
総合評価
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powered by ブクログマカンマランのような店に通いたい! 自分のお気に入りの店を持つ、ましてや常連になる事なんて1度もなかったなぁ。 まずは近所のカフェを回ってみよう。 家族も仕事も関係のない、ただただ個人として誰かと知り合いになるということを、自分は求めているんだと気がついた。 大人になってからの知り合いは利害関係抜きなんていうのは難しいのかなぁ。 趣味での繋がりはそれに近いのかもしれない。
2投稿日: 2020.12.14
powered by ブクログ今回は家族関係に悩む人が多かった気がする OLの話は、共感して泣きました… 今回も料理が美味しそうでした! トルコライスと蒸しケーキ食べたいなぁ
0投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャールさんが無事に復活して良かった! 第一弾のごとく、悩める人たちが導かれるように「マカン・マラン」にやってきて、シャールさんが振る舞う手料理と共に放つ言葉が、訪れた人の心に染み込む、その様子が本当に面白いし、感動する。 そして読んでいる私も、まるで心臓に矢を放たれたかのように、シャールさんの言葉が心に沁みました。 第4弾まであるということなので、今度はどんな悩みを持った人が「マカン・マラン」にやって来るのか、シャールさんのどんな手料理がでてくるのか、どんな名言が飛び出すのか、凄く楽しみですが、一気に読んでしまって「マカン・マラン」に行けなくなるのが寂しいので、続きは少し期間をあけて読みたいと思います。
5投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログ夜にひっそり開店するカフェ、マカン・マラン。 店主のシャールのつくる料理と不思議な魅力に、様々な境遇の人々が癒やされていく。
0投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログ「マカン・マラン」シリーズ第2作。派遣OLが周囲に合わせないと行けない事に悩み、漫画家アシスタントが実家の旅館を継ぐか悩み、母は息子の教育で悩み、中学教師の父親は娘が理系に変えると言い出して悩む。そして、ドラァグクイーンのお店の料理で癒されるという短編集。 前作と同じパターン、同じテイスト。水戸黄門的に安心して読める。(刺激がもう少し欲しいような)
0投稿日: 2020.11.22
powered by ブクログタオル必携の本。マカンマランの店の客が、種々様々でキャラを変えて新鮮さをもたらしている事に改めて感じ入った。誰もが日々感じている様々な思いを宇宙の様に包み込んでくれるシャールさん。私もこの店に行きたいと願う一人です。
0投稿日: 2020.11.21
powered by ブクログ今回も4作品 いずれの作品も自分とは何か問いかけてくる。 前作と同様自分に自信が無い私にとっては考えさせることが多々あった。 ところどころに心に響く言葉が散りばめられているのは古内作品の特徴だ。一陽来復は私の座右の銘だ。 最後に登場して嬉しかった。
0投稿日: 2020.11.17
powered by ブクログ20201115 シリーズ物。今回も各章で課題を抱えたひとがマカンマランに引きつけられ立ち直りのきっかけを掴む。定番にならないように少しづつ環境に変化も与えて安心させないようになっている。次もすぐに買う予定。
0投稿日: 2020.11.15
powered by ブクログ*「蒸しケーキのトライフル」 *「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」 *「秋の夜長のトルコライス」 *「冬至の七種うどん」 良かった! 美味しくてとっても温かい物語でした♪ 常連客たちのお店「マカン・マラン」には様々な悩みを抱えた人がやってくる。 滋味溢れる夜食と優しい言葉がお腹だけでなく心も満たしてくれます。 特にトルコライスの短編に思い入れ。 思うようにいかない育児に頑張り続ける未央。 どんな母親も、ただの一生懸命な母親。 子育ては一人一人違うし、母親はいつも初めての子育てに奮闘してる。 シャールさんの言葉が優しくて心に沁みる。 『皆、寂しくて一生懸命。 それでいいじゃない』 『一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないものよ。たまにはサボりなさい。』
0投稿日: 2020.11.15
powered by ブクログこのシリーズ、とても良い。好き。 今回も4つのお話。疲れてしまったり行き詰まったり迷ったりしてる彼らが、導かれるようにマカンマランに向かい、シャールさんに出会い、気付きを得る 言ってみれば決まったパターンだけど、なんて温かい内容なんだろう 彼らは皆常連になり、次の章にさりげなく出てくるのもいい 前作の常連さんもいるし あぁぁぁ 私も常連になりたい〜
2投稿日: 2020.10.25
powered by ブクログ蒸しケーキのトライフル……派遣女子の職場でのマウンティングの疲れを癒す 梅雨の晴れ間の竜田揚げ……漫画家目指す28歳青年は兄亡きあとの旅館を継ぐのか 秋の夜長のトルコライス……息子がADHDかもしれないと怯える母親がシャールさんに救われる 冬至の七種うどん……柳田先生の娘が無謀な理転で家族は揉めるし、シャールさんのお父さんが亡くなる。シャールが男だと思ったまま。 最後の話がいちばん残る。 マカン・マランのご飯美味しそうだし、シャールさんほか常連メンバーも好きだけど、この話は、人の目やら世間体やらにしばられすぎている人ばかり出て来て、ちょっとイラッとする。無い物ねだりでキラキラしてる人に憧れるわりに、環境や周囲の人間のせいで自分は幸せじゃないと思いすぎ。 みんな同じタイプすぎて、だんだんウザイ。で、シャールさんのお店に来て、ご飯食べて感動して泣いて、って、ワンパターンな感じ。 その点、最後の話はよかった。 柳田先生はバランスの取れた大人で、シャールさんのこともホントに心配している。 無い物ねだりの不幸自慢ではなく、人生は寂しいものだし、親子の関係は依存してはいけないことをよく分かったうえで、切なさと優しさと折り合いを付けていく。 こういう話をもっと読みたいな~。
3投稿日: 2020.10.08
powered by ブクログ路地裏にランタンを掲げる夜食カフェ「マカン・マラン」2作目。 女ばかりの職場でボスに必死に合わせて自分の居場所を確保しないといけない窮屈さ、頑張っても頑張っても追い立てられているような苦しさ 等の描写が上手い。 その分シャールの優しさが沁みます。本当におおらかで温かな読後。1作目よりも2作目が好きかも。
0投稿日: 2020.09.25
powered by ブクログシャールの言葉が優しすぎて泣いてしまう。 「親子とは何か」を考えさせる話ばかりで、自分にも思い当たることが多すぎた。 優しい料理、優しい空間、優しい言葉。 それら全てが自らの悩みと向き合わせてくれる。 そのうえで、そっと背中を押してくれる。 特に第三話のシャールの言葉が印象的で。 「生きてくのって、寂しいのよ」って言葉が胸を衝いた。 ほんとこの作品、好きだなあ。
2投稿日: 2020.09.12
powered by ブクログ『一陽来復陰極まりて 陽に帰る』 いちど終わりきったものが再生する日 良い言葉だと思いました 前作に引き続きほっこりさせて 頂きました 人間余裕が必要ですね
0投稿日: 2020.09.02
powered by ブクログ訪れる全てのお客様を幸せにするお店の物語。一気に読了。シャールのような大きな心で家族と過ごせるようになりたい。次回作に更に期待!
0投稿日: 2020.08.29
powered by ブクログとってもよかったなあ。劇的な何かがあって、気分爽快スッキリ! という読後感でもないのだけれど。 なんというか、こころがささくれ立っているときに読みたいシリーズだなあと思う。読んで、共感したり、励まされたりしながら、読み終えた後には感情がまろやかになっている。 これは余談ですが、ハードカバーが近所の本屋に平積みにされてたんですよね。初版の刊行は2016年なのに。きっと書店員さんにファンがいるんだと思う。出会わせてくれて感謝。
1投稿日: 2020.08.10
powered by ブクログお店にたどり着くまでに苦労があってそこから立ち直るというセオリーが定着してきて マンネリ化が否めなかったが ラストの柳田先生とシャールさんとの章で全てが払拭された。各々のお話が反芻されて増幅する感動。親子って思い合っているからこそ難しいのかも。親の心子知らずであると同時に子の心も然り。自分自身がとても優しく温かい気持ちに包まれていることに胸が熱くなった。
1投稿日: 2020.08.08
powered by ブクログふたたび、、、シャールさんが帰ってきてうれしかった。 今回は親子のお話がしみる。 一番近くにいる他人、お互い別々の人間なんだけど、、、互いへの想いは強く時には複雑。 シャールさんにおいしいシナモンとジンジャーのお茶いれてもらいたい‼︎
1投稿日: 2020.08.05
powered by ブクログ「過ぎ去った歳月を思いつつ、柳田はこれから娘が生きていく長い日々を思う。恐怖と不幸と理不尽が溢れる世の中で、誰もが一筋縄ではいかない己の道を歩いていかなくてはならない。」(本文より) 親の心子知らず。子の心親知らず。 前作に引き続き登場するクラシック音楽たちを聴きながら読んだ。いつの間にか距離を置いていた父と少し向き合ってみようと思う。相変わらずあたたかい物語でとても良い。
0投稿日: 2020.08.01
powered by ブクログ人間関係って難しい。それが親子であっても。誰にも言えない悩みをマカン・マランで解放しましょう。シャールが優しく受け止めてくれる。優しくあったかい物語達。 子供の時って友達作らなきゃダメって言う強迫観念があったなぁ。特に仲良くなれる人もいなかったし、努力もしなかったんだろうけど。自分のしたいことの中にその当時の周りの人と馴染むって思いがなかったんだろう。 母は常に世界の中心だった。誰かにいじめられた時ですら母は娘の肩を持ってくれようとはしなかった。いい子でいた時だけ褒めてくれたが、それすら決して手放しではなかった。実家を出て、母の呪縛から随分自由になったはずなのに気づくと何かに追い立てられるように自分に負荷をかけている。 いったん力を抜かなきゃ、新しい力は湧かない。たまにはサボりなさい。本当のサボタージュは過激で前向きなもの。頑張っている人の特権。 親子って難しいのよ。1番近くにいる他人だもの。
2投稿日: 2020.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ2作目 ・派遣OL。古株の派遣グループに悩まされるが、一人でいることに不安を覚える…シャールの退院日。アナと雪の女王みたいな衣装らしい。 ・漫画家志望の青年。実家は老舗旅館で長男が後を継いでいた。若い頃から自分は二番手。しかし、長男が急逝し、突然呼び出される。 ・町のタワーマンションに住む主婦。息子が発達障害の境界線にいることに不安を覚える。自分は母親から完璧を求められ、すべての習い事もこなしてきたのに。 ・冬至の七種うどん。はい、シャールの同級生、柳田。一人娘の進路でますます家に居場所がなくなる。あと、シャールの父親が持病で亡くなった。 それぞれの短編での登場人物の悩みとか苦労は日常にもありそうで共感。それを包み込むシャールってほんとに神様みたいで、自分が退院してきた時に新顔OLをもてなすところは人がいいなーと思った。
2投稿日: 2020.07.04
powered by ブクログシャールさん!! またしても私の心まで掬い上げてくれる台詞がいっぱいで。ここに出てくる人みんな大好き!! 元気をいっっぱいくれる本。 やっぱりこのお店の常連さんになりたい。
0投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログ前作に引き続き、主人公の異なる短編で編成された1冊。 それぞれに事情を抱えた人達が、マカン・マランで人の温かさと料理の美味しさに触れることで自分と向き合って生きやすい選択をする。 読むとほっとする、シャールさんの料理を食べてるような本だと思います。
0投稿日: 2020.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく手にとった。 続き物だろうと薄々わかってはいたがこの本が初読み。 ただ、前作を読んでいなくてもそこまで問題はなさそうだ。 夜食カフェの美味しい話かと思っていたがそうではなく たまたまその店を訪れた問題のある人たちが癒やされ答えを見つける形で 期待していたほど夜食がクローズアップされているわけではなかった。 登場人物たちがどうも好きになれない人ばかりで共感できない。 シャールさんたちはとても良いと思う。 多分、彼らに会ってからの登場人物たちは改心し、良い人になっているのだろうとは思うが。 ただ、こうした誰かを諭す不思議な魅力がある人として 女装男性や男性同性愛者を出してくる手法は安易で古いと感じる。 彼ら自身が「おかまじゃない」と言うのが、 名称を嫌っているのが、おかまとドラァグクイーンは違うと言いたいのか 微妙に感じた。 感動はできるのだが、登場人物に共感できないので 深いところまで気持ちがついていかない。 晶子がまだしも共感できた。 仕事に来てるんであって友達を作りに来てる訳じゃないのくだり。 円滑な仕事の為にはある程度のコミュニケーションは必要だとは思っているが。 親孝行をしていないというシャールさんに対しての お前は病からちゃんと戻ってきた、という言葉がとても良かった。
0投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ前巻より好きかも。 今回は家族の話が多め。思わずほろり。 この作品は本当に料理が美味しそうだし、誰も傷つけない優しさでできているなあ、と改めて感じた。
0投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログ派遣で働くマナチー、旅館の息子の漫画家のアシスタント、子育てに悩む主婦、娘の夢に寄り添えない現実主義者の中学教師のお話し。シャールのような大きな心をもって何事にも臨みたい。
0投稿日: 2020.02.07
powered by ブクログ仕事の悩み、家庭・家族の悩み、人間関係で悩みのない人はいないでしょう。そんな一人一人の悩みを描き、その悩みを解消させてゆく4つの物語。その舞台がおかまの店であり、おかまの料理だと理解しています。私は、今なおその舞台に納得してはいませんが、物語の内容は素晴らしいと思います。古内一絵 著「女王さまの夜食カフェ」、マカン・マランふたたび、2016.11発行。
0投稿日: 2020.01.30
powered by ブクログシャールを「絶世の美女」って書かないのがいい(^_^)綺麗にしていてもちゃんと中年男性って書かれてなきゃ、嘘になるもんね。シリーズ最初をまだ読んでないから、細かい設定知らないけど面白かった。淋しい時、辛い時こそ美味しいもの食べなきゃ駄目だ。四話目、若い時から同じ時を過ごして来た、同じおっさんだからこそ、わかる気持ちもあるよね。たった一人の家族とも、最期までわかりあえなくても。お父さんもうふわふわになってて良かったかも。「あたしがいるから」「お前は戻ってきたじゃないか」救われる言葉だ(;_:)
0投稿日: 2020.01.16
powered by ブクログインドネシア語で「夜食」という意味の夜食カフェ「マカン・マラン」には、元ニューヨーク駐在の証券マンの心優しいドラァグクイーンの手料理を求めて人々が集まってくる。癒しの「食と噺」で紡がれた短編集。
0投稿日: 2020.01.13
powered by ブクログ第一話 蒸しケーキのトラブル 第二話 梅雨の晴れ間の竜田揚げ 第三話 秋の夜長のトルコライス 第四話 冬至の七種うどん 前作の続きとして手に取りました。 シャールさんが無事に復活して、 美味しく優しい夜食カフェがオープンされて 本当に良かったと思えました。 今回は親子、家族の絆がテーマとなっていて、 それぞれの章で重いテーマを抱えた登場人物が マカン・マランへと訪れて心身共に癒されて 次のステップへと羽ばたいていってました。 子供を生んだことはないので、 親になった気持ちというのは味わったことは無いですが、 第三話の主人公が自分が育てられた環境よりも 良い環境で育てて精一杯育児と家事に力を注いでいるのに 思うように振舞わない部分はとても辛い気持ちになりました。 どうしてこんなに頑張っているのにと・・・ でもいくら頑張ってもダメな時には頑張らなくて良いの。 というたった一言でこんなに気持ちが変わるものかと 思ってしまいます。 家族だからこそ言えないことが、他人にそっと助言されることで こんなにも楽になることがあるだと思うと 現在育児などで悩んでいる方には是非この言葉をかけて あげて欲しいなと思いました。 育児でなくても頑張りすぎている人には この言葉は必要だなと思いました。 今回もシャールさんの素敵な言葉で心が癒されて、 くじけそうな心がまた少し立ち直りそうな気分になりました。 第四話では同級生との今までの人生や これからの人生をしみじみと考え深げに語ってあり、 こんな考え方もあるのだと思わず心の中でよくかみ砕きながら 読んでしまい心が熱くなりました。 今回も素敵な言葉が沢山ありましたが、 中でも印象的だったものは・・・ あなたも、自分のことを、 ただのとかつまらないとか言っちゃ駄目、 それは、あなたが支えている人や、 あなたを支えてくれている人たちに対して失礼よ 精一杯がんばったのなら、もうそれ以上、 がんばる必要なんてないのよ 生きていくのって、寂しいのよ 別に、私みたいな人間に限ったことじゃなくってね。 だって世の中は、儘ならないことだらけじゃない。 どんなに思い合っててても、分からないことはたくさんあるし、 親子だって、夫婦だって、恋人だってそうでしょ? 俺たちは孤独だけれど、ひとりじゃない 口が裂けても言えない旧友への思いを、 柳田は曲がった臍の奥にそっと隠し持つ。 本の帯にもあったように自分のことを”つまらない”とか 言っちゃ駄目。というのが本当に心の中に沁みわたり、 どんなにちっぽけな自分であっても少し自信や自信が持て、 明日からは少しでも自分を大事にしていこうと 前向きの思えました。 もっとゆっくりと読めば良かったのですが、 ストーリーが良くてつい一気に読んでしまいました。 続編もまだあるのでこのまま読みたいと思います。
0投稿日: 2019.12.19
powered by ブクログ前作が面白かったので早速2作目も。 今回は派遣OLの話や息子の発達障害を心配する母親の話があり、読んでいて胸が痛かった。でもやっぱり最後はきちんと前に進めていてほっこりとした結末に。 親子について考えさせられることも多い会でした。 できるうちに親孝行はしておこう。 相変わらず食べ物がおいしそうだけど、毎回出てくるお茶も気になる。 カルディとかで売ってないかな。
2投稿日: 2019.11.17
powered by ブクログシリーズを通して、誰もが悩みを抱えている。 自分だけじゃない。頑張ろうと思える。 今作では、蒸しケーキのトライフル というお話が、 一番共感できて好き。
1投稿日: 2019.11.16
powered by ブクログシリーズ4冊いっきに読了。 非常に丁寧に調査をされて作られたストーリーと感じる。 各話毎に切り替わる主人公それぞれに感情を移入して、どの話を読んでも必ずツンと涙する感じでした。
2投稿日: 2019.10.20
powered by ブクログ続きなんだ・・前のも読みたい。 ドラァグクイーンのシャールさんのお店の話。どのお話もシャールさんが出てくるまでがしっかりしていて、一つ一つの独立したお話みたいに思えた。この本に出会えたということは、きっと、私は読むべくして読んだんだろう。トライフルの彼女の焦り、トルコライスの奥様の悩み、私にはわからないかもしれないけど、みんな頑張ってるんだなと思った。(2019/10/12) 再読。初めてであったのはちょうど1年前か。 二度読んでもいいお話。最初のお話を読んでいたから、シャールさんの病気の話もジャダのこともメタボな同級生のこともすんなり入った。それぞれがそれぞれで頑張っている。このように常連になれるお店に自分も出会いたい。(2020/10/6)
1投稿日: 2019.10.16
powered by ブクログシャールの優しい言葉に癒される。 柳田先生も実はとても優しくて好き。俺たちは孤独だけれどひとりじゃない。この言葉にとても救われた思いになった。
0投稿日: 2019.10.14
powered by ブクログ2019.10.6 一作目よりもより個人の内面が丁寧に描かれているような。「秋の夜長のトルコライス」が特にすき。人は寂しい、うん。だから人と関わりたくなるんよね。 相変わらずのシャールさんの優しさが沁みる。
0投稿日: 2019.10.06
powered by ブクログトルコライスの話、涙出た。みんなただの一生懸命な母親。こどもは親の所有物じゃない。だけど人並みを、それ以上を求めてしまうエゴ。親子は1番近くにいる他人。
0投稿日: 2019.09.03
powered by ブクログ相変わらずお腹の少ない本だこと!! マカン・マランに行ってみたいけれど、わたしはなんだか受け入れてもらえそうもない気がするなぁ。 ドラァグクイーンのおねえさんたちは大好きだけど、基本的にここに集まる人たちとは相容れない感じある。
0投稿日: 2019.08.24
powered by ブクログ今回もまた、美味しいご飯と温かな言葉で満たされたり救われたり。 じんわりと心に沁みてあったかくなる優しさと、ちょっとした寂しさと切なさが折り重なって、なんとも言えない充実感に満たされる読後感でした。 シャールさんが出てくる前後で、読み進むスピードが全く違う。シャールさんの魅力でどんどん読めてしまう。 常連さんたちの距離感もいいですよね。近すぎず遠からず。皆が「自分がしてもらって嬉しかったこと」「自分が心地よいこと」をしているからかなと思いました。 続編も楽しみに読みます。
1投稿日: 2019.08.04
powered by ブクログ今回も美味しそうなご飯が沢山。 その中でも気になった料理を何個か作ってみた! そういう事にチャレンジしよかなと思える私の中では特別なシリーズ。
1投稿日: 2019.07.16
powered by ブクログシャールさん、良かったー! ゆっくりゆったり丁寧に。夜、間接照明とアジアの雰囲気の中、クラシックが漂っている。ハーブのお茶を飲んで、空気に溶け込んでいると、とてもとても美味しいご飯がやってくる。 キリキリと考えなくても、答えなんて出さなくても、白か黒か決めなくてもいいのかもしれない。 シャールさんのご飯、本当に食べたい。
3投稿日: 2019.07.11
powered by ブクログシャールさんカムバック!!と胸熱。マカン・マラン第二弾。相変わらず人々の悩みに寄り添うドラァグクィーン、シャールさんが素敵。今回は、前巻よりも食のうんちくが減り、カフェのお客さんの悩みがメインだったような気がする。それでもやはり温かみと哀しみが混在する癒しの読書となった。収められている全4話が『親子関係』がテーマだったのには後で気が付いた。お気に入りシリーズになったので、確実に全巻読みます。
1投稿日: 2019.06.19
powered by ブクログシリーズ二作目。心配だったシャールさんが元気に復活し、また素敵な空間を提供してくれます。四話のうち、やはり響いたのは発達障害かもしれない息子の子育てに悩む主婦の話。私もアレルギっ子を育てましたから、色々な面で脅迫観念のようなものを持っていました。姑からは綺麗にしすぎているから弱い子が育つ、と言われて悔しくて泣きましたね。彼女が変わっていったのに心底ほっとしました。ラストの柳田とシャール、それぞれの親子の向き合い方も身につまされます。どうか、みんなの新しい一歩が優しい幸せへと続きますように。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ「生きてくのって、寂しいのよ」 「だって、世の中は儘ならないことだらけじゃない。どんなに思い合ってても、分からないことはたくさんあるし。親子だって、夫婦だって、恋人だってそうでしょう?」 「皆、寂しくて、一生懸命。それでいいじゃない」 シャールさんの言葉を聞きたくて、このシリーズを読んでしまう。
2投稿日: 2019.06.02
powered by ブクログ病に倒れていたシャールが復活し、いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。やがてお店には導かれたかのように様々な悩みを抱えた人たちがふたたび集まってくる。彼らにシャールが提供するお料理は…。 家族って,時々難しい・・・。
0投稿日: 2019.05.25
powered by ブクログ今回も面白かった。 登場人物が生き生きしていてとてもいいです。 人に薦めたい本のひとつです。 次も楽しみ。
0投稿日: 2019.05.24
powered by ブクログさぼってなんかいない。 限界までがんばっている。 成果もちゃんとでている。 と、 誰かに言ってほしいのは私だけでなく、意外と多いようですね。早くこの飢餓感から解放されたいけれど、必要なくなったらそれはそれでさみしいものでしょうか。 シリーズ1冊目よりも、惰性で読んだこの2冊目の方が、私にはおもしろかったです。「いやなだけのひと」がいなくてよかった。
0投稿日: 2019.04.23
powered by ブクログ自分はこれ!を見つけられたら幸せなんだと実感した。でもとても難しいこと。だから間違えたり勘違いしたりしてもその過程も身になるから前向きに挑戦することが大切なんだと思う。
0投稿日: 2019.04.07
powered by ブクログシャールさん第2弾。 第1弾もそうだけれど、自分か?と思う登場人物たち。 生き方、性格、人生。 色々な岐路がある。 シャールさんは、元からの人間性もあるけれど、歩んできた人生がたくさんの糧になっている人物だなと思う。 いつまでも元気でいてほしい。 いつまでもたくさんの人に寄り添っていてほしい。 小説なのに、心の底からそう思う。 シャールさんを思うと、「お月様」だなと思う。 みんなを優しく見守り、優しく光を照らす満月。 第1話 蒸しケーキのトライフル 第2話 梅雨の晴れ間の竜田揚げ 第3話 秋の夜長のトルコライス 第4話 当時の七種うどん
2投稿日: 2019.03.21
powered by ブクログマカン・マラン シリーズ2作目。続き物だけど、前作を軽く越えるほど、深い話。 あ、でもこれって、章の対象者の状況に、どれだけ共通点があってさらに共感できるか、っていうのが大きいのかもしれない。 なんで文庫本にならないのかなぁ、この本。もっと多くの人に読んでほしい。
2投稿日: 2019.03.10
powered by ブクログ誰にでも経験のある『ままならなさ』に、心が苦しくなりながら読んだ。でも、みんな落としどころを見つけて前に進んでいくし、そうするしかない。人間が生きていくのってなんでこんなに苦しくて辛いんだろうと読んでいてしんどくなったりもした。でも、夜食とシャールの人柄は様々な人を癒やしてくれて、自分にもそういう場所があればなと羨ましくなったりもする。
0投稿日: 2019.02.26
powered by ブクログシリーズの2冊目。ドラァグクイーンの夜食のお店。 野菜がメインのお料理に心も癒される。 人に流されるOL、売れない漫画家、頑張るお母さん、高校教師の惑い、今回も4話。 自分の心の迷いに美味しい料理が染み渡る。 どの話も温かい気持ちになる。
1投稿日: 2019.02.25
powered by ブクログマカン・マランふたたび。 シャールさんおかえり!!また会えて嬉しい。 人生に疲れた人に美味しいご飯とお茶でそっと背中を押してくれるシャールさんですが、自身も孤独と悩みを抱えながら生きている。柳田の「俺たちは孤独だけれど、ひとりじゃない」という台詞がじんと沁みた。ジャダも健気でかわいいし、みんなシャールさんが大好きなんだな。シャールさんが皆にかけた優しさは、ちゃんとシャールさんに返ってきてる。私もマカン・マランの常連になりたい。 滋養強壮にマカン・マラン。続きも楽しみです。
0投稿日: 2019.02.22
powered by ブクログ前作「マカン・マラン」がとても面白かったが、気になるラストだったけれど案の定続編あり! 期待を裏切らず、今作も面白く読めました。 ただ、第一話の設定が重苦しく読み始めは少し違和感も。 それでも店主・シャールさんの優しさが温かい気持ちにさせてくれる、素敵な物語になっていました。 偶然のお客さんだけでなく、今回は常連客の柳田先生の物語も展開。誰もが色々抱えながらホッとできる場所、マカン・マラン。本当にこんなお店が欲しいです~
0投稿日: 2019.02.01
powered by ブクログ前作からの続きから始まります。 ドラァグクゥィーンたちに慣れてしまえば、みんな良い人たち。 居心地の良いマカンマランに憧れながら読み進められます。 お約束となったジャダの短気も健在です。 読み終わった後は、心がほんわかします。 続きにも期待できそうです。
1投稿日: 2019.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「おかまじゃなくて、品格のある、ドラァグクィーンだからね」 夜食のカフェにフラリと立ち寄る、人々。 派遣仲間と孤独に疲れた彼女。 夢半ばで実家の家業を継ぐことに悶々とする彼。 子育てに不安を抱える彼女。 娘の進路に頑なに反対をする彼。 マカン・マランで食事をすると凝り固まった何かがポロポロ剥がれていくよう。 薬を処方するような、料理たち。 蒸しケーキのトライフル、ソイ・ミートの竜田揚げ、大人のお子様ランチトルコライス、一陽来復、冬至の七種うどん。 「切ないわね。幸福の裏には、いつも寂寥が潜んでいるの。でも、人生ってきっとそんなものなのよ。だから、私たちは一生懸命になれるのかもしれないし 皆、寂しくて、一生懸命。それでいいじゃない」
2投稿日: 2019.01.14
powered by ブクログやっぱりこのシリーズ面白い‼︎ こんなお店があったら 私も常連になりたいと思った♡ 色々な悩みを持った人を こんなに簡単に解決できるなんて 本当にすごい人がなんだなって思う‼︎
0投稿日: 2019.01.13
powered by ブクログマカン・マラン 図書館で見つけた時 続編が出てたのかと 飛びついてしまった。 早速 読みはじめたが 遅くなってしまったので また明日 一気に読了 ドラッグクイーンのシャール 人を惹きつける力 全てのものを受け付ける寛容さ 憧れを持ってしまう。 自分もこんな人生を送ってみたい。 でも 寂しさに耐える強さを持てない自分が情けない。 良いシリーズだなぁ
0投稿日: 2019.01.07
powered by ブクログ基本的に小説は図書館で借りることにしているが、買おうかなと思った一冊。今の自分にこんな場所があったらいいのになぁと思う。
1投稿日: 2019.01.04
powered by ブクログ「幸福の裏には、いつも寂寥が潜んでいるの」 ・女子グループ(派閥) ・家族へのコンプレックス ・子育て(しつけ) ・子育て(進路) こんな感じφ(..)メモメモ
0投稿日: 2018.12.10
powered by ブクログこりゃ完全にシャール女王?にはまっちまった。表紙絵のトンカツ、ピラフ、ナポリタンと付けたりサラダのワンプレートを見て、おやま、シャールのマクロビもどきも路線変更かいなと心配したが、いやいやこれも人生教訓の一品でありました。シャールの魅力にますます磨きがかかり、ワキの人物も成長してる。いや、ジャダの短気は改善なしか。オネエさんの料理をいただいてんだから、少しは成長せぇよ。今回も救われた迷える子羊たち、よかったね。裕紀の決心にほろっときた。兄と兄嫁の秘めたる優しさ、美南の支え、やれる。
0投稿日: 2018.12.01
powered by ブクログシリーズものの第二弾ですが、第一弾より先に図書館の予約順番が回ってきてしまったので読みました(さほど問題なく読めたものの、順番に読んだ方が面白いと思います)。 ドラァグクイーンのイメージから強烈な内容なのかな?と思っていたけれど、そんなことはなく。とても優しいお話でした。 こういう、普段の自分の役割や立場から解放されるというか、身を守る鎧を脱ぐことができるお店、あったらいいなぁ。抱えている問題を解決してくれるわけではなくても、息を吐く場所があるだけで救われるもの。 シャールさんも素敵ですね。人柄もお料理も、優しさが染み渡りそう。
0投稿日: 2018.11.18
powered by ブクログ【第1話】蒸しケーキのトライフル【第2話】梅雨の晴れ間の竜田揚げ【第3話】秋の夜長のトルコライス【第4話】冬至の七種うどん、どれもじんわりあったかい話たち、家族に関する話題で自分とは違う家族であっても少し見方を変えれば自分を重ねて読めるのが素敵。蒸しケーキが食べたくなった。
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログシリーズものって、どうしても2作目は 1作目に比べるといまいち…なんて 思ってしまうことも多いけど、 全然そんなことありませんでした。 シャールさんの復活、本当に良かった。 今日は路地裏の古民家に明かりが灯っているかどうか、 本の中の登場人物になったような気持ちで 気にしている自分がいました。 もやもやした気持ちになったら、 梅やフルーツを漬け込んでシロップにしてしまう。 いいなあ。ほんと考え方が素敵すぎます。
0投稿日: 2018.10.04
powered by ブクログ2018.9.21読了 ☆3.5 図書館で借りた。 ウチの近くにもこんなカフェがあったらいいなぁ。
0投稿日: 2018.09.21
powered by ブクログマカン・マランの続編。 図書館本なので、順番が3作目、1作目、この本作なので、登場人物の背景とか知ってるとこもあったりしましたが。。。 4作品、とても、すごく良かったです。 周囲に合わせてた派遣OLが少し楽に生きれるようになる「蒸しケーキのトライアル」 人気漫画家のデビュー前の「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」は、お兄さんへの複雑な気持ちがうるっときました。 「秋の夜長のトルコライス」は母親と子供だった自分、そして今、息子との関係に悩む母親が自由になる。 最後はシャールの話「冬至の七種うどん」 柳田という友達、ドラァグクイーンの仲間達、みな孤独を抱えて生きているけど、ひとりじゃない。
0投稿日: 2018.09.08
powered by ブクログ夜食カフェシリーズ第2弾 今回もひりひりした人の心にすっと染み渡る慈愛に満ちた料理が並ぶ。 料理を通して優しく背中を押してくれるシャールが戻ってきてくれて本当に嬉しかった。そんなシャールが立ち止まった時も食事を共にする事で背中を押してくれる仲間がいる事もまた嬉しい。 食べてみたい真似してみたい料理ばかり。 でも1番はシャールに逢いたい。
0投稿日: 2018.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(2018/8/6読了) 「マカンマラン」シリーズ第2弾。星は四捨五入しての4つ。第1弾を読んでから2年経っているので、思い出せるか心配だったけど、強烈なキャラクターで問題無し。 前作同様、こんなお店があったら是非とも行って、シャールさんにお話してみたい。 シャールさんが迷いの答えを出すのではなく、シャールさんとお話することは、答えへの導き。自分自身で前に進むきっかけとなっている。 ひとつ、柳田とジャダの喧嘩腰の掛け合いは、少々やりすぎ感が否めない。これから第3弾を読むのだけど、そのシーンはあまり無いといいな。 (内容) お待たせしました! シャールさん&「マカン・マラン」復活です! 病に倒れていたドラァッグクイーンのシャールが復活し、いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。 そこには、やはり様々な悩みを抱えた人たちが集ってきて? 〈擬態〉だけ得意になる、ランチ鬱の派遣社員へ「蒸しケーキのトライフル」。 夢を追うことを諦めた二十代の漫画家アシスタントに「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」。 子供の発育に悩み、頑張り続ける専業主婦へ「秋の夜長のトルコライス」。 そして親子のあり方に悩む柳田とシャール、それぞれの結論とともに食す「再生のうどん」。 共感&美味しさ満載、リピート間違いなしの1冊です。 (目次) 第1話 蒸しケーキのトライフル 第2話 梅雨の晴れ間の竜田揚げ 第3話 秋の夜長のトルコライス 第4話 冬至の七種うどん
0投稿日: 2018.08.06
powered by ブクログ病に倒れていたドラァグクイーンのシャールが復活し、いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。 そこには、やはり様々な悩みを抱えた人たちが集ってきて? 〈擬態〉だけ得意になる、ランチ鬱の派遣社員へ「蒸しケーキのトライフル」。 夢を追うことを諦めた二十代の漫画家アシスタントに「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」。 子供の発育に悩み、頑張り続ける専業主婦へ「秋の夜長のトルコライス」。 そして親子のあり方に悩む柳田とシャール、それぞれの結論とともに食す「再生のうどん」。 共感&美味しさ満載、リピート間違いなしの1冊です。 自分に自信の持てない派遣社員、夢を追いかけることに不安を感じる漫画家アシスタント、親のエゴを押し付けてしまう母親、子どもの夢を素直に応援できない父親… 立場も年齢も違うけど、自分が今抱えている悩み、あるいはこれから直面するであろう課題が、この4編に書き込まれている。 そして、その悩みを「1人で抱え込まなくてもいいのよ」と聞いてくれるシャールさんの存在に、登場人物同様に救われる。
0投稿日: 2018.08.01
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図書館より。 読み始めると止まらない。いや、グッとくるところがあって少々読む手が止まったのだけど(そして時々泣きそうになる)。 生きて帰ってきてくれて、本当に良かった。 そしてトルコライスの話がリアルで怖かった(笑)。自分の境遇に近いと本当に感情移入してしまうから怖い。 楽しく読了。ご馳走さまでした。
0投稿日: 2018.07.18
powered by ブクログ既に読了からかなり時間がたっているし、他の方が 良質のレビューをお書きなので簡単に。 (書き忘れていました。ごめんなさい。) 既に続編も出ていますよね。 辛い時に、いいかげんな食べ物はいけません。気持ちが荒れます。お野菜たっぷりの、優しい味でおなかいっぱいになるのがいいです。 それも腹八分目で。 シャールさんのお料理が良いのは、何もかもほどよいからかもしれません。この小説に出てくる人は、みな完全無欠の幸福ではありませんよね。お店を出ても、根っこの問題…自分が向き合うべきことは、消えていません。それは店に残るドラァグ・クイーンも同じに。 囚われ続けてもしかたないことは決別する。新しいものの見方で、出来ることを出来る方法でやってみる。つらいことはゆっくり癒やす。 これはどれも、悲しみを癒す方法ですが、ひとはそれをひとりでこなすのは大変。 寄り添ってくれる人と、お料理。 そして急がないこと。 自分が孤独に耐えうると、じわりと温められながら 言い聞かせることが、すごく大事だと思います。 みんなそれがわかっていても、自分ではなかなか出来ないから、マカン・マランに私達は集まります。 一冊という一皿と、温かいスープでもいかがですか。少し、疲れたでしょう。
4投稿日: 2018.07.07
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頑張っているがゆえに追い詰められて人にそっと力の抜き方を教えてくれるシャールとの会話にこちらまで力が抜けてほっとします。
0投稿日: 2018.05.30
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2018/5/29 いやぁおもしろかった。 読み終えるのがもったいなくて寂しくて。 ずっとマカン・マランにいたい。 さては私、こういうなんでもわかってくれるような人にとんでもなく弱いな。 現実世界では危険やで。騙されるで。 でもこういう場があればこういう人がいればと思わずにはいられない。 シャールさんに救いを求めてしまう。 どうか弱っている彼らを助けて。できれば私も助けて。 そしてシャールさんに助けられた人、シャールさんを支えて。 ありきたりなところにたどり着いてしまったけど、やっぱり人は支えあって生きてるのね。
0投稿日: 2018.05.29
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シャールさん戻ってきてくれてよかった! そして七種うどんの話では涙。 真奈にも未央にも共感する。 「めいっぱい頑張ったらもうそれ以上頑張る必要なんてない」って私も誰かに言われたかった。 シャールさんと柳田のやりとりが好き。
0投稿日: 2018.05.28
powered by ブクログマカン・マラン…夜食カフェふたたび出会えてとても良かった!それぞれの主人公が悩みや苦悩がよくわかったしシャールさんとの出会いでみんなが癒され優しくなれる。私の心も癒される。みたびも楽しみだなぁー
0投稿日: 2018.05.22
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図書館で借りたもの。 「マカン・マラン」シリーズ第2弾! 始めに、シャールさんの快気祝いがあり、前作の登場人物がそろって、なんだか嬉しい気持ちに。 今作は 職場のしがらみに悩む派遣社員の女性 漫画家になる夢を諦めようとしている男性 発達障害グレーの息子がいる主婦 娘の進路変更に頭を抱える父 が出てくる4つのお話。 発達障害グレーの息子がいる主婦の話が、自分と重なって泣いた。 『どうして皆ができることができないの。 気がつくと、大声をあげて叱ってしまう。そのたびに圭が見せる怯え切った表情は、未央自身もいたく傷つけた。 本当はこんなことしたくないのに。言いたくないのに。 怯えさせたくなんてないのに――。』 わたしもいつもこうで、自己嫌悪。 『結局、私しかいない』から、厳しく言ってしまう。 『この子は決して、なにかが欠けているわけではない。 ちゃんと話し合えば、圭はなんでも分かってくれる。 間違っていたのは、ただひたすらに言うことを聞かせようとしていた自分自身だ。』 この言葉にぐさっときた。 周りと違うことで焦って、なんで言った通りにできないのかって怒って。 息子の考え・思いを汲み取る努力をしていなかったんだ。 早く息子を抱きしめてあげたいと思った。 優しく包み込んでくれるシャールさんに、私も会いたい。
5投稿日: 2018.04.26
powered by ブクログマカンマランシリーズ第2弾。 前回お店のオーナーの入院で終わったその続きです。 前回同様、マカンマランのお店を中心に毎回主人公が変わる短編集。 とても良かったです。 各主人公の心情がしみじみ伝わってきます。 とにかく読みやすい。 今作はテーマが「親と子」ですかね。 これは何回も読み返したくなります。 おススメです。
0投稿日: 2018.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
裏路地にある夜しか開いていない不思議なカフェ「マカンマラン」シリーズ第2弾。前作の最後で、店長でドラッグクイーンのシャールががん治療のため休業したお店がついに復活! このシリーズ、こんなに良かったっけ?世の人が悩んでいる様々なことをじんわり癒して勇気づけてくれる短編4つがとても良い。 1.派遣会社での社員同士の馴れ合い(所謂女子の連れショングループ)に悩むOL 2.出来の良い兄を無くし実家の老舗旅館を継がないといけなくなった漫画アシスタント 3.発達障害気味の息子との関わりに悩むお母さん 4.高2の娘が突然の志望変更、その危うさに悩むベテラン高校教師 そして、主人公シャールにも哀しい別れが… 「他人に比べて自分はどうして…」、それみんな思っている事で、ということは他人も自分もみんな悩んでいるんだということ。であれば、他人と比較するんじゃなく、自分はどうすべきか?、何をしたらいいか?、そこに頭も心も砕いて、一歩行動を起こしてみるべし。 この本の登場人物たちはそういうことを教えてくれて、勇気もくれる。良い本である、続きも出ているので是非読みたい。
0投稿日: 2018.03.01
powered by ブクログシリーズ第2弾。 昼間はダンスの衣装のお店、夜は小さな食堂になるお店に、いろんな悩みを持つ人が集まり、その料理と団欒の雰囲気に心癒されて行く。 人はぬくもりや美味しい料理に触れると本音が溢れ出すものなのだろうか。 短編連作、家族をテーマにした話が多い。 こういう悩みを持つ人多いんだろうなあと読んでて思った。 嫌われるのが怖い人、完璧な母親を目指してしまう人に読んでもらいたい巻かな。 続編が出たらまた読みたい。
0投稿日: 2018.02.23
powered by ブクログ前作も再読。シャールさん、戻ってきてくれて良かった。シャールさんの料理と人柄に触れた人たち(塔子さんやマナチー、未央…)が1話だけのゲストで終わるのではなく、マカン・マランの常連になっていくところがいい。
0投稿日: 2018.01.21
powered by ブクログこういう癒しの場所を昔は欲していた。その時の自分はまさに孤独だったんだと思う。 この本に出てくる料理はあくまでも脇役。人と人とのやり取りとか関わり合いがメインだからこそ、面白い。
0投稿日: 2018.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャールちゃんが帰ってきてくれて本当によかったです。ひとりひとりのキャラが愛おしいです。今回は、レギュラーの描写より、短編ごとのゲストの心理描写が多かった気がして、少し寂しかったけれど、変わらない丁寧さで人物と食べ物が描かれていて、本当に面白かったです。
0投稿日: 2017.12.27
powered by ブクログ病に倒れていたシャールが復活し、いつものように 常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。 やがてお店には導かれたように、様々な悩みを抱えた 人たちがふたたび集まってくる。彼らにシャールが 提供するお料理は…。
0投稿日: 2017.12.07
powered by ブクログ私は真奈であり裕紀である。 姉と比較されていた自分。自分に自信がなく人に合わせようとしていた自分。 今の年齢になり、それらから解放され、これが自分であり個性であると分かる様になった。 シャールの様な人に出会えていたら、もう少し早くその事に気がつけたのかな。 今回もシャールは優しく穏やかだった。ただ彼の身体の事が心配で、続きを早く読みたくなった。 47
0投稿日: 2017.12.01
powered by ブクログシャールさんにまた会うことができて、本当に良かった。すぐに喧嘩ごしになるジャダも読み進めるにつれて、とても愛嬌が出て来てチャーミングに思う。どのご飯もおいしそう。 今回も、扱うテーマは重いものばかり。 シャールさんのあたたかさと優しさで、ラカンマランを訪れた人たちの背中をそっと押す。 今回はシャールさんの弱音もあり、こんなに強い人でも弱音ははくのだと、むしろ安心してしまった。 大丈夫。シャールさんには、柳田もジャダさんもいるし、常連さんもお針子さんもいるんだから!と読んでいて励ましたくなった。
4投稿日: 2017.11.19
powered by ブクログマクロビに興味ないせいか、夜の料理より昼の衣装の方が興味ある。店の雰囲気は本当に良い。ジャダさん頑張ってる。柳田もいい友人。
0投稿日: 2017.11.18
powered by ブクログ本当はじっくり読むべき本なのに、図書館の期限近くなって慌てて読んだので自分的には不本意です。でも内容は満足。 毎日料理するのは本当に時間が無かったり、面倒だったりするんだけど、ちゃんとしたもの食べなきゃとか思う。できれは心弱い時とかにこんな通えるところが私にもあってくれればいいのに。
0投稿日: 2017.11.11
powered by ブクログシャールさんおかえりなさい。 私も一緒にお祝いしたかったぁ。 変わらずの優しさに癒されました。 「生きていくのって寂しい」 だけど、生きてくのだよね。 自分でどうにかしながら生きてくのだけれど、 時々、シャールさんの優しさに 包んでもらえたら頑張れるような気がするな。 今回も元気をもらいました。 マクロビは面倒なイメージあるけれど なんちゃってマクロビ、いいなぁ。
0投稿日: 2017.10.23
powered by ブクログ1話 前回の話を少しおりまぜつつ 派遣社員の真奈のはなし 蒸しケーキ ジャダがお店を守りつつシャールが帰ってくるまで 2話 漫画家を目指す老舗旅館の次男 ソイミート
0投稿日: 2017.10.16
powered by ブクログOLグループの中で孤立を怖れる派遣社員、優秀な兄に劣等感を持つ漫画家志望、小1の息子の発達に悩む専業主婦、高2の娘の進路を認められない中学校教員。 生きるのが窮屈に感じている人たちにシャールさんが心と身体に沁みる料理を振る舞う。 春夏秋冬に合わせた四章、全て号泣。 全く違う境遇の4人全てが自分のことのように感じるのは、心情の機微を丁寧に重ねて響合わせたから。主人公が救われるのと同時に自分も救われるような物語でした。
3投稿日: 2017.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『マカン・マラン』の続編は前回以上に心に染みた。 皆が心配していたシャールさんの帰還。 そのシャールさんの周りには年齢も性別も境遇も多様な常連客がいつも集まり、穏やかで温かい夜の時間が流れている。 「それだけで、充分よ」 「もうそれ以上がんばる必要なんてないのよ」 またしてもシャールさんの相手を思いやる優しいセリフに泣けた。 この世の中は儘ならないことばかり。 でも一旦力を抜いたら、また新しい力も沸いてくるはず! 目の前にある大切なもの、私も掴みたいな。 「マカン・マラン」には今夜も、美味しそうな夜食の匂いと共に、迷い人のための灯りがほんのりと灯されている。 勿論第3弾希望‼
0投稿日: 2017.08.17
powered by ブクログ出てくる人たちの悩みがもどかしくて、彼らがマカン・マランにたどり着くとほっとする。シャールに会えば、大丈夫。助けてもらえるよ。冬至の七種うどん、食べたいな。
0投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログシャールが帰ってきた! こんな人が近くにいたらいいなあ。 物語全体の暖かさは続編でも。 みんなままならないけれど、一生懸命なのよね。今回は、いろんな親と子の関係について、シャール自身のも含めてね。 また続きが読みたい。
2投稿日: 2017.08.06
powered by ブクログままならない日々を送る人たちが、ホッと息を付けるような夜食カフェ、マカン・マラン。今回もそれぞれのお話で涙が出ました。皆多かれ少なかれ苦悩を抱えていて、それを表に出さないように頑張っている。だから一見能天気に見えるあの人だってこの人だって、うんと辛い境遇にいるかも知れない。そんな想像力を決して失わずに人と接していかねばなあ…と、いつもシャールさんに教えられます。でも自分が切羽詰まっているときは、どうしても人に優しくできないこともある。全ての人の近所に、マカン・マランがあればいいのに。
1投稿日: 2017.08.02
powered by ブクログ派遣のOL,売れない旅館の次男のぼんぼん漫画家,発達障害かと子供のことで悩む奥様などを,自然体で癒すシャールは健在.ヤンキーなジャダや親友?の柳田先生も相変わらずの存在感.とっても素敵なマカン・マラン.特に「冬至の七種うどん」が良かったです.
0投稿日: 2017.07.31
powered by ブクログあのシャールが帰ってきた。 ここには相変わらず色々な人がやってくる。前回登場した人物も脇役として登場するのでなお嬉しい。 でも、一つの別れが訪れる・・・。 第二作もクオリティそのままです。この後も、シャールがまた登場するのか楽しみです。
0投稿日: 2017.07.16
powered by ブクログほっと一息つける場所があることが良いことだと感じる。派遣社員の女性がシャールと出会い、自分を持つことが大切だと感じ、マクロビ料理のケーキ作りを通して、前向きになっていくのが良かった。派遣同士、女性同士の面倒なやり取りにも臆することなく、心を持っている女性社員とともにケーキを食べる姿にほっこり。教諭の男性と店主が幼馴染であり、お互いの境遇、家族間のことなどに切なくなり、皆で冬至のうどんを食べ、親睦を深め、また明日からも頑張っていこうと感じる。シャールの言葉によって、訪れたお客様が元気づけられるのが良い。
0投稿日: 2017.07.15
powered by ブクログシリーズ2。キャラが多くなりすぎてるがまぁ楽し。 2017.7.11
0投稿日: 2017.07.12
powered by ブクログ前回に引き続き 今回のシャールさんのお手製の料理も お言葉も 胸に来るものがあった。 まだまだ続いてくれたらなぁ(ㅅ´ ˘ `)
0投稿日: 2017.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
OLグループの集団ランチから抜け出すのが怖い派遣社員、兄の後継を迫られた出来損ないの弟、子どもの発育に悩む母親、鬱々としながらも他人が作った殻の中にいる人たちを、ドラァグクイーンのシャールが自らの存在をもって、殻を溶かしてゆく。 幻想的な存在で描かれていたシャール自身も一人の人間として、様々な葛藤の中で生き、また他人に支えられて生きている。 誰もが自分を自由に解放することができ、誰もが人を支え、人に支えられている
1投稿日: 2017.07.07
