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春を背負って
春を背負って
笹本稜平/文藝春秋
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総合評価

90件)
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    山小屋を中心に色々な人の物語が見れた。 命について考えることができた作品だったなと感じた。 色々な人の命に対する考え方感じ方を吸収できた。 そして、奇跡というのを沢山見せてもらったなと感じた。 自分が行動してることや、自分に起こってることはどこかで繋がってるんだなと感じた。

    0
    投稿日: 2025.10.08
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    山小屋を愛する私 とても共感した 少し現実離れしたところもあったが、山の自然に囲まれると現実かもしれない

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    山小屋は泊まったことがないので、一度はトライしたいと思いつつ、山小屋がある場所という事は 山もかなり高いわけで… 憧れではあります 十分に楽しんで読めました♪

    10
    投稿日: 2025.07.25
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    好きな感じの小説。 山登りを趣味としているけど、 ハードな山岳小説はあまり共感できないが、 身近な山小屋、そこを訪れる人たちとのやりとりという題材は身近に感じた。 それぞれの等身大の生き方が気持ちがいい。 自分は何を追ってるんだろう?と思う時がある。 そこから離れた人々の会話にとても癒された。 亨がサラリーマン時代に父の人生を羨んだように、 わたしは亨たちの人生が羨ましい。 そういう気持ちを忘れず、でも焦ることなく、 自分の道をゆっくり歩んでいきたい、そう思った。 欲と夢の違いを問うた亨に、ゴロさんが 欲しいものを楽して手に入れようとするのが欲 手に入れるために労を厭わない、そのための苦労そのものが人生の喜びであるような何かが夢 と説明する。 私には夢はまだないのかもしれない。それがわかっただけでもよかった。 そういうものが現れるといいな。 私のカウンセラーの先生が言ってた。 求める変化は、あちらからやってくる。 その感覚は、私も経験がある。 でも、あっちからやってきたと思うのは主観的な感覚であって、 振り返ってみれば、それまでにもがいて、なんとなく、自分が欲してるものが言語化できて輪郭が見えた時、 それまでもそこにあったものが、浮き上がって認識できるようになったように思う。 あっちからやってくる、土壌を自分の中に育てることが、 大事なんだなぁ。 ゴロさんの言葉はその一つになりそうだ。

    1
    投稿日: 2024.10.27
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    感想 大都会で会社の歯車となって、どこに貢献しているのか分からない仕事をするよりも、田舎で人と支え合い、それを身近に感じる方が幸せなのかもしれない。主人公の享がその生き方を示している。 あと、山での過信や軽率な行動は自分のみならず救出する人にも多大な迷惑をかけるので注意が必要! あらすじ 奥秩父の国師ヶ岳と甲武信ヶ岳の間にある地味な山小屋を、4年前の父親の突然の死によって継いだ享。 古屋の切り盛りを手伝ってくれているゴロさんの話。 山に自生するシャクナゲを守る話。 自殺願望のある女性を救う話。美由紀はシャクナゲを見て生きる希望を取り戻し、山小屋で働くことにする。 崖で亡くなっていた白骨死体と84歳男性の奇妙な縁。 小屋仕舞いとゴロさんの脳梗塞。ゴロさんは生きる気力を失いかけるが、薬が劇的に効いて全開に。 春山で大荒れの天気になった時に、遭難しかけたパーティを救う話。 7歳の少女が猫と開業前の小屋に迷い込んだ話。

    11
    投稿日: 2024.08.09
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    山小屋を舞台にしたヒューマンドラマで、連作短編の形をとっています。笹本稜平さんと言えば、長編山岳小説、アクションものというイメージを持っていましたから、意外でした。でも読みやすく、心癒される話でした。

    15
    投稿日: 2023.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    劇的な展開がある訳でもなく、カリスマ的な存在の登場人物がいる訳でもない。でも、読み進めるうちに、何とも言えない爽快感と心温まる気持ちが湧いてくるような作品。 作者の自然の描写が、本当に素晴らしい。

    2
    投稿日: 2023.03.28
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    山と、その山を見守る山小屋の人々の温かさとその登場人物のキャラクターが魅力的で、定期的に読み返したくなる一冊。

    1
    投稿日: 2023.02.22
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    「笹本稜平」の山岳短篇連作小説『春を背負って』を読みました。 『還るべき場所』に続き、「笹本稜平」作品です。 -----story------------- 監督「木村大作」、主演「松山ケンイチ」で感動の映画化! 奥秩父の山小屋を舞台に、山を訪れる人々が抱える人生の傷と再生を描く感動の山岳短編小説集。 二〇一四年六月東宝より映画公開予定。 先端技術者としての仕事に挫折した「長嶺亨」は、山小屋を営む父の訃報に接し、脱サラをして後を継ぐことを決意する。 そんな亨の小屋を訪れるのは、ホームレスの「ゴロさん」、自殺願望のOL、妻を亡くした老クライマー…。 美しい自然に囲まれたその小屋には、悩める人々を再生する不思議な力があった。 心癒される山岳小説の新境地。 ----------------------- 2009年(平成21年)から2010年(平成22年)にかけて『オール讀物』という小説誌に掲載された山岳連作小説… 奥秩父の山小屋を舞台にした心温まるヒューマンドラマでしたね。  ■春を背負って  ■花泥棒  ■野晒し  ■小屋仕舞い  ■疑似好天  ■荷揚げ日和  ■特別対談 『春を背負って』が語りかけるもの    笹本稜平 × 木村大作 「長嶺亨」は大学院卒業後、サラリーマンをしていたが、父「勇夫(いさお)」の死をきっかけに奥秩父の梓小屋という山小屋を継ぐことになった… そんな「亨」をサポートしているのが山小屋を閉じる冬場はホームレス生活をしている「ゴロさん」、、、 「ゴロさん」の本名は「多田悟郎」で「勇夫」の大学ワンダーフォーゲル部の後輩… 住宅リフォーム会社を経営していたがバブル期の不動産投資で失敗しホームレス生活をしていたが、偶然「亨」の父親と再会、父親の死後、「亨」を手伝い始めた、、、 ある日、年配の刑事が「ゴロさん」そっくりの指名手配のチラシを持って「亨」の家にやってきた… あまりにも謎に包まれた「ゴロさん」の過去、「亨」に生まれる猜疑心の灯、、、 「ゴロさん」のエピソードから物語は幕を開け(『春を背負って』)、 父親を亡くした自殺願望のOL「高沢美由紀」の遭難騒ぎ(『花泥棒』)、 野晒となった白骨化した遭難者と84歳のクライマー「大下恭二郎」の遭難騒ぎ(『野晒し』)、 「ゴロさん」が脳梗塞で倒れたり(『小屋仕舞い』)、 二つ玉低気圧による吹雪と積雪により三人の中高年パーティが山で身動きがとれなくなり女性一名が行方不明となったり(『疑似好天』)、 小屋開きの準備をしていた梓小屋に小学校低学年の少女とネコが迷い込んだり(『荷揚げ日和』)、 と、奥秩父の豊かな自然を舞台に、小さな山小屋に集う人々の心の触れ合いを丹念に描きつつ、「亨」の成長を描いた物語でした。 どの作品も”死”が共通テーマとなっていますが、それを乗り越えて前向きに生きて行こうとする姿に共感しましたね、、、 映画化作品では、舞台が立山連峰の薫小屋という山小屋になっていたりと、少し改変されているようですが… 機会があれば観てみたいですね。

    2
    投稿日: 2023.02.10
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    山小屋を継ぐことになった男と関わる人達の短編連作集。ほっこりあたたかい、でもちょっとハラハラするような。

    1
    投稿日: 2022.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長編山岳小説だと思っていたら心温まる連作短編集だった。思いがけずとても良かった。登山、やっぱりしてみたいなあ。 わたしのような重たい、価値のない荷物を背負おうと思ってくれるひとはいるのだろうかね。 「…しかしね、あの人にすりゃ、奥さんと真奈美ちゃんは損得抜きで背負う価値のある大事な荷物なんだろうね」

    0
    投稿日: 2022.08.02
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    奥秩父の山小屋が舞台。 仕事に挫折した主人公が、父親の山小屋を継いで、ホームレスのゴロさんと共に色々な登山客との関わりがかかれている。 各章で出会う人たちがそれぞれ謎を持っている。 どういうことなの?って気になってどんどん読めた(エピソードは重め><)。 あと、何度か登山したことがあるので、山小屋の人こんなことをやってくれていたんだ!とか、こういう感じなんだ!ってなった。 最後の対談も面白かった。 映画化していたそうで、映画監督と著者の対談。 主人公にしたいタイプとか、どうしてゴロさんが主人公じゃなかったかとか、 作り手側の視点が、へーへーへー!となる。 ゴロさんの言葉で、結構救われた。 「梅干しがいくら努力しても大福にはなれないが、梅干しには梅干しの、大福には大福の良さがある。それぞれの取り柄を大事にするのが人生の秘訣というもんだ」 結構人と比べて落ち込みがちだったので、この言葉を読んで、すごく前向きになった!

    0
    投稿日: 2022.07.27
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    再読シリーズその五。 大学院卒業後、東京の電子機器メーカーで半導体研究を行っていた長嶺亨が一転、亡き父が経営していた奥秩父の山小屋を継ぐことにする。 バリバリの理系青年だった彼がなぜ亡き父と同じ山小屋のオヤジとなったのか…というその転機については本作を読んで確かめていただくとして、五年経った冒頭では百キロ超えのボッカ(歩荷)もこなしているし、薪割も調理も小屋の修理もスタッフであるゴロさんや美由紀の協力を得て行い、それだけでなく客も増えているという営業努力もしているところを見れば半端な覚悟ではなかったことが分かる。 物語は山で起こる様々な事件(冬場は麓でも起こる)を通して、登山客や亨周辺の人々の人生に触れる内容になっている。 自殺を考えるほどに追いつめられていた美由紀はすっかり元気になり、サラリーマンを辞めて『敵がいなくなって味方が増えた』と分かったり、ゴロさんからは『自然体で生きるということ』を学んだり、山での暮らしは良いこと尽くしのように見える。 が、一方で大抵のことは自分たちでやらなければならないし、自然の中で暮らすからには自然の厳しさも思い知ることもある。 登山客たちが死と隣り合わせの場面に出くわすこともあるし、『野晒し』になったご遺体を発見することも。 この作品での一番の魅力的人物はゴロさんだろう。 彼の人生こそ波乱万丈。笹本さんなら彼を主人公に据えたいところだろうが、そうなるとサスペンス物になってしまうから敢えて亨を主人公にしたのだろうか。 後半でゴロさんが脳梗塞の発作で緊急手術となる話がある。その時のゴロさんの迷い、亨の決断は急に現実生活に引き戻される感じで辛かった。この話ではハッピーエンドになっているが、ゴロさんや亨が心配する最悪の事態になることだってあったのだ。私もゴロさんの立場なら迷惑を掛けたくないと思ってしまう。 それから登山客の中では大下恭二郎老人がなかなかのインパクトあるキャラクターだった。 どういう状況でも慌てず落ち着いて、こんな大変な事態に遭ってもまだまだ登山を続けるとは。周囲に迷惑を掛けない程度に頑張って欲しい。 ファンタジー要素が多かったような気もするが、それを生死の境目にいる人たちの幻覚と切り捨ててしまうのも違うような、こうした大自然の究極の状況だからこそ見られた特別なものと受け入れるのも良いように思える。 笹本さんの他の作品にも言えることだが、この作品も登場人物たちの語り口や口調が何となく似ていて、もう少し個性を出しても良かったのではないかなと思ってしまった。 麓で民宿を経営する亨の母親と亡き父親の夫婦関係は一見矛盾しているようだが分かるような気がする。

    47
    投稿日: 2022.05.24
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    家族、人との繋がりの大切さを教えてくれた。 山小屋を舞台にして、いろんな出会いからそれぞれの物語が作られている。 6話構成だが一つ一つがちょうどいい文量で、お話もサクサク進むため読みやすかった

    0
    投稿日: 2021.10.26
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    登山にハマってるので関連の本を探して読んでみた。登山道の整備、ボッカ、遭難者の救助など自分の知らないことが描かれており興味深く読めた。

    1
    投稿日: 2021.09.26
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    山登りが趣味なので、どんな本なのか気になり あらすじを読んでみると読みやすい内容だったので 読んでみました。山を舞台にした作品は、山の厳しさを描いたものが多いように感じましたが、この作品は山小屋での日常を描いた作品で読みやすかったです。

    2
    投稿日: 2021.09.15
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    私自身登山が趣味なので、山の描写が想像され、山の知識を学ぶことができた。 山小屋の周辺で繰り広げられる人の「生」と「死」の物語は、心にグッときた。特に、白骨自体のエピソードはゾッとしつつ感動した。 笹本稜平さんの本をもっと読みたい!

    0
    投稿日: 2021.09.14
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    あらすじ 奥秩父の小さな山小屋に集う人々の心の触れ合い物語。サラリーマンをやめて、父親の山小屋を引き継いだ亨。父の後輩のゴロさんと、この小屋を守るための悪戦苦闘の日々が始まった。 感想 山男、こうでなければ

    0
    投稿日: 2021.08.27
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    春を背負って(文春文庫) 著作者:笹本稜平 発行者:文藝春秋 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 山小屋には人を癒す力がある。

    1
    投稿日: 2021.03.23
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    文句なく面白かったけれど、稀代の小説家、笹本稜平の作品の中では3つ星かな、という評価。映画も見ようかな。

    0
    投稿日: 2021.01.30
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    映画では立山が舞台になっていますが、この本(原作)は奥秩父が舞台だったのです。甲武信ヶ岳と大国師ヶ岳の稜線上に桂小屋といった架空の山小屋を舞台に人との出会いや別れをテーマにした短編が6作品で構成されていす。 内容は意外と重いですが〇〇尾根や◯◯山など聞き覚えのある名前が出てくるので、情景を想像しながら読めておもしろかった。 なぜ、奥秩父から立山に舞台が変わったのかは不明ですが、奥秩父・奥多摩好きであれば見逃せない一冊だと思います。読み終わった後、甲武信ヶ岳と大国師ヶ岳の稜線を歩きたくなりますよw

    1
    投稿日: 2020.09.11
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    登山をしなかった20代 目覚めた30代 中々行けない40代 悶々とする登山への思いから、山に関連した書物を避けてきた。 この本は山岳小説というより、ヒューマンドラマ 山小屋での季節の移り変わりが目に浮かぶ 映画化していて、そちらも興味がある が、先に本を読めてよかった イメージする事の大切さを思い出させてくれる、とても良い作品です。

    2
    投稿日: 2020.07.02
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    笹本さんの作品を何冊か読み、何年か前に映画で見た『春を背負って』が笹本作品と知り読んでみた。ゴロさんの言葉、生き方カッコいいです。

    0
    投稿日: 2020.06.16
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    死がテーマの短編6編の連作。当事者はもちろんだが、支援者側のエゴの葛藤がリアルに追随できる作品。自己中心的な考え方を問われ、苦しい場面が多々あるが、自身の思考・姿勢を振り返ることができる良作。 「雨が降ろうが風が吹こうが、自分にあてがわれた人生を死ぬまで生きてみるしかない」 「欲と夢ってどう違うんだろう」「欲しいものを楽して手に入れようとするのが欲だよ。」中略「だったら夢は」「それを手に入れるために労を厭わない、むしろそのための苦労そのものが人生であるようななにかだなー」 「自分というトンネルをいくら奥へ奥へと掘り続けても、出口は決して見つからない、空気もない光もない世界から抜け出すには外に向かうしかないんだよ。人のいる場所へ、心と心が触れ合う場所へ」

    6
    投稿日: 2020.04.10
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    連日の読破となりますが、こちらはとても読みやすく舞台も奥秩父、甲武信ヶ岳周辺なのでとても身近に感じらる設定です。 山小屋での苦労話も折り交えながら、小屋に訪れる客たちとの出来事を綴る物語。 ずっと前に映画を観ておりますが、私個人としては映画よりも余程感情移入もできるかな(^^; とても素敵な物語で読み終えたあとに心がほっとする様な物語でした

    2
    投稿日: 2019.11.10
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    ソフトな新田次郎的な山岳小説。綺麗にまとめてちょっとと思ったところもあったが、あったかい気持ちになれるハートウォーミングな話で満足。

    3
    投稿日: 2018.01.10
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    山小屋に行ってみたくなるよ!!って山友達がオススメしてくれた本!! うん。山小屋行ってみたい笑 奥秩父かー。いつか行かれる日は来るかなー。 ちょっと文章が好みではない部分はあるけど、楽しく読めた。 遭難するのが多くて、ソロ登山はやっぱ怖いものだなってビビッてしまった。 早く山に登りたい♪

    4
    投稿日: 2017.10.04
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    初めて読んだ笹本さんの本。ストーリーも読みやすく、それぞれのキャラにも愛着が湧いて軽やかだった。他の本も読みたい。ところどころ、人生や幸せについて書かれている言葉も、そうだよなぁ、と思った。 2017.9.21

    3
    投稿日: 2017.09.21
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    亡き父の残した山小屋の経営を引き継いだ亨が、父の愛した奥秩父の山の自然の中で、山と父を愛した人々と出会い、さまざまな思いを受け止めながら成長していく、連作短篇集。 心をすり減らし脱サラした亨を支えるのは、父の後輩だったという半ホームレスのゴロさんと、亡父の残した写真に惹かれて山小屋にやってきた、元自殺志願者のOL美由紀。 山小屋を訪れる登山客との触れ合いの中で、3人それぞれがゆっくりと変わっていく様は、自然の移り変わりのようにゆっくりと優しい。 読後、爽やか。 山岳小説というほどの厳しさはないけれど、山小屋小説? 天候が変わった時に逃げ込める小屋のように、下界の暮らしに疲れて遭難しかかった人たちが、山の自然に救われる。 コレが登山の魅力?

    6
    投稿日: 2017.05.22
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    山に登って山小屋に泊まってみたくなる。爽やかな読後感で続きが気になる。映画化されてるようだけど小説が良かったからなんとなく観るのがこわい。チャンスがあったら観てみよう。

    3
    投稿日: 2017.05.07
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    2017.3.24-30 都会での仕事で挫折し、父の死後に継いだ奥秩父の小さな山小屋で起こる心温まるショートストーリー。表作他、花泥棒、野晒し、小屋仕舞い、擬似好天、荷揚げ日和。

    5
    投稿日: 2017.03.24
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    笹本さんの本はほぼ読んでいましたが、今迄とはまた、違った素敵な本です。心が温かくなります。山、いくことがないのですが、行きたくなります^^;

    3
    投稿日: 2016.03.05
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    父親の遺志を受け継いで、奥秩父の山小屋の管理人となった亨と、一緒に小屋で働くゴロさんと美由起。この3人が主要な登場人物の連作短編。 3人とも、都会での生活では自分の存在意義を感じることができず、山での生活、山で起こる様々な出来事を通して、生きる意味、自分の存在価値を見出していきます。6作とも、ドラマチックな事件が起こりますが、エンディングではほのぼのとした心温まる感慨にひたることができます。 私は以前に、東沢釜ノ沢を遡行して、甲武信岳に登ったことがありますが、仮想のこの山小屋が存在する、国師岳から甲武信岳に至る稜線は歩いたことがないので、いつか是非歩いてみたいと思いました。 また、この続編が出ることに期待しています。

    4
    投稿日: 2016.02.29
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    他の作品と違って、父親の残した山小屋のストーリーで山岳小説ではチョットインパクト小かな〜 映画化もされ良い作品ですけどね〜

    1
    投稿日: 2016.01.10
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    長峰亨はサラリーマンとして仕事に邁進していたが、あるとき燃えつきてしまい全く仕事に情熱を持てなくなる。山小屋を経営している父から山小屋を継ぐことを暗に期待されるが応える事無く父が事故死する。 亨は父の死後山小屋を継ぐことを決心するが、右も左も分からず苦心している所へ、ホームレスのゴロがやって来た。 彼は、父が枕元に立ち亨を支えて欲しいと言われたと話す。彼は父の大学のワンゲル部の後輩で有り、仕事に失敗しさまよっていた時父に助けられ恩義を感じているという。 半信半疑ながら彼を雇い入れるが、彼は会社経営のノウハウから、山小屋の知識までふんだんに持っており、彼にはなくてはならない人物となる。ゴロもまた彼に山で暮らす機会をくれた亨と亡き父に恩義を感じて山小屋を盛り立てていた。 亨はゴロと山を通じて色々な人々の人生の端に触れ、さらに人間として成長していくのであった。 先日連続して読んだ笹本稜平の本で、良く知りませんが映画化しているようです。ところがホームレスで65歳くらいのゴロが何故か豊悦と来たもんだ。そりゃあないだろ不二子ちゃん。 さてそうは言うものの本自体はとてもいい本でさわやか且つジンとくる人情味に溢れています。 人生に疲れて遭難騒ぎを起こす美由紀という女性も人生をやり直すためにこの山小屋で働くのですが、とっても楽しそうです。ああ僕も自然の中で人生やり直したいなんて思う事も有りますが、実際山奥で暮らすなんて無理だよなあとも思います。 山小屋の物資輸送の描写が何度も出てきますが、大枚はたいてヘリ輸送か、何十キロも背に荷を担いて登山するかしかないのです。確かに山の上のジュースが高いのは当たり前なのです。こんなに苦労して運んだ荷物が定価じゃ申し訳ないですよ。今度から文句言わずに買う事します。 さて、山登りで一番楽しみなのは当然お弁当。僕はお弁当の中で一番好きなのはとにかくから揚げ。これとおにぎりさえあれば幸せ遠足です。

    2
    投稿日: 2015.09.21
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    奥秩父の山小屋に関わる人びとの人間模様を、山の厳しさを伝えつつ、さわやかにそして美しい世界を紡ぐ。 一話一話、ドラマがあり、ちょっとクサイセリフ回しもなんかしんみり入ってくるお話でした。 映画の立山ではなくて、やはり広葉樹の森が美しい奥秩父が舞台というのが味わい深い。登山のお供にしたいやさしい物語。

    1
    投稿日: 2015.08.21
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    映画を観た同僚の話を聞いて読んでみました。じんわりとくる良い話です。僕らの日常に潜む損得感情やら、世間体などの些細な問題を切り離した、人間対人間の本質的な部分で展開するストーリー。少し下界から切り離された山小屋という舞台設定が絶妙。

    2
    投稿日: 2015.08.14
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    山岳小説はスリリング、壮絶。。。という形が多い気がするが、この小説は読後に心が優しくなる。 主人公の亨とゴロさんの掛け合に、美由紀が加わるととっても楽しい。 ゴロさん、物語の中で面白い事いうし、人生の酸いも甘いも経験しているだけに良いセリフもたくさん言ってくれるじゃないの(笑) まだ若い亨と美由紀には、人生の先生だね。 こんな面白くて人間臭い人、私の身近にいてほしい!2人が羨ましい。 私は美由紀と同じ病気で退職したから、その気持ちはよく分かる。彼女もずっと辛かったんだよね。きっと。 表題の他に5つの話が収録されているけれど、どれも読み応えはあるし山岳小説を読んだ事ない方にも読んでほしい。

    6
    投稿日: 2015.07.01
  • 心の疲れた時に読みたくなります。

    2015年5月6日読了。再読になりますが、季節のいい時期になって久しぶりに読み返したくなり手に取りました。ゴロさんの経歴には驚かされるけど、ゴロさんの頑なな性格、亨ちゃんの優しい性格、美由紀の勝ち気な性格、三人の掛け合いが大好きです。サイドストーリーで出てくる人たちもどの人もいい人で、心も洗われます。山に登りたくなります。ボッカとか見てみたいな(笑)山のきれいな風景も感じられ、人々の温かさも感じられる作品でした。心に疲れた時にまた読み返したいです。

    3
    投稿日: 2015.05.06
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    本作、先にDVDを見てしまった。 やはり原作を超える映画は少ないようで、こちらも本の方が面白かった。 山小屋を舞台にした6編のほのぼの作品が収録されています。 テント泊が多いけど、こんな山小屋があったら使ってみたいし、リピーターになりそう。 山の風景も目に浮かぶようでした。

    1
    投稿日: 2015.05.02
  • 山を取り巻く環境について考えさせられます

    トレッキングを初めて間もないのですが、山小屋や山に関わる人達によって、登山道を始めとした山の環境が維持されているということがわかります。厳しい自然と人との関わりにおいて、合理的や効率的ではない何かが必要だと思いますし、ちょっと不思議な話も、そういうこともあるんだろうなぁ、と納得してしまします。 山小屋に泊まったことは無いのですが、山小屋に泊まってみたくなります。

    1
    投稿日: 2015.04.02
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    山小屋経営の過酷さと人情の物語。 登場人物の設定に無理があると感じた面もあるが、世捨て人の雰囲気を持つゴロさんの言葉の一つ一つが沁みた。現代人はモノ過剰の状態に慣れ、モノに使われるような生活を送って自らの生の目的を見失いがちだが、自らの意志で人生を選択するところにこそ生の輝きがある。山での生活は決して豊かではないが、モノがないからこそ目の前のモノを大事にできる。

    1
    投稿日: 2015.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奥秩父の山小屋を舞台にした短編集。登場人物は、みんな、下界では、厳しい人生を送ってきて、この山小屋で活きる術を見いだす。自然と相対する山の話だけに、ひとつひとつの物語が劇的ではあるが、清々しさを感じる。

    1
    投稿日: 2015.03.06
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    人間は誰しも何かを背負って生きている。それでも、それを重荷と考えず、あるがままを受け入れて生きていけたらいいと思う。

    1
    投稿日: 2015.02.18
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    奥秩父の山小屋での短編集. 笹本さんらしい作品で、クセがあって人間的な魅力に溢れる登場人物たちが、山に集まっています。 それぞれが違う境遇を生きてきて、それまでは必ずしもいい人生を送ってきた訳ではないですが、山でのびのびと輝く姿が印象的です... と、ここまで書いてみると、このあたりは笹本さんの山岳小説に共通だなと感じています。 壮大な長編も好きですが、"駐在刑事"シリーズや、本作などのような短編もいいですね. 山にいってリフレッシュしたくなります.

    1
    投稿日: 2015.02.01
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    「還るべき場所」の著者の作品を他にも読みたくて買ってみた。山小屋で起こるちょっとした事件の短編集。 秩父に山小屋があるのが驚きだった。だって、ねぇ。標高高くないし。 著者は長編のほうが読み応えあるけど、短編もまぁ面白かったです!

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    投稿日: 2015.01.24
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    「あるがままの相手を打算なしに受け入れることができるところも人間の本質」巻末の対談で出てきた作者の言葉がしっくりくるいい話の短編集。

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    投稿日: 2015.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    教科書に載せたくなるくらい、爽やかなお話。 山の魅力やそこで働く苦労と共に語られる人生観や夫婦観に、そうだよなぁと納得したり、考えたり。時にはホロリと涙しそうになったり。 若い人に読んでもらいたい一冊ではあるけれど、若い頃に読むと説教臭い感じになってしまうのかなぁ・・・と思ったり。 登場人物はいい人ばかりで、交わされる会話も心地良い。 山の新鮮な空気を吸いに行きたくなるような一冊。

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    投稿日: 2015.01.09
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    美しい山並みが浮かんできて、さくさく読み進めたホンでありました。 美しいお話を読めてよかったです。 温泉があるなら山小屋の番をしたいなぁ・・・・と、季節があることを抜きにして思ってしまいました。

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    投稿日: 2014.12.09
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    映画が話題のようだったので、原作を読んでみた。山の厳しさもあるが、全体的にほっこりする物語。昔立ち寄ったことのある山小屋を懐かしく思い出した。その後映画をみたが、見なければよかった。

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    投稿日: 2014.11.30
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    笹本さんのほかの作品と比べると、やや緊張感がなくゆったりとした話だったような。。 早春のきりりとした空気感を期待していただけに、評価は低くなったけど、久々の山岳小説でした。

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    投稿日: 2014.11.05
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    「疑似好天」の不思議な夫婦の縁に涙して・・・ 「春」を背負っていることを感じられる人でありたい・・・ 詳細は拙ブログにて↓ http://blog.goo.ne.jp/fc2008/e/0399c9506280dbd6d9b209fb3bdf69b5

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    投稿日: 2014.10.23
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    温かい。 人と人との繋がりっていいな。そう素直に信じたくなる物語。 こんな温かい場所があるなら、行って仲間に加わりたい。 人との繋がりを大切にしたくなる一冊。

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    投稿日: 2014.10.17
  • 山小屋に泊まりたくなります。

    楽ではない山小屋の生活といろんな人生観を重ねたお話。 爽やかで山登りや山小屋宿泊経験者は文章を読み進めるだけで景色が浮かんでくるような本です。 読み終わると早く次の山登りの計画を立てたくなりますよ。

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    投稿日: 2014.09.23
  • 幸福を測る万人共通の物差し

    短編6編から成る山小屋経営者、亨の話。最後のゴロさんの言葉がいい。「幸福を測る万人共通の物差しなんてないー。いくら容れ物が立派でも、中身がすかすかじゃどうしようもない。ところが世の中には、人から幸せそうに見られることが幸せだと勘違いしてるのが大勢いるんだよ。」人の一面を切り取って勝ち負けを作ろうとするすべての人に。

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    投稿日: 2014.09.12
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    【監督・木村大作、主演・松山ケンイチで感動の映画化!】奥秩父の山小屋を舞台に、山を訪れる人々が抱える人生の傷と再生を描く感動の山岳短編小説集。二〇一四年六月東宝より映画公開予定。

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    投稿日: 2014.09.09
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     毎日を淡々と暮らす様子がいいのだけれど、山に登ったら、人生を語りたくなるのでしょうか。やたら人生を語る。  「山には慣れているようだから、本人にすれば余計な心配はするなと言えないところだろう。」って文。変です。  

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    投稿日: 2014.08.25
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    笹本稜平の本は以前に読んで、好みに合わない悪文だと思っていた。映画が公開されるとのことで読んでみたがやはり下手くそだった。もう二度と読まない。

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    投稿日: 2014.08.22
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    ゴロさんの言葉が、深くてよかったです。山、山小屋に行きたくなります。山小屋で働くことに憧れます。山は心の避難小屋、っていいなぁ〜。

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    投稿日: 2014.08.14
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    「生きること」と「働くこと」、そして、「家族」「地元(郷土愛)」を考えさせられる作品でした。 志があり選択したはずの仕事。それなのに、いつの間にか仕事に追われ、本来の目的を失ってしまい、「何のために生きているのか」と考えてしまう時が多々あると思います。実際、僕もそうです。 働くことは、生きること。生きることは、働くこと。両者は同義。そして、何のために生きるのか、誰のために働くのか。 忙しい日々が続いている方に、ぜひ、観ていただきたい作品です。きっと、自分が生きている理由、働いている理由、そして、生かされている理由を感じることができるはずです。オススメの作品です。

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    投稿日: 2014.08.11
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    映画を先に観てしまったのだけど、原作とは違うものの裏切ってなく、安心した。登山、苦手だけど登って見たくなった。

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    投稿日: 2014.08.03
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    山小屋のお話。 外の世界から遮断されているようで、 強い絆で結ばれている感じがよく出てた気がします。

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    投稿日: 2014.07.30
  • 春を背負って

    奥秩父の山小屋”梓小屋”を舞台に繰り広げられる物語。主人公 長嶺 亨が親父から受け継いだ山小屋 それを助ける元ホームレスの〝ゴロさん“。温かみあふれる物語が展開される。人生を山の中の世界からみる独特の視線が面白かった。

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    投稿日: 2014.07.28
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    清々しい読後感。映画化になったことに興味を持ち、手に取ったが、読みだしたら止まらない、期待以上の傑作。 この小説の魅力の一つは、ホームレスのゴロさんのキャラクターであり、彼の存在だ。 主人公の亨の「欲と夢ってどう違うんだろう」との問いに、「欲しいものを楽して手に入れようとするのが欲だよ。…夢は、それを手に入れるために労を厭わない、むしろそのための苦労そのものが人生の喜びであるかのようななにかだな」と、照れながら話すゴロさん。 さらに、自殺願望だった美由紀も、「生きるのって、自分のためだけじゃないんだって気がついた…自分というトンネルをいくら奥へ奥へと掘り続けても、出口は見つからない。空気もない光もない世界から抜け出すには外へ向かうしかないんだよ。人のいる場所へ、心と心が触れ合う場所へ」と、語る。こんな二人と山小屋を運営する亨が、なんとうらやましいことか。 「山は心の避難小屋」 こんな山小屋の人たちがいる山があるなら、30年ぶりに行きたくなった。

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    投稿日: 2014.07.27
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    人をそのまま受け入れてくれる人生の避難小屋みたいな山小屋での人と人との出会い、ふれあい、そこで生まれてくる温かいものを描いた作品でした。映画とはずいぶん違うけど、それぞれが目指している所は同じで、それぞれを楽しめました。 山へ行って、下界の垢を落としたくなったら、また読んでみたいと思います。

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    投稿日: 2014.07.20
  • 美しくも厳しい山での生活に、人の死と再生を爽やかに描いています

    美しい花に囲まれた自然溢れる奥秩父の山小屋 この小さな山小屋を舞台に人の命と再生を爽やかに描いた山岳小説 厳しい自然と対峙する山小屋での生活 穏やかなトーンの会話が読む者に安心感を抱かせ 静かな時間の流れに心地よく身を預けられる 山の美しさとすぐ隣り合わせにある危険な環境の対比が 作品のテーマである人の死と再生を際立たせています

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    投稿日: 2014.07.19
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    なんと清々しい1冊。 少しご都合主義だし、ちょっとナナメ読みすると物語から脱出してしまうところがあるけど、 キャラクターの人間味や山の魅力の描写がそこをカバー。 亨とゴロさんや美由紀との関係が温かい。 章ごとに少しミステリ臭もして読み進めるのが早かった。 すこし登山はお休みしているけれど、また山に行きたいと思える1冊でした。

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    投稿日: 2014.07.09
  • 年齢関係ない青春を生きる人たち

    山小屋(山)を舞台にした人間模様をいくつかのストーリー仕立てにしている。 読みやすくストーリーごとに人の心の暖みを感じることができる。 辛いことが多い下界だが山ならではの非日常の中での物語。主人公の成長とともに自分も少し成長できるたような気がする。 読み終わってすがすがしい感じのする一冊。 映画も鑑賞は少し内容が違うがこれは映像として山を感じ本とは違った気持ちいい後味が残った。 是非本と映画の両方を味わってほしい。

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    投稿日: 2014.07.09
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    映画を見る前に読んでみました 。 「遭難ハートフルストーリーだよ」と 登山サークルの先輩に言われつつ 貸していただきました 読んでみて そう言われたことに少し納得 。 少し不思議なことがたくさん起こります 人のつながり や 家族の絆 そういったことが丁寧に書かれていました 山で生きることが一番しっくりくるという 主人公の姿に憧れます

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    投稿日: 2014.07.04
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    奥秩父の山小屋をめぐるお話。山小屋主、従業員や来訪者の個々の境遇や感情が語られる物語。 いくつかの編に分かれていて、ストーリー仕立てになっているものから何か考えさせられるものまで。 軽くて読みやすい。

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    投稿日: 2014.06.18
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    本ではなく映画の感想です。 原作は読んでいないので、比較は出来ませんが、なかなか良い映画でした。 映画界では、今や泣く子も黙る74歳の木村大作爺さんの監督・撮影による、北アルプス立山での山小屋の物語。(監督としては2作目) この爺さんは、空撮やCGを一切使わないで、地べたで撮影するのをモットーにしており、それが返って迫力を生み、かつ本物の素晴らしい山岳風景や、山麓の桜・立山杉の自然が堪能出来ます。 映像の迫力だけで比較するなら、前作の「剱岳 点の記」の方が良かったが、今回は人間がメインになっている分、監督としての進化が見られます。 人間の描き方が、きれいごと過ぎる感もありますが、今時こんな純情な作品にはなかなかお目に掛れません。 木村大作の直球一本やりの感じが気に入っています。 豊川悦司、蒼井優、壇ふみ、小林薫らのわき役陣も素晴らしい。壇ふみも綺麗な老い方をして素敵でした。ただ豊川悦司は大阪の八尾の出身のくせに、東京の人間が喋るような変な大阪弁になっているのはいただけない。八尾ならベタベタの河内弁で喋れば良いのに。せっかくの腹に響く良い声が台無しです。

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    投稿日: 2014.06.17
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    2014.6.14 映画を観てきた。 8割方読み終えて、期待が大きすぎた。 映画のほうがいい作品と、原作本のほうがいい作品がある。これは後者だった。登場人物も少しイメージと違っていた。 あと少し、読んでしまいたい。 最後になって、ぐっと盛り上がった。 山がいいのか、たまたま人が良かったのか、小さくても自分が生きるコミュニティがあることがいかに幸せか、再認識した。うらやましい。

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    投稿日: 2014.06.14
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    わたしは好き。 ハラハラ・ドキドキも、伏線も謎解きも裏切りもないけれど。 人生そろろろ折り返し地点てやつなのかな、、、て思う出来事があった直後から読み始めたので。 劇的ではないけれど、そっと心にメモっておきたいひと言が、ちょこちょこ出てきました。 そろそろ、自分が主人公の人生ではなく、人のために使った時間から、心の豊かさを得るような生活を目指してみようかしら。

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    投稿日: 2014.06.13
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    山小屋小説。そんなジャンルは無いが、それで大方説明がつくんじゃないか。 山小屋小説らしく、人生を見直したり、人を癒す、優しい話が続く。 しかし作者は冒険小説の書き手、優しいだけでなくミステリアスな展開があったり、ちょっとしたハイテクを小道具にしたりしている。

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    投稿日: 2014.06.10
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    奥秩父の小さな山小屋と、そこにやって来る人々のショートストーリー集。山岳小説というと、厳冬期のアルプスを単独でといった、ちょっと現実離れしたものが多い。この本は、自分がしょっちゅう行っている奥秩父を舞台として、また、キビシイ登山の話もほとんどないので、身近に感じることができる。 主人公は、民間企業の技術者で、会社を辞めてから山小屋を継いでいる設定。なんてうらやましい設定。

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    投稿日: 2014.06.07
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    良いお話でした 連作の短編6つからなっています 父が経営していた山小屋を継いだ長嶺亨さん 営業期間だけ手伝いにやってくるゴロさん もう一度生きようと決心した美由紀さん 山小屋の経営は大変そうですが、とても魅力を感じます。 心暖まる気持ちの良い作品です。

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    投稿日: 2014.05.28
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    山岳小説みたいだし、映画化される帯をみて購入。いい小説だった。主人公の名前が一緒だし。 山小屋の主人、少し憧れる。でも大変だろうなー。

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    投稿日: 2014.05.14
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    「春を背負って」 春になって、山小屋へ今年もいける喜びが伝わる言葉でした。 苦労してたどり着けるから喜びがあり、下界とは全く違う素晴らしい景色が堪能できる山ってやっぱりいいですね。 最近は楽してなんとか過ごせないかと、そればかり考えていた自分を反省しました。 それを気づかせてくれて感謝です。 映画も観にいきたいです。 2014/5

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    投稿日: 2014.05.11
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    旅先でロケされた本と知り、本屋で見つけて購入。 久しぶりに読んだ小説ということもあってか、旅先という非日常の空間のせいもあってか、ぐいぐい読めた。登山もしないし山の知識は全くないが、それでもスケールの広さと自然の雄大さを感じて心が洗われるような感覚になれた。 ゴロさんの正体にドキドキしたり、美由紀の気持ちがわかるなあと共感したり、色んな登山客のストーリーが本当に面白かった。ぜひ映画見たい!!

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    投稿日: 2014.05.10
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    久しぶりに山の小説を読みたくなって手にしました。 奥秩父の架空の山小屋を舞台にした短編小説と言うのか小さいほのぼのとしたお話のかたまりです。 それでも世の中がどうなっているんだと考えさせられるエピソードが散りばめられてありそれなりに楽しめます。 春を背負ってと言うタイトルが物語っているように春を背負ってやって来る人達が少しづつ集まって重ね合わせるようにこの物語を支えているのですね。 登場する人たちの微妙で程よい距離感が気持ちいいです。 主人公が言っているように歳を重ねると今まで見えてなかったものが見えてくるし、感じなかったことが見えて来るのですね。 この本を読んでいると、いつか行った奥秩父の森に囲まれてみたい気になるのが不思議です。

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    投稿日: 2014.05.06
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    話がうま過ぎ感はあるけど安心して読めます。 ただ、一つだけ深く考えさせられたのは身寄りのない男性が脳梗塞で倒れ、病院に運ばれたシーン。自分の最期を自由に選択出来ない辛さとそれを許さない友人。どちらの言い分も間違っていないし、正解でもない。舅が一時医療放棄した時に似てて読んでて胸が痛くなった。納得のいく最期とは何だろうか。若い頃には全く思いもしなかった事が直面しているお年頃…

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    投稿日: 2014.05.06
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    父親が亡くなった跡を継いで、それまで勤めていた都会の会社を辞めて奥秩父の山小屋の主となった青年と山を舞台とした人間模様を描く連作短編。なんだかストーリー展開がTVドラマみたいだなーと思って読んだ。人情味がコミックの「岳」を思い起こさせます。

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    投稿日: 2014.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーーん、 読みやすくっていい話だったけど、心に残らなかった。 終わり方も、え、ここで終わり?って思っちゃった。 読む時期じゃなかったのかも。 印象的だったのはゴロさんの台詞。 ”つまりね、人生で大事なのは、山登りと同じで、自分の二本の足で歩けるか、自分自身に問うことなんじゃないのかね。自分の足で歩いた距離だけが本物の宝になるんだよ。だから人と競争する必要はないし、買った負けたの結果から得られるものなんて、束の間の幻にすぎないわけだ”p136,l8 仕事をしていると、自分を良く見せるためにミスを揉み消したり他人のせいにする人、成功を自分の手柄のように話す人たちがいて嫌な気分になるし、そういう人が評価されたり出世したりするのをみてガッカリする。世の中言ったもん勝ちか、って。 会社という組織を取り払ったときに、空っぽにならない様に仕事の仕方や人とのかかわり方を自分なりに考えてみようと思える言葉でした。

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    投稿日: 2014.04.13
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    笹本さんは2冊目。 山岳小説の名手と聞いた(読んだ)記憶があったのですが、広く冒険小説やミステリーも手掛ける作家さんのようで。 さて、この小説、ストーリーとしては好きなタイプなのですが。。。。 とにかく途中から主人公たちの会話文が、現実にはこんなしゃべり方はしないだろうと気になってしまい。特にヒロインの喋りは年齢も性別も超越しちゃってます。さらに話の進め方も説明的というか、とにかく主人公たちに話をさせて考えを伝えて行く感じで、そういう文体面で苦手で。 そんな訳で高得点とは行きませんでした。 ちなみに松山ケンイチ・蒼井優・豊川悦司で映画化されるようです。 セリフを何とかすれば、映画化には向いているかもしれません。

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    投稿日: 2014.04.11
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    奥秩父の山小屋を舞台にした短編小説集。予定調和的な結果ではありますので、気軽に読むのがよいとは思いますが、人生について考えさせられる部分もあります。2014年6月に映画公開予定。

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    投稿日: 2014.04.07
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    山小屋が舞台のヒューマンドラマ。 脱サラして山小屋の主人になった主人公を始め、山を訪れる人それぞれにドラマがあり、人とのつながりにほっとできる。 巻末の映画監督との対談にもあったけど、タイトルが素敵。 続編出ないだろうか??読みたい。

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    投稿日: 2014.03.22
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    一気に読んでしまった。読み終えて、心があったかく柔らかくなったような気がする。そこらの心の持ちようの自己啓発本より、効果は大だ。映画になるようで、舞台や登場人物の様子は違ったもののようだが、観てみたい。

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    投稿日: 2014.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前から気になっていた作家さん。 山小屋を舞台にしたヒューマンドラマ?。 なにもかもが嫌になって 抜け出せなくなって 投げ出したくなった時に読み返したい。 出てくる人たち、みんなあったかい(^^) <印象的だった言葉たち。> ★人生で大事なのは 自分の足でどこまで、どれだけ歩けるか。 自分の足で歩いた距離だけが本物の宝になる。 だから人と競争する必要はないし 勝った負けたの結果から得られるものなんて、束の間の幻にすぎない。 ★総理大臣も大富豪も庶民も 「いつか死ぬ」のは平等。 違うのは生きている間。 どう生きるか ★自分というトンネルを いくら奥へ奥へと掘り続けても 出口は決してみつからない 空気も光もない場所から抜け出すには 外に向かうしかない 人のいる場所へ 心と心がふれあう場所へ ★人生の出会いや出来事に無駄はない プラスにするか マイナスにするかは自分次第 次は『還るべき場所』を読みます。

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    投稿日: 2014.03.14
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    奥秩父の山小屋を舞台にしたハートウォーミングな連作山岳短編小説。 脱サラし、亡き父の遺した山小屋を継いだ長嶺亨、訳ありのホームレスのゴロさんこと多田悟郎、自殺願望を抱き、山に訪れた高沢美由紀の三人を中心に山で起きる様々な事件が連作形式で描かれる。 笹本稜平の傑作山岳冒険小説『還るべき場所』のような圧倒的な面白さは無いが、じんわりと心に沁みる6編の連作短編。 文庫化と映画化を記念し、笹本稜平と映画監督・木村大作の特別対談を収録。映画では、松山ケンイチが長嶺亨、蒼井優が高沢美由紀、豊川悦司が多田悟郎という配役のようだ。

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    投稿日: 2014.03.09
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    2014/3/7 Amazonより届く。 2014/6/20〜6/25 初の笹本作品。先日封切られた映画「春を背負って」の原作。父親が営んでいた山小屋を、父の急死により引き継いだ息子の成長を描く連作短編集。先日映画も観たが、どちらも良い出来。普通どちらかがガッカリするのだが。何と言ってもゴロさんのキャラが良い。小説、映画ともゴロさんが陰の主役である。山にハマる前は分からなかったが、山ってホントに素晴らしいところだなあ、ってことをしみじみ感じさせてくれる小説である。オススメ!

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    投稿日: 2014.03.06