
総合評価
(566件)| 187 | ||
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powered by ブクログラベル?にあった、読み終わった後空に向かってトリスタンと呟きたくなる みたいなキャッチフレーズ、本当か?と思って、初のファンタジー小説を読みました 本当でした。
2投稿日: 2023.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
聖イジョルニ帝国の建国神話、呪われた地レーエンデ、銀呪病、英雄ヘクトルとその娘聖母ユリア、射手トリスタンなどファンタジー要素をしっかり満たし、宿命の恋や友情、親子の情も描いてありワクワクしながら読了。帝国軍側の事情などまだよくわからない所も次巻で分かるのかなぁ。神の子の行く末も気になる。
1投稿日: 2023.08.27
powered by ブクログヒトの世界があって、 ヒトの世界には異なる種族があって、 それぞれ絡み合っていて、それぞれに 政治があって、内外に戦がある。 種族の一員たる登場人物がいろいろいて、 血縁、地縁、仲間、好ききらいの 濃淡まぜた関係がそれぞれあって、 一生分の物語がある。 同時に。 ヒトの世界はヒト外の世界と接している。 またはヒトの世界は、大きな何かの構成要素に すぎなくて、ヒトは普段は気づかないまま、 ヒトの世界がすべてと思い込んで生きているものの、 時々外の世界からの侵食に怯え、泣き、ひれ伏す。 ファンタジー100%の大きな物語の始まりです。 ユリア、ヘクトル、トリスタンの個々の生に 目線をおいた語り口から、 歴史書の視点に転換した終章に到達したとき、 無性に泣きたくなりました。 自分でも理由がわからない。
8投稿日: 2023.08.26
powered by ブクログ人物名が多く出てくるファンタジーものは、自分が名前を覚えることが苦手な為少し読むのを躊躇ったが、ずっと積み本として置いておくのも…と思い読み始めた。 文章は読みやすく、しかし決して軽すぎずサラサラと読める。登場人物、地名は私が覚えられない為確認しながらだが(特に様々な豪放磊落系おじさま達)、なかなか色んな毛色の人がいて途中から確認もいらなくなる。 終章で、その後がサラリと説明されるだけなのが寂しいが、実在の国の歴史を少し垣間見ているような感じがするので、それはそれでいいのかなと…。やっぱり個人的にはもっと読みたい、読まして。 そして一番印象に残っている人物がトリスタン。これは読んだ人みんながそうだと思う。人生を自分で選んで自由に生きるということをユリアや読者に教えてくれる。そしてそれはきっとこれからの革命にも繋がってくれるはず。 もっと読みたい、はやく読みたいそう思える物語だった。
3投稿日: 2023.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大々的に宣伝されていたので、硬派な国産ファンタジーの盛り返しを期待して購入。 読後感は良く、続刊も読む予定だが、ところどころ気になる点はあった。ここまで大々的に宣伝されているのは何故なのだろう…。 地の文は綺麗な文体で書かれていて、特に風景描写はとても美しい。しかし登場人物の会話や心情描写はところどころラノベっぽくライトで、そのチグハグさが気にかかり、いまいち物語に入り込みづらい。 また、描きたいシーンありきで登場人物にセリフを言わせ、行動させているような印象を受けた。 特にユリアはその傾向が強く、そのため何が彼女の軸なのか伝わってこなく、トリスタンがここまで彼女に夢中になる理由がよくわからない。 一番気になったのは構成について。 全8章中、第7章になってようやく起承転結の承になったと感じるほど、単調な物語が続いた。 承に至るまでを丁寧に描きたかったのかもしれないが、 そこからラストまでは怒涛の展開で物語に引き込まれるだけに、配分が本当にもったいない。 ラストシーンの完成度は高かった。 ユリアとトリスタンを安易にくっつかせなかった(キスすらしなかった!)ことで、そういったものを超越した2人の絆、信頼が伝わってくる、美しいラストだった。 終章の歴史書での補足も程よかったように思う。本書はあくまでユリアとトリスタンの関係性に焦点を当てた物語なのだろうし、トリスタンがいない日々を綴ることは蛇足のように思う。 来世や輪廻転生を意識している描写があったので、ユリアとトリスタンの物語はこれからも続いていくという前提のもとでの終章だったのかもしれない。 神の御子はどうなったのか、レーエンデは今後どうなっていくのか、謎は多く残されているものの、レーエンデを舞台にした叙事詩のようなシリーズであるようなので、続刊に期待。
8投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トリスタンかわいそ過ぎない??笑。親に恵まれず銀呪病だからレーエンデから出られないし子は成せないし、ハグレ者になってエルウィン帰れないし……トリスタンがいつ銀の粉になっちゃうのか最後までハラハラしたし最後号泣。 逆にユリアにずっとイライラしちゃった笑。最終的に助けてもらうより自分の力でなんとか潜り抜ける場面欲しかった。 あと神の御子どうなった??産まれてみたらトリスタンとのお子を感じさせる何かがあるのかな〜と思ってたけど、特になかった笑。 あとプリメラあんなに優しかったのにマルティンの人達煽動してめっちゃ怖かった。リリスとホルトの話しもう少しほしい。総じてトリスタンかわいそう…が80% けっこう長めの小説だけど読みやすいし、面白かった!
2投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログこういう本を待っていました! 隙間時間に少しずつ読んでましたが、後半はやめられず。寝るのを忘れて没頭しました。 もう1度丁寧に読み返したいです。
3投稿日: 2023.08.24
powered by ブクログ夏休みの楽しみにとっておいた本! 毎日少しずつ読んでいくのはとても楽しかった(^_^) どの登場人物の気持ちもけっこうストレートに表されてるし、説得されるとすぐに気持ち変わっちゃうから、 登場人物に共感することはあんまりなかったかな。 もう!言っちゃえばいいのに!とか、 ほんとはこう思ってるんだってば!とか、 そういったやきもきがなく、 とにかく今後どんな展開になっていくのか、 っていうのを楽しむ物語だったかな〜 なので、あまり難しく考えず、 さらっと読めるお話でした。 中高生にすすめたい感じ!
5投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログとにかく語彙力と表現力が凄い。 これまで読み方を検索したり感じ調べたりしてたけど、それを記録して自分のモノにできれば語彙力が格段に広くなるし、表現の可能性も広がるなって思った。 ストーリーは、正直序盤部分でもう少し背景を分かりやすく書いて欲しかったが、それでも評価☆5をつけれる程ストーリーは好きです。 ファンタジーだからというわけではないけど、それなりのボリュームがあるから読むの大変って思うと思ってたけど、作家って凄いなって思わされました。
2投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログ極上のファンタジーでした。 ありがとう。 個人的に、「後にxxと呼ばれる」とか冒頭で書かれるとわくわくしちゃいますね。
3投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログ子供の頃はよく読んでいたファンタジー、久しぶりにどっぷりと浸りました。 本の装丁も美しく、読みはじめのワクワク感が懐かしい… 主人公のユリアとその父ヘクトルが、それぞれの想いでレーエンデに向かう。 そのレーエンデには銀呪病という風土病があり、呪われた地と怖れられていた。 どんなに怖い場所かと思いきや、レーエンデでの生活はとても美しくて穏やか。 そこに住まう人々や、トリスタンとの出会いによりユリアの運命は大きな渦に飲み込まれていく。 前半のユリア、ヘクトル、トリスタンのほのぼのとした掛け合いがなんとも幸福感に満ちており、読んでいて癒された。 なので終盤の展開に、衝撃と悲しみで心がざわざわしてしまった。 ユリアとトリスタンには幸せになって欲しかったけど、トリスタンの悲しくも美しい最後は愛にあふれていました。 創造神の御子はどんな運命を辿るのか。レーエンデ国物語がまた別の時代でどのように語られるのか、先が楽しみです。
2投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログ23/08/20読了 終わりかたが好みでよかった。気になるなぁと思っていた諸々を、そういうことならまいっかとできたので。 次巻はどう展開されるのか気になる。
0投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上橋菜穂子さんを感じる壮大な作り込まれたファンタジー小説で、ぐんぐん入り込めた。 トリスタンとユリアが愛し合っているのに、共に過ごす未来がない、というのがとても辛かった。 もっと幸せになってくれ…とも思うけど、それが逆にこの物語のリアルなところ、というか、一方を選ぶなら一方は捨てなければならない、というようなハッピーエンドなだけじゃないという魅力でもあるのかなと思った。 どんどん読み込めて、3日で読み終わった。次作も楽しみ。世界観がひたすらに美しく儚い。好き
1投稿日: 2023.08.18
powered by ブクログ海外の冒険ファンタジーっぽい作風。 文体や、そこで使われている単語がかなり易しいので、子ども向けの作品なのかな、と感じました。
3投稿日: 2023.08.18
powered by ブクログファンタジーを読むには想像力が必要だと思う。 架空の世界を想像しながら読むので、文章がお粗末だと読み続けることが苦痛になってくる。 だが、久しぶりにそのようなこともなく次々とページが進む本に出合えた。 勿論、登場人物のイラストと世界観の地図があったこともあるけれど、自然の豊かさや厳しさと共存して生きるレーエンデ国の人々に魅了された。 ただし、冒頭に「レーエンデの聖母」といわれたユリアの記述があったが、物語の半分以上は英雄ヘクトルとトリスタンの話で、後半最後の2章になってやっとユリアが動き出した。「いつになったら聖母らしきことをするんだ」と思うくらい受け身で考え無しのヒロイン。自分自身が空っぽだと自覚しているけれど、トリスタンがあんな目に合うくらい守ってあげたくなるほどのヒロインか?と思ってしまった。 むしろ全部トリスタンに持って行かれた・・・。 結局ユリアがレーエンデを去ってからの行動が後の世に語り継がれることになったようだけど、本文では年表のように語られただけなので何か物足りない。これだけで4章くらい行くのだろうけど、もっと分厚くなるか上下巻になったら昨今の出版事情では売れなくなることを見越したからなのでしょうか。
5投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何て壮大で美しい物語。 まだ余韻の中にいる。 大人になり、大好きだったファンタジーに上手く入り込めなくなり寂しく思っていた今日この頃。 「面白そうやけど入り込めるかなぁ」なんて少し心配していたけれど、なんのその。 読み始めてすぐに、私はレーエンデの地に立っていた。 レーエンデの風景や人々の暮らしがとても丁寧に描写されていて、幻想の世界の空気や匂いまでも感じ取れそうなほど物語に引き込まれる。 秋のレーエンデが魅力的だった。とても素晴らしい景色なんだろうなぁ。 そしてやっぱりファンタジーの世界のご飯が魅力的!黒パンにチーズを挟んだだけの簡単な食事がとてもとても美味しそう。 トリスタンとヘクトルのやりとりが好きで、2人のシーンになるとわくわくしながら読んだ。 2人の絆には何度泣かされそうになったことか。 トリスタンの儚く、そして美しく壮絶な生き様と最期に、呆然としている。 最終章で「え、どうして…!?」となった部分は今後分かってくるのかな。 ファンタジーが大好きで、本にかじりつくように読みふけっていた幼い頃を思い出した。 何もかもを一旦忘れて、違う世界に連れて行ってくれる。そんな物語にまた出会えて幸せ。
5投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公ユリアがずっと主人公で巻数が進んでいくと思っていたので全てを読んで拍子抜け。 最初は淡々としていた内容も後半になるにつれ一気にヒートアップ。 初めて多崎礼さんの本を読んだが、言葉遣いが綺麗でとっても素敵。 2巻も楽しみ。
1投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
帯の恒川さんの感想が私の読後感と合致しすぎでした。『空を見上げ、トリスタンと呟く』 亡骸すら美しい…。 そしてトリスタンの挿絵がツイ○テのジャミルに激似すぎて、脳内再生はずっとジャミルでした。
3投稿日: 2023.08.15
powered by ブクログこれは日本人が書いた異国籍ファンタジーです。 『レーエンデの聖母』と呼ばれることになる運命の女性ユリア・シュライヴァ16歳とその父、ヘクトル・シュライヴァが古来『呪われた土地』と呼ばれてきたレーエンデに向かうところから始まります。 そしてそこで二人が出逢った18歳の青年トリスタン。 トリスタンは不治の病と言われる銀呪病に侵されています。 ユリアとトリスタンは恋に落ちますが、二人の恋は実るのか…。 二人の未来はいかに…。 この作品は492ページあります。 私はファンタジーが本当は苦手なのでなかなか読めず、少しイライラしました。 この作品は続編の『レーエンデ国物語 月と太陽』があるので、既に図書館にリクエストしたのですが、608ページあるんですよね。リクエスト取り消すかどうか今、思案中です。 この物語というよりファンタジーで、特に王様、お姫様、王子様が出てくる感じがだめなんです。ごめんなさい。 ブクログにはこの作品に愛情溢れるレビューが他にたくさんあるので、そちらを参考にされてください。 でも最後はユリアとトリスタンの生き方に涙しました。
130投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
満月の夜にユリアが赤ん坊の泣き声を聞いた場面から、不謹慎ながら早く幻の海に突っ込めと思ってしまいました。
1投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログいやぁ~、ファンタジーっていいですね まるで物語の中に自分も入り込んだような気分になって読み進めてしまいます それは、おっさんになっても子どものように純粋な心を持っている私だからでしょうかw いやいや、それだったら私も純粋な心を持っているよ!っていうあなたも物語の中に飛び込んでみましょう 本作の舞台はレーエンデ 空には泡虫が舞い、緑の樹海が地平の彼方まで広がり、中でもひときわ目を引くのが乳白色で天へ伸びる古代樹 レーエンデは「美しく、不思議な国だ」 だが、一方で「呪われた土地」とも呼ばれている それは、全身が銀の鱗に覆われていき死を迎える銀呪病というレーエンデ特有の風土病が存在するからだ さぁ、こんな世界ワクワクしませんか!? そして、登場人物もやっぱり重要ですよね そりゃ素敵な登場人物が出てきますよ! ヘクトル・シュライヴァ 騎士団長にして英雄、帝国最強の騎士 トリスタン・ドゥ・エルウィン レーエンデの射手 とにかくこのふたりがいいんです! ヘクトルはトリスタンを信頼しきっている トリスタンはヘクトルを「団長」と呼び尊敬しているが…、扱いが雑なんですよw ふたりのやりとりがまるで漫才みたいw けどこのふたりの関係性、絆が素敵なんです! そして、ストーリーは… それは書きませんよw ワクワクしたい人は読んでくださーい!
66投稿日: 2023.08.13
powered by ブクログなんか現代作家の方の書く異世界ファンタジー小説、国内外問わずテンション?が似てきた気がする…なんでだろ… これがインターネットの普及か…????
2投稿日: 2023.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古来より『呪われた土地』と呼ばれたレーエンデ。全身が銀の鱗に覆われていく謎の死病が恐れられてきた。 その地にシュライヴァの英雄・ヘクトルは娘・ユリアを連れて旅に出た。シュライヴァとレーエンデを繋ぐ交易路を求めて。新しい知恵や知識、最先端の医療技術が入ってくることで銀呪病を克服できるのではないか、そんな期待を込めながら。 レーエンデで出会った凄腕の弓兵・トリスタンが案内人を務め、交易路の建設に邁進する。 おもしろい。 レーエンデの世界観にのめり込み、ユリアとトリスタンの互いを思って何もできない恋心に打ちのめされました。 恐ろしい風土病が霞んでしまうくらい、美しい情景が延々と続きます。 それに相まってユリア、ヘクトル、トリスタンのキャラクターの良さ。日常生活のたわいない会話にも面白さを感じます。トリスタンのシーンは人種差別の場面もよく絡んでくるので嫌な気持ちにさせられることもありますが、それでもレーエンデを恋う気持ちに感情移入させられます。 世界観、登場人物の心情、どこを切り取っても美しい。こんなにも不器用に相手を思いやり、悲しみを乗り越えようとする物語があるだろうか。 「振り返るな。立ち止まるな。前だけを見て走り抜け。生きていれば奪還の機会は必ず来る。」 トリスタンのユリアへ伝えたこの言葉が一番好きです。 なんて一生分の思いを込めた、壮大な愛なのでしょう。ぜひラストまで読んで、この場面を見届けてほしいです。 二度読みして気がついたのですが、 レーエンデに戻ってきた彼女に ”『おかえりなさい』とささやいて、あの薄紅色の唇に口づけることだって、きっと出来るに違いない。” このラストシーンと、冒頭のユリアが泡虫に出会ったシーンが繋がっているようにしか思えないのです。 ”おかえり、おかえり、待っていたよ。貴方が来るのを待っていたよ。 最後に残った一泡が、まるでキスをするように、ユリアの眼前でぱちんと弾けた。” 時系列が完全に逆になってしまうのを無視してしまいますが、あの時のユリアの様々な感情と、涙の説明がつくような気がするのです。神秘に満ちたレーエンデなら、もしかするとあり得るのではないでしょうか。 このシリーズは全5巻。 トリスタンがはるか過去、はるか未来を見通した、 『レーエンデの誇りのために戦う女がいた。』は「月と太陽」のテッサのことで、これから登場する人々がどのように歴史に名を残していくのか。今は一つの地方であるレーエンデが、どのような経緯で国として独立していくのか。 レーエンデの歴史を描いているので当たり前かもしれませんが、「月と太陽」でも1巻で出てきた地名や種族、出来事がいろんな形で登場してきます。ページ数の割に長さを感じさせないので、二度読みをおすすめします。 ほとんどの本を文庫で読みますが、このシリーズだけは発売日を今か、今かと指折り待ちながらこれからの楽しみにしていきたい。 心躍らされ、続編を待ち遠しくさせられるのは久しぶりで、そんな作品に出会えたことを本当にうれしく思います。
3投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりにど真ん中直球のファンタジーを読ませてもらいました。 丁寧に丁寧に語られる架空の世界の美しくも厳しい自然とそこで暮らす人々。 物語の核となりそうな宿痾。 登場人物も多くなく 主人公の日常と成長をこれまた丁寧に描写しているので この手のファンタジーにありがちな(片仮名の名前で)誰が誰だかわからなくなることもほとんどなくとても読みやすく物語にのめり込めた。 後半怒涛の展開あり いくらなんでもこれで終わりだと消化不良だが続編がもう出てるみたいなのでそれだと納得のラスト。 次回作主人公は怪力無双の村娘かぁ めちゃ楽しみ。
2投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログユリアの産んだ赤ちゃんはどうなったのか? 後半がなにかハッキリしません。 トリスタンの死に方は納得できますが 終章にあった政治家として成功したユリアが、マルモアなんかと結婚し なんでレーエンデにも戻れなかったのに レーエンデの聖母と呼ばれたのかも??? なんか終わり方が面白くありませんでした。 レーエンデの聖母と呼ばれた! 孫もいっぱいいて? なんだかなあ!
6投稿日: 2023.08.10
powered by ブクログ一行目:革命の話をしよう。 楽しみにしていたけど、ファンタジーを読みたいタイミングじゃなかった。 なのに、結局序章から入りこんでしまった。 海外小説だと、登場人物の名前もごっちゃになるのに、スルスル入っていく不思議。 そして切ないラスト。 ファンタジー、ど直球だけど、抵抗なく読めて一気にその世界に浸れる。 守り人シリーズには敵わないかもだけど、ファンタジーの中ではかなり好き。 2巻も読まざるをえない。
2投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログレーエンデ、古代樹の森。 銀呪病(ぎんしゅうびょう)→レーエンデ特有の風土病。特効薬も治療法もない不治の病。 動物や虫も罹患するが生き続けることができる。人間だけが命を落とす。 幻の魚が現れる満月の夜。幻の海に包まれる森。 好き!と思った人と仲良くなって、 その人が実は、治らない病気にかかっていて、あと何年かで死んでしまうとわかったら、 それは悲しい。泣く。 エールデ→希望の光。(白い花の名前) 子供は悪魔の子なのか?と村の人達に疑惑をかけられる。騒ぎになりそう。 トリスタンが命をかけてユリアをかばうあたりは ちょっと昼ドラのよう。 (あれ?今、こういうのを昼ドラって言わないのかな?何と表現すれば良いのか?奥様たちが好きなドラマっぽい感じ。韓流ドラマのような感じ?) 児童文学的ファンタジーなのかと思って読んだが、 壮大な世界観のラブストーリーだった。 続編があるそうで、(全4巻) おそらく次巻は、その神の子として取り上げられてしまった、あの子が主人公なのでは? と推測。 それなら、冒険成長物語に? この1巻目は、他の人のレビューなどを見ると、 美しいとか、感動!とか、純愛とか 絶賛されていてすごそうな感じがするが 中学生の少年には、受け入れられるのか?疑問。 奥さま向けのような内容で、残念だった。 次巻に期待!
19投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログた、さ、き、さん…だなぁ!!! この壮大なファンタジー世界の中に1人の人生ぶっ込んでくる感じ…!このかたの世界観好き。そして1人の人生をものすごく美しく書き上げるのが好き。早く続き読みたい。
5投稿日: 2023.08.05
powered by ブクログこれから読む人が羨ましくすらある、そんな作品。 重厚、かつ読後感が(これぞファンタジー)と唸る読み口で、読み終わってすぐ再読するのが勿体なくて手を付けられていない。目の前に登場人物が立っているような、気を抜くとあの場面の香りすら漂ってきそうな、臨場感を持ち合わせて、かつ知らないうちに心情を引き込まれそうな作品だった。
5投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての作家さんで、Twitterで何人かの人が話題にあげており、面白そうと思って購入しました。 前半はレーエンデの文化やレーエンデでのユリアの暮らしや道を作るための旅などが書かれてました。 楽しく読んでましたが、話がどこに向かってるのかよくわかりませんでした。 ユリアが受胎してからの後半がすごかったです。 めちゃめちゃ泣きました。 トリスタン、本当にお疲れさまでした。 3人をぎゅっと抱きしめてあげたいです。 結果だけ見ればユリアたちの負けってところでしょうか。ただこれは始まりなので、今後どう繋がっていくのか楽しみだし、怖いです。 あと、トリスタンが最後にユリアにしたかったことと、物語の冒頭の泡虫の行動がつながってることに気づいてまた泣きました。 ちなみに好きなキャラはホルトくんとヘクトルです。
4投稿日: 2023.08.02
powered by ブクログトリスタンもヘクトルも、ユリアもかっこよかった。こんなふうに真っ直ぐに生きたい。 壮大な物語でした。とても良かったです。
2投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログ呪われた地レーエンデ国の物語。ユリアと父、トリスタンの未来がどうなるのか読み進めたいけど物語を終えたくないジレンマ。ユリアの成長が眩しく父とトリスタンの軽快なやり取りが楽しく、最後のトリスタンにやられる。そしてレーエンデの描写が綺麗で目を奪われる。素敵。
2投稿日: 2023.07.31
powered by ブクログ久しぶりの王道ファンタジーということで最初は苦戦しましたが、後半になると怒涛の展開と興味が湧いてくる設定に引き込まれていました。 本作は3部作の1作目ということらしく、「えっ?」という声が漏れてしまうような展開で作品が終わったように感じました。 正直、この作品だけだと評価はしづらいと言うのが本音ですね。それこそ、ハリーポッターでいう「賢者の石」的な立ち位置のように感じたので…
31投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログ幼い頃、ファンタジー小説を夢中で読んだ。 その時と同じ気持ちで、ひたすらページをめくっていた。 そして、最後、思い出す。 「ああ、これはそういえば歴史を語る本だった」と。 まだ、「レーエンデ国」なんて建てられてない。ここから始まるんだ。
2投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログ美しい薔薇には棘がある を地で行ったような作品 寂しくも美しい幻想世界はその場で暮らしていない人にとってはとてつもなく惹かれるが毒でもあるのだと思った
3投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ第一巻。後に続く物語の重要な導入部になりそうな話。通常の季節の色と銀呪が描かれる風景の色が強く浮かび、迫り来る運命に翻弄されながらも抗う登場人物たちの絆や覚悟を強く感じた。何者も侵すことができないような深い絆や熱い想いを感じさせる場面もあれば、軽口のやり取りの場面になんとなく軽い不調和のようなものを感じる場面もあったが、そこはこちらの勝手な想像があったからだろう。それ故に深い絆や信頼関係が築かれていると言えるし、読んでいるこちらも熱い気持ちになる場面もあったので、しっかりと入り込むことができた。 舞台となるのは、始祖ライヒ・イジョルニが打ち建てた聖イジョルニ帝国。各領主が治める十二州と法王庁領があるが、レーエンデはいずれにも属さない。古来より「呪われた土地」と呼ばれ、治療法も特効薬も存在しない「銀呪病」という風土病が存在する場所。そのレーエンデにまつわる聖母と革命の物語。 登場する種族の特徴や、権力を求める者の画策、迷信や歴史に支配される思想など、物語が進むほどに少しずつ分かってくる。そして、中盤以降は色々な出来事でハラハラする場面が続き、どうなっていくのだろうと先が気になる。この第一巻では、愛を貫いた1人の人生をしかと見届けた気分だった。ここでは明かされていないこともあるし、終章に描かれていることが気になるので、次巻以降にも期待して待とう。
26投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ緻密に練り上げられた世界観、異民族の駆け引きの描き方が巧妙で面白い。トリスタンのキャラがぶっ刺さった。過去が重い、強いのに弱い、報われない。どれか1つでも好みに当てはまる要素があるならば是非読んで欲しい。
2投稿日: 2023.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
緻密に練り上げられた美しい世界観で、物語にどっぷりと浸ることができました。 ユリアがただの”英雄の娘”から、芯の通った強い人間に成長してくさまがかっこよかったです。 トリスタンとは結ばれなかったけど、何よりも深いところで繋がった関係性にグッときました。 最後に受け取った言葉を、ユリアは生涯貫き通したんだなぁ。 似たような伝承なのに内外で見方が違ったのは、大きな力がレーエンデを脅かすと先人は知ってたんですかね…。 強大な力は、扱う人次第なんだなぁと思わされました。 (途中そっちか!!!ってなったのは腐女子脳のせいです)
5投稿日: 2023.07.25
powered by ブクログごりごりのファンタジーを読みたくて手にした一冊。守り人シリーズと肩を並べるくらいよかった。 重厚で繊細な世界設定がすばらしく、レーエンデの美しくて魅力的で不思議な世界を描く筆力も素晴らしく、ストーリーも面白かった。 世界観ももちろんだが、登場人物がとても魅力的で生き生きとしているのがよかった。 特にユリアの父ヘクトルと案内人のトリスタン格好良さは群を抜いている。「自分」がない、何もできないとユリアがコンプレックスを抱くのも無理はない。身近にいるふたりが格好良すぎるんだから。 レーエンデの人々と過ごすうちに、ユリアがどんどん芯の強い女性になっていくのがまたよかったし、勇気をもらえた。 ユリアの物語は終ったけれど、レーエンデ物語自体はまだ始まったばかり。これからどんな壮大な物語が展開して行くのか、とても楽しみ。 三部作とのことだけれど、何部作でも読みたい。星5と迷ったけれど、今後に期待を込めて星4。
14投稿日: 2023.07.25
powered by ブクログ500ページ近くある作品なのに1日で読みきってしまった。途中からは涙が止まらず、ティッシュを手元に置きながらページを捲り、最後は号泣。 自分の道は自分で決める。振り返るな!立ち止まるな!前だけをみて走り抜け!などなど、多くの言葉に励まされ勇気づけられた。いまだ、読後の余韻から抜け出せず、うまく言葉にできないけれど、確実にいえるのはこの作品に出会えてよかったということ。最高でした。
5投稿日: 2023.07.25
powered by ブクログ久しぶりのファンタジー どっぷりと浸らせていただきました 幻想的な表紙絵だけ 映像がない分、書かれた言葉で空想する ああ、私ってファンタジー好きなんだなと改めて思う いいですよね、年甲斐もなくなんて思わなくっても 知らずに買い求めたら、三部作だそうだ これはまたきっといそいそと買ってくるだろうなと予想する 場所も時代も背景も作者の手中だけど 勝手に空想する 銀色の世界 この別世界を地図を頼りに読み進める ユリアとトリスタン、ああ!涙 ≪ 自由をと 闘い抜いた 花に雨 ≫
32投稿日: 2023.07.24
powered by ブクログ読み終わって1週間ほど経ちました。 読了後、どう感想を書けば良いかわからなかったです。 違う本を読んだりとしましたが、 私の心にずっとレーエンデ国物語がありました。
2投稿日: 2023.07.22
powered by ブクログ久しぶりに徹夜で読んでしまいました。 美しい表紙と分かりやすいタイトルを見て、そう言えば私はファンタジーも好きではなかったか…?と思い出し予約して拝読。 忘れるなよって話ですが、ここの所殺伐としたものや哲学書、純文学に気を取られていてすっかりファンタジーの存在が薄れていたのです。 ファンタジーを読む際に個人的に重要なのは、見た事も聞いたことも無い世界に、きちんと己も物語の傍観者として存在させる事が出来るかどうか、なのですが。 すっかりレーエンデ国の民となってしまい、丁寧に縫われた刺繍付きの民族衣装を纏って、主人公達の後をフェルゼ馬に乗って夜中追っかけ回してしまい、眩しい朝日で現実に戻されました。 厳しくも美しい世界にもっと居たかったです。 主人公と美青年トリスタンのまあ純粋な恋模様に、くぅぅー!!とこちらまで恥ずかしくなりながら、全てが美しいじゃないか…とクライマックスで思わず溜息を吐きました。 登場人物もそこまで混みいっておらず分かりやすいので、何より読みやすいので、ファンタジー初心者様にオススメかと。 続編も楽しみです。 さて、仮眠してまた殺伐とした世界に戻る事にします。
15投稿日: 2023.07.22
powered by ブクログ久しぶりのファンタジー小説。 一言にファンタジーと言いきれないほどの読書体験がこの本にはある。 明確な情景描写、心情描写からは、まるで映画を観ているかのような美しい景色が脳裏にひろがっていくようで、ページをめくる手が最後まで止められなかった。 それはまるで小学生の時、ワクワクしながら読んでいたあのファンタジー小説のようでもある。それでいて大人が読むからこそより味を持ち始める苦い心情描写もまたこの物語の深みの1つだと思う。
5投稿日: 2023.07.21
powered by ブクログファンタジーらしさ満載。 ファンタジーらしくて、 世界観も、登場人物たちも すぐに思い描ける描写が良い。 もっと甘いストーリーを予想していたが、 思いの外つらいラストが逆に好みかも。 ただ、神の子は結局どうなったのか気になる… それは続編を読めと言うことか。
0投稿日: 2023.07.20
powered by ブクログ2023/7/18 読了 王道ファンタジーを読みたくて、、ようやく数年ぶりに出会えた!エレベーターに乗ってる間など少しの待ち時間も読み進めたくて、すっかりのめり込んでしまった
3投稿日: 2023.07.19
powered by ブクログAmazonの紹介より 異なる世界、聖イジョルニ帝国フェデル城。 家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。 空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。その数々に魅了されたユリアは、はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。 また新たな作家さんによる異世界ファンタジーの誕生⁉︎と思うくらい壮大な世界観が魅力的で、もっとその世界を深掘りしてみたいなと思いました。 簡単に言うと、親子の波瀾万丈な人生が描かれています。他の領土と交易をしようと関税がかからない「道」を作ろうと奮闘していきます。 ただ「道」を作るためには幾多の難題が。背景にある国同士の争いや嫉妬渦巻く人物の争いなど、リアルとは違ったファンタジーならではの雰囲気があって、個人的にはこの世界観は好きでした。 娘と父だけでなく、もう一人の視点で物語は展開するのですが、「一方その頃〇〇は・・」といった時間軸を巻き戻したりして、複数の登場人物にスポットを当てたりしているので、それぞれ登場人物の動きをじっくり堪能できるので、より物語を楽しめました。貴族の娘としての立場、心の葛藤、謎の疫病など書けば、キリがないくらい色んな実情や謎が詰まっていて、心理描写を含めて堪能できました。 戦いや恋愛、呪いなど臨場感溢れる表現が、自分にとってその世界にいるようでもあり、ハラハラして読んでいました。 じっくり浸れた一方で、後半からは怒涛の展開で終わったものの、様々な事が気になるばかりでした。しまいにはラストは、ナレ死かのように急いでその後の人生を語っていたので、これで終わり⁉︎といった消化不良感がありました。 後で知ったのですが、この作品は全三部作ということで、色んな伏線がどのように回収されるのか楽しみです。ただ、主要人物は生涯を遂げたので、次作ではどのように登場するのか?それとも登場しないのか?気になります。 色んな意味で次作が楽しみになりました。
3投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログナツイチフェアに行って、側にあった全然ちがう本に一目惚れして購入。 ものすごくおもしろかった!! 帯にたくさんお勧めの言葉が載ってるのですが、ドンピシャ。 まさに「王道ファンタジー」です。 「読後放心、空を見上げ、トリスタンとつぶやく」。 主人公のユリアは後の聖女(ネタバレではありません)、流されるだけだった彼女がレーエンデ国に来て、苛酷な運命を自ら選びとる、てだけでもドラマチックなのに、トリスタンとの純愛、ユリアの父は帝国1の英雄、各国領主との争い、法皇の陰謀、とどれかひとつだけでも充分物語になるほどの多重奏。 そして、レーエンデ国の不思議な風土と伝説が美しい! ラノベ的分かりやすいハッピーエンドではないけれど、全員が自分の人生に納得していたのだと思える。 そして、これほど魅力的な登場人物が満載でも、やはりこれは彼らの運命すべてを飲み込んだ「レーエンデ国」の物語なのだと胸に落ちる。 それでこそファンタジーの生粋。 ファンタジーお好きな方には、ぜひともオススメしたいです!
5投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログ眠る前に読むと夢でレーエンデに行けるような緻密な設定。恐ろしくも美しいレーエンデの四季を、暮らしをユリアと共に過ごしているかのような感覚に浸れました。 逆境に晒され運命が牙を向けても自分の意思で選択し続け、前に進んでいく主人公たちに、明日の朝目覚めるための勇気をもらえる、背中を押してもらえるような物語です。次作が待ち遠しい!!
3投稿日: 2023.07.12
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王道なのかどうかは釈然としないけど、大号泣しながら読んだ。トリスタンの存在感が大き過ぎる。もう一度は読めないかも。 シリーズ物という前情報なしで読んでいたせいで、「え、、、?これで終わり??……え?」と困惑。 きっと何百年にも渡る国史を紡いでいくんだろう。 ユリアが何故聖女と呼ばれるようになるのか?最終的にはエールデの物語になるのかな? 本巻はまごうことなくトリスタンの物語でした。 真っ直ぐに生きた子。最期に笑っていられた生き様。できることなら、もう少し早く自分の気持ちを大切にして素直になれたら、、、と思ってしまう。 トリスタンはきっと"幸せだった"って言うだろうけど、敢えて言おう。 幸せになってほしかったよ。 公式HPでガフのイラスト見て、確かに描写はその通りなんだけど、何故か脳内でもっと小汚い奴を想像して読んでたから混乱した。笑
1投稿日: 2023.07.10
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最初はレーエンデの世界に溶け込めず、ゆっくりと読んでいたけど、途中からレーエンデの世界にどっぷりはまり駆け足で読み切った。 トリスタンの献身的な姿に涙が止まらなかった。 面白かったけど、ユリアが産んだ神の御子(レーエンデ側から見たら悪魔の子?)がどうなったのか、気になって仕方がないため、星1つ減らして星4個としました。 ユリアは後に「レーエンデの聖母」と語り継がれるそうだが、レーエンデ側から見ても、そうなのだろうか? 続編で語られることを期待します。
4投稿日: 2023.07.09
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読み終わった感想としては、王道ファンタジーではないです。 主人公のユリアがレーエンデの聖母と呼ばれる理由がいまいちよく分からなかった。 作中で父のヘクトルがユリアの事を強い女性といっているが、私は受動的な貴族の箱入り娘のお嬢様と感じてしまった。 トリスタンが銀呪病になっていることを知り、銀呪病を治すべく、銀呪病の特効薬を作ろうとしたり、幻の海を根絶すべく幻魚や他の化け物とかと戦っていく物語かと思えば、トリスタンが死んでしまっても大丈夫なように子供を作りたいとか思い出を作りたいとか、もう諦めてしまっているところにイライラしてしまいました。 私が今までみたファンタジーものの主人公(十二国記、香君、精霊の守り人など)はどんな逆境でも未来が閉ざされてしまっても、自分の頭や身体で切り開いていくものが多かったので、これが王道ファンタジー?という感想になってしまった。 トリスタンはどんな時でもユリアを助けるために駆けつけたのに、ユリアはトリスタンが追放されたときもトリスタンは私のことを守ってくれたのに何もできなかったとメソメソ泣くだけで、探しに行こうともしない。 結局はお腹の子を悪魔にしたくないと言っていたのにお腹の子にヴァラスを殺すことを願い、お腹の子の力を敵国に証明することになり連れ去られる。 女は子供を産む道具と言われそれが嫌でレーエンデに逃げる→トリスタンが死んでしまっても大丈夫なように子供を作りたい→トリスタンが嫌がるから辞めよう→子供を受胎したのでこの子を守りたい→敵国に奪われたので取り戻したい 最初から最後まで自分で行動を起こさず、何かが起きてから仕方がなく選んでいるようにしか思えない。 一方で、トリスタンやヘクトルは最初から最後まで信念があって良かったと思った。 ヘクトルと愛するユリアを命が尽きるまで守りたいトリスタン。いつの日かレーエンデで過ごすことを夢見て、銀呪病を根絶すべく交易路をつくりながら、娘ユリアの幸せを何より願うヘクトル。どちらも確固たる信念のもと行動をしていて、とても格好良かったです。この二人は魅力的な登場人物だと感じました。 恋愛描写が少し丁寧すぎる気もしますが丁寧で、トリスタンがユリアを、僕の子供を産みたいと思ってくれる人なんていないと言って誘ったのも一見それが誘い文句だったの?と思ってしまったのですが、後々銀呪病患者は生殖機能が損なわれる事がわかり、トリスタンはそれを知ってたのに言ったのは確かに誘ってたんだなぁと納得と同時に、はっきり言わないところがかわいいなぁと思いました。 さらに、終章でトリスタンやヘクトルが亡くなった事、ユリアが他の男と結婚し子供を産み国をまとめ亡くなった事などをさらっと記していて、こんなに長々と恋愛模様を描写していたのに、大事なところはそれで終わり?と驚きました。 王道ファンタジーというから、主人公がファンタジー世界を冒険したり、自分の知識や身体で困難に立ち向かったり、化け物と戦ったり、戦乱の世の国を統治して平和に導いたりするのかな?と勝手に思ってしまっていたので、ガッカリでした。 まだ、エールデが主人公で悪魔の子になるのか神の子になるのか悩み葛藤しながら生きるとかそういう物語をやって、父と母の物語はこうだったんですよ第一部の主人公はこの様にして誕生したのですよと補足的にする物語なら良かったと思います。それだとありがちだと思われるかもですが、王道ファンタジーはありがちで良いのだと個人的な感想です。 結局、銀の海は何だったのか、ウル族の伝承とクラリエ教の聖典のどちらが正しいのか、銀呪病を根絶することはできるのか。 何も解決しないまま終わってしまった。第二部で明らかになるとしても、ユリアの生涯を終章で雑に処理してしまった作者を信頼することが出来ないので、続きを読んでみたいと思わないのが正直なところです。
24投稿日: 2023.07.09
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序盤から中盤にかけてはファンタジーっぽい世界を見られるが、後半から権力争いに絡んでいく展開になり駆け足気味なのが残念。 ガフはもっと暴れ回るかと思ったけどそんなに活躍しなかったのが残念。 ただ重厚なファンタジーっていう最初の印象とは違い、ライトな文体でそれが気になる。このライトなのが人気なんやろうけどね、重厚な面して幼稚なやり取りと設定が中心にあるからタチが悪いです。表紙で騙しにきてますよね。 キャラクター描写がちょい大仰すぎる、掛け合いが本物の人間なら話すやり取りにはとても思えない箇所が多々あり、著者の本が初めてなので、他のもこんな感じかは分からないけど続きはもういいかなと思ってしまった。
17投稿日: 2023.07.08
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繊細な言葉の数々で綴られる物語は、仄暗さを併せ持ちとても美しい世界であった 言葉の選び方の美しさが印象的 言葉による世界の情景に思いを馳せ、ファンタジーの世界に確かに旅をするようだ 読了後の余韻がしばらく抜けなかった ヒロインであるユリア、そしてヒーローであるトリスタン 2人は恋をした だから、きっとハッピーエンドなんだろうって信じてた けれどそう上手くいくものではなくて、彼の持つ病を知り、距離が少し空いてしまう 彼と彼女の共に居た時間は長いようで短いものであった 恋をしても距離があり、情を混じえることの無い愛だった そして…トリスタンと呟かずにはいられない…… 彼の人生は苦しい時間ばかりで、最期も私としてはやるせない けれど彼自身は、何も無い世界で死を待つだけの中、彼女と出会えたことが凄く幸せだったんだろうなって だからこそ2人に幸せな時間が訪れて欲しかったと思わずにはいられなかった 物語はユリア視点、トリスタン視点で交互に紡がれる 人間関係もそうだけど、彼らの生活を覗くのが読んでいて凄く楽しかったなって 現実にはないからこそ、想像を膨らますことが楽しい この場所はどんな場所なんだろう、緑がきっと深い場所なんだろうな どんな木の実を、どんな生き物を食べてるんだろう そういう風に沢山想像をしてしまう 物語自体は終盤は凄く駆け足な印象的 コロコロと変わる展開に目が回るようだった そして謎も残るような終わり方 物語の締め方が十二国記に通づるものがあるかなって 終章では語り部が過去を語るような終わり方だから、多くの空白の時間があるなって その空白の期間は何があったんだろうって想像する 正直、ユリアが別の誰かと結婚したの!?って思ったり、随分長生きしたんだなって思ったり そして彼女が生んだ子は結局はどうなったの〜って思ったり笑 だから、そんな彼女の人生を想像するんだ 2巻目以降もあるようだから、そこで分かることもあるのだろうか
7投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログ中世風のファンタジー小説。 ヒロイン、ユリアはレーエンデ地方と自分の国に貿易路を作るために国の英雄である父ヘクトルについて行く形でレーエンデ地方を訪れる。 貿易路を作るためにいろいろ調べるために、レーエンデ地方に住む元傭兵である主人公トリスタンを案内に依頼する。 ユリア、トリスタン、ヘクトルの出会いが3人を、そしてレーエンデの運命を大きく動かすことになる。 まず、私が聞いているのは、本作品は3部作のうちの初巻ということ。 つまり、導入部にあたるはずなんですが、読んでいて退屈するところが全く無かったなと思うくらい、登場人物同士の掛け合いが面白い。何ならもっと読んでいたいと思いました。 それくらい、キャラクターにのめり込んでしまうくらい登場人物、特にユリア、トリスタン、ヘクトルのキャラが良いキャラだと思いました。 私が気に入っているところは、英雄ヘクトルが自分の国とレーエンデに貿易路を作るために尽力しているとは言え、基本的には登場人物のどこにでもある日常が描かれているところです。 裏で不穏な動きや事件はあるものの、基本的には日常が描かれているというところが好きです。 そして、その日常はある日突然脅かされる。 ファンタジーの世界だからと思うかもしれませんが、いろいろな本の感想で私も書いていますが、裏でいろいろなことが起こっていても、日常は突然脅かされるます。 今読むと私はこれがよく分かるなと。コロナであったりウクライナ戦争で学んだので。 そして、日常が脅かされた時、真に強いのはなんなのか。 それは愛と愛すべき者を守ろうとする力なんだろうなと思いました。 時に、愛すべき者のために勇気と力を振り絞った結果、悲惨な結果を招くことだってあります。 本作品はもしかすると愛すべき者のために勇気と力を振り絞った結果、絶望を招いたかもしれません。 しかし、愛してる人のためなら、自分のない勇気を絞り出せることもあるし、思わぬ力を発揮できるということを感じることってありませんか? それが良いか悪いかは別として、守るべき者がある人の強さというのは凄いなと感じた本巻でした。 本作品は人によっては絶望の物語というかもしれませんし、希望の物語という人がいるかもしれません。 ただ、絶望と取るか希望ととるかは別として、本作品を読んで命をかけても守りたい人(愛する人)がいるよなと思えることができた私はきっと幸せなんだろうなと思える、そんな作品だと思いました。 あなたに守りたい人(愛する人)はいますか?
7投稿日: 2023.07.03
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帯の言葉と表紙に惹かれるままに購入した本。 買って正解だった! 本格的なファンタジー、距離の単位すら異なる世界で広がる壮大な物語にとても心惹かれ、夢中で読んでしまった。 前半はレーエンデ国の美しさや、魅力的な人達に魅了された。そして後半は怒涛の展開。 本当に楽しい読書だった。 ナルニア国物語などが好きだった人はぜひ読んで欲しい。 日本人の書くファンタジーということもあり、この世界により没頭出来ると思う。
3投稿日: 2023.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
凄いお話でした。読み応えたっぷりで、とても面白かったです。 波瀾万丈のストーリーに加え、キャラクターが物凄く魅力的。ヘクトル・トリスタン・ユリアの掛け合いは心温まるものがありました。 トリスタンがとてもかっこいいです。 ユリアと結ばれず命を落とすのですが、心はしっかりと繋がっているのが強く伝わってきました。 最後の2人の別れ、ユリアに向かって叫ぶトリスタンが目に浮かび感動しました。 何重にも作り込まれた構成と、わくわくする展開。間に差し込まれる切ないラブストーリーに惹き込まれました。 文体も美しく、情景描写がとても好きです。 また装丁も素敵でした。 読めて良かったです!
2投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログ読書記録 2023.6 #レーエンデ国物語 王道ファンタジー、といっても剣と魔法にエルフやオークの世界ではなく、登場人物の心情に焦点を当てた物語。 種族の差別や偏見、神話に迷信、謎の疫病と超自然現象、それに人間の野心が加わって、骨太のストーリーを紡ぎ出す。 #読書好きな人と繋がりたい #読了
2投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログ架空の世界、未知の病、狙われる少女… 物語の王道の展開は間違いなく面白い!! 「読後、放心し、空を見上げ、トリスタン、と呟く。」(恒川光太郎さん推薦文)がまさにその通り! まだ出てきていない地域もあるし、その後もその前も気になるし、シリーズ化しますよね?
1投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログ銀色の幻想的な世界、信頼できる仲間の描写になんとなくデルトラクエストを思い出して読んでいた。が、中盤からギア変えてきたすごい展開で一気に読んでしまった…。予定されているという続巻で、この巻の人物についてまた言及されると信じてる。
6投稿日: 2023.06.23
powered by ブクログ読了。魅力的な世界に魅力的な登場人物たち!これは好き!!!読み始めたら止まらなくなってしまった。2巻が8月9日発売予定なので楽しみ。待ちきれない
2投稿日: 2023.06.20
powered by ブクログ日本人の描く西洋的なファンタジー作品が評価されるようになったのはいつの頃からか考えてみると、個人的には向山貴彦さんの『童話物語』が思い浮かぶ。構築された世界観とそこに生きる人々。世界を揺るがすほどの事件を前に、主人公の活躍と成長がファンタジー世界と相まって最高の物語に仕上がる。それを日本人も描けるのかと膝から崩れ落ちた。 『レーエンデ国物語』は近年稀に見るファンタジーの傑作だった。 未知の土地レーエンデへと訪れることになった歴戦の英雄ヘクトルと、その娘ユリア。二人がレーエンデの地で元傭兵のトリスタンと出会った時、レーエンデの大きな物語が動き出す。様々な種族と出会い、なし得たい目的を進めるうちに、レーエンデの全土を巻き込む事件に関わることになり、ユリアは自身の運命に立ち向かう。 宗教、種族同士の争いなど、現代社会でも問題になる事柄を根底に世界観が構築されているから深く理解でき、尽きることない争いに心を痛めながらユリアとトリスタン、そして偉大なる父ヘクトルの活躍があまりにも熱く、泣ける。全員が互いを思いやり、だからこそ起きた出来事に胸を打たれた。 2023年の8月にはもう次巻が刊行されることが決まっており、次の物語に心躍る。
5投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログ感想 居場所と役割を見つけた女性の独り立ち。そこには優しさばかりではないかもしれないが。守ってくれた場所はやがて守るべき場所に。
2投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログ多崎さんの作品は、展開や伏線の回収に驚かされ、登場人物の波瀾万丈な生きざまに涙し、幻想的でドラマチックな作品(煌夜祭や夢の上など)という勝手なイメージを抱いています。(そしてその激しく感情を揺さぶられる登場人物たちの生き方がお気に入りで、定期的に多崎さん作品を読み返しています。) 今回のレーエンデ国物語もその激しさを全面に出したお話なのかな?と思いましたが、なんとも幻想的で底知れない優しさの中にも芯がある世界感でした。ぜひレーエンデ国にどっぷり浸ってみる事をおすすめします。 続く2巻、3巻でレーエンデ国やそのまわりで生きる人々がどのような終焉を迎えるのか、張り巡らされた伏線がどのように回収されるのかとても楽しみです。
9投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ファンタジーが凄い好きなので、装丁も可愛いし、色々と十二国記や獣の奏者に次ぐ語り継がれるべき壮大なファンタジーと言う煽り文句があったのでファンタジー好きとしては期待して読み始めたけど、正直凄いガッカリだった。 比較対象があまりに大御所過ぎると読む側の期待値も跳ね上がってハードルが高くなる分「え?これで十二国記と同じレベルですって言うの?」と言う気持ちが出てきてしまう。 個人的には登場人物に魅力が全然感じられなかった。 あまり深い描写が無い分各キャラへの深みがなく、正直主人公のユリアにはちょっとイライラとしてしまった。 あと、レーエンデは恐ろしい呪われた国だと冒頭で騒ぐ割にそうでも無い。わりかしみんな幸せに暮らしているし、恐ろしい呪われた国と書いてあるのに主人公達は魅力ある国で素敵……となってるあたりから色々と矛盾があってどっちなのだ?とレーエンデと言う国に対する印象がどっちつかずに……。 満月の夜に森に居ると感染してしまう銀呪病と言う不治の病。それを治す為にも隣の国とのトンネルを開けて病を治す道を見つけたい! と言う事で始まったけれど、結果銀呪病を治すと言う話も無くなり、トンネル工事もしたはいいが敵に侵入されて爆破。 これまた安直な感じの予言の言葉通り神の子を宿した主人公ユリアの子供も産んでその後どうなったか謎。 最終的にあれだけこだわっていたレーエンデから父娘で逃げ出す。 後半に行けば行くほど色々と凄い勢いでまとめにかかりラストは色々ありましたとさ、おわり。 と言う感じで語り口調で終わらされてしまい「ええっ!?結果全ての伏線回収も何もせずレーエンデを不幸の底に落として終わった……」と言う衝撃。 何をもってユリアがレーエンデの母と言われるのかが自分には分からなかった。 他国?との力関係とかもよく分からず、そもそも何故呪われた国と冒頭で言ってたレーエンデに(それにしては主人公達は素敵な国だと言ってるが)攻め入る程の理由があったのかも掴めなかった。 ただトンネルを空ける土木工事がメインになっているファンタジー?と言う印象。 銀呪病や面白そうな設定はチラホラ出てきたのに何一つ回収されず終わってしまった分消化不良感が凄い。 続きの巻でそこの所が書かれますとなったとしても、正直この巻を読んで続きが楽しみと言う風には個人的にはならなかった。 悪魔で本当に個人的な感想だから。 きっと自分はこの本とは相性が悪かったのだなと言う感じ。
21投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログ読書メータ―の献本当選。 https://bookmeter.com/giftbooks/520 ワクワクしながら手をつける。戦いあり、恋愛ありのSFファンタジー。普段なら手をつけないジャンルの本。なかった時代、空想の大陸、あり得ぬ病。「え、だって○○じゃない?」「でも、○○なんだよね?」突っ込みたくなる中盤。何度も挫折しそうになる。我慢して先へ。展開が加速。細かいこと気にせずとにかくゴールへと思う終盤。読了。想像のその世界は暫く頭に残る。何だかんだ言って読み終えてよかった。前提設定の記述は真面目過ぎると矛盾を指摘したくなる。もっとしらじらしく、微笑ましい表現でもよかったかと思う。
3投稿日: 2023.05.21
