Reader Store
毒見師イレーナ
毒見師イレーナ
マリア・V・スナイダー、渡辺由佳里/ハーパーコリンズ・ジャパン
作品詳細ページへ戻る

総合評価

47件)
4.2
21
16
7
0
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    びっくりした!面白すぎた! 設定が、毒見、暗殺、魔術と好きなものばかり。あんまり魔術の要素はなかったけど。 最高司令官がシンプルにかっこいい。独裁者?でありながら、国を守り自分を律する姿はかっこよかった。 イレーナとヴァレクもよかった。終わりが中途半端な気がしたが、調べたら続きものとわかった。 イレーナが祖国に帰るが、ヴァレクと今後どうなるかも楽しみ!

    0
    投稿日: 2025.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ごめんなさい⋯途中で脱落です。最後まで読めなかった本は今まで星1にしてきたので⋯。 ダメだった理由の1つ目は、主人公の置かれている環境があまりにもがつらすぎたから。若い女性が2年も拷問を受け、さらに1年牢屋で酷い扱いを受け、自らを屍と見間違えるほどの容姿になり、さらに毒見役として命をさらされ、またもや汚物にまみれる⋯。早く良い待遇になって欲しいのに、どこまで読み進めればそうなるのかわからず苦しかった。 2つ目の理由は、イレーナがなぜ殺人を犯したのか誰にも言わないことにもやもやしたから。たぶん正当な理由からだし、何をされられていたかさっさと言えば待遇が良くなるかもしれないのにと思った。 もちろん読み進めれば皆が言うように面白くなってくるのかもしれない。でも、読書は苦しくなったりイライラしたりするためにする人はいないだろう。楽しむためにやりたい。普通に苦しい場面がある小説も多く読んできたから行けると思ったけど、これをすれば楽になるのではと思うことを何故かやらずに、主人公が苦境に身を置き続けるのは予想外にもやもやした。同じくつらい環境が長く続いた十二国記を思い出した。大人しくモンゴメリ読みます。 作家にはドSや犯罪者予備軍が多いのか?面白いと聞く本の中に過激な拷問、虐待、レイプ表現があって、作者の人格を疑う。そんなシーンを書いていて、読ませて何が楽しいの?映画のように、小説にもいい加減どんな表現があるか注意書きなりマークなりで表記してほしい。ただ映像ではないという理由だけで、どんな過激表現でも注意書きなしでいい、はおかしいだろ。

    0
    投稿日: 2025.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すっごく面白かったです!最高司令官の毒味役として、死刑から救い出されたイレーナ。逃げ出さないために、毎日薬を飲まなければ、翌日には死んでしまうという不思議な毒を飲まされて、毒味師としての役割を果たすという設定も良かったですし、周りのキャラクターも魅力的でした。シリーズもののファンタジーということで、次作も読みます!

    0
    投稿日: 2025.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ネットで見かけて。 面白くなかったと言えば嘘になる。 だが、面白かったのかと聞かれるとうなずけない。 死刑執行から逃れるために最高司令官の毒見役となるイレーナ。 毒を見分ける訓練を受けるが、 同時に殺した男の父親、将軍ひとりから命を狙われる。 不思議な味のするお菓子を味見し、いや、毒見し、 毒ではないと判断するが、 最高司令官が次第に覇気を失っていく。 魔力があって賢く、軽業を習得し、 城の中にあっては武術を学び上達する、人を殺せるほどに、 とまた主人公に盛り込みすぎ。 のめりこめなかったのは、 魔法が登場するようなファンタジーに、 工場建設とか依存症とかリスク中毒いう言葉が出てくることに 違和感を感じたせいかもしれない。

    0
    投稿日: 2023.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺人の代償として死刑か毒見役かの選択をつきつけられたイレーナは、イクシア領最高司令官の毒見師として生き延びる道を選んだ。防衛長官のヴァレクから様々な毒とその見分け方を身をもって学ぶイレーナだが、殺した相手レヤードの父親であるブラゼル将軍からも付け狙われ、何度も危機に陥る。禁じられた魔法力を隠しながら、イレーナはヴァレクと共にイクシアに渦巻く陰謀に立ち向かう。 3部作が2セットあるイレーナ・シリーズの最初の作品。毒味師としての修行など細部の細やかさ、舞台となる世界の設定、落ち着いた語り口から紡がれる目まぐるしい展開に引き込まれる。

    0
    投稿日: 2022.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2022.8.25 良いわ〜 おじさんだけど乙女心がキュンキュンしました。 イレーナ格好良い。続きが楽しみ!

    0
    投稿日: 2022.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ★4.5 面白すぎる。真夜中に一気読みした。 ヴァレクのツンデレ具合いが最高だし、イレーナに忠誠を誓う最強の双子アーリとジェンコがかっこよすぎた。最初は憎らしいヴァレクがだんだんイレーナに惹かれて、結ばれた時は感動した嬉しかった。 アイリスって魔女も結局味方してくれて、イレーナも強かで美しい。 え、なんでそんな仲良くなってるの?いきなりそんな好きになれるの?って思うところもあるんだけど、そこは目をつぶって…

    0
    投稿日: 2022.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    渡辺由香里さん著『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』を本屋でぱらぱら見ていたら、その中で「自ら訳した」と紹介されていて読みたくなった。 『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』じたいもチラ見した限りではすごくおもしろかったので、そっちもちゃんと読みたいのだけど、お手軽なこちらを先に読んでしまった。 私はファンタジーというジャンルがそれほど好きじゃないのだけど、それでもかなり楽しんで読んだ。 主人公が最近の漫画にありがちなべたべたした性格じゃないからかな。 しかし非常にユニークなファンタジーだな、と思った。 巻末の解説者も書いておられたが、物語の舞台の異世界がよくある「王国のものがたり」ではなく、「腐敗した王政を倒したあとに成立した清廉な軍事政権」っていうのが、意表をつかれた。 前王を殺害し、トップの座に就いた「最高司令官」は、公にはすごく厳しい人だけど、懐に入ると優しく寛大な良き指導者・・・ということは全然なくて、彼の執政は一長一短で、主人公はじめ国民たちは、腐敗した過去の政権ではありえなかった社会的なチャンスをつかむことができるようになった一方で、以前の華やかで楽しかった王政を懐かしんだりもする。 なかなかリアルで複雑な舞台設定となっていて、感心した。 主人公は、人を殺した罪で死刑となる運命だったが、毒見の仕事をすることで命を救われた女の子。 人殺しだし、たとえ仲良くなっても、いつ毒で死ぬか分からないような人間と友達になりたがる人なんかいない、でも友達がほしい・・・という少女らしい考えが、生きるか死ぬかの過酷な状況の中でときどき頭をもたげていて、なんだかきゅーんとしてしまった。 「友達がほしい」って、子供のころよく読んだ少女向けの「世界の童話」の王道テーマだった!と突然思い出して、なんだ胸がいっぱいになった。小公女とか、秘密の花園、あしながおじさん、赤毛のアン・・・みんな孤独な生活を送っていて、でも素敵な出会いがあって、最終的には親友を得るんだよね。 オトナ社会で生きるようになって、どっちかっていうと仲良くなるのを遠慮したい人も多くいるってことを知るようになって、そんな謙虚でけなげな気持ちをすっかり忘れてたわ~。誰かと知り合うのがすっかり億劫で下手になってる。 幸福に生きる上で「大切なもの」「必要なもの」がとてもシンプルだった子供の頃の気持ちを思い出した。 というわけで、友達のジェンコとアーリの筋肉ペアは最高だった。二人がいると、私までほっとした。 そして、友情があれば、恋もある。 しかし・・・ ヴァレクがツンデレだっていうのは最初から分かっていたことだけど、デレデレしているシーンはちょっと目をそむけたかった。映画だと視線を外すことができるが、本だとそれは難しいので、仕方なく読んだ。 なぜだろう。いつもはこういう展開は大歓迎なのに。 なんか嫌だった。 途中でヴァレクにゲイ疑惑が持ち上がっていたが、ゲイであってほしかったような。

    4
    投稿日: 2020.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    危険な毒見役として生きることになった娘は…? 中世風異世界ファンタジーですが、ヒロイン像が鮮やかで、展開もスピーディーで面白い! まだ10代のイレーナは殺人の罪で1年牢獄に繋がれていたが、死刑か、最高司令官の毒見役になるかを選ぶように命じられる。 舞台は、建国されてそれほど経っていない新しい国イクシア領。 イレーナの罪というのは、イレーナを含む孤児たちを監禁して実験していた男を倒したのだが、これが将軍の一人の息子なので正当防衛などは通じない。 イレーナは立場を得てまともな服装となったものの、毎回、命の危険にさらされる毒見役。 しかも、イレーナの処遇を不服とする将軍には、密かに命を狙われ、誰が敵か味方かわからない。 もともと身寄りがない孤児で、あまりにも悲惨なところからのスタート。 ぐっと引き込まれる描写で、どんどん読み進めます。 このイレーナが実は身が軽くて、あっという間に凄腕になっていくのね~(笑) 少しずつ親しい人も出来て、味方を増やしていくのを見守る心地。 前の王家が腐敗していたために革命が起こり、今は独裁体制で法律は厳しかった。 直属の上司のような防衛長官のヴァレクは、最高司令官の右腕。渋い年上の男性で、イレーナを教育するうちに次第に惹かれ合うようになります。 なんといっても、このヴァレクがいい男で。 イレーナを認めていく過程と気持ちを伝えていく様子がなんとも‥ 続きを読まずにはいられなくなります!

    29
    投稿日: 2020.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いわゆる異世界ファンタジーもの。 解毒剤という制約がある主人公の冒険と成長物語といっても良い。 ただ、その冒険譚がまどろっこしいというか、あまりワクワクするような内容でないのが、ちょっと物足りない。 物語はこの後も広がっていく気配はあるけれども、あまり食指は動かない。

    0
    投稿日: 2020.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まさかのファンタジーやった……!(ファンタジー苦手) でも、読み始めたら面白くてグイグイ引き込まれた。訳がすごい自然で洋書っぽくないのがいい。 主人公がちょっと可哀想すぎるぐらいキツイ環境なんだけど、アーリとジェンコが出たあたりからどんどん味方が増えて心穏やかに読めた(笑) アーリとジェンコ好きだわー。個人的にはムッツリなヴァレクより俄然この二人派(笑) シリーズ物みたいなんでまた気が向いたら読もうかな。でも次からはがっつりファンタジーみたいやから悩むなぁ……

    0
    投稿日: 2019.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アニメ化したらめちゃくちゃ面白そう。登場人物が魅力的だし、魔法やら軍服やら絵になる要素がたっぷり。続きも読もうっと。

    0
    投稿日: 2019.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     この小説の舞台は、イクシアと呼ばれる軍事独裁政権が掌握している国家です。  物語は、殺人罪で処刑を待つ少女イレーナが防衛長官ヴァレクから二つの選択肢を与えられ「わたしは愚か者ではありません」と宣言したところから始まります。  イレーナの微妙な心の動きが、生への欲望と恋心の芽生えが愛に変化するところが文字と行間から読み取れる。早く先が読みたいと頁を捲る手がもどかしい。  偏見だ!と言われるかもしれないが、小説の登場人物に惚れるのはよくあることで、その件はこれから読者になる方の自由と感性にお譲り致します。

    2
    投稿日: 2018.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イレーナシリーズ1作目。 いきなり死刑執行直前で大ピンチな状況から始まる。 死刑を免れるために毒見師となることを受け入れ、 死と隣り合わせの状況から、自分の本来の力に目覚めていくお話。 毒見師というのが他にない設定で面白かった。 次々と危機が訪れ、息つく暇もなくテンポよく進むので どんどん読み進めちゃう。 ヴァレクと少しずつ距離が近づいていくところが ドキドキしたし、結ばれたときは感動でした。 続きも読みたい!

    0
    投稿日: 2018.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    色々ツボった。 ファンタジーで魔法があるのに魔法を否定する国。 主人公の挫けない姿。でもめっちゃ強いわけではなく転んでもまた立ち上がる感じ。 ツンデレのヴァレク。ドツボ。 優しく頼もしい兄のようなアーリとジェンコ 面白くて夜更かししてしまったよ! 続きも楽しみ! 2018.4.9

    0
    投稿日: 2018.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イレーナの強さと弱さが、人間味があってよかったです。お話もおもしろかったけど、なぜ、イレーナがヴァレクに惹かれていくのか、理由がいまいちよくわからなかった。カッコイイんだろうなーという描写もいまいち。 日本人の作家が好きなので、その違いに違和感を感じるのかなと思いました。風景とか人物の描写に、抽象的な比喩がないので、想像力の補完ができないというか。慣れれば、あんまり気にならないのかな。 どうやら、3巻出ているらしいので、読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2018.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    たまたま時間があったので無料版を読んでみたら面白くて購入してしまった。 読んでいるうちにどんどん惹かれて一気に読み終えた。

    0
    投稿日: 2018.02.24
  • 物語っていいなと実感できる

    NHK-FM青春アドベンチャーのラジオドラマを聴いて面白かったので電子書籍を購入。 サバイバル・ファンタジーというジャンルは馴染みがないので私はもしかしたら最高齢読者なのではないかと変な心配をしながら読んだ。 異世界にあるイクシアという国家が舞台。19歳の死刑囚イレーナは死刑執行日に絞首台に行くか毒見役になるか選択を迫られる。毒見師という職業も面白いが逃走防止用に猛毒を飲まされ解毒剤を毎日呑まなければ死んでしまうという設定が凄い。 いつも一人で苦しみを背負い逃げ出す準備をしながら生きてきた少女、孤児のイレーナ。自分の未来には希望も夢もないと考えながら迷路に迷い込んでいたが毒見役になったことで強く成長していく。 考えてみれば誰もが日々選択を迫られ今日を生き延びても明日のことなどわからないのだ。魔術師や幽霊も出てくる異世界の話なのだが生死のかかった緊迫感ゆえなのか結構面白かった。本来はリアリティあふれる小説が好きだがこういう作品を読むと物語っていいなと実感できる。

    2
    投稿日: 2018.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ‹内容紹介より› ある殺人を犯した罪で死刑囚となった少女イレーナ。ついに絞首台へと送られる日を迎えるも、そこで思わぬ選択肢を与えられるー今すぐ絞首刑か、それとも、っ国の最高司令官の毒見役となるか。だが毒見役を選んだイレーナを待ち受けていたのは、逃走防止の猛毒だった。かくして少女は毎日与えられる解毒剤なしには生きられぬ身体に。わずかな生きる希望に賭け壮絶な日々に立ち向かうが…。 ーーー 久しぶりに、読み応えがあってハラハラしながらも暖かい読後感のファンタジーに出会いました。 獣の奏者や守り人シリーズに近い感じもします。 主人公の少女が、逆境のなか決して負けずに立ち上がり成長してゆく正統派の物語。 早くシリーズ作品の続きが読みたくなります。

    0
    投稿日: 2017.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても面白かった。 邦題があまりいけてないので、期待していなかったのだが、翻訳モノの文章のクセがなく、読みやすかった。 イレーナの一人称だが、内面描写が深くないためか、第三者視点で書かれたような印象を受ける。 物語の展開に無理、無駄がなく、テンポよく読めた。 後を引く読了感。

    0
    投稿日: 2017.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろい! 久々にはまりました!主人公にはまり込みました。続編も楽しみです(^^) 現実逃避に最高ですね^_^;

    0
    投稿日: 2017.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ファンタジー小説ってことでいいでしょうか? 死刑になるか、国王の毒味師になるか? って所から物語が始まります。   戦いもあるし、魔法使いも出てくるし、面白かった。

    0
    投稿日: 2017.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺人罪で投獄されていた、死刑囚のイレーナ。 死刑執行か、最高司令官の毒味師になるかの二択を示されたイレーナは、生き延びる道を選ぶ。 毒味師としての危険はもちろん、イレーナの死刑を望んでいた一派からも命を狙われ、さらに謎の魔術師にも誘いを受ける。 不屈の闘志と優れた知性で、生き延びる道を探しながら、少しずつ信頼出来る仲間を得てゆくイレーナ。やがて大きな陰謀が… 奇妙な社会体制、魔術師の存在、イレーナの秘められた謎の力など、ディストピアとファンタジーの材料が大盛り。 個人的な好みからすると、ヴァレクとの年の差ラブロマンスはちょっと余分な気もするけど…

    0
    投稿日: 2017.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったーー! 長さがあるものの一気読み。展開もどうなるかわくわくさせるし、途中からロマンス小説感が高まってきてテンションが上がる。若干漫画的なのもあって読みやすい。いっそ漫画化したら面白そう。 主人公はたくましい所もあるけど、弱さもあり、人間的で頑張れ!って思える。 ヴァレク最高。途中から、絶対イレーナの事好きだよね~っていう目で見てた。ヴァレクのすべての行動を、これは好きだからに違いない、と思って読むと更にときめく。 毒見の部分は少ないので、物語の取っ掛かりとしてあるって感じ。(でも終盤の『マイ・ラブ…!』の所は良かった)ファンタジーでロマンスで、魔法もどうなっていくのかって感じで今度が気になる。 どうして3冊一気に買わなかったのか…。すぐさま2冊目を購入して世界観に浸っていたい。

    3
    投稿日: 2016.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し前にブクログで推されていた事もあり購入。 毒味師と言う聞き慣れない言葉。 邦訳にしてはかなり読みやすく、冒頭から引き込まれました。 予備知識なく読んでいたので、途中でファンタジーだという事に気付く。 ヴァレクに完全にやられました。 次巻では離れ離れになってしまうのかー。 早速続きを読まなくては。

    0
    投稿日: 2016.11.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中世ヨーロッパを彷彿とされる世界観に、主人公が若い女性の毒味師、しかも死刑囚だったという設定には新鮮な驚きがある。 ファンタジーなので当然魔法使いなんかも出てくる。イクシア領の政権は魔法を敵視しているものの、やはりそこは魔法でと、期待通りの展開に。 第二弾が楽しみだ。

    0
    投稿日: 2016.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    中世ヨーロッパのどこかの国。 処刑の代わりに統治者の毒味係に任命された女犯罪者が、生きるために戦っていく。 個性的な登場人物と独創性溢れる物語。 面白い。

    0
    投稿日: 2016.11.03
  • 怪我だらけ。

    ヒロインは兎に角血まみれ、しかも殆ど自分の血。相手の血もあるけど。 死刑か毒見師かの二択で最高司令官の毒見師を選ぶ。 毒見の仕方を覚えるのは、やっぱり毒を飲まないといけない。辛すぎ。 しかも、命を狙われているときた。 毒よりも怪我で死んでしまいそうな感じです。 最初は本当に普通の(ちょっと特殊技能は持っているけどちょっとだけ)女の子が仲間を作り、努力で鍛えて持前の前向きな性格で時々やさぐれながらも前へ進んでゆく。 テンポよく進むので読みやすいです。 ラブもありますが、それも爽やかに?読めます。二人の関係性は結構猟奇的な気もしますが。 三部作の第一部ですが、きちんと完結しているのでこの作品だけでも読めます。シリーズ的には更に続いてますけれど、それはまだ翻訳されてないですね。翻訳されたら良いな~。と思う良く出来た世界観です。

    1
    投稿日: 2016.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごいなにかがあるわけではないイレーナがなんとかこうにか頑張る姿がかっこかわいい、そしてヴァレク…! この先もとても楽しみ!

    1
    投稿日: 2016.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お試し版を読んで面白かったので購入。 殺人罪で死刑囚となったイレーナ。死刑執行の日に絞首刑か毒見役になるかの選択を迫られ、国の最高司令官の毒見役となる。 ヒロインものというのかな。サスペンス、アクション、ほのかな恋愛ありの甘くないファンタジー。 (電子書籍 BookLive)

    1
    投稿日: 2016.07.15
  • 「獣の奏者」が好きな人にオススメ

     主人公が死刑を逃れるために選択したのは、いつ毒殺されるかわからない食事の毒見役。逃亡防止に毒を飲まされ、解毒剤を飲み続けなければない。絶望的な状況で主人公はどう生きていくのか?  ここまで八方塞がりの設定もなかなか無いのでは?その設定が絶妙です。出だしがあまりに暗いので、ちょっと重いかな?と思ったのですが、テンポも良く進み、どんどん話しに惹きこまれました。残酷なシチュエーションも多々でてくるのですが、描写が踏み込みすぎないので、ライトノベル的に楽しめました。  重い過去を背負った少女が少しづつ能力を発揮していく様は、「獣の奏者」のエリンにも似ていて、「獣の奏者」が好きだった人にオススメです。

    0
    投稿日: 2016.05.12
  • まさに『ニキータ』

    思わずタイトル買いしてしまいました。だって、毒見師って・・・それだけで興味津々。読んだら読んだで面白い。映画『ニキータ』の世界観と似てる。ニキータでマイケルにあたる役にはヴァレクというミステリアスな男が登場して、イレーナを毒見師として育てていく。単に毒見師の話ではなくて、陰謀に巻き込まれ、サスペンスありアクションありロマンスありの中でイレーナが大活躍!タイトルからは想像もできない展開にページをめくる手が止まりません。

    2
    投稿日: 2016.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いやーこれは面白かった。一気読みできなかったけど、続きが気になってしかたなくなる感じ、いつもハラハラして読んでました。続きが気になります。

    1
    投稿日: 2016.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【献本企画ありがとうございました!】 ということで、繁忙期でしたがさっそく読んでみました。献本していただいたので、レビューを隠さず、少しでもネタバレ含みそうになったら途中で注意書き入れる形にします。 感想を簡潔に一言で述べるのであれば、「面白かった!」の一言です。 この表現には批判もあるかもしれませんが、私の好きな上橋菜穂子さんの本のような、非常に緻密に広がるファンタジー世界、そして、同じく私の好きなダン・ブラウン氏の本のような疾走感とアメリカっぽい感じを持ち合わせている本のように思いました。 さて、粗筋は…… イクシア領、第5軍管区。主人公エレーナは、ブラゼル軍管の息子を殺害した罪により、地下牢に収容されていた。まさにその絞首刑執行のその日、彼女には思わぬ選択肢が与えられる。最高司令官の毒味役になるか、このまま絞首刑執行かーーーー。彼女は毒味役となる道を選ぶが、それは生き残る唯一の道であるとともに、苦難と波乱の幕開けであった。 イレーナはなぜ殺人を犯さなければならなかったのか。そこがひとつのキーポイント。他の事件とともに徐々に明かされていくのだけれど、それとともにイレーナが少しずつ心を開いているかのように、どんどんイレーナに感情移入していき、イレーナと同じように張り詰めた緊張感に陥っていく。まさに一気読み!! 恐ろしい怖い描写も多いのだけれど、それがとても良い緊迫感。明るいキャラクターで中和されるせいかも。双子とか。バランスがとても良いので読みやすい。 ということで、非常におすすめです。世界観がとても作り込まれているので、どっぷりこの世界に浸かってもらいたいです。 ここからはネタバレ。 ひとつだけ残念なのが、恋愛描写。 せっかくの世界観でせっかくのストーリーなのに、恋愛がちょっと邪魔しているような気も…。結構年齢差ある気がするから、てっきり時間をかけて徐々になのかと思っていました。さらっと済ませるか、でなければじっくり描くか。そう思ってしまうのは日本人だからなのでしょうか。そこが、上橋菜穂子さんとの大きな違いですね。 あとはラスト。 図書館戦争の映画を観た後だったので、思わず笑ってしまいました。いや、図書館戦争は、命令命令ってしつこく出てくるし、上司と部下、そして自衛隊という特殊な組織。複線がたくさんあると思うのだが、イレーナたちはどうだろう。もちろん命令だらけだ。ただ、脅しでもあり、万が一刃向かえば死だ。関係性が変わったことを示したいのだろうけれど…まあ、図書館戦争のシーンが色濃かったせいと、上橋さんの本と比べてしまったからでしょうね。同じように感じた方がいないか知りたいなと思うラストシーンでした(笑) でも、兎にも角にも面白いので、続きも早く読みたいです!

    3
    投稿日: 2016.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ある事件で殺人を犯し、死を待つイレーナが、とうとう死刑執行になった日に、言い渡された死か司令官の毒見をするか選択を迫られる。毒見を選んだことにより、ロマンス、じゃなくて運命に翻弄されていきます。途中まで読んでいるときには、ヴァレクがお父さんにしか見えない保護者ぶりにやにやして外で読めず、さらに進むとだんだんと、あれ、これお父さんというか、イレーナもしかして好きなの、ヴァレクも?からの怒涛のような恋の駆け引きに、別の意味でにやにやが止まりませんでした。アーリも内心はお兄さんというより、な三角関係にまたにやにやします。ディラナの勘は凄い。アクションや心理戦なども、一緒にはらはらどきどきさせられ、読みごたえたっぷりです。保護者が来てくれるので大体安心できましたが。このヴァレク視点も読みたいくらいです。演習のときとか、情報交換に行ったときとか、隠れて見てるときに内心心中穏やかではなかっただろうと想像すると、おかしくって仕方ないです。続きはシティアからのスタートだと思うので、どう再会するのかが楽しみです。

    1
    投稿日: 2016.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。1日で読むほどに。 とにかくテンポがいい。余分な説明が一切ない。 構成が素晴らしい。 物語のスピードと2人の仲が変化がいい。 それであんなに怒ってたのねー。 話は王道。魔法の都合の良さも許容範囲。 訳も違和感無し。 表紙をみると女性向け? オジサマでも読める内容だと思う。

    3
    投稿日: 2016.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    最初はだるいんだけど、だんだん面白くなってくる。シリーズ化を意識しているのが途中から感じられるのがちょっと残念。 でもこれからが楽しみでもある。

    1
    投稿日: 2016.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    世界観を何も知らないまま読み始めたけど、予備知識がなくても面白い。 一応魔術師も出てくるファンタジーだから、リアリティっていうとおかしいかもしれないけど、矛盾がなくてすんなりと世界に入り込める。 イレーナが迷って悩んで、友人を得て、心が折れそうになっても負けなくて。これはジャンル的にヤングアダルトでもいいんじゃないかな? 少し性的表現もあるから微妙かな。 訳者あとがきに「女性らしからぬというと失礼かもしれないが、ドライでロマンティシズムを排した描写」という表現があって、加えていうなら男性的な熱いヒロイズムもなくて、純粋にストーリーが楽しめる。 三部作だそうなので、続編も邦訳されることを願います。 (´-`).。oO(因みに推しキャラはアーリ。)

    1
    投稿日: 2015.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     主人公が毒見師で、毒見師を育てる人がいるという設定が新鮮でおもしろかった。困難があっても生きていこうとする主人公の意思の強さに憧れる。久しぶりに翻訳ものを読んだが、分かりづらい表現も少なく、ドキドキしながら読めた。続きが気になるので、翻訳されてほしい。

    2
    投稿日: 2015.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2015年8月28日読了。ブクログの献本応募で入手した本。最高司令官の「毒見役」として、逃亡防止のため劇薬の解毒剤を毎日入手しなければ死に至る身体となったイレーナは生き残ることができるか。殺人の恨みを買い、毒薬を飲み、毒見役の訓練に耐え・・・という絶体絶命の状況と、そこを生き延びようとするイレーナの努力が実を結んでいく様が面白い。きわめて重要なポジションでありながら死の危険が高すぎるためあまり重要な人間をつけられない「毒見役」を主人公に据えるというアイデアが面白い、とはいえ毒見ばかりしているのではなく、サブキャラとの交流やアクションやロマンス(ハーレクイン小説のシチュエーションみたい)も満載というなかなかお得な小説。あきらめず努力することが大事ということ、女性には「見守られている感」がとても大事ということ。

    1
    投稿日: 2015.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ロマンスの場面がひたすら浮いている。出版社からの要請だろうか。なくても問題ないし、ない方が寧ろ良かった。 最後のあたりが慌ただしく感じられたが、三部作のうちの第一部ということで納得。

    1
    投稿日: 2015.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ◆あらすじ 絞首刑の免除と引き換えに最高司令官の毒見役となったイレーナが、幾多の困難に立ち向かう話。 ◆帯 イレーナはほとんど普通の人で、あっと驚くような奇跡も大逆転も起こせない。だがその”英雄らしくない”ところが、我々読者の共感を呼ぶのだ。(堺三保) ◆感想 いつ死んでもおかしくない毒見役な上に、別口で命を狙われているヒロイン。それでも希望を失わず、生き延びるために必死で足掻く姿にハラハラしたりほっとしたりした。 冒頭から魔法で敵をばーんとやっつけるお話になるかと思ったけど、そういうわけではない。 なんか謎が解けてないぞと思ったら翻訳まだだけど続編があるようだ。 防衛長官ヴァレクがとにかく格好良い。 ヒロインが危なくなると颯爽と駆けてくる。何でも鮮やかにこなす。中年。 なんというストライク!グラッとくるだろ! でもラスト信じてませんでした。ごめんよヴァレク。 ◆メモ 今まで頂いた献本で一番面白かった。あと相手役が一番格好良かった。引用文はヴァレクのネタバレばかりなので注意\(^o^)/

    1
    投稿日: 2015.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いやあ、何年ぶりでしょうか。続きが気になって、夢でも本の謎解きをした挙句飛び起きて、寝不足上等!と最後まで読みきったのは。 読み始めて数チャプター経ってから、意図的に盛り上がるところで場面切り替えというかチャプターを閉じて、「で、どうなるの?」と次のチャプターを読まざるをえない、という仕組みにしているのだな。と冷静に思っていたはずなのに。まんまと引っかかります。 ヴァレクにも、まんまとハマりました。これみよがしに青い瞳で、格闘技も剣も使えて、暗殺もできて、でも優しくて、どこか含みのある性格で。そんな見え見えなツンデレには引っかかりませんよ!と息巻いていたのに、いつのまにやら、ヴァレクがこんなこと言うのはきっと理由があるはず、ヴァレクが疑うってことは何かおかしいんだ、と完全にヴァレク教信者に。いやあ、最後のデレっぷりもすごかった。愛の証が、あれか。すごいな。 あえてマイナス点をあげるなら、イレーナが不安定です。なんというか、作者の好きにされているようで、ころころと意見が変わります。矛盾しまくった精神が人間だと言われればそれまでなのですが、それをフィクションに求めるひとはまあまあ少数派なのではないでしょうか。だからといって、あまりにカリカチュアなのもいただけませんが。 イレーナの境遇には同情するものの、イレーナという人物にはあまり感情移入できませんでした。どうにも甘ちゃんなイメージが払拭できず。 ヴァレクが全部持っていってしまった感は大いにありますが、アーリとジェンコの「最強の双子」(このネーミングが好きだ)にもほっとさせられます。 次巻に期待。

    3
    投稿日: 2015.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (2015.07.24読了)(2015.07.17入手) アメリカの作家によるファンタジーノベルです。500頁ほどあります。 設定が面白いので、興味深く読めるのですが、読者をぐいぐい引き込むスピード感が不足しているように思います。 主人公が、少女ということなので、読者としては、若い層が想定されているのでしょう。 原題は、Poison Study ですが、「毒見師イレーナ」は、内容に沿ったいい題名だと思います。興味を引く題名で、表紙も題名に沿った、目を引くものになっていると思います。 (ここまで書いて、停滞していたけど、次の課題図書が来てしまったので、決着をつけておきます。) 訳者の、子どもさんたちも、面白いといっていたそうなので、子どもにとってはテンポも丁度良く、主人公が仲間を増やしながらトレーニングを積んでゆく様も、好もしいのだと思います。 舞台:架空の国イクシア、8つの軍管区にわかれている    蛇の森の向こうに隣国シティアがある イレーナ:死刑囚の少女、毒見師、曲芸が得意、孤児院出身 ヴァレク:イクシア領防衛長官、イレーナの上司 アンブローズ:イクシア領最高司令官、イレーナはこの人の毒見役 ランド:料理人、イレーナはこの人から食事をもらう アーリー:最高司令官付兵士、イレーナにトレーニングを付けてくれる ジェンコ:最高司令官付兵士、イレーナにトレーニングを付けてくれる ブラゼル:第五軍管区将軍 レヤード:ブラゼルの息子、イレーヌに殺された ムグカン:ブラゼルの顧問役、魔術師 アイリス:シティア領の師範級魔術師 イレーナは、レヤードを殺害したために、死刑を宣告されたが、アンブローズの毒見役を命ぜられ、死刑を免れる。しかし、すでに毒を飲まされているために、毎日毒消しを飲まないと、死んでしまう。 ヴァレクが、指南役となって、毒見役の訓練を受ける。いろんな毒を体験し、毒の見分け方を覚えて行く、毒を飲むので、毒消しで蘇生することになる。 隙を見て逃げたとしても、毒消しがなければ、死んでしまうことになるので、逃げることもできない。 毒見役だけで過ごせばいいかと思ったら、軍隊の訓練のために、逃亡者を捕まえる訓練が実施されることになり、逃亡者役を仰せつかる。 規定された時間より長く逃亡することができた。逃げる途中で、魔術師のアイリスにであったり、後で、いろいろ助けてくれることになるアーリーやジェンコと出会う。 訓練のあと、アーリーやジェンコに軍隊の兵士の訓練を様々つけてもらう。 イレーナに毒見役の訓練をしてくれ、毒消しの薬も毎日くれるヴァレクは、イレーナの生殺与奪の権限を持っているだけではなく、どうやらイレーナの見方でもあるらしい。 第五軍管区将軍のブラゼルは、イクシアの次の最高司令官の地位を狙っており、本性を現してくる。後ろで糸を引いているのは、顧問のムグカンだった。 アンブローズが第五軍管区の視察に出向いた際に、ブラゼルは、本性を現した。視察に同行したヴァレク、イレーナ達と、ムグカンの死闘が始まる。 ハラハラドキドキの場面と、ゆったり息抜きできる場面が織り交ぜてあるので、緊張したり、弛緩したりしながら長い話をあきさせずに読ませる本です。 残念なのは、イレーナが図書館で、毒薬に関する本や魔術に関する本を入手するのですが、その本が後のストーリーにあまり役立ってこない。植物の種をあずかって、図鑑で調べようとしたことも、同様です。きっとこれでなにかがわかり、物語の進行に関わってくるのだろうと思って、読んでゆくのですが、何度も肩透かしを食ってしまいました。 ムグカンの魔法をどうやって破ることができたのか、などもよくわかりませんでした。 ファンタジーであっても、それらしい理屈で、説明してもらわないと、楽しんでくれない読者がいることを分かってほしいものです。 クリオロは、コーヒー? チョコレート? ●選択(337頁) 「人生では誰もが選択を迫られる。いい選択をするときもあれば、悪い選択をするときもある。それが生きるということだ。」 (2015年8月2日・記) 内容紹介(amazon) ある殺人を犯した罪で死刑囚となった少女イレーナ。ついに絞首台へと送られる日を迎えるも、そこで思わぬ選択肢を与えられる――今すぐ絞首刑か、それとも、国の最高司令官の毒見役になるか。だが毒見役を選んだイレーナを待ち受けていたのは、逃走防止の猛毒だった。かくして少女は毎日与えられる解毒剤なしには生きられぬ身体に。わずかな生きる希望に賭け壮絶な日々に立ち向かうが……。

    1
    投稿日: 2015.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった♪ 最初、タイトルを読んだときは毒見師の話という事で藤沢周平の「武士の一分」を思いながら、そんな話かとあたりをつけていました。 が、 読み進むうちに、展開する世界はちょうど栗本薫さんの「グインサーガ」のようであったり、あるいは上橋菜穂子さんの「獣の奏者」。絵で言うならレンブラントに代表されるような光と影が曖昧な世界でした。 つまり魔術師が跋扈する妖しいヨーロッパの中世。 独特の陰鬱で窒息しそうな重苦しい日常の中で、それを唯々諾々と受け入れずなんとか自我を見つけよう、掴もうとする主人公や人々が絵画的に描かれているのです。 読むほどに惹き付けられ、最後は一気でした。 信じていたものに裏切られ不信でいっぱいの主人公が、自らの運命を知恵とそして愛とで切り開いていく、という本は数多くあるので、そのテーマ自体はなんら目新しいとは思わなかったのですが、 主人公を毒見師にしたというのは、なかなか面白かったです。 毎日、生きる事と死ぬ事の線上を行き来させられ、 諦めと失望と自棄に陥りながらも、「生き抜く」という目標を始めは夢のように、そして次第に現実の物として掲げていく主人公は逞しく、そして清々しいです。 戦いのシーンも丁寧に書き込まれていて視覚として頭に入り込んできます。 主人公以外の人物についても、悪者は悪者らしく、善意の人はそのように描かれ、ある意味「安心」のキャラクターたちです。 何よりもヒーロの押さえた人格が渋くて知的で、なおかつ情熱的です。 はじめはメタ視点で読んでいた私も、いつのまにか、自分とイレーナを重ねて同じように嘆き、悲しみ、そして喜びました。 と、言うことで、 とっても素敵な本に出会えたと思う私です♪

    4
    投稿日: 2015.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    王国打倒後、8軍管区の将軍と最高司令官により統治される新政権イクシア領。第5軍管区の将軍の息子を殺して死刑囚となった少女イレーナが毒見役として生かされる。防衛長官ヴァレク、将軍の顧問魔術師と孤児院、隣国シティア領の魔術師たち。 長大なストーリーの始まりの予感。今風、アニメ向きな感じだけれど、もとが小説なので構成や詳細がしっかり描き込まれている。

    0
    投稿日: 2015.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【献本】ハーパーブックス創刊。 死刑になるか最高司令官の毒見役になるかの選択を迫られた死刑囚の少女イレーナが、最低の境遇の中でも生きる希望を見出し尊厳を取り戻していくサスペンスタッチの物語。翻訳物独特のわかりにくさも無く、つぎの展開が気になって面白く読みました。イレーナが別の地でどのように過ごすのか?ヴァレクとの関係は?この続きは無いのかしら?あったら読むのに。

    1
    投稿日: 2015.07.21