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魔法使いとランデヴー
魔法使いとランデヴー
野尻抱介/早川書房
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総合評価

8件)
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    短編3つと中編1つのロケットガール4巻。 ムーンフェイスに慌てふためくアイドル、綺麗事をぶっ飛ばす女子高生、大義よりも愛の短編3つと、大気圏突入大作戦の中編です。 いやいや、スキンスーツで大気圏突入って何を考えているんか、と思わず突っ込みたくなる。素材的には理論的には可能といえど、ギリギリの選択すぎないか、と思います。 大気圏突入というと、どうしてもガンダムシリーズのシーンが出てきてしまう。ガンダムのおかげで、大気圏突入というと綱渡りミッションの感覚が強いですね。帰還限界点を超えると即死亡、一つ間違えたら諦めて、の印象です。 それをスーツ着ているとはいえ、ほぼ生身の感覚でやるというのは覚悟が決まりすぎているというか、理解ができない。江田島平八ぐらいかと思ってましたよ、そんな覚悟を持ち合わせているのは。塾長は、大分人外の存在だしコメディ担当な部分もあるのでいいのですがね。 と考えると、塾長以上の覚悟の持ち主ということになりますか。 そんな覚悟を持つに至ったのも、マツリの人生がかかったミッションを成功させたい、というゆかりの気持ちがあるから。 マツリ個人には寄り添うけども、マツリたち民族の風習とは距離をおいて平坦な気持ちで接する。民族の風習については否定気味ではあるけど、個人の範疇内であれば尊重する、というゆかりのスタンスはなかなか持ち得ない資質だと思います。 理解不能なものを否定、拒絶、攻撃するのは簡単ではあるけど、尊重するのは本当に難しい。共感、迎合、癒着にならず、自己を保ちながらというのも、また難しい。 徐々に相互理解を深めていくのが望ましいのだけど、そこから共存の道を探れるのが一番いいのだろうけど、理想論だと切り捨てられるんだよなぁ。 完全な相互理解というものは難しい。ニュータイプか、と言いたくなるけど、それでも土足で踏み込むな、になるので難しい。 難しいことを諦めてはいけない、というのは宇宙開拓につながることではありますね。どのジャンルでも言えることですが、やはりトライ&エラーをやり続けることが一番大変で一番の強み。努力の天才、ってそういうことだと思います。

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    とても面白かった。 今回は、マツリがメインで活躍してラストで、ただならぬ姉妹愛も垣間見えててんこ盛りだった。

    0
    投稿日: 2018.05.14
  • 派手さはないが

    シリーズとして見た時、短編の集まりである本作は設定とアイディアが上手く混ざっていていいなーと思いました。 かつてはこの本に書いてあるようなものが近未来SFでした。今はそれが現実に近づいています。 いつか人間は宇宙に手が届くのでしょうか? 子供もいないのでどっちでもいいといえばよいのですが、人間の無限の可能性にロマンを感じます。 星5つ。

    5
    投稿日: 2016.12.24
  • アニメ化されていない短編集だよ。

    この本は他のロケットガールシリーズと違って3つの短編と1つの中編からなっています。中編のタイトルが本のタイトルとなっています。全てアニメ化されていない話です。 「ムーンフェイスをぶっとばせ」は宇宙ステーションにスーパアイドル三村拓哉ことミムタクがやってきた話です。そのミムタクが無重力の影響で顔がふくらむムーンフェイスになってしまった。アンパンマンみたいな顔ではTV出演できない。さぁーどうする! 「クリスマス・ミッション」は、ゆかり、マツリ、茜の3人がサンタ姿で孤児院にロケットで着陸する話です。ゆかりには孤児院に着陸する事が偽善のように思えて気に入らない。孤児院にはテレビ局に何度も、お父さんやお母さんに会いたくない?と聞かれ、忘れていた傷口が開いたように感じ不機嫌になっている子がいた。 「対決!聖戦士V S女子高生」は宇宙ステーションにテロリストがやって来た話です。話とは関係ないけれど、ゆかりも茜も高校中退しているから女子高生ではないと思うのだが・・・。 「魔法使いとランデブー」はこの本の中で最もロケットガールらしい話だと思う。この話には「はやぶさ」に似た「はちどり」という探査機が登場する。「はやぶさ」と同じく満身創痍で地球に帰ってきた。しかし、「はちどり」はサンプルカプセルを地上にもどす事ができなくなっていた。タリホ族のシャーマンであるマツリは、「はちどり」には精霊が乗っており、どうしても地球に連れて帰らないといけないと言い出した。 「ムーンフェイスをぶっとばせ」と「対決!聖戦士対女子高生」はロケットガールの日常業務が垣間見えて面白いと思った。「魔法使いとランデブー」はロケットガールシリーズらしく彼女達がとんでもない事をやってくれます。これアニメ化してほしいなぁ。

    0
    投稿日: 2015.05.05
  • シリーズ4作目も名作。爽快な純粋科学宇宙SF

    読み始めたら止まらない、野尻先生のロケットガールシリーズもついに4作目。1作品だいたい3時間くらいで読めるので、最初の作品を読み始めてから4作目まで2週間程度で到達。4作品続けて読んでも全く飽きなかった。4作目は短編3作と表題となった中編のミックスで構成されている。前半の短編3作は中編に行くまでのちょっと一息という感じ。書かれた当時の世情を織り込んだ読みやすい短編で、木村卓哉風、イスラム過激派等バラエディのある登場人物が登場。それぞれがユーモアのある読みやすい文体ながら科学的にしっかり考えられたSFになっていて、作者の本領が発揮されていると思う。表題作である中編は、珍しくタリホ族のシャーマン少女「マツリ」がクローズアップされており、これまでの3作ではあまりわがままを言わないキャラだった彼女の個性が爆発!これまでのミッション中一番危険な冒険に一歩も引かずに挑む「マツリ」の姿勢にヒヤヒヤする。本作を読み終えた時、4作のロケットガールシリーズを読み終えてしまって寂しい気持ちになってしまった。単に少女キャラが立った読みやすいSFではなく、しっかりハード科学SFしている名作だと思います。

    3
    投稿日: 2014.07.29
  • これぞ大団円

    しっかりした設定と本編ストーリーとの緩やかな繋がりと、そしてむちゃくちゃな大冒険。最高。

    2
    投稿日: 2014.07.18
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    短編集、ですね。 日常的にひょいひょい有人飛行に行ってるところがスゴイ。 ふつーは宇宙飛行士ひとりあたりトータル2~3回ぐらいのもんじゃないかな、たぶん。 はやぶさ君とのカラミもあったりなんかして。 スペースシャトルはたぶん引退済みなんだな。 うーん、時代だなぁ。

    0
    投稿日: 2014.06.27
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    今回は短編と中編で構成されたお話.時事ネタが合わさっておりちょうどはやぶさの時期に執筆されたと思う.今後は新刊としてまたでるのだろうか.これで再販は全部そろったので.

    0
    投稿日: 2014.05.27