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きみの友だち
きみの友だち
重松清/新潮社
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総合評価

775件)
4.4
384
256
68
5
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    自動車事故にあい、片足が不自由になってしまった松葉杖の少女と、その周りにいる子どもたちに焦点を当てたオムニバス。 冒頭で、舞台照明がポッとあたるように主役の子を紹介する表現の仕方がなんとも好き。 重松清他にも読んでみたくなった。 文を読むと映像が目に浮かぶけれど、実際の映像化はどんなかんじなのかな。

    0
    投稿日: 2011.02.24
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    「人間関係」という堅い言葉で表現できないような 繊細で微妙で複雑な「きみ」と「友だち」や その他の人たちとのつながりが上手く描かれている作品 自分の周りにもこんな子いたんじゃないかな みんなきっと誰かに共感できるはず あなたにとって本当の友だちって? もう一度よく考えてみたいなぁって思う

    0
    投稿日: 2011.02.20
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    ブンに惚れる 女子のハブったりハブられたり(という表現は使っていなかったけど)がすこし過剰。でもいっか。

    0
    投稿日: 2011.02.13
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    「もこもこ雲」というフレーズがとても頭の中に残った。この本は友達とは何か、という誰でも一回は悩んだことがあるだろう問題を追及している。重松清さんの中でもトップクラスの作品だと思う。この本は特に中学生に読んでほしい。

    0
    投稿日: 2011.02.13
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    わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる――。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない……。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。 (裏表紙紹介文より) *** 三好が「きみの友だち」で自分の写真があるって知った場面が好き。 色んな想いがよぎっただろうな…。 私はこの本を読んで泣かなかったんだけど、すごく心が暖かくなりました。 昔を思い返して痛くなったりもしたけど。 この先何度も読み返したい本。 いろんな人に読んで欲しいです。 写真撮りたくなった。

    1
    投稿日: 2011.02.05
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    本当の友達って? 結婚する彼女の様々な友達を紹介する。彼の目線から、温かく綴られる。 彼女は足を悪くしてから、沢山の友達を無くす。でもたった一人の本当の友達に出会う。 友達と言う言葉が、どんな人を表現するか分からないが、かけがえない人には悔いの無いように向き合わなきゃいけない。自分の時間をそう言う人と過ごす為に作り出さなきゃいけない。 そうすると、余計な人間関係をしてる時間なんかないんだ。

    0
    投稿日: 2011.01.31
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    気の合う友達はいるけれど、心が通じてるような友達はいるだろうか。 その友達の為に何かしてあげられないかと思ったことはあるだろうか。 この本の主人公は悲しいと思うけれど、羨ましいとも思う。

    0
    投稿日: 2011.01.18
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    そう、たしか連作短編集だからぱらぱら登場人物の成長が見られるんだけど、すごく良かった。泣いた覚えがある。さいご亡くなるっけな?

    0
    投稿日: 2011.01.16
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    みんなと友達になりたいというのは、結局のところ、みんなからちやほやされる自分が好きなだけなのかも。一人でも生きていく覚悟、本当にその人のために尽くしたいというい気持ちがないと、本当の友達にはなれないのかもしれないですね。 文章表現が分かりやくすく、とっても読みやすかったです。

    0
    投稿日: 2011.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない...。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。 -------------------------------------------------------------------------------------------- 探して探してやっと手に入れた一冊。 決して明るい内容ではないのに、読み終わった後に何故かほっこり温かい気持ちになれる。

    0
    投稿日: 2010.12.31
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    あいあい傘 ねじれの位置 ふらふら ぐりこ にゃんこの目 別れの曲 千羽鶴 かげふみ 花いちもんめ きみの友だち 友達ってなに?親友ってどういう友達? 小学生の頃、友だちっていなかったなぁ 誰かとお喋り?しなかったなぁ 今でも一人でいるのが苦にならない なのに 恵美ちゃんと由香ちゃん ブンちゃんとモトくん 私の心にすっと入ってきて にこにこしてる 花いちもんめ~~地下鉄で読んでたら、泣けて泣けて涙が止まらなかった。人目があっても関係ない。 恵美ちゃん 幸せにね  もこもこ雲 忘れないよ

    1
    投稿日: 2010.12.28
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    なんか重松サンの作品は、伝えたいことが一貫してんだよね。 “人との繋がり” みたいな。 ああ、俺が言葉にしないほうが良いかな? でもやっぱ“友だち”っていう存在について考えましたよ。 『私はみんななんていらない、 大切な人がいればそれだけで良い―。』 みたいな。 普段はきれい事だとか言って避けるような言葉を、飾らないで真っ直ぐに伝えてくれんだよね。 ありがたい。 『一緒にいても良い? 想い出とか残って苦しくなっちゃうかもしれないけど、 それでもずっと一緒にいても良い?』 人の強さと弱さは何処にあるのか。 実はすごく近い場所にそれはあって、 みんなそれを抱きしめてそれぞれを生きてるんだ、って。 そんなコトを教わった気がします。 『なんでいつも二人だけでいるの?』 『歩く速さが一緒だったから。』 そんな言葉一つひとつが素敵。

    0
    投稿日: 2010.12.19
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    みんながそう言っている。 みんなだってそう思う。 こういうことを言ったり、考えたりすることはよくある。 「みんな」が普通であり正しいこと。 そう錯覚してしまうことも多い。そうとは限らないとは分かっていても「違う」と思うこと、まして主張することは難しい。 事故で普通に歩けない。子供の頃から入退院を繰り返す。 両方とも「可愛そう」と思えてしまうこと。 でも、こういう状況だからこそ分かることっていうのもあると思う。だからいいんだ。と言えることでもないけれど、自分にとってなにが大切か。と考えられるのはすごいと思う。 本当の友達とは何か。と考えさせられる話だった。

    0
    投稿日: 2010.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    集団の中で個(異質なもの)が突出すると、 「はじかれる」 個性があるのは、悪い事だろうか? 「みんな違ってみんないい」なのではないか 一人の女の子がある出来事がきっかけで、 友達ができ、去り、大人になるまでを 周りの人を交えながら描かれた良書

    0
    投稿日: 2010.12.10
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    登場人物一人一人の気持ちが痛いほどわかってしまうお話でした。 ちょっとした心のモヤモヤをぎゅっと集めた感じ。 ただ、色々悩むことも後になれば笑って話せるようになる!ってこの小説を読んで思いました。 私もみんなの中の一人になってしまわないように、自分の意志をもって発言することを心がけなくてはいけない。

    0
    投稿日: 2010.11.28
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    「友だち」をテーマにした群像劇。子どもの心理描写が緻密で、弱さやしたたかさの中にも、信じられる心の核のような部分に迫っていく、力のある作品だと感じました。今や読書感想文の定番にもなっています。

    0
    投稿日: 2010.11.28
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    「わたしは『みんな』って嫌いだから。『みんな』が『みんな』でいるうちは、友だちじゃない、絶対に」。 連作短編集『きみの友だち』中の「千羽鶴」という話の、恵美の台詞だ。僕はたまたま「千羽鶴」だけ先に読む機会があり、この台詞の強靱さが印象的で、恵美という人物に興味を持ってこの物語を読み始めた。 この連作短編集には、それぞれの作品を貫く二つの軸がある。一つは、事故で足が不自由になった恵美と、その同級生で腎臓の重い病気を抱える由香という二人の少女の話。もう一つは、恵美の弟のブンと、そのライバルであるモトの話。この二つの関係を軸にしながら、一つ一つの話では、それをとりまく他の人物に焦点をあて、その心の揺れを描く。語り手は、その人物に「きみ」と二人称で語りかけて物語を展開していく。その小さな物語には、小学生の時の恵美もいる。中学生時代の恵美もいる。そして決定的な体験を乗り越えて大人になった時の恵美は、実に強靱で、しなやかで、かっこいい。時間をいったりきたりしながら、全体としては、恵美の物語が描かれていく。 どの短編をとっても、いい話だ。やや皮肉に言うと、いい話すぎる。どの話にも終わりには小さな希望があり、その小さな希望を一番最後の短編が大きな希望で包み込むような、そんな終わり方には、率直な感動だけでなく気恥ずかしさも覚える。また、こういう終わり方にしたことで、破綻も出てくるのではないかと思う。文庫版後書きで、この最後の終わり方に言及しているのは、作者にもそんな照れや不安があったからなのかもしれない。でも、それでも彼はあえてこういう終わり方を選んだのだろう。それが、重松清という人の人間性へのスタンスなのだと思う。 とにかく、疑いようもなくいい物語。これは、さっそく教室に入れて生徒にも読んでもらおう。好きな子は、きっといるだろうから。

    0
    投稿日: 2010.11.11
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    本当の友だちとは…すごく考えさせられました。学生時代を思い出し、こんな子いたなぁと懐かしくもなりました。 何度読んでも泣きます。

    0
    投稿日: 2010.11.10
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    語り手は一体誰なんだろうと思いつつ読み進め、最後にわかった時に感動した。 思春期の子供達の描写が優しく、鋭く描かれていて、自分にもこんな時があったなぁと思い出し重ね合わせてしまった。 「友達」とは何か、改めて考えられる機会をもらえた本。

    0
    投稿日: 2010.11.10
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    重松作品の中でも、上位ランクの作品です☆ 思春期の、少年少女の気持ちがとても良く解り共感出来ました。 心に残る作品です☆

    1
    投稿日: 2010.10.31
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    -『みんな』が『みんな』でいるうちは友だちなんかじゃない、絶対に。- 『友だち』に嫌われたくなくて、 必死で話を合わせていた経験ってのは きっと誰しもがあると思う。 少なくともあの年代のときの自分はそうだった。 友だちに合わせなきゃ『裏切り行為』であった世代に読んで欲しい一冊。 ほんとの友だちとは何か? この本を読んでも答えは貰えない。 けれど、 何かしらのヒントはそこら中にちりばめられている。

    0
    投稿日: 2010.10.27
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    短編連作。泣ける作品を書くことに定評のある重松清を初めて読んだけどこれほどまでとは正直思わなかった。 物語は交通事故から松葉杖なしには生活できなくなった恵美ちゃんを軸にさまざまなショートストーリーが繰り広げられ最後に一つにまとまるというもの。 語彙はそれほど多くないように感じたけれど、言い回しというか比喩というかポエムを読んでるような感覚というか、そんな感じ。曖昧なのだけれどなんとなく「あー、わかる」そんな話の連続。なんとなく、曖昧に、ってのがポイントかもしれない。 曖昧だからこそ読者がそれぞれ自分なりにメッセージを受け取れるというか。 とにもかくにも、小難しい言葉を用いなくてもここまで文を着色できるんだと感じさせてくれた。 本を読んでて涙線がゆるむことはあるけど、一粒の涙を流したのはこの本が初めてかも。 悲しくて切ない話なのだけれど、何より心がほっこりする。人間関係のほころびに終止符を打てるよ!

    0
    投稿日: 2010.10.25
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    友達の本棚に入っていたので読んでみた! 久しぶりのシゲマツ。 相変わらずテーマ重いなあ。。。 きっと何歳になっても 「集団」の中で「個」であり続けることは 難しいんだろうけど 小・中学生のときが1番難しいんだろうな。 この本は字も大きくて、小・中学生向けに書いた本だと思うから ぜひ、小・中学生に読んでもらいたい。 そして、自分のしていることが 意識的でも無意識でも どんなインパクトを人に与えるのかを この本を読んで感じてもらえたらと思う。 教室に1人でいることは、とてもさみしいことだと思うから。 そして、この本を読んで 大人になった自分は 和を乱すことなく それでも、ここは譲れないっていう部分は きっぱりと「嫌」と言える自分でありたいと思った。

    0
    投稿日: 2010.10.20
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    前回「ナイフ」は私が買ったのだが、同じ頃妻がこの本を買ってきた。 いじめをテーマにした「ナイフ」を読んで、なんて子供の考え方のわかる作者なんだと思っていたが、この本を読んで一気にファンになってしまった。 この本のテーマは友だち。友だちっていったい何だ?親友って何だ?同じクラスになったら友だちなのか?事故で足が不自由になった少女を中心に、そのクラスメイト、弟、弟の友人・先輩など主人公を変え、時系列も変えた短編群が最後には大団円となる。 正直、私の歳には「友だち」なんて、かなり甘酸っぱい感じなのだが、万人が共通して持つ子供の頃の共通体験みたいのものがこみ上げてくる。 滅多に使わない言葉をあえて書きたい。 「泣けます」

    1
    投稿日: 2010.10.19
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    途中までは連作物として、まぁこんなもんかと。女の子のグループって面倒くさいなぁと感じた。 ラストの亡くなる場面、結婚式の場面はホロリとした。

    0
    投稿日: 2010.10.12
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    読みながら自分の学生時代を思い出させる作品。 最後は泣きながら読んでいたけれど、とても気持ち良く読み終えることができて、また読みたいと思わせてくれた。 誰もがもっているあの頃のかさぶたを、取り払ってくれるようなそんな本。”みんな”に対する記述も心に残った。

    0
    投稿日: 2010.10.08
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    小学生くらいの時の友達にたいしての気持ちをとてもうまく書いている。 小学生の時に読んでいたら、人生少し違ったかもって思う作品。

    0
    投稿日: 2010.10.04
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    重松清〜〜〜って感じの本です。 面白いです。結構。 ただ、自分と照らし合わせて読むと考えさせられる部分が多いです。

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    投稿日: 2010.09.27
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    たまに読みたくなる重松氏。 何冊か読んだけれど、個人的には「エイジ」と同じくらい好きかも。 自分の小学生~高校生くらいを思い出して、猛烈に恥ずかしくなる本でもあるなぁ。

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    投稿日: 2010.09.23
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    重松清の連作短編。「かげふみ」「花いちもんめ」で号泣。読み返すと大学生以降の恵美の一言一言が、とてつもなく大きく、そして優しい。まさに由香が彼女を「もこもこ雲みたいな人」と例えていたように。

    0
    投稿日: 2010.09.20
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    小中学生の頃って、皆の輪の中にいることや似た者同士のグループで固まることでクラスの中に自分の居場所を作っていたかもしれない。大人になって振り返ってみると、あの頃何故もっと本当の自分自身に目を向けなかったのだろうって思う。

    0
    投稿日: 2010.09.18
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    姉弟の恵美とブン、ひとりしか友だちのいない姉と運動も勉強もできる弟の、その友だちの話の短編連作。語り手がきみと呼びかけながら進むが、最後の章でその本人が登場。

    0
    投稿日: 2010.09.05
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    凄く面白い。 痛さと優しさが見事に共存した一冊。 カメラを持って街に出掛けたくなる。 重松清さんはやっぱり凄いなぁ、と改めて思いました。

    0
    投稿日: 2010.09.04
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    小学5年生からの数人の少年少女のお話。 前半はほとんどいじめの話です。 くらーーい。 やっぱり小学校の高学年くらいからはこういうジメジメした友達関係って、特に女子はありますよね。 私自身もいじめられた経験、ありますもの。 でもそういういじめの後に少しずつ本当の友情が芽生えていって…というストーリー。 本当のともだちって何?というのがテーマです。 本当のともだちとは「私たち、親友だよね~」なんて言葉はいらないのですね。 あからさまな態度で示さなくても、一緒にいる時間が心地よかったり、一緒にいて自然に自分が出せたり… そんなものなのじゃないかな~と感じました。 後半はともだちになった子の死という悲しいテーマになりました。 恵美ちゃん、強いなぁ。 そして最終的にはハッピーエンドでホッとしました。

    0
    投稿日: 2010.08.30
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    いつから私は「一緒にいる人がいない」って泣くことがなくなったのかな。大学で部活を始めてからかな。いつも目指す方向や心が一緒の人がいるって思えたから。 『きみの友だち』にはいろんなことが書かれている。 ・「みんな」じゃないひとりひとりが線でつながっているということ。括られた輪の中にいろんな思いが渦巻いていること。 ・たったひとり同士が大切にしてきた限られた時間のこと。だから「みんな」に付き合っている暇なんていない。でも”その日”が近づくにつれて「もっと」って思う。それに具体的な「何」が続くでもなく、「もっと」と思う。それはたぶんこれから続いていく自分の人生のなかで、由香ちゃんと過ごした月日が小さくなっていくことが悲しいから。 ・友だちは家族にはなれない。それがもどかしてくて寂しい。でも「きみの友だち」としての彼女は「ひとり娘」としての彼女とは異なっていて、だからこそ自分で認めたくないような嫌らしい感情がふたりの間には湧いてくる。目を背けたくなるような事実があれば、逃げ出すこともできる。一緒に進むこともできる。恵美ちゃんは一緒に歩むことを選ぶこと、それが友だちでいること。私もそう思う。

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    投稿日: 2010.08.29
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    息子が主人公たちと同世代だからだろうか。 それとも私も同じ世代を過ごしてきただろうか。 感情移入しすぎてしばし放心。

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    投稿日: 2010.08.19
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    映画版の一青窈の主題歌「つないで手」が非常に印象に残り、こちらの小説も手に取ってみました。 登場人物たちの人間らしさ、温かいエピソードの数々、素直な読みやすい文体。重松清さんの本!!という感じ。大好きです。小説を読んで泣くことは滅多に無いのですが、この本は泣かずにはいられなかったです。 ぜひ、読後は「つないで手」を聴きながら余韻に浸ってみてください笑

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    投稿日: 2010.08.18
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    こころがあったかくなる良本。 人は強くはない。自分を優先しすぎたりしたり、自分のことだけを考えてしまったりもする。 そういう気持ちを必要以上に抑えつけてもよくないし、開き直るのも良くない。 その葛藤のなかで何かを得てこころを成長させていけばよいのだと思う。

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    投稿日: 2010.08.14
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    友達って何?と深く考えさせられる本。 女子特有のグループの話など、ほんとに著者は男性なの!?ってくらいリアルに書かれていました。

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    投稿日: 2010.08.08
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    たくさんの"きみ"が登場。 第3者視点 ていうのかな。 恵美ちゃん ブンちゃん 堀田ちゃん 三好くん ハナちゃん 佐藤くん 西村さん モトくん 2回目の恵美ちゃん そして、"僕"。 友だちってなんだろう。 そう思ったときに読みたくなる1冊。 2012.06.10

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    投稿日: 2010.07.30
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    ちょっとしたきっかけで交通事故に遭い、松葉杖を常時必要になった少女と生まれた時から腎臓が悪く、学校を休みがちな少女が イジメ と向き合った時にお互いが必要になり・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 こんな感じでスタートする物語ですが、彼女たちの弟や同級生の今感じている事を細かく表現されている素晴らしい小説だと思います。 誰しも一度は イジメ に遭っていると思いますが、本当にこんな感じでイジメが発生しているんだな~~と思いました。 ラストについてはやっと物語に出てくる執筆者が誰だか分かりましたがそのシーンも電車の中で感動して泣きそうになりました。 涙腺弱い方は危ないぞ~。

    0
    投稿日: 2010.06.26
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    小学生、中学生。自分に見える範囲が、世界の全てだった頃。 そこからほんの少し外れてしまった時、絶望して、でもそこに新しい世界が見えることに気付いて、強くなって、前に進める。 1人の少女を軸に、いろんな子のそういう経験が優しく丁寧に真剣に描かれている。 1つ1つはすごくいいんだけど、語り手は出しゃばらないでほしかった、かな。

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    投稿日: 2010.06.10
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    怖いくらいリアルです。落ち込むのと、元気が出るのと、両方です。 だただ最後に整えない方が、想像できて楽しめるのにな。

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    投稿日: 2010.06.05
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    出てくる子供たちの気持ちのやりとりが切なくて、いとおしくて、思わず通勤電車の中で涙がこぼれそうになりました。 淡々としているのだけれど、ちゃんと愛がある重松さんの本。大好きです。

    0
    投稿日: 2010.06.03
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    著者の描く思春期の少年・少女の心理描写は深い。 僕はオッサンなんで真偽は分からないけど、とてもリアルに思える。 さて、批判の時間な訳だが。 各章の主役が、他の章では脇役となって登場する物語構成。 そんな中でお姉ちゃんがただ一人、達観した孤高の存在。 自然とお姉ちゃんがヒロイン的になってくる訳で。 一方、語り部が誰なのかも気になる訳で・・・。 そして最終章・・・何この寝取られ感w

    0
    投稿日: 2010.05.23
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    私は、重松清の本を読んで、なかなかったことはない。 たいてい、むせび泣く。 学生の頃、もしくは大人になった今だって、「友達ってなんだろう」って誰しも思ったはず。 抜け出せない『学校』という小さな輪の中で、不安になったことがあるはず。 もっと早くに出会っていたら、私はもっともっとまっすぐなひとに育っていただろうか。

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    投稿日: 2010.05.21
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    「友だちとは?」 「親友とは?」 とても考えさせられる一冊です。テーマとして「いじめ」も含まれているので、キッズたちにも良いと思います。ただ、大人になって読んだからこそ感じたこともあるので、実は大人向けなんだと思う(どっちやねん)。 各章を読み終えるたびに心がほっこりします。ビバ☆恵美ちゃん。

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    投稿日: 2010.05.04
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    泣いた。 重松さんは小学生とか中学生の女子のことよくわかってるな〜。なんで?すごい! 大事にしたいと思う友達をずっと大事にしたい。 大事な友達は少なくてもいい。って思えた。

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    投稿日: 2010.05.04
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    ひとりひとりは それなりにいいひとなのに 「みんな」になってしまうと とたんにそれは 冷徹な存在になってしまう。 みんなから浮かないように一生懸命自分をとりつくろったり 「ともだち」なんかいらないと、教室の隅で過ごしてみたり。 でも ともだちの存在はやっぱり かけがえがない。 今は人の親としてこの物語を読む私も 30年前は 「ともだちつきあい」に悩む少女だったわけで この本の中の誰かと 似ているようでもあり。 大切な友との別れの場面では 涙が止まらなくなっていた。 彼女はともだちのたいせつさを ちょっとずつみんなにおすそわけして それを受け取った人たちも その分 しあわせをうけとることができた。 ラストはキレイにまとまりすぎているけど 「こうあって欲しい」理想の形でもあって やっぱり涙してしまった。

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    投稿日: 2010.05.03
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    「花いちもんめ」で涙が止まりませんでした。 本当の友達って一体なんなんだろう?そんな風に考えてしまいました。 小学生や中学生の「揺れる心」が丁寧に描かれていてとても楽しめました。 「何度でも読みたくなる本」です。個人的に。

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    投稿日: 2010.04.11
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    本当の友達ってなんだろう?と思ったときに読みたい本。 本書の中で、「一生忘れない友達が1人いればいい」 と言う女の子が出てくる。 谷川俊太郎さんの言葉で 「一人の本当に深くつきあえる友達は、 十人の浅いつきあいの友達より大切だし、あなたを成長させてくれます」 というのがある。 この本の中で出てくる女の子の言葉と重なる気がしました。 子供でも読みやすい内容だし、 大人になって人間関係に悩んだ時などにオススメしたい本。

    0
    投稿日: 2010.04.09
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    友達っていう上辺での怠惰な存在と、友達っていう深くでの大切な存在。 友達とは作るものなのか?私は、ひょんなことからなるものであると思う。そして、死ぬ時に初めて「友」と呼べる人がいればいいと思う。

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    投稿日: 2010.04.08
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    重松清の小説は好きです。いろいろな背景ではあるし、必ずしもハッピーエンドではないけれど、どこかに人間のつながりからの希望が残されている。この人は繋がりを大切にする人。ただ人情的なものではなくて、人間が生かされている力としてのつながり、根源的に求めるものとしての、人との心のつながり。こういうことを何度も重ねながら教えてくれる。 短編連作という形で400ページを超えて書かれた本書。読後感はとてもさわやかだった。心がチクチクする話をいつも書いてくれる。一人ひとりの幸せを願ってやまない、そういう思いを投影してしまうような温度のある人たちを描く。これからも期待しています。 10/4/5

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    投稿日: 2010.04.05
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    最後のほう、由香ちゃんの家族のエピソードを読みながら、電車の中で号泣しました。 小さなエピソードの積み重ねが作る、感動の力を味わいました。 ただ、最後の最後のエピソードだけは必要ないと思いました。 作家が現実に引きずられすぎて、つまらないエピソードを思いついたという感じ。 結婚なんて、誰にでも訪れるささいなものだし。

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    投稿日: 2010.04.04
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    「友達」の本当の意味を教えてくれる、 心あたたまる本でした。 「一緒に居なくても寂しくない友達が本当の友達」 この言葉はすごく深い意味がこめられてると思います。 最後は絶対泣けます。

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    投稿日: 2010.04.02
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    父に絶対読め!って押し付けられた本でした。 最後の話になるにつれて涙が後から後から染み出てきて泣かないって決めてたのに泣いてしまいました。

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    投稿日: 2010.03.23
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    思わず涙の流れた作品。覚悟して読んだ「疾走」とは違い、軽い気持ちで手に取ったので心に来る量が半端なかった。読了後の満たされたきもちが本当にすごい。

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    投稿日: 2010.03.20
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    今日の友達が、明日も友達とは限らない。 しかし、そういう関係を友達といえるのだろうか。 いじめられたらどうすればいいのだろうか。友達って何なのだろうか。 この本は、そんな悩みを持つ人に、ヒントを与えてくれる本。

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    投稿日: 2010.03.18
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    重松さん、これまた涙なしでは読めないです。 小中高校時代に自分が苦しんでいたことを 代弁してくれているようでした 大人になり当たり前に過ごしている 今の自分に"ともだち"の在り方を 再び考えさせられるキッカケになりました

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    投稿日: 2010.03.18
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    (「BOOK」データベースより) わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

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    投稿日: 2010.03.17
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    “友だち”、“親友” そのどちらにも明確な定義があるようでない。自身が生きて積み重ねられた上にそれぞれの定義付けがなされているように思う。  いじめや喧嘩を肯定するつもりはないが、生身の人間がぶつかり合い、喧嘩し、仲間になったり、外されたりを少なからず経験する事によって、仲間の大切さや友だちのありがたさがわかってくるように思う。私もいじめられたりいじめたりの経験がある。非常に辛い思いをした。けれどそれを支えてくれたのは友だちだった。

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    投稿日: 2010.03.16
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    終盤は、べそべそ泣きながら読みました。「あなたにとって、友だちってなんですか?」ずっと、誰かに聞いてみたかった。でも聞けなかった。友だちってなんだろう。ずっと考えてた。18のころに見つけた自分なりの答えを、この本は、そっと後押ししてくれた。それが嬉しい。大事な一冊が、またひとつ増えました。 これを10代のころに読んでいたなら、わたしはどう思ったんだろう。

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    投稿日: 2010.03.13
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    話が全部繋がっていて、それがわかった時スッキリしました 共感できる話も多いので中高生におすすめします 由香ちゃんが死んじゃったところで泣きました

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    投稿日: 2010.03.13
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    中盤くらいから涙が止まらなかった。 自分の小学・中学生時代を思い出しながら、似たような経験したなーと。 ホント、「みんな」って怖いと思う。 大勢の友だちがいるよりも、質の高い友達が少数いる方が私はいいなと思う。

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    投稿日: 2010.03.12
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    インターネットという画面上で友達を作り、掲示板に書き込んで話をする─インターネットが発達していない時代なら、考えられなかったことだ。もちろんそれは悪いことではない。そのおかげで情報を共有できる。だが、それがもとに犯罪が起きているのも事実だ。 この本を読めば、そのような生活で見落としがちな他人と理解しあうこと─言葉にするとなんだか安易になってしまうが─を、思い出させてくれる。 生身の人間に本気で向かうこと。それはネット上では決して理解できない難しさも、感動もある。この本の登場人物は、その大切さに気付いた人たちだ。周りに合わせて、自分の意見を持ちながら、それを押しつぶす。それも人間関係を円滑にするには上手い方法だが、それは、苛めなどの原因にもなり得る。私はそれを忘れない人間でありたい。

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    投稿日: 2010.03.06
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    中3できちんと読んだ。中2のときは投げ出したから。 1話1話、主人公は違うけども、繋がりがある。 1人1人、悩みがあって、それを支えてくれる人がいる。 友達を大事にしよう、と改めて思える、はず。

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    投稿日: 2010.03.02
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    「ともだち」って何だろう? 本当の「ともだち」って何? 子どもたちにも是非読んでもらいたい良書です。

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    投稿日: 2010.02.28
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    ハードカバーでも読んでいましたが、文庫化を機に再読。何度読んでも良い作品だと思います。今までで一番涙腺がやられた話だと思います。 (2008年6月読了)

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    投稿日: 2010.02.28
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    感動しました。 今、もうすぐ卒業で、 友だちって何なんだろうって悩んでました。 この本で、その答え、というかヒントを 得ることができました。 やっぱり友だちっていいな。 大切にします。

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    投稿日: 2010.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったです。ただ、それは僕がもう中学生ではないからそう思えるのであって、 中学生の時にこれを読んでも、完全に群れから離れることはできなかったかもしれません。 しかし、僕が気付かないだけできっといたのであろう、それができていた同級生を思うと、彼らから見た僕がどうたったのかと不安になります。 優しさとは、悲しさを知ったあとに知ること、 と僕は思っていたので、この本にはとても共感しました。

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    投稿日: 2010.02.22
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    短編連作。どれも沁みる物語なのですが、『みんなぼっち』という言葉が何より胸に刺さりました。一番痛いところを衝かれた感じ。痛い。けど、悲しい涙でなく泣ける。

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    投稿日: 2010.02.15
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    なんか最近重松さんの対談とか読むことが多くて、重松さんに興味がわいたから読んでみた。 重松さんの作品は教科書に載ったり入試問題にもなっているらしい。 確かに対談で言っていた通りの文体だった。 後半引きこまれた。 途中まではただの青春小説で正直ちょっと退屈したんだけど。

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    投稿日: 2010.02.09
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    重松清という作家は本当に読者の心をつっ突くのが上手いと思う。 現に今、アタシは大量の涙を流してしまわされ、つっ突かれた心を落ち着かせるのに、更に体力を使わされてる感じ。 昨日ウキウキして本屋でこの本を購入し、今日の昼休みに読み始めた。 やはり面白い。 黙々と読み進め、人物描写の素晴らしさに胸打たれ、もっと読みたかったけど昼休み終了。 そこで仕事が終わったらソッコーでスタバに行って続きを読むぞと意気込む。 いざ仕事が終わると何でだかスタバに向かわず自宅で続きを読み始めた。 正直言って涙が出るとは思ってもみなかった。 感動して涙が滲んだ本はある。 でもこの本の最後二章は涙が溢れ出た。 悲しいから、感動したから、そんな理由ではないと思う。 じゃあ何と言われても上手く答えられない。 この本の中には誰が読んでも自分自身がいると思う。 各章で主役に取り上げられてる人もいれば、脇役の人もいるけど。 私も「あーこの子アタシみたいやな」って登場人物がいました。 重松さんは月曜日放送のNEWS ZEROで「娘たちに読んで欲しいと思って書いた唯一の本」とこの本のことを言っていました。 重松さんの娘さんたちも最後には私のように涙が止まらなくなるんかなぁ。 あの人にもあの子にも…色んな人に読んでみて欲しい1冊です。

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    投稿日: 2010.02.04
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    重松氏の作品は思春期の陰湿な人間関係の描写が上手すぎて(この人ほんとは女子なんじゃないんかと思えたくらいに女のねちっこさてんこもり)トラウマとなり長らくさけていましたが、何年かぶりに手に取った本。 行き先はわかっていたのに、泣けてしようがない。 最後の章が、意外な形で予想を裏切って、また泣ける。 こうゆう大団円すきだよ

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    投稿日: 2010.01.21
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    友達ってなんだろう?って考えさせられる本でした。 私にも本当の友達っているのだろうかと思ってしまいました。 自分が友達と思っていても、相手がそう思ってなかったら 悲しいな… 小・中学校のときの思い出がよみがえり懐かしい気持ちになりました。 なんでも言い合える友達がいるということはとても幸せなことだなと思いました。

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    投稿日: 2010.01.14
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    弟が絶賛していたので気になる1冊。 ●1/31読了。あてはまりすぎて泣けた。なんでこの人はこの時期の子供の心理が分かるのだろう。 図書館で借りたけど、買おうかなぁ

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    投稿日: 2010.01.06
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    すごくよかったこのほん! 気持ちすごくわかる! 友ダチってなんだろう 本当のともだちって なんだろうってすごく 考えさせられた本でした

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    投稿日: 2009.12.20
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    映画見る前に原作をどうしても読みたくなって買っちゃった本☆彡 今すごく話題な作家だけど、意外と読んだことがなくて。 学校ってこんなにも「みんなvs.1人」の構図が当たり前だっけ?っていうのは疑問だったけど、でも「みんな」に入ることで強気になって酷だった記憶は確かにある。 逆に「みんな」に交じれなくて、悩んだ時期もある。 人見知りで、人付き合いが苦手で、他人の言葉に馬鹿みたいに繊細で、気を付けてるつもりなのに知らずのうちにたっくさんの人を傷つけて、そんな不器用な私だからこそ、一人一人の物語に思い当たることがありました。 「花いちもんめ」 誰かに名前を呼ばれることは、とてもうれしい。誰かに「欲しい」と思われることは、とても気分がいい。 言葉で確かめる関係なんていらない、たった1人、何も言わなくても通じ合える大切な人がいてくれればいい。

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    投稿日: 2009.12.17
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    誰もが人生のこの時期に似たような問題にぶち当たったことがあるはず。 なにかみんなの乗り越えられない壁を主人公はきっと乗り越えたんだとおもう。最後まできみの友だちとの話で涙が止まりませんでした。

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    投稿日: 2009.12.07
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    人、人の気持ちを丁寧に書いたお話し。重松さんが大切にしているであろうテーマであるし、また、友だちというテーマ自体ややもするとありきたりになりそうなものではあるのだけど、だからこそ、人と人との関わりということに真正面から取り組んだこの作品に感動したし考えさせられた。僕は人付き合いが苦手で、人見知りも強いし、小中高と協調性がなかったために友だちという関係を上手に築くことができなかった。だから、他人よりこの友だちとは、みたいなことを考えてきたつもりだったのだけれど、この本と出合って、足りていなかったんだなと、そう思った。タイトルは友だちとなっているけど、この本の本当のテーマは、人との関わりや繋がりというテーマだと思う。そしてある意味、生きること、そのほとんど全てだとも思う。息子には中学生になったら渡してやろう。そして、その時、この本から何かを感じ取ってもらえる人間に育っていて欲しいと思う。

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    投稿日: 2009.11.24
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    こういう友情の在り方もありだなぁ、なんて思えた。 だけど、実際には難しいから参考にするにはちょっと厳しい。 一度全部読み終わってから、もう一度読み直すとより深いと思える。

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    投稿日: 2009.11.16
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    いろいろな「きみ」が登場し、短編連作長編という形式をとる小説である。 しかし、基本的には恵美と、その弟の通称・ブンが軸になって物語が展開され、時間の流れを行きつ戻りつしながら「友だちって何だろう?」と考えさせてくれる話が短編連作という形となっている。 恵美、ブン、モト、佐藤くん、三好くん、由香…それぞれの人物が強烈な個性を発揮している。その中で、読者に感動も与えてくれる良作である。 友人関係に悩む人(僕自身も含まれるが)にぜひ読んでほしい一冊である。

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    投稿日: 2009.11.01
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    恵美の芯の強さがうらやましくなったり 章ごとにかわる主人公たち・・・ 同級生の子たちの話にせつなくなったり 重松清さんの本は昔の学生時代の気持ちを思い出させて くれるので なつかしくて 好きです

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    投稿日: 2009.10.26
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    主人公の恵美ちゃんと由香ちゃんを中心にいろいろな人たちの想いがそれぞれのかたちで書かれていて悲しい話でもありますが面白かったです。最後の終わり方がとても好きです。

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    投稿日: 2009.10.25
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    友だちってなんだろうね ひどく心を動かされた作品。重松清さん独特の優しい文体で「友だち」というものを再度考えさせられる。 こんな友だち、本当に唯一無二の友が出来るのなら、私は何も要らないと思った。どうしてこんなに綺麗なお話が書けるのか不思議でならない。成長することと友だちの大切さ、その二つを泣きながら理解した。

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    投稿日: 2009.10.24
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    すっごくすっごくよかったです。 友達とは何か とっても考えさせられたし、 自分の考えも変りました! 話ごとの主人公のことを 『きみ』と呼んでいるのも、 物語に引き込まれる要素でした。

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    投稿日: 2009.10.24
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    小学生の女の子たちの心情がとても繊細に描かれていて、 自分もそうだったなぁと思い出しました。 一人称がずっと「きみ」なのが印象的。

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    投稿日: 2009.10.23
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    ともだちって何なのか、という根本を考え直してしまう本です。表現のひとつひとつが心にそのまま届いてくるような、うまくは言えないけど大好きな本の一つです。

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    投稿日: 2009.10.22
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    ■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。 重松清ファン必見! http://wwjdkan01.blog68.fc2.com/

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    投稿日: 2009.10.19
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    これはすごく泣けました。 主人公の女の子のそっけない優しさや芯の強さ。 それはたびたびさりげなく他の話にも登場して苦悩する人々の心に染み込んでいきます。 重松清さん特有の思春期による不器用な人間関係のすれ違いが上手に描かれています。

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    投稿日: 2009.09.17
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    学校で友達関係に悩んだ人は多いはず。 一人ぼっちになるのがどうしようもなく怖かったのだと思う。 孤独ならいいけど孤立は辛いのだ。 足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃん。 二人の友情にきっと言葉なんかいらない。 お互いが認め合い、信頼し合っている。 重松さんは本当にこういう作品が上手だ。 この本でどんだけ涙を流したかわからない。 泣きたいとき読みたい本!オススメ!

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    投稿日: 2009.09.15
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    重松さんの作品で1番好きです。 もう何度読んだことか…。 落ち込んだとき、辛いとき、 いつもこの本に励まされます。 私が薦めるNo1の本です。

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    投稿日: 2009.09.14
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    なんか静かにかっこいいえみちゃんが好き。 ふくざつなややこしい世界で そのなかでいろんな人が交じり合って 短編からなる長編で本自体厚いわりに けっこう読みやすかった。 DVDがあるみたい…見たいな。

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    投稿日: 2009.08.30
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    恵美ちゃんかっこいい!! なんか、登場人物の気持ち、わかるーーーってとこも あるし、わからないときもある。 でも読んでると、自分を登場人物に重ね合わせて、 小学生や中学生に戻った気分になれる。 友だちってなんだろう? 一緒にいなくても寂しくないのが友だち。 恵美ちゃんと由香ちゃんの友情はあったかい。 私も恵美ちゃんみたく、強く、生きられたらなぁ。

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    投稿日: 2009.08.21
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    この作品に出てくるような子が 自分が中学生だった頃、確かにクラスにいました。 そういえば、自分も今思い返せば なんでもないことで悩んだり、死にたいと思ったり このまま全世界が滅びたら 自分も友だちもみんないなくなってしまえるのに! と、真面目に考えたこともありました。 今となってはすべて懐かしい。 あ〜それにしても泣けました・・・。

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    投稿日: 2009.08.13
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    実際、こんな風に考えて、少女時代を過ごしたわけじゃないけれど、 私もこの中にいる、と思った。 「みんな」に併合してた私、 「みんな」に反発してた私、 「みんな」に期待してた私、 ホントは、「みんな」にもそれぞれストーリーがあるのに、 「みんな」になっちゃうと、変わっちゃうのはなんでなんだろう。

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    投稿日: 2009.08.08
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    仲間にはいってなければ不安な人 自分の居場所をさがしている人 いろんな意味できみにとっての友達は? 重松さんにはめずらしくハッピーエンドすぎるのが ちょっと残念でした。 でもいい本です。

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    投稿日: 2009.08.03
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    ピンチョス……。小中学生の頃に感じた、ほろ苦いというか酸っぱいというか、非常にビミョーな感情・感覚を思い出させる。「ねじれの位置」とか、そうそうまさにそういう感じ!と思わせる描写、表現がすごいなぁと思う。

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    投稿日: 2009.08.03
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    沢山の短編が繋ぎあわされている物語。 時間も、主人公もばらばらですが、全ては最終章に集約されていきます。 それぞれの話の絡み方が絶妙で、読み終えると、どの登場人物も――ある章では好きになれなかった人物さえ、最終的には――好きになっていました。 取り上げられている主人公達が眺める世界はなかなかシビア。 最後に、「(ある主人公)を主人公にした物語の続編を書くのなら、それは決して明るい話にはならないかもしれない」と書かれる人もいるくらいで、全て丸く収まってめでたしめでたし、なんていう物語では、ない。 各章の主人公は地の文で「きみ」と呼ばれ、心の内を丹念に見せられて、入り込まずにはいられない。 それでいて、大切で、でも形にして表せないものは無理に言葉で表現しようとしないから、余計に胸にくる。 (それを若干多用し過ぎている感も否めませんが、私はその手法が好きなので、嫌ではありませんでした) もう二年以上前の高校入試の(他の本からの出題でしたが)文章で重松さんに惚れて、今回初めて本を手にしたのですが、やっぱり他の本にも手を伸ばしてみようと思いました。

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    投稿日: 2009.08.01
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    ある女の子を中心に回る、友達をテーマにした短編集。 小学校・中学校のころっていろいろ考えてたよなぁ、そういえば・・・ と思い出して落ち込んだり恥ずかしくなったりした。 ちょっと暗めな話が多いかもしれないけど、一つ一つにちゃんと落としどころ?があるので大丈夫。 ラストの2つはやばいです。 感動。

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    投稿日: 2009.08.01