
総合評価
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powered by ブクログキャラクターの個性がとても魅力的 恐れ多いと思いつつも、訳がもう少し現代寄りのものが読んでみたいと思った。
0投稿日: 2021.11.20
powered by ブクログホームズとワトスンの出会い、そしてホームズの冷静な推理を存分に楽しめる作品。ホームズ好きなら読むべき傑作だと思う。
9投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白くてスラスラ読んでしまいました。 トリックや犯人探し、と言うよりも“シャーロック・ホームズ”という男の人間性を楽しむ為の作品です。 名探偵の言葉に対して、もやもやして、やきもきして、呆れて、笑って、驚いて、時々イラッとして、また笑って、驚かされる。彼の周りの人間に同情を禁じえない1冊。 ラノベで育った若者の感覚で言うと、年代を感じる文ではありますが読み辛いというほどでもありません。むしろ、芝居がかった口調がシャーロックらしいと感じられるかと思います。 ↓↓【ネタバレ注意】↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ■タイトルについて この作品を読む前、私はタイトル的に化学者でもあるシャーロックが、自身の研究を通して事件を解決する物語だと勝手に思っていた。 ですが実際は、愛する人を失った男のよくある復讐譚。 1部4章の終盤でシャーロックがワトスンに、「君と出会えたことで僕はこんなに面白い事件に出会えた。」的な事を言っていた。 その前後から察するに、「緋色の研究(A Study in Scarlet)」というのは、シャーロックの目的であり、彼自身の在り方なんだろうと思う。 犯罪の糸を解きほぐすのが物語の根幹なら、ホームズシリーズというより、緋色の研究シリーズと呼ぶ方が正しく感じられる。というか、私がそう呼びたい。好き。 ■シャーロックについて イメージしていたのはインテリジェンスな香り漂うミステリアス英国紳士。しかし、その想像は序盤の序盤から破壊されることになった。 自信家でプライドは高いが、かなりストイック。 知識の整頓に関してとても潔癖であり、歩く犯罪辞典と呼ばれるほど博識。その並外れた論理的思考力と、観察力はまるですべてを見通しているよう。 その一方で、薬品の研究に没頭するあまり指を絆創膏だらけにしたり、殺人現場でニコニコしながら床に這いつくばって捜査をする姿はまるで子供。 思考を邪魔されると機嫌が悪くなったかと思えば、演奏会が楽しみだと辻馬車の中で急に歌い始める名探偵。情緒大丈夫か?? 間違った犯人を追う警部を褒めそやし、持ち上げ、煽りに煽る。もしかしたら本人は煽っているつもりはないかも知れないが、間違いであると確信しながら警部の推理をべた褒めするのだから間違いなく性格は悪い。 捜査協力に赴いたはずなのに、思わせぶりな発言のみで肝心なことは語らず、かと思えば突飛な言動で周りを振り回す。もうだめだと詰んだかと思えば、「紹介するよ。彼が犯人です。」と爆弾を投下してくる。 そりゃワトスンだって思わず遠い目をしたくなるだろう。 それでも憎めないのがシャーロック・ホームズという男で、憎めないところもまた憎たらしい。
5投稿日: 2021.09.16
powered by ブクログ初めてシャーロック・ホームズを読んだ。 時代背景として、警察の捜査方法やミステリ文化など現代と比べると大きく乖離する部分もあるが、 現代でも楽しく読める一冊。 倫理観的に「ん?」と思う部分(犬のくだり)などもあるが、 今よりも謎を挟める隙間が多く、それこそが現代にはない推理小説の面白さになっている。 殺害に至るバックボーンも非常に胸に刺さり良かった。 映画なども見てきていないので、ホームズがこんなにも変わり者で感情豊かだとは思わなかった。 少し前に見た【モルグ街の殺人】や【黄色い部屋の謎】などもそうだが、 特異なキャラクター、洞察力と論理的思考から成る軽微なヒント、そこに対峙する大きな謎に、 心ときめかせ、頭を悩ませ、期待を膨らませながら惹かれていった当時の読者の気持ちを体験出来た気がする。
7投稿日: 2021.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初シャーロックホームズ。 とても面白かった。 鋭い観察眼、そして無理のないロジカルな推理。 ホームズの推理を下に書いてみる。 雨が降っていた時間や、馬の跡があることから、犯人は馬車で来たのだと分かる。だが、ここに到着してからは、馬の足跡はまるで馬がテキトーに歩き回ったかのようだ。よって、馬車の操者は家に入ったのだろう。だが、被害者は操者ではないので犯人が操者だ。 足跡の幅から、犯人は高身長だと分かる。 血が垂れいてるが、被害者に傷はないので、犯人の血。犯人の足跡と血の跡が合っているため、鼻血だと推測できる。鼻血が多い。→犯人は赤ら顔。 推理される人物像に一致する人物が犯行後、一度戻ってきている。おそらく現場に落ちていた指輪を探しに戻ってきたのだろう。→女関係を調べれば何かわかる? やはり見事な推理。しかもこのロジカルな推理を200年前にやったのだからよりすごい。 次作も楽しみ。
2投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログミステリ好きでありながら、今までコナン・ドイルやアガサクリスティーの作品を読んでこなかったので、読んでみないとな…と思い購入。 結果、やはり名作は名作なのだと思った。 目立ったトリックがある訳ではないが、短い中にテンポ良く繰り広げられる推理劇や人間模様がしっかり描かれている。基本的にはシンプルにまとめられている内容だが、その中にホームズのキャラクターがスパイスとして効いており、面白さを引き立てていると感じた。 また別の作品も読んでみようと思う。
1投稿日: 2021.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コナクラとして1度は読みたかったので読んでみたのですが、最高に面白かったです。事件が起こり、そこからホームズが見当はずれの推理をしてる人たちをあざ笑うかのような推理は見てて痛快でした。そのあと2部になり最初は物語が唐突に切り替わったのでよくわからなかったけど、復讐するための理由がどのようにしてできたのかを表現した描写がとてもとてもリアルで読んでて飽きず面白かったです。そしてさすがに殺人の犯人に同情するような内容でした。次は四つの署名を読みたいと思います。
1投稿日: 2021.05.28
powered by ブクログシリーズで一番最初に手に取った作品だったということもあり、中盤から突然舞台が変わった時には頭の中が?で埋め尽くされましたが、最終的にはスッキリした終わり方で納得がいきました。 ホームズの推理力にも圧倒されます。
5投稿日: 2021.05.21
powered by ブクログホームズシリーズの1作目で、以前から気になっていてようやく読むことができました。 やはり1作目からホームズのキャラが濃いですね。変人っぽい感じがすごく出ています。 殺人事件が起こって、捜査が始まって、というお決まりのパターンがありながら、第二部ではガラッと舞台がアメリカに変わって、戸惑いを覚えました。 (途中までは「もしや別の短編か?」とすら思った) ですが、最後まで読んで納得です。 この構成が素晴らしく、むしろ、第二部の後半から、さらにおもしろくなってきました。 1作目から名作だったのですね。
3投稿日: 2021.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
展開が重なりすぎて非常に面白かった。劇中劇というか。 ワトソンの存在は発明だなーと思った。門外漢の彼がいることで読者の感情移入先を一手に引き受けているし、結果、臨場感が生まれる。 推理を小出しにするのも面白かった。殺人の謎に加えて、なぜそんな推理になるのかという謎も加わる。 当時はイギリスで全然流行らなかったそうだけれど、たしかにシェイクスピアの国では、このドラマ性だと物足りないのかも。 ・・・ ラストは、犯人は逮捕後胸が破れ死亡、手柄は刑事たちのものになって終わり。
2投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログやはり、シリーズ第1作ということで、ホームズとワトスンの出会いを知ることが出来たのが、単純に嬉しかったです。 そして、さっそくホームズがワトスンを必要としているエピソードがいくつか入っているのも見所で、ワトスンに探偵術を褒められた時だけは、素直に照れるホームズ(笑)に、今回の案件に誘ってくれたワトスンに対して、真面目な感謝の言葉を述べるホームズと、いいコンビぶりが、既に垣間見えます。 また、発表当時、この作品への反響がほとんど無かったとの事ですが、仮にホームズの前知識が無いとしても、観察に基づいた理論的な推理ものとして、充分楽しめる内容だと思います。伏線も効果的に入っているし、個人的には、ホームズの分析的推理の説明に、すごく腑に落ちるものがありました。 それから、二部構成という少し珍しい展開になっているのが、おそらく一番のポイントかと思うのですが、私は良かったと思います。法的にどうこうというのがあるのは分かるけど、それでも加害者への目線が優しいと思わずにはいられなかった。
22投稿日: 2021.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
This is one of the best book, I’ve ever read in my life!読了後にそう叫びたくなる!この本がシャーロック・ホームズの推理本だということを忘れさせる内容だった。犯人が背負う暗い過去、そして壮絶な復讐劇。まるで「モンテクリスト伯」を読んでいるようだった。表紙絵の色が緋色。この色合いが内容と合致して何とも言えない重厚感。復讐を成し遂げるまでの犯人の人柄や生活、憎悪、追跡。この場面を緻密に描写し、犯人に対する復讐を遂げてほしいと思う自分がいた。
30投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログこの作品自体は面白かったです。しかし、この作品にハマったというよりシャーロック・ホームズという登場人物にハマったという感じです。 彼の推理は驚嘆させれるものばかりだったので、これからもシャーロック・ホームズシリーズは読もうと思います。
2投稿日: 2021.02.22
powered by ブクログこれだけコナンファンを公言しておいて、実はホームズ作品を読んだことのない雑魚でした。やっぱ好きな人の好きなものは知っておかないとね。コナンファンとしてではなくミステリーファンとして続きが気になるくらいには面白かったです。
1投稿日: 2021.02.19
powered by ブクログ小説の半分くらいでホームズが推理を完成させてしまい、そこから誰の話?となりましたが、物語の終盤で糸がつながります。 ホームズの鮮やかな推理、当事者たちの過去。 いやぁこれは面白い!!!! 次は早速4つの署名を読みます^_^
2投稿日: 2021.02.12
powered by ブクログ初めてのシャーロック作品。 ホームズが鮮やかに真相まで、たどり着いていく 過程は読んでいてとても気持ちの良いものでした。 犯人にもしっかりと感情移入できて この世界観にどっぷり浸かることができました。 次作の4つの署名も読みます。
1投稿日: 2021.01.31
powered by ブクログ流石に良いミステリー。 小学生の頃、図書館で借りて読んだ覚えだけが ずっと記憶に残っていたけれど 一体どんなストーリーだったかは ハッキリと思い出せなかったため、再読。 今作は、ホームズとワトソンが出会うシーンから 一事件を解決するまでが描かれている。 章が変わってしばらく読み進めるまでは 「あれ!?別の話が始まった!? 短編小説ではなかったよね!?」と不安に思ったが 事件の背景を説明するための章で納得したし この章のおかげで事件に深みが増したと思う。 文庫本だとページ数200ページという ライトな作品だけれど読み応えはかなりある。 が、難解な事件を徐々に解き明かしていく、 というよりは淡々と説明されていく、に近いので 生粋のミステリー好きには物足りない可能性も。
2投稿日: 2020.12.29
powered by ブクログ大体のトリックや犯人は事前に知っていたのですが、その描写の緻密さに驚き、「原典を読んでよかった」と感じました。シャーロック・ホームズを題材にした作品は世の中にたくさんありますが、やはり原典がカッチリ固まっているからこそ「面白い」と感じるんですね。 あまり長くない作品なので、シャーロック・ホームズに少しでも興味がある人はぜひ。ちなみに、『緋色の研究』でのホームズは意外と常識人のように感じましたよ。実際に会いたいとは思いませんが。
1投稿日: 2020.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価の基準としては推理小説として読んだ時の評価。ヒューマンドラマとしては星を4つつけられるほどだった。2部では犯人の復讐劇の背景が何の前触れもなく急に語られるため、なんのことや?と置いてけぼりになりかけたが、犯人の振り翳す正義の鉄槌に心打たれた。ヒューマンドラマとしてはかなり高い評価ができる。 一方で推理小説としては微妙であり、推理小説としては当たり前である複数人の容疑者のうち、証拠や動機・アリバイを整理して犯人を追い詰めるという過程が一切なかった。犯人があまりにもポッと出なキャラクターであったため、推理小説としての面白みは感じられなかった。
1投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ装丁がきれいで、手に持つとなんだか自慢したくなるような本。職場の同僚や友人がシャーロックホームズは面白いと話してくれていたが、なかなか読めていなかった。 読んでみると、想像していた推理小説とは違い少し驚いた。突飛なトリックを暴いていくようなものではなく、現場に残った痕跡や物などから状況を読み解き、自分の知識と絡め問題を解決して行く。なんとなく、メンタリストみたいだなと感じた。 同僚や友人は同い年だが、もっと昔にこの本を読み、いろんな事を感じていたのか。そう考えると不思議な気持ちにもなり、ちょっぴり羨ましい。
0投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もともとドラマ「Sherlock」のシリーズを見て原作を読み始めました。 ドラマシリーズは21世紀のロンドンが舞台で、原作の舞台は19世期末だったので、登場人物の職業や街の描写に、その違いが感じられて面白かったです。また、シャーロックの推理も、ドラマ版では超人離れしていたのですが、原作はもっと人間寄りといいますか、現実味がある感じがしました。 1章で犯人が判明し、犯行方法も不明な状態で、2章で一気にモルモン教の話に変わり、不思議な感覚でした。全く違う話が展開されて、それはそれで面白くてスリリングで、あっとゆうまに読み進めてしまいました。しかし、その2章からの物語も最終的には1章の話に繋がっていました。犯人の生い立ちだとも思わなかったですし、2章が終わる頃には犯人に完全に感情移入してしまっていました。 シリーズで読み進めていきたいです。
0投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログ自分が好きな世界! 1度読みましたがまた読みたくなって読み始めました。 ホームズには驚かされてばかりです。 さえわたった観察眼を身につけたい。
0投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに読んだが、非常に面白い! このようなミステリー系統の小説はどちらかというと小中学生向けと思っていたが、個人的には大人になっても楽しめる。 前半で主人公シャーロックホームズの異質性についてワトソン博士からの観察、後半にてモルモン教徒と二部構成になっている。前半も犯人に至るまでの過程、ホームズ個人の特異性が非常に面白いが、後半の話もドラマチックにできている。
0投稿日: 2020.05.20
powered by ブクログずっと読みたかったシャーロック・ホームズシリーズにいよいよ手を出しました。原作の雰囲気に近い堅苦しい文章で読みたいなら新潮文庫が良いと聞いたのですが… 確かにその通り。 以前、BBC制作ドラマの『SHERLOCK』を観たことがあったので、なんとなく事件の流れを掴みながら読めました。翻訳本を読み慣れていないと少し違和感があるかもしれません。でもそこまで難しいわけではないので、今回の長編『緋色の研究』が読めたのなら今後の短編集はもっと楽に読めるかも… と楽観的にとらえています。
0投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ第二部からガラリと内容が変わり、何かしら事件につながるんだろうと思いつつもいつの間にかホームズたちのことは忘れて読んでしまい、気がついたら事件の真相にたどり着いていた、そんな感覚で、とても驚きました。残虐な事件だけど、その裏側には正義があり、愛があり、、複雑な気持ちになりました。さすが読み継がれている名作だけあって、とても引き込まれました。続きも読もうと思います。
0投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログなるほどなぁ ホームズかっこいいわ。新一が狂ったように推してるのも分かる 読者に推理をさせる気が余りないってことと、モルモン教徒の話の方が興味深くなってしまったことは気になった ただホームズかっけーって作品としては満点
0投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログワトスン博士の回想録から入り、最後またワトスン博士の回想録で終わる。 途中話がどう繋がるのが、興味深く読めた。 ただ、復讐に燃える男の生き様が私にはとても悲しくて切なく感じた。
5投稿日: 2020.04.13
powered by ブクログ犯人側につくミステリーを読んでいたから、 こう、探偵の視点で進んでいく話は読みやすくて楽しい。 大昔からありファンもついているホームズ作品を初めて読んだ。早慶レベルの高い私立では、ホームズファンの先生が受験の問題として出すこともあるらしい。ホームズを読んだというだけで少し達成感があるが、まだ魅力に引き込まれてはいないみたい。読み進めてまた1話に戻ってきたい。
0投稿日: 2020.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャーロックホームズとワトスンの出会い。第1作目。 グレグスン刑事から、ホームズのもとに手紙が届く。ある空き家でドレッパという男性の遺体が発見されたという。 遺体は外傷がないが、周りには血痕が残っていた。現場には女性の結婚指輪が発見され、壁には 「RACHE」という血文字が残されていた。そして、ドレッパの秘書であるスタンガスンもホテルで殺されていた。 二部構成となっていて、一部は、ホームズが馭者である犯人を捕まえて「さぁ、みなさん!彼が犯人のホープです!」というところは、ワクワクしました。スマート!かっこいい。でも、私もワトスンと同じくポカン。え?なんで?馬車の人、犯人なん?となりました。 二部は、アメリカの砂漠で生き絶えそうな男性ジョンフェリアと少女リウシからはじまります。この2人はモルモン教徒の開拓者に救われます。モルモン教徒になることを条件として。 この少女と恋に落ちたのが、ホープです。しかし、モルモン教でないホープとの結婚は許されなかったのです。 長老の息子ドレッパかスタンガスンの妻になるよう、少女は連れ戻され、フェリアは殺されます。リウシもすぐに亡くなってしまいます。 ホープは、復讐のために、2人の命を奪うために、何年も彼らを追いかけるのです。 過去の話を読むと、犯人や殺された父娘がかわいそうで、なんだか切なくなりました。 短編集もおもしろいけど長編小説の方がやっぱり好きかな。久しぶりのシャーロックホームズシリーズは楽しくてまだまだ読めそうです。
0投稿日: 2020.03.06
powered by ブクログ途中で突然全然違う話が始まったと思ったらどんどん窄まって犯人に辿り着くという完璧な構造、初めて読んだシャーロックホームズシリーズだったけれど面白くて止まらなかった…早く次読もう…
2投稿日: 2020.02.03
powered by ブクログ文学の知識―皆無、哲学の知識―皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンを巧みに奏する特異な人物シャーロック・ホームズが初めて世に出た、探偵小説の記念碑的作品。
0投稿日: 2020.01.19
powered by ブクログ家に置いてあった本。 高校生の時に読んだが、久々に読みました。 ホームズとワトスンの出会いとホームズの論理的、科学的な推理が描かれている。 圧倒的なホームズの推理力を、読者と同じ目線の助手ワトスンがいることでいい具合に説明してもらえる。 犯人の動機についてのストーリーが長すぎるのではとは思った。
0投稿日: 2020.01.02
powered by ブクログ大好きなシャーロック・ホームズ第1作。 映画も様々あるけど、ホームズとワトスンの出会いはやっぱりこれだなあとつくづくおもう。
3投稿日: 2019.11.09
powered by ブクログ前々から名前だけは知っていたシャーロック・ホームズシリーズにやっと手を出しましたが、文体がとても読みやすく、面白かったです。 ホームズが思っていたよりひねくれた人物なのかな?という印象でしたが、実力が伴っているものなので誰にも文句は言えませんし... こんなに軽く読めるならもっと早く手を出せば良かったです。次の話もどんどん読むぞ〜
2投稿日: 2019.09.26
powered by ブクログ記念すべき名探偵シャーロック・ホームズの初登場作品だが、私は今回初めて読んだ。 で、感想はと云えば、これが思った以上に凝った構成になっていることに驚いた。黄金期もしくはそれ以前の推理小説は事件の起きた時間軸上を登場人物が右往左往し、やがて真相に辿り着くという趣向がほとんどなのだが、本作は犯人発覚後、いきなり昔の西部開拓時代へ移行し、動機に至るエピソードが語られる。これが短編小説並に素晴らしいのだ。 このような革新的な構成をもって現れたホームズ。今に息づく真価が見えたか!
18投稿日: 2019.09.23
powered by ブクログ再読ではあるが、全く覚えていなかった。 特に動機がこんなに人間臭い感情にまみれていたことに、あらたな新鮮さを覚えた。若いときはロジックにばかり目が向いて感情の部分はすっ飛ばしてしまっていたんだろうな。このデジタルAI時代からみると逆に解けないなぞのような気がする。
2投稿日: 2019.06.15
powered by ブクログ以前に1度読んだことがあったが、今回読み返してみると、細かい所に気づいてまた楽しく読めた。馬車やゴールドラッシュなど、その時代背景も分かった上で読むとさらに楽しめた。シャーロック・ホームズシリーズはまだ全作は読んだことがないので、ローマ人の物語シリーズと並んで、読破したいシリーズである。
2投稿日: 2018.12.31
powered by ブクログ子どもの頃読んだはずなのに全く思い出せなかった。複雑過ぎたのかもしれない。本著は2部構成で、1部はイギリスでの事件から犯人逮捕までの事実、2部が別の作品かと思われるような導入でアメリカでの話が展開する。構成と胸のすくようなスマートなホームズの立ち居振る舞いに130年経った今の読者も快哉を得るだろう。2018.12.18
2投稿日: 2018.12.18
powered by ブクログ恥ずかしながらこの年になって初めてよむ「緋色の研究」。ホームズ物は子供のころポプラ社か何かのシリーズでいくつか読んだくらいで、後はほとんどテレビドラマ知識(笑)。なんとなく思い立って、きちんとした訳の本も読んでみようと思って、手始めにシリーズ最初の本作を手に取ってみた。 読み終わった結果、訳文がいささか年代物なのを差し引いても十分面白い。二部構成になっているのも知らなかったが、特に後半のアメリカでの出来事がまったくの冒険物語で手に汗握る。このあとこの人たちはどうなっちゃうんだろう、とページをめくる手が止まらなかった。ドイルおそるべし。 鮮やかな推理で19世紀末の読者に鮮烈な印象を残したであろうホームズ、その完成したスタイルは21世紀の我々をも十分に魅了する。これで私もシャーロキアンの入り口に立ってしまったかもしない。さて、次は「四つの署名」でも読もうかしら?
2投稿日: 2018.11.09
powered by ブクログ1950年代の訳を1990年代に修正したらしく、おかげで非常に読みやすい。その後更に新潮文庫は装丁を一新、意匠を凝らしたカバーはかなりお洒落。大きくなったフォントサイズは読みやすいが厚くもなるので痛し痒し。 あまりに古風すぎる訳は直したとあるが、ちょいちょいヴィクトリア朝の風を感じる。男性の物言いが基本的に柔らかく紳士的で、世間(というより語り手のワトソンが)格調の高さを重んじている辺り。 この顧問探偵についてはジェレミー・ブレッド版から入り、原作を読み、カンバーバッチ版を観ている。 原作が一番面白い。ホームズの魅力を余すところなく味わうには原作が一番と思う。実験の成功に子どもみたくはしゃいだり、相手の反応お構いなしに熱く自説をぶったり、犬に例えられたり、結構感情の振れ幅が大きかったり、アイコンとして世間に出回っているホームズ像とは違う血の通った探偵を実感できる。ふと読みたくなって引っ張り出すと、なかなか読むのを止められない。 ホームズという人物があまりに濃いため、事件のあらましの方は些か味が薄く感じて記憶にあまり残らない。おかげで何度読んでも新鮮に楽しめるのはお得だが、モルモン教会のくだりはホームズが全く絡まないので冗長に思える。
2投稿日: 2018.09.24
powered by ブクログシャーロックホームズの冒険を読んで面白かったので購入した一冊。序盤はホームズの登場シーンとかワトソンとの出会いとか一作目ならではの面白さがあった。内容としては"冒険"の方が読みやすかったし、トリックも秀逸だった気がした。 "4つの署名"もすでに購入済みなので噂に聞くワトソンのけがの位置も気にしつつ読みたい。
3投稿日: 2018.08.18
powered by ブクログ遂にこのシリーズを読み始めた。 ドラマや映画ばっかり見ていたので、割と推理はあっさり終わらせてるんだなと言う印象だった。 あとシャーロック結構表情豊かだし人当たりも良さそうだった。 後半の話がメインなんだろうな、かっこよかった。
2投稿日: 2018.07.02
powered by ブクログとても今更ながら、シャーロック・ホームズのシリーズに手をつけてみた。すこし文語的だとは聞いたけれど、読むのに手間取るほどではなかった。というかさくさく読めた。面白かった。
2投稿日: 2018.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャーロック・ホームズは本で読んだことがなかったので面白かった。キャラクターが完全にモリアーティの漫画で再現されている。 動機の部分が長くて読み応えあった!
2投稿日: 2018.04.20
powered by ブクログ批判もいろいろあるようだが、古い作品だしこれはこれでいいと思う。 読者に推理の余地なくホームズの神がかった推理を見せられるというのはその通りだが、求めるものの違いであって作品として批判されるものではないかな。 途中、誰も見ていないはずの三人称の物語に変わるところは確かに奇妙だと思ったけど。
2投稿日: 2018.03.19
powered by ブクログそりゃシリーズになるわ ってくらい圧倒的に面白い。 犯行の背景にある出来事を 突然場面が切り替わって徐々に ホームズ達が取り組む事件はとつながっていく流れが好き。
2投稿日: 2018.03.18
powered by ブクログ探偵小説の金字塔。早めに犯人がわかり、その後に犯人の動機を展開する構成は読みやすかった。また、今まで見てきた探偵モノの犯人当てとは全然違うことに驚きを覚えた。
2投稿日: 2018.01.06
powered by ブクログ言わずと知れた推理小説の金字塔。初、シャーロックホームズ。 名作だけあっていろいろな出版社から出ているシリーズ。どの訳で読むべきか悩んだが、古風な文体と言われる新潮に決定。(表紙につられたのもある。かっこいい) 確かにかなり古風な文体だった。あとがきによると、これでも改版にあたって「種々の古風すぎる表現も多少改め」られたらしいが。 正直言って読みやすくはないが、昔ながらの「探偵小説」の雰囲気を味わうことはできたかな、と。 内容について。 びっくりしたのが、ページの半分はホームズ出てこないということ。こんなに犯人、被害者サイドの物語が重厚に展開されるなんて。犯人たちの背景が巧みな描写と歴史的・文化的背景によって裏打ちされているので、すっかり感情移入してしまうというか、ただただ感心してしまうというか。犯人の結末もいいなあ。「どんな理由があっても殺人はダメ」みたいな、道徳的結論になっていないのがいい。 結末も含めて、話の随所に出てくる価値観はキリスト教的なものなのかな。神の審判というか。 ミステリーという観点だと……うーん。私はミステリーにあんまり詳しくないけど、トリックとか展開はそんなに凄いものではない気がする。どんでん返しとか、やられた! とかまさかそんなやり方が……みたいな感想は抱けなかったから。ミステリ以外の部分のストーリーとキャラクターはよかったのだけれど。 そう、キャラクター。やはりというか、キャラ小説としては秀逸。やっぱりいつの時代も魅力的なキャラクターが出てくる小説がウケるんだなあ。愛すべき変人というのはいつの世でも人気がありますね。
2投稿日: 2017.12.09
powered by ブクログシャーロックホームズシリーズ第一弾ということで、足かけついでに読みました。ホームズのキャラクターがなんていうか…結構…いやなやつなんだなっていうのに笑いました。よく喋るし喋ってほしいときは喋んないし面白すぎる。不勉強なので時代背景があんまり理解できず、モルモル教てなに…て感じでした(モルモン教でした)。
2投稿日: 2017.11.28
powered by ブクログ第一部も第二部もそれぞれ読みやすくて面白いが、このやり方は推理小説としてはどうなんだろうとも思う。 しかしまあ、話として面白い。 まだホームズのキャラにそぐわぬ言動があったり、或いは後世に生まれた数々の探偵の原型ともいえるところが多々あったり、とにかく、ここからはじまったのだなあという感慨がある。
3投稿日: 2017.11.15
powered by ブクログこれまた大逆転裁判の影響で。というか、子供の頃に読んでおくべき本の取りこぼし拾いの一環。小学校の図書室や学級文庫に置いてあったのは子供向けの簡略化された児童書ばかりだった。やはり一度はきちんと読んでおかねばとずーっと気に病んでいた(笑) ホームズとワトソンの出会いや、巻尺や拡大鏡を使用しての捜査、グレグソンとレストレードの間抜けぶり等が確認出来てよかった。言われ尽くされている齟齬もその通りだと思う。 大逆転裁判2では実にScarletを効果的に使っているので、興味のある方は是非プレイして欲しい。 文脈からStudyはやはり習作だと思うが、タイトルとして定着した研究に統一されるのは日本のお国柄か。
2投稿日: 2017.09.10
powered by ブクログホームズとワトスンが出会うシリーズ最初の小説。第1部は私立探偵として事件の真相に迫るホームズを描くが、第2部では事件の原因となった過去の顛末を綴るという、今読むと面白い趣向の推理小説となっている。コナン・ドイルのような天才的なクリエーターの常だが、初めは本国イギリスで反響がなかったというのが残念である。本作は復讐劇を主題とした長編小説で、欧州と米国が当時としても近しい地理的関係にあったことを感じさせてくれる内容となっていた。もちろん物語として秀逸でもあった。
2投稿日: 2017.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホームズシリーズ再読中 シャーロックホームズの冒険、のあとがきで おすすめ読む順が紹介されていた。 うおっ、一番は緋色の研究なのかーっと、 早速こちらを。 題名通り緋色の表紙。 ホームズとワトソンの一番最初の事件。 ルームメイトになったくだりから。 犯人逮捕~な直後から始まる死にそうな一人の男と少女の場面に何が始まったんだ?と一瞬戸惑う。 結局はこの事件の発端になった出来事の話だったわけだが、 あまりの長さに、この構成はちょっとなあ、最初どこからも 色よい返事がもらえなかったのも頷けるような・・・・と チラリと思う。 最初は刑事役は二人いたんだなあ。 結局レストレードしか名前に聞き覚えがないし、 もう一人のほうはシリーズ化したときには不要なキャラクターとされたのか? そのグレグスン刑事が犯人を挙げた、と報告にきたときに 一瞬ホームズがえ?的な表情を浮かべた、とゆーシーンが 今、ホームズが持ってるイメージにはない感じだったので、おもしろかった。
2投稿日: 2017.07.17
powered by ブクログ「シャーロック」からの原作後追い。犯行の手順よりも、犯人が殺人を犯すまでの背景にボリュームがあり面白かった。
2投稿日: 2017.02.22
powered by ブクログホームズが思っていたより自由で変人だった! お話も、難解かと思っていたけど、単純におもしろくてずっと読んでしまっていた。
2投稿日: 2017.01.12
powered by ブクログあまりにも有名なシャーロック・ホームズ。 私はそれを恥ずかしながら、今までに一度も読んだことがありませんでした。 今年、新潮文庫の100冊で「シャーロック・ホームズの冒険」を買って読み始めたところ、「おや? これが第一作目ではないんだな?」ということに気づきました。 どうせなら最初から順序よく読みたいと思い、「緋色の研究」と「四つの署名」を購入した次第です。 改めて、シャーロック・ホームズという人の性格は、後世の色んな作品に影響を与えているんだなぁ、と感心しました。 ひょうひょうとしていて、一度考え出すと周りのことが気にならなくなるところとか、こんなキャラクターいろんなところで見かけるなぁと思いました。 第二部でいきなり話が変わって一体どうした? もしかしてまったく別の話が始まったの? と最初はとまどいましたが、そういうことでしたか。 今さら読むといささか古さは否めませんが(しかしまさか馬車が普通に登場する時代の話だとは知りませんでした!)、でもホームズさんのキャラクターがとても魅力的なので、シリーズをどんどん読んでいきたいです。
2投稿日: 2016.10.20
powered by ブクログ(内容) 文学の知識―皆無、哲学の知識―皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンを巧みに奏する特異な人物シャーロック・ホームズが初めて世に出た、探偵小説の記念碑的作品。ワトスンとホームズの出会いから、空家で発見された外傷のないアメリカ人の死体、そして第二の死体の発見…と、息つく間もなく事件が展開し、ホームズの超人的な推理力が発揮される。
0投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログシャーロック・ホームズの第1作目。シャーロキアンにはなれそうにはないが、なぜ彼らが存在するのかがわかる。推理小説を初めて読んだが、思いのほか読みやすかった。個人の感想としては、犯人が犯行に至るまでの経緯を語る後半部分は、それ自体で一冊の本が成り立つのではと思うほど、緊張感・臨場感・悲壮感・ストーリー性溢れるもので特に面白いと感じた。
2投稿日: 2016.09.01
powered by ブクログ初めて買って貰った文庫本であり、初めて読んだミステリー小説ということで大変良く記憶に残っています。 その後、いろいろな作家のミステリーを読みましたが、やっぱりホームズのシリーズが好き。 文章も軽すぎず固すぎずという感じで読みやすいと思います。 随所で変人ぶりを発揮するホームズと何事にも真面目なワトスン博士の掛け合いも面白い。
7投稿日: 2016.06.13
powered by ブクログ最初のホームズ作品、短編集とは異なり、やや文学的な構成をしている。 「人生という無色の糸枷には、殺人という真っ赤な糸がまざって巻き込まれている。それを解きほぐして、分離し、端から端まで1インチきざみに明るみにさらけ出してやるのが僕らの任務だ」
2投稿日: 2016.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホームズは青い鳥文庫でまだらのひもを読んだことしかなかったので、これがほとんど初。 だけど、読んでみたところ確かに面白いがどうしてもホームズというキャラがいまいち好きになれず結局これ以来読んでいない。 期間が開いたのでまた読み直してみようかな・・・ 新潮文庫のホームズシリーズは表紙がかわいい。
2投稿日: 2016.05.17
powered by ブクログ少々荒い点もあるが、このミステリーを読んで、コナンドイルにはまる記念すべき第一回。 シャーロックのイメージを頭の中でイメージさせ、ビクトリア時代のロンドンの情景をイメージさせる作風、テンポとてもいいと思います。 シナリオも細かく描写されているし、後半が特にいい。必読して欲しい一冊。
2投稿日: 2016.03.29
powered by ブクログ有名なシャーロック・ホームズシリーズ、初めて読了しました。そもそも外国人作家はあまり読まないので色々新鮮な点が多かったです。 日本人作家と比べると心が動くような感銘は少ないですが、十九世紀英国の情景を思い浮かびその点で良い刺激になりました。あとホームズ、ワトソンのキャラクターや、言い回しが軽快。 私はもともとミステリー脳ではないので星みっつですが、犯人を想像しながら読む人はもっと楽しめるとおもいます。 遅読の私でもすごくすらすら読めました。そういう意味では引き込まれていたんだと思います。
2投稿日: 2016.01.30
powered by ブクログ再読。初めて読んだのは恐らく中学生のときだけど、内容については全く覚えていなかったのでとにかく新鮮な気持ちで読んだ 二部で雰囲気が一気に変わったので勝手に二つの話が入っているのかと思っていたら、最後で全てが繋がってとても気持ちが良かった
2投稿日: 2015.10.01
powered by ブクログシャーロックホームズの一作目 めっちゃ有名な探偵なので読んでみたら すこし風の噂で聞いていた人物像よりもまともでした映画とかね。 大逆転裁判というゲームをプレイしてから読んだのでめっちゃそのホームズさんのイメージでしたw もう少し内気でかわいいキャラなんですな ホームズさんw 推理に関してはもうびっくり想像以上!! 第2章はホームズさんでてこないかと途中まで思ってた。
2投稿日: 2015.09.21
powered by ブクログ今年は海外ドラマ『エレメンタリー』にハマっていたので、原典であり始まりである本書を読んでみました。 小学生の頃、学校図書館で少年向けシリーズの本書をおそらく読んでいて、この文庫もずいぶん前に読んだような記憶があるのですが、ホームズの奇行の部分以外は全然憶えていなかったので(笑)、また楽しむことができました。 物語は第1部と第2部にわかれていて、シャーロック・ホームズが活躍するのは第1部で、第2部はほとんどが事件の背景の物語となっています。 第2部はモルモン教の偏向な教団姿勢と、教団の支配的かつ強権的な圧政が物語の根本を生み出したことになっていますが、コナン・ドイルが生きた時代のモルモン教への見方と現代時点での本書とモルモン教の関係をいろいろと忖度できて、これはなかなか興味深かったです。(笑)シャーロック・ホームズの物語はいまだに全世界の少年少女に読み継がれている小説なので、これはずっとモルモン教へのそういう目も受け継がれていくってことですよね。現在ではドラマ化も難しいわけですね。 第1部はシャーロック・ホームズの活躍が目立つ物語です。ホームズの超人的な観察力・洞察力、そして推理力の片りんが窺われ、また、ロンドン警視庁のグレグソンとレストレードといい、少年探偵団といい、後のシリーズの基本となる骨格の大部分は既に最初の物語で出来あがっていたのですね。でも、ベーカー街の下宿のハドソン夫人についてはまだ名無しのようです。(笑)ホームズの観察力・洞察力がまだ控えめなのも少し物足りなかったかな。本来のホームズなら、初対面のワトソン博士を一目見て、「あなたアフガニスタンへ行ってきましたね?」の何倍もの指摘をしているだろうに・・・。(笑)人間の記憶容量は決まっていて、余計な知識は有用な知識を追い出すことになりかねないので、自分にとって不必要な知識は常識であっても一刻も早く忘れるようにしなければ、というホームズの言はずっと昔に読んだ記憶があり、そればかりでなくそれ以来、自分も多少なりとも心掛けていたかもしれません。(笑) あらためて本書を読んでみて、最初の物語ということですが、実はそれほど奇想天外な話でもなかったのですが、これを受けて続編が作られ、さらに全世界で愛される探偵譚になっていったということを考えると、これはひとえに最初のホームズの人物設計に大成功していたおかげであるとつくづく感じ入りました。変人だが、全世界に愛されるキャラクター。(笑)この後、世界の推理小説家たちはこの変人を凌ぐ変人の創作に心血を注がねばならなくなったと思うと、一層感慨深いものがあります。(笑) 本書の日本語訳は少しぎこちなく、訳者はこの時点でホームズ物の愛好者でないように思わせる訳単語も選択していて、この辺りはもう少し何とかしてもらいたい。
13投稿日: 2015.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャーロックホームズとワトソン博士が会う、シャーロックホームズシリーズの1作目。事件自体は、今の推理小説と比較し面白味があるというわけではないが、登場人物の面白味、物語自体の読みやすさととても良い本だった。
2投稿日: 2015.07.01
powered by ブクログワトソンと言う語り手を置いたドイルの戦略がとても良い。普段ミステリーは全く読まないのだが、読んでみると結構面白かった。
2投稿日: 2015.06.08
powered by ブクログ一般書では初めて読んだ。ホームズシリーズは子供の頃に読んだきりの何十年後の再読だけど、面白くてワクワクする気持ちに変わりはなかった。推理の云々など難しいことはわからないが、全く持って鮮やか。途中、中だるみか?と思ったところもあったが、ココが重要!と気がついてからは、にわかに物語が動き出し、一気に読み込んでしまった。やっぱりシャーロック・ホームズは面白い。推理小説好きになった原点だけど、子供の頃にはまったのは間違いじゃなかった。という気持ちを強くした。翻訳も時代の雰囲気を損ないすぎず読みやすくて良かった。
2投稿日: 2015.03.13
powered by ブクログ初めて読んだホームズシリーズ ホームズのすました性格が面白い。刑事の推理から突然の犯人逮捕には衝撃だった。 犯人のどうき、人生を踏まえたうえでホームズがどう推理を展開するのか、天才故に奇想天外な推理方法は興味を惹かれる。
2投稿日: 2015.02.17
powered by ブクログ何度読んでも、犯人逮捕の瞬間にはゾクゾクさせられます。 一般的には評価が低いようですが、僕にとっては永遠の傑作です。
2投稿日: 2015.02.14
powered by ブクログ短編は読んだことあるけど、長編は読んだことなかったので。 四つの署名と同時読み。 ドイルのデビュー作ってことで気合が入ってるのが伝わってくるし、犯人逮捕まではとても面白かった。 2部である、犯行に及ぶまでの動機が長すぎて途中でイライラしてしまったので☆3で。 そして、解説での訳者さん。 よく言えば冷静に矛盾点比較しまくってたんですが、あんまりいい気持ちで読み終わらなかったなぁ…
2投稿日: 2015.02.05
powered by ブクログコナン・ドイルによる元祖推理小説のシャーロックホームズシリーズ第1弾。さすが名作だけあり、素晴らしかった。 名コンビのホームズとワトソン博士がルームメイトとなり、ワトソン博士の客観的な視点から語られている。
2投稿日: 2014.11.24
powered by ブクログホームズ物語の記念すべき第一作。 推理分析学を究めんとするホームズは、人生は一連の大きな鎖であるから、その本質を知ろうとすれば、一個の環を知りさえすればよいと言う。そして、確かに結果だけを与えられて、それがどんな段階を経てそういう結果に立ち至ったのかということを論理的に推理し、鮮やかに一本の論理的連鎖をつなげてみせた。 ホームズは事件を解くにあたって大切なのは、過去にさかのぼって逆に推理する分析的推理が大切であるが、日常生活の上では、未来へ推理する総合的推理の方が役に立つから、自然、分析的推理はなおざりにされ、できる人が少ないと言う。 事件は緊迫感があり、解決は鮮やかだった。一つだけ、名前を知られている犯人が偽名を使わなかった説明には疑問の余地があるように思えた。
2投稿日: 2014.11.02
powered by ブクログBBC製作ドラマの『SHERLOCK』にはまった影響もあり、幼少期にまだらの紐をちょろっと読んだくらいだったので改めて原作はどんなもんかと購入して読んでみた。 第一部は面白くて、サクサクと読み進められた。 しかし第二部に入ると、犯人の確固たる復讐心の経緯である物語があるが、初っ端は急に話が変わったので「???」となりつつ頑張って読んでいくと、最後はそうゆうことかと納得。 読んでる最中、あれ?と思う点も見られたものの、 なんだかんだで気づけば一晩で読み終えていた!!
2投稿日: 2014.10.25
powered by ブクログ個人的に一年くらい続いてるミステリの波に乗ってせっかくだし読もうと思ったのよ このなんというか単純明快な推理モノ、 暗躍するキレ者の探偵と、お手柄だけかすめ取って行く刑事たち、今はまだ半信半疑の助手に浮浪児の少年たち アニメのようなわかりやすい設定が心をくすぐる。 まだ一作目しか読んでないけど、これでシリーズ何作も読めばどっぷりファンになるのもわからなくはない。 という期待感をもちつつ。
2投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログ短編しか読んだことなかったから長編の構成が手が込んでいてびっくり。二部構成になっていて、一部はホームズが全くでてこない別の物語みたいです。
2投稿日: 2014.10.13
powered by ブクログコナン・ドイルの本、初めて読んだ。 二部構成であっさり読めました。 ホームズの推理を読み進めていくと、初期のコナンが頭をよぎりました笑。
2投稿日: 2014.10.05
powered by ブクログこどものころ、全集を読んでミステリ、探偵ものが好きになったきっかけとなった。懐かしさはあったものの、当時なんであんなに夢中だったのかのか、と思ったのが正直なところ。しかし私にとって「シャーロック・ホームズシリーズ」はかけがえのない作品。
2投稿日: 2014.09.30
powered by ブクログ分析的推理!論理的な推理!結末で示される鮮やかな分析的推理に、ワトスン君と一緒に私もすっかりホームズのとりこになってしまうー。ワトスン君も最初は、ホームズのことを疑わしく思ったりしてたんだ〜というのも、いい。あいだに挟まる犯人(といって良いのか…)の物語も、どきどきした!
2投稿日: 2014.09.30
powered by ブクログやっぱり出会いとはよいものですね。発見にはしゃぎまわっちゃうホームズかわいい~心から賞賛するワトスンかわいい~
2投稿日: 2014.09.09
powered by ブクログBBCの現代版ドラマを見たので原作を読み始めてみた。初読。思っていたよりも読みやすかったし、面白かった。第ニ部は始め意味が分からなくて戸惑ったけど、読み進めれば納得。最後のホームズによる怒涛の種明かしですっきり終われた。ドラマの原作という視点で自分は読んでしまうけど、それが少し悔しいような気がする。もっと早く読んでおけば良かったとすこし思った。
2投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログ名探偵コナンがずっと 好きやったけんいつか読もうと 思いよって、やっと読んだ! ホームズの印象が想像と 全然違ったー∑(゚Д゚)変人(笑) 緋色の研究の凄さは 前半後半のお話しのギャップ! 最後に繋がったとき、 凄く興奮した(笑)
4投稿日: 2014.05.30
powered by ブクログドラマを見てからのやっとの読了。ドラマは犯行理由が快楽や力の誇示、ゲームのようだったが、原作は復讐がメインの犯行理由だった。新潮文庫のものであるし、古い本であるから非常に読みにくかったが、半分を超えたあたりから面白くなってきてあとは一気に読めた。 せっかくの機会だから、他の出版社ほかの訳者のものも読んでみたい。
2投稿日: 2014.05.16
powered by ブクログドラマ(Sherlock)をみて本を読む。 これまで持っていたホームズ像は「犬ホームズ」(アニメ)だけだったが・・・・。 ドラマの「変人」のほうが原作と近いのね。 (というか、「犬ホームズ」はもはや別の作品。) 「できすぎだろ!」と思うところも多々あるものの、ミステリーとはそういうものですかな?
2投稿日: 2014.05.15
powered by ブクログ世界で最も有名な名探偵が活躍する 最初の作品。 作者にとっても処女作ということで、 突っ込みどころの残された作品では あるけれども、 シャーロック・ホームズが 世に出た記念すべき作品として、 印象深いものだった。 ページの半分を使って描かれた、 事件の背景となった物語を描く部分が 余りに長く退屈で、 高い評価は出来ない。
1投稿日: 2014.05.13
powered by ブクログ言わずと知れた傑作、ホームズシリーズのシャーロックとワトスンの出会いの物語。小学生のころ読んだ気がするのですが、BBC版SHERLOCKにはまったのをきっかけに、もう一度読んでみました。ただの探偵小説に収まり切らない第二部の展開はいい意味で期待を裏切られました。あと、聖典のホームズは褒められると顔を赤くしたり、何だイメージ違うぞ可愛いぞ!と思ってしまいます。彼が愛されるのは、推理でずば抜けてるだけじゃなくて、天才が垣間見せるそんな人間くさいところもあるからかもしれませんね。ドラマにはまった方は、ああ、聖典のここがドラマに生かされてるのかーとほくほくできると思います。いやーでもそのトリック思いついたのすごいよ…!ドラマ版の犯人よりは同情の余地があるかなーと思いました。
2投稿日: 2014.04.27
powered by ブクログコナン・ドイルが1886年に書いた作品(訳者曰く)。 一部と二部で構成されており、一部はシャーロックホームズとワトソンの出会いからロウリストン・ガーデン事件の始まりと解決、二部はその事件が起こるきっかけとなった犯人の過去の話となっている。
2投稿日: 2014.04.20
powered by ブクログシャーロックホームズ第一作であります。やっとここから刊行順になります(苦笑)第一作ということでホームズとワトソンの出会いから最初の事件が描かれます。 ホームズのキャラクターにシリーズ他巻と若干の違いを感じたりもしました。ホームズと言えば推理において全知全能なイメージで描かれ、天動説を知らないエピソードなどは他巻では見られないものじゃないかなぁと。ホームズのキャラクターが巻を追う毎に形作られていくように思います。 後半が犯人の回想なのには驚かされましたが、それも含め面白く読めました。
2投稿日: 2014.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学校低学年のときに読んで、高学年になって初めてお小遣いで買った文庫本。 もう既にカバーはボロボロだけど、もう既に何十回と読んでいる気がする。 ホームズという人物の推理に期待して読むと、後半が詰まらないかもしれない。 でもよく読み込めば読み込むほど、彼は推理によってどこまで知りうったのかを楽しむことができる。 他の長編のような冒険はないが、鮮明にホームズという人物を記憶に刻んでいった作品だ。 どうしてこの時期にホームズを読みたくなったのか、というと名探偵コナンの影響(笑)。 今年は色々とイベントがあるようだし、そろそろクライマックスなのかな、ということで。 もし読んでいない方がいて、結末のヒントを少しでも…と思うのであれば一読の価値はある・・・かもしれない。
2投稿日: 2014.01.28
powered by ブクログシャーロック・ホームズの第一作目読んだ。 名探偵といえば映画やアニメでもざら。 シリーズものに興味がでるか?(シリーズは好きではない。欲張なので) 佳境になると面白い。シニカルなホームズと真面目なワトソンのコンビ。 推理の描写、犯人の物語性、今のミステリーよりずっと魅力的かも。 そしてホームズがまったく好人物ではない、偏屈で自尊心が強くて。 だからワトスンいい人のように思えてる。 2章の最初は退屈だが感情移入としたはありえる。 解決には2章の魅力が引きられて一挙に読める!さすが。 この本がいいのはホームズが自分以外をなめきっている。裏付けを語って実はこうでしたが 気持よくておっーーーって感じでした。 偉大なる推理小説の原典は、キャラクター小説の元祖か?
2投稿日: 2014.01.06
powered by ブクログホームズの推理過程が非常に面白い 彼の推理を聞くとその結論(事件の真相)に辿り着くのはなるほど当然だな、と一瞬錯覚してしまう。だけどよく考えてみて欲しい。事件現場の膨大な手がかりの中から推理に必要なものだけを見極め、選り抜き、それらを理論的に繋ぎ合わせる。それらを可能にしているのはホームズの中に蓄えられた知識や長年の経験、それに修練され研ぎ澄まされてきた感覚があるからこそなのだと思う。だからこそこの推理術はホームズにしかできない、ホームズだけに許された神業なのだろう 10を聞いて理解することと、途方もない1の中から正しいものを探し出して10に辿り着くのとでは、それこそ天と地ほどの差がある。でもそれは実際に必要とされるスキル、考え方でもあると思う
2投稿日: 2013.12.29
powered by ブクログ改めて紹介の必要もないほど有名なこのシャーロック・ホームズシリーズを、ついに自分の本棚に並べる日が来ました。 小さい頃、宮崎駿の「名探偵ホームズ」のアニメを見たのがホームズをしるきっかけだったのを覚えています。 元陸軍軍医のH・ワトスンは、新居を探すうちにシャーロック・ホームズという男に出会い、ルームシェアを始める。 ホームズは自他共に認める変わり者で、科学や法律に恐ろしく精通し、類稀なる観察力と緻密な推理力でもって数々の事件を解決している顧問探偵だと名乗った。 そんな彼の下に突如舞い込んできた不可解な事件の捜査に同行することになったワトスン。 人気のない空き屋の中の変死体、復讐を示すドイツ語のメッセージ、現場に残された指輪、そして続けて起きてしまう第二の事件――。 二人はこの難解な事件の真相に辿り着くことができるのか。 まず、タイトルがいいですね。緋色、という言葉選びにセンスを感じます。 また、ホームズ自身がまったく好人物ではない、どちらかと言えば偏屈で自尊心が強い変人であるという点も非常に特徴的です。 対比して助手のワトスンが凄まじくいい人のように思えてきます。 この確立された世界観を楽しみつつ、名作ミステリーの世界に浸っていきたいものです。
2投稿日: 2013.11.04
powered by ブクログこの話を、こどもの時に読んでしまったので、いまだにモルモン教の方々のイメージが悪くなってしまっている。
2投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ単純に面白いです。児童文学かってほど読みやすい。抽象的な観念論や、形而上学的な話は一切出てこないし。ひたすら、事象と会話が続くので。そして登場人物のユーモラス、チャーミングさ! これはもう完全に絵のない漫画ですよね。ライトノベルの走りだとも言えますよね。 英文学を代表するシャーロック・ホームズシリーズの、しかも第一作目、ということで読んでみたのです。なんとなく子供っぽいイメージがあり、今まで忌避していたのですが、こんなに面白いならもっと早く読んでてもよかったかな。 田舎で眼科医を開業していた著者コナン・ドイルが、暇を持て余して書いた小説、それが後世まで、こんなにも多くの人々に愛されるようになったとは、著者は思いもよらなかったでしょう。 ただ、第一作目ということもあり著者の技量がまだ成熟していないというか、小説を芸術的観点からみると、やや稚拙な箇所がなきにしもあらず…と思われた。二作目以降は、まぁ読まないと思います。
1投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログホームズ作品の一本目。ホームズの初めての事件を扱う作品。 こいつを読むと、ホームズという作品が与えた影響の大きさを感じ取れると思う。 登場キャラクターの特徴は以後の多くの作品のキャラクターに登場する性質をふんだんに含んでいます。
1投稿日: 2013.05.17
powered by ブクログシャーロックホームズシリーズ 読み始めました! ミステリーなのに深い… こんなに背景が面白くて 心にしみるミステリー 初めてです。 はまりそう! 心がきゅーーーってなりました。
1投稿日: 2013.05.14
powered by ブクログシャーロックホームズシリーズを初めて読んだ。これだけまとまった推理小説を読んだことはなかったと感じた。なぜあの二人に生き残る可能性を与えたのかは理解しがたかったが、神の存在を信じていたのだろうと勝手に解釈した。
3投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログ念願のコナンドイル作、シャーロックホームズシリーズ。昔の本だけにどんなものかと思いきや構成が中々飛んでいて、おもしろい。推理はアンジャンプしすぎのところもあるが、楽しめた。
1投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログなんというか…後半に置いてかれた感じorz ホームズとワトソンの出会いは楽しめたんだけどな(・・;)
0投稿日: 2013.04.07
