Reader Store
女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび
女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび
古内一絵/中央公論新社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

414件)
4.4
176
179
34
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    順番が違ったまま読み、すでに常連客になっていた方の初来店を読むと、また続きを読みかえしたくなる。 マラン・カランの雰囲気が好き。 悩みを抱える人が身近に感じて、私もがんばろっと思える。

    6
    投稿日: 2022.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「マカン・マラン」の続編です。とある駅前の 路地裏にあるカフェは、人の悩みを癒す不思議 な空間と食事を提供します。 なんて言うと、ありがちなファンタジーのよう ですが、内容は現実的です。 それぞれの悩みは誰もがどこかで体験している はずの内容ですし、料理も決して奇をてらった ものでもありません。アジアンテイストが中心 で、もともと人の体に優しい食事なのです。 同調圧力に疲れきったOL、親の期待を裏切り続 け行き場を失った若者、子育てに行き詰まった 母親など、どれも感情移入してしまうな悩みな のです。 でも、それがカフェの主人のほんの一言と、料 理で救われる。 とても爽快な読後感を味わえる一冊です。

    0
    投稿日: 2022.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    様々な苦悩を抱えて、マカンマランにやってくる人々。シャールのどこか達観した人間性と説得力のある夜食で皆満たされていく。人間って案外小さなことで悩むよなあと気付かせてくれます。大好き度❤️❤️

    0
    投稿日: 2022.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本好きです。 やさしい気持ちに包まれる感じがします。私もマカマランの片隅で食事しながら、ポツリポツリ話したり、話を聞いたりして癒されたいのだろうな。 味方が欲しいんだな。きっと。

    1
    投稿日: 2022.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本を読み終えると、いつも心が温かくなる。 シャールはいつも人の悩みを溶かしてくれる存在。 でもそのシャールが逆の立場になった時でも、周りの人が支えてくれていてとても心地良い人間関係だと思った。 マカン・マランに出て来るお料理もどれも美味しそう。こんな素敵なカフェがあったらいいなぁといつも思う。

    1
    投稿日: 2022.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカン・マラン、二冊目。短編の登場人物がドラッグクイーンのシャールのお店で、体に優しいお料理とシャールとの会話で八方塞がりの状況から新たな道を見つけるヒントを得る、そんなストーリーの数々についのめり混んでまた次が読みたくなります。あと続き二冊図書館でレンタル済み。

    6
    投稿日: 2022.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2作目も、変わらずの美味しそうな料理と、優しい人々がおり、実際に行ってみたくなる。疲れたとき、労って、元気付けてくれる作品。私は第一編の話が好きで、主人公の気持ちがなんとなくわかる。だからこそラストで主人公が少し変わったところには、すごいなぁと思った。

    1
    投稿日: 2022.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目。 1作目よりも面白かった!各話の主人公達が、その後マカン・マランの常連さんになり、たびたび登場するのが好き。 そういえば、シャールという名前は、昔好きだった成田美奈子さんの「エイリアン通り」の主人公の名前だなぁと懐かしくなりました。あと、御厨(みくりや)という名字は珍しいのに、少し前に読んでいた原田ひ香さんの「三千円の使い方」の主人公一家と同じ苗字で、偶然だけれど不思議な縁だなぁと思いました。

    1
    投稿日: 2022.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカン・マランの二作目。ここでもシャールさんのマジックに引き寄せられるようにマカン・マランに集い、新たな一歩を踏み出していく様に癒やされます。 この後何かと登場するタワマンのメンバーあり、常連となってマカン・マランを支えていくメンバーありと、登場人物がいろいろな場面で交差するのも非常に面白く、ついつい”この人はどこかで・・・”と読み返したくなるのがニクい!

    1
    投稿日: 2022.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この方、「耳朶を打つ」という言葉を多用します! 特にトルコライスの回とか冬至のうどんの回とか。前作より悩みがリアルで重たくなって苦しかった。 それでも、ちゃんと心が落ち着いていく。 「人生が変わる夜食カフェ」は言い過ぎな気もするけれど、自分の抱えている荷物を下ろせる素敵な場所だと思う。 癒されて安らげて寂しさを埋められて。でも自分の世界もちゃんと認めてくれて、ほっといてくれる。 前作を読んだ母から、あなたにもこんな場所があるといいのにねと言われた。 その時は流していたけれど、そうだなあと今は実感。

    0
    投稿日: 2022.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラァグクイーンのシャールが作る夜食が人々の心と体を癒す短編集2巻。全4話。しょうもない私にうんざりなOL、夢を諦めた漫画家の卵、完璧を目指す専業主婦。どれも読んでいて気持ちがイタイ話だったけど、ラストに救われる→ ラストの柳田の話はとても好き。私は親なんだから柳田目線になるはずなんだけど、柳田の娘の気持ちがすごくわかるし、だから最後の柳田の選択にホッとした。 この本のは短編の主人公が次以降のお話でしたチラリと存在してるんだよね。それがとても良い。マナチー良かったなぁ。

    0
    投稿日: 2022.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょうど、物凄く落ち込んでいる時に読んだ。 ある人にとっては何気ない1日だけど、ある人にとっては千切れそうなくらい辛い1日がある。 漫画家さんの話で大号泣。 私たちはみんな、一生懸命で寂しい。

    1
    投稿日: 2022.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1冊目に続き、物語にどんどん引き込まれていく。 ズキンと胸に響くエピソードも・・・ こんなお店が近くにあったらいいなぁ。

    1
    投稿日: 2022.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    順番が前後してしまって二冊目を先に読み終えた。 それでも特に戸惑うことなく読了。 シャールさんの言葉に幾度となく涙。 なぜ泣けてくるんだろう? 自分は極々どこにでもいるような人間で、 いろいろあるけどそれほど不幸じゃない。 それでも彼(彼女)の言葉は胸に響く。 それを自分に向けて話してくれているんだと思って読むと、ネガティブに向いていた気持ちを軌道修正でき、 明るい方を見ることができる。 じんわり優しい一冊だった。

    9
    投稿日: 2022.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    俺たちは孤独だけれど、ひとりじゃない 柳田さんの言葉 もうこれに尽きるよね ひとりじゃないよ どんなに孤独でも

    1
    投稿日: 2022.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさんが無事に退院して戻ってきて、よかった! 個人的には前作のほうが好きかな。でも今回もシャールさんはみんなを温かく包み込んでくれて、安心した。 今回はさまざまな親子関係が印象的。

    0
    投稿日: 2022.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今回もちょっとほっこりたまに涙しながら読んだ。 特に小学生のお母さんの話、柳田先生の話。 自分の子には幸せになってほしくて、 間違いのないように、 どうしても自分の価値観を押し付けてしまう。 でも全部を任せるのも違うと思うし、 言わなきゃいけない、止めなきゃいけないことと、 本人に任せる、信じることの境目がわからない。 難しいなあ。

    0
    投稿日: 2022.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     マカン・マランのシリーズ大好きです。  この本を読むと、ああ食事を大切にしなければという気持ちを思い出させてくれます。ご飯を食べられる喜びを噛み締めないともったいないですね。  人の悩みって人と比べてしまうから起きることが多いよなあと改めて思いました。普通から外れるのがこわい。それが普通だと思わされているだけかもしれないのに?  現代的な考えの人によりがちな作品も多いですが、他の世代の葛藤にも触れていて、どちらの意見にも否定も肯定もせず、寄り添っているシャールが素敵だなあと思いました。 p70「あなたも、自分のことを"ただの"とか"つまらない"とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれている人たちに対して、失礼よ」   

    1
    投稿日: 2022.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさんが無事に戻って来たシリーズ2作目。 1作目からの登場人物も健在ながら、今作では職場の人間関係に悩む派遣のOL、漫画家を目指しながらも、志半ばで実家の旅館を継ぐ覚悟を決める20代の男性、「子供が発達障害かも」と悩む専業主婦などが、身も心も疲れ果てて、「マカン・マラン」にたどり着く。 今作の話は、どの作品も心にずっしり来る。 それぞれ悩みが違うのに、シャールさんの言葉がまるで自分が言われているみたいで、読んでいて涙が止まらない。 自分の固定概念にがんじがらめになって、苦しくって、誰かに背中を押して欲しい・・・ そんな時に読むと本当に救われる。 現実にシャールさんがいたらなぁ・・・ 料理の知識も本当に豊富で、とても真似が出来るほど器用ではないけど、この作品で学んだ知識をいつか活かせるぐらいになれるかなぁ・・・ ラストの章のシャールさんの同級生の柳田先生の不器用な優しさも心に響く。 本当に心温まる優しい物語。

    8
    投稿日: 2022.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ふたたび! このシリーズの本を開けばいつだってまたシャールに会えるのが楽しい。 食べることが大好きな私にとってシャールのご飯を食べれずただ読むだけなのはもどかしいけれど、それでも話が気になって読み耽ってしまう。 完全にマカンマランシリーズの虜になってしまった。 次作を読むのも楽しみ。

    0
    投稿日: 2022.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大変読みやすく、夢の中にいるようで、こんな場所があればいいなとは人並みには感じるものの、ハートウォーミング系のいい話なんだろうとは思えるものの、この点数の高さは私には謎だ。 (追記) 1冊目から読んだら感想は変わっていたかも。これからは、シリーズものはまず1冊目から読もうと思った

    0
    投稿日: 2022.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    元気になれる本。就職しなくても生きてけるかなーなんて読みながら考えてました。美味しいご飯が食べたくなった

    0
    投稿日: 2022.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    食事というのはただ食べるだけではなく、心と体のためにすること…と今更ながら思います。 心を込めて美味しいものを作りたいと思いました。

    1
    投稿日: 2022.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさんの真っ直ぐな言葉に助けられる いつの日か自分らしさを忘れて 友達や家族の目、世間体を気にしすぎてしまう そんな大人に、自分らしさを手に入れたシャールさんの言葉や生き方は影響を与えるんだろうな ここまで色んな人を変える力を持ってるシャールさんもすごいけど、 人は意外と変わろうと思えば変われるんじゃないかな、きっかけ次第で

    0
    投稿日: 2022.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表紙から話の内容まで全てが星5って感じ!心温まる話やった。ジャダと柳田の掛け合いがだいすき! 私もこんなお店の常連になりたいなあ

    0
    投稿日: 2022.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    派遣社員の真奈も、子育て中の未央も、読んでいて何度も「違う!」と言いたくなってしまいます。そんなに悩まなくていいのに、とも。 でも、本人たちにとってはそれは大きなことで、必死で頑張っていること。だから、未央とシャールが乾杯する場面が心に残っています。 「がんばってるあなたに」「一生懸命なあなたに」 幸福で、寂しくて、一生懸命な私たちに乾杯。 肩の力を抜くのってすごく難しいけど、弱い部分を見せられる相手に出会えたらできるようになるのかな。 シャールには柳田さんがいてよかった。前回に続き、柳田さんに心を持っていかれています。 マナティーの読書仲間の晶子がかっこよくて憧れます。

    0
    投稿日: 2022.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物は、周りの負の圧力に嫌気を感じながらも、シャールやジャダたちとの出会いを通じて前向きになっていく。 読みやすかったのと、情景の描写が綺麗だった。あたたかい物語で素敵だなぁと思いつつ、自分が求めていた登場人物の思考の強さ、深さとはミスマッチだったので、主観的に3。

    1
    投稿日: 2022.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このシリーズは本当に心が温まる… 落ち着きたい時、自分を見直したい時、一度現実から離れて没頭し、その後ゆっくり自分を確認出来るできる本です。

    0
    投稿日: 2022.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4編の中編が収録されているけど、3つ目の「秋の夜長のトルコライス」が一番好みでしたね。 "そうよ。本当のサボタージュっていうのはね、怠け者の常套手段ではなくて、もっと過激で前向きなものなの。ある意味、がんばっている人の特権なのよ"

    2
    投稿日: 2022.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールが、素敵な人だった。綺麗で華やかなのに家庭的な知恵をたくさん知っていて、落ち着きがあって、使う言葉も綺麗だった。そんな女性になりたいと思った。 自分のことを否定したら、自分を支えてくれている人に失礼という言葉がよかった。 シリーズ4作あるようなので、他の作品も見たい!

    0
    投稿日: 2022.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰にでも1度はこんな経験どこかであるんじゃないかなって思います。 あたたかい気持ちになるのは前作と同様です

    1
    投稿日: 2022.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカンマラン2作目。またシャールさんに会えてうれしい。 シャールさんの言葉が優しくて、心に響く。 親の心子知らず、子の心親知らず…。 子どもの発育に悩み、頑張り続ける専業主婦の話、「秋の夜長のトルコライス」が印象深い。 子どものためと言いながら、子どものためになっていない。 「困るのは圭じゃなくて、未央じゃないの?」 ハッとさせられた。

    5
    投稿日: 2022.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカンマラン2作目も心にしみる話ばかり。 シャールさんの優しさ、器の大きさ、ゆったりとした物言い、眼差し、本当にステキです。 抗議しにきたPTAメンバーと一緒に連れられてきた女性。息子とシャールさんが話していたことを知り、確かめたいとの思いできた母親まで受け入れる度量の大きさ…。すごい! シャールさんの一つ一つの言葉が心にしみます。このシリーズの4冊は心を温かくする宝物のような本です!

    0
    投稿日: 2022.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「マカン・マラン」の続編。またシャールさんやマカン・マランの人たちに会えて嬉しい。今回はどの話も親の心子知らず、子の心親知らず…って感じ。前回同様、どれもじんわり胸にしみる話でした。ジャダさんと真奈ちゃんの仲良さそうなやりとりにもほのぼのしました。みたびを読むのが楽しみ。

    0
    投稿日: 2022.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分のない人間なんて、この世にいるわけないじゃない。 だったらそこにいるあんたは、一体なんなのよ。 あんたは今いる自分を差し置いて、ないものねだりをしているだけよ。 あなたも、自分のことを"ただの"とか"つまらない"とか言っちゃ駄目。 それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれている人たちに失礼よ。 目一杯がんばったなら、もうそれ以上、がんばる必要なんてないのよ。 あなただって、そう思い詰める必要はないのよ。 一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないものよ。 たまにはサボりなさい。

    3
    投稿日: 2022.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    3.9 →特別な人ではなく、どこにでも存在しそうな人達に視点が当てられているからこそ、心に響くものがありました。普段、何気なく街ですれ違う人達もそれぞれがそれぞれの悩みを抱えていたりするのかなと思わされました。 食事を表すシーンがとてもおいしそうで、実際にお店があったら行ってみたくなりました!

    5
    投稿日: 2022.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    充分。それだけで、充分よ。 あなたも、自分のことを、ただの、とか、つまらない、とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれている人たちに対して、失礼よ。 誰かと一緒にいたくて、でも、しがらみのある友人や知人とは喋りたくない。そんな矛盾した人恋しい夜が、誰にでもあるものよ。 追い詰めないで。理解しなくてもいいから。 世間知らずの思い込みを、そう簡単に認めるわけにはいかない。それは物わかりのよさではなく、単なる無責任というものだ。 一陽来復。陰極まりて、陽に帰る。 二冊目、ぐっと良くなったな・・・宮下奈都さんに近いというか、ぐっとくるのが増えたな・・・残りも読も

    2
    投稿日: 2022.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今作のお客さんの中で、第一話のOLの話には、自分の置かれている境遇と似ていて、痛いほど共感できた。 周りの人に、嫌われたり、浮かないために無理して人に合わせることが、自分の心をすり減らしているんだな…と話を通して改めて感じた。 描かれていたとおり、家族、友人、恋人がいても、全ては分かり合えなくて、何となく心寂しさを感じる時があって、そんな時にマカンマランみたいな心が温まって、普段とは全く関係ないコミュニティで話せるようなお店があったらいいのに…と思った。 誰かの話や悩みを聞く中で、自分の悩みと重ねてみたら、意外と解決に繋がることもあるのかも…と感じた。

    7
    投稿日: 2021.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    夜食カフェの心地よい空間が好きです。 集う人たちはそれぞれ悩んだり、空回りしたり、どうして良いかわからなくなっていて。 夜食カフェで、それぞれの大事なことに「気づき」 この後も続く毎日を生きていく。 自分らしく生きようとする一方で、 離れられないしがらみ、理解してほしい人と分かり合えないことに苦しんだりする。 すべてが自分の思い通りになるわけない。 何が一番大事かを、自分の中で決めること。 押し通したいものがあるなら 誰に何を言われても通せば良い。 世間の常識とか、普通とか標準がなんであるか、他人のことを気にしても自分の機嫌が良くなるわけではない。 自分の機嫌が良くなることを優先すれば良いのだ、とあらためて確信した。

    4
    投稿日: 2021.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    親子関係、家族ものが多かった。 家族に対して描かれているところの外側で本人も意識しない思いがあった。そこが感動ポイントだった。

    0
    投稿日: 2021.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカン・マラン続編! 読んでてすごく落ち着く作品。 今回は親子の話が多かった気がする。 親の心子知らず、子の心親知らず、、相手を思いやるための想像力は、他人だけじゃなく家族に対しても必要だなと改めて思った。

    0
    投稿日: 2021.11.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ第2弾。 シャールさんのその後が気になりつつも、前作を読み終えてから気づけばはや半年が経っていました。 シャールさんは無事に「マカン・マラン」へ戻ってきます。 そしていつもの美味しい料理とクラッシックの調べ。 肌寒くなってきた季節に心が温かくなる作品です。 説明 内容紹介 お待たせしました! シャールさん&「マカン・マラン」復活です! 病に倒れていたドラァッグクイーンのシャールが復活し、いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。 そこには、やはり様々な悩みを抱えた人たちが集ってきて? 〈擬態〉だけ得意になる、ランチ鬱の派遣社員へ「蒸しケーキのトライフル」。 夢を追うことを諦めた二十代の漫画家アシスタントに「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」。 子供の発育に悩み、頑張り続ける専業主婦へ「秋の夜長のトルコライス」。 そして親子のあり方に悩む柳田とシャール、それぞれの結論とともに食す「再生のうどん」。 共感&美味しさ満載、リピート間違いなしの1冊です。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 古内/一絵 東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年『快晴フライング』(ポプラ社刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    21
    投稿日: 2021.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    好きだったのは蒸しケーキのトライフルと秋の夜長のトルコライス。 両方とも、女性として考えさせられた。特に秋の夜長のトルコライス。わたしには子供がいないけど、もしいたらこのお母さんのようになりそうと怖かった。子供のためと自分が頑張るのを全て子供に押し付けそうで…。これを読んで、思い詰めた時とか、焦りで視野が狭くなった時にこの本を必ず引っ張り出そうと強く思った。

    0
    投稿日: 2021.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり面白くて、心が温まって一気に読んでしまいました。前回の登場人物もたくさん出てきて、それも読んでて楽しかったです。 1番共感出来たのは、初めのOLの話でした。休憩くらいは1人でのんびりご飯食べたいなーって思うこともあるから共感しました。あそこまで酷くはないけど、たまに息詰まるなと思ったことがあったので、気持ちがよく分かりました。でも最後には自分でお弁当作って、自分が気持ちよく思える場所でランチ食べてて、そういう時間を自分で作るのってやっぱ大事だよねって改めて思いました。 あとなによりもシャールさんの人柄が素敵すぎました。 お母さんさんが息子のことで追い詰められてた時も、周りも責めてしまう言葉を言ったり、私自身も気持ちはよく分かるけど子供可哀想だなって思ったりしてました。でもシャールさんは、お母さんを傷付けることなく寄り添って話を聞いてあげてて、お母さんも気持ちが楽になってて凄いと尊敬しました。 柳田先生が言ってたみたいに、失敗を責めずに、長所を褒めて人を動かす人なんだなと感じました。 続きも近いうちに読もうと思います! 「あなたも、自分のことを"ただの”とか"つまらない”とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれる人たちに対して、失礼よ」 「目一杯頑張ったなら、もうそれ以上、頑張る必要なんてないのよ」

    6
    投稿日: 2021.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人の弱さや悩みを癒やす優しい料理の数々。料理を通してつながる人々の物語。 大切な人との対人関係がテーマなんだと思う。 大切だからこそ他人と割り切れないし、思い通りに行かないし… だけど、色々悩んで罪悪感を感じても、案外周りの人はそんなことで責めようなんて思ってないんだね。 下宿大学生の私は家族とあまり連絡を取ってない。 ご飯もスーパーのお惣菜の日もある。 今のところ、この本の人物みたいにドラマチックな人生じゃないけど、丁寧に生きたいなぁと思った。 マクロビオティック…気になっちゃった

    0
    投稿日: 2021.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    個人的には一作目よりも身近に感じた。年齢を重ねると新たな出会いが少なくなる分、社会のサークル内で自分の居場所を作ろうと必死になり、他人に自分を重ね自分軸がなくなる。一時的なもので取り繕ってもずっとは続かない。どこかで限界がきて壊れていく。大人になった今、誰とどのような関係を築きたいかを決められる人でありたいと思わせてくれた。子供の成長に悩む母の話はとくによかった。家族とて1番近い身内であり他人だ。理解し得ないことは当然、だが理解出来ないからこそ話す手段を放棄してはならない。家族の繋がりがテーマだからこそ身近に感じたのかもしれない。シャールさんを通じて個々の家族が自分を見直していく、まとまりがあってとても良かった。

    0
    投稿日: 2021.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学生時代は読書が好きでしたが大人になってから全く読まなくなりました。 そんな時にたまたま手に取ってみた本がこれでした。 あたたかくやさしい気持ちになり、本を読むっていいなって思いました。それ以来趣味が読書になりました。

    2
    投稿日: 2021.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本当にいいなぁ…としみじみ思います。 暖かくて美味しい食事とシャールさんとジャダさんの対照的だけど2人がいることでほっこりできるマカン・マランが大好きです。 それぞれの人の悩みを優しく解決に導いてくれるシャールさん、ゆったりとして癒されるのに早く続きが読みたくてついつい急いで読んでしまいます。

    9
    投稿日: 2021.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ぐいぐい引き込まれて、一気に読んでしまいました。1作目よりも完成されているような気がしました。 今回は、比佐子さんのアパートに住む漫画家志望の男の子や、シャールさんのお店に怒鳴り込んできたPTAの人たちなど、前作と関わりのあるお話もありました。そして、みんながシャールさんに惹かれて、マカンマランにやってくるようになります。ほんとにシャールさん人たらし(笑) 私の好きなメタボクソオヤジの柳田さんvs元ヤンキージャダさんの口は悪いけど、なんだかほっこりする喧嘩もあったりして、思わずクスッと笑ってしまいました。この2人、ほんと良いキャラなんですよね〜 今回も、悩みや辛さを抱えた様々な環境の様々な人たちがマカンマランにやって来て、シャールさんの美味しい夜食と優しい言葉で、一歩踏み出せる勇気をもらう。 シャールさん自身のこともあり、前作よりもウルウル率が高かったような… 後2作とても楽しみです♪♪

    9
    投稿日: 2021.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今作も良かった! ジャダちゃんがほんと毎回いいキャラしてる。 うるっとくるような話もあってよかった。

    1
    投稿日: 2021.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本を読んでいる間、マカンマランに通っているような疑似体験。それだけでも、ちょっと楽な気分になってる。

    4
    投稿日: 2021.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    秋の夜長のトルコライス。 自分も子育て中に子供を追い詰めていたのかも?と、読んでいて苦しくなりました。 一生懸命で何も見えなくなって、自分が闇の中に居るような。 気付くと声を出して泣いていました。 人の痛みがわかる。 孤独を知っている。 マカンマランでシャールに出会えた人は幸せ。 人生に行き詰まった時に、マカンマランやシャールが身近にいればいいのになぁ。 これは自分にとってとても大切な本になりそうです。

    7
    投稿日: 2021.09.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    マカン・マランシリーズの2冊目!おかえりなさい、シャールさん。そして私的には「ただいま」な気持ち。 ある商店街の細い裏路地の奥に、隠れ家のように佇む古民家のような一軒家…そこは昼はダンスファッション専門店、夜は夜食専門の賄いカフェ「マカン・マラン」だった。そんな「マカン・マラン」を訪れる、悩みを抱えた人たちの視点から描かれる4編の連続短編集、第二弾です。 前作よりもお料理の描写が少なかった気がするけれど、どれもやっぱりめちゃめちゃ美味しそうな上に体にも良さそうでした。食べるものって本当に大事ですよね、料理は苦手だけれど、がんばろって思います。 今作のお話は、前作よりも今の私に刺さる言葉が多かった気がします。でもきっと読むたびに刺さる箇所も変わるんだろうなぁ…若い頃にも読んでみたかったです。 前作に出てきた常連さんたちもちょこっと出てきて、彼女らのその後も知れて嬉しい。 もちろん続きも読みますよ〜。 「自分のことを〝ただの”とか〝つまらない”とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれている人たちに対して、失礼よ」(71頁) 「一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないものよ。たまにはサボりなさい」「本当のサボタージュっていうのはね(中略)ある意味、がんばっている人の特権なのよ」(209頁) 「恐らく自分が認めなかろうと、理解しなかろうと、娘には娘の人生があり、その責任のすべては最終的に娘自身が追っていくしかないのだから。だとしたら、たとえ失敗すると分かっていても、その挑戦を選んだ娘を見守ってやるくらいのことしか、親にできることはないのかもしれない」(265頁)

    0
    投稿日: 2021.09.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作からのキャラクターに愛着が湧き、その人達が動いているのが楽しいです。 今回は、OL、漫画家、主婦と割とおとなしい人ばかりの印象。 どの話も共感の嵐。胸が苦しくなりつつも、シャールさんの作ってくれる料理と紡がれる言葉、マカンマランの雰囲気に癒され、読んでいるこちらまで心が洗われる気持ちでした。 最後の話は柳田先生視点からのシャールさんの話。 おかまを連発するのは嫌ですが、柳田先生視点になると途端にコミカルになるので楽しくて好きです。 心の中でツッコミを入れている先生がなんとも可愛らしく思えます。 ラスト、同級生二人で並んでうどんを食べる所がとても良かった。面倒な事は何も言わず、相手に寄り添っている、二人の間にある信頼感が見えるシーンでした。

    2
    投稿日: 2021.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     今回も心に染み渡るシャールさんの言葉と美味しそうな料理に、心の栄養補給はバッチリ。あと2作で終わってしまうのが惜しいので、次作からはゆっくり読もう。早く読みたいのに読み終えたくないこの気持ち久しぶり。  派遣社員の女性の話と子育てママの話の主人公たちの様なタイプを、実生活ではイライラして敬遠してしまいがちなので、シャールさんのような懐の深い人間になりたい。この中では1番家庭で作れそうな冬至の七種うどん食べてみたい。  シャールさんは前作からずっとナジャさんを想像して読んでいるので、テレビでナジャさんを観るとドキッとするようになってしまった。

    1
    投稿日: 2021.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ第2弾。 ドラグクィーンのただの人生相談‥では決して無い。 今回も迷える人達を、これまた美味しそうな食事と、心に染み入る言葉で癒していく。 シャールが放つ言葉のひとつひとつが、とっても深く心に響く。 好きなシリーズだ♪

    0
    投稿日: 2021.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『何かに囚われたらマカン・マランで解放しよう!』 人は皆、何かに囚われながら生きている。自分の思い描く世界の中に留まろうとする。マカン・マランでのシャールやジャダらドラァグクイーンとの触れ合いは、そんなしがらみを解放してくれる。本作も、心温まる交流が満載!

    1
    投稿日: 2021.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカン・マランはどの作品もクオリティーが高く、毎回読者の心情に寄り添ってくれる。四季折々の旬の食材を使った料理。シャールの栄養知識と温かな珠玉の言葉…穏やかで落ち着いた時を過ごせる1冊。

    0
    投稿日: 2021.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こーゆーシリーズ物は順番わからなくなりがちだから 副題に「ふたたび」(次作は「みたび」)と入ってるのがありがたい。 育児に悩む母の話が特に沁みた。 [図書館·初読·8月3日読了]

    1
    投稿日: 2021.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    安定のおもしろさ、いや、それ以上に、どんどん面白くなるし癒されるシリーズ。自分はつまらない、才能がない、いい母親でなくてはいけない、そんなどうしようも無い気持ちをシャールさんはそっと変えてくれる。このシリーズって、前に出てきた人がまたまた登場するから楽しい!

    2
    投稿日: 2021.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1冊目面白くて早速2冊目! 今回もやっぱり柳田面白い…ツボ。 流し目、ウインク、しなをつくるはもう想像するだけで楽しい。 今回印象に残ったのは、育児ママかな…。 母親の気持ちとか、子供の気持ちとか。 頑張っても上手くいかない、儘ならないことだらけ。 シャールの魔法の言葉はいつも誰かを掬ってくれる。 救いは出来ない、ただ優しく包んでくれる暖かさに、毎回ため息が出る…。 女神様。 即行3冊目行ったわ。

    0
    投稿日: 2021.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    1を読んでから少し時間が空いたので ちょっと忘れているところもありましたが 読んでいくうちにだんだん思い出してきました 1に出てきた人たちも ところどころに出てくるので 是非1から読んでもらいたいです さて、2も相変わらず読みやすく あっという間に読めました 今回は4編の物語 自分がつまらないと思っている 派遣OLマナチー 人に合わせ、顔色を見ながら生活していることに ひどく疲れている。 兄にコンプレックスを抱いている裕紀は 家を出て漫画家を目指すが その兄が亡くなってしまい 実家を継ぐことに疑問を感じる。 子供が発達障害か不安を抱えている未央は 自分が親に認められず苦しんだのに 子どもにも同じことをしていることに気づく。 そして前作から出ていたシャールの旧友柳田は 娘が目指す理転を受け入れられないでいる。 それぞれ悩んだ末にマカンマランにたどり着き シャールの食事と言葉で 少しずつ心が解されていく。 特に大きく物事が解決するわけではなく 当事者の気持ちが変わっていく様子を 描いているのがいい。 そして次の章で 前の章の主人公のその後を チラッと見せてくれるのも嬉しい。 私もシャールさんのお世話になりたい。 たまに息抜きして、自然体でいられる場所 なんて素敵なんだ〜

    3
    投稿日: 2021.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目。 シャールさんが病院から戻ってきてマカン・マランを続けているようで、一安心。前回の登場人物に加え、新たな登場人物3人もマカン・マラン及びシャールと出会い、話し、おいしいお夜食をいただくことで、抱えている悩みやモヤモヤを解消していく。境遇や悩みは人により全然違えど、どのモヤモヤにもなぜか共感できてしまい、とても感情移入できる。このあたりは青山美智子さんの書く小説に似ている気がする。 シャールさんの深い人間性に、前作に続き惚れぼれ。でも実際に会ったら見た目の印象にやっぱりびっくりしちゃうかもしれない。 西淑さんの描くイラストも大好きなので、表紙や扉のイラストを見るのも楽しい。

    5
    投稿日: 2021.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大丈夫だよって言ってもらえているような本 マランカラン23時の夜食カフェに続いて読んだ すてきな食事といろいろな人生のお話 いつも勇気づけられる。 特に「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」の話が好き。

    2
    投稿日: 2021.07.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お待たせしました! シャールさん&「マカン・マラン」復活です! 病に倒れていたドラァッグクイーンのシャールが復活し、いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。 そこには、やはり様々な悩みを抱えた人たちが集ってきて? 〈擬態〉だけ得意になる、ランチ鬱の派遣社員へ「蒸しケーキのトライフル」。 夢を追うことを諦めた二十代の漫画家アシスタントに「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」。 子供の発育に悩み、頑張り続ける専業主婦へ「秋の夜長のトルコライス」。 そして親子のあり方に悩む柳田とシャール、それぞれの結論とともに食す「再生のうどん」。 共感&美味しさ満載、リピート間違いなしの1冊です。 ほんとこのシリーズ好き。 誰もが日常生活で悩み苦しむ心のうちを 直接ではなく優しく包んでくれる 「マラン・カラン」 癒やしてくれるシャールにも悩みはあって 後味すっきり 定期的に癒やされたくなる。 シャールのイメージは私の中でナジャさん。 まだまだ続いてほしい。

    1
    投稿日: 2021.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカンマランに縁のあるどの人もがどこにでもいそうな人で、ものすごく入り込んで読んでしまう。どこにでもいそうな人で、少しどこかが私にも思い当たるような人。前作と変わらず穏やかな時間の流れる物語でした。

    0
    投稿日: 2021.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古内一絵の「マカン・マラン」シリーズ 2(ふたたび) 下町の住宅街にある怪しいお店 日中は「ダンスファッション専門店 シャール」、夜は不定期で体にいい食事を提供する「マカン・マラン」 お店のオーナーは 「品格のあるドラァグクイーン」のシャール。 お局の顔色をうかがいながら仕事をするOL、漫画家の夢をあきらめて家業を継ごうか悩む青年、発達がグレーの息子の子育てを悩む母 などなど。 現実の生活はちょっと息苦しくて、頑張っているのにいい方向に向かない訳ありのお客が、いつのまにか シャールと出会い、自分を見つめなす。 お客1人ずつのエピソードが短編になっていて、自分の中の苦い経験を思い出す。 押しつけがましくなく そっと寄り添ってくれるシャールの言葉が 読んでいて心にしみてくる。そして 体にいい食材を使ったそのときどきの料理がとてもおいしそうでほっこりする。 優しい文章なので、鬱々とした梅雨の日におすすめです。

    1
    投稿日: 2021.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカン・マランシリーズ2作目。 シャールが帰ってきて、あぁ、また夜食カフェに行けるんだなと思いながら読みはじめていた。 今作は新しい客が3人、そして常連の教師の家族の話の計4人の視点で書かれる。人と人との関わり方、人とこの社会との関わり方。料理と言葉で励まし、気付かさせてくれるシャールこそ、まさに女王である。

    0
    投稿日: 2021.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ二作目 手術を終えたシャールの帰還からスタート もうメインどころは一作目で出てるから、早くシャールに出てきて欲しくて悩める人たちの話がもどかしかったり。 やっぱりシャールのおおらかさというか、言葉、考え方に救われる。 頑張ってもダメなら頑張らなくていい 適度に手を抜いて自分らしく頑張ればいいってひびく

    0
    投稿日: 2021.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラァグクイーンのシャールが営むマカンマランには、今夜も何かを抱えた人々がやって来る。派遣社員、デビューを諦めかけた漫画家の卵・・・。シャールの作る美味しい夜食を食べながら、自分自身と向き合って行く。

    0
    投稿日: 2021.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目。 ただただ癒やし効果すごい。 食べ物の描写が好き。 私にとってはどの人も現実離れした言われ方をして何かと悩んでるようであんまり感情移入できないけど、シャールさんだけは素敵だなーと思う。 このお店あったらほんとに行きたい。

    0
    投稿日: 2021.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    『マカン・マラン』シリーズ2作目。 1作目も良かったですが、今作の方がより物語に没入して楽しく読めた気がします。 個人的には特に「秋の夜長のトルコライス」の話が良かった。 未央と圭くんの今後の幸せを祈らずにはいられません。 シャールさんの優しい言葉とお料理は、作中の登場人物たちだけでなく読んでいる私たちの心にもじんわりと沁み、ホッとできる時間をくれます。 出てくるお料理が前作にも増して本当にどれも美味しそうで、幸せな気持ちになりました。 1話に出てきたおかずケーキ「ケーク・サレ」が気になる…。自分でも作ってみたいです。 登場人物やエピソードがだいぶ増えてきたので、忘れないうちに3作目を読みたいと思います!

    0
    投稿日: 2021.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本作では各々が抱えている問題が他人事と思えず感情移入してしまった。 スッキリ爽快に問題解決とはいかないけれど、仄かに希望の持てる幕の下ろしかたをしていた。 シャールの名脇役に徹し迷える羊たちに寄り添う部分に成熟した大人を感じた。

    2
    投稿日: 2021.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱり好き!シャールさん! ゆっくりとふんわりとした気持ちに導いてくれるから楽しんでいる間にあっという間に読めちゃう。 今回は親として刺さる話がたくさんあった。親になった今じゃないとここまで入り込めなかったかも。 明日からも子供たちを愛していこうと思えた本でした。

    2
    投稿日: 2021.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    連作短編集 見事なドレス姿で常連さんに囲まれたシャールの快気祝いから再開。 近い故にもつれる「親子」を中心に描いた物語。 いつも人を温かく料理でもてなすシャールも、父子の関係で深く傷心してしまう。 日頃無遠慮な旧友 柳田との偽りのない関係性と慰ることばは穏やかで、誰もが悩み考えながら人生を並走していることに気付く良作品。

    0
    投稿日: 2021.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2作目も一気読み。とにかく愛に溢れ温かかった。今回は親子関係がフォーカスされていた。親子だからこそ、より強く相手に期待したり求めたりして、相手が思い通りにならなかったときの反動もまた、大きくなってしまうように思う。考えてみれば、親子ほど時が経つにつれ、互いの距離感が変わっていく関係って他にないのでは。 主人公たちは、変わりゆく親子の距離感を修正し、それぞれの個を尊重しようと葛藤していた。それが叶った人、叶わぬままに術を失ってしまった人、時間が解決するのを待つ人。親の気持ちはまだわからないけれど、あのときの親の気持ちってこんなんだったのかな、親って大変だな、でもありがとう、と思いながら読了。そうして私も親との距離感を少し修正。

    8
    投稿日: 2021.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールの言葉は相変わらず、温かく優しく、心に沁みる。 だから、マカンマランを訪れた人々は 自分の奥底の中に閉じ込め鍵をかけてきたものを 少し開けて、見つめることができて、 ガチガチに固まって息をするのも苦しいくらいのところから ふっと息が吐けるようになっていくのだろう。 どのお話しも共感できるところがあるのだが、 特に第3話は少なからず身につまされるところもあって 心が痛かった。 でもシャールの言葉に私も力をもらえた。 このシリーズ、ずっと続いてくれたらいいのにな。

    2
    投稿日: 2021.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2冊目もやっぱり良かった。4話目の柳田先生とシャールの関係が良いなと思う。 どの話も大体、シャールが話を聞いて、その話の中の中心人物が救われるのだけど、最後の話は柳田先生もシャールを救っていた。 もちろん、シャールの言葉に柳田先生も、娘の挑戦を前向きに捉えられるようになって救われていた。 「娘には娘の人生があり、その責任のすべては最終的に娘自身が負っていくしかないのだから」 日々、8歳と5歳の育児に焦ったり、心配したり、世話をついつい焼いてしまっている身としては、心のどこかに文中のこの一節を残して過ごしていきたい。 今回のマカン・マランは様々な親子の物語だった。 そして相変わらず、どの料理もおいしそうでした。

    0
    投稿日: 2021.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2冊目のマカンマラン 変わらずとっても優しいストーリー。 読んでる私も受け入れてくれてるような本です。 幸福の裏にはいつも寂寥が潜んでいるの。 みんな寂しくて一生懸命。それでいいじゃない。 素朴なことや、 ホッとするひとときを 大切にしたいなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2021.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ第二弾。 なんだかシミジミほっこり染みるんだよなぁ。 シャールさんが作る料理は どんな味だか全然想像できないけど、 いつも美味しそうで食べてみたいなぁと思う。

    0
    投稿日: 2021.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作で主人公を手術室に送りこんだまま、続編の最初の章でなかなか主人公を出して来ないというのは、反則ではないでしょうか。ああ、やきもきした。 さて、この第2作の中では、「発達障害かもしれない」息子を育てる母の話が白眉だったと思います。他のお話もみんな共感できるところがあるのですが、自分が生きなかった人生を生きるのが読書の醍醐味なら、それを感じさせてくれたのがこの母親の話。

    0
    投稿日: 2021.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    1が面白かったので、すぐに図書館で予約。 やっっぱり面白い! それぞれのストーリーの主人公に共感。一緒に怒り、一緒に悲しみ、一緒に喜ぶ。 私も、マカンマランのようなお店が欲しい! 読んでて元気になるし、前向きに生きるための指針にもなってくれる本。 「誰も寂しくて一生懸命なんだ。だから怖がったり、言いなりになる必要はないんだ。」 これは手元に置いておきたい本だなぁー!

    0
    投稿日: 2021.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    夜食カフェ二作目。 会いたかったシャールさん。 どれかのお話の中には必ず自分に思い当たるような苦しさがあって、読んだみんながきっと心が救われるんじゃないかと思う。 第四話「冬至の七種うどん」で同級生の柳谷がシャールさんにかけた言葉で思わず泣いてしまった。 「お前は戻ってきたじゃないか」

    0
    投稿日: 2021.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ひたすら優しい。優しさが溢れている。 「誰かと一緒にいたくて、でも、しがらみのある友人や知人とは喋りたくない。そんな矛盾した人恋しい夜が、誰にでもあるものよ。」 そう、本当にそう。そんな時にこんなお店があって欲しい。でも無いよなあ。 「目一杯がんばったなら、もうそれ以上、がんばる必要なんてないのよ。」 コップ一杯に溢れそうな心を抱えてるときに、こんなこと言われたら、涙と一緒に溢れてしまうよなあ。

    79
    投稿日: 2021.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「言いたい人にはなんでも言わせておけばいいのよ。 あなたも、自分のことを〝ただの”とか〝つまらない”とか言っちゃ駄目。 それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれている人たちに対して、失礼よ」 「目一杯がんばったなら、もうそれ以上、がんばる必要なんてないのよ」 マカン・マラン2作目。 今作も、どの話もとっても良かった。 生きるって本当大変だし辛いことの方が多い。 だけど、そんな時にシャールさんの一言にどれだけ救われるか。 悲しいことや辛い経験をした人こそ、他人に対して優しく丁寧に接することができるんだと思う。 私もシャールさんに会いたいなぁ。。 そして柳田とジャダのやり取りが毎回ツボで爆笑でした。笑 2021年読了、7冊目。

    4
    投稿日: 2021.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    どのお話も良かったけれど、「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」が、好きだった。泣けた。 兄の出来の悪い劣化コピーではないし、ちゃんと兄に認めて貰っていたのが分かって、私も貰い泣きしてしまった。

    3
    投稿日: 2021.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    マカン・マラン二作目。 今作もシャールさんの優しさがいっぱい詰まった作品でした。 特に(蒸しケーキのトライフル)(秋の夜長のトルコライス)が心に刺さった。 合わないと思っても、周りの目が気になって流れに身を任せてしまうところや、我が子を思っているがために、我が子のためだと思って行ったことが裏目に出てしまったり、、、 やっぱり誰しもが感じあるあるをすごく丁寧に描かれている。 今作は、シャールさんにも焦点を当てて書かれている部分が多く、完璧だと思ってる人でも誰にも悩みや不安がある、完璧な人なんていないって事を教えてくれてるのかなあと… 柳田さんとシャールさんの絡みが 密かに好きです。 どんどん常連客が増えるから、大丈夫か?と 少し心配になることも…笑 自分のない人間なんて、この世にいるわけないじゃない。だったらそこにいるあんたは、一体なんなのよ。あんたは今いる自分を差し置いて、ないものねだりをしているだけよ。それこそ、つまんない話だわ。

    0
    投稿日: 2021.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読了。今作も本当に面白かった。どのエピソードも読者が想像出来る余白が絶妙。かなり難しいテーマが同時に扱われているし重いのに頁を繰る手がとまらない。

    0
    投稿日: 2021.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目 やっぱりよかった 毎日日常に終われてて慌ただしくしてるけどマカンマランを読んでいるときだけはリラックスして生きてるーって感じになる シャールさんをお手本にゆるいマクロビしてみようかな、、

    1
    投稿日: 2021.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作に引き続き今作もすごくよかった。 1話目は、女子社員同士のよくある感じ。 長いものに巻かれる自分が嫌で、でもそこから抜け出す勇気も行動力もなくて…。 そんなOLがシャールさんに出会って少しずつ変わっていく。 私もあまり自分の意見言わずに流されるタイプだからなぁ、、、。 2話目と3話目は泣けた。 親子という近い関係だからこそ難しい。 特に、3話目の母親の気持ちは痛いくらいによくわかる。この話がいちばん泣けたなぁ。 4話目もほっこりします。 なんでも偏見ってよくないし、物事の1面だけで決めつけるのはよくない。いろんな角度から見てみることで初めて理解出来ることもある。 そう分かってはいても、人ってつい最初から自分の主観で決めつけてしまいがちなんだよね。 シャールさんのようにもっと心の広い柔らかい人間になりたい。

    0
    投稿日: 2021.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカン・マランの2作目。美味しそうな食事とゆったりと気持ちがほぐれていく感じが読んでいて心地いい。1作目を読んだ時は子ども産まれてなかったかな?コロナ禍で2人の子どもを育てる今読むと、本当にマカン・マランがあったらなぁなんて

    0
    投稿日: 2021.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心があたたかくなるお料理と、お話で今回もほっこりです。 蒸しケーキのトライフル このおはなしは、胸が ちくんとして泣きそうになった。 学校とかってなんだか一緒にいたくない人でも 一緒にいなきゃならないような、変な感じを思い出しました。 シャールさんにあいたい!

    0
    投稿日: 2021.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでるだけでホッとする。優しい文章が続いてて、大丈夫だよって言ってくれるような作品。自分もマカンマランの常連になった気持ちになる

    0
    投稿日: 2021.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    はい、ふたたびーーーー。 シャールさん退院おめでとう! あーーーよかった。 まあ、そうなる、とは思っていたけれども、信じていたけれども、やっぱり嬉しい。 でもどこか寂しいのは、生きるってこと自体がきっと寂しさから離れられないからなのかも。 だからこそ、不意にかけられた言葉の温かさに救われる瞬間があるんだろう。 どこにでもいそうな、ありそうな悩みを抱えたひとたち、 あーわかるーそーゆーのあるよねーっと思う。 だからこそ、シャールさんのことばが、自分にむかって差し出されているような気持ちになって、一緒に救われた気分になる。 さらにそこに温かい飲み物とおいしい食べものがあるんだから最強だ。 大きな声で主張をしなくても、自分のままでそのままでいさせてくれる場所、いいなあ、素敵だなあ。 本当はそれが誰にでも、どこにでもあるべきなのでは? 隠れ家のようにしか存在できないことが、 だからこそ愛おしいんだけど、やっぱり寂しい。

    0
    投稿日: 2021.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作同様、色々な事情を抱えながらカフェに巡り会った人たちに、そっと寄り添ってくれる。切なくても温かい世界。時間を経つのも忘れて一気に読んでしまった。読み終わるのも名残惜しいくらい。

    1
    投稿日: 2021.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生きていくのは寂しくてつらい。 家族がいても、いなくても。 そんな時に、身体に優しい温かい料理があって、 丸ごとの自分を受け入れてもらえる場所があれば、 ずいぶん救われるんだろうなあ。

    0
    投稿日: 2021.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱり良かった。自分に嘘をついてはいけない。どこにも行けない。認められなくても受け入れることは出来るんだな。

    0
    投稿日: 2020.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一つ一つの話がどれも温かくて優しくて、心に沁みるお話だった。前作も良かったが個人的にはこちらの方が好き。特に一つ目の話は、自分と状況が重なっていた事もあり泣きそうになりながら読んでいた。シャールさんの言葉って何でこんなにも心に沁みるんだろう、、、

    0
    投稿日: 2020.12.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    品格のあるドラァグクイーンのシャールさんが夜ひっそりと開けるお夜食食堂、マカンマランに訪れる人たちのオムニバス形式の物語。 それぞれの悩みを抱えた人に、シャールさんの優しく包み込むような言葉が染み込んでいく。 友達のいない取り柄のないOL 売れない漫画家 毒親に育てられた専業主婦 今作も色んなキャラが出てきます。 個人的には1つ目のOLさんの話が好きです。自分には全く取り柄がないと思っているOLさん。毎日SNSで人の言葉をリツイート(繰り返し)、いいね(相槌)をし続ける日々で人に合わせている。 他の話にも前の話のキャラが顔を出すので、彼女の変わっていく姿を見れて嬉しくなります。 個人的に2作目の本作の方が好きでした。

    0
    投稿日: 2020.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    良かった。1作目より良かったと個人的に思った。毎日淡々と生きていく日々も、ままならないことが多い。そんな日々にこんなお店と人々たちとの出会いがあったら…と心の底から思ってしまう。 どこにでもありそうな悩み。誰にも心当たりのある小さなささくれや選択の迷い。だけど、それぞれ最大限に努力した選択だったと思う。それでいい、充分よ、って言ってくれる人がいなくても、私がわたしにおもってあげたいなって、そう思った読了でした。

    2
    投稿日: 2020.12.21