Reader Store
きみの友だち
きみの友だち
重松清/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

775件)
4.4
384
256
68
5
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    短編連続小説。 一つ一つの短編小説が、次第に絡み合ってゴールするタイプ。 重松清独特の世界観はココも共通。 足の悪い恵美ちゃんという主人公と、その友達の話。 ごみごみした駅の中から、自分を呼ぶ声が聞こえ、それがどういうことかを悟るシーンが一番ぐっと来ました。

    0
    投稿日: 2012.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    きみ についての話が書かれているんだけど、 読んでいると、これ私だ。 ってちょっと苦しくなる。 自分の目をそむけたくなるようなところをびしばしと書かれいるような気分になる。 読むべきでした。 読んでよかった。

    1
    投稿日: 2012.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる・・・。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない・・・。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。 ***

    1
    投稿日: 2012.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    問題をあげて 容易に答えを与えないところが素晴らしい。 人間関係の問題をあげて 全て解決で終わらせてしまったら 何も学べないし考えてみないでしょうし。 もし誰かが似たような状況になったとして 絶対に上手く行く方法なんてありえないのだから もしその読者が子供で、考える事を放棄して 救いを求めて作中の行為を真似てみるなんて事になったら色々な意味で最低ですし。 ではどうあるべきだろう、と 沢山の人に考えさせるもの、だから素晴しい。 最後はやっぱり結局創作だなあと思いましたが 読後感が重くならずに済んだので良かったと思ったりも^^;

    0
    投稿日: 2012.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    どのお話も、本当に自分のクラスであった自分の身近なお話のように思いました。 読んでいる間ずっと、6歳の時からずっとずっと友だち(一般的にいうなら親友)のみつほのことを思いながら読みました。 彼女がずっと傍にいてくれたおかげで、今の私がいるって改めて思いました。 恵美ちゃんのいう「みんな」が嫌いっていうのもすごくよく分かります。 自分の子供も由香ちゃんやモトのような存在に出会えたらいいな。 ずっと涙を我慢しながら読んで、最後は、どーっと泣きました。

    1
    投稿日: 2012.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    クラスの中に必ずいる、「強い子のいいなりになってる子」「一人でそっぽ向いてる子」「病気で学校に来られない子」などなど、いわゆる「地味」な子達にスポットライトを当てて、学校社会の矛盾に迫った作品といえるだろう。でも底に流れるテーマは「友情」。内容は、ほんわかしていて、ほろりと泣けるようなものばかり。

    0
    投稿日: 2012.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清の作品の中で出逢ったな〜と感じたとても好きな作品の1つです。 短編連作というのは初めてだったけど、1つ1つが心にしっかりと何かを残してくれ、最後にそれらがひとつに寄り添って終わったときに涙が… 何度でも読みたいです。心がきれいになります。

    1
    投稿日: 2012.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物の心情にすごく 共感することができた ライバルが最高の親友だって 理解しがたかったけど この本を読んでやっと理解できました

    0
    投稿日: 2012.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学生、中学生のころ、確かにそうでした。毎日、学校という限られた空間、そこが自分の世界の全て。今思うととっても狭い世界で、あれこれ悩んでいたと思います。けれど、その世界に暮らす子供たちにとっては、悩みのどれもが大切なことなんですよね。特に友だちとの関係は。「本当の友だち」って何?子供たちは、そういう悩みを、繰り返し繰り返し、考えて解決することで「そんなことで悩まなくてもいいじゃん」って思えるんでしょうね。自分の小学、中学生の頃をイメージしながら、今の自分は誰かの「もこもこ雲」になれてるかなと思いながら読了しました。

    0
    投稿日: 2012.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清の本にはいつも泣かされる。 こどもの描写がわざとらしくなく、ふんわりとリアル。 子を持つ親の視点から読むと終盤は涙なしでは読めない。

    0
    投稿日: 2012.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    何気なく買った本だったのに、しっかり泣いてしまった。 子供の頃の純粋なものをそのまま文章にされた感じ。 親友って簡単に言うことすらできない、自分よりも大切な人。 恋人でもなく家族でもなく、でも何より大切な人。 そんな人との温かいつながりが色々な言葉で綴られていた。 内容は主人公を軸にその周りの人間をエピソードにした短編が連なり、最後にそれが一つの物語に集約されて完結する形式。 一話一話に小さなメッセージが入ってて、読み進めるたびに昔を思い出してジンとした。 派手さは決っしてないけど、温かいそして静かな何かを受け取る本。 私もたまには上を向いて『もこもこ雲』を探そう!!

    3
    投稿日: 2012.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    語り手がいて、登場人物を「きみ」と呼んでストーリーが展開していく。珍しい。でも「きみ」と呼ぶことで、作品全体に温かさが出てくる。すごい。てっきり短篇かと思っていたけど、恵美ちゃんを中心に周囲の人物に移って、最後に恵美ちゃんに戻ってくる。最後由香ちゃんが死ぬことは途中の流れで分かっていたけど、その場面はやっぱり泣けた。うるうる。恵美ちゃんもブンちゃんもキャラクターがよくて、親しみがわきやすい。 すごく読みやすい。軽すぎもせず、重くもなく。誰にでも薦めていきたい一冊。

    0
    投稿日: 2012.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学生の時に交通事故にあって 人生が一変した恵美ちゃんを中心とした話。 作品としては短編なのですが、 短編全てをまとめると一つの作品になるという、 重松清さんの得意な形態の作品。 相変わらず最後に全て辻褄が合う感じが凄いです。 小学生~高校生くらいの生活の中での 現実的な感情が描写されていて、怖いくらいです。 昔話風ですが、明らかに現在も小中学生の世界って こんな世の中なんだろうな~と思ってしまいます。 でも本作の主題は、タイトル通り真の友だちとは?という部分。 まあ自然体でいられるというのが重要ということなんでしょう。

    0
    投稿日: 2012.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もう、かなり昔の話なんだろうな~。 こんなこと、あの時に教えてもらえたらもっと上手く歩めたかも。だけど、あの時は絶対に理解出来ないんだろうなぁ~、今だから解かるし今だから泣けるんだと思う。 重松さんはすごいよね。 人にはいろんなツボがあると思う。 笑えるツボ。ビックリするツボ。泣けるツボ。感動するツボ。 でも、この短編は全部。 ジーンとするツボ。 こんな話、いくつ知ってるんだろう。

    0
    投稿日: 2012.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     いい作品に巡り合いました。  ほんの些細な出来事が差別やいじめに繋がり、ほんの些細なことでそれが修復するということを、改めて思い返されました。  

    0
    投稿日: 2012.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心にしみました・・・涙があふれて・・・ 和泉恵美、基哉兄弟を中心とした小学校から中学校という多感な時期の人間関係が描かれている11章からなる連作短編集です すべてのお話で主人公は違います この時彼はこう考えたがこちらの彼はいやこう考えていたんだみたいな感じでお話は進みます そして、最後の章『きみの友だち』で各章で主人公を【きみ】と呼んでいた【僕】が誰なのか明かされます とにかく 多くの方に読んでいただきたい作品です http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-68.htmlより

    0
    投稿日: 2012.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友だちって何なんだろう。 「みんな」でいるのが悪いってことはないと思う。けど、同じように、一人でいることも悪いことはないし、みんなと仲良くしなければならないわけではない。 どんな在り方でも、お互いが友だちって思えているかどうか、結局のところそこなのかなぁと思う。 色々な人の物語を通じて、人と人との付き合いの難しさや素敵さ、不確かさなどが見えてくる。

    0
    投稿日: 2012.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生のときに交通事故で足が不自由になってしまった女の子を中心に、その周りの人物にスポットをあてた短編が集まった一つのお話。語り手は第三者。最後に種明かし。 周りからどうみられているか心配したり、上手く友達とやりとりしていくために必死になったり、、、思春期の多感な時期に感じるであろうことがたっぷり詰まってる感じ。 後半、正直ちょっと”くどくど感”を感じてしまった。重松さんはたまに”くどくど”しすぎる。由香ちゃんの最期の大切な場面でも同じような脈絡のない展開が続きちょっと嫌になった。 子供たちに読んでほしい作品かも。

    0
    投稿日: 2012.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「いっしょにいても淋しくないのが友達なんだ」 多感な思春期の子供たちを細やかに描いた重松清さんの名著 細やかでやさしい心理描写が、 読むほどに心に染みてくる素晴らしい作品 うちの子も大きくなったら是非読んで欲しい そして「友だち」の意味を自らに問うてほしい。

    0
    投稿日: 2012.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    購入者:清水(2012.1.12) 友達という「キーワード」で、個人ごとに焦点をあてた短編小説です。それぞれに友達との物語があり、その重要なところに主人公がいる。その主人公を中心に最終的には「友達」が本当の(?)友達になる。 貸出:Shin(2012.3.16) 短編集かと思いきや、3章目であれ違うやん・・・。 同じ時代を生きた子供たちのそれぞれの主人公の物語でした。ちょっと今までには無かった感じです。 読み終えて、本当の主人公は一度も主人公にならならずに、雲になった彼女が主役だったような気がする。 おすすめです! 返却:仲村(2012.616) 久しぶりに胸がじ~んと熱くなる本でした。 複数の幼い「きみ」が、不器用ながらも前を向いて頑張ろうとしている物語。 自分の小学生や、中学生時代の友達のことを思い出すと、今でも連絡を取り合い、遊んでる友達との思い出が多かったです。私にとっての本当の友達。大事にしたいと思います。

    0
    投稿日: 2012.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読書入門書のようで、読みやすく、面白く、内容も濃い。身近で誰しも経験のあるような「友達」とのエピソードを悲しくも切なくも、重松清ならではの特筆すべき描写力で綴る。なぜこんなにも人の気持ちを描くのが上手いのだろう?なんでこんなにも多くの人の深層心理が分かるのだろう?作中名言「わたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友達って思う。」人それぞれに価値観があるけど、この小説を踏まえた上での価値観を改めても、全く損はしない。それくらいに実直で心に響くストーリーだ。

    1
    投稿日: 2012.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「その日のまえに」と同様の、温かい人間関係を描いた作品。 呼んでいるとやはり優しい気持ちになれる。 傑作だと思う。 ただ、最後の章でこの物語の種明かしがあるのだが、 うーんそう来るのかあ・・・と少し納得がいかなかった。 この作品にたいして、作者から見た視点と読者から見た視点とで、若干の差異が生じているのではないか・・・と煮え切らない思いもした。

    0
    投稿日: 2012.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実家の本棚からひっぱり出して再読。 この中のエピソードにもある通り、小中学校の頃はささいなことで友達との関係が毎日変化してたなぁ。苦労もあったけど、それだけ生身の感情をぶつけ合ってたってことかも。 大人になると、できるだけ感情をブラさず、フラットでありたいと思うけど、もっと素直に、もっと正直に人と関わり合いたいと改めて思えました。 学生時代のほろ苦さと清々しさを併せ持った一冊**

    0
    投稿日: 2012.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学生のときの友人関係の、あの甘酸っぱさは何だろうか?誰と友達でも、誰と一緒にご飯を食べようが、かまわないだろうが。今思えば大したことではないのだが、何故か共感してしまう。小学生は見栄のかたまり。

    0
    投稿日: 2011.12.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    児童文学?小学生高学年や中学生に課題図書で読んでもらいたいような内容。 最終章に入るまで終着点の見えなかった短編集です。 最初の章等暗くてやだなあとおもったのはどこへやら、なかなか面白くさいごの由香ちゃんの話は飛行機で読んでたにもかかわらずぼろ泣きでした。 モトくんすきだなあ

    0
    投稿日: 2011.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ともだちには、いろいろな種類がある。 遊びともだち、同級生、同僚。 趣味の仲間、飲み友だち。 ともだちの形には決まりがないことを、この作品は教えてくれるかもしれない。

    0
    投稿日: 2011.12.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読了。ある人が「きみ」についてを語る連作長編。恵美の同級生の話とブンの同級生(ひとり違うか)の話が交互に繰り広げられる。 とある事故をきっかけに足が不自由になった恵美とその「友だち」の由香。ブンとライバルで親友のモト。 語り手は各章の主人公を「きみ」と呼び、その語り手は最後まで明かされない。 誰がこれを語っているのだろうと考えながらも、各主人公が「友だち」とそして恵美との交流の中で「自分」を見出していく感じがとても面白い。 各章とも、読んでいる中で悶々としたものが最後にすぅっと解消されていく感じでありながら、暖かなものだけ心に残していき、最後にはその残ったものが一気に凝縮していく感じ・・・・さすがだなーと感じました。 私が呼んだのは文庫だったんだけど、あとがきもなかなか面白かった!!

    0
    投稿日: 2011.12.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    泣けると聞いて読んでみました。 小学生の頃って些細なことで仲間はずれにされたり悪口言ったり。 めんどくさいけど一人になるのは嫌だから我慢するしかなくて。 そんなことを思い出しながら読んだ。 結局「友だち」って何なんでしょう・・・。

    0
    投稿日: 2011.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでるうちに小学生の時のイヤな思い出いっぱい思い出したけど、やっぱり友達っていいな。あの頃の自分に言ってあげたい。 ほんとうの友達を大切にするんだよ。

    0
    投稿日: 2011.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ティーンエイジャー向けの小説に思えるが、大人が読んでも空恐ろしさを感じる。子どものいじめの世界は壮絶で、えげつない部分が大きいことを思い知らされる。

    0
    投稿日: 2011.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友達との関係って色々難しい… 私は学生時代にこんな風にあれこれ考えて 友達とつき合っていたかな、と思いながら読んだ。

    1
    投稿日: 2011.12.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校のとき、イジメの記憶を引きずって千羽鶴の章を読めなかった。 友達ってどうしたら作れるの? と思ったときに読んだ

    0
    投稿日: 2011.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集の一編々々にここまで感情移入したのは初めてでした。「ともだち」ってなんだろう。自分はいったいダレとともだちなんだろう。読みながらずっとそんなことを考えていました。

    0
    投稿日: 2011.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ともだち、という曖昧できっと 誰もが悩んでしまうことをテーマにした 小説。この小説に答えはない。 ただ、ヒントがあるだけ。 でも確かに、大切なものがわかる。 ほんとうのともだちが、少しだけ分かる。

    0
    投稿日: 2011.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本当の友達ってなんなのか? 自分は周りからどう見られてるのか? 私もよく考えてしまう。 でもそんなこと関係ない。 大事なのは自分の気持ち。 重松さんの作品はやっぱり響くものがあって、心温まるから大好き。

    0
    投稿日: 2011.11.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない……。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。(裏表紙より) 目次 〇あいあい傘 〇ねじれの位置 〇ふらふら 〇ぐりこ 〇にゃんこの目 〇別れの曲 〇千羽鶴 〇かげふみ 〇花いちもんめ 〇きみの友だち

    0
    投稿日: 2011.11.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友情の温かみ溢れるイイハナシダナー小説。 泣く 微妙な年代は友人関係に悩むもの。 こんな青春どうだろう、自分はどうだったかな、なんて考えたり。

    0
    投稿日: 2011.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清の作品の中では、最も涙を誘うものだと思う。 子どもたちに、ぜひ読んでほしい。 もちろん、これを読んだからといって、 それぞれが抱える問題が解決する、なーんてことはないけれど。 ただ、自分と同じような悩みを他の人ももっているんだ、 とか、 なんだか少し世界が広がった気がする、 とか、感じてほしい。 自分が学生時代くらいに読んだら、 ・女の子社会とか、しょーもなー ・なんだか、良いお話ばかりだな とかって思ってたんだろうな、と思う。 今は、違う。 自分中心に、せいぜい自分の隣にいる人のことまで、だけを考えていたころから、 自分より後の世代のことや、世の中のことを考えるようになった、 という意味では少しは大人になったのかしら、と思う。 (出なきゃ困るか。笑)

    1
    投稿日: 2011.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友達ってなんだろう?そんな疑問を持ったときにおススメな本だなぁと思った本でした。中学生や高校生は特に、社会人になってから読むと、良い友達を見つける参考になるかもしれないですね。

    0
    投稿日: 2011.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    僕の「きみ」への思いがあったかかった。 たくさんのきみたち。 景色が目に浮かび 微笑んだ 涙した 本当の友だちって友だちとか親友とか相棒とか呼べない。 私は私だし、あの子はあの子、それでいい。 あの子を思った。 翔ている子 そうなんだよ。

    0
    投稿日: 2011.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わった後、心にじーんと来ます。出会えて良かったと思った本です。 子どもの頃ってこんな感じだったよな、とか思いながら読みました。ぜひ中学生くらいの子に読んでほしいです。

    0
    投稿日: 2011.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心温まる作品でした。自分の周りにいる友達が、いつもよりなんだか素敵に思えてくる。もう一回読みたいなあ。でも友達に借りパクされちゃったんだよなあ。

    0
    投稿日: 2011.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「友だち」とは何なのか・・・ 子どものころを振り返らされ、今の自分の周りの人との関わりを見つめさせられる・・・。 自分は自分、友だちもまた自分とは違う一己の存在であることに気づかされるようなお話でした。

    0
    投稿日: 2011.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あらすじ。 わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

    0
    投稿日: 2011.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まで読んできた中で一番好き。断トツで好き。中学生の頃から何度読み返したことか。読むたびに号泣している、もはや好きを超えて殿堂入りした本。きっとこれ以上好きな本には出会えないと思う。

    0
    投稿日: 2011.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清って飽きそうってイメージだけで読んだことなかったけど、読んだら面白い!思春期にありそう。だから共感したり思い出したりして、恥ずかしくなったり懐かしくなったりする。同時に友だちってなんだろうって、考えさせられる。

    1
    投稿日: 2011.10.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中学1年生の頃に母親にすすめられて読んだ。 当時の私は学校の人間関係に悩まされていて、毎日「消えたい」だの「学校つまんない」だの、脳が溶けるんじゃないかってくらい悩んでました。そんな時にこれを読んだ。 世の中捨てたもんじゃないなって思った。物事の本質をちゃんとわかってる人は居るんだってことに気づかされました。若かりし頃は誰でも失敗をする。逃げられない現実に泣きたくなる。でも、ちゃんとわかってくれる友達は必ずいる。そんな思いに打ちひしがれながら、物語の後半は号泣しっぱなしでした。 小学校高学年から中学生の人達に、是非とも読んで欲しい作品。

    0
    投稿日: 2011.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「友達ってなんだっけ」 そんな疑問にヒントをくれる。 心温まる、たくさんの「友達」の話。 最後の「はないちもんめ」は号泣です。

    0
    投稿日: 2011.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いろんな人物からの『友だち』についての観点を読んでいて、自分の昔を少し思い出して 切なくなったよ。 いじめられて、いじめて、 あたしも昔は堀田ちゃんのようだったなぁ。 もこもこ雲、友だちについて悩んでる子をしっかりと見守ってくれたらいいな。

    0
    投稿日: 2011.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学校での友達づきあいは微妙な、さまざまな要因で状況が変わる。今日いじめてた子が明日にはいじめられたり。そんな友達づきあいの中で悩む子供たちを、それぞれの視点から描く。 でも結局人間関係って大人になっても変わらなくて。自分の会社での人間関係にも当てはまったりして、考えさせられる。本当の意味での友達を、一生大事にしていきたい。

    0
    投稿日: 2011.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恵美が22歳の誕生日にくれた本をやっと読みました。 小学生、中学生の友情をえみちゃんを中心にたくさんの人の目線で描いている。 もし小学生や中学生の時に読んでいたら胸が痛かったんだろうな。 堀田ちゃんらハナちゃんの要素が自分にもあると思った。 でも思い返せばまりちゃんや、しほちゃんだったこともあったと思う。 そうやってみんな大人になっていくんだなぁ、私もそうやって歩んできたんだなぁ。 心理描写が多くそれぞれに感情移入できます。 だからゆっくり一人で読むのがおすすめです 個人的にはぶんともとの話が大好き 男の子同士の熱い友情ってこんな感じなの?素敵だなぁって そしてこんな可愛い弟が欲しいです

    0
    投稿日: 2011.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    大好きな作家の一人 重松 清氏。 今回は映画化もされている「きみの友だち」を読みました。 少年・少女の一人一人を主人公にした連作長編です。 心が疲れたときには重松氏の作品を読むと癒されます。 重松氏は作品によって対象を絞っています。 この本は少年・少女が舞台です。 作品中では周りの人間の一人、友だちの一人ではなく、あくまでその人の人間自身を尊重しています。 また、死を通して「生き方」「その瞬間の大切さ」を感じました。 このような作品は学校でも是非活用してもらいたいと思いました。 おすすめの本です。

    20
    投稿日: 2011.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不思議に、温かい気持ちになりました。描かれている人物やその関係は決して生易しいものではなく、その当人には厳しく、寂しい世界であることも。それでも友だちってなに?その中で生きる自分ってなに?ということに思いをめぐらせることになります。舞台は児童・生徒期ですが、もっと広く感じます。

    0
    投稿日: 2011.09.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いい小説でした。大人も子供も人間関係には色んな悩みがあるけれど本質的なことは変わらないんじゃないだろうか。登場人物それぞれが主人公の短編小説を、長編の物語としてうまくまとめてくれている。基本切ない話だけれど終わり方がまた良い。

    0
    投稿日: 2011.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読。 たまに恵美ちゃんがものすごく羨ましくなる。 とりあえずノリで交わせばいいや、笑っとけばなんとかなるでしょ、ってとりあえず無難な関係を作ろうとする自分が嫌になる。 私は堀田ちゃんタイプなんだろう。 実は嫌われることが怖くてしかたないんだと思う。 無難な態度で接すれば、無難な友達しかできない。 そしてそれは本当に友達と呼べるのだろうか。 この本は私の教科書みたいなもの。 ずっと大切にしたい一冊です。

    0
    投稿日: 2011.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2011/914読了。 「友達」とは何か。誰しもが一度は俎上に載せたであろうこの問題をテーマにしたこの本は、自信の経験に照らし合わせてみても、子どもが、少年少女から青年へと成長していく過程での人間関係と心の変化、その核心を見事についているように思える。複雑な心情を精確に掴み、平易な言葉で表現する-そんな風に分析するのは容易だが、実際に形にするのは簡単なことではないはずだ。 そして仮に物語の閉じ方が自分好みのものではなかったとしても、「友達」というテーマをひも解く手がかりを与える、という難行を成し遂げたという評価に影響するものではない。

    0
    投稿日: 2011.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友達ってなんだろうと考えさせられる本。 こどもの小学校の教科書に「カレーライス」というお話が載っていて、うまいこと書くなぁと感心したのがきっかけで読み始めた重松清の本。 こどもにもおすすめできるような本を探していて読んだ。 ただ、ラストで「きみの」友達というタイトルの意味がわかったけれど、 そのエピソードが必要だったのか疑問に思うところもあるかな。 今、そのまっただなかにいる中学生、高校生が読むとどんな感想なのかな。

    0
    投稿日: 2011.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読んだ小説。 友だちからの何気ない一言に傷ついたり、どのグループに入るかで悩んだり、発言するにしても相手の顔色をうかがってみたり…自分が小中学生の時の悩みや友だちとの関係を久しぶりに思い出して、せつない気持ちになった。 恵美のケガや由香の病気は読んでいて辛かった。もともと怪我や病気のストーリーは苦手なので。 ブンとモトの関係はとてもステキだと思う。

    0
    投稿日: 2011.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友達って、何だろうね。 確かに、私は私で、あの子はあの子でいいじゃん。 誰其の友達だとか、そういうの無しで。

    0
    投稿日: 2011.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「近くにいないとさびしい」のがともだちではなく、「近くにいなくてもさびしくない」のがともだちだという言葉にただ、ただ感動です。主人公はそれに気が付き、「もっと」と繰り返す。 「みんな」を嫌う主人公には純粋まっすぐな『正義の味方』では持ち得ない、勇気を教わりました。

    0
    投稿日: 2011.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    懐かしかったり、ズキンと痛かったり、そんな思春期のお話。今の子どもたちって生き辛いのね。と思ったけれど、人生はもっと厳しい。その訓練中だから苦しくて当然かも。「花いちもんめ」には泣かされました。

    0
    投稿日: 2011.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きな作品、他人に対しても、自分に対しても優しい気持ちになれる。友達に悩み友達に助けられる。友達を信じ自分を信じる。 再読した時、後半から1行読む度に目が潤み、連続して読むことができなかった。多くの人に読んでほしい本

    0
    投稿日: 2011.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始めて、困ったと思った。子どもが苦しむ話はつらい。「花いちもんめ」はとてもせつなかった。予定調和的な最終章は、陳腐なような気もするけれど、こういう終わり方でないと先へ進めないと思う。

    0
    投稿日: 2011.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まで読んだ重松さんの作品の中では個人的に一番穏やかに終われた。 これまでは結構重いテーマを読んできたせいか、今回はほっこりとした。 短編集っぽくなってるのも読みやすかった(けど登場人物がたくさん出てくるので覚えておくのが意外と大変だった・・)

    0
    投稿日: 2011.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    交通事故で足が不自由になった恵美ちゃんと、生まれつき身体の弱い由香ちゃんの話。 それと、彼女たちを取り巻く人たちの話。 小中学生の悩みってたいしたことないことが多いけど、 それも、ちょっと大人になった今だからこそ分かること。 多感で繊細な彼らを涙がでるほど優しく描いてると思う。 これハッピーエンドよね?ハッピーエンドだ!

    0
    投稿日: 2011.08.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松さんらしい、優しいお話。 短編集の主人公たちをそれぞれ「きみ」と二人称で呼ぶ、 そしてそれぞれの主人公たちがみんなつながってる構成が 面白いな、と思いました。 思いがけない子が物語の主人公になっていたりして、 目立たない子、情けない子たちにスポットライトを当てる 優しい視線はさすが。重松さんの真骨頂ですね。

    1
    投稿日: 2011.08.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。重松清はやっぱすごい。 どうしてわかるのかな思春期のこどもの気持ち。 難しい年ごろの、一言ではあらわせない複雑な気持ちが描かれている。 友達ってなんだろう。 この作品を読み始めた時に湧いてきた疑問は、読み終わった時に消えていました。 答えがはっきり見つかったわけではない。 でもなんとなく分かった気がする。 ひとつひとつのエピソードに出てくる登場人物たちと同じように、恵美の言葉にはっとさせられた。 友達ってなんだろう。 それは読んでみれば分かると思います。 個人的には「マジ」の使い方がすごくひっかかった。今時の子供はこんなにマジを多用するものなのでしょうか。笑 過去の自分を重ね合わせて、胸をしめつけられたり、共感したり、頬をゆるめたり。 さらりと読めるのに心の奥を良い気持ちにさせてくれる作品だと思います。

    0
    投稿日: 2011.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    交通事故にあってから、松葉杖の生活を余儀なくされた、恵美。 そこから、友達という形を知った。一人一人は気さくだったりするけど、みんなになると、鋭い牙をむく。 そんなことから、たった一人仲良くなった由香。 二人を取り巻く同級生や弟やその友達との、暖かいお話。

    0
    投稿日: 2011.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「みんな」はいらない。 確かに、そうだなあ。 それでも、小中学生の時はそれに悩んだりするんだから、世話ないなあ、とも思う。 昔のことも、全部今なら笑える。 だけど、その時その時一生懸命で、本当のともだちってなんだろうなあって考えさせられる一冊。 今、本当の友だちはいますか?

    0
    投稿日: 2011.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わたしは「みんな」を信じない。だからあんたと一緒にいる― 裏表紙に書かれた最初の一文が衝撃的でこの本を読み始めた。 この本を読んでいると思春期のころの記憶が押し寄せてくる。 苦しかった思いも、楽しかった思いも、すべて受け入れ、認めてあげたくなる。 もし将来子どもがうまれて、ある程度大きくなったら、 この本を読んでもらいたい。 「本当の友だち」ってなんだろう。と考えるきっかけになってくれれば、 きっとそこから素敵な友だちができるに違いない。

    0
    投稿日: 2011.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友だちってなんだろう。いつも思います。みんなと仲良くしなさい、と育てられた私は、この本と早く出会いたかったな、と心から思いました。いい本は、教えてくれます。読書って、すばらしいな。重松さんを好きになったのは流星ワゴンからですが、この本も大ファンです。

    0
    投稿日: 2011.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最後まで主人公がわからず、そして最初は「きみ」について少し混乱してしまったほど。 だけど最後は納得。 そして混乱してた私もスッキリ。 友達…永遠のテーマ。 私もたくさん友達がいて、毎日遊ぶのに困らない人がいいと思ってた時期ががあった。 だけど違う。 友達ってそういうものではないことに気付いた時、一人時間が楽しめるようになった。 改めて「ともだち」について考えさせられた。

    0
    投稿日: 2011.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない...。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。 また読みたい。

    0
    投稿日: 2011.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本に出会えて、重松清と言う人を知った。 以後、重松本を買い漁るようになる。 章による構成で、章ごとに主人公は違うけど、 全体で見るとひとつに繋がっている。 最後の章は泣けた。 ともだちとはなんぞや? 心がすっとした本。

    0
    投稿日: 2011.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Yonda?くんのキーホルダー欲しさに久しぶりに本屋さんで購入。 重松清さんお得意の感じ。 語り手が誰なんだろう、とずっと不思議な思いで読んでいた。 最後なるほどーと。

    0
    投稿日: 2011.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本当に読んでよかった。 切なくあったかい「友だち」の話。 派手ではないけれど心に沁みる本だった。 最後の2章は電車の中なのに涙がこぼれた。

    0
    投稿日: 2011.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松作品は好きで結構読むのですが、この本が一番考えさせられ、沁みる作品だと思います。主人公のクールさが、かえって深みを増して人間関係の複雑さを際立たせていると思います。友達関係に悩んでいるとか、自分の子供の気持ちが分からない、と思っている親御さんにお勧めできる一冊です。 映画も観ましたが、これはこれでいいかな・・・といった感じです。

    0
    投稿日: 2011.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めての重松さん。 読書熱が再開したきっかけ。 小中学校のことを勝手にいい思い出にしてた自分に気付いた。 閉じた社会って怖いねーホントに。 冷静に考えたらあの頃に戻りたくなんてないわ。

    0
    投稿日: 2011.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んで良かった。久しぶりに電車の中で涙をこぼしてた。 早々20pで潤うとは。変に当て込んではいけないのだけど、 当を得てはいないのだけど、 ツンデレだぁ、とは思う。

    0
    投稿日: 2011.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きな小説。重松さんの作品ではもっとも好きな作品。きみの考え方、世界の見え方をもっとよく知りたくて、そして妙に魅力的で、惹かれていきます。恋する気分で読んじゃいました。 面白かったんだけど、なかなか感想が難しい。 かっこいい子もわるい子も、それぞれが主人公になって…。 うーん、そうじゃねぇなぁ。 恵美ちゃんという子が第一章の主人公なんですが、 その彼女とかかわりのある子たちがそのあとの物語を紡いでいきます。 連作長編というスタイル。 恵美ちゃんは足が不自由で、それのきっかけになった交通事故がもとで それまでの友だちづきあいができなくなるんです。 そこで、友だちというものに対する感覚が一段深くなるんです。 それで、素っ気なくて、怒ってるようなものの言い方をするようになる。 それが何故かというのは、読んでいるうちにわかってくる。 そういう大きな筋が一つありますが、それぞれの章での主人公たちの描かれ方が、 今の中学生たちや、そうだなぁ、僕が中学生だった頃も思い出しますが、 写実的というと、ちょっと違うのかもしれませんが、 行いが良いの悪いのを、通り越してというか、それ以前というか、 ばっさり斬り捨てたりしてないんですよね。 こうあるべきだとか、こうしなければならないとか、そういう示唆はありません。 読者がそれらを全部受け入れて読んでしまうようなつくりになってる。 もちろん、読者が「これは違うな」とか判別しながら読んでも良いのでしょうけれど、 まず、全部受け止めて読んでみると面白いんじゃないでしょうか。 恵美ちゃんというキャラクターが好きになったので、 最終章の締めくくり方には嫉妬を覚えますが、 あれはあれでよかったのかもしらん。そう思えたりもします。

    2
    投稿日: 2011.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この作品、とってもよかったです。 小学校ならではの多感な時期。 友達って何なんやろって考えた最初の時期。 そのときに出会っていたかった。 自分の子どもが小学校の高学年になったら読んでもらいたい本。 これがみんなの心の中の『もこもこ雲』になれば。。 重松さんの想いがたくさんつまった作品だなぁと感じました。 短編があそこまで綺麗につながった作品を初めてみました。 ラストは感動で鳥肌がたった。 ほんまの幸せって、つつましいんだなぁと思った。

    0
    投稿日: 2011.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清の本はこれで4冊目。 「その日の前に」「流星ワゴン」「小学五年生」が良かったので、中古本屋に行くときには必ずチェックするようになりました。 この本は105円で売っていたので、迷わず購入。 今まで読んだ中では、この本が一番好き。 優しい気持ちになる。 胸がいっぱいになって、そこから溢れた感情が、目から零れ落ちる。 自分の思い出と照らし合わせながら読んでいました。 読後の余韻、はんぱないです。 自分目線だけでみてしまうと、「嫌な人!」で終わっちゃう。 だけど、この本の登場人物のように、みんなそれぞれ、悩んで、苦しんで、色々な事情があっての言動なんだよね。 みんな同じ。みんな弱いから、いろんな過ちを犯してしまう。 そう思えると、人に優しくなれる気がします。 広い視野を持って、生きていきたいです。

    1
    投稿日: 2011.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは学生時代に読んでおきたかった本ですね。でも当時は受け付けなくて読めなかったかも。子供の頃の思い出したくない過去まで脳裏に浮かんできて困ってしまうが、あ~そんなことあったな~と一つ一つのエピソードに共感が持ててしまう。一人になるのが怖くて自分自身ではない性格を作り出してグループに無理に飛び込んだり、嘘をついて他の人のせいにしたりと…。素直になれない時もあったし。なんか不安なことばっかりだったな。好きだった女の子が友人と付き合ってたのを知った時にはそりゃあ~~もうry。感想は最後は感動しました。

    1
    投稿日: 2011.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中高生のときに読んでおくべきだったかなーと思うし、今読んだからこんな感慨深いのかなとも思う。 電車の中で読むべきではない。

    0
    投稿日: 2011.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始めは普通に読んでた。それなのに、途中から嗚咽する程号泣しながら読んでた。かみさんに泣き顔を見られるのが恥ずかしいから、部屋を移動して思う存分泣きながら読んだ。お姉さんの話も弟の話もどっちも涙した。電車の中でこの本読まなくてホントよかったって、思った。 この本の内容はいつか忘れるかもしれないけど、この本のタイトルは一生忘れない気がする。

    0
    投稿日: 2011.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    きみと呼ばれる、連なる短編の中の主人公たちはみんな大元の『きみ』の友達。 きみというのは恵美ちゃんであり、由香ちゃんであり、ブン、モト、そしてわたしたちでもある。 『友だち』ってなんだろう 『みんな』ってなんだろう きみと呼ばれる、あたしたちみんなが考えたことがあり、ぶつかったことがある問題だろう。 もこもこ雲を探す恵美ちゃんが、もこちゃん先生と呼ばれているかと思うと、くすぐったくてホッとする。 うつむいて顔をあげたら笑顔になる、そんな一冊。

    0
    投稿日: 2011.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友達って何? 学校の友人関係はこう考えると友達だったのだろうか? そんなこと考えさせられました。

    0
    投稿日: 2011.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重松清さんの作品で初めて読んだ本。 リアリティがすごいー 実際体験したこととか見聞きしたことない話だけどすごくわかるし共感できる!

    0
    投稿日: 2011.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱり重松清さん、良い!いろんな立場のいろんな人が抱える人間関係の問題に、苦しんで成長するお話。ちょっとしょっぱい青春ですな。あたしもこんなふうに成長できるかな。

    0
    投稿日: 2011.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昔感じていた言葉に出来ないモヤモヤを、言葉にしてくれた作品。 今更ながらに学校とかの共同生活の場所は大変な場所なんだと思わされる。 いつも間にか『みんな』が出来上がってしまい、『みんな』に合わせないと弾かれてしまう。 だけど『みんな』の内は本当の友達じゃないのかも、、、。 読みやすく共感できる事だらけの作品でした。おすすめです。

    0
    投稿日: 2011.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんで学生のうちに読まなかったんだー!!! 全てのエピソードにうんうん、と納得するし懐かしいし切ないしほっこりした。 恵美ちゃんと由香ちゃんのお話しは涙がポロポロ出たし本当に読んでよかったし、ブンとモトと三好くんみたいな友情も素敵だし、友だちって本当に大切だし、色んな形があるなと思った。 あたしも、『みんな』じゃなく、周りにいる大事な『友だち』をもっともっと大切にしよう。

    0
    投稿日: 2011.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最後の最後まで飽きずに読める。短編みたいだけど1つの物語でとても面白いです(中2女子) 短い話しが折り重なって迎える最終章に感動!電車の中で人目もはばからず泣いてしまいました。中学生には是非読んでほしい、共感できる部分がきっとあります。(杉原) とてもいい話でした。(中1女子)

    0
    投稿日: 2011.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何故若いときに読んでおかなかったんだ!と思ったよ 中高生の人に読んで欲しい本です。重松さんは、十代の内面を書かせたらピカイチですね 出てくる子の中に一人すごく共感できる子がいて、うぐぅ~ってなった。先生、胸が痛いです・・・ 「友達」という言葉自体について考えるな~ 「私は一生でたった一人いればいい」だったかな?印象的な台詞です

    0
    投稿日: 2011.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     この主人公の女の子はとっても強い子です。私の読んだ重松さんの作品ではいい意味で数少ないHappyEndの作品だと思います。

    0
    投稿日: 2011.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かつて聞いたり、見たり、感じてきた風景や感情。 その時に戻ってみたり、親・大人の立場になってみたりして読んだ。 痛かったり寂しかったりするのは、「みんな」の中にいないからじゃなく、「みんな」の中に埋もれて誰もが「自分」と向き合うことをしないからかもしれない。 「私」でいることの強さを恵美ちゃんは持っているし、その大切さを知っているのだと思った。

    0
    投稿日: 2011.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    病院に届けられた千羽鶴を広げると中には「死ね」とか書いてあってイジメは終わってなかった…というシーンが印象的。ゾッとした。

    0
    投稿日: 2011.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子供が高学年になったら、絶対読ませたい1冊。 友達ってなぁ。。。なんていろいろ思いながら読み進めてたら、由香ちゃんのお父さんのお誕生日ソングに、全部気持ちを持っていかれてしまった。泣けた(T_T)

    0
    投稿日: 2011.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱりキヨシはいい!! いろんな事の本質を見抜いてる気がする。 相変わらずキヨシの後は 1時間くらい「ふぅー」ってしてます。

    0
    投稿日: 2011.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて重松さんの小説読んだ。 人にはいろんな生き方があって、八方美人でも、一人でつんとしてても、少ない人数でこじんまりと仲が良くても、周りにへこへこしてても、それはそれでその人の生きざま。 みんなが生きたいように生きればいい。 でも、そのやり方が自分にとって本当に幸せなのか、ということは常に考えて生きていかないといけない。 思春期の友だち関係ってややこしくて面倒くさくて、それでいて恐ろしい。 この本の中に出てくる子は自分の考えをしっかり持っているから、 周囲にどんな風に見られようと、自分のやりたいように生きている。 素直にかっこいいと思ったし、見習おうと思ってしまう。 もちろん嫌われないことって重要だしいろんな人と交友関係があるのは素晴らしいこと。 でも、その中に深いつながりがないのはかなり悲しいことだなぁ。 俺はどちらかというと八方美人タイプだから気をつけないと。 でもそれって、周りに気を使うのもそれはそれで疲れるけど、それ以上に自分のことについてしっかり向き合ってこなかったからそうなるんだと思う。 さぼってたし、怖かったのかな。 自分に自信がなかったから何かを決断しても周りにすぐ流されてた。 でも最近は就活とかで自己分析をする機会も増えて、 やっぱり大切なのは自分が何を考えて大事にするのか、ってこと。 そして、考えた結果出た結論に対しては、どんなものであれ自分が必死に悩んだ結果なんだから、 全力で突き進むしかない。 それでいいんだね。 周りも大事だけど、やっぱり一番大事なのは自分がどう思うか。 自分が最高になるために一番大事なのが周囲の気持ちっていうんならそれはそれでいいと思う。 何度も書くけど、大切なのは自分自身がどう思っているか。 この本を読むと、 どんな決断をしても、自分を信じて突き進めば満足できる未来が待っている そして自分が考えた結論を信じて突き進む人たちはみんなかっこいいし、強い ってことが分かる。 大事なのは自分で悩んで必死にどうしたいか考えること。 今の自己分析はいい機会。 とりあえずこの本、勇気もらえるし、なんだかほっこりします。 こういうシビアな内容の果ての心温まるストーリー大好き。 重松さんの小説他のも探して読んでみよう。 ありがとう。

    0
    投稿日: 2011.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もー最高!! 重松清さんの作品はごひいきなので 客観的な意見は言えませんが読んで後悔は絶対にしないと 思います。小学校、中学生、高校生 全ての人が読んで感動すると思います。

    0
    投稿日: 2011.02.25