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スピノザの診察室
スピノザの診察室
夏川草介/水鈴社
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総合評価

898件)
4.4
445
321
76
12
3
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    Audibleにて。 すごく好きな雰囲気だった! 京都を舞台に、マチ先生のゆったりした空気感で淡々と、でも柔らかく物語が紡がれていて、穏やかな気持ちになる小説だった。 それでいて、幸せとは何か、考えさせられる。 京都の歴史と新しさが共存する街並みや、全てを包み込むような自然の深い懐を感じられるのもよき。 人間にできることはほとんどない。それでも努力する。 何でもできるって万能感を抱えながら無限に走らされる方が過酷。 Audibleで聞くと結局本も欲しくなってしまう… 『神様のカルテ』も読んでみたいな。

    23
    投稿日: 2025.06.02
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    おだやかな流れの中に、最先端医療にたずさわる強者医師たちがいるはなし。時折出てくるマチ先生の好きな和菓子たちは、思わず調べてしまい、京都に行ったら味わいたいと思った。特に金平糖。マチ先生みたいなお医者さんに出会えたら、死も怖くない気がする。実写版が見たい。

    4
    投稿日: 2025.05.31
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    人間を生きていると、どうしても自尊心、野心、向上心が芽生えてしまって、また、それがなくてはならないという一種の圧のようなものを感じることもある。しかし、マチ先生はそこには全く執着を示さず、目の前の患者や関係者にとって一番良いことは何かを考え、寄り添うことができる最高の医者だった。また、ともに働く、少しクセのある同僚の存在も、異彩を放っていて面白かった。 印象に残った文章として、以下、精神科の医者の引用。 「患者の顔が見えると言う事は共感すると言うことです。共感と言うのは心にとってはなかなかの重労働でしてね。特に悲しみや苦しみに共感するときには十分に注意が必要です。度が過ぎると心の器にヒビが入ることがあります。ヒビだけなら涙がこぼれるのみです。が、割れてしまえば簡単には元に戻りません。それを精神科の世界では、発病と定義づけるのです。」 また、マチ先生は、「努力も技術も経験もあるに越した事はないが、それが全てではない。相手は人間なのである。」と述べる。医療はただの知識ではなく、人間を相手にすることの難しさを知ってこその言葉。だからこそ、マチ先生の診療は必ずしも通例通りにはならないし、問題を見極めることもできる。これで40歳とは若すぎる。この先生に診療してもらいたい...。 マチ先生のような仕事への向き合い方をしたい。 最後に、妙に心に残ったフレーズを。 「理屈の複雑さは、思想の脆弱さの裏返しでしかない。突き詰めれば「生きる」とは思索することではなく、行動することなのである。」

    6
    投稿日: 2025.05.30
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    いい話だし、京都の街並みが目に浮かぶし、最後の「おおきに、先生」はグッと来たけど。 ちょっぴり良すぎる話で、こんな先生いらっしゃるの?ってなってる。 風景描写も多めで、ちょっと邪魔にすら感じた。

    2
    投稿日: 2025.05.27
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    現役医師の著者らしい医療もの。 究極的には避けがたい死の中で幸せな暮らしと医療の希望を忘れることなく向き合う、医師の淡々とした姿が好ましく感じられる。タイトルにあるスピノザの思索と医療とのつながりも納得。 周囲の理解や関係性もいいなと感じる。 京都の甘味、矢来餅と阿闍梨餅と長五郎餅に垂涎。 お酒の方がほとんど出てこないのはご愛敬か。 25-20

    1
    投稿日: 2025.05.26
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    涙を堪えるのが大変なシーンがいくつも、、、 医師になる意味、ギリギリのラインでの選択、痺れるし、心が揺さぶられる。 自分が哲郎と同じ立場だったら、甥のために華のある仕事を捨てられるか? 病気を治すだけが医者の仕事ではない、確かに、患者を物のように扱う病院が多い中、稀有な存在なんだろうなぁと思った。

    23
    投稿日: 2025.05.26
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    一気に読めました、面白かったです 意図せず京都に向かう高速バスの中で読んだのでより充実感がありました。これから京都に行く方、その道中に読むのおすすめです。お土産に阿闍梨餅を買いました。食べるのが楽しみです。長五郎餅も買いたかったのですが売り切れていました残念。(後日 阿闍梨餅想像以上においしかったです、もちっとしたあの食感とあんこの組み合わせとっても好きでした!また京都に行くときは買います!) 自分も医療に携わる人間なので医療の意味について考えさせられました。毎日繰り返しで利益や効率など考えがちですが元々はそんなことを考えるために今の職に就いたわけではなかったなと、患者の顔が見える医療に立ち返る元はそういったところを目指していたのではないかと思いました。

    2
    投稿日: 2025.05.25
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     京都の町医者として働く雄町哲郎が主人公。実は彼は凄腕内視鏡の名医であり、将来を嘱望されていたが、実の妹が病気で若くして亡くなってしまい、残された甥を育てるため大学病院を辞め、町医者になったという背景があった。  雄町先生は凄腕医者でありながら、哲学的な思想を持っており、町医者になったことで、より「人の幸せとは何か」、「自分が医者として患者にできる最良のことは何か」ということを考えるようになり、また悩みながら行動している。雄町先生の周りの町医者の同僚も癖があるものの、医者であり、人であることを大事にしている。そんな空気がストーリー全体に広がる物語。  雄町先生には大学に戻り、最先端で医療を引っ張って行ってほしいと思う一方で、今のまま、人に寄り添って医療をして欲しいと読みながら自分も葛藤を覚えてしまいました。途中、「大学にいたときは患者の癌の状態などは鮮明に覚えているけど、患者の顔は思い出せない。今は患者の色々な顔が思い出される」といった文脈があった。色々と考えさせられる物語でした。

    26
    投稿日: 2025.05.24
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    心温まる大好きな作品。 敏腕医師だけど、町医者になったマチ先生。 医療の力だけでは解決できないこと。 1人1人の患者さんに寄り添い温かい言葉をかけてくれる。 マチ先生自身の経験がそうさせているのだと思うけど、先生がほんとに温かい人。 マチ先生大好きです。

    4
    投稿日: 2025.05.24
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    神様のカルテの時も感じていたが、この作品も、主人公の誠実あふれる佇まいが、自分の日常生活で自然と溜まっていく薄暗い心の底を、じわじわと静かに掃き清めてくれるような感覚があった。 去年TVで作者の夏川草介さんのインタビューを観る機会があったが、まさに主人公そのものの存在でビックリした。話してることもほんと小説の主人公がしゃべっているような誠実さで、更にファンになってしまった。 本作品もずっと夏川さんのイメージで読み切った感じでした。

    8
    投稿日: 2025.05.23
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    読み終わった後、心が温まる。 医療技術だけでは与えられない「幸せ」を、マチ先生が患者に与えている。 「死」という運命に逆らわず、でも、死を急いではいけない。どうにもならないことはあるけど、その中でできることはある。 「大丈夫や」 「頑張らなくていいのです」 暗闇の中の患者に、そっと光を照らすマチ先生の言葉が印象に残った。 スポットライトの当たる場所ではなく、小さな病院で人の心に明かりを灯すマチ先生。私もファンになった。

    8
    投稿日: 2025.05.22
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    流行りの連作短編ふうの作りだけど、一人一人の登場人物が丁寧に描かれていて、量産型とは一線を画す出来映え。 語彙が豊富で、古風な感じもする文体も好き

    4
    投稿日: 2025.05.19
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    図書館本。 近々映画化との事だが、確かにそのまま出来そうなくらい、綺麗に起承転結の盛り上がりがあり、素晴らしい作品。 敏腕な内視鏡医が、家族のために、所謂キャリアへの道から外れ、外来と往診で最期を看取るという道を選ぶ。大筋としてはこんな感じだが、他の登場人物も魅力的かつ個性的で、やりとりも軽快。多少難しい専門用語も出て来たが気にならないレベル。中将さんの姉御加減が心地よかった。 個人的な話だが、何の因果か先日内視鏡検査を受けた。自分が読む本はいいタイミングで読んでいるのかなと思った。 また読みたい。

    2
    投稿日: 2025.05.18
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    私自身消化器内科に勤務する看護師ということもあってか、リアリティを持って読むことができた。スピノザの本を読みたくなりました。

    1
    投稿日: 2025.05.18
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    病院の話ではあるものの、生々しい描写などは無く、風情あるわたしの好きな京都という場所、夏川さんが先生をやられているからこその心の描写、最後の患者さんの場面はグッときて目頭が熱くなりました 素敵な作品に出会えました

    6
    投稿日: 2025.05.17
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    マチ先生みたいな大人な余裕がある人になりたい 花垣との関係性がいい 最後のおおきに先生はグッときた

    3
    投稿日: 2025.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めーーーーちゃくちゃかっこよかった、、所々にある哲学のような、とっても素敵な言葉がほんっとにとても良かったし、身に染みた、読者の皆さんが爽やかだって言ってるのもすごい分かったし、ずっと気分よく読めたような感じがした。最後の、辻さんからの免許証は涙が出た。とても面白かった。大人になってもっと、言葉を深く理解できるようになったらもう一度読みたい

    2
    投稿日: 2025.05.14
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    京都の訪問診療も担う町医者の話。 内視鏡の権威でもあったマチ先生こと雄町哲郎は34歳独身。妹が病死し甥の龍之介を引き取って一緒に暮らす。 地域のお年寄りとの関わりや古巣の大学病院の先輩たちに頼りにされ、人の顔が見える診療に心掛けていて、幸せとは?をいつも考えている人。 きっとこの後も話が続くんだろうなぁ、、という予感しかない後輩ヒロインの登場。

    5
    投稿日: 2025.05.11
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    /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/  「哲朗はもう少し別のものを見てあるのかもしれない」 この言葉が、読後も心に深く残りました。視野の広さや、物事を多面的に捉える柔軟な思考力を持った先生が、高齢者を中心とする医療の現場で、さまざまな問題と向き合いながら奮闘していく姿に強く引き込まれました。 中でも、生活保護をあえて受け取らないという選択をする患者のセリフには、思わず「かっこいい」と感じてしまいました。一見正しそうに見える判断や制度も、立場や背景によって意味がまったく変わる。物事を一元的に見てはいけないということを、改めて痛感させられました。 この本を通じて、普段の生活の中で見過ごしていた景色や、日常に潜む小さな違和感にも、もっと目を向けていきたいと感じました。見えているものの奥にある「何か」に、少しでも気づける自分でありたい、そう思わせてくれる一冊でした。 登場人物はどれも個性的で魅力的ですが、本作ではあくまで「マチ先生」を軸に物語が進んでいきます。 一人ひとりが深掘りされるわけではないものの、それぞれに気になる背景や人生が見え隠れしていて、続編が出たらぜひ、他のキャラクターにもスポットを当ててほしいと思わせる終わり方でした。 /_/ あらすじ _/_/_/_/_/ 30代後半の凄腕医師が、大学病院を辞めて、死を待つばかりの老人たちを相手にする場所で活躍していきます。 死とはどうあるべきか、人の幸せとは何かを、考えさせられる作品です。 /_/ 主な登場人物 _/_/_/  【原田病院】 ・常勤医 雄町哲郎 マチ、内科、医師、38歳 鍋島治 外科医、病院長、50代中ば 中将亜矢 女性医師、哲郎より年上 秋鹿淳之介 内科 百田百三 ひゃくぞう、理事長、70近い ・看護師 土田勇 看護師、お腹でてる 五橋美鈴 看護師、背が高い ・その他 緑川 ソーシャルワーカー 【哲朗周り】 龍之介 甥っ子、中1、同居人、両親不在 花垣 哲郎先輩 葛城 医療系雑誌の編集者 飛良泉 ひらいずみ、教授 南茉莉 まつり、花垣紹介、ドクター 甘吹祥平 哲朗最も親しい後輩

    26
    投稿日: 2025.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お医者さんが書く静謐な命のはなし。 読後、なんだか糺の森から青空を見上げたような穏やかな気持ちになります。 命のカルテの作家だけあってとても人間臭い、医師としての使命感をひしひしと感じる作品です。 異端の哲学者スピノザとマチ先生を重ね合わせ、名門大学病院の凄腕の天才内視鏡医が、妹の死を経験して下野に下り、老人病院の患者と死を通して向き合う姿は、まさに静かなるヒーローです。 クライマックスは洛都病院に入り込み、第一助手として愛弟子の内視鏡手術を助かるという件…。 本来あり得ない展開なのでしょうが、誰にも知られず凄腕を披露するところは爽快です。 京都を舞台に老舗の和菓子と街並み、市井の人々をさりげなく描くところがマチ先生の人柄とよく溶け合ってとても安らぎます

    2
    投稿日: 2025.05.10
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    京都が好きで医療ものが好きで、この作品に出てくるキャラがみんな愛おしい。 ほんとに素敵な人を描き出す人だなぁ

    2
    投稿日: 2025.05.08
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    世の中の大抵のことは既に決まっている、その中で努力をすることに希望があると。死に向き合うときには、私もそうんふうに考えるかもしれないです…。 京都の甘味処案内としても優秀。マチ先生お勧めの三大餅は絶対食べたい。

    11
    投稿日: 2025.05.07
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    比較的あっさりとした展開から始まるので、それほど面白いのかなあと思って読み始めましたが、特に大きな事件もなく淡々と過ぎていきますが、その内容は深い。スーパードクターはいない設定ですが、いやいや哲郎先生は思い切りスーパードクターです。でもそういう展開にはしないところがこのお話の良いところだと思います。 別の話になりますが、映画になるそうですが、主人公の先生は誰でしょうね。半沢直樹の俳優さんがなんとなく被りました。ちょっと年齢が過ぎてしまいましたね。

    19
    投稿日: 2025.05.03
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    マチ先生、カッコ良すぎるんよ〜。 先端医療と終末医療の比較が随所としてあり、 本書を通じて、医師の役割や医療の目的について考えさせられました。 人を救うことって、手術(先端医療)のだけでなくって寄り添う(終末医療)ことで救われる人々もいるんだってことを再認識しました。 ○○○○○○○○○○ 先端医療にヒューチャーされた物語は盛り上がる場面が多くあるため見応えがありますが、本書は終末医療に注目したストーリーとなっている。 主人公のマチ先生は、元々は先端医療で注目を浴びていた名医だが、姉が亡くなり甥を引き取り育てることから現在は京都の街医者になって、終末医療の患者の心の支えとなるため町を駆け巡っている。 ○○○○○○○○○○ 終末医療では先端医療で培った技術を活かして解決するのではなく、病気を診ることよりも"人を見る"、亡くなる方だけでなく周りの人にも安心させる心の配慮が、終末医療では大事なのだと考えさせられました。 先端医療を題材としたストーリーもワクワクする場面があって面白いですが、本書の様な人の終末、亡くなった後でも人の気持ちの繋がりが感じれるストーリーの方が私個人は好きなんだなぁと知ることが出来ました。 身近にこんな先生いたら良いなって思います。

    2
    投稿日: 2025.05.03
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    えーと、矢来餅と阿闍梨餅と長五郎餅…_φ(・_・ これは死ぬまでに一度食べないといけない気がしてきた。 京都、京都よね! 近くはないわぁ。 って京都って言っても広いじゃない! 調べなきゃ! 気になる!食べたい! そしてスピノザとはオランダの哲学者なのね。 哲学者…哲学…得意ではない分野だけど… 凄腕のお医者様だけど、哲学の心得のあるとても大きな広い視野を持って暖かく患者さんと向き合う先生、私もお世話になりたいな。 愛が大きいんだろうね。 出てくる人も全員いい人で魅力的で。 安定剤を飲んでいる元精神科の内科医の先生、なんかホッとした。 お医者様だって、そんなに強い人ばかりじゃないんだなって。 なんかこの本は文字を読んでいるというよりもスーッと映像として入ってくるような、あんまり本を読んでいるという感覚ではない本だった。

    56
    投稿日: 2025.05.03
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    人が亡くなったり、緊迫するオペがあったり、大きな事件が無くもないのだが、読み終わったあとに、それをあまり感じさせない穏やかでいながらもジワジワ胸の奥から温かいものが滲み出てくるような気持ちにさせられるのは、主人公のマチ先生の成せるわざなのだろうか。 医者は技術者か哲学者のどちらかに向かっていきがちなところ、両方を併せ持つ稀有な天才医師で、地位も名誉も手に入れられる才能をもちながらあっさりと手放し、老人の看取りが多くオペもあまり機会の無い小さい病院で一人一人の患者と向き合う日々。 どっちがすごいとかはないけども、今のような診察をしながらも、技術を磨いてオペでも沢山の人を救う道がないのだろうか。。。 大学病院に戻ってきて欲しいと願う人たちがいるのも、ものすごくわかる! でも、今の病院にいたおかげでマチ先生に救われた人がいるのもわかる! もう、マチ先生には技術者としても哲学者としても、最高峰を目指してもらえないだろうか。 他の人には無理でも、マチ先生ならやれる気がする!! 沢山甘いものを用意するから、そうなってくれないかなぁ~(笑)←甘いものが何よりのご褒美だったりする マチ先生はもちろん登場人物たちも好きだし、この後皆がどう進んでいくのか見守りたい!ってウズウズするほど良い話でした。 おまけ マチ先生が愛するものをはじめ、周りの人から献上されるものなど甘いものが沢山出てきて、全部食べてみたいと思わされるはず! 思わず調べたら、口コミに「スピノザを読んで食べたくなり、、、」って書かれているものが多くて私だけじゃないって思わず笑ってしまいました(笑)

    6
    投稿日: 2025.05.02
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    すごく素敵な物語。 最後の患者さんの「おおきに、先生」に涙。 人間にできることは限られているけれど、だからこそ努力を続けなければならない。 スピノザの言葉に感銘を受けました。 南先生とのささやかに描かれる恋愛もよかったです。

    2
    投稿日: 2025.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死に近い患者を扱う医者はその人たちを理解するために、狂気と死の狭間に足を運ぶ必要がある。 長生きすることが幸せとは全く持って限らないその世界に正解はなく、その判断を医者はどのようにするのか。自分の人生の中では、あまり触れることがなかった人たちの心情が語られていて、とても興味深かった。

    2
    投稿日: 2025.04.30
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    ものすごく良かった… 読み終わった後もジーンとしてます。久しぶりの良き本が読めて幸せです。 京都の老舗のお菓子も登場して、秋に京都旅行するので思わずメモしました。

    6
    投稿日: 2025.04.30
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    全編通して流れる穏やかな空気に癒された一冊。 医者は病気を診るのではなく、人を見る。この一言は心に残った。 私は介護施設や病院で寝たきりの高齢者を目にすることも多い。なので特に医師の役割や医療の目的について考えさせられた。 最後の話の辻さんからのメッセージには、うるっときた。。

    10
    投稿日: 2025.04.30
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    物語の温度感と京都の町や季節の描写が合っていて、読んでいてとても心地よかった。 雄町先生の患者への向き合い方や佇まいが今の自分の心情とリンクする部分があり、考える所がたくさんあった。雄周りの人々の描き方も良かった。 だからこそ努力を続けるんだというスピノザの考え方も気になる。 続きを読みたい作品でした。

    2
    投稿日: 2025.04.29
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    終始、柔らかく温かいお話。 登場人物が全員優しい。嫌な人がいない温かい世界。 医者にはなれないけど、こういう心持ちで生きていけたらな〜と思う。

    2
    投稿日: 2025.04.29
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    スピノザが哲学者ということはかろうじて知っていた。では「スピノザの診察室」とは?難しい話なのかな?と少し心配しながら読み始めたけれど、読み終えた今思うのは、あたたかくて優しい物語だったということ。場面によってはなかなかの状況の手術の描写もあるのだけれど、それよりもマチ先生の言葉や様子から醸し出されるあたたかさや優しさが心に残る。今までに読んだことがある医療系の小説とは全く違う読了感。話の続き、というか、マチ先生のことをもう少し知りたい、という気持ちになった。 「マチ先生」こと、雄町哲郎は京都の町中にある小さな(とは言っても手術や入院にも対応する)病院、原田病院に勤める消化器内科の医師。もともとは有名な大学病院で内視鏡手術の腕を磨き、将来も嘱望されていたが、夫の他界後は一人で子育てをしていた妹が亡くなり、残された甥を引き取った際に大学病院を辞めて、原田病院に移ったのだった。そこで患者と日々向き合う哲郎の物語だ。 その原田病院に通院、入院、往診などで関わる患者たち、個性豊かな医師や看護師。また大学病院時代の先輩である、准教授。そして一緒に暮らしている甥の龍之介。言ってみれば、描かれているのは彼らの日常で、よくある医療系の話のように、生きるか死ぬかハラハラみたいなものはほとんどない。いかに医療というものの幅や奥行きが広く、ドラマなどで切り取られるのが、ほんの一部なのかということを感じた。クライマックスがあるわけではない。でも、このマチ先生の人柄や言葉には惹かれるものがあり、先にも書いたとおり、もう少しマチ先生のことを知りたい、話を聞いてみたい、という気持ちになった。続編が出ることを期待!

    2
    投稿日: 2025.04.26
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    雄町哲郎(おまち てつろう)38歳。内科医。 京都市内にある病床48床の原田病院で、午前中は外来を診て、午後は自転車で京都の町の在宅の患者も往診して回る。 自転車、というのが良い。京都の街に合っている。 実は洛都大学の医局で内視鏡の腕を振るっていたが、難病で他界した妹の息子を引き取るために、拘束時間の長い大学病院から、個人の病院に移ったという経歴がある。中学生になった甥の美山龍之介は、哲郎が自分のために、大学病院での華々しい地位をあきらめたのではないかと気にし始める。 「私なりの哲学にしたがってお前を引き受けた」というのがそれに対する答えである。 そして、町の病院で目にしたものが、医療に対して、患者との向き合い方に関して、哲郎の多角的視点を育てて行ったとも思われる。 最先端医療の世界に未練がないとも言い切れない、と認めるところも人間らしい。 哲郎は自分をも、俯瞰して見ることができるようだ。 スピノザの哲学書を愛読し、その「人間の行動と感情を嘆かず笑わず嘲らず、ひたすら理解しようと努めた」という姿勢が彼に影響を及ぼしているようだ。 無類の甘党でもある。 どう生きるか、どう死ぬかと悩むのは、生き物の中では人間だけ。 だからと言って、人間だけが偉いわけではない。 人間は小さいもの、そして弱いもの。 医療が何もかも治すことはできない、と哲郎は考える。 達観した患者にも、驚きと感動。生き方を選ぶように、死ぬ時が来れば死に方も選びたい。

    7
    投稿日: 2025.04.24
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    医療モノに加えて、哲学的な内容も含んだ良書でした。全体に流れる落ち着いた雰囲気は、舞台となった京都によるものか、作者の作風によるものか?今後も夏川さんの作品を読んでみたい。

    5
    投稿日: 2025.04.20
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    夏川草介さん著「スピノザの診療所」 著者の作品を読むのは今回が初作となる。 本作品は昨年度、2024年本屋大賞ノミネート作品。 物語は表紙絵や表題の字体からも想像できる通り優しさに包まれた作品。そしてそれは自分が普段あまり好んで手を伸ばさない作風のものなのだが、著者が現役の医師でありながら小説家でもあるという事を最近知り興味をひかれてしまったため購読。 物語は大学病院で期待された天才医師が訳あって田舎町の小さな病院へと転院。そこでの医師と患者、お互いの距離感が近い中での日常譚が描かれている。 言い方は雑になってしまうが物語の設定はベタ中のベタであり、過去に何作も類似した作品を読んだことがあるなという第一印象だった。 しかしこの作品を読んでいてとんでもない言葉と出会った。 花垣が雄町に言った「野心はないが矜持はある」という言葉。 自分は居酒屋の経営者であり、その店で毎日店主として働いている。この言葉、自分に当てはめてみれば今まで自分が店を続けて経営してきた事そのものが集約されているように感じる。 お金をもっと稼ぎたい、もっと繁盛店にしたい、店をもっと有名にしたい、テレビ雑誌に取り上げられたい、といったような野心はほぼなく、時になんで商売をずっと継続しているのか?何故30年も居酒屋の現場にいるのか?この先も継続してやっていく未来だと何故思うのか?説明ができない時がしばしばあった。 正に自分が店舗経営、営業している理由が「野心はないが矜持はある」のこの言葉の通り。今まで上手く言葉にできなかった事が今はしっかりと自分の中で言葉としての形になった。 自分のその経営スタイル、自分の人生観に一番しっくりくる言葉を授かった。 ありがたい。

    140
    投稿日: 2025.04.20
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    雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。三十代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。 哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。 自分の最期をこんなお医者さんに診てもらいたいなっと思いました。 甥の龍之介との関係性も暖かいモノを感じ、ほのぼのします。 自宅で病死した患者さんが 免許証の裏に哲郎へのメッセージを残した場面では感動した。 京都の美味しそうなお菓子を食べてみたい!

    19
    投稿日: 2025.04.18
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    母を看取った時のことを思い出しながら、この本を読みました。大学病院で、先生、看護師、ケアマネジャー等、たくさんの人達に守られ、治療をする母、治療が困難になり最後の時間を過ごす母。 この本は、医療の最先端に居る医師も、治療困難な終末期の患者と向き合う医師も、共に大事な役割があり、大学病院とリハビリセンターのような小さな病院のどちらが良いかという優劣をつけることではない。どちらも私達にはなくてはならないものだと気づかせてくれた。 先進医療と終末期医療について考えさせられると共に、一つの生命を守ろうとする医師たちに涙が流れる。

    3
    投稿日: 2025.04.15
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    マチ先生、こんな医者がいたらすごい。 人生の最後に、ぜひ出会いたいお医者様だわ。 甥っ子龍之介との生活も、なんかいいよね。 何年も胃ろうで寝たきりだった母を思い出しつつ読んだが、それよりなにより、京都の甘いお菓子にうっとり。 思わずメモしました。 阿闍梨餅・長五郎餅・矢来餅・緑樹庵の金平糖 京都に行ってぜひ買いたい!

    7
    投稿日: 2025.04.14
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    スピノザはオランダの哲学者なのですね。 そんなスピノザについて何も知らない私でも十分に楽しめました。 映画化も決定し、今年は続編も出るとか? 誰がマチ先生を演じるのか楽しみであります。 『地位も名誉も金銭も、それが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。人間はね、一人で幸福になれる生き物ではないんだよ』 と、言う文章が心に残りました。

    13
    投稿日: 2025.04.11
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    2024年 本屋大賞 ノミネート作品 雄町哲郎は、かつては大学病院で、数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された医師であったが、妹の死により、甥の龍之介を引き取るため、京都の地域病院へ、転職した。 生と死の狭間で、医師が出来ることは何か? 患者と医師との関係が、穏やかに描かれている。 登場人物も、個性的かつ多彩で、人生の終末期に出逢いたい医師が揃っている。

    66
    投稿日: 2025.04.11
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    図書館にて借りる、第686弾。 (京都市図書館にて借りる、第151弾。) 『神様のカルテ』シリーズ著者の新作。同じ医療のお話だが、こちらは舞台は京都で医療といっても終末医療の病院が舞台。 主人公のマチ先生の優しい眼差しと医師としての的確な腕。 脇の登場人物までキャラクターがしっかりしている。 お話もグッとくる良いものが多い。 お菓子も美味しそう。餅、旨そう。 是非、本作もシリーズ化していただきたい。 星は4つ。4.1とか。

    6
    投稿日: 2025.04.10
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    このストーリーは結構好きだなぁ。控えめな感じの主人公、大学病院の医局長を辞めて町の小さな病院に転身、患者との触れ合いが大事、周りの先生は個性的だけどいい味、ちょっと若いヒロイン、大学病院の危機に駆けつける。ほのぼのな日常の中に、ちょいちょい切れ味鋭い展開。セリフもカッコいい。一気に読んで、好きなシーンを何度も読み返した(笑)

    11
    投稿日: 2025.04.10
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    医療を扱った小説は多くあるが、この作品はドロドロしたり悲惨すぎたりということがなくて、読んでいて暗い気持ちにならない。むしろ希望の光を見る思い。心に刺さるフレーズも、思わず泣けるシーンもあり、読者の心を捉える。京都案内や京都銘菓紹介的な部分に遊び心を感じて、初めて読んだ著者の作品だったが、大好きになった。

    3
    投稿日: 2025.04.08
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    町医者の雄町哲郎。この人に会いたくて本を開くのがいつも楽しみでした。 認知症、がんを患った高齢者の治療をとおして「幸せに生きるとは」「治らない病にどのように向きあうか」を常に問いながら患者やその家族と接しているかと思えば、内視鏡分野では実はスゴ腕の持ち主で先輩後輩や他科の医師の信頼は絶大。 難しい手術現場にそっと潜り込み後輩医師のサポートをする場面は何度読んでも気持ちよかったです。 ストーリーもさることながら、京都の街並みや京都銘菓の描写も巧みで、京都の町を散策しているようでした。

    3
    投稿日: 2025.04.08
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    人生最後の時期にお世話になる医者と患者とその周囲の人達の話。 理想的なお医者さんが主人公で、本当にこんなのお医者さんに見てもらえなら良いなぁと思える。 ただ、全体的に優しさや恵まれた人間関係がふんだんに散りばめられ、リアル感の薄さがいなめない。 人間の闇の部分を「リアル」と捉える私としては、物足りなさを感じ途中で読むのを断念。

    1
    投稿日: 2025.04.07
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    夏川草介さん、3作品目です。 こちらも、とても素敵な作品でした。 登場人物それぞれが良かったですが、主人公の雄町哲郎が特に良かったです。 彼は大学病院に勤務していましたが、事情があって地域の原田病院に勤めることになりました。 そんな彼が外来診療や往診、または救急で運ばれて来た患者と向き合う姿が好きでした。 地域の病院となると入院患者も高齢者が多い。その中でも元気になって退院する人もいれば、完治が難しい人もいる。 そういう人への接し方。 常に何か出来ることはないかと考えて想って患者に向き合っている様子はとても良かったし、彼の哲学も好きでした。 「あぁ~、こんな風に物事を考えられたらな〜。」と思いました。 (少し変わった人になるかもしれませんが。)

    36
    投稿日: 2025.04.06
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    山のようにあふれるどうにもならないことばかりの中で、できること。どうせ死ぬんだったら、安心して最期迎えたいな。

    4
    投稿日: 2025.04.04
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    はっきり言って第三話までは退屈なストーリーで読んでいてすぐに眠くなった 第四話で一気に盛り上がった 爽やかな読後感を残す作品だった

    3
    投稿日: 2025.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人の病や死と向き合う少し重たい小説なのに、何故か心が温かくなるストーリーでした。 それはやはり、雄町哲郎の存在無しでは語れません。 手術した患者の顔を覚えていない事に気付き、原田病院で1人の患者と真摯に向き合うようになり、病気を治す事の更に先の、1人の人間の残された最期の時間をどう過ごすかを常に考え自問し続けている。 こんな先生に診てもらいたいと心底思ってしまいました。 手術の技量もピカイチなのに、大の甘党というのがほっこりしてしまう。小説中に何度か出てくる、この世の中にぜひ味わうべき3つの食べ物を私も食べたくなってしまった笑 それと、この原田病院に出てくる医者や看護師さんのチームワークが素敵過ぎる。 個人的には、これから南とどうなっていくかも気になる。

    8
    投稿日: 2025.03.30
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    よくある手術シーンや、緊急時でひっ迫というシーンは少なく。 淡々と患者さんの残り余命に付き合っていく内容。 ゴール(腫瘍わ取り除くや難問な手術に向かっていく)というものがないが、それに相対する医師、一緒にある家族の姿が丁寧に描かれた良い一冊でした。 もう一つ良いのが、京都の街描写がキレイで、 夏の祇園に向けての街の動きか伝わってきます。

    71
    投稿日: 2025.03.30
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    私は医療物はページが進むのが早いです❣️大病院から個人病院への転職。積極的治療はない看取るだけの病院で、技術を身につけ病気だけ見てきた優秀な医師が、人を診ることに気づいていく。親友医師との関係性にほっこり。甘党の主人公のキャラクターにいやされ、重い医療物が読みやすく一気読み。

    17
    投稿日: 2025.03.30
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    スピノザという単語が気になったので読みました。 スピノザの説では、すべての物事が必然的に起こる。必然性の世界では、選択も自由意志も存在しないとか。 200歳まで生きる意志があっても人間はそこまで生きれないし、医者が全ての病気を治したいと思っても治せない病気がある。 そんな世界で、アナタは何を選んで、どうやって生きるのと優しく問われてるような気がしました

    11
    投稿日: 2025.03.30
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    マチ先生の言葉は、やさしい陽だまりのような温度感で、やさしく抜ける風のような軽やかさでスッと心に沁みた。

    13
    投稿日: 2025.03.28
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    面白い!大学病院と町医者、科学者と哲学者、相反するようなテーマながらどちらも肯定し、嫌な人が出てこない人間設定が素晴らしい。心が豊かになる作品!

    6
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ①超高齢社会の日本。 そんな中で、終末期医療について考えさせられる1冊だった。 自分や家族が、"治すことが難しい病気"と向き合わなくてはならない時、マチ先生のような先生に診てもらいたいと思った。 ②美味しそうな甘味がたくさん登場してきたので、実際に食べてみたい。 ③スピノザの哲学的考え方をもっと知りたいと思った。 この話を読むまでは、スピノザという哲学者を知らなかったが、少し、スピノザの本を読んで、考えを知りたいと感じた。

    7
    投稿日: 2025.03.28
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    神様のカルテなどでお馴染みの夏川先生の医療小説。京都の小規模病院(原田病院)で働くマチ先生は、認知症、老衰など、”治すことの出来ない病気”と日々向き合い続けている。そんな、マチ先生は元々大学病院で最先端の消化器内科医として活躍が期待されていたにもかかわらず、家庭の事情で大学病院を離れた過去を持つ。 大学病院での最先端の治療はステータスとしてだけでなく、世界トップレベルの技術を身につけることができる。一方で、マチ先生の働く原田病院では、治すことができない患者と向き合い、今の環境、今の技術の中で最善の治療とは何かを考え続けている。この対比が大きな背景としてあることで、マチ先生の働きの尊さを感じる作品です。 大学病院でエリートだったマチ先生だけど、実は哲学者であり、生きるということに真摯に向き合える今の職場で、ひたすらに仕事に励んでいる姿にずしんと心が響きました。 読んでいて、感じたことを2つあげます。 1つは、医師が真摯に向き合った結果、病に勝つことができなかった患者の穏やかな最後を描いています。これが、変に泣かせるような話ではなく、リアルでもあり、美しい医師の姿を描いていて、心に残りました。 もう1つは、大学でも優秀だったマチ先生が、全然異なる職場の原田病院でも、超絶優秀な医師として働いていて、その両方の強みを持ちながら、悩んでいる姿などは、仕事について考えさせられました。

    11
    投稿日: 2025.03.26
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    佐々涼子さんの「エンド・オブ・ライフ」を思い出しながら読んだ。死ぬ時は、こんなドクターに診てもらいたい。

    3
    投稿日: 2025.03.26
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    綺麗な文章を書く、的確な表現をする、情景が容易に浮かぶ、あまり思考せずに共感できる文章であるという点はそのストーリーと同じかそれ以上に大事なポイントと私は考える。なぜならそれらが無ければせっかく良い物語なのに没頭出来ないからだ。 この作者の本は初めてだったがまた読みたいと思わせてくれた。ただ作者は医者なので医療モノばかりなのだろうか。 医者だからといって全然関係ないものも見てみたいが。

    3
    投稿日: 2025.03.25
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    雄町先生みたいな人がかかりつけ医だったらいいなあ。 優秀な町医者の日常がゆったり丁寧に描かれている印象。いつか自分や家族が死を意識するようになったらもう一度読みたい。

    10
    投稿日: 2025.03.24
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    医者は、科学者か哲学者のどちらかに寄る。という。 たしかに常に「死」と隣り合わせにいる医者であれば、その技術を高めるか、死への思想にとらわれるかになるのだろう。 「死」と隣り合わせの現場が描かれていながらも、本作はとても穏やかだ。 医療の詳細はもちろん分からないけれど、原田病院の個性的な医師たちの診察は、患者個人を深いところで見据えた診察をされているのだと分かるし、人の尊厳を大事にした看取りをされている。 もし自分が最期を迎えるときがきたら、こんな風に看取りをお願いしたいと思うほどだ。 ただやはり、医師も人であり、患者に見せる穏やかさの裏には葛藤や苦しみ、悲しみがあり、それぞれのやり方でそれらを発散しているのだと…… 温かさに涙し、スピノザの哲学書も読んでみたくなった。 続編出ないのかな? その後が気になる。

    4
    投稿日: 2025.03.21
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    初めての医療もの。 重い病気や命と向き合うシーンが多々あるのに、京都の情景描写や登場人物たちの人柄などが上手く織り交ぜられていて、読みやすい。 読了後には、不思議と心が落ち着くような感覚すらあった。 医療と哲学は相反するものだと思い込んでいたけれど、医者は心の中に二種類の人格を抱えていて、人によってその比重が異なることを学んだ。 作者の夏川さんご自身も医者であることに驚愕。 世の中には、これほど素晴らしい才能を持つ人がいるのだと改めて感動しました。 強い押しつけではなく、寄り添う形で「生き方」や「幸せ」について教えてくれる素敵な本でした。 将来、死ぬ時がきたら、マチ先生のような医者に看取られたい。

    10
    投稿日: 2025.03.21
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    スピノザの診察室、なんて秀逸なタイトル。 人を診ることは人を観ること、なのかな。 病気を治すことだけが医者じゃない、 人の生に寄り添ってより良い人生を送れるようにするのがお医者さんなんだなと改めて思いました。 人生のステージによって病気を治して生を続けることに徹底的に頑張ったり、病気と共存しながら穏やかなしまいを迎える準備をしたり。 そういうことを教えてくれる本でした。

    7
    投稿日: 2025.03.14
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    雄町先生の人柄もこの作品も言語化するのが難しい…笑 でも、この作品に惹かれて読んだ人には確実に何か刺さるものがあると思います。 私は出会えて良かった^ ^ 静かさの中に不思議な包容力があって、読んでいると自分自身がふわっと包まれるような感覚になる。 「妙な言い方になりますが、がんばらなくても良いのです。ただ、あまり急いでも行けません。この端正な庭もあの美しい東山も好きな時に眺めることができません。せっかくこっちにいるのですから、あまり急ぐのももったいないと思います。」 スピノザに関する作品も読んでみたいな!

    5
    投稿日: 2025.03.13
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     「神様のカルテ」で知られる作者が描いた、小さな病院で働く内科医の物語。すごい実力がありながら、大学病院などよりは町の小さな病院で働くというあたりは、神様のカルテと雰囲気が似ていると思った。正直なところ、神様のカルテほどの感動はなかったが、でも自分が日々働いていくのには、活力を与えてもらったような気がする。

    8
    投稿日: 2025.03.12
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    面白かった。殆ど一気読み。医療現場の描写はさすが。治療の為の科学、不治の患者の幸せを考える哲学。その両方に真摯に向き合う主人公雄町哲郎の人物像がいい。

    5
    投稿日: 2025.03.10
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    本屋大賞の帯があったので買った。装丁もすごく好みだった。読み進めるうちにぐんぐん読みたいなって思うようになって、夜寝る前に読んでは穏やかに眠れて嬉しかった。医療単語は難しめだし、まだ自分にはわからないところも結構あるけれど、とりあえず自分もマチ先生に見てもらえたら幸せだと思う。哲学書読みたくなった〜!!!!

    11
    投稿日: 2025.03.05
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    序盤30頁、原田病院の面々が出揃った時点で一気読みモードに突入した。 斜に構えたわたしのような読者でも、時折り落涙してしまうような良い話。 こりゃドラマ化するな!続編あるな! と思ったら、既に映画化決定してるとのことで、 続編がいまからもう楽しみ。

    8
    投稿日: 2025.03.05
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    まるで映像を観るかのように、最後まで情景を思い描きながら読むことができた。 主人公が穏やかなためか、私にはゆっくり時間が過ぎていくような作品のように感じられたけど、全編で緩やかな雰囲気ということではなく、急を要する場面では読んでいて緊張したりと、文字だけの世界でこれだけ緩急が表現されていることがすごい。 医療系の作品はスピード感があるものを好むが、この作品は穏やかな場面ではじっくり考えることができ、一つの作品でいろいろな楽しみ方ができた。

    7
    投稿日: 2025.03.04
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    また、素敵な本と出会えました。 読み終えるのが惜しくて、ゆっくり読みました。 「がんばらなくても良いのです。ただ、あまり急いでもいけません」 人生の終わり間際に、こんな風に言ってくれるお医者さんに会えたら、幸せだろうな。 『矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅』 絶対食べたい! この本を片手に、京都へ聖地巡礼旅行しよう。 映画化も決定とか、 『マチ先生』は誰が演じるんだろう… 仲野太賀さん、若すぎるかな? 鈴木亮平さん? 風間俊介さん? 『南先生』は、清野菜名さんがいいな~ …妄想が止まらない、笑。 出版社の方によると、 (2024/03/14現在) 「夏川さんは続編の執筆に取り掛かって下さっています。」 とのこと、楽しみにお待ちしています! (追記) 聖地巡礼旅行に行ってきました! 『矢来餅(やきもち)』 タクシーの運転手さんに伝えても、「??」だったので、カーナビで店前に到着! お店の中には本が飾ってあり、お店の方が「本のおかげでよく来てもらえます」と。 白とヨモギがあって、どちらも、もっちもちで美味しかった~。 『阿闍梨餅(あじゃりもち)』 こちらは、京都土産で何度か頂いているので、定番の美味しさ! 京都駅でも買えるので、会社へのお土産はコレね! 『長五郎餅(ちょうごろうもち)』 木曜定休日でした、泣。 でも、ダメ元で行ったデパートの方が、「スピノザ、私も読みました。」と! 買えなかったんだけど、なんか嬉しかったな。 「辛いときやがんばっているときには甘いものを食べるに限るんだよ」 マチ先生、本当にそうね。 この旅行で、また頑張れる気がする!!

    176
    投稿日: 2025.03.02
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    医療小説なので専門用語や人の生死にかかわる表現があるが全体的に静謐感のある物語。 主人公 雄町哲郎の医師としての哲学が一貫しており清々しい。 山崎豊子の「白い巨塔」で大学院内のエグいヒエラルキーを学んだ後なので関連づけることもできてこの医療小説をさらに堪能できた。 雄町哲郎が甥に「わからないことがわかれば良い。わかったような気になることが危険」と読書についての持論を話す。先日、三島由紀夫の作品を読んで理解できないところがたくさんあったがこの1フレーズをよんで安心した。 こころ安らかにさせてくれる一冊なのでオススメです。

    3
    投稿日: 2025.03.01
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    神様のカルテより、より繊細さを感じる物語。京都の街も魅力的な和菓子も行ってみたい、食べてみたいと思わせてくれます。人の人生、命に優しく寄り添ってくれる、そして元気ももらえる一冊。

    2
    投稿日: 2025.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学病院で内視鏡手術プロが京都の小さい病院で老人相手に診察と往診。 妹が亡くなり中学生甥と暮らすことにした。 薬代を払う為の生活保護を拒否する老人 大学病院から内視鏡手術を学ぶ為に週一でくる女医。自分を悪く言う後輩の差金。 先輩からリモートライブ手術を依頼。海外出張が伴うので断る。手術中の京都の大学病院で子供の手術をサポート。

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    仙川環さんの作品からこちらを知った ん〜個人的には仙川環さんの作品の方が好みかな。 個人的な意見です。

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    医療現場で働く方々の苦悩が分かりました。 マチ先生に会ってみたい。龍之介くんを応援します!!私には難しい言葉が、多く、辞書で調べながら読み、いろいろ学べました。

    1
    投稿日: 2025.02.22
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    人の命の重さ、死との向き合いかたを重いテーマなはずなのに、あたたかな気持ちになれた。 それはきっと主人公のマチ先生のおかげ。 人の幸せにはその人によって違うし、他人が決めつけることでもない。スピノザの哲学は少し難しかったけど、この現代に生きていく中で、無駄なことだと思っても無駄なことなんてこの世にひとつもないんだなと改めて思った。 京都が舞台ということもあり、ちょこちょこでてくる和菓子がマチ先生と一緒に食べたくなる作品だった。

    2
    投稿日: 2025.02.22
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    素敵な内容の本である。 権力、名誉、をも捨てて、家族を守り、その事で、後悔もしないで、余命わずな人達に、明かりを投影させる。 人は、駄目と言う言葉でなく、その人に沿った言葉掛けが、力を与える。 東日本大震災で、声をかけられた皇族の方が、避難所の被害者に、「どなたが亡くなったのですか?」と……… 天皇皇后の雅子さまは、被害者の方に「お身体は大丈夫ですか?」と…… この違いである。 この主人公 雄町哲郎こと、マチさん。 凄腕の消化器内科のドクター。 妹の病気で、若死にし、その子供を引き取る為に、有名な大学病院を辞めたのだが、次の勤務先は、原田病院。 他の医師達も少し変わっているが、全てのドクターが、優秀である。 高額の外車の車やバイクで勤務する中、マチ先生の愛車???は、自転車で…… そこが、又いい設定!!! そして、甘いものが大好き。 子供達もこの設定された大学に 通ったので、京菓子はよく知っている。 虎屋の羊羹 夜の梅は、小学生時代から兄の大好物。 そんなお菓子を掲載に、少し、人生の死への怖さを和らげている。 辣腕家の如きマチ先生の右腕 花垣准教授が、アメリカの学会へ、同行を依頼するのだけど…… 花垣准教授が、渡米後に、難しい手術が行われる事になる。 その時に、隠れて、言葉の補佐したのは、マチ先生。 マチ先生は、気付かれ無かったと、思っていたのだが、マチ先生へ、亀屋友永、パティスリー菓欒,村上開新堂、緑寿庵清水の名菓が届く. 大学を辞した時、嫌われたと思っていたけど、皆、手術の成功を祝いたい想いが、溢れていて、こちらも、嬉しくなった。 そして、何事もなかったように、原田病院の医師達が、マチ先生宛のそのお菓子を、頬張る所が、素敵なドクター達である。 最後に自宅での看取りの世話する者、世話される者、生活保護を拒否して、自分の死と向き合う者、そして、親身に身体を案じてくれた医師に 「おおきに、先生」との文字に、つい、目が潤む。 大学病院では、感じる事のない感情であろうと思う。 『矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅』京都に行ったら、買って来よう!(笑)

    0
    投稿日: 2025.02.19
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    瀬尾まいこさんがエッセイ、「そんなときは書店にどうぞ」で激推ししていると仰っていた作品。 書店で平積みされていたので手に取った。 大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師、雄町哲郎。現在は京都の地域病院に勤めている。自身も消化器内科医という著者が紡いだ感動作。 大学病院、地域病院関係なく医師同士の間で結ばれている厚い信頼と尊敬がとても好ましかった。 中でもマチ先生と花垣先生の絆がよかった。 患者の命を救うために、助け合う場面は胸熱だった。 終末期を迎えた患者と支える家族にマチ先生がかける言葉の一つ一つが胸にグッときた。 突き放すでもなく、口先だけの慰めを言うわけでもなく、患者の意志を尊重し、寄り添い、温かく見守ってくれる。 病気や看護での労をいたわってくれる。 医師と患者の間に生まれる信頼は診察と薬の力だけではないのだな、と私自身の経験を含めて、改めて感じた。 季節の移ろいとともに描かれる風景描写も素敵だったし、京都の銘菓がとても魅力的だった。 私の中では京都と言えば漬物だったのだけど、京都に行ったら買いに行こうと思った。 映画化と続編も決定しているそう。 まだまだ読んでいたいくらい、穏やかで優しく心地いい物語だったので嬉しい。 続編が出たら、手に取ろうと思う。 ✎︎____________ 地位も名誉も金銭も、それが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。人間はね、一人で幸福になれる生き物ではないんだよ(p.35) 共感というのは、心にとってはなかなかの重労働でしてね。とくに悲しみや苦しみに共感するときには、十分に注意が必要です。度が過ぎると、心の器にヒビが入ることがあります。ヒビだけなら涙がこぼれるのみですが、割れてしまえば簡単には元に戻りません。(pp.63~64) たとえ病が治らなくても、仮に残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことができる。できるはずだ(pp.151~152) 「生きる」とは、思索することではなく行動することなのである。(p.210) 願ってもどうにもならないことが、世界には溢れている。意志や祈りや願いでは、世界は変えられない。そのことは、絶望なのではく、希望なのである。(pp.218~219) 人は無力な存在だから、互いに手を取り合わないと、たちまち無慈悲な世界に飲み込まれてしまう。手を取り合っても、世界を変えられるわけではないけれど、少しだけ景色は変わる。真っ暗な闇の中につかの間、小さな明かりがともるんだ。その明かりは、きっと同じように暗闇で震えている誰かを勇気づけてくれる。そんな風にして生み出されたささやかな勇気と安心のことを、人は『幸せ』と呼ぶんじゃないだろうか(pp.276~277)

    60
    投稿日: 2025.02.19
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    なんて優しい作品なんでしょう。 優しい作品を挙げろと言われたら次からはこの作品を選びます。 登場人物全員が優しくて魅力的だから、読んでいるこっちまで優しい気持ちにさせられる。 哲学的な話はよくわからないけど、マチ先生の持論や信念は共感できるし、しっかりとそれに向き合って戦っている姿は非常にカッコイイ。 続編があれば是非読みたい。

    1
    投稿日: 2025.02.19
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    ずっと気になっていた本。 続きが気になってサクッと読めました。 医療や看取りに正解はない... たしかにそうだと思います。 こんな先生が近くにいたらいいのになと 思いました。 出てくる和菓子がおいしそうで... 食べたくなりました笑

    3
    投稿日: 2025.02.19
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    2025年2月16日、グラビティのカワウソ投資家連合で知った山崎元さんの「がんになってわかったお金と人生の本質」をYahooフリマで検索したら最安値1180円で出品されてた。その方がほかに出品していた本のひとつ。1320円。本当の医師が書いてるのがよいね。

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    当病院と思われる場所に住んでいた。 医学に詳しくないが、 緊張感が十分に伝わる文節があった。 和菓子名称は新旧記述されていて 近々購入しようと思った。

    1
    投稿日: 2025.02.14
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    久しぶりに感涙の小説でした。 作者本人も現役医師という事なので、 一瞬、主人公の雄町先生=作者なんじゃないかと錯覚をおこしました。 こんなお医者さんに出会いたいと強く願います。

    21
    投稿日: 2025.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この物語の主人公・マチ先生は、かつて大学病院で消化器外科の凄腕医師でした。しかし、あるきっかけで医局を離れ、現在は街の病院で地域医療に携わっています。彼が向き合うのは、慢性疾患を抱えながら生活する患者たち。中には救われないケースもあり、読んでいて胸が締めつけられる場面もありました。 それでも、マチ先生は常に平穏で毅然とした姿勢を崩さず、患者と向き合い続けます。しかし、その裏では「これで良かったのか」「自分にできることはなかったのか」と葛藤し続けており、その姿に同じ医療従事者として共感しました。題名にもなっているスピノザの思想を知っていると、よりマチ先生の考え方が理解しやすいかもしれません。私もこの機会にスピノザの本を読んでみようと思いました。 特に印象に残ったのは、辻さんのエピソードです。倫理観や死生観が問われる内容で、「治療によって命を救い、寿命を伸ばすことが必ずしも幸せにつながるとは限らないのだ」と考えさせられました。 また、マチ先生だけでなく、周囲の登場人物たちも魅力的でした。それぞれが自分の医療観を持ち、患者と向き合っている姿が印象的です。さらに、作中には阿闍梨餅など京都の和菓子が登場し、読んでいるうちに京都へ行ってお土産に買いたくなりました。 全体的に読みやすく、心に響く物語でした。もし続編が出たらぜひ読みたいです!南先生との関係も気になるところでした!!

    1
    投稿日: 2025.02.11
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    ブグログでの評価が高く、装丁の絵が素敵だったので、手に取った本。 題名から医療系の物語だとは思っていたけど、作者が現役医師だとは知らなかった。 物語は、終末医療中心の原田病院に勤めるマチ先生の話。 本当は大学病院ですご腕の医師だったのに、ワケあって、原田病院に勤務することになるのだけれど、その理由にも感銘を受けるし、患者さんとの向き合い方もマチ先生の人間力が静かに描かれていて、心打たれる。 私も父が闘病していた頃、本人の死生観を家族として、どう向き合っていけばいいのか…色々考えていたなと思いだした。 全体的には、終末医療の話だから、重いのかな、と思っていたけれど、そこに哲学的な考えが散りばめられていて、「人の幸せ」について静かに考える時間になった。

    2
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    内容は重いけれど、坦々と進んでいく物語とマチ先生が読んでいて、 とてもよかった。(うん、内容は重いんだけれど) 第四話の天吹先生の手術シーンでのマチ先生の登場はかっこよかったな。 ヒーローは遅れてやってくるみたいな(笑) 「おおきに、先生」もよかった。泣きそうになった。 そしてラスト、2人のスーパードクターの会話で終わるのもなかなかの余韻だった。 ていうか、続きを期待してしまいますね、このラストは。

    7
    投稿日: 2025.02.08
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    最先端の大学病院でなく、後進の町医療だからこそ見える景色がある。どうやって人生を終えさせるのか。生き残るための処置ではなく、満足のいく人生だったと患者に寄り添い処置をする雄町の様子は印象的である。 そして、京都の和菓子が食べたくなった。

    1
    投稿日: 2025.02.08
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    おもしろかった。 すごく医療の取材をして書かれているんだろうなあ…なんて思っていたら、作者が医師とのこと。 主人公のマチ先生は病気を治すだけでなく、治らない病気の患者や家族の心も救う。他の登場人物の医師も魅力的である。 京都という立地もすごく活きていそう。所々に出てくる京都弁や、古都の風景や和菓子の描写が物語に優しさを添えているような気がする。 読んで良かったなあ、とじんわり思える話だと思う。

    6
    投稿日: 2025.02.04
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    神様のカルテと同じ空気感で癒された。名言たくさん。京都へ銘菓めぐりをしに行きたい。映画化されるとのことで、誰が演じるのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.02.02
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    スピノザの哲学とやらはよくわかりませんが、辻さんの最期に‘おおきに、先生’と穏やかに幸せに最期を迎えさせてくれた先生は素晴らしいです。 私の最期にはこんな先生と出会いたいものです。

    0
    投稿日: 2025.02.01
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    すごくよかった。 言葉にできない。けどすごくよかった。 哲郎(マチ先生)、花垣先生、龍之介、南先生、原田病院。

    12
    投稿日: 2025.01.31
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    私たちにできることは(中略)暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげることなんだよ 主人公のキャラクター設定が秀逸でした

    0
    投稿日: 2025.01.30
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    あったかいよね。 「手を取り合っても世界を変えられるわけではないけれど、少しだけ景色は変わる。真っ暗な闇の中につかの間、小さな明かりがともる。その明かりは同じような暗闇で震えている誰かを勇気づけてくれる。そんな風にして生み出されたささやかな勇気と安心のことを人は幸せと呼ぶんじゃないだろうか」 「暗闇で凍える隣人に外套をかけてあげること」 「たとえ病が治らなくても、仮に残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことができる。」 飄々と生きているようで、確かな信念を持っている。 勇気と誇りと優しさを持つこと、そして、どんな時にも希望を忘れないこと。 こんな風に生きられたら幸せだよね。

    0
    投稿日: 2025.01.29
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    図書館の新刊コーナーにあり、表紙の爽やかさに惹かれて思わず手に取りました。 医療物の書籍は普段あまり読まないのですが、主人公のマチ先生の患者さんへの向き合い方が、素敵だなと思わせる一冊です。 患者さんにとっての幸せとは何か、家族にとっての幸せとは何か、治らない病を抱えている人も幸せになることはできる。 医療だけじゃなくても、そんなものの見方を改めさせてくれる本に出会えて良かったです。

    6
    投稿日: 2025.01.28
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    なるほど!地元が関西でしたか!の一冊。全体の雰囲気は名著「神様のカルテ」と似ています。しかし、舞台は「京都」けれど、描写は神様のカルテ同様、住んでいないとわからない感覚が書かれており、今住んでいるのかなとか勝手に思いを馳せながら読んでいました。京都はご出身の近くだったんですね! 本書は映画化もされるようです。テーマ的にも高齢化の中で多くの人の心を動かす作品になるのではと期待が持てる一冊です。2024年本屋大賞第4位。 ■本編とは関係ないですが 心に刺さったフレーズがありました。こんな内容です。「批判ばかりする国民とマスコミのせいでまともな人は政治家になりたがらない」 主人公のマチ先生というよりもはや著者の意見なんではないかと「読者への言葉(ブクログの本紹介にも載っています)」を読んで確信しました。 昨今の「これが正義だ!!」と決まった雰囲気になったら全力で叩く風潮を見てもそんな感じがしませんか? ■甘党なのがよい 神様のカルテでは、話し方に特徴がありましたが、今回は嗜好に特徴があります。また、甘味をとおした京都の魅力紹介も魅力的です。わたしは京都に縁がないのでお菓子の名前からピンとこないのが残念でしたが、思い浮かべることのできる方はその視点でも楽しめるでしょう。 ■いろんな死に方があってもいい 医療を拒否することも含めて。本書の感想でもマチ先生のような医師に出会いたいという感想を持つ方もいますね。治すのが医者という教育をされているから現実はそのような決断が難しいのかもしれませんが、ニーズはあるのかなと思わされました。 ■続きがありますよね? これで終わるのは少し寂しい終わり方でした。最後まで読むとそれくらいキャラクターに魅了されています。

    17
    投稿日: 2025.01.27
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    本文より「“薬を増やします”坂崎がほっとした様にうなずいた。うなずいてから妻の方に、震える顔を向け、小さく笑ってみせた。微かな挙動であったのに、暗闇にひらめいた火花の様に鮮やかであった。その火花の中に、万感の思いが込められていた。」 物語の序盤でのシーンですが、この場面に鮮烈な印象を受けてしまいました。 病を診る医療と、患者を診る医療は平行線でありながらも共存しているべきですよね。 いくつかの人生の終焉が、この物語で通り過ぎていきますが、ただただ穏やかに安らかに描かれていました。そして救われる命もまたあって、豊かな読後感です。 そして作中に出てきた和菓子、美味そうだなぁ〜☺︎

    0
    投稿日: 2025.01.27
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    とても素晴らしかった また、主人公の好きな長五郎餅が心にずっとひっかかっていて、本日やっと食べることができました

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    大病院と町医者との連携など実際知らないけれど、マチ先生と花垣先生のような関係性が本当にあったら素敵だなと思う。夏から秋に季節が移ろいゆくところも日常を感じで良かった。

    0
    投稿日: 2025.01.26
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    主人公のマチ先生は、スーパードクターでもあり、ちゃんと患者の心にも寄り添える、非の打ち所がない医師だ。 でもその2つの特性のバランスがちょうどよい。 淡々と、そして飄々としていて、押し付けがましいところや圧のようなものは一切ない。 ……好きだ(笑)。 ていうか、たぶんみんな好きになっちゃう。 長五郎餅、阿闍梨餅……スイーツ好きには次々にお馴染みのスイーツが出てくるのも楽しい。 ふだん、読みたい本のジャンルとして、医療系の小説はあまり優先度が高くない私だけど、この本はやっぱり読んでよかった。 「人間は、世界という決められた枠組みの中で、ただ流木のように流されていく無力な存在」であるが、それでも「〝だからこそ〟努力が必要だ」。 この希望ある言葉のもつ意味を、わからないからこそ私もさがし続けたい。

    25
    投稿日: 2025.01.26
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    audible36冊目。 スピノザって何かなと思っていたら、哲学者なんですね。 カントやニーチェを齧ったことがありますが、彼らもスピノザから影響を受けたらしいです。 医師は科学者でもあり哲学者でもある。 最先端の科学技術を駆使して命を守る。 そして、死と向き合う患者の心に寄り添っていく。 「(為す術がなくなった)その時は、(あの世から迎えに来てくれる)おじいちゃんを待ちましょうか」 この言葉には、温かみがありました。 きっと、信頼している先生のこの一言は、患者さんをやさしく包んでくれただろうと思います。 医療の現場を知っているからこそ、医師や看護師、そして患者の様々な感情を描くことができるのだろうなあ。 紙の本でもじっくり読みたい作品になりました。

    0
    投稿日: 2025.01.25