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シャーロック・ホームズの凱旋
シャーロック・ホームズの凱旋
森見登美彦/中央公論新社
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総合評価

401件)
3.4
63
109
145
41
15
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    私、型が好きなんです。 型破りも好きですが、型に入ってこそ破れるもので。 それでいうとこの作品は型を破るんじゃなくて型を周りからうっすらなぞっている感があってどうもフワフワしてしまいました。 悪じゃないモリアーティにミリも惹かれない。 そんな人間にはちょっと相性の良くない作品だったと思います。 2025.11.16 206

    3
    投稿日: 2025.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは傑作だと言わざるを得ない。とても面白かった。 森見ワールドそのままに、繊細な事象がたくさん盛り込まれており、コメディ、ミステリー、ヒューマンドラマも全て完璧に組み込まれている。微かな違和感を持ち続けて読み進めていくと、鮮やかな伏線回収もあれば、有耶無耶で読者をヤキモキさせるリード。森見登美彦という作家の真骨頂があった。 ラストあたりは確かにはちゃめちゃで、これでいいのかと思うところはある。しかし、本の中の結論に対して読者がなんと言おうと、その中で幸せに暮らしている登場人物たちに本来の暗い結末に還れとは自分は言えない。幻想の世界で生きて行くならそれでいいじゃないか。そもそもヴィクトリア朝京都ってなんやねん、さらに京都なのに登場人物は全員洋名。そんなあべこべではちゃめちゃな世界を体感してきたのだから、不思議な力で幻想の世界で幸せに生きることもいいのではないかと思える。 ページ数は多いがかなり読みやすく、そこまで読むことに苦戦はしないと思う。高校生からでも気軽に手に取って楽しんでほしい一冊です。

    0
    投稿日: 2025.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々の森見小説だったが、想像以上に良かった。今までの森見小説の中で一番好きかも知れない。 ロンドンではなく、京都を舞台に活躍するホームズ&ワトソン。ベーカー街ではなく木屋町だし、テムズ川ではなく鴨川だし、宮殿と書いてあるがおそらく御所だし、でも登場人物は皆英名、ホームズ・ワトソン、だけでなくハドソン夫人、メアリ、モリアーティ教授、レストレーブ警部…。そこらのことは説明なしに物語が進行する。 それでも許されるのは森見小説だからね…という信頼というかブランドの積み重ね、良くも悪くも森見登美彦だからと思わせるのが良い。 ミステリーなのか、怪奇小説なのか、それもと四畳半シリーズのようなメタと箱庭構造の幻想譚なのか、どれともつかぬまま、洛西の竹林などという森見ならでは設定も使ってきて、物語の最終章に圧巻の動き。 ここのギアチェンジというか変調がこの小説の核心部。いやーすごい事するなぁマルチバースやん…で、見事な大団円を迎えるのだけど、冷静になると「いや、で、なんで京都なん?」は解決されてないという… 森見登美彦の描く古都はやっぱり面白い。最近読んだ万城目学の「八月の御所グラウンド」も京都を舞台にした小説だったが、エエ意味でも悪い意味でもクセの強さは森見だな、やっぱり。

    1
    投稿日: 2025.11.13
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    壮大なるファンタジー小説の大傑作!京都とロンドンの不思議な融合の世界。夢中で読む耽ってしまった。最高!

    0
    投稿日: 2025.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森見登美彦節たっぷりのわくわくファンタジー! 京都とロンドンと頭の中でふわふわ行き来している間に、我々も境目がわからなくなって、でも読み進められる不思議な感覚になる本だった! 日常のなかの非日常を読書に求める自分としては、読んでいてとても楽しかった。 私たちは誰かか作り上げた物語の、操り人形の一つでしかないのかもしれない。 この世界は虚空で、ほんとうの世界は別にあるのかもしれない。 ただ、自分という人間を、私は強く自認していて、確かにここにいて、誰かを愛し、愛されている。

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    京都のホームズ?となって 馴染んでいたころにあっという展開 森見登美彦さんの作品は大好きなのですが パラレルワールド的な、事実ばかりではなく 他の世界へという物語で 森見作品を読んだ満足感がありました

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    《ワトソンなくしてホームズなし》p.5。 〔Ⅰ〕ヴィクトリア朝京都のホームズは極度のスランプに陥っており、彼に頼りきりだったワトソンやレストレードも同じ穴に落ちている。驚いたことにモリアーティも同じ穴にいた。 〔Ⅱ〕アイリーン・アドラーがホームズに挑戦してきた。その真意は? 〔Ⅲ〕十二年前にマスグレーヴ家で令嬢レイチェルが失踪した事件の謎は解けるのか? 〔Ⅳ〕マスグレーヴ家のハールストン館にある「東の東の間」と月と竹林と竹取物語。 〔Ⅴ〕ロンドンのベーカー街はどこに行った? 〔感想〕まあ、なんというか… ■ヴィクトリア朝京都のシャーロック・ホームズについての簡単な単語集 【アイリーン・アドラー】南座の大劇場に出ていた元女優。ハドソン夫人が221Bの向かいに新たに手に入れた下宿の住人。今は探偵をやっていてホームズに挑戦したがどうもホームズのファンっぽいフシがある。メアリとは旧知の間柄。 【赤毛連盟事件】ホームズが大失敗してスランプのきっかけになった事件。 【ヴァイオリン】ホームズが東寺のガラクタ市で掘り出したストラディバリウス(?)。ホームズの腕によって酒呑童子の歯ぎしりのような音を立てる。 【ウィリアム】竹林の専門家。現在はマスグレーヴ家の有名な竹林を管理している。二十代くらいの若者。 【カートライト】ウォルター・カートライト。モリアーティの弟子。二十歳そこそこの青年。髪は淡い栗色、金縁眼鏡、ほっそり。 【詭弁論部】ホームズやレジナルドが学生時代に所属していた。無益な議論を重ねて相手を煙に巻くという実社会で非常に役立つ活動をしていた。 【サーストン】ワトソンの医大時代からの友人。仲間内で最も成功している。 【スタンフォード】医師。ワトソンとホームズを引き合わせた。 【ストランド・マガジン】ワトソンが書いたホームズ譚の出版社。そのおかげでビジネス街である四条烏丸に移転できた。 【スミス嬢】ヴァイオレット・スミス。〈ストランド・マガジン〉でワトソンの担当編集者をしていたようだ。 【セント・サイモン卿】リッチボロウ夫人を後援し甘い汁を吸っていた人物。 【探偵】モリアーティ《探偵の役割とは、この世界に秩序をもたらすことだ。》p.209。ホームズ《謎を生みだしているのは、僕たち探偵の側なのだ。》p.228。 【竹林】ホームズはマスグレーヴ家の竹林に庵を結んで引きこもろうとした。どうやら著者は竹林になんらかの思い入れがあるようだ。竹林の管理人ウィリアムはなんだか聖人のようでもある。 【妻の遍在】ワトソンに現れている症状。少しでも心惹かれるものがあるとそれにメアリを感じてしまう。柴犬でもきびだんごでも。 【デイリー・クロニクル】ホームズやレストレードの不調を面白おかしく書き立てている新聞。 【ハドソン夫人】ホームズの下宿の大家。不動産投資で稼いでいるらしい。 【東の東の間】ハールストン館にある。リッチボロウ夫人によると竹取物語の月(心霊世界)への扉がある。レイチェルはそこから心霊世界に旅立ったそうだ。 【ホームズ】シャーロック・ホームズ。名探偵。寺町通221Bに事務所を構える。しかし、ここ一年ばかり極度のスランプ中。《僕は「自分自身」という難事件に取り組んでいるのだ。》p.19。かつては《ホームズが事件の真相を見抜くのではなく、ホームズの見抜いた真相だけが真相たり得る――》p.298。そんな状態だった。 【負け犬同盟】スランプの人々が集まっている。ホームズ、モリアーティ、レストレード、そしてもちろんワトソンも。 【メアリ】ワトソンの妻。左京区と上京区を合わせても並びなき美人(ワトソン評)。独身のメアリ・モースタン嬢のときホームズの依頼人としてやってきたが、最近、彼女のホームズに対する評価は地に落ちている。アイリーンは、新聞委員だった寄宿学校時代の同窓生。 【モリアーティ教授】ジェイムズ・モリアーティ教授。応用物理学研究所の教授だったが最近辞職した。国家的プロジェクトに名を連ね、『魂の二項定理』という通俗的な自己啓発本をベストセラーにした。ホームズの下宿の上の階の住人。ホームズの立てるヴァイオリンの演奏という名の騒音には腹を据えかねているが、ホームズ同様極度のスランプに喘いでおり後に友人となった。 【リッチボロウ夫人】霊媒。南禅寺界隈に豪邸「ボンディシェリ・ロッジ」を構える。 【レイチェル・マスグレーヴ】十二年前疾走したマスグレーヴ家の令嬢。レジナルドがホームズに捜索を依頼したが失敗した。現在のホームズのスランプの原因である可能性もある。 【レジナルド・マスグレーヴ】洛西の名家マスグレーヴ家の現当主。ホームズとは学生時代の友人でレイチェル失踪事件を依頼した。 【レストレード警部】京都警視庁(スコットランド・ヤード)の警部。最近強度のスランプに陥っている。 【ロバート・マスグレーヴ】洛西の名家マスグレーヴ家の先代当主。辣腕実業家だったが、因果関係は不明だがレイチェル失踪後ロケットで月に行こうと血道を上げるもなせず、失意のうちに死亡。 【ロンドン】モリアーティが密かに模型を作っていた架空の街。ワトソンはそれを見て文筆意欲がわき上がった。 【ワトソン】ジョン・H・ワトソン。ホームズの相棒。下鴨神社界隈に診療所を開設した医師。元軍医。妻はメアリ。《ワトソンなくしてホームズなし》p.5。《シャーロック・ホームズの沈黙は、ジョン・H・ワトソンの沈黙でもあった。》p.8。あるいはホームズが夜店で手に入れ飼っている金魚の名前。

    0
    投稿日: 2025.10.30
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    思えば森見作品はファンタジーだったんだと改めて認識された。 何度も読んだ夜は短し歩けよ乙女も、ペンギンハイウェイも四畳半神話大系も、夜行も熱帯も、有頂天家族も…! 森見ワールドという世界を堪能していたんだ私は…!あまりにも森見さんの書く文章が卓越していてファンタジーという概念を持っていなかったけれどこの本を読んでやっとわかった(遅い)。森見さんの作品はファンタジー作品だったんだ……… 読めば読むほど奇妙な世界に陥り、はて?なんだこれは?と途中でなります。それでこそ森見作品。 読む人を???と思わせることも彼の作品の魅力だったりするんだな〜〜 森見初心者からするととても難しいかもしれないけどこの難しさを読むがために森見作品を読んでいる節はある。全てを理解できなくても森見さんの文章が読めればいいなとも思えるくらい。 作品についてはかなり入り込めました。 展開がガラッと変わるけれど変わるまでのシャーロックホームズとワトソンの劇が面白い。スランプに陥ってるから冒険譚はないものの掛け合いが面白おかしくよかったです! やっと読めた!うれしい!

    1
    投稿日: 2025.10.27
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    作者らしいすっとぼけたキャラクター、シャーロックとワトソンが京都を舞台に…と聞いて楽しみに読みはじめましたが、推理小説ではなくて残念。 以前読んだ「熱帯」を思い出しました。ぶっ飛んだ展開は魅力的ですが、妄想や神秘みたいになってくると少し冷めてしまいました。

    40
    投稿日: 2025.10.20
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    パラレルワールド感満載で、世界観が楽しめた。 ホームズのスランプという設定の斬新さに感銘しつつ、反面、こんなホームズ見たくなかったという思いもよぎるw トータル面白かった

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    ものすごいファンタジーだった。最近の森見登美彦らしいなと思った。『熱帯』以降の感じがした。話が入れ子になっていくような不思議な感じ。不思議すぎる話。 シャーロック・ホームズに対する造詣が深くないのでピンとこないところが多々でちょっともったいなかった。 でも、『有頂天物語』とか『夜は短し〜』とか、そういう森見登美彦が読みたい。

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    原作のシャーロックホームズは読んだことないが、それでも楽しめた。森見ワールド全開でだんだん壮大になってゆく展開が良かった。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    タヌキやダルマが転がり回るような森見ワールドが大好きである。 京都の市街地図を片手に読むのが楽しい。 この話も京都を舞台にタヌキの代わりにイギリス人が出てきたのか、と思っていたら想像以上の壮大なファンタジーであった。 シャーロックホームズを読んでいてロンドンについても知識があればもっと面白かったのだろうな。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    シャーロック・ホームズのパロディを森見登美彦が書いたらどんな風にになるんだろう、楽しみだなぁと思って読み始めましたが、ただの森見ワールドでした。 これはワトソンに関する幻想小説ですよ。 読み終わるまでに時間がかかったのは、途中からワクワク感がなくなってしまったからだと思います。

    1
    投稿日: 2025.10.04
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    森見登美彦らしい幻想、妄想の話。 終盤の話が物語を畳みきれていない感じがして、少し置いていかれた印象でした。

    1
    投稿日: 2025.09.30
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    このシャーロック・ホームズは人類には早すぎたのではないだろうか―――。 そもそもヴィクトリア朝京都とは何ぞや?から入る。しかし、その疑問を小さなものにするぐらい、なめらかでしれっとした書きぶりが楽しい。京都とロンドンが溶け込んだ街に、ホームズやワトソン、アイリーン・アドラー、モリアーティ教授など、おなじみの登場人物が生き生きと出てくるのは不思議で面白い。しかし、冒頭からホームズもモリアーティ教授もスランプだったり、妙に親しくしていたりと、なんだかおかしな感じで、謎のむずむずした読み心地があった(私はシャーロキアンではないので、何か読み間違えていたら、ファンの皆様ごめんなさいなのだが;)。 ただ、物語の運び方が前半ゆったりとしていたので、読むのに実はちょっと苦戦した。 が、後半に行くにしたがって、広げるだけ広げた風呂敷が高速で畳まれていく美麗さは、なぜヴィクトリア朝京都ができたのかという疑問の解決とともに「こう来たか!」という感じで、最後はすっきりとした読み応えだった。 余談で、この本を読んで、京都もロンドンもどちらも古い都市かつ、霊的、魔術的な要素も強い印象があるから、作中のように何かの拍子に混ざり合ってひょっこりお互いの路地裏につながっていたら、怖いような面白いような、不思議な気持ちになるだろうな。 そんな路地裏を見つけたら、自分だったら、その先に進むだろうか。見なかったことにするだろうか。そんなことを夢想することができる、面白い本でした。

    2
    投稿日: 2025.09.29
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    ヴィクトリア朝京都のホームズとワトソン。 スランプがこじれたホームズは、本家本元と違って、のんびりしているけど、やっぱり少しあやしい処に居た。

    2
    投稿日: 2025.09.27
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    京都が舞台のホームズ。 京都警視庁にスコットランドヤードとルビをふったり、ヴィクトリア朝京都という時代設定にしたり。 このロンドン風京都で事件解決ものが読めるならそら楽しいだろう。 しかし 以下ネタバレ含みます。 -- まずこの物語はミステリーではない。それが残念。 幻想怪奇小説であって推理は一切ない。 ホームズの凱旋というタイトルではあるが主役はワトソンで、ワトソンの帰還といったほうがしっくりくる。 第4章までは京都が舞台なのだが、第5章はロンドンが舞台になりその屋根裏部屋で書いた物語が実は、4章までの内容だったのだ。というメタ構造になっている。 その五章がただただつじつまあわせのような適当な異世界冒険もののようで一気に冷めてしまった。 エピローグでなんとなくうまくまとまりました。としているが謎は全て解決していないしほったらかし。 タイトルからの期待した物語とは大いに異なる作品だった

    1
    投稿日: 2025.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初、登場人物はホームズの話に出てくる人たちばかりなのに、舞台が日本なところに脳がバグってしまった。 とても斬新なストーリーだった。 スランプでぐだぐだしているホームズを読むのは、何だか切なかった…。

    3
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.08.シャーロック・ホームズはスランプに陥り探偵業ができなくなっていた.その間,ワトソンはシャーロック・ホームズの凱旋を執筆していた.同じアパートの3階に住むモリアーティ教授も研究のスランプに陥っていた.以前にホームズが手がけたマスグレーヴ嬢の失踪事件があり,謎のままだった.マスグレーヴ家の東の東の間の謎を解くために心霊主義者のリッチボロウ夫人達が集まったが,怪奇現象が起きてモリアーティ教授が消えてマスグレーヴ嬢が戻ってきていた.そしてホームズも東の東の間に入り消えてしまい,ワトソンもホームズを助けるために東の東の間に入る.すると,ワトソンはロンドンでの不思議なホームズとモリアーティ教授を見る.目が覚めると京都の町にホームズもモリアーティ教授もいたが東の東の間について何も語ることはなかった.なんだか結局よくわからなかった.

    1
    投稿日: 2025.09.10
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    寺町通221B、京都警視庁と書いてスコットランドヤードとルビを振る、意気投合するホームズとモリアーティ、ライバル探偵アイリーン、何も裏がなかった赤毛連盟、森見先生の書くほのぼのした京都の町のロンドン……いわば出オチ的なのだが気が抜ける面白さがあり、読み始めた最初はそういう趣向の小説かと思った。世の中にはホームズのパロディやフォロワー作、二次創作はごまんとあることだし。 途中から、ホームズの活躍を書くワトソン↔︎ドイル↔︎森見登美彦がリンクして入れ子構造やメタや暗喩が複雑になって「創作の人生」「創作と現実の関係」みたいな話になる。 ミステリってどんなに精巧にリアリティを極めているようでも結局創作物である以上、超常的だよなと思った。 千夜一夜ではなく竹取物語版熱帯のようなシーンがある。その熱帯でもスランプに悩む筆者が登場したが、シロートの感想としては「こんなに面白い話をいっぱい書いてるのに…!??」って思っちゃう。 感想を書くのが難しい。ただどんな作品の二次創作でも、お話の最後にはみんなで仲良くピクニックに行く、そんなハッピーエンドIFは好き。 ホームズファンがこの小説を読んだ感想を聞いてみたい。 (追記)詭弁論文ホームズ、森見設定すぎるのにしっくりきすぎ。たぶん二次創作ホームズ(ドラマとか)のイメージに影響されてしっくり感じてるんだろうけどわろた

    1
    投稿日: 2025.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホームズの日常やスランプからの脱却をただ書いた本だと思っていた。 まさかのSF?だった。 これはホームズについての事前知識ないと難しいかも。 京都を舞台にしていたけど、まさかのロンドンのホームズと絡めてくるとは。 いつもの森見先生節で話が進んでいき、前半は「森見先生のホームズだ!」と楽しく読んでいたのですが、後半からは登場人物が失踪し、サスペンスか?と思わせてからの、がっつりファンタジーで戸惑った。 原作者のコナンドイルがホームズ人気に嫌気がさした話も知ってるから、途中の作者がホームズを憎んでいる話はワトソンというよりコナンドイルか?とも思ったり。 どっちにしろホームズという存在自体が創作物なので、どっちが本物とか決めるものではないのかな?うーん、ほんとに難しい。 京都の方がフィクションの位置付けであれば、ロンドンの街が崩壊してしまったのは何故なのか、向こうの世界はどうなってしまったのか、、、。 謎はめちゃくちゃあるけど、でもホームズとワトソンたちにはずっとヴィクトリア朝京都で平和に暮らしていてほしい。

    2
    投稿日: 2025.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コナン・ドイルにシンパシーを寄せて書いたのかな、森見登美彦。 「シャーロック・ホームズの凱旋」は「恐怖の谷」の1つの解釈を提示する意味と、作家としてコナン・ドイルを慮った作品だと思った。 コナン・ドイルは本業の医師を営みながら、シャーロック・ホームズを生み出した。当時熱狂的なシャーロキアンに圧倒されてホームズを谷底に叩き落とした。5章のロンドンが崩れ落ちていく描写は、彼のもうこの世界を終わらせたいという気持ちがあったのではという、同じキャラクターが活躍する物語を生み出すことの苦痛が描かれていたように感じた。

    2
    投稿日: 2025.08.29
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    ホームズとワトソンが京都に⁉︎ スランプ中のホームズが解決できなかった事件と再び向き合う時、摩訶不思議アドベンチャーが始まる。 京都がロンドンで、ロンドンが京都。 何が実在で、何が幻か。 なんだか煙に巻かれたような、狐につままれたような作品だった。 コナンドイルの作品を彷彿とさせるが、それとは全く別物の、森見登美彦氏のホームズとワトソンでした。

    8
    投稿日: 2025.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シャーロック・ホームズの凱旋 ホームズの冒険譚が京都で・・・ 森見氏と京都を切り離す方法はないのか? 京都で活躍していたホームズがスランプに。なんとかす乱舞を脱出させようと奔走するワトソンをよそに、ホームズは引退を決意してしまいます。 宿敵モリアーティ教授やメアリ・モースタン、アイリーン・アドラー、ハドソン夫人などホームズ譚の登場人物が数多く登場しますが、その役割は微妙に異なっているところも面白く読みました。コナン・ドイルが晩年にはまっていた心霊現象も物語の中心として描かれます。 森見氏の小説のいつものごとく、終盤は幻想と現実が入り交じり反転するドタバタとなりますが、その収め方が見事なので、期待通りの終わり方でした。 難を言えば、ホームズのスランプの様子が描かれる前半がちょっと間延びした感じでした。 最初にも書きましたが森見氏から京都をとったら何が残るのでしょうか?という謎も思わず浮かんでしまいました。 竹蔵

    4
    投稿日: 2025.08.18
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    舞台はビクトリア朝京都。 スランプに陥って謎を解決できないシャーロック・ホームズと研究に行き詰まったモリアーティ教授。 ホームズ譚を書く主人公のワトソンはどうにかホームズをスランプから脱出させたかった。 スランプの謎、リッチボロウ夫人の降霊、マスグレーヴ家の謎、東の東の間の謎。 街中の事件は出てこないが謎に満ち溢れていて物語にずっと引き込まれていた。 京都は裏側?ロンドンが表?と思いきややはり京都が表? 東の東の間を通じて京都とロンドンが表裏一体。 その辺は理解できたのかわからないが最後まで面白かった。 私には舞台の京都が登場人物とどうにもミスマッチでそこだけが読みにくかったが、ロンドンと対にするには仕方がないのかな? 久し振りに森見作品で面白い作品だった。

    2
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    発想がすごい。 途中から何が現実か分からなくなった。 京都警視庁→スコットランドヤードって読めるかぁ笑

    1
    投稿日: 2025.08.16
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    途中まで森見登美彦だということを忘れていた。構成とかメタとか面白かったです。ホームズの映画とか見直そうかな。

    2
    投稿日: 2025.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の中でジャンル分けしづらい作品。 てっきりコミカルな話なのかなと思って読み進めて行くと、途中からホラーテイストになって、さらに読み進めるとテイストどころかどこが立ち位置なのかもよくわからなくなって。。という気持ちになる。 京都という舞台に、シャーロックホームズの登場人物や事件をレイヤーのように重ねた世界観の中で化学反応を楽しむお話なのかと思いきや、途中から普通にロンドンも出てきてしまう。 自分はシャーロックホームズに疎く、森見登美彦の過去作品を読んだ立場なので、100%楽しみきれたかは微妙なところ。ホームズ好きが読むと更にニヤリとさせられる描写が所々にあるのだろうか。

    3
    投稿日: 2025.08.07
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    元々シャーロックホームズは大好きだったので、 冒頭の数ページを読み面白そうと思い購入! ただ中盤頃から挫折……期間を空けてやっと読み切った。

    2
    投稿日: 2025.08.01
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    タイムリーにシャーロック・ホームズシリーズを読んでて、より登場人物が分かりやすかった✨ 森見澄美彦さんだなーと言う節々を感じつつ。 読みやすい本だけど、世界観についていけない場面は読み返したり。 決着のつき方が、うーん。って感じで3点。

    2
    投稿日: 2025.07.27
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    タイトルの通り、「シャーロック・ホームズ」を主題とした作品ですが、「ビクトリア朝京都」や「寺町通221B」など、一見すると不可解な舞台設定にすぐに引き込まれました。特に、「京都警視庁」を「スコットランドヤード」と読ませる発想には思わず笑ってしまいました。 森見登美彦さんらしく、京都を舞台にしたドタバタ劇だと思いながら読み進めていましたが、次第に様子が変わっていきます。「ビクトリア朝京都」は劇中劇の世界であり、「ロンドン」こそが本当の現実かと思いきや、実はその逆であった……という展開には混乱も覚えました。しかし、そう単純な構造ではないようで、最終的に何が現実だったのか、正直、私にははっきりとはわかりませんでした。 それでも、エピローグでスランプから脱出したホームズと「ビクトリア朝京都」の住人たち、そしてワトソンとメアリが穏やかな日常を過ごしている描写には心が温まり、心地よい読後感を得ることができました。

    2
    投稿日: 2025.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    きたきた!森見ワールド! シャーロックホームズでも森見ワールドできてしまうのか。 京都で生きるホームズたちを想像できる4章までだったけど、ロンドンの世界に行ってからはもうよくわからず。。。 4章までは本当に楽しく読んだ!

    0
    投稿日: 2025.07.21
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    今までに見たことのないタイプのホームズ小説だった。読んでる時は展開が複雑かと思ったけど、読み終えたら意外とスッキリしてて良かった。

    1
    投稿日: 2025.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シャーロック・ホームズのオリジナルの作品は読んだことがないので、読んでいたら楽しめたのかもしれない。ご都合主義で進んでいく物語が私には退屈で、一度途中で読むのをやめた。物語終盤は読むのが苦痛だった。全然話が進まないし、進んだと思ったら何か無理やり終わらせたような打ち切りの漫画みたいだった。 ホームズの「どうせスランプだし、何も失うものはないと思いまして」という台詞は作者の気持ちなのかなと思った。失うものはないから、ご都合主義の物語にしたのかな。それもいいのかもしれない。いいのかもしれないが、私には退屈だった。

    1
    投稿日: 2025.07.16
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    京都とロンドンがつながる。 森見さんの住んだ町、街である各所が、つながり、 シャーロックホームズだがシャーロックホームズではない、なんともファンタジックな小説。 森見さんの魅惑された処に一癖も二癖もある登場人物をモリモリと詰め込んで、魅惑された小説(シャーロックホームズ)をやるという、なんとも不可思議小説でした。

    7
    投稿日: 2025.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ”森見さんの作品は手にしてはいけない”、過去の何冊か読んで結論を出したのにタイトルに負けて手を出して、やっぱり同じ結論をはじき出した。 森見さんが京都大学に通い京都に憧れたのは分かったとして、なんでもかんでも京都の名所を書き上げたらこうなりました的な感じで、ホームズがなぜ京都の寺町通211Bなのか意味不明で京都警視庁がスコットランドヤードとルビっているのも意味不明。京都に徹しているわりには時計塔があったりといちいちがイラっと来るw パラレルなのか、アンソニー・ホロヴィッツ (著)『カササギ殺人事件』のパクリなのかよくわからないし、後半のテンポも煩雑でまとまりがない。もうひとつのシャーロックホームズの物語であればよかったんだろうけど本家シャーロックホームズを書こうとしているのかも曖昧で、結局「東の東の間」もよくわからないオチで有耶無耶に片づけて、シャーロックホームズファンはこれ見て泣いてるんじゃないかって思えるほど。いっそヴィクトリア朝京都という舞台の中だけでもう一つのシャーロックホームズの物語として完結していてくれたらまだ面白かったのにと思うので中盤部分に星2。

    0
    投稿日: 2025.07.11
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    シャーロックホームズは読んだことがないのですが、原作と京都を結びつける巧みな技術に脱帽、というかんじでした。 森見作品を読むと、どこか別の世界を旅行して帰ってきたかのような気分になります。そのくらい、壮大な森見ワールドが広がっています。

    9
    投稿日: 2025.07.11
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    ヴィクトリアン朝京都とロンドン…「東の東の間」の中と外のどちらが現実か虚構かわからなくなって混乱する、これぞ森見登美彦さんの世界!と思いつつ、名探偵コナン「ベイカー街の亡霊」も彷彿とさせる作品だった。ホームズ作品を読んだことはないけど人物名を知っているだけでも読みやすさ倍増!

    1
    投稿日: 2025.07.10
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    天下の名探偵シャーロック・ホームズがスランプになったら?ビクトリア調京都で繰り広げられる自分自身の問題解決に取り組むホームズ譚。 良くも悪くも森見登美彦氏の物語であった。シャーロック・ホームズシリーズの登場人物、物語が意外な姿で登場するのが面白かった。ただもう少しシリーズを読んでおけばよかったと少し反省。 本書は森見登美彦氏自身のスランプとかけているらしい。ホームズ、モリアーティに自身を重ねてたのかな?スランプにもがき苦しむ姿は、共感出来る部分も多かった。 最後に、多分ワトソンに救いを与えたいというのもテーマにあったのかな、とも思った。自信は無いけど。

    29
    投稿日: 2025.07.04
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    シャーロック・ホームズの世界さえ、京都の森見ワールドに変えてしまうのだから天晴れ。 物語の根底をメタでひっくり返す感覚には痺れました。『熱帯』に似た読後感。

    12
    投稿日: 2025.07.03
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    こういう世界観どんどんおかしくなる森見登美彦懐かしい。こういうのもあったなあ、と思った。 文体やキャラは今まで通りとても良かったが、やっぱり、シャーロックホームズがかっこよく推理するのはみたかったし、ストーリーも、わからなくはないけど爽快感はなかった

    2
    投稿日: 2025.07.02
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    京都版シャーロック、彼がスランプに陥ったところから始まる物語。BBCシャーロックが過ぎり脳内そのキャストで走り回っててそれまた楽しい。けど話は全く知らないシャーロックで、この京都版がどう転がるのか読むのが楽しくて新しくて良かった!

    6
    投稿日: 2025.07.02
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    京都とロンドン、ふたつの街が舞台の森見版ホームズ。森見ワールド全開で、原典を知らなくても楽しめました。読後に、ホームズも読んでみたくなる不思議な余韻。

    0
    投稿日: 2025.06.27
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    舞台はヴィクトリア朝京都(笑) ホームズは大スランプ ワトソンは何とかホームズを立ち直らせようとするが・・・ 若き美女ライバル探偵の存在 架空の街「ロンドン」を舞台にした「ロンドン版シャーロックホームズ」 謎の空間に繋がる不思議な部屋 さすがの森見作品 おなじみの何層もの世界がからくりのごとく絡まりあって読者を翻弄します

    1
    投稿日: 2025.06.23
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    物語に入り込むまで少し時間がかかったけど、後半は一気読み。 ある程度シャーロックホームズは読んでいたので、最後まで楽しめた。 森見登美彦さん初の作品だったんだけど、初作品にするべきではなかったかも?と思っている。 とりあえず、次の森見作品は夜は短し歩けよ乙女にしよう。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    すごいな、この人。まじで。 シャーロックホームズでさえ、この作者のワールドからは逃れられないってことか。。。 笑笑シャーロックホームズのスランプっていう面白すぎる発想から、敵じゃないモリアーティ教授までスランプで、アイリーン・アドラーがライバル探偵笑笑。 なんじゃそりゃあ笑。 でもなぜだか面白くて引き込まれる。 読みやすいし、もうねこのワールドからは逃れられない。。 かと言ったら、パラレルワールド的な世界が展開してもうわけがわからなくなるし、戻ってきて、あああよかったってなるし、笑笑。 まあ面白かったなあ。

    0
    投稿日: 2025.05.30
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    久しぶりの森見さん作品! 京都を舞台とした森見さんワールド溢れるホームズ譚はとても面白かったです! ぐるぐると入っていく感じで、楽しく読めました! 森見さんのおかげで京都が大好きになったおかげで京都の街並みをありありと想像できて、そこにホームズの世界も加わり、唯一無二の世界観でした。 原作のホームズも読んでみようと思いました!

    5
    投稿日: 2025.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森見作品の中でも一番好きな結末かもしれない。すごく良い余韻 魔力で操る森見氏、シャーロックホームズの凱旋、女王陛下は見守る読者(?) 長い時間をかけて読んだ。 片想いをやめてみたら、自分のことばかりで病んでしまったと話していた森見氏。まさに。だがしかし、それが新鮮で引き込まれた。客観ではなく主観的に進む物語 直後の感想なのでつぎはぎだけど、とても良かった

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    京都のシャーロック・ホームズというパワーワードね。 森見登美彦先生は存じ上げていたけど作品を呼んだのは初。あ、でも有頂天家族はアニメ観たか。 でもほんとそんな感じ。推理モノっていうより、ファンタジーモノって感覚が近いかもしれない。 面白いし、キャラクターも、本家シャーロック・ホームズの方々な感じもするし、けどすんごい不思議。 そして景観や雰囲気の描写がしっかり描かれているから、情景が浮かぶし、京都を思い出すよねฅ(*‎´꒳`*ฅ)ꪆ

    0
    投稿日: 2025.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は丁寧に描かれる各キャラクターの個性、京都という街に落とし込まれた原典の世界観を丁寧になぞりつつ、「心霊主義」という非科学的で不可思議な側面が強く押し出されていく。第4章が終わった辺りから、急に話が変わってきたぞ…?!となり、メタ構造の話に落ち着くのかと思いきや、そういうわけでもなく。物語には正しく物語としての本筋があり、登場人物たちはそれを正史と捉えているようで、なんだか不思議なお話でした。ワトソンが選びとった世界が、彼らにとっての正史になるかのように見えましたが、それこそがつまり「ワトソンは記録係であり、物語の語り部である」ということなのでしょうね。 森見さんの小説を読むのが初めてで、アニメ化した作品なども知ってはいるものの見てはいなかったので、完全に推理ものなのだと決めてかかって読んでいました。だんだん、折り返しを過ぎた辺りで「そういえばこの方、どっちかっていうとファンタジーの方か…なるほど」と思い直しました。「京都のホームズ」というワードだけでつられてしまうと、ギャップがあるかもしれないですね。世界観や構成も結構複雑というか、読者の考察に託されている部分があるなと感じました。私は別作品でこんな構造見たことあるな!と思い当たりましたし、そういうものが好きで読んでいたので、後半の方が楽しく感じて読み切れたのかもしれないです。

    1
    投稿日: 2025.05.23
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    ポップな表紙とは裏腹になかなか濃い内容。前半は割とまったりとしていてなかなかページが進まなかったが、3/2過ぎたあたりから加速度的に面白くなって一気に読み終わった。 シャーロック・ホームズの冒険についてある程度知識があった方がより楽しめると思います。

    0
    投稿日: 2025.05.21
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    凱旋:戦いに勝って帰ること * 今回ホームズさんはスランプに陥ります。 スランプからいかに脱出するのでしょうか。 現実とファンタジーの世界が次第に曖昧になっていき、どっちにいるかわからなくなって自分もスランプに陥った感覚になりました。 みんなで凱旋しましょう!

    12
    投稿日: 2025.05.11
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    ビクトリア朝時代のロンドンに住んでいるはずのホームズやワトソン、ハドソン夫人、レストレード警部、アイリーン・アドラー、メアリー、モリアーティ教授たちホームズファンならお馴染みの面々が京都下鴨神社近辺に、なんの違和感もなく溶け込んでいる。ベーカー街221Bは寺町通り221B とにかく楽しい

    4
    投稿日: 2025.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり私は森見登美彦が好きみたい。 森見先生はとにかく風景描写がうますぎる 東の東の間に現れる大きな月の異世界なんて普通じゃ想像できないけど、まるで自分も東の東の間にいるような、自分もそこへ吸い込まれてしまいそうな、、、最終章の黒の祭典のシーンもアニメ映画を見てるかのように臨場感がひしひしと伝わってきて最高に痺れた あと特に好きなのが夕暮れの京都でのメアリとワトソンのシーン、ここのシーンも風景がまじまじと浮かべられて感極まった、、、 森見先生って四畳半、夜は短しのときは結構コメディ色が強くて情けない大学生の話のイメージが強かったけど、夜行とか新訳走れメロスとかは少し薄気味悪いようなじっとりとしたホラーが感じられて、今作は後者のイメージが強かった。夜行を読んだ時も思ったけど、森見先生の引き出しの多さに圧倒される。ただただ語彙力で笑かしにくる作品ばかりだと思って読むと、語彙力を使いまくって繊細に表現された風景描写とか読んでて背筋がゾゾっとする展開だとかが次々に現れて、くぅ〜!!してやられた〜!!!って気持ちになる インタビュー読んだら森見先生もシャーロックと同じくして大スランプに陥ってたんだとか、、、

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    装丁が美しくて気になって読んだ。 パラレルワールドのようなお話。 ベネディクトカンバーバッチ主演のドラマシャーロックが好きだったので、作中のホームズも彼と重ねて読めて面白かった。 文体も日本人が書いたというよりは、外国の作者のものを日本人が訳したかのような文体になっていて上手いなあと思った。 原作とはキャラクターの相関が違うのも面白い。 シャーロックホームズ狂の人にとっては、こんなもの違う!となってしまうかもしれないが、俄ファンの自分には全然別物としてすんなり受け入れられた。 森見登美彦さんの作品をちゃんと読んだのは今作がはじめてでしたが、他の作品も読んでみようかなと思います。

    1
    投稿日: 2025.05.04
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    読了。『新釈〜』読者なら“ヴィクトリア朝京都”をすんなり受け入れて、洛中洛外を駆け回るホームズとワトソンにすぐに馴染めるに違いない。しかしそれも森見登美彦の手のひらの上……。それにしても京都警視庁(スコットランド・ヤード)のルビは秀逸。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    長いこと積んでいたのをようやく読了しました。 シャーロックホームズといえばロンドン、という先入観があったため、京都が舞台であることに驚きました。 シャーロックホームズシリーズは小学生の時にいくつか読んだきりです。ホームズは1人だけどんどん頭の中に真実が組み上がり魔法のように推理をしていく姿が印象的でした。 対して作中のホームズはスランプでグータラな元名探偵。にも関わらず遠い記憶の中ですが、ホームズらしさが失われていないのは作者の手腕かと思います。 相棒のワトソンとの関係の描き方は、個人的にハリーポッターシリーズのハリーとロンを彷彿とさせるような、悩ましさがよく伝わってきます。 ただ、物語のクライマックスで振り幅が少なくちょっと物足りなく感じてしまいました。ミステリ、というよりもファンタジーの方が近いんだと思います。 シャーロックホームズシリーズをしっかり読んでいればもっと面白そう!という小ネタが多そうなので数十年ぶりにホームズシリーズに手を出そうかな? 次の読書につながるような、不思議な作品だと思います。

    1
    投稿日: 2025.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    天才ホームズの圧倒的なスランプ… 最初は事件に意欲を示さないホームズ、ヴィクトリア朝京都、ホームズワトソンを取り巻くあの人やこの人…という世界観に慣れるまでが難し〜と思っていましたが、気づいたらどっぷり。なんだか夢を見ているような…という評価をみましたが正に言い得て妙でした。 最終的にはヴィクトリア朝ロンドンのホームズたちと同じくらい、ヴィクトリア朝京都のホームズたちも愛おしくなっていました。 パスティーシュというか、もう別物ではある気がしましたが、とても面白かったです!

    1
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中まではいつものモリミー節は控えめだったが、章を進めるにつれてドンドンモリミー節が滲みでて 最後はやはりまた四畳半神話大系または熱帯で終わるかに見えたが、 なんとか持ちこたえた感があった。 ホームズものに、さすがに黒髪の乙女は出せなかったかと思ったが、アイリーン・アドラーがいるからいいのか。 やはりモリミーはモリミーだった。

    0
    投稿日: 2025.04.26
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    いつ面白くなるかな…?と思いながら最後まで読み終わってしまいました。森見先生の新作で、しかもホームズときたのでとても楽しみにして初版で購入しました。この本のためにホームズ全巻読み返して準備もしましたが、なんだか…うーん。原作のホームズとアイリーンの関係が好きなので、このお話の中の二人の関係性にうーんと思ったのと(モリアーティも)、ホームズが全然出てこなくて、ホームズというよりはワトソンの話かな、と思います。途中何度も読む手を止めてしまいやっと読了しました。

    0
    投稿日: 2025.04.23
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    第二章まで読了。 ホームズとワトソンが京都を舞台に繰り広げる物語。 そもそもの設定からしてファンタジーなのだが、いまいち世界観に入り込めずついていけなかった。 原作のシャーロックホームズや登場人物のことを知っていたら楽しめるのかもしれない。 森見登美彦らしい雰囲気はあるものの、「夜は短し〜」ファンとしてはやっぱりヘタレ大学生が主人公の方がしっくり来る。 また気が向いたら続きを読む…かも?

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    京都が舞台のホームズもの。と言っても登場人物はホームズ、ワトソン、ハドソン夫人と英名だし、風俗もビクトリア朝のイギリスのもの。なんとこの物語はホームズはスランプに悩んでいる。驚くような設定だが、それなりに話の筋は通っているし面白い。竹取物語を絡めているので京都となっているのだが、本当に京都の必要があったのかとも思う。京都の地理に詳しい人には良いのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    久々に森見ワールドを堪能しました。 ホームズとワトソンが京都で活躍し夢か現かロンドンにも現れる。 魔界なのか時空が歪むように舞台が変わりあっという間に読んでしまいました。 楽しかったです。

    4
    投稿日: 2025.04.11
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    森見登美彦の新刊。 後輩に借りて読む。 『熱帯』の読後感に似ている。 読んでいるこちらをケムに巻くような、現実と虚構をない混ぜにして物語を閉じる手法。うーむ。森見登美彦さん、スランプですか? 退屈はしないが、ホームズに馴染みも愛着もない私としては、そんなに楽しめる作品ではなかった。 星は3つ。3.5とかか。

    0
    投稿日: 2025.04.10
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    森見さんの描く世界観は好きだが、正直なところ前半は読むのに非常に時間がかかってしまった... スランプに陥ったシャーロック・ホームズやモリアーティ教授の性格や振る舞いがあまり肌に合わなかったからかもしれない。 ただ中盤あたりに起きる事件から面白くなり始めるので、後半はあっという間に読破した。

    9
    投稿日: 2025.03.22
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    シャーロックホームズ原作が本当に好きなので森見さんが書いたホームズ物はいかがなものかと読むのを躊躇していたけど問題なし。こんなホームズやワトソンやモリアーティがいる世界があってもほっこりしててよいもんだなとパラレルワールド的に読めました。

    15
    投稿日: 2025.03.19
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    森見先生の不思議な世界に今回もどっぷり迷い込んだ。そもそもシャーロックホームズの物語はロンドンじゃなく京都から始まったのではないかと信じてしまう程の筆致力。途中から世界が混沌となり、いやはや自分はいまどこにいるのだと混乱。この世の秩序や真実と向き合った今作からは、森見先生が異世界を書き続ける理由を感じ取れる。

    9
    投稿日: 2025.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホームズが京都に とはいえ、土地の名が京都なだけで正直、 これ京都である意味あるのかなーーっとか思いつつも スランプのホームズが復活するのを楽しみに読んでいたのだが。 あれ?なんかロンドン出てきたでーーー 創造物と被創造物問題出てきたデーー 最近韓国ドラマでそーゆーのちょうど観たとこだったので あれ、これどーなんの? とか、 結構どこに着地するのかズルズルわかんない感じでした 最初モリアーティ教授が出てきた時に これは!?っと思ったんだが最後までいいじいちゃんで 元々持ってるキャラクターのイメージや役割の 作内とのギャップがあっちこっちにあって でも同じところもあって、ちょっと頭混乱するような それでもどんなことをしてもホームズ世界は壊れないってのは本当に作者を飛び越える作品ってあるんやろなあっとか思ったり 正直、ホームズが最後美味しいとこ持ってくとこが好きなんで、ちょっと消化不良とゆーかもうちょい名探偵っぽいとこ欲しかったーーーとも思うのですが、今回はワトソンのターンってことで ワトソンとは何者なのか問題、は結構設定とか考えると 色々面白い気もする。以外と可能性大なキャラクター??

    0
    投稿日: 2025.03.11
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    森見ワールドだなー!ホームズをうまく料理したというか、この平行世界の感じは森見さんの得意とするところだよな。 ホームズ原作をちゃんと知ってればキャラとかももっと面白いんやろうな

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    いやぁー久々に分厚い単行本を読んだのでかなり時間がかかった。さらに前半の内容があまり興味を惹かれないものだからページをめくる手が進まないのなんのって。 初めて森見登美彦先生の作品を読みましたが、文章は読みやすかったし、設定も初めてのもので奇抜と言っていいか分からないが興味は引かれるものだった。後半になってやっと色々動き出したので何とか読み切れた感はある。 あとはシャーロック・ホームズの話しをちゃんと読んだことがある人ならもっと楽しめたのかな、とは思った。登場人物も最低限しか知らない私でも一応ストーリー的には理解できるが、また違った視点で楽しめて読めたんだろうなぁ、と思った。

    5
    投稿日: 2025.03.09
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    ベーカーストリートではなく寺町通221B。 これだけでもうまともじゃない世界観。ましてホームズは絶不調。名探偵が不調になるってこと自体、ありえない世界観だ。小説内の人物が作者からの影響のない自我を持つなんて可能だろうか。それが可能なのはホームズクラスのキャラならでは。 作家が生み出す虚構の世界観、それがどんなに大変な仕事なのかが窺われる一冊だ。

    1
    投稿日: 2025.03.08
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    世界には触れるべきではない謎があるー 名探偵に示されると、本当にこの本に出てくるような不思議な出来事が世の中にあるのかもしれない‥と思えてきました。 京都を舞台にしたロンドンのお話が奇想天外だけど、引き込まれていました。 ホームズの名前は知ってるけど、どんな事件を解決してきたかは読んでないので、読んでみたいと思います。そしたら、登場人物の名前に「あっ!」てなることがありそうで楽しみです。

    22
    投稿日: 2025.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都警視庁と書いてスコットランドヤードとルビを振り、四条大橋のたもとにはビッグベンが堂々と聳え立つ。 いきなり全開の森見ワールドに、否が応にも期待は高まる。 その後も、結局京大生の話になるのか…? と思わせぶりな描写をしたためてみたり、竹林を主要なモチーフとして重用したりするなど、森見節がこれでもかと炸裂し続け、古くからの読者は思わず笑みがこぼれるところ。 京都という街や京都大学に馴染みがある向きはより楽しめるという点も、過去作に同じ。 内容は何とホームズもののパスティーシュ…なわけはもちろんなく、流行りの異世界的なコンセプトを活かしながら、一風変わった京都の街を舞台にホームズ&ワトソンが縦横無尽に動き回る。 "正典"では不俱戴天の仇として描かれるモリアーティ教授といきなり仲良くなるという設定がまず、シャーロキアンとは言えぬまでもシリーズを何度も繰り返し通読するほど好む私を驚かせ、またわくわくさせてくれる。 そして、森見登美彦氏自身が相当なシャーロキアンだったんだな…と思い知った。 ストランド・マガジンの編集者を務めているヴァイオレット・スミス嬢がやっぱり自転車を乗り回しているなんて、実に愉快ではないか! また、おそらくは森見氏がドイルの原作を読んで引っ掛かっていた色々なポイントをフックとして、あるいは解決すべきトピックとして散りばめているのだろうと感じる箇所もあったり。 さらには、文体もしっかり翻訳物の雰囲気をぷんぷん纏っている。 物語は第四章後半からぐわんとダイナミックな展開を遂げ、客観的にはどう見ても破綻してしまっている世界を、圧倒的な膂力で強引にまとめ上げる手腕は、本当にお見事の一語に尽きる。 まさにきわきわのバランスで、砂上の楼閣がまるで硬い岩盤の上に屹立しているかのように威容を誇っている。 探偵小説における超常現象の置きどころを概念化したユニークな試みはばっちり効果を発揮しているし、京都とロンドンの関係性もまた良い塩梅で、仮想世界と幻想小説的味付けの意外な相性の良さを巧く取り込んでいる。 この小説全体パッケージを改めて俯瞰し、内容を構成する各要素を見渡してみると、まさしく現時点での著者の集大成と言っていいのではないかと思う。 「ホームズが事件の真相を見抜くのではなく、ホームズの見抜いた真相だけが真相たり得る―そんなあべこべの印象を抱いたことさえあったのである。」

    5
    投稿日: 2025.02.22
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    うーん、正直パッとはしなかったかな。シャーロックホームズの原作自体知らないから登場人物が重なってるかもわからないし、京都の場面とロンドンの場面の2軸の世界線がややこしかった。でも京都をロンドンに見立ててシャーロックホームズの世界観にしてたのは面白かった。鴨川とテムズ川とか意外と共通点もあるのかな。

    1
    投稿日: 2025.02.20
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    シャーロック・ホームズシリーズは小学生の時に読んで以来、そういえばちゃんと読んてないかもしれない。何度も映像化されているので、映画やらドラマやらは見たりしてるんだけど… シャーロック・ホームズシリーズの登場人物がもちろんたくさん出てくるので、原作読んで登場人物把握してたほうがニヤリとできたかもしれない。 京都に住んでるシャーロックホームズとジョン・ワトソンという、まさに森見登美彦節がきいててよかったです。ちょっと長いのと、ファンタジー、私の苦手なマルチバース感あるので途中????とついていけなくなったりしたけども。

    0
    投稿日: 2025.02.18
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    舞台が京都である意味がなにもない。 これなら博多でも川崎でも成立する。 ヴィクトリア朝京都なんてものを出すなら、ちゃんといつものドタバタをやってほしいところ。 また、情景描写が少なく街の絵が浮かばないので、いまいち入り込めない。 ストーリーとしても大迷走していて、竹林やペンギン・ハイウェイの海のイメージが出てくるが、森見的要素が散発的に設置されているだけで、物語としての必然性がなく、森見ファン以外は楽しめなさそう。 熱帯の二番を煎じようとして、ぽんぽこ仮面の二の舞になってしまった。 いっそワトソンを腐れ大学生に、ホームズを天狗に設定するぐらいの無茶苦茶をやってほしかった。

    0
    投稿日: 2025.02.17
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    冒頭に復唱を要されたのでまずは、 「ワトソンなくしてホームズなし」と声高に言っておく。 四畳半タイムマシンブルース以来4年振りの新作となった本著であるが、しっかりとこれまでの森見ワールドを残しつつ新たな森見ワールドを見せてくれたように思える。 シャーロック・ホームズの凱旋と言えど主人公はホームズの友人であるジョン・H・ワトソンが担っており彼を中心に物語が進む。ヴィクトリア朝京都という平行世界で森見登美彦的シャーロック・ホームズが繰り広げられる。彼らしいユーモアに富んだ描写は、夜は短し歩けよ乙女や四畳半神話大系の時よりも若干潜まり、シリアスな部分を入れしっかりと描ききっている。 僕の最も好きな作家は森見登美彦であり、これからの新作にも非常に期待感がある。楽しみである。

    0
    投稿日: 2025.02.14
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    シャーロック・ホームズを題材とした二次創作的な感じかな…? 最終的にはどっちがどっちなんだか全然わからなくなって頭がこんがらがって終わってしまった。 私の読解力のなさが原因か…でも、もう一回読む気力はないかな。残念ながら。

    2
    投稿日: 2025.02.12
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    久々の森見さん シャーロック・ホームズとワトソンと京都って!と思いつつ、映画のようでスピーディーだった。

    0
    投稿日: 2025.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シャーロックホームズの物語を全く知らないのであまりのめり込めなかった 熱帯の時のように、現実と異世界が混じりあってよくわからない ふしぎなものをふしぎのままに受け容れてしまう ジョンHワトソンの凱旋

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    前情報なく、シャーロック・ホームズっていうとこだけ見て読みましたが、推理小説ではなかったので肩透かしを喰らった感じ… 森見登美彦が好きな人なら好きなのかな?と思います。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    京都にシャーロックホームズがいてワトソンがいて京都警視庁(!?)と書いてシティヤードと読む組織があってと京都に当たり前のように存在するカタカナ表記の人たちに脳が混乱して面白かった。 歩き回る通りは普通に京都の地名だし。 特に終盤はどこが本当の世界かさえ分からなくなっていく混沌ぶりでページを捲る手が止まらなくなった。

    1
    投稿日: 2025.02.08
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    京都を舞台にしたシャーロックホームズ譚。 ロンドンのような雰囲気も残しながら、京都の感じと上手く融合している感じが新鮮だった。 単純なミステリーというより、ドラマ、SFなど色々混ぜ込んだ感じ。話の舞台が二転三転して、少し混乱する所もあるけれど、それも含めて本作の魅力。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    シャーロキアンには不向きでした。 本格ミステリでもなく、シャーロック・ホームズの世界観でもなかった。シャーロックのタイトルに釣られたのが悪いけれど、つまらなくて50ページで挫折。 好奇心、興奮、歓喜、驚き、感動など五感を刺激するものはなく、退屈な日記のよう。 わざわざシャーロック・ホームズにせず、オリジナルの話でも良かったのでは。 森見登美彦氏の作品は初めてだったけれど、こういう感じなんだと思った。 最後まで読んでいないのに申し訳ないけれど、作品も世界観も文章も好みではなかった。

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    投稿日: 2025.02.06
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    舞台はヴィクトリア朝京都。ホームズとワトソンは、この摩訶不思議な大迷宮を抜け出せるか――というオビに「…なんで京都?」と思いつつ、まぁ森見登美彦だからなぁ…ということで読んでみました。初めは霧に煙る京都の街を英語名の人たちが闊歩するのに違和感しかなくてなかなか集中できないというか…けど「~したまえ」みたいな言い回しとかスランプで引きこもるホームズとか、まさに森見作品!タイトルからして推理小説を期待しがちですが、がっつりファンタジーです。小学生の頃シャーロック・ホームズを何冊か読みましたが、最後の方の作品は読んでないのでちょっと読んでみたくなりました。

    2
    投稿日: 2025.02.04
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    森見登美彦さん『シャーロック・ホームズの凱旋』読了しました〜! 森見登美彦さんにしてはダークな印象を与えるファンタジーとも推理小説とも青春譚ともとれる長編大作だったと思います。 原作シャーロックホームズを読んだことがない勢でしたが、読んだことのある人から見たら、どのような印象になるのかが気になるところです。 作者の書き方によって読者の脳内世界を動かせると言う、当たり前のようでとても恐ろしいことを思い知らされます。 『東の東の間』という現実からかけ離れた事象があるにも関わらず、シャーロックホームズという稀代の天才はそれを謎のまま放っておくのかと疑問に思うが、それがこの本の醍醐味であり、人間を人間らしく描いている部分であると考えた。

    0
    投稿日: 2025.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都に?ホームズが?モリアーティと意気投合?と謎設定に戸惑いつつ、ヴィクトリア朝京都という世界に慣れてきたと思ったら、心霊なんだかSFなんだか驚きの展開が続いた。森見さん面白いこと考えるなぁ。

    2
    投稿日: 2025.02.04
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    前半から中盤は京都を舞台にホームズ譚が語られ、後半はロンドンの街並みも登場して一気に物語が進み、展開されるパラレルワールドがおもしろかったです。 前半の重たく暗いパートがもう少し短いとよかったです。

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    投稿日: 2025.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大スランプのホームズ。妻メアリーから愛想を尽かされるワトソン。 舞台は森見作品ではお馴染みの京都。もちろん詭弁論部も出てくる。 モリアーティ教授、ライバルのアイリーンアドラー探偵。 何が現実で何が虚構なのか。「東の東の間」に隠された真実。 そして、シャーロックホームズは凱旋する。

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    投稿日: 2025.02.04
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    熱帯と夜行とペンギン・ハイウェイみたいだな!と思っていたら、森見先生ご本人もインタビューで言及されていました。いままでの作品の集大成と言ってもいいかもしれない...竹林も出てきます! シャーロック・ホームズは原作未読で、カンバーバッチのドラマだけ観ました。ドラマ後半の、ワトソンとホームズの関係がずっと心の柔らかいところに刺さっていたのですが、この本がひとつのアンサーだと思うとなんだか救われた気がします。

    20
    投稿日: 2025.02.03
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    京都とロンドンの融合がたまらなく面白くて、ページを捲る手が止まりませんでした。すごく楽しかった。また読みたい。

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    投稿日: 2025.02.01
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    追手門学院大学図書館 蔵書検索OPACへ⇒ https://lib-opac.otemon.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2000655456

    0
    投稿日: 2025.01.29
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    世界観になかなか入り込めなかった。 どんでん返しは楽しめたけど、全体的にはなんともいえない気持ちに。 探偵小説ではなく青春小説なんだと思った。

    2
    投稿日: 2025.01.28
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    作者はホームズが好きなんだね。 京都が舞台なのはよかったが…。 ストーリーも展開も迷宮入り。「四畳半…」のみんなを登場させてらよかったのに。

    0
    投稿日: 2025.01.28
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    終盤まで星2でもいいかなと思える位眠くなるしページが進まなかった!エピローグ手前の章までくれば謎が解ける感じが読んでて気持ちいい。未読の人はシャーロックホームズの謎解きストーリーと思って読んだら『何これ?』ってなります。森見先生の世界を理解した上で読んで頂きたい。SFと謎とメンタリティーな世界です。。

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    この世界観に馴染めず。なぜ京都?なぜホームズ?の違和感が拭いきれず。これは続編なのではなかろうか?とも思って読み進めた。 モヤモヤしたまま、現実世界と非現実世界の往来に戸惑い、スッキリしないまま終わってしまった。

    5
    投稿日: 2025.01.26
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    最初はヴィクトリア朝京都という設定に戸惑ったものの段々と森見ワールドに引き込まれていきました。2転3転する展開に振り回されながらキャラに愛着を感じる物語でした。

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    原作からの二次的創作? 著作権的にありなんですかね。 (ありだからこの世に出てるのは分かるけど...) 元の世界観が崩れて好きでない カタカナと京都の漢字表記組み合わせはないな、と思う

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    投稿日: 2025.01.24
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    あのシャーロックホームズが、ワトソンが、寺町通に事務所を構え、木屋町のバーで夜を過ごし、四条大宮から嵐電に乗り、糺の森を歩いて下鴨神社に行き、錦市場をぶらぶらする。 独特すぎる森見登美彦ワールド。物語が動き出すまでに少し時間がかかった印象ですが、京都で大切な時間を過ごしたことのある人はワクワクするはず。

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    投稿日: 2025.01.24