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日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
竹田恒泰/PHP研究所
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総合評価

259件)
3.5
40
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78
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10
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    著者の日本、天皇への強い愛情は感じました。 日本が「世界でいちばん人気がある」とありますが、取り上げられた資料からは、日本が世界で上位に評価されていることが多いとは理解できるものの、「一番」と断言するにはかなり無理があると感じました。  日本の歴史や文化に誇りを持ったりたたえることはいいことだと思いますが、それと同時に日本以外の国や地域にもそれぞれ独自の素晴らしい文化や歴史があることも理解しリスペクトすることが重要だと思います。「日本だけがすごい、日本が他国に勝っている、日本の方が優れている、他国は劣っている」と考えるのは少し違う気がしました。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    著者、竹田恒泰さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 竹田 恒泰(たけだ つねやす、1975年〈昭和50年〉10月24日 - )は、日本の政治評論家、作家、実業家。皇學館大学非常勤講師。株式会社エクスチェンジャーズ代表取締役。利尻昆布ラーメン「くろおび」オーナー。「令和書籍」社長。 ---引用終了 で、本書の内容は、次のとおり。 ---引用開始 マンガ・アニメが席巻し、世界はいま空前の日本ブーム。しかし理由はそれだけではない。食文化、モノづくり、日本語、和の心、エコ-あらゆる日本文化に好意が寄せられている。それなのに自分の国を愛せなくなったのはあまりにも悲しい。なぜ『ミシュランガイド』は東京に最多の星を付けたのか?どうして「もったいない」が環境保全の合言葉に選ばれたのか?「クール・ジャパン」の源流を探ると、古代から綿々と伝わる日本文明の精神、そして天皇の存在が見えてくる。 ---引用終了

    38
    投稿日: 2024.10.14
  • スネ泰プレゼンツのホルホル本

    こんなに頭の弱い資源ゴミが存在していることに驚愕した。 アニメがどうとかミシュランがどうとか、あのさバカか? ホルホルによるホルホルのためのホルホルでしかない まずデータをみるとこの本が出たあたりから、日本人の自己評価は上がり続けている。さらに白人が日本を誉めるホルホルYouTube、ホルホル番組は増え続け、飽和している。 それにともなって、ヘンズリオナニストインフルエンサーが台頭している。 全部、経済活動なんだよ。 頭の弱い、なんの才能も知能も技能もない、カスのネトウヨ老害に国家だとか天皇という類いのオナペッツを撒き散らし、集団射精の沼にはめて金を搾取。そういうスキームだから。 もはや天皇家はスネオナニストの小銭稼ぎのオカズにされて、ザーメンまみれで使えなくなった。天皇を思い出すともれなくスネ泰のザーメンが連想されるようになった。 ネトウヨの存在が天皇家への嫌悪感を日々強めているのは確か。 著者のスネ泰くんは韓国から金を積まれて、日本を下げて韓国映画を持ち上げたこともある。つまり金しだいというわけだ。 こんな本をありがたがってるのはネトウヨだけ。

    0
    投稿日: 2024.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    近年、日本は失われた30年という期間を過ごし、諸外国からあらゆる面で遅れている、少子高齢化により経済力がこれからも低下するのは目に見えているという苦しい状態の中、やはり日本に関して入ってくる情報はどれもネガティブなもので日本はもう終わりだ、と私自身は悲観的になっていた。 そんな中で偶然見つけた本書により心の中で封じ込められていた日本肯定感が高まりました。これまで日本人はどう生きてきたか、これから日本人としてどう振る舞うべきか、詳しくない人でもわかりやすく教えてくれる本でした。 日本人としての誇りを取り戻すためには歴史を、神話を知るべきだと知らされましたのでこの本に限らず知見を深めていきたい。 日本とは世界で最も歴史の長い国家でありその長きにわたり天皇を中心に慎ましく暮らしてきた。諸外国とは異なり「和」の心を持って国を納めた結果この数千年天皇に謀反を起こすという事など歴史上一度もなかった。 日本は食にせよ宗教にせよ文化、技術にせよ他から取り入れたものを文化に組み込んで更に発展させて全く異なるものとして昇華させてしまう。 江戸の頃の日本は自然と調和した生活をしていた。海外では都市の繁栄と自然は共存できないという見解が強かったが、江戸の日本ではそれらを成し遂げていた。それは日本人が古来から自然と調和した生き方をしてきたからだ。しかし今の日本にはその面影はない。エコが叫ばれ、海外でももったいないという言葉を広めようという今日本人が率先して自然と調和した暮らしをお手本として見せていくべきなのだ。

    0
    投稿日: 2022.09.14
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    竹田恒泰氏の本は、基本的に難しいイメージが私の中で強くあり、敬遠していたのですが、今回、読ませていただいた本は非常にわかりやすく、且つ論理的でとても勉強になりました。我々日本人は自分達の国の事をびた一門も知らないのだな、と痛感いたしました。絶対に知っておかなければいけない事が読みやすい文量で書かれています。気になる方はぜひ読んでいただきたい❗️

    2
    投稿日: 2022.02.11
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    思い返すと、私が学生時代の学校教育は、日本の贖罪をずっと植え付けていたのだと思う。 そのことに何の疑問も持っていないままに大人になった。 意識すらしていなかった。 しかし日本の歴史を改めて勉強してみると、この国はなんと素晴らしいのか。 私自身が50歳を過ぎてようやくそのことに気が付くという有様だ。 日本社会ではまだまだ日本礼賛を批判する人が多いと思う。 (自分たちが日本人なのにだ) 日本礼賛を謳うと外交面で損をするから言わない方がいいという風潮すらある。 謙虚な姿勢は日本流であるが、世界はそんなに甘くはない。 油断を見せるとドンドン付け上がって侵略してくる輩たちなのだ。 日本という国を守るためには、日本人としての誇りを持つことが大事。 日本の良い所を沢山知って「守りたい」と思うことが何よりも第一歩だと思うのだ。 確かにガラパゴス化した部分もあるかもしれない。 地政学的な幸運もあって、今までの歴史が築けた面も確かにある。 それでも結果として私は日本という国が好きだ。 考え方や、根付かれている文化が好きだ。 世界的になぜ日本だけがこんな進化の仕方をしたのかは不明である。 多分に偶然なのだろうから、その解明をすることは必要ないが、結果的に素晴らしいものは素晴らしい。 世界的に見ても先進的なものすらある。 それはプロダクトに留まらない。 「MOTTAINAI」が例として挙げられているが、今でいえば「SDGs」だって日本ではずっと前からそうしていたのだ。 日本が世界で存在感を示すのは、こういう部分なのではないだろうか。 誇り高く。武士道精神ではないが、世界に示していければと思う。 そのためには「自分たちの良い所」を知ることが一番大切だ。 逆説的に言えば「世界との比較」も必要で、そのためには「世界を知る」ということがより大切なのだ。 日本人が一番日本のことを知らない。 そのことは恥ずべきことだ。これからも益々国際化は進んでいく。 まず日本を知り、世界を知り。自分のアイデンティティーを持つこと。 勤勉な日本人なら出来るはずなのだ。 つまり「日々勉強しろ」ということなのだ。 (2021/5/22)

    0
    投稿日: 2021.05.30
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    自国に誇りをもって生きるのは大切だと思うので、それについては賛成するが、天皇ありきで続くので違和感を覚えた。 日本の神話を学校で教えた方がいいとは思うが、事実ではない事はその旨もきちんと教えるべきだと思う。 日本人のいいところ(謙虚さや礼儀正しさなど)はもっと家庭でも学校でも力を入れて教えて、次の世代にも継承していくべきだと思う。そんなに失われていないような気もしますが・・・。 「いただきます」と「ごちそうさま」の話は王道だけど、とても良かった。 これからの世代は、天皇からも宗教からもさらに距離を置き、関心が薄れていくと思います。

    0
    投稿日: 2020.12.26
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    憲法学者という肩書で反日マスゴミと左巻きの国会議員を糾弾する政治評論家であり、また一方ではラーメン屋を経営するという実業家でもある竹田センセイ。漫画やアニメなどのポップカルチャーだけでなく、食文化・モノづくり・和の心など「世界に良い影響を与えている国」として日本はその地位を確立している。本書ではその理由を、「頂きます」・「勿体無い」・「和(なご)み」などの美しい日本語をキーワードに解説し、遠慮と節操のない近隣国とは違って「衣食足りずとも礼節を知る」日本と日本人の凄さを改めて教えてくれる。

    0
    投稿日: 2020.12.12
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    【目的】 日本について 【印象的な言葉】 いただきます、もったいない、おつかれさま 「和」とはすなわち、自らの主体性を堅持しながら他と協調することである。「同」とは、自らの主体性を失って他に妥協することである by 孔子 【その他】 日本の良いところは、食、モノづくり、自然、豊かな日本語表現、和、礼節、義理人情

    0
    投稿日: 2020.05.03
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    読みやすい内容で日本が世界と比べてどのような面が秀でているのかがわかります。 自国を知ることとは同時に世界をよく知るためには必要なことだと思います。 また、自国を愛することも同じくらい大切なことでもあります。 外国人で自分の国のことをけなす人なんてほとんどいませんしね(^^)/ その他にも日本の素晴らしさ、日本人が誇りを持つ点について大事なことをたくさん教えてくれたり、食に関することについても触れています。 ミシュランの数は正直驚きました!

    5
    投稿日: 2020.01.19
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    ●読んで得たもの  日本(人)の素晴らしさ ●感想  子供にも読ませたい本である。  書かれているとおり、確かに日本がこれまで培ってきたものの素晴らしさが理解できる。  一方で、今の日本を憂うべく指標にもなってしまう。  日本人の素晴らしさや凄さは以前に比べ目立たなくなったように思える。どこに消えたのだろう。

    2
    投稿日: 2019.12.10
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    自国の素晴らしさを著者の視点で説く。2600年以上の長きに渡り、神武天皇から途切れることなく皇位が継承されて今に至る古い王朝・皇室と歴史を持ち、豊かな山と海に囲まれ国民性を育んできた日本らしさ、その良さと有り難さを認識できる。 古き良き慣習に対する賞賛と現代に生きる人の生活への批判という論調と、ちょいちょい事実と著者の主張が混在しているように見える言い回しが若干気になったが、日本の歴史や文化を改めて勉強したいという気持ちになるには十分な内容。 改めて日本人に生まれてきて良かったと思うし、だからこそ日本人としての誇りをもって世界で活躍したいと思った。

    0
    投稿日: 2019.08.02
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    海外からみた日本、日本で大切にしなくてはいけないこと、現代に生きる私たち日本人の課題について考えさせられました。面白かった!

    0
    投稿日: 2019.07.12
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    旧皇族で明治天皇の玄孫にあたる著者が、日本の素晴らしさを再発見させてくれる本。日本人は戦後、日本を否定することが是とされてきたが、世界から現在、注目を集めている。世界で最も歴史のある日本は、他の国とは異なる文化を醸成してきたが、日本人自身がその事に気付いていない。日本らしさとは何かに改めて気付かせてくれる。 序章 世界で一番人気がある国「日本」 第一章 頂きます【いただきます】 −「ミシュランガイド」が東京を絶賛する理由 第ニ章 匠【たくみ】 −世界が愛する日本のモノづくり 第三章 勿体無い【もったいない】 −日本語には原始日本から継承されてきた“和の心”が宿る 第四章 和み【なごみ】 −実はすごい日本の一流外交 第五章 八百万【やおよろず】 −大自然と調和する日本人 第六章 天皇【すめらぎ】 −なぜ京都御所にはお堀がないのか 終章 ジャパン・ルネッサンス −日本文明復興 巻末対談 日本は生活そのものが「芸術」だ(北野武対談) −天皇から派生する枝葉のなかに我が国の文化はある?

    0
    投稿日: 2019.04.29
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    著者が日本についてあらゆる観点から書いている。グルメから始まり天皇のあるところや最後には北野武との対談も収録。この本を通してあるのは、海外と比較して日本の素晴らしいさを語っていること。この本が出た当時よりも劣勢に回ったかもしれないが、最終章中にある「日本は経済以外の価値を見出さなきゃいけない、日本からお金がなくなった時、日本自体の価値がなくならないように」という一文は目からウロコだった。

    0
    投稿日: 2019.02.20
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    皇室出身であり、天皇研究の第一人者の著者が、日本について書いた本。特に、歴史と文化と天皇について詳しい。外国人には認められながらも、日本人が認識していない日本の魅力を簡潔にまとめている。印象的な記述を記す。 「東京が美食都市であることは、ミシュランの星の数だけではなく、飲食店そのものの数からも窺える。都市にある飲食店の数は、パリが1万3000軒、NYが2万5000軒であるのに対し、東京は16万軒に上る」p38 「本家本元である現代日本人は、個人主義や拝金主義の垢にまみれ、日本社会は「もったいない」とは程遠い社会になってしまった」p95 「日本人が物を大切にしてきたのは、物に神聖性を見出してきたからに違いない。でなければ、箸、布団、便所などに「お」という丁寧語を付けて呼ぶことはしないだろう。日本の子供は「米を一粒でも食べ残すと目が潰れる」と教えられて育つものだが、欧米人には理解できないかもしれない」p96 「中国やフランスでは鶏を締められないと主婦は務まらない。日本の消費者はあまりに甘やかされていないだろうか」p101 「世界史を眺めると言語は脆弱であることがわかる。言語は民族と共に生き残るものであり、民族と共に滅びるものでもある。英語が日の沈まぬ言語になった反面、その陰でおびただしい数の言語が姿を消してきた」p106 「(王彬彬)現代中国語の中で日本語から借用した外来語の数は驚くほど多く、統計的に、我々(中国人)が今日使用している社会科学、人文科学方面の用語のおよそ7割は日本から輸入したものである。これらはすべて日本人が西洋の語彙を翻訳したもので、これを中国が導入して中国語のなかに根を下ろした」p110 「(和製漢字と和製漢語)現代日本人の漢字・漢語の知識レベルは、幕末から明治のころに比べれば幼児並みに退化したといっても過言ではない。他国も受け入れるような和製漢語を新たに発明する能力はもはやなく、これが日本国内でカタカナ語の氾濫に結びついている可能性がある」p112 「日本は現存する世界最古の国家であり、日本が二千年以上王朝を守ってきたのは、国内に宗教戦争がなかったことも重要な要素の一つであろう」p117 「日本史上で最悪の損耗を生じさせた大東亜戦争ですら、戦争犠牲者は人口の4%未満である。(ドイツは30年戦争で人口の5割を失った)」p122 「日本列島以上の広さを持つ一地域で、200年以上戦争がなかったのは、人類すべての歴史の中で、日本の平安時代と、日本の江戸時代の二例しか存在しないことはあまり知られていない」p132 「日本の歴史に、天皇の任命なく最高権力者の座に就いた者は一人もいない」p174 「アジア諸国を過剰に気遣う日本を見ると「ああ、この国はいつの間にか商人の国になってしまったな」という感じがする(北野武)」p218

    0
    投稿日: 2018.11.13
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    日本の「国体」について、天皇(すめらぎ)を中心に置き、外国との比較を論じた本。日本の良さや、日本人としての誇りを再確認させてくれる一冊です。日本人なら一読の必要がある。

    0
    投稿日: 2018.10.14
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    誇大広告が大嫌いな私としては、本書が人気が出ているのを横目にずっと購入するのを避けてきた。だが最近になって、「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」という著書が書店に並んでいるのを見て、ちょっと悔しい気持ちになり、まずは本書を買ってしまった。 ミシュランで星が一番多いのは日本、日本人が造った構造物は良質である、八田與一・トルコの事例などはなるほどと感心して読んでいたが後半に行くにしたがって、論調が怪しくなってくる。 日本人のよさを無理やり天皇に結び付けなくてもよかろうに。新書だから詳細に説明することはむずかしいのもわからないではないが、だいぶ論理に飛躍があるような気がする…

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    言ってる事は理解できるのだが、このタイミングで読むべき本では無かった。タイトルと中身のギャップもありすぎて少々不完全燃焼だった。天皇の歴史は参考になるが内容としてはイマイチ。

    0
    投稿日: 2018.02.10
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    断言するねー。なんだねその自信は。筆者のような特殊な状況にある人が日本人代表のような言い方するのが気に食わん。

    0
    投稿日: 2017.12.15
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    別にホルホルするわけではないんですけどね。 個人的に日本推しを殊更に卑下する論調に同意できないだけです。 昔の日本は素晴らしかった。 今の日本人も負けないように頑張らないと。 それだけかなと。 日本国が2700年近く続いていることや世界最古の王朝であり国家であることは今の僕が誇ることでは無いと思います。 ただ世界の人がそれを言ってくれた時に何か一つ二つエピソードを話せたらなと思います。 そんな気持ちにさせてくれる本でした。

    0
    投稿日: 2017.11.14
  • 知ることの意義

    私は日本が好き。日本に生まれて良かったと思う。 でも、日本のことを何にも知らない。この本をよんで、痛感する。恥ずかしいと思った。

    1
    投稿日: 2017.01.09
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    クールジャパンと聞くと私は虫唾が走るのですが、本書ではポップカルチャーやグルメから天皇家や古代日本の歴史など縦横無尽に日本に光を当てようとしてるようです。 ただ、どうも私には納得のいかないところが多くて、どうにも薄っぺらさを感じてしまいます。 旧皇族なら天皇家の真実を書いてもらいたいものです。そしてその真実に基づいて日本を評価してもらいたい。 レベル:161 真実からはほど遠く、読んではいけないレベルでした。

    0
    投稿日: 2016.08.21
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    竹田氏の人気書物を読む。読んでいてかなり爽快になる。コレほどまでにいろいろな事象や歴史を多角的に解きほぐしている書物も珍しい。日本人なら当たり前のようにやってた慣習もぜんぜん知らないことだらけだということを知らされる。改めて日本や慣習について学べるいい機会だった。これは、日本に住んでる人だったり旅行が好きだったり食べることが好きな人だったり親日の理由を知りたいひとだったりに該当する人はぜひとも読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2016.08.14
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    日本の良い所を挙げている。皇族ということで、天皇関係について詳しい。 天皇は明治まで毎日昼は鯛を食べていた。それはめでたいから。

    0
    投稿日: 2016.04.27
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    書かれてることは分かるけど、そう云うことを声高々に云ったりしないのが日本人の良さなんだけどなあ・・・

    0
    投稿日: 2015.12.12
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    奥トレで交換してもらった一冊。「日本のことが好きになれると思います」と紹介してもらって、読んでみて、知らなかった日本の一面が見えてきたり日本人として読んでみたらいいと思った一冊でした。ものづくり大国・日本といわれる時代に育って今エンジニアになっている自分にとって、これまでの先人たちの技術への好奇心や極めることへの探究心を大切にしながら、これからの時代をつくるために精進していかないとなと思ったりもしたし、江戸時代にはできていた古き良きあれこれを「今だからできるさらにいい形」に変えて取り入れる、そんなことも試行錯誤していけると楽しいよなと思いました。

    0
    投稿日: 2015.07.17
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    日本は島国であるために、独自の文化、独自の考え方が育ってきたのだと思う。私は日本が好きだ。日本は島国で火山大国であるために多くの災害に遭遇した。日本が自然を神と祭り、先祖の霊を恭しく祭るという独特な考え方をすべての外国人が知り、理解をしてくれたらと思う。理解をしなくてもそれを知ってほしいと思う。それは戦前も戦後も同じであり、時々外国人に日本の良さを理解してもらえないことが悲しい。日本に来て日本人に接してくれたら、私達日本人がいかに過去の過ちを悔い改めているか、いかに和を重んじすべての人々との調和を望んでいるかがわかってもらえると思う。日本は昔は貧乏な国で私の祖父母は一粒の米も残すことなく食べていた。食べ終わるとお茶を入れて漬物できれいにふき取るようにしてそれを飲んでいた。そんな祖父母とともに暮らしてきた私も「もったいない」ということばが自然に出てくる。今この言葉が世界に知られて使われていると聞いてうれしく思う。  231ページの竹田さんの本だが、これを書くために竹田さんは100冊近い本を参考文献として読んでいる。このことに私はいつも感心させられる。そしていつも知識の豊富さにも驚かされる。

    0
    投稿日: 2015.04.25
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    日本人のアイデンティティを鼓舞するための本です。自分のことを誇りに思わない人に卑屈な人が多いように、自分の国、自分のコミュニティに誇りをもてない社会は、必然的に卑屈になります。少なくとも、私が生きている間には、絶対に世界はひとつになりません。世界がグローバル化すればするほど、ドメスティックなものを大切にできない人は存在意義をなくすのではないかと確信しています。日本や日本人のことを自画自賛すること、誇りに思うことは、メリットのほうがはるかに大きいです。本書は機知のことが多かったですが、それでも読んでいて満足感でいっぱいです。

    0
    投稿日: 2015.02.13
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    「日本人としての誇りをもっと持つべきだ」という筆者の主張が非常に伝わってきた。 しかしそれを裏付ける事例やロジックに深さがないため、説得力に欠ける。(一部にアンケート調査等に触れているものの)もっと定量的、理論的に論じるべきだと思う。

    0
    投稿日: 2014.11.07
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    日本のことがより一層好きになった 筆者が言う通り、天皇家が120代以上も続いている国なんて他にないし、天皇ありきの日本であることを改めて感じさせられた。 日本をもっと知り、日本の伝統を大事に継承していきたいと思った。

    0
    投稿日: 2014.11.01
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    日本という国の長い長い歴史と、そこにいつもある天皇の存在。若者が自国の文化を学び、誇りを持って愛すること。古代の言葉を読めることの奇跡や、エルトゥールル号遭難の95年後に再度結ばれたトルコとの絆と、「和の外交」の重要さ。 書いてあることは非常に大切だし日本の文化の中に生を受けたことを改めて感謝するきっかけにもなる。 でも私はこの本がすごく鼻について読んでてイライラする。だってこの著者、自分の母校とか部活とかをいつまでたっても自慢する自意識過剰な人にしか思えない。こんなにすごいとこに所属してた俺をほめてほめて、みたいな人。 日本人全体を鼓舞しているようで実は、日本国をおさめてきた天皇、ひいてはその皇族に関係する自分!みたいな。 日本のことは好きだし争いのない国であることに感謝もしている。天皇陛下のことも、いつもそこにある、という安心感を与えてくれる存在として普通に好きだ。でもそれはたぶんいつの時代の人も「そこにある」という点で好きなのであって、自己主張が激しすぎると辟易する人いっぱいいるんじゃないかな。著者みたいに集団への帰属意識強すぎる人に周りがうわってなるのと同じで。

    0
    投稿日: 2014.10.04
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    文章がイマイチ。美しさがないというよりも、こんな書き方する?文法おかしくない?って言いたくなったところもあった。 また、主張に対する事例の上げ方が浅く、納得感がない。説明がいい加減な感じがする。

    0
    投稿日: 2014.08.09
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    日本について知りたくて読書。 箸の話が印象的。中国語だと箸ではなく筷子と書くが、箸という漢字も存在はする。一般的に箸文化は3世紀から7世紀に中国から仏教を通じて伝わったとされているが、その前から箸に近いものを使っており、その呼び方がはしだったのではないかとの説は興味深い。 アジア諸国へ行くと箸文化が残っているのは、中国の影響を受けた国が中心であるが、確かに多くがスプーンとの併用が多い。箸だけで食事をするのは日本だけだと思う(中国大陸や台湾もそれに近いが)。 韓国はスプーンが中心で、ご飯も焼肉もスプーンを用いることが多い。韓国人が大好きな辛ラーメンもフォークで食べる人と箸で食べる人が半々くらいではないだろうか。ラーメンは箸で食べたほうが美味しいというより食べやすいと個人的に思う。 台湾の烏山頭ダムやウズベキスタンのナヴォイ劇場など、日本人があまり知らない日本についての話は、別書で見聞きしたものもあるが、参考文献の量に驚嘆。著者の学習力を高さを感じる。 最近では韓国について批判的な論客としても知られているが、著者が韓国を訪れた回数を聞くと驚く。批判するだけあってよく行っているようだ。中国についての発言も多いが、50回以上訪れているという。よく韓国や中国を批判をする人たちの中にはほとんど訪れたこともなく、バイアスがかけられた日本のテレビや報道のみが情報源という残念な人も少なくない。 私の1つ上だが著者の知識量はすごいなと尊敬に値する。 本書で勧められているように『古事記』など日本の古典から日本を見つめ直す必要性を感じる。 読書時間:約1時間25分

    2
    投稿日: 2014.08.02
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    思っていたものと違う。コンテンツ主じゃなく、市場としての日本が知りたいな。魅力的なのは、わかっているのだ。

    2
    投稿日: 2014.06.18
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    同じ著者の「日本人はなぜ日本のことを知らないのか 」を先に読んでいたが、重なっている記述がある。 「日本人はなぜ日本のことを知らないのか 」は学校では教わらなかった内容があり、なるほどと思えるところがあったが、こちらは日本のいいところをちょこっと取り上げて書いてみましたと言った軽い内容。

    0
    投稿日: 2014.04.24
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    日本の良さは、海外に出て改めて知ることができると思います。現に、日本人と言うと親切にしてもらえることが何度かあります。日本民族が特殊であることは薄々感じていましたが、著者はそれを多面的に論じています。少しこそばゆい感じがするけど、日本人で良かったと思います。グローバル化というけど、日本古来の物の考え方も悪くないと思い直しました。

    2
    投稿日: 2014.04.12
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    日本人として知るべき、身につけるべきことに改めて気づかされた本。 まず、古事記から日本を学び直したい。

    2
    投稿日: 2014.03.24
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    2014年3月18日読了。明治天皇の玄孫・華原朋美の恋人として一時世間を賑わせた彼の2011年の著書。「いちばん人気がある」とは非常に臭みがあり嫌な(=気になる)タイトルだが、一般人から研究者までが広く手に取る新書としては普通のタイトルなのか。多彩な食文化、自然や他者と調和する生活の知恵、高度な技術・文化など日本が世界に誇るべき「人気がある」要素は多数あるが、最も注目すべきは2000年以上も続く「天皇」のあり方だとする主張は確かに興味深い。ただ、昔の日本が「何でもサイコー!」で、今の日本が落ちぶれているのは「若者が日本文化を軽んじているからだ」と結論づける展開に違和感があるのと、こちらの先入観もあるのだろうが作者に対してどうにも「キモい」という感情がぬぐえない。いずれにせよ、自分の国に対する色々な種類の考え方を知り、知識を深めるのはよいことだし、必要なことだ。

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    投稿日: 2014.03.18
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    ・「クールジャパン」や「『よい影響を与えている国』で上位に入る」など、日本は世界から好意を寄せられている ・食の世界では世界一の美食都市となるほど、何事も専門性を極める民族性 ・台湾の烏山頭ダム、ウズベキスタンのナヴォイ劇場などを作り上げる「匠」のわざ ・「いただきます」「ごちそうさま」の精神 ・世界一高い、日本のパスポート ・神道、天皇を要とした、世界一長い歴史を持つ国、日本

    2
    投稿日: 2014.03.04
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    世界から賞賛される日本の技術や文化、自然などを紹介している本です。著者は、誇るべき日本のすがたをきちんと認識することのたいせつさを、さまざまな例をあげながら語っています。 ただ、とくに後半になると、これらの美点を天皇の存在につなげていて、完全に置いてけぼりにされてしまいました。すばらしい技術と文化をもつ日本人が、同時に、天皇を愛し平和を愛する国民であるというのが、著者の根幹の主張なのでしょうか。そうだとするならば、本書のような構成もそれほど納得ができないものではないのですが。

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    投稿日: 2014.02.27
  • 心がほっこりします。

    普通に生活しているとメディアからは「日本は悪いことをした。反省し、常に他国に対して頭を垂れないとならない。お隣の国が怒ってますよ。」というような論調ばかり聞こえてきます。 そんなのばかり聞いてきたせいか国を好きでは無かったのですが、この本のようにデータを基に他国から評価されているということがわかってくると自信が出てきますね。 大変面白く、興味深かったのですが少し昔はよかったみたいな論調が気になったので★4つで。

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    投稿日: 2014.02.05
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    日本人であれば当たり前知っておくべき自国の歴史や文化を、わかりやすい文章で説明しています。この一冊を読めば元気になれますし、自分の生まれた国に対する誇りを持つことができると思います。

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    投稿日: 2014.02.01
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    分かりやすく、簡単な文体で書かれていて子供でも読みやすい本だとは思ったが、大人が読むにはくどい部分がある気ががする。もっともこれは大人向けの作品であるはずだが笑

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    投稿日: 2014.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「世界に良い影響を与えている国ランキング」や「あなたの最も好きな国(地域)ランキング」において上位をとる日本.しかし,日本国内では日本に対して肯定的な評価を持つ日本人は全体の43%と低調である. どうして外国の人々からは評価を受けているのか?その実態を知って日本人にも自国を好きになってもらおう. 日本の食・モノづくり・「もったいない」精神などを通して世界から評価されている日本について紹介した後,その現代日本を形作るに至った歴史・宗教観・天皇を紹介している. 巻末には世界の北野と言われる,北野武氏との対談も載せられている. よくここまで日本,それも皇室制度を褒め称えられるなぁと思わせる本でした. まぁ,日本の良い所を知ってほしいという事がこの本の目的なので,多少の誇張は仕方がないでしょう. そして,誇張している部分を除いても,日本の良さをあらためて知ることができる本だと思いました. 以下,私が興味をもった点(ネタバレ). ・日本の食は他の国に比べ専門化が進み,それぞれ料理のレベルを上げることができた ・台湾の烏山頭ダムは日本占領時に建てられ,当時の台湾総督府に所属していた八田與一氏が現場監督者となって建設し,今でも台湾の人に感謝されている ・ウズベキスタンのナヴォイ劇場はシベリア抑留を受けた日本人がウズベキスタンに連行され強制労働の結果建てられたものである.地震が起きた時にその劇場だけが倒壊せずに建っていた.今でも当時の日本人の真面目さは尊敬されている. ・ペリー来航の翌年には自前の黒船を造ってしまった ・日本の電車の時間が正確なのは,御召列車を滞りなく運行するため ・伊勢神宮(内宮)の宇治橋に建てられている鳥居,外側は外宮本殿の棟持柱,内側は内宮本殿の棟持柱が遷宮後かんなをかけたものが再利用したものである.鳥居として利用された後は伊勢国の入り口の鳥居として,そしてその後は全国の神社の鳥居や社殿として使用される. トルコの軍艦が日本沖で沈没し,その避難民を本国へ送り届ける戦艦として比叡と金剛が使われたという文章で地味にテンションが上がってしまった.

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    投稿日: 2014.01.24
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    なかなか面白かった。単純に日本が諸外国からどのように見られているか?を知ることが出来たのも良かったし、昨今自信を失っている日本人には勇気づけられるのではないかと。 自身の経験としても灯台下暗しというか、外国人の方が自分より日本のことを良く知ってるとか正しく理解しているという場面に出会うことがある。 一部著者の極端な思想に起因しそうな意見もあるように思うが、それも含めて私たちは日本の成り立ちとか歴史とか勉強しないといけないなぁと感じた。

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    投稿日: 2014.01.14
  • 日本と言う国を改めて考えられる

    正直、海外出張も多い私はカルチャーショックを受けました。 日本人的な考えはグローバルでは通用しない、恥ずかしいと思い、 できる限り日本人的な考えは殺してきましたが、この本の後押しもあり、やはり日本的な細やかさが海外では斬新に受け取ってくれる場面があり、自信に繋がった時はこの本に感謝の念で一杯でした。 海外かぶれの方ほど是非読んでください。

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    投稿日: 2013.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    落ち着いているように見えてだいぶ右寄りな本。 随所で論理の破たんのようなものが見える。「国家の品格」を思い出した。 日本スゲーってなるコピペを本にすると多分こんな感じ。 日本人として読んでいて嬉しくはある。

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    投稿日: 2013.12.29
  • 読むと清々しい気分になれる本

    日本がいかに素晴らしい国であるか、それを当の日本人がどれだけ理解できていないのかがよくわかる一冊です。 日本の食文化から天皇(すめらぎ)まで、2000年来続く日本という国家を世界の人々はどう評価しているのかを通じて、日本人がそれをどう見つめるべきかがまとめられています。

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    投稿日: 2013.12.09
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    後半、ちょっと天皇のこといいすぎるので正直ちょっとくどい感はいなめないが、おしゃっていることは多いに賛同しますね。

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    投稿日: 2013.11.18
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    タイトルと内容が合っていないような気がしました。 ただ、内容はしっかりしていて、日本の文化や歴史について書かれていました。

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    投稿日: 2013.11.17
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    ちょっと右に偏りすぎてる(特に後半)けども面白い。美食都市パリにある飲食店の数が13,000軒であるのに対し東京は160,000軒ですって。ビバビバ東京。

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    投稿日: 2013.11.11
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    「国際社会に出て行く前に、日本のことをよく勉強しなさい」と恩師に言われたことを思い出した。 ちょうど初めての海外研修から戻って来た時だったから「日本を知る」ことの大切さは痛感していたけれど、この本を読むことで、本当の意味でその言葉を理解できたような気がする。

    0
    投稿日: 2013.11.10
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    日本の政治は「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」のまさに小人となっていたね。 今後どうなるか? 天皇のことが多々書かれていたが、やはり天皇は偉大、そして、天皇という存在が特別なんだなと。 もう少し日本の神話を勉強しようと思った一冊。

    1
    投稿日: 2013.11.07
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    海外にいるときの方が「日本とは」を考えさせられる事が多い。 昔、同僚のセルビア人・ダワ氏に「私は明治天皇が好きだ」と言われたが、当時私は明治天皇が何をしたか理解しておらず、会話が弾まず恥ずかしい思いをしたことがある。 この本でも、「エルトゥールル号」の事に触れられ、外国の方から評価されるくだりがあるが、知らない人はその章だけでも読む価値あり。 全体としては、日本人であることを誇りに思う半分、「そりゃ言い過ぎ」「私の歴史認識と違う」とも思うが、改めて日本の良いところを認識できることは良いことだと思う。 海外旅行に行く人、外国人の同僚がいる人にお勧め。 と思いながら読んでいたが、最後は「天皇」の事などぐぐっと良くなってきて、日本人全員に1度くらい読んで欲しい一冊。

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    投稿日: 2013.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    竹田恒泰さんという人に興味があって読む。 恥ずかしながら日本について知らないことがまだまだ沢山あるな、と感じた。 ・「世界にいい影響を与えている国」最も高い評価が日本。なかでも最も高く評価した国がインドネシア85%、フィリピン79%というのは覚えておこう! ・「tsunami」は可算名詞。 ・エルトゥールル号事件。トルコとの国交。 ・専業農家は全世帯の1%未満。江戸時代末期までは85%だった。 ・国土面積に対する森林率は67%。世界平均が29.6%だからかなり高い。森林2500万ヘクタールあるけど、1000万ヘクタール以上ある国はアジアでは日本と北朝鮮のみ。 最終章の北野武との対談は面白かった。たけしの「外国ではナイフとフォークをうまく使うより、『箸をくれ』と言ったほうがいい。このとき『できれば醤油もくれ』というのがベスト」という発言には笑わされた。 日本人を元気にさせてくれる本だったと思う。

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    投稿日: 2013.11.03
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    天皇家の末裔の一人とし、語られている。天皇は実感として神という感覚はないわたしだが、見聞きをする天皇ご一家の様子は、胸の奥からしみじみと沸き立つ畏敬の念。これがいったいなんだったのか。。。判ったのか判らぬのか、はっきりしないが、少し輪郭が見えた気がした。日本人の長所も短所もこの2000年以来の歴史、環境が培った物である事はまぎれも無い事実だろうと思った。

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    投稿日: 2013.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本のいいところについて家でもよく話をしますが、この本を読んで、まだまだいっぱいいいところがあったなぁと再認識。 そういえば天皇って私たちの中では当たり前にいる存在だなぁとあらためて認識。

    0
    投稿日: 2013.10.14
  • 日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか

    今こそ日本人としての誇りを取り戻そう。われわれのモラルや正義感。ここから世界に発信しよう。

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    投稿日: 2013.10.06
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    読みやすい読み物。知らないことも多かったけど、「まあそういう見方もあるねー」と流したところもあった。 私は自然に読めたけど、戦後史観どっぷりの人には合わないかな。

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    投稿日: 2013.09.29
  • 実は日本は世界から大人気

    海外からみた日本への評価が数値やランキングで紹介されており、日本が長い期間安定して世界中から好印象を抱かれて影響も与えている事がわかりました。日本人の根底にまだ残る思いやりの心が普遍的な価値観として世界中に普及すると良いですね。

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    投稿日: 2013.09.27
  • 日本人であることが誇らしく思えます。

    残念ながら、日本国民は自国を過小評価しており、日本は外交などから見ても 流されやすく妥協しやすい国だと思っている人も多いような気がします。 しかし本書に書かれているとおり、日本は「和の国」と言われ、自らの主体性を 堅持しながらほかと協調することを大切にしてきました。ただ純粋に自らの意思を発するのではなく、相手側の意向を十分に尊重しながら調和していくことができるからこそ、日本が世界から愛されるのだと思いました。 この本を読んで、忘れかけていた日本人の「大和魂」をあらためて実感して みてはいかがでしょうか。(スタッフI)

    3
    投稿日: 2013.09.24
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    201309/ 「いただきます」とは「あなたの命を頂きます」という意味であり、食材そのものに対する感謝の気持ちを表す言葉であるから、キリスト教徒が神に食事を感謝するのとも性質が異なる。日本人の伝統的価値観によれば、食事とは、あなたの命を私の命に換えさせていただく、いわば命を交換する儀式なのである。人は生きていくうえで、毎日命を摂取しつづけなければならない。人は自分の力で生きているのではなく、大自然の恵みを頂きながら生かされているのである。一方「ごちそうさま」は「ご馳走様」と書くことからも分かるように、食事を作ってくれた人と食材を生産した人に対する感謝の言葉である。/ いただきます議論でがっかりするのは、感謝する対象が食物ではなく、最初から店(給食の場合は学校)に限定されていることである。現代日本人が食物に感謝する感覚を失いかけているとしたら、日本人の根幹を揺るがす大問題であろう。/ 日本が二千年以上王朝を守ってきたのは、国内に宗教戦争がなかったことも重要な要素の一つであろう。/ (伊勢神宮)御正殿の棟持柱は、湿気などの水分の重みで御屋根が下がってきたときに、それを支える左右の二本の柱のことで、神宮の神殿に使われる木材のなかで特に重要とされる。その棟持柱は二十年間使用した後、鉋をかけられて若干細く短くなり新品同様となって、宇治橋の大鳥居として甦り、さらに二十年間使用される。宇治橋の外側の鳥居に使われるのが、外宮の御正殿の棟持柱で、内側の鳥居に使われているのが内宮の御正殿の棟持柱である。参拝者は御正殿に近づくことはできないため、直接触ることができないばかりか、近くで目にすることもできない。だが、お役目を終えて鳥居になると、その禁断の御用材に誰でも直接触ることができるようになる。しかも宇治橋の大鳥居は二十年後、再び鉋をかけられてまた少し細く短くなって甦り、今度は桑名市、亀山市で伊勢国の入口の鳥居としてまた二十年使用される。この段階ですでに六十年が経過しているが、材木の運命はまだ尽きない。再び鉋をかけられ、次は全国の神社に御神木として分けられ、これを拝領した神社は再び鳥居や社殿の材料として、朽ちるまで大切に使うのだ。

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    投稿日: 2013.09.21
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    日本のことを少しでも、いやもっと知りたくて図書館で借りた本。 勉強になったこともあったけど、私から見れば少し期待とは違った内容だった。 それでも日本のいい所学ぶことが十分できた。またこの手の本も読んでみようと思った。

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    投稿日: 2013.09.15
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    全体的に胡散臭い。 ミシュランガイドなど、まだ知らなかった日本の意外な優れた点を知れたのは良かったけど。

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    投稿日: 2013.09.10
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    礼賛しすぎ、あと懐古に酔っているのではないかとは思うけれど(主張の強さに限っては全然日本的な美意識を感じない…)、そうまで主張する理由は確かにたくさん詰め込まれている。でもやはり現在の社会を終始否定しきりという印象。現代人として役立てるにはもう少しなにか書いてほしいことがあった気がする

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    投稿日: 2013.09.05
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    政治がだめだ、日本は終わってるなんてほざいてる日本人として大切な誇りを失ってる人は読むべき。 戦後の洗脳本当に怖いですね。

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    投稿日: 2013.08.24
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    「古事記にノーベル平和賞を!」と実しやかに言っている筆者だが、まさにそれを表すような内容の本。 私もジャパン・ルネッサンスに大いに賛同する!!甦れ日本文明!!

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    投稿日: 2013.08.23
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    旧宮家の視点で書かれた日本論。 筆者自身が海外での経験があるからこそ、 日本の素晴らしさを語ることができるのかもしれない。 自虐史観を植え付けられた世代、これから海外へ行く方は必読の本。

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    投稿日: 2013.08.19
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    本書を読むと、恥ずかしながら、日本ってこんな良いところがあったんだと気付かされたことや、初めて知ったことが多い。 天皇のことについても、自分自身は、あまり関心がなかったというのが、正直なところである。 著者が日本を称賛し過ぎている部分もあり、それはどうなのだろうかと思った部分もある。しかし、日本をこんなふうに良い視点から見ることができるというのは、今までの自分にはあまりなかったので、読んでいて新鮮な感じはした。 とにかく、自分自身、日本の歴史については、まだまだ知らない点が多すぎる。だから、もっと知りたいと思うし、日本人であるなら知るべきだと痛感した。左翼的な見方、右翼的な見方など、様々な視点からの情報を知ることで、自分なりの歴史認識であったり、日本の捉え方だったり、見えてくるものがあるはずだと思う。 本書は、私のように、もっと日本を知りたい、知らなくちゃと思わせてくれるようなきっかけを作ってくれる一冊になるかもしれない。

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    投稿日: 2013.08.07
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    少々日本を称賛し過ぎで若干引いてしまう部分もあるが、自虐史観を植え付けられてる若い世代には是非読んでもらいたい。 世界に誇れる国だって意識があるだけで、背筋を伸ばさねばと思ってしまった(笑)

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    投稿日: 2013.08.06
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    ちょっと日本礼賛すぎて右翼かとツッコミつつも、自国には誇るべき点がたくさんあるということを再認識。 天孫降臨を本気で信じてる辺りには少し引いた。(進化論よりも神の子孫と考えるほうが科学的だそうだ) -- Memo 3 「真の国際人やらはとは、自分の国について語ることができる人です。 9 2006年、「世界に良い影響を与えている国」として、最も高く評価されたのが日本だった。 33 ミシュランガイドで星付きの店の数は2008年版東京が150軒で、同年版パリの74軒の2倍以上に上り、他を圧倒した 136 トルコとの友好「エルトゥールル号遭難事件」 215 北野 一つや二つくらいは「お金を貯めてあれを買おう」というものがあっていいんじゃないか。「これはおじいさんがしてた腕時計」とかいったらカッコいいじゃないですか。

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    投稿日: 2013.08.04
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    途中からは、日本万歳!!のような思想に感じるが今の日本人にはこれくらいの気持ちがあってもいいと思う。 ネガティブなところばかりではなく、もっと日本のいいところ、誇れるところに目を向けていこうと思えた。

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    投稿日: 2013.07.08
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    あんまり自己批判的だったり、悲観的な本を読むよりも、こういう本を読んだ方が、精神安定上よい。ちょっと、後半あたりこの人のクセ、みたいなのが強い気もしたが。

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    投稿日: 2013.07.07
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    実家の本。 先に読んだ弟くん曰く、「外国から見た日本のちょっとイイトコロ集、なつもりで読んだ。」 うん、うまいコト言う。 今まで知らなかった外国から見た日本、日本人(ex:台湾・烏山頭ダム、トルコ・エルトゥールル号事件)のイイ話は、かなり興味深かったし、「日本人であれば最低限、天皇、日本神話、建国の経緯、日本の国柄などについて、知っておくべきだろう。」(p229・230)ッていうくだりは、心から同意します。 紹介されていたトインビーの「十二、三歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」(p206)という言葉にはハッとさせされました。 でもね。 明らかにそれ違わない!?ッてトコや、天皇素晴らしい!と言う割には何故そうなのか、の説明が足りなさ過ぎるのが、非常に残念。 いや私だって日本人だし天皇は貴ぶものッて思ってるけど、そこまで言うならもうちょっと丁寧な説明が欲しいなあ、と。 他の本をお読みなさい、ということかね?

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    投稿日: 2013.05.24
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    外国人が日本をどう思ってるかとか、 日本好きの外国人が出てるテレビ番組って好き。 なんだか世界では日本ブームだとか話題ですが、 そんな我々日本人は、きちんと日本というくにを、文化を、歴史を理解してない。 本書にも引用されていたけど、 『日本人には、ニッポンが足りない』のだ。 私自身、日本史に疎いので 建国の経緯とか、天皇とはなにかとか、 日本文明とか、日本が世界最古の国家だとか、 知らないことがたくさんあった。 一部の国ではまだ、反日感情が強いところもあるけど、大まかのくには日本に友好的。 (台湾にいたっては、自国より日本が好きな人が多いという!) これも、先人たちがけして媚びを売ることなく 本来の日本人として当然の振る舞いをしてきたから。 わたしは、日本人として振る舞えたことがどれだけあるかなぁ。 日本人は、3R(最近は4Rだったか)が昔から特意。 あったことなかったこととして、生まれ変わらせる天才だと思う。 以下気になったところ。 いただきます=命をいただく ごちそうさま=作物、料理を作った人に対しての感謝 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず(孔子)

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    投稿日: 2013.05.24
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    日本は世界で、好かれている!!ただし、日本人はあまり日本が好きではない。 なんだか不思議な話ですね。 世界的に見ても、こんな不思議な国は無いそうです。 日本のいい所がたくさん書かれていて、前よりも日本が好きになりました。 古事記が日本歴史の教科書との事なので、一度読んでみたいですね。

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    投稿日: 2013.05.19
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    日本って実は結構世界から尊敬されてる国なんです。あまり知られていませんが、台湾における八田與一氏の貢献や、トルコの軍艦エルトゥールル号沈没の際人命救助に日本人が貢献した件、これらはもっと広く若い人達にも知っていただきたいと思いました。 この本の中でもっとも注目したのが食事に関する記述でした。「いただきます」という食事そのものに対する感謝の意。自然を神としてきた日本人独特の考え方により、食事そのものを神と考える感覚はもっと大切にしなければいけないと思いました。忙しい世の中を生きていると毎日食べている命に感謝する気持ちを忘れがちですからね。

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    投稿日: 2013.05.13
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    2600年以上続く祭り主としての天皇の存在が、食、匠、和の自然と調和した文化形成に影響を及ぼした。 誇るべき過去のすごさ。未来につづきますように。

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    投稿日: 2013.05.12
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    帯は「感動と元気を貰える日本論」確かにいかに日本という国が素晴らしいか理解することができ、今の日本人に不足している精神や古来より根付いている心を再認識することができる。しかし、「以前の日本は良かった」論なので、今の日本に対して希望が抱けるというわけではない。感動は貰えるが、元気は貰えない。

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    投稿日: 2013.05.07
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    愛国心って必要だと思います。 日本は自分の母国。 日本への誇り 忘れないでいなくては! とあらためて思っています。

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    投稿日: 2013.05.03
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    日本人の培ってきた文化や美徳を再認識することができる本。しかし、本書でも述べられているように、今の日本人は自国のことを知らなすぎる。自国のことも知らないのに何が国際人だ、グローバル化だ。日本人が日本を愛さなくて、いったい誰が日本を愛してくれるのか。そして、こんな時代だからこそ礼節を持った凛とした人でありたいと思う。 個人的に最後の「世界のキタノ」との対談が面白かったので、もっと聞きたかった。

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    投稿日: 2013.04.28
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    東京は世界一の美食都市、御所にお堀がない理由等、日本について実は知らない美点がまだまだあるのだと気付かされた。伊勢神宮の建て替えで建材を順番に使っていく、という考えは使い捨て文化のアメリカ等にはない日本の知恵だと思う。著者の方の高い教養に驚いた。こんな時だからこそもっとたくさんの人に読んでほしいと思った。

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    投稿日: 2013.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    チェック項目25箇所。僕はこの本に「日本とは何か」を詰め込みました。平成18年、「世界に良い影響を与えている国」として、最も高く評価されたのが日本だった、一方、この調査で「世界に悪い影響を与えている国」とされたのは、第一位がイラク、第二位が米国だった。日本のイメージについて聞いたところ、「自然の美しい国」が最も多く、「経済力、技術力の高い国」「きまりを守る国」「豊かな伝統と文化を持つ国」が続いた。日本人は「行儀の良さ」「礼儀正しい」「部屋をきれいに使う」「騒がしくない」「不平が少ない」の項目において一位に選ばれた。今、物語のうえで主人公の大空翼は、スペイン・リーグで活躍していて、FCバルセロナに所属しているが、ライバルである同国のレアル・マドリードの幹部が「なんで翼をうちに入れなかったんだ」と怒ったという逸話も伝えられる。日本のマンガ・アニメは一見ふざけているように見えても、常にその根底に「正義」があり、正直で真面目で勤勉な日本人の価値観が、マンガ・アニメを通じて世界に伝播されていることになる。連合国は日本を恐れていた、線量の最大の目的は、分かりやすくいえば「二度と日本が刃向かうことができないように、骨抜きにすること」である、そのためには、歴史を歪曲し、神話を否定し、それによって国家と民族の誇りを消し去ることが最も確実な方法である。東京が美食都市であることは、 ミシュランの星の数だけでなく、飲食店そのものの数からも窺える、都市にある飲食店の数は、パリが1万3千軒、ニューヨークが2万5千軒であるのに対し、東京は16万軒に上る。「いただきます」という言葉は、もともと「あなたの命を頂きます」という意味である、人が生きていくためには、動植物の命を摂取しつづけなくてはならない、日本人は恐らく縄文時代から、食事をするたびにこのように大自然の恵みに感謝してきた。近年は早く新米を食べるのが贅沢であるかのように思われているが、本来そのようなものではない、新嘗祭の翌朝に家族全員で神に五穀豊穣を感謝し、揃って新米を口にするのが美しい日本人の姿なのではないか。古来、日本人は毎日天皇の御前に鯛を共すことで、日本全体に幸せが行き渡る、と本気で信じていた、宮中に限らず家庭でも、縁起の良い日に縁起の良いものを食べると幸せになる、と信じられていた。大東亜戦争末期に、外地にいた約65万人の日本人がソ連に強制的に連行され、強制労働をさせられた「シベリア抑留」はよく知られるが、日本人の抑留者が中央アジアまで連行されていたことはあまり知られていない。ソ連崩壊後に1996年、独立したウズベキスタンのカリモフ大統領は、ナヴォイ劇場に日本人抑留者の功績を称えたプレートを掲げた。「ごちそうさま」は「ご馳走様」と書くことからも分かるように、食事を作ってくれた人と食材を生産した人に対する感謝の言葉である。原始民族で国土・国家、言語を持ち、一億人以上の人口を擁しているのは世界で日本だけであり、日本は現存する唯一の古代国家なのである。世界史においては、これまで様々な理由で戦争が起きてきた、そのなかでも宗教戦争うは特に質が悪く、長期化して民間人を巻き込み、ときには同国民同士が殺し合い、膨大な数の犠牲者を出してきた。エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教共通の聖地で、イエス・キリストが処刑された地でもある、そのため、その帰属については古代から深刻な対立があった。我が国は明治時代以降も、大東亜戦争を含め、非戦闘員を攻撃の目標にする作戦を立てたことはない。王朝の交代は、ときに民衆の髪形まで変更せしめる。日本列島以上の広さを持つ一地域で、二百年以上戦争がなかったのは、人類のすべての歴史のなかで、日本の平安時代と、日本の江戸時代の二例しか存在しないことはあまり知られていない。多くのアラブやアジアの国々が列強に国を破壊され、植民地されたなか、日本だけは独自の力で近代化を達成して国を守り、有色人種の国で唯一列強に加わることができた。イラクを含め、米国に攻め込まれた国はたくさんある、しかし、あの米国に攻め込んだのは、後にも先にも日本だけだった。「和」が協調であるのに対し、「同」は妥協であって、協調と妥協は同じようで実はまったく異なる、その違いは主体性を堅持するかどうかの違いによる。世界の歴史には、ルイ16世や西太后などに見える、権力者が贅沢三昧をしてきた記録は枚挙に枚挙に遑がないが、そのような逸話は日本の皇室には伝わらない、国が疲弊した困難な時代はもとより、日常的に歴代天皇は質素倹約を是とし、現在に至るのである。日本人の宗教観の原点は大自然と先祖への感謝の気持ちにある、我々の祖先は、自然の恵みを頂いて生かされていると観念しながら生きてきた。

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    投稿日: 2013.03.21
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    明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏がクールジャパンをはじめとする世界で人気がある点を中心に頂きます。⇒神への感謝。匠の素晴らしさ。勿体無い。和み。八百万。天皇。等々で昔ながらの良さを見直し再度日本の良さを再認識すべきである。

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    投稿日: 2013.03.12
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    日本は世界の中で比較的よい印象がある国だとなんとなく自負している中で、当人である僕が日本という国の特徴をはっきりできていなかったので、この本を読めてよかった。 特に日本人の一つの事を極める風潮が、ものすごい数の飲食店、食事のメニューに表れているということが印象に残った。

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    投稿日: 2013.03.05
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    日本人で良かったなぁと感じた本。 一方で、これからの日本の行く末が心配にもなりました。 世界でもまれに見る自然と共存し、人や物を大切にしてきた日本人。 自信を取り戻さないといけませんね。

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    投稿日: 2013.03.03
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    昨年話題となり読み始めたものの、つい後回しにしてしまいました。 日本に対し、悲観論が多い中で、非常に元気をもらえる書だと思いました。いくら将来に悲観的な要素が多いとはいえ、自国の衰退をそのまま見過ごすのではなく、良いところを知り、将来どうすべきか考えることはすべての日本人に必要だと思います。 内容としては、言葉、料理、文化、神話、天皇制など多岐にわたります。 個人的に衝撃的だったのは、文中で引用されている、トインビーの言葉。 「十二、三歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」 確かにその危惧はあります。 あらためて自分の国の素晴らしさを感じさせる一冊でした。 <目次> 序章 世界でいちばん人気がある国「日本」 第1章 頂きます(いただきます)―『ミシュランガイド』が東京を絶賛する理由 第2章 匠(たくみ)―世界が愛する日本のモノづくり 第3章 勿体無い(もったいない)―日本語には原始日本から継承されてきた“和の心”が宿る 第4章 和み(なごみ)―実はすごい日本の一流外交 第5章 八百万(やおよろず)―大自然と調和する日本人 第6章 天皇(すめらぎ)―なぜ京都御所にはお堀がないのか 終章 ジャパン・ルネッサンス―日本文明復興 巻末対談 日本は生活そのものが「芸術」だ―天皇から派生する枝葉のなかに我が国の文化はすべてある!(北野武×竹田恒泰) <この本から得られた気づきとアクション> ・歴史を学ぶことは大切だと思い、日頃から勉強しようと思っているが、どうしても偏った歴史観になりがち。神話や古代の歴史も含め、多角的に歴史を見ていきたい ・日本の良さを実感し、自分が外国のかたに紹介するとき、どうするか考えるのもいいのではないか。

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    投稿日: 2013.03.03
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    すべてを鵜呑みにすることは出来ないが、この本を通してもっと日本のことを知らなくてはならないなと思いました。 国際化、グローバル化と言われる今日であるが、世界を知るのと同じように日本の事にも関心をもち、筆者のいう日本の誇りをもつ必要があるなという考えを持つようになった。 最後の章のたけしさんとの対談が、芸人としてのふざけたたけしさんではなく真面目な一面が見られて非常におもしろかった。

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    投稿日: 2013.02.17
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    「天が君主を立てるのは、民のためであり、君にとって民は根本である。だから、民が一人でも飢えるのならば、君は自らを責めなくてはならない。」 天皇は国民に守られ、国民は天皇を守られ生きてきた。国の価値は軍事力、経済力だけでは決まらない。 今、日本人に必要なのは自国への誇りである。現在戦後から70年が経つが、当時の占領政策として日本人が戦争を再び起こさないようにと、日本の教科書では日本人が日本人としての誇りを持てないようにするための教育が未だに残っている。現在の日本では航空機が爆弾をばら撒いたり、銃弾が飛び交ったりはしていないが、我が国の教育が侵されている以上、まだ戦争は終わってはいない。

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    投稿日: 2013.01.15
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    著者の主観が強すぎて信用ならない。あと、〜の起源は日本人とかいうのは下品。 以降は個人的な感想。 日本人の文化をよく「身内受けの凝り性文化」と呼ばれるのを目にする。日本人は外国人の評価基準より自国民の評価基準を絶対視する傾向があると思う。自国民の評価を得られない品質は恥さらしというわけだ。ミシュランの評価で東京が最も星を獲得しても日本人の反応が薄かったのは外国人の基準で評価されることが日本人にとってあまり重要でないからなのではないかと思った。

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    投稿日: 2013.01.14
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    明治天皇の玄孫である著者。当然、中身も天皇崇拝がベースになっている。「皇室が存在するからこそ」が前置詞となる。まあ、こんな読み物があってもいいんじゃないだろうか。中には興味深く読ませてもらった件もあったし。

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    投稿日: 2013.01.06
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    読んでいて、すごく辛かった。 戦後教育の自虐史観で育った人間なうえに、ゆとり教育世代で浅学なので、素直に、ここに書かれていた日本人論を、素直に受け入れて、信じて、喜ぶことができない。 なぜなら、もうここに書かれている日本人像、文化論は、私の日常生活に存在しないから。遠く隔たった昔の話のように、聞こえてしまった。 素直に美しい母国愛を抱けない自分が憎いものの、望んでそのようになった訳ではない、全ての原因は情操教育の指向性という自己防衛の板ばさみにある。 また、私が素直にこの国家史観を受け入れられないというのは、もう一つ理由がある。 公文書を辿りながら、日本という国を辿ると、それはそれは美しい国家像、国民性ができるかもしれない。 しかし、現在でさえ、国家の中心にいる方々が想定する民衆の生活モデルと私の生活の実情は大きく異なる。時代の経過のうちに権力によって淘汰されなかった文書が、いかに限定された情報であるか、どちらのサイドに聞きごこちがよいものだったかというのを感じざる負えない。文書は自己の愚かしさを露呈するために書かれるものではなく、常にその対極の意識で他者の視線を痛いほど気にしながら、後代に明け渡すものだ…この文章のようにw まあ、小難しく書いちゃったけどさ、私はこの本で自虐史観克服したいと思って読んだんだよね。でも、ちょっとそれは的外れだったなって後悔してるわけ。自虐史観が嫌いの本質的な問題である愛国心とかその延長線にある自己愛を育むためにはさ、タイトルにあるような「いちばん人気」とか数値で測れるものじゃ満足しなくて、けっきょく自分の生活が、生き方が、どんな風に社会とか国とかに関係していたのか、その経験の貧富によってレベルアップしてくもんだよね。あと、逆に、どれくらい国とか社会が自分を愛してくれてるのか、それが認識できなければ、日本の自虐史観とか日本人の自尊心の低さはそうそう引っ剥がせない闇だね。 レビューこんな低くしてごめん。でも、水戸黄門みたいな帰納法的論理展開は感心しないよ。

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    投稿日: 2013.01.06
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    他国から眺めた日本、この本を読むと日本は奇蹟のような国であることがわかる。残念なことに自分自身は日本から出たことがなく、自分の知見に照らし合わせることはできないが、今はネットでも、僅かではあるがそれを感じることはできる。 西洋や近隣三国ではなく、もっと広い視野で日本を見なおさなくてはと思う。特に近代史=太平洋戦争=で日本が与えた影響は、必ずしも負の財産だけではないはずだ。植え付けられた自虐の歴史観から抜けだして、日本自身が自立しなければいけなんだろうと感じる。 @takenoma

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    投稿日: 2013.01.05
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    この本は深い内容が書いているというわけではなく、タイトルにあるように”日本というものの魅力”を教えてくれる本となっている。 巻末の北野武との対談が面白く、日本人であるという精神性を考えるきっかけとしていい本だと思う。

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    投稿日: 2012.12.23
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    気になるタイトル。内容は読みやすくて過去にこんなエピソードがあったんだなあと日本のいい歴史を知ることができた気がする。もっと自国に対して関心を持たなきゃなあ。

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    投稿日: 2012.12.16
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    台湾、八田與一。ウズベキスタンのナヴォイ劇場の話は涙が出た。 箸の起源。 御召列車の3原則。 現在の皇居は元来徳川将軍の城だが、その前、千年以上機能してきた京都御所が本来の皇居の姿である。京都御所にはお堀がない。石垣も櫓も天守閣もない。王朝を倒すものなどいなかったからである。 天皇は民に守られ、民もまた天皇に守られて生きてきたのである。 そして竹田氏はいう。 幸せとは、豊さとは。 国の本当の価値は経済力や軍事力ではきまらない。 建国の歴史を知らなくて、どうして日本人の誇りが持てるというのか。 読んでよかったと思った一冊。

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    投稿日: 2012.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・世界にいい影響を与えている国第4位にもかかわらず、日本人はそれを認識していない(1.ドイツ 2.カナダ 3.EU) ・「もったいない」「いただきます(命を頂きます)」という文化/大自然との調和 ・ミシュランにも認められている。2010年261件、パリの1.5倍 ・匠 ・八百万/自然との調和 ・天皇

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    投稿日: 2012.12.02
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    明治天皇の玄孫にあたる、旧皇族の竹田家に生まれた人が執筆。日本統治時代の台湾で、用水を作っていった八田興一(はったよいち)の話や、ワンガリ・マータイ氏(ケニア)の「もったいない」を有名にした話などは、大変興味深い。世界を知る上で、意味のある本と思う。巻末の北野武との対談も面白い。

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    投稿日: 2012.11.25
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    最初は日本を正当化するだけの本なのかと思いましたが、そうではありませんでした。著者は海外にもかなり旅をしていて、たくさんの人たちとふれあう中で、日本の素晴らしさに気付かされます。 日本には独自の伝統や文化があるのに、それを語ってこなかったために、その素晴らしい伝統や文化が継承されないまま時が流れています。今ここで、その流れを変えないと大変なことになるのが、この本を読むと分かります。 日本という国は天皇があっての日本。天皇を語れないようでは、この国の未来はありません。この本の考え方はそういうスタンスです。それに違和感を感じる方もいるとは思います。僕も最初に少し違和感を感じました。しかし、この本を読み終わった今、その考えは間違ってはいないと思います。国が教育で日本の建国や歴史をろくに教育してくれないなら、自分たちで勉強するしかありません。これから自分なりに、日本の歴史や伝統を語る本なども読み、しっかりと日本という国を理解していきたいと思います。 PS:巻末の北野武との対談は必見です。これを読むだけでも、この本を購入する価値があると言えます。さすが北野さんと唸らせる言葉が満載です。

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    投稿日: 2012.11.21