2016.01.03
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    北海道旭川が舞台。その土地にあるものや、おいしいものがたくさん出てきて、想像が広がる。 櫻子さんは骨のエキスパートだから、いろいろ興味深い話が出てきておもしろい。態度がどうかと思うこともあるが、話自体はひきつけられる。今後の展開が気になる。

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    投稿日: 2015.12.30
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    さっくり読み飛ばしながら。 ミステリーもの。 話の筋を追って読者が推理するというより、骨の知識で櫻子さん(探偵役)が謎を解明する。 女性に振り回されるワトソン役の男性、ということで『GOSICK』(桜庭一樹)と『お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿』(藤野恵美)を思い出した。 他にも結構ありそうだな。

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    投稿日: 2015.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズで買っていたのに、アニメはじまってやっと1巻を読み終わりました。北海道愛に溢れた地の文が沢山なんですが、事件の解決の後味が悪いものが、多い気がします。櫻子さんの相方巻き込まれ体質というか、食べ物につられて毎回災厄にあっている、正太郎君の語りです。 骨については詳しくなれますが、アニメ見てしまうと、文章で部位を言われるより、映像でココって表現される方が断然分かりやすいですね。 ① 目次 プロローグ 第壱骨 美しい人 第弐骨 頭(こうべ) アニメ➡「骨愛ずる姫君」第1話 第参骨 薔薇の木の下 エピローグ

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    投稿日: 2015.11.14
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    会社の方がお子さんが読んでいたということで貸してくれたライトミステリー。 舞台は北海道の旭川。 主人公、舘脇正太郎は骨を愛するお嬢様のペースにいつもまきこまれ、事件に遭遇する。 短編になっているので読みやすかった。 初めてライトミステリーを読んだけれど、案外難しい漢字が多かったり、予想外の展開がありおもしろかった。

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    投稿日: 2015.11.12
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    櫻子さんの骨への愛着に対してレビューでは賛否両論のようですが、自分としては正確な事実に基づいているなら悪くないと思います。 他者への配慮が欠けている発言はちょっといただけないけと。

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    投稿日: 2015.10.27
  • さぁ、謎を解こうじゃないか

    アニメ化に伴い原作が気になったので読んでみました。 ラノベならではの際立ったキャラ。 ヒロインの骨を愛し、骨からすべての謎を解く櫻子さん。その相棒(?)の主人公「僕」。 そんな二人が巻き込まれる事件の数々。 法医学がしっかり取り入れられていて興味深い。 櫻子さんと「僕」の掛け合いがテンポよく、とても読みやすい作品です。

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    投稿日: 2015.10.27
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    櫻子さんのキャラにどんびき。 ないわー。 骨がすごく好きという部分でなく、他人への 接し方がありえない。 少年(笑)の語り口調もなんだかなー。 でも、あの巡査さんがちょっと好き。 なので、★を1個増量(笑)

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    投稿日: 2015.10.22
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    書籍投稿コミュニティ『E★エブリスタ』に掲載されたWEB小説を書籍化。3つの短編が収録されています。 探偵役の九条櫻子は『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士。筋金入りのお嬢様なのに、服装に無頓着で言葉遣いが男っぽいという、宝塚歌劇団の男役のようなキャラクターでなかなかインパクトがあります。 しかし、主要キャラが語り部の正太郎しかいないので個性が引き出されていない印象を受けます。櫻子自ら検死も出来る設定もあまり活かされておらず勿体無いです。 また、物語は旭川市の魅力が詰まっていますし、骨に関する蘊蓄も盛り込まれていて面白いのですが、【美しい人】以外は謎解きに比重が置かれていないので、ミステリー小説としては物足りなさが残ります。それぞれ謎が魅力的なだけに残念です。

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    投稿日: 2015.10.13
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    --- 12/10/2015 読了 --- 気になったので一気に読破。 結構予想を裏切る内容でもありました。 タイトルやこの表紙感に騙された感。 法医学のお話でして、海外ドラマBonesが好きなので、なかなか楽しめたのですが、 キャラクターがあまり得意ではありませんでした。 櫻子さんのキャラがなんか薄いというか、、、一貫性がないといいますか。 とりあえず、日本を離れていますので、 日本食食べたいよーーーーーーーーーー! お寿司とか美味しそうに書くではないか!!!! 一応次巻も用意があるので、いつになるかわかりませんが、読むと思います。 End. ---

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    投稿日: 2015.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ化されているので人気な作品なのかと思って読んでみた。まず櫻子さんの性格があまり好きではなかった。骨という観点から事件が発覚する流れは面白い。事件後の後味はよくはない。続刊はもっと事件内容が膨らんでいくのだろうと期待。

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    投稿日: 2015.10.09
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    思った以上に櫻子さんのキャラが凄かった。櫻子さんのキャラは苦手だが物語が進むにつれ変わっていくのだろうかと思ってみたり。食い物が美味そうで飯を食った後だったけど食べたいなと思ってしまった。

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    投稿日: 2015.09.13
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    骨好きの櫻子さんと振り回される少年のお話。「骨好き」って言っても、骨なんて早々落ちてないでしょ・・・と思うのですが、そこは上手に落ちていることになっていますw 話の展開には少しムリがありますがラノベ枠だと思えば気になりません。シリーズ1冊目ですが、櫻子さんと少年の出逢いとか人間関係とかにはあまり触れられていないのは、なにかヒミツでもあるのでしょうか。

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    投稿日: 2015.09.04
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    骨をこよなく愛するお嬢様櫻子さんと彼女に振り回される少年正太郎。二人は行く先々で事件にぶつかる。 表紙の絵からは想像できない意外な櫻子さんのキャラにびっくり。最初はそのキャラが苦手でしたが一冊読み終わると好きなキャラになっていました。 小説自体は面白かったのですが、気になったのがたびたび語られる二人が出会ったきっかけや以前の事件の話。「これが1巻だよね?」と確認したら二人の出会いは6巻で語られるんですね。ひっぱるなぁ。

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    投稿日: 2015.08.14
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    【カドフェス】初読作家さん、カドフェスがきっかけで内容が気になり、図書館で借りて読んでみた。少しグロさを感じるシーンもあるが、全体的には軽めのミステリーなのでスラスラと読めてしまった。櫻子さんが変わった趣味・趣向を持ち、世間知らずな所に男子高校生が時折巻き込まれるが、甲斐甲斐しく世話をする所がコンビ感を保てて良いと感じる。アニメ化され人物造形がアニメらしくぴたりとなっている思う。櫻子さんが骨に関することはマニアックさがあったが事件解決への糸口になっていないのが少々惜しい。シリーズものなので続編も楽しみ。

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    投稿日: 2015.07.13
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    正直キャラ小説は苦手なのだけれど、骨ということとタイトルに惹かれて。 謎には興味深く、読みやすかった。とりあえず5作目まで読了。優しい謎だったり、不思議な謎だったりでどれも楽しめた。 続きはまた時間があれば読んでみたい。 プロローグとエピローグの謎のチラ見せってこういう作品の特徴なのかなぁ。なんだか出し惜しみされてる気がして、すっきりしないんだけど…。好みの問題なのかなぁ。

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    投稿日: 2015.06.22
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    おかしな設定の中で、ちょっと変わり者のお嬢様と私(高校男子)が巻き込まれる骨及び死体にまつわる事件の数々。 設定命なストーリーだけど、まあまあ上手いこと行ってる。 文章は稚拙。ドラマ化は無理かな。

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    投稿日: 2015.06.01
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    櫻子さんシリーズ。 内容はそこそこに面白いが推理小説としてはかなりあっさり系。こちらに推理する楽しみを与えてくれるような本ではなく、かといってリズミカルな本でもないので、何だかダラダラと読んでしまう。 更に櫻子さんの発言や態度の描写が読み進めるのを遅くさせるのを増長させてる。 そのせいか、内容はそこそこ面白いのに読み終わる前に何だか飽きてしまう。 シリーズまとめて借りてしまったが、続きを読もうかどうか、悩ましい所。これから面白くなってくならいいんだけどなー。ただ櫻子さんが今はいないっていうような描写の真相が気になるところ…どうなるんだろ?

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    投稿日: 2015.05.28
  • スーパー櫻子さんと、M体質「僕」の掛け合い漫才

    若さと美貌とお金と専門知識、おまけにナイスな恋人まで。 いやいやいやいや、こんな女性が居てたまるかー、と叫びたくなるくらい出来すぎの櫻子さん。 彼女のキャラが(すんなりとではなくとも)受け入れられるのは、ひとえに「僕」の存在そのもの。 女性としては、胸とお尻に集中しがちな「僕」の視線が、時々こそばゆくもなるのですが、 「僕」あってこそのミステリーでしょうね。 ちょっと疲れた休日に、ライトなミステリを読みたい人向き。 あまり知られていない、ちょっとした知識も仕入れられます。 『ビブリア』での「本」が、ここでは「骨」になった感じかも。

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    投稿日: 2015.04.01
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    正太郎少年、骨好きお嬢様、という設定はなかなか好物、櫻子さんの骨談義もそれなりに興味深かったのだけど、ちょっと登場人物たちの人間性を疑う。全員。 わざとかな? あんまり骨に関係ない、ミステリ?だったのかももはやよくわからん。 ただし北海道の食べ物が美味しいことはよく分かった。ぐう。

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    投稿日: 2015.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どこかで読んだようなシチュエーション。 最近多いパターン。 年上の美女が恐いか優しいかの差かな。

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    投稿日: 2015.03.05
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    櫻子さんシリーズ1作目。 序盤、これシリーズ1作目で合ってるかな?となぜか戸惑ってしまった。 海外ドラマ「BONES」ばりに骨骨してるかと思いきや、それほどでもなかった。櫻子さんのキャラの影響か、あっさり塩味の印象。 気になることも多々あるので、続きもちょこちょこ読んでいきます。

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    投稿日: 2015.02.25
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    なにやら前日譚があるらしい含みのある主人公・櫻子さんと高校生・正太郎の関係。この1巻だけでは分からないけど、それは無問題で読めました。1話2話とも死体の描写はありますが、櫻子さんが論理的・客観的・事務的なので、それほどグロさを感じずカラッとした印象でしたが、3話目は死体より人間のエゴや裏面のドロっとした物が感じられました。これは心の腐臭と言うものでしょうかね。

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    投稿日: 2015.02.09
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    最後の話が哀しかった……。 私も、薔子さんと櫻子さんと同じ意見で、要らんことしやがってっていうラスト。誰も幸せにはなれないのに。それでもっていう恨みが強かったのかなあ。 文中に、肩に届く髪とあるのに何故表紙は腰まで届いているのか気になって気になって仕方なかった一冊(笑)

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    投稿日: 2015.01.10
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    軽く読める多分ミステリー。面白かったので続きはいずれ読もうとは思うものの、「読みたい」という欲求が沸ききらないこともあり。 骨好きキャラは良い感じですが、ストーリーは微妙ラインを走っている気がしました。

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    投稿日: 2014.12.09
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    骨が大好きなお嬢様が事件の真相を暴くライトミステリ。 中篇3篇で軽めの読み応え。 キャラクターは魅力的だけどミステリとしてはいまいち。 殺人事件の犯人と対峙したり確たる証拠を見つけるわけではなく、 櫻子さんの洞察力で事件の真相を推理してあとは周りの人が何とかしてくれるという他人任せな感じにモヤモヤ。 一つの事件にもいろんな考えの人がいていろんな縁があってって事なんだろうけど、ボリュームが少なくて物足りなかったな。

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    投稿日: 2014.12.06
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    櫻子さんの行くところに"骨(じけん)"あり!美しい見た目とは裏腹にその実態は骨に目がない口悪お嬢様。平凡を愛する高校生・舘脇正太郎は今日も彼女に振り回され事件に巻き込まれていく。骨×ライトミステリの新感覚な一冊! 第壱骨 美しい人 必見。

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    投稿日: 2014.12.02
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    タイトルにインパクトがあったので,試しに読んでみたのだけど,期待外れだった。ライトなミステリーなんだろうけど,推理そのものは大したことないし,ストーリー展開も,決着の付け方も微妙。何より,櫻子さんにまったく魅力を感じなかった。

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    投稿日: 2014.10.13
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    骨を愛する女の子が主人公ときいてボーンズみたいな作品かと思い購入。 ミステリーで法医学の知識の解説など小難しい描写があるけれど、これは楽しみながら読むことができました。 また舞台が北海道で、おいしい食べ物の話になると北海道に行きたくなりました。

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    投稿日: 2014.09.28
  • とても読みやすい

    内容は他の方のレビューを見ていただくとして、この本の特徴としては、とても読みやすかったです。 高校生の男の子の視点で物語が語られるので、文章が軽めでサクサク読み進められます。 買っても読まずに積んでしまうことの多い私が、3巻まで読み終えることが出来ました。

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    投稿日: 2014.09.17
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    なんとなく気になって購入。 骨をこよなく愛する、美人で変人な櫻子さん。ひょんなことから知り合った僕-正太郎-は、振り回される日々。 2人は、骨を探しても、なぜか遺体を探し当ててしまうのだ。 短編ごとに出合う殺人事件を、興味もなさそうに解決していく櫻子さん。 しかし、萌え系かと思いきや、彼女には婚約者がいて、正太郎より結構年上らしい。この関係どうなっていくのか? ミステリとしては、トリックもパッとしないし、イマイチだが、中高生はキャラで好きかも知れない。

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    投稿日: 2014.09.14
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    なんかなぁ。 主人公かわいそうになってくるわ。 あんま合わなかったか。 てか、最後の話は骨関係ないよね。

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    投稿日: 2014.09.08
  • 悪い訳じゃない

    タイトル通り。 ま、自分のつぼにはまらなかっただけなのかもしれません。 櫻子も現実ならともかく、小説となると良くあるキャラの一人にすぎなくなってしまいますし。 貶すところも誉めるところもない、何ともいえない小説でした、まる。

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    投稿日: 2014.09.02
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    ちょっとアスペルがーの入った主人公 骨マニアで婚約者ありの美人 ワトソン役は母子家庭の学生 舞台になった旭川には、ちょっとした縁があるので読む ミステリーとしては弱いかな まあこちらが先読みする前に話はついてしまう 1、密室に遺体 2、海岸の骨と男女二人の遺体 3、降霊会

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    投稿日: 2014.08.11
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    読みやすく、なかなか面白かった。 櫻子さんと主人公のキャラはよくありがちな組み合わせだが、解剖学や骨の知識はためになった。 ただもう続きは読まないかな‥

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    投稿日: 2014.08.04
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    旭川が舞台と聞いて、読んでみた。 「ライトミステリ」なるジャンルを初めて読んだ。 確かに、全体的に雰囲気が軽く、読みやすい。 主人公の少年は平凡な高校生で、RPGの主人公(笑)のようにキャラが薄く、ありがちな設定。 一方、タイトルにもなっている櫻子さんは、「骨好きのお嬢様」という風変わりな設定で、そのキャラを生かして物語が進行していく。 しかし、登場する各人物の描写が甘いために、誰の台詞か分からないものがあったり、会話の流れに違和感があったりする部分が何点かあった。 読んでいて、文章の構成を直したい衝動に駆られてしまう。 ストーリーやミステリ要素も、ありがちなものに感じられた。 一方で、テーマである「骨」と「北海道」に関しては、よく調べられていて説明も分かりやすかった。 特に旭川ネタについて、ザンギ、ゆめぴりか、ななつぼし、ほしのゆめ、などなど名産の美味しい食べ物の描写がでてきて、食欲がわいてくる。 他にも、「夕方の地元情報番組」って「どさんこワイド」か?とか、「道内経済誌」って「北海道経済」か?とか、地元ネタが色々と分かってしまっておもしろい。 増毛のエビもおいしそうで、とてもよい。 こんなにローカルネタ満載の本が、全国で売られていて、「王様のブランチ」などでも紹介されていることに驚きである。 「僕は時間の死んだ街で生まれた。「良くも悪くもマイペースで強情で、変化を嫌うこの街では、澱んだ時の流れすら平穏だとか、安寧と呼ばれる。変えられない、変われないのでは無く、そもそも変えたいと思わないのだ。まるで大腿骨のように強靭なまでの真一文字さが、この街には絶えず横たわっていて、人々の心までせき止めている気がする。」 「この街には、いたる所に退廃や、停滞といった、鈍重な空気が漂っている。」「旭川の人間は、生来変化と異端を嫌うのだ。」 まさにそのとおり。 そんな旭川でも、このような小説の舞台になるということに驚き、喜ばしく、誇りに思う。 旭川関係者にも、北海道好きにも、ミステリ好きにも、いろいろな人に読んでもらいたい小説。

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    投稿日: 2014.07.25
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    なんか人気あるようだしと何も知らずに読んでみたのだけど内容が本当に軽い。 言葉の使い方を頑張っているのは認めるけど結局は何が言いたいの?ん?そこが落ちどころなの?という疑問もちらほら。 そして旭川アピールがきつい。辟易。 でも個人的に骨は好きだな。

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    投稿日: 2014.06.07
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    いやぁ~、まさにキャラミスここにありですね(笑) 最初は携帯小説かと侮っていたけど、 なかなか読ませます(笑) 北海道は旭川の情緒あるモダンなお屋敷に ばぁやと二人きりで住む 正真正銘のお嬢様、九条櫻子(くじょう・さくらこ)は 傍目には男物の白いワイシャツにジーンズという素っ気ない服装に身を包む 黒髪長髪の長身美人。 しかし、そんな完璧なバックボーンや目を引く美貌とは裏腹に(笑) その実体は ヘヴィメタルを愛聴し、 生きている人間より 死んだ生き物の『骨』に恋い焦がれ、耽溺しているという かなりの変わり者(笑) 骨採取の為、絶えず動物の死骸を探し周り(苦笑) 素っ気ない男言葉で誰彼かまわず毒舌を奮い、 高校生の少年に向かって 自慰や射精についての知識を披露する(笑) およそ、女性らしくはないキャラに まずぶっ飛びます(笑) (ところがどっこい、この櫻子さん、甘いものに目がなく、子供のように唇を尖らせて拗ねてみたり、誰をも骨抜きにするキラースマイルを持ってたりと、所謂ギャップ萌えの要素にも事欠かない魅力を持ってたりするのがミソなのです笑) そんな櫻子さんに翻弄されながら、 いつも食べ物に釣られ助手を務めるハメになる 平凡な高校生、舘脇正太郎の 未来からの回想というスタイルで綴られていく連作短篇集です。 少年が密かに恋い焦がれていた薬剤師が亡くなった密室事件、 海で見つけた頭蓋骨と心中事件の謎、 秘密の降霊会の裏に潜む一人の男を巡る愛憎劇など、 死体や骨という言葉から 猟奇的な展開を想像してしまいがちだけど、 心配は無用です(笑) ラノベへの偏見がある人には あえてオススメはしないけど(笑)、 捻りのあるオチと 法医学の知識もよく調べてるなぁ~って思うくらい感心させられるし、 どの話もどこか物悲しくて 人間の愚かさを上手く描いてます。 (自分はドラマ『ケイゾク』のあの暗いテイストを思い出してしまった笑) 骨の知識やうんちくが書けてるのは勿論だけど、 旭川が舞台なため、北海道に関するあるあるや、道民以外は知らない情報や ほっぺが落っこちそうな美味しい食べ物が随所に出てくるのも ちょっとした楽しみがあります。 なんといっても 少年が年上の女性と出会い大人になっていくストーリーは 甘酸っぱくもほろ苦くて 自分の好きなテイストなんですよね~(笑) (モニカ・ベルッチがまばゆかった『マレーナ』とか、リン・ミンメイと早瀬未沙の間で揺れ動く一条光を描いた初代マクロスとかね笑) 甘ったれで幼い正義感や道徳観しか持たない少年の鼻をへし折ってくれる年上の女性という構図にもニンマリやし、 櫻子さんを異性として意識する禁断の展開もお約束ではあるけど、期待してしまいます(笑) それにしても姿を現さない櫻子さんの許婚の存在や(笑) まだ明かされてない正太郎少年と櫻子さんとの出会いの事件も気になるし、 なんやかんやと次巻も読んでまうんやろなぁ(^^;)

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    投稿日: 2014.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    母校に遊びに行ったら、気になっていたこの本が紹介されていたので読みました。 実にシンプル。 回りくどいことを櫻子さんがストレートに言ってくれるのですっきり。 骨が大好きな櫻子さん。 櫻子さんが骨探しに行くたび、死体が…。 まるでコナンくん笑 最初の死体は可愛そうでした。 婚約者と自分の妹がいい仲。 それに耐えれなかった姉は植物の毒を使って自殺。 その後、婚約者も自殺。 婚約状態なので不倫とまでは言わないけれど、悲しい結末です。 二体目の死体はよく考えたものでした。 心中に見せた他殺。 警察官にも色々事情があるんですね。 櫻子さんがいなかったらこの死体は無念。 三体目の死体はすごく考えさせられました。 まず、主人公の薔子の名前。 しょうこと読みますが、最初に思い出したのは 中川翔子(笑) 薔という字が人名には使えないんですね。 まぁ、小説なので(笑) その夫が酔っ払って階段から落ちて死亡。 だったんですが、実は違った。 知人ともみ合いになり、階段から落ちて死亡。 死ぬまでに時間はあったから、その知人がちゃんと助けていれば助かったのに。 と、夫の愛人神父がご立腹。 神父がそういう性癖ということを表沙汰にできないということから、自ら降霊界を開いたんですが、妻が考えた末出した答えは、ここで語られたことは他言無用。 夫もそれを望んでいないし、助けなかった知人には、夫の生前助けられた。 そいういうものでした。 確かに、ことを公にすることで損失は莫大。 死人に口なし。 この状況は妻の判断が正しかったかもしれません。 次に読んだ”罪色の環”とは反対の話でした。 確かに犯した罪は重い。 この場合は誰の人生も左右しない。 ただのうちわ。世間は沈黙。 そして妻も他言無用という。 ただ、愛人の神父が嫉妬の念で助けなかった知人を処罰したい。 その思い。 結局、神父はそのことを警察に持ち出しました。 神父はキリスト教会を追放、妻も花園を閉鎖。 数々の損失しか残りませんでした。 実に悲しい最後。

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    投稿日: 2014.05.14
  • 彼らは足下に何かを隠している?

    櫻子さんは、北海道旭川市の名家・九条家のお嬢様。古くてモダンなお屋敷に、ばあやさんと二人で住んでいる。家柄から地元のセレブな人たちとも面識があったり、警察に勤める完璧青年の婚約者がいたりもする。年齢は20代半ば~後半くらいの健康的な美人で、その全開の笑顔は主人公の少年を一瞬で魅了する。甘い物が大好きで、骨も大好き。職業は「骨格標本作りをする辛口お嬢様」といったところだろうか。そう、甘い物好きでも、本人は甘くないどころかきっぱり辛口だ。マイペースで無愛想で飾り気のない性格で、むしろ他人に嫌われようと振る舞っている節さえある。行き過ぎな部分もあるが、どこか共感が持てる部分もある、孤高の彼女。対して主人公の少年は、食い意地の張った甘えん坊、といった印象もあるものの、いたって平凡で面白味のない男子高校生。そんな彼に櫻子さんが手に負えるわけがない。なのに、文句を垂れつつもなぜか彼は彼女にこき使われ続けている。櫻子さんの家族も謎だが、この少年もまた何か隠している。彼らの事を知るためには、じっくり時間をかけて付き合う必要があるかもしれない。彼らが出会う、死体とともに。

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    投稿日: 2014.05.06
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    前からタイトルが気になってたのと、表紙が可愛いので(笑)購入してみた…けど、自分的にはあんまりはまらなかったかなあ…。 設定は面白そうだったんだけど…何か物足りない感じ、かなあ?

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    投稿日: 2014.04.29
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    ご当地キャラミス。舞台は旭川。 主人公の九条櫻子は、死体や骨に詳しいお嬢さま。職業?は標本士。お嬢さまだから職業というよりは趣味でしょうか。 探偵として犯人を逮捕を目的として行動するのではなく、死体の状態から死に至った経緯を紐解いていく。骨という強烈な趣味やSキャラによって他のキャラミスとは一線を画している。 旭川という舞台の特徴がまだ出ていない様に感じます。今のところはただの寂れた田舎町という雰囲気。 章の記号として、大字(だいじ)が使われているのも特徴。

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    投稿日: 2014.04.12
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    品のない残念美人のお嬢様、櫻子さんと、普通の人代表である高校生、館脇正太郎の対比は素晴しいです。櫻子さんの毒舌(というか空気読まなすぎ発言)に反発する正太郎の発言は、そのまま読者の反応でしょう。櫻子さんの発言にも理由はあるはずと思いつつ、実はただの空気読まない人では?と感じてしまった私は、すでに著者の術中にはまっているのでしょう(笑) 付け加えるなら、二人のコンビは『ゴシック』をほうふつとさせます。降霊会が行なわれ、それを茶番だと櫻子さんが断じるあたり特に、『ゴシック』ぽさを感じました。もちろん単に「『ゴシック』ぽい作品」ではないことを、さらに付け加えたいと思います。

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    投稿日: 2014.04.03