Reader Store
女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび
女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび
古内一絵/中央公論新社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

412件)
4.4
175
178
34
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作を読んでから随分時間が経ってしまったので それぞれの細かい背景をあまり思い出せないまま読みましたが、それでも4つのお話はどれも心温まるものばかりでした。 春、梅雨、秋、冬至と季節が移り変わっていくのも良かったです。 ラストの冬至のおうどんの話が、静かで悲しくてでも温かくて気に入りました。

    0
    投稿日: 2025.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカン・マランシリーズを読むと心の奥底からすごく暖かい気持ちになれます。料理ってあたたかな気持ちになれますよね。この本も実際にそのような本でした。色々な事情がある登場人物達がマカン・マランと出会い、時には運命だって変わってしまうところが面白いです。

    72
    投稿日: 2025.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なぜあなたはそんなに優しいの?―それは寂しいからじゃないかしら。人は寂しいから優しくて、一生懸命。一生懸命な私たちのために乾杯…。 マカンマランシリーズ2冊目。本シリーズは、商店街の裏路地にある中庭付きの一軒家で、ドラァグクイーン・シャールさんが夜食の賄いを提供する夜カフェの話。2冊目もじんわり心に栄養が行き渡るようなオムニバス小説。 前作は、ガン闘病中のシャールさんが手術し常連客が無事を祈る…というところで終わった。本作は、そんなシャールさんが入院先から帰宅するのを迎える妹分ジェッダの話から始まった。 桃が浮かぶ甘酒のデザート、失敗したスポンジで作るトライフル、少しだけハメを外したいときのトルコライス、冬至の日に食べる七草うどん。カフェ、マカンマランではゆったりと季節が巡る。 そして新たに店に訪れるようになる悩める人たち。本作では家族の悩みに関するエピソードが多かった。兄にコンプレックスをもつ弟、発達障害かもしれない息子を持つ完璧主義の母親、そしてカミングアウト後に父親に絶縁されてしまっているシャールさん自身。 親の期待通りになれない子どもとそれに向き合う親子それぞれ。親の心子知らずだが、子の心親知らずでもある。そして、家族だからといって全てを話さなくてもいいということ。家族だからこそ悩みは深いということ。すべてを抱えて生きていく。 2巻目になり常連客が増え、店は前作よりもワイワイ賑やかな雰囲気だ。人が集まると人間関係が幾重にも重なり良い意味で複雑さを増し、キャラクターの新たな面が出てくる。シャールさんは相変わらず素敵。本作では、「仮の姿」である男性としてのシャールさんこと御厨清純もたくさん出てくるのも見どころだ。

    19
    投稿日: 2025.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読了後、なんだか穏やかな気持ちになる作品だった。 自分は、どうやら柳田の登場する話しが好みのようだ。 柳田の推しらしい。

    2
    投稿日: 2025.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    毎話泣いてしまった マカンマランに出てくる人、いろんな苦労葛藤に共感しながらも、夜食カフェで話すシャールとのやり取りがあたたかすぎて読むたびに泣いてしまう 大切な宝物になる言葉が沢山あるし 味方になってくれるこの本が大好き 第4話の最後、ぽっかぽかな気持ちになって最高の読了。素晴らしすぎる

    2
    投稿日: 2025.10.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    シャールさんが無事退院。良かった。 まだ無理はできないようだけれど。 今回の登場人物たちの抱えている悩みは 前作よりも、少し重かった。 《蒸しケーキのトライフル》 丸の内で派遣社員で働いている西村真奈。 職場は派遣ボスと呼ばれるベテラン派遣社員が 取り仕切り、ボスの顔色をうかがいながら仕事を する日々。お昼ご飯をみんなで食べないといけないという謎の強制ルールがあったり、気に入らない 他の派遣社員をいびったりしていた。 嫌なのに嫌と言えないストレス。言えば仲間はずれにされる恐怖。息も詰まるような空間に主人公は 心底疲れている。そんな日々の中、昼の「マカン・ マラン」(舞台衣装を売るお店)に迷い込む。 自分は面白くない、つまらない、だから友達が いないと言う真奈に、穏やかだが、毅然とした 口調でシャールさんは語る。 「自分のことを”ただの”とか”つまらない”とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、 あなたを支えてくれている人たちに対して、失礼よ」 グッとくる言葉だ。派遣社員のボスのような存在は学生時代でも職場でもよくいる存在で、 こういう経験は誰もが少しはあるんじゃないのかと思う。一歩を踏み出す勇気さえあれば、 他人から何と思われようと人は変われる。 ちなみに、トライフルとは、“つまらないもの”と いう意味らしい。 《梅雨の晴れ間の竜田揚げ》 漫画家を目指して上京した藤森浩紀は、 漫画家のアシスタントをしながら日々を 送っている。そんなある日、突然、実家を継ぐようにと連絡が入る。奥日光で有名旅館である実家は、父の亡き後、母の女将と兄が旅館を支え、盛り立てていた。その兄が急死したため、旅館を継ぐようにと連絡が来たのだった。義理の叔父たちは女将のためだと、浩紀を継がせようとするのだが、仕事に忙しかった母と自分との関係はあまり良いものではない。兄のように優秀でもない自分が旅館を継ぐことができるのか、悩む日々の中、雨の日にマカン・マランに辿りつく。 自分は兄のできの悪い代わりだ、と思っていた 浩紀に出されたのはソイ・ミートの竜田揚げ。 ソイ・ミートはただの肉の代替品ではない、 お肉のできの悪い代わりでも、劣化コピーでもない。あなたは決してお兄さんの、ただの代わりではないはず。と、声をかけるシャール。 兄嫁に旅館を任せ、再び漫画家になる夢を追う 浩紀。お母さんとの関係がこれからどうなっていくのだろうと思うけれど、きっと何とかなる‥かな。漫画で旅館を紹介したりとか、別の形で手伝っていけるのでは。 《秋の夜長のトルコライス》 高層マンションに住む専業主婦、伊吹未央。 いわゆる勝ち組の人生を送っている彼女だが、 7歳になる息子、圭のことで悩んでいた。 少し発達に遅れがあるような息子。そのことを 他の人に知られたらと常にびくびくし、 やがて、どれだけ手を尽くしても言うことを 聞かない息子に厳しく当たるようになっていく。 完璧主義すぎると夫に言われ、息子と距離を置く 未央。不安な気持ちを持ちながら、圭が行方不明になった時にいた、シャールの店へと向かう。 ”子育てに頑張ってきた" そう、苦しげに言う未央の前に、 「目一杯がんばったなら、もうそれ以上、がんばる 必要なんてないのよ」と、シャールはピラフとナポリタンと揚げたてのトンカツが載っている、即席トルコライスを置く(美味しそう) 子育てはままならない。ましてや、子どもに少し 発達に遅れがあるようだったら、母親はどれだけ 自分を追い込んでしまうだろう。 シャールの言葉は、魔法のように未央の心に 染み込んでいく。三台の全く同じヒーローカーが 実は、全部違うのだと、圭に教えられるラストが 良かった。 《冬至の七種うどん》 見慣れないスーツに身を包んだシャール。 父親の見舞いに行っているらしい。 縁を切っている父親の具合はかなり悪く、 認知症の症状で、ひとり息子がドラァグクイーンになった記憶が完全に抜け落ちている。 そのため、大手証券会社に勤めていた頃のように スーツに身を包み、御厨清澄(シャールさんの本名)として病床の父を見舞う。 父親を見送ったあと、柳田(同級生)、ジャダたちと一緒に冬至の七種を入れた特製のうどんを食べる シャール。 何一つ、親孝行が出来なかったと言うシャールに、柳田が、「病から、ちゃんと戻ってきたじゃないか」と声をかける。 いつも、シャールさんの言葉で人は元気になっているけれど、今回は、シャールさんが柳田さんの言葉で元気づけられる、珍しいパターンだった。

    19
    投稿日: 2025.10.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前回同様、今回もジワーっと温かくなりましたね〜 個人的に 第一話と第四話がよかった! 第一話を要約すると… 自分で自分を卑下するようなことは言っちゃ駄目。支えてくれている人たちに対して失礼。 結構刺さったな〜 第四話は単純にやり取りがテンポよくて 読んでて楽しかった!

    0
    投稿日: 2025.10.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ2作目。何より、まずは「シャール、おかえりなさい。また会えて良かった」。前作同様、読んでいるうちに自然とほっこりする安心感があった。ほっこり系が大好きな自分にとってはとても幸せだった。前作は仕事の悩みが中心だったが、今作は家族の悩みがあり、共感できる部分が多かった。第2話の中で、「無理に奇抜なストーリーを作らなくても、人の心の機敏を丁寧に重ね、響き合わせていけば、豊かな広がりが生まれる。」という表現の中に、マカンマランシリーズの良さが詰め込まれているように感じた。次作も早く読みたい。

    2
    投稿日: 2025.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    引き続きマカンマラン。ふたたび。 第二話 梅雨の晴れ間の竜田揚げ より 「ソイミートはただの肉の代替え品ではないのよ」 「低脂肪で高蛋白。カロリーは低く、コレステロールはゼロ。おまけにイソフラボンと必須アミノ酸がたっぷり」 「ソイミートには、ソイミートにしかない栄養素がいくつもあるの」 そうだ!今夜はソイミートで竜田揚げにしよう! と思った一冊。 物語は第三話 秋の夜長のトルコライス が胸にグッときた。 シャールさん、ありがとう。 圭くん、良かったね。 未央さん、頑張ってるね。 そんな声を掛けてあげたくなりました。

    16
    投稿日: 2025.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第三話のラストはそこだけ読んでも泣きそうになる。本当に好きなお話だった。二話も泣いた。 家族のお話が多くて、1よりも心に沁みた。

    0
    投稿日: 2025.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心がほっこりするような本。私もいつかこんな人と出会い私の中にある当たり前を疑いより豊かな日常を送る日が来るかもしれないとワクワクした。食べ物の描写も綺麗で読みながらお腹が空いた。 シリーズになってるみたいなのでそれも読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.10.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラァグクイーンのシャールさんのカフェ、マカンマランに集まる人々のお話。無理に群れなくても、同調しなくても、ありのままでいい、と思わせてくれるシャールさんや仲間たちがとても良い。

    0
    投稿日: 2025.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラァグクイーンとは何ぞやと思い調べたら男性がドレスやハイヒールなど派手な衣装を身にまとい厚化粧をして女性の性を過剰に演出することとある。その主人公シャールさんのカフェ、マカンマランで常連さんとの駆け引きが絶妙で、出される料理がおいしそうで、もうお腹がグゥーとなってしまいそうでした。ぜひともドラマにして欲しいです。「真夜中のパン屋さん」で同じ様な役をやったムロツヨシが最適かと思って読んでしまいました。こんなお店あったら絶対に常連さんになってしまいそうですね。

    14
    投稿日: 2025.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさんの帰還から始まる夜食カフェマカン・マランの物語 群れたくないけど、そこから外れるのが怖かったり、普通に縛られて、子を縛り付けてしまったり。今回も日々の中で苦しくなってしまった人たちを、シャールさんたちが一休みさせつつ、新しい一歩を踏み出すきっかけをくれていた。 変わるのは自分の力でしかないと思うけれど、止まり木のように少し休める場所がある事の大切さをしみじみ感じた。

    0
    投稿日: 2025.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    更にバージョンアップしてる。 マカン•マランにくる人達は、私達現代人の誰かに当てはまる。 自分は自分の視点でしか物事をみれないから、 相手にも自分の物差しを当てて期待してしまう。 そうであることを求めてしまう。 自身の期待や価値観や常識と思っているものと違うと感じると、相手に腹が立ったり、恐れたり、傷ついたりする。 人は完璧を相手にも自分にも求めすぎのように感じる。 普通であることも求めすぎてるように感じる。 みんな違うのにみんなおんなじであることを求めすぎているように感じる。 互いに互いを縛りあっているように感じる。 だから息苦しいし、生きづらい。 もっと肩の力を抜いて、生きよう。 疲れたら休もう。 高級じゃなくていい、素朴な美味しいものを食べよう。 そして、たまには食べたいものを思っきり食べよう。 そんなことを教えてくれる本でした。

    13
    投稿日: 2025.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本を読むと心が洗われる。 様々な悩みを持った人たちがふとした拍子にマカンマランれ誘われ(いざなわれ)、シャールさんの優しい言葉に救われる。 本を読む自分が持つ悩みも、シャールさんが作る美味しい夜食と共に咀嚼される。

    2
    投稿日: 2025.09.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このシリーズ大好きです。 優しく包んでくれるシャールさんを今回は柳田先生が 見守ってくれていて親友って素敵だなと思えました。 今日は新作の発表もあり、いい日に読めてよかった。

    2
    投稿日: 2025.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「マカン、マラン」の第二作目となるこの本。 基本的なストーリーは前作と同じ。 人は誰でも悩むことや嫌に思うことはあるはず。 そこで、寄りどころのような居場所があれば自分に正直に生きることができるよね。 ふと手を差し出してくれるシャール、正直なジャダ、心まであたたまる料理、暖かい空間に包まれること、素敵だなあ。

    6
    投稿日: 2025.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラァグクイーンが切り盛りするマカン•マランでの会話、食事を通して悩みを軽くしてくれる話の第二段。第一話は会社の人間関係に悩まされてるOLが自分を取り戻す話。自分をどうでもいい、役に立ってないと、決めつけてる人に対して何かしら人を思って行動することで役に立ってる人のつながりはそういうことの積み重ねだと教えてくれる。第二話は漫画家を目指してるけど実家を継ぐことになり悩む話。誰かは誰かの代わりにはなれない、なる必要もないことを教えてくれる。第三話は子供の成長に悩む母親の話。よくよく見れば、一人一人に特徴がある。ややもすれば、自分の子には自分がされた嫌なこともしてしまう。子供子供の特徴をみて過ごして行くことが大切だと感じる話。第四話は、高校生の娘が進路変更することに悩む父親の話。親の心子知らず、子の心親知らず。子供の時間に余裕を持たせ価値ある人生をどうすれば築けるかを考えることが大切だと教わった。人生にとって何が大切かを考えさせてくれる。

    1
    投稿日: 2025.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    見事にこのシリーズハマってしまいました... 大好きです泣 こんなお店があったら素敵だな... そして ここにでてくる登場人物 本当に魅力的で大好きです。 続編も借りているので... 続けて読みますっ!

    3
    投稿日: 2025.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心にしみる物語が詰まった夜食カフェが再び読めるのは嬉しかった♪ ドラァッグクイーンのシャールの優しい料理と不思議な時間が、迷いや疲れをそっと癒してくれる。 日常に小さな奇跡をくれる、ちょっと切ないけれど心温まる一冊。

    0
    投稿日: 2025.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカン・マラン2作目 すべての話を自分ごとのように読める。境遇も夢も違うのに。さくさく読めてしまう 「生きてくのって、寂しいのよ」 「見知らぬ人たちと密着することを嫌悪しながら、どこにいるのかも分からない見知らぬ人たちの"独り言"に目を凝らす。 よくよく考えると、やっぱりどこか異様な状況だ。」 順風満帆でなにもかも思い通りの人生を望む人が大多数、だってこんな世の中だもん。 幸せになるには、定職について、安全で効率的な道を選んでほしい。建設的に生きた方が資本主義の世界では成功するから。 でもそんな生き方ばかりに執着すればするほど幸せって遠のいていくよね、、 シャールさんのような波瀾万丈な人に会いたい!

    0
    投稿日: 2025.08.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    登場する4人の置かれている状況、背景は違っていても、共感できた。 また、4人へのシャールの言葉で、とても前向きになれた。 うまくいかない時、自分に自信が持てない時に、また読み返したい。 *お気に入り* 一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないものよ。たまにはサボりなさい

    1
    投稿日: 2025.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やりがいのあった会社はストレスで辞めて、単純作業の派遣社員として淡々と気持ちの沈むなか生活してた。 ー ここはまるで深い海の底のようだ。 形も色も違う魚たちが、思い思いに揺蕩っている。 自分は今まで、なんて窮屈な水槽にいたのだろう。 56ページ ー

    0
    投稿日: 2025.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2016年出版。シリーズ第2作。巨大なオカマ、ではなくドラァグクイーンである中心人物。今作は旧友であるメタボの教員の視点を主として描かれる。マイノリティだが腐らず。不貞腐れて反抗するのではなく、寂しいので人に優しく。で、心温まるお話ではあるのだが。「食と、その配慮に癒される」に重点が置かれるので、厳しい現実で疲弊する様子が執拗に描かれるのは前作と同じく。途中で疲れて、少々流し読みした。

    0
    投稿日: 2025.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ第二弾。 かつてニューヨークに駐在していたエリートサラリーマンからドラァグクイーンへと転身を遂げたシャール。 人の心からこぼれ落ちる、必死さや健気さ、悩みを両手ですくい上げてくれるような人。 今シリーズは「家族」をテーマに、やはり柔らかで清々しくも温かな光を灯すストーリーが続いていく。 自分のことを、「ただの」とか「つまらない」とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれる人たちに対して、失礼よ。 シャールが放つ、穏やかで、それでいて毅然とした言葉を向けられた時に生まれる感情。 この人は自分を愛し、人を愛してくれる。 皆誰しもが、寂しくて、そして一生懸命であることを教えてくれる。 人の気持ちと食事とは密接に関わっているのだなと、ふと思う。 きちんと自分を労ってあげたい時に口にするもの。 誰かと真剣に向き合いたい時に作る食事。 ほんの一言言葉を添えるようにして、相手へと送る手作りパン。 そのどれもが血の通ったあたたかなやりとりとして、体と心を繋いでいる。 誰しもが寂しさを抱えている。 けれどそれは、決してひとりぼっちだということではない。 大切な誰かを思い浮かべながら囲む食卓。 この一冊はおいしい匂いを漂わせる、出来立ての料理のような物語だ。

    11
    投稿日: 2025.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさん、おかえりなさ〜い!! 2作目でもシャールさんのお料理と言葉に癒されたけれど… シャールさんも弱音を吐いたり、寂しさに襲われたりする部分が描かれていて、なんだかホッとしたよ〜。 だっていつでも人に寄り添える人は居ないからさぁ〜。 と さもこの本のマカン・マランの常連さんのような気持ちで楽しませていただきました また、すぐに会いに行きます!(笑) シャールさん シリーズ3作目も手元にあるので

    22
    投稿日: 2025.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    夜明け前がいちばん暗い、そんな夜の夜明けにさす白い光のようなお店の物語 わたしたちはなんだってできる

    0
    投稿日: 2025.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    泣く。今作は自分にとってとても必要な言葉ばかりだった。 『親であることも、子であることも、まごう事なき大いなる冒険だ。』 マカン・マランはどこにありますか.. そしてジャダが好きすぎる。

    1
    投稿日: 2025.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このシリーズ大好きだ。やっぱり面白い。シャールとその周りの人達とのやり取りの中に気付かされることがいろいろあって、心が温かくなる。

    1
    投稿日: 2025.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさん無事で良かった、、、。 1番の親孝行は、元気で親を看取ることか、、、確かに。 親子の話が多かったから、前より胸にくるものがあったなぁ。 やっぱりこういう話には弱いかも。

    1
    投稿日: 2025.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一作目でマカンマランのエキストラのようにひっそりと物語に溶け込んでいた常連客が、二作目では物語の中心としてどんどん登場してくる。どんな人となりなのか、シャールさんとはどうやって知り合ったのか…このお店に辿り着いた経緯がわかってくる感じ。たまりません。

    0
    投稿日: 2025.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マカンマランのようなお店が近所にあったらともても思う。1作目より刺さるお話が多かった。3作目も読みたい

    1
    投稿日: 2025.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさん戻ってきてくれて良かった 親子の関係がベースのお話が多くて育児中の自分には刺さる 自分の完璧主義に子どもを当てはめる、付き合わせてるんじゃないかってドキリとさせられる 教え子には寄り添う柳田が自分の子には頑固親父でしかないのがリアル笑

    2
    投稿日: 2025.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰しもが抱えているような、あるいはこれから抱えるような悩みが主題となっていて、共感で胸がギュッとなった。シャールみたいな人と出会えたらな〜。 繰り返し何度も読みたい本。大切にしたい。

    1
    投稿日: 2025.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1作目同様、どのお話の料理も全部おいしそうだった。生きてくのは寂しい。寂しいから誰かと繋がる。特別じゃなくていい、今の自分で充分すてきよって言ってもらえる作品。

    8
    投稿日: 2025.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    病に倒れていたドラァッグクイーンのシャールが復活し、いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。 そこには、やはり様々な悩みを抱えた人たちが集ってきて? 〈擬態〉だけ得意になる、ランチ鬱の派遣社員へ「蒸しケーキのトライフル」。 夢を追うことを諦めた二十代の漫画家アシスタントに「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」。 子供の発育に悩み、頑張り続ける専業主婦へ「秋の夜長のトルコライス」。 そして親子のあり方に悩む柳田とシャール、それぞれの結論とともに食す「再生のうどん」。 ………… 前作のマカン・マランも良かったけど こちらは、もっと良かった。 特に私は 「秋の夜長のトルコライス」がお気に入り。 今回の作品は、親子関係を題材にして いたせいか、リアリティ溢れていて泣けた。 トルコライスの回は、子供の発達障害がテーマになっていたが、わかるうんとても良くわかるよ。 子育てって本当に大変だ。人を育てる仕事って、失敗できないし、責任重大。 でも、それはあくまでその子供の為であって、自分のためではないのだということを肝に銘じないといけない。でも、なかなか難しい。 そんな自分のむかしの子育てを思い出しながら、涙したり、心を打たれたりしていた。 時には、楽になろうよ。たまには休まないと、お母さんも疲れちゃうよね。 そんな時、マカン・マランがある。 私も癒されたいなと思った。 素敵な読書の時間でした。

    22
    投稿日: 2025.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「…食べ物って、すごいんですね」 「それはそうよ。自分の身体を作るものですもの」 温かくて心がじんわりする言葉が沢山散りばめられていて大好きな本。 ふたたびは、"親や家族"と"子供"の話が多くて、自分も今後抱えそうな悩みを、シャールさんの言葉を貰って、主人公と一緒に考え直せて凄く良かった。 残り2冊…! 1冊1冊大事に読もうと思います。

    5
    投稿日: 2025.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不安から解放してくれる1冊。こんなお店が近所にあったらな…と、Googleマップを凝視してしまう。色んな人がいて、色んな生き方がある。いいも悪いもない。一陽来復。素敵な四字熟語を知れた作品。

    1
    投稿日: 2025.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    好きすぎる。この世界観にハマります。 登場人物たちのそれそれの心境や境遇に、 ちょっとづつ共感できる部分があって。 それをシャールさんに癒してもらってるような。 ふぅーーーーー。と、深い深呼吸をしてちょっと涙出る。そんな本です。

    0
    投稿日: 2025.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物と境遇が似ていなくても、シャールさんの言葉がすっと入ってくる 私も大人のお子様ランチ食べたい

    0
    投稿日: 2025.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    せかせかした毎日を過ごしてる中で、 もっとゆっくり歩いても大丈夫だよって言ってもらってる気がします。 自分を大切にすれば、きっと他の人にも優しくなれるはず…癒されました♪

    0
    投稿日: 2025.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一風変わったドラァグクイーンたちが集うカフェ。前作で手術を終えたシャールが戻ってきた。 いろんなことに迷い、疲れた人たちがカフェに訪れるパターンは同じなのに、なぜか集う人たちのエピソードに共感しすぎて涙して読んだ。 疲れてるのかな?でも共感する人多いと思う。みんな疲れてるし、日々悩んでいる。そういう時に本の中ででも癒やされるといいなと思う。

    25
    投稿日: 2025.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    エピソードは4つ。 どの主人公も、迷いや悩みを持ちながらお店にたどり着き、オーナーのシャーシの声掛けによって、心が軽くなってお店を出ている。 こうしてあげよう、ああしてあげなきゃという恩着せがましさや、押し売りがない、生活のなかで感じ得た体験を言葉にするのがうまいシャーシだから、相手に響いてるんだろうなぁと感じた。 言葉とかコミュニケーションって勉強だけじゃないんだよなぁ、生きてきた生活の厚みで言葉を選べるようになるのかなぁなんて思ったので 私もいろんな経験をして、人脈に繋がるような生き方をしたいなぁなんて思った。

    2
    投稿日: 2025.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    今回の話もどれも素敵でした。 刺さったのは1話目と3話目。 1話目の職場に友達を作りに行っているのではないというフレーズに、そうだよね!とすごく共感させられました。 3話目は同じくグレーゾーンの子を育てている私にとっては号泣もの。 子育てってほんとに悩むし、これで良いのか正解なんてないのかもしれないけど、シャールさんから励ましてもらった気がして、明日からまた子どもとちゃんと向き合っていこうって思えました。 このシリーズ購入してしまおうかなぁ。 それくらい良いです。

    1
    投稿日: 2025.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作がよかったので図書館で借りました。 登場人物の心理描写がきめ細やかですんなり感情移入できます。 3つめのお話は、途中、こちらも苦しくなってしまって”お母さん、早くシャールさんの夜食食べてほしい"と思いながら読みました。 相変わらずシャールさんの言葉の一つ一つが素敵で心に沁みます。 表紙のイラストもお話に合っていてとても好きな雰囲気です。

    0
    投稿日: 2025.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きなシリーズで、食事を味わうように読み進めました。どの章も、なぜかどこかで自分に繋がってくるところが不思議です。読み終わった時にじんわりあったかい、そんな感覚が好きです。

    1
    投稿日: 2025.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なぜか、年末はこの本を読むべき予感がして… でもそれは悪寒だったみたいであと一話を残してインフルでダウン。 やっと復活… やはり最後の一話は年末のお話で、この本で読み納めしたかった… 冬至近くの先日、職場の友人と近所のカフェで過ごした。30年前、時折訪れていた素敵なお店。 店の真ん中に大きなテーブルがあって、カウンターで常連さんがマスターやママと楽しくおしゃべり、時々悩み相談。 常連さん達は知り合いではないらしいのに、不思議とどこかで繋がってる。地元だからだけど。 出してくれるお料理は、本物の味。 店主がドラァグクイーンなわけではないのです。 でも、まるでマカン・マランのよう。 カフェにいる時は気づかなかったのが事実。 この2巻を読んでる途中にそう思ったわけで、実はマカン・マランのようなお店って身近にあるのかも。 三人子育てしているとカフェで一人時間なんて夢のようだし、友人と会うときはついチェーン店で済ませてしまう。でも… もう少し自分を大事にしてもいいんじゃない ってシャールに言われた気がした。 家族の看病含めた自分のインフル疲れを癒してくれた良書。 ブクログの皆さんが絶賛するのも納得です。

    28
    投稿日: 2025.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    バリのガムランを流しながら読んでみた。お店で流れているクラシックも、その都度流してみた。本当にお店にいるような気持ち…!自分を大切にしたいなと思えるお気に入りのシリーズ第2巻。

    11
    投稿日: 2025.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズの中でこの2作目が1番グッときました。特にトルコライス回は、自分は経験したことのない立場のお話だったけど、主人公の頑張りすぎて思い詰めてしまう気持ちはすごく共感できて、思わず泣いてしまいました。 そして、今回も美味しそうなお夜食の数々。 竜田揚げにおうどん、、あ〜〜食べたい!!

    0
    投稿日: 2024.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一冊めよりも、よりよく物語が沁みた… それぞれ思い悩んでることも、それでよしって認めてくれて、視座をずらしてくれる店主シャール。自分が変わると、周りの人への見方も変わる。余裕があれば、ひとに優しくなれる。つらさを知ってるからこそ、暖かく包み込んでくれる言葉がより真実味をもってくる、いい物語。3冊めも早く読みたい。

    8
    投稿日: 2024.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作を知らずに表紙の可愛さで手に取ったけど、大当たり。登場人物がそれぞれさまざまな悩みを抱えながら、マカン・マランで自分を見つめ直し、前を向いていくお話。油断してたら泣きそうになるシーン出てきた。 読後感が素晴らしかったので、続きも読んでみる。

    0
    投稿日: 2024.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    居場所が、友達がいない「ない」人間だと思ってる女性 漫画家の夢を捨て、実家の温泉宿を経営しなければならなくなった男性 子供の頃からのしがらみに掴まれて、子供に過剰に構ってしまう女性 ドラッグクーインの主人と旧友、娘が理転すると言い出した男性 それぞれの話が心温まる解決をしていく物語。 出てくるお料理も美味しそう! もしこのお店があったら通いたくなる…

    0
    投稿日: 2024.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作と繋がりつつ、違う悩みのある人々が訪れる。でも、その悩みは自分にも心当たりがある。私もシャールさんの言葉に救われている気がします。

    2
    投稿日: 2024.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わってほっこりできる作品。 今回は親子関係に関わる話だったのでは? 第三話に出てきた未央の子どもに対する不安や苛立ち、愛情等自分が子育てしていた時に感じた思いに似ていて胸が痛くなりました。 私の近くにシャールの様な人がいたら、もう少し違った子育てができたのかなと思いました。 親の心子知らず。子の心親知らず。 たとえ親と子であっても、ひとりひとりが別の人間 私ももっと早くに息子を1人の人間と理解し、認めてあげ見守ってあげたら、今の関係も違ったのかなと感じる本でした。

    1
    投稿日: 2024.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    続編、変わらず好き。きっと心が疲れているタイミングで読むとさらに沁みるんだろうな。わたしは体は疲れていても心は爆裂元気なので、なんていうか見守る目線で読めました。

    0
    投稿日: 2024.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これから徐々にシャールさんにもよいことがありますように。そんな思いで読み終えました。 不思議なことにマカン・マランのシャールさんに出会うと、誰もが本音を話せてしまいます。自分のことばかり話す人は多いですが、人の話を真摯に聞いてくれる人は、案外少ないからかもしれません。いつのまにか心の奥底にしまっているものと向き合え、優しいお料理をいただき、癒されて前を向いていきます。時々、粗っぽいけれど真っ正直なジャダさんの言葉にもはっとさせられます。ジャダさんのシャールさんへの思いはとてもまっすぐで好感が持てます。 自分がないことに悩む真奈、兄の方がいつも優先されていたことに傷ついていた裕紀、子育てに悩む未央、娘の進路に納得がいかない柳田。4人の気持ちは、私にも思い当たることがありました。落ち着いた優しい曲のなか、体をほっとさせてくれるおいしい料理、そして気づかされる言葉。マカン・マランにたどり着いたことで、前を向くことができるようになった人達の物語は、心に染み渡るような感じがしました。 蒸しケーキのトライフル 梅雨の晴れ間の竜田揚げ 秋の夜長のトルコライス 冬至の七種うどん どれも美味しそうでした。 親の心 子知らず 子の心 親知らず たとえ親と子であっても、一人一人が別の人間だ。 その人生を、他の誰かが負うことはできない。 子どもに対して、いつまでも親ができることは、見守ることぐらいですが、とても大切なことだと思います。見守ることだけというのは、案外難しいです。 他にも「皆、寂しくて、一生懸命。それでいいじゃない」、「一旦力を抜かないと新しい力は湧かないものよ」というシャールさんの言葉は、なんだか肩の力が抜けて、視界が広がった気がしました。 マカン・マランシリーズは、なんだか自分の悩みを聞いてもらっているような感じがします。ひとり、ふたりと、常連さんが増えていくのも、なんだか嬉しくなります。 本当に素敵な物語です。次作がすぐに読めるのがとても嬉しいです。

    31
    投稿日: 2024.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大人視点での子供がよく描かれていて、まだ学生の自分に刺さるものがある。心情の描写のリアルさが好きです。シャールさんが登場人物と接するとき、たまにこちらの捻くれている部分まで見透かされる気持ちになる。でも、鬱々とした気分にならない。そこも良い所だと思う

    0
    投稿日: 2024.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きなシリーズ。 見方を変えてみるって大事。自分視点だけで物事を判断しない。色眼鏡で見ない。私は本を読むことでそういう大事なことに気付かされる。この気持ち、大切にしたいです。

    0
    投稿日: 2024.10.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友達に勧められて読んだ本。 シリーズ4作のうち、3冊読みました。 後、1冊読めるのが嬉しい。 暖かくて魅力的なマカン・マランの店主 私も会話してみたい! 私の身体の具合を推察してもらって、ピッタリのお料理を頂いてみたい! 身体の調子が整う、特製のお茶を頂いてみたい! 人の人生を、豊かに変えてくれる マカン・マランのシャールさんに 焦がれて、会いたくなる本です。

    1
    投稿日: 2024.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『マカン・マラン 23時の夜食カフェ』(古内一絵)が面白くて、続きが気になり手に取った『女王さまの夜食カフェ マカン・マランふたたび』。 『メンタル強め美女白川さん』(獅子)の白川さんに続き、今回はシャール姉さんから元気を頂いたと同時に…… 彼女の身に起きた一件でちょっと悲しくなった…。 人生ってホント儘ならん。  話は変わりますが…… 最近予定が詰まっている割には読書の進み具合が比較的スムーズな気がする。

    1
    投稿日: 2024.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お気に入りのシリーズ。 順番をバラバラで読んでしまったので、私にとってはこれが最後。 相変わらずシャールの懐の深さと、料理の温かみが伝わってきて、温かい気持ちになる作品だった。 周りに迎合して、でも不満を持っていてというのは、今の自分と照らしても少し重なる部分がある。 違うことの強さを持てる人になりたいなと感じた。

    0
    投稿日: 2024.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古内さんの作品を続けて読破 短編が夜食カフェで暖かく繋がりをもつ古内作品はとても心地好く心が潤いました

    9
    投稿日: 2024.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「生きてくのって、寂しいのよ」 マカン・マラン シリーズ第2弾。 今回は同年代(30代前後)の女性が主人公のお話が多く、不安定な雇用や実母との確執、子育てなど女性なら立場は違えど一度は直面し、共感出来るものばかりでした。 その女性たちがマラン・カランで美味しいご飯とシャール達の存在に救われていくことで、なんだか自分も一緒に救われ、慰められたような気持ちになれる、温かな1冊でした。

    1
    投稿日: 2024.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今回もしみじみとよかった。。。。 みんなみんな疲れている。ままならない日常に。 そんな疲れた心をじんわりと暖めてくれるシャールさん。 次作も読みます。

    7
    投稿日: 2024.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1月に作成したブックリスト「今年読みたい本」で選んでいたのをやっと読むことができました! お客さんの悩める日常にベストチョイスで料理を作るシャールさん。話の大枠展開は、同じと言えば同じ。でも食いしん坊なので、出てくる料理に興味津々。いくらでも読めます(๑´ڡ`๑) 工夫次第で味わい深くなるトライフル蒸しケーキ、劣化版コピーとは言わせないソイミート竜田揚げ、頑張ってる大人にお子様ランチトルコライス、“陰極まりて陽に帰る”冬至七種うどん…次の話も楽しみです。 2024.6

    29
    投稿日: 2024.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさんに会いたくて2冊目読了。無事に生還して何より。作品に登場するのは皆、真面目に生きてきて行き詰まった人達。彼らに必要なのはアドバイスではなく肯定。近すぎない所からのシャールさんの言葉が胸を打ちます。 三話目の母親の呪縛から逃れられずに自分も子供も追い込んでしまう未央にかけたシャールさんの「目いっぱいがんばったなら、もうそれ以上、がんばる必要なんてないのよ」という言葉は書き留めておきたい。

    3
    投稿日: 2024.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人との出会いで凝り固まった考えがほぐれたり、気づきが得られたり、偶然の出会いがもたらす幸せに気づいた1冊でした。

    0
    投稿日: 2024.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分を取り戻すのに必要なのは、ちょっと立ち止まってみることと美味しい食べ物。お店の前にほんのり灯るランプを見かけたら、勇気を出して入ってみよう!日常の中にこそ、何かを変えるきっかけはある。2冊目もまんぷくな気分になれました。

    16
    投稿日: 2024.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目。今回も心温かく休まる気持ちで読んでいました。 3話目の“みんな、寂しくて、一生懸命”と言う言葉が沁みました 1蒸しケーキのトライフル 西森真奈(マナチー、OL) 2 梅雨の晴れの間の竜田揚げ 藤森裕紀(漫画家志望) 3 秋の夜長のトルコライス 伊吹未央(息子は圭) 4 冬至の七種うどん 柳田敏

    9
    投稿日: 2024.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物の心理に少しずつ共感できるポイントがあるのでシャールの言葉がすっと胸に入ってきて自分も救われた気分になれました。 ちょっと疲れているときでもするする読めて癒しになってくれるシリーズだと思います。

    1
    投稿日: 2024.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ‣ やめたくてもやめられないのは、そこから外れてしまったら、自分がどこにもつながっていないような気がするからだ ‣ 自分のない人間なんて、この世にいるわけないじゃない。だったらそこにいるあんたは、一体なんなのよ。あんたは今いる自分を差し置いて、ないものねだりをしているだけよ ‣ 自分のことを〝ただの〟とか〝つまらない〟とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれている人たちに対して、失礼よ ‣ 誰かと一緒にいたくても、でも、しがらみのある友人や知人とは喋りたくない。そんな矛盾した人恋しい夜が、誰にでもあるものよ ‣ 目一杯がんばったなら、もうそれ以上、がんばる必要なんてないのよ ‣ 幸福の裏には、いつも寂寥が潜んでいるの。でも、人生ってきっとそんなものなのよ ‣ そう思い詰める必要はないのよ。一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないものよ。たまにはサボりなさい ‣ 皆、寂しくて、一生懸命。  だから、誰かになにかを言われても、怖がったり言いなりになったりする必要はないのだ ‣ たとえ家族であっても、すべてを分かり合えるというわけではない。互いに深く思い合っているからこそ、うまくいかないこともある ‣ 寒空から次々と舞い降りてくる雪は、儚い人の思いのようだ。一瞬だけ降り積もり、やがては音もなく大地に溶けていく ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ マカン・マランに再びやって来ました! 店主・シャールさんの優しさは周りの人たちに受け継がれていて、それを受け継いだ人たちがまた別の人の救っている☺️ と、本作(シリーズ2作目)を読んで思いました。 本当の優しさに救われた人は、もしかしたら優しさの種が蒔かれたのと同時に、育んでいく強さももらったのかもしれませんね。 人は誰もが〝孤独〟かもしれないけれど、〝ひとり〟ではない、と気づかせてくれる一冊です✨ 次作も楽しみだぁ〜

    1
    投稿日: 2024.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    みんな一人一人自分との葛藤や周りからの評価、色んな悩みや思いを持ちながら毎日過ごしてる。『もっと自分を大事に、自由で良い』と思わせてくれる一冊でした。

    1
    投稿日: 2024.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シャールさんが戻ってきてくれて良かったー! またお店に活気が溢れ、お留守のジャダも成長したね。 今回は家族の話が多かった気がする。 [親子は1番近くにいる他人]か。わかりあえてるつもりでも知らない部分とか沢山あるし、すれ違いも多い。 1番長く一緒にいるからこういう人間だっていう思い込みもあるんだよね。 3話の話は少し辛かった。 最後は各お話に出てくるみんなでパン・パーティーとか羨ましい。 どの料理も美味しそうだけど、トルコライスが最も気になった。悪魔的組み合わせすぎ!自分を甘やかしたい時に食べたいなー。

    27
    投稿日: 2024.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    はいシャールさんふたたび なんていうかもうね、この手のお話の第二巻としては完璧なんじゃなかろうか やるな古内さん(何様) 大病から復活(したんだよね)のシャールさんが今回はなんとなく控えめで後ろに下がっている印象 でも道に迷う各話の主人公の前にいつもの装いで現れると優しい夜食と共にそっと癒やしてくれる これがもうぶわーんってくる なんだよ、ぶわーんて それでなくとも前作でシャールさん大好きになっているのに、肝心のシャールさん控えめ、「もっとシャールさんを!」となったところでシャールさん登場!そして癒やし!そりゃぶわーんてなる そして「はふー、やっぱシャールさん好き!」となる やり手のヤクの売人か!っていうね いやそんなものに例えるんじゃないわよ!っていうね オネエさんをそんなものに例えるんじゃないわよ!っていうね いつの間にかジャダの立ち位置!っていうね

    72
    投稿日: 2024.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    268ページ 1500円 5月3日〜5月4日 派遣の真奈はギリギリに出勤する。オフィスでは、派遣ボスの美知佳の顔色を伺う毎日。仲間だと勝手に思っていた綾乃が突然寿退社することになる。知らされていなかったと思う自分と同時に、友達になろうともしていなかった自分に気づかされる。シャールの優しくおいしいケーキに癒されて、自分を大切にすることに気づく。 シャールのお店にも行ってみたいし、ドラァグクイーンにも会ってみたいと思う。心を温かくほぐしてくれるシャールの料理や飲み物を食してみたい。

    8
    投稿日: 2024.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    マカン・マランとその店主シャールにさまざまな人の人生が救われる話。前作に登場した人物も出てくるが、今作初めて当時する人物がほとんど。読んでいて落ち着く本。

    7
    投稿日: 2024.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    好きなレストランのオーナーが おすすめしてて出会えた本。 ハマる世界観! 「六月は光の季節」 梅雨のイメージが強かったけど、 そうなんだー!と目から鱗。 「みんな寂しくて、一生懸命」 電車ですれ違うあの人もこの人も。 そう思うと、人間って愛おしい。 「がんばってるあなたに」 「一生懸命なあなたに」 って乾杯のしかた、なんてあったかいんだろう 私も周りの人とできたらとおもう

    13
    投稿日: 2024.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し重いテーマもありながら、今作も温かかった。 やっぱりシャールさんいいなぁぁー 近くに来てくれないかな(笑) 人はそれぞれ色んなしがらみや悩みを抱えながら生きている。 そんなしがらみや見栄などの生臭いものをみんなが全部さっぱりと脱ぎ捨てられて気楽な場所、いいな。 自分のことを”ただの”とか”つまらない”とか言っちゃ駄目。それはあなたを支えてくれている人たちに対して失礼よ。 料理の知識も参考になる! “蒸す”料理の良さも教えてもらった。 シナモンジンジャーティーも飲んでみたい。 作ってみようかな(*´ω`*)

    8
    投稿日: 2024.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ一作目に続き、心温まる話の数々。ほんわかした内容だけではなく、重いテーマを含む話も多いにも関わらず、忙しない日々に癒しを与えてくれる。

    1
    投稿日: 2024.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この世界観好きです。 誰にも言えない悩み 言わなくても我慢出来るくらいの悩み 悩みの大きさは人それぞれで ふらっと立ち寄れて すごく親しい訳でもなく でも、暖かく迎え入れてくれる場所 身体にいいお食事と静かな雰囲気の中で 悩みや不安が少しずつ解れてゆく そんな灯火のような拠り所が 私にも欲しいと思ってしまう。 誰かに分かって貰えて認めて貰えるって とても大事な事だから

    5
    投稿日: 2024.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前回に引き続き、迷える子羊をシャールさんが救ってくれます。本当に温かい自然な心で。 「自分のない人間なんて、この世にいるわけないじゃない。だったらそこにいるあんたは、一体なんなのよ。あんたは今いる自分を差し置いて、ないものねだりをしているだけよ」 「充分。それだけで、充分よ」 「切ないわね。幸福の裏には、いつも寂寥が潜んでいるの。でも、人生ってきっとそんなものなのよ。だから、私たちは一生懸命になれるのかもしれない」

    12
    投稿日: 2024.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昼間はドレスショップ夜は夜食カフェ お針子さんへの夜食から兼ねて始めたお店 問題を抱えている人たちが集まってきてドラッククイーンたちと話をしてご飯を食べて新しい道を歩む 親の心子知らず 子の心親知らず 1番近い他人

    0
    投稿日: 2024.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物たちみんなマカンマランで心洗われてて良いなぁと思うけど、読んでて1話の派遣のおだてられおばさんとか1巻の塔子さんのときの会社の人や親とか、そういうヴィラン(?)たちもなんとか改心してほしいとおもってしまう どうにもならない人もいるけど

    1
    投稿日: 2024.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一作目の登場人物が出てくるの激アツ〜! 本当に近くにこんなお店あったらいいなぁ。心地いい雰囲気だった一作目からは少しシリアスなお話も増えてて、それはそれで読み応えあった。

    1
    投稿日: 2024.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    今回も良かった〜 体に優しい料理やスパイスが効いた異国情緒あるお茶が飲みたくなる。 どの主人公も何かに囚われてて読むのが苦しくなるが、シャールさんと出会って変わっていくのが良い! こんな素敵なお店が近くにあったらいいな〜と思う。

    6
    投稿日: 2024.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今作も大好き。優しさにあふれた世界。 どうしてもピリピリしちゃったり、うまくいかないことがあると落ち込んだりしちゃうけれど、自分が自分でいられることに感謝して毎日頑張ろうって気持ちになる。

    2
    投稿日: 2024.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    みんな救われて欲しい そんな場所があって欲しい このシリーズは全部読みたい (まだ未読のものがあるという幸せ) 冬の夜にぴったり お腹がすごく空いてくるけど

    2
    投稿日: 2024.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    みんな人には言えないものを抱えながら、なんとか生活してるんだよね。うまく行かない時があっても大丈夫って思わせてくれる。

    1
    投稿日: 2024.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作に引き続き良かった。料理も参考になるが、そこに集う人のエピソードが自分のことのようだった。蒸しケーキのトライフルの派遣の人。トルコライスの主婦の話が特に良かった。

    1
    投稿日: 2024.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マラン・カランシリーズの2作目。 前作同様、今回もとても良かった。 新たな悩みを抱えた人たちに共感し、シャールさんの言葉に私も救われる。 悩むこともたくさんあるけど、私も肩の力を抜いてみよう。

    0
    投稿日: 2024.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目 昼はダンスファッション専門店シャール、夜は夜食カフェマカン・マラン(インドネシア語でマカン食事、マラン夜)を舞台に今日もまた傷ついた人がこの路地裏にあるカフェに迷い込んでくる 第1話では闘病中のオーナーに代わり妹分がお店を守っており、すぐ目の前の古びたアパートの前にパンジーなどの鉢植えが並び1作目からの時が続いていることが分かる 1作目は傷ついた人が迷い込んでくるパターンだったが、今作では目の前のアパートの住人(品の良い老婦人と同じアパート)や最初から敵意を持ってやって来る人もいる 自身は進行性の病を患い家族と絶縁状態ながらも、相手を慈しみ誰彼と分け隔てしないシャールの器の大きさ、紡ぐ言葉が心地良い ここに来れば突然ガラッと運気が良くなるわけではないけれど、それぞれが自分と向き合い自分のペースで自分の人生を生きていこうと自然と変わっていく だから読んでいて温かい気持ちになれる作品 冬至の七種は初めて知りました

    0
    投稿日: 2024.02.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作が好きだったので読んでみた。さらによかった…。自分に自信の持てない、自分が正しいかわからない、どうしたいのかわからないひとたちが、シャールさんをとおして少しずつ自分と向き合えるようになる。みんなシャールさんと話すと、プラスにことが動く。 少し悩んでいることがあったけど、シャールさんがいたらどうするかなって心のシャールさんまで作り出してしまった。

    1
    投稿日: 2024.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本の世界観がたまらなく好き。 またこの世界に出会えたことが嬉しい。 四章、全部自分ごとのように読んでは、シャールさんの言葉に癒されました。 子育て世代の私には、特に「第三話 秋の夜長のトルコライス」が響きました。 他人の子どもと自分の子ども。 比較したところで、どうしようもないことは分かっているのです。なのに、我が子の出来ないところ、ないものばかりに目がいってしまうんですよね。 イライラするし、焦るしで、マイナスしか生まないのに。 これに気づいてから、普段の生活では子どもが比較されるような場所にはいかないようにしてます。 とは言え、授業参観や発表会となると、行きたくなるのが親心。 特に授業参観は人様の子どもと自分の子どもが机を並べて勉強しているわけで。 私一人で見に行ってしまうと、どうしても子どもの足りないところにばかり目がいってしまって、イライラするので、夫にも来てもらうようになりました。(授業参観に夫婦で来るのは珍しいのですが) 夫は息子のプラス面を見つけるのが上手いので、私のマイナス面と合わさると中和されてます。笑 あと、視点が2つになったところで、子どものことを俯瞰してみることができ、一人で抱え込まなくなりました。 第三章に登場する未央さん。 少し前の私と近いものがあるんですよね。 子どもの気になるところを一人で悩んで、一人で解決しようとして、自分の意見を子どもに押し付けて。 子どもがいうこと聞かないと、イライラして。 幸せになるために頑張っているのに、頑張れば頑張るほど幸せから遠のいていく。 周りが見えなくなってるんですよね。 そんなとき、シャールさんが未央さんに投げかけた言葉が心底から沁みました。 ”目一杯がんばったなら、もうそれ以上、がんばる必要なんてないのよ”(抜粋) 少し前の自分にも言いたいけれど、これから自分が一人で空回りするほど頑張っている時にも思い出したい言葉です。 感想書くのに第三章を読んでいたら、泣けてきました。 好きすぎる……。マカン・マラン……。

    30
    投稿日: 2024.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作で入院していたシャールさんが退院し、マカン・マラン再開。 シャールさんの夜食は、美味しそうである以上に、食べる人を緩やかに解き放つ温かさに溢れている。ただし料理はあまり主体ではなく、シャールさんが救いの神と言うわけでもあまりない。その感じが心地よく、マカン・マラン2作目読了。

    1
    投稿日: 2024.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心苦しくなる様な日々を送る3人の新しい主人公と柳田さんの夜食カフェとのお話し。 シャールさんの対応と夜食がメインではないところが、読み応えがあって、今回も冬の七草、覚えたくなった。

    11
    投稿日: 2023.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    品格のあるドラァグクイーンが営む夜食カフェ再び。相変わらずご飯が美味しそうでやさしい。 「皆、寂しくて、一生懸命。それでいいじゃない」 職場での居場所に悩む派遣OL、漫画家を目指す青年、高層マンションに住む小学生の息子を持つ母親、大学受験生になる娘を持つ教師の父親。みんな悩みながら夜食カフェに辿り着いては少し癒されて帰っていく。私も辿り着いてみたい。

    0
    投稿日: 2023.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    やはり素晴らしい。みんな素敵なキャラクターだ。私は教育ママの話が刺さった。なにかに囚われつつ、勝手に焦ってしまうこと。他人を慮っている優しさ・善のつもりが、自分のための偽善なのではと思えてくること。全部わかる。 シャールの「みんな寂しくて一生懸命」というのがまさに的を射ている。規範から外れるのも、規範に沿った自分の理想ではない生き方も寂しい。どう足掻いても寂しいけど、寂しくなりたくなくて、幸せだと自分を認めてあげたくて一生懸命。そこで一生懸命になれなければつまらないかもしれない。 寂しいという気持ち、幸せだという気持ちが表裏一体なのかと確かに思った。 にしても料理が素敵すぎる……

    1
    投稿日: 2023.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作と同様に,様々な悩みを抱える主人公たちがマカンマランのシャールさんやジャダさんの料理に救われる話です.居心地の良い自分の場所,無理せずにいられるところがあるというのは羨ましいことです.そういう場所は少ないですがあるのかもしれませんし,料理がそういう雰囲気を作ってくれるような気もします.元気でいること,前向きにやっていくことを忘れたくないですね.料理のインスピレーションをもらえるのが,このシリーズを読む楽しみの一つです.

    0
    投稿日: 2023.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作を読み終わって、この本の世界の虜になってしまいました。 厳しさや寂しさも内包した優しさは、こんなにも胸に響くんだなぁ、と感じました。 「優しさ」って難しい。 今作で1番心に残ったのは、214ページの「皆、寂しくて、一生懸命。」「ただの一生懸命な母親だ」というセリフでした。 このシーンは、子どものことを心配して先回りして、肩に力が入りすぎるくらい頑張ろうとして、目の前の子と向き合うことにピリピリしてしまう自分自身と重なって、気づけばスーッと涙が出ていました。 「ただの一生懸命な母親」という言葉で、自分を認めてもらえて、だけど時には手を抜き息を吐いて楽しむことを大切にしたいなと思えました。 次の作品も、早速取り寄せ中。 届くのが楽しみです。

    5
    投稿日: 2023.12.06