
総合評価
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powered by ブクログ引ったくりをしながら逃亡する自暴自棄な若者が、田舎の村にたどり着き、成り行きでお婆ちゃんと一緒に暮らすようになる。 ありがちなストーリーではあるけど、読後しみじみした。やっぱり失う物がない人が一番怖いなと思う。 苦労をかけたり悲しませたりしたくない人がいないと歯止めがきかないんだろうな。 お婆ちゃんのご飯が食べたくなった。
10投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ引ったくり等の罪を犯した若者が、ひょんなきっかけで、田舎の農村に流れ老人達とふれあう事で改心していくというベタな話しだと思う。しかし、人物の描き方やプロットが素晴らしくて、全然シラけず引き込まれて、最後は感動した。良い作品だった。
25投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ子供の頃に読んで、大人になって子供がいる今、再読した。 当時は知らない村で「いずみ」が村の人達と関わり、様々な体験や心に触れて再生していくサクセスストーリー、って感じてた。 ちょっとした冒険譚を読んでいるようで、ワクワクした。 でも、今はちょっと違う。 「いずみ」はこどものまま、誰かに認めてもらいたくて、自分のままを受け入れてほしくて、安心がほしくて、ずっと彷徨っていた。 端々に寂しさと遣る瀬無さが混じり、時に子供のように感激し、本当に純粋な子供のまま、どうしていいか分からず体だけ大人になってしまったんだね。 読み進めながら、自分の子に安定と安心をあげられているか、突き付けられる場面が沢山あって、苦しくも切なくもなった。 自分が何をしても上手くいかない。 それに対して怒られたり嫌われたりしても、どうしていいか分からない。 途方に暮れた自分の子どもを想像したら、怖くなった。 すごく大事に大切にしたい時期に今いるのがこの本を読んでて分かった。
4投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ涙がとまらない再生の物語。過ちをおかし、田舎の山奥に流れ着いた若者が、素朴な村人とのふれあいを通じて心が再生していく。映画を観て感動し、小説も読みたいと思って読んだら小説も感動しました。この小説から乃南アサさんにハマりました。
0投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学生の頃に読んだ「西の魔女が死んだ」を思い出した。 村のじーちゃん、ばーちゃんたちがよい。 裏に書いてあるあらすじ、サスペンスではないだろ。
0投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
フィクションゆえの「そんな都合のいいことが…」なところはあるものの、椎葉の人たちとのふれ合いを通じて、翔人が人生に前向きになっていくのは、純粋に嬉しかった
1投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ暗い始まりから一気に話が転換し別の世界の話になった。肯定、期待、応援、安心、人はそんなのが必要なんだろうな。それらを与えてくれる人との関わりが必要。
1投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログひったくりを犯した翔人が、逃走するところから物語が始まる。 逃避行の最中、宮崎県の山深い村に着く。 ここで出会う、老婆、老爺、村の人々。 この出会いが、彼の心を変えていく。 最後の老婆とのやり取りは、涙なくしては読めない感動的な作品。
1投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ主人公・翔人の心の成長の描写が上手く描かれていた。 そしてなんと言っても、老婆スマとの出会い。宮崎県の方言が各登場人物の個性を更に際立たせていた。 個人的に好きなシーンは夜の雨のシーンです。夜に突然降る雨の音や雰囲気がかなり繊細に描かれていて、田舎に住んでる人は共感できると思います。 人を信じることって難しい。でも、信じてくれる人が傍にいることがとても大切なんだと思い知った。タイトルの『しゃぼん玉』の意味も最後まで読めば分かりますよ。
1投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログとってもよかった! 乃南アサさん、初めて読んだかな? 描写力とプロットがすごい。 主人公翔人と一緒に追体験してるみたいで、 田舎のおばあちゃんに囲まれながらごはん食べてるシーンなんて 自分も美味しいもの食べてその団欒に入ってるような、あたたかい気持ちになった。
1投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログひったくり、強盗障害を繰り返してきた23歳の学生・伊豆見翔人が逃避行の末に辿り着いたのは宮崎県の山深い椎原村。そこで怪我をしていた老婆を救い、そこまま椎原村での暮らしが始まる。田舎で次第に浄化されていく翔人。感涙とまではいきませんでしたが、ほっこり暖かくなります。
35投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ映画を観てからの読書でした。 市原悦子さんが好きで観た映画でしたが本当に良くて原作がある事を知り早速読みました。 先に映画を観たので本を読みながらも市原悦子さんが頭に浮かびながら読み終えました。 映画と本で2度市原悦子さんの世界が楽しめました。 この作品は映画を観てから本を読むのがおすすめです。 やっぱり市原悦子さんは素晴らしいな〜と再確認しました。 舞台となった村もいつか訪れてみたいです。
31投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ心が温まった。人は何歳からでもやり直せる。たとえ家庭環境に恵まれなかったとしても今後の人生で誰に会うかによって変わってくると思う。菜豆腐食べてみたい。
1投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ主人公は若者らしい無軌道さを持ちつつも、心根はまだ腐っていないのでどこか憎めない。 サスペンスと思っていたのでまさか感動して泣くとは思ってなかった。(普段感動系を全く読まないので耐性がない) 乃南さんは「凍える牙」を以前読んだが、こういう系統も書いてるとは知らなかった。どちらも展開のテンポが良いので映像化しても映えそう。
1投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ映画から見て読んだ本。 最近、乃南アサを読むようになって、まさか彼女の作品とは思わなかった。 小説を読みながら、映像が思い浮かぶ程、映画はよく再現されていると思った。 主人公の心情描写や情景もよく描かれていた。
1投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
親に恵まれず、大学も中退し、ひったくりをしながら生きていた主人公が逃げてたどり着いたど田舎で自分を取り戻していくお話。悪くはなかったのだけど、主人公の心理があまりにも理解できず、共感しづらかったのと、あそこにたどり着くまでがちょっと急展開すぎたかなあ、というところはありました。
1投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ未読本と既読本が何かのタイミングで混ざってしまった。なので、これ再読です。再読でも十分に面白かった。しゃぼん玉の人生が、確かのものに変わっていくお話。この作家は本当多才だなぁって感心します。一気に読み終わって暖かくなりました。
2投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログすごーい面白かった。 久しぶりに一気読み。 なんか何のことはないようなお話なんだけど、すごい面白い。 さすが乃南さん。
1投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
乃南アサだからなあ。 ハッピーエンドでもバッドエンドでもいけるんだよなあ。 どっちに落とすつもりなのだろう。 三浪して五流大学にやっと入ったものの、そこに居場所はなく、かといって家族はとうの昔に崩壊していて、することもしたいこともない伊豆見翔人は、行き当たりばったりにひったくりやコンビニ強盗をしながら西へ西へと流れていった。 ヒッチハイクしたトラックで運転手を脅しもっと遠くまで乗せてもらおうとしたが、つい居眠りをしてしまい、見知らぬ山道に落とされてしまう。 そこで、怪我をした老婆と出会い、金か物を奪おうと助けたことから翔人の運命が変わる。 父親からは物理的に、母親からは言葉の暴力を浴びせられて育った翔人は、自己肯定感など皆無に等しく、刹那的で利己的で、要は最悪の若者として作品に登場する。 しかし、下心ありとはいえ助けることになった老婆・スマの、ちんまりとした体からは信じがたいくらいのタフな暮らしぶりが愉快。 そこで翔人は、スマばあちゃんの孫と間違われ、世話を焼かれたり仕事を手伝わされたりしながら10日ほどを過ごす。 久しぶりに食べる、ちゃんと食器を使って食べる食事。 初めてかけられる「ぼうは、いいこ」という言葉。 山仕事に連れまわすシゲ爺もまた、仕事に容赦はないが、慣れぬことに悪戦苦闘する翔人を温かく見守ってくれる。 本当に強い人と言うのは、どういう人なのか、道を踏み外してもやり直すためにはどうすればいいのか。 翔人の疑問に、自分の経験と言葉で答えてくれる。 今まで翔人のまわりにはいなかった、こうなりたいと思えるおとな。 スマばあちゃんにも秘密は、あった。 弱い部分もあった。 それを知った日、翔人はスマばあちゃんにすべてを話す。 「――死なねえで、いてくれねえかな。あの――俺が、戻ってくるまで(中略)俺――婆ちゃんの飯、また食いたいんだからさ。絶対」 ここで涙腺崩壊。 「死なねえで」と言われても、婆ちゃんもう90歳だからな。 なんならシゲ爺だって70歳過ぎだ。 それでも、もうしゃぼん玉のような、ふらふらと中身のない人生は嫌だ、と翔人は自分で決心した一歩を踏み出す。 よい小説を読みました。
2投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログファンタジーなんだけど、泣いた本。読了後、映画も観ました。映画も良かった。いつか椎葉村に行ってみたいと思っています。
1投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログこの主人公は育ち方とか環境とかが悪かっただけで元はいい子だったんじゃないかな… 主人公の心境の変化とかがよくわかって最後の方は泣けました。 おばあちゃんや村の温かい人に囲まれて幸せに暮らせるようにのるといいなと思ってしまいました。
1投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログ最初はこの主人公がどう善行をつもうとも、ハッピーエンドになる事は許されないだろうな。もしなったとしたら駄作だな という気持ちで読んでいた。 だけど、実際読み終えて振り返れば、ハッピーエンドだけどモヤモヤ感は無い。 主人公の性格と作品の雰囲気で何となくこれでいいかってなってしまった。 不思議な感じなのに、どこか心温まる、良い作品でした。
1投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なかなかハートフルな内容ですごくよかった。朗読の人も上手だった気がする。おばあちゃんのお金見つけておばあちゃんが冷たくなるか瞬間かこわかったけど‥やっぱりこの人も仏様ではなくて人間なんだなと思った瞬間だった。
2投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログ誰でもやり直せるんだ、そう強く、強く思える作品です。 映画でさえも泣かない自分が本で泣かされました。そのページだけ刻むように涙で滲み、ふやけています。
2投稿日: 2023.10.28
powered by ブクログ大きくつまずいた時に立ち直れる考え方を知りたくて、この本を読みました。出てくるお年寄りがいい人ばかりで、こんな風に歳を取りたいと思いました。朝起きて仕事をする事だけでもいい事だって思えた。 シゲ爺の言葉 「自分の生き方についちゃあ、しょうがねえって諦めたら、そこで終わりばい。諦めたら、人生なんかやり直せん。どげん若くても」 自分も諦めずに頑張ろう!
0投稿日: 2023.09.29
powered by ブクログさくさく読めた。心が摩耗し人生を捨て去ろうとしていた男が今一度自分を見つめ直すまでの過程がよかった。清々しい
0投稿日: 2023.08.16
powered by ブクログん?この本は読んだこあったかな?…章が進むにつれて数年前の深夜にやっていた映画、主人公の青年が林遣都で片田舎の婆ちゃんが市原悦子だったなあと思い出した。この二人を想いうかべながら読んだが違和感なく読むことができた。原作もそうですが脚本が素晴らしかったのかなあと感じました。
0投稿日: 2023.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても読みやすく、おもしろく一気読みしました。 翔人はお婆ちゃんと出会えてよかった。 村のみんなとも。 もちろん強盗や怪我を負わせたことは許されることではないし、自分が被害者の立場だとしたら許せないと思う。 やっぱり人の温かさは心を動かすなと思った作品でした。 最後もお婆ちゃん生きてるみたいで本当によかった。 待ってくれてる人がいるというのは幸せなことだなと思いました。
1投稿日: 2023.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後、ちゃんとおスマさん生きてるのかしら… 他の方の感想読んでると生きてて良かったって書いてあるけど、実際には対面した描写ないよね?読み落としてる? なんなら最近会ってないって描かれてて不安なんだけど。 イヤミスの読みすぎかな。
1投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある青年の更生物語。 事実を客観的に見れば、ひったくりや強盗など、人を傷つけることを続けてきた非道な青年。 それが視点を変えると、なんだか心温まるストーリーになるとは、小説ってすごいなと思った。 もちろんどんな理由であれ、人を傷つけるのはNG。この青年は運良くいい出会いに恵まれ更生することができたけど、もしかしたら被害者はずっと苦しんでいるかもしれない。そうなったらこれは、ハートウォーミングストーリーとは程遠いものとなる。 …ってこれはフィクションなんだけど、こんなにも真剣に考えさせられて感情移入してしまうほど、よくできた小説でした。
2投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話自体はよくありがちな話なんだけど、作者の描写が素晴らしかった。誰かにみてもらえるというのは人間に必要なことなんだなぁと思う。婆ちゃんの子と主人公の父をシンクロさせるのはうまいなぁと思いました。
1投稿日: 2023.04.28
powered by ブクログさくさくと読み始め、最後は泣きながら読んだ。人生、いつだってやり直せる。犯罪は決して許されることではないが、心が温かくなった。 「しょうがねえことも、あるにゃあ、ある。だが、それと、どうでもよくなるっちゅうとは、別もんばい」が心に響いた。
1投稿日: 2023.04.18
powered by ブクログとても好きな作家さん。感情の描写に毎度やられてます。 この作品では、犯罪を犯そうか、感情がゆらぐシーンが随所に出てきて、その度に心臓がギュッと縮むようでした。 人を傷つけるのは人だけど、 人を救うのもやっぱり人だということ。 例え実の親や兄弟でなくても、 血が繋がっていなくても、 受け入れてくれる人や待っていてくれる人がいれば、希望が持てる。 間違った道を正すこともできる。 最後は泣ける物語でした。
13投稿日: 2023.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
窃盗などを繰り返す青年が村を訪れ、心境の変化などを迎える話。 心理描写が丁寧でタイトルの意味が分かったときにもハッとさせられたが、一方でそこまでの感動はなし。
1投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後はうるっときたなー いいなぁ。 私は子供が居ないから、将来こんな風に誰かに慕われる老人になりたいなー。 血のつながり以上の繋がりを この二人は得られたんだもんな。 そもそも主人公は根っからの悪人ではなかった感じだねー 気になったのは、刑務所にいる間 豊昭来てないのかね? アイツ本当危ないよ。
7投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログ【2023年26冊目】 乃南アサさんのお話はじわじわと燻るような人間の怖さを書いていることが多い印象を持っていたので、本作もかなり心積もりをして読み始めましたが、まさかのヒューマンドラマ小説でした。 心が荒んだ主人公が、たまたま行きあった村の住民と触れ合ううちに、心が洗われていくというか、感覚を取り戻していく描写が、結末に綺麗に結びついていって、見事でした。 不覚にもうるっと来てしまいました、かなり警戒して読み始めたのに苦笑
4投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログ泣けた。親の離婚、DVで荒んでいた翔人は、ひったくりを繰り返していました。逃亡の末、宮崎の山奥に住む人々に出会います。翔人は、初めて人に認めてもらい、褒めてもらい、優しさを知ります。救いのなかった彼の気持ちが、前向きに公正していく姿に感動。シゲ爺やおばあちゃんの言葉が、シンプルで心に深く突き刺さりました。人は何度でもやり直せるけど、自分が諦めたらそこで終わり。シゲ爺の言う通り。
2投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ主人公の荒んだ心理や周りの状況の変化を上手く描写していて、すごく面白かったです。ただ、涙は出なかったので星-1の4にしました。 心理サスペンス好きな人よりも、ヒューマンドラマ好きな人に刺さる本だと思います。
2投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ『おスマじょう』ことスマお婆ちゃんと『シゲ爺さん』。消えそうになって行くしゃぼん玉の様な人生を変えてくれた2人。 91歳の生涯を完うし何時も支えてくれた婆ちゃんを思い出しました。
3投稿日: 2022.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あったかい気持ちになったし、勉強になった。 いままで親に大切にされてこなかったり、誰かに必要とされることがなかった分、田舎の婆ちゃんやシゲ爺の優しさに触れて、やり直そうと思えて心から良かったと思う。涙なしでは見られなかったし、本当に良い、またいつか読み直してみようと思うし映画化もされているようなので見てみたいと思う。 明日から頑張ろう、と誰でも自然に希望が持てるような作品だと感じた。
1投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログ心情描写がうまい。あやふやな気持ちを自分と重ねて読むことができる。 派手なアクションはないけれど、強い感動が残る一冊。
3投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログしゃぼん玉とお話の内容がピンと来なかったけど最後の方でそういうことかと思った。主人公がなかなか改心できずどうなるかとハラハラしたけど最後の最後でホッとした。褒めてもらえることって大切。
2投稿日: 2022.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤は割と退屈でなかなかページが進まなかった。曲がりなりにも大学受験しているのに宮崎が四国だと思ってる設定は少し無理あるんじゃない?と思ったり、隙あらば金を取って逃げようとする主人公に苛立ったりした。後者に関しては後から振り返れば、しょうがないとも言えるのだけど。 後半は一気に読んだ。平和にのんびり暮らしていそうなお婆さんにも「弁慶の泣きどころ」があるようにみんなそれぞれの苦悩がある。お婆さんも主人公を必要としていたと思う。ラストとエピローグは泣ける。 タイトルのしゃぼん玉の意味は後半で分かる。
0投稿日: 2022.11.08
powered by ブクログじーーーんとした。 何年か前に読んでもう一回読み返した。あったまった。 婆ちゃんもシゲ爺も、だいすきになった 原田マハさんの、生きる僕らと似てる部分があるとかんじた
1投稿日: 2022.10.28
powered by ブクログ通り魔や強盗傷害を繰り返している若者。 自分は生涯、しゃぼん玉のように、ただ漂って生きていく。そして、いつか、どこかで弾けて消える。それだけの存在のはずだ。 こんな若者が、犯罪を犯したあと、ある山あいの田舎町で、老婆やまちの老人たちと触れ合い、ついには、自分がしゃぼん玉でなくなるまでを描く。 じんと熱くなるよい小説です。
2投稿日: 2022.10.14
powered by ブクログ罪を犯し続け、ふわふわと流され彷徨うしゃぼん玉は、一体どこで弾け割れてしまうのか。田舎での生活を経て、自責の念と向き合いつつ果たしてどう歩んでいくのか… 最初から主人公がそこまで悪人に感じられず「人の根底は善」、これが作品の根幹だったのかなぁ どうにも予定調和な感じの周囲の人の良さやラストの展開 田舎はピュアで都会は汚い そんな見方な感じが伝わってきて、あまり飲み込めなかった。
3投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログいずみと境遇は似てないけれど、 いずみに心を寄せて、 ばあちゃんはシゲ爺に心を寄せて、 思いやりや優しさに触れられたお話だった。 〜〜〜〜 みんな一生懸命に生きようとしてるけど、 ボタンの掛け違いってなぜ起きるのだろうか。 私もその可能性はあるなと考えたら少し暗い気持ちになってしまった。 でも、シゲ爺が言うようにやり直そうと思えばやり直せるし、 そこでストップをかけてくれる人が心にいるって強いんだな。 私も、ストップをかけてくれる人を大切に、 恥じないように生きよう?
1投稿日: 2022.07.23
powered by ブクログ現実はこんなにうまいこといかないでしょうよ、頭がおかしいやつはおかしいままでよっぽど更生なんてしない……と、思いつつ、だからこそフィクションの世界でこれを読めることがよかった。とてもよかった。こんなにうまいこといくことがあればいいなと、そういう希望を持てる物語だった。
0投稿日: 2022.05.06
powered by ブクログ旨いなぁと想う。乃南アサを読んでいれば間違いないと感じるし、まだまだ未読の本がある事がとても嬉しい。ストーリー展開、登場人物のキャラ立ち、そしてその人物達の配置・・・どれもが無駄なく、その完璧さに驚いてしまうのだ。 女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、頼れる人が誰もいない、ただ逃げるしかない伊豆見翔人。彼が宮崎県の山深い村で、老婆と出会ったことがきっかけとなり、そこの村人たちとの関係が深まっていく。 翔人のことを老婆の孫と勘違いした村人たち。村では若者は珍しく、重宝がられ、皆あれこれと世話を焼きはじめ、山仕事や祭りの準備にも翔人をかり出すようになっていく。 でも読者には翔人は既に罪を犯しているという事実を分かって読み進める。ただ翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込んでいく。そこがなんだか切ない。
1投稿日: 2022.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯罪を犯してしまった青年が 行き着いた宮崎県の椎葉村での暮らしで 更生するお話 あらすじは短い言葉で表せられるけど 話の中身でとてもリアルに感じられた。 スマの元に帰ってくる最後のエピローグはグッとくる。 九州が舞台だから親近感が湧くなぁ。
2投稿日: 2022.03.22
powered by ブクログ窃盗を繰り返してきた伊豆見は、温かい人に触れることで冷え切り荒んだ気持ちが和らいでいくが、ふとした瞬間に現れる黒い心と葛藤しながら日々を過ごす。周りの環境が人を良くも悪くも変えてしまう。でも温かく見守ってくれる人が1人でもいるなら、まだやり直せる。
2投稿日: 2022.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
傷害事件を起こし、逃避行の末辿り着いた小さな村で出会った老婆と一緒に生活する、ある若者の物語。 この物語のテーマって、「親から子への愛情」なのかなー。って勝手に思いました。 親の愛情を知らずに育った少年と、息子に愛情をかけすぎてしまった老婆。 偶然出会ったはずの二人が、同じような思いを抱え生きているんですよね。 足りない愛情と、与えすぎてしまった愛情。 どちらとも、我が子の将来に影響を与えてしまう。って、なんか難しいですよね。愛情って。 小さな村で暮らす人々の温かさには、心癒されます。 じいちゃん、ばあちゃんの発する言葉の一つ一つがとても温かいです。 人は一人じゃ生きていけない。 誰かの支えがあって、そして自分も誰かを支えて生きていかなきゃいけないんだよ。ってそう思える作品でした。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ翔人の暗い生い立ちと自分の生い立ちを比べながら、ここまで酷くはないけど、共感できるなぁと感じドンドン引き込まれました。
0投稿日: 2021.12.14
powered by ブクログ罪を犯して逃避行している青年が宮崎県の山奥で出会った老婆との物語。 老婆との暮らしを通して、青年が変化していく様がとてもいい。泣けます。オススメ!
4投稿日: 2021.11.12
powered by ブクログ女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが…。涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作。(e-honより)
0投稿日: 2021.11.01
powered by ブクログ最後はそうなるだろうな、って予想通りの展開だったけど、とても良かった。 なんだか色々せつなくて、ハッピーエンドなんだろうけどせつなさが残った感じ。 「-死なねえで、いてくれねえかな。あの-俺が、戻ってくるまで」この言葉が一番印象に残ってる。 おスマじょう、いつまでも元気でいて欲しいな。
3投稿日: 2021.10.28
powered by ブクログ罪を犯し、荒んだ生活を送っていた若者が田舎の人々のあたたかさにふれて改心する話。 読む前から、ストーリーの展開はなんとなく想像はついた。 でも、泣いた。 いつのまにか物語に引きこまれていた。 悪人のはずの主人公に、ちょっとその気持ちわからなくもない、とだんだん寄り添ってしまうような、繊細な心情描写。 本の紹介文に「卑劣な狂犬」と書かれていたけど、主人公をそんなふうには思えなかったな。小説はあらすじが全てではないということを実感させてくれる一冊でした。
2投稿日: 2021.10.27
powered by ブクログその生い立ちに傷つき自暴自棄となった青年の再生ストーリー。舞台となった山村の描写が絶妙。 母方の実家が限界村落で随分昔に小学校中学校とも廃校になった。高校は下宿が当然の山の中。おまけに平家の落人伝説まである。全国の山の中に逃げたんだなぁ。現実の高齢者はなかなか手に負えないけどね。行きたくなりました。
8投稿日: 2021.10.09
powered by ブクログ実在する村なのか! というのが最大の驚き。話を抽象化すると、よくある悪ガキの更生ストーリーなのかもしれないが、登場人物がいきいきしてるのが読んでいて心地よい。高校がない村、ってのは大変だなあ、、、
0投稿日: 2021.10.06
powered by ブクログストーリー内容は浅いというかあっさりした感じでした。もう少し捻りがあっても良かったと思いますがシンプルな作品が好みの方には読み易いと思いました。
0投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログ田舎町の温かい人たちに出会い、犯罪者の主人公の青年が更生していくが、わりとあっさりしていて少し違和感。
0投稿日: 2021.09.17
powered by ブクログ非行少年の更正物語。 ありきたりで予想通りな展開ではあるけれど、そういうのが読みたかったとも思う。 何故タイトルがしゃぼん玉であるのか、その理由が少し弱い。
0投稿日: 2021.08.30
powered by ブクログ久々に小説一気読み。初めての乃南アサ作品。 生きる目的を見失った不良青年が、知らない土地で知らない人たちの優しさに触れてほぐれていく物語。よくある感じの御涙頂戴系かなと思いながら読み進めていたが、怒涛のラスト30ページで涙腺崩壊。まんまとやられました。シゲ爺カッコ良い。 ただ、犯罪者側は勝手に救われた気になってるけど、傷を負わされた、巻き込まれた被害者もいるわけで、そっち側が心の底から回復するのってどうしたらいいのかなと。語り手側じゃない視点もあることを忘れないようにしたい。なんてことを小説を読みながら思ったのは初めての、不思議な読書体験だった。
1投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログあらすじはシンプルだが、心象表現が巧みで読むことに没頭してしまう。家庭環境で投げやりになる子は少なくない。立ち直るのは本人の心根なのだが、きっかけは村のような集合体での周囲の人の影響って大きいと思う。「人並み」から落ちこぼれないようあくせくすることが決して幸せではない。2021.8.2
0投稿日: 2021.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ひったくりやコンビニ強盗などを繰り返しながら、その日暮らしで生活する主人公。親から愛情を受けることもなく、父が母に暴力を振るい、母からは「父親にそっくりだ、あんたなんか生まなければよかった」とののしられながら育ち、何もかもどうでもよいと思っているし、何一つ頑張ることができない。自分の未来を思い描くこともできない。 そんな主人公がたまたまたどり着いた、山奥の村。高齢者ばかりの村で、重宝がられ、今まで食べたことのないような素朴でおいしい手料理でもてなされ、ちょっとしたことでほめられ、自分を認められていくうちに、彼の中で何かが変わってゆく。 文庫本の帯に、「涙なくしては読めない」と書いてあったけど、終盤まで「これ、どうやって涙のエンディングになるかいなー?」と思っていた。しかしやはり、そこは作家の力量!主人公が、お世話になったおばあちゃんに言った一言、その一行で泣きました。 現実の世界ではなかなか難しいことだとは思うけど、成育歴に問題があって犯罪を繰り返してしまう若者が更生に必要なのは罰ではなく、誰かにしっかりと見守られ、自分は必要な存在だと感じることができ、未来を思い描いて頑張れる、という環境なのだと(そのために自ら罪をつぐなおうという気持ちになれることだと)いうことが強く感じられる作品でした。
0投稿日: 2021.07.31
powered by ブクログ展開は想像通りではありますが、人物の内面の描き方が丁寧だなぁと感じました。翔人が犯罪を犯してしまう気持ちの流れも、スマ婆やシゲ爺の含蓄あるひと言一言や醸し出す雰囲気が目に浮かんで、さもありなんと納得させられます。
0投稿日: 2021.07.06
powered by ブクログ面白かった。 途中、三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」のような長閑な感じだったのに、翔人がいずれ自主を覚悟するのは想像がついたけど、美知や周りのお年寄り達との関わりで改心…なんて生優しくなく、豊昭とのやり取りは乃南アサさんぽくて良かった。 田舎のべったりした人間関係てうんざりする事もあるけど、あまりに希薄な社会で傷ついた人には、包み込むような優しさと感じるのだろうな。
11投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログ翔人の「心根」が次第に変化して行く様が、説得力があり自然だった。 待っていてほしいと思える場所が彼にできて、また実際に待っていてくれて、本当に良かった。
2投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログ乃南アサさんの名前は知っていたが作品は読んだことが無かった。先日、先に彼女のTwitterアカウントをフォローしたのである。川上未映子さんのアカウントを探してフォローしたところ、Twitterがお薦めの類似アカウントとして挙げた作家たちの中に、乃南アサさんがいたのだった。 乃南アサさんはちょうど、日本の政権の現下のコロナ対策があまりにも酷いというのでツイートされていて共感した。もっとも、いまこの社会状況では、幾らかでも知性・教養のある人ならそんな呆れたつぶやきもしたくなるのが普通だとは思うが。 彼女のTwitterに共感したので何か小説作品も読んでいようと思い、書店で適当に選んだのが本書。 この文庫の裏表紙に書いてあるとおりのストーリーで、23歳くらいの、ひったくりやコンビニ強盗を重ねてきた小悪党の青年が、九州の山中の寒村にたどり着き、そこで出会った老婆らに世話されて暮らしていくうちに、心的変容を遂げていく。人物の心的変容プロセスを追って行くのは、小説やドラマなど物語のごくごくありふれた典型の一つだ。それだけに、読者はそのプロセスを追っているうちにリアルでないものを嗅ぎつけてしまうと途端に本を投げ出してしまいかねないから、危険なストーリー類型でもあろう。 乃南さんの文章は特徴のない凡庸なもので、地味に淡々と人物の言動や光景を描いてゆく。心理描写はそんなに切れの良いものでもないが、まあ、不可ではないという感じだった。 しかし読み進めて最後の方まで行くと、なかなか巧妙にプロットが組み立てられていたことが分かり、それが物語の構造的な力をぐんと引き出し、やはり、感動させられてしまった。悪さをする主人公が幼少期に両親のまっとうな愛情を受けられず疎外されていたという過去を持つという設定は、あまりにもありふれたものであるが、本作では巧妙な造りによって迫力が生まれてくるので、読者は、ああ、読んで良かったなと思うだろう。 乃南さんはいろんなジャンルに渡って大量の作品を刊行しているようだ。そのうち、また読んでみよう。
2投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仕事に就けず、ひったくりを繰り返すことでその場しのぎの生活をしていた翔人が、ひょんなことで助けたスマ婆さんと暮らすことになり、うまい飯を食わせてもらい、成り行きでしげ爺の仕事を手伝い、少しずつ「ええ子」になっていく。 飯がうまいって感じられるうちは、諦めないでいけるってこと。 戻って来れて、スマ婆さんが待っていてくれて良かった。
7投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログ街中とか色んなとこで、悪さしてる少年少女に、無料配布したらええんとちゃうか?^^; サスペンスという感じではないな。 何事にも投げ槍で、しゃぼん玉のようにフラフラな主人公が、しゃぼん玉じゃなくなる(更生する)話。 斜に構えるタイプの私は、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの優しさなどに触れて、そんな速攻改心するか?って思ってしまう… と思いつつ感動はしてるという、ややっこしい状態に陥った(^_^;) この小説にある「人生やり直し年齢制限説」には反対!やり直しなんか、本人がその気になれば、いつでも出来る! 但し、やり直しの行動は起こせても、簡単に結果は出んやろうけど。
20投稿日: 2021.02.23
powered by ブクログ今まででこんなに感動した物語はありませんでした。 今読み終えましたが、エピローグ手前から文字がボヤけて見づらくて見づらくて。 余韻が凄まじい状況ですが、感想。 心にどす黒くて粘っこい澱があるような犯罪歴のある青年 と 想像通りの優しい田舎のお婆ちゃん が暮らす話。 この作品で、とにかく印象深い感動する場面というのは、お婆ちゃん含め、村の人達から青年に対する無償の愛を感じるところ。 人ときちんと向き合って、人を受け入れて、成長していくことを優しく厳しく教えてくれる事。 親が子供に教えるように、村人たちは青年をみんなで受け入れて立派になるように育ててくれる。 青年は、今までのやり方通りに裏切り、逃げようと何回も心の中で葛藤する。 それすらも見越してるように、村人たちは向き合ってくれる。そんななかで青年の心は… 人を信じる美しさ、家族との向き合い方、田舎と都会の生活感や時間の流れ方、このような事を自分に置き換えて考えさせられます。 婆ちゃんやシゲ爺のような、寛容、寛大な人間になりたいと思います。疑うより、信じたいです。 この本は手放さない大事な本の1つになりました。 時期をおいて、また読み返してみたいと思います。 素晴らしかった。
24投稿日: 2021.01.22
powered by ブクログ通り魔や強盗傷害ばかりしていた翔人。おスマ婆さんと出会う。おスマ婆さんや村の人々達から、頼りにされ、一緒に過ごすうちに、自分の生き方を見つける事が出来るのか?自分は、しゃぼん玉じゃなくなるのか?シゲ爺の言葉が、物凄く心にくる。翔人の背中をやり直せるように、そっと押して導いていくのも心暖まる場面。最後は、予想つくようなラストだが、それでも清々しく嬉しくなるような読後感。
2投稿日: 2021.01.16
powered by ブクログあー、読んで良かったな〜って素直に思った。 人って 産まれた時は真っ白というか透明なのに 人や環境によって色が変わって でも人と人の関わりや自分の居場所をみつけることによって 真っ白にはなれないかもしれないけど限りなく白に近い色には変われるのかな。 でもしげ爺が 変われるのは主人公くらいまでの年齢だと言っていたのはちょっとさみしかったな。 変わりたい!って思った時にもう遅すぎ…って悲しいな。 田舎って閉鎖的だと聞いた。 よそ者がひょっこと現れてあんなに受け入れてくれるそんな天国がどこかにあると信じたい。
7投稿日: 2021.01.11
powered by ブクログ映画もよかったけど、小説もよかった。 小説の方が、細かい心理描写がわかっていい。 平家の落人と、逃げのびてきた伊豆見が重なる。 婆ちゃんの息子の豊昭と伊豆見の父親が重なる。 シゲ爺の存在もでかい。ちゃんと落とし前をつければ、人生やり直せる。美知も言ってた。この年で人生あきらめたくない。 乃南アサ、初めて読んだけど、とても読みやすくてびっくり。他の小説も読んでみたい。
3投稿日: 2021.01.10
powered by ブクログ2021/1/7 読了 最初から最後まで情景が浮かんで、頭の中で1本の映画が映し出されていた。 人を変えるのは人なんだな。 実際の映像は見たことないですが、翔人はずっと北村匠海さんが演じてました。
3投稿日: 2021.01.07
powered by ブクログ人間関係の描写が良い 主人公が憎めない小悪党で、少しずつ人情味に溢れていく流れも無理のない心情変化で素直に楽しめた
2投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「暗鬼」以来、久々に著者の作品を手にしてみましたが、「暗鬼」を読み終えた時の感覚と全く違う心温まる物語でした。 主人公の少年は伊豆見翔人。 巻頭で描かれる翔人は生きていく金を得る為に女性を狙ってひったくりを繰り返すカスのような人生を送っている。 盗んだ原付で追い抜き様にバックをひったくるだけの予定が、隠し持っていたナイフで女性を刺してしまった。 そこから始まった逃避行はヒッチハイクを装い乗せてもらったトラックで一路日向を目指す。 土砂崩れの影響で山路を迂回する羽目になり、居眠りをしている間に山中に置いていかれた翔人は来た道を戻る道中で乗り捨てられたスクーターを発見。 これぞ神の奇跡と思ったのも束の間、傍には怪我をして動けないお婆ちゃんが。 「ぼう」と呼ばれ、気がつけばお婆ちゃんを連れて山路を下り、辿り着いたのはその昔、平氏の落武者が身を隠したと言い伝えられる山奥の村。 そこから始まる「ぼう」と「お婆ちゃん」の不思議な生活に、いかにもド田舎といった環境。 周り近所がまるでみんな親戚のような遠慮のない人付き合い。 次の逃避行への資金として、お婆ちゃんの家で金を探し、逃げようと思ってた「ぼう」はシゲ爺や村人との出会いの中で、本人も気がつかないうちに変わっていく。 そして、祭り当日に事件は起こる。 早朝から、お婆ちゃんの実の息子が金をせびりに帰って来て、親子喧嘩だと言いながらお婆ちゃんに怪我をさせ、暴れまわる。 そんな姿に自身の幼き記憶が重なり、目の前で暴れる男が自分の父親と重なって見えた。 物語のラスト「ぼう」は自らの過ちを償う為に自首する事を決意し、お婆ちゃんその思いを伝える。 又、帰ってきて婆ちゃんが作った飯が喰いたい、それまで生きていてくれるか? お互いが約束を守り、3年で迎えた仮釈放で「ぼう」が向かうのはもちろんお婆ちゃんがいる村。 「ぼう」の成長と心温まる人と人との交流を描いた見事な作品でした。 説明 内容紹介 パクられりゃあ、これで、死刑だ。それだけは確実だった。 通り魔を繰り返す卑劣な青年が山村に逃げ込んだ。正体を知らぬ村人たちは彼を歓待するが……。涙なくしては読めない心理サスペンスの大傑作。 女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが……。涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作。 内容(「BOOK」データベースより) 女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが…。涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 乃南/アサ 1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
6投稿日: 2020.11.10
powered by ブクログ伊豆見翔人(いずみ・しょうと)は、ある日一人の女性からバッグを奪おうとして、誤って彼女に大きな傷を負わせてしまいます。強盗殺人の罪を犯してしまったと信じた翔人は、ダンプの運転手を脅迫して逃走します。しかし、運転手に助手席から突き落とされ、あてどなくさまようことになった翔人は、やがて転んで動けなくなっている椎葉スマという老婆を発見します。 翔人に助けられたスマは、彼のことを東京で暮らしている末っ子である豊昭の息子だと思い込み、あれこれと世話を焼きます。こうして翔人は、スマの孫の「椎葉いずみ」として、シゲ爺に連れられて山仕事をしたり、この村でおこなわれるという平家祭の準備を手伝ったりして日々を過ごします。 そんなある日、翔人は、黒木美知という、彼と同じような年の女性と知り合うことになります。翔人は美知から淡い好意を向けられていることに気づき、彼自身もしだいに彼女に魅かれていきます。しかし、やがて彼は、大阪へ出て行った美知がこの村に帰って来た理由を知ることになります。彼女は、翔人と同じような通り魔に襲われて極度の人間不信に陥り、そのせいで結婚の約束までしていた男性と別れて田舎へと帰らなければならなかったのです。 その後、スマに金をせびるため彼女の息子である豊昭が村に帰ってきます。豊昭が困難に直面するとすぐに逃げ出してしまうのは、彼の「心根」の弱さのためだというシゲ爺の話を聞いているうちに、翔人の心のうちに、自分の犯した罪から逃げ出さず、しっかりと向きあわなければならないという決意が生まれます。平家祭の直前、彼はスマにもう一度ここにもどってくると告げて、交番へと向かっていきます。 村人たちの素朴な優しさが印象的でした。
2投稿日: 2020.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気読みした。 犯罪をする若者の心理は、こんなものなのかと思い知った。スマにお世話になってもなお、終盤まで殺すことを考えてしまう。 そんな主人公でさえ改心していく様が、強引さも不自然さもなく、作者の巧さだと感心した。
6投稿日: 2020.11.01
powered by ブクログ翔人までとはいかないまでも現代の都会で暮らす人々は物質的には恵まれていても心が荒んでいる人は多いと思う。 満たされずストレスを抱え苛立つことが多い中でこの本の世界は休息所のよう。 豊かな自然、人が作ったおいしい食事、人との触れ合い。 当たり前みたいな生活なのに自分の生活と比べると全然違う。 都会の建物、ファストフード、iPhoneばかり見ている人々。 本来人が豊かに生活するために必要なものがスピードや効率という価値にどんどん奪われている。 心が洗われるような作品だと思った。
2投稿日: 2020.10.14
powered by ブクログお婆と男の奇妙な縁。。 誰かを頼っていこうという思考には賛同しかねるが、いい年した大人が責任転嫁してても先はないぜ。。主人公に全く感情移入できない作品であった。。ラストの出所した後のシーンがせめてもの救い。。 スマ婆は紀寿まで生きそうな勢いだ。。
2投稿日: 2020.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
乃南アサ先生の作品6作目読了。 “しゃぼん玉”である連続強盗犯の翔人の更生の話。 短期間の田舎暮らしのシーンにぐいぐい引き込まれました。「音道貴子シリーズ」ではない「ノンシリーズ」もこれからどんどん読んでいこうと思います。
1投稿日: 2020.09.11
powered by ブクログ乃南アサさんの作品を初めて読んだ。 とても好きだった。 人との出会いで人生が変わるというのは素敵だなと思った。
2投稿日: 2020.09.11
powered by ブクログほろっと心温まる物語。宮崎県の椎葉村というのは実存する村なんですね。村の人達も方言もとてもいいものだなと思える。犯罪に走る無機質な若者の心理描写や登場人物の描き方がとても上手いと思った。愛情は大切。けど愛情を与えることと甘やかすことは違うんだろうね。
3投稿日: 2020.08.26
powered by ブクログ最初は田舎の祖母に対する懐かしい感情が湧きましたが、最後には明るく前向きな感動を与えてくれる作品でした。
6投稿日: 2020.08.06
powered by ブクログ最初読み始めたときは、なんだか適当に生きてる青年だな、と思ってあまりいい気がしなかったけど、読みすすめるうちに、周りのおばあちゃんたちの暖かさとか、感じて、最後にはじんわりとした感動がありました。よかった!
6投稿日: 2020.08.05
powered by ブクログ実は映画を見た後に原作読みました。 坊の心が揺れ動く感じが、どんな文章で描かれているのか知りたくて。 映画も良かったけど、やっぱり原作いいなぁ。
3投稿日: 2020.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コロナのせいで図書館が閉館され新刊本が読めないのでストックの積読本を読んでいるのだが、この著者も初読である。都会の生活に疲れ父親の暴力と母親の愛情に恵まれない主人公翔人が、犯罪を積み重ね遂に人を傷つけたことから逃亡、九州の山奥の平家の落人の村にたどり着く、ひょんなことから老婆と暮らし始めたものの、こんな田舎でも親と子の軋轢があり、都会での翔人と変わらぬ諍いがあった。村の生活の中で人々と交わり人間性を取り戻した翔人は自首し罪を償い、また村に戻って来るという人間再生の話。WOWOWで録画した映画も見てみよう。
3投稿日: 2020.04.17
powered by ブクログどうしょうもないことがある。 人は間違いを犯す だが たった一人でいい理解する人がいれば 一人でもいい。 人はまた立ち直られる。 主人公が変わっていく様子がわかる。 涙が止まらない。 責めることは簡単だけど 間違いは間違いとして許せる人にはなかなかならないがー やはり乃南アサはすごい。 次から次によんで 登場人物にも好きな人がいっぱいいる。 もちろん音道貴子! これは関係ないけど どんな作品も上手い。 そして深い。 好きな作家が多くて困る!
3投稿日: 2020.04.07
powered by ブクログ読み進めながら翔人が23歳って信じられなくて、言動や考え方が中学生かよくても高校生って感じがしてしまった。 そして人との出会いや交流の中で変化していく翔人を見てて、いろんな経験をする中で培っていくもの、むしろ経験をしないと得られないものは、思ってる以上に多いんだと思った。
1投稿日: 2020.04.06
powered by ブクログ予定調和だとは思うけど、良かった。例えいくつになっても「いい子だね、頑張ってるね」って認めてもらえると心が安らぐ気持ち、わかる。ひったくり・傷害を繰り返して逃走していた翔人は、怪我した婆ちゃんをうっかり助けて送っていったことから、山奥の田舎で一時暮らすこととなる。宮崎の美味しい郷土料理。働いて疲れてグッスリ眠る健康的な生活。そして素敵なおばあと暮らすうちに、翔人が自分と向かい合っていく心情がよい。終盤にかけて、私も「ぼうはええ子」って翔人に言ってあげたくなった。ホロリと泣けてええ話だ。
1投稿日: 2020.03.30
powered by ブクログ以前、同じ本を読んだかもしれないし、似た設定の違う小説だったかもしれない。 このお話は、不良青年が偶然田舎でおばあさんを助けたことから、そのおばあさんの家に居候をするというお話。荒んだ心の青年がおばあさんや周りの人から無条件に愛され、受け入れられることにより変わっていく。 やはり育つ環境って大事だなと再認識した。子供は各々の家庭内で無条件に受け入れ、愛されてこそ立派な大人になれるのだなあと教育や環境の大切さを思った。
1投稿日: 2020.02.13
powered by ブクログひったくりや強盗傷害を繰り返して生活していた翔人が、老婆を助けた事から宮崎の山奥の村で老人と暮らし更生していくお話。老人たちが皆優しくて、出てくるご飯がとっても美味しそうで、泣きはしなかったけどよいお話だった。
1投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログ面白かった。 最近人間ドラマに触れたくて、「家ついて行っていいですか」とか「Youはどうして日本へ」とかよく見るのだが、彼、翔人の心の変化がよくわかる、心に染みる本だった。文章がいいのか、ってことはよい作家。 そっか、ラインがそうだった。
2投稿日: 2020.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうして読もうと思ったのだっけな?映画化ももう少し前だったようだし、、ともかく、乃南アサさん。有名な作家さんなのに、ちゃんと読んだのは初めてかも、と思う。そこそこ気に入ったので、超初級【凍える牙】辺りから、何冊か読んでみようか。 /評価:3.5 スマ婆ちゃんの息子と争いになる辺りから、自首して戻ってくる最後まで、泣いたなー。家で読んでて良かった(苦笑) こう言う犯罪が絡む話を読むと、いつも思ってしまうのは、ありきたりに言えば「罪を憎んで人を憎まず」なんだよな。 被害者側からしたら、加害者が恵まれない家庭環境だとか、そんなこと知ったことじゃないんだよ、本当は。知らないよ。被害者側だって、その犯罪被害のみならず、その後、人生が狂うことだって大いにあるし、なんなら、被害に合う前から、その人だって苦しい中、必死に生きてた人かもしれないし。 女側からしたら、女子供・老人のように弱者に危害を加えるなんて言語道断、男としても人としても最低だと思うし。 だけど、それなりに普通に育ってきた人間が起こす犯罪と違って、翔人のような環境で育ってきた人間が起こす犯罪は、加害者にも、どうしても同情と言うか、哀れみを感じてしまう。だから、作中で、婆ちゃんや爺ちゃんに、頭を乱暴な位に撫でられたりしても、手をはねのけない翔人の寂しさに胸が詰まるし、最後、爺ちゃんに背中を沢山撫でてもらえ『帰ってきた』と思えた翔人に、涙が溢れた。帰れる場所があって良かった。やっばり「罪を憎んで人を憎まず」なんだよな。 タイトルの【しゃぼん玉】は、何だかふわふわとしてキレイで子供時代を思い出すような、一見、懐かしく優しい言葉だけど、『どこかで弾けて消えるまでの間だけ、ふわふわと漂っているしかない』翔人のことだったんだな。哀しい。最後、『もう自分は消えたりしない。もう、しゃぼん玉ではなくなった』と翔人が思えて、そしてその時、シゲ爺もスマ婆ちゃんも、いてくれて良かったね。翔人は、まだ27才。まだ生き直せるね。頑張れ!
5投稿日: 2019.11.25
powered by ブクログあらすじ 女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが…。涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作
3投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログネットニュースで話題 今年1月に亡くなった女優の市原悦子さんの遺作となった映画でも知られる、 感動の物語です。
2投稿日: 2019.10.30
powered by ブクログ映画のロケ地である椎葉村の記事を読んで興味を持った初・乃南アサ作品。 記事によるとおスマ嬢のお家へ案内していただけることもあるらしい。お手製のギャラリーもあるとのことで作品のおスマ嬢もかくやという素晴らしい家主さんですね! 映画では翔人を林遣都さんが演じているという情報を得てしまっていたけれど、違和感なくすんなりと当て嵌めて読む事が出来た。市原悦子さん然り。映画も観てみよう。 本の作品案内にはサスペンスと打たれているが、私の思うサスペンスとは程遠く、読後感の良いヒューマンドラマだった。環境が人をつくる、人が人を変える、影響とはなんだろうと考えてしまう。その中であの終わり。思わず微笑んでしまった。好きです、あの終わり。
5投稿日: 2019.10.30
powered by ブクログ私が小説を嗜むようになったきっかけの本。 登場人物に味があり、なかでもシゲ爺が本当に良い。 これからも、何度も、読み返す作品になりそうです。
5投稿日: 2019.08.10
