Reader Store
ザ・ゴール
ザ・ゴール
エリヤフ・ゴールドラット、三本木亮、稲垣公夫/ダイヤモンド社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

534件)
4.2
202
206
79
7
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説とビジネス書が合体した本だった。 ある工場長がアドバイスをもらいながら、工場の問題を解決していくという物語。 工場にいない自分が内容を理解できたので、その点はよかった。 長い本だが、工場の問題点、解決法、夫婦問題などさまざまな話題があるので読んでみても良いかも。

    0
    投稿日: 2010.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    工場に関する物語 これまでこういった話は読んだことがなく、興味を持って読むことができた。 在庫、スループットや儲けに主題をおいて、コストの評価についても見方を改めていくものである。

    0
    投稿日: 2010.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作品が発表されたアメリカでは、一貫してビジネスマン必読書と言われてきた本の一冊です。2001年の日本語訳出版以来、日本においても業務改善に携わる方、特に製造系の職場で働く人に多く読まれてきました。 製造系の改善は結果を出しやすいとの指摘は従前から言われてきたことでもあり、私の経験から言っても真実であると言えます... 【開催案内や作品のあらすじ等はこちら↓】 http://www.prosecute.jp/keikan/062.htm 【読後の感想や読書会当日の様子などはこちら↓】 http://prosecute.way-nifty.com/blog/2010/05/62-a881.html

    0
    投稿日: 2010.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC(制約条件の理論)を小説風にわかりやすく説明した本。生産管理に興味がある人はぜひ読んでおきたい。また全体最適とはなにか、ということもこの本のエッセンスなので、読んでおくとよい。

    0
    投稿日: 2010.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読む前に持っていたイメージと異なり、完全にマニュファクチャリングを効率化する話。 それ以上に、原書は20年以上前のもので、15年間日本語訳されていなかったから、2000年代に日本ではやったというところ。 遅すぎじゃね~(笑) 何でも、部分最適が世界一の日本人に、本書の全体最適の理論を教えてしまったら、世界経済が崩壊するとか。 ただ、本書の中であがっている製造現場を読むにつけ、かつて日本人が製造業で世界一だったことは納得。過去の話ですが。

    0
    投稿日: 2010.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作中序盤で表題の答えが「お金を稼ぐ事」と悪びれずに提唱されるあたりはさすが米国企業、と思わせるがそれはさておき。 主人公はある部品会社の工場長、3ヶ月以内に工場の経営を改善しなければ閉鎖、と迫られる。彼が問題解決する過程を読む事で経営の勉強が出来るという形式の本。 ポイントは ・工場も会社も、部門や作業グループといった部分最適化は出来るが、全体最適化が出来てない。 ・生産の全体最適化のために、シンプルな業績評価が必要。指標は以下の3つで十分。①を最大化するように努力する。 ①スループット(販売を通じて入ってくるお金) ②在庫(販売をしようとする物を購入するために投資したすべてのお金 i.e. 工場に溜まっているお金) ③作業経費(在庫をスループットに変えるために費やすお金 i.e. 出ていくお金) ・全体最適化をするために、まず流れ作業のどこにボトルネック(一番作業の遅い機械など)があるかを発見し、そいつの活用法を考える。また、そいつの生産能力を高めるよう努める。 など。 原作は17年前だから最先端の本では決してないけれど、本質論なので詳しくは読んでみてください。 ちなみに次回作では主人公が島耕作ばりの出世を見せ、 副社長としてグループの経営再建にあたる(笑)

    0
    投稿日: 2010.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    企業の究極の目的はスループット増やすこと。もちろんコスト削減も大切。でもそれはビジネスの本質じゃない!今日たまたまある企業に工場監査を受けたのだけど、現場を見ながら、うちの工場にも適用出来ないものか考えてしまった。現場のトップに是非読んでほしい一冊。 ただ一つ気になったのは、このストーリーはあくまでも市場にニーズがあるという前提で展開されていると言うこと。私の扱う製品のようにニーズがない、或いはニーズを見つけだせていない場合はどうしたらいいんだ?そういう視点からストーリーを展開させている似たような本があれば読みたいなー。

    0
    投稿日: 2010.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説でありながらビジネス書であることが新鮮でした。深く理解しながら読もうとおもいつつも、解らないところは適当に流して読みましたが、小説仕立てであるが故に「そんな読み方もOK!」と思い込んで一気に読めました。

    0
    投稿日: 2010.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC(Theory of Constraints)の本。小説の形態を取ってはいるが、内容は工場で金を儲け続けるための改善手法。スループットを増やすことが重要で、次いで在庫を減らすこと、そして経費節減は重要性が低いことを説いた本。従来の経理システムから導かれる結論と実際の矛盾をついている。

    0
    投稿日: 2010.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    25年前にかかれたベストセラー。 古くささはなく、初めて読むととても新鮮に、また目から鱗が落ちる。仕事への考え方が変わる一冊。 ビジネス書とは違い物語形式に書かれていており、楽しむことができる。 仕事、プロセス、利益、など企業について考え方がすーっと入ってくる。

    0
    投稿日: 2010.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    制約条件の把握と解決。部分最適ではなく全体最適を得る。 部分最適を求めることの弊害を分かりやすく認識できる本。

    0
    投稿日: 2010.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ご存知、大ベストセラービジネス小説です。 500ページくらいあるので、小説だとしても相当気後れする分厚さです。価格はとても良心的なんですけどね。 小説なのでささっと読んでも大丈夫です。 文学ではないので味わいを感じるようなものでもないので。 工場などの生産現場をいかにマネジメントするか? 現場の状況を本当に正確に反映した、経営に応用できる会計、測量手法は存在しないのか? The Goalはその答えにはっきりと答えてくれます。 プロジェクトマネジメントでも、人材マネジメントの分野でも応用できる内容になっています。 続編として、The Goal2が出版されていますが、他にも関連書籍は山ほど出ているのでこれから全部ぶっ潰していきます!

    0
    投稿日: 2010.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み物として非常に面白い。 楽しみながら、経営のことが分かる。 また、会社や組織をどうやって変えていくのか、感覚がつかめるようになる。

    0
    投稿日: 2010.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    製造プロセスを効率的に進める為にはどうしたらよいのか。 部門ごとのプロセスを最適化することの意義。 全体を考慮せずに部門のプロセスを最適化することの無意味さ。 小説として書いてあるのでわかりやすい。 クリティカルチェーンを読む前に読んでおくとわかりやすいだろう。

    0
    投稿日: 2010.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    工場閉鎖の可能性大。 このような衝撃的な状況を目の前に突きつけられ、 工場再建に乗り出す仲間たち。 最後の最後まで諦めずに工場の全体最適に力を注ぐ姿が とてもカッコイイです! 自分が働く工場の本来の在り方がここにあるように思いました。 自分自身、部分最適を行うのは得意分野でした。 しかし、それでは工場全体のスループットには繋がらない。 であれば、受注から販売までを一環して行えるような組織作りを目指していきたい。そういう仕事がしたいと思いました。 設計という立場からどの様に全体最適へ関わっていけるのか楽しみです!

    0
    投稿日: 2010.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと読もう読もうと思っていたのですが、なかなか機会が無く、今頃購入して読みました。 内容は完全に小説で、普通のビジネス書のイメージで読み始めると、なんだこれ? と言う感想になると思います。 小説としては面白い内容だと思います。 結構なボリュームはあったのですが、一気読みしてしまうぐらい面白かったです。 しかしこれをビジネス書としては評価出来ません。 内容が具体的で実際の現場にフィールドバックすると言うのは至難の業かと。 知識としてはTOCや制約条件の言葉を覚えたぐらいでした。 むろんこれは自分の読書力の問題ですが・・・。

    0
    投稿日: 2010.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Amazon.co.jp    機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。    長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、モデルは著者と目される恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリーだ。    本書は小説ではあるが、その内容は恐ろしいほど実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする。魅力的なストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれており、ビジネスパーソンやマネジャー必読の内容である。    また本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。    本書が長い間日本で出版されなかった理由については、「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが引用されている。それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由らしい。    本気か冗談か知らないが、いずれにしろ、アメリカが出し惜しみするほどの名著を日本語でも読めるというのは非常に喜ばしいことである。(土井英司) 商品の説明 ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か 続編として『ザ・ゴール2』も出ており,こちらもお薦めだ。ザ・ゴールは約17年も前に米国で出版され,250万部の大ベストセラーになったが,日本を脅威と感じていた著者によって日本語訳が許可されなかったといういわく付きの本である。 「全体最適化」と呼ぶ考え方に基づいて経営をいかに立て直すか,という著者の実経験に基づいて物語り風につづられている。主人公がある会社の工場に赴任したところ,赤字続きで3カ月後には工場閉鎖というところまで追いつめられていた。そこで主人公は,経営を舵取りする際の思考のプロセスをガラリと変え,工場再建に挑むというストーリである。訳は読みやすく,小説として読み流しても楽しい。しかし,内容はかなり高度な経営理論であり,具体的なノウハウも満載なので,大変勉強になる。 全体最適化の考え方を一言で説明すると,ある部分だけに着目して最適化をしても,決して全体の最適化にはつながらないというものだ。工場で,ある生産工程を最適化して効率を追求したとしても,次の工程が滞ってしまえば生産性は落ちる。では,次の工程を最適化すればいいかというと,前の工程とのつながりを無視していれば結果は同じである。つまり一番大切なのは,常に全体を見てゴールに近づいているかを基準にしなければならないということである。そして,その中でボトルネックを見つけて,全体の中の一部分を必要に応じて最適化すべきだというのが「全体最適化理論」である。 タイトルにもあるゴールとは,経営を立て直して会社が儲かるようにすることだ。経営を再建するとなると,とかく各部署に号令をかけて一律で業務効率アップに取り組みがちだが,逆に最適化しない方が,生産性を向上させる部分があるかもしれない。 本書に書いてあることは,よく考えれば当たり前だったりする。しかし,たとえを多用してわかりやすく書いており,実際に全体最適化のための具体的な思考プロセスがこと細かに書かれているので,すぐに活用できるだろう。別の視点から見る習慣をつけよう おもしろいのは,思考プロセスとして全体最適化の考え方が経営以外にも応用できる点だ。本書では,家庭の問題に応用して,家庭生活を円満に切り抜けている。 私の場合は,エンジニアとしての業務にこの思考プロセスを応用している。ネットワークの改善を提案したり,新サービスを設計する場合,ゴールはネットワークの品質がよく,オペレーションがしやすく,コストを安くすることである。ところがよくありがちなのは,目の前にある技術やツール,機器のことばかりに目が奪われてしまい,目標を失いがちなこと。常にゴールを見て全体を最適化する目で取り組めば,本当に必要なこと,やるべきことが自然と見えてくる。 本書を読んだ影響だけではないが,物事はいつでも多面的に見るべきだと最近つくづく思う。ICANNアイキャンやAPNICエーピーニックといったインターネット関連団体で議長職のような仕事をしていると,世界各国から言葉や文化,習慣,性格が違う人たちから,私の想像を超えたおもしろい意見が出てくる。ごくごく単純な話でも,生きてきたバックグラウンドが違うだけでまったく別の見方をする。同じ形に見えても,人によって見ている“面”はそれぞれ違うのだ。 興味深いことに,いろいろな人の違う意見に対してきちんと耳を傾けると,見方が変わるというか画一的だった自分の意見がどんどん成長してくる感覚が味わえる。さまざまな意見のうち,どれかが間違っていてどれかが正しいということはない。すべての意見に一理あるわけで,単にイエス,ノーでは割り切れない。これを踏まえて議論すればするほど,自分の中でみんなの意見が共有でき,自然と全体がよく見えてくる。 物事には必ず裏側にいくつもの面が隠れていて,そのすべてが正しい。技術の裏には経営があるのと同じだ。全体最適化を実践するには,とにかくいろいろな見方ができないと始まらない。技術書以外の本を読んだり,自分以外の人の意見に耳を傾けてみよう。 ( 荒野高志) (日経NETWORK 2002/05/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.) 目次 1 突然の閉鎖通告 2 恩師との邂逅 3 亀裂 4 ハイキング 5 ハービーを探せ 6 つかの間の祝杯 7 報告書 8 新たな尺度

    0
    投稿日: 2010.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説スタイルのビジネス書。TOC(制約条件理論)をミステリ小説風に書いている。 日本語で発売されると世界経済が破滅するのではと著者が考え、初版出版から15年以上日本語翻訳版が出ず幻のビジネス書と言われてた本。

    0
    投稿日: 2010.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    全体を見て問題解決の糸口を見つける全体問題解決方法を習得することのできる小説。 主人公と一緒になって考えることが出来るから身につきやすい。 日本人は部分問題解決に走りがちなのでこのような視点を持つことは重要。

    0
    投稿日: 2010.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても強く影響された。 会計に興味を持って、経理の人にコストについて質問してみたり、興味の幅が広がった。 読書ってこうだから辞められない。 勉強になる。

    0
    投稿日: 2010.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2003年頃読了。当時はビジネス用語がほとんどわからなかったが、ぐいぐいと引き込まれ、現場の空気を感じることができた良書。不適切な目標によって不適切な行動がとられてしまうという、管理会計とコントロールを説いていると、今は解釈している。

    0
    投稿日: 2010.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    閉鎖宣告された工場を3ヶ月で立て直せ!「TOC(制約条件理論)」による革命的な生産管理手法を巧みに織り込んだ,エキサイティングなビジネス小説。

    0
    投稿日: 2010.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『17年もの間日本での出版だけが認められなかった・・・』 小説仕立てでとても読み易くてGOOD! 著者はイスラエルの物理学者。TOCの提唱者として知られる。 本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」と言われている。 アメリカでは大学の講義テキストとしても使われている。 著者によるその理由:「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」 日本では2001年に出版され50万部越えのベストセラーとなっている。 元々は著者が友人に頼まれ工場の生産管理を分析、その結果わかった生産改善ロジックに基づき作ったパッケージソフト”OPT”の販促の為に書いた本。 このソフトえらく高いものだったが、購入した工場の生産性が劇的に上がる、との評判だった。さらに売上を伸ばす為に小説仕立ての紹介本を出版した。 でもその結果「ソフトは無いが、本に書いてある通りにしてみたら、それだけで生産性が劇的に上がった。」との声が続々と届いた。 悩んだ挙句に”OPT”の販売から手を引き、その考え方を広める事に専念していった。 とにかく面白くすいすい読める。その上、”当たり前だが新しい”思考方法が説明されていて、知的興奮を感じる本。

    0
    投稿日: 2010.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Amazon.co.jp 機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。 長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、モデルは著者と目される恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリーだ。 本書は小説ではあるが、その内容は恐ろしいほど実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする。魅力的なストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれており、ビジネスパーソンやマネジャー必読の内容である。 また本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。 本書が長い間日本で出版されなかった理由については、「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが引用されている。それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由らしい。 本気か冗談か知らないが、いずれにしろ、アメリカが出し惜しみするほどの名著を日本語でも読めるというのは非常に喜ばしいことである。(土井英司) 目次 1 突然の閉鎖通告 2 恩師との邂逅 3 亀裂 4 ハイキング 5 ハービーを探せ 6 つかの間の祝杯 7 報告書 8 新たな尺度

    0
    投稿日: 2010.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めて出版されたのが1984年。 自分が生まれた年である。 それから25年も同じシリーズで、出版できているのが凄い。 直接ビジネスに結びつかなくても、学ぶことも多いので、社会人になるまでに全シリーズを読破したい。 まだ『The Choice』は購入してから、一度も見てないし(汗) *** 本書で最も人気のある原理は、制約条件の理論(TOC)だ。 >TOCとは、プロセスー組み立てラインであれ何であれーを生きた存在として見た場合の比喩であり、最大の成果を妨げているボトルネックを見つけることである。 ふむふむ、確かに大事だ。 組み立てラインの全工程を書き、ボトルネックを見つけて書き、そこを徹底的につぶす⇒全てが上手く回る というやり方は、日常でも使っている。 頭がパニクッて、何からやればいいのかわからない時。 全てを紙に書き、それぞれの期限と工程を書き、重要×緊急マトリックスで「見える化」を行う。 「なんだ、これだけやればいいのか」 と思えば、自分の勝ち。 頭がすっきりして、自然と行動に移れる。 本書の肝となる理論を実践できている自分に、乾杯♪

    0
    投稿日: 2010.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ●タイトル:考える技術 ●著者名: ●ページ数: ●読む目的: ●読んだ時間: ●読んだ感想やまとめなど自由に: ●生活に取り入れるポイント :

    0
    投稿日: 2009.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    製造業の仕組みと考え方が小説仕立てでわかりやすく書いてある。 20年以上も前の本なので、マネジメントを学んできた人には当たり前のことばかりかもですが、私にはとても新鮮に思えました。 ただ、すごい長くてちょっとくどい。 終盤は集中力が切れてきます。 もっとシンプルにできなかったものか。。。

    0
    投稿日: 2009.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いわゆる「スループット会計」、「制約条件の理論(TOC)」をなぜか小説風に料理したベストセラー。売れてから少し時間が経ちましたが、読んでみました。 生産関係の仕事をしていないので、イメージがつかみづらいところもあるのですが、なかなか勉強になりました。少しうまくいきすぎでしょ、という感じですが、そこは小説ですので。 TOCの説明にストーリーを使ったのはやはり成功だったのでしょう。ハイキングの例などは分かりやすいですね(くどいですが)。ただ主人公と奥さんとの夫婦喧嘩はいらんかったかなと思うのですが、どうなんでしょう。その分、組織図なり工場レイアウト図でも入れてほしかったです。

    1
    投稿日: 2009.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    バイトで一通り仕事終わって暇そうにしてたら、「働かなくてもいい場合もある」とか言われてこの本を勧められました笑 既にmixiで1200件、ブクログで204件、アマゾンで185件のレビューを受け、どの平均でも4点以上を出している名著中の名著。 中学生かな?の時にたぶん日本で解禁されて平積みされてるときに、サッカーの本かと思った記憶があります笑 で、なぜこれだけ名著と言われているかというと、 1ありがちな問題 2新たな切り口 3小説スタイル の3点だと思います。 取り上げている問題は、いわゆる生産管理の問題で、学生の自分にはそこまでなじみがあるものではありませんが、全てのメーカーが抱えている問題であることは間違いありません。本書でもちょくちょく示唆されているけど、他のことにも応用可能な問題であることも見逃せない点かと思います。 また、思考プロセスが、今までの凝り固まったスタイルではなく、ゼロベースからはじめるというところもキャッチーな理由であるかと思います。 とりあえず読んでおいて損はないと思います。個人的には5~6年ぐらい働いたらもう一度読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2009.12.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語を読み進めるにつれて、構えることなくTheory of constraintsの理論を自然に理解できるようになる。

    0
    投稿日: 2009.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『メーカーの人は必見!』の言葉に引かれて読みました。 内容は『ジャスト・イン・タイム』(トヨタ生産方式の有名な方法)について小説仕立てで、その有用性を説明しています。 (僕の主観では、ですが) ただ、、、内容の把握が難しいです。 自分は工場実習をしたことがあるので少しは理解できる部分もありましたが、工場用語が多くとにかくわかりにくいです。 読んだ方がいいとは思うのですが、上記理由で生産現場から離れている人は読み進めるのが苦になると思われます。(500ページもあるし) よってオススメ度はひとつにしました。 少しわかりやすい生産系の本を探してみたいと思います。 *内容は省略します*

    0
    投稿日: 2009.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本は何回も読んでいる。 読むたびに学ぶことが増える不思議な本です。 TOC(制約条件の理論)について書かれているが、中身をわかったつもりになってもまだまだ理解が足りないと毎回思い知らされます。 主人公が瀕死の状態の会社(工場)を立て直していく際にTOC理論を使っています。小説なのですごく読みやすい。 TOCの5つのステップ。 ステップ1:制約条件の特定 ステップ2:制約条件の活用 ステップ3:制約条件に従属させる ステップ4:制約条件を強化する ステップ5:再度、制約条件を特定する

    0
    投稿日: 2009.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんなビジネス書があるなんて・・・  私のビジネス書への嫌悪感をなくしてくれた貴重な一冊。 山登りの並び順の話によるTOCは忘れられない。

    0
    投稿日: 2009.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC(制約条件の理論)の提唱者、エリヤフ・ゴールドラッドの代表作。 特に製造業に応用できる物語。 1 突然の閉鎖通告 2 恩師との邂逅 3 亀裂 4 ハイキング 5 ハービーを探せ 6 つかの間の祝杯 7 報告書 8 新たな尺度 5つのステップ [ステップ1] ボトルネックを見つける。 [ステップ2] ボトルネックをどう活用するのか決める。(ボトルネックが止まらないように努力する) [ステップ3] 他のすべて(非ボトルネック)を[ステップ2]の決定に「従わせる」。 [ステップ4] ボトルネックの能力を高める。 (旧式の機械を用いるなど、効率の落ちる方法も積極的に取り入れる) [ステップ5] ここまでのステップでボトルネックが解消したら、[ステップ1]に戻る。 ↓  [ステップ1] 制約条件を「見つける」。 [ステップ2] 制約条件をどう「活用する」か決める。 [ステップ3] 他のすべてを[ステップ2]の決定に「従わせる」。 [ステップ4] 制約条件の能力を高める。 [ステップ5] ここまでのステップでボトルネックが解消したら、[ステップ1]に戻る。       ※但し、「惰性」を原因とする制約条件を発生させてはならない。 機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」。 長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、モデルは著者と目される恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリー。 本書が長い間日本で出版されなかった理由については、「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが引用されている。それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由。 全体最適化の考え方を一言で説明すると,ある部分だけに着目して最適化をしても,決して全体の最適化にはつながらないというものだ。工場で,ある生産工程を最適化して効率を追求したとしても,次の工程が滞ってしまえば生産性は落ちる。では,次の工程を最適化すればいいかというと,前の工程とのつながりを無視していれば結果は同じである。つまり一番大切なのは,常に全体を見てゴールに近づいているかを基準にしなければならないということである。そして,その中でボトルネックを見つけて,全体の中の一部分を必要に応じて最適化すべきだというのが「全体最適化理論」。

    0
    投稿日: 2009.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あえて会計のジャンルとしました。 スループットについて書かれています。 しかし、原価計算理論をご存じでなければ そうは読めないかもしれません。

    0
    投稿日: 2009.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大変有名な本書を今さらながら。 内容は小説形式の生産管理についてのケーススタディ、 読みやすいので厚い本ながら1日で読んでしまった。 社内教育で利用されている目標管理と 問題解決に関する理論の基礎になってるのはコレか、とピンと来ました。 会社でおじさん達の飲むときの、話のネタにしようと思います。

    0
    投稿日: 2009.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まず小説として非常に読みやすかった。 次にビジネス書として、みんなで考え抜いて問題を見つけ出す姿にあこがれた。 何かを考え抜いて問題を見つける。 そこから、クリエイティブな作業に入る。 そういった仕事に胸が震えるのかもしれない。 そして今のコンサルタントという仕事はそういう仕事であることに幸せを感じる。

    0
    投稿日: 2009.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一言で言うと、工場のプロセス改善に関する小説。こうして文章にすると、なんとなく奇異な感じに映るけれど、要するに、物語仕立てでプロセスの改善について学びましょうという本である。在庫やスループットなどの重要な概念が出てくるので、工場の生産について何も知らない人にはそれなりにお勧めできる。しかしながら、ちょっとでも生産工学を学んだ人にとっては、ちょっと古い内容かもしれない。そんな本である。

    0
    投稿日: 2009.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    説仕立てにしているから読みやすい。内容もまとも。でも「日本人に知られてしまうと〜」の帯タイトルは大げさだね。

    0
    投稿日: 2009.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    所長のアレックスが工場の業務改善に取り組んでいく小説。 小説なので、飽きずに読めるし非常にわかりやすいビジネス書。 効率化。目的とは何か。

    0
    投稿日: 2009.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語のビジネス書ということで何日か前に読んだ「成功者の告白」と似てるなと思って読んでました。部分ではなく全体を見なくてはいけない。自分で考えなくてはいけない。とかわかってるはずなんだけど実行するのは難しいです。

    0
    投稿日: 2009.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かなり分厚い本ではあるが小説形式で書かれているために読みやすかった。TOCについて書かれておりボトルネックの考えかたなどが書かれている。

    0
    投稿日: 2009.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者は言うまでもないが、本書によって有名になったエリヤフ氏である。 氏は、物理学者でTOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)の提唱者として 知られている。なんで物理学者が?と思ったが、実は登場人物の1人ジョナと 主人公との会話に隠されてたりする。 まず本書の目的は、 1.小説仕立てで読者を飽きさせない 2.読み進めていくうちに、自然とTOCを学べる 3.マネージャーに何が必要なのかも学べる 以上であると考えられる。 そのために、このようなストーリー仕立てになっているし、工場長を主人公とし 物語が形成されているのだろう。 そして、目的は達成出来ていると思う。個人的には。 一気に読み進んでしまったし、TOCの詳細まではいかないかもしれないが、その 考え方や手段の目的化の危うさも身に染みて分かった気がする。 また、最後のマネージャーに必要な能力で、 「何を変える」「何に変える」「どうやって変える」この単純な質問に答える力と している点もなかなか印象深かった。 実におもしろく、理解しやすい。他の書籍も読んでみたい。 ぜひお薦めする。

    0
    投稿日: 2009.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説調でとても読みやすい。 TOC・生産管理の基本的な部分をイメージさせてくれる書き筋がとても好み。 出版当時ならもっとおもしろく話ができたかも知れないが、今となっては少し化石化が始まってきた本だと思う。 とはいっても、一読はしておきたいと思う。

    0
    投稿日: 2009.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。 通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。 本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆を与えてくれる。 小説として面白いですが少し内容が古いのでそのあたりを割り引いて★×4としました。 会社の利益を制限しているボトルネックは何か? 部分最適を個々に押し進めていった結果、全体最適が無視されてしまう。 たしかに今となってはみなが知っている考え方なのかもしれませんが、そうは言っても目にする機会の多い問題です。 TOC(Theory of Constraints 制約条件の理論)に興味のある人、上記の問題に興味のある人、ビジネス書を読みたいけど堅苦しい本はいやだと考えている人にお勧めです。

    0
    投稿日: 2009.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    機械メーカーの工場長が現場改善を進めていくプロセステーマにした小説。 主に「全体最適化」の内容を解説しており、生産管理や生産技術に関わる人には必見の一冊。

    0
    投稿日: 2009.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    経営がやばくなった工場をどう立て直していくかが、物語として描かれている。 仕掛品をどのように減らすか、仕掛り品を生じさせている工程(ボトルネック)をどうみつけ、解決するか。 ページ数は多いが、ビジネス書と異なりストーリーになっているのでとっつきやすい。

    0
    投稿日: 2009.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    企業の目的とはなにか? それを達成するためにあなたがやっていることは本当に正しいのか?? そんなことを問いかけてくれる本です。小説タッチなので読みやすいですよ。 ゴールを設定することの重要性を感じました。 あなたのゴールはなんですか?

    0
    投稿日: 2009.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC(全体最適化の改善手法)について、物語形式で記述した本である。 工場の製造プロセスの全体最適化の手法について平易に解説して いる。 基本的には、ボトルネックとその前の在庫管理を徹底し、工程間の 在庫量を最適化する、といった手法である。 非常に人気がある本のようで、Amazonレビューが充実しているので そちらから引用。 経営工学とは、 1)工場の生産性向上  原材料調達・生産計画・工場管理/改善・工程管理/改善・原価管理 など、たぶん、工場の生産性に関する全ての理系的アプローチが含ま れる。そして、最近、トヨタ式生産方式(の考え方)が、郵政公社の作業 効率改善に役立てられるなど、もしかしたら、対象は工場に限らないの かもしれない。 2)作業の効率向上  ここでいう作業には、生産/製造活動・設計作業・実験作業、物流運搬 作業など、たぶん全ての作業が含まれる。 を目指した工学的(実践的)学問ですが、 その経営工学の中にある制約理論を、ドキュメンタリ風の小説を読むこと で難なく理解できてしまいます。 主題の制約条件に対する考え方は,近年注目される トヨタ式生産方法の「カンバン方式」 (⇒ボトルネック前工程の在庫管理と工程間在庫の最適化), セブンイレブンが提唱した「単品管理」 (⇒ロット単位の最適化,大きい方が生産効率が良いとは限らない), キャノンが得意とする「セル生産方式」 (⇒ラインでの大ボリューム一括生産を必ずしも肯定しない概念) など,最先端生産管理や物流への応用に活かされている部分が少な くないのではないかと思う.どちらが真のオリジナリティーかは分から ないが,本書に書かれているスループット重視の制約条件の抑制は, これまで常識とされてきた生産方法の考え方を根底から覆すという意 味で現代まで引き継がれていると考えるべきであろう. 本書の他の特徴としては、 1.コーチング手法によるアプローチ 本ストーリーは、所長が偶然に再会した恩師に改善の方法やポイン トのアドバイスを求めるが、恩師はアドバイスや回答は示さず、逆に 質問をして所長に答えを探させるという謎解きの手法で展開していく。 これは小説的には推理小説のように謎解きで読者の興味を誘う手法 であろうが、私には単純にそうは思えなかった。 より高い成果は、人から教えられ与えられたものでは得られず、自ら 悩み考え出したもので得られると考える。すなわち、上司は部下に対 して解決策等のアドバイスや回答を一方的に示すのではなく、部下に 質問することで部下を悩ませ考えさせ、そして対策案を引き出し実行 させる。部下は自分の発案であるから、やる気が出て、自発的に実効 ある行動をとり、より高い成果に繋がっていく。これは、「答えは相手の 中にあり、上司はそれをうまく引き出し、自発的な行動を促す」というま さしくコーチングの手法である。 2.組織を超えての検討チーム 本書で改善を中心になって進めるのは、所長・製造担当・経理担当・ 資材担当・データ処理担当といった、時には敵対しかねない立場の異 なった5人である。しかし、彼らが目標達成に向けて侃侃諤諤議論して 成功へと邁進していく。このことは本来あたりまえのことだが、現実には うまく機能していないのが実情であろう。すなわち、それぞれの立場を 背負っての検討チームではなく、立場を超えて自由に論議・発案できる、 組織を超えた検討のできるチーム運営の実現が必要である。 3.家族(第3者)のサポート 忘れていけないのが仕事には直接無関係の家族(第3者)によるサ ポートである。所長の夫婦関係は最初はお互いの立場を理解しようと せず溝がふかまり離婚の危機となったが、お互いが関係修復に向け て努力した結果、お互いの立場を理解しあい、お互いの悩みを共有 し、まずは夫の仕事の悩みに対しての会話が出来始めアドバイスが でき解決に繋がった。 仕事とは全く無関係の異なった観点からの見方・アドバイスではある が、このようなことが出来る夫婦関係は理想的と言える。さらにキャン プでの隊列の進行速度やマッチ棒ゲームを生産工程にたとえて考察 したり、子供との会話の中からもヒントを得るなどは、問題解決に真剣 に取組んでいればどのようなものからでもヒントを得ることが出来ると いうことを教えてくれている。 (Amazonレビューから引用)

    0
    投稿日: 2009.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    当たり前だと思っていることに疑問を抱くことが大切だと思った。 諦めず、冷静に考え、実践することにより、現状は改善するということが書かれている。 企業が利益を生み出すことができる生産管理システムを作ってみたいと思った。 それを作ることにどんな意味があるかは分からないが、面白そう。 企業が利益を生み出すことにより、景気が回復し、皆がハッピーになれるの? 企業が利益の一部を社会貢献に充てるから関係なさそうな人達もハッピーになれるの?

    0
    投稿日: 2009.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    訳書はその翻訳時に微妙な表現が落とされてしまうからか、気に入る本がなかったのだが、これは、初めて出会った気に入る訳書。 工場を舞台にした物語で、ボトルネックに着目した問題解決がテーマ。 ボトルネックって、とにかく視野を広げないと、見つからないし、解消したとしても、次のボトルネックの発生を見落としてしまう。それを論理的に説明する本は多いが、わかりずらいものが多い中、これは本当にわかりやすい。 すばらしいの一言。良書。

    0
    投稿日: 2008.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説の中のところどころに、 製造業では何が大切なのか、どういう目標があってしかるべきで、どう対処すべきなのか。 というエッセンスが散りばめられています。 小説のストーリー自体も非常に面白く、お勧めです。

    0
    投稿日: 2008.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    企業の究極の目的とは何か この本のサブタイトルである。 この質問を受け直ぐに明確な回答を出せるだろうか。 何事も目的を持つ事が大事である。その目的を達成するために手段があるのである。 そのことをこの本では実感できる。 目的があって手段があるわけだが、忘れがちだが前提条件すなわち自分が暗黙の内に認めている前提も時として疑う必要があることもまた実感できる。 工場再建について書かれた物語であるが、この本にでてくる改善案は”自分の日常生活”を改善していくことにも繋がるのではないかと感じた。

    0
    投稿日: 2008.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ストーリーの中で制約条件の理論を展開。 分かりやすいし、普通にストーリーの方だけでも楽しめました。

    0
    投稿日: 2008.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    工場を舞台に3ヵ月後に閉鎖を検討される工場長を主人公に企業活動の本当の目的(=Goal)を追求し その目的を遂行していく模様を小説っぽくストーリーを展開する。 人は働き出すと、とかく目の前の自分のタスクに追われてしまい本来の目標がなんだったのかという目的を忘れ 手段の目的化が起こりがちだが、それに対してしっかりと目的を追求する事の重要性を説いた本。 非常に読みやすくおもしろい。製造業だけではもちろんなく全ての仕事に関わる人が読むべきかと。

    0
    投稿日: 2008.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOCという理論(そんなに難しくない)のエッセンスを、荒れ果てた工場を舞台とした典型的サクセス・ストーリーを読んでいるうちに理解できてしまうという、物語式ビジネス書の火付け役となった一冊。読み物としてそこそこ面白く、ただ読んでいるだけなのに自分も何かを成し遂げた気になってしまった。 頭の悪い人や速読(笑)している人用におさらい的な解説が収められており、とても親切なつくりになっている。本書の日本語版が長年に渡って出版されなかった理由からも明らかなように、そもそも著者自身に経済学的な素養がないので、そういうのに疎い人でも普通に読める。 しかし、確かに個人的には役に立ったが、モノを造っている人ならこれぐらい誰でも知っているのではないかという気がする。まぁだいぶ昔の本なので、仕方ないのだが。 それぐらい基礎的な内容について扱っているのだという点と、あと得られる知識:読了にかかる時間でみた費用対効果が低いという点を考慮すると、本書は学生のうちに読んでおいた方がいい一冊だといえるだろう。 800円。

    0
    投稿日: 2008.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    目からうろこが落ちる感覚で読むことが出来た。 組織をマネージメントすることについて、分かりやすく書かれている。 舞台は工場における生産管理についてだけど、ビジネスパーソンならば、誰にでも応用のきく考え方じゃないかと思った。 非効率な組織を効率的な組織に変えるときに、誰もが想像するであろう"ボトルネック"について、 それを"誤ったポリシー"へ言い換えた時、正に自分達の組織はどうだろうって考えることが出来た。 後は、何を何にどうやって変えるか、という実行に移すこと。これも自分に当てはまるな。。 ちょうどアメリカでオバマ氏が変革を旗印に大統領に選ばれたタイミングで、変化について扱った本を続けて読むことが出来てラッキーだった。

    0
    投稿日: 2008.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズを読むにあたって、まずはここから。内容的には何作目から読んでも問題ありませんが、ストーリーの整合性を考えると最初から読むのが一番です。

    0
    投稿日: 2008.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ビジネス小説。 ある経営難の工場1人の工場長が仲間と共にをTOCを用い再建していく話。 アメリカで発売された作品なのだがあまりにも出来が良すぎたため日本での出版がなかなか許可されなかったといういわくつきの一冊。 事実、本当に面白かった。工場における生産管理の手法を疑似体験するには最適だと思う。 ただ内容がかなり難しく理解しづらい点も多くあった。会計や生産管理の基礎を多少知っていないと相当難しいと思う。

    0
    投稿日: 2008.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説仕立てで、かなり分厚い本ですが、楽に読めます。 赤字で閉鎖寸前の工場を立て直すまでの物語。 生産性をあげるためのプロセスの発見、これまでの固定観念にとらわれず挑戦していくことで工場の生産性をあげ利益をあげ、そして次の課題にぶちあたる、その中でないがしろにしてきた家庭の崩壊の危機、そして再出発。 あとがきを読むと、本書の内容を実践して効果を挙げたプラントもあったということなので、一読の価値ありだと思います。工場以外にも応用していくことは可能なのかも。

    0
    投稿日: 2008.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    制約条件理論をとある工場のプラントマネージャーを主人公としたドラマ仕立てにして解説した作品。TOC(制約条件理論)入門編として読んでみました。『システム全体のパフォーマンスは数少ないいくつかの制約条件によってのみ左右される。』この理論が生産現場だけでなく、様々な企業活動や人生のパフォーマンス向上に応用できるらしい。この制約条件を正しく見極めるにはどうしたらいいのだろう…。ザ・ゴール2もそのうち読んでみよう。

    0
    投稿日: 2008.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とっても勉強になりました。 本当のボトルネックになっているものは、何なのか... 常に問題点を意識しながら、解決していく姿勢を持ち続けることの大切さ。 その観点を持てたのはとっても大きな収穫です。

    0
    投稿日: 2008.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作業工程の最適化を全体を見て行なう。 ゴールに向かって全体が動いているかをチェック。 ストーリー仕立てになっていて面白かった。

    0
    投稿日: 2008.09.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC((Theory of Constrains)制約条件の理論)の提唱者と知られる著者による、 言わずと知れた大ベストセラー。 邦訳されるのに十何年もかかったのは、ただでさえ勤勉な日本人がこんなこと知ったら 日本がさらに発展してしまうからという理由だとか。 工場閉鎖を言い渡された主人公が短期間で収益向上のための策を練り、 改善していくというお話。 500ページ以上あるその風貌から、読むのをためらっていたけど 楽しく読めました。 オススメです。

    0
    投稿日: 2008.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    閉鎖寸前の工場長をしている主人公が工場を立て直すまでの話を 通じて,生産現場での問題解決パターンを示した本.示される解 決パターンは,目標を明確にし,その目標を達成するために手段 を考えるというもの.手段は,目標を達成するための制約条件を 明らかにして,目標値を最大化を狙うというもの.数学で言うと ころの線型計画問題を解きましょう,という内容. 話が,ハードの製造なので制約条件が明確に定義できているが, ハードの話ではなくなるととたんに難しいですよね・・・,というの が現状かも. 2008.07.28(Mon)読了

    0
    投稿日: 2008.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    従来型の仕事のやり方からすると考え方にとても意外性があるのが読んでいて面白い。 この本の掲げる全体最適の考え方とボトルネックへの注力は読んでいると素晴らしい考え方に見える。 でもなぜ自分の企業で実践されていない、或いは実践できないのだろうか。

    0
    投稿日: 2008.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思いきりやられました。 自分のとって、必要な本がこんな昔に出ていたなんて。当時出版された時は全く興味が湧かなかったのですが、実際に手に取ってみるとどんどん引き込まれ自分の仕事だったらと置き換えて考えさせられる部分がたくさんありました。サラリーマンは絶対に読むべき本です。

    0
    投稿日: 2008.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初、分厚かったので全部読みきれる自信がなかったが、読み始めたらストーリ性のビジネス本だったので読みやすかった。 この本が言いたいことは僕が思うに上手く会社が運営されていていくためにまずなによりも求めなければならないのは効率を上げることやマーケットシェアを増やすこと、 売り上げを増やすことや、ましてコストを削減することではなく まさしく『利益』であるということを言いたい本だと思った。そのツールとして全体最適化がでてきて、自然とその仕組み、大切さなどが理解できるようになっている。 また、生産管理についてもふれている本だった。そしてこの本では会計の考え方などもでてきており、会計の考え方ひとつで会社が変わるいうことで、改めて会計の重要さも学んだと思う。コスト会計へ疑問を投げかけその不備を指摘する。 会社の利益を図る指標としてキャッシュフローを用いたスループット会計を使用するなどして、利益を求めていった。 この一冊でとても勉強になる、素晴らしい本だった。また仕事などを始めて少し知識がついてから、もう一度読んだらまた新たなことがわかると思うので、将来もう一度読み直したいと思う。

    0
    投稿日: 2008.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語としてもとても面白く、グイグイと読み進む事が出来たのだが、巻末にもあるように「で、自分の仕事にどう活かすか」という点で立ち止まってしまいそうである。 ただ、ボトルネックを洗い出し、スループットを向上させる事に決して間違いはなく、そこにたどり着くまでの様々な状況や問題を、ドラマチックな物語として楽しむ事が出来た、というだけでも必読の一冊といえるのではないか。

    0
    投稿日: 2008.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「日本で出版されると世界経済が大混乱に陥ってしまう」と出版が許可されなかったいわくつきの一冊。というタレこみで購入。 実際読んでみると、生産管理に関して書いていて、TOCという全体最適化の手法が自然と身に付くように書かれている。 多少骨が折れたが、勉強になった一冊。

    0
    投稿日: 2008.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC理論のベース。ボトルネックの改善にFocusする。 要するにトヨタ生産方式の延長。 --- ・生産性とは、目標に向かって近づく行為そのもの。 ・金を儲ける3つの指標 ?スループット(販売を通じて金を作り出す割合) ?在庫(販売しようとするものを購入するために投資した全ての金) ?作業経費(在庫をスループットに変えるために費やす金) →スループットが最重要 ・ボトルネック:その処理能力が、与えられている仕事量と同じか、それ以下のresource ・質問を与えて答えへ導く「ソクラテス」的手法 ・TOCのgeneralization:?何を変える、?何に変える、?どうやって変える

    0
    投稿日: 2008.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすく、物語として読んでも面白い本です。 企業とはどうあるべきかの、一つの姿を書いてあり、製造業に対して、新たな視点で見るきっかけを与えてくれた本。

    0
    投稿日: 2008.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    倒産寸前の工場を、黒字企業へと変えていく術が書いてある。 日本語に翻訳するのに17年もかかった理由として 勤勉な日本人にこのノウハウを教えたら、世界経済に混乱が起こる というギャグのような著者の意向だったそう。 マーケティングの仕事をしている人から薦められて読んだのだけど、 内容を理解したかどうかはおいといて、おもしろかったです。

    0
    投稿日: 2008.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実際に仕事を始めて1年くらい経った時に読んで欲しい本。 自分が体験してきた仕事と比較しながら読むと、本に書かれていることが実際に起こりえる(そして回避が難しい)ことが身にしみてわかるから。

    0
    投稿日: 2008.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    制約条件の理論は基本的に大企業の経営改善に有効な考え方の一つ。 それを個人レベルの物語と結びつけて読みやすくしあげてあるところも面白い。 こういった本を読むと何か一つ絶対のやり方があるように勘違いしてしまう方も居られるかもしれないけれど これは考え方の一つのツール。 いつ如何なるときも制約条件の理論を適用するのが最適というわけではないことをお忘れなきよう。

    0
    投稿日: 2008.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あっという間に読みきってしまいました。最高です。小説の形式になっていて面白いです。何より展開がベタです。笑

    0
    投稿日: 2008.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ビジネス書に目覚めさせてくれた一冊。結構分厚くて、元来、活字が苦手な自分はたじろいだが、ふたを開けてみれば、休日に寝る間を惜しんで一日で読みきってしまった。 ビジネス小説ということになるのでしょうが、本当に、面白かった。人気の理由が分かります。

    0
    投稿日: 2008.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今はもう当たり前である、TOC(全体最適化理論)を提唱した本。小説形式で非常に読みやすく、また、為になる。思考方法として非常に影響を受けています。万人必読。

    0
    投稿日: 2008.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    会社が儲かるためにどうするか。 おすすめされていたのを 思い出してやっと読みました。 工場の余剰在庫とトヨタ生産方式を考えて、儲かるためにはどうするって考えさせられました。 若干頭に入りにくい部分もありましたが、おもしろかったです。

    0
    投稿日: 2008.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生産管理や経営の知識がないながらに読めた本。物語として読める一冊。 正直、工場の再建のプロセスの内容は理解できなかったけれど、それでも発想の転換や、全体を鳥瞰して考える点などは、どんなことにも応用できることだと思う。 何回も繰り返し読みたくなる本だと思う。

    0
    投稿日: 2008.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説仕立てなので分かりやすい。ただい、この中にある理論を実践に使えるようになるにはかなりの努力と周りへの説得が必要そう。試してみた後にまた評価をしたい。

    0
    投稿日: 2008.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本書は企業の生産管理をはじめとした経営を学ぶことができるビジネス書です。しかし、読みやすい小説として構成されており、具体的な例もあげられているので難しい内容でも理解しやすいと思います。主人公を含む登場人物が現実にいそうな人間なので感情移入もしやすいと感じました。ザ・ゴール2への伏線も張られており、2作目も読みたくなる一冊です。

    0
    投稿日: 2008.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    部分最適ではなく、全体最適の必要性がわかった。プロセスマネージメントがストーリー仕立てでわかる本だった。 訳に難ありだったが、非常におもしろい。 普段当たり前にながれているプロセスの問題を発見し、仮説を立てて解決していくことに

    0
    投稿日: 2008.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学の講義で勧められたので買って読んでみた本。経営が悪化した工場をどうやって建て直すか…ということを通じて、いかに工場を効率化するか、といったノウハウがちりばめられた小説。厚さの割に読みやすくて面白かった。このノウハウが他の分野で直接役に立つかどうかはともかくとして、知っておいて損はない知識がいっぱいの本だった。

    0
    投稿日: 2007.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公アレックスが四苦八苦しながら工場を立て直していく物語です。TOC(制約条件の理論)を用いるところが新しく、帯にも書いているように「世界で1000万人が読んだビジネス書」ということらしく、とても考えさせられる本でした。 ゴールに向かって、みんなで協力して突き進んでいくストーリーはついつい夢中になって読み進んでいきます。500ページを超えるボリュームですが、あっという間に読めてしまいます。いい本です。1冊は持っておき、何回も読み直したい本ですね。僕はすでに2回読み直しました。

    0
    投稿日: 2007.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説を通じてマニュファクチャリングとは何なのか?ということを書いたプラント・マネージャーについての本。 主人公の工場再建のため、企業の目的が「お金を儲けること」を従業員全員に明確にし、工場再建のためには、工場におけるスループットを増やすことがゴールとなることとした。生産過程での諸問題を次々と科学的に解決していくのだが、その過程にあたり部分最適ではなく全体最適の考えを重視した解決策を次々に打っていくことはとても勉強になった。

    0
    投稿日: 2007.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    企業の目的は何か? の問いに、生産性を上げる事です・・ と答えたビジネスマンは、早急に読む事をお勧めする。 製造業が生産性のみを意識し生産し続け、それを売る立場である小売業が期待したほど売れなければどうなるのか? 当然在庫となり、近年常識化されつつある「キャッシュフローの増大」から乖離し続ける事になる。 「効率化」のみを考える時代は終末を迎え、「最適化」が前提の時代は、もうすでに始まっている。 その感覚と勘所を、物語として捉えさせてくれる名作書籍。 是非。 発行部数:全世界で1000万部 備考:MBA(経営学修士)の副読本としても用いられているビジネス小説最高傑作。

    0
    投稿日: 2007.09.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日々の仕事に生きるヒントがたくさん。 ボトルネックは生産管理に限った問題ではなく、思考プロセスの問題。

    0
    投稿日: 2007.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    常識を常識と思ってはいけない。 うまくいかない原因はその常識にあるのかもしれない。 難しいのはその常識から誤りを見つけ出して、変えていくこと。 制約条件の理論(TOC)で、工場を立て直す小説であります。 小説とだけあって、とても読みやすいです。 が、内容はなかなか難しい。

    0
    投稿日: 2007.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC(Theory of Constraints:制約理論)の考え方を 企業の目的は何か? その質問を基に目的を

    0
    投稿日: 2007.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アメリカの機械メーカーの工場長である主人公アレックスが、自分の工場の生産性の低下に悩んでいたところ、本部からあと3ヶ月の間に立て直さないと工場を閉鎖すると宣告されます。 そのような状況でアレックスは偶然学生時代の恩師、ジョナに再会し、このジョナから工場立て直しのヒントを得て、徐々に工場が生まれ変わっていく・・・という展開の小説です。 この小説で、生産管理の理論であるTOC(制約条件理論)が自然に理解できるようになると思います。 この理論の「制約条件」はボトルネックと呼ばれますが、一連のシステムの中で一番弱い部分、目的を阻害する要因のことです。 組織全体のパフォーマンスはこのボトルネックに依存してしまうので、ボトルネックのパフォーマンスを上げないと、「全体最適化」は果たせません。 ということで、 ?ボトルネックを見つける ?ボトルネックをどう活用するか決める ?他の全てを?の決定に従わせる ?ボトルネックの能力を高める ?「警告!!」ここまでのステップでボトルネックが解消したら、?に戻る ただし、「惰性」を原因とするボトルネックを発生させてはならない。 という5つのステップが紹介されています。 メーカーで生産性の向上に悩まれている方にはもちろん、他の業種の方でも、この理論は応用できると思います。 ボリュームはかなりありますが、超お勧めの1冊です。

    0
    投稿日: 2007.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC(制約条件理論)を用いて工場を立て直すという小説。 書いたのはイスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット 私がTOCに出会った本。 日本人には見せるなといわれていた本です。

    0
    投稿日: 2007.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か 続編として『ザ・ゴール2』も出ており,こちらもお薦めだ。ザ・ゴールは約17年も前に米国で出版され,250万部の大ベストセラーになったが,日本を脅威と感じていた著者によって日本語訳が許可されなかったといういわく付きの本である。 「全体最適化」と呼ぶ考え方に基づいて経営をいかに立て直すか,という著者の実経験に基づいて物語り風につづられている。主人公がある会社の工場に赴任したところ,赤字続きで3カ月後には工場閉鎖というところまで追いつめられていた。そこで主人公は,経営を舵取りする際の思考のプロセスをガラリと変え,工場再建に挑むというストーリである。訳は読みやすく,小説として読み流しても楽しい。しかし,内容はかなり高度な経営理論であり,具体的なノウハウも満載なので,大変勉強になる。 全体最適化の考え方を一言で説明すると,ある部分だけに着目して最適化をしても,決して全体の最適化にはつながらないというものだ。工場で,ある生産工程を最適化して効率を追求したとしても,次の工程が滞ってしまえば生産性は落ちる。では,次の工程を最適化すればいいかというと,前の工程とのつながりを無視していれば結果は同じである。つまり一番大切なのは,常に全体を見てゴールに近づいているかを基準にしなければならないということである。そして,その中でボトルネックを見つけて,全体の中の一部分を必要に応じて最適化すべきだというのが「全体最適化理論」である。

    0
    投稿日: 2007.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOC(Theory of Constraints)というマネジメント手法に関して勉強するきっかけにするには、絶対にいい本です。製造業などを行う人は是非読んでみてください。

    0
    投稿日: 2007.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりに読み返してみました。 昔読んだ時は学生という立場 今は製造業社員という立場 立場が変わったので感じ方も大きく変わりました。 部分最適と全体最適。 小説なので万人に理解しやすいです。 ・・・が、ゴールドラット博士の言いたいことを読み終わった後まとめなければ、使いたいときに思い出せない不便さがありますね。

    0
    投稿日: 2007.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ザ・ゴールシリーズ。企業の究極の目的について物語調で紹介している書籍。 非常に有名な書籍のため、一度は読むべき。

    0
    投稿日: 2007.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生産管理のゼミに向けて一読。 夫婦間に危機も絡めながら、試行錯誤しながら工場の生産性を向上させていき工場長アレックスの奮闘を書いた本。 日常生活では分からない工場経営がどのように行われていたり、またいかに人間は既存の考え方にとらわれているかを教えてくれる。

    0
    投稿日: 2007.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    製造業において、いかに効率を上げ利益をあげるか。それをシンプルに、そして公式化した制約条件の理論(TOC)。そんなビジネスの話を小説風にまとめ、読解力のない自分でもわかりやすいように丁寧に理解させてくれる書。読みながら考えれる。それがちょっと難しい話でも簡単に頭に入る。これは製造業の運営をいかに効率よくするかという事になっているが、この理論は実社会にも応用できる。目から鱗であることは間違いなし。それにこの本が出されたのは1980年代らしいが、そんな事を全く感じさせない新鮮さがある。帯にもあるように、ビジネスマン以外にも読んでいただきたい最高の一冊。

    0
    投稿日: 2007.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【読む目的】 TOC(制約条件の理論)について知りたい。 【読んだ感想】 ボトルネック理論(TOC(制約条件の理論))に関して非常に分かりやすく解説してあります。一応小説の形になっていますが、これは立派なビジネス書です。ボトルネック理論の考え方は、工場以外の仕事や日常生活にも応用出来そうです。

    0
    投稿日: 2007.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語でTOCについて分かりやすく書いてある。分かりやすい例えで説明してあり、専門的な知識は不要。 分野に関係なく何でも応用出来る内容で、仕事で試してみたくなる。

    0
    投稿日: 2007.02.18