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しゃぼん玉(新潮文庫)
しゃぼん玉(新潮文庫)
乃南アサ/新潮社
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総合評価

320件)
4.1
94
144
53
7
2
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    最初は頑張ろうと思うけれど途中からやる気がなくなっちゃう感じ、相手を傷つけようと自分ばかりを考えちゃう感じ、リアルだと感じた。 コンディションが良い時はそんなこと考えない。 でも、疲れてる時、追い詰められてる時、ふと自分中心で恐ろしい考えが浮かぶ。楽な方向に向かいたい欲望がひょっこり顔を出す。 その考え、欲望に打ち勝つための力は、自分の意志の力ではなく、誰かとの関係性なんだろう。 自分が頑張らなければ誰かが悲しむ、傷つく、がっかりさせる。 その気持ちは、なによりも、自分を制する。 この話は、自分を制するための関係性を築くプロセスのお話だ。 また、傷つき、疲れ果てた"いずみ"が癒されていくプロセスの話だ。暖かい手料理を食べ風呂に入り、お金の心配をせずに夜は寝る。自分を決して否定しない"母性"的なおスマじょう。叱咤激励しながら、働き方を背中で教えてくれる"父性"的なシゲ爺。そんな日々を経て、少しずつ心身共に回復していく。 自分を大切にするための関係性ができ、心身共に前に進むエネルギーを蓄えたいずみが進む場所は、罪を償う場所であった。それもまた、前に進むために大事なステップだった。 ぼうは、ええ子。 その言葉を何度も頭で再生させながら、刑務所の日々を送っていただろういずみを思うと、胸が痛くなる。 良書。

    3
    投稿日: 2019.04.13
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    ろくでなしの通り魔(主人公)が改心…。人というものを信じたいのだろうなぁ、著者は…。上手く話をまとめてあると思います。あと、裏書きに心理サスペンスの傑作とありますがサスペンスではないと思います。何でこうテキトーなんでしょう

    3
    投稿日: 2019.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泣けた。 駆け引きのある心理的サスペンスなのかと思っていたら、まったく違うものだった。駆け引きなどと思っていた自分が少し恥ずかしくなった。 主人公を受け容れる人たちが素晴らしい。無条件に人を信じている。 いまの世の中、この本のようにならないだろうけど、それでもわたしは信じたいと思う。

    3
    投稿日: 2019.03.17
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    映画を観て、本が読みたくなった。乃南アサも読んだ事ないなーと。ほぼ映画が上手くこの本を表現出来ていると思った。 人は人の愛が必要なんだねー。誰かに愛されている、誰かに必要とされていると思うだけでキチンと生きられるような気がした。 ばあちゃんやご近所さんが作った田舎飯がどんなに主人公の翔人を和ませたことかと思うと、この本の中で主人公の食べる場面がホッとして嬉しくて、好きなところ。当たり前のようで当たり前じゃないんだよね。心のこもった暖かい食事。ばあちゃんにとっても会えない孫みたいな存在だったのかな。いや、ばあちゃんには最初からもしかして、主人公が何かを抱えている事をわかっていたかもね。そんな風に思いながら読んだ。主人公の事をいじらしく思いながら。頑張れよ。負けるな。

    6
    投稿日: 2019.03.07
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    ただ素直に涙した。 誰でも、自分次第でやり直しができる。そのためには、やり直したいことを清算しないと前には進めないのだ。 しゃぼん玉のように、消えてなくなる日をぼんやりと過ごすのではなく、誰かのため、自分がいる意味を見つけたい。

    3
    投稿日: 2019.02.22
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    設定は単純で簡単な話のようでいて、じつは深い...。結局、人は一人では生きていけない。人の助けを受け入れながら、何かを得、変えていく、変わっていく。そして何かに気づく...。そう、それが再生への第一歩であることに。 終わり方もとても気に入りました。他の作品も読んでみたい。

    4
    投稿日: 2019.01.22
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    浅田次郎に近い雰囲気。話に肉付けの部分が、自然で素晴らしいと解説にあったが、その通りかも。主人公が田舎の村に流れ着くところは、多少無理があるとも言えたが、そこからの展開、周囲の反応などが上手いと感じた。主人公の危うい心理状況も、なかなか上手く表現されていて、無理の無いような展開を作っていた。

    4
    投稿日: 2018.12.09
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    こいつダメだなぁ。犯罪は全て良くないものだけど、こいつのやった犯罪はホントにしょーもないことばかり。 それにちょっと気にくわないとすぐにキレる。 こんなヤツらいっぱいいるんやろなぁ。 そんな主人公を知らずとは言え無垢に受け入れてる人たちが、いつか裏切られて傷付いてしまわないかハラハラして読み進んだ。 例え実害はなくても現実を知った時、多くの人ががっかりするのを見たくなかった。 そんな思いでラストを迎えた。 なんて温かい終わり方なんだ。

    2
    投稿日: 2018.11.11
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    犯罪を重ねて生きてきた若者が、成り行きでたどり着いた山奥の集落で人の暖かさに触れ、人生を変えるという内容の話。 「切れる」。ピーっと針が上限振り切る感じのコントロールできない感情の高ぶりが表現されている。 近年は全くないけれど、若者だった頃はそういう事もあったなぁ。ただ、面白い事もたくさん知っていて、それを投げ出すわけにはいかなかったから救われた私。 田舎の人って、誰しもがこんな感じなのかどうかはわからないし、素行が悪かった人が綺麗に立ち直れるのかなぁという疑問もある。 まぁなんというか、普通な感じの物語でした。

    3
    投稿日: 2018.10.25
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    「ぼうは、ええ子」。たっぷりした甘いぬるま湯に浸かるみたい。最初から働かせるのでなく甘えさせてくれることも、読者として良くないかもと思いながらも、読んでいて受け入れ易かった。何だかんだ素直な子供な翔人が好ましかった。

    3
    投稿日: 2018.10.17
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    読んでいて、おじいちゃん、おばあちゃんに会いたくなった。 人生80〜90年を生きてきたスマ、シゲ爺の言葉は、短い言葉でも胸に刺さるものがある。 帰りを待っていてくれる田舎があるって、支えになるんだな。

    5
    投稿日: 2018.09.21
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    映画化されていた。アマゾンプライムで見てみた。映画化された作品の場合、どちらが先か気になるところだが、小説を先に読んでおいて良かった。小説も映画もどちらも良い作品だと思う。あまり人に勧めることをしないが今回は文庫本を友人に渡しておいた。

    4
    投稿日: 2018.08.27
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    最初は怖い主人公で気分が乗らず、途中で読むのをやめようと思ったが、中盤あたりから面白かった。うまく行かない事も多いけど、逃げないで頑張ろうと思わせてくれた本でした!犯罪から主人公が公正していくお話。

    3
    投稿日: 2018.06.24
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    一家離散により荒れた生活を送る主人公が流されるままに行き着いた過疎の村で出会ったスマ婆をはじめとした村人たちとの交流を通して成長していく物語。短絡的に犯罪を繰り返す主人公だが、好意を抱いた女性が犯罪被害者と知り、自分の罪と初めて向き合い苦悩する。愛に飢える主人公と対比的に描かれるスマ婆の息子は母の愛情により歪んでしまった。良かれと思ってが裏目に出てしまう子育ての難しさが伝わってくる。装飾のない直球勝負の作品で、内容に反したまどろっこしさもあるものの、主人公の再生を描くラストシーンにはやはり感動してしまう。

    3
    投稿日: 2018.06.20
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    ハートフルもの。ちょっとご都合主義なところはあるけれどこれくらいはいいんじゃないかな。年代高めのバイプレーヤーズ感。

    3
    投稿日: 2018.06.03
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    悪かった人間が真人間になる事は、本当に感動的なのだろうか。 この本を読むと、主人公に感情移入しそうになる。 最初から足を踏み外さず普通に頑張ってる人の方が素晴らしい。 悪い奴の努力は美談ではない。 でも、それを踏まえてもこの本は暖かく感じた。 きっと舞台が山奥の田舎で、登場人物も老人が多く温かい人柄だから。 田舎の人間の良い所だけを上手く書いていると思う。

    5
    投稿日: 2018.02.18
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    最初から一気に物語に引き込まれ、あっという間に読み終わりました。 サスペンスだけれど、最後は「よかった、よかった」と心が温かくなる作品。

    4
    投稿日: 2018.01.21
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    三浦しをんの「神去なあなあ日常」を読んだ後にすぐ読んだ小説だが、こんなにも似ている話があるのかと驚いた。考えれば、何故か連続して読んだ小説が似通ったストーリーや世界観てなことがよくある。 どちらが真似したとかは思わない。どちらも面白かったから。「神去なあなあ日常」は明るい空気が全編に流れていたが、「しゃぼん玉」には、張り詰めた空気が漂っていた。ただし暗い話ではなく、最後は希望に満ちた、暖かいエンディングを迎える。「凍える牙」以来だから20年ぶりの乃南アサだったが、感動した。

    8
    投稿日: 2017.12.04
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    主人公がなぜ札付きの悪になったのか?田舎で出会った老婆はなぜ一人暮らしなのか?この一見何の脈絡も無さそうな2つが物語の中でうまくシンクロする。流れだけみたら「田舎=都会で傷ついた者を優しく包み込む場所」的ステレオタイプのイメージを想像する。しかし本質はそうじゃない。都会も田舎も、どちらも人を変える力を持っている。ただ、それを良く変えるのか、悪く変えるのかを決めるのは、結局「人」。

    3
    投稿日: 2017.11.23
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    初・乃南アサ。昨年映画化された作品の原作だが、映画は未見。 この作品をひと言で言うと、「道を踏み外した青年が田舎の人々に触れて更生する話」。 これだけ聞くと陳腐すぎるほど王道。だからこそ、きちんと先を読み進めさせるのはすごい。 各登場人物をきちんと掘り下げ、描写することによって現実感を生み、「もしかしたら、こういうことあるかもしれない」と思わせる。 内容は期待通りに進むので意外性はないが、終始著者の人間に対する温かい眼差しを感じて心地のいい作品だった。

    3
    投稿日: 2017.09.08
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    悪夢のようなことを繰り返し、行き着いたのが山奥にある村、椎葉村。 温かい人々に囲まれ、頼りにされ、人間味を取り戻していく、ボォ。 決して少しの時間だけ漂って、いつか割れてしまうしゃぼん玉なんかじゃないよ。

    3
    投稿日: 2017.08.18
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    読み初めにいきなりひったくりの青年が登場し、一度表紙のタイトルを見直した。「しゃぼん玉」でどんな「おち」が待っているんだろうと… 物語に引き込まれて一気に読了。 ちょっとずれた田舎の高齢者とのやり取りの中で、よくやり直しに結び付いたと、後半は主人公の更生の道を様々想像しながら読み進めた。 気持ちが何度もぶれて、そのたびにまた前のように戻るのかとひやひやしした。 時間の経過の中で初めは「うっとおしい」と感じていたシゲ爺が言うことが、きちんと心根に響かせて聞けるようになる、その変化の過程が素晴らしい表現力で(上からですが…失礼)物語に引き込まれて同化してしまい、号泣に近い涙を流しながら読んだ。 若い世代に同じことを質問されて、果たして私はこのように返せるのか、まだまだ人間としての未熟さのほうが多いだろうと恥じ入りながら、この本に出会えて本当によかったと思った。

    3
    投稿日: 2017.08.15
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    「人はやりなおせる」 『いつか陽のあたる場所で』と対な気がする。 オーディオブック版で再読。読み落としていた細部までじっくり読めてよかった。

    3
    投稿日: 2017.08.10
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    推理小説というよりも、若者の更生までに至る成長物語というべきか。著書の作品『晩鐘』の血筋・血脈にも通じるものを感じさせると同時に、三浦しをん氏の著書『神去なあなあ日常』のように人里離れた過疎地での人々との出会いが、主人公のひったくり犯の気持ちを厚生への導いていく。

    2
    投稿日: 2017.06.18
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    今まで乃南アサの作品はサスペンス、推理物しか読んだことがなかった。乃南アサ、イコール、サスペンスというイメージがあった。しかしこの作品は人間の成長物語である。サスペンスではない。 その日その日を犯罪に頼りながらなんとか生きてきた主人公が、山奥深い村で出会った人びとと共に生活する中で自分の生き方を見直していく物語だ。 ストーリー自体は「よくある」ともいえるが、場面場面の人物たちの表情や行動を表現していく文章に細密な表現力や緊迫感がある。また心情を表現するなにげないことばにその人物の本質や性格が的確に読者に伝わってくる。読みやすい文章でありながら奥深い。 終盤のストーリー展開、人間の優しさに涙してしまった。 そして乃南アサの作品の多彩さに驚かされた。

    3
    投稿日: 2017.06.11
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    Rさまオススメ本の乃南アサ こちらも1日で読了。 最初はなんとゆうダメな若者と思っていたし、なんか読んだことのあるような内容?とも思っていたのに、心の揺れ動き加減で、ほんとにこんな考えに陥るようになるのかもしれないと思わされ。 最後に婆ちゃんと会えるところまで見たかったような気もさせられ、じんわりきました。

    3
    投稿日: 2017.05.29
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    あー。ええ話やったばーい。 婆ちゃん生きちょってよかった。 婆ちゃんと豊昭、翔人のシーンで胸がいっぱいになった。 親は子を想う。想うからこそ失敗もする。子が親の想いに気付くまでのタイムラグが切ない。

    2
    投稿日: 2017.04.30
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    しょうがねえって諦めたら、そこで終わりばい。諦めたら、人生なんかやり直せん。どげん若くてもっていうシゲ爺の言葉があったかくて電車なのに泣けて困った。

    2
    投稿日: 2017.04.11
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    感動して泣きそうになった。 心がすさんでいた主人公が、人の心の痛みを知り変わっていく過程に胸が熱くなった。 時には厳しく時には温かく包みこむスマやシゲ爺の言葉にもぐっときた。

    2
    投稿日: 2017.04.09
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    乃南アサ著 「しゃぼん玉」 なんと切なく、しかし希望を与えてくれる作品だった。主人公は傷害窃盗、もしかすると殺人の罪を背負い、儚く弾けてしまうであろう日々を過ごしている。 しかし現実の私達も犯罪という荷を担ってはいなくとも、何かしらの重荷を背負い、もしかしたら自分の人生はしゃぼん玉ではないかと感じる事があるのではないだろうか。 そんな主人公や現実の人々を勇気付けたり立ち直させたりするのは彼らを見つめる暖かい見守りなのだろう。 シゲ爺の 「しょうがないことも、あるにゃあ、ある。だが、それと、どうでもよくなるっちゅうとは、別もんばい」 の一言には下を向いた顔を上げさせる力がある。

    2
    投稿日: 2017.03.19
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    面白かった。少し涙が出ました。映画も見たい。私の地元では、4月上映のようです。市原悦子さんのお婆が見たい。林遣都さんの翔人も適役のような気がします。人生のやり直しができれば本当に素敵だと思います。

    4
    投稿日: 2017.03.13
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    身近な大人に不信感を抱きつつ、日々を生活していた少年が、突如非行に走り、自暴自棄になってしまい、行き着いた先が宮崎県のとある村である。都会と違い、村特有のお節介などにより、少年は村人と接していくうちに、鬱蒼としていた気持ちが一歩前に進みだした心情の変化を感じられ、非行に走り、罪を犯した少年、精神的にも歯車が狂っていたはずなのに、それらを邪険にせずに迎え入れてくれた村人の懐の大きさに感動。帰れる場所、包み込んでくれる人がいることが荒んだ心を修復させ、人の心に染み入るのを感じさせたものである。

    4
    投稿日: 2017.03.12
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    ネタバレです。 泣けてしまった。 主人公が過去を思いだしおばあちゃんも守るシーン。映画をみたいと思った。 主人公は普通の家庭環境にいなかった事、誰かとたわいもない会話する事。当たり前の事が主人公には経験なく、この村でそれを経験出来て人生をやり直す事が出来た。 人の優しさにふれると今の自分のあり方に気づく事ってあるよね。 ただ、大学の費用は誰か払ってるのかな?と思ってしまった。母親?父親? なら感謝はしないといけないよね

    2
    投稿日: 2017.02.24
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    人はいくつになってもやり直せる やり直したいと思うきっかけと、やり直した後にもう一度会いたいと思える相手がいれば。 自分が辛抱弱く自暴自棄に暮らしてしまうことを、親のせいにすることは自然なことだ。 こうなってしまったのはしょうがないんだ、自分のせいじゃないんだと言い聞かせることで、ほんの僅かな自尊心を保つ。そうしなければ生きていけないから。 だけど厳しくも温かく見続けてくれる人が1人でもいるのだと知れば、 ほんの一部でも立派になりたい、変われるものなら変わりたいと思えるのではないか。 思うだけではなく、実際に一歩踏み出せるのではないか。 その人が言うように、自分は見捨てたものじゃないと、信じたくなるではないか。

    1
    投稿日: 2017.01.03
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    帰れる場所があることのありがたさ。 しみじみと実感させられる1冊だった。 例え失敗しても、大丈夫。

    1
    投稿日: 2017.01.02
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    読んでいる途中で何度も、フツーそこで改心するだろ!とツッコミたくなったくらい、ホントにダメダメな主人公翔人。 だが、そんな彼を取り巻く村の老人たちが温かい。決して優しいだけではなく、当たり前に受け入れている。 田舎の情景描写も美しく、作中の平家祭りの様子はそんなに細かく描かれないのだが、まるで情景が思い浮かぶようだった。 人は待ってくれている人がいさえすれば、いつからだってやり直せる。 2016/12

    1
    投稿日: 2016.12.02
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    物事を短絡的に考え自暴自棄に生きる青年が犯罪を重ね、逃走中に山村で老婆と出会う。そしてその老婆と山村の人々と触れ合う事で更生して行く王道的なオチは序盤で見えてくる。これだけならB級ハートフル小説で終わるのだが、筆者の描く心理描写の素晴らしさにグイグイと見事に引き込まれる。人を傷つけ傷つけられて生きてきた青年が、性根まで腐りきっていなかった設定もクライマックスに拍車を掛ける要素であろう。淋々と泣きながらはじけて飛んだけど、ラストは彼は彼であった。エピローグの弾けて消えそうな彼が『しゃぼん玉』で無くなった時、溢れる涙はもう止められない。

    1
    投稿日: 2016.11.20
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    ひったくりを繰り返していた家出非行少年が主人公。 ある日、ひったくりのターゲットを驚かせるだけのつもりが刺してしまい、 ヒッチハイクで逃げていたら、山の中で老婆を助けて一緒に住むことになり…。 少年の心の葛藤とか、ばあちゃんの家族のこととか、村人のじいさんの説教とか、 人と人との繋がりがあって、人は悪くもなれるし良くもなれる。 最後のほうはじーんと胸が熱くなりました。

    1
    投稿日: 2016.11.15
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    初・乃南アサ。ひぐちアサではない。きっかけは、書店のポップにひかれてだと思います。泣けるとかなんとか。 泣きはしませんでしたが、救いがある話でよかったです。海外モノでありがちな、とにかくイチャイチャしないのもいい。

    1
    投稿日: 2016.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひったくりを繰り返しながらしゃぼん玉の様に漂浪する主人公の青年。ある日、バッグをひったくろうとした女性をほんの脅しのつもりで握ったナイフで誤って刺してしまう。そのまま盗んだバイクで逃亡を繰り返した末に行き着いた先は、九州の片田舎。道端で怪我をしていたお婆さんを助け、そのまま村に転がり住んでから、徐々に主人公は変わり始める。結構人を殺すのに躊躇しなさそうな描写を何回もしていたので、そう簡単に更生できるかいな、と何回か現実に引き戻される間もあったが、なんだかんだいって良い話。文章もシンプルだし、ストレスで疲れきっている時に読むと良いかもしれない。

    1
    投稿日: 2016.10.17
  • 流れ着いた山深い村での生活が

    小説の舞台になっている椎葉村を訪れたことがありますが、私の中では「日本で最も山深い村」という印象があります。そんな村にたまたま流れついた、これまでなげやりな人生を歩んでいた青年が村の人々、とりわけ老人たちとのやりとりや言動で変化していく過程が描かれています。(特にばあちゃんの言動が魅力的で私は個人的にはこんなおばあちゃんになりたい。) 人は人から無条件に受け入れられることや必要とされることが生きていく力になっていくことを実感できます。終盤はやや畳みかけるように展開しますが、その後の彼の人生が前向きで明るいものになっていくことを想像できる清々しい読後感です。

    0
    投稿日: 2016.09.28
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    九州の山奥が舞台とのことで、気になって読んでみました。 読後の爽やかさが凄く良かった。 最近、読書から遠のいていたのですが この本がきっかけで色々読んでみようと思えるような、 そんな素晴らしい本でした。

    1
    投稿日: 2016.09.23
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    綺麗にまとまった。 最後、翔人が刑務所から戻ってきたときに おばあちゃんがまだ生きてて良かった。 なんというか、グレてる少年少女に 読んで欲しい本。(←読むわけない。笑) そういえば、 老人ばかりの田舎で突然おばあちゃんと暮らすようになるのは 亜人に似てますなあ。

    3
    投稿日: 2016.09.21
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    ひったくりや強盗を繰り返し、ヒッチハイクで逃亡中に運転手を脅して逆にトラックから投げ出され、真っ暗闇の山中に置き去りにされた翔人。ようやく夜が明けたとき、はじめに出会ったのは怪我をした老婆だった。 請われるままに助けたことがきっかけで、その家に住みつくようになった翔人だったが、金目のものを奪って逃げようと思いながらも老婆や村人たちのペースにのまれ、機を逃し続け…。 はじめは読んでいて気分が悪くなるくらいの小悪党だった翔人が、次第に自分を見つめ直していく過程が至極自然に描かれる。時に小悪党の考えが頭をもたげ、行きつ戻りつしながらやがて行き着く先。ラストは涙が止まらなかった。久しぶりに「いい話」を読んだなぁという気分。

    1
    投稿日: 2016.08.13
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    都会の中で育ち荒れた生活の中で通り魔や強盗傷害を繰り返し逃避行していた少年。 そんな青年が環境を変えたらどんな人に変わっていくのかと思いましたが、事情を知ってか知らずかの老婆の屈託のない温かさ、本当の父親でもないのに懐が広くて昔堅気の老父。 そして山仕事や祭りの準備を通しての村人との触れ合いにより、心も身体もいつしか自然にときほぐれ これまでにない人間らしい生活と人間らしい心に変わっていくところがなんともほろりとさせられてました。 老父の言葉のように人間はいつになっても 心根があれば変わるものなどだと思いました。 青年と老父は同じ男性ということもあり、 今まで行き場のない心がこの自然環境が変化させて、 今まで考えてみなかった本当の家族の事や自分の将来なども考えるようになり全ての考え方や行動も変わっていくのが自然に芽生えてくるというのがとても見事でした。 宮崎弁がここでは良い味を醸し出してより温もりを感じられました。 エピローグがあると思わなかったので読み進めたら、 更にこれまでにない成長した姿になっていたので とても爽快なり微笑ましかったです。 今の世の中世知が無く殺伐とした世の中なので、 しゃぼん玉のような生活を送っている若い世代の人達に 多く読んでもらえたら良いなと思える作品です。

    1
    投稿日: 2016.08.11
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    荒んだ生活をしていた主人公、伊豆見翔人が、九州の山奥の村で暮らしていくうちに、老婆や村人の愛情により改心していく様をつづったストーリー。 読み始めたら止まらなくなり一気に読破。主人公はこの先どうなるのかが気になって、最後の方は涙なくしては読めなかった。 大事にしたい人ができたからこそ、「けじめ」をつける気になった主人公。村を去ってからの物語もエピローグに書かれており読後感もよかった。

    1
    投稿日: 2016.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんかすごくいい話で終わってよかったと思う。この本を手にしたのは自分の住んでる町に近く、私も椎葉村に行ったこともあり、面白そうだったからだ。だから、民放が2局しかないのも、高校がないのも不思議に思わなかった。内容も素晴らしい。自暴自棄に陥っていた少年が宮崎の山奥で、老人と生活するうちに次第に自分の人生を振り返り改心していくとう話だが、主人公の「翔人」の心理描写をうまく描いてある。最後には私もちょっとホロッとしてしまいました。やっぱり、人間って素晴らしいなあと思わせる小説です。

    1
    投稿日: 2016.06.25
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    ・・・・物語に新しさはないし、展開もラストも思ったとおりに進んでいく。 さらにいうと登場人物に魅力を感じない。 作家がこの人物たちに魅力を感じているのかな? それとも魅力云々を考えないで淡々と描く性質なのかな。 この作家よくわからない。 なんだろうこの作家、達者な作家たちの文章の中に潜むべきリズムがほとんど感じられず、非常にうまい作文を読んでいるかのような。 特に良くないのが「台詞」。 陳腐な台詞がはさまれすぎていて、途中台詞だけで鼻白んでしまう。 私は自分から進んでこの人を読むことはもうないと思う。

    1
    投稿日: 2016.04.22
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    内容的には普通。オチも想像がつく。けど、それが良い。 そして、母親のお婆ちゃんを思い出した。厳しく、優しい人だったなーと思い出す。物凄く懐かしく思えた。 最後に…女性の偉大さに感服。

    7
    投稿日: 2016.04.14
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    田舎の良さは充分に伝わってきたけれど とにかく長い。 物事の進展もさほど感じないし うーん。罪を改めるって話だけどそこまでうまくいくか。 微妙かな。

    1
    投稿日: 2016.02.26
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    小悪党矯正物語。 出てくる田舎の風景や暮らしぶりが、本当に田舎っぽくて、きっといい大人は少しは憧れてしまうような懐かしい感じだった。 大きな何かがあるわけでもないのに、飽きずに読めるのは、文章力なのかも。

    3
    投稿日: 2016.02.13
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    不良少年が人の優しさにふれて改心するありふれた小説だ。 しかしながら田舎に生きる 老人たちのパワー、一人ひとりの しっかりとした人物設計 リアリティのある人間味ありふれた話をありふれた話で終わらせないや乃南アサの筆力を見せつけた作品だ

    1
    投稿日: 2016.02.07
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    ひったくりを繰り返していた少年が、田舎の人たちの温かさに触れて純粋な心を取り戻していく話。時系列で10日間くらいのお話。 性善主義というか少年も含めて全員「いい人」で、そんなにうまくいくわけがないという場面もあったけど。無条件に受け入れてもらえる温かさにあこがれる。 血のつながりとか業に向き合う場面が印象深かった。

    1
    投稿日: 2015.12.26
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    犯罪者が田舎の村で親切にされて更正する話。 豊昭とのやりとりでは「お前が言うな」としか思えないし、 自首した後はラッキーなことに刑は軽くなるし。 婆ちゃんの「ぼうはええ子」というセリフも、 自分に都合の良いことだけを良いと言っているようで。 全く共感ができなかったです。

    1
    投稿日: 2015.11.18
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    村で暮らすようになってからも、たびたび主人公の心の葛藤があり、人が変わっていく過程というものが大切に丁寧に描かれていて切なくなった。 初めて読んだ乃南アサさんの本。

    1
    投稿日: 2015.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *通り魔や強盗傷害を繰り返す卑劣な伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村でたまたま出会った老婆を助ける。翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは翔人を歓待しするが・・・* 「涙なくしては読めない心理サスペンス」の帯とは少々違う印象だった。が、村人の善意に囲まれた翔人が、紙一重で狂犬に戻りそうな描写が本当に上手い。何一つ持たず、ただ漂って生きているだけの、やがてパチンと消えてしまうしゃぼん玉に重ね合わせるなんて、本当にこの人は素晴らしい表現者だと思う。シゲ爺に背を撫でられても消えない自分を「もう、しゃぼん玉ではなくなったと思った」ラストが心に沁みた。

    3
    投稿日: 2015.11.08
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    椎葉村の人は暖かい。村の人を通して翔人の気持ちが変わっていったのがよかった。人生はいつでも自分次第でやり直しがきく。

    1
    投稿日: 2015.09.20
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    細かい描写、読みやすい文章、とても上手な作家さんだと思います。そんな及南アサさんの作品のなかでも評判高い本書ですが、私には、ストーリーがありがち過ぎて少し退屈でした。荒んでしまったかな、私の心。

    1
    投稿日: 2015.09.17
  • 生きるために人を傷つけ、生きていくために人を信じた

    生まれながらの優しさは、自然と人の心を動かしていく…。 一番大事な、一番大切なものを、やっと見つけた…だから。 読み始めたら止まりません。映画やドラマを見終わった気分です。 もちろん感動しました。

    1
    投稿日: 2015.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素直に素直に泣けました。あまり本を読めたことの無い私でも、しっかりストーリーに入り込めた本です。最後自分があんなに泣くとは全く思っておらず、止まらない涙に驚きました。 主人公・翔人の身勝手な言動には常にハラハラ。ただ、育ってきた過程を知っていく中で、周りの環境がいかに影響を与えていくかを知り、その後の人との出会いも大きいと感じた。 翔人が婆さん、村の人達と出会えたことに感謝。未来が明るくあって欲しいと願うばかり。

    3
    投稿日: 2015.08.22
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    面白かった。 強盗を繰り返していた少年が突然老婆と出会い、 変わっていく。 23年間?人の温かみに触れてこなかった少年が、 恋愛も含めてはじめて経験する。 おすすめ。

    1
    投稿日: 2015.08.01
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    人に勧められて読んだけど、良かった。 機能不全の家庭が人の人格形成にどう影響するか、 そこからの立ち直りにどんなプロセスが必要か ここまで極端な例ではないまでも自己の体験と照らして考えながら読み進められた。 アミー小さな宇宙人を読んで進みすぎた都市化が人の心にもたらす害の部分を考えたあとだけに、田舎のあたたかさみたいなものを感じる。 同時にどんな人にも完璧な子育てなんてできないから、どこかで補ってくれる人に出会えるかどうか、自分がどれだけ気付けるかってとても大事なことだなぁ としみじみ。

    1
    投稿日: 2015.05.17
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    荒んだ生活をしていた青年が山間の村で過ごすことになり、と言った更生story。 山の生活は生き方を良い方に変える魔法みたいなものがあるのだろうか。 片や山の生活から脱出したいと願う人も少なくないだろう。いずれにしてもシャボン玉から脱出できたのは幸いである。

    1
    投稿日: 2015.03.06
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    読みやすい文体の中に胸に響く言葉がいくつもあった。登場人物たちの言葉がまるで自分に言われているようで背筋が伸びる思いがした。読み進めながら、しゃんとしようという気持ちになれる。

    1
    投稿日: 2015.02.02
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    人生を投げ捨て刹那的に生きる青年が、山深い村で優しさに触れていく。自分の痛みを自覚し、他人の痛みを知る過程は美しかった。陰りも含めた全てを受けとめてくれたばぁちゃんは偉大だ。先の読めるストーリーだったけど感動。 2015.1.12

    1
    投稿日: 2015.01.18
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    しゃぼん玉 / 初出 小説トリッパー 2003年冬季号~2004年秋季号 解説 (北上次郎) 『しゃぼん玉』 2004.11 朝日新聞出版刊 文庫化 カバー装画 石井麻耶 装幀 新潮社装幀室 印刷 錦明印刷 製本 錦明印刷

    1
    投稿日: 2014.12.15
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    ひょんなことから、老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返す「翔人」と田舎に住むおばあさんが一緒に生活する事になる。そこでの生活を通じて、だんだんと人間らしさを取りもどす様子に、おもわず応援してしまった。

    1
    投稿日: 2014.11.12
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    主人公がクソ野郎すぎて 腹は立つわ胸糞悪いわで もうほんとうざい!! んです、途中までは。 ところがそんな彼(主人公)も ド田舎での人々の優しさに触れて 少しずつ変わっていきます。 ベタなのかもしれない だけど最後は涙目になってました。 素敵な話です。

    3
    投稿日: 2014.09.23
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    親の愛情を受けずに育ち、通り魔やひったくりを繰り返し逃亡中の青年が、過疎化した村に迷い込み老人たちと触れ合ううちに更生していく話。 こないだ観たスンホの映画『おばあちゃんの家』とか吉田修一の『悪人』を思い出した。最後は泣けるけど読後感は意外とすっきり。

    1
    投稿日: 2014.09.03
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    これは、ずっと手元に置いておきたいと思える、私にとっては大切な一冊。 犯罪を犯した少年が逃亡先で出会った町の人々の人間味に触れ人間の心を取り戻し、更生にむかうお話。 あらすじだけを聞くと、ありふれた感動物のように聞こえますが、沢山の魅力がつまっています。 まずは、ありふれたストーリーであるからこその読みやすさ。 そして、登場人物が素敵。しかし、ただ単にいい人達、悪い少年。ではなくて、本当の素の人間らしさ・ズルさ・汚さが見え隠れする場面があるからこそ、共感し親近感が生まれます。 そして、ラストも最後の最後まで書かれていないんです。もう少し読ませて泣かせてくれたら、どんなにスッキリすることか…お涙頂戴物ではないことは明らかです。 読後感を例えるならば、心地よい眠りから覚めたような名残惜しさや思い出して心が温かくなるような。

    2
    投稿日: 2014.09.02
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    表4の解説には「心理サスペンス」ってあるけど、 サスペンスかなぁ。 田舎って、いいとこばかりじゃなくて、 排他的だったりするとこもあるわけだけど、 そんな細かいことはいい。 スマじょうに出会えてよかった。 人生は捨てたもんじゃない。 希望も絶望も裏表。

    1
    投稿日: 2014.08.07
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    ぼうは、ええ子。 じんわり響いてくる本。 柔らかくて温かくてまっすぐな村の人々に囲まれて、罪を犯した不良少年が改心する話 と書くと安っぽく聞こえるしストーリーは正直安っぽいのだけど 人々の触れあいの描写が温かくてリアルですき。 方言も効いてる気がする。

    1
    投稿日: 2014.08.07
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    通り魔や強盗傷害を繰り返してきた翔人は、逃げ込んだ山奥で偶然老婆を助ける。それ以来老婆の家に世話になり、隙を見ては金品を奪って逃げようと思っていた翔人だが、老婆と触れ合い、周りの老人たちから頼りにされるうちに、考えが変わり始めていた。そんな時、通り魔の被害にあった女性と出会いーー

    1
    投稿日: 2014.08.02
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    迷う子どもたちには、温かくて強い大人が必要だ。 私も含め、大人の力が弱くなっていると考えさせられる…

    1
    投稿日: 2014.07.07
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    小金欲しさにひったくりを繰り返す主人公。 将来の事、今現在の事すら考えるのが面倒で、 色んな事や人に向き合わずに逃げていたのに、 田舎の山道でスマじょうと出会った事から、 変わっていく主人公に涙。 村の人達の関わり方が、主人公に馴染んで変えていく過程に感心。 無条件にではなく、本心から「ぼうは、いい子」と言ってあげる事は、子供にとって大事だなと改めて思いました。 久々に良い本に出会えた!

    1
    投稿日: 2014.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひったくり・コンビニ強盗を繰り返していた伊豆見が、宮崎の山奥で出会ったスマ婆ちゃんと暮らすようになり、やがて自分の居場所を見つけて行く。スマ婆ちゃんや村人の方言が心地好い。 無気力に生きてきた伊豆見が更正していく姿は、思わずこちらも応援したくなる。「ぼうは、ええ子」と頭を撫るスマ婆ちゃんに涙!欲を言えば、伊豆見家の話をもう少し掘り下げて欲しかったかな。 設定・ストーリー自体はよくある感じなものの、乃南アサさんの文章力で引き込まれていく。

    1
    投稿日: 2014.05.12
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    乃南アサさんの本は初めて読みました。 物語は、後半にまだ若い主人公の人生と、無関係の土地での人生経験豊かな老人たちとの繋がりから、徐々に主人公の心が代わっていく心模様を旨く表現している。 やりなおせる人生を「シャボン玉」に例え、今度も消えて無くならないような生き方を主人公を通じて読者に伝えたかったのだろう。後半は泣けるシーン。

    1
    投稿日: 2014.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泣けた。都会に住む若い主人公が、ひったくりなどを繰り返し挙句、逃げた先に九州の田舎にたどり着く。そこで出会った老婆との心温まる物語。家庭不和、目的のない人生、なんでも「しょうがない」と片付け「投げ出したい、逃げたい」と無気力になる。自身を「しゃぼん玉」のように希薄な存在と感じていたが、老婆おスマやシゲ爺などの人々の優しさで人としての輪郭を取り戻していく。優しさは包み込むものであったり、厳しいものであったり。黒木嬢や豊昭氏の出会いで今迄の自分のしたことを鏡のように見せつけられ、ラストに至るのであるが、人の心の弱さはまさにしゃぼん玉だ。フラフラとし楽な方向へ逃げようとする心理描写が自然で圧巻。最後はおスマに頭を撫でてもらえただろうか。

    2
    投稿日: 2014.04.11
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    学校の先生におすすめされて読みました。 通り魔や強豪障害を繰り返して逃避生活を続けていた翔人は怪我をしたお婆さんを助け(正確には仕方無く)、お婆さんの家で世話をしてもらうのです。 どうしてお婆さんは翔人の世話を焼こうと思ったのでしょうか。単純に考えれば命の恩人だからなのかもしれませんが、自分の息子と影を重ねていたのかもしれないと思いました。 わたしはお婆さんが何度も繰り返した「ぼうは、ええ子」という言葉が印象的です。その言葉が翔人に自首をさせ新しい人生を選ばせたのだと思います。エピローグで3年ぶりに村に戻った翔人を笑顔で受け入れる村人たちと翔人になんだか涙が出ました。そして親と子の悲しいサイクルが怖かったです。親も親なら子も子なんですかね。子が悪ければ親が悪くて、親が悪ければその親が悪いのかなぁ。キリが無いだろうけどそんなことは無いだろうと信じたいです。

    1
    投稿日: 2014.03.08
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    「ぼうは、ええ子」。 このセリフを思い出すだけで、じんわりしてくる。 ここに出てくる婆ちゃんは、決して優しいだけじゃない。したたかで、芯が強くて、ちゃんといろいろ考えてる。黙ってるけど、たぶん、色々いろいろ考えてる。 翔人の代わりに、いや、翔人も言っただろうけど、私も婆ちゃんに「ありがとう」と言いたくなりました。たぶん、その言葉は涙で震えてる。

    3
    投稿日: 2014.02.06
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    翔人が逃げてたどり着いたのは小さな村。そこで出会ったおスマじょう、シゲ爺。今まで誰からも愛されずシャボン玉のように暮らしてきた翔人が初めて経験する温かい生活。そこには厳しくも温かい無償の愛があった。 人から愛されること、褒められること、頼りにされること、それこそが存在するということ。 ラストは目頭があつくなる。だって、「ぼうはええ子だから」

    1
    投稿日: 2014.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帰る家も頼る家族も仕事も何に一つ持っていない ただ漂うようしゃぼん玉のように生きてきた翔人。 そんな翔人にとって温かく何品もある食事、シーツのかけられた布団、汗水垂らして働いた後のご飯やお風呂、どれも当たり前の事の様だけど穏やかで幸せの象徴に感じられたと思う。 スマ婆ちゃんやシゲ爺、村の人たちとの愛のある温かい生活の中で徐々に変わっていく翔人の心の変化が丁寧に描かれています。 自分を想ってくれる人、自分が想う人、帰る場所が出来ると人はこんなにも変わる事が出来る。良かったね翔人。 ☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.: 田舎って良いですね。描写が上手くて、自分も一緒に住んでいるように感じられました。

    4
    投稿日: 2013.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田舎っていいなー。人生の先輩たちは偉大だなー。 ラストは涙。読後はホッとするお話でした。 シゲ爺の言葉や態度がかっこよくて好きでした。

    3
    投稿日: 2013.10.27
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    主人公が生活することになった村がとても良い所でした。田舎ならではの人との繋がりを感じます。何かと接触すると消えてしまう、しゃぼん玉がしっかりとした存在になるまでの成長が感動的でした。

    1
    投稿日: 2013.09.24
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    小悪党っぽいが立派な犯罪者である主人公が逃げた先に辿り着いた山奥の村。 出合った老婆と暮らすうちに……。

    1
    投稿日: 2013.09.18
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    世の中には心根の腐ったどうしようもない人間がいると私は思っている。赤ちゃんで産まれた時は決して良い子とか悪い子とかの区別はないはずなのに、家庭や環境が人を作るのだと思っている。この本は、どうしようもないワルが、偶然行き着いた山奥の村で、老婆と暮らしながら、村人たちと関わることで、心を改める過程が丁寧に描かれている。簡単ではないことが、どうやって改心に至るのかが、読みどころ。褒めてもらえること、認めてもらえること、大事にしたい人がいること。途中ワルの悪っぷりにこいつ絶対ダメでしょってさじ投げたくなりながら…… 読後感素晴らしくよかった〜。

    1
    投稿日: 2013.09.06
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    ベタである。 主人公のように生まれた境遇がたまたま悪く、そのまま雪崩れ込むように底へ底へ落ちていってしまい、挙句に"しゃぼん玉"のように人生を歩んでいく人、実はそう珍しくもないと思える。 そんな主人公が田舎の、純な老人たちに触れるたびに成長し、いつしか触って割れるような"しゃぼん玉"を卒業していく。 しかしベタである、でもぐいぐい読ませる魅力はあった。 主人公の心境を裏付ける過去の描写たち、豊かで深みのある登場人物たちが、ハードボイルドとして人情小説として成立させていると思う。 だからベタとはいえ陳腐な小説とは決して言えない。 ぜひ他の作品も読んでみたいと思う。

    1
    投稿日: 2013.08.15
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    強盗,通り魔を繰り返し,逃亡の末,とある山村にたどり着いた伊豆見翔人.ひとりの老婆との出会いが,青年の荒んだ心をとかしていく.とっても人間味溢れる,素敵な物語でした.「いつか陽のあたる場所で」と同じように,犯罪者心理の描写が抜群に上手い.一気読みでした.

    1
    投稿日: 2013.08.14
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    都会の「歪みある家庭」で育った少年の 荒んだ心が 超過疎化が進む山村で浄化されて行く話。 登場するじいさま・ばあさまがいい。 長年、生きてきた重み。 高齢化社会が進む日本で、その力を良い方向に 活かすことができれば良いのに。

    1
    投稿日: 2013.07.21
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    2013/06/30 いい本読んだなぁー! 質素で規則正しい生活、体を使って汗水たらす仕事、おいしい食事。 そんな生活が目に浮かぶようだった。 そして何より婆ちゃんの愛情。 最後はウルっときちゃうよなぁ。

    1
    投稿日: 2013.06.30
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    乃南アサの作品の中で一番のお気に入り。 人物描写、心と心の触れ合いの描き方とかがとても上手い。 読み終わると自分の心も温まっている感じがする。

    1
    投稿日: 2013.06.21
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    泣けるって書いてあったけど、全く泣けなかった。 主人公は、ひったくりを繰り返すなか、ついに女性を刺して逃走。 あるお婆ちゃんを助けたことをきっかけに山奥で逃走生活を始め、お婆ちゃんや村の人たちと触れ合い、更生していく。 びっくりするくらい、絵に描いたようなよくある話し。 なので、すっきりと後味も悪くない。

    1
    投稿日: 2013.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっとずっと思い入れはできないし、なんて奴だと思っていたけど、 最後にしっかり落とし前がついて良かった。 といっても、数ヶ月たったら忘れちゃう内容かも・・・。

    0
    投稿日: 2013.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーそのものはドラマみたいで、大きな伏線があるとかではない。だがそのシンプルな枠組みに、丁寧な描写がよく合っていて、読みやすく、万人に指示されるかなという印象だった。 後半の、翔人と婆ちゃんの会話が良かった。心根の弱さを自覚しながらも、明日出て行くと言った翔人が素晴らしい。帰る所は、この家だった。出来過ぎといえば出来過ぎだが、後味もいいし、OKかな。

    1
    投稿日: 2013.05.12
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    自暴自棄になり犯罪を犯し逃避行続けていた主人公。ひょんな事から滞在する事になった場所も名前も分からない村での生活。そこの住人とのやり取りを経て彼は。最後の最期で泣かされました。

    1
    投稿日: 2013.05.08
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    読みやすい厚さと文章なのに、情景と感情変化の描写が上手い。 最後はきちんとケジメを付けているところも良い。

    1
    投稿日: 2013.05.07
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    こんなに触られても、撫でられても、もう自分は消えたりしない。もう、しゃぼん玉ではなくなったと思った。

    1
    投稿日: 2013.05.02
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    いやー、感動した。 最初の方は翔人がクソすぎて全然読み進められへんかったけど、途中からどんどん進んで、最後は感動した。 ほんとよかったね

    1
    投稿日: 2013.05.01
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    自分の生き方をどうでも良いと諦めたらそこで人生終わりばい。 って言う繁じいに感動。 主人公はすごく短絡的で無気力だったけど、人との触れ合いで成長できた。人は人の中でしか成長できないなって思いました。 読後感が良かったです。

    1
    投稿日: 2013.03.16
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    人を改心させるのは、結局北風ではなく太陽。 素の優しさに触れたとき、人は初めて償おうとする気持ちになるのだろう。 物語もきれいにまとまっていて素敵な作品でした。

    4
    投稿日: 2013.02.20