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LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
シェリル・サンドバーグ/日経BP
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総合評価

292件)
4.1
101
92
48
7
1
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    こんなすごい人も人間なんだかなあと少し安心した。同時にこんなすごい人なのに自信がなかったり、性別を理由に足を引っ張られることもあるのかと驚きもあった。

    0
    投稿日: 2025.07.23
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    2013年出版と古い本ではありますが、今でも瑞々しい知恵を授けてくれる名著です。女性だけでなく男性も読むべきと思います(私も男性ですが非常に勉強になりました)。 確かなデータや研究に基づいていて、それぞれの立場を慮りながら、現実的な意見をバランス良くまとめあげていると思いました。こういったジャンルの本にありがちな、愚痴っぽいエッセイ本とはクオリティの面で一線を画しています。 唯一、8章の男性育休の話は古い印象を得ましたが、これに関しては世界が良くなっていると言えるのだと思います。逆に言うと、他は2013年からさほど好転していないということも言えるかもしれません。改めて、問題の根深さを感じます。 人生において自分の立場が変わった時に、また読み返してみたいと思います。

    0
    投稿日: 2025.05.01
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    キラキラのエリート女性のキャリア本と思いきや(私って本当にひねくれている)、キャリア女性は確かなのだが、これだけ恵まれた女性も、男性の中で怖気づき、遠慮し、それを後悔し、の連続だったことに、身近に感じた。フェミニストに対する偏見は、ものすごく納得。私もフェミニストと言うのははばかられる。 給与交渉での言い方を含め、「自分のためというより後に続く女性のため」という言い方が、敵も作らないしうまくいく、というのは、彼女が生きてきて、体得してきたことで、すごく説得力がある。 そして、「女性のため」という背景を語っている間は道半ばで、究極は女を理由にして選択肢を勝ち取るということがなくなることだろう。 救われたのは、彼女が、母、独身、専業主婦、有職者、全ての女性の味方である事。母の偉大さ、母と仕事の両立の大変さとその女性らを持ち上げる書籍や意見は散々見て来たから。 3/7国際女性デーを経て、2025年の今、米国トランプ政権は行き過ぎたDEIの撤廃。著者が在籍したMetaもすぐそれに従った。著者は何を思ってるのだろう。。。

    0
    投稿日: 2025.04.20
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    女性が上級職へ就くまでの大変さを本人の経験を元に説明している。 後に続く女性ビジネスパーソンへのエールや行動も含まれている。 とにかく、女性は大変ということがわかる本です。

    0
    投稿日: 2024.11.16
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    10年以上前のアメリカと日本は同じような状況。アメリカにも女性に立ちはだかるものがこんなにあったのか。罪悪感と時間のマネジメントは同じぐらい重要、というのが刺さった。確かに罪悪感はいつまでも引きずってしまう。今読んで良かった本。

    1
    投稿日: 2024.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もう少しがんばってみようかなと思える、勇気づけられる本だった 「女性は自己評価が低い」には心当たりがあり、 それは自分が評価の指標をもって判断していないからだと思っていたけど、社会の風土の中で、そういう考えに至った可能性に驚いた 前に前に、「テーブルに着く」ことが大事だし、 仕事とプライベートをしっかりわけて、自分から自己犠牲を払いに行かないように気をつける もっともだと思った。色々と成し遂げた人なのに、内面の弱さや脆さを書いてくれて、みんなそんなもんなんだなと思えた。 自分はフェミニズムじゃないと否定する、自分の中での偏見、できる女は嫌われるっていう考え、 あるよね…うんうん

    0
    投稿日: 2023.05.13
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    グーグルやフェイスブックで活躍する女性リーダーの話。 ハーバード、政府の財務長官下の職員、マッキンゼー、グーグル、フェイスブックなどなど、そもそも優秀な人がさらに努力を重ねて輝かしいキャリアを築き上げています。女性の視点で世の中が形成されてはいないことを理解しつつ、そのなかで女性のリーダーを増やして変えていこう、という強い意気込みが感じられました。多くの女性が優秀であるにも関わらず、場の雰囲気をしっかりとつかみ、それがゆえに意見をせずに声の大きな人の意見が取り上げられている、といった著者の指摘は日本でも共通と思いました。世の中をよりよくするには、意見を述べること、それと同時に、丁寧に意見を拾い上げることも重要と捉えられます。

    0
    投稿日: 2023.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前を向こう。声をあげよう。 アメリカはジェンダー平等が進んでいる、と誤解していないだろうか。もちろん日本社会より前に進んでいる部分はあるかもしれないが、日本社会で女性たちが悩んだり困ったりしていることは、アメリカにだって共通する。 著者シェリル・サンドバーグはフェイスブックCEOである。2人の子どもを育てている。決してスーパーママではなく、鉄の女でも女王蜂でもなく、仕事と家庭の両立に悩んだり、男性社会的な風習に苛立ったり、自分の中にある固定的ジェンダー観を振り払うのに勇気を払ったりする人である。著者は自分の人生から皆に呼びかけている。前を向こう、声をあげよう、変えていこう、と。女性だけではなく、男性も関わっていく問題なのだ。大切なのは皆が自分の選びたいものを罪悪感なく選べる社会である。 キャリアは梯子ではなくジャングルジムというたとえがよかった。一本道しかない梯子と異なり、ジャングルジムは自由な回り道があり、大勢がよい眺めを手に入れられる。 すぐにすべてが変わるわけではないが、少しずつ変わっていくべきだ。まず女性リーダーが増えること。固定的ジェンダー観に縛られた男女の対立だけでなく、自分が手放したものを持っている相手を羨んだ女性同士の対立も解消していくこと。いつの日か、女性◯◯という呼ばれ方がなくなるまで。ジェンダーではなく、個人の希望や性質がキャリアにとって最重要視されるまで。

    0
    投稿日: 2022.11.12
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    もっとアメリカでは男女差がないと思ってた。 知らず知らずのうちに性差に触れてるんだろうなぁ。 まだまだかもしれないけれど、産休・育休制度について日本はやるじゃんって思った。

    0
    投稿日: 2022.09.17
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    ◾️概要 Facebook COOが、プライベートと仕事の両立について記載した一冊。女性だけでなく、男性も一読の価値あり。 ◾️所感 パートナーと共にキャリア形成を行う方法を知るため読みました。辞めなければならない時まで辞めないで、を筆頭に、 こと子育てに関する限り、あらゆる要素をコントロールするのは不可能。 完璧を目指すより、まず終わらせろ。 成功とは、自分にできる選択をし、それを受け入れること。 など、人が羨むキャリアを築いてきた方でも、私と同じ悩みもってるのか、こう考えて乗り越えてきたのか、と感銘を受けました。

    2
    投稿日: 2021.10.17
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    家庭と仕事の両立について、日々考えている私にとって、特に心に残ったことが2つある。 1つ目は、「自分にとって家では何が大切か、仕事ではなにが最優先かを見きわめれば、いくらか心はおだやかになる」ということ。ワーキングマザーとして全部完璧を目指すのは無理だし苦しい。毎日続くことだから、持続可能で、達成可能な目標をたて、それを日々実現するようにしたい。家庭では夫や子どもと笑顔で過ごす時間を持ち、成長を喜び合うこと、仕事では周りの人や会社の役に立ち、社会がより良い方向に向けて進むよう自分にできることに取り組むこと。それができている日は自分に花丸をあげて幸せを感じたい。 2つ目は、「辞めなければいけないときまで辞めないで」というシェリルの言葉。「辞める」は極端だが、「(子どもが小さいから)誰でもできて緊急性の少ない仕事を中心に選択する」「(いつかの妊娠出産に備えて)仕事を調整する」ということは女性なら考えたことがあるのではないかと思う。私もその1人。でも、どうしても決断しなければいけないときまでアクセルを踏み続けることで、そのときに納得のいく決断ができる、というのは目から鱗だった。リスク管理は大切だが、夢中になる仕事、やりがいのある仕事に打ち込み続け、毎日を充実させたい。

    1
    投稿日: 2021.09.19
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    2013年発売。当時大きな話題になっていたから私も早々に買っていたが、ずっと積読したままだった。会社でエリート女子として有名な先輩が、シェリルさんと一緒に写真を撮ってもらったりしていて、私は僻んでいた。 ムスメが5歳の頃で、まだ保育園に遅れずにお迎えに行くことに毎日必死だった。会社では同期が海外トレーニーに飛び立って行くのをうらやましく思いながら、私はノー残業を第一に定型業務ばかりやっていた。第二子がほしいと明確に伝えたが、元夫から拒否されて拒否されて、一番荒んでいた頃かもしれない。 世界的なエリート女性が書いた売れ筋本げな、とても開く気持ちにはなれなかった。 この本に手が伸びるまで、8年かかった。離婚して1年が経ち、前向きな年下の同僚に刺激を受けたが彼がすぐ異動してしまい、でもそれはきっと彼のキャリアにとっていいことだと素直に喜ぶことができた時、やっとこの本に手が伸びた。 成長可能性が高い方を選ぶとか、シェリルさんの言葉を肝に銘じ、これからも働き続けていこうと思う。もし私が部下を持つような立場になれたら、また読み返したいと思う。

    3
    投稿日: 2021.08.30
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    請求記号:335.1-SAN https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020310 <平島奈津子先生コメント> 本書は、フェイスブックのCOO・シェリル・サンドバーグが、彼女のチームの協力のもとで、働く女性たちの葛藤、性差に対する(自分自身も含めた)社会の先入観などについて、豊富な文献を駆使しながら、本音を語ったエッセイです。女性だけでなく、男性にも読んでほしい本です。目が覚めるような発見がたくさんあるんじゃないかな、と思います。 <BOOKデータ> 新規大卒者の50%が女性となってから30年が経過したにもかかわらず、いまだにアメリカの政府や企業のリーダーの大多数は男性です。つまり、社会生活に大きな影響を与える決定において、女性の声が平等に反映されにくい状況が続いているのです。この問題は、日本ではより顕著です。なぜ女性リーダーが生まれにくいのでしょう?その原因はどこにあるのでしょう?フェイスブックのCOOが書いた全米大ベストセラーの話題作。その「一歩」を踏み出せば、仕事と人生はこんなに楽しい。

    1
    投稿日: 2021.03.18
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    ジェンダーイクオリティや結婚・パートナー、キャリア形成やリーダーシップ、ダイバーシティなどの多岐にわたるテーマに対し、鋭い主張の背景に丁寧な論証あり、と思わせられる一冊。 タイトルだけ一見すると女性向け?と思いきや、読了して感じるのは、男女問わず、双方向けではないかという点。 ビジネス、日常生活のあらゆる場面に潜む「ジェンダー・バイアスやステレオタイプ・スレット」がいかに危険か。それを取り除くには、互いをより深く理解し合い、尊重の意思を持ってを持って誠実に向き合うことが大切と感じる。 加えて、ジェンダーの話題からは逸れるが、個人的には「キャリア形成は梯子ではなく、ジャングルジムであるべき」との指摘に感銘を受けた。 向かうべき将来像を持ちながら、中期的な目標(18ヶ月プラン)を達成していくことは、会社経営で言う「中期経営計画とビジョン」と類似しており、実践に値する。

    1
    投稿日: 2020.10.20
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    もっと多くの女性が権力のある地位につくこと(トップを増やすことがボトムを押し上げる)が女性が抱える問題やニーズをもっと主張できる。 両親が共に仕事を持って、家計と育児を半分ずつ負担すれば、母親の罪悪感は薄れ、父親はより家庭経営に参加するようになり、子供達は力強く成長することを膨大なデータがくっきりと示している。 社会人になりたての頃、沢山のチャンスを与えられたのに、当時の私はそれは自分の専門じゃない、その分野はよく知らないと言い、その多くにノーと答えていた。でも今考えるとどんなことでも学んで自分にできる貢献をすることが大事だった。 女性は他人のために交渉する時には、とてもうまくやるし、男性より上手にやつてのける。 より大きな目標を強調する、対決するのではなく問題解決のために交渉する姿勢を示す。といったことが有効だ。 夢中になれる仕事、一生懸命打ち込める仕事につきたい。そういう仕事を見つけるには的を絞りつつも柔軟でいる方がよい。その為に二つの目標を立てる。一つは遠い夢、一つは十八か月プランである。この遠い夢は現実的でなくても構わないし、具体的でなくてもよい。ある分野で働きたいとか、世界中を旅行して回りたいとか。自由な時間をたっぷりと確保する。 女性は仕事の選択でもっとリスクをとることを考えていいと思う。リスク回避はビジネスでは停滞につながりかねない。能力の多くは仕事を通じて身につくことを忘れてはならない。自分は相応しくないからやらないのではなく、やってみたいからやってみると考えた方がいい。 リスクを取ること、成長に賭けること、チャレンジすること、しかるべき昇進を要求すること。 メンターとメンティーの関係は、同じ職場だと、持ちつ持たれつの関係になることが多い。 メンティーはメンターに愚痴をこぼすのは控えなくてはならない。メンターになるような地位の人達が最も得意とすることは問題解決だからだ。 ゴールドマンサックスでは、男女平等を実現すべく、社長は男女とも朝から昼の食事しか一緒にしないとした。 多くの人が真実を口にするのをためらう。それは自分を守ることだったり、相手を傷つけないためだったりする。でもこうした遠慮や用心が問題を起こしている。こうした状況が一向に改善されないのは、何が起きているのかをだれも話そうとしないから。真実を言う勇気を持つのはそう簡単ではない。 毎週金曜日に全社でQ&Aタイムをもつ。 適切に言葉を選んで真実を伝える時、細やかに気を配りながらも正直であるような、そういうスイートスポットをみつける。 自分の見方(自分の真実)があれば、他人の見方(他人の真実)がある。これを理解することが円滑なコミュニケーションの第一歩。自分だけが真実を話していると思い込んでいる人は、他人に黙れと言っているようなもの。 私はこう思う。 真実を聞く姿勢は、自分の失敗に責任をとる姿勢でもある。 社員には本音を言って欲しいとたのんでいるが、至難の技。みんなにもっと早くもっと頻繁に伝えて欲しいと話した。 自分にいい意見しか言ってこない人に聞き入れやすくなるが、それと反対の人の意見も必ず聞くべきだ。 感情を分かち合うことで、人間同士の関係は深くなる。 感情は男女問わず行動の原動力であり、どんな決定を下すときも感情の影響を受けずにはおれない。 感情が果たす役割を認め、それを素直に話すことができれば、私たちはより良い上司、パートナー、同僚になれる。 自分の真実を語り、個人的な事情を正直に話し、感情は切り離せないのだと認めるほうが、総合的にみてメリットは大きい。 仕事とプライベートの境界が少なくともぼやける方向に進んでいる。 リーダーは完璧を目指すよりも、自分らしくあるべき。 夫や友人のサポートを得られるチーム文化があれば仕事と家庭の両立は十分可能。 女性が職場でもっと力を持つ必要があるのと同じように、男性はもっと家庭で力を発揮しなければならない。 男性は子育てにかかわれば、忍耐力、思いやり、融通性を身につけることができる。 仕事とプライベートの両方で高みを目指すのは素晴らしいが、高すぎてはいけない。現実の限界がある。全てをこなそうとしたり、完璧にやろうと考えたりすれば、間違いなく惨めな思いをする。完璧主義は大敵。 重要なことだけ完璧主義になる。 完璧を目指すより、まず終わらせろ。 自分に出された要求を全てこなそうとしないことが、長く仕事で成功を収める秘訣。 仕事とプライベートの両方の余地を作る最善の方法は、意識的に選択すること。上限を決めて守る。 全てをこなせるだろうかと悩むことはやめ、自分と家族にとって、一番大切なことはできるだろうかと問うこと。 たとえ見込みが低くても、要求することを恐れてはいけない 今すぐお互いに認め合う。

    1
    投稿日: 2020.07.18
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    出会えて良かったと心から思った1冊。もうすぐ二度めの育休から復帰予定なのですが、読み進めていて「そうそうそう!わかるわかるわかる!」と共感が止まりませんでした。 女性がおかれている状況についてエビデンスをもとに書かれているのも良いし、ところどころ日本の状況についても書かれているのは日本で働くものとしてありがたい。 働く女性にエールを送ってくれる良書です。あえて男性にもおすすめしたいです。

    1
    投稿日: 2020.06.22
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    とにかくすごい。女は諦めてはいけない。 仕事ができる女は嫌われるというのも刺激的。 「感情は行動の原動力」 「リーダーシップとは、あなたの存在によって他の人の満足感を高め、あなたがいなくてもそれが維持されるようにすること」(p.219)

    1
    投稿日: 2020.01.11
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    女性のキャリアははしごじゃなくて、ジャングルジムでよい。 共感するけど、話がとっちらかってて若干読みにくい

    0
    投稿日: 2019.11.13
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    とってもいい本なのは間違いない。 だがしかし、日頃海外文学を読まない人間にとっては なかなかに読み切るまで時間を要しました… 本書は女性にまつわるジェンダー問題を 最初から最後まで当事者意識を持って 改善しようと呼びかけています。 自分には関係ないと思って 知らぬふりをしているトピックって 結構ありますよね。 皆で声を上げ続けること、簡単なようで難しいです。

    1
    投稿日: 2019.08.17
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    二十代の頃に、まだボーイフレンドさえいなかったにも関わらず、結婚する前に仕事で早く結果を出さなくては、とひどく焦って働いていたことや、 職場のオジさんにかわいいコとして扱われることに憤慨し、傷ついていたこと、 立場として当たり前の意見を年上の男性に言ったら、気分を害されてその後冷たく当たられたことなどを思い出しました。 こんなことは、もう古い日本企業でしか経験しえない事だと思っていたのに、アメリカのエリートである著者が近しい経験をし、また、同じように感じてもいたことに驚きました。そしてそれを乗り越えて、自分らしくキャリアを築いていることに尊敬の念を抱きました。 古い世代からの女性差別に傷ついているなんてバカらしい、「気持ちを切り替えて」「一歩踏み出す」勇気をもらいました。 著者がパートナーと築いている関係も本当に羨ましいと思います。日本で彼のような男性を見つけることはかなり難しいいのではないでしょうか。 文中に、世界の現状を表すデータが数多く出てきましたが、その際の日本の数字は大体悪いことや最低レベルを表すものとして取り上げてあります。 そんな日本での女性が働く環境は推して知るべし、です。 私自身にも言えることですが、女性はまだ起きてもいないことを心配して取越し苦労をしたあげくに自分で自身喪失してしまったり、自分で範囲を限定してしまうことが多いのだと改めて気づかされました。 自分で自分を強く勇気づけていこう、自分で自分の可能性をせばめないようにしようと思います。

    3
    投稿日: 2019.04.30
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    女性は成果をあげることができたとき、運が良かったと思ってしまう。あるいは周りの援助があったから、と。自分にはそんな力はないと思い込み、リーダーになることに積極的になれない。 はっとした。そうやって、自分でブレーキをかけているのだ。自分自身もそうだし、周りを見てもその通り。昇進のチャンスがあっても自分から降りてしまう。 やってみたらいいんだ、一歩踏み出さなきゃと気づいた本。女の子を育てている母としても学ぶことが多い本です。

    3
    投稿日: 2019.04.15
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    20190406 中央図書館 ベストセラーになるだけの内容はある。元気づけられる人が多いと思う。ただ、極めて才能とチャンスに恵まれていた人のケースなので。。

    0
    投稿日: 2019.04.07
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    育児との両立でキャリアを諦めないで、というメッセージを自身の実体験をベースに力強く発信している本書。 育休中の今こそ読む時?と思いまして。 もっとフェミニズム推しの本かと思っていたら、大きな間違いでした。 あらゆる角度からの異論反論ご意見ご指摘を考慮し抜いていて、 それでもなお「一歩踏み出そう」と訴えかける勇気に素直にすごいなと感じた。 この本の中で何度も何度も書かれているが、 すべての人には選ぶ権利があり、決して仕事で上を目指すことだけを奨励しているわけではない。 専業主婦も素晴らしい職業だし、ただ自分の好きなように生きることもすべて正しい。 その上で、男女の差で壁にぶつかる同じ境遇の女性に勇気を与えたい、ただその一心で書かれた本だとわかる。 本当にこんなにまっすぐな人見たことないというぐらい。 ”Done is better than perfect” (完璧を目指すより、まず終わらせろ)はFBの名言。 パーフェクトな母親なんていないし、仕事をしながら育児をすることに罪悪感を持ったり、 専業主婦の母親と比較する必要はない。自分のベストを尽くせばいい。 月並みだけど、こんなハイスペックな人でも失敗や葛藤、悩みや心配を抱えながらやってるんだなーと。 とはいえ全然違うステージにいるとは思うので、共感というより、安心に近い気持ちに。 読みながら思わずくすっとするようなエピソードもたくさんで、笑い泣きしながら読了。 この感覚、南波さんの「不格好経営」を読んだ時と同じかもしれない。 途中ちょっと繰り返しがまどろっこしい部分もあったけど、思ったより良いです。

    2
    投稿日: 2019.02.10
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    FacebookのCOOのシェリルさんも、 育休明けに子供と会える時間が少なくなると思うと涙が溢れたという経験や、 サーベイモンキーのCEOである夫と、土日は仕事禁止にするという工夫をしていることなどを赤裸々に打ち明けてくれていて、 夫が多忙でも、子どもと一緒にいたい思いが強くても、やり方によっては責任の大きなポジションで働く方法もあるかもしれないという視点をもつことができ、出産後にこの本に出会えてよかったです。 「子どもが産まれてからもバリバリ仕事をしたい女性は、特に、自分に合わせてくれるパートナーがいることが重要」という趣旨の話が実体験から正直に書いてあり、仕事や家庭など、何が自分の中で優先度が高いのかを自分で分かっていることが幸せにやっていくコツだと感じました。

    0
    投稿日: 2018.12.27
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    数年前に話題になった本。 LEAN INとは「踏み出す」ということらしい。 googleやFacebookで副社長などを歴任し、アメリカの女性としてキャリア的に大成功したが、実は伝統的な考え(女性は家庭で家を守る)にとらえられて苦労していた。という話をしていていた。 正直日本社会なら理解できるが、アメリカでもそうなのかと思って驚いた。 息子の世代では共働きが当然な社会になっていく中で、先行するアメリカで女性が活躍するための基盤や考え方などを知る良い機会になる本だと思った。

    0
    投稿日: 2018.12.09
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    著者の経験をベースに書かれている。 男性は可能性を買われて、昇進するが、女性は過去の実績で昇進する。 問題解決の鍵を握るのは女性のリーダー。 女性も男性と同じように要求すべき。 キャリアははしごではなく、ジャングルジムである。 18ヶ月プランを立てることを著者はしている。仕事の目標と個人の目標。 自己主張をすることは大切である。その時、悪感情を持たれないように細心の注意を払う。 エリックシュミットのアドバイス。仕事を決める基準は一つ。それは成長。それも急成長。 私の見方があれば、相手の見方もある。これを理解することが円滑なコミュニケーションの第一歩である。 聞く能力は話す能力と同じくらい大切である。 口喧嘩をする際は、お互いに相手の鏡になる。つまり、反論する前に相手の言葉を繰り返し、理解したことを示す。兄弟の口喧嘩のエピソードから。著者の母の言葉。 助言を求めることは、痛みが伴うが、良いこと。そして関係作りにも役立つ。 パートナーつまり、夫を本物のパートナーにする。そのためには信頼して任せることが必要である。 Facebookの標語に、完璧を目指すより、まず終わらせよう。がある。 母親は家にいるべき。そしてそれは子どもにとって最善であるという社会的圧力は感情的なものであり、何の根拠もない。 USの特殊な事情もあるかもしれないが、日本でも感じられることが述べられていた。普段感じる女性の敵は女性ということも本書では述べられている。

    0
    投稿日: 2018.11.23
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    フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグによるジェンダー論。女性でありながら世界で最も影響力のある1人と言われる著者が、家族を持ち、子育てをしながら現在の地位に上り詰めるまでの苦労が書かれている。女性であるがために受けてきた社会からの仕打ちを世の中の女性たちは乗り越えていかなければならず、女性が一歩踏み出すことによって、平等な時代を切り開けると述べている。男女平等が定着していると思っていた米国においても、活躍する女性達は今でも苦労していることが理解できた。著者は、ハーバードビジネススクールを出て、グーグル副社長、財務省首席補佐官等を勤めた経験のある極めて能力の高い人物である。著者が言っているとおり、確かにこのような優秀な人材は、男女同数存在するはずで、国家的視点から見れば、このような優秀な女性は絶対に活用しなければならない。女性に活躍の場を提供すべき真の理由を理解できたものと考えている。 「女性が責任ある地位に就く能力を備えていることに、疑いの余地はない。学校では、女が男を圧倒する傾向にあり、アメリカでは学位取得者の約57%、修士の60%は女性が占めている。この傾向は日本でも顕著で、学位取得者の約63%は女性である。OECD加盟国では、女性の74%が少なくとも高校を卒業するのに対し、男性は66%にとどまっている。この女性のめざましい成績を見て、一部の人々は「男の終焉」を心配するほどだ」p25 「男には仕事に対して野心を持つことが期待されるが、女の場合には選択肢の一つにすぎず、それどころか好ましくないとされることも多い。「彼女は野心家だ」というのは、全然ほめ言葉ではないのだ。男は野心的でエネルギッシュで上昇志向であることが賞賛の対象となるが、女がそうだと社会で損をすることも少なくない。女性の社会的成功は、犠牲を伴うのである」p27 「ヒスパニックの子供の27%、アフリカ系アメリカ人の子供の52%はシングルマザーに育てられている」p35 「マーク(・ザッカーバーグ)から、誰からも好かれようとするから思い切ったことができないのだ、と言われた。何かを変えようとするとき、全員を満足させることはできない。全員を満足させようとしたら、たいしたことは何もできない。たしかに、マークの言うとおりだった」p74 「就職先を決めるときの基準は一つしかない、それは成長、それも急成長だと断言した。会社がハイペースで成長していれば、今いる人間がこなせる以上の仕事がどんどん湧いてくる。反対に会社が伸び悩んだり横這いになっていたりしたら、仕事は減り、人間の方が仕事より多くなる」p83 「結局友人は断った。「四年間の蓄積」が無になるような仕事をどうしても受け入れられなかったのである。たしかに、努力して積み上げてきたものを失うのはつらい、それでも、次の30年のことを考えるなら、最初の4年間にこだわることに意味があるだろうか」p87 「自分は自分の視点からだけものごとを見ているのだと気付けば、自分の見方を相手に無理強いすることはなくなるだろう。そして「私はこう思う」という形で、より建設的な意見表明ができるはずだ」p112 「ルービンは、ゴールドマンサックスの共同会長就任1週間後に、ゴールドマンの金の買いポジションがひどく大きいことに気付いたという。そこで手近にいた社員に、どうしてこんなに大きなポジションをとったのかと質問した。するとその社員は目を丸くして「会長がおっしゃったからです」と答えるではないか。「私が?」今度はルービンが驚いた。どうやら前日に彼が初めてトレーディング・フロアを視察した際に「金はなかなか面白そうだな」と呟いたのが原因らしい。「新会長は金がお好きだ」という噂が広まり、新しいボスを喜ばせるためにトレーダーが数百万ドルを注ぎ込んだというわけである」p116 「もし何かばかばかしいアイデアに気付いたら、たとえそれを言い出したのがマークや私であっても、断固反対するか、でなければそんなものは無視してほしい、と付け加えた」p118 「クライアントが帰ってからモーリーの手際の良さを褒めると、彼女は「ありがとうございます。でも、もっとこうすればよかった、という点をぜひ忘れないうちに指摘してください」と言ったのだった」p119 「率直にほんとうのことを言ってもらったら、みんなの前で感謝することが大事だ」p122 「いまでは自分というもののすべてを仕事に持ち込むのはけっして悪くないと考えるようになった。月曜から金曜までをプロフェッショナルとして過ごし、週末だけプライベートな自分に返るのが正しいあり方だとは、もう考えていない」p126 「どうしてもやらなければならない仕事があるときは、部下にも徹夜も厭わないでほしい。しかしその必要がないときは、通常の勤務時間だけ働き、まともな時間に家に帰り、子供と遊んだり、家族や友達と語らったりしてほしい。本を読み、頭の中を整理し、あるいはぼーっとしてリフレッシュしてほしい。私は仕事のクオリティに対して報酬を払うのであって、勤務時間の長さに払うのではない。こうしたプロフェッショナルな環境は、必ず最高の結果をもたらす」p184

    0
    投稿日: 2018.11.04
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    ・殆どの「女性はほしいものが全て手に入ると期待するどころか、すべてを失うのを恐れている。仕事、子どもの健康、過程の安定、そうしたものすべてだ。その原因は、よい社員でいることと親の責任を果たすことの両立があまりに困難だということにある ・女性が直面する障害物はたくさんあるが、その頂点に君臨するのが「恐れ」である。みんなに嫌われる恐れ、世間のネガティブな感心を引く恐れ、力量以上のことを引き受けてしまう恐れ、非難される恐れ、失敗する恐れ。。。そして極め付けは。悪い母親、悪い妻、悪い娘になる恐れである。 ・全員を満足させることはできない。全員を満足させようとしたらたいしたことはできない ・自分には力がないと考えたとき、人はもうあきらめている ・まず自分がなにをしたいのか、はっきり理解しておかなければならない ・私の見方があれば、相手の見方がある ・人はよく、プロフェッショナルなら職場に家庭の事情は持ち出さないものだと言い、職場では家庭のことを話ことさえ恐れる、これでは、他人の事情を理解してたしけてあげられるときでさえそうすべきでないと言わんばかりだ。 ・自分たちを「仕事も愛する両親」だと考えている。「働く母親」よりずっと素敵だ ・このタイプの女性にとっては「仕事と育児の両立はとりわけ難しい。 ・それでもすべてをこなせる人はいないのだと思いだし、自分にとって家では何が大切か、仕事では何が優先かを見極めれば、いくらか心は落ち着く

    1
    投稿日: 2018.10.21
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    女性が力を手にするためには、自分の内なる障壁を打破することが欠かせない。社会的つまり外の障壁と同じくらい重要である。そのために、統計データや研究成果を援用しつつ、自身の学んだことや教訓を紹介する。 小説なみにイッキ読みしました。面白い。謝辞を読んで納得、プロジェクトで作られたんだと。一人よりチームだ。でもその核となる思いゆえ、だからこその影響力。

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    投稿日: 2018.10.13
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    これまで「女性」であることを仕事上意識したくなかった(女性×◎◎、というイベントこそ性差別を産んでいるのではと思っていた)のだけれど、この本を読み、自分がいかにこれまでの仕事が女性的であったかどうかを感じた。 そこを意識して変えていく方法や、気をつけなければいけないことを把握するためには、やはり女性であることは意識して仕事をしていくほうが自分にとってメリットがあるのだろうと感じた。 もう少し、女性であることを受け入れたり、苦労したり、苦労している大切な人をみたりすると「女性×◎◎」のようなイベントにも前向きになれるのだろう。

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    投稿日: 2018.10.12
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    「この本は、とりわけ男性に読んでもらいたい」ー帯でマーク・ザッカーバーグがそう呼び掛けるこの本は、なるほど男性目線で物事を考えることに慣れすぎている我々こそ読むべきである。 社会においていまだに通低するジェンダーの固定観念。 その固定観念は男性側からのまなざしだけではなく、女性自身が自らの行動をステレオタイプにより固定化していくというのはショッキングだった。 より俯瞰的にかんがえると、これは女性の問題だけではない。あらゆるジェンダーや民族、マイノリティが抱える問題におもえてならない。

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    投稿日: 2018.08.29
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    女性がキャリアの獲得を目指す上で陥りがちな問題を、豊富な具体例と明確なソースを持って提示している本で、納得性が高かった。 無意識だった点を意識できるようになるだけで、行動変容が期待できそう。

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    投稿日: 2018.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと気になっていたが読まなかった本。 アメリカの優秀なキャリアウーマンの女性が書いた本。 すごい人が書いた、すごい業績の本なんて参考にならないと思っていたから長いこと読まなかった。 読んだ結果、全く違う内容だった。 優秀であろうがなかろうが、女性が仕事を続けていくこと(家庭があってもなくても)がなぜ大変か、きちんと理解した。 女性の社会進出が進んでいるとばかり思っていたアメリカの状況が理解できた。 驚くほど、日本と同じだった。もちろん若干の数値の差はあるけれども。 女性が高学歴を獲得することは難しくないが、働くことはそれとはまったく異なる。女性自身もそれに気づいていない。だからなおいっそう苦しむ。 働く女性はロールモデルを得ることが難しいと言われるが、私自身、この本を敬遠していたということが、その表れだ。

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    投稿日: 2018.06.09
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    Eye-openingとはこのことか。揺るぎない信念と豊富なデータとほんの少しのユーモアと。どハマりした本だ。

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    投稿日: 2018.05.28
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    これが2013年かぁ。5年経って日本も育児を含めた働き方改革が誌面に踊るように。一歩一歩。世界は変わっている。

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    投稿日: 2018.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【231冊目】女性と仕事について書かれた本。かなり売れているし、今後、女性と仕事について考える際には何度も引用される本となるのではないか。  ただ、いかんせん電子書籍で購入し、一気読みではなく購入してから1年以上もかけて読んでいるので内容がほとんど頭の中に入っていない……  それでも、日本よりもキャリアに柔軟性があり、男女の平等が進んでいるように見えるアメリカですらこの有り様なのかと驚いた。  そして、いつものフェミニストのように声高に金切り声をあげ、男性を非難するようなこの手の書籍にありがちな「感じの悪さ」がこの本にはない。だから、男性が読んでも読みやすいと思う。実践できるかどうかは別にして、女性が自信を持って生きていくためには男性の支えが必須であるという一節には誰もが共感するのではないか。  ただ、日本版の序文を書いているのが川本裕子氏だというのがねぇ……感じ悪いからなぁ、あの方。もしかしたらシェリル氏も実際にお会いしたら感じ悪いのかも笑

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    投稿日: 2018.05.14
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    共感できること多いのだけれど、なかなかみんなそうできない。 著者が優秀で才能があり幸せなんだと思う。もちろん努力されてる部分もあるのだろうけれど。  何かしなきゃ と思うのだけれど。 一歩が難しい。 LEAN INしないと、このまま fade-out?! まずい。。。

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    投稿日: 2018.04.27
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    大学時代に、少し気になってた女の子からオススメされて読んだ本。 淡い恋心とともに、内容も薄れていくなぁなんてふと思う。笑 今の世代の女性を「幻の赤ちゃん世代」と称し、結婚予定の相手さえいない頃から子どもを産んだ時の不安を抱き、それゆえに先々に向けて挑戦できなくなるといったことが書いてあったのは覚えてる。 あと、共働きが当たり前になった時代だからこそ、男性がパートナーのキャリアを考えるべきだし、出産や育児といったライフイベントにも本当に積極的に取り組まなきゃいけないんだよなぁと考えた記憶もある。 そのうち読み直したい本。

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    投稿日: 2018.04.16
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    働く母として、共感できる内容が多く、自分だけじゃないんだと、勇気をもらえた。 働き続けることは、未来への投資である。 キャリアはハシゴではなく、ジャングルジムである。上に行くのに、いろんな道がある。 私は今まで管理職になりたいと思ったことはなかったけど、それは知らず知らずに既存の価値観に影響されていたのかもしれない。 今は管理職になるほどの決断力も、リスクをとる勇気もないけれど、自分自身が成長したいという思いはある。 一番気をつけなくてはいけないのは、自分自身の心の中の壁である。ノーリスク、ノーリターン。失敗を恐れずに、一歩前に踏み出したい。 働き続けることに自信がなくなったら、また読み直したい一冊。

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    投稿日: 2018.04.13
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    パートナーを本当のパートナーに 女性は管理者意識(maternial consciousness)というのはある。これによってあーそんなやり方じゃだめとか家事に口出しをしたくなる。パートナーと良好な関係を築いた上で育児とキャリアを両立させていくためには、相手を対等な能力をもっている人として扱う必要がある。 やめなければいけないときまでやめないで 5才の女の子が好きな男の子に対して、彼は宇宙飛行士になりたいみたいだから結婚できない というジョークに見られるようにどうしてもやめなければいけないときまでやめなくていい 交渉 交渉は悪いことではない。自分の優先順位と相手のそれが一致しているとは限らない。自分にとって一番欲しいものが相手にとってはただであげてもいいものかもしれないから。 シェリルがFBに入社するときもとても入りたかったから 交渉しないで入ろうとした。すると夫などにどうして交渉しないんだと言われた。 マークに正直に話すと(このようなことをいって採用が取り消されたらどうしようという内容のこと) きちんと条件に合意してくれた。 女性の仕事場におけるふるまいかたは気遣いを忘れないこと、いわゆる社会が求めている女性として振る舞うこと。

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    投稿日: 2018.03.21
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    結婚を控え、パートナーと今後のお互いの働き方やプライオリティについて話していた時期にたまたま読んだ本。 相手の仕事を最優先に、自分は仕事やキャリアではある程度妥協しないといけないのかなとの固定観念があったが、女性でもパートナーの協力を得ながら、やり甲斐のある仕事に挑み、果敢にキャリアの道を歩むことを考えていいのだと思えた。 もちろん、家庭に専念すべきなのか、両立すべきなのかという問題は、どちらが正しいということではなく、双方の選択に粗探しをすべきでない。キャリアを諦めなかったとしても、家庭と仕事の両立は完璧にこなせるものではなく、どちらか一方に割く時間には必ず機会費用が発生するため、完璧を目指すのは無理だとまずは受け入れなければいけない。大事なのは、与えられた場でベストを尽くすこと。本書は、キャリアと家庭という選択肢の狭間で葛藤する女性に対し、「女性よ、大志を抱こう」というポジティブなメッセージを送ってくれる。筆者の様に優秀な人でも様々な葛藤を乗り越えてきたのだと思うと勇気が湧く。 今後、益々多くの女性がリーダーのポジションにつくことは、周りに与えるプラスの影響が大きい。昇進に頓着はなかったが、今後のキャリアの目標としてより高いポジションで力を発揮していくというのも、一つ価値的なことかもなと思う。また、女性でもリスクをとって環境を変えることが大事だと思った。

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    投稿日: 2018.03.10
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    文章も読みやすく細かなデータも添えられている女子のバイブル。 職場に女性の支店長が来る事が決まった時、課長が新人だった私に「沢山のいい経験が出来るぞ!いいか、同じ支店長って役職で男と女がいたら、女の支店長は男の三倍仕事が出来るぞ」と話していて、実際その通りだった。仕事と人生に大切な事は大体当時の女性の支店長に教わった。 『平等な扱いを目指しながらも男女の違いは認めなくてはいけない』日本は世界でも男女平等指数ビリッケツですが、これから少しずつ変わっていくんだと思う。職場に目標とする女性がいる事は大きい。だから仕事頑張れる。 女性には勿論ですが男性にも読んで欲しい。

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    投稿日: 2018.01.28
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    会社で、女性唯一のマネージャーになる、という前タイミングで読んだ本。 内側からの改革。という題名が語る通り、女性が自分の能力を発揮し、自分にとって最善の方向性に進むことができるようになるためには、周り(異性や同性含め)が変わること、そして女性自身が変わることが必要だと言う。その環境を変化させるためには、女性管理職をもっと増やす必要がある。 さらに、女性特有の性質、例えば周りのためなら頑張れるが、自分を過小評価する傾向がある、等といったことにも話が及ぶ。 女性マネージャーを目指す上で、人生のバランスや自分の意識を変えるきっかけを与えてくれた、という意味で名著。

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    投稿日: 2018.01.25
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    素晴らしい本だった。が、読むタイミングを選ぶ。少なくとも自分の能力やキャリアにに自信を持てているときでないと著者への共感が湧かない。幸運な人の成功譚に見えてしまう。 企業で働きそれなりの評価を勝ち取りたい、偉くなりたいと思っている女性の背中を、さらにリーダーへと本書が押すのは間違いない。 繰り返し、引っ張り出して読むだろう一冊。

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    投稿日: 2018.01.13
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    IT研究者のひらめき本棚 ビブリオ・トーク:私のオススメをみて読みたくなった。 今の職場で働いている自分が参考にすべき本

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    投稿日: 2018.01.05
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    現代のアメリカでも、女性は仕事が出来ると思われることを躊躇し、自らを過小評価する傾向にある、という記述にびっくり。私の周囲の女性たちは、みな過大なくらい自己評価か高いし、会社も活用してくれているのに、と思ったが、レベルの違う話をしていると気づいた。一般社員レベルではなく、会社の経営陣レベルにおいては、ということなのだろう。 組織における上昇志向がない私には共感できる部分は少なかったが、それでもいくつか心に残る文章があった。例えば、男性も女性も、女性に対してはあたたかさややさしさを求め、期待に応えてくれないと冷たいと感じる、と言う点。女性が、女性に足を引っ張られると裏切られた、と強く失望するけれど、同じことを男性役員にやられたらそこまで失望するか?というのは目からうろこだった。

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    投稿日: 2017.12.29
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    ジェンダーバイアスに関する本。 アメリカでも男女の差があることがわかる。 社会を変えるには、女性が高い地位につかないといけない。 入り口に一番近い駐車場は妊婦用に。 男女平等にチャンスを与えるため、2人だけの場合は朝か昼にしか食事に行かない。 仕事とプライベートの境がなくなってきているので、いつの日か職場で泣くことは悪いことでも弱さをさらけ出すことでもなく、素直に感情を表したことになる日が来る。 完璧を目指すより、まず終わらせろ。

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    投稿日: 2017.10.11
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    文章の始まりから終わりまで、そして謝辞に至るまで、これほど情熱を感じ続けられる書籍は無いと思う。 作者が心から真のパートナーシップを求めることに従事しているか、文章から痛いほど伝わる。 自分は日本社会しか知らないが、これだけ男尊女卑が根付いている世界を変えるには、一人ひとりが意識するしかない。 バラエティに富んだ組織が高いアウトプットを生み出すと確信しているなら、自らに根付いたジェンダーの考えを払拭する必要がある。 多くの人に、この本を通じて考える機会に恵まれてほしい。

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    投稿日: 2017.10.02
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    ◯仕事を決めるときの基準は一つしかない。それは成長、それも急成長だ。(83p) ◯他人のことをほんとうに気にかけ思いやるためには、まずその人を理解しなければならない。(167p) ◯達成可能な目標を定めることが、しあわせになる秘訣だと結論づけている。(195p) ★フェイスブックのCOOに聞いてみたいことはたくさんあるが、女性問題はこの人らしいテーマだろう。

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    投稿日: 2017.09.29
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    思わず、あゝ、もっと早く読んでおきたかったと嘆息してしまった1冊。男性にはなかなか気づかない視点がありとても参考になりました。

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    投稿日: 2017.09.29
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    とても考えさせられた。本を読むのって人生のどの時点で読むかがかなり重要だと思っているけど、色んな意味で人生の転機点に立っている今読めてよかった。 「夫が務めるYahoo!では会社入り口のすぐそばに妊婦専用駐車場があると聞いてgoogleでも取り入れた」「それは自分が妊婦になってみないと気づかないことであった」というエピソードから始まる。 「途上国の女性の権利向上のために先進国の女性が何をすべきか、それは社会的に高い地位につき世界における女性の影響力を高めていくことである」なるほどなぁと思ってはせがわに話したら「私は自分を女性代表などと意識したことはない」と言う。はせがわのそういうところが好き。男性でも女性でもなく、1人の人間として自己実現をしやすい世の中になってほしいし、そのために頑張って生きていかないとな〜って思った! 読みながら共働き/専業主婦の子育てについて考えた。自分も機能不全家庭で育ったのでなんとも言えないけど、母校氏が幸せに生きるためのワークショップとかやってほしい!今話題のOGさんも呼んでさ。

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    投稿日: 2017.09.18
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    日本で今まさに話題になっているようなことが、同じようにアメリカでもあるんだなというのが驚きであり発見だった。 ジェンダーの問題や女性の社会進出についてのジレンマのようなものは日本だから遅れている、欧米はもっと進んでいると思っていたが、そうではなかった。 しかも、FacebookのCOOにまでなるような世界トップクラスのエグゼクティブウーマンですら、17時半に退社することを後ろめたく感じてこっそり帰っていたことがあったなど、普通の女性が抱えている悩みを持っているということも新鮮だった。 女性は手をすぐ下ろしてしまう、成果を上げてもなんだか周囲を騙したような気持ちになってしまう、自分は昇進に値すると自薦できない、専業主婦でもワーキングマザーでも後ろめたく感じてしまう、同じ経歴だと男性より評価が低くなる傾向がある、などなど、心当たりのあることがたくさんあった。 これからは、男女平等なのは前提として、男女のこうした行動の違い・傾向も含めてバイアスのかからないような形で活躍できるようになってほしい。 これは、女性はもちろん、女性部下や同僚を持つ男性により読んでほしいと思う本。

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    投稿日: 2017.08.26
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    社会は理不尽だ、、、それでも一歩踏み出そう! ある社会的に成功した女性の個人の経験をもとにしていますが、その時に感じた「壁」について、様々な統計と理論から多面的に考察しています。社会には女性にとって理不尽なことがまだまだたくさんあります。何故、理不尽を感じるのか?その仕組みについても解説されています。ひとつひとつの理不尽に対して「それは不公正である」ことを社会に伝える努力と、理不尽な現実を前提として自分がどう考え行動していくか、個人の戦略としての努力のどちらも必要ですが、それらをバランス考えていくことが大事だ、ということが分かる内容です。

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    投稿日: 2017.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017.8読了。 facebookのCOOが著者。女性のキャリアについて。女性が子育てや家庭を持ちながら出世するにはというような内容。 女性の出世は梯子ではなくジャングルジム。梯子に比べて、てっぺんに行く道筋はいくつもある。 リーンインとは、一歩踏み出せ というメッセージ

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    投稿日: 2017.08.02
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    「男女共同参画社会」。日本でも声高に女性の社会進出が叫ばれているが、フェミニズムの本場アメリカの状況がこれほど醜いとは思わなかった。 著書によると、USでは「男性は仕事をし、女性は家庭に入る」というのが優秀な大人という認識のようであり、これはアメリカ社会に深く根付いているようである。 これを変えて見せようとしているのが、フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグ氏である。彼女はハーバード大学に進学後HBS(ハーバード・ビジネススクール)に進んだという、アメリカでは絵に書いたエリートのように見えるかもしれないが、天才ではなく 持ち前のガッツで栄光を手にした努力家である。 本著によると、彼女が最初ハーバード大学に進んだところ勉強がついていけず、職員に相談したところ「あなたは性格で(ハーバード大学に)入学させたのだから」と言われたそう。 そこから彼女の奮闘が始まる。努力の甲斐もあってかHBSでは奨学金を貰い、インターンも成功し、その後は超優良企業であるグーグルの経営幹部まで勤めて、現在フェイスブック者のCOOとしてザッカーバーグ氏の貴重な右腕として活躍している。 それでも彼女は言う「自分が何をしたいのかを常にジョブ・インタビューで言うこと」これはケネディ大統領の「国家があなたに何をしてくれるのかでなく、あなたが国家に何が出来るかを言え」と同じロジックである。つまり彼女のアティチュードは本質を突いているということである。 彼女は現在、女性の地位向上を目標として日々頑張っている。彼女のお陰でアメリカでは少しばかりか(いや大いにかもしれない)、女性が徐々に経営幹部になれるようになって来たような感が本書からする。 サンドバーグ氏の重要なもう一つのモットーは「家族と夕食をとるため夕方5時半には退社すること」を決めたそうである。しかしこれを公言するようになったのは、ごく最近から。それまでフェミニズムの本場、アメリカでさえもそのようなことを堂々と言うのははばかれたそうだ。 翻って日本。サンドバーグ氏も著書で実証例を挙げているが、日本人女性は出産後、会社を退社するのがごく一般的ではないか?少子高齢化の日本で女性は貴重な戦力である。また、人口の半分が女性であることを鑑みると、女性ならではの視点をビジネスに生かさないことはない。 本書を読んでサンドバーグ氏のようなガッツのある女性と一緒に働きたいと思った。彼女は間違いなく世界を変えるであろう。

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    投稿日: 2017.05.20
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    親から借り読破。 話題の本という印象しかなく、 どんな内容の本かまったく知らずに読み始めた。 そのため、読み始めてから、 終始女性の社会進出についてのみ書かれた一冊だったことに驚いた。 感想を二言で述べるなら、「冗長」だが「読む価値はある」。 同じような内容、論陣が何度も出てくるため非常に冗長。データも多過ぎる。 そのような部分をさらっと読み飛ばしながらポイントを拾っていくと、 著者体験談に基づく、非常に率直かつ現実的な充実した一冊であると思う。 女性はまず間違いなく読んで意味があると思うし、 男性も、パートナーとなる女性がいるならば、 子育て関係のところを中心に読む意味がある。 っというか、パートナー同士で一緒に読み、 二人の人生の歩み方を一緒に考えることが最も有意義な読み方であろう。

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    投稿日: 2017.05.09
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    『「育休世代」のジレンマ』という本を読んだときに、そこで論じられていた「見えない男女差別」みたいな問題って日本だけで起きているんだろうか?世界のジェンダー事情ってどうなんだろうか?と気になっていました。 だから『LEAN IN』を読んだというわけではないのですが、読んでみたらたまたま、その関心にこたえてくれる内容の本でした。 女性は家庭を守る責任があるから(本来はこの責任に男女は関係ないはずなのに)、 最初から家庭以外の仕事などでやりたいこと(夢)を、小さく描いてしまいがちである。 そんなジレンマは、現代のアメリカ社会にもあるんだーと。 一方で、ジェンダーの問題は日本では特に根強いと著者は見ていて、 だから、この本の日本語訳が出ることはとても意義深いことだと書いていました。 女性問題を女性が書くときにありがちな 恨みがましい語り口でなく、 ユーモアを織り交ぜた爽快な文章で、最後まで楽しく読めました。

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    投稿日: 2017.05.04
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    最近読んだ本の中でトップレベルに面白かった。 男女問わずタメになるから読むことを強くオススメする。この本を読む人がもっと増えてほしい。

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    投稿日: 2017.04.11
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    ・シェリルでさえ、女性に対するステレオタイプと実際の自分の狭間で悩むことがあるのだな、と。やはり、できる女性のパートナーは、できる男性だな、と。 ・人間はステレオタイプによって、人を判断する。仕事ができる男は、男からも女からも好かれる。仕事ができる女は、男からも女からも嫌われる。 ・妊娠前は新しい仕事を始める良いタイミング、わくわくした気分で発揮できるから。 ・fortune500のうち、28社が女性CEO、うち26人が既婚者 ・父親が積極的に育児参加した子供は、精神的な充足感が高く、認知能力も豊か。子供の教育水準と経済的水準は上昇し、非行に走る率は下がる

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    投稿日: 2017.04.07
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    GoogleからFacebookにうつった時には アメリカはスキルアップのためにじゃんじゃん簡単に転職できるんだなぁと軽く考えてました。 アメリカは女性もバリバリ働けるし、男女平等の社会だと、実はこの本を読むまでは思ってました。 しかも映画とかで見るような、ピッタリスーツにナイスバディ、隙なく、育児もパーフェクトな女性ばかりが普通にいるのかと。 著者の伝えたかったこととわたしは次元が違いすぎますが、自由の国アメリカもそうではないことを知ったということだけでもこの本は衝撃。 さらには、自分もまた「女性とは」、というコテコテの概念のままだったことに気づかされる本。 子供を産める女性は特権でもあるのでしょうが、 時代は変わるもの、フェアではなく、自由な選択がないことは女性にとっては不利、負担が大きなことばかり。 でもこの本は不利だということを伝えたいのではなく、じゃあどうやっていこうか、という女性が聞きたくても周りに聞けないことが真実のまま書かれています 人として、刺激を受ける一冊でした。 読み終える間に刺激はそう変わっていけたこともよかったかな。 男女平等という点では、日本はアメリカよりも相当遅れてますが男性の意識が変わること、女性同士も支え合う、そんなことが当たり前になったとき どんな社会になっていくでしょうか

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    投稿日: 2017.03.18
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    帯のマークザッカーバーグのコメントにもあるように、本書から シェリルの優秀さが伝わってくる。 それは①彼女の経験のその伝え方②彼女の周りにいる人物からの知識や経験、データの表現の仕方 この2点の組み合わせによって非常に濃い内容となっている。 前提として、世界のまだ恵まれていない地域をみると(女性が娼婦になっていたり、レイプされたり、強制結婚など)先進国は男女平等がだいぶ進んできたように感じられるが、 データとしてはそうでないというデータもあることと、実際にシェリルやその周りの非常に優秀な女性も苦しんでいることも加味すると、決して解決されたとはまだまだ言うことが出来ない問題である。 その上で私の解釈としては主に2つの面があり ①男性、社会はもっと協力的になるべきで、無意識のうちのバイアスを知覚するべきであるというメッセージ。 ②女性は自分で勝手に選択肢を狭めるのでなく、テーブルに着くこと(または働くと育児の両立)も選択肢に入れるべきであるというメッセージ。 これは当然女性だけで改善される問題ではないが、そもそもの女性からの主体性がなければ解決されない。具体的に、シェリルのような女性のリーダーやロールモデルが少ないことで世間の多くの女性は未だにキャリアとプライベートのどちらかの選択に迫られている。 経済学的に限られた資源の中での選択という点でトレードオフは働くものの、どちらも諦めるほどではない。 ショッキングであったストーリーの1つとして、 シェリルがHBSで講演をした際に、この中の女性の3分の2は仕事を諦めて家庭に入り、残りの3分の1は大概隣にいる男子学生の下で働くことになるということだ。 いかに女性活躍ということが、未だに進んでいないかという点と、世界トップレベルの教養があるにも関わらずそういった状況があることである。 その他に興味深かった話としては、 ハイディとハワードの実験についてや キャリアは梯子ではなくジャングルジムであること(キャリアパスなど設計したところでその通りになることは少ない)がある。 データの参照なども多いことから、そこに飛べばある種論文を読んでいるかのような濃さはあったように感じた。

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    投稿日: 2017.03.09
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    女性の社会進出は本当に大変と感じました。 多くの女性自身がそれを拒んでいるような。 女性の能力を社会として活かせるように、行政や教育をして行く必要があると感じました。

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    投稿日: 2017.03.04
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    途中で読むの辞めてしまった。 女性は男性と違うし、同じように競ってもだめ。女性は女性ならでは個性を活かしながら戦っていく。 あまり意識せずともなんとなくそんな風に男社会を生きている気がする。 アメリカと日本ではまた文化も違うのだろう。 FacebookのCOOのシェリルが想像以上に女性らしくまた女性特有の苦労をしてるのは意外だった。 あんまり響かなかったので途中で辞めたけど、自分は自分らしく、戦い抜こう。

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    投稿日: 2017.02.23
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    非常に勇気を与えてもらった一冊。 女性ならではの思考の癖(男性よりも自己アピールに欠け、自信がない)や、女性に気づかぬうちに求めていること(暖かい対応といったもの)、など、ご本人の体験も交えながらずばりと指摘され本当に納得感があった。 なにより、フェイスブックのCOOになれるくらいの能力の高い人でも、同じような感情面の葛藤を感じながらがんばっているということがわかって、なーんだ、と思えたこと、チャレンジを恐れない勇気が出てきたこと、本当にこの本に出会えたことを感謝しなければいけない。

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    投稿日: 2017.02.21
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    仕事でも家庭でも望むもの全てを手に入れようと行動とともに呼びかける筆者の想いがたくさん詰まった1冊。まだ不完全な現状も踏まえながらわかりやすく記載されていて読みやすかった♪♪この本に書かれている理想・目標が現実になったら仕事も家庭も楽しくなること間違いなしだなぁと感じた(^^)自分も今できる最大限をやって前進しようと前向きになれる良書♪

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    投稿日: 2017.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    仕事に向いている人、やりたい人ができない、ということがないように。私がそういう方向じゃないだけに、心から同意できる。持っているものがその人その時で違うのだから、必要なものもそれぞれだから突っ走りたい人を止めないで、というのはつくづく同意する。比べられるめんどくささを込みにしてもね。 交渉の席に着くときは、自分のことを考え全員のために行動せよ。弱点の大袈裟な修正を試みることはほどよい中間地点を見つける良い方法。女性は仕事の選択で一般にリスクをとることを考えていいと思う。動揺しても取り乱してもいいが、子供のように気持ちを切り替える。

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    投稿日: 2016.11.03
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    Lean in一歩踏み出せ 半世紀前の大学進学率1960位 男 13% 女 2% 今は男女ともに半分 しかし、女は家庭という考えを支持する意見は根強い(四割ほど) 世界では、少女を含め440万人が売春に従事させられている 日本では、男女の正社員の給料を比較すると、 女性ら29パーセントも低い →男女格差が極めて大きい国の1つ 男性は可能性を買われて昇進するが、女性は過去の実績で昇進する(マッキンゼーレポートより) 高等教育を受けた女性のかなりの数が家庭に入り、労働人口から脱落している。 →だから、教育も企業も男に投資すべきと思ってしまう。 「私たちの世代は、あなたがたに選択肢を与えるために、懸命に戦ってきました。私たちは、選択肢を勝ち取ることが大切だと信じていたのです。ですが、働くのをやめるという選択肢をあなたがたのこんなにも多くが選ぶとは、考えていませんでした」 怖がらなければ何ができる? インポスター(ペテン師)・シンドローム →十分な実力がありながら理由もなく自信を持てずに悩む症状 →私ってすごいといううぬぼれ気分にうまく乗っかって楽しむことが大事 →女性に多い 次に大きく羽ばたこうと思うなら、自分に完全にフィットする仕事なんてない、ってこと。まずはチャンスを掴み、チャンスの方を自分にフィットさせなければ。学ぶ能力こそ、リーダーが備えるべき一番重要な資質だと思う。 同じストーリで性別だけを変えたときの印象の感じ方の実験結果 →成功と好感度は 男性は正比例するが、 女性は反比例する。 好感を持たれるように努め、しかしあまり気遣いばかりしないようにし、しかるべき忠誠心を示し、「私たち」を連発しながら交渉をまとめる 平均的なアメリカ人は 30年間で11の仕事を経験する →1つの企業、組織に就職し、そこで一本のハシゴを登っていく時代はとうの昔に過ぎ去った →キャリアは梯子ではなくジャングルジムだ。 意味のある人生を送りなさい。 仕事を決めるときの基準は1つしかない、 それは成長、それも急成長だ。 会社がハイペースで成長していれば、今いる人間がこなせる以上の仕事がどんどん湧いてくる。 反対に会社が伸び悩んだり横ばいになっていたりしたら、仕事は減り、人間の方が仕事より多くなる。 そうなると車内の空気は淀み、ごますりや駆け引きが横行し、士気は低下する。

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    投稿日: 2016.10.30
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    今読むのに丁度いい本だった。 Inspiring、だがキラキラばかり書いている訳ではない。悩みの実体験を共有し、施策を出し、少しでも多くの女性が早く同じ悩みを持たなくてもいい時代を作りたいと願う。 一番目から鱗だったのは、ダブルスタンダードを私(女性)自身も持っているということ。例えば、女性が手を貸しても男性がそうするよりありがたがられないことや、メンターと接触する機会の不平等を受け入れていること、自信を持つことが悪いことと思い昇進の機会に一歩踏み出さないこと。そして、怒っていいはずのことや悲しんでいいはずのことを、気づいたら普通に受け入れていること。 彼女の気づきは、声を出すことや感情を出すことを恐れてはいけないということだった。Tipsもいくつか書いてあるけど、このような問題意識があって、戦う人がいるということを知れたのが読んでてとても勇気付けられたことだった。 What would you do if you are not afraid? インポスターシンドローム: 詐欺師感覚 ティアラ症候群:

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    投稿日: 2016.10.23
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    一歩踏み出すことを、本を通じて促してもらった一冊。 どうやって、自分のことを過信しすぎず、男性にネガティブな感情を持たれないように、上手に売り込んでいくか。 女性活躍といいながら、男性と働いていくときに複数のハードルがあったり、妊娠出産を経たりする状況をどう乗り越えていくか。 そんな、女性たちの「いつかやってくる(と考えられる)不安の種」に明確なヒント(というかほぼ答え)を与えてもらえる一冊です。 何より共感できるのは、数十年前のバリキャリな先輩が書いたものではなく、より近代的(失礼)が書いたものであるからかも。 ご自分の短所もかかれているから親近感湧くし、なにより、私すごいのよ!っていう圧迫感がないことが良かった(笑)

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    投稿日: 2016.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・女性は賞賛されたとき、自分が詐欺師になった感覚に陥ることが、男性ホルモンに比べて多い。 ・飛躍的な成長をしたいなら、成長余地のある企業、業界に身を置くのが良い ・女性の方が男性と比べ、自分の能力を過小評価していることが多い ・結婚とキャリアとのバランスを早い時期から意識し、オポチュニティや成長に消極的になりがち。結果、出産後の復職する職場に魅力を感じない。 ・女性は、組織の中でメンターやスポンサーを獲得するのに骨が折れる。ニワトリと卵のジレンマ。阻止機の上部や有力者に女性が少ないこと ・出産、育児休暇後、一年で20%年収が下がる。2-3年だと/30%。復職するのは、74%で、そのうち正社員は40% ・女性の管理者意識。家庭のこと、子供のことに関しては、女性の方が口を出しすぎる。

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    投稿日: 2016.10.02
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    悩んでいたときに色々女性起業家やその類の話を読み漁っていて、ロールモデルが見つからなかったときにやっと出会った本。 女性のキャリアについての本を読むと、日本のいわゆるバリキャリ女子は離婚してる人が多いな、という印象で、なぜプライベートを捨てて仕事一辺倒にならなければいけないのか分からなかった。私は、そうじゃない生き方を探してこの本に辿りついた。 この本は仕事と結婚どっち!?というような厳しい口調ではなく、淡々と女性のキャリアについて分析していて、客観的な視点に好感がもてた。

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    投稿日: 2016.06.24
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    働く女性、働きたい女性、仕事とプライベートに女性、「男性」も必読の1冊。 最近、外国人の女性と「LEAN IN(≒女性の仕事論(キャリア論)と結婚や子育てを含めたプライベートの拡充)」について話をする機会が多いけれど、比較するとやはり日本人女性OLさんとは考え方がぜんぜん違う。日本では「結婚=人生のゴール(的な)」要素が強いが、私の知人の外国人女性は「自主独立(independent)の上で、プライベートの拡充と自分のキャリア」を重視。どちらも獲りに行こうと言う姿勢が強く、これは社会や教育の影響によるものが大きいのかもしれないけれど、圧倒的に「思考の違い」を感じる。そうした中でもシェリル・サンドバーグがこの著書に書いている内容は非常に興味深いし女性のキャリア論や女性視点の勉強になる。 書籍内容に戻ると・・・女性にとって「ガラスの天井」とは言われるもので、 気になった箇所を、 P.12 L.3-L.13 『はっきり言おう。世界を動かしているのは、やはり男である。男女を問わずすべての人にかかわる決定がくだされるとき、女性の声は男性よりずっと少ない。〜〜〜〜一方日本では、経営執行委員会の女性の割合はわずか1.1%にすぎず、大企業の会長を務めている女性は1人もいない。これは女性の経営参加率としては先進国の中で最低の数字である。』 P.14 L15-L16. 『伝説的な投資家ウォーレン・バフェットは、心広くもこう認めたー人口の半分しか相手にしなくてよいのでこれほど成功できたのだ、』と。 P.67 L.11-P68. 『一つめは、相手に好印象を与えること、他人に気遣いを示すこと、「世間の期待にふさわしく」女性らしくふるまうことだ。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜』 P.84 L.6-L.13 『さて遠い夢をもつのと同時に、十八ヶ月プランを立てることも大切だ。〜〜〜〜〜〜〜〜チームを優先することは、女性に期待されているし賢明な選択でもあるが、実際にビジネス上のプラス効果も大きい。』

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    投稿日: 2016.06.04
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    妊娠5か月の時に一気読みした。 「妊娠中は大変だった。」と著者のつわりのエピソードから始まり、よくある女性の自己啓発本とは違った。 私も、妊娠するまでは、妊婦は皆幸せで、子どもを迎える喜びに満ちているものだと思っていた。 妊娠して初めて、つわりの大変さ、精神の不安定さ、子どもに対する責任から仕事を始めとする様々なことを我慢しなければならない辛さを知った。 著者のエピソードにもあったとおり、周りに気付かれないように、あるいは、周りに「お先に失礼します。」と言いながら、定時に退社することが苦しかった。 でも、以前は一日十数時間かけてやっていた仕事も、やり方次第で半分の時間でできるんだと気付けた。 無能な男性たちの無駄な残業や会議に、付き合わなくてもいいんだと思えるようになった。 男女間で育児に対する考え方が違うのは仕方ない、自分で切り拓いていけばいい。 仕事を辞めたくなるのは目標を下方修正した結果仕事に魅力を感じられなくなるから、働く母親ではなく仕事も愛する両親になる、保育費は女性の将来への投資、完璧じゃなくていい、みんなつらい、はじめからあきらめることはない、全部手に入れるなんて不可能だけど、最初からあきらめたら絶対に手に入らない、パートナーとは育児に協力する存在ではなく責任を分担する存在、だから自分のやり方を押し付けてはいけない、意識が変われば行動は変わる…著者のメッセージに勇気付けられた。 コミュニケーションをとること、嘘をつかないこと、寛大であること。

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    投稿日: 2016.05.12
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    FacebookのCOOによる自伝、女性向けなのかもしれませんが、すべての働く人が読んでも損はない一冊。 詳しくは読むのがイチバンですが、 「キャリアは梯子ではなく、ジャングルジム」は女性だけでなく、男性も肝に銘じないといけない言葉だな、と。 まっすぐストレートな出世街道なんて間違いなくないし、その出世街道からそれたら終わり、ではさみしいですよね。 それでも、こういう本で一番気になるのは、この人がなぜサマーズ氏など「まだ無名のころ」に引き上げられたか、なのですよね。 何かきらっと光るものがあったのか、単純に「とてもデキル人」だったのか、こればっかりはご本人ではなく、ほかの方からのコメントでもあるといいのですが・・・

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    投稿日: 2016.05.05
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    女性のリーダから世の中の女性に「一歩前に踏み出す」勇気を与えてくれる本。 さまざまなつらい立場や状況、見えない差別をどう乗り越えてきたのか、どう考えてきたのかをいわゆる社会学者ではなく、実際の現場で実践してきたCOOの立場として語っているところが面白いです。 当然、失敗もあり、うまくいかなかったこともあるようですが、それでも前進し続けるところが彼女の今の姿になったことと思います。 とりわけ、COOにもなった人なので、「おらおら」状態で出世してきたのかと思いきや、男性社会の中でどう振舞うかを気にしていたり、引け目を感じていたり、遠慮していたり、と等身大の人柄が伝わってきました。 本書の中でいくつか ・できる女は嫌われる...あるある(笑) ・キャリアは梯子ではなく、ジャングルジム...これは男女問わずにそう思います メンターを探し求めるのは王子様を見つけること..(笑える) などなど、 ところどころ、日本の事例が盛込まれています。日本がどれだけ、男女についての後進国なのかがわかります。 「一歩踏み出す」勇気ってそれはそれできついですよね。 そのために仲間を作り、ともに声を出そうといっているのだと思います。 お勧め!

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    投稿日: 2016.05.01
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    女性がリーダーを目指す際に勇気を与えてくれる本です。リーダーシップをとろうとする女性に降りかかる、偏見に基づく待遇や露骨な差別から一歩踏み出し、仕事に身を乗り出して御覧なさい!(Lean In)と言っています。 私が一番感銘を受けた箇所は「女性のキャリアの作り方は『梯子型』ではなく『ジャングルジム型』」という部分です。女性のキャリアは一直線に上り調子ではなく、ジャングルジムのように上がったり下がったり回り道をしながら上を目指せばいいのだと提案されていました。また、はしごだと見える景色は一か所ですが、ジャングルジムは様々な角度から景色を見る事が出来、幅も持てます。キャリアは的を絞りつつ、柔軟でいる、という事を大事にしていきたいと思いました。(三浦)

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    投稿日: 2016.01.29
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    男も女も平等な世界を目指している人にはもってこいの本。 LEAN・INとは、「一歩踏み出す」ことであり、男女差別ばかりの内容ではなく、著者の経験と、統計から読み取った社会の成り行きがわかるようになっている。 米国だけではなく、日本ではどうなのか、世界ではどうなのかとデータが出ており、日本もまだまだなのか、文化としてほかっといていいのか、考えさせられる内容となってます。

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    投稿日: 2016.01.20
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    女性が働くということについて自分の考えを整理したいと思い、映画化も話題の本書を手に取った。 著者のサンドバーグさんはFacebookのCEOという想像もつかない地位。きっと強い女性の強いメッセージだろうと先入観をもって読んだ。 意外なことに、普通の人と同じく仕事の家庭の両立で悩み、男性からの偏見だけでなく女性からの偏見にも悩み、発言してよいものかどうかで迷い、失敗して泣いて… むしろ一人の弱い女性の内面が告白されており、自分から見たら別世界の人なのに共感してしまった。 随所で紹介される女性の活躍に関する統計では、悪い例として日本がたびたび挙がっており、日本の女性観が世界から取り残されていることを痛感する。たしかにこれでは日本の競争力は低下する一方だろう。 働く女性にとって社会がどれくらい不親切なのか、それを変えるためにはどんな支援が必要なのか、働く女性だけでなく、男性にとっても勉強になる。

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    投稿日: 2015.12.22
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    この人はフェイスブックのCOOという特別なポジションにいるが、この本を読むのに出世したいとかトップになりたいとは思ってなくていい。仕事が結婚または出産までの腰掛ではない、すべての女性におすすめ。性別による認識の違いについての描写は見事。日本人でも同じ。 子育てと仕事の両立について、キャリア形成云々より、子供のいる母親であることは特権ではなく、独身の女性にも権利が等しくあり、さてどうするか?というところまできているのは、やはり一歩進んだ認識を持っていると思う。資生堂ショックに通じる話。

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    投稿日: 2015.12.11
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    2015.11.30 以下、備忘録 女性は本能的に自信がない それでも手を挙げ続けなければならない 成功した男は好かれるが、成功した女はあまり好かれない 女性の場合、成功はそれとして認められても本人にとってはマイナスな作用を伴うことが多い →女性は仕事上の目標や評価を低く設定する リスクをとること、成長に賭けること、チャレンジすること、しかるべき昇進を要求すること(もちろんにこやかに) 選択の余地がある幸運な立場にいるなら、最後までその余地を残しておいてほしい。 仕事を始めるときから出口を探さないで。 ブレーキに足を載せてはいけない、アクセルを踏もう。どうしても決断しなければならないときまで。全力疾走しつづけるからこそ、その日がきた時にきっと納得のいく決断を下せるはず。 地位もやりがいのある仕事も、待ってるだけではやってこない。ティアラが天から舞い降りてこないように。

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    投稿日: 2015.12.01
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    平等な世界のためにできることは、一人でも多くの女性が社会的に重要なポジションにつくこと。 頭を殴られた気がした。だけど、確かにそうだと思った。自分の出世それ自体に意義があるんだって、そんな簡単なことに気づかなかった。 面白くて、たくさん頷けて、怖いのは私だけじゃないんだ、みんな自信ないんだって安心して、励まされる本。 最近、殆ど諦めかけていた。会社や社会の状況は、いつか子供を持ってしまったら昇進するのは難しそうに見えたし、私には実力も人間力も足りないように思えたから。 でも、いまの私にできることを、もう少し頑張ってみたい。こんな難しいこと到底無理な気もするけど、行けるところまでは行ってみようと思う。 女性だけじゃなくて、むしろ男性にこそ読んでほしい本。まずは上司や先輩にすすめてみよう。

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    投稿日: 2015.11.30
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    フェイスブックCOOの著書。女性の社会進出に関して著者が思う提言をまとめている。意外に気付かなかったのが、女性の社会進出を女性が妨げているくだり。同じ女性が仕事をする女性に完璧な子育てを求めるなど、女性が働きづらいこの世の中。本当の男女平等な世の中になれば、もっと生産性があがりそうな気がする。

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    投稿日: 2015.11.10
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    2015年10月9日読了。グーグルの副社長・フェイスブックのCOO・米国財務事務官などを歴任し「世界でもっともパワフルな女性100人」の5位に選ばれたというパワフルな著者であっても、「女性だから○○」という、周囲の男性から/女性から/世間から/内面から来る「自信のなさ」や「罪悪感」に付きまとわれてきた、という率直な告白には考えさせられる。いわんや日本をや、という感じだな・・・。女性に限らず、世間や常識を先読みしたり失敗したときの予測をもとにリスクをためらうのではなく「一歩踏み出す」こと、あと権限を持った立場に着くことで世の中に影響を与えるようになること、野心を持つこと、それが重要だということなのだろうか。

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    投稿日: 2015.10.09
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    フェイスブックのCEO、シェリル・サンドバーグの著書。 リーダーをめざす女性だけでなく、平等な世界をきずきたいと考えている男性へのメッセージ。

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    投稿日: 2015.09.20
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    シェリル・サンドバーグさんのようなエネルギーを持った方は稀有だと思うので、サンドバーグさんのような方が沢山出てくることを期待するわけではないですが、社会における女性のキャリアについて、もっと注意(というか敬意)が払われる世の中になってほしいと思います。というか、僕らの世代がそうしていかなければいけませんね。

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    投稿日: 2015.09.13
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    workとlifeを天秤にかけることなんてできない。誰もlifeを捨てられないからだ。多くの女性が『30歳までに』結婚と出産をしたいと考える。仕事でも責任のある仕事を任されるようになる年代と重なる。このことは女性労働者を多く抱える看護管理者は強く認識すべきである。女性は結婚と出産により現場を離れるものとして人事を組むことが求められる。それに対応できなければ現場の看護師は不満を抱き、出産後に再び復職しようという気持ちは持たないだろう。 リーダー的存在となる30歳前後の看護師は常に足りない。新人看護師の定着に失敗すると夜勤に従事する看護師の勤務状況はさらに理想とは掛け離れる。女性にとって夜勤は過酷である。多くの女性は夜勤のない比較的楽な部署での仕事を求める。夜勤看護師は必ず一定数必要である。一定数を確保できるマネジメントが求められる。 20代である僕は、仕事で家庭を顧みない父親というものをよくないものとして認識している。社会やメディアがそう伝え、感覚として『男性だから家事はしないのはおかしい』と理解していると思う。そういった感覚を持つ同世代の男性は多いのではないか。そしてこれからの一般的な男性像は家事も仕事も妻と分担してやっていく姿なのではないかと思う。女性もそれを求めている。著者の夫はまさにそんな男性であり、妻の仕事に理解を示している。育メンなど言っているようでは世間の認識は変わっていない。家事をすることは当たり前であり、夫か妻のどちらか手が空いているほうがすればよい。

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    投稿日: 2015.09.09
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    ■仕事(ポジション)の選択 ・仕事の比較をするなら、スプレッドシートの項目は潜在性=成長可能性だけ ・業界単位で成長可能性が高いところにいかなくても、今いる中で最も成長角度が高いところにいけ ・それが後々大きな差を生み出す <エピソード> 財務省からの転職先を迷っていたとき。 気持ちとしてはグーグルだった。 しかしMBA流のスプレッドシート(選択肢と比較項目を並べて検討していく)では、分が悪い。 エリック・シュミットに正直に打ち明けると、スプレッドシートを手で隠してアホだなといった。 「仕事を決めるときの基準は一つしかない。それは成長、しかも急成長だ」 と断言した。 会社がハイペースで成長していれば、いまいる人間がかんせる以上の仕事がわいてくる、しかし伸び悩んでいたら人間の方が仕事より多くなり政治的な駆け引きと椅子とりゲームに終始してしまう。 ■誰にでも意見を求めているというメッセージをだす ・会議に出席した人からはどんなに隅に座ってる人からも意見をきく ・そうしたポーズをとることで、メンバーそれぞれが自分ごと化される <エピソード> 財務省に入って1週間後に会議に参加した。 その問題について何にも知らなかったので、部屋の後ろに座った。ところが会議が終わりに近づいたとき、ルービン長官が突然 「シェリル、君はどう思う?」 と質問してきた。 あまりのころに声も出なかったので、ルービン長官はなぜ指名したのかを説明してくれた 「君は新人だから、私たちのやり方を十分に理解してない。だからこそ、見落としているものに気づいたのではないか、と考えた」 ルービン長官はその場にいた全員に、文字通りどんなに隅にいる人間からも意見を聞く価値があるという強力なメッセージを発信した ■助言を求める ・何か事が終わったとき、たとえそれが試験だとしても「後学のためにどうすれば良かったか」というのは聞いておくべき ・助言を求めることは関係構築に役に立つ。気になったことを何でもいってくれとして週1で時間をとると良い <エピソード> fcebookにジョインしたときに、マークとの関係構築が鍵と考えたシェリル。 週1回はフィードバックがほしい、なんでもいってくれと申し出た。 ■全てをやろうとしない ・自分の仕事をうまくコントロールする ・線引きするのは自分の責任  1日何時間働けるのか、どの程度頻繁に出張できるのか ・要求されたことをすべてはこなそうとしない

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    投稿日: 2015.09.06
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    活躍したいという欲求がある一方で、将来•結婚•自分の能力の不安との葛藤を感じていました。 その度になんて自分は意思が定まらず優柔不断なんだろうと悩んでいました。 しかしそのインポスターシンドローム(理由もなく自信が持てず悩む症状)は多くの女性が抱えていることを知りました。 仕事の実力で男性と平等に評価されたいと考えるが、出産育児に際してはやはり周りの理解と産休をとれる環境が必要。本当に必要なことだが、それをただ単に声高に叫んではいけないジレンマ。 働く女性ならば必ず悩む問題なのではないでしょうか。 働き続けたい女性に勇気を与える本だと思いますし、女性が働き続けられる環境を作るために不可欠な働く男性にもぜひ読んでもらいたいと思いました。

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    投稿日: 2015.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは、本棚に祀りたい。 なぜ、女性が昇進を望まないのか、仕事をセーブしてしまうのか、1ページ毎に大きく頷き、納得し、励まされて胸が高鳴った。 また、裏付けデータや実践方法なども豊富で、実用的でもある。 引用 キャリアはマラソンだと想像してほしい。長い距離を苦労しながら走りつづけ、ようやく最後に努力が報われる。このマラソンのスタートラインに男性ランナーと女性ランナーがついたとする。どちらも同じだけ練習を積み、能力も甲乙つけがたい。二人はヨーイドンで走り出し、並走を続ける。沿道の観衆は、男性ランナーに「がんばれー」と声援を送りつづける。ところが女性ランナーには「そんなに無理するな」とか「もう十分。最後まで走らなくていいよ」と声をかけるのである。距離が伸びるほど、この声はうるさくなる。男性ランナーには相変わらず「いいぞ」「その調子」と声援が飛ぶのに、女性ランナーに対する声にはしだいに疑念や懸念が含まれるようになり、ときには敵意さえ混じるようになる。そして女性ランナーが喘ぎながらもなんとかゴールをめざそうとすると、見物人はこう叫ぶのだ--------「どうして走りつづけるんだ、子供が家で待っているのに?」

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    投稿日: 2015.07.20
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    とても勇気づけられました。 特に仕事で成功する女性は男性にも女性にも好意的には見られず、結果、女性は自分を低く評価し、ステップアップのチャンスに消極的になるといった主張にこれまでもやもやと渦巻いていた不安や迷いが晴れ、豊富な事例と共に語られる著者の熱い想いに、胸が震えっぱなしでした。 ばりばり働きながらも悩みの尽きない多くの女性に手に取っていただきたい本です。 一見、日本よりもずっと女性の社会進出が進んでいるように思えるアメリカで、ほぼ日本と同じような理由で女性が苦しんでいること、シェリルのようなこれ以上ないくらいのスーパーウーマンが育児と仕事の両立に苦しみ、パワフルな女性と言われることを恥じ、マスコミなど不特定多数からの心ない中傷に涙するほど心を痛めていることにとても驚きました。 辞めなければいけないそのときまでセーブしてはいけないし、欲しいものを手に入れることを簡単に諦めてはいけない。肝に銘じます。 by peco

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    投稿日: 2015.07.15
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    アメリカでもまだまだ男女平等とはいかないようだ. 米国での男女差の話だけでなく,ビジネス文化まで知ることができて面白い. 日本との違いを見ると,この著者のような活動的な人の数ではないだろうか.米国でのステレオタイプな女性像(遠慮がちとか)は,ある意味日本の一般社会人全体に近いものを感じた.男女とも,日本はアクティブではない.両方の底上げができない限り,彼女のような人材は現れないのではないだろうか.

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    投稿日: 2015.07.13
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    単なる自己啓発本ではない。抑圧された女性の心理と行動を吐露しつつも、学術論文を多数引用して、女性に対する浅はかなな意見や視点つまり偏見を糺す力を持っている本だ。 私は男性でそのおかげでいまの立場がある。しかし、同時に二人の娘の父親であり、その将来に暗澹たるものがあったが、本書は大変に励まされる内容だった。女性だけでなく男性も解放する内容である。

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    投稿日: 2015.07.12
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    インポスターシンドロームとか、女性特有の自信の無さについて、女性から発信されているのは説得力あった。超参考になる。

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    投稿日: 2015.07.06
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    女性がキャリアを重ねることは、アメリカでも日本でも、多くの壁があります。具体的な問題を示し、解決の方向性を導いています。女性より、男性が読むべき本でしょう。

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    投稿日: 2015.06.20
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    この本が社会学者や女性学者ではなく、ある会社のエクゼクティブによって書かれということに大きな意味があると思う。企業で働く読者として、共感し、納得し、勇気づけられ、目から鱗の連続だった。女性として、仕事と家庭の両立をどうするか、だとか、会社でどう振る舞うべきか、ということ以上に、キャリア選択の考え方やフィードバックの大切さ、燃え尽きないための考え方など、学ぶことの多い内容だった。

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    投稿日: 2015.06.17
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    「幻の赤ちゃん」を早々に気にする必要はないし、本当に辞めなければならない時まで辞めない。p4 シスコのCTOウォリアーのはなし。「自分に完全にフィットする仕事なんてない。まずはチャンスをつかみ、チャンスのほうを自分にフィットさせなければ。」p52

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    投稿日: 2015.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全世界では、少女を含めて440万人もの女性が売春に従事させられている 1970年のアメリカでは、男性の給与1ドルにつき女性の給与は59セントだった。女性たちが抗議し闘い、かつ猛烈に働いた結果、2010年にはこれが77セントになった

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    投稿日: 2015.03.09
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    女性が働くことについて、ご自身の経験を元にどう意識されていくべきかを書いた本。女性もそうだけど男性にも読んでほしい! 自分も女ながら男と同じくらいキャリアを高めていきたいと思っているので、筆者の見方はすごく共感した。シェリル氏がものすごく優秀な方だからか、文章の書きぶりもきれいですっと入ってくる。 わたしのキャリアだしもっと自分で選んで実現していこうと思いました。 印象に残ったのは、ワークライフバランスなどと、ワークとライフがまるで対極にあるようだ、との一節。確かにそうだなーと。そんなの面白くないよな。

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    投稿日: 2015.02.15
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    女性の仕事への取り組み方・意識を、 自身の経験を踏まえて著者が綴った内容。 女性を応援するメッセージが主ではあるが、 パートナー、また上司・同僚である男性に対するメッセージも含まれ、 読者の性別を問わず、読むことのできる内容となっている。 男女WINWINの関係を作る必要性を感じるとともに、 今一度、社会情勢・企業内容の正確な把握も必要と感じた。

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    投稿日: 2015.02.12
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    すごく言葉を選んで書かれているなという印象。人にはそれぞれ事情があることに理解を示した上で、先回りしてキャリアを捨てることはない、たとえ辞めてブランクが生まれたとしてもチャンスが来たなら掴めと諭す。キャリアはハシゴではなく、ジャングルジムなのだからと。 LEAN INは、一歩を踏み出せという意味。大成功を収めた著者の人生は、驚くほど新しい一歩に溢れている。そのエピソードに触れるだけでも充分おもしろい。

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    投稿日: 2015.02.04