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連続殺人鬼カエル男
連続殺人鬼カエル男
中山七里/宝島社
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総合評価

968件)
3.8
198
384
268
41
14
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    内容の面白さよりもまず一番感想として残るのが、「読書らしい読書をしたぞ!」という達成感。普段の生活では出てこない熟語が多く「いやこんな難解なセリフ、私生活でもドラマでも使わんやろ」とは思うのですが、そこがまた面白い。語彙とか司る部分の筋トレができたような爽やかな疲労感が楽しめます。 という訳で読書による達成感を楽しみたい、ちょっとエグい表現が大丈夫な方にオススメです。 ちなみにストーリー自体はやられた!となる程にはならず。しかしハードボイルド刑事物として楽しめました。

    7
    投稿日: 2021.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    胸糞悪く、読後感は最悪。 わりと、予想もつきやすく、そんなに意外性はなかったかな。。ナツオの正体は意外やったけど。 復讐のためにカムフラージュで本命以外にも3人殺すっていうのが…しかもあれだけ残忍な方法で。そこまでする理由がいまいち理解できず、でもまあ面白かったから星3つ。

    2
    投稿日: 2021.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。簡単には真実は教えてくれないなと思うほど、二転三転する終盤は釘付けになった。著者がこの本を書くにあたって課した条件の一つに、「1行で驚いて戴く」というものがあったようだが、最後の1行で鳥肌が立った。もちろん恐怖という意味での。とにかくミスリードして読み進めていたので、最後に驚いた。特にナツオが女だったところとか。面白かったが、とにかく難解な漢字が多くて調べるのに疲れました。おすすめしたいです。

    3
    投稿日: 2021.08.30
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    いいね。 残忍な殺害だったりするのに、胸が熱くなった。 中山七里さんは3作目だけど、やっぱりおもしろい。 全部シリーズ制覇しよう。

    2
    投稿日: 2021.08.30
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    面白かった どんでん返しのどんでん返し! サイコミステリーでグロいシーンが満載で、嫌気がさしますが、それでも全体としては面白かったです。 ストーリとしては カエル男となずけられた殺人鬼による様々な犯行 口にフックをかけられ、マンションの13階から吊り下げれあれた全裸女性の死体 スクラップ場でつぶされた車から出てきた死体 公園でばらばらに解剖された子供の死体 河川敷で車いすごと燃やされた死体 全てがカエル男の仕業? サイコパス? 次は自分が殺されるのでは?とパニックになる市民 このパニックシーンは正直必要? あまりに冗長です(笑) カエル男の目的は? そして、犯人は誰? といった展開です。 テーマは刑法三十九条 心神喪失者は罰せられない.. 更生はあり得るのか? しかし、グロい 犯人との格闘シーンでは、古手川刑事ってすごい。不死身なの? なんで、ボロボロになりながらも行動できるの? ちょっと無理があるのでは?(笑) どんでん返しのどんでん返しで大満足な物語でした。 お勧め!

    21
    投稿日: 2021.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サイコサスペンスという事で ドキドキして読みましたが 途中 リアルすぎて 気分悪くなりそうでした。 ここまで 描けるって凄いです。 ラスト近くになって あれ?それ犯人じゃないのに~~~ と 逮捕のシーンで思ったら やはり ひっかけだった。 が まだまだ 終わってなかった。。。 にしても 現場の地名が 見聞きした場所だとなんか リアルですね。。。 (映画化したようですが 地名は架空の名前になったようです) こういうのちょっと苦手なので 続篇がありそうですが これで終わります。

    4
    投稿日: 2021.08.28
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    前半、生々しい臨場感を味わいながら マイルドな展開で猟奇事件を味わって 中盤辺り、あらま早い段階で(ページ数)で犯人に・・・ って思ったら、そこから怒涛のトリプルジョーカー ゆっくり階段を下って結論にたどり着くかと思ったら 一番下で、目的地は上です・・・ってはしごが出された感じ そこからは一気にやや長めのはしごを登ってフィニッシュ って思ったら・・・はいそこでドーンって感じだった いやぁ〜、こわすぎる・・・ この展開を書き上げる作者の文才が・・・

    3
    投稿日: 2021.08.22
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    細かな描写が多いにも関わらず、押し付けがましさがなく、ストレスを感じなかった。 むしろハラハラドキドキする展開に、この先どうなるのか気になって昼休みにまで読んでしまった。 最後の展開はなんだか強引な気がしたが、これぐらいやっとかないと物足りないのかもしれない。 湊かなえさんの告白を読んだ時と同じモヤモヤしたものが残った。

    3
    投稿日: 2021.08.17
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    昨年(2020年)1月から2月に掛けてフジテレビ系で放送された工藤阿須加主演の連ドラの原作。見なきゃよかったと思ったドラマだったが、中山七里さんの原作だし読んで見たら、ドラマは見事に映像化してたと分かった。ドラマの再現度に拍手! 特に感心したのは鶴見さんの渡瀬、そのままやん!! 続編もあるんだ・・・

    2
    投稿日: 2021.08.17
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    凄惨な殺害方法と幼児が書いたような稚拙な犯行声明文、五十音順に行われる凶行から、街中を震撼させた“カエル男連続猟奇殺人事件”。それから十カ月後、事件を担当した精神科医、御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。そしてあの犯行声明文が見つかる――。カエル男・当真勝雄の報復に、協力要請がかかった埼玉県警の渡瀬&古手川コンビは現場に向かう。さらに医療刑務所から勝雄の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。破裂・溶解・粉砕。ふたたび起こる悪夢の先にあるものは……。

    1
    投稿日: 2021.08.11
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    なんとも壮絶な殺人事件。 そしてどんでん返しの連続。 ナツオは夏緒だったことも驚いた。 最後に勝雄が語る言葉もこの上ないほど恐ろしかった。 刑法第39条がネックになっています。これについてはとても重い話だと思います。 どうやらまだ続くようで、読みたいような読みたくないような気分です。 でも少し時間を空けてきっと続編を読むと思います。

    3
    投稿日: 2021.08.10
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    読んでいて胸糞悪くなる人間の皮を被った獣が多数登場!まさかまさかの展開に、読んでるこっちも冷や汗たらり。続編も読むぞ!

    3
    投稿日: 2021.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カエル男ふたたびが読みたく、こちらを再読。 最後、渡瀬さんカッコいい! 最後の最後で、そういうことか!の連発。 でももうちょいシンプルな表現にして短く読みやすくした方がスイスイ読めてエキサイティングだったかも。 古手川刑事の生命力の強さに、ちょっとそれはあり得んと思ったけど…

    4
    投稿日: 2021.07.26
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    中山七里さんの作品は刑法第39条を絡めた内容を時々目にする。カエル男は人間の心の闇を真犯人だけでなく、一般市民の暴徒化にも焦点をあてている。終盤は次々と暴かれる展開の速度と古手川刑事とその上司である渡瀬が真相に迫るところにハラハラさせられ、驚かされた。

    11
    投稿日: 2021.07.24
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    ミステリとしては秀逸だと思う。 二転三転し衝撃の結末へ…海外ミステリのような展開で惹きつけられるのだが、読後感は良くない。 グロテスクな表現や暴力シーンも多く何度か本を閉じた。 意図的であろうと思うのだが、妙に艶めかしくおぞましく感じた。続編を読むかどうか悩ましい…

    18
    投稿日: 2021.07.16
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    グロさ、性的表現で中学の図書室でもアウトかと。気をつけて読んだのにミスリードされてたなあ。ミスリードの原因になった部分とか、読後感があまり良くないところなどから、さよならドビュッシーの方にこのミス大賞与えたのは納得。市民の暴徒化のくだりはあまり好きじゃなかったけど、最後のどんでん返しはびっくりしました。多分続きも読みます。

    5
    投稿日: 2021.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    期待していなかったが、最近ハマった中山七里さんの本だったので購入。めちゃくちゃ面白かった。最後のどんでん返しと、犯人たちとのアクション?シーンには度肝を抜かれた。ハラハラドキドキ、カエル男とは一体何者なのか、その目的は-。

    3
    投稿日: 2021.07.10
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    生々しく描写される場面があり刑法三十九条についても考えさせられる仄暗い重い一冊ではあったが登場人物の性格の変化や最後にくるどんでん返しなど読み応えがあり面白い。

    4
    投稿日: 2021.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さすがは、どんでん返しの帝王…! 連続殺人の描写が鮮明に描かれていて グロテスクではあるが、最後はそんなオチが、、 というところで、あっと言わされてしまった。 特に、中盤からは世間の混乱から 暗澹たる市内の様子にソワソワして 先を読み進める手が止まらなかった。 一つ前に読んだ本も題材が重く、 後半はさらに気持ちが重くなってしまったので サクッと読める本の後 フラットな気持ちがあるときに読みたい。

    3
    投稿日: 2021.06.28
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    どんでん返しです。 そう帯に書いてあったのと、 知人からオススメされたので、読みました。 分かってたのに、騙された! くそう、、、 描写がグロくて、うっとなりますが、 裏を返せば細部まで想像しやすく描かれているので、 表現も素晴らしいですし、内容も素晴らしいです。

    4
    投稿日: 2021.06.24
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    連続殺人の方法が不気味というか非道。映像では見たくない。刑法39条(心神喪失者の行為は、罰しない)が最後まで影響する。こんな異常な殺害をする犯人が、精神異常ということで無罪放免される法律は、遺族のみならず周囲にとっても許せる事では無いように思う。犯人が早目に判明したと思ったら、どんでん返しに次ぐどんでん返し。最終の犯人が野放しかと思ったら•••因果応報? 殺人と動機も不気味すぎて、犯人が判明しても読後のスッキリ感があまり無い。

    18
    投稿日: 2021.06.20
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    タイトルとは裏腹に殺人の描写は結構エグい。 しかし、終盤の怒涛の展開は息を呑む。 戦闘の描写が多いので映像化もいいかも(R18になってしまうかもだが…) タネを見破ろうとしたけど、後少したどり着けませんでした。

    2
    投稿日: 2021.06.04
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    めちゃくちゃグロいけどめちゃくちゃ面白い! 読んだ後1週間ぐらいは夜道歩くのが怖かったですけど、、 なんといっても最後の1行の恐ろしさ。 1行でこんなに読者をビビらせることが出来るのがこの人のすごいところだなと、、

    2
    投稿日: 2021.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本を読んだ当時は衝撃的だった。個人的にはまだこれを超す描写が現れないくらいグロく、自分の前で殺されているくらい鮮明な描写だった。 事件の部分も面白く最後のどんでん返しは全く予想がつかなかった。

    2
    投稿日: 2021.05.29
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    大好物なシリアルキラーもの。かなりグロい殺し方がたまらん…‼︎ 終盤のゴタゴタ感があまり好みではなかったけど、御子柴シリーズやヒポクラテスシリーズとの繋がりがあり楽しめた。

    10
    投稿日: 2021.05.28
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    面白かった。 死体の描写などはなかなか凄惨なものがあった。 ただ、結末が二転三転、四転と変わるところがとても引き込まれた。 また、ラスト一行もまた驚かされた。 最後の最後まで読みごたえのあった作品だった。

    1
    投稿日: 2021.05.26
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    描写が生々しくヒェーってなりながら読みました。 根が単純なもので何度もそーくるかぁ⁉︎ってなりながら楽しめました。 最後の最後までやられた感ありました。 猟奇的殺人、動機は?犯人は? 人に勧められて初めて読んだ作家さん、皆さんのレビューを拝見して最初の一冊に読んでみたお話。 非常に面白かったです。 続刊も読みたいし、他の作品も読んでみます‼︎

    12
    投稿日: 2021.05.19
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    街中が恐怖と混乱に陥ってしまうほどの残虐な連続殺人事件。遺体のそばに置かれたメモの文章から「カエル男」と名付けられた犯人が繰り広げるサイコミステリー。 著者作品3作目連読。 ズバリお見事。ここまで"してやられた"作品は初めてかもしれない。 グロテスクかつ暴力的な描写の作品は、これまで何冊も読んできたが『おいおい、もうそのくらいで良いだろう』と思ってしまうほど本作は兎角しつこい。 そして本作のテーマとも言える、刑法39条や障害者の人権、幼児虐待やトラウマなどの様々な内容が絡みつき、後半は怒涛の展開が私を迎え、連れ去り、引き摺られ、クタクタになった果てに、幾度と騙される結末。 いやはや、本当に疲れた。 さて、次の中山七里作品を読むとしよう。

    60
    投稿日: 2021.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進めて行くと途中で犯人が分かるんだけど、本の帯にはどんでん返しにつぐどんで返しと書かれていて、もしかしたら叙述トリックかな?と思ったらやはりそうだった 本当の犯人は意外な人間だったのが良かった

    2
    投稿日: 2021.04.20
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    グロテスクな表現が多くて途中で挫折しそうだった(´;Д;`)子どもへの虐待シーンが吐きそうになった。しかしお話はゾクゾクして、終盤で一気に読みました。二転三転してあわあわしました。

    2
    投稿日: 2021.04.15
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    猟奇的な殺人事件から終盤の怒涛の展開まで。 ドラマにはまるかの用に読了しました。 事件を通じて人間の様々な嫌な部分を見せつけられたような気がします。 本当の意味での「真犯人」は最後の最後まで。 そして終わり方がまた…。 面白い作品でした。 「カエル男ふたたび」もまた読んでみたいと思います。

    27
    投稿日: 2021.04.15
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    完成度は星5だが、あまりの凄惨さと悲しさで星4に。 群衆が恐怖や不安から我を失い暴徒化していく様子が現在のコロナ禍に似ていて、もしコロナがもっと大々的に感染したり即死したりする病気なら、こんなふうになったかもしれないとゾッとした。 みんな不安なだけなのに、パニックになることで更に最前線に立っている人たちを苦しめるのは、現在でもその通りかもしれない。 本書は読み始めたことを後悔するくらいにつらい経験の人ばかりで、「さよならドビュッシー」と同じくらいつらかった。 本当に悲しみや苦しみは連鎖していくばかり。 諸悪の根源と感じた幾人かは真に罰されていないようでやりきれない。 だが、もしかしたらその人たちにもつらい過去や理由があり、そうなるのも仕方のないことだったなら、いったい誰を恨めばいいのか。 そんなことをずっと考え続けてしまう。 追い詰められた人間が何をするかはわからない。 自分が「まとも」でいられるなんて幻想で、ただ幸運だっただけなのかもしれない。

    3
    投稿日: 2021.04.13
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    「贖罪の奏鳴曲」が初めての作家さんだと思います。 他の作品も気になり読みました。 刺激的な場面もありでしたが、どうなるのかと気になり読み進みました。 怖い話です。 「連続殺人鬼カエル男ふたたび 」が有りました。 早速図書館に予約入れました。

    3
    投稿日: 2021.04.04
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    個人的には好きな作品として名前を上げたい。 極力ネタバレなしで感想を書く。 まず殺人や暴力の描写の緻密さ。文章だけで目を背けたくなるような想像力を掻き立てる巧さ。 ミステリー好きであれば、死体吊りトリックや犯人の予想は難しいものではないと思う。 それくらいには伏線がしっかりと張られている。 伏線に関しては1行で明快になるようなものではないが、徐々に真相が明らかになるため中弛みは少ないように思う。ただし想像を超える揺さぶりを受けるので裏切られる気持ちも感じられた。 文章の所々にミスリードを誘う箇所があるが、叙述系というよりは人間の精神に重きを置いた作品のようである。 誰を狙うかわからない無差別殺人への恐怖感に対する狂気、養育環境から生み出される狂気、いじめに対する狂気、そもそも狂人は誰なのか。自分自身が正常であり、自分以外が異常であるという偏った考え方。 ここら辺に関する記述は胸糞悪くなるように書かれており、社会に対する皮肉のようなものまで感じた。 そしてやはりラスト1行の終わり方。この終わり方は綺麗で何故かスカッとする。 全体を通して良い作品であるので星5とさせて頂きました。

    8
    投稿日: 2021.04.02
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    ドキドキする展開でおもしろかった。 ただ必要あるかわからない、市民と警察のバトルシーンとか、主人公が何回も足をつぶされるシーンとかいるだろうか? そんな展開にはならないだろうと、無理を感じるシーンも。 精神科医犯人のどんでん返しは、わりと早めに想像がつく。 3重に犯人を見せるのは、おもしろい。

    2
    投稿日: 2021.03.30
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    最高 ラストにかけての二転三転する犯人 最後の一行に鳥肌 殺人や格闘の描写はえぐい とにかく面白くて睡眠時間減った

    2
    投稿日: 2021.03.30
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    このミスに同じ著者の作品が2つもあがった、 ということで気になるーと思い読んでみたよ。 描写もグロくて、「うわぁー。」となる場面が いくつもあったよー。 吊るす 潰す 解剖する 焼く 告げる で殺人事件が起きていく。 私はどんでん返しがあって、「そうきたかぁー!!」 と思うことがあったよー。 でも、古手川さんが何度も怪我するシーンは ちょっと、くどかった。 読むのがめんどくさくなった時もあったよー。 ピアノ演奏のシーンは好きだったなぁ。 他の本も読んで見よー!!

    3
    投稿日: 2021.03.27
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    「ふたたび」の方から読むところだった。危ない危ない。冒頭を読んで、多少概要を掴んでいたものの、二転三転する展開で、ぐいぐい読み進められた。 続刊があるとわかっていても、不穏な最後にゾクッとする。

    2
    投稿日: 2021.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古手川が部屋で勝雄ボコボコにされるまでは、めちゃくちゃおもしろかった!ほんっとにすらすら読めた。だけどそこからの骨が折れただのヒビがどうのとかが長すぎた。さらに、さゆりからもボコボコにされるところも、まぁ長かった。せっかくのオマエザキという最後のところも、そのせいで集中力が切れて、そうですか。ぐらいの反応になってしまった。めちゃくちゃ途中までがおもしろかったのに本当にもったいない!

    3
    投稿日: 2021.03.22
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    読み飛ばしたくなる箇所もあったが、結末が気になって手が止まらなくなった。そして二転、三転、四転…。「因果応報」と最期のページ。ゾクッとしました。

    2
    投稿日: 2021.03.16
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    残虐なシーンや描かれる大衆の愚かしさ、ヒトの心を弄ぶような登場人物など読むひとを選ぶ内容かと思う。 でも一気に読ませるし、ただの猟奇もので終わらないとあるテーマにそった展開で面白かった。

    2
    投稿日: 2021.03.12
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    ネタバレを危惧して、あまり詳しい感想は書けませんが、期待してたほどではありませんでした。 中盤~終盤にかけて、特に警察署が襲撃される場面や犯人と闘う場面は無駄に長いと感じてしまいました。古手川は不死身か。 あと、比喩がくどい。(ゴメンナサイ) 最後の一行を含めたラストの展開は、さすがに面白く読めましたが、いささか強引に感じるところもあり、☆3止まりかな。 テミスやドビュッシーは良かったので、また七里さん読みたいと思います。

    1
    投稿日: 2021.03.02
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    かなりグロテクスな描写が多く映像を見てるかのようにリアルに響いてきますが、最後の最後まで面白いし、飽きさせない本で、積本だったのに一気読みしました!

    3
    投稿日: 2021.03.02
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     惨殺された死体と、傍に残されたオール平仮名の稚拙な犯行声明文。埼玉県警捜査一課の古手川と渡瀬が捜査に当たるが、彼らを欺くかのように繰り返される犯行。そしてそのあまりにも人間離れした残虐性ゆえに、犯人は「カエル男」と呼ばれるようになる。  事件現場の凄惨さや、カエル男が幼い頃に親から受けた虐待の様子の描写に、とにかく容赦がない。これでもか、というほどに力のこもった文章が続き、もうわかったよわかったから、、、と目を背けたくなった。そこまでして作者が読者に問いかけたかったのは、刑法第三十九条(①心神喪失者の行為は、罰しない。②心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。)の是非だと思う。作中でこの箇所が特にが印象に残った。 「だが古手川は刑法三十九条の見直しよりは心神喪失という定義を厳格にすべきではないかと思う。心神喪失、或いは心神耗弱したにしてはそういう人間が手に掛けるのは決まって女子供だけで、間違っても暴力団の事務所や相撲部屋に乱入しないのは十分に判断力が備わっているからではないか。」(本文p.57より抜粋)  結末は思っていたより複雑な構造になっていた。でも個人的に、是非一読を!と誰かに勧める程ではないかな。続編はちょっと気になるけど・・・読むかなぁ、果たして。

    2
    投稿日: 2021.02.18
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    凄い、凄い!まるでテレビドラマを観てるように、するすると読み進む。捉えてられてのめり込む。残虐なシーンに怯えるが、次から次にめくられていくページ。登場人物が全て重要な役目があって、真相は二重、三重に絡められている。

    2
    投稿日: 2021.02.12
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    これは参った。残虐な内容に心が萎えるが、それ以上に先を読みたい思いで一気に読んでしまった。最後まで読めないストーリーに脱帽。

    2
    投稿日: 2021.02.11
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    梅雨の味方、カエル男。 こんなポップな表紙なのにショッキングな表現が多々あるこの作品。 犯人は誰なのか最後まで分かりそうで分からないミスリードがとてつもなく秀逸。 意外とアクションシーンもある

    2
    投稿日: 2021.02.08
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    2021/1/19 読了 途中、グロい表現なや何度も顔をしかめてしまう場面があった。 まさかのまさかなラスト。 続編も読まなければ。

    2
    投稿日: 2021.01.19
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    面白すぎた。 本読んでて初めて吐きそうになった。 それぐらい怖い。 でももっとすごいのは中盤からの怒濤の展開。 心臓鷲掴みで引っ張り回されてる感じで、中盤からは一切読むのを止めることができなかった。 続編もあるみたいなので読む。

    5
    投稿日: 2021.01.16
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    うわー! すっかり騙された~!! スッキリ決まり過ぎて潔いくらいに。 同じ作者の他のを買ってあるけど明日続編買いに行かなくちゃ!!

    6
    投稿日: 2021.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人薄々予想ついてた、と思いきや最後に裏切られた。 そして、最後の最後にしっかり回収と自作への繋がり。 サイコサスペンスとして楽しめました。

    3
    投稿日: 2021.01.05
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    主人公が痛めつけられるシーンが長かった…描写がリアル過ぎて読んでてしんどくなって、この辺飛ばし読み。この場面…もう少し削ってもと思った。 犯人も何となく想像出来たし、こんなもんかあと思ってたら、最後の一文で驚嘆。なるほど、こう繋がるのね。 一気に面白い一冊になった。

    3
    投稿日: 2021.01.01
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    2020/12/31 うーん、グロい! 関連性の分からない連続殺人が、あいうえお順で行われていると推測され市民は大騒ぎ。 ラストもスッキリしなくて年末読み納めには合わなかった。

    3
    投稿日: 2020.12.31
  • 恐れ入りました

    「中山七里流どんでん返し」が遺憾なく発揮された秀才です。ただ、内容の一部で具体的過ぎて少し引いてしまう所があるので、星4つにしました。

    0
    投稿日: 2020.12.31
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    このミス大賞 第8回 で2作品同時投稿して 選考を両通過したうちの1作品 もう1つは大賞受賞の「さよならドビュッシー」 この作品は猟奇殺人によるサイコスリラー要素が 強く出ているが単なるサイコスリラーではなく 社会的な背景も織り交ぜられていて 俗にいう社会派ミステリーの様相が伺える 大どんでん返しがあるが 単にこの人が犯人だったのか と言う感じではない2度3度と起こることが すごい驚きを与えてくれる

    3
    投稿日: 2020.12.30
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    可愛らしいのような?いやいや不気味なジャケットに誘われて〜 まぁ、始めから本の流れ通りなオチにはならんとは思っていたけど…どんでん返しの二回宙返りって感じやな。 殺しがエグいので、R指定。良い子には良くないので、R-18にしときます。 計画的に見えて、実は偶然の産物かと思いきや、更に計画を被してきてる。 こんな表現で意味が分かるのか^^; 要は、完全に嵌められたって事^^; ^^; 街中、恐怖に陥れ、カエル男が暴れまくりました。 最後の刑事さんの言葉が心に残る。 『因果応報』 真面目に生きよ(^-^)v

    30
    投稿日: 2020.12.18
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    最後の逆転劇に目から鱗!!の気分になれた。中山七里さんの作品なので、ある程度の逆転劇を期待して読み進めていたが、その期待を遥かにこえてくれる結末だった。そして完結ではなく、続編にその期待を大きく繋げてくれている。

    5
    投稿日: 2020.12.06
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    母が貸してくれた… 表紙かわいいでしょ? こんな暑い日はクーラーの効いた部屋でまったり読書よね…なんて思ったら! 内容は…かなり衝撃的!! 中山七里さんは初めて読んだけど、心臓を鷲掴みにするようなゾワゾワさせる表現がめっちゃ上手 クーラーいらないよ そして、伏線回収がお見事 最後の最後までどんでん返しがあり、スピード感があって一気に読める… けど、おススメするかというと…うーん とにかく、残虐なシーンが多いだけにね

    3
    投稿日: 2020.11.28
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    目を背けたくなるような描写が多めだったので、そういうのが苦手な自分にはちょっとキツい場面もあった。しかしそれも含めてこの物語が成り立つんだな。最後まで惹きつけられっぱなしで一気に読み切った。面白かった。

    14
    投稿日: 2020.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020,11,1 読了。 一気に読ませる話運び、センセーショナルな事件描写は読者を飽きさせない。 難解な言葉や文章は無く、考えずともスルスルと内容が頭に入るのも読み易かった。 ただ、警察署での暴動・勝雄との対決・さゆりとの対決の三箇所はダラダラと冗長に感じる。 主人公古手川が不死身過ぎて「いやいや、もう死んでるでしょ…」という思いが三度となると流石に白ける。暴動から勝雄の部屋へ、が同日でページ的に近いのも食傷気味になる一因かもしれない。 それでも最後のどんでん返しに次ぐどんでん返しには満足感があるし、最後の一行の毒が効いていて読後はゾクゾクした。 続編もあるので、そちらも読みたいと思わせる小説だった。

    2
    投稿日: 2020.11.02
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    描写がやっぱりえぐいけど、どんどん気になって読み進めてしまう作品。 最後のどんでん返しの過程で一度動機に納得がいかずえーと思ってたら、さらにもう一転してさらに好きになった。

    2
    投稿日: 2020.10.20
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    図書館で借りた本。 口にフックをかけられて吊り下げられた女性の他殺したいが見つかった。近くにあったのは、子供が書いたような犯行声明文。これは連続殺人の始まりだった。第二、第三と事件が発生し、犯人は死体をモノのようにおもちゃにしていた。その狂気に市民たちは恐れ慄き、警察は奔走され。結末はそういうことだったのか。やるせなかった。

    1
    投稿日: 2020.10.20
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    警察官なのにそこまでボコボコにされるのか、やっぱりこの人が犯人か、でもどんでん返しではないなー。なんて思ってたらまさかの… 刑法39法について考えさせられる本でした。 ナツオ…カタカナ表記はだまされる。

    0
    投稿日: 2020.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    平和な日本では考えられないようなことが起きるけど、実際こんな凶悪な事件が身近で起こって、 しかも無差別じゃなく法則があると知った時 怯えるなぁ。。 痛そうな描写はちょいっと流し読みしてしまったが、すごく面白かった。 心神喪失で責任能力がないから無実っておかしな話。だから、この小説に出てくる正義の市民の行動もわかる。 誰が加害者で被害者なのかわからないなと思った。 最後の2ページにゾクっとした。

    2
    投稿日: 2020.10.12
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    次の展開を見たくて一気に読みました。 最後のどんでん返しはハラハラしました… 終わり方もとてもきれいでした… 痛そうな表現が少し多めです。

    3
    投稿日: 2020.10.05
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    サクサク読み進めれるミステリーで、あっという間に読み終わりました。読みやすい本だったな〜というのが第一印象でした。 多分、こんな結末だろうなと予想していたのが当たり、最後の方は「あぁ、やっぱりね〜」という感じ。 個人的には、もっと人間のドロドロした部分やサイコパス的な部分がある話の方が好きなので、★4つ

    2
    投稿日: 2020.09.25
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    マスコミや警察 民間人の様々な動きはどうも読者を意識誘導しているに感じてしまった。 現実離れしているはずの暴動シーンやボロボロになるまでの格闘シーンは映像が当たり前の様に脳内再生出来るリアルさが凄かったし、後に見た映像作品は脳内映像そのままだった。 刑法三十九条、心神喪失者と健常者の違い。 守られる事が当たり前の民間人。 人間の愚かな言動に所変われば心も変わるなんとも身勝手な人間達の闇の表現が巧み。

    39
    投稿日: 2020.09.23
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    ゴーストタウンで吊るされた惨殺死体が発見される。 傍には子供が書いた作文のような稚拙な犯行声明。第2、第3と続く「カエル男」の犯行に町はパニックにー。 子供が小動物の羽や足を捥ぐように、人が殺される惨い描写。 事件を追う刑事と、”誰か”の虐げられ歪んでいく様子が交互に展開していく。 ストーリーを通してずっと少年法について問いかけられているような感覚だった。 どんでん返しはさすが、です。

    1
    投稿日: 2020.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中山七里さんの小説は、岬洋介シリーズが好きで読んでますが、カエル男…思ったより気持ち悪かったです。 殺害シーンめちゃ想像してしまいました… ミステリーの中では普通なのかもしれませんが、 個人的には先は気になるけど、 実際そんなこと起きてしまったら…て恐ろしかったです。 他にも書かれてる方もいましたが、 警察署に住民が押し寄せてくるシーンは 長すぎたかな。もっと少なくていいかも。 最後の方、カエル男捕まったーって思ったら、 最後の最後で大どんでん返し‼︎ やはり裏切りませんね、中山さんの小説は面白い。

    0
    投稿日: 2020.09.07
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    すごい。 中山七里は本当にすごい。 「ネメシスの使者」、「御子柴シリーズ(現在既出の4作のうち3作)」に続いて、読むのは5作目となりましたが 今回も、やはり、見事なまでに裏切られました。 大切に読もうと思っていたのですが、続きが気になってどんどんページを繰ってしまいました。 途中に出てくるベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」。 実際にヴラディーミル・アシュケナージの「悲愴」を聴きながら読みました。 目で楽しめる音楽とは正にこのことで、ここまで音楽を文学的に表現できるのかと感動しました。 中山七里の作品に何度も登場する人気キャラクターの渡瀬&小手川ですが、この作品が初登場なのですね。 後々の作品に比べると、その言動に幼さが残る印象。 結構ムチャしてますよね…特に小手川。 乱闘や暴行を受ける描写が長くて、読むのが辛い場面がありました。 物語の構成は素晴らしいのですが、あくまでも個人的感想として☆3です。

    10
    投稿日: 2020.09.06
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    面白いです。 しっかりとミスリードとなる伏線を張っておいて、後半それを一気に回収する。 更にそれを二度、三度とひっくり返すどんでん返しと、ミステリとしてふさわしいラストの展開。 そして、刑法39条の是非についても考えさせられる。 ここからネタバレメモ〜 カエル男というタイトルからも犯人を男と連想させる ナツオという名前 ピアニストの指

    2
    投稿日: 2020.08.29
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    気持ち悪い描写ばかりですっとばして読んだ。 警察署のくだりは必要だった? そんなに人間って愚かか。 黒幕の黒幕 そんなの読み進めてるうちにあまり推理が当たらない私でもわかった。 伏線ばかり。 お願いだから精神異常の犯罪者は一生外には出てこないで。

    0
    投稿日: 2020.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全く怖く無さそうな表紙のわりに、グロい怖いの感想が多かったのでずっと気になっていてようやく読めた。 テンポよく犯人の手掛かりや過去が入っていてどんどん読み進めることが出来、特にラストスパートは早く先が見たくて一気読みだった。 個人的には何度か触れられている正常と異常の線引きの話が印象的で、異常な状態を定義するには正常な状態は何かを定めないといけない。では多種多様に人が生存している中で何をもって正常だといえるのか。とゆうような所が考えさせられた。

    0
    投稿日: 2020.08.24
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    功名心にはやる新人刑事と不機嫌そうで目端のきくベテラン刑事のコンビ。連続殺人事件で被害者は目立つ方法で置かれていて怪文書まであり、どこかで見た様なサイコスリラーを彷彿とさせる。 でも、面白かった。 最終章のどんでん返しを始め、マスコミやネットの書き込みなど現代的な要素の描写も上手い。 警察署が暴徒に襲われるあたりから面白くて、ぐいぐい読めた。 さすがに町名は架空の様だけど、埼玉県飯能市が舞台なのも珍しく感じた。

    1
    投稿日: 2020.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長期間積読したカエル男、読友さんのコメント、大どんでん返し且つ高評価ということで期待大で挑戦。最初はワクワクでしたが、最後のプラスαのオチは納得いかない‼️よく分からん。久しぶりに、え~~っ⤵️そりゃないよ!と心の中で叫ぶ始末。あまりにも設定が「あり得ない」でしょ?という感じで、遺憾の意を表します。カエル男という設定はしょうがないが、刑事の対応、市民のパニック、犯人の豹変にもリアリティー・蓋然性を感じなかった。誰にも感情移入できなかったのも原因かも。単なるホラー作品としてみるのであれば納得だけど。

    15
    投稿日: 2020.08.11
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    ぐろいーぐろいけど面白いー どんでん返しのさらにどんでん返し。 なにより小手川さんよく生きていますね。 お疲れさまですって感じです。

    2
    投稿日: 2020.07.29
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    口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。 傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。 街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。 警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。 無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは? 正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。 へんてこな題名だなぁと思いつつ、フォロワーの皆様が高評価だったこともあり ずっと気になっていた作品。 何だかちょっと軽い感じのする作品名だが、内容はずっしりと重たい。 文章力、表現力、語彙力、何をとっても素晴らしい。 物語は更に素晴らしい。 ゾクゾクするような恐怖感から、あっと驚く結末まで。 目が離せなくなる。 ただ、痛い描写が苦手な私には、後半苦痛で苦痛で、 チラっと1行読んでまた少し休憩・・・ また1行読んで・・・と繰り返しておりました(^-^; 最後の畳みかけは最高でした(*^-^*)

    37
    投稿日: 2020.07.19
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    どんでん返しの、さらにどんでん返し! おもしろかった。 しかし最後の死闘を繰り広げるところが、くどいというか少ししつこくて、痛々しいし飽きてしまった。 死闘の部分はもう少し縮小してほしかった。 そこの部分はだらだらとページの無駄遣いな気がした。

    1
    投稿日: 2020.07.13
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    初の中山七里さん。 正直引くけど、続きが気になって読まずにはいられない。 想像以上にグロくて痛い。 もう形残ってなくない?と思っても生きてた。 どんでん返しと謳われるものを、これまでも何冊か読んだけど、今まで読んだ中で1番どんでん返しだった。 からのどんでん返し、からのどんでん返しだった。 読んでる最中に、ん?ん??ん??? と思ってたところ全部回収された。 すっきり。 だが後味悪い。 途中、グロいのにおなかいっぱいになったけど、最後まで読んで良かった。 結果的に「面白かった!」 でも続編読むにはちょっと勇気がいる。 グロいのはしばらくお休みしたい。 面白かった作品の続編読みたくないって初めてかも。 忘れた頃に読みたい。 それにしてもこの「カエル男」を差し置いて、イヤミス大賞をとったのが、同じ中山さんの「さよならドビュッシー」だと聞いて、そちらは読んでみたいと思った。 こんなに引き込まれるものを同時期に書かれてるなんて凄すぎ。 「最高傑作は次回作、という気持ちで書き続けたい」 楽しみにしておこう。

    5
    投稿日: 2020.07.08
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    刑法39条について、今一度考えさせられる話。 被害者側の立場、加害者側の立場、そしてそれを遠巻きにして無責任なことを言う第三者的な立場の人たち。 死体の遺棄方法の残虐さもさることながら、主人公の若手刑事が受ける三度の暴力の描写が凄惨極まりない。読んでるこちらが息が詰まる。ここまで詳細に、何十頁も割いて、描く必要があったのか疑問だ。彼が生きていること自体、リアリティに欠けると思った。だからそこはマイナス。 彼とペアを組んだベテランの渡瀬の存在がよかった。知識の深さと言葉の重みがある。 この二人を通して、(恐らく)作者の言いたいことが語られているのだろう。 この本で一番わたしがこたえたものは、最後の畳み掛けるようなどんでん返しでも、陰惨な無差別殺人でもなく、それに対しての『世間一般』と言われる人たちの正義感という名の、無関心という名の、関係ないという安心感からくる自覚のない悪意の存在だった。

    0
    投稿日: 2020.06.19
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    グロさも強烈ながら人間の深層心理への問いかけも強烈なものがありました。まさに今の騒ぎがそうだなと思いながら読みました。 途中でわかったつもりでいたら二転三転ひっくり返されました!ビックリ! 続編があるから余計怖い。

    5
    投稿日: 2020.05.02
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    埼玉県飯能市にて不気味な死体が発見された。 マンションの13階からぶら下がった死体。 吊らされて三日はたっている。全裸の女で、口から蛆が湧いている。 遺体のそばにはメモが一枚。 人間をカエルに見立てて弄ぶ言葉が並んでいた。 猟奇連続殺人事件・・・!!!エグ・・・ でもね、あらゆるミステリーやらサイコパスのドキュメンタリーとか読んでたら「こうなるんじゃないかなー」っていうのはわかるんです。わかるんですが、この本はそういうことじゃないんですね。 それは読んでのお楽しみ。(でも猟奇殺人がしんどい方は要注意です) 警察の登場人物として、まるですべてにおいて悟っているような渡瀬と過去にしんどいトラウマを持つ血気盛んな古手川という刑事が出てきますが、古手川さんが、もうめっちゃくちゃにされます。エグすぎる! 言わせてもらえばそのシーンが長すぎてすごく辛かった。古手川ーーー!死ぬぞーーー!って手に汗握りました。 まぁ、警察の捜査がちょっとぬかりがありまくりだなとは思いますが、それを無視しても否応ないパワーでラストまでもっていかれます。 暴力シーンが苦手な方は避けた方がいいかもしれません。派手な作品だなと思いました。

    9
    投稿日: 2020.04.28
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    あまりの残酷描写の連続に読むのを途中で止めようかと思った。しかしながら流石の中山七里のプロット、後半の怒濤の大どんでん返しの連続には読者は間違いなく度肝を抜かれるだろう。

    11
    投稿日: 2020.04.13
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    ブクログで「このミス大賞」として紹介されていたので読んでみることに。 一気読み出来た作品。猟奇的連続殺人なので読後の気分が悪く思う部分もあるが、過去に実際にあった記憶にも残る事件が多々登場し、その犯人たちはこの作品の中の人物のように、普通に社会に溶け込んでいるのだと思うとふと空恐ろしさを感じた。 内容とは別の観点から。この作者の他の作品を読んだ時は気付かなかったのだが、この作品は文中に四字熟語や慣用句が多用されているのがとても面白い。漢検等の試験を受ける人には別の意味でオススメ出来る作品かも。

    2
    投稿日: 2020.04.07
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    ゲテモノという感じでちょっと自分には合わなかった。わざとなのか初期の作品だからなのか、表現も硬くて読みにくい。

    1
    投稿日: 2020.04.05
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    描写は結構グロテスク。 中盤までは短編小説のように展開がされ、最後の結末で終結される。 最後はどんでん返しがなんどもされる。

    0
    投稿日: 2020.03.30
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    難しい漢字が結構あってスラスラとはいかないが先が気になってドキドキしながら一気に読めた もう頭の中で想像したくないくらいグロテスクな場面が多い…特に「潰す」… 結構皆の感想でも書かれてるけど犯人との戦闘と警察署の襲撃の場面は自分も長いと思った… 終盤の展開は凄かった…まさか2回もどんでん返されるとは思わなかった…(汗)

    2
    投稿日: 2020.03.30
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    最後はイッキ読みしてよかった。戦闘シーンは長かったけど。あとあえてなのか漢字を難しくしすぎな気がする 映画JOKERと同じで、健常者と異常者に明確な境界はなく、誰もがその可能性を孕んでいる。だけど多くの人は自分は健常者であり、異常者ではないと信じたいがために、その境界を求める。その求める行為こそが脅威となる

    0
    投稿日: 2020.03.30
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    中山七里の読み始めは いちいちひっくり返る、卒倒しそうだったが 慣れとは怖いものでー ➀吊るす ➁潰す ➂解剖する ➃焼く ➄告げる、こんな状態の遺体!想像がつかない。 怖い、恐ろしい、なんてものではない。 どんでんがえしの天才中山七里 オドロオドロながら、それでも一気に読む。 いつも、犯人は外れる私です。「推理もしないが

    19
    投稿日: 2020.03.28
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    「きょう、かえるをつかまえたよ。……」6~7行の日記か詩のようなものが添えられた連続殺人事件。なんだか萩原朔太郎の詩を思い出す。気持ちのいいものではないが、ぐいぐい読ませられる。最後は、どんでん返しのどんでん返しだ。ページがまだこれだけ残っているぞ、ひょっとしたらと思ったら、やはりどんでん返しがあった。あの古手川和也刑事の新人時代の事件だが、身体も心もボロボロになってしまうよなあ。刑事なんてなるもんじゃない。でも、刑事ものを読んでしまうのだ。

    55
    投稿日: 2020.03.12
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    これは…エグい! 思わず顔をしかめながら読みました。 あまり書くとネタバレになってしまうので… 内容に関してはあまり触れずに書きますが とにかく胸くそが悪くなる(言葉が悪すぎですね笑)くらいの描写です。 が、最後の一行で『え?どうなるの?』と次の『カエル男ふたたび』も読みたくなりました。 ★3.5です。

    2
    投稿日: 2020.03.08
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    先日まで深夜ドラマでやっていたこちら。 「さよならドビュッシー」と対をなす作品。確かにどちらも甲乙つけがたい完成度。個人的には猟奇的な分こちらに軍配を上げたい。殺人の方法が目に浮かぶ描写力。これは人気出る内容だわ。 ネタバレになるのであまり大きな声では言えないが、ラストにはしっかりどんでん返しがある。そしてその更に予想の上を行く…それは読んでのお楽しみ。 カエル男の正体を探りながら読んだのだが完全にやられた。これが”どんでん返しの帝王”中山七里さんの中山七里さんたる所以か。まだまだ著作は多いので楽しみが増えた。 中山七里さんのWikipediaで見かけたけど「また、まだ誰にも気づかれていないが登場人物の名前には共通点があるのだという」が気になる!

    7
    投稿日: 2020.03.07
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    犯人の異常性と稚拙さに恐怖しました。 そして作者にはまんまと騙されました。 痛々しいシーンが多いし長いし、警察と暴走した市民のぶつかるところはモヤっとしたというか心が痛いと言うか… 頭の中で簡単に映像で再生されるほど凄いものでした。 終わり方は続きが気になる終わり方だったし、続編も既に手元にあるので早速読み始めたいと思います。 個人的に渡瀬と有働さゆりが好きなキャラでした。

    6
    投稿日: 2020.03.05
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    「ドビュッシー~」の様に透明感のあるサスペンスではなく、かなり衝撃的なサイコ系の刑事サスペンス。 犯人は中盤位で分かるが、二転三転するのはプロットの巧さだし、キャラも良く描かれている。 ただ、枝葉をもう少し刈り込んでもいいような気がする。長々続く警察攻防戦とか描写力があるのは分かるが本質には関係ない。映像化の時に点数を稼げそうなシーンだけど。 それと、”殺人が起きる”のと”殺人シーンを長々と描写する”のは別で、暴行シーンとか殺人シーンが長いのは辟易するので☆一つマイナス。 続編があるみたいなので読んでみよう。

    3
    投稿日: 2020.03.04
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    エグいほどの猟奇的殺人と無邪気なほどの稚拙な犯行声明。 第二、第三と続く猟奇的連続殺人に市民はパニックに陥る。 テンポのいいストーリー展開は、犯人を追う刑事の心情に引き摺り込まれてしまう。 そして、結末が見えてきたと思った後にくるどんでん返し。 映画で言えばエンドロールの中に真実が隠されていたような見事な展開。 テレビドラマも放映されたが、この世界観はテレビドラマの枠では表現しきれないと思う。 絶対に本で読むべき。

    3
    投稿日: 2020.03.04
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    グロいです。 殺人の手口や、暴力の表現も細やかで想像力が掻き立てられ、顔を歪ませながら読んでいました。 カエル男による異常な連続殺人。 次は我が身かと市民の不安が後に暴動にまで発展し、大混乱が生じるなんて予想外の展開でした。 これも全てカエル男の目論みか。 最終二転三転する結末には驚きの連続でした。 犯人が分かった後もなんだか心がモヤモヤしていたのですが、ラスト1ページを読んで、私はとてもスッキリしました。 続編、是非読みたいです。

    8
    投稿日: 2020.03.02
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    大変残酷な話。その各種残虐さについて描写が続くところはなかなか疲れる。しかし、犯人の立ち現れ方と畳み掛けるところはしっかりミステリ。刑事は不死身すぎるが。

    3
    投稿日: 2020.03.02
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    天才です。ネタバラシとなる最後の章では読者は二度、三度と畳み掛けて裏切られる展開。圧巻。最後も良いです。 プロットも伏線も仕掛けもなにもかもがすごい!こんな風にミステリーに感動したのは、東野圭吾の白夜行以来ですね。あれとは全然また違うけれども。 とにかく残虐、非人道的なところがあるので、心の弱い方は読まない方がいいです。こんなにかわいらしいタイトルに表紙絵で騙されるけど、むごくて読んでいてしんどい。怖い。気持ち悪い。 でもそれを上回る筆者の文才に最後まで読み抜きました。 あとは…色々考えさせられましたね。精神障害等ある人や青少年の犯罪について…本当に人って更正して社会に戻れるのか。戻っていいのか。善と悪とは。善と悪の表裏一体。とか。背景が深すぎる。

    3
    投稿日: 2020.03.02
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    面白かった!はいはいそういうことかって思ってたのにええーっていうのがまさか2回もあり、すぐに読み終わった。続きも読む!

    3
    投稿日: 2020.02.25
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    胸くそ悪い系の殺人や虐待、暴動の描写に、読後感は悪いわ~。ミステリーとしては二転三転で面白いかもしれないけど、元飯能市民としては、できれば架空の地名でお願いしたかったよ!

    1
    投稿日: 2020.02.23
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