
総合評価
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powered by ブクログ意地でも新潮文庫版で読んでやるぜ!ということでメモ片手に3度目の挑戦でした。 年をとったせいか、はたまた春樹のインタビューで触発されたせいか結構読めました。話としてはまだあまり動き出していない感じですかね?中巻以降に期待。
0投稿日: 2010.10.17
powered by ブクログ素晴らしい兄弟愛の本なのかと思って読んだら完全に別内容の本でした。とにかく、ドロドロな感じです。けど、さすがに村上春樹がFavoritに選ぶだけあった雰囲気のある本というのが1番の感想。
0投稿日: 2010.10.15
powered by ブクログ高校生の頃に読んだとき、脳内でアリョーシャ役はマイケルJフォックス、そしてイワンがまさかのミッキーロークだった!!!! 今じゃ父カラマーゾフ役にぴったりだがな!!! とにかくこういうふうに登場人物が叫びまくるんだ!!!
0投稿日: 2010.10.10
powered by ブクログ最初の方は結構読むのが疲れますが、後の方にあるとあっと言う間に読めてしまうほど面白いお話です。 新潮文庫のこの作品は非常に読みやすく、少々解釈も違いますがとっつきやすいとも思われます。原書を読みたいと言う方は原書をお勧めしますが、ロシア文学書籍なのでお気を付け下さい。 兄弟愛って素敵ですよ。
0投稿日: 2010.09.18
powered by ブクログストーリーは面白いと思うが、当時のロシアの時代背景やキリスト教に対する知識が必要。 そのへんがわからない分、最高傑作を十分に味わいきれなかった。
0投稿日: 2010.09.14
powered by ブクログとりあえず導入って感じだった気がする。 長かったけど、とりあえず役者と舞台は整ったかな、て感じ。 いずれ兄が父親を殺すだろうという予感のもと話が進行していく感じは、なかなか薄気味悪い。 信心深いアレクセイの中の、俗物的で淫蕩なカラマーゾフの血脈が今後どのような形で現れるのか、そしてそれとどう向き合うのかってのが今後大事になってくるのかな。 どうやら信仰というものが大きなキーワードになりそうな展開だったけど、どうなるんだろうか。 あと、不幸な予言という意味では、海辺のカフカを思い出した。そういえばあの話でも血縁というものが主人公の大きな束縛となっていたから、案外カラマーゾフの兄弟を下敷きに使ってるのかもしれないなと思った。
0投稿日: 2010.09.06
powered by ブクログ完璧な劇を見ているよう。 傲慢な父、フョードル・カラマーゾフ。性格のまったくことなる三兄弟。直情型の長男ドミートリィ、冷徹な次男イヴァン、誰からも愛される三男アリョーシャ。それに使用人の私生児スルメジャコフとカラマーゾフをとりまく女達。 思わせぶりな台詞、象徴的な性格の登場人物たち、父殺しという事件から裁判への展開がまるで劇を見ているようだ。 私のお気に入りはアリョーシャの軽薄な友達ラキーチン。誰からも愛されるアリョーシャを好かない唯一の人物だが、彼がいなくては劇場型で強すぎるカラマーゾフイズムに読んでいる途中でうんざりしてしまっていたと思う。 解説を読むとドストエフスキーの人生がカラマーゾフの兄弟の世界ようで驚いた。
0投稿日: 2010.09.05
powered by ブクログようやく1巻を終えた。手元におくことちょうど一年。 カラマーゾフの3兄弟の3男アリョーシャの内面を中心にカラマーゾフ家を描く物語。愛情、信仰、慣習・・・ロシアの近代の作品。 金原ひとみの帯のごとく、はじめはよみづらかった。だけど途中から吸い込まれていく。でも、キリスト教を知らないということはこの作品の醍醐味を味わえていないのではないかと残念に思っている。しかし、日本でも必読の一冊として挙げられているからには、文化が違ってもガツン、と衝撃を受けるからだろう。私はどこかまだ味わい尽くせていないのかもしれない。 それにしてもロシア人というのはみなこんなに迫力があるのだろうか・・・
0投稿日: 2010.07.13
powered by ブクログ上巻の途中までは読むのがしんどかったけど、そのあとはほんとうに面白かった。普段外国の物語を読んでいて、宗教的な考えの描写はただ価値観の違いを感じるだけなんだけど、この作品のそういう描写、言葉はすごく現代の、宗教に全然馴染みのない私にも響くものがある。ゾシマ長老の話聞いてみたいなって思う。引用も、心に残った長老の言葉より。
0投稿日: 2010.06.24
powered by ブクログ初のドストエフスキー。 内容は複雑。 最後の方の名場面大審問官は、自分のキリスト教の知識のなさによりあまり理解できず・・・ 聖書読んで出直します。
0投稿日: 2010.05.24
powered by ブクログロシアに行く前に読みました。 うちは幼稚園で「アンネの日記」、小学校低学年で「罪と罰」とか読まされてたけど、 こういう人間の在りかたとか実存を問う作品はもうちょっと世の中のことが いろいろわかってから読むべきだとつくづく思った。 近々、ロシアに行くので、読んでみたけど、すごく奥が深くて面白い。 サスペンス読むなら、東野圭吾なんかよりよっぽど骨組みがしっかりしてて、 面白いと思う。 カテリーナ、すごい嫌な女だなあと思うけど、あの嫌らしさも自己愛も、 憎悪や復讐心から相手のすべてを許そうとする思い上がった態度も、 去っていく人を追うナルシズムも、いまなら理解できる。 死刑直前の死刑囚の心情を語ってると言う「白痴」も読みたい。
0投稿日: 2010.05.23
powered by ブクログ数年前に読んだ時は4ページ目くらいまで読めた覚えがある。今なら5ページくらいはいけると思うが、今のところ読む気になれない。
0投稿日: 2010.05.23
powered by ブクログ飲んだくれで強欲、本当にどうしようもない父親の元に生まれた三人兄弟の物語。金銭関係のトラブル、女性を巡っての争い、反する考え方の容赦無いぶつかり合いなど暗く陰惨なシーンも多々ありますが、それでも魅せられるのは人間味の溢れる登場人物にあると思います。兄弟三人とも性格がバラバラなのが面白い! 周りに翻弄されながらも、兄弟の三男、主人公アレクセイ(アリョーシャ)のピュアさには本当に救われるような感覚を覚えます。(物語終盤の、子供たちとアリョーシャとの会話には涙が流れました。) 宗教や思想、風習、何より「ロシア文学」という肩書きであまり馴染みがありませんでしたが、やはり頑張って読み終えていざ振り返るとかなり読み応えはあったと思われます。 クールですが何気に兄弟の中で一番表情豊かな二男・イワンが好きです(笑)
0投稿日: 2010.05.09
powered by ブクログ物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血をそれぞれ相違なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そしてフョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す、世界文学屈指の名作。 上巻では、カラマーゾフ家の三兄弟について詳細な記述がなされている。そして父と長男が一人の女性をめぐって争い、奇妙な会合が持たれることになる。そうした出来事が、後に一家の運命を変えていく序章のような気がして、続巻が気になるところである。
0投稿日: 2010.04.24
powered by ブクログとにかくスゴイ小説・・・!! 特に最後の裁判の様子は、まさに現在の世の中の動きそのもので、とても考えさせられました。 善と悪、信仰心と猜疑心、自尊心と自己嫌悪、尊敬と軽蔑、理性と狂気などが一人の人間の中には渦巻いていること。たった一つの行動や言葉、判断の裏には相反するような沢山の感情と思考が一緒になっていて、誰しも心の中に危うい部分があること。好奇心から、一歩間違えば誰かを傷つけてしまいかねないこと。人はある善意や寛大さの裏に軽蔑や嘲笑、見栄など屈折した感情を持つことがあるということ。 それらから目をそらさず真っすぐ見つめながらも、誰も否定せず、公平な精神を持つ、驚くほど誠実なアリョーシャの言葉はとても心を打ちました。 誰もが、アリョーシャのように生きたいだろうと思う。
0投稿日: 2010.04.07
powered by ブクログ上•中•下巻では上巻が1番読みにくいけど、その先は意外にメロドラマ的な面白さがあってスイスイっと読めちゃいます。 だから上巻は(時間を持て余す)飛行機で移動してる時に読みましたw
0投稿日: 2010.03.25
powered by ブクログ途中まで読んで挫折。 面白くなる前に飽きてしまうのか? その壁を乗り越えれば面白くなるのか疑問だ。
0投稿日: 2010.03.15
powered by ブクログカラマーゾフの兄弟<上><中><下>3巻 ドストエフスキーの名作と呼ばれる小説をようやく読破。 完全なる純文学であり、哲学的思考が好きでない人には全く薦められない書。 1巻の人物描写は後に重要ではあるが退屈であり、なかなか読み進められなかった。 主題となるのは、 3兄弟とその父親、また私生児と目される1人の召使を通して描く人間の光と影。 人間の良心や道徳、隣人愛に対する信頼を描く一方、 悪徳と自己愛が幅を利かす世の中への絶望を認めている作品。 これらを通して、”神”(キリスト)は本当に存在するのかを問うている。 西欧世界における普遍的命題を主題においているため、今だに読み続けられ、評価されている点は納得がいくが、個人的にはある意味でありふれた葛藤を描いているがゆえ、期待以上ではなかった。 人間の心の描写という点では、漱石の「こころ」の方が日本人の自分にはあっている。 ----------------------------------------------------------------------- 名言 惚れるってことは、愛するって意味じゃないぜ。 惚れるのは、憎みながらでもできることだ。 ドミートリイ-上巻252頁
0投稿日: 2010.02.13
powered by ブクログ大審問官は、違う世界に行って、戻ってきた人。 キリストは違う世界に人々を連れて行こうとしてたのかな。 でも人間はそんなに強くない、ということなのか。 強くない人に生きるパンをあげてるのが大審問官で、大審問官はそういう多くの人間の性質を理解している人で 世界の真実はキリストの言うとおりだと認めたからキスをした。
0投稿日: 2010.01.31
powered by ブクログ洋書の登場人物の名前が覚えられないと言うフェータルな脳内欠陥により断念。 あと、ドスさんは登場人物の名前コロコロ変え過ぎ。 意地悪め。
0投稿日: 2010.01.13
powered by ブクログ上巻を読みきるまでが非常につらいです。 が、上巻を読み切ることができれば、中、下巻はあっという間に読むことができると思います。 そのくらいに引き込まれました。
0投稿日: 2010.01.09
powered by ブクログ冗長と感じる人がいても、無理はないだろう。 ただそれでも、名作と言われる所以は 当時の社会風刺という点だけではないだろうと思う。 兄弟たちとその父親 それぞれ特徴的で個性があり、アリョーシャを除いては 立派で正しい人と言い切るには抵抗がある。 しかし愛すべきキャラクターで、どこか憎めない。 ミステリーとしても楽しめるが これは飽く迄上巻で、クライマックスは中巻と言えるだろう。
0投稿日: 2009.12.31
powered by ブクログレビューはブログにて。 http://d.hatena.ne.jp/redeel/20090428/1240939090
0投稿日: 2009.12.29
powered by ブクログ新潮のカラマーゾフの表紙が一番かっこいい。 かなりかったるいですが所々面白い。 登場人物のアクションが派手すぎて感情の変化に着いて行けない。 イワンが一番いけてる。
0投稿日: 2009.12.11
powered by ブクログ人間の中にある残酷な情をなぜ私は文字だけでこんなにも想像できるのだろうか、 本当は「知っている」のかもしれない、 その残酷さが自分の中にも潜んでることを、 しかも無意識のうちに。
0投稿日: 2009.12.07
powered by ブクログドストエフスキーの写真を見るといつも思うことがある。どうしても僕と同じ人間であるとは思えない。仙人もしくは怪物なのではないかと真面目に考えてしまう。 でも僕はこの仙人が描く人物に簡単に感情移入してしまう。感情移入している自分に気がつくたびに、「仙人に人間の気持ちがわかってたまるもんか!」と必死の抵抗を試みるが、あっけなくまた感情移入してしまう。 なんか悔しい。なんで感情移入してしまうのか理由がわからない。 仙人が描く人物たちに感情移入してしまう理由をいつか必ずつきとめたい。
0投稿日: 2009.10.18
powered by ブクログ一巻を読み終えればあとはノリノリなので挫折した人はがんばってほしい。わたしにとっていまだにナンバー1の小説。
0投稿日: 2009.10.15
powered by ブクログ人生を変えた本。 20歳の秋に3ヶ月くらいかかって読み終えた。 人物名を覚えるために、相関図表を見ながら読み進めた。ネタバレ感も少しあるけど。
0投稿日: 2009.10.11
powered by ブクログドストエフスキー最後の著書。 予備知識も無く読み始めるものだから、あとがきを読んで気づくことばかりなのだが、どうやらこの作品は未完成らしい。 未完であれ、これはドストエフスキーの傑作だ!というのはわかるけど、やはりこの後の展開が一番盛り上がり、思想的にも訴えるべきことを凝縮させるところだったのではという思いが消えない。 カラマーゾフの兄弟たちがこれから、より密接に絡み合い物語を展開していくところを見たかった…。 本当のラストシーンは本作には無い…というのがなんとも残念。 残念で残念で…本当に残念におもうほどに強い印象を本作から受け取りました。
0投稿日: 2009.09.30
powered by ブクログ初めてドストエフスキー、読みました。 正直・・・、何が言いたかったのかよくわかりませんでした。 淫蕩な親父のもとに生まれた個々に性格の違う兄弟の話? う〜ん。読むのに時間がかかりすぎて、内容が頭に入ってないかも・・・。 さすが巨匠。
0投稿日: 2009.08.09
powered by ブクログ最近新訳が出た事で話題の「カラマーゾフの兄弟」を読みはじめたんだぜ、は、は、は。 最初はなんだかよくわからなかったけど、だんだん読んでいくうちに面白さがわかってきたと思うぜ、へ、へ、へ。 ミーチャがぶっきらぼうで、力持ちで強引。イワンが冷静沈着で神を信じていない切れ者。アリョーシャがショタだと思ったのはオレだけでいい。 そんな彼らが愉快な仲間たちと繰り広げる、世にも奇妙な物語カラマーゾフの兄弟。 初めてレビュー書いて興奮していたんだ。うん、すまない。反省はしているだが後悔は微塵もない。
0投稿日: 2009.07.17
powered by ブクログ【感想】 登場人物の描き方に優れてる、3兄弟を通して社会に疑問を突きつける。 「神がいるのであれば、どうして虐待に苦しむ子供たちを神は救わないのか?」 はあまりに有名な言葉。
0投稿日: 2009.06.28
powered by ブクログ読むのは三回目だが、そこには相変わらず深遠な世界が広がっている。僕はこのレビューを書くに当たって、非常に戸惑っているのだ。と言うのも、あまりにこの小説が深遠で奥の深いテーマを数多く内包しているために、どれに重点を置いて解説すればいいやら、さっぱり見当が付かないからである。 今現在は亀山郁夫氏が非常に分かりやすくかつ現在風に訳したと言う版が大人気らしいが、僕は敢えてこちらを読み返している。すでに二回も慣れ親しんだと言うこともあり、また、私情で申し訳ないが、新たに本を買う金銭的余裕もないからである。しかしながら、亀山氏の訳がどれほどのものか分からないにせよ、こちらの原卓也氏の訳もなかなかいい味を出している。 金原ひとみはこの上巻を「非常につまらなかった」と一蹴しているが、この小説はそもそも面白いつまらないと言う言葉でくくることの出来ない、人間のおよそ考え付くありとあらゆる要素を詰め込んだ総合小説であるから、「つまらなかった」と言うのはナンセンスであると思う。 それに、この上巻だって読み慣れさえすれば、(ナンセンスと書いたけれども)面白さは見出せるものだ。ゾシマ長老の会合、妖艶なグルーシェニカの登場シーン、イワンの語る深遠で難解な「大審問官」(この節は『自由』と言う言葉を念頭に置いておくと、理解がしやすくなる)、三島由紀夫の「仮面の告白」の冒頭にも挙げられたドミートリイの語る美についての考察等、挙げればきりがないくらいである。 さて、この三兄弟およびフョードル、スメルジャコフ達がどうなるのか、期待しつつ(と言っても僕はもう結末を知っているのだけれども)中巻に移ろう。
2投稿日: 2009.06.01
powered by ブクログとりあえず上巻読破。 いろんな本とかに引用されていて、とても有名な「大審問官」も読みました。 予想してたより読みやすい。けど100%理解するには宗教の知識とか宗教観とかが必要で、今までのバックグラウンドを試されそう… 前巻読破目指して頑張ります。
0投稿日: 2009.05.17
powered by ブクログ人生の、しかるべきときに読む作品というのがあるとしたら、ロシア文学というのは大学生前後のモラトリアムを謳歌する時期に読んでおきたい作品だと思う。
0投稿日: 2009.05.15
powered by ブクログこの小説、未完なんですね・・・!! 2100ページありましたが、これで半分らしいです。 主人公アリョーシャが死ぬ、と冒頭に書いてあったので、それを前提に読んでましたが、それはどうやら、本来なら書かれるはずだった第2部での出来事だそうです。つか、2部仕立てになってるっていうのも、最初に書いてあったらしいのですが、そう言われたらそうだったような気もするなぁ(笑)。私の中で、アリョーシャの悲劇的な死しか印象に残ってなかったので。 それでも、この第1部だけでも、十分、小説として完成されています。 結局、すごく精神的な話なんです! 多くの印象的なシーンがあって、印象的な言葉があって、読者は翻弄され、何が正しいのか考えさせられる。この本の目的は、それだけなのかもしれません。 難解な言葉が多く出てきますが、私は、この作品から、全部ひっくるめて、「幸せになるにはどうしたらいい?」という大きな一つのテーマを感じるだけです。 私は、キリスト教について、ロシア正教とカトリックの違いだとか、イエズス会の考え方がどうとか、全く知りません。でも、登場人物の口を借りて出てくる色んな思想から、多くのことを学び取れたように思います。 全ての人の前に、罪があるということ。 それを知って、いつでも自らに問いかけることが、大切なのかもしれませんね。
0投稿日: 2009.05.01
powered by ブクログロシアの文豪ドストエフスキーの集大成であり、遺作となった本作は、キリスト教の素養のない一般的な日本人には難解です。 とはいえ、文豪が描くちょっと変わった人々の生き生きとした姿は、疲れた心を癒してくれると思います。 不可解な言動を繰り返す父フョードル、そんな父を憎悪する長兄ドミートリー、彼らを軽蔑する理性的な次兄イワン、純粋で心優しい主人公アレクセイ、そして、物語の鍵を握る使用人のスメルジャコフ。彼らカラマーゾフ家の人々に起こる悲劇を描く三部作の上巻で、冒頭は人物紹介のような趣ですが、主人公アレクセイが、父親や兄達、友人たちに振り回される姿はとても滑稽で、エンターテイメントととして楽しめます。
0投稿日: 2009.04.13
powered by ブクログ通勤時間に読んでいたら読み終えるまでに一ヶ月もかかった。最初からすっと物語にはいれて最後まで全く退屈しなかった。父親殺しのイメージしかなかったので、これほどまでに多くのテーマがつまった小説だとは思わなかった。喜びや光、そして愛のイメージに揺すぶられながら読了した。
0投稿日: 2009.04.13
powered by ブクログ読む前は身構えてしまったが、読み始めてからはぐいぐい読み進められた。常に荘厳でにぎやかで少しおかしみのある音楽が鳴っているような気分になった。どこを開いても同じ密度の空気が描かれていて、重く、息苦しかったり、その空気に耐えかねて変な突き抜け方をした登場人物たちが爽快だったり、同情を感じたり忙しかった。
0投稿日: 2009.04.07
powered by ブクログ「大学生だしこれからはたくさん本を読んで成長しよう!」と思いはじめたときの最初の一冊です。 最初にしては読むのがきつかったです。
0投稿日: 2009.04.05
powered by ブクログこれほどまでに中身の濃い、圧倒される小説は他にないと思う。 あまりにも強いメッセージ性の多さに、確かに疲れる時もある。 でも、何か月かかってでも最後まで読むべき作品である。
0投稿日: 2009.03.30
powered by ブクログ2年前に読み始め、やっと読了。 しかし、上中下巻とあってまだ上巻。 「東大教授が新入生に薦める本第一位」という文句に惹かれて買うも、 すでにもうすぐ3年生とか残念。東大生ではないけれど。 読みにくい〜〜〜笑 印象に残ったシーンは、女の友情が一瞬にして崩れる!みたいなシーン。 あなたはしてくれたけど、私はキスをしないわ☆って感じのところ。 怖かったです。 あぁー感想がばかっぽすぎて泣ける。 中巻を読むのはいつになるのやら。 ちなみにあまのじゃくな性格なので、流行りの光文社ではなく新潮社のを選びました。たしかこっちのほうがちょっと安かったんです。
0投稿日: 2009.03.16
powered by ブクログフヨードル・カラマーゾフの三人の息子、ドミートリイ、イワン、アレクセイを巡る物語。上巻の中盤まで読むのに三ヶ月かかった。というのも、ロシアの人名が覚えにくい上に一人につき何通りもの渾名があったりして、一度期間を置くとすぐに誰が誰だか分からなくなるせい。私が鳥頭なのか?結局メモ帳に相関図を書いて、それを栞にしてみたら意外とスムーズに読み進めた。カテリーナやグルーシェニカが登場して、親子や兄弟間でイザコザが巻き起こってからは進行が早くなるので一気に読める。「罪と罰」同様、精神世界にまつわる議論も興味深い。イワンの抒情詩「大審問官」が良かった。個人的にはイワンとラキーチンがお気に入り。3冊で済むので新潮文庫にしたけど、5冊に亘る光文社の亀山郁夫訳は原卓也の訳より読みやすいのだろうか? (2009.02)
0投稿日: 2009.02.08
powered by ブクログヤバい。めちゃめちゃ面白い。超大作長編だけど、すーって読める。 フジテレビの昼のどろどろのドラマが好きな人に特におすすめです。 革命と、恋と、兄弟と、権力と、信仰心と、金と、親と。
0投稿日: 2009.01.30
powered by ブクログ或る方の影響で読んでみましたが、強烈…… 大審問官は最強でした。 長老のお兄さんも凄かった。 忘れられませんよ、読破に約半年かけましたしね! でも新訳を手にとるくらいなら私は半年を兄弟と共に過ごしたい。
0投稿日: 2009.01.18
powered by ブクログこれは傑作! て、なんの説得力もなくてすんません。。 正直キリスト教も新生ロシアについてもよく知りませんが、そんなの知らなくても読んで損のない本です。 本来なら第2部が予定されていたこの本は、それがないがためにむしろ完璧な問題提起として完成されている気がします。
0投稿日: 2009.01.02
powered by ブクログ受験期に見つけて、なぜか「受験が終わったら絶対読んでやる!」 と決めていた本。 そして受験が終わった後真っ先に買った本。 前半と中盤の間延びは否めないし、それがこの本を手にするひとの大半を挫折に追い込むことは 言うまでもない。 しかし、終わりまで読んで、初めて今までの記述のすべてに無駄がなかったことに気づいた時の快感は大きい。 上巻、中巻に2ヶ月を要し、下巻を2日で読破した。 耐えて読む価値はあります!!!!
0投稿日: 2008.12.18
powered by ブクログ聖人君子はいない。(アリョーシャは例外的ではある) 癖のある、欠点の多い、自己中心的な、カラマーゾフたちに魅かれるのは、 その人間くささに共感を覚えるところがあるからだろうし、 カラマーゾフたちに嫌悪感を抱くのは、私にも似通った部分があるせいかもしれない。 人が善と悪に切り分けできないことを思い知らされる。 イワンの「子供」に視点を据えた語りや、二級大尉の家庭の描写に胸が詰まった。
0投稿日: 2008.12.16
powered by ブクログ面白い。 読み終わるのがもったいなくて、 だけど読みたくて でも読むと終わりがみえてしまって・・・ というなんかジレンマを抱えながら読みたくなる本。 この3兄弟、みんなイケメンなんです、私の想像上。 しかし日本語訳の人うまいんだろうなぁ・・ すごく生き生きした文章なので面白いのだと思います。 今下巻途中までよんだとこ。 先がきになる。 Nov 2008
0投稿日: 2008.12.11
powered by ブクログ一番読みづらいと評判な上巻。 5日で読み終えた。(びっくり 特に「面白い」と感じるような場面はないです。 それでも登場人物全員が何処かしら魅力的で 文章は吸い込まれていくが如く、読みやすい。 これこそ正に、地上的なカラマーゾフの力? 中巻へ。
0投稿日: 2008.11.26
powered by ブクログ後半の言葉のスピードが好きだが、そこまで行きつくのが大変。みんながみんな狂気に陥るとはどういうこと?新訳よりも雰囲気があり、こちらの方が好き。
0投稿日: 2008.11.05
powered by ブクログキリスト教に対する考察と人の生きざまを中心に置いたドストエフスキーの代表作。 罪と罰のほうが有名なのは、あちらの主題の方が普遍的だからか。 キリスト教的な世界観を知らないとやや難解であるが、登場人物の言葉を通して読み取れる作者の思想が非常に興味深い。
0投稿日: 2008.11.04
powered by ブクログ書かれている思想の量が多すぎて、何度も読まないとと思わされる。 ただ、何度も読むにはボリュームありすぎる。
0投稿日: 2008.09.29
powered by ブクログ2008/8/25 「罪と罰」のテーマと重なるが、 ゾシマ長老の言葉が強く印象に残った。 他人に対しても、自分に対しても、 嫌悪の気持ちはいだかぬことです。 内心おのれが疎ましく見えるということは、 あなたがそれに気づいたという一事だけで、 すでに清められるのです。 「大審問官」のパンと自由の話も興味深い。 世の中が自由になればなるほど、 人は病んでいくのかも。 労働による不自由に慣れ、考える暇も与えられないのは、 悩みがないという点で、ある種それで幸せといえなくもない。
0投稿日: 2008.08.26
powered by ブクログ意外なことに読みやすくて、面白かった。 推理小説としても楽しめる。 宗教的な部分は正直ピンと来なかった…ので今後の課題としてもう一度読み直してみたい。 救いがないとも思えるし、最後のアリョーシャと中学生たちの場面では未来に薄明かりがさしているようにも思えた。 いつかは読まなければと思い続けていた作品を読みきることができて達成感!
0投稿日: 2008.08.18
powered by ブクログ前半ははっきりいって退屈です。 退屈でも、後々おもしろくなります。 そして当時のロシアの雰囲気に酔います。 「未来予言の書」なんて言われてますのが頷けます。 最後にいえることは、ミーチェは死ね!!
0投稿日: 2008.05.19
powered by ブクログ別におもしろいわけでもテンションが上がるわけでもない。 ロシア文学らしい、長〜く超懇切丁寧な状況説明が続く。 にもかかわらず、意外と読める。がつがつページが進む。 というか、止まらないんですけど。なんで? とりあえず100年前の文章とは思えない。 今の現実に起こっている事柄と酷似していて、ぞっとする。
0投稿日: 2008.04.24
powered by ブクログ父親殺しという強烈なテーマを扱っているのに、読み終わった後は何故かさっぱりしたような清々しいとさえいえる気分になるのです。兄弟に限らず、肉親とは厄介な存在ですが、いつまでも遠く離れていても気持のどこかで気にかかり続ける存在として貴重な存在ともいえるのでしょう。それは理屈ではなく。 それにしても、文豪がこの物語を更に進めることができていたらと、想像しないではいられません。 あ、ちなみにこれも新訳ではありません。ちょっと読み比べてみたいところですが・・・分厚くて簡単には手が出ない。 お言葉 ▲俺は待ってるよ。とにかく俺は、お前だけがこの俺を非難しなかった、この世でたった一人の人間だと感じているんだよ。なあ、お前、俺は本当に感じてるよ。感ぜずにはいられんものな!▲ 読了 2007/8/29
0投稿日: 2008.04.17
powered by ブクログドストエフスキー自身の自分の中の3つの性格を3兄弟に例え、一種の自伝(独白?)となっているように思われる名作。 上巻を読むだけで、半年を費やす。 登場人物の名前が覚えられず、複数の呼び名で登場するため、非常に読みにくい。 もしかして、この本は何回か繰り返して読む事で理解が深まるようにあらかじめ作者(訳者?)が意図しているのかもしれない。
0投稿日: 2008.04.05
powered by ブクログ瞑想の間いだいていた印象はおそらく心の内に秘めていることだろう。その印象は彼にとっては貴重なものであるし、きっと、意識さえせず知らぬ間にそうした印象を彼は貯えてゆくはずだ。
0投稿日: 2008.03.25
powered by ブクログ登場人物の喋り言葉がどうにも慣れなくて、かなり長い間放置していましたが、一度波にのれば割と読めるかしら。展開が気になるので続きも読んでみましょう。
0投稿日: 2008.03.21
powered by ブクログロシア文学は長いし、暗いからずっと避けていたのだけれど、読んで見ると面白かった。 カラマーゾフの兄弟は、それぞれ性格に特色があって、小さい頃一緒に育っていないからこそお互いのことを探り合っていて、ちょっと悲しい。
0投稿日: 2008.02.24
powered by ブクログ罪と罰の次に読んだ。 罪と罰は変に期待し過ぎていたせいかやや拍子抜けだった反動か、けっこー面白かった。 いや、元々面白い本だと思う。 罪と罰よりも読みやすいと思うし。
0投稿日: 2008.02.07
powered by ブクログ相変わらずひっじょ〜に濃い人間の内面描写がたまりません。実に多くの人間の葛藤がまざまざと描かれる、リアリティさが本当にすごい。それだけでなく、大きなスケールの物語の構成、さまざまな小さな出来事が最後の裁判で有効な証言としてきいてくる構成の無駄のなさも素晴らしい。 分量が多めなので読むのをためらいがちになるが、読み始めれば意外とサクサク読めるのでぜひぜひ挑戦してほしい一作。
0投稿日: 2008.02.02
powered by ブクログ理由のわからない涙が止まらなくなる本。ロシアの話なのに、日常生活でふと思い出される台詞が沢山あります。一生、飽きることなく読み返していく小説。
0投稿日: 2008.01.20
powered by ブクログ以前読んだ同じ作者の『罪と罰』はがんばって読み終えたという感じだったので、読み始める前は少し不安だったのですが、それよりも最初からおもしろそうな感じで一安心。この作者独特の書き方や台詞まわしに慣れたせいもあるかな。後半になってなかなかおもしろくなってきた。
0投稿日: 2008.01.09
powered by ブクログ僕もカラマーゾフになろうか?「理性には恥辱と映るものも、心にはまったくの美と映る。」「ソドムの中にこそ美が存在している。」「俺は頽廃を愛し、頽廃の恥辱をも愛した。残酷さを愛した。」―ドミートリイ 僕はきっと人間性悪説派の部類に入る。だからキリスト教が好き。ゾシマ長老の話も尊く耳に入る。驚くべきは、「人間みたいな野蛮で邪悪な動物」に神概念が存在するという、イワンの考え、確かにそうだ!何故今まで気が付かなかったのだろう?そして、やはり、人間を嫌悪するイワンの、「大人はいやらしくて愛に値しない」、「野獣は決して人間みたいには残酷にはなれないし、人間ほど巧妙に、芸術的に残酷なことはできない」、「どんな人間の中にも、けだものがひそんでいる」、こういう考え方に、私は傾倒せざるを得ない。「子供たちがすでにさんざ苦しめられたあとで、地獄がいったい何を矯正しうると言うんだ?」赦しの愛、それは神の為せる業。僕たちに果たしてそれが出来るだろうか?「何のためにすべてがこんなふうになっていたかを、突然みんながさとるとき、俺はその場に居合わせたい。」僕も真理が知りたい!追究の権化ファウストさながらに。
0投稿日: 2007.12.16
powered by ブクログやっと上巻を読み終えた、という気分。 キリストとは何か、何が神なのか、自由とはなんなのか、自由を手にすることは幸せなのか… そういった今までなんとなく見過ごしてきたものたちについて様々な疑問が浮かびました。 まだ、上巻しか読んでいないので、これからの展開が気になります。
0投稿日: 2007.11.30
powered by ブクログ名実ともに世界最強小説の上巻。 上巻は少し読みにくいかもしれません。 我慢しましょう。最後は噂の大審問官が。
0投稿日: 2007.11.23
powered by ブクログ上中下巻。 大学時代はドストエフスキーなんてベタベタ過ぎて口にするのも気恥ずかしいものだった。この感覚解ってもらえるかな? 読んでて当然? いやードストエフスキーの小説は圧倒的リーダビリティを有している。そんなに構えることないさ。
0投稿日: 2007.11.07
powered by ブクログ二回目に読んだ時かな。大審問官で大泣きしました。布団の中で泣いて、眠れませんでした。中学生だったから今よりピュアだったのかもしれません。アレクセイの運命が怖かった。
0投稿日: 2007.10.05
powered by ブクログ面白い!! 悪意の暗と赦しの明のハイコントラスト!! この人間の細密描写。 キリストとは。 今まで読んだ本で一番ゾクゾクした。
0投稿日: 2007.09.30
powered by ブクログようやっと上巻読み終わりました(-.-;) 金原ひとみさんの推薦文「上巻読むのに4ヵ月。一気に3日で中下巻!」にビビッていたのですが、10日で読めたのでまあよしとしようww 人間の行動がどういう精神状態からなされるかという分析が凄い。しかもそれを会話で登場人物に喋らせている。 退役二等大尉がアリョーシャに息子の心情を語るところなんか、どこの精神分析医が喋っているのかと思えるほど克明に解説している。父親にこんなに理解されている息子は幸せだろう。 上巻の最後の方で、イワンがキリスト教に関しての所見をアリョーシャに長々と語るところがあるが、この部分は正直言って全然わからなかった。キリスト教がなんたるかをわかっていないと、この小説は理解できないと思う。 さて、あと3日で中下巻読めるか?(絶対無理)
0投稿日: 2007.09.19
powered by ブクログ上〜下まで読破。本の帯にもありましたが、とにかく上巻が読みにくいです。引き込まれないというか、読んでていらいらするというか。サリンジャーのキャッチャーインザライの村上春樹訳を呼んだときと同じようないらいらでした。中・下巻は確かに読ませる勢いがあるのだけど、どうも結局何が言いたいのかよくわからないまま、ラストまで突っ走ってそのまま終わった感があります。
0投稿日: 2007.09.16
powered by ブクログ世界文学屈指の名作らしい。最近、新訳文庫版が20万部売れたらしいという話を聞いた。家に新潮文庫版があったので読むことに。これは・・・確かにすごい。カラマーゾフの父親の迫力がすごい。「どうしてこんな男が生きているんだ!」という台詞には笑ったw。登場人物みんなが躁病者みたいで、おもしろい。ちなみに登場人物ややこしいので、http://www013.upp.so-net.ne.jp/hongirai-san/kids/k-soukanzu.html ←ここにある人物相関図を印刷して持ち歩きながら読むのをお奨めする。上巻はまだメイン部ではないらしい。分かりやすい新訳よりも、こっちで十分いけるし、なかなか妙があっておいしい。フョードル・カラマーゾフが自分の将来のように見えた。このおっさんおもしろすぎる。3-7.
0投稿日: 2007.09.07
powered by ブクログ1ヶ月かけてちょっとずつ読み、読み終えた。 ドストエフスキーの作品の頂点、ロシア文学の頂点、世界の文学の頂点などと言われ、東大教員が新入生に薦める本の1位となっているが、それほどの作品だとは思えなかった。 改行のほとんどない字で埋め尽くされたページばかりの長編を読む事で忍耐力をつける事を目的として薦められているのかな、とさえ思えた。 これを読むより自分の好きな作家の作品を10冊読む方がまだ価値があるように思える。 教養として世間で薦められている本を読んだ証として好きな本ベスト10の中に入れている人がいるのかな、その人は本当に「カラマーゾフの兄弟」が面白かったのかな、とか思える。
0投稿日: 2007.09.04
powered by ブクログ(全3巻)本の帯に書いてあった金原ひとみさんのコメントの通り、上巻だらだら中下巻サクサクだった。全体の感想は人それぞれその境遇での欲や嫉妬、守るべきプライドがあり、そして弱さがあり、うまく言葉にならないが心で感じるものがある。ストーリーはロシアの宗教についてはちょっと理解しにくかったが、サスペンスの要素もふんだんにちりばめてあり飽きることがない。ようやくカラマーゾフ3兄弟の名前をいえるようになりました。
0投稿日: 2007.08.31
powered by ブクログドストエフスキーは内容が云々よりも、読んでいるかどうかがステイタスだそうです。 高校の夏休みの宿題で、倫理の宿題で読書感想文がありました。後書きを○写しにして提出したのですが、その引き合いにこのカラマーゾフの兄弟がでていました。 当然、読んでいない負い目を感じたまま18年の年月を過ごしてきていました。 ここであらためて読んでみたのですが、おもしろくないです。 内容も100年くらい前の話でムナクソの悪くなる話題ばかりです。 読んで損はありません。 もちろん得は少ないです。 読む労力が大変だと思います。
0投稿日: 2007.07.07
powered by ブクログ確かにこれはスゴ本。僕はミーチャとイワンに共感できたなぁ…胸を叩いてうそをつく人間とか、紳士との対話とか。とにかく、この人間心理の坩堝はすさまじい。でも、中高生の頃じゃあ理解できなかったかもしれない。【070328新/070617】
0投稿日: 2007.06.18
powered by ブクログ神はいるのか。何故神はいるのか。何故君の中に神はいるのか。 神とは誰か。人とは何か。罪とは何か。赦しとは何か。 冗長すぎる感も否めないが、読み飛ばしては大切な文章も飛ばしてしまう。 時間をかけてでもしっかり読めば、また一つ貴方の中に疑問が増えることだろう。
0投稿日: 2007.06.12
powered by ブクログ物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作
0投稿日: 2007.05.24
powered by ブクログ長老「肝心なのは、おのれに嘘をつかぬことです。おのれに嘘をつき、おのれの嘘に耳を傾ける者は、ついには自分の内にも、周囲にも、いかなる真実も見分けがつかなくなって、ひいては自分をも他人をも軽蔑するようになるのです。」
0投稿日: 2007.05.06
powered by ブクログロシアの泥臭い感じ、階級格差、街の人々やその生活が非常に生々しく伝わってくる。一人一人の人物描写も卓抜。すでに何度も読み返しています。
0投稿日: 2007.05.03
powered by ブクログイワンによる世界で最も誠実な無神論に刮目せよ。法廷サスペンスを主軸とするハリウッド映画的な楽しみ方も、アリ。
0投稿日: 2007.03.17
powered by ブクログ意外にも初のドフトエフスキー。 それよりも初のロシア文学かも。そして久しぶりに外国文学。 上・中・下と分かれているうちの一冊目なので、物語全体はまだ見えてこない。 キャラクターはどれも個性的であり、細かく描写されている。うーん、人間関係が複雑だなぁ……。 それにしても、「カラマーゾフ」の人間は強烈過ぎ。 ロシアという国、その歴史や国柄、更には宗教について学んでいたなら、もっと深く理解できるんだろうなぁ。 以下の巻も楽しみなので、今は星3つ。
0投稿日: 2007.02.18
powered by ブクログ頭のなか飽和する感じで、読後かなりもってかれました。とっつきにくい作品ではあるけど、 読みはじめると面白く、やめられない。 人間の性質とか、宗教のあやうさとか、主題は多くの人が持っていると思います。 私にとてのそれは赦すという事でした。
0投稿日: 2007.02.14
powered by ブクログこれは本当に凄まじい本。ページをめくったら止められなくなり、6日間徹夜で上中下を読みました。大審問官で打撃を受けて、今までの宗教観がガラリと変わりました。帯にも書いてある通り、本当にテキーラみたいな小説です。
0投稿日: 2007.02.07
powered by ブクログ読み終えるのに、かな〜り時間がかかった。期間にして約一ヶ月くらいってところか。 とっつきにくいのは確かな本やと思うけど 19世紀に書かれたとは、思えないような 人間の描き方or関係、心理描写が面白い。 心に響いてくる言葉も、たくさんあり、 考えさせられることも多い。 うわさの「大審問官」は途中で集中力が切れてしまい、ちょっとわかりにくかった。 なんとなく、言いたいことはわかるけど。。。みたいな感じ。 読むんがちょっとしんどいな〜ってのが本音。
0投稿日: 2007.02.01
powered by ブクログまだ、上巻だけではなんとも言えない…。でも、後半の老審問官の話の中に出てくる自由についてのストーリーに興奮した。中巻に期待したい。
0投稿日: 2007.01.12
powered by ブクログ上・中・下巻ありますドミートリィ、イワン、アリョーシャ、性格がまったく異なる3兄弟とその家族たちの物語。次から次へと修羅場が展開する。特定の女をめぐる鞘当、遺産相続、酒に借金…と生活に直結したごく卑俗な問題から、生と死、宗教、社会問題、果ては殺人事件まで、話題の及ぶ範囲は多岐にわたる。人生の哲学小説。未完なのが残念。有名な『大審問官』の章…次兄のイワンが最愛の弟・アリョーシャに語って聞かせる抒情詩はこの巻にある。この小説の思想では最大の見所ともいえるので、繰り返して読むべしです。神は存在するのか?神の与えた自由と愛を否定するイワンのツンデレっぷりに萌えた。どーーでもいいけど さくらんぼのジャムが気になる
0投稿日: 2007.01.10
powered by ブクログ買った本。すごいすごいと評判なので読んでみたら本当にすごかったが解説できない。小説なので内容は伏せる。
0投稿日: 2006.12.30
powered by ブクログ三部作の最初のためそれぞれの人間の考え方や神のあり方などが長々と書かれているが、ほとんどが会話なのですらすらと読んでいける。神や人間について考えさせられた。
0投稿日: 2006.11.01
powered by ブクログ「上巻3ヶ月,中下巻に3日 by 金原ひとみ」の謳い文句に惹かれて購入.村上春樹の作品でも度々兄弟が引き合いにだされていたのも即購入を決めた理由かも.
0投稿日: 2006.10.01
powered by ブクログある晩、突然カラマーゾフ家の父親が殺害された。 その犯人は誰で、その動機は一体何だったのか?という、ちょっとミステリーっぽいテーマ。ただ、普通の推理小説とは違い、そこに至るまでの関係者についての人物設定と性格描写がとにかく長い。物語の7割ぐらいは、その前置きに費やしていると言っていいと思う。 事件が起こるにあたって、事件の関係者がどういう人たちであったかや、その当時のロシアがどういう時代であったかについて、説明を細かく丁寧に重ねて、それを積み上げた後に一気に畳み掛けるような勢いがある。 三男であるアリョーシャが物語の主人公とされているけれども、アリョーシャは善良で裏表がないわかりやすいキャラクターで、それほど面白味がある存在ではない。 それよりも、殺人の容疑者である長男のドミートリィが複雑なキャラクターで謎が多く、果たして高潔な人間であるか、それとも低俗な人間であるのかはっきりとしない。検事のイッポリートは、ドミートリィが示す、光と陰とを同時に併せ持つ姿について「現代ロシア的矛盾である」という指摘をする。 常に話しの主題になっているのは宗教(キリスト教)だ。登場人物はすべて、その形は違えど皆、神を意識して、畏れながら生活をしている。背徳的なことを口走ったとしても、その次の瞬間には赦しを求めるような敬虔さがみんなの心の裡にある。 作品では、ちょっと大げさで芝居がかったやりとりが多いけれど、その中にはいい言葉や、面白い表現がたくさん現われる。それを拾い上げることを目的として読んでも、充分に楽しめる小説だと思う。 「この世のだれもが、何よりもまず人生を愛すべきだと、僕は思いますよ」 「人生の意味より、人生そのものを愛せ、というわけか?」 「絶対そうですよ。兄さんの言うとおり、論理より先に愛することです。絶対に論理より先でなけりゃ。そうしてこそはじめて、僕は意味も理解できるでしょうね。僕はもうずっと以前からそういう気がしてならないんです。兄さんの仕事の半分はできあがって、自分のものになっているんです。だって、兄さんは生きることを愛しているんですもの。」(p.578) かりに神が存在し、神がこの地球を創ったとすれば、われわれが十分承知しているとおり、神はユークリッド幾何学によって地球を創造し、三次元の空間についてしか概念を持たぬ人間の頭脳を創ったことになる。にもかかわらず、宇宙全体が、いや、もっと広範に言うなら、全実存がユークリッド幾何学にのみもとづいて創られたということに疑念を持つ幾何学者や哲学者はいくらでもあったし、現在でさえいるんだ。俺の頭脳はユークリッド的であり、地上的なんだ。だから、この世界以外のことはとうてい解決できないのさ。お前にも忠告しておくけど、この問題は決して考えないほうがいいよ。アリョーシャ、何よりも特に神の問題、つまり神はあるか、ないかという問題はね。これはすべて、三次元についてしか概念を持たぬように創られた頭脳には、まるきり似つかわしくない問題なんだよ。(p.590) お前に言っておくが、人間という不幸は生き物にとって、生まれたときから身にそなわっている自由という贈り物を少しでも早く譲り渡せるような相手を見つけることくらい、やりきれぬ苦労はないのだ。だが、人間の自由を支配するのは、人間の良心を安らかにしてやれる者だけだ。パンといっしょにお前には、明白な旗印が与えられることになっていた。パンさえ与えれば、人間はひれ伏すのだ。なぜなら、パンより明白なものはないからな。(p.640)
0投稿日: 2006.09.01
powered by ブクログロシアの時代を描いた読むのに時間のかかる本.洋訳だが表現が豊かだった.金,女,酒のどうしようもない父親とその息子3人を中心として進む.今まで読んだ本より出てくる人物の心理や背景が非常に細かく記されてるのでセリフや行動に納得して読める.神への懺悔や冒涜の話とかも.成長した息子達と父が
0投稿日: 2006.08.29
powered by ブクログそういや読んでないわ・・・と思って最近読みました。一気に読めて面白かったけど、ロシアの作品っていつも登場人物の名前を覚えるのが一苦労よね・・・イワンのどうしようもなさが気に入りました。
0投稿日: 2006.07.14
powered by ブクログロシアの小説って登場人物の名前覚えづらい…馴染むまで時間がかかるね。上巻のラスト、イワンの叙事詩は結構好き。この叙事詩のおかげで、あと二冊、読み通せる気がしてきた。
0投稿日: 2006.06.30
powered by ブクログ未完の大作。3人の兄弟とひとりの私生児。殺された父親、大審問官の話、臭いだす長老・・・ミステリ要素も満載!!
0投稿日: 2006.06.25
powered by ブクログ民族的な常識はずれとか、いちいち言葉がすごい。ドストエフスキー…侮れぬ…。 フョードルをどのように発音するのかが気になってしょうがない。馬鹿ですいません。
0投稿日: 2006.06.13
powered by ブクログ図書館で貸してもらったので古い装丁でした。今のに比べると文字がだいぶ小さいです。読んでいるうちにだんだん文字が大きくなります。ロシア人は格闘家しかビジュアルが思いつきません…。
0投稿日: 2006.06.02
