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カラマーゾフの兄弟(上)(新潮文庫)
カラマーゾフの兄弟(上)(新潮文庫)
ドストエフスキー、原卓也/新潮社
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総合評価

313件)
4.2
130
83
48
10
6
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    登場人物を覚えていくと、どんどん物語に入り込める。 召使や貧乏な感じの登場人物も、すごく巧みに話している印象があった。おかげで背景がイメージしやすいのだが。

    0
    投稿日: 2015.04.08
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    個性的なカラマーゾフの家族たち、逃れられない血縁と業、女性への嫌悪と崇拝という相反する感情、存在する神について考え続ける姿に引き込まれました。

    0
    投稿日: 2015.02.10
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    私がこの本を辞書を引きながら三日かけて読んだのは、13歳の時だったが、今でもページをめくるたびに打ち寄せる激情の感覚は忘れられない。非常に感動した不惑の一冊である。幼少の湯川秀樹のようにこれを英語で読むという発想はなかったのだが、今思うとそういう読み方を幼いうちにしてみるというのも一興かもしれない。今ならキンドルで簡単に原著も手に入るのだし。

    0
    投稿日: 2015.01.23
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    家族愛、恋愛、宗教、友情、親子、裁判劇などの様々な面から楽しめました。大審問官の件は鬼気迫るものがありました。スメルジャコフの最期は全く理解不能ですが、、、結局何がしたかったのか、、、色々と想像をめぐらすのも面白いです。村上春樹いわく「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことない人だ。」やっと前者のタイプになれました。

    0
    投稿日: 2015.01.16
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    若い頃からなかなか読めず敬遠してきたロシア文学ですが、思うところあって、カラマーゾフからスタートしました。もっと早く読んでおくべきであった。

    0
    投稿日: 2014.10.24
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    長らく敬遠していたけど、思った以上に面白い!(冗長に感じるやり取りも多々あるけど、古典らしくてイイ!(・∀・))

    0
    投稿日: 2014.10.02
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    カラマーゾフ三兄弟の話。 世界屈指の傑作と言われている一冊。 挫折本としても有名ですね。 上巻を読み終えるのに三ヶ月かかった、 東大の教授がすすめる など、読む前から読みにくそうなイメージ。 何年もの間、遠ざけていた一冊です。 上巻は特に読みにくいとの事だったので、心して読んだのですが 登場人物の名前さえクリアしてしまえば、何てことはない気がします。 登場人物、一人一人の個性が際立っているので むしろ読みやすいのではないかと。 読みにくい!と大々的に言われているで、私みたいに長年敬遠している人が多いのではないでしょうか。。 勿体無い。 娯楽小説としても充分楽しめると思います!! 神様は居るのか居ないのか。 人間にとって永遠のテーマですね。 中巻が楽しみです!

    2
    投稿日: 2014.09.08
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    世界の名作と名高い本書、長い上に登場人物がわかりにくくて読みづらいと聞いて敬遠してたのですが、高野文緒のパロディが読みたくなり、まず本家にチャレンジしてみました。 第1巻は、カラマーゾフ家のダメな面々の紹介、修道院におけるゾシマ長老との悲惨な結果に終わる会見、そして、これだけで魅力的な「大審問官」の寓話まで。感想は最終巻にて。

    0
    投稿日: 2014.08.29
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    30ページ読んだ後、半年間発酵させ、1年以上かけてなんとか読み終えた。内容がよくわからないし、訳が読みづらくて中・下巻は諦めた。上巻は読むのが大変だと言われているけど・・・。自分に合ってない気がした。

    0
    投稿日: 2014.08.10
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    どこぞの東大教師がぶっちぎりでオススメする小説だそうです。 曲がりなりにも知的階級の端くれ(笑)として読んでみました。 とりあえず上巻読了。 まとまった感想は全部読んで書くとして、とにかく長い。長いし難しいので読むスピードが半減。つまり全く進まん。 「非常に強い酒のような小説なので読んでクラクラしないよう気をつけて」という言葉の通り。難しいしロシア的背景を全部つかむのは正直土台無理だけど、おすすめされる理由もわかるような。

    0
    投稿日: 2014.07.26
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    途中まで読んでは最初から読み直しているのでいつまでたっても読み終わらない本。何回最初から読んでも飽きずに最初から読みたくなってしまう。 同じ本を何度も読む事は、あまりしないのですが、この本はしてしまう。 買ってから5年経ちます。そろそろ中巻を買いたいです。

    0
    投稿日: 2014.03.15
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    家族のいざこざ、どろどろは面白い。こんなエネルギッシュな作品を晩年に書いたなんてすごいなぁ。人生の所々で何回も繰り返して読みたい本。

    0
    投稿日: 2014.01.18
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    上巻の真ん中くらいで、今までずーっと「スルメジャコフ」だと思っていたのが、「スメルジャコフ」だと気がついた。

    4
    投稿日: 2014.01.10
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    とりあえず上巻読了 人物描写がとても細かくそれぞれの性格、思想が生き生きと書かれている。 物語として読むには一度である程度大筋はつかめるが、哲学書として読むには何回も読み返さないと理解できないだろう。 この巻の最大の見せ場大審問官は面白い!キリストに対して自らの真理をとく審問官の一人語りは今まで読んできたどの本の内容より深くそして引き込まれる内容でした。

    0
    投稿日: 2014.01.03
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    知り合いに借りた本。 ドエストフスキーだと思っていた高校時代が懐かしいです。 好色と強欲の権化であるフョードル・カラマーゾフの三男、主人公アレクセイ・カラマーゾフ。 彼の周囲では複雑な愛憎模様が次々と繰り広げられている。 長男ドミートリイは婚約者のある身で父と愛人を取り合いながらカラマーゾフの財産の分割を声高に叫び、次男のイワンは冷徹な論理家で神の意義を問う一方長男の婚約者に想いを寄せていた。 彼らを取り巻く様々な事件を追いながら人間と神の間に存する疑問を提起する不朽の名作。 と、上記あらすじを述べておいてなんですが、かなり好き嫌いが分かれる書籍だと思います。 主人公以外、非常に刹那的な生き方を選択する人ばかり出てくるといって過言ではありません。 こんな奴らに囲まれて生きるくらいなら移住するわ! しかし、提起される問題点に関する分析は緻密です。 宗教と信仰、愛と偽善、そして人の心の負の一面が的確に描かれています。 特に神の存在や信仰の在り方、当時の教会の存在についてかなり突き詰めた議論が作中でなされます。 昼ドラなんてまだマシに思えるような物語を追いながら、高尚な哲学の一端を感じられる良作です。

    2
    投稿日: 2013.11.06
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    カラマーゾフは全編通して大好きな作品なのですが、特にこの上巻にある「第審問官」の章は圧巻の一言です。 次男イワンが三男アリョーシャに、宗教の是非、本当に救われるべきは誰なのかといったことを、熱く、熱く!語ります(笑) この作品はロシア文学特有の読みづらさがあります。が、読み進めていくうちに慣れますし、そんなのどうでも良いくらいに引き込まれます。 思春期に読んだら人生変わりますよ

    0
    投稿日: 2013.11.02
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    ※このレビューでは上巻のみならず中巻と下巻もまとめて扱っています。 【内容】 父を同じくする腹違いの兄弟はそれぞれ別の地で育った。 逞しく放蕩な長男、不遜な思想の次男、誰にも愛される三男。そして。 長年を経て、生まれの地へ戻って彼らが顔を合わせたとき、事件の幕は上がる。 絆とは。 【類別】 小説。 ミステリの要素があります。 いわゆる"純文学"的な特徴はありません。 【書き表し方】 どちらかといえば平易な表現の傾向を感じました。 冗長な部分は多々見られますが、リアリティを求める意図でのことかもしれません。 【備考】 このレビューは以下の版の鑑賞に基づくものです。 ・上巻…83刷(54刷改版) ・中巻…75刷(47刷改版) ・下巻…74刷(48刷改版) 物語の一部の点について、結末を迎えても釈然としないものがあります。

    0
    投稿日: 2013.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キリスト教のベースがある人には、入りやすいのかもしれないが、 私には回りくどくて難解な本。 下巻まで読むつもりだったが、上巻でギブアップ。。

    0
    投稿日: 2013.10.27
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    全3巻の長編なので、まとめた感想です。 長いけれどミステリー仕立てにもなっていて最後まで読める。 キリスト教の概念に興味があると、更に面白い。 人物造形がリアルで何か濃い、熱い! 登場人物を全部まとめたようなのがロシア人気質だという話もあったな。 この小説とちょっと前にみた同名映画でロシアが結構好きになったかも。 今度は「罪と罰」を読んでみよう。

    0
    投稿日: 2013.10.10
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    カラマーゾフの兄弟は、6年ほど前に一度下巻まで読んだのだが、当時は消化不良のまま読み終わってしまい、いつか読み直したいと思っていた中での再チャレンジ。 いかんせん登場人物が多いので、それぞれがどういう人間かをメモしながら読んだら、だいぶ流れをつかむことができた。 現時点ではまだ上巻しか読み終わっていないが、やはりこの小説は最高だ。たとえて言うならば、巷の娯楽小説は公園でのジョギング、カラマーゾフの兄弟はフルマラソン、といった感じ。親子、情愛、神と人間、様々なテーマが複合的に取り扱われていて、脳みそが汗をかいてくらくらする。自らの生の根っこを掘り起こされているような感じ。映像も音声もない文字の羅列で、ここまで人生について深く考えさせられる点は、小説の、ドストエフスキーのパワーたるや恐るべしといったところである。 印象に残った場面としては、カテリーナとグルーシェニカの剣幕、スメルジャコフが神に背くことの罪を否定した場面、スネギリョフが金の受け取りを拒んだ場面・・・そして有名な「大審問官」。さらにその1つ前の章の「反逆」も大変印象に残った。 まだ罪を背負っていないであろう子どもまでを犠牲にして、人類全体の調和がもたらされるのか。それならば、本当に尊いのは子どもの涙のほうではないのか。いくらキリストが迫害者をも赦すといっても、殺された子どもの母親は赦すことができるのか。 本当に敬虔深い信者ならば、主への道が開けたと、悲哀をやがては歓喜へと変えてゆくのだろうけど、か弱く罪深い人間にそれができるのか。自分の家族をも他人と同様に扱えるのか。隣人愛の実現は、可能なのか。考えてもなかなか答えが出てこない。 そして「大審問官」。キリストが、自らにひれ伏すことを求めず、人間に自由という名の拷問を与えた。そして、自ら飛び降りてもなお生きているという奇蹟を見せつけることなく、人類が待ち望んだ奇蹟は出現しなかった。か弱く罪深い人間は、自由という野に放たれても混乱するだけで、パンを与えてくれる存在にひれ伏すことを望んでいた。大審問官は、もはや神ではなく悪魔の味方となっていて、全人類の服従の対象となる存在になろうとしていた。そうしたとき、世界の統合が実現できるという。 この章は、神と人間の関係について、深く考えさせられる。もともとキリスト教では、エデンの園でアダムとイヴが禁断の実を食べてしまったときから、不完全な存在として人間というものを創造している。そんな人間に自由を与え、隣人愛と世界の調和を求めるというのは、非常に重き試練であるというのは想像に難くない。その試練を乗り越えられるかどうか。少なくとも大審問官は、そんな試練を神が与えたせいで、人間は苦しみ、土が血で汚れる世界となってしまったのだと考えているのであろう。完全な神が不完全な人間を創造したという矛盾、神の子であるイエスが復活をしたという矛盾が、解決されえない問題を孕んでいるのだと思う。キリスト教の知識をもっと身につけたいと、強く感じた。

    2
    投稿日: 2013.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「アリョーシャは立ち上がり、兄に歩みよると、無言のままそっと兄の唇にキスした。」 フョードル:道家を演じる破滅主義者 ドミートリイ:紳士になりたい情熱家 イワン:博識なニヒリスト アリョーシャ:従順な博愛主義者 スメルジャコフ:傲慢な臆病者

    2
    投稿日: 2013.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ロシア作家、ドストエフスキーの長編。好色で残忍な気質を受けつぐ、カラマーゾフ家の父とその三兄弟の話。今回はその前編で、三男のアリョーシャが話しを回していた。カラマーゾフ家の構成、長老ゾシマの衰弱、兄ドミートリイと次男イワンの争い、各々の恋なんかが展開されていた。会話が中心の文体によって、当時のロシア社会、宗教、哲学なんかについての分厚い議論が展開されていた。ひとりひとりの登場人物に、明確な価値観があって面白かった。中頃に出てくる、スメルジャコフとフョードルとイワンの議論が面白かった。

    0
    投稿日: 2013.06.21
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    登場人物がみな強烈。 ドミートリイに侮辱された父とその子のエピソード、カテリーナとグルーシェニカのエピソードが印象に残った。 勘所である『大審問官』がよく分からなかったのは無念。

    0
    投稿日: 2013.06.18
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    大江健三郎「洪水は我が魂に及び」を読んで以来、 いつか読みたい、読まねばと思っていた、 ドストエフスキー「ブラザーズ・カラマーゾフ」。 勢いでいま話題の光文社の古典新訳版を購入してみたら、 これが大失敗。 開始5ページで我慢の限界、びりびりに破いて終了。 翻訳以前に日本語の文章が書けていない 2011-09-22 02:41:03 Twitterより 調べてみた所、この亀山郁夫って翻訳者、 方々で誤訳と読解力の低さを問題視されてる、 「困ったちゃん」らしい。 ロシア語の読めない僕に今それを検証する方法はないが、 誤訳とか読解以前に日本語が書けてないのよ。 この程度の言語能力じゃ原文の内容も理解出来てないだろう。 新潮社版を改めて買うかな~ 2011-09-22 02:46:27 Twitterより 結局、新潮社の原卓也さんの訳で購入。 難解とか退屈とか言われてるんで何となく避けてたんだけど、 これ、めちゃくちゃ面白いぞ。 訳が上手いのか、読みやすい。これのどこが難解なんだ。 一気に上巻読み切った 2011-10-24 00:48:19 Twitterより 読者を引き込む語りと描写の魔力に溢れた凄まじい作品でした。 特にアリョーシャが大地と包容するシーンの美しさには震えた。 「魂の救済」というテーマはそのまま、 大江健三郎「洪水は我が魂に及び」へつながる。 最後の唐突で不穏な終わり方がまじで残念だ。 2011-10-26 12:43:15 Twitterより カラマーゾフの3兄弟では、やはりミーチャが一番魅力的だ。 無神論者のイワン、信心深いアリョーシャという両極端な2人は 設定に過ぎないとすら思える。 この作品で特に印象的だったのは、 なんと言っても生々しい感情の発露、それに伴う魂の動き。 行き場を失った魂が、救済を求めて叫び、震え、赦しを請い、感謝し、 そんなシーンに溢れている。 そこを最も描かれているのがミーチャだ。 2011-10-29 20:48:32 Twitterより

    0
    投稿日: 2013.06.15
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    <上巻>では簡単な感想を‥・ 陳腐な表現になってしまうけれども、感動した。本当に。「文学」なのに”おもしろい”。めちゃくちゃにスリリングだし、飲みこまれてしまうようなことばの洪水。おしよせてくる深淵な思想‥。傑作と呼ばれる所以がわかる。 一番感動したのはラスト、イリューシャの葬儀のシーン。ドスとエフキーは、彼に新たなキリストを投影したのかもしれない。そしてきっとMisiaにも。民衆のなかに尊い犠牲をみる。ミクロに神の痕跡を認め、それが多重化することを認める。ポーのユリイカと発想が近いのかもしれない。我々はそうすることで、はじめて精神的に強く結びつきあい、神とつながることができる。神を「天上」にもパンにでもなく、民衆に見いだす。人はパンのみに生きるにあらず。パンでは人をつなげることができない。しかし、かといって天上に「神」を認めることもできない。「神」のいない民衆は、その弱さ故、自らの能力や価値を他者に見せつける。だれかに自分を認めてもらえずにはいられない。現代にもいるよね、そういう人。ていうか、多いかもしれない。ほんとに。そういひとがいかに滑稽かっていのを改めてわからせてくれくる本でもあった。 気になったことばいくつか。 ”あなたがたの量るそのはかりで、自分も量られるだろう” ”母さん、ぼくはさらに進んでこう言います、――ぼくたちはだれでもすべての人にたいして、すべてのことに ついて罪があるのです。そうのうちでもぼくが一ばん罪が深いのです。 ―途中、略―  ぼくがすべてのもの にたいして罪人となるのは、自分でそうしたいからですよ。ただ、腑(ふ)に落ちるように説明ができないだけなんです。だって、それらのものを愛するにはどうしたらいいか、それすらわからないんですもの。ぼくはすべて のものに罪があったってかまやしません、その代わり、みんながぼくをゆるしてくれます。それでもう天国が出 現するのです。」 すべての人に対し罪がある。そう思うことでひとは優しくなれることもあるし、人も優しくなることもあるのだろう。 カラマーゾフ的欲望、カラマーゾフ的性格はだれしもがある。 「神と悪魔が闘っている。そして、その戦場こそは人間の心なのだ。」 闘いつづける心が大事なのかもしれない。 それはイワンのように、ひどく苦しいものなのかもしれない。 あのあと、イワンはどうなったのだろう‥?

    0
    投稿日: 2013.05.29
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    すごい笑える物語です 笑いが不幸からの逃避っていうのはこういうことかと納得していただけると幸いですね カラマゾフは原卓也さんの訳よりもKENSHUの世界文学全集に載っている中山省三郎さんの訳をおすすめ 特に作中作である次兄イワンの創った話が秀逸!笑いなくしては読めません!

    1
    投稿日: 2013.05.26
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    ドストエフスキーの『罪と罰』に並ぶ名作。 『罪と罰』を読んでロシア文学になれたからというのもあるが、読みやすかった。 次は中巻へ。

    1
    投稿日: 2013.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

     齋藤孝さんが「読書力」、「古典力」で小説の最高峰に挙げた作品。「これを読まずに小説、いや人間を語るなかれ」と絶賛している。ドストエフスキーといえば「罪と罰」が有名で「カラマーゾフの兄弟」はタイトルも聞いたことがなかったけど齋藤孝さんの推薦している本ということで読書。  19世紀ロシアが舞台で当時の服装、建物、移動手段などがよくわからないまま読んだ。ほんとは予備知識を付けてから読むのが一番いいけど小説の肝を理解するのに支障はない。逆に支障をきたすのはキリスト教の知識。聖書は読んでいると理解度は段違いになるはず。順番が逆になるけど教養のためにも聖書は読んでおきたい。  この小説で凄いのはそれぞれ全く違う思想をもった登場人物(特にカラマーゾフ親子)が侃々諤々の議論を繰り広げること。それも神と恋という究極に抽象的なテーマと具体的なテーマでぶつかり合う。この激論が一人の人間によって書かれていることが信じられない。ドストエフスキー自身はキリスト教を信じていたのかいないのか、気になる。普通自分の立場(キリスト教を信じる、信じない)を支持する意見は書けても反論する意見はなかなか書けないだろう。さらにその意見に反論して…、常人には及びもつかない想像力と論理力を感じる。終盤のイワンの叙事詩は特に凄い。  それにしても長いセリフが多い。中巻でさらに面白くなることに期待。

    0
    投稿日: 2013.05.04
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    3巻セットだけど、上巻が難解で読むのに相当かかってしまった。 でも、後半になるにつれ徐々に面白くなってきたので、中巻以降が楽しみ。

    0
    投稿日: 2013.04.27
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    もしやアリョーシャは小児性愛的な傾向があるんじゃ……。ちょっと危ない描写がありましたがな。イワンのあの例え話は遠回しに弟を戒めようとしてのことなんじゃ……。あらぬ疑いが胸中に渦巻いております。それにしても上巻ラストにおけるイワンの長口舌には仰天したよ。どんだけ喋り倒すんだ、イワンよ。揃いも揃って病的な興奮状態だよ。冷静な奴は一人もいやしない。そしてストーリーもへったくれもない展開。ドストエフスキーはキリストを断罪したいのか、擁護したいのか。愛と憎悪が表裏一体となってるんですかね。キリスト教とは無縁の人生を送っている私には彼らの苦悩がいまいち理解できん。身近な何かに置き換えるのも無理。信仰心がこれっぽっちもないんだもの。しかし、これでまだ上巻。中巻下巻はどうなることやら。

    0
    投稿日: 2013.04.09
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    訳で物語が変わってしまう、と言われているこの作品。 なのでこちらも読んでみたら、読みやすく自分は感じた。 なので続きはこちらを読もう。 宗教とは神とは人間とは男とは女とは、がドラマ的に巡り回る。 やっぱり宗教問題や一神教の教えが詳しく分かってると、 物語の理解からもっと奥の感情の理解が出来るのかもなあ。 八百万の神様と仏様のいる国に慣れてると 見える事と見えない事があるだろうし。

    0
    投稿日: 2013.04.08
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    「大審問官」の部分がヤマというのは読んでて分かったが、そこが無神論になるのがさっぱり分からない。時間をおいて読み返そうと思う。

    0
    投稿日: 2013.03.15
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    人は2種類に分類される。すなわちドストエフスキーを読んだことのあるものと読んだことのないもの。今回2度目の『カラマーゾフの兄弟』だったが、初めて読んだときのとっかかりの悪さもなく読むほどに新しい発見がある。神は存在するのか?この本質をさまざまな角度から問い続けるドストエフスキーはやはり面白い!

    0
    投稿日: 2013.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イワン(父と兄ドミートリイに対して)「毒蛇が別の毒蛇を食うだけさ」p460 「春先に萌え出る粘っこい若葉」(プーシキンの詩『まだ冷たい風が吹く』)p577 アリョーシャ「人生の意味より、人生そのものを愛せ」p578 イワンがアリョーシャに「そして本当に人間は神を考えだした。 人間みたいな野蛮で邪悪な動物の頭にそういう考えが、つまり神の必要性という考えが、入りこみえたという点が、実におどろくべきことなんだよ。それほどその考えは神聖なんだし、それほど感動的で、聡明で、人間に名誉をもたらすもんなんだな。俺自身に関して言えば、俺はもうずっと前から、人間が神を創りだしたのか、それとも神が人間を創ったのか、なんて問題は考えないことにしている」p589-90 <メモ> 宗教の本質は「解釈」にあるのではないか。ふと、神が存在するのならば、「どうして神は無神論者をつくったのだろう」と思ったのだけれど、信者にその人々を啓蒙し布教する使命を与えたのだという解釈。

    2
    投稿日: 2013.02.19
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    「ギターを持つスメルジャコフ」に笑った後どうしても大審問官で手が止まる...イワンのおしゃべりさんめ。妄想乙。右肩下がった歩き方って何かの伏線でしたっけ?

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    投稿日: 2013.02.15
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    ドラマにもなっているカラマーゾフの兄弟 父親殺しの容疑で疑われる三兄弟 その中でも自分以外の2人を信じる兄弟たちに 心惹かれるというか… 素敵だなぁと ぜひ小説も読んでみたいです

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    投稿日: 2013.02.12
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    大学生だった時に初めて読んで以来、5年おきに読み返している「カラキョウ」。大審問官の箇所は何度読んでも理解できない...最近の(賛否両論の)亀山新訳が「読みやすい」と評判だけど、個人的にはこちらの新潮文庫の方が好き。

    0
    投稿日: 2013.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは面白い! 古典文学にありがちな、有名だけれども現代人が読むと少々退屈…と言ったような本では決してない。傑作と言われるのも納得の一作だと思う。 主要登場人物の中で、アリョーシャだけがまとも(一種独特な考えを持っており、修道僧ではあるが…)だが、その彼もやはりカラマーゾフ的と称される血をひいているので、今後その歪みがどのように表れるのか楽しみでもある。 そして、本書の中でも圧巻だと言われているのが、「大審問官」という章だ。イワンが創作した叙事詩をアリョーシャに披露する章なのだが、やはり圧倒されてしまった。特に、大審問官が降臨したキリストと対話する場面において、「邪魔をしないでくれ。お前自身が教皇に全てを委ねたのだから。お前なんか来てくれなくてもいいんだ」という言葉は思わず唸ってしまった。 また、ドストエフスキーはあの有名な悪魔とキリストの対峙におけるキリストの「回答力」よりも、悪魔の「質問力」の方を高く評価しているようだ。そしてキリストが人間に与えた自由の裏の顔についても触れたのである。全く天才だとしか言い様がない。 「大審問官」を語り、モスクワに発とうとするイワンとアリョーシャが別れたところで今巻は終わる。

    2
    投稿日: 2013.01.01
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    いわずもがな大審問官が読みどころなカラマーゾフ上巻、序章の人物背景の説明が若干長いので、そこさえのりきればあとは結構すらすら読めるはず。出だしからいって伝記かと思うが、躍動感がある。いわずもがな名作、一度は読むべき一冊。

    0
    投稿日: 2012.12.21
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    どうでもいいけど名前なんとかならんのかロシア文学。誰がだれだか。そして一人一人が喋りすぎる。頑張って読み終わってシェイクスピアが恋しくなった。

    0
    投稿日: 2012.11.19
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    読書デビューで読んだカラマーゾフの兄弟。帯には東大教授支持率1位、読むのに3ヶ月等、難しそうでこの本を売る気があるのかよと思った! 母のオススメで読む気になって買ってみたけど面白くなるまでが長くて読み終わるのに1ヶ月近くかかった。 つまらない大学の授業の暇潰しには最高でした(笑)

    0
    投稿日: 2012.11.08
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    頭が集中のあまり白熱化しながら読みました。 著者の言いたいことに対して十全と理解できたとはとてもいえないですが。

    0
    投稿日: 2012.10.23
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    「カラマーゾフの兄弟(上)」 物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血をそれぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。 ドフトエフスキーは文豪として有名ですが、私にはなかなか難易度の高い作家です。理由としてはやはり作品内容が難解という所が挙げられます、難しいんですよね、いつ読んでもw 駄目野郎な父フョードル・カラマーゾフの3人の息子、情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者アリョーシャ、そして私生児と噂されるスメルジャコフ。このカラマーゾフ家の人々の交錯が物語の中心で、彼らは個性が全く違い、その違う人間性が人間の性質を如実に表しています。そして、その人間の本質を神(キリスト)という存在と絡めて描写しており、そこがまた理解するのに大変でした。しかしこういう「難解な所」がドフトエフスキーらしいとも思っています。 話は変わりますが、ロシア文学の作品を読むと、こういう無骨で難解且つ無機質な感覚がずばずば切りかかってくる感じがします。私はその切りかかりに何も対処出来ないので、結局作品や著者が言わんとするものや意味するものを上手く理解出来ないまま終了する・・・それがほぼお決まりな展開になっていますw。これは悩ましい。 その展開はこの「カラマーゾフ兄弟」でもあまり変わらず。しかし、このままは許せず、再度読み直し、ドフトエフスキーが何を言わんとしていたのか少しくらい掴みたいと思います。そして登場人物達の意思も少しくらい読み解けるようになりたいですw 以上、「カラマーゾフ兄弟(上)」でした。中と下は凄く面白くなるらしいので、期待します。

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    投稿日: 2012.10.19
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    最初の方の読みづらさは罪だと思う。しかしそれ以降は秀逸の一言。様々な要素が物語を幾筋もたちあげていく。やはりゾシマ長老の兄の話、無神論者イワンのアリョーシャへの言葉、イリューシャ、コーリャの少年としての在り方。スメルジャコフの心境とはいかばかりのものだっただろう。やはり、どすと作品を読むときには、『地下室の手記』も読んでみるべきだと思う。時間のある今のうちにこれが読めてよかった。早く、早く続編が読みたい、のに…!ドストエフスキーの中で一番好きだ!

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    投稿日: 2012.09.24
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    人生三回目のカラマーゾフ。宗教と人間。人の心の弱さ、汚さ、清さなど全ての人の心をとらえた最高の作品。ここまで、思想あふれる小説はそうない。巷にあふれるエンタメ小説なんて比較にならない。この本さえ読んでれば読書家の資格ありww

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    投稿日: 2012.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学のゼミのなかで教授が、本書の「大審問官」について、人間は宗教とパンのどちらを選ぶのかといったことを話していたため、興味をおぼえて、読み始めた。 複雑な家庭を取り巻く人間関係を考えると、先々起こるであろう問題がどんなものかなんとなく想像ついてくる。 物語としては淡々と進んでいくのだが、登場する人がすべて、よくしゃべるしゃべる。 つかれないのかな?

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    投稿日: 2012.08.22
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    講談社刊「カラマーゾフの妹」が読みたくて、この機会にこちらを。 図書館の空き状況で、図らずも新潮社・原訳と古典新約・亀山訳を織り交ぜて読むことになった。 結論からいうと、原訳に軍配。亀山訳は、わかりやすく人気があるが、そのための過大なボリューム増と、言葉を尽くすあまり、現代に近くなってしまっていることが弱点。世界に浸かりきれず、ふいに日常を思い出してしまうというか…。原訳のほうは、わかりづらいものの、差別用語等が極力そのままで、当時の世界に違和感なく入っていける。 かといって、古典新約のほうの読書ガイドも知識を深めてくれるから、5巻のみ参考にするのもオススメ。 さて、この作品は続編が予定されていたそうで、ラストは少年たちをメインにしたやや強引なシーンで終わる。張った伏線も回収しきれていない。第2弾も読んでみたかった。

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    投稿日: 2012.08.15
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    三島由紀夫『仮面の告白』の冒頭に本作が引用されていたので、いつかは読まねばと思っていた。 予想してた以上に面白かったし、難しくなかった。 ゾシマ長老の説法は、キリスト教徒ならずとも感動できるものがある。 まさしく「絡み合う」といった様相を呈する複雑な人間関係にワクテカが止まらない。 クールかと思われたイワンが結構アツイ奴で目が離せない。 登場人物が多くて「こいつ誰だっけ?」ってなるので、相関図を書きながら読むことをおすすめする(人物名と初出ページを書き留めておくことが望ましい)。人物相関図はネットで検索すればいくらでもでてくるけど、ネタバレになってしまう可能性が高いのでおすすめできない(←これ俺の失敗談ね)。

    1
    投稿日: 2012.08.05
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    杉井ギサブロー監督のオススメ作品 「カラマーゾフの兄弟」 杉井監督レビュー 人間の愛憎がこってりと描かれている。人間関係の日常性というものが、こんなにドラマチックなものなのかと認識を新たにさせられる。

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    投稿日: 2012.07.05
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    とにかく詰め込んだ感が半端ない。 そんなカオスなこの上巻で注目すべきは 神に絶望した男イワンの独自の宗教観で有ろう。 私のように、信じるもののあやふやな国に生まれた人間からすれば、 キリストは稀代のトリックスターでしか無い。 我が国では信仰は当たり前のように政治に阿っていたし 現在ではお金に対する信仰意外、信仰は見当たらない。 そんな国に生まれ育った人間であれば、特に疑問にも思わない。 神の不在や宗教や、教会の政治性をイワンは激しい怒りと供に説く。 これは当時は斬新だったんだろうか? 当時の民衆はそんなに盲だったのだろうか? 他にも見るべきものはいっぱいある小説ですが、今回はこんな感じで。

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    投稿日: 2012.07.01
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    プライドの高さから、招かざる事を招いちゃうんだなぁ…とか、自分を省みながら読みました。評判通り、「大審問官」には人生観を変えられました。

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    投稿日: 2012.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんかもったいぶった言い回しが・・・まだ登場人物の紹介が続いている。フョードル・カラマーゾフの3人の息子ドミートリイ、腹違いのイワンとアリョーシャ。そして彼らを取り巻く2人の女カテリーナとグルーシェニカ。そしてアリョーシャに急速にお近づきなったリーズ。これからどうなるのか・・・ゾシマ長老の話を聞くにつけ、「自分がキリスト教信者なら、さぞかし感動するんだろうな」と思った。最後の方でイワンがおこなった大審問官のくだりこそこの上巻の真髄かも・・・

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    投稿日: 2012.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

     カラマーゾフたちの姿に全ての人間の汚い所弱い所が見え隠れする。圧倒的に人間を描いた小説。読んでいると、ざらついた心が静かになっていくのが分かる。

    0
    投稿日: 2012.05.03
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    3度目。だいぶ前に映画版を観て理解を深めたつもりで全文読破しようと意気込んだが、長老の話や長兄の告白から横道にそれる話や退屈な箇所はあまりの苦痛を伴うため諦め…。でも繰り返し読む事でまた新たな発見もあったりする。グルーシェンカやカテリーナは後半以降に、あれ?ドミートリイやイワン、ヒョードルとどういう関係なんだっけ?てわけわからなくなるので。魔性の女同志の感情が激しくぶつかり合うシーンがおもしろい。読むのは疲れるけどカラマーゾフ家はアリョーシャ含め登場人物がどれも魅力的なので何度読んでも面白いですね。

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    投稿日: 2012.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    腹をたてるのは楽しい。 良心の自覚 美は神秘的なもの 俺たちとは違うんだよ。あれは宙に舞い上がった埃みたいなもんさ 侮辱する兄をあいする 地上的なカラマーゾフの力 必要なのは報復 世界的な統合の欲求こそ、最後の苦しみ。

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    投稿日: 2012.04.21
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    上巻は挫折しやすいと聞いて構えて読んでたけど、すらすら読めた。 登場人物みんな、よく喋るなぁ。 中巻に続く。

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    投稿日: 2012.04.20
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    宗教観・歴史観などは私にはちんぷんかんぷんだった。 文章表現の多彩さを楽しむ本。 激情の人がたくさん登場する。

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    投稿日: 2012.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

     いままでに読んだ小説がいくつも脳裏をよぎる。この作品には、小説で書くべき「人間」という存在のすべてが書き尽くされているような気さえする。もしかして、『カラマーゾフの兄弟』さえ読んでいれば、他のどの小説もさして読む必要性はないのではあるまいか?  それは小説好きな私にとって大きな期待でもあるし、同時に大きな不安でもある。 原題:Братья Карамазовы

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    投稿日: 2012.03.31
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    あまり昔の外国の本を読んでこなかったせいか、無駄に衝撃を受けまくる。 根源、元素、土台。 今まで読んで来た新しい本のずっと前に書かれた本だが、古いとか新しいとかいうのを超えて、なんかもう、すごい。 しかし頭に入ってくるまで時間がかかる。 とにかく音読してどうにか読破というか朗読破した。 先はまだまだ長いぜ。

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    投稿日: 2012.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    * とにかく読むのがつらかった 最後でようやく面白くなって来た感じ これからの展開に期待したい

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    投稿日: 2012.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

     第5章の4「謀叛」と5「大審問官」について再考察。超思いっきり掻い摘むと、宗教も科学もどちらも絶対ではない。どちらにつくにせよつかぬにせよ、自分の頭で良く考えてから決めろ。その過程があれば、最も忌むべき盲信or自棄のスパイラルから逃れられる。ということか。 ・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

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    投稿日: 2012.03.23
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    はじめは退屈。250ページくらいのドミートリィの語りあたりから面白くなった。 「大審問官」は面白いというより、考えさせられた。パン=金と考えて、目の前の利益と規律を求める人を正当化しているのか、と考えた。さきを読んでから要再考。 以下、気に留まった部分の抜粋。 ・個々の人を憎めば憎むほど、人類全体に対する私の愛はますます熱烈になっていく ・異教徒のタタール人がたとえ天国に行ったとしても、その男がキリスト教徒として生まれてこなかったことに対して、責任を問おうとするものなんぞいませんし、一匹の牛から皮を二枚剥ぐわけ二杯かないってことは、だれだって承知してますから、そのことに対して罰を与えようとするものもいませんよ。 ・すべてはあなたのプライドの高さからきているんですよ。そう、そこには侮辱や屈辱も多いでしょうが、それもこれも全てプライドの高さが原因なんです・・・・ ・「パパ、ねえパパ、お金持ちは世界で一番強いの?」 ・教養がないから、百姓はなんの感情も持てるはずがありませんよ。 ・「人生の意味より、人生そのものを愛せ、というわけか?」 ・もし髪が存在しないのなら、考え出すべきである。 ・まだ短なものを愛すことはできるし、ときには遠くからでさえ愛せるものだけれど、近くにいられたんじゃほとんど絶対にだめだと言ってもいい。 ・食を与えるものこそ塔を完成できるのだし、食を与えてやれるのはわれわれだけだからだ。 ・人間の生存の秘密は、単に生きることにあるのではなく、なんのために生きるかということにあるのだからな。

    4
    投稿日: 2012.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今まで海外小説はどうも苦手であった。 特に、宗教色の強い小説に関しては理解出来ない部分があった。 読み終わって感じた事は、今まで一番苦手だった宗教的な物語であったが、奥の深さを感じ、日本の小説には無い鋭さと内臓を抉る理論がそこにあった。 上だけでこれだけ深いものをあと2巻も読めるだろうか?

    2
    投稿日: 2012.02.17
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    複雑な構成を持つ長大な作品で信仰や死、国家と教会、貧困、児童虐待、 父子・兄弟、異性関係など様々なテーマを含む作品という触れ込み。 確かにこれは生半可な気持ちではとても読み切れない作品である。 ある程度ドストエフスキーの世界観に慣れてから挑まないと まず間違いなく挫折するであろう大長編。 ドストエフスキーの最高傑作と呼び名が高いだけあって、 いわばこれまでのドストエフスキー作品の集大成のようなものな気がする。 物語はカラマーゾフ家の三男で修道僧のアリョーシャを中心に、 堕落した生活から抜け出せない直情型の長男ドミートリイ、 合理主義、無神論を掲げている次男のイワン、 そして強欲で淫蕩の限りを尽くす父フョードル、 フョードルの私生児と噂されるカラマーゾフ家の使用人スメルジャコフ、 これらカラマーゾフ家とその周りの人間模様で描かれているのだが 上巻はまず、この色とりどりの登場人物たちの紹介と 後の悲劇へと繋がる事件の序章を知る手がかりとなる。 この有神論と無神論のぶつかり合いというものは目を見張るものがある。 当時のロシアの時代性を表しているのだろうが、現代にも通ずる理屈なのだ。 特に上巻のラストで描かれるイワンが作った壮大な叙事詩、 大審問官の章はドストエフスキー作品の中でも最難関なものではなかろうか。 ここで、かなり挫けそうになってしまったのも正直なところである。

    2
    投稿日: 2012.01.18
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    我慢して読めば面白くなると聞きながら挑戦するも挫折すること2回。3回目で読破!と思いきや中刊で挫折。

    0
    投稿日: 2012.01.12
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    「本好きと言う割には読んでないなんてちょっと恥ずかしいんじゃない?的本をこの際だからまとめて読んでしまおうキャンペーン」シリーズ。 のっけから作者の言い訳的お願いがありますが、私は最初も面白く読みました。 私的イメージは、上巻:メロドラマ、中巻:フーダニットのミステリー、下巻:心理戦の法廷モノ、みたいな。 …ええ、難しいテーマとか、私にはよく分かりませんの。 でも、優れた小説って、重層的でどの階層で読んでも面白い、と思いません? そーゆう意味で、優れた小説だと思います。 以下感想。 何と言うか、聖俗入り乱れ、ドラマチックだこと。 出てくる人出てくる人、躁鬱病かと思う程皆異様にテンション高い。大丈夫か。 宗教的回心と通りモノ。第三者から見た唐突さはハるね。(怒られるよ?)

    0
    投稿日: 2011.12.17
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    「正しい」とは何なのか? この問い掛けに対して、よくカラマーゾフの大審問官の場面が引き合いに出される。私自身、政治学の教科書に引用されているのが気になり、本書を読み進めた次第だ。 さて、上中下巻2000ページにも及ぶ大著「カラマーゾフの兄弟」、そのうちの上巻である。ストーリーは壮大な伏線に溢れており、あたかも水風船が人々の欲望の渦を飲み込むが如く、来るべき物語の終末に向けて進んでいく。 物語は終始、欲望と混沌に取りつかれたカラマーゾフ家の人々を中心に展開され、父フョードル、3人兄弟のドミートリイ・イワン・アリョーシャの性格が明らかにされていく。ゾシマ長老のもとで純朴な青年へと成長を遂げた主人公のアリョーシャ。しかし、長老の死期が迫るなか、彼の中の「カラマーゾフの血」は徐々に沸き立っているかように見える。 上巻の最終章では、イワンの創作したキリストと大審問官の対話編を通じて、人間の真の自由について議論が取り交わされる。新約聖書の『荒野の誘惑』を引用しながら、人間の心を満たす自由という概念は、支配と服従の関係なしでは獲得しえないのかが問われている。 熱病にあてられたような、不思議な熱狂に包まれながら読了しました。

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    投稿日: 2011.11.18
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    ドストエフスキーの代表作、カラマーゾフの兄弟。 その長さゆえに序盤で何度も挫折しそうになったけれど、ようやく読み終わった。 上巻はカラマーゾフ家の人々、使用人、カラマーゾフ家を取り巻く人々の紹介と、それぞれのエピソードが主だった内容だったのかな。 ゾシマ長老含むカラマーゾフ家の話し合いの場面から面白くなってきて、一気に読んでしまった。 金と愛憎の絡んだ一家の物語はこれからが本番。 中巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2011.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3年前に読んだ本を読み返す。 さすがに世界の大文豪と呼ばれる人はすごい。 こんなことを考える人間が存在するのかと戦慄すら覚えた。 「大審問官」の章は神と人間と自由をテーマにした屈指の文章だと思う。

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    投稿日: 2011.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    苦悩こそ人生に他ならないからね。苦悩がなかったら、たとえどんな喜びがあろうと、すべては一つの無限なお祈りと化してしまうことだろう/下巻P.338

    0
    投稿日: 2011.10.22
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    最初の家族会議まで我慢して読んだところ、急におもしろくなりました。 宗教とか思想とか教育とかいろいろなテーマが含まれていますが、 現代を生きている私からみたら突っ込み所満載でした。 ロシアの小説をドストエフスキーしか読んでいないので、 実際の昔のロシア人はどのような感じだったのか気になりました。

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    投稿日: 2011.10.20
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    岩波文庫カラマーゾフの兄弟を20ページで挫折してから早5年。こうして新潮文庫原卓也訳で読むことになろうとは。 何ページにも及ぶ情熱的な(時にはヒステリックな)セリフの数々に、あてられてしまった。 イワンが大審問官を語ったときは、文章文字自体が熱を持っているのではないかという錯覚を感じた。 カラマーゾフの兄弟評で「強い酒」というのがあったが、よく言い表している。 中下巻も早く読もう。

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    投稿日: 2011.10.20
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    読み終わったばかりの今は、単純に凄く面白かったという言葉しか出ません。 100年以上経った現代でもドストエフスキーの哲学は今を生きる私達の真実だと思う。 読んで良かったと心から思える作品です。

    0
    投稿日: 2011.10.11
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    読書に本格的にハマるきっかけとなった作品。初めて読んだのは確か高校生だったかな? 長編の作品なのでテーマはいくつかあります。 ①ドミートリイとカーチャの愛情 ②イワンとカーチャ愛情 ③ドミートリイとグルーシェニカの愛情 ④フョードルとドミートリイの親子関係 ⑤カーチャとグルーシェニカの愛憎 ⑥アレクセイの信仰 とにかくあらゆる状況でのあらゆる描写が量質共に圧倒的で、初めて読んだときは色々と思い悩んでる時期ではあったんだけど、この作中の人物ほど深刻に悩み絶望してないことに気づいて、ただそれだけでも頑張ろうという気になったのを覚えてます。 また前回はイワンに感情移入してて、考えれば考えるほどに人生に希望がなくなりる苦悩に共感してましたが、今回はアレクセイに共感。彼の熱狂ともいえる信仰が打ち砕かれようとしたあと、一本の葱をもらい感動するシーンは美しい情景としてイメージ出来ました。 この本に出会ってからそれこそ何百冊と色んな作品を読んでますが、描写の深遠さでこれを越えるものはないです。文体とか特殊でなかなか入りにくい作品ではあると思いますが、是非ともオススメしたいですね。最近はマンガでも出てるのでそこからはいるのもいいかも。

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    投稿日: 2011.10.02
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    古典小説のレビューを書くほどの知性は私にはない。本の良さを知りたければ、各小説の巻末の「解説」を読むのが最適であろうと思う。 高校から大学にかけて、古典小説を読んできたが、あまり記憶に残っていないのは、自分の成熟が足りなかったからだろうと思う。改めて読んだ「カラマーゾフの兄弟」は、続きを読むのが待ち遠しくなるほど面白く感じられた。 この本を再び選んだ意味は、今はまだよくわからない。「ああそうか」と思える日を楽しみに待ちたいと思う。

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    投稿日: 2011.09.22
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    描写がすくなめ、会話がおおめ。のはずなのに情景が浮かんでくる。イワンの語りに注目。続編をどう想像したものか。

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    投稿日: 2011.09.01
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    てっきり全部読み終わったと思っていたらまだだった・・・のでこのたび完読。 いやーやっぱりすてき。ドストエフスキーてんこ盛り!! 人のこころは何よりも複雑怪奇でおもしろい。 矛盾も論理もとにかく飲み込んで、怒涛の展開が繰り広げられます。 続編ができるはずだった、という不完全さがさらに人の興味を引き付けているのだろうなと思う。ミロのヴィーナス的な意味合いで。 あと、言葉の使い方とかに謎が色々あるらしい。「謎とき!カラマーゾフ」的な本(タイトルは適当)が出ているもよう。読んでみたい。 ま、別にそういうの全然知らずに読んでもおもしろい。

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    投稿日: 2011.08.27
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    ようやく読了。 今日、カフェべローチェで最後の300ページくらいを、息つく暇もなく、読みました。 どんなにこの小説が素晴らしくて、どんなに感動的で、救いに満ちたものなのか、そんなことをここに書きたい!そう思い、カフェベローチェを後にしたのですが、いざ何か書こうとしても、何も書けません。ドストエフスキーがその卓越した頭脳で(ほんと、どんな頭してたらこんなん書けるんでしょ)上、中、下巻かけて描いたもののおもしろさをそのまま伝えるなんて、やろうとしたこと自体おこがましい。 「罪と罰」で、ラスコーリニコフが、ナポレオンやマホメットのようなごく少数の非凡人は、凡人の作った法律や道徳などを踏み越えることができると説いていました。僕は、その説を、逆の意味において、信じて疑いません。「カラマーゾフの兄弟」は、まさしくドストエフスキーのノブレスオブリージュであるのではないでしょうか。 長時間をかけて読んだので、記憶の風化がもどかしいところです。 ラストの弁護士の論告の中に出てきた、父親というのは、子供に愛情をかけてやらねば父親たる資格がない、というような内容の話の後の、イリューシャに対するスネギリョフの態度には、感涙しました。そして、そんな父親を生前気遣うイリューシャや、コーリャをはじめとした友人たちの優しさ。 話のすり替えもはなはだしいのですが、僕はこれを読んで、祖父や曾祖父を貶めて「友愛」を説くことを、ひどく空疎なことだと思いました。 とにかくおもしろかったです。なんで今更、と自分でも思います。もっとはやくよんどきゃあよかった。

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    投稿日: 2011.08.22
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    序盤が長い。あと「作者の言葉」が言い訳くさいからこういうのは入れないで欲しい。ちょっとなえちゃう。私は悪女論が自称、専門なので、グルーシェニカに関して書くけれど、こういう人が、俗に女子が「どこがいいんだろうね?」って陰口たたくタイプの、ほんまもんの男好きするタイプの悪女で、だからといってすごく良いこと言うわけでもないのにそのライフスタイルが完全に悪女。家にいるのに黒の毛のケープ着てるっていうのがわざとらしくて象徴的。月並みに、印象に残ったシーンを言っておくと、やっぱり最後の「大審問官」はやばい。ぞくっとするほど宗教観濃縮還元。情景を思い描ける劇中劇で、あのシーンがイワンの山場と言っていい。

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    投稿日: 2011.08.03
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    おもしろい。大きな思想が流れている。 愛すべきキャラが勢揃い。 最後の裁判シーンは圧巻。 読むべきです。

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    投稿日: 2011.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ロシア凄ぇ。 なんつうか日常生活が既に清濁併せ持っている。 強欲な人から暴力的な人から純粋な人から悪女から精神異常者まで、何だか近代の人間カタログの如き個性派の面々がこれまた濃密に付き合っているのだからたまらない。非常にヘビィな読後感。 たくさんの人々が出てくるので途中で少し判らなくなったが(特に女性)、お話の筋としては実に波乱に飛んでいて読んでて飽きない。 ところでこの小説はカテゴリとしては何小説になるのだろうか。 もはや既存のカテゴリで処理できない、と捉えるのが妥当なのかもしれない。

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    投稿日: 2011.07.27
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    カラマーゾフの一家の話。かつて長澤まさみちゃんは「カラマー族」と言ったことがあります。上中下巻なうえに、一冊が分厚いですが、波に乗ればけっこうすらすら読めました。

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    投稿日: 2011.07.16
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    1回は読んでおかなくては!と思い読みました。大作です。簡易な文章ばかり読まないで、しっかりと文章かみしめる癖づけした方がいいですよね。

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    投稿日: 2011.07.04
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    上巻はしんどいよ、と言われていたわりにすらすら読めた。 だいたい2~3日に分けて一気に。 さいごの「大審問官」はさすがにきつかった、 でもすごい!イワンの考えることがすごい笑 すっかりカラマーゾフワールドに入りこんでしまったです。

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    投稿日: 2011.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    32冊目。長い。大審問官の節のイワンのセリフとかなんなの。一読しただけでは内容があまり把握できない。

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    投稿日: 2011.06.03
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    中3の中間テスト前に読み始めて、テスト勉強どころじゃなくなった。テスト当日の休み時間も読んでしまうくらい強烈な引力。

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    投稿日: 2011.05.22
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    難解ともいえる哲学とメロドラマが同居していてその組み合わせがオモシロイ。ハマりました。 上巻は宗教論という様相。基督教を知って読むのと読まないのでは浸透度が違いそう。これは深いです。哲学好き必読。 同時に、一筋縄ではいかないドロっとした親子関係と恋愛のもつれ、といった筋立ては、メロドラマ風ですらあり、読み手を飽きさせません。 劇薬的物語を甘いと感じるか、苦いと感じるか、そもそも、飲み下せるかどうか、読み手のこれまでの人生体験や人生哲学の深さが問われそう。 十代、二十代、あるいは死の間際で読むときと、読後感想が変化する、まさに時の洗礼を受けて更に輝く名作。

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    投稿日: 2011.05.04
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    半分ほど読み進めたころから面白みを感じ始める。 第五編プロとコントラ/四:反逆 で一気に引き込まれる。この部分は時間を置いて再読したいと思う。

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    投稿日: 2011.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ----- 本文より抜粋 ----- 「ちょっと待った!」フョードルがすっかり熱中して金切り声をあげた。「すると、山を動かすことのできる人間が二人はいるのか。お前もやはりそういう人間はいると思うんだな? おい、イワン、おぼえておけよ、書きとめておくといい。まさにここでロシア人が顔をのぞかせたな!」 ----- ここまで ----- 時に笑い、時に考えさせられながら、楽しく読めました。 しかしながら、この本に出てくるロシア的な思想や信仰をアイデンティティとして持ち合わせていないので、あくまでそれは傍観者としてのことになります。ロシア人ならもっと楽しく読めたのに、何で両親は私をロシア人として産み且つ育ててくれなかったのか、と恨んだりもしました。嘘ですが。 上記の抜粋は話の流れから日本人が読んでも十分面白い場面だと思います。 長所:世界的名作。コレを読んでると他人に読書家としての自分をアピール出来そう。 短所:そんな卑しい性格を自ら晒すようなことしても人間関係にはなんのプラスにもならない。

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    投稿日: 2011.04.10
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    今読んでいるのですが、登場人物がごちゃごちゃになり宗教的な記述も多いので…私には難しくて読破できなさそうです。

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    投稿日: 2011.04.04
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    カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー 初のロシア文学にチャレンジ。 設定以前に、善人と悪人の差が激しい。そして罪の意識が高い。キリストの許しを請うことが大きく関係しているようだ。 村上春樹が、カラマーゾフの兄弟は難しいけどおもしろい。と言っていた。 ロシア独特の宗教観と、複雑な人間関係、早く中巻を読みたい。

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    投稿日: 2011.03.26
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    ちょっと読むごとに 哲学させられるので進まない。 神様について考え始めて 本読んでる場合じゃない。 でも読んでると引き込まれる。 なんていうかドストエフスキー。

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    投稿日: 2011.02.19
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    上巻は辛い、読むのがしんどい。 でもそこを越えてしまえば後はぐずっと入っていって抜け出せない。 作者が一人であるのに登場人物がここまで完全に個々としての思想を持っているのは、やはり魅力的。 ある程度時代背景社会背景が分かっていると、理解のし易さが増す。

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    投稿日: 2011.02.17
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    世界一の小説 といっているのは、日本人くらいらしい。ロシアの人は意外と冷めているそうだ。 それでもメチャクチャ面白い!上巻は名前が憶えられず苦労したが、上巻の「反逆」「大審問官」あたりからホントに面白い。 読めば必ずミーチャ(長男、ダメ人間)が好きになります。 「いったいこの世界に他人を赦す権利をもっている者などいるのだろうか」、など重いテーマが多いのにもかかわらず、宗教感覚がない日本人から高評価を受けるのは、日本人のキリスト教(西洋)への憧れといえるかもしれない。

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    投稿日: 2011.02.17
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    他のドストエフスキー作品と同様、どの登場人物の台詞も非常に長いです。前日までの続きを読んでいると、唐突に閉じかっこが現れて驚くことがしばしばあります。閉じかっこを見つけて初めて、台詞の途中であることに気付くのです。しかし、誰もが一様に長々と話すにも関わらず、それぞれの話しぶりに固有の特徴があることに非常に感心します。ようやく上巻を読み終えたところですから、あと2巻カラマーゾフ達の長話を存分に楽しみたいと思います。

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    投稿日: 2011.02.15
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    登場人物たちの感情の昂りに全くついて行けません。全巻読みましたが、名場面と名高いラストも、 チーン……という感じでした。解説書の類によると「人間讃歌」が描かれているそうですが、あまり読みとれず。激しい愛憎劇と自問自答にぐったりしてしまいました。 本当は☆1つにしたいくらいです(笑)当時のロシアの様子や写実主義について、ドストエフスキー自身について無知で、私の理解が浅かったのでしょう。名作に敬意を表して☆3つです。 チェーホフは好きなんですがねぇ。

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    投稿日: 2011.02.05
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    マーラーは「イワンとアリョーシャ、どちらが正しいんだろう?」とワルターに聞いたとか。このエピソードをしって読みかけた大作。最初はシンドイ。

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    投稿日: 2011.02.01
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    もっと早くから読んでおけばよかったとは思うものの、もっと早い時期だったら全く理解できなかっただろうとも思う。 とはいえ今読み終えた段階でも、まだ「?」という部分がかなり多いけれど。 ずっと持っていた疑問に150年も前の人間がすでに解答を出していたことに驚く。 「偽善」に対する問いや「宗教」への懐疑心など、これらは時代に関係なく常に人々の心の中に存在していたことを知った。 哲学的なお話と、昼ドラのようなどろどろとした愛憎劇がごった煮になっているのが面白い。 こんな重厚な本が書けるまでには一体どれくらい勉強したら良いのだろう……。

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    投稿日: 2010.11.24
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    意外と青春もののにおい。ストーリーの縦糸とそのセリフのなかにある無神論やキリスト教感の横糸が絡みあう。とっつきにくさも次第になれてくる。これは読むときの年齢にあわせて、表情を増やす小説なのだろう、とその片鱗をうかがいしることができる大作の予感!<中>に続く。

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    投稿日: 2010.11.02
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    言わずと知れたドストエフスキーの傑作です。 登場人物が織り成す愛憎劇の中に神と人間という根本問題が置かれ、それを軸として物語が進んでいきます。 前半~中盤は物語の前置きという感じです。辛いですが頑張って読み進めましょう。 後半のイワンが述べる「大審問官」のあらすじは圧巻です。ここで述べられるキリスト批判と悪魔への傾倒はどう帰結していくのでしょうか。ドストエフスキーの思想は、キリストの無限の祝福による救済というものであったと思います。中編・後編の展開でそこへ行くのか、もしくは新たな、これまでとは違ったものを見ることになるのでしょうか。全て読み終わって、もう一回読もうと思います。

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    投稿日: 2010.10.21