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ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~
三上延/KADOKAWA
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総合評価

387件)
4.0
102
147
78
5
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひとまずの完了。 栞子さんのお母さんがなぜ家族を捨てたのか。その理由はわかるようなわからないような…いや、私にはわかりませんでした。 どうしようもなく古書の世界に惹かれてしまう自分、というのはわかる。 家族がいては思い切り羽ばたけないという焦燥感も。 だけど、家族はホームになってくれたんじゃないかな。 母が帰って来るのを、きっと待ってくれた。 だから捨てる必要なんてなかったと思うんだけど。 でも、これほどまでに母が古書を追い求めるように仕向けたのが、祖父だった。 後を継ぐことを拒否した娘に腹を立ててかけた呪い。 祖父に代わって祖父の愛弟子が、母に仕掛けた罠。 流れるように語られる過去、仕掛け、思い。 思わず読み手の意識も流されそうになるけれど、ちょっと待って。 みんな一途すぎない?ためらいがなさすぎない? 古書にまつわるミステリ、というだけだったら特に気にならなかっと思うのだけど、ここまで大きな風呂敷を広げた挙句に家族の確執だったというのであれば、もう少し悩んだり悔いたりしようよ。 ハムレットの半分くらいでいいから。 そして一番気になったのは、いくら腹いせとはいえ、一冊の本のページを全て糊付けして読めなくしてしまったこと。 本にそんなことするな! 作者は他の人物たちの前日譚や後日譚があるので、番外編やスピンオフを考えている模様。 だけど私はもっと古書の話を読みたいと思う。 人の話より本の話が読みたいんだ。

    0
    投稿日: 2017.03.27
  • ついに本編終了

    過去から現在へ張り巡らされたワナ。古書をめぐる人々の執念。そして最後の・・・ 読んで良かったと思うと同時に、本編終了を惜しむ。でも、番外編等ありそうなので、期待してまちます。 大船に親族がいるので、本作の舞台はなんとなくわかる土地。一巻から楽しく読ませていただきました。 二人のぎこちない愛に祝福を。家族は仲良くできるのが一番。 qちゃんのシリーズとちょっと似てるかな。でも、本好きには楽しい作品でした。

    10
    投稿日: 2017.03.25
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    ビブリアシリーズの本編が遂に完結。 ドラマから入ったこの作品だけど、読めば読むほどキャスティングミスだったんだなぁという思いが増して行った。 剛力ちゃんは栞子さんじゃなくて、むしろ、妹の文ちゃん役がぴったりはまるイメージ。(ドラマでは弟だったかな?) ビブリアシリーズを通して、古書はもちろん、本を読むことの面白さを改めて教わった気がする。 登場する古書についてのイメージが具体的にわくのとか、文学通になった気分になれたりと副次的効果の多い作品だった。 大輔と栞子さんみたいに、しっかりとした役割分担ができるパートナーって良いなぁ。 あとがきにあった、スピンオフや実写の映画化もとってもとっても気になる!

    0
    投稿日: 2017.03.24
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    シリーズ本編完結、アニメ化・実写映画化決定、おめでとうございます。 待ちに待った最終巻、楽しませていただきました。 ただ、待ちに待った分、評価は厳しめ。 誤字の多さが気になったのも大きい。 智恵子さんが出ていった理由がハッキリわかったこと、ちゃんとハッピーエンドで終わらせてくれたことは良かった。 薀蓄も分かりやすく、飽きさせない展開も良かった。 だが、やはり古書好きの人たちの言動には共感できない、と思った。 ひと言でいうと、「そこまでするか!?」。 物語としては、それでいいのだろうけれど、目の当りにしたら引くかもなぁー。

    0
    投稿日: 2017.03.23
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    やっと完結。あまりにも前作から間が空いたので、最初に人物相関図が載っていてもよく思い出せなかった。シェイクスピアファーストフォリオを巡り、故祖父の弟子だった老人と実母と争う栞子。凡人なりにサポートを懸命にする大輔。母の失踪の原因も判明し、二人の仲も進展しハッピーエンド。競りの場面の緊迫感は引き込まれるものがあった。 しかし、実の娘たちをあんなに突き放せる母がいるのか疑問。

    0
    投稿日: 2017.03.23
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    シリーズ完結編。シェイクスピアのファーストフォリオを巡る物語。ビブリアシリーズは本好き、古書好きの人の好奇心を満たしてくれた作品。せどりという言葉もこのシリーズから学んだ。このジャンルを新しく切り拓いた本作品に賞賛の声を贈りたい。

    1
    投稿日: 2017.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『2017年 2月 25日 初版 発行』版、読了。  シリーズ完結の最終巻でした。本文の前に、登場人物の紹介や相関図などが収録されていましたが、非常に参考になりました☆  これまでの登場人物がなんらかのカタチで登場していることと、今巻での内容が色濃く身内話的な内容だったので、これまでのシリーズを刊行された直後の時期ごとに読んでいた自分にとって、記憶が曖昧で「最初から『通し』で今巻まで読み直すべきか……?」と、思った冒頭でした。  が、これまでの経緯をかいつまんで、主人公が語ってくれるあたり、非常に助かりまして「ああ、そうそう! そういうエピソードあったあった!」と、思いつつ、今巻のキーパーソンともいえる吉原に対しては「あのジジイ……」と、何度も思った有様www  また、今巻のキーアイテム、というよりキーブックとなるのはシェークスピア。シリーズ初の海外古書。今巻を手がけるにあたって作者さん、関連の資料情報収集も大変だったろうなあ……なんて、思いつつ。  クライマックスのフォリオの秘密には驚きました。あれは五浦くんが栞子さんに指示されるまで予想すらできませんでした。  巻末のあとがきでは、作者が小説家としての苦悩と苦労を振り返る内容で、それ読んで思ったのは、このシリーズを完結巻まで刊行してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました☆  やっぱり五浦くん、栞子さん、文香ちゃんをはじめとした主要キャラがとても良かったです!  これにてシリーズ本編は完結しましたが、今後はスピンオフが控えている様子。それも楽しみで今から待ち遠しいです。

    0
    投稿日: 2017.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本編は、これで完結だそう(スピンオフ的なものは出る予定と後書きで作者が書いてた)。 前の巻から引き続いて太宰治の『晩年』と、今回はシェイクスピアの物語が出てきましたが、毎度毎度のことながら知らないことばかりで「へぇ~」って感心しながら読んでました。 じれったかった栞子さんと大輔くんも正式にくっついたし、家族の問題(2人だけじゃなく)やらなんやら、もう鬼籍に入っててどうにもならない人の分も含めていろいろあるけれど、最終的に前を向いて進んでいるようで、ほっとしました。 鶴代さんにも、平穏な毎日が早く訪れますように!

    0
    投稿日: 2017.03.21
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    ついに最終巻、らしい。 新刊が出るたびに前作の内容をすっかり忘れているので、毎回なかなか大変。 稀覯本やら「洋書の原書」なんかに縁も興味も全くないので、薀蓄部分は正直ほとんど理解不能であった。 てか、本で骨肉の争いなんかするなよー。 読んで楽しむもんでしょ、本て。 なんか、「古書」より「古本」が好きだな、個人的には。

    1
    投稿日: 2017.03.21
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    シリーズ7冊目。今回は洋書、それもシェークスピア戯曲の最初の作品集のお話。当時の本だったら億単位の値段がついてもおかしくないという。そしてまたファクシミリ版(コピー版)も出回っていて、そちらでもそこそこの値段がするという。古書の値打ちってよくわからないけれど、初版本が高いとかいろいろあるようで。そして主人公の大輔くんと栞子さんについても進展あるんだけど、そちらはあっさり模様。ストーリーとしては一応の結末だそうですが、この先はスピンオフなどが出るらしい。地元を舞台にした話で実在の地名もたくさん出てくるので親近感。

    0
    投稿日: 2017.03.20
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    ほんわかした二人と古本屋の匂いみたいな雰囲気が好きだったけど、本作はややシリアス色が強く、悪い人が多すぎる気もする。 幸せのためには苦難も歩まなければならないという教訓。

    0
    投稿日: 2017.03.20
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     ビブリアの物語としては最終巻、らしい。  シェイクスピアの原本、ファーストフォリオをめぐり祖父が遺した復讐が智恵子と栞子の鑑定勝負に持ち越まれる。  とまぁ最終巻なわけだが、前巻までの内容を読むたびに忘れているというありさまであるため全く印象に残らなかった。

    0
    投稿日: 2017.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ビブリア古書店シリーズ完結編(正確にいえば栞子さん編完結)。 1〜7巻までの間には中だるみ(?)な感の時もあったけど、最後まで付き合ってよかったと思える完結編。 シェイクスピアと稀覯本をからめた展開で、一気に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2017.03.20
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    内容(「BOOK」データベースより) ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく―。奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった…。人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。

    1
    投稿日: 2017.03.20
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    約2年ぶりのシリーズ7作目で、とりあえずこれで完結。間が空いてちょっと間延びしてしまった感じ。今回のシェイクスピアの話はなかなか興味深かった。 さて、ドラマのキャスティングはがっかりやったけど、映画は誰がキャスティングされるんだろう。黒髪の長髪は変えないで欲しいなあ・・・

    0
    投稿日: 2017.03.20
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    目出度く大団円。舞台も家の近くで馴染み深く、お気に入りのシリーズでした。 巻が進むにつれ多少マンネリ感が出てきたが、古書の薀蓄と、取り敢えずハッピーエンドになるんだろうなと言う安心感で楽しめました。 これからスピンオフも出るみたいだが、そろそろいいかなと言う気はする。回収されてない謎やまだまだ含みをもたせた人間関係もあるが、売りたいがための版元のあざとさを感じる。 評価はシリーズを通してのもので、本作だけだと星⭐️⭐️⭐️かな。

    2
    投稿日: 2017.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完結。めでたい。めでたいなぁ。シェイクスピアの時代の印刷技術や流通の薀蓄も面白かった。ラストのフェードアウトしていくシーンが好き。

    1
    投稿日: 2017.03.19
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    終わりましたね。 イラストに魅せられ手にとった頃が懐かしい。 ファーストフォリオに纏わる闘争はなかなか面白かったです。 捻くれた愛情の母でしたね(笑 栞子さん、大輔さんの関係にも決着がつきました、期待通りに進む安心感も読後感良かったです。 本編は終わりましたがスピンオフ作品は続くようです。 続編は気楽に待ち、ふと手にとることになりそうです。

    2
    投稿日: 2017.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブビリア完結編。シェイクスピアの洋書を巡り、古書市の駆け引きが、主人公の栞子と母親千恵子を巻き込みながら、親子の家系解き明かされる。 クライマックスの入札の駆け引きと陰謀にはハラハラ。 そして、栞子と大輔のハッピーエンド。 今回も、洋書ながらその本に隠されたエピソードと復刻版と本物を見つけ出す栞子の推理力に脱帽!、

    0
    投稿日: 2017.03.18
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    「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ最新刊にして完結編、ですが・・・前作から2年位?経っており、正直間延び感は否めません(^_^;) 今回はめずらしく洋書、シェイクスピアの稀覯本めぐって展開します。完結編としての内容は押さえてますし、決して悪くはないんですが・・・途中から何となくトリック?が解ってしまったことと、いまいちスピード感のない展開が若干・・・ スピンオフもあるらしいですが・・・もーイイかな(^_^;)

    0
    投稿日: 2017.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大変面白かった。 ファーストフィリオ編の完結。 全編母が他の祖父が張り巡らせた陰謀の中でのお話。 ビブリア古書堂の運命がかかっていたので、結構ハラハラする内容でした。 今回は、五浦、栞子などの登場人物のイメージが、最初のうちは、越島はぐさんのタッチだったのですが、途中から福本伸行さんのタッチになってしまいました。最後は越島はぐさんに戻りましたが。・・・そんな印象でした。

    0
    投稿日: 2017.03.17
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    古書は確かに難しいしわからないところも数多くあったけど、その場にいるかの様に想像させてくれる小説だった。栞子さんを勝手にイメージし心地いい雰囲気を感じれました。

    0
    投稿日: 2017.03.17
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    最終巻。丁寧に紡がれていて最後に相応しい一冊でした。不安と期待を残しつつの結末。読んだ人はきっと彼らの今後の物語を想像せずにはいられないだろう。セカンドシーズンとかあると嬉しいな。 あらすじ(背表紙より) ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく―。奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった…。人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。

    1
    投稿日: 2017.03.17
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    久しぶりに続きを読んだから色々と複雑な姻戚関係をきっぱり忘れていたけど、栞子さんと五浦くんもくっついたし、スーパー母親と競い合いながらもラスボスみたいなおじさんを倒しシェイクスピアの本物ファーストフォリオ云億円とやらをゲットして一応完結。本好きなので薀蓄が多くて最後まで楽しめました。

    0
    投稿日: 2017.03.16
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    ビブリア古書堂の女店主・栞子の祖父が、彼女の母に仕掛けたある古書を巡る罠。 その因縁を知るある人物が栞子にも謎を投げ掛け、ビブリア古書堂は存続の危機に見舞われることになる。 ビブリア古書堂の最大の危機と、大輔と栞子の恋の行方は……? 2017年3月14日読了。 遂に、最終巻です。 たくさんの因縁が複雑に絡み合っていて、これ、収拾つくの?と終盤までハラハラさせられました。 最後は大輔くんの覚悟がすべてを救ったという感じ。ちょっとホロリとさせられました。 本編は終了だけど、番外編は刊行されるかも?という噂。 新婚夫婦になった2人のやりとり、読んでみたいですね。

    0
    投稿日: 2017.03.15
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    タブレットでレヴュー入力するのは意外と面倒。9割方書けてたのに タッチパネルの変なところに触れたのか、全消去されてしまいました! 主人公のあり得ないキャラに馴れないまま、最終巻、完結ですね。 これまで謎だった人間関係も、一通り明らかとなり、欲望と謀略の渦に 飛び込み、溺れそうになりながらも、見事に泳ぎきりました。 古書の知識を絡めたエピソードは魅力的で、最後まで愉しく読みました。 これ以上を望むのはちょっと難しいかな。  お疲れ様でした。

    0
    投稿日: 2017.03.14
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    ラストにふさわしい読み応えでした♪入札シーンは手に汗握ったし、大輔くん良くやった!と内心拍手喝采。母親は最後に少しだけ母親はらしく。大輔くん、気に入られて良かった☆本を読むのが苦手と言いながら栞子さんの話をあれだけきちんと聞けるのだから大輔くん、多分ハマれば恐ろしく本好きになりそう。最後も甘締めだけじゃなく栞子さんの古書愛締めで大満足。古書を巡って「そこまで!?」と思うような事件ばかりのシリーズだったけど、億の値段がつく世界。狂気とも思える所業も仕方ないのかな…と思える最終巻でした。スピンオフ楽しみです。

    0
    投稿日: 2017.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テレビドラマ化など大ヒット、派生作品も多数現れたこのシリーズも最終巻。 シリーズ開始当初から謎に包まれていた栞子さんの家族との関係が、不穏な空気を含んだまま進んでいきます。 これまでの作品は主に日本の作品でしたが、最終巻はウィリアム・シェイクスピアの作品が取り上げられています。 今回は、作品そのものよりもファースト・フォリオであったり、ファクシミリといった書籍がどう作られて、どう受け継がれてきたのかというトリビアがすっと物語に馴染んでいるのが「相変わらず巧いな」という印象です。 これまでの巻で、栞子さんと五浦さんの関係は出来上がってしまっているので、ラブコメ感は薄めですが、その替わりといってはなんですが母親である智恵子との関係が丁寧に描かれています。 物語のラスト、大逆転劇の中で母娘の耳打ちは台詞として書いていませんが、その内容と距離感がエピローグであかされる演出は素敵で、この物語らしい閉じ方だなと思いました。 「本を好きになる」小説、本当に最後まで楽しませて頂きました。

    1
    投稿日: 2017.03.14
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    志田さんにもっと会いたかった。大輔君と栞子さんは予想通り。文香はその後どうなるのかなぁ。ファースト・フォリオっていうのは良くわからなかったけれど、へぇ~と思えたのでよしとしよう♡

    0
    投稿日: 2017.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本を巡る執念(稀覯本衒学入門編)と、人間関係における悪意と怨念(昼ドラ的)を、爽やかに味付けしたエンタメ小説、遂に完結。 「あ。だめ。妹が帰ってくるかも」なんつって昼間っからいちゃいちゃし出す脳内ピンク色娘め! と思っていたら、 「あなた以外の誰とも付き合わない。他のどんな男の人も、わたしにはなんの価値もない‥‥あなたを好きなわたしが、わたしという人間」 という名台詞を残すあたり、やはり栞子さんは素晴らしい。(智恵子の「わたしは他人の用意した試験で、人生を決めるのは嫌です。そんなわたしはわたしではありません……いつどこでなにをするか、どう生きるかは自分で決めます」の対になっている) 赤青白から本物を探せなんていう、もはや昔話や寓話のレベルにまで単純化された謎解きが、 きっと作品の内容や時代背景も重ねて見事になされるのだろうなとわくわくしていたら、 なんとスイカの値踏みをするごとく「物理」のトリックになるとは。 肩透かしというより潔い、そうそう本は物体でもあるのだな。 内容は栞子さんが紅潮しつつ教えてくれたらいいのである。

    0
    投稿日: 2017.03.13
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    待った待ったずいぶん待った。ハッピーエンドと分かっていても面白かった。 栞子さん大輔さんおめでとう! 母・篠川智恵子や久我山尚大との関係で、 栞子さんが残酷さを顕わしていまうのではと思っていた。 それを打ち破るような展開やカタルシスは無かった。 いや、いや、なぜこんな間違った期待をしていたのだろう。 それはスピンオフに期待するとして、 栞子さんはやはり栞子さんということがわかったのだ。よかったよかった。 ビブリアは古典にまつわるストーリーや、 それについての丁寧でやさしい説明で、 読んでて穏やかになれる。 実写映画&アニメ映画も決まったとのことで、楽しみだ。 特に実写は、キャスティング、よろしくお願いします…。

    1
    投稿日: 2017.03.13
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    バッドエンドにはならないよなぁ・・・と思いながらもドキドキしながら読み進める。 古書の競りで公開入札方式が本当にあるのかどうかは分からないが、フィクションだとしてもその駆け引きの描写は十分に面白かった。 これでシリーズ完結?期待してたよりもフンワリとした終わり方に若干肩透かしを食った気もしたが、そういうシリーズだと思えば納得できる気もする。 時間があればシリーズ最初から読み返してみよう。

    0
    投稿日: 2017.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完結編ということで、長編の作品で、本のことも重いし、登場人物の人生も一歩先へという内容。シェイクスピアがテーマで、全世界的に有名すぎて、規模の大きな話になっていたが、栞子さんも大輔くんもいつも通り。2人が寄り添い助け合って謎を解くところが面白く、また、ほんわか。子の柔らかさが大好き。ドラマ、映画と本でもスピンオフは期待。

    0
    投稿日: 2017.03.13
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    ついに完結編。 今回はシェイクスピアの古書を巡る謎。 栞子さんの家族にも深く関わってくる本だったと思う。 智恵子との戦いもあったし、大輔と栞子の仲はよりいっそう深まったし、ほんといろんなことがスッキリと解決した。 でもなんか少し物足りなかったかなー。洋書だったからかな。 今まではもうちょっと謎とか人間関係が複雑だったように思うけど、あっさりしてた気がする。

    1
    投稿日: 2017.03.13
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    今回はシェークスピアとその稀覯本についての話で、ちと取っつきにくいことと主人公を巡る人間関係が、前回の巻から大分立ってしまっていることもあるのですっと頭に入らず読むのに苦労した。道具建ても懲りすぎていてちょっと分かりにくい。最終巻ということであるが、後書きにはまだ番外編というかたち続きそうなのでまた主人公達のほのぼのとしたロマンスの続きが読めそうである。

    0
    投稿日: 2017.03.12
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    今回はお客さんはほとんど出て来なくて、身内の事に始終している。これまで謎だった母方のルーツが明らかになり、母智恵子の出走の謎も明かされる。一般人には理解不能ではあるが。 栞子と大輔の関係はホントにピュアで初々しい。 しかし、最後の本の競りには、やはり理解不能。一般人の思いもよらない世界ってあるのね。

    0
    投稿日: 2017.03.11
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    「ビブリア古書堂」の7作目。 前作が2014年12月25日発売なので、2年2か月も間が開いたけど、あとがきを読めば、作者さんはかなり苦しんだ模様。 読むほうもどういう展開だったかうろ覚えになってしまっていたが、相関図がついたり昔を思い起こさせる説明があったお蔭で、何とかついて行けた。 今回は全編がシェイクスピアの稀覯本を巡るお話し。 久我山書房にて書生兼番頭をしていた吉原という男を狂言回しに淡々と進む話が、最後の振り市で一転、目紛るしい駆け引きが繰り広げられる展開はなかなか楽しめた。 吉原の存在が「ヴェニスの商人」のシャイロックを思わすのも余韻あり。 最後まで読んで、この巻で終わりなのだと気が付く。 足掛け7年、途中から1巻目のテイストとはかなり異なった展開となったが、作者の呻吟が想像できる。

    2
    投稿日: 2017.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本編最終巻。 これまでの登場人物の顛末も書かれ、 栞子さんの母方の家系の確執も 落ち着くところに落ち着いたな、という感じ。 栞子さんと五浦君の恋愛モード時の掛け合いも、 さすがに飽きてきていたから 無事に完結してとてもうれしい。

    0
    投稿日: 2017.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ○o〇o○追記○o〇o○ 2017年3月22日 読了 終わりました。。終わってしまいました・・・・・・ あの心理戦!どうなるのかと、 どんどん引き込まれました☆ シェイクスピアの作品、 私も色々と読んでみたくなりました!興味持ちました。。 あの仕掛けは驚いたなぁ~ 本当にあるのかなと気になりました♪ 想像すると豆本みたいな感じなのかな。。かわいい・・・・・ 昔の本はページがばらばらになっていたりしてたんだな ページ数がないのもあったとか 色々と勉強になりました☆ 大輔くん、栞子さん良かった(〃^^〃) 周りも良い方向へ行ってるし本当に良かった。。 母親との関係も距離が縮まったみたいで あとがきをみたらスピンオフとかも・・・・でるらしくて また会えるなんて嬉しいです、読むのが楽しみです! 覚悟とかけじめとか 私も読んでいる間、色々と考えさせられました。。 ひと言ひと言が刺さりますね・・・・・・ 以前の感想です!笑 残しときました(^^) プロローグ。。黒髪を長く伸ばした若い娘って… ひょっとして栞子さんのことかな。。 ビブリア古書堂の本 久しぶりに読んだから、6巻の最後何かあったかなと気になってしまいました。。 それに読み進めていくと、 これまで何があったのか甦ってきますね! 志田さんはどこへ行ってしまったのだろう・・・ 大輔くんと栞子さんの関係。。ほのぼのしますね//// 今、最初の方なのですがこれからの展開気になります! どうやら最終巻らしく。。。 寂しいですが見届けます☆

    1
    投稿日: 2017.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    競りの場面の緊迫感、キャラクターの魅力(栞子さんの可愛らしさ、吉原の「嫌な奴」っぷり!)、そしてシェイクスピアについての蘊蓄、等々。見どころを挙げればきりがない。 ただ、謎解きに関してはあまり意外性がなかった。長年追っていて、所有者でもあるのなら、吉原だって気付いても良さそうなものだけれども…。 ともあれ、きれいに終わったなあ、という感じ。 末永くお幸せに!

    0
    投稿日: 2017.03.10
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    一気に読んでしまった。ゆっくり全シリーズ含めて再読したい。胸キュンな部分が多く出て来て、栞子さんも変わったと思いつつ、本への情熱と知識は変わってない。

    0
    投稿日: 2017.03.10
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    やっとこのシリーズも完結を見たと言うことで、ひとまずほっとした。結局は破産をかけた買い叩きの話になってしまい、大輔も役の立てたのは結局は金かいと突っ込みたくはなったが、今回は本に対するウンチクも大してなくちょっと寂しい気もした。これからいくらでもスピンオフが出てきそうだが、とりあえずアニメ化が楽しみだ、実写映画化はTVでやや失敗しているので心配だ。ところで栞子さんの父親ってどんな人だったっけ、もう忘れてしまっているのか、忘れられているのか定かじゃない。

    2
    投稿日: 2017.03.09
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    いよいよ最終巻。 今までの母子関係やその他のこともきれいに回収されていて、シェイクスピアの古書の話も面白くて、読後も良かったです。

    1
    投稿日: 2017.03.08
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    終わりましたね、ビブリア古書堂。 正直、途中の説明がわかりづらいところもありましたが、一旦締まった感。番外編とかスピンオフも書かれるとのことですが、そっちの方が伸び伸び書けるのではとか、思っちゃいました。

    2
    投稿日: 2017.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ビブリア、とうとう最終回。残念! でも、あとがきによるとスピンオフが出るみたい。 登場人物、相関図があり、読んでいる途中でもしょっちゅう見返していました。 ややこしいです。 また、心理的にも金銭的にもギリギリ感がすごいです。 しかし今までのお母さんの謎の行動とか、少しわかり、すっきりしたし 最後はいい終わり方でした。 今回は、太宰治、シェイクスピア へぇーと思うこと数多く。内容についても本の体裁、出版、装丁の仕方など。 しかし作中に出てくる、手を出して読む気には、どうもなれません。 以前『栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック』というのも読んでみたけれど 読みづらくてギブアップ 今まで、さんざん出てきた太宰治さんの『晩年』とか 無理…(^^;) 現代の本だと、 大崎梢さんの書点シリーズの『平台がおまちかね』だったかな 碧野圭さんの『書店ガール』シリーズとか で出てきた本を読んでみて、またそこからお気に入りの作家さんに出会えたりしたけれども。

    0
    投稿日: 2017.03.07
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    シリーズ本なので、前のお話を忘れていたら、、、ダメだよね 思い出しながら、あぁ、そうだったなぁと確認しながら 淡々と読み進めていったけど、登場人物のキャラクターが思い出せない。 一応、栞子さんと大輔の物語は終わったようだけど 違う視線での物語がまだあるらしいんだけど、、、 どうしようかなぁ、読み続けようかなぁ、、、 なんて悩んだことすら忘れて、新刊でたら読んでしまいそう

    1
    投稿日: 2017.03.07
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    とりあえず完結らしく,Happy end でよかった。シェイクスピアのファースト・フォリオの入札場面の緊迫感がおもしろかった。

    0
    投稿日: 2017.03.07
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    最後のギリギリ感あふれる展開がたまらない一冊でした。実際には読んだことのないシェイクスピアの本が題材のお話なんだけども、引き込まれますねえ。スピンオフや映像作品では続くようですが、最終回とはなんとも名残惜しいものです。

    0
    投稿日: 2017.03.07
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    舞台風に言うなれば、大団円というところでしょうか。 まるくすっきり収まった。ここまで、いいお話になったので、 お祖母様も、最後まで側に仕えていたあの人も、捨てずにあの本を持っていたのは、憎みきれない何かがあったから、若しくは、惚れる何かいい思い出があったからと思いたい。 スピンオフは出るとのことなので、楽しみ。

    0
    投稿日: 2017.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あっという間に読了。最後はシェイクスピア。祖母とも出会い、母とも少しばかり和解。そしてプロポーズ。古書の世界とミステリーの奇跡的融合。本編が終わるのは残念だが、スピンオフを待とう。

    1
    投稿日: 2017.03.07
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    一応の完結。無理やり終わらせた感が…。シェイクスピアが読み直したくなる一冊でした。まだまだ謎に包まれた部分もあり、今後のビブリア世界の広がりに期待したいですね。

    5
    投稿日: 2017.03.07
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    ビブリアシリーズ完結。 最終巻に相応しく、内容にも満足。 これで終わりと思っていたので、後日談がこれから出るのも嬉しい。 ラスト、大輔のある言葉に栞子が即答するシーンに思わず苦笑した。 とても栞子さんらしい。

    1
    投稿日: 2017.03.07
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    シェイクスピアでここまで分かり易く、エンターテインメント性抜群の小説が描けるのはさすが。とはいえ、前作から2年以上かかったところや、参考文献の多さに、作者の苦労の跡もうかがえる。外れのないシリーズだったので、番外編やスピンオフにも期待。

    0
    投稿日: 2017.03.07
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    古書をめぐって様々な人が問題を抱え、それを、不器用な琴子さんと大輔さんが絡まった糸を解いて、周りの人を幸せにしていくお話。優しく、ほんわかした2人が時折見せる強い気持ちや絆がとても面白く引き込まれる、大好きなシリーズ。

    0
    投稿日: 2017.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親子の確執、一巻から続いてきた流れの先に見えてきた黒幕? の姿と、どう決着をつけるのかわくわくしながら読みました。クライマックスの古書鑑定対決からのどんでん返しは王道だけど燃えますね! 主人公二人の関係もきちんと収まるところに収まった感じで、読後感の良い素敵なエンディングでした。 物体としての本はもともと大好きなのですが、このシリーズを通して古書に対する興味がますます深まりました。面白かったです。

    0
    投稿日: 2017.03.06
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    大団円!と言える終わり方 番外編はまだ続くらしいので、これからも読めるのかとほっとしました笑 私は現代の小説しか読まないので、ビブリアシリーズを読んでからシェイクスピアや太宰治などの作品も読みたいと思うようになりました 今、自分の進路について決めかねている中、この話で大輔くんが栞子さんとの関係について思い悩み、答えを導いた過程に救われたような気がします ・・・・・ その時々でこれこそ自分と言いきれるのが本当の自分ーーなにが正しいのか、これからなにが起こるのか、すべてを見通せる人間なんかいない。 見通しがない中でどうするかを決めるのは俺だ。どんな結末が待っているか、そればかり考えていてもキリがない。自分で決めたと胸を張れる覚悟を持てればそれでいい。

    0
    投稿日: 2017.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじ 数々の因縁の元になった、栞子の祖父久我山尚大。彼に長年仕えていた道具店、吉原喜市が、シェイクスピアの古書を持ち込んでくる。かつて祖父は母に復讐を誓い、ある仕掛けをしたのだった…。 ビブリアシリーズ最終作。日本の古書から世界的な古書へとスケールも金額も大きくなり、緊張感も高まった。はじめはラノベっぽくて、栞子さんのキャラとか苦手だったけど、途中からは謎解きの部分も、古書の解説部分も、読みやすく、楽しんで読めた。

    0
    投稿日: 2017.03.06
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    三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 7 ~栞子さんと果てない舞台~』メディアワークス文庫。 古書堂を舞台に古書と人々の縁をめぐる物語を描き続けてきた人気シリーズが、ついに完結。今回はシェイクスピアがテーマ。 篠川栞子の祖父が残したシェイクスピアの希少本にまつわる謎と罠を中心に翻弄される人間模様が描かれ、ついに物語は終焉を迎える。栞子と大輔の関係は…栞子の母親、智恵子は… 成るようになったという感じで、ちょっと呆気ない幕切れだった。古書にまつわる物語は非常に面白いのだが、シリーズを重ねる毎に栞子と智恵子の深刻な関係が明らかになり、どうにも現実味が感じられなくなってきた。

    9
    投稿日: 2017.03.05
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    なんか、自分の今と重なってw、面白かった。ファーストフォリオはもちろんだけど、こんどはいろんなところに目を配りながらセカンドフォリオを見てみよう。 贅沢なところだな。 ていうかシリーズとしては終わりか。本ていいなー。

    1
    投稿日: 2017.03.05
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    ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ最終巻 今回はシェークスピアの古書にまつわる話。 とりあえず、栞子さんの母親の謎も解決し、栞子さんと大輔くんとの関係にも決着がついた。 シリーズ最初の頃より、考えられた構成になっていると感じられるが、ほんわかしたところがなくなってきた感じがする。

    1
    投稿日: 2017.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    積読していた6巻を読んだ直後なのですぐに物語の世界観へ没入出来きた最新刊。 物語が始まってすぐの「困ったなー・・・困ったなー・・・」と節を付けて歌う栞子さんの描写に萌え(?)を感じてしまいました、かなりかわいい人です(笑)。 題材がまた本当に実在するのでしょうかと思うような稀覯本を巡り、主人公2人のお互いを思いやるやり取りを含めた物語は相変わらずの心地良さでした。 しかし、最終巻をということを意識し、残り40Pで読み進めるのを止めてしまい他の本を挟んでしまった程、読み終えてしまうのがもったいなくなってしまったこのシリーズ。読むことが出来たことに感謝、感謝で最後は閉じました。また出会った頃の2人に会うために1巻を読み直したいなと思います。

    0
    投稿日: 2017.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ビブリア古書堂シリーズ最終巻。 栞子と五浦の周りの人間関係に一旦の結末がつきました(作者曰く今後も番外編やスピンオフが出るとのこと)。 登場人物のキャラがブレることなく駆け抜けてくれて個人的には好きな終わり方でした。 このシリーズを読み始めた時は事件、本、人間関係と3つの要素密接に絡む複雑な話という印象でしたが、 一番ネックになりそうな本の知識の説明が気づけばのめり込んでる面白さだったので気にせず読み続けることが出来ました。 そんな最終巻で取り上げられる書籍がシェイクスピア全集のファースト・フォリオ。 シェイクスピアの作品はロミオとジュリエットやハムレットのタイトルを聞いたことがある程度だったので勉強になりました。 本の内容と直接関係は無いですが私が面白いと思ったのは17世紀のヨーロッパでの本の扱い方、王政復古前のイギリスには舞台女優がいなかったという下りです。そのせいで性癖がバレてしまった彼はその後登場せずでしたね…。 さて、物語の本筋としてはその本をめぐり吉原喜市vs篠川家という構図になっていきます。 最終的にはどうせこの人も実は善人ですみたいな流れかと思ったらただの悪意の塊で驚き。 このシリーズだと珍しいんじゃないのかな?(前作まで代わりとうろ覚え) その過程で大輔と栞子の抱える「栞子が智恵子や久我山尚大と同じようになるのでは」という不安にケリを付ける流れがとても良かったと思います。 ここは勝手な解釈になりますが、 シェイクスピアから引用された"わたしはわたしではない"という言葉に対して智恵子は「自分の望んだ本を好きに読む」のが自分だと答えを出して家族を捨て、栞子は「自分の望んだ本を好きに読み、それを大輔と共有する」のが自分だと自覚する。 それを大輔に伝えた後はゴールまで一直線。おめでとうございます。

    1
    投稿日: 2017.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作からずいぶん間が開いたため何人かの登場人物をすぐに思い出せなくて、また個人的にはシェイクスピアにはあまり馴染みや思い入れが無かったので、入り込むのが少し難しく… また扱う金額もスケールが大きすぎなように感じられ、これまで「すこし身近なミステリ」というところが魅力の一つと思っていたので、距離が遠のいてしまったように感じてちょっと魅力減退。 栞子さんと大輔の関係は、結末は99%こうなるだろうという結末だったので、そこに至る過程が気になっていたのですが、想像以上に淡々とした内容で肩すかし。けれど二人の奥手ぶりを考えると順当な内容というか、母親に背中を押されるようなプロポーズも今を思えばこの二人らしい感じで悪くなかったかも、と思うようになりました。 これで終わってしまうのか、と思うと少し切ない感もしますが、あとがきにスピンオフ的なものを書いていくとあったので、首を長くしてそれを待つこととします。

    1
    投稿日: 2017.03.05
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    いい終わり方だったなあ。 お母さんが出て行った理由も分かったし、シェイクスピアの数々の言葉を引用し物語に結びつけていて面白かったし。 覚悟がすべて。です。

    1
    投稿日: 2017.03.05
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    シェイクスピアのうんちくは興味深かったけれど、智恵子の行動は、あいかわらず理解できなかった。でも、これ以上2人にちょっかいをかけることはなくなるかな。それも含めて、その後の2人の様子も見られたら嬉しい。

    0
    投稿日: 2017.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回はシェイクスピアのファースト・フォリオをめぐるお話。今まで登場した人たちもたくさん出てきて集大成という感じですね。栞子さんの妹文香、しっかりしてていい子だなぁ。智恵子の父久我山尚大に仕えた吉原は嫉妬と欲望に取りつかれて最後は自滅したのね。でも栞子さんと智恵子の和解のきっかけをつくってくれたからそこは感謝かな。栞子さんと大輔君はハッピーエンドだけど、これからスピンオフ作品も予定されているようで楽しみです。

    0
    投稿日: 2017.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普段はおっとりだが、本に関することとなると人が変わる栞子さんと本が読めないが、力持ちの大輔の凸凹コンビのシリーズもついに完結。二人の進展しそうでなかなか進展しない恋愛関係と古書に関する圧倒的な知識に基づくエピソードが魅力で、終わってしまうなんて残念です。あとがきにある通り、スピンオフが出るようなので、今後はそちらに期待しよう、と。 今回は、シェイクスピアがテーマ。しかも、ファーストフォリオ(初版本)。ところどころにシェイクスピアのエピソードや、何百年も前の出版事情なども絡めつつの物語進行は見事の一言。そして、最後はお約束のどんでん返しが・・・。十二分に楽しめました。 惜しむらくは、母親の最後の態度。母親は良いんだか悪いんだかよく分からない謎の存在でいて欲しかった。娘の手柄をかっさらうような終わり方でもよかったんじゃないかな。

    1
    投稿日: 2017.03.04
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    三上延のビブリア古書堂の事件手帖7を読みました。 ビブリア古書堂の事件手帖シリーズの完結編でした。 栞子の母親智恵子が急に失踪した理由が明かされ、大輔と栞子もハッピーエンドを迎えます。 今回のエピソードでは古書中の古書、シェークスピアの戯曲の初版本とその複製が登場します。 徳川家康と同時代のシェークスピアの戯曲がどのように出版されたのか、それの複製がどのように作られたのかが解説されます。 栞子と智恵子のシェークスピアの戯曲の初版本をめぐる勝負はどのような結末をむかえるのでしょうか。 栞子さんが大輔にシェークスピアの蘊蓄を語るところでエンディングを迎えるのがこの物語にふさわしいと思いました。

    1
    投稿日: 2017.03.04
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    シェークスピアの古書の謎。 栞子せんと母親の智恵子、栞子さんと大輔くんの今後。 過去、現在、未来。どんな時代でも、好奇心に勝る喜びはないと思う。そんな1冊に出会えるかで、人生もガラッと変わってくるのかもしれない。 舞台は北鎌倉の古書店。手にする本にワクワクする気持ちを抑えながらも、つい笑みがこぼれてしまう。ビブリア古書店とは、きっとそんなやさしい気持ちにする本屋なんだろうなと思いました。

    0
    投稿日: 2017.03.04
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    完結編に相応しいスリルある展開が楽しめた。どのキャラクターも光と陰を様々なバランスで持ち合わせており、引き込まれる。

    0
    投稿日: 2017.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あ、完結だったんだ、と読み終わってから思いました。それぐらい最後はさらっとしていた。まだまだこの先は続いていくけど、ひとまず区切り、ということですね。 ちょっとした蘊蓄が好きな人も、人間模様が好きな人も、どちらも楽しめるタイプの話だったと思います。私も本は読めど古書はからっきしですから、この本を読んで手を出してみた話も多い。大輔くんが本に知識がないという設定で、彼の感想に頷きながら読んでいけました。うん、ファクシミリとか、私もファックスだと思いましたよ。 この話で古書が好きになったかはともかく(笑、やはりなかなか取っつきにくかったり、感性が共感しないのも多い)興味はわきました。 最終巻、お疲れさまでした。 また最初を読み返してみたいのと、スピンオフを楽しみにしております。

    0
    投稿日: 2017.03.03
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    終わった…というより終わっちゃった…という感じです 読み終わってほぉ〜〜っと長い息を吐きました まったくもって一気読みです 栞子さんと大輔君の歯がゆい関係も少しずつ進展してるけど今回は栞子さんの専門外の洋書をめぐってあわや無一文に…? そしてこれでシリーズ完結 この刊が発売されるまで長かったなぁ なのにシリーズ完結編だなんて でもアニメ化、映画化を楽しみにしていましょう

    0
    投稿日: 2017.03.02
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    すっかり不穏で殺伐としてしまった本シリーズもこれにて優しく完結。     篠川母娘は和解できたのかできなかったのか。  合縁奇縁の古書物語もこれにて一件落着。               末永くお幸せに。

    0
    投稿日: 2017.03.02
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    ハッピーエンドでした。 ありがとうございます! ご馳走様です! 照れる栞子さんはかわいいなあ! 独り言で歌っちゃうとか本当かわい過ぎだろう……。

    0
    投稿日: 2017.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久我山尚大や、 篠川智恵子は昭和な香りがするのね。 カリスマチックな。 でも、 五浦大輔君や、 篠川栞子さんは平成な香りがするのね。 どっちもどっちでいいんですが、 個人的には昭和生まれなおっさんなんでそっちにシンクロする部分もあります。 でた! しかもうちの誕生日に! と、 前から発売日チェックしてたんで、 2月の27日はビブリアの最終巻を読んで浸ろうと思ってました。 でも、 いうほど浸ってはいない。 割と、 淡々と物語は進んで、淡々といつもの通りに終わった感じがします。 空気感も、 雰囲気も、 いつものビブリアっぽかった。 決して、 剛力彩芽ではありませんとだけ強く言っておきたい。 最後は、 五浦大輔君と篠川栞子さんに、 いつまでもそのままでいてくださいね。 と、 祈って本を閉じたね。 スピンオフやら番外編を出す予定はあるみたい。 待ってる。 とりあえず、 3月10日にでるみたいな、 「こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」は買うかな。 個人的に、 ピエロは最後に幸せになれるのね。 五浦大輔的な。 平成的な男性像で男を見せた感がある。 でも、 道化は最後は破滅するの。 吉原喜市的な。 策士策に溺れるというかバカなのかもしれない。。。 太宰治の晩年を超える古書となれば何がある? そうか、 シェイクスピアがあったか! と、 今回はシェイクスピアですよ! まとも読んだことないんです。 ちなみに、 ヴェニスの商人ですか。 なんとなくはわかってる。 ロミオとシンデレラではなくロミオとジュリエットな! リア王もわかる! ちなみに、 没年は徳川家康と一緒と聞くのは五浦君と一緒の感想を得た。 そうそう、 ソネットもシェイクスピアだっけ? リアルに、 シェイクスピアのファーストフォリオってのがみつかったら6億円くらいなの? ググってみたんですが、 http://www.afpbb.com/articles/-/3032693 高額なのねぇ。。。 志田さんがさ、 最後まで志田さんでいて欲しかったけど、 ある意味でいいポジション取っててよかったけど、 なんか違っちゃったのがねぇ。。。 井上太一郎も、 最後になかなか活躍したね。 良い人になった。 愚か者ほど自分を賢いと思う そして賢者は自分を愚か者だと思う 今のわたしはわたしではないと気づいたから きれいはきたない、きたないはきれい シェイクスピアだったんですねぇ。。。 知ってたけど知らなかった 貰ったのは「覚悟がすべて」ですね。 座右の銘にしまふ。 良いところは全部、 篠川智恵子が持ってた感がありますね。 裏の主人公な! ラスボスが吉原喜市で弱すぎた。 でも、 強すぎるとこの作品を壊しちゃうからちょうどいいのかも。 栞子さんが篠川智恵子を手伝う話しがスピンオフでやればいいな。 でも、 難しくて書けないんじゃないか? ガシガシ、 栞子さんが篠川智恵子になっていく話になっちゃいそうで怖いしな。 大輔君がそこはがんばるか。 つか、 大輔君の活字が読めない設定って必要だったのか? まぁ、 くっつくためにも必要なのか。 その後、 もう気になってますよー。 どうにかしてください。

    0
    投稿日: 2017.03.01
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    ビブリア古書堂完結編はシェークスピアの稀覯本ですよ! というところですが、やはりこの最終巻での見所は篠川母娘の対決と栞子さんと大輔の関係の行く末でしょうね。 母娘対決に関しては、実際の舞台設定以上に脳内でエフェクト演出して楽しむものだと思うのです。効果音バンバン背後に竜虎ドドン!そんな感じで楽しんで読んでおりました。 栞子さんと大輔の関係にしても大きな波は前の巻までに済んでいる節がありますが、ここではミステリもの定番のワトソン役の存在意義のようなものも問われています。もちろん謎を解明する上でワトソン役を通すことで読者にわかりやすく開示する役割というのはありますが、それはあくまで「小悦構造」としての役割。物語の中での役割、探偵役の横にいる意義とは別のもの。これに関しても、ここぞという見せ場が用意されているのが心にくいです。 ミステリ的要素に関しては今回は薄めでしょうか。伏線もわかりやすく張られています。しかしその伏線が活かされる場面の見せ方が巧いんですね。なので、ここでこう来たか!という爽快感があります。 古本とミステリを見事に融合させ、しかもキャラクター小説としての魅力もたっぷりだったこのシリーズ。本編は完結といえど、なんやかんやと続く模様。それまたしっかりと楽しみにしましょうかね。

    0
    投稿日: 2017.02.28
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    ずっと読みたかった新刊&最終巻。厚みがあって、大事にでも一気に読んだ。シェイクスピアに纏わる回。いままで敬遠していた戯曲に手を出すきっかけになった。 嬉しいことにあとがきによるとスピンオフがありそう。 本が好きなすべての人におすすめするシリーズ。

    1
    投稿日: 2017.02.27
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    シリーズ本編、遂に完結。今回はシェイクスピアの戯曲本を巡るドラマで、スケール的にも内容的にも完結巻に相応しいものだった。「ファースト・フォリオ」や「ファクシミリ」という知識を得られたのも嬉しい。 また、今までは作品名だった章題が、シェイクスピア戯曲の台詞から取られているのも面白かったし、それを受けてか栞子さんと大輔くんの「覚悟」が決まっていく様は心に響いた。 本好きの度しがたさと、その面白さを存分に描いてくれたこの物語に感謝。そして、本編は完結したが……まだまだ楽しみ!

    1
    投稿日: 2017.02.27
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    約束通りちゃんと完結した。めでたしめでたし。 突然登場した悪役が、いささかモチベーションがどうよと思うが、まぁ致し方なしか。

    0
    投稿日: 2017.02.27
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    本編がついに終わる。正直にいうと、主人公たちが付き合い始めるところまでがよすぎたので、最後はぜんぜん面白くなかった。

    0
    投稿日: 2017.02.27
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    面白かった!!終わって欲しくないよ〜。キャラクターはそこまで好きにはなれなかったけど、善人だけではない、ぞっとする冷酷さも含めたやり取りは好きだし、やっぱり何より実在の本がちゃんと中身含め絡んでくるのが素敵だよね。そういうのもっと読みたい……。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相変わらず、話の展開は面白いし、伏線もすごい。 これが最終巻というのは、名残惜しいなぁと思ったら、今後も番外編やスピンオフという形でだしていくつもりらしい。嬉しい。 それにしても、参考文献の量がすごい。これ、ライトノベルという扱いじゃなかったっけ? と思うほど。と思ったけど、今までのシリーズもそうだったか。 一つわからなかったのは、智恵子がなぜ中身をみることなく本物がどれか分かったのか。栞子は手にとったから分かっただろうけど、智恵子は表紙しか見てないような。書かれてないだけで、持ったのか? それとも全部偽物だと思った上で、後でやっぱり一冊は本物だと気づいたんだろうか?(それで家を出ていった?) どこかに書かれていて自分が見落としただけかもしれないけど。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017/2/26 Amazonより届く。 2019/12/31〜2020/1/2 ここのところ年初の1冊と決めているビブリアシリーズ。第7篇はシェークスピアのファーストフォリオを巡る物語。2人の間も大きく進展。その後どうなるかも気になるが周辺を描く計画があると後書きに。まだまだシリーズが楽しめるようだ。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    完結とは感慨深い。 序盤は前巻からの説明が多すぎて少し嫌気が差してしまったけれど、終わってみれば必要な描写だったのかなと思える。なんせ最終巻だからね! 見た目の厚さに戸惑いもあったけれど、一気に読了。末長くお幸せに。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最終巻。前巻が2014年12月発売なので2年2ヶ月ぶり。今回のお相手はシェイクスピア。あとがきにもあるように,執筆には相当の苦労があった模様。参考文献一覧からもその事実が伺える。ビブリア古書堂をめぐる複雑な人間関係がもたらす因縁も,とりあえず解決といったところ。クライマックスの競り市は手に汗握るとはこのことでした。トリックは大輔と同じタイミングで気づきました。ただ,前作から間があったため,ところどころ忘れており既刊の再読は避けられませんwww。作者曰く,大輔視点以外からの番外編はつづけていくようですので,そちらも楽しみです。とりあえずスピンオフが電撃文庫から3月に出版される模様です。とまれ,主人公と栞子嬢両名に幸あらんことを。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    【古書と絆の物語は、掛り合い、果てなく続く】  ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく――。  奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった……。  人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。

    0
    投稿日: 2017.02.21
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    読了。シェイクスピアの「ベニスの商人」ファーストフォリオに関する本の探索と展開。栞子さんの家系に一応の決着…?決着してないにしろまぁそんな事より幸せになりましょうって事で本編完結。バカップル以外の皆さんのエピソードを今後番外編で語られるらしいので期待して待機。アニメ、実写劇場版も楽しみw

    1
    投稿日: 2017.02.05