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スピノザの診察室
スピノザの診察室
夏川草介/水鈴社
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総合評価

898件)
4.4
445
321
76
12
3
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    大学時代に医学部の友達が、自分のバイブルだと言って貸してくれたのが夏川草介さんの「神様のカルテ」だった。 変わったところかあるけど優秀で、何より医者としての精神が素晴らしい主人公のお医者様が出てくる、という点が神様のカルテと共通する。 心が熱くなって、何度か泣きそうになった。 この方の小説を読んで、医者を志すような若者が沢山出てくるといいよなと思った。 世の中の医者は科学者と哲学者という2つの人格を抱えている、という花垣先生の言葉が特に印象に残った。

    13
    投稿日: 2025.10.18
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    哲学者スピノザの教えと医療のコラボ 大学病院での最先端医療と 小規模病院での医療との対比 マチ先生が大学病院に潜り込む ハイライト場面が読みどころ

    3
    投稿日: 2025.10.18
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    優しい、とにかく読んでいて心が穏やかになる そんな物語でした 京都の地域医療が舞台 かつて大学病院で内視鏡を専門にしていた凄腕の医師、マチ先生 今は地域病院で主に高齢者の診察にあたる この、地域の原田病院がとてもいい マチ先生は勿論、出てくる医師それぞれがとても魅力のあるキャラクター そこまでドラマティックな展開や、大きな事件がある訳では無いが、地域医療の現実が垣間見れる 高齢者の多い地域の病院、当然のようにその先に死があって、どう対応していくのが正解なのか 患者、家族の心に寄り添って命と向き合うマチ先生 「エチカ」を読みたくなる 京都に行きたくなる そして京都のお菓子を色々食べてみたくなる 映画も、続編も楽しみです

    20
    投稿日: 2025.10.16
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    偶然本屋で目に入り、初めて読む夏川草介。いい。 これから全部読もう。 主人公は大学医局を辞めて、街の少し大きな病院に勤務する。超一流の外科手術の腕を持ち、哲学を深く追求する。 「人間は何もできない、だから努力せよ」というスピノザの言葉は一瞬意味不明だが、確かに逆に考えればよく分かる。「なんでも頑張ればできるのだとすれば、一生馬車馬にならなければならない」確かにそうだ。しかしそれを中学生に教えてどうする。 私もこういう先生に見てもらいたい。理想の先生だな。

    3
    投稿日: 2025.10.13
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    京都の町のお医者さんのマチ先生は掴みどころがなく不思議な人だけどとても真摯に人と病気と向き合っていて魅力的だった。まさに哲学者のよう。なぜ原田病院の先生方や患者から親しまれ信頼されるのか読んでいるとすごくわかる。終末期の患者や治らない病気と向き合う大変さ、しんどさ、悲しさ、虚しさは計り知れない。マチ先生にはこの世界はどんな風に見えているんだろう。妻を亡くし酒浸りになっていた辻さんだけど、免許証の裏のあったかい言葉に、これで良かったんだと思えた。出てくる和菓子がどれも美味しそうで和菓子好きにはたまらない。

    28
    投稿日: 2025.10.13
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    地域医療に従事されていたという経歴があり、訪問診療のエピソードなどはとても良いお話でした。大学病院のドクター達の様子もきっとリアルなのでしょう。たど、なんとなくひっかかったのは、医療用麻薬を使い始めたら、すぐに亡くなってしまう、みたいな内容があり、それは今どきどうしたものか、と思ってしまいました。緩和医療医でないから、致し方ないのか?とも思いましたが、地域医療、訪問診療をされている先生であるならば、緩和ケアについてもう少し学ぶのではないか?しかもマチ先生はいい先生だし、患者さんを診てくれている先生だし。マチ先生、もう少し早めにお薬を使い始めていたら、あんなに痛がらずに、もう少しだけ穏やかに奥様と過ごせたのではないでしょうか?みたいに思ってしまいました。というところで、必要以上にひっかかってしまいました。我ながら、つまらぬ読み方をしてしまったと反省の意味も込めての星2つにしました。

    6
    投稿日: 2025.10.13
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    良書ですね。 命の現場なのに静謐で、でも心動かされるものもあり。 主人公のたおやかさも良いが、私は花垣先生がいいなぁ。 なんでか知らないけど京楽春水が浮かぶんですよ、花垣先生が。 2025.10.12 190

    9
    投稿日: 2025.10.12
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    あっという間に読み終えてしまいました。 読後感が爽やか。 作中には人の死がありますが、主人公の誠実な対応に、心が穏やかになります。 仕事帰りの電車の中で読んでいたのですが、疲れが軽減された気がします 作者の術中にまんまとハマってしまった感じです。

    15
    投稿日: 2025.10.10
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    新聞に去年出ていてずっと読みたかった本でした。 信州でというコメント惹かれて読んだけど、舞台は京都。 はてな❓ 著者が長野在住ってことでしたねーーー こういう先生に出会いたいなーとしみじみ思います。 大抵は画面しか見ない先生ばかり。 安定して読めました。

    11
    投稿日: 2025.10.10
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    光の医師と光の患者(とその家族)の物語。嫌な人物がまったくでてこないので、穏やかな気持ちで読了。治らない病気に向き合う患者によりそう医師と、治せる病気にするため挑みつづける医師。一見相反する関係のようでありながら、お互いの信念を認め合う関係が尊い。父親を亡くして自分を責める長男に、『あなたがいつもどおり明日がくるよう接したから、お父さんも安心して眠れたんだよ』というくだりが、とても好き。ところで甥っ子くんは中1にしては、人間できすぎてませんか。

    2
    投稿日: 2025.10.08
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    なんだろう、この感じ。 人の幸せはどこから来るのか(第二章 五山) 突き詰めれば「生きる」とは、思索することてわはなく行動することなのである。 私も哲郎さんに看取ってもらいたいな

    2
    投稿日: 2025.10.07
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    スピノザの知識がまるでなく 星座?位にしか思ってなかったです。 今回の舞台は京都なんですね。甘党のマチ先生。 どの和菓子も美味しそう。 夏川草介さんの小説は 医療に関してだけじゃなく 信州松本の景色の素晴らしさや お酒の銘柄に関してや今作の和菓子も その描写で目の前にあるかのように感じます。 医師は全能ではなく 世界は無慈悲で冷酷 それでも努力が必要。 マチ先生の様な 「凍える隣人に外套をかけてあげる」と考えてくれる 医師に出会えたら幸せですね。 勇気と誇りと優しさ。 「おおきに 先生」

    25
    投稿日: 2025.10.07
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    手術をこなすしーんでは哲郎のかっこよさが際立ちつつ、京都の知っているお菓子が出てきたりして癒された。 終末期の医療を題材にしたお話は結構ありそうだけど、哲学の話が出てきたりして面白かった

    2
    投稿日: 2025.10.05
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    『願ってもどうにもならないことが、世界には溢れてる。意思や祈りや願いでは、世界は変えられない。そのことは、絶望なのではなく、希望なのである。』 やっぱり夏川草介さんの世界観は好きだなぁ!! 紡ぎだされる言葉は、心がギュッと切なくなったり ホッコリしたり、クスッとなったり。 人は年齢に関係なくその日は必ず訪れる。 だからこそ、病気になった時の心の在り方が大事で。そのためには、医師との関係性も大事で。 母と祖母の看取りの後悔を、父にのこすことなく 今という大切な時間を、笑いながら過ごしていこうと 改めて思えた。 そして。。。 良くない!! 和菓子好きの私にとって、たくさんの魅惑的な 京菓子の数々。。。 良くない!! 和菓子を買いに行きますかな♪

    26
    投稿日: 2025.10.03
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    ほっこりした医療小説かと思いきや、題名にも表れているように哲学的で、死生観について考えさせられた。 基本的に淡々と進みつつ、時たま目頭が熱くなるような瞬間もあり、人生そのものみたいな小説だと思いました。

    9
    投稿日: 2025.10.02
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    内視鏡の天才医師の話。大学病院のヒエラルキーのことや、医師が抱える苦悩を知れた。花垣准教授と哲郎のタッグがかっこいい。そんな哲郎のもとで研修できる南茉莉は羨ましいと思った。あっという間に読めました。

    3
    投稿日: 2025.09.29
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    京都の風景に頼りすぎていると思った。 描写するにしても、本当に描写しているだけ、というか。 時々各医師が名言めいたことをずばっと言うんだけど、かっこいいこと言うてるだけ、みたいな。 なんか台本を読んでいるかのようだった。 別に本じゃなくてもいい感じ。 医師としての立場をもちながら執筆すること、 医師の立場から見えた人間、医療の世界、、、 我々凡人では想像を絶するあれこれを痛感し、 本書を通して還元してくれることをリスペクトは持っているが、 え!こんだけ!キャラが立っているようで立ってないよ〜話がステレオでこちらがだれる〜と思ってしまったが正直なところです、、、。 いや、同じように書けって言われても無理なんだけどさ、、。言うのは簡単。。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    人によって幸せの価値観は異なるため、良かれと思ってやったことが相手にとっては迷惑かもしれない。 生きる死ぬにおいて、なにが正解か分からないのは最もだと思った。正解はなくてもなにが最善かを考え続けるように努力はしたい。

    1
    投稿日: 2025.09.24
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    続編が出る情報を得て、急いで読み始めるとあっという間だった。なんか温かくて切なくて、でも目が離せなくて。内容も専門的で現役のお医者さんが書いたって知って、さすがだなぁと感心しきり。

    5
    投稿日: 2025.09.22
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    一気読み。 難解な哲学を医療という死に近い現場を通しての物語。 京都の奥深さと和菓子が人生深みや幸せにも通じる。 そして小説は知らないことを知る為のものである。

    24
    投稿日: 2025.09.21
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     『神様のカルテ』以来、久しぶりの著者。かつて大学病院で凄腕の内科医として勤務していた哲郎が、京都市の小さく風変わりな病院に移り、そこで医師として学んでいることのなんと崇高なこと。こんな先生に最期の面倒を診てもらいたい。どのエピソードも優しく感動する話だけで終わらない無情感と仕事への責任感が感じ取れ、哲郎をどんどん好きになる。骨董店の親子が特に印象的だった。情景が容易に想像できる京都の街並みもキャラに親近感を覚えるための一助となっている。  あんこが苦手なので、せっかくの京都スイーツを堪能できないのが残念だが西賀茂チーズは買いに行かねば。

    4
    投稿日: 2025.09.21
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    著者はお医者さんだそうで、その事実にまずびっくり。 現大医療の専門化、細分化に逆行していくお医者さんの考え、素敵だなぁと思った。 医療者の小説はあまり読むことないから少し進みは遅かったけど、最後まで読み切れました。

    6
    投稿日: 2025.09.18
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    「神様のカルテ」の作者でした!そちらは1,2も読んで映画も見て好きな作品です。 腕の立つ内視鏡医が地域病院で地元の人たちに寄り添いながら働く話ですが、特に大きな事件が起きたり医者同士の派閥があったりとかそういうのは無くて、日常が描かれています。人はいつ死ぬか分からなくて、でも目の前の人を助ける為に努力する。病気と向き合うのではなく、「人」と向き合うマチ先生の優しが沁みます。 じわっと心が温かくなりました。続編待ってます!

    8
    投稿日: 2025.09.16
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    良い物語だった。生死と向き合う場面でも重くならずどこか優しい。けど奇跡が起きないとこも現実味がある。私も内視鏡の直接介助に従事しているので様々な処置が身近で、臨場感あった。

    3
    投稿日: 2025.09.15
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    ゆっくりと、のどかに、考えることができる。 現役看護師ですがマチ先生のような先生に出会ったことがありません(笑)それでも、こんな先生がいるなら一緒に働きたいと思わずにはいられません。 人間として、憧れます。 もやもやとうまくいかない時など、一息つきたいときに読み直したいと思います。

    4
    投稿日: 2025.09.15
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    おだやかで、優しくあったかい物語。なかなか医療ものでこんな物語は少ない。地域医療と小さめな総合病院、自宅で最期を過ごしたい患者と、さまざまなバックグラウンドをもつ医師たち。患者さんの意思や考えを大切にするってこういうことなのか。否応なく延命することも、逆に死を肯定することもしない、すごい深い言葉が散りばめられていて、とても好きだった。京都の銘菓たちや場所がたくさん出てきて、京都民のわたしは歓喜!!! p.189

    3
    投稿日: 2025.09.14
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    静かで暖かくて優しいお話。何度か涙しました。 読みながら亡くなった母のことを思い出したり自分自身が歳をとり未来にある死を考えざるを得ないこともあり、いろなんなことを思いました。 京都の美味しそうな和菓子が出てくるので行きたくなりました。涼しくなったら行ってみよう。 スピノザの思想にも興味がでました。 読んでよかった。

    24
    投稿日: 2025.09.13
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    おすすめに載ってたので購入してみた。スピノザを知らないので読めるか不安だったが、登場人物が魅力的でどんどん読み進められた。医療小説なので、難しい表現もあるけれど、誰にでも分かりやすく書いてある。登場する医師はみんなスーパーマンではない努力の積み重ねを繰り返す集団であり、命の重みを感じさせてくれる一冊。夏川先生の小説は初めて読んだが、すっかりファンになってしまった。

    4
    投稿日: 2025.09.12
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    読みやすく、登場人物の性格などが細かく描かれてて好きでした。人として学ぶことが多く詰まっている本です。

    5
    投稿日: 2025.09.11
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    人間は無力な存在で、努力で世界は変わらないけど、それでも少しだけ景色が変わる。少し明かりが灯る。 マチ先生の患者さんとの向き合い方は優しく明かりを灯すような、穏やかなもので、こんな終わりを迎えたいと思った…。まだまだ原田病院の日々を読みたくなりました。 映画化決まってるようですが、キャストだれかなぁ。40代の有名俳優さん(マチ先生は38歳だけど白髪もあって少し上にみられるので…)全員似合いそうで脳内キャスティングできなかったw

    5
    投稿日: 2025.09.06
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    人の幸せはどこから来るのか。 命の終わりが見え始めた患者さんたちにどう向き合うのか。 マチ先生のつくる安心感、原田病院の先生方のあたたかさが素敵。南先生も患者さんの顔を見てくれるお医者さんになってほしい。花垣先生とマチ先生の言葉にしなくても伝わる信頼関係に心動かされる。龍之介くんは本当に中学生か疑いたくなるくらい落ち着いていて聡明で、もし医学の道を進むのであれば将来が楽しみ。 人の命は短くて儚いけれど、それでも毎日を懸命に生きている。治す医療と見守る医療、同じ医師や医療でも役割の割合は違っていてどちらも必要。患者さんにとって治療としてどれがベストな選択なのかを考えることと患者さんやご家族の気持ちを考えることのバランスが難しい。 長五郎餅を食べないと…。

    4
    投稿日: 2025.09.06
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    神様のカルテを読んで,夏川氏の本に興味を持った。図書館で予約して約1年後に借りることができた。四部構成でテンポがいい。最後の手術の描写では没入させられた。実際の手術の映像をイメージできるわけではないのだが,自分が持っている知識(それは多分にテレビドラマ等のもの)でイメージが構成され,その世界に入っていけるのだから人間は面白い。生老病死,四苦八苦,自分ではどうしようもないことがたくさんある世界をどのように認識するか。唯一の正解があるわけではないが,生かされている幸運の時間をお迎えが来るまでいかに楽しむかだ。

    4
    投稿日: 2025.09.02
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    痛めていた腰の手術が急に決まり、やっと退院した直後にこの本を読み始めた 読み始めて直ぐ、入院生活のダメージからもう病院のお世話にはなりたくないな〜と思っている時に読む本では無かったと反省 しかし読み進めるうちに、逆にこの時期にとても良い医療小説に巡り逢えた事に感謝、感謝 他の夏川草介作品も探して読もう

    7
    投稿日: 2025.09.01
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    期待せずに読んだせいか 気持ちが追いつかなかったところもあり ちょっと震えました 私がもし余命を宣告されたなら 改めてこの小説を読み直したいと 思います

    9
    投稿日: 2025.08.31
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    京都の情景やそこに生きる人々の生活を淡々と、しかし、とても温かな視点で紡いだ文章に、まず好感をもった。 生と死の境界線、死の迎え方、しあわせとは… とても大きなテーマにこれほど肩の力を抜いて、しかし、とんでもなく真摯に向き合う医師たちの姿に胸を打たれた。

    18
    投稿日: 2025.08.27
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    医療小説で、医療現場のリアルを感じられただけでなく、この本で綴られる哲郎の言葉は全てメモしたくなるほど心に響いた。 「病気だけでなく、患者を看る」哲郎みたいな医者が今後の日本にもたくさん増えればいいのになぁと思った。

    5
    投稿日: 2025.08.27
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    すごく良かった…。神様のカルテと重なるけど本当に良かった。私や家族に何かあったらマチ先生のお世話になりたい。そんな医師に出会ったのは今まで1人だけ。現実はろくでもない医師ばかり。辻さんの話は涙。。

    2
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りた本。 夏川氏の著作は、以前に『神様のカルテ』を読んだことがある。確か櫻井くんが主人公で映像化もされたかと思う。それなりに面白かったけれど、『スピノザの診察室』は『神様のカルテ』よりもはるかに面白く感じた。 2024年の本屋大賞では4位だったけれど、個人的に順位をつけるならばこの本が1位。『成瀬は天下を取りにいく』よりも面白く感じた。 作者自身が医師なので、専門的な内容も出てくる。理解が難しいのでは?と心配することなかれ。実にわかり易く書かれている。 大学病院で優秀な医師だった主人公は家庭の事情で大学病院を辞め、今は町医者として地域の病院で勤務している。個性的で魅力的な医師達の勤務する小さな病院だ。そこでは様々な患者の人生と医師の思いが交錯する。この点、アメリカのドラマ、ERと基本的な物語の作りは似ているのかもしれない。 もう1つ、仲の良い大学病院の准教授との交流を通して先端技術を目指す大学病院と町の小さな病院との対比もこの物語の主要な要素となっている。スピノザとはオランダ生まれの哲学者の名前で、主人公は彼の哲学に影響を受けている。町医者として生きる主人公の目指すところを、スピノザの哲学を媒介に何度も表現されている。 主人公が好きな京都の和菓子や、哲学書にも興味が湧いた。続編を期待。

    3
    投稿日: 2025.08.24
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    マチ先生のあたたかな眼差しを感じるような本だった。 人間は世界という決められた枠組みの中で、ただ流木のように流されていく無力な存在 だからこそ、努力が必要 願ってもどうにもならないことが世界には、溢れている。それでもできることはある。 暗闇で凍えている隣人に、外套をかけてあげること

    6
    投稿日: 2025.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    雄町哲郎は、地域病院で働く40歳前の内科医師。10年ほど前に急逝した妹の息子を育てる為,大学病院からこの原田医院に転職した。 その子,龍之介も中学生となった。 マチ先生と呼ばれて、町医者には似合わない高度な内視鏡技術を持っている。 元々の大学で机を並べて学んだ2歳上の現在は准教授花垣辰雄は、龍之介が大きくなったこともあるのだしと。マチ先生を大学病院に戻したがっているが、マチ先生はこの原田医院から戻ろうとしない。 地域の病院なので、患者は老人が多く,入院患者も老人が多い。救急もあるのて、いろんな患者がやってくる。 アル中で肝硬変により静脈瘤破裂しているのに、最低限の治療しかしない男や、 膵臓癌で在宅療養する老人。 お金持ちで品のいい余命わずかな奥様などなど。 そこに、 花垣からおすすめされた29歳の若い女性研修医の南がやってきた。マチ先生の内視鏡手術は見ておいた方がいいと。だけど、その技術を活かす患者はなかなか来ない。 週一でやってくる南は大学病院の治療と、原田医院のそれらとは違う。 ある時,花垣からドイツで内視鏡のライブをするから助手としてきてくれと言われた。が、断る。 自分は大学と離れた身。若くて優秀な医師を連れて行ってあげてほしいと。 ゆっくり下鴨神社の鎮守もりを龍之介と散歩していると電話が鳴った。 大学病院で9歳の子の大きな手術がある。助手として入ってやってほしいと言われたが、断った。でも,こっそり待機だけしててほしいと言われる。 果たして,9歳の男の子は? この男の子がメインでなく、 アル中のひととか、膵臓癌のひととか、丁寧にそれぞれを描いています。 最後の「おおきに,先生」には泣かされたー

    4
    投稿日: 2025.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この小説の主人公「雄町哲郎」が問いかけた言葉「治らない病気の人はみんな不幸なままなのか。治らない病気の人や、余命が限られている人が幸せに日々過ごすことはできないのか」。この言葉がこの小説の主旨なのだろうと思う。以前、有名大学附属病院に勤めていて医局長の地位にあった「雄町哲郎」が、妹の死をきっかけに附属病院を辞め、町の小さな総合病院「原田病院」に移った後に思い悩み手探りでさぐってきた問い。老人や若い人でも治らない病気にかかっている人が多くいる「原田病院」だからこそ見えてきたものかもしれない。それは、本当の終末医療のあり方とは何か?と言う問いかもしれない。どういうあり方が正解なのかは分からないが、人それぞれの考え方、やり方があるだろう。 ただ、この小説の最後の方にあった患者からの言葉。 「おおきに、先生」 亡くなった患者からこう言われたら、それこそ最善の終末医療ではなかろうか。それは単に医者に対してだけでなく、「おおきに、父ちゃん」「おおきに、母ちゃん」 と言うような医者でなくとも誰かに対して、そんな言葉を聞くことが出来たとしたら、それは最善の終末医療と言えるのではないか。重いテーマを扱っている小説だなと思う。にも関わらず、なんとなく軽快なリズムで進むストーリーで、読みやすい。それは魅力的な登場人物が多いことと、時たま軽いユーモアが散りばめられているからかもしれない。 ともあれ「原田病院」の医師たちがみんな魅力的で、かつ患者の人たちもまた魅力的な人達が多い。心暖まる小説で、読んでいて楽しい作品と思う。さすが、本屋大賞の候補になった小説だ。

    3
    投稿日: 2025.08.22
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    数年間私を預かってくれたこともある祖父が自分の意志で抗がん剤治療をやめて間もない中読んだ本だった。 遠くない未来に必ず訪れる死に怯え、私含め家族は介護に疲れ、今を生きている祖父自身にはちゃんと向き合うことができていなかった私の肩にそっと手を添えてくれたような、そんな優しいお話だった。 世界は無慈悲で、どうしようもならないことばかり。だけど無力感にとらわれてもいけない。できることはあるんだと、マチ先生の言葉を胸に抱いて今日を生きていきたい。

    3
    投稿日: 2025.08.20
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    医療、あるいはもっと大きく生きることに対する主人公の思いはしっかりと俺に伝わってきて、その部分に限れば読んでてうなってしまうのだが、、、

    4
    投稿日: 2025.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    医師としての能力も、人格も優れた謙虚な天才医師。自分のキャリアを振って実子ではない子も育てる、終始好感を持つものの、素敵すぎてちょっと出来過ぎかなとも。。スピノザという哲学者を知りませんでしたが、その思想を絡めたのは興味深かったけれど思っていたよりは軽めの絡みでした。 詳細な医療現場や人の生死が描かれつつ、主人公の穏やかな性格と共にストーリーが進むので心地良く、1人1人末期の患者に向き合う姿は理想的で、本当にこうあって欲しい。舞台が京都で上品な雰囲気を感じられて良かった。意外性はないストーリー展開でしたが最後まで楽しく読めました。が、しいて言うなら恋愛要素がかなり深みがなく、せっかくの本ストーリーに安っぽさをプラスさせてる感じがしました。このくらいの要素なら個人的には正直ない方が好きです。勿体ない。 3.9

    4
    投稿日: 2025.08.18
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    京都を舞台とした物語です。 京都に住む方ならすぐに想像できるような地名や名物がたくさんでてきます。 世の中には死ぬまでに食べておくべきうまいものが3つ。矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅だ 久々に医療をテーマの本を読みました。 すごく読みやすく、哲学的な思想を深く考えるきっかけとなりました。 著者の神様のカルテも読んでみようとおもいます。

    4
    投稿日: 2025.08.11
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    出会えてよかった小説。 医療の世界の視点から 生きるとは何か、幸せとは何か について考えさせてくれる本。 ゆったりとした雰囲気、読了感も爽やか。

    8
    投稿日: 2025.08.10
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    静かに進んでいく物語ですが、何度も目頭が熱くなりました マチ先生の言葉をもっともっと聞きたい… わたしの寿命がわずかになったときには、マチ先生みたいな人に診てもらいたいです

    11
    投稿日: 2025.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スピノザは哲学者の名前だった。 物語は、静かにすすんでいきます。 人間の生死の話でありながら、人生観、価値観がとても刺激を受けます。私は、どんなふうに考えるだろうか。 大学病院の花垣准教授も魅力的ですが、南先生や原田病院の鍋島先生、中将先生、秋鹿先生、看護師さんたちの人間性が、雄町先生をより深く魅せてくれています。 もっともっと続きが気になるし、それぞれ先生たちの別の物語も知りたい! 京都の街が登場し、「あそこらへんかな?」と想像し旅行気分も感じられます。 今度、京都へ行ったときは糺の森をゆっくり歩いてみたい。そんな気持ちになります。 魅力的な和菓子たちも堪能したい気持ちです。

    3
    投稿日: 2025.08.10
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    医師の雄町は、妹の息子を養育するため、大学病院から町の病院に移り、看取りメインの医師活動を行っていく。かつては消化器内科で内視鏡の技術を磨くことにやりがいを見出していたが、往診では患者やその家族との心のやりとりを通して、医師とは?人間の幸せとは?と自問しながら新しい気づきを得る。こんなふうに寄り添ってくれる医師がいたらいいなぁ、と思った。

    2
    投稿日: 2025.08.02
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    病が治るということが幸福ということなら、病が治らない人はみんな不幸のままなのか。たとえ病が治らなくても、残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことが出来るのではないか。 地域医療に携わる中で形成された夏川草介の哲学を知れる、そんな本だった。怒りにはジョークを、不安にはユーモアを。先の見えない厳しい状況だからといって、拳を振りかざせば道が開ける訳ではない。これからも心に留めておきたい大切な言葉たちである。

    5
    投稿日: 2025.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「手を取り合っても、世界を変えられるわけではないけれど、少しだけ景色は変わる。真っ暗な闇の中につかの間、小さな明かりがともるんだ。」 「暗闇で凍える隣人に外套をかけてあげることなんだよ」 仕事柄、困りごとのある人々と関わることが多いのでリアルに感じすぎて、読んでいくのが嫌になるかもと思ったが、とても良かった。 困りごとのすべてを助けられるわけではなくても、近くで寄り添えるような人でありたいと感じられる本だった。

    2
    投稿日: 2025.08.02
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    医療従事者です。 自分はコ・メディカルで終末期などはまだ関わったことがありませんが、領域が違っても読んでいてとても温かみがあって、学びにもなる内容でした。 病気の完治が難しい方、リハビリしても後遺症が残ってしまうであろう方などと日々関わることが多いですが、「どんな声掛け、どんな関わりが正解なんだろう?」と常々考えたり迷ったりします。 そんな中で、マチ先生の言った ''僕たちにできることは、暗闇で凍える隣人に外套をかけてあげること'' という言葉がとても染みました。 専門職としての知識や技術を身につけるのは当然として、患者さんに寄り添う視点を同じくらい大事にしながら今後の臨床に向き合えたらなと思います。

    10
    投稿日: 2025.08.02
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    生死に関わる医者の仕事。技術がいくら進んでも抗えない領域があることを再確認。静かに泣けるシーンが多かった。勉強になったし、心が温まりました。

    15
    投稿日: 2025.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マチ先生みたいなお医者さんなら、安心して治療を受けられる。優しい風のような人当たりなのに真理をとらえていて、人と真摯に向き合っている。人間としてもとても魅力的。 吐血で自宅で亡くなった辻さんが免許証の裏に残した「先生 おおきに」の文字に、孤独だった辻さんが人生の最後にマチ先生に救われたことが伺えて、胸を打たれた。

    2
    投稿日: 2025.07.31
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    夏川先生の本はハズレが無いですね。どれを読んでも本当に面白い。今回は甘い物に目がないという設定で命の大切さに向き合っていく感じが、読み手の想像力を豊かにさせてくれました。この作品も続きを書いて欲しいと思うのは、私だけでは無いはずです。

    14
    投稿日: 2025.07.30
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    医療ドラマ見ているように映像を脳内に流しつつ読んだ。スピノザを読んでみたくなった。まったく違うジャンルの医療モノ連チャン読書。たまたま。でもつながるところもあって、映像が交差した。

    4
    投稿日: 2025.07.27
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     おもしろかったです!王道の医療小説です。患者の状態とわずかな手がかりからのあざやかな診断、病態を知り尽くしているからこそできる緻密な手術シーン、最高でした。  そして、わたしは洗脳されました。「マチ先生~すごい!」「お医者様、えら~い!」(@_@) わたしの頭の中に響きわたります。  わたしも、小説の舞台となった「原田病院」風の病院に通院しています。次に行ったら、お医者さん、看護師さんたちが、いつもより輝いてみえそうです。  こんなふうに洗脳されたのは、たぶん、この小説の「ホメ」がすごかったからだと思うのです。主人公のマチ先生、その他のお医者さん、看護師さんたちの「ホメ合戦」でした。お互いにホメるのでステレオ効果です。  わたしの体感だと、小説の50%超が「ホメ」です。そこに所々はさまれるのは、京菓子の逸品がおいしそうに消費される場面。次々とえがかれています。わたしはもう、白衣見るとよだれを流す、洗脳されたパブロフの犬になりそうです。(笑)  小説に登場する患者さんたちも、ホメられてましたね。なんだかんだ言って、処方された薬はきちんと飲み切り、ちゃんと通院、あるいは訪問診療を受けています。ネットで検索したりして、ケチをつけたりしない、患者のお手本のような方々でした。「患者読本」とも思える小説ですよね。  でもわたしは、マチ先生は苦手です・・・おだやかに、ていねいに、日本の標準治療を押し付けてくる感じとかは・・・(笑)  この本は医療小説ですが、病気を治すことよりも「看取り」に重心がおかれているようです。「看取り」でのお医者さんの様子を知ることができてよかったです。  わたしは、死が近づいたときの苦しさは、薬でやわらげればよいと単純に思っていました。だんだんと薬の効きが悪くなったとき、患者さんは薬を増やして楽にしてほしくても、お医者さんの判断はそう簡単ではないようです。  小説でとりあげられた様々な「看取り」。そのなかでも、独り身のおじさんが印象的でした。「看取り」といば、誰かしらそばにいてくれるイメージですが、そのおじさんについての文章を読んだら「セルフ看取り」という言葉が心に浮かんできます。  ネットで調べたら、本当にそんな言葉があるみたいですね。  「セルフ看取り」といっても、急には無理でしょう。日頃の準備が大切なんだろうと想像します。今のわたしにできることが、何かあるのかなと考えてみました。  ひとつ思いついたのは、夜、寝入るとき、意識がなくなる前に「感謝」して「にっこり笑う」ことですかね。  もし朝になっても、目が覚めることがなかったとき、それをやっておいたら「セルフ看取り」につながるような気がします。  わたしの感想、ちょっとズレてしまいましたが、学び多き一冊でした。

    85
    投稿日: 2025.07.27
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    京都の地域病院を舞台に、命に向き合う人々を描く、四十前に、最愛の妹を若くして病気で亡くし、甥と2人で暮らし始めた。 かつては、大学病院で難手術をこなし、将来が約束されていた彼… 彼の周りには、地域を支える仲間がいる 誰しもに訪れる死、日常生活にある死、でもあきらめない医療がそこにはある…

    4
    投稿日: 2025.07.27
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    外れがない作者だが これはその中でもさらに名作。 生き方、死に方、 多くの人が直面する課題に ヒントを与えてくれる。 登場する京都のスイーツも インパクト大。

    3
    投稿日: 2025.07.26
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     慈悲も慈愛もない、冷たい空間が広がる世界。  努力も忍耐も役に立たない世界。  そこに生きる、私たち。  生きてさえいれば、いいことがある、訳はない。  けれども、できることはある。  そんなことを教えてもらった。 (余談)  登場人物の名前が、酒飲みには気になって仕方がない。  半分くらいは、ストーリーよりお酒に考えが持っていかれた。

    3
    投稿日: 2025.07.23
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    優しさに満ちた世界観と、緊張感ただよう医療の現場が見事に共存する一作。 和菓子を愛する主人公のおかげで銘菓の魅力にも自然と引き込まれる。 人と向き合うことの尊さを描いた、医療小説の醍醐味が詰まった一冊。

    14
    投稿日: 2025.07.23
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    どうしようもない世の中で、それでも自分のできることを尽くして頑張っていく。 医師でもある著者の誠実さが伝わってくる作品だった。 医療物としての派手さはないが、舞台が京都なのも相まって、作品の中に穏やかな空気の流れを感じた。 阿闍梨餅が食べたい。

    9
    投稿日: 2025.07.22
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    とてもよかった。 神様のカルテとはまた違った良さ。 本当に、家族や自分を最期に診てくれる先生がこんな先生だったらどんなに幸せだろう。   神様のカルテは翔ちゃんだったので、こちらはニノがやってくれたらなー。

    3
    投稿日: 2025.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    難しい話だった。マチ先生の冷静さがとても際立つ作品だと感じた。先生と患者さんのやりとりと関係性が印象的だった。亡くなった患者さんがマチ先生宛に「おおきに先生」と運転免許証の裏に書いていたのが印象的だった。 医者も全てのことを解決することはできず、また人間は起こる出来事に対して全部を解決することも出来ない。だからこそ、自分のできることを探して地道にやっていくことや一人ひとりの人と人として関わっていくことの大切さを学んだ1冊となった。

    0
    投稿日: 2025.07.21
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    夫を亡くしてから、医療ドラマを見るのも、それ系小説を読むのも無理になった。 やっと、読めるようになったのは、進歩? 病気を見つめ、対峙する医者、患者に寄り添おうと する医者、どちらが正解ということはなく、 その医者の性格、生き方なんだろう。 ただ、さまざまな死に向き合わなければならない 終末医療は、想像以上にきついことなんだろうと、 思うしかない。 一人ひとりの患者と対峙するなら特に。 マチ先生はもちろん、原田病院の医師たちや、 花垣先生、なんて、魅力的な人々のオンパレード。

    5
    投稿日: 2025.07.20
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    面白かった!人格者ばっかり出てくるけどそれが良い。小説だからね!どろどろした汚い部分は排除した観念的な世界なようでもある。京都で餅食べたい。 いろいろ魅力的な人が出てくるなかでやっばり一番素敵だと思ったのは妹さんだなー。そういう生き方でありたいと思いました。

    4
    投稿日: 2025.07.17
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    「世界にはどうにもならないことが山のようにあふれているけど、それでもできることはあるんだ」 良い本に出会いました。

    6
    投稿日: 2025.07.16
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    緊迫感ある医療シーンと町中の病院の日常を垣間見ることができただけでも、興味深く読む価値があった。 また、「幸せ」とは何なのかという哲学的な問いを生と死の境界線を身近で見る医者の立場から、答えを探していく過程は新鮮だった。

    4
    投稿日: 2025.07.14
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    読み進めるうちにマチ先生の偉大さをじわじわと感じてくる。 「(死にゆく人に)急がなくてよい」「医療に期待も希望も持っていない」「生きていればいいことがあるって絶対に思えない境遇の人もいる」などなど、よく言われる一般論とは一線を画した言葉がポツポツと語られる。 その言葉も佇まいも、生と死の際を見続け考え続けるからこそ出てくるもので、かなわないなと思うし、患者の姿からも生や死との向き合い方について、自分の浅さを感じさせられる。 「作品紹介」の中の「著者から」の言葉にある「シンプルであること」の偉大さを感じた。

    4
    投稿日: 2025.07.14
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    表紙の裏の注釈によると、スピノザとはオランダの哲学者。人間の行動と感情を嘆かず笑わず嘲らず、ひたすら理解しようと努めた、とある。 主人公は消化器内科の医師。大学病院でも内視鏡手術では名のある医師だったが、早世した妹の遺児を育てるため、退職し、現在は大きくはないが手術も手がける原田病院に勤務している。京都の四季を織り交ぜながら、医療に携わる毎日を描いた小説だ。 大学病院のヒエラルキー、終末医療、テーマは重いものの、この作家の作品は、ドロドロしたところもなく、心の健全さを失わず、爽やかに安心して読み終えることができるので好きだ。登場人物が善人ばかりだと、現実離れして軽い中身に思えがちだけど、そんなこともなく、しっかり心に響く物語になっている。 「医療というものにたいした期待も希望も持っていない」と主人公の医者は言う。「人間はどうしようもなく儚い生き物で、世界はどこまでも無慈悲で冷酷だ。妹を看取ったときにいやというほど思い知らされた」「わたしたちにできることは、暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげることなんだよ」

    2
    投稿日: 2025.07.13
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    京都の小さな病院で働く哲郎はある理由で大学病院をドロップした凄腕の内科医。地域医療の世界から医者や人の命のあり方を見つめる。 ------------------ 安心して読める夏川さんの医療ものです。今回も、医療というものに鋭く切り込みながら命とは何か、生きるとはどういうことなのか、そこに資する医者の役割とは、哲学的な側面を掘り下げていてとても良かったです。 いつも日本の医療について、地域に視点を据えながら鋭く深く描き込んで見せる夏川さんですが、医療の世界がどんなに理不尽だったり暴力的だったりしても常に人への優しさを忘れずに人の生と死を丁寧に綴るのが夏川さんの医療もので、読むと人として忘れてはならない大切なことを手渡されたような気持ちになります。 ただし、今回のラヴ要素は正直いらなかったのでは、と思いました。このラヴ要素を回収する続編を熱望します。

    17
    投稿日: 2025.07.12
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    星を10個付けたいくらい最高の書籍 ◾️ページ数 p287 ◾️涙が噴き出て止まらなくなった箇所 「先生、おおきに」 ◾️抱いた感情 温かい、人間味溢れる、こんな世界が広がってほしい、感動、涙止まらない、映画化されて欲しいし絶対観たい

    2
    投稿日: 2025.07.11
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    死ぬということが 少し怖くなくなった気がします 避けることのできない愛する人との別れ(自分が去る、相手が去る)のとき、マチ先生のようにやさしく寄り添うことができたら素敵だなと思いました 読んでよかった

    3
    投稿日: 2025.07.06
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    甘党で京都生まれ・京都育ちの私には、とてもとても楽しく安心するストーリーでした。 絶対にオススメです。

    4
    投稿日: 2025.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    暑い今の季節にぴったりの作品。 命と向き合う京都の病院が舞台。 往診から外来、入院患者のオペまで担う主人公の甘党・哲郎先生と、その同僚たちや個性豊かな患者さんとその家族たちが織りなす、当たり前の日常とその日常が突然ぷつりと途切れる諸行無常の様が粛々と描かれている。 3話までは静謐に進むけれど、4話は舞台が大学病院となり高揚する。突然のエンタメ感に手に汗握り、夢中でページを捲った。 大学病院から研修に来ている南茉莉先生のことを助手かと聞いてくる警察に「助手ではありません。ドクターです」と諌めるところで、大学病院にいる西島先生との違いが如実に現れる。敬意をさりげない会話で表出させるところが哲郎先生の人格そのもの。 奥さんを亡くしてから日雇いで食い繋いでいる辻さんの吐血・救急搬送で始まり辻さんの吐血・孤独死で終わるこの物語。 哲郎先生は終始、辻さんが1人孤独に過ごした時間に思いを馳せている。冒頭から最後まで。そこが品と教養と慈愛に満ちていて素敵だった。

    6
    投稿日: 2025.07.06
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    京都の街中にある病院で働くマチ先生は地域医療で、お金に余裕がない高齢者やアル中で癌末期になった患者など、弱い立場の人間にも寄り添いながら、その人の人生が幸せに過ぎる様にささやかな勇気と安心を与える。 著者が現役の医師で、言葉の重みも十分伝わった。医療とは何か、人生とは何か、幸せとは何か、主人公のマチ先生の言葉が染みた。 物語ではあるんだけど、哲学書でもあり、暑い京都の街中の雰囲気や御菓子屋のマメ知識も味わえて、独特な世界観を感じた。

    131
    投稿日: 2025.06.28
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    神様のカルテと同様にキャラが立っていて映像で見ているような感覚を覚えます。京都のお菓子も知ってるモノがいくつもあって味覚まで刺激される。扱っているテーマは終末医療と重く、身近な体験もあり考えさせられるが、暗い気持ちになるわけではなく元気をもらえる感じ。続編も期待したい。

    10
    投稿日: 2025.06.27
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    神様のカルテは文学的医師、この作品は哲学だった。通じる物があると思う。生死や幸せ、答えの出ないテーマ、向き合う勇気をもらいました。 周りの医師のキャラも素敵で次回作を期待します。

    7
    投稿日: 2025.06.26
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    ただの医療ものでもなく人間物語でもない。ちゃんと両方バランスよく存在する。好きな言葉がたくさん見つかった。

    10
    投稿日: 2025.06.22
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    「人の幸せのあり方とは」という帯の言葉と、スピノザという哲学者の名前に惹かれて本書を手に取った。 「マチ先生」こと雄町哲郎医師は、京都にある原田病院に勤める消化器科の医師で、ある事情から大学病院を去った内視鏡のエキスパートである。 最先端の医療技術を追求する大学病院とは異なり、原田病院には認知症の進んだ高齢者など、人生の終わりが近い患者が多く入院している。まったく方向性の異なる医療の現場だ。 物語は、その病院から自転車で往診に向かうマチ先生と患者たちとのやりとり、美しい京都の情景描写、そして穏やかな哲学の対話を軸に進んでいく――かと思いきや、中盤に大学から南先生が研修にやってきたあたりから、物語の雰囲気が一変する。まるでテレビドラマ『医龍』のように、マチ先生の内視鏡手技が賞賛される展開が始まるのだ。 読み始めたときに期待していた内容とは少し違っていたため、やや肩透かしを食らった印象もあるが、物語自体は明快でテンポがよく、ドラマを観ているような感覚で楽しめた。 哲学や医療に詳しくなくても読みやすく、幅広い人におすすめできる一冊だと思う。

    3
    投稿日: 2025.06.22
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    神様のカルテシリーズに大感動していたのはいつだったろう。夏目漱石好きの若き医者の先生と同じアパートの変わった住人たちとカメラマンの妻。周りの人たちや患者さんたちとのかかわりの中で、主人公の成長を見守りながら、地域医療や救急医療について、考えさせられた。 その同じ作家が、新たな医療ものシリーズを始めた。いや、シリーズになるのかはわからないけれど、同じ医療ものだとしても新たに始めるにふさわしい、違う切り口のものになっていると思う。 今回は町中の小さな病院が舞台。主人公の医者は内科医で、大学病院では有望株の若手だったにも関わらず、周囲の反対を押し切り大学を辞め、甥っ子を育てながら京都の町医者をやっている。訪問医療をしながら、看取りもする。前回のシリーズよりも一層、人の生活や人生に密着した医療だ。劇的なことは起こらないけれど、淡々とした医療が呼ぶ静かな感動と達観がある。また、生きることについて考えさせられる。赤の他人のいのちの守り人である、すべての医療従事者の方に感謝。

    17
    投稿日: 2025.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「人間とは、思い通りにならないことばかり。でも、それでも、生きていかなくちゃいけない。」 そんな風に感じている人に、そっと寄り添ってくれる物語でした。 夏川草介の『スピノザの診察室』は、医療小説でありながら、哲学の静けさと余白が同居する、不思議な読後感のある一冊です。 主人公は雄町哲郎(マチ先生)。かつては大学病院で名を馳せた名医でしたが、妹を亡くし、甥の龍之介を引き取ったことをきっかけに、京都の町医者としての人生を選びます。患者に寄り添いながらも、“自分ができることの限界”に日々向き合うその姿には、現場医療のリアルと人間らしさがにじみます。 そんな彼が傍らに置き続けているのが、哲学書『エチカ』。 「神は自然そのものである」「世界にはどうにもならないことがあふれている。でも、できることはある」——スピノザの言葉に、哲郎は医師として、人間として、向き合っています。 この物語の魅力は、“答え”ではなく“まなざし”にあります。 人生に意味を与えるものが、地位でも名誉でもお金でもないとしたら? それは、どこまでいっても「誰かのために、自分が今できることをする」という姿勢なのだと、哲郎の背中が教えてくれます。 これと対比して、哲郎の対局を生きる元医局の上司である花垣の「野心はないが矜持はある」という言葉も響きます。いい仕事を突き詰めるという医療者としての誠実さを体現していて、胸に残りました。(哲郎と花垣の関係性は素敵すぎて悶える) 死と向き合う場面も多く描かれます。 たとえば、お盆の季節に、太鼓の音が響く中で語られる「手を引いてくれる人がいるというのは、幸せなことだ」という言葉。 それは死者に連れて行かれるというお盆のネガティブな捉え方ではなく、孤独を生きる人の現実を知っているからこその重みがあります。 この本を読み終えた時、日常が少しだけ静かに、美しく見えます。 悩みを抱える人も、迷っている人も、そして「自分の役割」に疲れてしまった人も。 スピノザの言葉と、哲郎という医師の生き方が、少しの勇気と余白をくれました。

    109
    投稿日: 2025.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完全に騙されました。穏やかな京都で、身近な死に悲しむ人達を哲学的に慰める医者の話としてぼんやり読んでいたら、最終章で超胸熱医療ドラマに豹変して興奮しました。 少年の絶望的なオペ室に侵入し、憔悴した後輩の背後から金平糖のお礼を言って正体をバラす場面がカッコ良すぎて声が出ました。 登場人物がみんな魅力的で、一冊で終わってしまうなんて勿体無い。と思ったら続編決定でおめでとうございます。素直に嬉しい。 今回のオチ: 出禁になっている医局に潜入し、9歳少年の超絶難易度内視鏡をサポートして成功させる主人公マチ先生。翌日、勤めている診療所に京都中の銘菓が届く。マチ先生をライバル視している先生は潜入に気づいていない。 マチ先生が緊急内視鏡で救ったアル中の男性が亡くなる。払えない事を理由に治療を拒否し、最期は救急車も呼ばずに自宅で血を吐いてなくなる。空っぽの財布には期限切れの免許証だけが入っていて、裏には「おおきに先生」と掠れた字で書かれていた。

    8
    投稿日: 2025.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分は、医者ではないけれど、マチ先生をはじめ、出てくる人たちの考え方や悩みにとても共感できるし、こうありたいと思わせてくれる人物が多くて、感動した。 自分が思う幸せと、相手の思う幸せは違う。 たとえ、社会からは非常識と思われることであっても、それがその人にとっての幸せなのかもしれない、と感じてしまうと、どうしたらいいのか本当にわからなくなる。 それでも、懸命に生きる人の力になれたなら、自分にできることはなんなのか、と考えるしかないし、 わかりあえないと思っていた相手に、ありがとうと一言、言われただけで苦労が報われてしまう気がする。 そんなことを思い出してしまった。 取り急ぎ、関西に旅行に行ったら、長五郎餅を食べに行こうと思う!

    7
    投稿日: 2025.06.18
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    神様のカルテを彷彿とさせる作品だ。 主人公の医師雄町哲郎と彼を取り巻く人々の人間模様。 作者はこうありたいと思うような人物設定が得意だ。 共通点は哲学的思考の医師。 医師というのは死と隣り合わせの職業であるからこうなるのか? 読んでいて嫌味を感じさせないところが好きだ。 疲れた時に読むと癒される気がする。 もちろん通勤時にも。

    5
    投稿日: 2025.06.18
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    妹の死により甥の龍之介を引き取ったマチ先生は大学病院を辞めて京都の原田病院で勤務する。看取りも多く辛いけれど幸せな最期を過ごせるよう周りのスタッフも患者さんに親身に寄り添う。温かな医療小説でした。

    5
    投稿日: 2025.06.17
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    かなりあっさりめな医療ドラマ。 ストーリーも、広がりそうな話にはいかず、淡々と進むので、ちょっと物足りない&勿体無い感じはあるのが、少し残念。

    3
    投稿日: 2025.06.16
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    私がフォローしている方の評価が高かったので、読みました。心温まる作品でした。 ボリュームも適度で、描写も素晴らしい。テンポ良く話も進み、ラストも◎。「ほどなく、お別れです」と似た、素晴らしい一冊です。 幅広い層にオススメできる内容です!!

    58
    投稿日: 2025.06.16
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    甥っ子を育てるために大学病院から在野の病院の医師となった雄町医師が主人公。 最先端の医療から、人の病気に付き合って看取りまで行う病院の違いを南研修医を交えて日々は進んでいく。医師としてどう生きるのか、哲学者スピノザの言葉に支えられながら、一筋縄ではいかない患者に付き合っていく。アルコール依存症の患者の気持ちを考えて、寄り添った時に、死が訪れた時に雄町医師への感謝の一言が書かれていた。 穏やかな雄町先生のような人に最後を看取って欲しいものだ。

    19
    投稿日: 2025.06.15
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    夏川草介さんは神様のカルテから好きな方です 久しぶりに著者さんの本を手に取りましたが世界観は変わらず 医療は万能ではないし、人の命には必ず終わりがくる 終末期、と呼ばれるその時をどのようにして迎えてどのように過ごしていくのか 夏川草介さんの本はそれをとても考えさせられるのです 全てをその人が望むようにはできないかもしれない これで良かったんだろうかと思うことは必ずある それを考えていくのは辛いことだったりする でも向き合っていかなければならないことなんですよね また、好きな作品が増えたなぁとしみじみしています

    9
    投稿日: 2025.06.15
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    優しい本。 装丁も優しい感じがする。 夏川草介さんを画面で見た時から、優しい雰囲気があり本を読みながら、夏川さんが思い浮かび、イメージ通りな感じがした。 たくさんの登場人物があり、追いつかなかった。 医療系の本はこれで2冊目。マチ先生の医療の在り方、向き合い方が優しい感じがする。

    4
    投稿日: 2025.06.15
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    優しい世界線で描かれているなぁーと。 こんな世界線なかなか無いんだろうけど…あったらいいなって思わせてくれるそんな小説でした というかマチ先生スーパードクターすぎる。そこのところの背景が描かれてたら尚良かった。

    4
    投稿日: 2025.06.10
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     幸せとはなに? 「地位も名誉も金銭もそれが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。」 「人の幸せはどこから来るのか」 「医者は病気を診るのではない。人間を診るのだ。」           (本文より)

    6
    投稿日: 2025.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物のみなさんがとても人間味があって、ほっこり微笑ましいです。 雄町先生(通称マチ先生)の甘党っぷりも、緊迫した医療現場が舞台の中では、ほっこり要素としていい味を出してます。 内視鏡の腕はピカイチなのに、えらぶるわけでもなく、目の前の患者さんを1人の人間として誠意を持って接する姿。甥の龍之介や、研修に来ている南先生など、自分よりも年下の人に対しても飾らずありのままで接する姿にマチ先生ならではの懐の深さを感じます。 バリバリの最前線で花垣とタッグを組んでいる姿も見てみたいですが、それはマチ先生ではないのかなとも思ったり。

    4
    投稿日: 2025.06.09
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    「神様のカルテ」は未読、かつ映画も観ていなかったので本作品が初めての夏川作品でした。医師でしか描けない施術シーンや、京都の老舗お菓子の数々、いい意味で魅力溢れる医師たちの奮闘は、大学病院から飛び出し地方医療に奮闘する「孤高のメス」を思い出しましますが、そこはスピノザというワードから、全く違った医療小説になっていて、一気に読んでしまいました。もう京菓子とタイアップしたりして、映像化の話は進んでるのだろうな、と素人ながら思いつつ、俳優さんは誰が良いかと考えてみましたが思いつかず。40代前後の役者さんが枯渇してるな、と別な気づきにも至りました。マチ先生、本当に素敵なんですよね。ぜひ続編も期待したいです。

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    投稿日: 2025.06.08
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    読後、この本で出会った文章と、自分の今までの経験を絡めて反芻していたら、自然と涙が出てきていました。 とてもいい読書体験ができました。

    4
    投稿日: 2025.06.07
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    表紙の手触りがいい本です。装画も爽やかな色合いで、自転車に乗る一人の男性が描かれています。裏表紙には美味しそうな和菓子も。京都の文化的な面の裏側に、普通の暮らしがある当たり前のことを感じさせてくれます。 矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅をこの世で味わうべき3つの食べ物という原田病院の医師、雄町哲郎。通称マチ先生。甥の龍一郎くんと暮らし、毎日大忙しのなかでも穏やかな空気をまとっている人でした。そしてとても魅力的な人でした。医師としての技術の高さと周囲の医師や看護師、そして患者を安心させる術の両方を兼ね備えていました。 小説では、患者も病気もそれぞれで、その一つ一つに対応している医師達の大変さも伝わってきました。 大学病院で病気に立ち向かう医師、町中で人と向き合う医師。両タイプの医師が必要なのは当たり前のことですが、マチ先生みたいな人が自分の町にいたら、心強いですね。 命を扱う仕事の大変さと、最期まで生きることに希望を与える大切さを伝えてくれる小説でした。 第一章 半夏生 第二話 五山 第三章 境界線 第四章 秋

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    投稿日: 2025.06.06
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    まず表紙が最高にいい 京都の白河筋ですね。 医療用語とか難しい病名が出て難しい!の後に、 ほんわか和む会話が入ってきたり、緩急があるけど、スピード感はない、居心地の良い本だった。 私的には、ラストシーンよりも、アフロ先生との地下での会話シーンにグッときました。 京都に行って、和菓子屋さん巡りをしたくなりました。

    3
    投稿日: 2025.06.05
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    お看取りや終末期、『奇跡の起きない』医療現場のお話で、こんなに温かい気持ちになるとは。マチ先生の優しくてそれでもって芯のある言葉がとても良い。 そして京都の銘菓がおいしそう。。夏川さん、映画化は有名だけれど読むのは初めて。少し難しい言葉も出てくるがとても好き。他の本も読みたい。

    4
    投稿日: 2025.06.05
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    すごいな。最後の医者達のチームプレイはかっこよすぎた。マチ先生と花垣はとても良い相棒で、違う舞台で戦っていても志しは一緒というか、通じ合ってるのがすごく良い。お互いを尊敬し合っていて好きだな。 この本は人が亡くなる話が多いけど、マチ先生の少しでも多くの人たちが幸せに過ごせるように自分には何ができるのか、残された時間を少しでも楽しい思い出にしたい、幸せな時間を作り出す人間でありたいという考えに感動した。冷静で正確な判断ができる面を持ちながらも、南が思う通り優しくて大きな人。 ここに出てくる人物はみんな愛がある。

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    投稿日: 2025.06.04