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連続殺人鬼カエル男
連続殺人鬼カエル男
中山七里/宝島社
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総合評価

968件)
3.8
198
384
268
41
14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったが、地域もターゲットも限定された殺人に市民があそこまで怯え、過剰に自衛したり我を忘れて暴徒と化すのがイマイチ。 いつ我が身に振りかかるかわからず対策もろくにされていないコロナでさえ政府に暴動も起こさずせっせと日々満員電車に揺られて通勤通学する正常性バイアス極まる日本人をもうちょっとリアルに書いてほしかった。 あとこの主人公の生命力が強すぎる。

    2
    投稿日: 2020.02.18
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    スピードに乗って一気に読めたけど、内容的にあまり好きな部類には入らないかな。 犯人についても、なんとなく先が読めてしまった感が否めない。 とは言え、伏線の回収もうまいし、なんと言っても御子柴シリーズ一冊目の御前崎先生や、島津さゆりが出てきたときには、ここでも繋がってるのかーってテンションあがった。続編も購入済みなので、続けて読みます。

    2
    投稿日: 2020.02.14
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    面白くてイッキ読みしました。 最初はどこにでもあるサイコパススリラー的な感じでしたが、最後のどんでん返しに圧巻。最後の1行でトリハダといったものでした。 描写がとても痛々しいのがキツかったです。

    3
    投稿日: 2020.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミスリードにまんまと引っかかる、恐怖の伝播、警察署襲撃の狂躁、容疑者との死闘の緊迫、面白くて一気に読んだ。 批判と言うよりは狂った理屈。 それにしても、最近残酷描写を読む体力が落ちていて辛い。

    2
    投稿日: 2020.02.09
  • 良き

    面白い‼️非常に面白い‼️グロテスクではあったが最近読んだなかでは一番だった。 カエル男‼️

    1
    投稿日: 2020.02.04
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    二転三転‥四転 最後はとにかく転がされる。 幼少期の回想シーンとか、完全に騙されてた。 ラスト、ここまでひっくり返す?ってくらいのどんでん返し。 でも途中の市民とのいざこざとか、戦闘シーンは長いしくどくて疲れた。 物語とそこまで関連ないのに、えらく長くて斜め読み。 感想は、総じて疲れた。の一言。 ラストにもグロさにも市民暴動にも。 続編も、一緒に図書館から借りてきてたけど、未読のまま返却します。

    2
    投稿日: 2020.02.01
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    惨殺死体が次々と発見される。現場に残されたメモから連続殺人ということが分かる。なぜこのようなことを犯すのか。といったミステリーです。 想定外の結末で、よく考えられた物語だなと感じますが、なにかストーリーの流れにわくわく感をあまり感じられなかったというか、あまり楽しめませんでした。 物語が冗長だからでしょうか。 たとえば、警察署が襲撃されるシーンがありますが、こんなこと起こらないんじゃない?って思うし、そもそもこのようなシーンは物語上、必要なの?とも思うし。 自分には合わなかっただけかもですけど。

    1
    投稿日: 2020.01.25
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    そのタイトルからどうしても故・殊能将之氏の傑作ミステリを想起してしまうし、実際共通点も少なくない。が、あちらをロックテイストの乾いたシリアルキラーとするなら、こちらはクラシカルな猟奇サイコサスペンスであり、そんな外見を隠れ蓑にした強烈な本格スピリットこそが最も重要な共通項と言えなくもない。 原題『災厄の季節』はクイーン『災厄の町』のオマージュだろうかと思いながら読み進めたが、むしろ『九尾の猫』だなこれは。暴動シーンもあるし。 余談だが、つい先日引退を表明したアシュケナージの名前も見える。

    8
    投稿日: 2020.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人に紹介されたので読んでみました。 内容は非常に良く、読み応えはありました。 連続殺人の恐怖の伝播の部分は、細かく書かれていたなーという印象です。 ただ、警察署が襲われる件とか犯人との争う場面等は少し長いかなーと感じました。

    1
    投稿日: 2020.01.13
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    中山七里さんの三作目の長編です。 タイトルからも想像出来るように、音楽小説の色合いが濃い、これまでの作品とは全然違います。 刑法第三十九条に対する提言を含んだ内容は重く、読む人それぞれに考えさせられるものがあるのではないでしょうか。 解説によるとこの作品は、デビュー作と同じ時期に書かれていたとのことです。 全く傾向が異なる作品で、ミステリ系の新人賞の最終選考に、両作品とも残るなんて本当に凄い。 既にこの頃から、並外れた才能が発揮されていたんですね。 ただ、評価が高い作品だけに、幾つか冗長に感じられる部分が目につきました。もう少し簡潔にしても、面白さや緊張感が半減することなんてないと思うのに。 デビュー間もない頃の作品ですが、最近続編が発表されたようなので、そちらも楽しみですね。 続編を読む前には、再読するつもりです。

    2
    投稿日: 2020.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    五十音順の殺人は読んでいても意外と気が付かないもので あっと気付かされた所は面白かったけど 犯人との格闘の場面が長すぎたのでもっと短くてもいいような 後味の悪さは良かったけど 長ったらしい文だと思うと続編を読む気にはならない

    1
    投稿日: 2020.01.10
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    中山七里さんにハマるきっかけになった、初めて読んだ本が[カエル男]。 個人的に読むのにちょっと苦労した。 痛々しくグロい表現がその風景など想像しやすくて…言葉の表現にまず衝撃。 読んでるうちの先入観とか、いい意味で裏切られ、 物語が二転三転するってこーゆー事だなと! お気に入りの1冊。

    2
    投稿日: 2020.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殺人方法の残酷さと、そのなかに潜む幼児性に、読んでいて鳥肌が止まらなかった。 後半は怒涛の展開で、多分作者の思うままに騙されまくったと思う。 最終的な結末は、物語的には本当に後味が悪く、作品としてはただただすごいなぁーって感じでした。三段重ねの真相で読み終わった後の余韻がまあすごい。 これを読む前に、同じ作者の『闘う君の唄を』を読んでいたが、そこにも登場した渡瀬さんがこちらにも出ていて、凄まじい有能ぶりを発揮していた。対照的にその部下の古手川さんはあり得ないぐらいボロボロにされていて、緊迫感がより演出されて後半はしゃーーーって読み進められた。 とても面白かったです。

    2
    投稿日: 2020.01.02
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    最高だった。一気読みの代名詞かと。 中山七里さんの音楽シリーズの方を先に読んでいたので、残忍さと生々しい描写に精神が持っていかれそうになるけど、最後の終わりもさすがとしか言いようがない。 こんなこと現実になったら困るけど、なんとも読了感がよい。

    2
    投稿日: 2019.12.25
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    読み応えがあった作品、予想していた犯人が確保されたが、まだページが残っている…読み進めると更なる展開があり…。 ある郊外で猟奇的な死体がみつかる。警察は捜査を始めるが、更なる犠牲者が発生。ふたり、さんにん、よにん、徐々に積み重なる殺人に市民は警察に不満をもち、そして暴徒化する。主人公古手川刑事は、捜査で出会った有働に、殺伐とした事件のなかで少しの安心を感じていたが、捜査が進むにつれ、思いもよらない展開を見ることに。 展開は最後まで、変わる、描写も鋭く実写的。

    8
    投稿日: 2019.12.20
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    中山七里さんデビュー作の1つ。ある12月埼玉県飯能市で吊されたOL.潰された老人.解剖された小学生.焼かれた弁護士の連続殺人が発生傍らにはひらがなだけの拙い犯行文。埼玉県警察は事件解決して無事クリスマスを迎えることが出来るのか?小栗旬主演で映画化も。素敵な今年最後の13日の金曜日を

    5
    投稿日: 2019.12.13
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    口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。 傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。 街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。 警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。 無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは? 正体とは? 警察は犯人をとめることができるのか。 (アマゾンより引用) ボコボコにされるときの描写がエグすぎる。 けど、物語自体は面白かった。 そっちかーーー!!みたいな

    3
    投稿日: 2019.12.05
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    刑法39条を取り上げると残酷な事件設定で救われない結末になることがあるが、39条が根底にありつつ、事件は二転三転、最後の一行も作者の言葉通り見事で面白かった。

    1
    投稿日: 2019.11.26
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    表紙に惹かれて買いました。 内容はなかなかにグロかったけど、大どんでん返し、と言うほどではなかったかなぁ。 最後は続編に繋げるために必要なんでしょうけど、蛇足感がありました。 市民と警官の攻防は少し長すぎてそんなに詳細に書くこと?と疑問に思いながら読み進めました。 この方の作品は初めてだったのですが、他の作品に手を出すか悩みます。

    0
    投稿日: 2019.11.03
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    作品の題名に惹かれて購入。 奇妙な題名でコミカルな感じかと思っていたら、なかなか猟奇的な作品で、衝撃的な描写が多かった。 でもそのギャップが好きだし、スラスラ読み進められた。

    6
    投稿日: 2019.10.29
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    タイトル見て買った一冊。 タイトルのイメージと違い結構凄まじい内容だった。 刑法39条や事件を起こした容疑者の精神状態がどうのとかちょっと疑問に思ってた事が、この本で出てきたのでビックリした。 二転三転して終わった話だったが、疑問に思う部分もありスッキリ終わったとか、爽快感とかはなく、モヤモヤが残った。 なんとなく難しい小説でした。

    12
    投稿日: 2019.10.13
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    I wonder why the police are attacked by children. It is wondering why feared people become mob.

    0
    投稿日: 2019.10.12
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    このミス受賞作品なのね。 一旦は、この人が犯人だったのかぁ、と妙に納得してしまうんだけど、そこで終わらない。そこで終わらせないところがすごいや。

    5
    投稿日: 2019.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に最後まで犯人のわからない小説を読んだ が御前崎はいらなかったかなと 蛇足感が否めない さゆりで終わっていれば星5つだった カエル男は女性だろうなと思って読み進めたものの、ナツオと出てきて男?と思い 実父から受けた性的虐待の箇所の自身についているものとは〜のくだりでやはり男なのかと思って読み進めたので 実行犯がさゆりと出てきて性転換したのかと思ったが そうでもないらしい あの描写のミスリードは好ましくないなと。 また暴動の箇所は冗長だった。あそこはそんなに描写いらない あと私の知識不足だが普段読まない漢字が多かった… 続きは買わずに図書館で借りようと思う

    1
    投稿日: 2019.09.21
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    七里作品ではすっかりお馴染みのキャラクター、古手川刑事の視点で物語は進む。 この表紙とタイトルの不気味さが効いてる。 奇怪で残虐な連続殺人事件に挑む。 渡瀬と若手の古手川刑事のコンビは、私にとってはヒポクラテスの誓いが初だったけど、この作品の方が先。なるほど、ヒポクラテスに随所で出てくる古手川くんの過去の話も、これを読んで繋がってきた。 センセーショナルな事件だけあって、緊張感を絶えず持ちながら読むことが出来る。 ナツオの子供時代の生活が重たく、辛い気持ちにもなる。 終盤のどんでん返しも鮮やか。 物語のアクセントになるクラシック曲は、ベートーベンの「悲愴」。私も前にレッスンで弾いた、大好きな曲です。 私は、実は七里作品の中で一番好きなキャラクターが古手川くんなのだ。 犬飼のように、鮮やかな推理力や経験値があるわけでもないし、御子柴のような強烈な個性があるわけでもない。でも、いつも渡瀬に翻弄され、叱責されながらも、ひたむきに事件に取り組む青くささや不器用さに、好感が持てる。古手川くんのこれからの活躍も見守っていきたい。

    7
    投稿日: 2019.09.17
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    本屋で2巻発売のポップに「あのカエル男が帰ってきた!」と書いていて気になって読んでみた。 表紙はかわいい?感じだけど中身は全くそんなことないのでギャップに驚く。 どんでん返しにどんでん返しを重ねて騙され続けた。 登場人物だけでなく、読み手も完全に騙される。 ただ暴力表現などは長すぎて飽き飽きしてくる。 ページをめくってもまだやっているので、読んでてしんどくなるので流してしまった。 そんなに長くなくても緊張感や怒りは十分に伝わるのに。

    6
    投稿日: 2019.08.27
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    殺人のシーンがリアルでこわかったが、先が気になりどんどん読み進めていくことができた。最後の最後まで、人間のつながりがあり、おもしろい。 続編のカエル男もぜひ読みたい!

    5
    投稿日: 2019.08.21
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    表紙が可愛らしかったので、手に取ってみたら裏表紙のあらすじがわりとキツイ感じで、これはもう読むしかないなと思いました。全体的には好きな雰囲気の作品ですが、警察署に暴徒が雪崩れ込むシーンはあまりに現実離れしていてリアリティゼロ。フランスのバスティーユ襲撃事件か何かかと思いました。おまけに長い。さすがに日本の市民も警察もこんなにアホじゃないわと白けた気分になりました。 それから時折挟まれるナツオのシーン。名前の表記がカタカナで、いかにも叙述トリックに使われるぞと言っているようなものです。もっと気分良く騙されたかったなというのが本当のとこかな。真の黒幕は確かにたどり着けなかったけど、そこまでの驚きもなかったですし。ただ、精神鑑定の結果心神喪失で無罪、という馬鹿馬鹿しい法律をテーマにしてくれたのは良かったです。ここ何年かナントカ障害という色んな精神的な病気が増えていますが、そんなことで罪の有無を決めるのはおかしいと思っています。過程ではなく結果、最終的に犯したことが全てです。未成年も病人も関係ないと思います。元を絶たないと復讐の連鎖は止まらないのです。人権を主張する限り法律は平等ではありえません。人権を主張するならば全ての犯罪者に正当な罰を与えてほしいと思います。

    6
    投稿日: 2019.08.16
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    中山七里さんのダーク路線を代表する戦慄のサイコ・サスペンス・本格ミステリの傑作です。凄惨な残酷描写に途中で巻を閉じたくなる4つの見立て殺人死体の超グロテスクさや終盤2章の驚愕三度のどんでん返しにブラックな最終行の因果応報な余韻は勿論本書の肝なのですが、エンタメ要素とは別に全ての根底に刑法第三十九条の重い命題があるからこそ名作足り得るのでしょう。ああ!青っ白い夢や希望が粉々に吹き飛んでしまう悪夢の物語を未読の方は心してお読み下さい。古手川刑事へ満身創痍の傷だらけの人生だけど、それでも信じる道を進んで欲しい! 中山七里さんは音楽ミステリ「さよならドビュッシー」とは完全に異質な世界観の健全な夢や幸福感を完膚なきまでにぶち壊す物語を敢えて書いてみせましたね。2作が「このミス」最終選考に残って「さよならドビュッシー」が選ばれたのは必然とも思えますし私も結果的によかったと思いますね。まあ本書の描く世界はあまりにも救いが無さすぎますものね。でもまあ本書カバーイラストがリアルな恐怖絵画ではなくメルヘン調のマンガなのは正解だったですね。けれどカエルは怖い生き物ではないですし「ど根性ガエル」のぴょん吉を思い出して欲しいですね。

    5
    投稿日: 2019.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    トリックありきかなぁ。 3重の種明かしはよかったんだけど。 群衆の行動は理解できないし、暴動のシーンは逆に冷めてしまう。

    2
    投稿日: 2019.07.31
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    ミステリ かかった時間 細切れ120〜180分? すらすら読めていい意味で引っかからないのは中山七里のよさ。まあでもだんだん慣れてきてしまったのはある。そもそもグロ系そんな好きでもない。 精神障害者の犯罪が罪になるとかならないとかにまつわるお話だが、なんというか全体的にリアリティがない。たぶん、中山七里の描くピアニストも弁護士も刑事も監察医も小説家も銀行マンも、キャラクターとしての魅力と引き換えに「リアリティのなさ」を宿しているんだと思う。そして、そのリアリティのなさは、キャラクターとしての強烈な魅力で相殺、というかむしろプラスに転じていたんだと思うけど、なんか今回は、補いきれなかったという印象。 というか、中山七里はもうひとつ、前半で風呂敷めっちゃ広げて後半たたむタイプだと思う。そして、たたみかたは往々にしてやや強引だけど、文章のうまさでねじ伏せるという感じだけど、今回は強引さが勝った、という感じ。 しかし、星2つだけど、読み切れていますからね、娯楽としてはじゅうぶん。

    1
    投稿日: 2019.07.17
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    グロイところは読み飛ばし。中山七里なのでどんでん返しあるやろうなーと思ってたら、もひとつどんでん返しがありましたとさ。

    1
    投稿日: 2019.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これと『さよならドビュッシー』が同じ人により新人発掘コンクールに応募され、同時に選考会を上がってくるってのもミステリーだわ

    1
    投稿日: 2019.06.29
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    「さよならドビュッシー」の作者だったので。 とりあえず、 無差別連続殺人にパニックになり警察署を襲う暴徒に リアリティを感じられなかった。 とりあえず、 御子柴弁護士が出会ったピアニストのその後が悲惨過ぎた。 とりあえず、 真犯人がパターン化し過ぎ。

    3
    投稿日: 2019.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか* どんでん返しの帝王、ここに極まれり。しかも三重構造。完全に騙されました。 表舞台の喧騒だけでなく、静かに満ちていく市民の恐怖や慄きが行間から滲み出るような技巧もさすが。 乱闘シーンがやや冗長ですが、小気味良くスピーディーな展開に一気読み。お見事としか言いようのない作品。 三十九条にしてやられた者、助けられた者、利用される者、復讐する者…考えさせられる内容もさることながら、老教授の静謐な怒りの言葉が胸を衝く。 ”だが、それは人を食らった獣を再び野に放つことだ。野に放てと叫んだ者は、その獣と隣合せに暮らす恐怖を味わう義務がある”。 神の復讐を待てず、自ら神になった彼の復讐の続きを、最後まで見たい気もする。

    2
    投稿日: 2019.06.19
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    聞いてはいましたが確かにグロイです。猟奇的連続殺人に刑法39条が絡むことで翻弄される警察。ドタバタしているようできちんと筋が通って伏線も貼られているから物語に一気に引きずり込まれ一緒に謎を追えました。古手川刑事、彼もすごいけど渡瀬警部がすごく魅力的でかっこいいです。予測のできた部分はありましたがそれでも最後の最後まで翻弄させられました。本当によく計算されています。満足して読み終わりましたが、興奮が冷めてみると重いテーマですね。考えれば考えるほどひとくくりにできないと思えることのひとつです。 2018/06/08再読。読んだのは5年前で、今回ふたたびを読もうとしたら、あらすじやトリックは頭に残っていたものの、人物名がダレソレ状態だったのでこちらに戻って再読してみました。思っていたよりも古手川刑事が若いですね。若さゆえの思い込みや暴走、それをすべて包み込んだうえで教育し、扱う渡瀬警部の切れ味が印象的です。ドビュッシーとともに応募作だったことを思うと本当によく練られたお話だと思います。最後がしっかり「ふたたび」に続いていることがわかるので再読して良かったです。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    正常な人間が手を染めたとは思えないほど残酷な猟奇殺人…表紙には包丁を手にしたカエル人間…この設定から、映画化もした作品『ミュージアム』の原作か!?と勘違いした人は恐らく自分以外にもいるはず。 ミステリ小説を多く読んでいると「どんでん返しがありそうな作品で数十ページ残った状態で犯人が分かると、別に真犯人がいる法則」というものを嗅ぎ分ける能力が備わってきたように感じる。 ※その際真犯人は、読者(及び主人公)が一番ショックを受ける人物である 舞台が飯能市という絶妙なチョイスが、埼玉県民としてはむず痒い。「ハサミ男」と同書のどちらを先に読むかで好みや感じ方が変わりそう。

    7
    投稿日: 2019.06.13
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    「あれは聖書の中の一節だ。だが仏典の中にもなかなか含蓄のある言葉があってな…因果応報ってやつだ」 発表から大分経ちますがようやく追いつきました。これは凄い作品だ。

    6
    投稿日: 2019.06.10
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    久しぶりにガツンとくる本を読んだ。 描写がリアルで途中滅入りそうになったけど、引き込まれ感は抜群であっとゆー間に読みきれた。

    5
    投稿日: 2019.05.30
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    後半は二転三転する目まぐるしい展開に頁を捲る手が止まらない。エンタメ小説として素晴らしい出来。ポップなタイトルと裏腹に中身は凄惨。原題『災厄の季節』からなんで変更したのかしら。

    6
    投稿日: 2019.05.27
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    描写が不快だけど展開含め面白かった。ただ展開がいいだけに真相が物足りなく感じてしまいます。贅沢ですが。

    3
    投稿日: 2019.05.26
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    ♪考えさせられる物語♪ 自分と違う者に出会った時 目を背ける事は、自分にとっては無関心だけど 相手にとっては拒絶にうつる。 差別と区別とは… 区別のみを行い、放置した場合は? 救済措置とは…? 自分にとっては 重い一冊になりましたが 読んでよかったと思います。

    7
    投稿日: 2019.05.19
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    叙述トリックと終盤の展開はよかった。 ただ戦闘シーンが冗長なの、やたらと難読な感じを多用してるのが読書のテンポを悪くしてると思う。 ・裡(うち) ・顫える(ふるえる) とか他にもあったけどでこの字である必要ある?

    5
    投稿日: 2019.05.16
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    表紙に惹かれて購入。 肝心の内容は表紙の可愛さとは打って変わって薄気味悪い連続殺人。それ自体はあらすじを読んで知っていたのでいいけど、作者の表現が冗長でラノベみたいだなと思った。 続編もあるみたいだけどあまり気が進まないかな。

    0
    投稿日: 2019.05.14
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    グロいながらも二転三転に仕掛けられていて面白かった。 残酷な描写が多いので無理な人は無理かも。 2019.5.5 70

    1
    投稿日: 2019.05.05
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    3.8。これは面白かった。一気読みしてしまった。出先で。帰路に残したかったのに止まらなかった。ラスト一行までよく出来てる。読者に情報最初から開示されてるのにあのオチには頭ゆかなかった。巧み。

    1
    投稿日: 2019.05.04
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    2019.04.25完読 こういうグロさをお求めていたのでサイコーでした。笑 話しは面白かった。「まじかよ!えー!!」っていう興奮。 でも所々話が長く、ダレる場面もあったかな?うん。

    2
    投稿日: 2019.04.28
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    表紙のイラストとは裏腹に内容はグロい表現で生々しく、読んでるうちにちょっと不快になってしまいました。 ですが、読みやすく、どんでん返しには驚かされました。 テーマとしては、重めで、個人的にはラストは希望を持たせるような結末が入っていればよかったかなと思いました。 映画の「ミュージアム」が好きな方にはオススメですが、苦手な方には、グロい表現が含まれているので、やめたほうがいいと思います。

    2
    投稿日: 2019.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は3. 内容(BOOKデーターベース) 口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。 憲法39条 責任能力の有無を絡めたミステリー。実際この条文で泣いた被害者は後を絶たないのが実情だと思う。だからこそこういった仇討ち的なミステリーに人気が集まるんだろう。

    5
    投稿日: 2019.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2012年以来の再読。通りでほとんど内容忘れてるわけだw それでも、カエル男の正体に言及するラストの息を呑む驚きは年月が経ても褪せない。 虐待で心を殺され続け内なる怪物を膨れ上がらせていったナツオ、辛い孤独の中で古手川と束の間心を通わせた真人、どちらも言いようのない悲しみが込み上げる。黒幕の卑劣さと操られる不憫さが目まぐるしく交錯し大きくうねりを帯びた感情は、渡瀬さんの「因果応報」という言葉の前にも静まることはなかった。 人を救うために定められた法律が真に人の救いになっているのか、どこまでも考えさせられる。

    3
    投稿日: 2019.03.22
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    面白い!さすが中山七里!! 岬洋介シリーズが好きで読み始めたが、これのように他のも面白いなら、中山七里を読破しようと決めた1冊。

    3
    投稿日: 2019.03.22
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    ストーリーやトリックなどは面白かったけど、各々格闘シーンがどれも長い。 市民が恐慌に陥るシーンとかは好き。

    2
    投稿日: 2019.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〈 ネタバレ〉最初の方で、この人が犯人だろうな、と目星がついてしまったのだが、解決部分に来ると、あっと驚く展開が畳み掛けるようにしてやってきて驚かされた。完全に誤解していたことが1つあり、やられた~!という楽しさを味わえた。 過去に読んだ中山さんの作品は、かなり表現がリアルで、読んでいて手が震えてくるような恐ろしいものもあったが、それに比べてこちらは、グロテスクではあるものの、良い意味でチープさが備わっているので、まだ読みやすい。 親による虐待のくだりは辛かったが...。 犯行の動機は納得の行くもので、ただの快楽殺人に終わらせないところが良い。 「ふたたび」も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2019.03.03
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    海外のB級ホラー映画みたいな雰囲気があって、「ここまでする?」みたいなやりすぎ感もめっちゃあったけど、勢いがあってすごくおもしろかった。悪意に満ちててこんな世界ゴメンだって思いました。

    2
    投稿日: 2019.02.26
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    どんでん系ってことで。チープな表紙も、この場合は逆にそそられる感じ。確かに、最後のどんでん返しの連続はハラハラしました。でも、そこに至る前に読まされる物語が長過ぎて…正直辟易。特に群集が警察署に押しかけるシーンが冗長で、数ページで済ませればいいものを、なぜにこんなに詳細な描写が必要なのか、って感じ。パニクった群集の狂気を伝えるため、ってことだろうけど、ここまで筆を尽くされなくても分かります。いかにも惨劇が繰り返されそうな終わり方だし、実際に最近続編が出たみたいだけど、まあもういいかな、って感じ。

    2
    投稿日: 2019.02.12
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    この表紙に騙されてはいけない。 昨今、こういう犯罪は珍しくないが、 常に刑法39条がネック。 殺され損はあまりにも理不尽だ。 飯能市民が飯能警察を襲撃する場面はインポッシブル。 サイコパス小説が好きな人は読むべし。

    11
    投稿日: 2019.01.23
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    このミス大賞応募作品。大賞受賞作品「さよならドビュッシー」とこの小説が2作とも最終選考まで残っていたことを知らなかった。 タイトルがちょっと陳腐だが、内容はどうしてどうして。二転三転の展開あり、スリル満点だった。 「さよならドビュッシー」は読んだ記憶はあるが、他の作品も読み潰していかねばならないと強く感じた。

    3
    投稿日: 2019.01.22
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    サイコパスは嫌いじゃないけど、グロい描写は大の苦手なので、ぐぇ~~て感じだったけど後半の真相を暴くとこでテンション上がった!父親が子供にする性虐待は1番嫌なんで(;_;)あの場面は吐き気がした。古手川サン・・・やられまくりだったなぁ。事件の真相は早々と分かっちゃってはいたけど、面白かった!サイコなミステリーの奥に刑法39条を盛り込んだ作品には、いつも考えさせられる。最後の一行にゾクゾクしました。

    3
    投稿日: 2019.01.20
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    マンションの13階からフックでぶら下がった女性の死体が発見される。そばには子供が書いたような声明文があった。その後も猟奇的な殺人を続ける犯人・カエル男。警察が市民がパニックに陥る、カエル男は何故殺人をするのか、そして、その正体は、結末は…。 残虐な内容なんだろうなあと思っていたので、読まずにいたのですが、『カエル男再び』が出たことだし、読むチャンスがあったので手に取りました。しかし、やっぱりかなり残虐、猟奇的な内容(-。-;。それを味わせるように書いた中山さんの腕も素晴らしいのね。それだけでなく、この小説は障碍者の犯罪について、人間の恐怖心について書かれた内容。小説ですのでオーバーに書いてあるところもありますが、こういったのを読むとやはり自分の子供なり身内がそうなってしまったらと考えます。身近な人がうつ病になって精神的病に深くかかり加害者になる場合だってあり得るのです。いろんな恐怖心を持って読み進めました。 追い込んで追い込んで追い込んで、緊張とかれず。 渡瀬はなかなか気に入りました。あの渡瀬? 頭脳明晰ね。

    9
    投稿日: 2019.01.18
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    意外性のある展開は良かったが、文体が合わなかった。 アクションシーンや市民が暴徒と化すシーンや残虐な描写がともかく苦手。

    0
    投稿日: 2019.01.09
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    表題の『カエル男』に、既に引っ掛けが有ったんですね。 一気読み必至の一冊です。 マンションの13階からぶら下げられられた女性の全裸死体。その脇に幼稚なメモがあり、その犯行声明文には、女性をカエルに見立てた内容が... そして、第2、第3の殺人事件が発生し、市民はパニック状態に... ハラハラドキドキの連続で、息もつかせぬストーリーに圧倒されます。 最後の章で、明らかにされる『どんでん返し』の連続に、本当に驚かされます。 本当の真犯人は、いったい誰なのか? 重いテーマもあり、やや残虐な所もありますが、一気に読ませる筆力は、流石です。 筆者もインタビューで話していますが、最後の一行に驚くとともに、『因果応報』の言葉を噛みしめました。

    8
    投稿日: 2019.01.07
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    中山七里さんは好んで何冊も読んできたけど、これは初期の傑作。『さよならドビュッシー』と同時に「このミス大賞」に応募され、最終選考に2作品同時に残ったという逸話付き。途中に散りばめられた描写から犯人を自分の中でも予想するけど、最後に大どんでん返しを食らわされる。これ、最近の作品よりもむしろ衝撃度大きくないか?というくらいに巧妙だ。ただ、残虐描写多目で、その手が好きじゃない人にはキツいのかもしれない。背後のテーマも重いけど、テーマ性より圧倒的なリーダビリティで大満足な一冊。

    7
    投稿日: 2018.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヒポクラテスの解説から目をつけていたので、購入して一気読み。 残忍だけど深い。 と思わせる。 力量ある作家さんと思います。 ただ、私はわりと本から「学ぶ」ことがあるため(まったく架空のことを事実と勘違いする可能性を考えると)取材型の作家さんのほうが安心かもしれない。 とはいえ、既に気に入っている岬さん、ヒポシリーズは読みたかったり。 すると作品を越えて活躍する人々が脅威かもしれない。あれもこれも読みたい、となりそうだ。 以下、蛇足すみません。カタカナ3文字で止めて「…」でも、読者向けに怖さが少し乗るかも。

    1
    投稿日: 2018.12.15
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    グロいと聞いて避けていた作品だが、続編もあることだし読んでみた。確かにグロいし悲惨だが、39条問題もあれば暴動もあればピアノシーンもあって読みごたえたっぷり。古手川がいろんな意味で痛いね。

    2
    投稿日: 2018.12.03
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    凄惨な被害者の姿、合間に挟まれる虐待の記憶、 それも被害と加害、 続いて、犯人ではなく市民の行動に 異常と正常の境界を見せつけられ、 明らかに引っ掛けようとにおわせているのだろう と見えるところも「どうだろ~」と 「実は」を想像しながら読み勧めると 物語は、想像通り・想像以上のどんでん返しが 用意されている。 が、実は最後の最後まで気を抜いてはいけない。 心はすっきりしない所もあるが 物語、アイディア、テクニックを楽しめた エンターテインメント!! しかしこの作品の魅力はやっぱり 渡瀬・古手川のキャラ。突っ走る古手川と ふところ、奥の深さが計り知れない渡瀬の安定感。 光崎ももうちょっと見てみたかった。

    2
    投稿日: 2018.11.30
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    街を恐怖に陥れるカエル男。 息をつかせぬスピード感と緊張感。 驚きの展開・・・なかなかに残忍な表現も多々ありつつも、引き込まれて読んだ。

    2
    投稿日: 2018.11.30
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    渡瀬警部と古手川刑事の最初の物語。古手川刑事の古傷も紹介されている。なるほどね。でも最近の作品から受ける印象とけっこう人物像が違う気がする。そもこれが「さよならドビュッシー」とほぼ同時のデビュー作に近い作品というから驚き。筆致がぜんぜん違う。こっちの方が好みだ。「ふたたび」を読むのが楽しみだ。

    2
    投稿日: 2018.11.15
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    「カエル男」と称される人物による猟奇的連続殺人がテーマのミステリー。 第8回このミスの最終選考にまで残った作品で、大賞の「さよならドビュッシー」と同じ作者。 口にフックをかけられ吊された裸体女性の死体、バラバラに解剖された子供の死体に、稚拙な文体による遺留品のメモ。 その犯行が、世間を恐怖に陥れ、たがの外れた人間の暴動にも発展する様はパンデミックのよう。 猟奇的な殺人事件についてまわる精神障害者による犯罪に関する法律「刑法三九条」に対する問題提議も描かれており、単なる連続殺人事件のストーリーではなく、メッセージ性も強い作品。 どんでん返しにどんでん返しな作品で、有名になるのも分かる気がします。 表現は多少グロいところもあるのでご注意を。

    1
    投稿日: 2018.11.13
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    コミカルな表紙絵は反則です。(笑) 表紙に反して内容はかなりヘビーでグロいです。 でも面白かったなぁ~。どんでん返しが1回じゃなくて。 この手の話は、詳しく感想を書くとネタバレしそうなので遠慮がちに書きますが、ハードな内容も読後感の悪さを含めて私は好きですね。 ただ、途中の警察署での暴動部分は長すぎてちょっと飽きました。(苦笑)もう少し短くても良かったと思うけど、暴力の痛さも住民たちの恐怖心も充分伝わったし、必要部分だったのかな? 好き嫌いが分かれそうだけど、これは映像化もあり得るエンタメ小説だと思いました。

    2
    投稿日: 2018.11.07
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    題名からしてB級作品臭がプンプンするが、意に反して面白い。ドラスチックな事件に目を奪われてしまい、犯人予想なんて落ち着いて出来ない。二転三転する物語、それぞれの仕掛けに妥当性というか合理性がある。ネタバレに近くなってしまうが、登場人物、皆悪人、といった感じ。カテゴリーとしては叙述トリックに入るのかな?個人的には、道尾秀介のカラスの親指のようなぶん回され感があった。

    2
    投稿日: 2018.10.27
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    埼玉県飯能市で起きた猟奇的な連続殺人事件。死体のそばには「きょうもかえるをつかまえたよ」で始まる全編ひらがなのメッセージが残されている。3人目でようやく気づかれた被害者の共通点に飯能市民は集団パニックを起こす。読後はとってもイヤな気分になりますよ。R15指定と言ってもよいんじゃないか。

    1
    投稿日: 2018.10.17
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    どんでん返しに次ぐどんでん返し。お見事! 2020年1月26日 3年ぶりに再読ながら、楽しく一気読み

    0
    投稿日: 2018.10.16
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    事件のシーンが生々しくてホラー苦手の私にはちょっと怖かったが、切れ者で生涯現場主義的な渡瀬と古手川のコンビが最高!

    1
    投稿日: 2018.10.12
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    市内で相次ぐ猟奇殺人事件。被害者は名字がアイウエオ順。犯人を最後まで追いつめる刑事。グロテスクな遺体の描写から、多重人格者の仕業だと読者にも容易に想像がつく。あまりのグロさに嫌悪感を覚えながらも、つい先が気になって一気に読んだ。途中まではシンプルに、サイコなホラー映画のようで面白かったけど、終盤のどんでん返しに次ぐどんでん返しは、さすがに引っ張りすぎ。結局本当の犯人は、動機も含めて分かりにくかった。

    1
    投稿日: 2018.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    参った! こう来るか! しかも3段階の真犯人。しかも群集心理を良く突いている。これは将来ありそうな話だ。ただ群集心理は熱しやすく冷めやすい!近くの大事があると一気に冷める。面白いなあ。

    2
    投稿日: 2018.09.29
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    描写がなかなかにグロかった…(u_u)中山七里の中ではあまり好きではない。先に続編読んじゃってたから犯人もわかってたけど、それはさほど問題ではなく…謎解きは面白く読めるんだけどグロさがつらい。

    1
    投稿日: 2018.09.23
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    これはめちゃくちゃ痛い。。 情け容赦ないグロ描写にこちらまで参ってしまう。 もっとも読者が受けるのは精神的ダメージのみなので、ずっとましなのだけど。 グロはともかくミステリーに関しては、ぐいぐい読ませる展開、迫力ある終盤、そしてダメ押しのラスト、と抜群の面白さ。 ただ、如何せん、あまりに痛々しいので、そこが僕にはマイナス点だったかな。 そこまでしなくても、いいじゃあないの・・と思ってしまう。

    1
    投稿日: 2018.09.18
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    確かにグロく、性描写も生々しく、電車で読んでたらちょっと気まずかった汗 しかし、ほー!そうきますか!!というような結末で想像ができなかった!!やられた!というような作品。でも最後の方のシーンが長くないか?と感じてしまった。。

    3
    投稿日: 2018.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バイオレンスアクションミステリの傑作。 単なるサイコミステリと思わせる犯行が淡々と語られる前半から、一転後半、急にスピードアップし叙述トリックを含む複数のどんでん返しは本当に見事だと思う。 保護司の存在は、最初からなんとなく事件に絡む人物だと睨んでいたが、結末は想像を超えたものだった。

    3
    投稿日: 2018.08.18
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    これは、アガサ クリスティのある有名な小説に非常によく似ている。事件の経過、事件全体にかかる大きなトリック、犯人の動機。 しかしながら、良家の子女でも安心して読めるクリスティとは殺害の手口や描写が全くもって違う。かなりグロい。父親が子どもを虐待するシーンは殊に気持ち悪かった。 古手川の過去も胸に突き刺さる。でも、この頃の古手川さん、青臭くて、鼻息荒くてかわいい。

    2
    投稿日: 2018.08.16
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    『贖罪の奏鳴曲』を読み、島津さゆりはその後どうなったんだろうと想いを漏らしたら、読メのコメントでこの本を紹介していただく。うむむむ、どうもこの手の描写は苦手でかなわん。猟奇殺人はともかく、近親性虐待なんぞを活字で追うのはやり切れん。ミステリーとしての展開と結末はよくできてるに違いないものの、警察署をあそこまで派手に襲う暴徒って、いかがなもんでしょう。

    1
    投稿日: 2018.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今、読んでいる最中だけど忘れないために。 同じ作者の御子柴礼司シリーズ 『贖罪の奏鳴曲』にも出てくる 渡瀬・古手川刑事、光崎監察医。 医療少年院でピアノを弾く島津さゆりは この作品の重要人物の有働さゆり。 そして御前崎博士。 wikiにも書いてあったけど(笑) 『贖罪の奏鳴曲』のさゆりが気になっていたので この作品ではメインのキャラクターとして 登場してくるから嬉しいし、俄然面白さが増してきた。 読み終わりました。 一晩であっという間に読了。 『衛生博物館』『赤新聞』など こういった猟奇殺人者を題材にした話が好きな人なら 知っているはずの言葉が出てくる。 『贖罪の〜』を読んでいたら 有働さゆりが犯人だとすぐに分かる。 そして、御前崎教授。 なので、ちょっと残念。 ただただ、凄惨な殺され方が目についただけだった。 次は自分が狙われるかもしれない恐怖で 『オ』から始まる名字の人たちが 暴動を起こすのもリアルさに欠けるような。 今のこの日本で、そんなに血気盛んになる 普通の一般人が暮らしているとは思えないしな〜。 ただ 人の心というのは内因と外因が並行することで 簡単に壊れてしまうものかと思わされる。 やはり 人の深淵というものは、誰にも図りしれなくて 本人にでさえ、自分の深き闇は理解できないものか。 だから 面白くて惹かれてしまうのかな。

    1
    投稿日: 2018.06.25
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    アクションシーンの読み応え抜群!凄惨な現場の様子を表現豊かに書き表してくれるのも、背筋の凍るおどろおどろしさ増しでよい。どんでん返しは、あーなるほどねという感じで、衝撃というわけではないけど、妙に納得する終わり方だった。

    2
    投稿日: 2018.06.20
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    まさかどんでん返しが二回あるとは。本編四百頁弱なのに、その倍の頁数は読んだような濃厚さだった。サイコサスペンス以外の様々な要素がふんだんに盛り込まれているのに、どれもが喧嘩せず共存しているのに驚く。流石に暴動シーンはやり過ぎ感が否めないが、アクション作品かと見紛うような怒涛の後半戦は手に汗を握る。気付くと序盤はいけ好かなかった主人公を応援していた。人外レベルの回復力含め、憎めないキャラクターだ。主人公の上司である渡瀬班長はひたすら格好良い。これが初期作品というのが信じられない。ただ、グロはやはり苦手だ…。

    2
    投稿日: 2018.06.20
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    全体としては構成が練られていてなかなか楽しめた。 ただ、話の流れに不自然さ、或いは強引に思える箇所がいくつか見受けられ、その部分では違和感は否めなかった。 また、現在あまり多用されない漢字がそこここに頻出されており、漢字に疎い私にとって一気に読みたい緊迫した場面等で水を差された感もあった。 とはいえ、サスペンス好きにはオススメの一冊! ただ、至近距離から4発撃ってマグレの1発しか当てられない刑事にはあまり守ってもらいたくないかな〜(笑)。

    1
    投稿日: 2018.06.16
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    口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。

    1
    投稿日: 2018.06.15
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    最後二転三転する話だとは知って読んだんですよ しかしほんとだーどんでん返しだー!と驚いてからのさらなるどんでん返し 事件が片付いたのにまだ残りページがこんなにあるヨとか、出揃った登場人物でこの人忘れてないですか、というのはよくあることだけどやられたーおもしろかったー 続編も読みたい

    3
    投稿日: 2018.06.11
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    +++ 口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。 +++ あまりにも凄惨な場面が多そうなので、ずっと敬遠していたのだが、続編が出たのをきっかけに、やはり手に取らずにはいられなくなってしまった。危惧した通りの凄惨さで、読み進めるのがつらくなることもあったが、真犯人に対する興味がそれを上回り、途中からはページを繰る手が止まらなくなった。遅々として進まない操作の果てに、やっと一筋の光が見えたと思えば、あっさりと裏切られ、さらにそれも裏切られ、とんでもないところまで行きついたころには、残りページはわずかで、このまま終わってしまうのかと不安にさせられた挙句のあのラストである。これは続編を楽しみにせざるを得ない。絶対にあってほしくない犯罪ではあるが、興味深い一冊だった。

    1
    投稿日: 2018.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回はまさかのドンデン返し無し?! と思いきや、二転三転のドンデン返し。 刑法三十九条が肝だったりで、実に中山七里らしい作品だった。 犯行の描写がグロいのはまぁミステリーにはよくあることだから気にならなかったけど、古手川がボコボコにされながらご都合主義で生き延びる描写が何度かあり、それがくどかった。

    1
    投稿日: 2018.06.03
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    むっちゃ面白い!展開がわからないし、途中ゾクゾクして怖くなった。文章で怖くなったのは始めてで、すごかった! ミステリーが好きな人には、おススメ! 新しいシリーズも出たみたいやし、読まないと!

    3
    投稿日: 2018.06.03
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    何重底なんだ?? 最初は単に猟奇的でグロい話なだけだったんだけど(実際、しばらく肉が食べれなくなった)、後半のドライブ感と言ったらもう… 片付いたなあー、けど、にしては、残りのページ数が多いな、と思ってから、伏線回収とどんでん返しの連続。ことごとく引っかかってしまいました。 最後の最後でニヤリとさせるあたりパーフェクト。 いゃあ、面白かった。

    2
    投稿日: 2018.05.19
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    読む前から2転3転あるとは聞いていて色々考えながら読んでみましたが、恥ずかしながら全く最後まで解りませんでした。

    2
    投稿日: 2018.05.10
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    5月-4。3.5点。 近日中に続編が出るということなので、再読。 反応で起きる、猟奇的な連続殺人。犯行現場に、ひらがなでかえると同様に殺した文書が。 面白い。最後の二転三転もよく考えられている。

    1
    投稿日: 2018.05.09
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    軽い感じの表紙とは全くイメージの違う物語だった。 ただストーリーは悪くないしそれなりに楽しめだけどなにしろ難しい漢字を覚えたての子供が嬉しくてわざわざ無理して難しい漢字や四字熟語を使っているような非常に読みにくい文章が鼻についてなんだか疲れた。 しかも本当に無理矢理使ってる感じで文章に溶け込んでないし。 あとたったこれだけって言っちゃなんだけどこれだけの連続殺人ごときで市民が暴動を起こして警察署になだれ込むってないでしょ。古手川も不死身過ぎるし、という感じで色々突っ込みどころの多い一冊でした。

    2
    投稿日: 2018.04.25
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    凄惨な連続殺人がある町で発生する。 残されたメモから犯人には「カエル男」という呼称がつけられ、その異常性と次は自分かもしれないという恐怖から町中はパニックへと陥ってしまう。 捜査を担当する刑事・古手川は事件から知り合った保護司を守るためにも犯人逮捕へ執念を燃やす。 読んでいる間感じていた感覚がなんなのか、解説を読んですっきりとした。まるで海外ミステリを読んでいるかのような感覚だった。 こういう筋なのかな、という予想は、ほら当たった!から見事に裏切られ、その驚きが落ち着かないうちからさらに、さらに、と転がされていく。お見事でした。 しかし読んでいて本当に臓腑からむかむかするシーンが多くてそれだけがつらかった。

    2
    投稿日: 2018.03.18
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    2020/11/04 再読 ★5 「連続殺人鬼カエル男ふたたび」を読みだしたら、前作であるこの著書をほぼ忘れてしまっていたので再読。 結末を完全に忘れていたのでまた楽しめてしまった。相変わらず不快指数は高かったけど、サイコパス度と結末が一級品。 2018/3/10 初読 ★3 読み始めて暫くは「猟奇性」というのを感じにくく、物語の中だけで勝手に盛り上がってるなあと思いながら読んでいたけど、殺人鬼が生まれた原因・過程が描かれていく辺りから突然「不快感」を伴う残虐性のオンパレード。 読み物としては★5でもいいくらいだけど、とにかく不快感が桁違いだった。 思わず顔を顰める描写も多く「ここまで描く必要ある?」と思ったほど。 でも面白いは面白い。どんどん読めるし。 でも不快(もういいって。笑)。 七里さんて、こういうテイストの話も書くんだ!という驚きも。

    3
    投稿日: 2018.03.10
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    寝る前にちょっとだけ、のつもりがほぼ徹夜で読み切った一冊。 ここ最近のお気に入り作家、中山七里。 ポップな表紙とは裏腹に残虐性の強い作品。 どんでん返しは、登場人物が出揃った辺りで何となく想像がついていたのですが、それでもやはり踊らされました。 古手川ボコボコシーンは妙に長く感じ、精神的にキツかった。 他の作品も何冊か積んであるので楽しみだなぁ。

    2
    投稿日: 2018.01.15
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    一気読みしてしまった・・ 目次でどんな殺され方するか予測はできても内容のグロさとエグさは予測できなかった カエル男の恐怖に怯え、暴徒化し警察署に押しかける群衆もなかなか怖い 怒りに燃えている人、ただ人を傷付けたい人、自分より弱い人間を陵辱したい人、色んな人間がいるもんだなあ 古手川さんは若さ故に無謀で空気読めないところがあるけど1番心身共に痛めつけられてる感 市民、警察官共に暴動で死人が出なかったのが奇跡

    2
    投稿日: 2018.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんて嫌な話なんだ。映画『ミュージアム』のモチーフなのかなと勝手に思い込んで読み始めたらそうではなく、「カエル男」という言葉が同じだけ。 残忍きわまりない手口の連続殺人事件が起きる。死体のそばにはカエルを殺すことを愉しむ子どもが書いたかのような詩が。 映画や本には、いたいけな子どもは殺されないという暗黙のルールのようなものがあることが多いけれど、まさかの子どもが殺される展開に「えっ」。ドンデン返しのたびに「マジで?」。そのドンデン返しの連発がアンマリすぎて、最後は笑ってしまったほど。笑えるほど嫌なオチというのは、逆にエンターテインメント性は高いといえるのかも。 もう誰も信じない(笑)。

    1
    投稿日: 2018.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すっかり踊らされた騙された。残酷だったし終わり方もかなり良かった。あー面白かった!! それから古手川の不死身さには笑った。

    2
    投稿日: 2017.12.27
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