
無事これ貴人(小説新潮)
伊坂幸太郎/新潮社
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総合評価
(4件)3.5
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技巧はわかるが
会話文を中心とした饒舌なユーモアと、アチラコチラにきらびやかな伏線を忍ばせて、後半に巧みに回収してゆく。この作者が人気作者である由縁だが、この作品は技巧はわかるがストーリー内容に感銘を受けるものが少ない。作者が題名にした「無事これ貴人」のように、技巧よりも中身を充実させるべきかな。
0投稿日: 2022.10.28みじか!
この流れの展開は好きなのでもっと読みたい。結果がないのでモヤモヤします。
0投稿日: 2020.05.28らしい
ごくごく短い作品です。 リレー形式で主人公が変わりながら,話しが続いていきます。 まぁ,全体の長さもあり,いつもほど混み合った関係はありませんが,らしい,と思える作品。1時間ほどで読み終わりました。
0投稿日: 2017.08.22物語は繋がりゆく。
短篇程度の長さの中に、更に短いストーリーが繋がっていく。遺産目当てで見舞いに訪れた甥を「金目のものは処分した」と追い返した男から始まり、病院の清掃スタッフ、看護師、そして通りがかりの男…。バトンが渡されるように次々とストーリーは移り変わり、連鎖は続き、そして最後には…。軽快でテンポがよく、少しのスリルと、少しのほっこり。そして突然の空き巣。相変わらず黒澤は飄々としていて良い。タイトルは禅語より。
4投稿日: 2017.02.18
